JP7273189B2 - 電線側コネクタ - Google Patents

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Description

電気機器を収容している筐体に機器側コネクタを設けておき、電線の先端に電線側コネクタを設けておき、機器側コネクタと電線側コネクタを機械的に結合することによって、電気機器と電線を導通させる技術が知られている。機器側コネクタは機器側端子を備えており、電線側コネクタは先端端子を備えており、機器側コネクタと電線側コネクタを機械的に結合すると、機器側端子と先端端子が接触する位置関係に置かれている。本明細書は電線側コネクタに関する技術を開示する。
電気機器を車載する場合、機器側コネクタと電線側コネクタ等に振動が加わり、機器側端子と先端端子の間に相対運動が生じ、機器側端子と先端端子がこすれ合うことがある。電線側コネクタ内には、電線が固定されている電線側端子と先端端子との間を延びる導体が配置されている。その導体の剛性が高いと、機器側端子と先端端子がこすれ合う現象が助長されて不具合を発生させることがある。導体には適度な柔軟性が必要とされる。
特開2014-86150号公報(文献1)に開示されている電線側コネクタ(文献1ではシールドコネクタと表現されている)は、次の構造を有している。なお電気機器を収容している筐体の外面には、機器側コネクタへの接近を許容する開口が設けられている。文献1の電線側コネクタは、機器側端子に接触する先端端子(文献1では雌型端子と表現されている)と、可撓性導体(文献1では伸縮性導体と表現されている)と、電線が接続される電線側端子を備えており、先端端子と可撓性導体は導通し、可撓性導体と電線側端子は導通している。機器側端子と先端端子は開口を囲繞する筐体の外面に直交する方向に延びている。電線側コネクタを前記直交方向に移動させると機器側端子と先端端子が摺動して導通する。電線側端子は略L字形をしており、電線は前記筐体外面に沿って延びる。
文献1の電線側コネクタでは、可撓性導体の柔軟性を利用して機器側端子と先端端子がこすれ合う現象を抑制する。文献1の電線側コネクタでは、機器側端子と先端端子の摺動方向と、可撓性導体の長手方向が同じである。この場合、可撓性導体が長手方向に伸長または圧縮する現象を利用して、機器側端子と先端端子の間の摺動を抑制する。この構造で機器側端子と先端端子の相対的摺動を十分に抑制しようとすると、可撓性導体の長手方向の距離を長く伸ばす必要が生じる。すなわち、筐体の外面に直交する方向における電線側コネクタの厚みが厚くなってしまう。
本明細書が開示する電線側コネクタでは、先端端子が略L字形状を有している。それにともなって、可撓性導体は筐体の開口を囲繞する外面に沿った方向に伸長する。この構造では、可撓性導体が屈曲する現象を利用して機器側端子と先端端子の摺動を抑制する。この構造によると、筐体外面に直交する方向における電線側コネクタの厚みを薄くできる。
上述した電線側コネクタでは、可撓性導体が筐体の外面に沿って延びている。そのため、機器側コネクタと電線側コネクタ等に振動が加えられ、機器側端子と先端端子が筐体の外面に直交する方向にこすれ合おうとする力が作用する場合に、可撓性導体が曲げ変形してその力を吸収する。可撓性導体は、筐体の外面に直交する方向に長く伸ばす必要がなく、電線側コネクタの厚みを薄くすることができる。
また上述した電線側コネクタでは、電線側コネクタが筐体に固定されたときに、機器側端子と先端端子が筐体の外面に直交する方向に摺動可能であってもよい。機器側端子と先端端子が摺動して摩耗すると、機器側端子と先端端子の導通が失われるおそれがある。上述した電線側コネクタでは、機器側コネクタと電線側コネクタ等に筐体の外面と直交する方向に振動が加わっても、可撓性導体によって機器側端子と先端端子が摺動しにくい。その結果、上述した電線側コネクタによると、機器側端子と先端端子の摺動摩耗を低減することができる。
さらに上述した電線側コネクタでは、筐体の外面と直交する方向から観察した場合に、先端端子と可撓性導体の接続部と、機器側端子と先端端子の接続部と、可撓性導体と電線側端子の接続部が、その順序で配置されてもよい。このような順序で可撓性導体を配置することで、電線側コネクタの大きさ(筐体の外面と直交する方向から観察した場合の大きさ)を小さく抑えることができる。また、電線側コネクタの重心の位置が、機器側端子と先端端子の接続部に近くなる。その結果、振動が加えられた場合に、機器側端子の挙動と電線側コネクタ全体の挙動が近くなる。すなわち、機器側端子と先端端子の摺動がさらに抑制される。
