JP7283416B2 - 走行支援装置、走行支援方法、および走行支援プログラム - Google Patents

走行支援装置、走行支援方法、および走行支援プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7283416B2
JP7283416B2 JP2020028411A JP2020028411A JP7283416B2 JP 7283416 B2 JP7283416 B2 JP 7283416B2 JP 2020028411 A JP2020028411 A JP 2020028411A JP 2020028411 A JP2020028411 A JP 2020028411A JP 7283416 B2 JP7283416 B2 JP 7283416B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
lane change
degree
driving support
spread
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020028411A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021133689A (ja
Inventor
章 伊藤
徳和 杉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2020028411A priority Critical patent/JP7283416B2/ja
Priority to CN202080097286.3A priority patent/CN115151466A/zh
Priority to PCT/JP2020/047955 priority patent/WO2021166426A1/ja
Publication of JP2021133689A publication Critical patent/JP2021133689A/ja
Priority to US17/819,202 priority patent/US20220379894A1/en
Application granted granted Critical
Publication of JP7283416B2 publication Critical patent/JP7283416B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W30/00Purposes of road vehicle drive control systems not related to the control of a particular sub-unit, e.g. of systems using conjoint control of vehicle sub-units
    • B60W30/18Propelling the vehicle
    • B60W30/18009Propelling the vehicle related to particular drive situations
    • B60W30/18163Lane change; Overtaking manoeuvres
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W50/00Details of control systems for road vehicle drive control not related to the control of a particular sub-unit, e.g. process diagnostic or vehicle driver interfaces
    • B60W50/0097Predicting future conditions
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B62LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
    • B62DMOTOR VEHICLES; TRAILERS
    • B62D6/00Arrangements for automatically controlling steering depending on driving conditions sensed and responded to, e.g. control circuits
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/09Arrangements for giving variable traffic instructions
    • GPHYSICS
    • G08SIGNALLING
    • G08GTRAFFIC CONTROL SYSTEMS
    • G08G1/00Traffic control systems for road vehicles
    • G08G1/16Anti-collision systems
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2554/00Input parameters relating to objects
    • B60W2554/40Dynamic objects, e.g. animals, windblown objects
    • B60W2554/406Traffic density
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60WCONJOINT CONTROL OF VEHICLE SUB-UNITS OF DIFFERENT TYPE OR DIFFERENT FUNCTION; CONTROL SYSTEMS SPECIALLY ADAPTED FOR HYBRID VEHICLES; ROAD VEHICLE DRIVE CONTROL SYSTEMS FOR PURPOSES NOT RELATED TO THE CONTROL OF A PARTICULAR SUB-UNIT
    • B60W2554/00Input parameters relating to objects
    • B60W2554/80Spatial relation or speed relative to objects

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automation & Control Theory (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Human Computer Interaction (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Traffic Control Systems (AREA)
  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)

