JP7284951B2 - 監視支援装置、監視支援プログラム、および記憶媒体 - Google Patents

監視支援装置、監視支援プログラム、および記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、監視支援装置、監視支援プログラム、および記憶媒体に関し、特に、屋外の使用において光や影の影響や、雨、雪、昆虫などの影響を受けず、車両の走行方向を計測する監視支援装置、監視支援プログラム、および記憶媒体に関するものである。
近年、高齢ドライバーが増加し、高速道路などでの逆走事故が増加している。この逆走の監視については、技術開発が待たれている状況である。他方、監視カメラが安価になり、多数設置され、監視装置として利用されている。
特開平10-269492号公報
特許文献1の技術は、「一方通行路に設置された複数台の車両感知器と、複数台の車両感知器の出力から走行車両の進行方向を判定する車両進行方向判定手段と、車両進行方向判定手段の判定結果から走行車両が一方通行路を逆方向に走行しているか否かを判定する逆走車両判定手段とを備える。」といったものである。これは、車両にビーコンなどの電波を発信する電波発信装置を設置したことを前提とするものである。従って、監視区間に入る全ての車両に電波発信装置を設置する必要があり、導入が困難である。
また、2次元カメラの画像で、特定の注目物(人物や子犬など)を追随する技法はあるが、2次元カメラは、屋外においては光や影の影響や、カメラと車両の間に位置する、鳥や昆虫、雨、雪などの影響で、誤検知が多く、屋外において、車両の方向を判定する技法の実用化は、達成されていない状況である。
そこで、本発明の目的は、監視支援装置、監視支援プログラム、および記憶媒体を提供することである。
上述した諸課題を解決すべく、第1の発明による、監視支援装置は、
ステレオカメラで撮影した画像を取得する取得部と、
画像内における監視面を設定する監視面設定部と、
画像内における逆走方向または順方向を設定する方向設定部と、
監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発する警報部と、
を有する。
を有することを特徴とする。
また、第2の発明による監視支援装置は、
前記警報と共に、前記注目オブジェクトが映っている画像を出力する出力部、
をさらに有する。
また、第3の発明による監視支援装置は、
前記警報部が、
注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発するに代えて、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であっても、監視面における注目オブジェクトの最大の面積が、第1基準未満の場合(ゴミ、落下物、など小さいもの、または、シートなど体積のないものとして除外する)は、警報を発しない、
ことを特徴とする。
また、第4の発明による監視支援装置は、
前記注目オブジェクトが、監視面に接触または/および通過するフレーム毎に、当該オブジェクトの監視面における輪切り状の形状を収集し、これら当該オブジェクトから3次元の注目オブジェクトを生成する3次元オブジェクト生成部を、
さらに有する。
また、第5の発明による監視支援装置は、
前記警報部が、
注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発するに代えて、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であっても、3次元の注目オブジェクトの体積が、第1基準未満の場合(ゴミ、落下物、シートなど体積のないものとして除外する)は、警報を発しない、
ことを特徴とする。
また、第6の発明による監視支援装置は、
前記警報部が、
注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発するに代えて、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合、かつ、第1基準以上、または、第1基準以上かつ第2基準未満の場合(バイク、乗用車などの第1のサイズの車両として扱う)は、第1のサイズの車両が逆走したものとして警報を発する、
ことを特徴とする監視支援装置。
また、第7の発明による監視支援装置は、
ステレオカメラで撮影した画像を取得する取得部と、
画像内において、第1の監視面および第2の監視面を設定する監視面設定部と、
画像内における逆走方向または順方向を設定する方向設定部と、
第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトが、最初に第1の監視面に接触した時間と、最初に第2の監視面に接触したときの時間差を利用して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発する警報部と、
を有する。
また、第8の発明による監視支援装置は、
第1のステレオカメラで撮影した第1の画像と、第2のステレオカメラで撮影した第2の画像とを取得する取得部と、
第1の画像内における第1の監視面と、該第1の監視面と同じ空間座標に、第2の画像内における第2の監視面と、を設定する監視面設定部と、
第1および第2の画像内における逆走方向または順方向を設定する方向設定部と、
第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発する警報部と、
を有する。
また、第9の発明による監視支援装置は、
第1のステレオカメラで撮影した第1の画像と、第2のステレオカメラで撮影した第2の画像とを取得する取得部と、
第1の画像内における第1の監視面と、該第1の監視面と同じ空間座標に、第2の画像内における第2の監視面と、を設定する監視面設定部と、
第1および第2の画像内における逆走方向または順方向を設定する方向設定部と、
