JP7274296B2 - パンツ型使い捨ておむつ - Google Patents
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Description
本実施形態の使い捨ておむつ1(以下、単に「おむつ1」ともいう。)は、図1に示すように、着用者の胴が通されるウエスト開口部1W、及び着用者の下肢が通される一対のレッグ開口部1L,1Lを有するパンツ型の着用物品である。
おむつ1は、吸収体40を内包する吸収性本体4と、吸収性本体4の非肌対向面側に配され、該吸収性本体4を固定している外装体5とを備えている。外装体5は、おむつ1の非肌対向面である、おむつ1の外面を形成している。
おむつ1の吸収性本体4は、肌対向面側に位置する表面シート2、非肌対向面側に位置する裏面シート(図示せず)、及び両シート2,3間に位置する吸収体40を有している。表面シート2、裏面シート(図示せず)及び吸収体40は、少なくとも股下部Cの全域に位置するとともに、股下部Cから腹側部A及び背側部Bの少なくとも一部にわたって延在している。
またおむつ1は、図2に示すように、縦方向Xに沿う吸収性本体4の両側部それぞれに、該縦方向Xに沿って延びる防漏カフ6,6を備え、防漏カフ6,6は、吸収性本体4の縦方向Xの全長に亘って連続する撥水性のカフ形成用シート61と、カフ形成用シート61の横方向Yの内方側に縦方向Xに伸長状態で固定された1本又は複数本のカフ弾性部材62とを含んで構成されている。防漏カフ6,6は、縦方向Xに延びるカフ固定部(不図示)を介して表面シートに固定されている。防漏カフ6,6は、カフ弾性部材62を有することで、着用時に肌対向面側に起立する。
止着部18における止着部用シート片19の他端には、第2面19b側に摘まみ片21が接合されている。摘まみ片21は、止着部用シート片19とは別体のシート片である。
伸長部15と止着部18とを連設する方法、及び止着部用シート片19と摘まみ片21とを連結する方法としては、ホットメルト型接着剤等の接着剤、融着等の公知の方法を用いることができる。
展開状態において廃棄用テープ10は、図5(a)及び(b)に示すように、伸長部15の一方の端部に止着部18を、該伸長部15の他方の端部に固定部12を有し、止着部18、伸長部15及び固定部12が直線状に並んで配置されている。
伸長部15は、三つ折り状態を解除した展開状態において廃棄用テープ10の長手方向X1に伸長可能である。展開状態において、廃棄用テープ10は、人の力によって引き伸ばすことができる。例えば、止着部18を指等で把持して、廃棄用テープ10の長手方向X1に引き伸ばすことにより、伸長部15を伸長させることができる(図6参照)。
なお、図5(b)においては止着部用粘着部20、伸長部用粘着部17、及び固定部用接着部14を省略して図示している。
弱接合部36は、連結領域30において、強接合部33に比して、相対的に剥離強度が低い部位であり、図5(a)及び(b)に示すように、展開状態において、強接合部33よりも、廃棄用テープ10の長手方向X1の中央部側に位置している。廃棄用テープ10の長手方向X1の中央部側は、伸長部15の中央部側と同義である。
強接合部33は、連結領域30において、弱接合部36に比して相対的に剥離強度が高い部位であり、図5(a)及び(b)に示すように、展開状態において、弱接合部36よりも長手方向X1外方側に位置している。強接合部33は、伸長部と止着部との間又は伸長部と固定部との間が剥離不可能に接合された部分であっても良い。
弱接合部36の強度測定サンプルを作製する場合は、まず廃棄用テープ10の強接合部33をあらかじめ溶剤ではがす。次いで強接合部33であった部位にタルク等を塗布し再接着しない状態にしてから、剥離強度の測定を実施する。また強接合部33の強度測定サンプルを作製する場合は、廃棄用テープ10の弱接合部36をあらかじめ同様にはがした状態にし、弱接合部36であった部位にタルク等を塗布してから剥離強度の測定を実施する。
剥離強度の測定は、強度測定サンプルの固定部12または止着部18をチャックに挟み、伸長部15をもう片方のチャックに取り付ける。次いでチャックを300mm/minの速度で移動させ、接合部を剥離させる。この時に観察される力の最大値を剥離強度とする。剥離が開始する前に伸長部の伸長が始まった場合には伸長開始時に観察される力の最大値を剥離強度とする。
