JP7277288B2 - ズームレンズ及びそれを有する撮像装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ズームレンズ及びそれを有する撮像装置に関し、デジタルスチルカメラやビデオカメラ、放送用カメラ、監視カメラ等のような固体撮像素子を用いた撮像装置、或いは銀塩写真フィルムを用いたカメラ等の撮像装置に好適なものである。
近年、撮像装置に用いられるズームレンズは、レンズ全長が小型でありながら高変倍比で全ズーム領域にわたり高い光学性能を有することが求められている。特に焦点距離が長い望遠ズームレンズにおいては、軸上色収差および倍率色収差が大きく発生する傾向にあるため、高画質化のためには色収差の補正が重要となる。
特許文献1には、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、および、複数の後群からなるズームレンズが開示されている。
特開2014-89385号公報
特許文献1に開示されたポジティブリードのズームレンズでは、第1レンズ群にて発生した収差が後群によって拡大される。望遠端における軸上色収差および倍率色収差を良好に補正するには、第1レンズ群の正レンズに低分散材料を使用することが効果的である。特に、第1レンズ群の正レンズに異常分散性が高い材料を使用することで、望遠端における倍率色収差の二次スペクトルを良好に補正することができる。しかし、望遠端における倍率色収差の二次スペクトル補正を重視すると、軸上色収差の二次スペクトル補正が困難となる。特に高変倍比のズームレンズにおいて、この課題が顕著となる。
そこで本発明は、高変倍比でありながら望遠端における軸上色収差および倍率色収差が良好に補正されたズームレンズおよび撮像装置を提供することを目的とする。
本発明の一側面としてのズームレンズは、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、および、3つ以上のレンズ群を有する後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、前記第1レンズ群の少なくとも一つの正レンズ、前記第2レンズ群の少なくとも一つの負レンズ、および、前記第4レンズ群の少なくとも一つの負レンズのそれぞれのアッベ数νdおよび部分分散比θgFは、第一の条件式を満足し、前記第2レンズ群の焦点距離f2および前記第4レンズ群の焦点距離f4は、第二の条件式を満足する。