上述した電線側コネクタでは、可撓性導体が、その中間位置で、筐体の外面と直交する方向に屈曲していてもよい。屈曲部は外面に沿った方向にも変形しやすい。このため、屈曲部を備える可撓性導体に接続されている先端端子は、機器側コネクタと電線側コネクタに振動が加わった場合に、その振動方向に限定されることなく、機器側端子の動きに追従しやすい。
上述した電線側コネクタは、先端端子と可撓性導体を覆っているコネクタ筐体をさらに備えてもよい。先端端子と可撓性導体の接続部を覆っているコネクタ筐体の外面が、筐体の外面に対向するように配置されてもよい。このような構造を採用すると、先端端子と可撓性導体の接続部を覆っているコネクタ筐体の外面と、対向する筐体の外面の間に、両外面間を封止するシール構造を設けることができる。
本明細書が開示する技術の詳細とさらなる改良は以下の「実施例」にて説明する。
実施例の電線側コネクタが筐体に固定されている状態を示す斜視図である。 図1の線II-IIに沿った断面図である。
図面を参照して実施例の電線側コネクタ(以下ではプラグ10という。)を説明する。図1は、実施例のプラグ10が使用されている電気自動車100のフロントコンパートメント内の斜視図である。図1に示されるように、架台6の上に筐体2が配置されている。筐体2は、複数のボルト4で架台6に固定されている。図示は省略したが、架台6は電気自動車100のボデーに固定されている。なお、図1は、電気自動車100フロントコンパートメントを車両後方からみた斜視図である。すなわち、図1に示される座標系において、X軸方向正側は、車両後方となる。X軸方向負側は、車両前方となる。以下では、X軸方向正側を「後側」と称し、X軸方向負側を「前側」と称することがある。さらに、Y軸方向正側を「右側」と称し、Y軸方向負側を「左側」と称し、Z軸方向正側を「上側」と称し、Z軸方向負側を「下側」と称することがある。
筐体2の内部には、不図示の電気機器(本実施例では、パワーコントロールユニット(PCU:Power Control Unit))が収容されている。筐体2は箱形状を有しており、典型的には金属で作られているが、樹脂で作られていてもよい。筐体2の後側側面2aにプラグ10が固定されている。プラグ10は、略直方体形状を有している。プラグ10は、左右に配置された取付座を貫通するボルト14によって筐体2に固定されている。プラグ10の下端には、2本の電線8a、8bが下側から導入されている。図示は省略したが、2本の電線8a、8bは、電気自動車100のメインバッテリに接続されている。プラグ10は、筐体2に収容されているPCU(図示省略)にメインバッテリからの電力を供給するために、PCUを収容している筐体2に固定される。
電気自動車100の走行時、PCUと筐体2とプラグ10と電線8a、8bには、振動が加えられる。プラグ10には振動対策が講じられている。図2を参照して、プラグ10の構造を説明する。図2は図1の線II-IIに沿った断面図である。プラグ10は、電線側端子18と可撓性導体16と先端端子22と、それらを支えるプラグ筐体11を備えている。電線側端子18と可撓性導体16と先端端子22はプラグ内に導体路を構成する。電線側端子は、上下方向に延びるI字形状を有している。可撓性導体16は、上下方向に沿って配置されているとともに、中間位置に前後方向にU字に屈曲しているU字部16bを有している。先端端子22は、上下方向に延びる部分と前後方向に延びる部分を備えており、略L字形状を有している。プラグ筐体11は、外側プラグ筐体12と内側プラグ筐体12aと内側蓋12fと先端端子支持部12b等で構成されている。外側プラグ筐体12と内側プラグ筐体12aと内側蓋12fと先端端子支持部12bは、図示しない結合部材で相対移動不能に固定されている。
電線側端子18は、内側プラグ筐体12aの下部に設けられている筒部に挿通されている。電線側端子18は、ボルト13により内側プラグ筐体12aに固定されている。ボルト13で電線側端子18を後側から内側プラグ筐体12aに固定した後、内側プラグ筐体12aの後部の開口は内側蓋12fで塞がれる。電線側端子18は、下端側に電線8aが固定されている下側筒部18bを有している。電線側端子18は、上端に可撓性導体16が固定されている上側筒部18aを有している。下側筒部18bは筒状であり、その筒の内面に電線8aの上端部の側面が当接することで両者が固定されて導通する。上側筒部18aも筒状であり、その筒の内面に可撓性導体16の下端Bの現象が鵜の側面が当接することで両者が固定されて導通する。電線側端子18は、上下端に設けられている筒部により、電線8aと可撓性導体16の双方に導通している。
