JP7280152B2 - 電子カセッテ - Google Patents

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Description

本発明は、X線等の放射線を用いて被写体を撮影する電子カセッテに関する。
医療用放射線撮影において電子カセッテが広く利用されている。例えば、X線撮影においては、電子カセッテは、被写体を透過したX線を受けることにより、被写体のX線画像を検出する画像検出部を有する可搬型のX線画像検出装置である。
電子カセッテは、放射線を用いた撮影が可能な状態か否か等、電子カセッテの状態を示すインジケータを有する場合がある。これらのインジケータは、電子カセッテの側面(特許文献1)または背面に設けられるものが知られている。
近年においては、電子カセッテの背面または側面に撮影領域の中心を示唆するインジケータを設け、さらにこれを電子カセッテの前面にまで延長した例がある(特許文献2)。また、電子カセッテの前面に、撮影待機状態を表す「レディ状態」や画像データの送信中であることを表す「データ送信中」を示すインジケータを設ける例がある(特許文献3)。
特開2015-190925号公報 特開2016-063875号公報 特開2014-195480号公報
放射線技師に対して電子カセッテの状態等を報知するために、1または複数のインジケータを有し、これらのインジケータを、電子カセッテの被写体側の表面である前面に設ける需要がある。撮影に使用するために電子カセッテを配置した状態において、電子カセッテの状態等を容易に確認できるようにするためである。
しかし、従来の電子カセッテにおいては、電子カセッテの前面側から確認可能なインジケータは1種類であり、このインジケータが示すステータス以外のステータスを確認するためには、結局の所、電子カセッテの側面または背面等にある他のインジケータ、または、制御装置であるコンソールの表示等を確認しなければならず、効率的に撮影を行うことができない。例えば、従来の電子カセッテにおいては、撮影領域の中心を示唆するインジケータ、または、レディ状態もしくはデータ送信中を示すインジケータ等のいずれか1つが電子カセッテの前面に設けられているに過ぎない。
また、電子カセッテが放射線技師に対して報知すべきステータスは複数ある。しかし、電子カセッテの特定の形状及びサイズを保ったまま、様々な報知すべきステータスを表すインジケータの全部を電子カセッテの前面に設けることは難しい。一方で、効率的に撮影を進めるために撮影時に電子カセッテの前面側から確認できると良いステータスは、少なくとも撮影領域の中心の位置と放射線画像の検出の可否である。
そこで、本発明は、撮影領域の中心と放射線画像の検出の可否を前面側から確認できる電子カセッテを提供することを目的とする。
本発明の電子カセッテは、被写体を透過した放射線を用いて、被写体の放射線画像を検出する画像検出部と、画像検出部を収容し、放射線画像を検出する場合に被写体に向ける前面と、前面に対向する背面と、前面と背面を接続する側面と、を有する筐体と、前面かつ画像検出部の撮影領域の外側に設けられ、発光することによって撮影領域の中心を示す第1インジケータと、前面かつ撮影領域の外側に設けられ、発光することによって放射線画像の検出の可否を表す第2インジケータと、を備える。
第1インジケータ及び第2インジケータは、筐体の複数箇所に設けられていることが好ましい。
第1インジケータ及び第2インジケータは、前面の4つの辺にそれぞれ設けられていることが好ましい。
第2インジケータは、前面と側面の接続部分に設けられていることが好ましい。
第1インジケータの表示色と、第2インジケータの表示色が異なることが好ましい。
第2インジケータの表示色は、緑色であることが好ましい。
第1インジケータを有する他の電子カセッテが利用可能である場合に、第1インジケータは表示色が可変であり、かつ、他の電子カセッテの第1インジケータと異なる色で発光することが好ましい。
第2インジケータと第1インジケータが点灯する場合、第2インジケータは第1インジケータよりも明るく点灯することが好ましい。
前面における第2インジケータの表示面積が、前面における第1インジケータの表示面積よりも大きいことが好ましい。
第1インジケータは前面の辺に垂直な方向に長い形状であり、かつ、第2インジケータは前面の辺に平行な方向に長い形状であることが好ましい。
第1インジケータは、筐体の側面にまで延伸した形状であることが好ましい。
第1インジケータを制御する基板、及び、第2インジケータを制御する基板は、画像検出部の制御基板とは別の基板であることが好ましい。
画像検出部を、第1インジケータを制御する基板及び第2インジケータを制御する基板から遮光する第1遮光部を備えることが好ましい。
第1インジケータと第2インジケータの間に、第1インジケータと第2インジケータを互いに遮光する第2遮光部を備えることが好ましい。
筐体の前面かつ撮影領域の外側に、発光することによって画像検出部の向きを表す第3インジケータを備えることが好ましい。
第3インジケータは、前面の4つの辺にそれぞれ設けられ、択一的に点灯することが好ましい。
本発明の電子カセッテは、撮影領域の中心と放射線画像の検出の可否を前面側から確認することができる。
電子カセッテの斜視図である。 電子カセッテの前面を示す平面図である。 電子カセッテの右側面を示す平面図である。 電子カセッテの背面を示す平面図である。 表示部の各インジケータを示す説明図である。 前面における各インジケータの面積を示す説明図である。 電子カセッテの内部構成を示す、第2インジケータ部分のXZ断面図である。 前面カバーを取り外した状態を示す平面図である。 光漏れを示す説明図である。 表示部の変形例を示す説明図である。 変形例における第1インジケータ及び第2インジケータの発光状態を示す説明図である。 変形例の右側面を示す平面図である。 変形例の背面を示す平面図である。 変形例の表示部を示す前面の平面図である。 変形例の表示部を示す側面の平面図である。 インジケータの配列を変更した表示部を示す平面図である。
図1~図4に示すように、電子カセッテ10は、前面16と、前面16に対向する背面17と、前面16と背面17を接続する側面21~24と、を有し、全体として例えば直方体形状である。電子カセッテ10は、例えば、JIS(Japanese Industrial Standards)規格(JIS Z4905)またはISO(International Organization for Standardization)規格(ISO 4090:2001)に準拠する形状及びサイズである。