Description

この明細書における開示は、自車両の車線変更を支援する走行支援の技術に関する。
特許文献1には、自車両の車線変更を制御する装置が開示されている。この装置は、車線変更先の他車両同士の車間距離が閾値以上である場合に、車線変更可能であると判定して、車線変更を実行する。
特開2019-217829号公報
特許文献1の装置では、他車両同士の車間距離が、車線変更前に予め閾値以上確保されていなければ、車線変更可能であると判定されない。このため、特許文献1の装置は、他車両同士の車間距離が比較的短い車線に対して、車線変更を容易に実施できない虞がある。
開示される目的は、車線変更を容易に実行可能な走行支援装置、走行支援方法、および走行支援プログラムを提供することである。
この明細書に開示された複数の態様は、それぞれの目的を達成するために、互いに異なる技術的手段を採用する。また、特許請求の範囲およびこの項に記載した括弧内の符号は、ひとつの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例であって、技術的範囲を限定するものではない。
開示された走行支援装置のひとつは、車線変更先の車線を走行する複数の他車両の間へ割り込む自車両(A)の車線変更を支援する走行支援装置であって、
自車両の割り込みに対する他車両間の車間距離の広がり度合を予測し、広がり度合に基づいて車線変更の許否を判定する予測部(130)と、
車線変更の許可判定が下された場合には、車線変更を実行する車線変更軌道(T1)を決定し、車線変更の禁止判定が下された場合には、車線変更を中断する中断軌道(T2)を決定する軌道決定部(140)と、
車線変更の必要度が許容範囲内か否かを判定する必要度判定部(110)と、
を備え、
予測部は、必要度が許容範囲内であると判定された場合には、広がり度合に基づく車線変更の許否の判定を中断し、車線変更の開始時における、他車両間の車間距離または他車両と自車両との間の衝突余裕時間に基づいて、車線変更の許否判定を実行する。
開示された走行支援方法のひとつは、車線変更先の車線を走行する複数の他車両の間へ割り込む自車両(A)の車線変更を支援するために、プロセッサ(102)により実行される走行支援方法であって、
自車両の割り込みに対する他車両間の車間距離の広がり度合を予測し、広がり度合に基づいて車線変更の許否を判定する予測プロセス(S50)と、
車線変更の許可判定が下された場合には、車線変更を実行する車線変更軌道(T1)を決定し、車線変更の禁止判定が下された場合には、車線変更を中断する中断軌道(T2)を決定する軌道決定プロセス(S80,S90)と、
車線変更の必要度が許容範囲内か否かを判定する必要度判定プロセス(S20)と、
を含み、
予測プロセスでは、必要度が許容範囲内であると判定された場合には、広がり度合に基づく車線変更の許否の判定を中断し、車線変更の開始時における、他車両間の車間距離または他車両と自車両との間の衝突余裕時間に基づいて、車線変更の許否判定を実行する(S65)
開示された走行支援プログラムのひとつは、車線変更先の車線を走行する複数の他車両間へ割り込む自車両(A)の車線変更を支援するために、プロセッサ(102)に実行させる命令を含む走行支援プログラムであって、
命令は、
自車両の割り込みに対する他車両間の車間距離の広がり度合を予測し、広がり度合に基づいて車線変更の許否を判定させる予測プロセス(S50)と、
車線変更の許可判定が下された場合には、車線変更を実行する車線変更軌道(T1)を決定させ、車線変更の禁止判定が下された判定された場合には、車線変更を中断する中断軌道(T2)を決定させる軌道決定プロセス(S80,S90)と、
車線変更の必要度が許容範囲内か否かを判定させる必要度判定プロセス(S20)と、
を含み、
予測プロセスでは、必要度が許容範囲内であると判定された場合には、広がり度合に基づく車線変更の許否の判定を中断させ、車線変更の開始時における、他車両間の車間距離または他車両と自車両との間の衝突余裕時間に基づいて、車線変更の許否判定を実行させる(S65)
これらの開示によれば、自車両の割り込みに対する他車両間の車間距離の広がりが予測された上で、車線変更の実行または中断が判断される。故に、車線変更開始前の車間距離が比較的短い場合であっても、車線変更が許可されやすい。以上により、車線変更を容易に実行可能な走行支援、走行支援方法、および走行支援プログラムが提供され得る。
走行支援装置を含むシステムを示す図である。 走行支援装置が有する機能の一例を示すブロック図である。 アグレッシブ度に応じた車間距離の時間変化の違いを示すグラフである。 アグレッシブ度に応じた速度の時間変化の違いを示すグラフである。 広がり度合の予測の方法の一例を説明するための図である。 広がり度合の予測の方法の一例を説明するための図である。 走行支援装置が実行する走行支援方法の一例を示すフローチャートである。 許否判定の処理の詳細を示すフローチャートである。
(第1実施形態)
第1実施形態の走行支援装置について、図1~図8を参照しながら説明する。第1実施形態の走行支援装置は、自車両Aに搭載された電子制御装置である走行支援ECU100によって提供される。自車両Aは、自動運転機能および高度運転支援機能の少なくとも一方を有している。走行支援ECU100は、自車両Aの周辺の移動体の挙動を予測し、予測結果に基づいて自車両Aの走行を支援する。走行支援ECU100は、図1に示すように、ロケータ10、周辺監視ECU20、車速センサ30、車載通信器40および車両制御ECU50と通信バス等を介して接続されている。
ロケータ10は、複数の取得情報を組み合わせる複合測位により、自車位置情報等を生成する。ロケータ10は、GNSS(Global Navigation Satellite System)受信機11、慣性センサ12、地図データベース(以下、地図DB)13、およびロケータECU14を備えている。GNSS受信機11は、複数の測位衛星からの測位信号を受信する。慣性センサ12は、自車両Aに作用する慣性力を検出するセンサである。慣性センサ12は、例えば3軸ジャイロセンサおよび3軸加速度センサを備えており、自車両Aに作用する角速度および加速度を検出する。