本発明の他の側面としての撮像装置は、前記ズームレンズと、前記ズームレンズにより形成された像を受光する撮像素子とを有する。
本発明の他の目的及び特徴は、以下の実施例において説明される。
本発明によれば、高変倍比でありながら望遠端における軸上色収差および倍率色収差が良好に補正されたズームレンズおよび撮像装置を提供することができる。
実施例1におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例1におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例2におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例2におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例3におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例3におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 実施例4におけるズームレンズの広角端での断面図である。 実施例4におけるズームレンズの広角端、中間ズーム位置、望遠端での収差図である。 各実施例におけるズームレンズを備えた撮像装置の概略図である。
以下、本発明の実施例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
各実施例のズームレンズは、物体側から像側へ順に、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、および、複数のレンズ群を有する後群からなる。変倍(ズーミング)の際には、少なくとも第1レンズ群が光軸OAに沿った方向(光軸方向)に移動することにより、隣り合うレンズ群の間隔が変化する。
図1は、実施例1におけるズームレンズ1aの広角端での断面図である。図2(A)、(B)、(C)はそれぞれ、ズームレンズ1aの広角端、中間のズーム位置、望遠端での収差図である。図3は、実施例2におけるズームレンズ1bの広角端での断面図である。図4(A)、(B)、(C)はそれぞれ、ズームレンズ1bの広角端、中間のズーム位置、望遠端における収差図である。図5は、実施例3におけるズームレンズ1cの広角端での断面図である。図6(A)、(B)、(C)はそれぞれ、ズームレンズ1cの広角端、中間のズーム位置、望遠端での収差図である。図7は、実施例4におけるズームレンズ1dの広角端での断面図である。図8(A)、(B)、(C)はそれぞれ、ズームレンズ1dの広角端、中間のズーム位置、望遠端での収差図である。
各実施例のズームレンズ1a~1dは、ビデオカメラ、デジタルカメラ、TVカメラ、監視用カメラ、および、銀塩フィルムカメラ等の撮像装置に用いられる撮影レンズ系(光学系)である。図1、図3、図5、および図7のそれぞれにおいて、左方が被写体側すなわち物体側(前方)、右方が像側(後方)を示す。
図1(実施例1)および図3(実施例2)において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群である。L5は正の屈折力の第5レンズ群、L6は負の屈折力の第6レンズ群、L7は正の屈折力の第7レンズ群、L8は負の屈折力の第8レンズ群である。実施例1、2のズームレンズ1a、1bはそれぞれ、8群ズームレンズである。第5レンズ群L5~第8レンズ群L8(複数のレンズ群)は、後群である。
図5(実施例3)において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群である。L5は正の屈折力の第5レンズ群、L6は負の屈折力の第6レンズ群、L7は負の屈折力の第7レンズ群である。実施例3のズームレンズ1cは、7群ズームレンズである。第5レンズ群L5~第7レンズ群L7(複数のレンズ群)は、後群である。
図7(実施例4)において、L1は正の屈折力の第1レンズ群、L2は負の屈折力の第2レンズ群、L3は正の屈折力の第3レンズ群、L4は負の屈折力の第4レンズ群である。L5は正の屈折力の第5レンズ群、L6は負の屈折力の第6レンズ群、L7は正の屈折力の第7レンズ群、L8は負の屈折力の第8レンズ群、L9は負の屈折力の第9レンズ群である。実施例4のズームレンズ1dは、9群ズームレンズである。第5レンズ群L5~第9レンズ群L9(複数のレンズ群)は、後群である。
図1、図3、図5、および図7のそれぞれにおいて、SPは開口絞り(虹彩絞り)であり、第3レンズ群L3と第4レンズ群L4との間に配置されている。Gは、光学フィルター、フェースプレート、水晶ローパスフィルター、赤外カットフィルター等の光学素子である。IPは、像面である。各ズームレンズをビデオカメラやデジタルスチルカメラの撮像光学系として使用する場合、CCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)が像面IPに配置される。各ズームレンズを銀塩フィルム用カメラに使用する場合には、フィルム面に相当する感光面が像面IPに配置される。
図2、図4、図6、および図8のそれぞれの収差図において、球面収差に関する実線および二点鎖線はそれぞれd線およびg線、非点収差に関するM(点線)およびΔS(実線)はそれぞれメリディオナル像面およびサジタル像面である。倍率色収差は、g線によって表している。ωは撮影画角の半分の値に相当する半画角(度)、FnoはFナンバー(絞り値)である。
各実施例では、広角端から望遠端への変倍(ズーミング)に際して、図1、図3、図5、および図7のそれぞれに示される実線の矢印のように各レンズ群を移動させる。
具体的には、実施例1、2では、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群L1は、物体側へ移動する。第2レンズ群L2は、変倍の際には像面IPに対して固定されている。第3レンズ群L3は、物体側へ移動する。開口絞りSPは、第3レンズ群L3と一体で移動する。第4レンズ群L4は、物体側へ移動する。第5レンズ群L5は、物体側へ移動する。第6レンズ群L6は、物体側へ移動する。第7レンズ群L7は、物体側へ移動する。第8レンズ群L8は、物体側へ移動する。第3レンズ群L3、第5レンズ群L5、および第7レンズ群L7は、変倍の際には同一軌跡で移動する。
実施例3では、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群L1は、物体側へ移動する。第2レンズ群L2は、物体側へ移動する。第3レンズ群L3は、物体側へ移動する。開口絞りSPは、第3レンズ群L3と一体で移動する。第4レンズ群L4は、物体側へ移動する。第5レンズ群L5は、物体側へ移動する。第6レンズ群L6は、物体側へ移動する。第7レンズ群L7は、物体側へ移動する。第3レンズ群L3および第5レンズ群L5は、変倍の際には同一軌跡で移動する。
実施例4では、広角端から望遠端への変倍に際して、第1レンズ群L1は、物体側へ移動する。第2レンズ群L2は、変倍の際には像面IPに対して固定されている。第3レンズ群L3は、物体側へ移動する。開口絞りSPは、第3レンズ群L3と一体で移動する。第4レンズ群L4は、物体側へ移動する。第5レンズ群L5は、物体側へ移動する。第6レンズ群L6は、物体側へ移動する。第7レンズ群L7は、物体側へ移動する。第8レンズ群L8は、物体側へ移動する。第9レンズ群L9は、物体側へ移動する。第3レンズ群L3、第5レンズ群L5、および第7レンズ群L7は、変倍の際には同一軌跡で移動する。
