JP7283819B1 - 駆動回路、制御方法、およびプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】正常動作の範囲を逸脱する可能性を低減させることのできる駆動回路を提供する。【解決手段】駆動回路は、差動増幅器と、負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させる第1回路と、前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させる第2回路と、を備える。【選択図】図4

Description

本開示は、駆動回路、制御方法、およびプログラムに関する。
近年、LED(Light Emitting Diode)は、さまざまな分野で使用されている。特許文献1には、関連する技術として、LEDを駆動する回路に関する技術が開示されている。
特開2012-164746号公報
ところで、一般的に、差動増幅器に負帰還を掛けずに動作させる場合、差動増幅器の出力電圧が上限または下限に固定され、差動増幅器が正常な動作範囲から逸脱する。例えば、特許文献1の図1に示される駆動回路では、LEDが消灯状態の時、トランジスタMN1がオフとなり、オペアンプ1の入力電圧Vsが低下してフィードバックが掛かっていない状態となっている。この駆動回路では、電流検出器2とスイッチSW2と電流源I2とによってトランジスタMN1のゲート電圧の立ち上がりを加速することで、消灯から点灯に遷移する時間を短縮する手段が講じられている。しかしながら、オペアンプ1の動作点が正常動作の範囲外からフィードバックが掛かって正常動作の範囲内に戻る時間は、短縮されるものではない。つまり、特許文献1に記載の発明では、正常動作の範囲外となる状態が存在するため、LEDが消灯から点灯状態に遷移(切り替え)する時間が長くなってしまう。
そこで、駆動回路において、正常動作の範囲を逸脱する可能性を低減させることのできる技術が求められている。
本開示の各態様は、上記の課題を解決することのできる駆動回路、制御方法、およびプログラムを提供することを目的の1つとしている。
上記目的を達成するために、本開示の一態様によれば、駆動回路は、差動増幅器と、負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させる第1回路と、前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させる第2回路と、を備え、前記第1回路は、前記負荷に電流を流す場合にオン状態になり、前記負荷に電流を流さない場合にオフ状態になる第1スイッチを備える。
上記目的を達成するために、本開示の別の態様によれば、駆動回路は、差動増幅器と、負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させる第1回路と、前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させる第2回路と、を備え、前記第2回路は、前記負荷に電流を流す場合にオフ状態になり、前記負荷に電流を流さない場合にオン状態になる第2スイッチを備える。
上記目的を達成するために、本開示の別の態様によれば、制御方法は、差動増幅器と、第1スイッチを備える第1回路と、第2回路と、を備える駆動回路が実行する制御方法であって、負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させることと、前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させることと、を含み、前記第1スイッチは、前記負荷に電流を流す場合にオン状態になり、前記負荷に電流を流さない場合にオフ状態になる。
上記目的を達成するために、本開示の別の態様によれば、制御方法は、差動増幅器と、第1回路と、第2スイッチを備える第2回路と、を備える駆動回路が実行する制御方法であって、負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させることと、前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させることと、を含み、前記第2スイッチは、前記負荷に電流を流す場合にオン状態になり、前記負荷に電流を流さない場合にオフ状態になる。
上記目的を達成するために、本開示の別の態様によれば、プログラムは、差動増幅器と、負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させ、第1スイッチを有する第1回路と、前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させ、第2スイッチを有する第2回路と、を備える駆動回路に、前記負荷に電流を流す場合に前記第1スイッチをオン状態にし、前記負荷に電流を流さない場合に前記第1スイッチをオフ状態にすること、を実行させる。