第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
第1の画像の第1の監視面における注目オブジェクトと、第2の画像の第2の監視面における注目オブジェクトとをマージして、統合化注目オブジェクトを生成し、該統合化注目オブジェクトを仮想監視面に投影する投影部と、
統合化注目オブジェクトの仮想監視面における面積が、所定の閾値を越えるか否かを判定する判定部と、
注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であって、かつ、統合化注目オブジェクトの監視面における面積が、所定の閾値を越える場合に、警報を発する警報部と、
を有する。
また、第10の発明による監視支援装置は、
第1のステレオカメラで撮影した第1の画像と、第2のステレオカメラで撮影した第2の画像とを取得する取得部と、
第1の画像内における第1の監視面と、該第1の監視面と同じ空間座標に、第2の画像内における第2の監視面と、を設定する監視面設定部と、
第1および第2の画像内における逆走方向または順方向を設定する方向設定部と、
第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
第1の画像の第1の監視面における注目オブジェクトと、第2の画像の第2の監視面における注目オブジェクトとをマージして、統合化注目オブジェクトを生成し、該統合化注目オブジェクトを仮想監視面に投影する投影部と、
統合化注目オブジェクトの仮想監視面における面積(サイズ)が、第1の閾値を越えて第2の閾値以下であるか否か、または、第2の閾値を越えるか否かを判定する判定部と、
注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であって、かつ、統合化注目オブジェクトの監視面における面積が、第1の閾値を越えて第2の閾値以下である場合は、注目オブジェクトが、第1のサイズの車両(例えば、バイク、小型車両、または乗用車、など)であるという情報と共に、警報を発し、または、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であって、かつ、第2の閾値を越える場合は、注目オブジェクトが、第2のサイズの車両(例えば、トラック、バス、または大型車両など)であるという情報と共に、警報を発する警報部と、
を有する。
また、第11の発明による監視支援装置は、
第1の地点における第1のステレオカメラで撮影した第1の画像と、第2の地点における第2のステレオカメラで撮影した第2の画像とを取得する取得部と、
第1の画像内における第1の監視面と、第2の画像内における第2の監視面と、を設定する監視面設定部と、
第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
注目オブジェクトの移動方向が、第1の地点と、第2の地点との間に入る方向である場合に、当該注目オブジェクトの数を1加算し、注目オブジェクトの移動方向が、第1の地点と、第2の地点との間から出る方向である場合に、当該注目オブジェクトの数を1減算して、第1の地点と第2の地点間の注目オブジェクト数を計測する計測部と、
を有する。
上述したように本発明の解決手段を装置として説明してきたが、本発明はこれらに実質的に相当する方法、プログラム、プログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものであり、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。なお、下記の方法やプログラムの各ステップは、データの処理においては必要に応じて、CPU、DSPなどの演算処理装置を使用するものであり、入力したデータや加工・生成したデータなどを磁気テープ、HDD、メモリなどの記憶装置に格納するものである。
例えば、本発明をプログラムとして実現させた、コンピュータに実行させる第12の発明によるプログラムは、
1つまたは複数の演算処理装置を第1~11の発明に記載の監視支援装置として機能させる監視支援プログラムである。
本発明によれば、屋外の使用において光や影の影響や、雨、雪、昆虫などの影響を受けず、車両の走行方向を計測し、車両を適正に監視することが可能となる。
図1は、本発明の一実施態様による監視支援装置(システム)の概要を示すブロック図である。 図2は、本発明の一実施態様による監視支援装置を逆走監視装置として機能させたときの模式図である。 図3は、本発明の一実施態様による監視支援装置(システム)で実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図4は、本発明の一実施態様による監視支援装置を逆走監視装置として機能させたときの模式図である。 図5は、本発明の一実施態様による監視支援装置(システム)で実行される処理の一例を示すフローチャートである。 図6は、本発明の一実施態様による監視支援装置を逆走監視装置として機能させたときの模式図である。 図7は、ステレオカメラ2台を用いた統合化オブジェクトを生成する技法を説明する模式図である。 図8は、ステレオカメラ2台を用いた統合化オブジェクトを生成する技法をさらに詳細に説明する模式図である。 図9は、監視面を通過するオブジェクトの各断面からオブジェクトをモデリングする技法を説明する模式図である。 図10は、本装置により監視面に接触したモノを分類する技法を説明する模式図である。 図11は、本装置をカーカウンター(車種別車両数計測装置)として実現させた実施態様の模式図である。 図12は、本装置をカーカウンター(車種別車両数計測装置)として実現させた他の実施態様の模式図である。 図13は、車両がロータリに進入してからの車両の軌跡PW1-PW4までをトラッキングした様子を示す模式図である。
