JP7281809B2 - モバイル用電子機器 - Google Patents

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Description

本発明は、モバイル用電子機器に関する。更に詳しくは、有機ELパネル等のフレキシブルディスプレイを、表示面が筐体の内面側になるように円滑に折り畳むことができるモバイル用電子機器に関する。
近年、有機EL等を使用したフレキシブルディスプレイが登場している。このフレキシブルディスプレイは、本を見開きするかのように、ディスプレイを筐体の内面側に折り畳むものが提案されている。特許文献1に記載された折り畳み機構は、フレキシブルディスプレイを内面側に折り畳むものであり、二つの筐体を同期して折り畳むために、歯車で連動させるものである。この歯車は、筐体に一体形成するか、筐体の外側に別部品として形成するものである。
特表2017-510065号
モバイル用電子機器等のフレキシブルディスプレイは、可能な限りディスプレイの外枠は薄い方が好ましい。このヒンジ機構は、同期のための歯車が筐体に一体に形成されているために筐体の肉厚が厚くなる、又、筐体の外側に歯車を配置したものは、筐体である外側の枠体の肉厚が厚くなり、フレキシブルディスプレイの面積が狭くなる。一方、フレキシブルディスプレイは、表示面が筐体の内面側になるように折り曲げるとき、折り曲げ部分は円弧状になる。円弧状の部分は、均等に曲げないと一部の曲率が許容曲率より小さくなる事もあり、フレキシブルディスプレイを損傷する。このためにフレキシブルディスプレイを折り曲げるとき、安定的に想定内の円弧が形成されることが好ましい。特許文献1に示す機構は、筐体の折り畳み動作に連動する二本のレバー機構(図21a、図21b参照)を組み合わせたものであり、部材をフレキシブルディスプレイに沿わせて、円弧の形に矯正して想定内の円弧に形成するものである。しかし、揺動動作がフリーの二本のレバー機構を組み合わせて用いるものであるために、レバーの動作が安定しない。
本発明は、以上のような背景により以下の目的を達成するものである。
本発明の目的は、モバイル用電子機器等に使用するフレキシブルディスプレイを表示面が筐体の内面側になるように円滑に折り畳むことができる、モバイル用電子機器を提供することにある。
本発明の他の目的は、表示面が筐体の内面側になるように折り畳むことができるフレキシブルディスプレイにおいて、形成される円弧の形を想定内に再現できる、モバイル用電子機器を提供することにある。
本発明の更に他の目的は、表示面が筐体の内面側になるように折り畳むことができるフレキシブルディスプレイにおいて、ヒンジ機構をユニット化し、フレキシブルディスプレイの折り畳み部の辺の長さに応じて共通のヒンジ機構を必要な個数使用できるようにした、モバイル用電子機器を提供することにある。
本発明は、前記課題を解決するために、次の手段を採る。
即ち、本発明1のモバイル用電子機器は、隣接する端部が二つ折りに折り畳み可能に連結された第1の筐体及び第2の筐体と、前記第1の筐体及び前記第2の筐体の内面間に渡って配置され、表示面の裏面が前記内面側に配置されたフレキシブルディスプレイとを有するフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構において、前記折り畳み動作により前記第1の筐体と共に揺動し、一端に設けられた同軸の二つの第1揺動部(21、21)、及び前記第1揺動部(21、21)と同軸の第1ピニオン(22)が形成され、前記第1揺動部(21、21)を中心に揺動する第1の揺動リンク(2)と、前記折り畳み動作により前記第2の筐体と共に揺動し、一端に設けられた同軸の二つの第2揺動部(21’、21’)、及び前記第2揺動部(21’、21’)と同軸の第2ピニオン(22’)が形成され、前記第2揺動部(21’、21’)を中心に揺動する第2の揺動リンク(2’)と、前記第1揺動部(21、21)及び前記第2揺動部(21’、21’)を挟んで配置され、前記第1揺動部(21、21)及び前記第2揺動部(21’、21’)を揺動自在に支承する二つのラック保持部材(5、6