地図DB13は、不揮発性メモリであって、リンクデータ、ノードデータ、地形、構造物等の地図情報を格納している。地図情報は、例えば、地形および構造物の特徴点の点群からなる三次元地図である。なお、三次元地図は、REM(Road Experience Management)によって撮像画像をもとに生成されたものであってもよい。また、地図情報には、道路標識情報、交通規制情報、道路工事情報、および気象情報等が含まれていてもよい。地図DB13に格納された地図情報は、車載通信器40にて受信される最新の情報に基づいて、定期的または随時に更新される。
ロケータECU14は、プロセッサ、メモリ、入出力インターフェース、およびこれらを接続するバス等を備えたマイクロコンピュータを主体として含む構成である。ロケータECU14は、GNSS受信機11で受信する測位信号、地図DB13の地図データ、および慣性センサ12の計測結果を組み合わせることにより、自車両Aの位置(以下、自車位置)を逐次測位する。自車位置は、例えば緯度経度の座標で表される構成とすればよい。なお、自車位置の測位には、自車両Aに搭載された車速センサ30から逐次出力される信号から求めた走行距離を用いる構成としてもよい。地図データとして、道路形状および構造物の特徴点の点群からなる三次元地図を用いる場合、ロケータECU14は、GNSS受信機11を用いずに、この三次元地図と、周辺監視センサ25での検出結果とを用いて、自車位置を特定する構成としてもよい。ロケータECU14は、自車位置情報、自車両Aの加速度情報、自車両A周辺の地図情報等を、走行支援ECU100へと逐次提供する。
周辺監視ECU20は、プロセッサ、メモリ、入出力インターフェース、これらを接続するバスを備えるマイクロコンピュータを主体として構成され、メモリに格納された制御プログラムを実行することで各種の処理を実行する。周辺監視ECU20は、周辺監視センサ25から検出結果を取得し、当該検出結果に基づいて自車の走行環境を認識する。
周辺監視センサ25は、自車両Aの周辺環境を監視する自律センサであり、地物の特徴点の点群を検出するLiDAR(Light Detection and Ranging/Laser Imaging Detection and Ranging)、および自車両Aの前方を含んだ所定範囲を撮像する周辺監視カメラ等を含む。また、周辺監視センサ25は、ミリ波レーダおよびソナー等を含んでいてもよい。
周辺監視ECU20は、例えば、LiDARから取得した点群画像や周辺監視カメラから取得した撮像画像等を解析処理することで、自車両Aの周辺に存在する他車両の有無およびその位置、速度等を認識する。周辺監視ECU20は、以上の他車両に関する情報を、他車両情報として走行支援ECU100へと逐次提供する。
車載通信器40は、自車両Aに搭載される通信モジュールである。車載通信器40は、LTE(Long Term Evolution)および5G等の通信規格に沿ったV2N(Vehicle to cellular Network)通信の機能を少なくとも有しており、自車両Aの周囲の基地局との間で電波を送受信する。車載通信器40は、路車間(Vehicle to roadside Infrastructure,以下「V2I」)通信および車車間(Vehicle to Vehicle,以下「V2V」)通信等の機能をさらに有していてもよい。なお、車載通信器40は、V2V通信によって他車両情報を取得し、走行支援ECU100へと提供してもよい。車載通信器40は、V2N通信により、クラウドと車載システムとの連携(Cloud to Car)を可能にする。車載通信器40の搭載により、自車両Aは、インターネットに接続可能なコネクテッドカーとなる。
車両制御ECU50は、自車両Aの加減速制御および操舵制御を行う電子制御装置である。車両制御ECU50としては、操舵制御を行う操舵ECU、加減速制御を行うパワーユニット制御ECUおよびブレーキECU等がある。車両制御ECU50は、自車両Aに搭載された舵角センサ、車速センサ30等の各センサから出力される検出信号を取得し、電子制御スロットル、ブレーキアクチュエータ、EPS(Electric Power Steering)モータ等の各走行制御デバイスへ制御信号を出力する。車両制御ECU50は、後述の軌道計画を走行支援ECU100から取得し、当該軌道計画に応じた自動運転または高度運転支援を実現するように、各走行制御デバイスを制御する。
走行支援ECU100は、上述の各構成要素からの情報に基づき、自車両Aの車線変更を支援する。走行支援ECU100は、メモリ101、プロセッサ102、入出力インターフェース、およびこれらを接続するバス等を備えたコンピュータを主体として含む構成である。プロセッサ102は、演算処理のためのハードウェアである。プロセッサ102は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)およびRISC(Reduced Instruction Set Computer)-CPU等のうち、少なくとも一種類をコアとして含む。
メモリ101は、コンピュータにより読み取り可能なプログラムおよびデータ等を非一時的に格納または記憶する、例えば半導体メモリ、磁気媒体および光学媒体等のうち、少なくとも一種類の非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)である。メモリ101は、後述の走行支援プログラム等、プロセッサ102によって実行される種々のプログラムを格納している。
プロセッサ102は、メモリ101に格納された走行支援プログラムに含まれる複数の命令を、実行する。これにより走行支援ECU100は、車線変更先の車線を走行する他車両間へ割り込む自車両Aの車線変更を支援するための機能部を、複数構築する。このように走行支援ECU100では、メモリ101に格納されたプログラムが複数の命令をプロセッサ102に実行させることで、複数の機能部が構築される。具体的に、走行支援ECU100には、図2に示すように、要否判定部110、位置設定部120、許否判定部130、および軌道計画部140等の機能部が構築される。
要否判定部110は、車線変更の要否を判定する。具体的には、要否判定部110は、目的地までの走行ルート、自車両Aの周辺の地図情報、および自車両Aの周辺の他車両情報等に基づいて、現在の走行シーンが車線変更の必要なシーンか否かを判定する。