上記目的を達成するために、本開示の別の態様によれば、プログラムは、差動増幅器と、負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させ、第1スイッチを有する第1回路と、前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させ、第2スイッチを有する第2回路と、を備える駆動回路に、前記負荷に電流を流す場合に前記第2スイッチをオフ状態にし、前記負荷に電流を流さない場合に前記第2スイッチをオン状態にすること、を実行させる。
本開示の各態様によれば、正常動作の範囲を逸脱する可能性を低減させることができる。
本開示の一実施形態による駆動回路の構成の一例を示す図である。 本開示の一実施形態による駆動回路の処理フローの第1の例を示す図である。 本開示の一実施形態による駆動回路の処理フローの第2の例を示す図である。 本開示の実施形態による駆動回路1の最小構成を示す図である。 本開示の実施形態による最小構成の駆動回路1の処理フローの一例を示す図である。 少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
以下、図面を参照しながら実施形態について詳しく説明する。
<実施形態>
図1は、本開示の一実施形態による駆動回路1の構成の一例を示す図である。駆動回路1は、図1に示すように、差動増幅器10、負荷回路20(負荷の一例)、カレントミラー30、LED(Light Emitting Diode)100、第1回路120、および第2回路130を備える。駆動回路1は、LED100を発光させる回路であり、正常動作の範囲を逸脱する可能性を低減させることができる回路である。
第1回路120は、負荷回路20に電流が流れている場合、負荷回路20に印加される電圧を差動増幅器10の反転端子に帰還させる。第1回路120は、図1に示すように、スイッチ40(第1スイッチの一例)、出力回路60、および反転回路90を備える。
第2回路130は、負荷回路20に電流が流れていない場合、負荷回路20に印加される電圧とは異なる電圧を差動増幅器10の反転端子に帰還させる。第2回路130は、図1に示すように、スイッチ50(第2スイッチの一例)、出力回路70、およびインピーダンス回路110を備える。
差動増幅器10は、図1に示すように、N(Negative)チャンネルMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)101、102、103、P(Positive)チャンネルMOSFET104、105を備える。以下、NチャンネルMOSFETをNMOSトランジスタ、PチャンネルMOSFETをPMOSトランジスタと呼ぶ。
NMOSトランジスタ101のゲートには、基準電圧Vrefが印加される。NMOSトランジスタ101のソースは、NMOSトランジスタ102のソース、およびNMOSトランジスタ103のソースに接続される。NMOSトランジスタ101のドレインは、PMOSトランジスタ104のドレイン、PMOSトランジスタ104のゲート、およびPMOSトランジスタ105のゲートに接続される。NMOSトランジスタ102のドレインは、NMOSトランジスタ103のドレイン、およびPMOSトランジスタ105のドレインに接続される。PMOSトランジスタ104のソースは、PMOSトランジスタ105のソースに接続される。PMOSトランジスタ104のソースには、電圧VDDが印加される。なお、NMOSトランジスタ102のドレインは、差動増幅器10の出力である。この差動増幅器10の出力電圧をVoとする。なお、差動増幅器10において、PMOSトランジスタ104、105は、アクティブ負荷を構成している。そのため、差動増幅器10は、非常に高い利得(例えば、100000倍)を有する。
負荷回路20は、例えば抵抗値R2を有する抵抗である。負荷回路20の第1端子は、グラウンドGNDに接続される。負荷回路20の第2端子は、NMOSトランジスタ102のゲートに接続される。後述するように、スイッチ40がオン状態になり負荷回路20に電流Iloadが流れた場合のNMOSトランジスタ102のゲートにおける電圧をVs2とする。