各実施例では、第4レンズ群L4および第6レンズ群L6をそれぞれ別の軌跡で移動させることで、変倍に伴う像面変動を補正すると共に、フォーカシングを行っている。無限遠物体から近距離物体へのフォーカシングは、図1、図3、図5、および図7のそれぞれに示される点線の矢印のように、第4レンズ群L4を前方に繰り出し、第6レンズ群L6を後方に繰り込むことで行われる。ただし各実施例において、フォーカシングは、第4レンズ群L4および第6レンズ群L6を用いて行う構成に限定されるものではなく、その他のレンズ群を単独または複数用いてフォーカシングを行うように構成しても良い。
各実施例では、物体側より像側へ順に配置された正の屈折力の第1レンズ群L1、負の屈折力の第2レンズ群L2、正の屈折力の第3レンズ群L3、負の屈折力の第4レンズ群L4、および、複数のレンズ群を有する後群からなる。ここで、νdをd線におけるアッベ数、θgFを部分分散比とする。このとき、第1レンズ群L1のうち少なくとも一つの正レンズ、第2レンズ群L2のうち少なくとも一つの負レンズ、および、第4レンズ群L4のうち少なくとも一つの負レンズは、以下の条件式(1)、(2)、(3)、すなわち第一の条件式を満足する。
60<νd<100 ・・・(1)
-0.00047×νd+0.5666<θgF<-0.00047×νd+0.5966 ・・・(2)
-0.00274×νd+0.7144<θgF ・・・(3)
また各実施例において、f2を第2レンズ群L2の焦点距離、f4を第4レンズ群L4の焦点距離とするとき、以下の条件式(4)、すなわち第二の条件式を満足する。
1.00<f4/f2<2.00 ・・・(4)
高変倍比のズームレンズにおいて、望遠端の軸上色収差および倍率色収差を小さく抑えるには、正の屈折力を持つ第1レンズ群L1の正レンズに低分散材料を使用することが効果的である。また、望遠端における倍率色収差の二次スペクトルを良好に補正するには、第1レンズ群L1の正レンズに異常分散性が高い材料を使用することが好ましい。しかし、第1レンズ群L1の正レンズに低分散かつ異常分散性が高い材料を多く使用すると、望遠端におけるC線とF線の軸上色収差を良好に補正することが可能であるが、軸上色収差の二次スペクトルを補正することが困難となる。その課題を解決するには、望遠端の倍率色収差への影響が比較的小さく、軸上色収差への影響が大きい位置に配置された凹レンズに低分散かつ異常分散性が高い材料を使用すれば良い。すなわち、開口絞りSPの近傍で軸上光束と軸外光束との分離が小さい位置にそのようなレンズを配置すればよい。
このため、各実施例では、第2レンズ群L2および第4レンズ群L4の凹レンズに上述したようなレンズを配置している。第1レンズ群L1の正レンズ、第2レンズ群L2の負レンズ、および第4レンズ群L4の負レンズが条件式(1)、(2)、(3)、すなわち第一の条件式を満足することにより、望遠端における軸上色収差および倍率色収差を良好に補正することができる。このような作用による本発明を効果を得るに際し、後群の構成は特に限定されない。
好ましくは、第1レンズ群L1の少なくとも二つの正レンズは、第一の条件式を満足する。また好ましくは、第3レンズ群L3の少なくとも一つの正レンズは、第一の条件式を満足する。
条件式(4)は、望遠端における軸上色収差を良好に補正するために第2レンズ群L2の焦点距離f2および第4レンズ群L4の焦点距離f4を適切に定めた条件式である。条件式(4)の上限を超えて第4レンズ群L4の焦点距離が長くなると、望遠端における軸上色収差の補正効果が小さくなり過ぎるため、好ましくない。一方、条件式(4)の下限を超えて第4レンズ群L4の焦点距離が短くなると、望遠端における球面収差などの補正が困難となるため、好ましくない。
より好ましくは、条件式(4)の数値範囲を以下の条件式(4a)を満足するように設定する。
1.20<f4/f2<1.90 ・・・(4a)
更に好ましくは、条件式(4a)の数値範囲を以下の条件式(4b)を満足するように設定する。
1.40<f4/f2<1.80 ・・・(4b)
以上の構成により、高変倍比でありながら望遠端における軸上色収差および倍率色収差が良好に補正されたズームレンズを実現することができる。
各実施例において、第1レンズ群L1の焦点距離をf1、第3レンズ群L3の焦点距離をf3とする。また、ズームレンズの広角端での焦点距離をfw、ズームレンズの望遠端での焦点距離をftとする。また、第2レンズ群L2のうち条件式(1)、(2)、(3)を満足する負レンズLn2の少なくとも一つの焦点距離をfn2、第3レンズ群L3のうち条件式(1)、(2)、(3)を満足する正レンズLp3の少なくとも一つの焦点距離をfp3とする。このとき、好ましくは、以下の条件式(5)~(8)のうち少なくとも一つを満足する。
0.30<f1/ft<0.70 ・・・(5)
0.80<fn2/f2<1.50 ・・・(6)
0.50<fp3/f3<1.10 ・・・(7)
3.5<ft/fw<7.0 ・・・(8)
条件式(5)は望遠端における倍率色収差を良好に補正しつつ、望遠端のレンズ全長を短縮するために、第1レンズ群L1の焦点距離f1およびズームレンズの望遠端での焦点距離ftを適切に定めた条件式である。条件式(5)の上限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離が長くなると、広角端から望遠端へ変倍する際の第1レンズ群L1の移動量が大きくなり過ぎるため、望遠端でのレンズ全長が長くなり、小型化が困難となる。一方、条件式(5)の下限を超えて第1レンズ群L1の焦点距離が短くなると、第1レンズ群L1で発生する軸上色収差および倍率色収差が大きくなるため、望遠端における軸上色収差および倍率色収差の補正が困難となる。
条件式(6)は、負レンズLn2の焦点距離fn2および第2レンズ群L2の焦点距離f2を適切に定めた条件式である。条件式(6)の上限を超えて負レンズLn2の焦点距離が長くなると、望遠端の軸上色収差の補正効果が小さくなり過ぎるため、好ましくない。一方、条件式(6)の下限を超えて負レンズLn2の焦点距離fn2が短くなると、広角端における像面湾曲などの諸収差を良好に補正することが困難となる。
条件式(7)は、正レンズLp3の焦点距離fp3および第3レンズ群L3の焦点距離f3を適切に定めた条件式である。条件式(7)の上限を超えて正レンズLp3の焦点距離が長くなると、望遠端の軸上色収差の補正効果が小さくなり過ぎるため、好ましくない。一方、条件式(7)の下限を超えて正レンズLp3の焦点距離fp3が短くなると、望遠端における球面収差を良好に補正することが困難となる。
条件式(8)は、ズームレンズの変倍比を規定する条件式である。条件式(8)の上限値を上回らないようにすることで、全ズーム領域に渡り高い光学性能を有しつつ、小型化を達成することができる。条件式(8)の下限値を下回らないようにすることで、様々な撮影場面において適切な撮影画角を得ることができる。
各実施例において、好ましくは、条件式(5)~(8)の数値範囲を以下の式(5a)~(8a)のように設定する。
0.35<f1/ft<0.60 ・・・(5a)
0.90<fn2/f2<1.30 ・・・(6a)