先端端子22は、概略L字形状であり、その後上端に後上側筒部22bを有している。後上側筒部22bも筒状である。その後上側筒部22bには、可撓性導体16の上端が下側から嵌入されている。可撓性導体16の上端部の外面と後上側筒部22bの内面が当接することで、先端端子22と可撓性導体16が固定されて導通する。
先端端子22の前側に位置する前側筒部22aは、プラグ筐体11から突出しており、筐体2にプラグ10を固定すると、筐体2の後側側面2aの貫通孔2bを通過して筐体2内に入り込み、筐体2内に設けられている機器側端子20と接触して導通する。機器側端子20は棒状のオス端子であり、先端端子22の前側筒部22aは筒状のメス端子である。棒状の機器側端子20の外面と筒状の前側筒部22aの内面が接触して両者が導通する。
PCUから延びている機器側端子20の長手方向軸CLと、前側筒部22aの長手方向の軸CLは同一方向であり、機器側端子20と先端端子部22の間には、両者の軸CL方向の位置を規制する構造が採用されていない。両者は、機器側端子20の外面と前側筒部22aの内面の間に生じる摩擦力によってのみ固定される。そのため、筐体2とプラグ10に軸CL方向の振動が加えられた場合、機器側端子20と前側筒部22aは、軸CL方向に摺動し得る。
内側プラグ筐体12aの前部には、軸CL方向に延びる筒が設けられている。内側プラグ筐体12aの筒は、筐体2の後側側面2aに形成されている貫通孔2bを貫通している。内側プラグ筐体12aの筒の内側には、先端端子支持部12bが設けられている。先端端子支持部12bの前端部は、軸CLに沿って筐体2の後側側面2aを貫通している。先端端子支持部12bの前端部の内側には、ツメ12cと、突起12dが設けられている。ツメ12cは、前部が軸CLと直交する方向に延び、後部が軸CLに対して鈍角に傾斜する略直角三角形の形状を有している。先端端子22の、前側筒部22aには、ツメ12cに対向する貫通孔22cと、突起12dに対向する貫通孔22dが形成されている。先端端子22が先端端子支持部12bに後側から挿通されると、図2に示されるように、貫通孔22cには、ツメ12cが遊嵌され、貫通孔22dには、突起12dが遊嵌される。ツメ12cの前部は、先端端子22が先端端子支持部12bから後側に抜けるのを防止する。ツメ12cの貫通孔22cに遊嵌されている部位の軸CL方向の長さは、貫通孔22cの軸CL方向の長さよりも短い。同様に、突起12dの軸CL方向の長さは、貫通孔22dの軸CL方向の長さよりも短い。すなわち、先端端子22は、軸CL方向に移動可能である。
先端端子22の後上側筒部22bには、可撓性導体16の上端が嵌入されている。可撓性導体16は、導電性(金属製)の編組線で作られおり、可撓性を有している。可撓性導体16は、先端端子22を電線側端子18に電気的に接続するとともに、機器側端子20の動きに先端端子22を追従させるために変形する。
先に述べたように、先端端子22は、軸CL方向に移動可能である。また、先端端子22に接続されている可撓性導体16は、筐体2の後側側面2aに沿って延びている。すなわち可撓性導体16は、先端端子22が移動可能な軸CLに対して、直交する方向に延びている。また、可撓性導体16の上端部は、先端端子22の後上側筒部22bと接続部CA1で接続している。可撓性導体16の下端部は、電線側端子18の上側筒部18aと、接続部CA3で接続している。すなわち、電線側端子18と可撓性導体16の接続部CA3と、先端端子22と可撓性導体16の接続部CA1が、後側側面2aに沿って離間している。先に述べたように、電線側端子18は、内側プラグ筐体12aを介して筐体2に固定されている。そのため、筐体2およびプラグ10に軸CL方向の振動が加えられた場合に、可撓性導体16の上端の接続部CA1は、接続部CA3の上端を中心として軸CL方向に回転するように弾性変形する。可撓性導体16の上端の接続部CA1が軸CL方向に弾性変形すると、先端端子22も軸CL方向に移動する。このように、本明細書が開示するプラグ10では、可撓性導体16を変形しやすい向きに配置しているため、可撓性導体16に接続される先端端子22が機器側端子20の動きに追従しやすい。また、筐体2内のPCUの機器側端子20は、周辺温度の変化により、軸CL方向に伸縮する。本明細書が開示するプラグ10は、温度変化による機器側端子20の軸CL方向の伸縮に対しても先端端子22を追従させやすい。