カレントミラー30は、図1に示すように、NMOSトランジスタ301およびNMOSトランジスタ302を備える。図1に示すように、NMOSトランジスタ301のソースは、グラウンドGND、およびNMOSトランジスタ302のソースに接続される。また、NMOSトランジスタ301のゲートは、NMOSトランジスタ301のドレイン、およびNMOSトランジスタ302のゲートに接続される。また、NMOSトランジスタ302のドレインは、NMOSトランジスタ101のソースに接続される。カレントミラー30のNMOSトランジスタ301およびNMOSトランジスタ302には、NMOSトランジスタ301のチャンネル長L1とNMOSトランジスタ302のチャンネル長L2とが等しい場合、NMOSトランジスタ301のチャンネル幅W1とNMOSトランジスタ302のチャンネル幅W2の比に応じた電流が流れる。具体的には、NMOSトランジスタ302に流れる電流は、NMOSトランジスタ301に流れる電流の(W2/W1)倍となる。このNMOSトランジスタ302に流れる電流は、差動増幅器10のテール電流となる。
スイッチ40は、反転回路90によって信号Sigが反転した信号により、オン状態とオフ状態とが制御される。信号Sigは、Highレベルの信号またはLowレベルの信号である。スイッチ40は、例えばNMOSトランジスタである。スイッチ40がNMOSトランジスタである場合、スイッチ40のドレインは、PMOSトランジスタ104のソースに接続される。なお、スイッチ40がオン状態の場合にスイッチ40に流れる電流をIloadとする。
スイッチ50は、信号Sigにより、オン状態とオフ状態とが制御される。スイッチ50は、例えばNMOSトランジスタである。
出力回路60は、図1に示すように、NMOSトランジスタ601およびキャパシタ602を備える。NMOSトランジスタ601は、バッファ回路であり、差動増幅器10から負荷回路20へ供給される電流の供給能力を増大させる。キャパシタ602は、駆動回路1の位相を補償する。図1に示すように、NMOSトランジスタ601のソースは、キャパシタ602の第1端子、およびNMOSトランジスタ102のゲートに接続される。また、NMOSトランジスタ601のゲートは、キャパシタ602の第2端子、およびNMOSトランジスタ102のドレインに接続される。また、NMOSトランジスタ601のドレインは、スイッチ40のソースに接続される。
出力回路70は、図1に示すように、NMOSトランジスタ701およびキャパシタ702を備える。NMOSトランジスタ701は、バッファ回路であり、差動増幅器10からインピーダンス回路110へ供給される電流の供給能力を増大させる。キャパシタ702は、駆動回路1の位相を補償する。図1に示すように、NMOSトランジスタ701のソースは、キャパシタ702の第1端子、およびNMOSトランジスタ103のゲートに接続される。また、NMOSトランジスタ701のゲートは、キャパシタ702の第2端子、およびNMOSトランジスタ102のドレインに接続される。また、NMOSトランジスタ701のドレインは、スイッチ50のソースに接続される。
電流源80は、一定の電流Irefを流す。電流源80は、例えば抵抗である。図1に示すように、電流源80の第1端子は、PMOSトランジスタ104のソースに接続される。また、電流源80の第2端子は、NMOSトランジスタ301のドレインに接続される。
反転回路90は、信号Sigを反転させた信号を生成し、生成した信号を出力する。反転回路90は、例えばNMOSトランジスタのドレインとPMOSトランジスタのドレインとを接続させたコンプリメンタリーMOSトランジスタから成るインバータである。図1に示すように、反転回路90の第1端子は、スイッチ50のゲートに接続される。また、反転回路90の第2端子は、スイッチ40のゲートに接続される。反転回路90の第1端子には、信号Sigが印加される。
LED100は、順方向に電圧が印加された場合、発光する。図1に示すように、LED100のアノードは、電源に接続される。また、LEDのカソードは、スイッチ50のドレインに接続される。例えば、スイッチ50がオン状態の場合、LED100は、順方向に電流Iledを流し、発光する。また、例えば、スイッチ50がオフ状態の場合、LED100は、順方向には電流を流さず、発光しない。
インピーダンス回路110は、動作時に、差動増幅器10に負帰還が掛かるように実現される。インピーダンス回路110は、例えば抵抗値R1を有する抵抗である。なお、インピーダンス回路110のインピーダンスが負荷回路20のインピーダンスよりも大きい場合、インピーダンス回路110が動作している間の単位時間当たりの消費電力を、負荷回路20が動作している間の単位時間当たりの消費電力よりも低減させることができる。図1に示すように、インピーダンス回路110の第1端子は、NMOSトランジスタ301のソースに接続される。また、インピーダンス回路110の第2端子は、NMOSトランジスタ103のゲートに接続される。なお、スイッチ50がオン状態になり、インピーダンス回路110に電流Iledが流れる場合のNMOSトランジスタ103のゲート電圧をVs1とする。