)と、前記第1ピニオン(22)及び前記第2ピニオン(22’)を挟んで配置され、前記第1ピニオン(22)に噛み合う第1ラック歯(31、41)と、前記第2ピニオン(22’)に噛み合う第2ラック歯(31’、41’)が形成され、二つの前記ラック保持部材(5、6)にそれぞれ移動自在に支承されている二つのラック(3、4)と、前記ラック保持部材(5、6)を挟んで配置され、前記第1の揺動リンク(2)に一体に固定されて、前記第1揺動部(21、21)と同軸の二つの第1補助揺動部(71、71、81、81)を中心に揺動する二つの第1の補助揺動リンク(7、8)と、前記ラック保持部材(5、6)を挟んで配置され、前記第2の揺動リンク(2’)に一体に固定されて、前記第2揺動部(21’、21’)と同軸の二つの第2補助揺動部(71’、71’、81’、81’)を中心に揺動する二つの第2の補助揺動リンク(7’、8’)と、前記第1の補助揺動リンク(7、8)及び前記第2の補助揺動リンク(7’、8’)を前記ラック保持部材(5、6)との間に挟んで配置され、前記第1補助揺動部(71、71、81、81)及び前記第2補助揺動部(71’、71’、81’、81’)を、前記ラック保持部材(5、6)との間で揺動自在に支承する二つの保持部材(9、10)とを備えたことを特徴とする。
本発明2のモバイル用電子機器は、本発明1において、前記第1の筐体と前記第1の補助揺動リンク(7、8)及び前記第2の筐体と前記第2の補助揺動リンク(7’、8’)は一体に固定されていることを特徴とする。
本発明3のモバイル用電子機器は、本発明1または2において、前記第1の補助揺動リンク(7、8)に跨がって、一端が揺動自在に支承され、前記フレキシブルディスプレイを折り曲げたとき他端が前記フレキシブルディスプレイの湾曲部に接する第1の支持プレート(11)と、前記第2の補助揺動リンク(7’、8’)に跨がって、一端が揺動自在に支承され、前記フレキシブルディスプレイを折り曲げたとき他端が前記フレキシブルディスプレイの湾曲部に接する第2の支持プレート(11’)とを有することを特徴とする。
本発明のモバイル用電子機器は、フレキシブルディスプレイの湾曲部を左右均等に支持しながら折り曲げるため、円滑に内側に折り曲げることができ、安定的に想定内の円弧に形成することが可能となる。また、折り畳み部の辺の長さが異なる複数の種類のモバイル用電子機器に共通に使用できるため、量産が可能で製造コストを低減できる。
図1は、本発明の実施の形態のフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構を備えたモバイル用電子機器を示し、筐体を180度開いた状態を示す全体斜視図である。 図2は、本発明の実施の形態のフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構を示し、180度開いた状態を示す全体斜視図である。 図3は、図2の分解斜視図である。 図4は、図2の平面図である。 図5(a)は、図4のP矢視図、図5(b)は図4のA-A断面図である。 図6は、図4のB-B断面図である。 図7は、本発明の実施の形態のフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構を内側に90度折り畳んだ状態を示す平面図である。 図8は、図7のC-C断面図である。 図9は、本発明の実施の形態のフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構を内側に180度折り畳んだ状態を示す全体斜視図である。 図10(a)は、図9のQ矢視図、図10(b)は図10(a)のR矢視図である。 図11(a)は、図10(a)のD-D断面図、図11(b)は図10(a)のE-E断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明の実施の形態のフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構1を備えたモバイル用電子機器200を示し、筐体を180度開いた状態を示す全体斜視図である。