これに対して、本実施形態のおむつ1における廃棄用テープ10においては、伸長部15を有することによって伸長させることができ、おむつ1を廃棄形態とする際の操作性等に優れていながら、第1連結領域31及び第2連結領域32が、強接合部33及び弱接合部36を有すること、特に弱接合部36を、強接合部33よりも長手方向X1の中央部側に有するため、伸長部15の伸長によってテープが破断する前に、第1連結領域31及び第2連結領域32のそれぞれにおいて、弱接合部36の剥離が始まり、弱接合部36が剥離することによって、連結領域30の伸長部15側の端部付近の歪みが緩和される。また弱接合部36が剥離した分だけ伸長部15の長さが長くなる。これにより、廃棄用テープの破断が生じにくくなる。廃棄用テープの伸長に伴う破断を防止する効果は、第1連結領域31及び第2連結領域32の一方のみが、強接合部33及び弱接合部36を有する場合にも奏され得るが、破断防止効果の一層の向上の観点から、第1連結領域31及び第2連結領域32の双方が、強接合部33及び弱接合部36を有することが好ましい。
以下、第1連結領域31及び第2連結領域32の一方又は双方が、弱接合部36及び強接合部33を有することによる効果を、第1連結領域31を例にして説明するが、第2連結領域32についても同様の説明が適用される。なお、第1連結領域31における弱接合部36及び強接合部33を、第1弱接合部37及び第1強接合部34ともいい、第2連結領域32における弱接合部36及び強接合部33を、第2弱接合部38及び第2強接合部35ともいう。
第1弱接合部37と第2弱接合部38とは、剥離強度が同じであってもよく、異なっていてもよい。第1弱接合部37と第2弱接合部38は、それぞれ、第1強接合部34及び第2強接合部35のいずれよりも剥離強度が相対的に低いことが好ましい。
〔弱接合部36が剥離を開始する引張強度〕
上述の弱接合部36の剥離強度の測定方法と同様に、廃棄用テープ10の強接合部33をあらかじめ溶剤ではがした状態にし、強接合部33であった部位にタルク等を塗布した強度測定サンプルを作製してから、引張強度の測定を実施する。
引張強度の測定は、強度測定サンプルの固定部12または止着部18をチャックに挟み、伸長部15をもう片方のチャックに取り付ける。次いでチャックを300mm/minの速度で移動させ、弱接合部36を剥離させる。この時に観察される力の最大値を弱接合部36が剥離を開始する引張強度とする。剥離が開始する前に伸長部の伸長が始まった場合には伸長開始時に観察される力の最大値を該引張強度とする。
〔伸長部15が破断する破断強度〕
まず、サンプルの下準備として廃棄用テープ10の伸長部15のみを切り出してサンプルを準備する。
破断強度の測定は伸長部15の片側をチャックに挟み、伸長部15のもう片方をもう片方のチャックに取り付ける。次いでチャックを300mm/minの速度で移動させ、伸長部15を破断させる。この時に観察される力の最大値を伸長部15が破断する破断強度とする。
弱接合部36が伸長時に剥離し、強接合部33が伸長時に剥がれないようにする観点から、弱接合部36における接着剤の坪量は、強接合部33における接着剤の坪量に対して、好ましくは1%以上、より好ましくは2.5%以上であり、また好ましくは60%以下、より好ましくは50%以下であり、また好ましくは1%以上60%以下、より好ましくは2.5%以上50%以下である。
弱接合部36及び強接合部33のそれぞれから、廃棄用テープの幅方向Y1の長さが、廃棄用テープの幅方向Y1の全長(ただし、伸長部と該伸長部と重なる固定部又は止着部とで長さが異なる場合は短い方の長さとする。)と同じで、廃棄用テープの長手方向X1の長さが1mm以上の測定片を切り出し、各測定片に含まれる接着剤の質量を、電子天秤(A&D社製電子天秤GR-300、精度:小数点以下4桁)を用いて測定する。そして、求めた接着剤の質量を測定片の面積で除して、弱接合部36又は強接合部33の坪量とする。測定片に含まれる接着剤の質量は、測定片の質量から接着剤以外の部材の質量を減じて求めても良いし、測定片から接着剤を取り出して測定しても良い。また坪量が低くて1枚での測定が難しい場合は数枚をまとめて測定してもよい。
これらの中でも図9(a)に示すように、幅方向Y1に延びる塗布部分71が、長手方向X1に間欠的にストライプ状に配されている配置パターンが、廃棄用テープがその幅方向Y1に連なった構成の帯状連続体を製造したのち、該帯状連続体を切断して廃棄用テープを製造する際の接着剤の塗工のしやすさの観点から好ましい。
塗布部分71と非塗布部分72とを有する弱接合部36と組み合わせる強接合部33は、図9(a)~図9(c)に示すように、接着剤が、長手方向X1及び幅方向Y1に連続して塗布されていることが好ましいが、それに代えて、塗布部分71と非塗布部分72とを有する強接合部33であって、塗布部分71の面積率が、弱接合部36よりも高いものであっても良い。