例えば、要否判定部110は、現在の車線では目的地へ到達できないまたは遠回りになるシーン(到達困難シーン)にて、車線変更が必要であると判定する。到達困難シーンには、交差点での右折が必要な状況で右折車線以外の車線を走行しているシーン、分岐路において目的地と異なる方面へ向かう車線を走行しているシーン、高速道路からの退出時に出口車線に隣接していない車線を走行しているシーン等が含まれる。加えて、要否判定部110は、合流車線を走行している合流シーンにて車線変更が必要であると判定する。さらに、要否判定部110は、工事、事故、障害物の存在等により現在車線での走行継続が制限される制限シーンにて、車線変更が必要であると判定する。また、要否判定部110は、現在車線の前方に低速の他車両が存在する追い越しシーンにて、車線変更が必要であると判定する。
加えて、要否判定部110は、車線変更が必要であると判定した場合に、当該車線変更の必要度が許容範囲内であるか否かを判定する。具体的には、要否判定部110は、現在の走行シーンの種類が到達困難シーン、合流シーン、制限シーンのいずれかである場合に、車線変更の必要度が許容範囲外であると判定する。一方で、要否判定部110は、現在の走行シーンが追い越しシーンである場合には、必要度が許容範囲内であると判定する。換言すれば、要否判定部110は、車線変更しないと目的地への到着が困難となる、または走行自体の継続が困難となる場合に、必要度が許容範囲外であると判定する。要否判定部110は、車線変更の要否の判定結果、および必要と判定した場合の必要度の判定結果を、位置設定部120へと逐次提供する。要否判定部110は、「必要度判定部」の一例である。
位置設定部120は、他車両間の広がり度合の予測開始位置を設定する。具体的には、位置設定部120は、車線変更先の車線(変更先車線)を走行している他車両情報を取得し、車線変更後の自車両Aの先行車および後続車となる他車両を決定する。換言すれば、位置設定部120は、自車両Aが車線変更により進入する車線変更先スペースを決定する。位置設定部120は、例えば、周辺監視センサ25の検出範囲において最も大きい車間距離を確保している2台の他車両を、車線変更後の先行車および後続車とすればよい。
また、位置設定部120は、決定した後続車について、アグレッシブ度aを推定する。アグレッシブ度aは、車間距離の変化に対して反応する他車両の挙動特性を示す指標である。具体的には、アグレッシブ度aは、他車両が目標とすると想定される車間距離(目標車間距離)に対して、実際の車間距離である実車間距離が異なる場合に、実際の車間距離を目標車間距離へと近付ける際の挙動特性である。実車間距離が目標車間距離よりも大きい場合、図3に示すように、アグレッシブ度aが大きいほど、より短い時間で車間距離を詰める挙動となる。また、図4に示すように、アグレッシブ度aが大きいほど、短時間でより高速まで加速し、その後より急速に速度を落とす挙動となる。
位置設定部120は、機械学習によってチューニングされた学習済みモデルによって、アグレッシブ度aを算出する。学習済みモデルは、例えば、入力データである後続車の位置および速度の時間変化と、出力データであるアグレッシブ度aとのデータセットに基づく教師あり学習によって生成されればよい。位置設定部120は、後続車を決定すると、当該後続車の後続車位置xおよび後続車速度vを所定時間(例えば数秒)観測して入力データを取得する。位置設定部120は、先行車および後続車の他車両情報および推定したアグレッシブ度aを、許否判定部130へと逐次提供する。加えて、位置設定部120は、軌道計画部140に現在走行中の車線にて後続車の前方へと到達し、車線変更を準備するための準備軌道を生成させる。
許否判定部130は、位置設定部120にて決定された先行車および後続車について、自車両Aの割り込みに対する他車両間の車間距離の広がり度合を予測し、車両間への車線変更の許否、すなわち車線変更を許可できるか否かを判定する。許否判定部130は、先行車および後続車を質点としたばねモデルを想定し、当該ばねモデルに基づいて広がり度合を予測する。具体的には、許否判定部130は、ばねモデルの挙動を基に自車両Aの割り込みに対する後続車の負の加速度(減速度)を推定し、当該減速度に基づいて、広がり度合を予測する。自車両Aの割り込みに対する減速度は、自車両Aによる前方への割り込みに対して車間距離を空ける譲り行動を後続車が取ると仮定した場合に、その譲り行動により期待される減速度である。以下において、当該減速度を「期待減速度」と表記する場合がある。
期待減速度を算出する方法の一例について、図5,6を参照しながら説明する。変更先車線に他車両B,C,Dが走行していることを想定し、他車両Bの速度をvi-1、位置をxi-1、他車両Cの速度をv、位置をx、他車両Dの速度をvi+1、位置をxi+1とする。ここで各位置xi-1,x,xi+1は、現在車線の延伸方向における位置である。また、他車両Bと他車両Cの間の実車間距離をδとする。このとき、他車両Bと他車両Cとの間の理想的な車間距離の値(車間目標値)δ ̄は、車間時間h、車間距離最小値δminとすると、以下の数式(1)で表される。なお、数式(1)では、車間目標値δ ̄は、δの上方にオーバーライン ̄が付された記号として示されている。
Figure 0007283416000001
ここで、車間時間hおよび車間距離最小値δminは、実車試験結果またはシミュレーション結果等に基づく設計パラメータである。数式(1)より、車間目標値δ ̄に対する実車間距離δの偏差eは、以下の数式(2)で表される。
Figure 0007283416000002
ここで、他車両Cは、加減速制御によって、現在の実車間距離δを理想的な車間距離である車間目標値δ ̄へと収束させていく、すなわち偏差eを0へと収束させていくと仮定する。このとき、ばねモデルの挙動に基づき、偏差eとアグレッシブ度aとを用いて、以下の数式(3)の関係が成り立つと見なすことができる。
Figure 0007283416000003
ここで、偏差eを収束させる他車両Cの加速度をuとすると、数式(2)および数式(3)より、以下の数式(4)の関係が成り立つ。
Figure 0007283416000004
図6に示すように、自車両Aがこの他車両Cの前方に車線変更する場合、他車両Cは、車線変更開始後に自車両Aを新たな先行車として認識することとなる。この場合、他車両Cは、新たな先行車である自車両Aとの間の実車間距離δを車間目標値δ ̄に収束させるべく、加速度uを発生すると仮定できる。減速方向の加速度u、すなわち加速度uの負の値が、自車両Aの割り込みにより他車両Cに期待される期待減速度となる。以上により、期待減速度は、数式(4)と以下の数式(5)に基づき算出可能となる。なお、数式(4)中のvi-1は、自車両Aの速度vに置き換えればよい。
Figure 0007283416000005