以下においては、側面22及び側面24に平行な方向をX方向とし、側面21及び側面23に平行な方向をY方向とし、かつ、背面17からみた前面16の方向をZ方向とする。また、電子カセッテ10を前面16または背面17から見る場合に、側面21が形成する辺を電子カセッテ10の右辺といい、側面22が形成する辺を電子カセッテ10の上辺といい、側面23が形成する辺を電子カセッテ10の左辺といい、かつ、側面23が形成する辺を下辺という。前面16は、電子カセッテ10をZ方向正側から正面に見た場合に視認できる表面であり、放射線の入射を受ける電子カセッテ10のオモテ面である。背面17は、電子カセッテ10をZ方向負側から正面に見た場合に視認できる表面であり、電子カセッテ10のウラ面である。側面21は、電子カセッテ10をX方向正側から正面に見た場合に視認できる表面であり、電子カセッテ10の右側面である。側面22は、電子カセッテ10をY方向正側から正面に見た場合に視認できる表面であり、電子カセッテ10の上側面である。側面23は、電子カセッテ10をX方向負側から正面に見た場合に視認できる表面であり、電子カセッテ10の左側面である。側面24は、電子カセッテ10をY方向負側から正面に見た場合に視認できる表面であり、電子カセッテ10の下側面である。
前面16は、放射線画像を検出する場合に、すなわち撮影を行う場合に、被写体(図示しない)に向ける。このため、撮影を行う場合、被写体等が前面16に当接する。その結果、前面16は被写体等によって一部または全部が覆い隠される場合がある。但し、予め位置決めされた所定のホルダに電子カセッテ10をセットし、ホルダによって電子カセッテ10の位置及び向き等を確認し得る場合を除けば、少なくとも被写体及び電子カセッテ10を配置の調整をする撮影の準備段階において電子カセッテ10の全部が被写体等によって完全に覆い隠される場合は稀である。このため、殆どの場合、撮影時(少なくとも撮影の準備段階)において、電子カセッテ10は右辺、左辺、上辺、または下辺のうち少なくとも1辺は前面16側から視認できる。
前面16はほぼ平面である。前面16はマーカ31~34及びマーカ31~34を結ぶライン36~39によって撮影領域を示す。撮影領域とは、画像検出部94(図7参照)のうち放射線画像に寄与する画素がある領域(いわゆる有効画素領域)をいう。マーカ31~34は撮影領域の角を表し、マーカ31~34を結ぶライン36~39は撮影領域の端を表す。また、クロスライン41及び42は、その交点により撮影領域の中心を表す。
電子カセッテ10は、前面16に表示部50を有する。本実施形態においては、表示部50は、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53を備える。また、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53を含む表示部50は、電子カセッテ10の筐体の複数箇所に設けられている。具体的には、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53を含む表示部50は、前面16の4辺すなわち電子カセッテ10の上下左右の各辺にそれぞれ1つずつ設けられている。電子カセッテ10の上下左右の各辺のうち1ないし3辺が被写体等によって覆われた場合でも、前面16側から残りの1ないし3辺の表示部50の第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53を確認できるようにするためである。
第1インジケータ51は、画像検出部94の撮影領域(ライン36~39が示す領域)の外側に設けられ、発光することによって撮影領域の中心を、電子カセッテ10を前面16から見た放射線技師に示す。「撮影領域の中心を示す」とは、撮影領域の中心がある位置及び/または方向を示唆することをいう。例えば、右辺及び左辺の表示部50にある第1インジケータ51はクロスライン42の延長上にある。このため、右辺及び左辺の表示部50にある第1インジケータ51は、その位置により、それぞれY方向における撮影領域の中心位置を示唆する。また、右辺及び左辺の表示部50にある第1インジケータ51はその形状により、それぞれ撮影領域の中心がある方向を示唆する。一方、上辺及び下辺の表示部50にある第1インジケータ51はクロスライン41の延長上にある。このため、上辺及び下辺の表示部50にある第1インジケータ51は、その位置により、それぞれX方向における撮影領域の中心位置を示唆する。また、上辺及び下辺の表示部50にある第1インジケータ51は、その形状により、それぞれ撮影領域の中心がある方向を示唆する。
また、電子カセッテ10とともに、第1インジケータ51を有する他の電子カセッテが利用可能である場合に、第1インジケータ51は表示色が可変であり、かつ、他の電子カセッテの第1インジケータ51と異なる色で発光する。第1インジケータ51を有する他の電子カセッテとは、電子カセッテ10と同じ構成の別の電子カセッテ、または、電子カセッテ10のサイズ違いまたは後継等の関連機種の電子カセッテであって第1インジケータ51(第1インジケータと同様に機能する別のインジケータである場合を含む)を有する電子カセッテである。すなわち、第1インジケータ51が発光により表示する色(以下、表示色という)は電子カセッテ10を識別するための識別色である。具体的には、第1インジケータ51は、シアン色、マゼンタ色、橙色、緑色、または、紫色等の複数色から放射線技師またはシステムの制御装置(いわゆるコンソール)が選択する1つの特定の表示色で発光する。
電子カセッテ10を使用する放射線撮影システム(図示しない)においては、通常、サイズ等が異なる複数の電子カセッテ10を有しており、その中から1つを選択して撮影に使用する。複数の電子カセッテ10は、例えば、フリー撮影用、臥位撮影台用、または立位撮影台用等である。これら複数の電子カセッテ10から撮影に使用する電子カセッテ10の選択を誤るとワークフローの低下につながる。また、放射線撮影システムの制御装置(いわゆるコンソール(図示しない))と接続している電子カセッテ10を判別する必要もある。このため、制御装置には撮影に使用する電子カセッテ10の識別色を示し、かつ、撮影に使用する電子カセッテ10は第1インジケータ51をその識別色で点灯する。このように、第1インジケータ51が特定の識別色に発光することによって、放射線技師は、撮影領域の中心を知ることができるだけでなく、撮影に使用すべき電子カセッテ10であるか否かを第1インジケータ51の表示によって視覚的に知ることができる。また、複数の電子カセッテ10を利用可能である場合に、誤った電子カセッテ10を用いて撮影を実行し、再撮影を余儀なくされる不具合を防止することができる。