以降、諸図面を参照しながら、本発明の実施態様を詳細に説明する。
図1は、本発明の一実施態様による監視支援装置(システム)の概要を示すブロック図である。図に示すように、監視支援装置MAD1は、
ステレオカメラで撮影した画像を取得する取得部ACQ、
画像内における監視面を設定する監視面設定部MPSと、
画像内における逆走方向または順方向を設定する方向設定部DSと、
監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部MONと、
注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発する警報部WANと、
を有する。
取得部ACQ、監視面設定部MPS、方向設定部DS、監視部MON、警報部WANなどは、プロセッサなどの演算装置である制御部CONにロードされたプログラムモジュールで構成されることが好適である。
本装置は、前記警報と共に、前記注目オブジェクトが映っている画像を出力する出力部OUTとを有する。警報部WANが、出力部を兼ねてもよい。
警報部WANが、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発するに代えて、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であっても、監視面における注目オブジェクトの最大の面積が、第1基準未満の場合(ゴミ、落下物、など小さいもの、または、シートなど体積のないものとして除外する)は、警報を発しない。本構成によれば、ゴミ、落下物、など小さいもの、または、シートなどを適正に除外して誤警報を防止することが可能である。
制御部CONは、
注目オブジェクトが、監視面に接触または/および通過するフレーム毎に、当該オブジェクトの監視面における輪切り状の形状を収集し、これら当該オブジェクトから3次元の注目オブジェクトを生成する3次元オブジェクト生成部GENを、さらに有する。
また、警報部WANが、
注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発するに代えて、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であっても、3次元の注目オブジェクトの体積が、第1基準未満の場合(ゴミ、落下物、シートなど体積のないものとして除外する)は、警報を発しない、ことも可能である。本構成によれば、ゴミ、落下物、など小さいもの、または、シートなどの薄くほぼ体積のないノイズとなる物体を適正に除外して誤警報を防止することが可能である。
また、警報部WANは、
注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発するに代えて、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合、かつ、第1基準以上、または、第1基準以上かつ第2基準未満の場合(バイク、乗用車などの第1のサイズの車両として扱う)は、第1のサイズの車両が逆走したものとして警報を発する。本構成によれば、逆走車両のサイズを分類して警報を出すことが可能となる。
また、監視支援装置MAD1は、入力部IN、出力部OUT、通信部COM、記憶部STR、および、表示部DISを有する。また、監視支援装置MAD1は、通信部COM、ネットワークNETを介して、道路、経路などを撮影するステレオカメラMC1、MC2と接続し、画像を取得する。また、監視支援装置MAD1は、通信部COM、ネットワークNETを介して、携帯端末PDA1と接続し、情報のやり取りが可能である。出力部OUTは、プリンタPRNや電子掲示板EB1に本装置に格納される情報や生成された情報を出力することができる。表示部DISも、本装置に格納される情報や生成された情報を表示することができる。入力部INは、マウスMUSやキーボードKBDを介して入力される操作指示や情報入力を受け付け、受け付けた情報やデータを取得部ACQに渡す。記憶部STRには、第1-3基準の数値や当該基準の車種情報を格納する基準情報STDと、モデリングオブジェクトと比較される車両オブジェクトとその車種名を含む、車両情報CIとが格納される。
制御部に含まれる各機能部は、制御部のメモリ空間に読み込まれたプログラムモジュールによって実現することが好適である。通常は、記憶部或いはウェブサイトから、プロセッサを本装置の各部として機能させるソフトウェアをダウンロードして、PCにインストールして起動することで、PCが、本装置として動作する。なお、制御部に設けた各機能部は、機能上一定のまとまりのあるステップを1つにまとめたものに過ぎず、複数の機能部を1つの機能部にしたり、その一部を他の機能部に組み入れたり、他の独立した機能部に分割したりすることが可能である。
このように、生成・抽出した情報や中間データおよび取得したデータを外部に送信したり、表示部に表示したり、生成・抽出した情報や中間データおよび取得したデータなどを記憶部に格納したりすることは、後述する他の実態態様でも同様に可能であることに注意されたい。なお、本装置は、汎用コンピュータ、特定用途コンピュータ、サーバ、PC、スマートフォンなどの携帯端末などのコンピュータ、或いは、本装置の機能や処理手順(方法)をコンピュータ上で実現(実行)するプログラムモジュールをコンピュータが持つCPUや記憶部に保持したり、外部のサーバやストレージから読み込んだりすることで、コンピュータ上に本装置を構築することが好適であり、後続の各実施態様においても同様である。また、各機能部は、ネットワークで接続された別個のコンピュータや装置に分散させてもよい。また、複数の機能部を1つにしたり、処理ステップの一部を他の機能部にさせたりするような形態でもよい。