なお、他車両Cが自車両Aを新たな先行車として認識するタイミングは、例えば、y>l/2且つx≧xとなったタイミングとすればよい。ここで、yは現在車線の車線中心L1cからの自車両Aの横方向(車幅方向)の離隔距離、lは車線中心L1cと変更先車線の車線中心L2cとの間隔である。許否判定部130は、ロケータECU14から自車位置x、車速センサ30から自車速度vを取得し、周辺監視ECU20から後続車位置xおよび後続車速度vを取得する。また、許否判定部130は、車車間通信によって後続車位置xおよび後続車速度vを取得してもよい。
許否判定部130は、以上により算出した期待減速度に基づいて、自車両Aの割り込みに対する後続車の譲り行動による車間距離の広がり度合を予測する。そして、許否判定部130は、予測した広がり度合に基づいて、車線変更の許否を判定する。例えば、許否判定部130は、後続車と自車両Aとが衝突せずに割り込み可能と判断できる状態が所定期間継続した場合に、車線変更を許可できると判定する。そして、許否判定部130は、衝突せずに割り込み可能と判断できる状態が所定期間継続しない場合には、車線変更を許可できないと判定する。許否判定部130は、以上の許否判定を、例えば後続車の前方に到達した段階で開始する。許否判定部130は、以上の許否判定を、車線変更完了までの間繰り返し実行する。
また、許否判定部130は、車線変更を実行する軌道である車線変更軌道(以下、LC軌道)T1の生成において必要なパラメータを、期待減速度に基づき算出する。具体的には、許否判定部130は、車線変更の開始位置、車線変更の開始速度、および車線変更の開始から完了までの時間(完了時間)の3つのパラメータを決定変数とし、最適化問題の解決により、各パラメータを算出する。例えば、許否判定部130は、LC軌道T1を5次多項式等で仮定し、車線変更において自車両Aおよび後続車のジャーク(躍度)が最小となるパラメータを探索する。許否判定部130は、算出したパラメータを軌道計画部140へと提供する。
なお、許否判定部130は、要否判定部110にて車線変更の必要度が許容範囲内であると判定された場合には、他車両間の広がり度合に基づく他車両の挙動の予測を中断する。この場合、許否判定部130は、線形予測に基づく車線変更の許否判定を実行する。具体的には、許否判定部130が、先行車および後続車の速度および位置に基づき、各他車両の現在の速度が維持された場合における、車線変更開始時の車間距離を算出する。そして、許否判定部130は、算出した車間距離が閾値を上回っている場合には、車線変更を許可できると判定し、車間距離が閾値を下回っている場合には、車線変更を許可できないと判定する。または、許否判定部130は、車間距離の代わりに他車両と自車両Aとの間の衝突余裕時間を算出し、当該衝突余裕時間に基づいて許否判定を実行してもよい。許否判定部130は、期待減速度に基づく許否判定結果または線形予測に基づく許否判定結果のいずれかを、軌道計画部140へと逐次提供する。許否判定部130は、「予測部」の一例である。
軌道計画部140は、自車両Aの走行軌道を決定する。例えば、軌道計画部140は、位置設定部120からの情報に基づいて、車線変更先スペースの側方へと進むことで車線変更を準備する準備軌道を生成する。そして、軌道計画部140は、許否判定部130にて車線変更を許可できると判定された場合に、車線変更の開始位置から終了位置までのLC軌道T1を生成する。軌道計画部140は、許否判定部130にて算出された車線変更の開始位置、開始速度、および完了時間を利用して、LC軌道T1を確定させる。
また、軌道計画部140は、許否判定部130にて車線変更を許可できないと判定された場合に、車線変更を中断する軌道を生成する中断軌道T2を生成する。図6に示すように、中断軌道T2は、現在の走行車線を引き続き走行する軌道である。なお、軌道計画部140は、LC軌道T1および中断軌道T2の両方を許否判定前に予め生成し、許否判定結果に応じて採用する軌道を決定してもよい。軌道計画部140は、生成した走行軌道T1,T2を、車両制御ECU50へと逐次提供する。軌道計画部140は、「軌道決定部」の一例である。
次に、機能部の協働により、走行支援ECU100が走行支援プログラムを実行することで実現される走行支援方法のフローを、図2を参照しつつ、図7,8に従って以下に説明する。図7,8では、車線変更を「LC」と表記している。なお、後述するフローにおいて「S」とは、走行支援プログラムに含まれた複数命令によって実行される、フローの複数ステップを意味する。
まず図7のS10では、要否判定部110が、車線変更の要否を判定する。車線変更が不要であると判定された場合には、処理を終了する。車線変更が必要であると判定された場合には、S20へと進む。S20では、要否判定部110が、車線変更の必要度が許容範囲内であるか否かを判定する。許容範囲外であると判定すると、S30へと進む。
S30では、位置設定部120が、先行車および後続車を特定し、後続車のアグレッシブ度aを算出する。次に、S40では、位置設定部120が、他車両挙動の予測開始位置を確定し、車線変更の準備を完了する。S40にて、予測開始位置が確定されない場合には、S30へと戻り、先行車および後続車を特定し直す。
S40にて車線変更の準備が完了すると、S50にて、許否判定部130が、後続車の譲り行動を考慮した許否判定を実行する。換言すると、許否判定部130が、自車両Aの割り込みに対する先行車および後続車間の車間距離の広がり度合を予測し、予測結果に基づいて車線変更を許可できるか否かを判定する。
許否判定部130が実行するS50の処理の詳細について図8を参照して説明する。まず、S51では、先行車および後続車の位置、速度が取得される。次に、S52では、後続車の挙動がシミュレートされる。具体的には、期待減速度の推定に基づき、自車両Aの割り込みに対する車間距離の広がり度合が算出される。さらに、S53では、シミュレートの結果に基づき、割り込み可能か否かが判定される。具体的には、S53では、後続車と自車両Aとが衝突しないと判断できる場合、割り込み可能と判定され、衝突すると判断できる場合、割り込み不可能と判定される。
S53にて割り込み可能であると判定されると、S54にて、カウンタがカウントアップされる。一方、S53にて割り込み不可能であると判定されると、S55にて、カウンタがクリアされる。S54またはS55の後、S56では、カウンタのカウント数が車線変更を許可する許可値(LC許可値)に到達したか否かが、判定される。許可値に到達したと判定されると、S57にて、車線変更を許可できるとの判定が確定する。