図1に示すように、携帯電話等のモバイル用電子機器200は、第1の筐体201と第2の筐体202で構成されている。第1の筐体201の左端部と第2の筐体202の右端部がフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構1で二つ折りに折り畳み可能に連結されている。フレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構1は、第1の筐体201の左端部と第2の筐体202の右端部に各々2本のビス203、203で固定されている。第1の筐体201の内面201Aと第2の筐体202の内面202Aには、有機EL等のフレキシブルディスプレイ204の表示面204Aの裏面204Bが貼り付けて固定されている。従って、第1の筐体201と第2の筐体202を二つ折りに折り畳んだ状態で、フレキシブルディスプレイ204の表示面204Aが内面201A、202A側になる。
図2は本発明の実施の形態のフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構1を示し、180度開いた状態を示す全体斜視図、図3は図2の分解斜視図、図4は図2の平面図である。図5(a)は図4のP矢視図、図5(b)は図4のA-A断面図、図6は図4のB-B断面図である。図2から図6に示すように、フレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構1は、第1の揺動リンク2、第2の揺動リンク2’、ラック3、4、ラック保持部材5、6、第1の補助揺動リンク7、8、第2の補助揺動リンク7’、8’、保持部材9、10、第1の支持プレート11、第2の支持プレート11’で構成され、ユニットとして使用される。図1の携帯電話では、折り曲げ部の辺の長さLが短いため、1個のフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構1を使用している。
第1の補助揺動リンク7、8には各々ビス孔77、87(図2参照)が形成され、第1の補助揺動リンク7、8は第1の筐体201の左端部に各々1本のビス203で固定されている。第1の揺動リンク2にはキー軸23、23、嵌合孔24、24が同軸に形成されている。第1の補助揺動リンク7には貫通したキー孔72が形成され、また、円筒状の軸部73、73が同軸に形成されている。第1の補助揺動リンク7に形成されたキー孔72に一方のキー軸23が嵌合し、第1の補助揺動リンク7に形成された一方の軸部73に一方の嵌合孔24が嵌合している。
また、第1の補助揺動リンク8には貫通したキー孔82が形成され、また、円筒状の軸部83、83が同軸に形成されている。第1の補助揺動リンク8に形成されたキー孔82に一方のキー軸23が嵌合し、第1の補助揺動リンク8に形成された一方の軸部83に一方の嵌合孔24が嵌合している。従って、第1の補助揺動リンク7、8と第1の揺動リンク2は一体に固定されて、第1の筐体201と共に折り畳み可能に連結されている。
第2の補助揺動リンク7’、8’には各々ビス孔77’、87’(図2参照)が形成され、第2の補助揺動リンク7’、8’は、第2の筐体202の左端部に各々1本のビス203で固定されている。第2の揺動リンク2’にはキー軸23’、23’、嵌合孔24’、24’が同軸に形成されている。第2の補助揺動リンク7’には貫通したキー孔72’が形成され、また、円筒状の軸部73’、73’が同軸に形成されている。第2の補助揺動リンク7’に形成されたキー孔72’に一方のキー軸23’が嵌合し、第2の補助揺動リンク7’に形成された一方の軸部73’に一方の嵌合孔24’が嵌合している。
また、第2の補助揺動リンク8’には貫通したキー孔82’が形成され、また、円筒状の軸部83’、83’が同軸に形成されている。第2の補助揺動リンク8’に形成されたキー孔82’に一方のキー軸23’が嵌合し、第2の補助揺動リンク8’に形成された一方の軸部83’に一方の嵌合孔24’が嵌合している。従って、第2の補助揺動リンク7’、8’と第2の揺動リンク2’は一体に固定されて、第2の筐体202と共に折り畳み可能に連結されている。