実施例のプラグ10の特徴は以下である。プラグ10は、PCUを収容している筐体2の後側側面2aに固定する電線側コネクタである。プラグ10は、後側側面2aに沿って延びているI字形状を有する電線側端子18を備えている。プラグ10は、後側側面2aと直交する方向から後側側面2aに沿う方向に屈曲するL字形状を有する先端端子22を備えている。プラグ10は、電線側端子18と先端端子22を接続するとともに、後側側面2aに沿って延びている可撓性導体16を備えている。後側側面2aと直交する方向に延びている先端端子22の先端は、後側側面2aの貫通孔2bを貫通している。プラグ10を筐体2の後側側面2aに固定したときに、先端端子22を介して可撓性導体16とPCUの機器側端子20を接続する。プラグ10では、電線側端子18と可撓性導体16の接続部CA2と、先端端子と可撓性導体の接続部CA1が、後側側面2aに沿って離間している。実施例のプラグ10は、後側側面2aの貫通孔2bを貫通するL字形状の先端端子22が後側側面2aに沿って屈曲することで、可撓性導体16が後側側面2aに沿って延びる。その結果、可撓性導体16は後側側面2aと直交する方向に変形しやすい。すなわち、可撓性導体16に接続される先端端子22が機器側端子20の動きに追従しやすい。
図1を参照して説明したように、プラグ10は、ボルト14によって筐体2に固定されている。すなわち、電線側端子18は、プラグ筐体11を介して筐体2に固定されている。そのため、筐体2とプラグ10に振動が加えられた場合、電線側端子18は筐体2と同じ挙動をする。
図2に示されるように、機器側端子20の上側に、可撓性導体16と先端端子22の接続部CA1が配置されている。また、機器側端子20の下側に、可撓性導体16と電線側端子18の接続部CA3が配置されている。接続部CA1と接続部CA2の中間に、先端端子22と機器側端子20の接続部CA2が配置されている。接続部CA1と接続部CA3の間に接続部CA2を配置することで、プラグ10の重心が接続部CA2に近づく。プラグ10に振動が加わった場合、その慣性力はプラグ10の重心に発生する。そのため、プラグ10の重心が接続部CA2に近いほど、振動が加わった場合のプラグ10は、機器側端子20と同じ挙動をとりやすい。すなわち、プラグ10の前側筒部22aは、機器側端子20の動きに追従しやすい。また、接続部CA2の長さを可撓性導体16が延びている距離の一部とする関係とでき、小さなプラグ10内に長い可撓性導体16を収容可能としている。
可撓性導体16は、接続部CA1と接続部CA3の間に軸CL方向に屈曲しているU字部16aを有している。U字部16aは、上下方向にも変形しやすい。可撓性導体16がU字部16aを備えることで、筐体2およびプラグ10に水平面内の振動のみならず上下方向の振動が加えられた場合でも、先端端子22を機器側端子20の動きに追従させやすい。
図2は、プラグ10が電線8aと機器側端子20を接続する構造を示しているが、プラグ10が電線8bと機器側端子20を接続する構造についても同様であるため、図示および説明は省略する。プラグ10を筐体2に固定すると、電線8aとPCUが接続され、電線8bとPCUが接続され、メインバッテリからの大電流がPCUに供給される。
また、内側プラグ筐体12aの前面12eは、筐体2の後側側面2aと対向している。前面12eは、後側側面2aと一定の距離で対向している。前面12eには、シール部材19が設けられている。シール部材19は、左右方向(すなわち、紙面手前側および奥側)に一定断面で延びている。シール部材19は、後側側面2aと左右方向に延びて当接することで、筐体2およびプラグ10の上方から埃等の異物が混入することを防止する。実施例のプラグ10は、シール部材19を設ける前面12eで、先端端子22の後上側筒部22bと可撓性導体16の接続部CA1を覆っている。そのため、プラグ10は、空間効率よく可撓性導体16を収容することができる。
実施例における対応関係を以下に述べる。プラグが「電線側コネクタ」の一例に相当する。PCUが「電気機器」の一例に相当する。機器側端子20が、「電気機器の端子」の一例に相当する。