なお、上述のキャパシタ602およびキャパシタ702は、常に必要であるとは限らない。上述の接続により、NMOSトランジスタ102のゲートと、負荷回路20の第2端子と、NMOSトランジスタ601のソースと、キャパシタ602の第1端子とが接続される。そのうち、NMOSトランジスタ102のゲートだけを前述の接続から外し、NMOSトランジスタ102のゲートを入力とし、負荷回路20の第2端子と、NMOSトランジスタ601のソースと、キャパシタ602の第1端子とを出力とした場合のオープンループにおいて、利得余裕および位相余裕を検証することにより、キャパシタ602の静電容量を決定すればよい。また、上述の接続により、NMOSトランジスタ102のゲートと、インピーダンス回路110の第2端子と、NMOSトランジスタ701のソースと、キャパシタ702の第1端子とが接続される。そのうち、NMOSトランジスタ102のゲートだけを前述の接続から外し、NMOSトランジスタ102のゲートを入力とし、インピーダンス回路110の第2端子と、NMOSトランジスタ701のソースと、キャパシタ702の第1端子とを出力とした場合のオープンループにおいて、利得余裕および位相余裕を検証することにより、キャパシタ702の静電容量を決定すればよい。よって、上述の利得余裕および位相余裕が十分である場合には、キャパシタ602やキャパシタ702は不要となる。
また、スイッチ40、50それぞれのオン状態およびオフ状態は、駆動回路1が後述するコンピュータ5を備え、そのコンピュータ5によって制御されるものであってよい。
次に、本開示の一実施形態による駆動回路1が行う処理について説明する。図2は、本開示の一実施形態による駆動回路1の処理フローの第1の例を示す図である。図3は、本開示の一実施形態による駆動回路1の処理フローの第2の例を示す図である。ここでは、図1に示した駆動回路1において、信号SigによりLED100の点灯および消灯を制御する処理について説明する。
(信号SigがHighレベルの信号である場合)
まず、図2を参照して、駆動回路1が行うLED100を点灯させる処理について説明する。信号SigがHighレベルの信号である場合、スイッチ40はオフ状態になり、スイッチ50はオン状態になる(ステップS1)。したがって、LED100には電流Iledが流れ、LED100は点灯する(ステップS2)。電流Iledは、インピーダンス回路110により、電圧Vs1に変換される。そして、電圧Vs1は、差動増幅器10の反転入力端子であるNMOSトランジスタ103のゲートに入力される。また、スイッチ40はオフ状態であるため、負荷回路20には電流が流れない。よって、差動増幅器10のもう1つの反転入力端子であるNMOSトランジスタ102のゲートには、0ボルト(すなわち、GNDレベルの電圧)が入力される。その結果、差動増幅器10が非常に高い利得を有しているため、差動増幅器10において、NMOSトランジスタ101のゲートと、NMOSトランジスタ103のゲートとで、仮想接地が成り立つ。つまり、この状態では、差動増幅器10に負帰還が掛かり、NMOSトランジスタ103のゲート電圧Vs1は、NMOSトランジスタ101のゲート電圧Vrefと等電圧に制御される(ステップS3)。
よって、上述したように、信号SigがHighレベルの信号である場合、LED100が点灯し、インピーダンス回路110に流れる電流Iledは、NMOSトランジスタ101のゲート電圧Vrefをインピーダンス回路110で除算する例えば式(1)のように表される。
Figure 0007283819000002
なお、式(1)における抵抗値R1は、インピーダンス回路110のインピーダンスの一例である。
また、NMOSトランジスタ102のゲートは0ボルトである。すなわち、負荷回路20に印加される電圧Vs2は0ボルトである。そのため、電流Iloadは、電圧Vs2を負荷回路20のインピーダンスで除算することにより、0アンペアとなる。
(信号SigがLowレベルの信号である場合)
次に、図3を参照して、駆動回路1が行うLED100を消灯させる処理について説明する。信号SigがLowレベルの信号である場合、スイッチ40はオン状態になり、スイッチ50はオフ状態になる(ステップS11)。したがって、LED100には電流Iledが流れず、LED100は消灯する(ステップS12)。また、この場合、インピーダンス回路110には電流が流れない。よって、差動増幅器10の反転入力端子であるNMOSトランジスタ103のゲートには、0ボルトが入力される。また、スイッチ40はオン状態であるため、負荷回路20には電流Iloadが流れる。その結果、差動増幅器10が非常に高い利得を有しているため、差動増幅器10において、NMOSトランジスタ101のゲートと、NMOSトランジスタ102のゲートとで、仮想接地が成り立つ。つまり、この状態では、差動増幅器10に負帰還が掛かり、NMOSトランジスタ102のゲート電圧Vs2は、NMOSトランジスタ102のゲート電圧Vrefと等電圧に制御される(ステップS13)。