第1の揺動リンク2と第2の揺動リンク2’は同一形状で、線対称に配置されている。また、第1の補助揺動リンク7、8と第2の補助揺動リンク7’、8’も同一形状で、第1の補助揺動リンク7と第2の補助揺動リンク7’、及び、第1の補助揺動リンク8と第2の補助揺動リンク8’が線対称に配置されている。第1の揺動リンク2、第2の揺動リンク2’、第1の補助揺動リンク7、8、第2の補助揺動リンク7’、8’には、各々同一形状の傾斜アーム部25、25’、75、75’、85、85’が形成されている。第1の揺動リンク2の傾斜アーム部25の先端には、同軸の二つの円筒状の第1揺動部21、21と、第1揺動部21、21と同軸の第1ピニオン22が形成されている。また、第1の補助揺動リンク7、8の傾斜アーム部75、85の先端には、前記第1揺動部21、21と同軸の二つの円筒状の第1補助揺動部71、71、81、81が形成されている。
同様に、第2の揺動リンク2’の傾斜アーム部25’の先端には、同軸の二つの円筒状の第2揺動部21’、21’と、第2揺動部21’、21’と同軸の第2ピニオン22’が形成されている。また、第2の補助揺動リンク7’、8’の傾斜アーム部75’、85’の先端には、前記第2揺動部21’、21’と同軸の二つの円筒状の第2補助揺動部71’、71’、81’、81’が形成されている。第1揺動部21、21及び第2揺動部21’、21’を挟んで二つのラック保持部材5、6が配置されている。ラック保持部材5、6には貫通した二つのガイド孔51、51、61、61が各々形成され、第1揺動部21、21及び第2揺動部21’、21’が揺動自在に支承されている。また、ラック保持部材5の二つのガイド孔51、51が、第1補助揺動部71及び第2補助揺動部71’を揺動自在に支承している。同様に、ラック保持部材6の二つのガイド孔61、61が、第1補助揺動部81及び第2補助揺動部81’を揺動自在に支承している。
第1の補助揺動リンク7及び第2の補助揺動リンク7’をラック保持部材5との間に挟んで保持部材9が配置されている。保持部材9には貫通した二つのガイド孔91、91が形成され、第1補助揺動部71及び第2補助揺動部71’を揺動自在に支承している。ラック保持部材5の軸部53が保持部材9の嵌合孔94に嵌合して、ラック保持部材5と保持部材9が結合している。同様に、第1の補助揺動リンク8及び第2の補助揺動リンク8’をラック保持部材6との間に挟んで保持部材10が配置されている。保持部材10には貫通した二つのガイド孔101、101が形成され、第1補助揺動部81及び第2補助揺動部81’を揺動自在に支承している。ラック保持部材6の軸部63が保持部材10の嵌合孔104に嵌合して、ラック保持部材6と保持部材10が結合している。従って、第1の補助揺動リンク7、8、第1の揺動リンク2は、ラック保持部材5、6と保持部材9、10に挟まれて、揺動自在に支承されている。同様に、第2の補助揺動リンク7’、8’、第2の揺動リンク2’は、ラック保持部材5、6と保持部材9、10に挟まれて、揺動自在に支承されている。
第1の揺動リンク2、第2の揺動リンク2’とラック保持部材5に挟まれてラック3が配置されている。また、第1の揺動リンク2、第2の揺動リンク2’とラック保持部材6に挟まれてラック4が配置されている。ラック3はラック保持部材5のガイド溝52に図3の上下方向に移動自在に支承され、ラック4はラック保持部材6のガイド溝62に図3の上下方向に移動自在に支承されている。ラック3には第1ピニオン22に噛み合う第1ラック歯31と、第2ピニオン22’に噛み合う第2ラック歯31’が形成されている。同様に、ラック4には第1ピニオン22に噛み合う第1ラック歯41と、第2ピニオン22’に噛み合う第2ラック歯41’が形成されている。従って、第1の筐体201と第2の筐体202を折り畳んだり開いたりすると、第1の揺動リンク2、第2の揺動リンク2’が揺動するが、第1ピニオン22、第2ピニオン22’に噛み合うラック3、ラック4が上下して、第1の揺動リンク2と第2の揺動リンク2’を同期して揺動させる。