また弱接合部36は、長手方向X1の長さL5が、好ましくは0.2mm以上、より好ましくは0.5mm以上であり、また好ましくは4mm以下、より好ましくは3.5mm以下であり、また好ましくは0.2mm以上4mm以下、より好ましくは0.5mm以上3.5mm以下である。
第2連結領域32の長手方向X1の長さは、好ましくは2mm以上、より好ましくは3mm以上であり、また好ましくは10mm以下、より好ましくは8mm以下であり、また好ましくは2mm以上10mm以下、より好ましくは3mm以上8mm以下である。
上記と同様の観点から、レッグ開口部1Lに配された弾性部材52と該ウエスト開口端50との間の長さをL14(図2参照)としたとき、L10に対するL14の比率(L14/L10)は、好ましくは1.1以上、より好ましくは1.2以上であり、また好ましくは2.5以下、より好ましくは2.2以下であり、また好ましくは1.1以上2.5以下、より好ましくは1.2以上2.2以下である。
また、おむつに巻き付ける作業を容易に行う観点から、伸長部15の最大伸長長さは、好ましくは150mm以上、より好ましくは180mm以上であり、好ましくは250mm以下、より好ましくは240mm以下であり、また好ましくは150mm以上250mm以下、より好ましくは180mm以上240mm以下である。
「伸長部が伸長を開始する引張強度(N)」は、チャック間距離を10mmとして、伸長部の非接合領域にチャックを取り付ける点以外は、上述の伸長部15の最大伸長長さの測定方法と同様の方法により測定される。この方法により測定される引張強度の曲線において、第一極大点の強度を伸長部が伸長を開始する引張強度(N)とする。第一極大点は、引張距離に伴って変化する引張強度(N)の曲線において、最初に現れる極大点である。第一極大点が明確に判らない場合、また、観察されない場合は伸度30%から70%間の伸長時の最大荷重を第一極大点の強度とみなす。また、引張距離に伴って変化する引張強度の最大値を破断強度とし、該破断強度を示した時点を伸長部の「破断時」とし、破断時の伸度を「伸度100%」とする。
例えば、連結領域30における強接合部33と弱接合部36とは、接着剤の坪量が、強接合部33及び弱接合部36のそれぞれにおいて略一定であり、強接合部33と弱接合部36との間に接着剤の坪量が大きく変化する段差があっても良いが、強接合部33から弱接合部36に亘って接着剤の坪量が漸減していても良い。図9(d)に示すように、連結領域30の一端から他端に向かって接着剤の坪量が連続的に変化する場合、連結領域30の長手方向X1の長さを2等分する位置を境界C3として、該境界C3の両側のうち接着剤の坪量が大きい方を強接合部33とし、坪量の小さい方を弱接合部36とする。
また、前記実施形態では、廃棄用テープ10は、おむつ1の横方向Yにおける略中央部に設けられていたが、廃棄用テープ10を設ける部位はこれに限られず、例えばおむつ1の左右どちらかの側部域に設けられていてもよい。更に前記実施形態では、廃棄用テープ10は、その長手方向X1がおむつ1の縦方向Xに一致するように設けられていたが、廃棄用テープ10の向きはこれに限られず、例えば廃棄用テープ10を、その長手方向X1が、おむつ1の横方向Yに一致するように設けてもよい。
また、前記実施形態では、止着部用シート片19の他端に摘まみ片21が接合されていたが、廃棄用テープ10は、摘まみ片21を具備しなくてもよい。
<1>
ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有し、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部、股間部に配される股下部及び背側に配される背側部を備えたパンツ型使い捨ておむつであって、
前記使い捨ておむつの外面に、廃棄用テープが設けられており、
前記廃棄用テープは、前記使い捨ておむつの外面に固定されている固定部と、伸長部と、止着部とが、該廃棄用テープの長手方向に沿ってこの順に配置されているとともに、この順に積層された三つ折り状態になっており、
三つ折り状態になっている前記廃棄用テープは、前記止着部と前記伸長部との間が剥離可能に仮接合されているとともに、前記伸長部と前記固定部との間も剥離可能に仮接合されており、
前記伸長部は、三つ折り状態を解除した展開状態において、前記廃棄用テープの長手方向に伸長可能であり、
前記廃棄用テープは、前記展開状態において、前記伸長部と前記止着部とが重なる第1連結領域、及び前記伸長部と前記固定部とが重なる第2連結領域を有し、