よって、上述したように、信号SigがLowレベルの信号である場合、LED100が消灯し、負荷回路20に流れる電流Iloadは、NMOSトランジスタ102のゲート電圧Vrefを負荷回路20のインピーダンスで除算する例えば式(2)のように表される。
Figure 0007283819000003
なお、式(2)における抵抗値R2は、負荷回路20のインピーダンスの一例である。
また、NMOSトランジスタ103のゲートは0ボルトである。すなわち、インピーダンス回路110に印加される電圧Vs1は0ボルトである。そのため、電流Iledは、電圧Vs1をインピーダンス回路110のインピーダンスで除算することにより、0アンペアとなる。
(利点)
上述のように、駆動回路1では、信号SigがHighレベルの信号である場合、つまり、LED100が点灯する場合であっても、信号SigがLowレベルの信号である場合、つまり、LED100が消灯する場合であっても、差動増幅器10の反転入力端子の一方に負帰還が掛かる。そのため、駆動回路1では、負帰還が掛からない状態を回避することができる。つまり、駆動回路1により、正常動作の範囲を逸脱する可能性を低減させることができる。
図4は、本開示の実施形態による駆動回路1の最小構成を示す図である。駆動回路1は、図4に示すように、差動増幅器10、第1回路120、および第2回路130を備える。第1回路120は、負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器10の反転端子に帰還させる。第2回路130は、前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させる。
図5は、本開示の実施形態による最小構成の駆動回路1の処理フローの一例を示す図である。次に、本開示の実施形態による最小構成の駆動回路1の処理について図5を参照して説明する。
第1回路120は、負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器10の反転端子に帰還させる(ステップS101)。第2回路130は、前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させる(ステップS102)。
以上、本開示の実施形態による最小構成の駆動回路1について説明した。この駆動回路1により、正常動作の範囲を逸脱する可能性を低減させることができる。
なお、本開示の実施形態における処理は、適切な処理が行われる範囲において、処理の順番が入れ替わってもよい。
本開示の実施形態について説明したが、上述の駆動回路1、その他の制御装置は内部に、コンピュータシステムを有していてもよい。そして、上述した処理の過程は、プログラムの形式でコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムをコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。コンピュータの具体例を以下に示す。
図6は、少なくとも1つの実施形態に係るコンピュータの構成を示す概略ブロック図である。
コンピュータ5は、図6に示すように、CPU6、メインメモリ7、ストレージ8、インターフェース9を備える。
例えば、上述の駆動回路1、その他の制御装置のそれぞれは、コンピュータ5に実装される。そして、上述した各処理部の動作は、プログラムの形式でストレージ8に記憶されている。CPU6は、プログラムをストレージ8から読み出してメインメモリ7に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU6は、プログラムに従って、上述した各記憶部に対応する記憶領域をメインメモリ7に確保する。
ストレージ8の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、半導体メモリ等が挙げられる。ストレージ8は、コンピュータ5のバスに直接接続された内部メディアであってもよいし、インターフェース9または通信回線を介してコンピュータ5に接続される外部メディアであってもよい。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ5に配信される場合、配信を受けたコンピュータ5が当該プログラムをメインメモリ7に展開し、上記処理を実行してもよい。少なくとも1つの実施形態において、ストレージ8は、一時的でない有形の記憶媒体である。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現してもよい。さらに、上記プログラムは、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるファイル、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であってもよい。