図2は、本発明の一実施態様による監視支援装置を逆走監視装置として機能させたときの模式図である。図に示すように、道路RDを通過する車両VHがあるとする。道路RDを通過する車両VHを撮影するステレオカメラCM1の画像内において、車両の逆走方向DIRを設定し、画像内において、さらに、監視面VFを設定する。本装置は、車両が監視面VFに触れるたびに、逆走方向か否かを上述した技法で判定する。逆走と判定された場合は、が逆走方向に設置された電子掲示板EB1に、当該車両の画像と、逆走である旨の警告表示をする。
図3は、本発明の一実施態様による監視支援装置(システム)で実行される処理の一例を示すフローチャートである。図に示すように、ステップS11にて、監視面を設定する。監視面は、車両が通過する道路を横切る鉛直の平面とすることが好適である。ステップS12では、逆走方向(または順方向でもよい)を設定する。そして、ステップS13にて、画像を取得する。ステップS14にて、監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める。そして、ステップS15にて、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向であるか否か、または、順方向の逆であるか否かを判定する。ステップS15の判定条件を満たす場合、即ち、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、ステップS16に進み、警報を発する。警報の際は、掲示板などに、当該車両の画像を表示したり、当該画像の車種やナンバーを音声で流したりなども可能である。判定を満たさない場合は、ステップS13の処理に戻る。なお、格納ステップは、一回実施しておけば、その情報が変更されるまでは再実施する必要はない。或いは、格納ステップは、当該情報を格納したROMやフラッシュメモリを装置やコンピュータに搭載することで不要となる。
図4は、本発明の一実施態様による監視支援装置を逆走監視装置として機能させたときの模式図である。図に示すように、道路RDを通過する車両VHがあるとする。道路RDを通過する車両VHを撮影するステレオカメラCM1の画像内において、車両の逆走方向DIRを設定し、画像内において、さらに、監視面VF1と監視面VF2とを設定する。本装置は、車両が監視面VFに触れるたびに、逆走方向か否かを上述した技法で判定する。具体的には、第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトが、最初に第1の監視面に接触した時間と、最初に第2の監視面に接触したときの時間差を利用して、注目オブジェクトの移動方向を求める。逆走と判定された場合は、が逆走方向に設置された電子掲示板EB1に、当該車両の画像と、逆走である旨の警告表示をする。本構成によれば、監視面が2つあるため、方向判定が簡易となり、さらに、2枚の監視面により、シートや段ボールなどの飛来物の接触を排除可能になる。即ち、誤警報を抑止できる。飛来物は、各接触面で、接触する際の形状が著しく変わるため、そのようなものを排除可能となる。
図5は、本発明の一実施態様による監視支援装置(システム)で実行される処理の一例を示すフローチャートである。図に示すように、ステップS21にて、第1および第2の監視面を設定する。監視面は、車両が通過する道路を横切る鉛直の平面とすることが好適である。ステップS22では、逆走方向(または順方向でもよい)を設定する。そして、ステップS23にて、画像を取得する。ステップS24にて、第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトが、最初に第1の監視面に接触した時間と、最初に第2の監視に接触したときの時間差を利用して、注目オブジェクトの移動方向を求める。そして、ステップS25にて、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向であるか否か、または、順方向の逆である否かを判定する。ステップS25の判定条件を満たす場合は、ステップS26に進み、警報を発する。警報の際は、掲示板などに、当該車両の画像を表示したり、当該画像の車種やナンバーを音声で流したりするなども可能である。判定条件を満たさない場合は、ステップS23の処理に戻る。
図6は、本発明の一実施態様による監視支援装置を逆走監視装置として機能させたときの模式図である。図に示すように、道路RDを通過する車両VHがあるとする。道路RDを通過する車両VHを撮影するステレオカメラCM1の画像内において、車両の逆走方向DIRを設定し、画像内において、さらに、監視面VF1を設定する。本構成では、さらに、道路RDを挟んでステレオカメラCM1に対向する位置に置かれたステレオカメラCM2の画像内においても、同様に車両の逆走方向DIRを設定し、画像内において、さらに、監視面VF2を設定する。監視面VF1と監視面VF2とは、空間座標としては、同じ位置に設定する。即ち、同じ監視面を異なる位置から監視するのが、本構成の特徴の1つである。本装置は、車両が監視面VF1、VF2に触れるたびに、逆走方向か否かを上述した技法で判定する。逆走と判定された場合は、が逆走方向に設置された電子掲示板EB1に、当該車両の画像と、逆走である旨の警告表示をする。本構成の利点の1つは、1つのカメラでは、カメラと被写体(逆走車)との間を通過する鳥や昆虫などで視界が遮られ、検出漏れが発生する恐れを解消することである。ステレオカメラCM1の視界が鳥などで塞がれた場合であっても、同時にステレオカメラCM2の視界が同時に塞がれる可能性は非常に低いため、検出漏れを確実に防止することが可能である。
図7は、ステレオカメラ2台を用いた統合化オブジェクトを生成する技法を説明する模式図である。この場合は、以下のような構成の監視支援装置を使用する。
監視支援装置は、
第1のステレオカメラで撮影した第1の画像と、第2のステレオカメラで撮影した第2の画像とを取得する取得部と、