なお、各辺にある表示部50の第1インジケータ51は、全て同時に点灯及び消灯する。また、表示色も全て同じである。複数ある第1インジケータ51のいずれかによって、電子カセッテ10を識別し、かつ、撮影領域の中心を示すためである。
第2インジケータ52は、撮影領域の外側に設けられ、発光することによって放射線画像の検出の可否を表す。「放射線画像の検出の可否」とは、電子カセッテ10が放射線画像を検出する準備が整っているか否かを示すステータスをいう。すなわち、第2インジケータ52は、いわゆるレディ(READY)状態(放射線を曝射可能な状態)を表す。第2インジケータ52は、点灯することによってレディ状態を表し、消灯によって非レディ状態を表す。第2インジケータ52が放射線画像の検出の可否を報知するのは、放射線を曝射できに状態で撮影を実行すると、被写体の被曝量が無駄に増加するため、放射線技師は的確に放射線画像の検出の可否の状態を知る必要があるからである。
本実施形態においては、第2インジケータ52の表示色は不変の固有色とする。第1インジケータ51または第3インジケータ53の点灯を、第2インジケータ52の点灯と誤認することによって、放射線技師がレディ状態を誤認することを防ぐためである。具体的には、第2インジケータ52の表示色は緑色である。緑色の表示(グリーンフラグ)は、放射線技師が自然にレディ状態と認識しやすい色だからである。
電子カセッテ10は、第1インジケータ51及び/または第3インジケータ53の表示色が可変である場合、第1インジケータ51及び第3インジケータ53の表示色を、第2インジケータ52の表示色とは異なる表示色にする。すなわち、電子カセッテ10は、第1インジケータ51及び第3インジケータ53の表示色を、第2インジケータ52の表示色と同じ色にすることを禁止する。本実施形態においては、第1インジケータ51の表示色が可変であり、第3インジケータ53は第2インジケータ52とは異なる不変の固有色(例えば白色)で点灯する。このため、電子カセッテ10は、第1インジケータ51の表示色を、少なくとも第2インジケータ52と異なる表示色にする。その結果、電子カセッテ10においては、第1インジケータ51の表示色及び第3インジケータ53の表示色と、第2インジケータの表示色が異なる。これにより、第2インジケータ52を、他のインジケータと誤認することなく認識できる。
第2インジケータ52は、前面16と側面21~24の接続部分に設けられている。すなわち、第2インジケータ52は、各々の表示部50がある電子カセッテ10の各辺の近傍に設けられている。前面16に被写体等が重畳した場合でも、被写体等によって第2インジケータ52を隠れ難くし、前面16側から、より確実に第2インジケータ52を確認できるようにするためである。また、第2インジケータ52を前面16と側面21~24の接続部分に設けることは、電子カセッテ10の外形の形状及びサイズを大きくすることなく、撮影領域を最大限に広げる(撮影領域が大きい画像検出部94を使用可能とする)ことにも寄与する。第2インジケータ52を実装するために必要な内部的なスペース及び/または前面16におけるスペースを抑えることができるからである。したがって、第2インジケータ52を前面16と側面21~24の接続部分に設けることは、本実施形態のようにJIS規格またはISO規格等の特定の規格に準拠するために、形状及び大きさが特定の形状及び大きさに限られる電子カセッテ10において特に有用である。
なお、各辺の表示部50にある第2インジケータ52は、全て同時に点灯及び消灯する。また、表示色も同じである。複数ある第2インジケータ52のいずれかによって、放射線画像の検出の可否を知ることができるようにするためである。
また、第2インジケータ52と第1インジケータ51が点灯する場合、第2インジケータ52は第1インジケータ51よりも明るく点灯する。例えば、第2インジケータ52と第1インジケータ51が点灯する場合、第2インジケータ52の輝度は、第1インジケータ51の輝度よりも大きい。さらに第3インジケータ53が点灯する場合、第2インジケータ52は、第1インジケータ51及び第3インジケータ53よりも明るく表示する。すなわち、第2インジケータ52は、表示部50を構成する複数のインジケータの中で最も明るく点灯する。第1インジケータ51及び第3インジケータ53に対して相対的に第2インジケータ52を強く表示することにより、第1インジケータ51及び第3インジケータ53と第2インジケータ52が並んでいても、放射線画像の検出の可否を正しくかつ確実に認識できるようにするためである。
第3インジケータ53は、撮影領域の外側に設けられ、発光することによって画像検出部94の向きを表す。「画像検出部94の向き」は、実質的に、回転処理を行う前の放射線画像の向き、と同義である。このため、放射線技師は、第3インジケータ53の表示にしたがって電子カセッテ10の配置を調整して撮影を行うことにより、撮影後に回転処理をする必要がない放射線画像を得ることができる。また、第3インジケータ53は、第2インジケータ52と同様に、前面16と側面21~24の接続部分に設けられている。第3インジケータ53を実装するために必要な内部的なスペース及び/または前面16におけるスペースを抑えることにより、電子カセッテ10の外形の形状及びサイズを大きくすることなく、撮影領域を最大限に広げるためである。第3インジケータ53を前面16と側面21~24の接続部分に設けることは電子カセッテ10の形状及び大きさが特定の規格に準拠する場合に、特に有用である。
電子カセッテ10の各辺にある4つの表示部50は全て第3インジケータ53を含む。すなわち、第3インジケータ53は、前面16の4つの辺にそれぞれ設けられている。ただし、第3インジケータ53は、これらのうち1つが択一的に点灯する。複数ある第3インジケータ53のいずれかの1つの点灯によって、画像検出部94の上下左右の向きを報知するためである。本実施形態においては、回転処理を行う前の状態で放射線画像の「上」になる方向を第3インジケータ53の点灯によって示す。