0.60<fp3/f3<1.00 ・・・(7a)
3.8<ft/fw<6.0 ・・・(8a)
より好ましくは、条件式(5a)~(8a)の数値範囲を以下の条件式(5b)~(8b)のように設定する。これにより、各条件式が意味する効果を最大限に得ることができる。
0.40<f1/ft<0.55 ・・・(5b)
1.00<fn2/f2<1.20 ・・・(6b)
0.70<fp3/f3<0.90 ・・・(7b)
4.0<ft/fw<5.0 ・・・(8b)
各実施例によれば、高変倍比でありながら望遠端における軸上色収差および倍率色収差が良好に補正されたズームレンズを得ることができる。各実施例において、負の屈折力の第2レンズ群L2を光軸OAに対して垂直方向の成分を持つように移動させて、光軸OAに対し垂直方向に像を変移させる。これにより、光学系(ズームレンズ)の全体が振動(傾動)したときの撮影画像のぶれを補正している(防振を行っている)。
なお各実施例では、第2レンズ群L2を光軸OAに対して垂直方向に移動させて防振を行っているが、移動方式は第2レンズ群L2またはその一部を光軸OAに対して垂直方向の成分を持つように移動させれば、画像のぶれを補正することができる。例えば、鏡筒構造の複雑化を許容すれば、光軸上に回転中心を持つように第2レンズ群L2またはその一部を回動させて防振を行っても良い。また、第3レンズ群L3で防振を行ってもよい。また、複数のレンズ群、またはレンズ群の一部を同時に動かすことで防振を行ってもよい。
各実施例のような高変倍比でありながら望遠端における軸上色収差および倍率色収差を良好に補正するには、第1レンズ群L1は、物体側から順に、正レンズ11と、負レンズ12と正レンズ13との接合レンズとからなることが好ましい。また、正レンズ11、13のそれぞれに低分散かつ高い異常分散性を持つ材料を使用することで、望遠端における倍率色収差の二次スペクトルを良好に補正することができる。
各実施例において、第2レンズ群L2は、物体側から順に、負レンズ21と、負レンズ22と正レンズ23との接合レンズから構成することが好ましい。このような構成により、広角端における像面湾曲および倍率色収差を良好に補正することができる。また、負レンズ22に低分散かつ高い異常分散性を持つ材料を使用することで、望遠端における軸上色収差の二次スペクトルを良好に補正することができる。
各実施例において、第3レンズ群L3は、物体側から順に、正レンズ31と、正レンズ32と負レンズ33との接合レンズからなることが好ましい。このような構成により、全ズーム領域において球面収差や軸上色収差を良好に補正することができる。また、正レンズ31に低分散かつ高い異常分散性を持つ材料を使用することで、望遠端における軸上色収差を良好に補正することができる。
各実施例において、第4レンズ群L4は、負レンズ41から構成されることが好ましい。また、負レンズ41は物体側に凹面を向けた形状であることが好ましい。このような構成により、最小レンズ枚数で全ズーム領域において球面収差を良好に補正することができるため、光学系(ズームレンズ)の小型化に有利となる。また、負レンズ41に低分散かつ高い異常分散性を持つ材料を使用することで、望遠端における軸上色収差の二次スペクトルを良好に補正することができる。
各実施例において、第5レンズ群L5は、物体側から順に、正レンズ51、正レンズ52と負レンズ53との接合レンズ、および、正レンズ54から構成されることが好ましい。このような構成により、全ズーム領域において球面収差やコマ収差、軸上色収差を良好に補正することができる。また、正レンズ54に低分散かつ高い異常分散性を持つ材料を使用することで、広角端における倍率色収差の二次スペクトルを良好に補正することができる。好ましくは、第5レンズ群L5の少なくとも一つの正レンズは、第一の条件式を満足する。
各実施例において、第6レンズ群L6は、物体側から順に、正レンズ61と負レンズ62との接合レンズから構成されることが好ましい。また、負レンズ62は、像側に凹面を向けた形状であることが好ましい。このような構成により、全ズーム領域においてコマ収差や像面湾曲を良好に補正することができる。
実施例1において、第7レンズ群L7は、物体側から順に、正レンズ71と負レンズ72との接合レンズから構成されることが好ましい。実施例2、4において、第7レンズ群L7は、正レンズ71から構成されることが好ましい。このような構成により、広角端から望遠端まで全ズーム領域に渡りコマ収差などの軸外収差を良好に補正することができる。実施例3において、第7レンズ群L7は、正レンズ71、負レンズ72、および、負レンズ73と正レンズ74との接合レンズから構成されることが好ましい。負レンズ72、73のそれぞれに低分散かつ高い異常分散性を持つ材料を使用することで、望遠端における倍率色収差の二次スペクトルを良好に補正することができる。
実施例1、2、4において、第8レンズ群L8は、物体側から順に、負レンズ81と、負レンズ82と正レンズ83との接合レンズから構成されることが好ましい。負レンズ81、82のそれぞれに低分散かつ高い異常分散性を持つ材料を使用することで、望遠端における倍率色収差の二次スペクトルを良好に補正することができる。
実施例4において、第9レンズ群L9は、負レンズ91から構成されることが好ましい。負レンズ91に低分散かつ高い異常分散性を持つ材料を使用することで、望遠端における倍率色収差の二次スペクトルを良好に補正することができる。
各実施例において、好ましくは、後群のうち最も像側に配置されるレンズ群は、負の屈折力を有し、負の屈折力を持つレンズ群の少なくとも一つの負レンズは、第一の条件式を満足する。
各実施例によれば、高変倍比でありながら望遠端における軸上色収差および倍率色収差が良好に補正されたズームレンズを得ることができる。
次に、実施例1~4にそれぞれ対応する数値実施例1~4を示す。各数値実施例の面データにおいて、rは各光学面の曲率半径、d(mm)は第m面と第(m+1)面との間の軸上間隔(光軸上の距離)を表わしている。ただし、mは光入射側(物体側)から数えた面の番号である。各数値実施例において、最後の2つの面は、フィルター、フェースプレート等の光学ブロックの面である。また、ndは各光学部材のd線に対する屈折率、νdは光学部材のd線を基準としたアッベ数、θgFは部分分散比を表している。なお、ある材料のアッベ数νdおよび部分分散比θgFは、g線(波長435.8nm)、F線(486.1nm)、C線(656.3nm)、d線(587.6nm)に対する材料の屈折率をそれぞれNg、NF、NC、Ndとするとき、以下の式で表される。
νd=(Nd-1)/(NF-NC) ・・・(9)
θgF=(Ng-NF)/(NF-NC) ・・・(10)
なお、各数値実施例において、d、焦点距離f(mm)、FナンバーFno、半画角(度)は全て各実施例のズームレンズが無限遠物体に焦点を合わせた時の値である。「バックフォーカス」は、レンズ最終面(最も像側のレンズ面)から近軸像面までの光軸上の距離を空気換算長により表記したものである。「レンズ全長」は、ズームレンズの最前面(最も物体側のレンズ面)から最終面までの光軸上の距離にバックフォーカスを加えた長さである。「レンズ群」は、複数のレンズから構成される場合に限らず、1枚のレンズから構成される場合も含むものとする。前述の各条件式と数値実施例における諸数値との関係を表1に示す。