一方、S56にて許可値に到達していないと判定されると、S58にて、カウント開始から許容時間経過したか否かが判定される。許容時間経過していないと判定されると、S51へと戻る。一方で、許容時間経過したと判定されると、S59にて、車線変更を許可できないとの判定が確定する。S57またはS59のいずれかが実行されると、図7のS70へと進む。
一方、S20にて、車線変更の必要度が許容範囲内であると判定された場合には、S60へと進む。S60では、S40と同様に、位置設定部120が他車両挙動の予測開始位置を確定し、車線変更の準備を完了する。S60にて、予測開始位置が確定されない場合には、先行車および後続車を特定し直すことで、車線変更の準備を再度試みる。S60で車線変更の準備が完了すると、S65にて、許否判定部130が、他車両挙動の線形予測に基づく車線変更の許否判定を実行する。
S50またはS65のいずれかの処理が実行されたのち、S70では、軌道計画部140が、許否判定にて車線変更の許可判定が下されたか禁止判定が下されたかを判断する。許可判定が下されたと判断した場合には、S80にて、軌道計画部140が、走行軌道としてLC軌道T1を決定する。S80により、車線変更開始前の場合には車線変更が開始され、車線変更中の場合には車線変更が継続されることになる。
一方、車線変更の禁止判定が下されたと判断した場合には、S90にて、軌道計画部140が、走行軌道として中断軌道T2を決定する。S90により、車線変更開始前の場合には変更前車線における走行が継続され、車線変更中の場合には変更前車線への復帰が実行されることになる。
なお、上述のS20が「必要度判定プロセス」、S50が「予測プロセス」、S80,S90が「軌道決定プロセス」の一例である。
次に第1実施形態のもたらす作用効果について説明する。
第1実施形態によれば、自車両Aの割り込みに対する他車両B,C間の車間距離の広がりが予測された上で、車線変更の実行または中断が判断される。故に、車線変更開始前の車間距離が比較的短い場合であっても、車線変更が許可されやすい。以上により、車線変更を容易に実行可能となり得る。
また、第1実施形態によれば、他車両を質点として想定されるばねモデルに基づいて広がり度合が予測される。故に、複数の他車両間の挙動の相互作用をシミュレートし、許否判定に反映し得る。
加えて、第1実施形態によれば、車線変更後に自車両Aの後続車となる他車両Cに関して、自車両Aの割り込みに対する期待減速度が推定され、期待減速度に基づいて広がり度合が予測される。故に、自車両Aの車線変更によって後続車がどの程度減速するかを、許否判定に反映することができる。
さらに、第1実施形態によれば、車間距離の変化に対する他車両Cの挙動特性に基づいて、期待減速度が推定されるので、他車両Cの挙動が、より正確に予測され得る。また、第1実施形態によれば、他車両Cよりも前方に到達後の車線変更の開始タイミングが、広がり度合に基づいて決定されるので、より確実に車線変更を開始することができる。
加えて、第1実施形態によれば、車線変更の必要度が許容範囲内であるか否かが判定され、必要度が許容範囲内であると判定された場合には、広がり度合に基づく車線変更の許否の判定を中断される。故に、車線変更の必要度が高い場合と、低い場合とで、車線変更の許否判断を使い分けできる。特に第1実施形態では、割り込みに応じた広がり度合を考慮しない許否判断を行うので、車線変更の必要性が低い場合には、より車間距離に余裕を持たせた車線変更が可能となる。
(他の実施形態)
この明細書における開示は、例示された実施形態に制限されない。開示は、例示された実施形態と、それらに基づく当業者による変形態様を包含する。例えば、開示は、実施形態において示された部品および/または要素の組み合わせに限定されない。開示は、多様な組み合わせによって実施可能である。開示は、実施形態に追加可能な追加的な部分をもつことができる。開示は、実施形態の部品および/または要素が省略されたものを包含する。開示は、ひとつの実施形態と他の実施形態との間における部品および/または要素の置き換え、または組み合わせを包含する。開示される技術的範囲は、実施形態の記載に限定されない。開示されるいくつかの技術的範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものと解されるべきである。
上述の実施形態において、要否判定部110は、車線変更が必要な走行シーンの種類に基づいて、車線変更の必要度が許容範囲内であるか否かを判定するとした。これに代えて、要否判定部110は、自車両Aの特定地点までの残距離に基づいて、車線変更の必要度が許容範囲内であるか否かを判定する構成であってもよい。この場合、要否判定部110は、特定地点までの残距離が閾距離を上回っている場合には、必要度が許容範囲内であると判定し、残距離が閾距離を下回っている場合には、必要度が許容範囲外であると判定する。特定地点は、例えば、通過すると車線変更が実質的に不可能になる地点であればよい。具体的には、特定地点は、右折車線への車線変更シーンにおける右折地点、分岐路での車線変更シーンにおける分岐地点、合流シーンにおける合流車線の終端等であればよい。
走行支援ECU100は、デジタル回路およびアナログ回路のうち少なくとも一方をプロセッサとして含んで構成される、専用のコンピュータであってもよい。ここで特にデジタル回路とは、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)、SOC(System on a Chip)、PGA(Programmable Gate Array)、およびCPLD(Complex Programmable Logic Device)等のうち、少なくとも一種類である。またこうしたデジタル回路は、プログラムを格納したメモリを、備えていてもよい。
走行支援ECU100は、1つのコンピュータ、またはデータ通信装置によってリンクされた一組のコンピュータ資源によって提供され得る。例えば、上述の実施形態における走行支援ECU100の提供する機能の一部は、他のECUによって実現されてもよい。
100 走行支援ECU(走行支援装置)、 102 プロセッサ、 110 要否判定部(必要度判定部)、 130 許否判定部(予測部)、 140 軌道計画部(軌道決定部)、 T1 LC軌道(車線変更軌道)、 T2 中断軌道、 A 自車両。