図3に示すように、右辺の表示部50を構成する第1インジケータ51は、電子カセッテ10の右側面である側面21にまで延伸した形状である。同様に、上辺、左辺、及び、下辺の表示部50を構成する第1インジケータ51も、それぞれ側面22、側面23、及び、側面24にまで延伸した形状である(図示省略)。電子カセッテ10の側面21~24において、電子カセッテ10を識別し、かつ、撮影領域の中心を知ることができるようにするためである。また、電子カセッテ10は、通常、クレードル(図示しない)に立て、密に並べて保管等するので、上記のように第1インジケータ51が電子カセッテ10の側面21~24にまで延伸した形状を有することで、側面21~24の延伸した第1インジケータ51の表示色によって撮影に使用する電子カセッテ10を即座に識別することができる。
図4に示すように、電子カセッテ10は、背面17に、滑り止めのラバー61~64を有する。これにより、電子カセッテ10をベッド上等に配置した場合に、電子カセッテ10の位置ずれを防ぐことができる。また、電子カセッテ10は、背面17の中央部71に、第1背面表示部72、第2背面表示部73、及び、充電池パック74を一体的に有する。第1背面表示部72は、充電池パック74の残量、及び、動作モード等を表示する。第2背面表示部73は、電子カセッテ10の型番、仕様、その他注意書き等を表示する。充電池パック74は、電子カセッテ10に電力を供給する。充電池パック74は、着脱及び交換可能であり、充電することにより再利用できる。この他、電子カセッテ10の背面17には、操作部81~82、並びに、1または複数の背面インジケータ83~86を有する。操作部81~82は、同時に押圧することにより、電子カセッテ10の動作モードを変更可能な状態にする。また、動作モードを変更可能な状態にした後、操作部81または操作部82を押圧することにより、動作モードを選択できる。背面インジケータ83~86は、操作部81と操作部82の間に設けられ、それぞれ、前面16において表示しない電子カセッテ10のステータスを表示する。背面インジケータ83~86は、例えば、電子カセッテ10の通電状態(ON/OFF)、コンソール等との通信状態、または、その他エラー等を点灯もしくは消灯、点灯時の色、または、点滅等によって表示する。
図5に示すように、第1インジケータ51は前面16の辺に垂直な方向に長い形状であり、かつ、第2インジケータ52は前面16の辺に平行な方向に長い形状である。また、第3インジケータ53は、第2インジケータ52と同様に、前面16の辺に平行な方向に長い形状である。例えば、右辺の表示部50の第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53のY方向の長さをそれぞれ「A1」「A2」及び「A3」とし、X方向の長さをそれぞれ「B1」「B2」及び「B3」とする。この場合、第1インジケータ51については「A1<B1」である。このように第1インジケータ51を、その第1インジケータ51がある辺(図5においては前面16における右辺)に垂直な方向に長い形状とすることで、直感的に撮影領域の中心の方向を示唆することができる。
第2インジケータ52については「A2>B2」である。このように第2インジケータ52を、その第2インジケータ52がある辺に平行な方向に長い形状とすることで、前面16に被写体等が重畳した場合でも、被写体等によって第2インジケータ52を隠れ難くし、前面16側から、より確実に第2インジケータ52を確認できるようにすることができる。
第3インジケータ53については「A3>B3」である。このように第3インジケータ53を、その第3インジケータ53がある辺に平行な方向に長い形状とすることで、前面16に被写体等が重畳した場合でも、被写体等によって第3インジケータ53を隠れ難くし、前面16側から、より確実に第3インジケータ53を確認できるようにするためである。
また、相対的には、第1インジケータ51、第2インジケータ52、第3インジケータ53のうち、第2インジケータ52の辺に沿った長さを最も長くする。すなわち「A2>A1」かつ「A2>A3」とする。本実施形態においては「A2>A3>A1」である。このように、第2インジケータ52の長さを相対的に最も長くすることで、第2インジケータ52が最も目立つようになる。その結果、第1インジケータ51及び第3インジケータ53と第2インジケータ52が並んでいても、放射線技師は、放射線画像の検出の可否を正しくかつ確実に認識できる。
また、前面16における第1インジケータ51と第2インジケータ52の表示面積を比較する場合、前面16における第2インジケータ52の表示面積が、前面16における第1インジケータ51の表示面積よりも大きい。また、第3インジケータ53も含めて表示面積を比較する場合には、第2インジケータ52の表示面積が最も大きい。すなわち、第1インジケータ51の表示面積を「S1」、第2インジケータ52の表示面積を「S2」、及び、第3インジケータ53の表示面積を「S3」とする場合(いずれも図示しない)、少なくとも「S2>S1」かつ「S2>S3」とする。このように、第2インジケータ52の表示面積を相対的に大きくしておくことで、第2インジケータ52が最も目立つようになる。その結果、第1インジケータ51及び第3インジケータ53と第2インジケータ52が並んでいても、放射線技師は、放射線画像の検出の可否を正しくかつ確実に認識できる。
なお、上記のように第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53の表示面積を比較する場合、図6に示すように、前面16の平面部分だけを考慮して比較してもよい。電子カセッテ10を前面16から見る場合、前面16の平面部分における表示面積の大小関係が、各インジケータの相対的な視認性において支配的だからである。具体的には、例えば、前面16の右辺において、領域R1までが平面であり、領域R2以降が面取り等によって湾曲している場合、領域R1の範囲内にある第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53の各表示面積(図6におけるハッチング部分の面積)をσ1、σ2、及びσ3とする場合、少なくとも「σ2>σ1」かつ「σ2>σ3」とする。もちろん、「S2>S1」かつ「S2>S3」と、「σ2>σ1」かつ「σ2>σ3」と、を満たすことが好ましい。