(数値実施例1)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 108.439 7.60 1.49700 81.54 0.5375
2 541.742 0.20
3 124.674 2.70 1.83481 42.74 0.5648
4 66.426 11.37 1.49700 81.54 0.5375
5 1553.873 (可変)
6 502.135 1.50 1.72916 54.68 0.5444
7 56.262 4.52
8 -51.317 1.50 1.49700 81.54 0.5375
9 71.789 3.60 1.76182 26.52 0.6136
10 -2285.939 (可変)
11 50.664 6.74 1.43875 94.66 0.5340
12 -88.025 0.20
13 48.786 6.10 1.62004 36.26 0.5879
14 -95.684 1.60 1.95375 32.32 0.5898
15 75.879 5.00
16(絞り) ∞ (可変)
17 -36.113 1.20 1.59410 60.47 0.5550
18 -89.480 (可変)
19 -213.979 4.00 1.69895 30.13 0.6030
20 -39.128 0.20
21 116.172 5.50 1.48749 70.23 0.5300
22 -35.878 1.20 2.05090 26.94 0.6054
23 -131.552 0.20
24 45.954 3.28 1.49700 81.54 0.5375
25 277.018 (可変)
26 135.907 3.21 1.64769 33.79 0.5938
27 -62.136 1.20 1.77250 49.60 0.5520
28 38.802 (可変)
29 55.780 7.37 1.53172 48.84 0.5631
30 -40.294 1.40 1.76182 26.52 0.6136
31 -55.752 (可変)
32 -80.130 1.50 1.59282 68.63 0.5446
33 50.828 4.46
34 -62.892 1.50 1.49700 81.54 0.5375
35 66.944 4.21 1.72047 34.71 0.5834
36 -350.979 (可変)
37 ∞ 1.00 1.51633 64.14 0.5353
38 ∞ 1.00
像面 ∞