第1の画像内における第1の監視面と、該第1の監視面と同じ空間座標に、第2の画像内における第2の監視面と、を設定する監視面設定部と、
第1および第2の画像内における逆走方向または順方向を設定する方向設定部と、
第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
第1の画像の第1の監視面における注目オブジェクトと、第2の画像の第2の監視面における注目オブジェクトとをマージして、統合化注目オブジェクトを生成し、該統合化注目オブジェクトを仮想監視面に投影する投影部と、
統合化注目オブジェクトの仮想監視面における面積が、所定の閾値を越えるか否かを判定する判定部と、
注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であって、かつ、統合化注目オブジェクトの監視面における面積が、所定の閾値を越える場合に、警報を発する警報部と、
を有する。
図に示すように、小型車両に監視面に触れた場合、ステレオカメラCM1では、第1の画像の第1の監視面VF1における注目オブジェクトAO1を認識する。同様に、監視面VF1と同じ平面の空間座標に設置された監視面VF2でも小型車両に監視面に触れたことを認識する。即ち、ステレオカメラCM2では、第2の画像の第2の監視面VF2における注目オブジェクトAO2を認識する。そして、投影部が、第1の画像の第1の監視面における注目オブジェクトと、第2の画像の第2の監視面における注目オブジェクトとをマージして、統合化注目オブジェクトを生成し、その統合化注目オブジェクトIAO1を仮想監視面MVFIに投影する。この技法の利点は、2つのステレオカメラが、異なるアングルから同一平面の監視面を監視しているため、1つのステレオカメラが捉えられない物体の輪郭、物体全体などを、他の1つのステレオカメラで撮影することが可能であり、それぞれのカメラで捉えたオブジェクトをマージすることで、物体のほぼ完全な輪郭を認識することが可能となる。
図8は、ステレオカメラ2台を用いた統合化オブジェクトを生成する技法をさらに詳細に説明する模式図である。図に示すように、監視面VF1では、物体の上辺SDT1、右辺SDR1のみを認識することが可能である。他方、監視面VF2では、物体の上辺SDT2、右辺SDL1のみを認識することが可能である。そして、本装置は、これら各辺をマージして、統合化注目オブジェクトを生成し、その統合化注目オブジェクトIAO2を仮想監視面MVFIに投影する。この技法によって、監視面に接触を開始したときから、途中の接触面の大きさを正確に把握することが可能となり、監視面に接触する物体を推定することが可能となる。即ち、監視面を通過中のオブジェクトは、監視カメラから近い2辺(上の辺と、横の片側の面)しか、認識できない。そこで、本技法のように、2つの別方向からのカメラの監視面画像をマージすることで、監視面通過中のオブジェクトの監視面における正確な断面を推定・把握できる、
図9は、監視面を通過するオブジェクトの各断面からオブジェクトをモデリングする技法を説明する模式図である。これは、本装置に、注目オブジェクトが、監視面に接触または/および通過するフレーム毎に、当該オブジェクトの監視面における輪切り状の形状を収集し、これら当該オブジェクトから3次元の注目オブジェクトを生成する3次元オブジェクト生成部を設けることで実現できる。図に示すように、本装置は、シーンSN1では、監視面VF1に車両VH1のノーズ(先端部分)が接触していることを認識する。このシーンSN1は、仮想監視面VFI1に注目オブジェクトAO1が投影される形式に変換される。同様に、本装置は、シーンSN2では、監視面VF1に車両VH1のボディ(中間部分)が接触していることを認識する。このシーンSN2は、仮想監視面VFI2に注目オブジェクトAO2が投影される形式に変換される。そして、本装置は、シーンSN3では、監視面VF1に車両VH1のテール(後端部分)が接触していることを認識する。このシーンSN3は、仮想監視面VFI3に注目オブジェクトAO3が投影される形式に変換される。作図と説明の便宜上、中間のシーンが1つだけであるが、これは、例えば、60フレーム/秒で撮影した場合は、車両の速度にもよるが、1つの車両が監視面を通過するシーンは10数個に及び、車両の断面(即ち、注目オブジェクト)は、10数個投影される。最終的には、これら注目オブジェクトAO1-3と、推定した車両速度(例えば、フレーム間の時間と、フレーム間における注目オブジェクトの移動距離に基づき速度を求める)に基づき、モデリングオブジェクトMDOを生成する。このモデリングオブジェクトMDOは、記憶部に格納済みの車種データベースと比較・参照して、車種が特定される。この場合は、小型車両でA社のモデルxx1と推定される。1秒あたりのフレーム数を多くすればするほど、より精度が高いモデリングオブジェクトを生成できる。また、この例では、1つのステレオカメラで撮影したものであるが、もちろん2つのステレオカメラで撮影したものでも、本技法を適用させることが可能である。
図10は、本装置により監視面に接触したモノを分類する技法を説明する模式図である。図に示すように、処理IST01では、監視面におけるモノの接触面積を求める。次に、処理IST02では、監視面でのオブジェクトの面積(またはモデリングオブジェクト)を求める、または、面積から、オブジェクトの大きさを推定する。次に、処理IST03ではオブジェクトの大きさ(または面積や体積)と、基準とを比
較する。基準とは、記憶部に格納された数値であり、第1基準、第2基準、第3基準とがあり、以下のように設定されている。
第1基準未満:ゴミ、落下物、鳥、小動物など
第1基準以上、第2基準未満:バイク、自転車
第2基準以上、第3基準未満:小型車両{乗用車など}
第3基準以上:大型車両(トラック、バスなど)
なお、各基準の数値は、面積でも、体積でもよい。