前記第1連結領域及び前記第2連結領域の何れか一方又は双方は、前記伸長部と前記止着部及び前記伸長部と前記固定部の一方又は双方が接合されている、弱接合部及び該弱接合部より剥離強度の高い強接合部を有し、該弱接合部が、該強接合部よりも前記長手方向の中央部側に位置している、パンツ型使い捨ておむつ。
<2>
前記第1連結領域が、前記弱接合部及び前記強接合部を有している、前記<1>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<3>
前記第1連結領域及び前記第2連結領域が、前記弱接合部及び前記強接合部を有している、前記<1>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<4>
前記弱接合部において、前記伸長部と前記止着部又は前記固定部とが剥離を開始する引張強度が、前記伸長部が破断する破断強度の80%以下であり、好ましくは30%以上80%以下であり、より好ましくは35%以上75%以下である、前記<1>~<3>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<5>
前記強接合部における接着剤の坪量が、前記弱接合部における接着剤の坪量より大きい、前記<1>~<4>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<6>
前記弱接合部における接着剤の坪量が0.1g/m2以上50g/m2以下であり、好ましくは0.5g/m2以上45g/m2以下である、前記<5>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<7>
前記強接合部における接着剤の坪量が10g/m2以上80g/m2以下であり、好ましくは20g/m2以上70g/m2以下である、前記<5>又は<6>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<8>
前記弱接合部における接着剤の坪量が、前記強接合部における接着剤の坪量に対して、1%以上60%以下であり、好ましくは2.5%以上50%以下である、<5>~<7>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<9>
前記弱接合部は、接着剤が塗布された塗布部分と、該接着剤が塗布されていない非塗布部分とを有しており、
前記塗布部分の面積が、前記塗布部分と前記非塗布部分との合計面積に対して10%以上50%以下であり、好ましくは12%以上40%以下であり、より好ましくは15%以上35%以下である、前記<1>~<8>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<10>
前記弱接合部に、前記塗布部分がストライプ状に配されている、前記<9>に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<11>
前記弱接合部の面積が、前記強接合部及び前記弱接合部の合計面積に対して5%以上50%未満であり、好ましくは7%以上48%以下、より好ましくは8%以上45%以下である、前記<1>~<10>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<12>
前記弱接合部の前記長手方向の長さが、前記第1連結領域の前記長手方向の長さに対して、5%以上50%以下であり、好ましくは8%以上45%以下である、前記<1>~<11>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<13>
前記弱接合部の前記長手方向の長さが、前記第2連結領域の前記長手方向の長さに対して、5%以上50%以下であり、好ましくは8%以上45%以下である、前記<1>~<12>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<14>
前記第1接合領域の長手方向の長さが、2mm以上10mm以下、より好ましくは3mm以上8mm以下ある、前記<1>~<13>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<15>
前記第2接合領域の長手方向の長さが、2mm以上10mm以下、より好ましくは3mm以上8mm以下ある、前記<1>~<14>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<16>