各種データ
ズーム比 4.81
広角 中間 望遠
焦点距離 103.00 225.00 495.00
Fナンバー 4.60 5.20 7.20
半画角(度) 11.86 5.49 2.50
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 223.66 284.93 313.67
BF 21.17 31.39 56.97

d 5 7.25 68.53 97.26
d10 26.00 19.30 2.50
d16 13.34 20.69 27.55
d18 16.21 8.86 2.00
d25 20.42 11.95 2.02
d28 11.67 20.15 30.07
d31 14.53 11.01 2.24
d36 19.51 29.73 55.31

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 198.37
2 6 -57.66
3 11 83.19
4 17 -102.78
5 19 49.52
6 26 -59.13
7 29 58.56
8 32 -46.26

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 271.21
2 3 -173.98
3 4 139.27
4 6 -87.02
5 8 -59.97
6 9 91.42
7 11 74.39
8 13 52.97
9 14 -44.17
10 17 -102.78
11 19 67.87
12 21 56.91
13 22 -47.25
14 24 110.33
15 26 66.26
16 27 -30.76
17 29 45.20
18 30 -198.54
19 32 -52.24
20 34 -65.00
21 35 78.36

(数値実施例2)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 119.358 7.73 1.49700 81.54 0.5375
2 1275.564 0.20
3 135.831 2.70 1.61340 44.27 0.5633
4 64.613 10.40 1.43875 94.66 0.5340
5 613.372 (可変)
6 677.114 1.50 1.69680 55.53 0.5434
7 59.396 4.31
8 -57.692 1.50 1.49700 81.54 0.5375
9 72.706 3.01 1.76182 26.52 0.6136
10 663.179 (可変)
11 51.886 6.54 1.49700 81.54 0.5375
12 -93.065 0.20
13 55.544 5.65 1.59270 35.31 0.5933
14 -76.962 1.80 1.95375 32.32 0.5898
15 93.608 5.00
16(絞り) ∞ (可変)
17 -38.443 1.10 1.49700 81.54 0.5375
18 -176.882 (可変)
19 -332.898 4.01 1.68893 31.07 0.6004
20 -39.041 0.20
21 109.930 4.88 1.51823 58.90 0.5457
22 -35.252 1.30 2.05090 26.94 0.6054
23 -212.824 0.20
24 46.370 3.41 1.49700 81.54 0.5375
25 ∞ (可変)
26 119.406 2.86 1.64769 33.79 0.5938
27 -76.832 1.20 1.77250 49.60 0.5520
28 38.643 (可変)
29 57.241 5.79 1.48749 70.23 0.5300
30 -74.354 (可変)
31 -92.834 1.40 1.59282 68.63 0.5446
32 46.355 4.59
33 -64.622 1.40 1.49700 81.54 0.5375
34 61.474 4.87 1.72047 34.71 0.5834
35 -208.837 (可変)
36 ∞ 1.00 1.51633 64.14 0.5353
37 ∞ 1.00
像面 ∞

各種データ
ズーム比 4.76
広角 中間 望遠
焦点距離 103.00 225.00 490.00
Fナンバー 4.60 5.16 7.20
半画角(度) 11.86 5.49 2.53
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 221.52 284.18 311.52
BF 21.14 32.09 63.57

d 5 7.56 70.22 97.56
d10 27.18 20.78 1.30
d16 12.74 21.19 26.16
d18 15.60 7.14 2.17
d25 15.53 7.98 2.30
d28 14.98 22.53 28.21
d30 19.04 14.49 2.50
d35 19.48 30.43 61.91

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 202.77
2 6 -58.58
3 11 82.07
4 17 -99.09
5 19 48.05
6 26 -62.75
7 29 67.32
8 31 -51.29

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 264.36
2 3 -203.84
3 4 163.66
4 6 -93.53
5 8 -64.48
6 9 106.95
7 11 68.05
8 13 55.31
9 14 -44.06
10 17 -99.09
11 19 63.84
12 21 52.11
13 22 -40.36
14 24 93.30
15 26 72.60
16 27 -33.13
17 29 67.32
18 31 -51.96
19 33 -63.16
20 34 66.42