図7に示すように、電子カセッテ10は、前面板91、フレーム92、及び、背面板93を有する。前面板91、フレーム92、及び、背面板93は、電子カセッテ10の筐体を構成し、その内部に画像検出部94を収容する。
前面板91は、電子カセッテ10の前面16を構成する部材であり、少なくとも画像検出部94の部分はカーボン等の放射線を透過する材料を用いて形成する。フレーム92は、電子カセッテ10の側面21~24を構成する部材であり、例えば、アルミニウム等の軽量な金属を用いて形成する。背面板93は、電子カセッテ10の背面17を構成する部材であり、例えば、フレーム92と同様に、アルミニウム等の軽量な金属を用いて形成する。
画像検出部94は、被写体を透過した放射線を用いて、被写体の放射線画像を検出する。電子カセッテ10においては、画像検出部94として、放射線を直接的に電気信号に変換する直接変換型の検出器と、放射線を可視光に変換し、その可視光を光電変換する間接変換型の検出器のいずれをも使用できる。本実施形態では、画像検出部94は間接変換型である。画像検出部94の背面17側には、鉛板等の放射線を遮蔽する放射線遮蔽部95を介して、画像検出部94及びその他電子カセッテ10の各部を制御する制御基板96を有する。制御基板96には、図示しないフレキシブル基板等を含む。
また、表示部50を構成する各インジケータは、発光体と、発光体が発光する光を導光する導光体と、発光体の発光及び発光量等を制御することにより、インジケータを制御する基板と、を有する。発光体とは、LED(light emitting diode)等の半導体発光素子、または電熱線もしくはガス等を用いるランプ等である。本実施形態においては、発光体はLEDである。このため、例えば、第2インジケータ52は、発光体である第2インジケータ用LED102と、第2導光体112と、LED基板109と、を含む。第2インジケータ用LED102は、制御基板96とは別体のLED基板109に設けられている。LED基板109は、第2インジケータ52を制御する基板である。インジケータを制御するとは、インジケータの点灯または消灯、及び、発光量等を制御することをいう。LED基板109は、第2インジケータ用LED102の発光及び発光量等を制御する。その結果、LED基板109は、第2インジケータ52を制御する。LED基板109は、固定部材110によって例えばフレーム92に接続され、XYZの各方向のいずれかまたは複数に移動可能となっている。電子カセッテ10に加わる振動等を吸収するためである。第2インジケータ用LED102は緑色光を発光する。第2導光体112は、第2インジケータ用LED102が発光する光を受け、これを導光する第1部分C1と、第1部分C1に接続し、かつ、表面の一部を前面16に露呈する第2部分C2と、の2段構成となっている。
第2導光体112の第2部分C2が前面16に露呈する表面は、本実施形態においては前面16と面一である。ただし、第2導光体112の第2部分C2が前面16に露呈する表面は、前面16に対して凹んでいてもよい。第2導光体112の第2部分C2が前面16に露呈する表面が、前面16と面一である場合、または、前面16に対して凹んでいる場合、撮影時に第2導光体112が被写体等に引っ掛かる不具合、及び、被写体等の引っ掛かりによって第2導光体112が破損または変形等する不具合を低減できる。第1インジケータ51及び第3インジケータについても同様である。さらに、電子カセッテ10は、画像検出部94に対してLED基板109を遮光する第1遮光部120を備える。
図8に示すように、第1インジケータ51及び第3インジケータ53についても、上記第2インジケータ52と同様の構成となっている。具体的には、第1インジケータ51は、第1インジケータ用LED101と、第1導光体111と、を含む。第1インジケータ用LED101は発光色が可変である。このため、第1インジケータ用LED101の発光色を変更することにより、第1インジケータ51の表示色を変更することができる。また、第1導光体111は、第1インジケータ用LED101が発光する光を受け、これを導光する第1部分と、第1部分に接続し、かつ、表面の一部を前面16に露呈する第2部分と、2段構成となっている点は、第2導光体112と同様である。ただし、第1導光体111は、第1インジケータ51の形状等に合わせて形作られており、例えば、第2導光体112とは異なり、第2部分はX方向において第1部分から突出する形状となっている。
また、第3インジケータ53は、第3インジケータ用LED103と、第3導光体113と、を含む。第3インジケータ用LED103は、本実施形態においては例えば白色等の特定の色に発光する。第3導光体113は、第3インジケータ用LED103が発光する光を受け、これを導光する第1部分と、第1部分に接続し、かつ、表面の一部を前面16に露呈する第2部分と、の2段構成になっている点は、第1導光体111及び第2導光体112と同様である。ただし、第3導光体113は、第3インジケータ53の大きさ及び形状等に形作られている。本実施形態においては、第3導光体113は、図7における第2導光体112と同様に、第2部分が第1部分の上(Z方向正側)に接続し、第1部分のY方向正側の端部と、第2部分のY方向正側の端部と、は面一である。
本実施形態においては、第1インジケータ用LED101及び第3インジケータ用LED103は、第2インジケータ用LED102と共通のLED基板109に設けられている。そして、第1遮光部120は、画像検出部94に対して、第1インジケータ用LED101、第2インジケータ用LED102、及び、第3インジケータ用LED103を含むLED基板109の全体を覆う。このため、第1遮光部120は、画像検出部94に対して、第1インジケータ51を制御する基板(LED基板109)、第2インジケータ52を制御する基板(LED基板109)、及び、第3インジケータ53を制御する基板(LED基板109)から遮光する。第1遮光部120は、例えば、黒色のスポンジまたはテープ等である。このように、第1遮光部120を設けることにより、LED基板109に設けた各インジケータ用のLEDが発する各光が、画像検出部94に漏れることを防止または低減できる。本実施形態のように、画像検出部94が間接変換型の検出器である場合、LED基板109から画像検出部94に光が漏れると、撮影する放射線画像においてアーチファクトになる。このため、第1遮光部120は、放射線画像のアーチファクトを防止または低減することができる。