以上、実施例について詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。上述した実施例の変形例を以下に列挙する。
上述した実施例では、機器側端子20は、先端端子22の前側筒部22aに嵌入されているが、これに限定されない。その場合、機器側端子20は、先端端子22の前端部で上下から挟み込まれてもよいし、機器側端子20は、先端端子22の前端部に溶着されてもよい。また、機器側端子20の先端部の外周面は、前側筒部22aの内側全面と当接しなくてもよい。この場合、例えば前側筒部22aの内側に設けられた突起と機器側端子20の先端部の外周面が部分的に当接してもよいし、前側筒部22aの内側にバネ構造を設け、機器側端子20を押し付けることで接続を保持してもよい。
上述した実施例では、機器側端子20がオス端子であり、先端端子22の前側筒部22aは筒状のメス端子であるが、これに限定されない。機器側にメス端子が設けられ、プラグ10側にオス端子が設けられてもよい。また、実施例のプラグ10では、プラグ筐体11から突出した部分が筐体2の後側側面2aの貫通孔2bを貫通し、筐体2内で機器側端子20と前側筒部22aが接続されている。しかしながら、これに限定されず、筐体2から突出した部分がプラグ10の前面12eを貫通して、プラグ10内で機器側端子と先端端子が接続されてもよい。
上述した実施例では、先端端子22の後上側筒部22bは前側筒部22aの上側に延びて可撓性導体16と接続している。しかし、これに限らず、例えば後上側筒部22bは、前側筒部22aのの下側に延びることで、可撓性導体16と後側側面2aに沿って接続していてもよい。
上述した実施例では、プラグ10が備える可撓性導体16は、U字部16aを備えることで、上下方向の振動に対して弾性変形する。しかしながら、可撓性導体16はU字部16aを備えなくてもよい。可撓性導体16は、導電性(金属製)の編組線で作られているため、主に編組線の本数によってその剛性が決定される。編組線の本数が多ければ可撓性導体16の剛性は高くなり、編組線の本数が少なければ可撓性導体16の剛性は低くなる。また、可撓性導体16を流れる電流の大きさが同じである場合には、編組線の本数は、主に編組線を構成する金属の導電率により決定される。このため、プラグ10は、高い導電率を有する編組線を用いて編組線の本数を減少させることにより、U字部16aを備えずに上下方向の振動に対して伸縮方向に弾性変形しやすい可撓性導体を用いてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。

Claims (4)

  1. 電気機器を収容している筐体に固定する電線側コネクタであり、
    前記電線側コネクタは電線側端子と可撓性導体と先端端子を備えており、
    前記電線側端子は電線と前記可撓性導体を接続しており、
    前記先端端子は、前記電線側コネクタを前記筐体に固定したときに、前記先端端子を介して前記可撓性導体と前記電気機器を接続し、
    前記可撓性導体は前記筐体の外面に沿って延びており、
    前記電線側端子と前記可撓性導体の接続部と、前記先端端子と前記可撓性導体の接続部が、前記外面に沿って離間しており、
    前記先端端子と前記可撓性導体の接続部と、前記先端端子と前記電気機器側の端子の接続部と、前記電線側端子と前記可撓性導体の接続部が、前記外面に沿ってその順序で配置されている、
    電線側コネクタ。
  2. 前記電線側コネクタが前記筐体に固定されたときに、前記電気機器側の端子が前記先端端子に対して前記外面と直交する方向に摺動可能であることを特徴とする請求項1の電線側コネクタ。
  3. 前記可撓性導体は、前記先端端子との接続部と前記電線側端子との接続部の間で、前記外面と直交する方向に屈曲している、請求項1または2に記載の電線側コネクタ。
  4. 前記電線側コネクタは、前記先端端子と前記可撓性導体を覆っているコネクタ筐体をさらに備え、
    前記先端端子と前記可撓性導体を覆う前記コネクタ筐体の外面が、前記筐体の外面に対向する、請求項1から3のいずれか一項に記載の電線側コネクタ。
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Citations (10)

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