(数値実施例3)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 140.436 6.50 1.49700 81.54 0.5375
2 2367.137 0.20
3 152.737 2.70 1.61340 44.27 0.5633
4 71.935 9.40 1.43875 94.66 0.5340
5 1232.271 (可変)
6 809.007 1.50 1.69680 55.53 0.5434
7 62.205 3.70
8 -58.277 1.50 1.49700 81.54 0.5375
9 78.375 2.80 1.76182 26.52 0.6136
10 685.735 (可変)
11 49.577 6.00 1.49700 81.54 0.5375
12 -72.478 0.20
13 62.006 6.00 1.59270 35.31 0.5933
14 -55.369 1.50 1.95375 32.32 0.5898
15 113.703 5.00
16(絞り) ∞ (可変)
17 -35.535 1.10 1.43875 94.93 0.5340
18 -149.322 (可変)
19 -504.865 3.50 1.69895 30.13 0.6030
20 -39.275 0.20
21 144.914 5.20 1.51742 52.43 0.5564
22 -32.976 1.10 2.05090 26.94 0.6054
23 -281.312 0.20
24 51.291 3.50 1.49700 81.54 0.5375
25 -180.611 (可変)
26 63.009 3.20 1.64769 33.79 0.5938
27 -154.556 1.20 1.77250 49.60 0.5520
28 36.508 (可変)
29 123.984 4.00 1.48749 70.23 0.5300
30 -67.413 2.07
31 -93.888 1.40 1.59282 68.63 0.5446
32 81.759 3.81
33 -48.665 1.40 1.49700 81.54 0.5375
34 45.429 4.20 1.72047 34.71 0.5834
35 309.933 (可変)
36 ∞ 1.00 1.51633 64.14 0.5353
37 ∞ 1.00
像面 ∞

各種データ
ズーム比 4.08
広角 中間 望遠
焦点距離 103.00 200.00 420.00
Fナンバー 4.60 5.20 7.20
半画角(度) 11.86 6.17 2.95
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 220.96 276.04 310.96
BF 20.26 33.96 61.19

d 5 13.70 68.29 98.51
d10 26.57 19.68 2.49
d16 13.53 18.59 24.22
d18 23.32 18.27 12.63
d25 20.76 12.22 1.50
d28 19.73 21.94 27.34
d35 18.60 32.31 59.53

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 217.86
2 6 -59.49
3 11 76.54
4 17 -106.60
5 19 50.37
6 26 -89.98
7 29 -106.51

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 300.10
2 3 -224.53
3 4 173.69
4 6 -96.79
5 8 -67.01
6 9 115.92
7 11 60.22
8 13 50.31
9 14 -38.87
10 17 -106.60
11 19 60.74
12 21 52.44
13 22 -35.63
14 24 80.78
15 26 69.51
16 27 -38.12
17 29 90.20
18 31 -73.50
19 33 -47.04
20 34 73.40

(数値実施例4)
単位 mm

面データ
面番号 r d nd νd θgF
1 125.303 7.20 1.49700 81.54 0.5375
2 1349.970 0.20
3 143.597 2.70 1.61340 44.27 0.5633
4 67.440 10.20 1.43875 94.66 0.5340
5 869.861 (可変)
6 556.896 1.50 1.69680 55.53 0.5434
7 62.809 4.60
8 -60.154 1.50 1.49700 81.54 0.5375
9 75.026 3.70 1.76182 26.52 0.6136
10 458.373 (可変)
11 53.374 7.00 1.49700 81.54 0.5375
12 -98.961 0.20
13 51.693 6.80 1.59270 35.31 0.5933
14 -86.480 1.80 1.95375 32.32 0.5898
15 82.971 5.00
16(絞り) ∞ (可変)
17 -38.202 1.10 1.49700 81.54 0.5375
18 -265.191 (可変)
19 -442.988 3.90 1.68893 31.07 0.6004
20 -39.189 0.20
21 100.464 4.92 1.51823 58.90 0.5457
22 -35.777 1.30 2.05090 26.94 0.6054
23 -270.993 0.20
24 43.733 3.55 1.49700 81.54 0.5375
25 ∞ (可変)
26 151.038 2.80 1.64769 33.79 0.5938
27 -75.263 1.20 1.77250 49.60 0.5520
28 40.103 (可変)
29 55.823 5.70 1.48749 70.23 0.5300
30 -80.392 (可変)
31 -181.512 1.40 1.59282 68.63 0.5446
32 51.923 4.00
33 -110.252 1.40 1.49700 81.54 0.5375
34 57.588 5.08 1.72047 34.71 0.5834
35 -202.772 (可変)
36 -52.955 1.80 1.53775 74.70 0.5392
37 -160.679 (可変)
38 ∞ 1.00 1.51633 64.14 0.5353
39 ∞ 1.00
像面 ∞

各種データ
ズーム比 4.76
広角 中間 望遠
焦点距離 103.00 225.00 490.00
Fナンバー 4.60 5.19 7.20
半画角(度) 11.86 5.49 2.53
像高 21.64 21.64 21.64
レンズ全長 230.09 290.79 320.09
BF 16.66 28.33 59.19

d 5 7.20 67.90 97.20
d10 29.58 21.54 1.47
d16 16.91 24.64 29.58
d18 15.72 7.99 3.05
d25 15.04 8.88 2.30
d28 12.92 19.08 25.66
d30 17.10 11.90 2.50
d35 8.00 9.57 8.18
d37 15.00 26.67 57.53