なお、第1インジケータ用LED101、第2インジケータ用LED102、及び、第3インジケータ用LED103は、それぞれ別のLED基板に設けることができる。また、第1インジケータ用LED101、第2インジケータ用LED102、及び、第3インジケータ用LED103のうち1つのみを別基板に設けることができる。これらの場合、第1遮光部120は、これらのLEDを実装した各基板を覆うことによって画像検出部94を各LEDが発する光から遮光してもよく、これらのLED実装した各基板の全体を覆うことによって画像検出部94を各LEDが発する光から遮光してもよい。
また、インジケータ等のLED等の発光体は、画像検出部94の制御基板96上に実装し、制御基板96上の発光体から導光する構成とすれば低コスト化できるが、本実施形態においては上記の通り、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53を構成するLED基板109を、画像検出部94の制御基板96とは別の基板としている。これは、上記のようにLED基板109の全体を第1遮光部120で覆うことにより、より確実に画像検出部94への光かぶり(光漏れ)を防ぐためである。すなわち、LED基板109を、画像検出部94の制御基板96とは別の基板とし、これを覆うように第1遮光部120を設けることで、画像検出部94への光かぶりをより確実に防いでいる。その結果、電子カセッテ10は前面16に複数の発光するインジケータを設けているにもかかわらず、これらのインジケータからの光かぶりによるアーチファクトがなく、または少ない正確な放射線画像を得ることができる。
さらに、電子カセッテ10は、隣接する第1インジケータ51と第2インジケータ52の間に、第1インジケータ51と第2インジケータ52を互いに遮光する第2遮光部121を備える。同様に、電子カセッテ10は、隣接する第2インジケータ52と第3インジケータ53との間に、第2インジケータ52と第3インジケータ53を互いに遮光する第2遮光部122を備える。
これら第2遮光部121及び122は、フレーム92が形成する(図8参照)。すなわち、第1導光体111、第2導光体112、及び、第3導光体113は、フレーム92の一部を概ねその形状に切り欠いた溝部分に嵌め込む構成となっている。このため、第1導光体111と第2導光体112の間に残るフレーム92の部分が、第2遮光部121を構成する。また、第2導光体112と第3導光体113の間に残るフレーム92の部分が、第2遮光部122を構成する。第1導光体111と第2導光体112の間に設ける第2遮光部121は、第1導光体111及び第2導光体112の相互間の光漏れを防止する。その結果、第1インジケータ51を点灯した場合に、点灯していない第2インジケータ52が点灯している用に見えてしまうこと、及び、第2インジケータ52を点灯した場合に、点灯していない第1インジケータ51が点灯してるように見えてしまうことを防ぐことができる。また、第2遮光部121は、第1インジケータ51と第2インジケータ52の混色も防止する。このため、第1インジケータ51と第2インジケータ52は、所定の表示色で正しく点灯することができる。同様に、第2導光体112と第3導光体113の間に設ける第2遮光部122は、第2導光体112と第3導光体113の相互間の光漏れを防止する。その結果、第2遮光部122は、第2インジケータ52と第3インジケータ53の点灯の誤認、及び、混色を防止することができる。
また、第2遮光部121及び122をフレーム92によって形成する場合、第1導光体111、第2導光体112、及び第3導光体113を嵌め込むために削る部分が最小限で済む。このため、表示部50に係る部分及びその周辺の全体を切り欠いて、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53を配置する場合と比較すると、フレーム92の剛性を保つことができるという利点もある。
また、少なくとも第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53を形成する部分において、フレーム92は第1段部分131と第2段部分132の2段構成になっている。第1段部分131は第1導光体111、第2導光体112、及び第3導光体113の第1部分(図7における第2導光体112の第1部分C1等)を嵌め込む穴を構成する部分である。第2段部分132は、第1段部分131からZ方向正側に突出した部分であり、少なくとも第2導光体112の第2部分C2及び第3導光体113の第2部分のX方向正側及びY方向の側面を覆う。
図9に示すように、フレーム92が上記のように第1段部分131及び第2段部分132の2段構成になっておらず、第2導光体112及び第3導光体113の第2部分がフレーム92内で露呈している場合、例えば、第2インジケータ52を点灯すると、前面板91とフレーム92の境界140に沿って光漏れ141が生じる。このような光漏れ141は、第1部分C1のY方向正側の端部と第2部分C2のY方向正側の端部とが面一である場合に生じやすい。このため、少なくともこの構造を有する第2導光体112及び第3導光体113のまわりに第2段部分132を設け、フレーム92と前面板91との境界140と、第2導光体112及び第3導光体113とフレーム92との境界と、が重複しない構造とする。これにより、光漏れ141を防ぎまたは低減し、第2インジケータ52及び第3インジケータ53を、前面16に露呈する形状で正しく点灯することができる。
なお、上記実施形態においては、第2インジケータ52は、点灯することによってレディ状態を表し、消灯することによって非レディ状態を表すが、第2インジケータ52はさらに点滅することによって、電子カセッテ10の他の状態を表すことができる。例えば、第2インジケータ52は、点滅することにより、電子カセッテ10または電子カセッテ10を使用するシステムが起動中(準備動作中)であること等の状態を表すことができる。第2インジケータ52が点滅により、レディ状態及び非レディ状態以外の電子カセッテ10の状態を表す場合、前面16または表示部50にインジケータを追加することなく、前面16において報知できる電子カセッテ10の状態の種類を増やすことができる。同様に、第1インジケータ51は点灯することによって撮影領域の中心及び電子カセッテ10の識別情報を表示するが、第1インジケータ51は点滅することによって電子カセッテ10の他の状態を表示することができる。また、第3インジケータ53は点灯することよって、画像検出部94の向きを表示するが、第3インジケータ53は点滅することによって別の電子カセッテ10の他の状態を表示することができる。このように、第1インジケータ51または第3インジケータ53の点滅によって電子カセッテ10の状態を表示する場合も、前面16または表示部50にインジケータを追加することなく、前面16において報知できる電子カセッテ10の状態の種類を増やすことができる。