Claims (15)

  1. 車線変更先の車線を走行する複数の他車両の間へ割り込む自車両(A)の車線変更を支援する走行支援装置であって、
    前記自車両の割り込みに対する前記他車両間の車間距離の広がり度合を予測し、前記広がり度合に基づいて前記車線変更の許否を判定する予測部(130)と、
    前記車線変更の許可判定が下された場合には、前記車線変更を実行する車線変更軌道(T1)を決定し、前記車線変更の禁止判定が下された場合には、前記車線変更を中断する中断軌道(T2)を決定する軌道決定部(140)と、
    前記車線変更の必要度が許容範囲内か否かを判定する必要度判定部(110)と、
    を備え、
    前記予測部は、前記必要度が前記許容範囲内であると判定された場合には、前記広がり度合に基づく前記車線変更の許否の判定を中断し、前記車線変更の開始時における、前記他車両間の車間距離または前記他車両と前記自車両との間の衝突余裕時間に基づいて、前記車線変更の許否判定を実行する走行支援装置。
  2. 前記予測部は、複数の前記他車両を質点としたばねモデルを想定し、前記ばねモデルに基づいて前記広がり度合を予測する請求項1に記載の走行支援装置。
  3. 前記予測部は、車線変更後に前記自車両の後続車となる前記他車両に関して、前記自車両の割り込みに対する減速度を推定し、前記減速度に基づいて前記広がり度合を予測する請求項1または請求項2に記載の走行支援装置。
  4. 前記予測部は、前記車間距離の変化に対する前記他車両の挙動特性に基づいて、前記減速度を推定する請求項3に記載の走行支援装置。
  5. 前記予測部は、車線変更後に前記自車両の後続車となる前記他車両よりも前方に到達後の車線変更の開始タイミングを、前記広がり度合に基づいて決定する請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の走行支援装置。
  6. 車線変更先の車線を走行する複数の他車両の間へ割り込む自車両(A)の車線変更を支援するために、プロセッサ(102)により実行される走行支援方法であって、
    前記自車両の割り込みに対する前記他車両間の車間距離の広がり度合を予測し、前記広がり度合に基づいて前記車線変更の許否を判定する予測プロセス(S50)と、
    前記車線変更の許可判定が下された場合には、前記車線変更を実行する車線変更軌道(T1)を決定し、前記車線変更の禁止判定が下された場合には、前記車線変更を中断する中断軌道(T2)を決定する軌道決定プロセス(S80,S90)と、
    前記車線変更の必要度が許容範囲内か否かを判定する必要度判定プロセス(S20)と、
    を含み、
    前記予測プロセスでは、前記必要度が前記許容範囲内であると判定された場合には、前記広がり度合に基づく前記車線変更の許否の判定を中断し、前記車線変更の開始時における、前記他車両間の車間距離または前記他車両と前記自車両との間の衝突余裕時間に基づいて、前記車線変更の許否判定を実行する(S65)、走行支援方法。
  7. 前記予測プロセスでは、前記他車両を質点としたばねモデルを想定し、前記ばねモデルに基づいて前記広がり度合を予測する請求項6に記載の走行支援方法。
  8. 前記予測プロセスでは、車線変更後に前記自車両の後続車となる前記他車両に関して、前記自車両の割り込みに対する減速度を推定し、前記減速度に基づいて前記広がり度合を予測する請求項6または請求項7に記載の走行支援方法。
  9. 前記予測プロセスでは、前記車間距離の変化に対する前記他車両の挙動特性に基づいて、前記減速度を推定する請求項8に記載の走行支援方法。
  10. 前記予測プロセスでは、車線変更後に前記自車両の後続車となる前記他車両よりも前方に到達後の車線変更の開始タイミングを、前記広がり度合に基づいて決定する請求項6から請求項9のいずれか1項に記載の走行支援方法。
  11. 車線変更先の車線を走行する複数の他車両間へ割り込む自車両(A)の車線変更を支援するために、プロセッサ(102)に実行させる命令を含む走行支援プログラムであって、
    前記命令は、
    前記自車両の割り込みに対する前記他車両間の車間距離の広がり度合を予測し、前記広がり度合に基づいて前記車線変更の許否を判定させる予測プロセス(S50)と、
    前記車線変更の許可判定が下された場合には、前記車線変更を実行する車線変更軌道(T1)を決定させ、前記車線変更の禁止判定が下された判定された場合には、前記車線変更を中断する中断軌道(T2)を決定させる軌道決定プロセス(S80,S90)と、
    前記車線変更の必要度が許容範囲内か否かを判定させる必要度判定プロセス(S20)と、
    を含み、
    前記予測プロセスでは、前記必要度が前記許容範囲内であると判定された場合には、前記広がり度合に基づく前記車線変更の許否の判定を中断させ、前記車線変更の開始時における、前記他車両間の車間距離または前記他車両と前記自車両との間の衝突余裕時間に基づいて、前記車線変更の許否判定を実行させる(S65)、走行支援プログラム。
  12. 前記予測プロセスでは、前記他車両を質点としたばねモデルを想定し、前記ばねモデルに基づいて前記広がり度合を予測させる請求項11に記載の走行支援プログラム。
  13. 前記予測プロセスでは、車線変更後に前記自車両の後続車となる前記他車両に関して、前記自車両の割り込みに対する減速度を推定させ、前記減速度に基づいて前記広がり度合を予測させる請求項11または請求項12に記載の走行支援プログラム。
  14. 前記予測プロセスでは、前記車間距離の変化に対する前記他車両の挙動特性に基づいて、前記減速度を推定させる請求項13に記載の走行支援プログラム。
  15. 前記予測プロセスでは、車線変更後に前記自車両の後続車となる前記他車両よりも前方に到達後の車線変更の開始タイミングを、前記広がり度合に基づいて決定させる請求項11から請求項14のいずれか1項に記載の走行支援プログラム。
JP2020028411A 2020-02-21 2020-02-21 走行支援装置、走行支援方法、および走行支援プログラム Active JP7283416B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020028411A JP7283416B2 (ja) 2020-02-21 2020-02-21 走行支援装置、走行支援方法、および走行支援プログラム
CN202080097286.3A CN115151466A (zh) 2020-02-21 2020-12-22 行驶辅助装置、行驶辅助方法以及行驶辅助程序
PCT/JP2020/047955 WO2021166426A1 (ja) 2020-02-21 2020-12-22 走行支援装置、走行支援方法、および走行支援プログラム
US17/819,202 US20220379894A1 (en) 2020-02-21 2022-08-11 Driving support device, driving support method, and computer program product