ズームレンズ群データ
群 始面 焦点距離
1 1 207.52
2 6 -60.52
3 11 83.27
4 17 -89.95
5 19 46.55
6 26 -60.81
7 29 68.52
8 31 -88.39
9 36 -147.75

単レンズデータ
レンズ 始面 焦点距離
1 1 277.37
2 3 -210.14
3 4 165.99
4 6 -101.73
5 8 -66.93
6 9 117.27
7 11 70.85
8 13 55.61
9 14 -44.17
10 17 -89.95
11 19 62.16
12 21 51.54
13 22 -39.33
14 24 87.99
15 26 77.94
16 27 -33.71
17 29 68.52
18 31 -67.95
19 33 -75.90
20 34 62.76
21 36 -147.75
Figure 0007277288000001
次に、図9を参照して、各実施例のズームレンズを撮像光学系として用いたデジタルスチルカメラ(撮像装置10)の一例を説明する。図9は、各実施例のズームレンズを備えた撮像装置10の概略図である。
図9において、113はカメラ本体、111は実施例1~4で説明したズームレンズ1a~1dのいずれかによって構成された撮像光学系である。112は、カメラ本体113に内蔵され、撮像光学系111によって形成された光学像を受光して光電変換するCCDセンサやCMOSセンサ等の撮像素子(光電変換素子)である。カメラ本体113は、クイックターンミラーを有する所謂一眼レフカメラでも良いし、クイックターンミラーを有さない所謂ミラーレスカメラでも良い。
各実施例によれば、高変倍比でありながら望遠端における軸上色収差および倍率色収差が良好に補正されたズームレンズおよび撮像装置を提供することができる。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明はこれらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
1a~1d ズームレンズ
L1 第1レンズ群
L2 第2レンズ群
L3 第3レンズ群
L4 第4レンズ群
L5 第5レンズ群(後群)
L6 第6レンズ群(後群)
L7 第7レンズ群(後群)
L8 第8レンズ群(後群)
L9 第9レンズ群(後群)

Claims (13)

  1. 物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第1レンズ群、負の屈折力の第2レンズ群、正の屈折力の第3レンズ群、負の屈折力の第4レンズ群、および、3つ以上のレンズ群を有する後群からなり、ズーミングに際して隣り合うレンズ群の間隔が変化するズームレンズであって、
    νdをアッベ数、θgFを部分分散比とするとき、前記第1レンズ群の少なくとも一つの正レンズ、前記第2レンズ群の少なくとも一つの負レンズ、および、前記第4レンズ群の少なくとも一つの負レンズは、
    60<νd<100
    -0.00047×νd+0.5666<θgF<-0.00047×νd+0.5966
    -0.00274×νd+0.7144<θgF
    なる第一の条件式を満足し、
    前記第2レンズ群の焦点距離をf2、前記第4レンズ群の焦点距離をf4とするとき、
    1.00<f4/f2<2.00
    なる第二の条件式を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 前記第1レンズ群の少なくとも二つの正レンズは、前記第一の条件式を満足することを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群の焦点距離をf1、前記ズームレンズの望遠端での焦点距離をftとするとき、
    0.30<f1/ft<0.70
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1または2に記載のズームレンズ。
  4. 前記第2レンズ群における前記第一の条件式を満足する負レンズの少なくとも一つの焦点距離をfn2、前記第2レンズ群の焦点距離をf2とするとき、
    0.80<fn2/f2<1.50
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第3レンズ群の少なくとも一つの正レンズは、前記第一の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  6. 前記第3レンズ群における前記第一の条件式を満足する正レンズの少なくとも一つの焦点距離をfp3、前記第3レンズ群の焦点距離をf3とするとき、
    0.50<fp3/f3<1.10
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  7. 前記後群のうち最も物体側に配置される第5レンズ群は、正の屈折力を有し、
    前記第5レンズ群の少なくとも一つの正レンズは、前記第一の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  8. 前記後群のうち最も像側に配置されるレンズ群は、負の屈折力を有し、
    前記負の屈折力を持つレンズ群の少なくとも一つの負レンズは、前記第一の条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  9. 前記ズームレンズの広角端での焦点距離をfw、望遠端での焦点距離をftとするとき、
    3.5<ft/fw<7.0
    なる条件式を満足することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  10. 前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群、正の屈折力の第7レンズ群、および、負の屈折力の第8レンズ群からなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  11. 前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群、および、負の屈折力の第7レンズ群からなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  12. 前記後群は、物体側から像側へ順に配置された、正の屈折力の第5レンズ群、負の屈折力の第6レンズ群、正の屈折力の第7レンズ群、負の屈折力の第8レンズ群、および、負の屈折力の第9レンズ群からなることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載のズームレンズ。
  13. 請求項1乃至12のいずれか一項に記載のズームレンズと、
    前記ズームレンズにより形成された像を受光する撮像素子と、を有することを特徴とする撮像装置。
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