上記実施形態においては、第1インジケータ51及び第3インジケータ53と比較して、第2インジケータ52の輝度を大きくすることにより、第2インジケータ52を最も明るく点灯するが、第2インジケータ52は輝度を大きくする以外の方法で相対的に最も明るく点灯してもよい。すなわち、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53の明るさの比較は、輝度以外の情報を用いて行うことができる。具体的には、第2インジケータ52の光度または光束(ルーメン)等を、第1インジケータ51及び第3インジケータ53よりも大きくすることにより、第2インジケータ52を相対的に最も明るく点灯することができる。また、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53の明るさは、輝度、光度、または光束等の各インジケータの発光に関するステータスだけでなく、比視感度(明所における比視感度及び/または暗所における比視感度)を考慮して定めることが特に好ましい。第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53の各表示色を考慮して、電子カセッテ10の実際的な使用環境において放射線技師が第2インジケータ52を相対的に最も明るく認識できるようにするためである。例えば、輝度、光度または光束等と比視感度との積(または当該積の波長についての積分値)が相対的に最も大きくなるようにすることで、第2インジケータ52を相対的に最も明るく点灯することが好ましい。
上記実施形態においては、第2インジケータ52の表示色を不変の固定色としているが、第2インジケータ52の表示色を変更できるようにしてもよい。第2インジケータ52の表示色が可変である場合、例えば、正常動作時の点灯では第2インジケータ52を上記実施形態の固定色(緑色)で点灯し、かつ、エラー発生時の点灯では上記実施形態の固定色以外の色で第2インジケータ52を点灯する。このように、第2インジケータ52の表示色を可変にすると、表示部50にインジケータを追加することなく、第2インジケータ52の表示色またはその変化によって、電子カセッテ10の前面16でレディ状態以外の電子カセッテ10の状態を表示することができる。
なお、上記実施形態の通り、電子カセッテ10の各辺にある表示部50は、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53の配列が撮影領域の中心の方向から見て同じ配列順となる対称性を有し、概ね点対称(回転対称)の配列順となっている。上記実施形態では、撮影中心から見て左から第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び第3インジケータ53の配列順である(図1等参照)。このように、電子カセッテ10の各辺に設ける表示部50において、各インジケータの配列順を点対称の配列順にすると、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53を制御するLED基板109等を各表示部50で同一の部品にすることができる。その結果、複数の表示部50を電子カセッテ10に設けることによるコストを低減できる。
また、上記実施形態では、上記の通り、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53は点対称の配列順であることが好ましいが、これらの配列順は、X方向またはY方向に線対称な配列順にすることができる。このように各表示部50の第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び第3インジケータ53の配列を線対称な配列順にする場合、電子カセッテ10の4辺に設ける表示部50のうち2つの表示部50で配列順が同じになる。このため、これらのLED基板109等を同じ部品にすることができるので、各辺でインジケータの配列順が異なる場合と比較すると、コストを低減できる。具体的には、上辺及び下辺の表示部50においては、X方向に沿って左(X方向負側)から第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53の配列順とし、かつ、右辺及び左辺の表示部50においては、Y方向に沿って上(Y方向正側)から第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53の配列順とすることができる。この場合、上辺と右辺の表示部50でインジケータの配列順が同じになり、かつ、下辺と左辺の表示部50でインジケータの配列順が同じになるので、上辺と右辺の表示部50でLED基板109等を同じ部品にでき、かつ、下辺と左辺の表示部50でLED基板109等を同じ部品にできる。
なお、上記実施形態においては、表示部50は、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53を前面16に直接に露呈する。しかし、図10に示すように、表示部50は、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53の表面を、例えば前面板91と同じ黒色の透明板によって覆い隠す構成とすることができる。この場合、第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53は、非点灯状態においてほぼ視認できない。一方、図11に示すように、例えば、第1インジケータ51と第2インジケータ52を点灯すると、その光が上記透明板を透過し、点灯した第1インジケータ51及び第2インジケータ52の表示を視認できる。第3インジケータ53を点灯する場合も同様である。このように、第1インジケータ51、第2インジケータ52、第3インジケータ53の非点灯時に、その存在を隠す透明板を用いて表示部50を構成する場合、必要に応じて各インジケータが現れるので、放射線技師に対して各インジケータの点灯及びその色を強調できる。その結果、放射線技師は、各インジケータが報知する内容を誤りなく知得しやすい。