この例では、第1基準未満のもの(図示するように「ゴミ」など)は、処理IST04に進み、警報は発しない。第1基準以上、第2基準未満のもの(図示するように「バイク」など)は、処理IST05に進み、バイクとして警報を出す。第2基準以上、第3基準未満のもの(図示するように小型車両など)は、処理IST06に進み、小型車両(乗用車など)として発報する。そして、第3基準以上のもの(大型車両など)は、処理IST07に進み、大型車両(トラック、バスなど)として発報する。このように、本装置は、逆走したモノを大まかな車種別に分類することが可能である。
図11は、本装置をカーカウンター(車種別車両数計測装置)として実現させた実施態様の模式図である。これは、以下のような装置構成で実現できる。
監視支援装置は、
第1の地点における第1のステレオカメラで撮影した第1の画像と、第2の地点における第2のステレオカメラで撮影した第2の画像とを取得する取得部と、
第1の画像内における第1の監視面と、第2の画像内における第2の監視面と、を設定する監視面設定部と、
第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
注目オブジェクトの移動方向が、第1の地点と、第2の地点との間に入る方向である場合に、当該注目オブジェクトの数を1加算し、注目オブジェクトの移動方向が、第1の地点と、第2の地点との間から出る方向である場合に、当該注目オブジェクトの数を1減算して、第1の地点と第2の地点間の注目オブジェクト数を計測する計測部と、
を有する。
図に示すように、高速道路のパーキングエリアPAの進入経路にステレオカメラCM1を設置し、そこに監視面VF1を設定し、PAに入る方向の車両をカウントする(数値をCT1とする)。同様に、パーキングエリアPAの退出経路にステレオカメラCM2を設置し、そこに監視面VF2を設定し、PAから出る方向の車両をカウントする(数値をCT2とする)。そして、以下の式でPAに滞留している車両数を計測する。
PAに滞留している車両数=CT1-CT2
本装置は、車両の大きさ別、即ち、車種別の計測も可能であるため、車種別に滞留数を計測することが可能である。この場合には、車種別の滞留数から、PAの車種別の駐車スペースの使用率を推定することが可能であり、この情報をPA以前の本線の掲示板に表示することが可能である。これによって、せっかく寄ったPAに、自分の運転する車種の駐車スペースがないといった状況を防止することが可能となる。また、これは、駅のロータリでも、この技法は適用可能である。
この例では、車両VH2、VH3、VH4が、監視面VF1を通過して進入している。
CTT1=3
そして、VH4が、監視面VF2を通過してPAから外に出ている。
CT2=1
よって、PA滞留車両数=CT1-CT2
=3-1
=2台
となる。
図に示すように、カーカウンターCCNT1に、車種別の「現在の車両数」、「本日の累計車両数」などを記録して、表示部に表示したり、記憶部に格納したりすることが可能である。
図12は、本装置をカーカウンター(車種別車両数計測装置)として実現させた他の実施態様の模式図である。装置構成は、とくに言及しない限り、図11の説明でしたものとほぼ同様である。追加の装置は、ロータリROTを俯瞰できる俯瞰カメラBCMである。これについては、図13を参照して後で説明する。図12でも、カーカウンターCCNT2に、車種別の「現在の車両数」、「本日の累計車両数」などを記録して、表示部に表示したり、記憶部に格納したりすることが可能である。
図13は、車両がロータリに進入してからの車両の軌跡PW1-PW4までをトラッキングした様子を示す模式図である。俯瞰カメラBCMは、ロータリに進入してきた車両を、進入から退出まで、1台ずつ、トラッキングするためのものである。図13に示すように、車両VH3-1は、軌跡PW1を通って、位置PT1に移動する。そして、車両VH3-1は、位置PT1から軌跡PW2を通って、位置PT2に移動している様子を記録できる。そして、車両VH3-1は、位置PT2から軌跡PW3を通って、位置PT3に移動し、さらに、軌跡PW4を通って、位置PT4を経て、ロータリから退出している。このように、本装置は、リアルタイムまたは事後に、各車両のロータリ滞留時の移動や駐車の様子を記録し、分析することが可能である。なお、本実施態様では、1つの車両をトラッキングしたが、複数の車両や、種類の異なる車両(例えば、バイクとトラックなど)を同時にトラッキングすることも可能である。図に示すように、カーカウンターCCNT3に、車種別の「現在の車両数」、「本日の累計車両数」などを記録して、表示部に表示したり、記憶部に格納したりすることが可能である。さらに、車種別の「現在の平均滞留時間」、「本日の平均滞留時間」などを記録して、表示部に表示したり、記憶部に格納したりすることが可能である。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各部、各ステップなどに含まれる処理や機能などは論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の手段/部やステップなどを1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。或いは、本発明による装置、方法、プログラムなどの一部の構成要素、機能、処理、ステップなどを遠隔地のサーバなどに配置することも可能であることに注意されたい。
ACQ…取得部
AO1…注目オブジェクト
AO2…注目オブジェクト
AO3…注目オブジェクト
CI…車両情報
CM1…ステレオカメラ
CM2…ステレオカメラ
COM…通信部
CON…制御部
DIR…逆走方向
DIS…表示部
DS…方向設定部
EB1…電子掲示板
GEN…次元オブジェクト生成部
IAO1…統合化注目オブジェクト
IAO2…統合化注目オブジェクト
IN…入力部
IST01…処理
IST02…処理