本開示のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例であり、開示の範囲を限定しない。これらの実施形態は、開示の要旨を逸脱しない範囲で、種々の追加、省略、置き換え、変更を行ってよい。
1・・・駆動回路
5・・・コンピュータ
6・・・CPU
7・・・メインメモリ
8・・・ストレージ
9・・・インターフェース
10・・・差動増幅器
20・・・負荷回路
30・・・カレントミラー
40、50・・・スイッチ
60、70・・・出力回路
80・・・電流源
90・・・反転回路
100・・・LED
101、102、103、301、302・・・NMOSトランジスタ
104、105・・・PMOSトランジスタ
110・・・インピーダンス回路
120・・・第1回路
130・・・第2回路
601、701・・・バッファ回路

Claims (8)

  1. 差動増幅器と、
    負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させる第1回路と、
    前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させる第2回路と、
    を備え
    前記第1回路は、
    前記負荷に電流を流す場合にオン状態になり、前記負荷に電流を流さない場合にオフ状態になる第1スイッチを備える、
    駆動回路。
  2. 前記第2回路は、
    前記負荷に電流を流す場合にオフ状態になり、前記負荷に電流を流さない場合にオン状態になる第2スイッチを備える、
    請求項1に記載の駆動回路。
  3. 差動増幅器と、
    負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させる第1回路と、
    前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させる第2回路と、
    を備え、
    前記第2回路は、
    前記負荷に電流を流す場合にオフ状態になり、前記負荷に電流を流さない場合にオン状態になる第2スイッチを備える
    動回路。
  4. 前記第2回路は、
    インピーダンスを有するインピーダンス回路を備え、前記インピーダンス回路に印加される電圧を前記反転端子に帰還させる、
    請求項1から請求項3の何れか一項に記載の駆動回路。
  5. 差動増幅器と、第1スイッチを備える第1回路と、第2回路と、を備える駆動回路が実行する制御方法であって、
    負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させることと、
    前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させることと、
    を含み、
    前記第1スイッチは、
    前記負荷に電流を流す場合にオン状態になり、前記負荷に電流を流さない場合にオフ状態になる、制御方法。
  6. 差動増幅器と、第1回路と、第2スイッチを備える第2回路と、を備える駆動回路が実行する制御方法であって、
    負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させることと、
    前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させることと、
    を含み、
    前記第2スイッチは、
    前記負荷に電流を流す場合にオン状態になり、前記負荷に電流を流さない場合にオフ状態になる、制御方法。
  7. 差動増幅器と、負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させ、第1スイッチを有する第1回路と、前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させ、第2スイッチを有する第2回路と、を備える駆動回路に、
    前記負荷に電流を流す場合に前記第1スイッチをオン状態にし、前記負荷に電流を流さない場合に前記第1スイッチをオフ状態にすること、
    実行させるプログラム。
  8. 差動増幅器と、負荷に電流が流れている場合、前記負荷に印加される電圧を前記差動増幅器の反転端子に帰還させ、第1スイッチを有する第1回路と、前記負荷に電流が流れていない場合、前記負荷に印加される電圧とは異なる電圧を前記反転端子に帰還させ、第2スイッチを有する第2回路と、を備える駆動回路に、
    前記負荷に電流を流す場合に前記第2スイッチをオフ状態にし、前記負荷に電流を流さない場合に前記第2スイッチをオン状態にすること、
    を実行させるプログラム。
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