前記廃棄用テープの長手方向の全長は、三つ折り状態において、30mm以上50mm以下であり、好ましくは35mm以上45mm以下である、前記<1>~<15>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<17>
前記伸長部の長手方向の最大伸長長さは、150mm以上250mm以下であり、好ましくは180mm以上240mm以下である、前記<1>~<16>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
<18>
前記伸長部が伸長を開始する引張強度は、1.0N以上12N以下であり、好ましくは3N以上6.5N以下である、前記<1>~<17>の何れか1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
2 表面シート
4 吸収性本体
10 廃棄用テープ
12 固定部
13 固定部用シート片
13’固定部用シート片の折り返し部
14 固定部用接着部
15 伸長部
16 伸長部用シート片
16’伸長部用シート片の折り返し部
17 伸長部用粘着部
18 止着部
19 止着部用シート片
20 止着部用粘着部
21 摘まみ片
30 連結領域
31 第1連結領域
32 第2連結領域
33 強接合部
71 接着剤の塗布部分
72 接着剤の非塗布部分
A 腹側部
B 背側部
C 股下部
Claims (8)
- ウエスト開口部及び一対のレッグ開口部を有し、着用状態において着用者の腹側に配される腹側部、股間部に配される股下部及び背側に配される背側部を備えたパンツ型使い捨ておむつであって、
前記使い捨ておむつの外面に、廃棄用テープが設けられており、
前記廃棄用テープは、前記使い捨ておむつの外面に固定されている固定部と、伸長部と、止着部とが、該廃棄用テープの長手方向に沿ってこの順に配置されているとともに、この順に積層された三つ折り状態になっており、
三つ折り状態になっている前記廃棄用テープは、前記止着部と前記伸長部との間が剥離可能に仮接合されているとともに、前記伸長部と前記固定部との間も剥離可能に仮接合されており、
前記伸長部は、三つ折り状態を解除した展開状態において、前記廃棄用テープの長手方向に伸長可能であり、
前記廃棄用テープは、前記展開状態において、前記伸長部と前記止着部とが重なる第1連結領域、及び前記伸長部と前記固定部とが重なる第2連結領域を有し、
前記第1連結領域及び前記第2連結領域の何れか一方又は双方は、前記伸長部と前記止着部及び前記伸長部と前記固定部の一方又は双方が接合されている、弱接合部及び該弱接合部より剥離強度の高い強接合部を有し、該弱接合部が、該強接合部よりも前記長手方向の中央部側に位置している、パンツ型使い捨ておむつ。 - 前記第1連結領域が、前記弱接合部及び前記強接合部を有している、請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記第1連結領域及び前記第2連結領域が、前記弱接合部及び前記強接合部を有している、請求項1に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記弱接合部において、前記伸長部と前記止着部又は前記固定部とが剥離を開始する引張強度が、前記伸長部が破断する破断強度の30%以上80%以下である、請求項1~3の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記強接合部における接着剤の坪量が、前記弱接合部における接着剤の坪量よりも大きい、請求項1~4の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記弱接合部は、接着剤が塗布された塗布部分と、該接着剤が塗布されていない非塗布部分とを有しており、
前記塗布部分の面積が、前記塗布部分と前記非塗布部分との合計面積に対して10%以上50%以下である、請求項1~5の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。 - 前記弱接合部に、前記塗布部分がストライプ状に配されている、請求項6に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
- 前記弱接合部の面積が、前記強接合部及び前記弱接合部の合計面積に対して5%以上50%未満である、請求項1~7の何れか1項に記載のパンツ型使い捨ておむつ。
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