第1の補助揺動リンク7、8に跨がって、第1の支持プレート11の一端が揺動自在に支承されている。また、第2の補助揺動リンク7’、8’に跨がって、第2の支持プレート11’の一端が揺動自在に支承されている。すなわち、第1の支持プレート11の一端にはガイド孔111、111が形成され、第1の補助揺動リンク7の軸部73と、第1の補助揺動リンク8の軸部83に揺動自在に支承されている。同様に、第2の支持プレート11’の一端にはガイド孔111’、111’が形成され、第2の補助揺動リンク7’の軸部73’と、第2の補助揺動リンク8’の軸部83’に揺動自在に支承されている。第1の支持プレート11、第2の支持プレート11’の他端には平板状の支持部112、112’が形成されている。
図5に示すように、第1の筐体201と第2の筐体202を180度開いた状態では、支持部112、112’の裏面112B、112’Bが保持部材9の両側の上面92、92と、保持部材10の両側の上面102、102に当接する。従って、支持部112、112’の表面112A、112’Aが同一平面上に整列して、フレキシブルディスプレイ204の裏面204Bを平坦な状態に支持する。保持部材9の中央部の上面95と、保持部材10の中央部の上面105も、支持部112、112’の表面112A、112’Aと同一平面上に整列して、フレキシブルディスプレイ204の裏面204Bを平坦な状態に支持する。さらに、ラック保持部材5の上面54とラック保持部材6の上面64も、支持部112、112’の表面112A、112’Aと同一平面上に整列して、フレキシブルディスプレイ204の裏面204Bを平坦な状態に支持する。また、図6に示すように、第1の筐体201と第2の筐体202を180度開いた状態では、ラック3、ラック4は最下端に位置している。
図7は本発明の実施の形態のフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構1を内側に90度折り畳んだ状態を示す平面図、図8は図7のC-C断面図である。図8に示すように、フレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構1を内側に90度折り畳むと、フレキシブルディスプレイ204の折り曲げ部が図8の下側に凸の円弧状に湾曲する。その結果、フレキシブルディスプレイ204の湾曲部の裏面204Bが、支持部112、112’の表面112A、112’Aを下方に押し付ける。その結果、第1の支持プレート11が軸部73、83を中心にして反時計方向に揺動し、第2の支持プレート11’が軸部73’、83’を中心にして時計方向に揺動する。第1の支持プレート11、第2の支持プレート11’の揺動角度は、支持部112、112’の裏面112B、112’Bと上面92、上面102との接触によって均等になるように規制される。保持部材9の上面92、92の内側と、保持部材10の上面102、102の内側には、下側に凸の半円形溝93、93、103、103が形成されている。従って、支持部112、112’の先端が半円形溝93、93、103、103に入り込み、第1の支持プレート11、第2の支持プレート11’の揺動が可能になっている。その結果、支持部112、112’の裏面112B、112’Bが傾斜アーム部25、25’、75、75’、85、85’の上面の傾斜面26、26’、76、76’、86、86’に接近し、支持部112、112’の表面112A、112’Aがフレキシブルディスプレイ204の湾曲部を左右均等に支持しながら折り曲げるため、円滑に内側に折り曲げることが可能となる。
図9は本発明の実施の形態のフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構1を内側に180度折り畳んだ状態を示す全体斜視図、図10(a)は図9のQ矢視図、図10(b)は図10(a)のR矢視図、図11(a)は図10(a)のD-D断面図、図11(b)は図10(a)のE-E断面図である。図9から図11に示すように、フレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構1を内側に180度折り畳むと、フレキシブルディスプレイ204の折り曲げ部が図10(b)、図11(a)、図11(b)の下側に凸の円弧状に湾曲する。図11(b)に示すように、第1の筐体201と第2の筐体202を180度折り畳むと、ラック3、ラック4は最上端に移動する。フレキシブルディスプレイ204の湾曲部の裏面204Bが、支持部112、112’の表面112A、112’Aを図10(b)、図11(a)、図11(b)の左右に押し付ける。その結果、第1の支持プレート11が軸部73、83を中心にして反時計方向に更に揺動し、第2の支持プレート11’が軸部73’、83’を中心にして時計方向に更に揺動する。