IST03…処理
IST04…処理
IST05…処理
IST06…処理
IST07…処理
KBD…キーボード
MAD1…監視支援装置
MC1…ステレオカメラ
MDO…モデリングオブジェクト
MON…監視部
MPS…監視面設定部
MUS…マウス
MVFI…仮想監視面
NET…ネットワーク
OUT…出力部
PA…パーキングエリア
PDA1…携帯端末
PRN…プリンタ
RD…道路
S11…ステップ
S12…ステップ
S13…ステップ
S14…ステップ
S15…ステップ
S16…ステップ
S21…ステップ
S22…ステップ
S23…ステップ
S24…ステップ
S25…ステップ
S26…ステップ
SDL1…右辺
SDR1…右辺
SDT1…上辺
SDT2…上辺
SN1…シーン
SN2…シーン
SN3…シーン
STD…基準情報
STR…記憶部
VF…監視面
VF1…監視面
VF2…監視面
VFI1…仮想監視面
VFI2…仮想監視面
VFI3…仮想監視面
VH…車両
VH1…車両
VH2…車両
WAN…警報部

Claims (16)

  1. ステレオカメラで撮影した画像を取得する取得部と、
    画像内における監視面を設定する監視面設定部と、
    画像内における逆走方向または順方向を設定する方向設定部と、
    監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
    注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発する警報部と、を有し、
    前記警報部が、
    注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発するに代えて、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であっても、監視面における注目オブジェクトの最大の面積及び3次元の注目オブジェクトの体積のいずれかが、第1基準未満の場合は、警報を発せず、
    前記監視面における前記注目オブジェクトの最大の面積は、時間経過とともに変化する前記監視面における前記注目オブジェクトの面積のうち最大となるものであり、
    前記3次元の注目オブジェクトの体積は、時間の経過とともに得られる前記監視面における前記注目オブジェクトの輪切り状の形状を収集して得られた前記注目オブジェクトの体積である
    監視支援装置。
  2. 請求項1に記載の監視支援装置において、
    前記警報と共に、前記注目オブジェクトが映っている画像を出力する出力部、
    をさらに有する監視支援装置。
  3. 請求項1または2に記載の監視支援装置において、
    前記注目オブジェクトが、監視面に接触または/および通過するフレーム毎に、当該オブジェクトの監視面における輪切り状の形状を収集し、これら当該オブジェクトから前記3次元の注目オブジェクトを生成する3次元オブジェクト生成部を、
    さらに有する監視支援装置。
  4. 請求項3に記載の監視支援装置において、
    前記警報部が、
    注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発するに代えて、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合、かつ、第1基準以上、または、第1基準以上かつ第2基準未満の場合は、第1のサイズの車両が逆走したものとして警報を発する、
    ことを特徴とする監視支援装置。
  5. ステレオカメラで撮影した画像を取得する取得部と、
    画像内において、第1の監視面および第2の監視面を設定する監視面設定部と、
    画像内における逆走方向または順方向を設定する方向設定部と、
    第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトが、最初に第1の監視面に接触した時間と、最初に第2の監視面に接触したときの時間差を利用して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
    注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発する警報部と、を有し、
    前記警報部が、
    注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発するに代えて、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であっても、監視面における注目オブジェクトの最大の面積及び3次元の注目オブジェクトの体積のいずれかが、第1基準未満の場合は、警報を発せず、
    前記監視面における前記注目オブジェクトの最大の面積は、時間経過とともに変化する前記監視面における前記注目オブジェクトの面積のうち最大となるものであり、
    前記3次元の注目オブジェクトの体積は、時間の経過とともに得られる前記監視面における前記注目オブジェクトの輪切り状の形状を収集して得られた前記注目オブジェクトの体積である
    監視支援装置。
  6. 第1のステレオカメラで撮影した第1の画像と、第2のステレオカメラで撮影した第2の画像とを取得する取得部と、
    第1の画像内における第1の監視面と、該第1の監視面と同じ空間座標に、第2の画像内における第2の監視面と、を設定する監視面設定部と、
    第1および第2の画像内における逆走方向または順方向を設定する方向設定部と、
    第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
    注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発する警報部と、を有し、
    前記警報部が、