なお、上記実施形態においては、第1インジケータ51が前面16から側面21~24にまで延伸した形状となっているが、図12及び図13に示すように、第1インジケータ51は背面17まで延伸した形状にしてもよい。この場合、電子カセッテ10の背面17からも、第1インジケータ51が表示する識別色を把握でき、ユーザビリティが向上する。
また、上記実施形態においては、第1インジケータ51が前面16から側面21~24にまで延伸した形状となっているが、図14及び図15に示すように、第2インジケータ52を側面21~24にまで延伸した形状とすることができる。この場合、側面21~24において第2インジケータ52の点灯を確認することができる。第3インジケータ53も同様に、側面21~24にまで延伸した形状とすることができる。さらに、第2インジケータ52及び第3インジケータ53は、図12及び図13の第1インジケータ51のように、背面17にまで延伸した形状としてもよい。
また、上記実施形態においては、例えば、右辺においてY方向正側から第1インジケータ51、第2インジケータ52、及び、第3インジケータ53の順に各インジケータを配列しているが、表示部50における各インジケータの配列は、第1インジケータ51をクロスライン41または42の延長上に配置すること除き、表示部50における各インジケータの相対的な配列は任意である。このため、図16に示すように、例えば、右辺においてY方向正側から、第2インジケータ52、第1インジケータ51、及び、第3インジケータ53の順に各インジケータを配列することができる。
10 電子カセッテ
16 前面
17 背面
21~24 側面
31~34 マーカ
36~39 ライン
41、42 クロスライン
50 表示部
51 第1インジケータ
52 第2インジケータ
53 第3インジケータ
61~64 ラバー
71 中央部
72 第1背面表示部
73 第2背面表示部
74 充電池パック
81 操作部
81、82 操作部
83~86 背面インジケータ
91 前面板
92 フレーム
93 背面板
94 画像検出部
95 放射線遮蔽部
96 制御基板
101 第1インジケータ用LED
102 第2インジケータ用LED
103 第3インジケータ用LED
109 LED基板
110 固定部材
111 第1導光体
112 第2導光体
113 第3導光体
120 第1遮光部
121、122 第2遮光部
131 第1段部分
132 第2段部分
140 境界
141 光漏れ

Claims (14)

  1. 被写体を透過した放射線を用いて、前記被写体の放射線画像を検出する画像検出部であり、被写体を透過した放射線を可視光に変換し、変換した可視光を光電変換する間接変換型の検出器である画像検出部と、
    前記画像検出部を収容し、前記放射線画像を検出する場合に前記被写体に向ける前面と、前記前面に対向する背面と、前記前面と前記背面を接続する側面と、を有する筐体と、
    前記前面かつ前記画像検出部の撮影領域の外側に設けられ、発光することによって前記撮影領域の中心を示す第1インジケータと、
    前記前面かつ前記撮影領域の外側に設けられ、発光することによって前記放射線画像の検出の可否を表す第2インジケータと、
    を備え、
    前記第1インジケータを制御する基板、及び、前記第2インジケータを制御する基板は、前記画像検出部の制御基板とは別の基板であり、
    前記画像検出部を、前記第1インジケータを制御する基板及び前記第2インジケータを制御する基板から遮光する第1遮光部を備える電子カセッテ。
  2. 前記第1インジケータと前記第2インジケータの間に、前記第1インジケータと前記第2インジケータを互いに遮光する第2遮光部を備える請求項1に記載の電子カセッテ。
  3. 前記第1インジケータ及び前記第2インジケータは、前記筐体の複数箇所に設けられている請求項1または2に記載の電子カセッテ。
  4. 前記第1インジケータ及び前記第2インジケータは、前記前面の4つの辺にそれぞれ設けられている請求項に記載の電子カセッテ。
  5. 前記第2インジケータは、前記前面と前記側面の接続部分に設けられている請求項1ないしのいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  6. 前記第1インジケータの表示色と、前記第2インジケータの表示色が異なる請求項1ないしのいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  7. 前記第2インジケータの表示色は、緑色である請求項に記載の電子カセッテ。
  8. 前記第1インジケータを有する他の電子カセッテが利用可能である場合に、前記第1インジケータは表示色が可変であり、かつ、前記他の電子カセッテの前記第1インジケータと異なる色で発光する請求項またはに記載の電子カセッテ。
  9. 前記第2インジケータと前記第1インジケータが点灯する場合、前記第2インジケータは前記第1インジケータよりも明るく点灯する請求項1ないしのいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  10. 前記前面における前記第2インジケータの表示面積が、前記前面における前記第1インジケータの表示面積よりも大きい請求項1ないしのいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  11. 前記第1インジケータは前記前面の辺に垂直な方向に長い形状であり、かつ、前記第2インジケータは前記前面の辺に平行な方向に長い形状である請求項1ないし10のいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  12. 前記第1インジケータは、前記筐体の側面にまで延伸した形状である請求項1ないし11のいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  13. 前記筐体の前記前面かつ前記撮影領域の外側に、発光することによって前記画像検出部の向きを表す第3インジケータを備える請求項1ないし12のいずれか1項に記載の電子カセッテ。
  14. 前記第3インジケータは、前記前面の4つの辺にそれぞれ設けられ、択一的に点灯する請求項13に記載の電子カセッテ。
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