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2020028411A JP7283416B2 (ja) 2020-02-21 2020-02-21 走行支援装置、走行支援方法、および走行支援プログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021133689A JP2021133689A (ja) 2021-09-13
JP7283416B2 true JP7283416B2 (ja) 2023-05-30

Family

ID=77391895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020028411A Active JP7283416B2 (ja) 2020-02-21 2020-02-21 走行支援装置、走行支援方法、および走行支援プログラム

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20220379894A1 (ja)
JP (1) JP7283416B2 (ja)
CN (1) CN115151466A (ja)
WO (1) WO2021166426A1 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112021001037T5 (de) * 2020-12-17 2023-01-26 Mobileye Vision Technologies Ltd. Prüfsystem für fahrzeugbetrieb - sicherheitsmodelle
US20230009173A1 (en) * 2021-07-12 2023-01-12 GM Global Technology Operations LLC Lane change negotiation methods and systems

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004152125A (ja) 2002-10-31 2004-05-27 Nissan Motor Co Ltd 車両用推奨操作量生成装置
JP2007176265A (ja) 2005-12-27 2007-07-12 Toyota Motor Corp 車輌の走行制御装置
JP2010228740A (ja) 2009-03-05 2010-10-14 Nissan Motor Co Ltd 走行経路生成装置、走行経路生成方法、及び運転操作支援装置
WO2015190212A1 (ja) 2014-06-10 2015-12-17 クラリオン株式会社 車線選択装置、車両制御システム及び車線選択方法
JP2017021506A (ja) 2015-07-09 2017-01-26 日産自動車株式会社 走行制御装置
WO2017017795A1 (ja) 2015-07-28 2017-02-02 日産自動車株式会社 走行制御装置の制御方法および走行制御装置
WO2019163121A1 (ja) 2018-02-26 2019-08-29 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012226392A (ja) * 2011-04-14 2012-11-15 Honda Elesys Co Ltd 運転支援システム
BR112016007927B1 (pt) * 2013-10-11 2021-01-19 Nissan Motor Co., Ltd. dispositivo de controle de deslocamento e método de controle de deslocamento
JP6323385B2 (ja) * 2015-04-20 2018-05-16 トヨタ自動車株式会社 車両走行制御装置
JP6078116B2 (ja) * 2015-07-09 2017-02-08 富士重工業株式会社 車両の運転支援装置
JP2017045385A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 株式会社デンソー 運転支援装置及びプログラム
CN110799402B (zh) * 2017-06-27 2022-12-16 本田技研工业株式会社 车辆控制装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004152125A (ja) 2002-10-31 2004-05-27 Nissan Motor Co Ltd 車両用推奨操作量生成装置
JP2007176265A (ja) 2005-12-27 2007-07-12 Toyota Motor Corp 車輌の走行制御装置
JP2010228740A (ja) 2009-03-05 2010-10-14 Nissan Motor Co Ltd 走行経路生成装置、走行経路生成方法、及び運転操作支援装置
WO2015190212A1 (ja) 2014-06-10 2015-12-17 クラリオン株式会社 車線選択装置、車両制御システム及び車線選択方法
JP2017021506A (ja) 2015-07-09 2017-01-26 日産自動車株式会社 走行制御装置
WO2017017795A1 (ja) 2015-07-28 2017-02-02 日産自動車株式会社 走行制御装置の制御方法および走行制御装置
WO2019163121A1 (ja) 2018-02-26 2019-08-29 本田技研工業株式会社 車両制御システム、車両制御方法、およびプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2021166426A1 (ja) 2021-08-26
JP2021133689A (ja) 2021-09-13
CN115151466A (zh) 2022-10-04
US20220379894A1 (en) 2022-12-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6646168B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
EP3664062B1 (en) Travel assistance method and travel assistance device
US20190359209A1 (en) Vehicle control device, vehicle control method, and vehicle control program
JP6663038B2 (ja) 車両制御システム、車両制御方法、および車両制御プログラム
US11895566B2 (en) Methods of operating a wireless data bus in vehicle platoons
JP6809611B2 (ja) 走行支援方法及び走行支援装置
US20220379894A1 (en) Driving support device, driving support method, and computer program product
JP6692935B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、および車両制御プログラム
WO2019069347A1 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
CN115701295A (zh) 用于车辆路径规划的方法和***
JP2021024423A (ja) 車両制御装置、車両制御方法、およびプログラム
CN111824137A (zh) 机动车和用于避免碰撞的方法
CN112689584B (zh) 自动驾驶控制方法以及自动驾驶控制***
JP6966626B2 (ja) 車両制御装置、車両制御方法、及びプログラム
US20220379884A1 (en) Travel assistance device, travel assistance method, and non-transitory computer readable medium
RU2771332C1 (ru) Способ управления транспортным средством и устройство управления транспортным средством
JP6903225B2 (ja) 運転支援装置
JP2020045038A (ja) 車両制御方法及び車両制御装置
US20220348198A1 (en) Trajectory generation device, trajectory generation method, and computer program product
JP7487844B2 (ja) 処理方法、処理システム、処理プログラム
JP7163934B2 (ja) 先行車判別装置、先行車判別方法、および先行車判別プログラム
JP2021115922A (ja) 走行支援方法及び走行支援装置
CN118043247A (zh) 车辆控制装置
JP2023136475A (ja) 制御装置、制御方法、およびプログラム
CN115867473A (zh) 路径确认装置、路径确认方法以及车辆控制方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211209

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211209

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221213

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230418

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230501

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7283416

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151