    注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合に、警報を発するに代えて、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であっても、監視面における注目オブジェクトの最大の面積及び3次元の注目オブジェクトの体積のいずれかが、第1基準未満の場合は、警報を発せず、
    前記監視面における前記注目オブジェクトの最大の面積は、時間経過とともに変化する前記監視面における前記注目オブジェクトの面積のうち最大となるものであり、
    前記3次元の注目オブジェクトの体積は、時間の経過とともに得られる前記監視面における前記注目オブジェクトの輪切り状の形状を収集して得られた前記注目オブジェクトの体積である
    監視支援装置。
  7. 第1のステレオカメラで撮影した第1の画像と、第2のステレオカメラで撮影した第2の画像とを取得する取得部と、
    第1の画像内における第1の監視面と、該第1の監視面と同じ空間座標に、第2の画像内における第2の監視面と、を設定する監視面設定部と、
    第1および第2の画像内における逆走方向または順方向を設定する方向設定部と、
    第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
    第1の画像の第1の監視面における注目オブジェクトと、第2の画像の第2の監視面における注目オブジェクトとをマージして、統合化注目オブジェクトを生成し、該統合化注目オブジェクトを仮想監視面に投影する投影部と、
    統合化注目オブジェクトの仮想監視面における面積が、所定の閾値を越えるか否かを判定する判定部と、
    注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であって、かつ、統合化注目オブジェクトの監視面における面積が、所定の閾値を越える場合に、警報を発する警報部と、
    を有する監視支援装置。
  8. 第1のステレオカメラで撮影した第1の画像と、第2のステレオカメラで撮影した第2の画像とを取得する取得部と、
    第1の画像内における第1の監視面と、該第1の監視面と同じ空間座標に、第2の画像内における第2の監視面と、を設定する監視面設定部と、
    第1および第2の画像内における逆走方向または順方向を設定する方向設定部と、
    第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
    第1の画像の第1の監視面における注目オブジェクトと、第2の画像の第2の監視面における注目オブジェクトとをマージして、統合化注目オブジェクトを生成し、該統合化注目オブジェクトを仮想監視面に投影する投影部と、
    統合化注目オブジェクトの仮想監視面における面積が、第1の閾値を越えて第2の閾値以下であるか否か、または、第2の閾値を越えるか否かを判定する判定部と、
    注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であって、かつ、統合化注目オブジェクトの監視面における面積が、第1の閾値を越えて第2の閾値以下である場合は、注目オブジェクトが、第1のサイズの車両であるという情報と共に、警報を発し、または、注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合であって、かつ、第2の閾値を越える場合は、注目オブジェクトが、第2のサイズの車両であるという情報と共に、警報を発する警報部と、
    を有する監視支援装置。
  9. 第1の地点における第1のステレオカメラで撮影した第1の画像と、第2の地点における第2のステレオカメラで撮影した第2の画像とを取得する取得部と、
    第1の画像内における第1の監視面と、第2の画像内における第2の監視面と、を設定する監視面設定部と、
    第1または第2の監視面に接触したオブジェクトを注目オブジェクトとして設定し、該注目オブジェクトと、当該画像の前または後の少なくとも1つのフレームの注目オブジェクトとの空間座標を比較して、注目オブジェクトの移動方向を求める監視部と、
    注目オブジェクトの移動方向が、第1の地点と、第2の地点との間に入る方向である場合に、当該注目オブジェクトの数を1加算し、注目オブジェクトの移動方向が、第1の地点と、第2の地点との間から出る方向である場合に、当該注目オブジェクトの数を1減算して、第1の地点と第2の地点間の注目オブジェクト数を計測する計測部と、
    を有する監視支援装置。
  10. 前記注目オブジェクトは、車両である
    請求項9記載の監視支援装置。
  11. 前記第1の地点は、パーキングエリアにおける前記車両の進入経路上の地点であり、
    前記第2の地点は、前記パーキングエリアにおける前記車両の退出経路上の地点である
    請求項10記載の監視支援装置。
  12. 前記計測部は、前記注目オブジェクト数として、前記パーキングエリアに滞留する前記車両の車両数を計測する
    請求項11記載の監視支援装置。
  13. 前記計測部は、前記注目オブジェクト数として、前記パーキングエリアに滞留する前記車両の車種別の車両数を計測する
    請求項11記載の監視支援装置。
  14. 前記注目オブジェクトの移動方向が、逆走方向である場合、または、順方向の逆である場合、警報を発する警報部、を更に有する
    請求項10記載の監視支援装置。
  15. 1つまたは複数の演算処理装置を請求項1~14に記載の監視支援装置として機能させる監視支援プログラム。
  16. 請求項15に記載の監視支援プログラムを格納したコンピュータ可読な記憶媒体。
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