すると、支持部112、112’の先端が半円形溝93、93、103、103から離脱し、支持部112、112’の裏面112B、112’Bが傾斜アーム部25、25’、75、75’、85、85’の上面の傾斜面26、26’、76、76’、86、86’に当接する。この時、保持部材9の中央部の上面95、保持部材10の中央部の上面105、ラック保持部材5の上面54、ラック保持部材6の上面64が、フレキシブルディスプレイ204の湾曲部の裏面204Bの下端を支持する。その結果、支持部112、112’の表面112A、112’Aがフレキシブルディスプレイ204の湾曲部の裏面204Bを左右均等に支持しながら折り曲げが完了するため、安定的に想定内の円弧に形成することが可能となる。
図1に示す本発明の実施の形態のフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構1は、第1の筐体201及び第2の筐体202の折り畳み部の辺の長さLが短い携帯電話に適用した例のため、1個のフレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構を使用している。折り畳み部の辺の長さが長いノートパソコン等の場合には、フレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構1を折り畳み部の辺の長さに応じて必要な個数使用すれば良い。従って、折り畳み部の辺の長さが異なる複数の種類のモバイル用電子機器に共通に使用できるため、量産が可能で製造コストを低減できるため好ましい。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこの実施例に限定されることはない。例えば、前述した実施例では、第1の筐体201と第1の補助リンク7、8をビス203で一体に固定し、第2の筐体202と第2の補助リンク7’、8’をビス203で一体に固定している。しかし、第1の筐体201と第1の揺動リンク2をビス等で一体に固定し、第2の筐体202と第2の揺動リンク2’をビス等で一体に固定してもよい。さらに、第1の筐体201と第1の補助リンク7、8、第1の揺動リンク2をビス等で一体に固定し、第2の筐体202と第2の補助リンク7’、8’、第2の揺動リンク2’をビス等で一体に固定してもよい。
200…モバイル用電子機器(携帯電話)
201…第1の筐体
201A…内面
202…第2の筐体
202A…内面
203…ビス
204…フレキシブルディスプレイ
204A…表示面
204B…裏面
1…フレキシブルディスプレイ用ヒンジ機構
2…第1の揺動リンク
21…第1揺動部
22…第1ピニオン
23…キー軸
24…嵌合孔
25…傾斜アーム部
26…傾斜面
2’…第2の揺動リンク
21’…第2揺動部
22’…第2ピニオン
23’…キー軸
24’…嵌合孔
25’…傾斜アーム部
26’…傾斜面
3…ラック
31…第1ラック歯
31’…第2ラック歯
4…ラック
41…第1ラック歯
41’…第2ラック歯
5…ラック保持部材
51…ガイド孔
52…ガイド溝
53…軸部
54…上面
6…ラック保持部材
61…ガイド孔
62…ガイド溝
63…軸部
64…上面
7…第1の補助揺動リンク
71…第1補助揺動部
72…キー孔
73…軸部
75…傾斜アーム部
76…傾斜面
77…ビス孔
7’…第2の補助揺動リンク
71’…第2補助揺動部
72’…キー孔
73’…軸部
75’…傾斜アーム部
76’…傾斜面
77’…ビス孔
8…第1の補助揺動リンク
81…第1補助揺動部
82…キー孔
83…軸部
85…傾斜アーム部
86…傾斜面
87…ビス孔
8’…第2の補助揺動リンク
81’…第2補助揺動部
82’…キー孔
83’…軸部
85’…傾斜アーム部
86’…傾斜面
87’…ビス孔
9…保持部材
91…ガイド孔
92…上面
93…半円形溝
94…嵌合孔
95…上面
10…保持部材
101…ガイド孔
102…上面
103…半円形溝
104…嵌合孔
105…上面
11…第1の支持プレート
111…ガイド孔
112…支持部
112A…表面
112B…裏面
11’…第2の支持プレート
111’…ガイド孔
112’…支持部
112’A…表面
112’B…裏面

Claims (3)

  1. 隣接する端部が二つ折りに折り畳み可能に連結された第1の筐体及び第2の筐体と、
    前記第1の筐体及び前記第2の筐体の内面間に渡って配置され、表示面の裏面が前記内面側に配置されたフレキシブルディスプレイと
    を有するモバイル用電子機器において、
    前記折り畳み動作により前記第1の筐体と共に揺動し、一端に設けられた同軸の二つの第1揺動部(21、21)、及び前記第1揺動部(21、21)と同軸の第1ピニオン(22)が形成され、前記第1揺動部(21、21)を中心に揺動する第1の揺動リンク(2)と、
    前記折り畳み動作により前記第2の筐体と共に揺動し、一端に設けられた同軸の二つの第2揺動部(21’、21’)、及び前記第2揺動部(21’、21’)と同軸の第2ピニオン(22’)が形成され、前記第2揺動部(21’、21’)を中心に揺動する第2の揺動リンク(2’)と、
    前記第1揺動部(21、21)及び前記第2揺動部(21’、21’)を挟んで配置され、前記第1揺動部(21、21)及び前記第2揺動部(21’、21’)を揺動自在に支承する二つのラック保持部材(5、6)と、
    前記第1ピニオン(22)及び前記第2ピニオン(22’)を挟んで配置され、前記第1ピニオン(22)に噛み合う第1ラック歯(31、41)と、前記第2ピニオン(22’)に噛み合う第2ラック歯(31’、41’)が形成され、二つの前記ラック保持部材(5、6)にそれぞれ移動自在に支承されている二つのラック(3、4)と、
    前記ラック保持部材(5、6)を挟んで配置され、前記第1の揺動リンク(2)に一体に固定されて、前記第1揺動部(21、21)と同軸の二つの第1補助揺動部(71、71、81、81)を中心に揺動する二つの第1の補助揺動リンク(7、8)と、
    前記ラック保持部材(5、6)を挟んで配置され、前記第2の揺動リンク(2’)に一体に固定されて、前記第2揺動部(21’、21’)と同軸の二つの第2補助揺動部(71’、71’、81’、81’)を中心に揺動する二つの第2の補助揺動リンク(7’、8’)と、
    前記第1の補助揺動リンク(7、8)及び前記第2の補助揺動リンク(7’、8’)を前記ラック保持部材(5、6)との間に挟んで配置され、前記第1補助揺動部(71、71、81、81)及び前記第2補助揺動部(71’、71’、81’、81’)を、前記ラック保持部材(5、6)との間で揺動自在に支承する二つの保持部材(9、10)と
    を備えたことを特徴とするモバイル用電子機器。
  2. 請求項1に記載のモバイル用電子機器において、
    前記第1の筐体と前記第1の補助揺動リンク(7、8)及び前記第2の筐体と前記第2の補助揺動リンク(7’、8’)は一体に固定されている
    ことを特徴とするモバイル用電子機器。
  3. 請求項1又は2に記載のモバイル用電子機器において、
    前記第1の補助揺動リンク(7、8)に跨がって、一端が揺動自在に支承され、前記フレキシブルディスプレイを折り曲げたとき他端が前記フレキシブルディスプレイの湾曲部に接する第1の支持プレート(11)と、
    前記第2の補助揺動リンク(7’、8’)に跨がって、一端が揺動自在に支承され、前記フレキシブルディスプレイを折り曲げたとき他端が前記フレキシブルディスプレイの湾曲部に接する第2の支持プレート(11’)と
    を有することを特徴とするモバイル用電子機器。
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