JP7272243B2 - 車両走行方法、目標位置入力アプリケーション - Google Patents

車両走行方法、目標位置入力アプリケーション Download PDF

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Description

本発明は、車両である自車両を制御して目標位置へ走行させる車両走行方法、情報通信端末に記憶されて実行される目標位置入力アプリケーションに関するものである。
特許文献1には、運転者が乗車した状態で、自車両を制御して、駐車位置である目標位置まで自動で走行させる車両制御装置が記載されている。本車両制御装置においては、自車両に搭載されたカメラである車載カメラの撮像画像に基づいて俯瞰画像が取得され、その取得された俯瞰画像に基づいて運転者により目標位置が入力される。また、俯瞰画像には、自車両を表す画像、目標位置を表す画像が重ねて表示される。
特許文献2には、運転者が乗車した状態で、自車両の駐車を支援する駐車支援装置が記載されている。本駐車支援装置において、車載カメラの撮像画像に基づいて俯瞰画像が作成され、俯瞰画像に基づいて自車両が停止可能な位置が取得され、俯瞰画像に停止可能な位置を表す画像および自車両を表す画像が重ねて表示される。また、目標位置は車両において運転者によって入力される。
特開2019―043429号公報 特開2011-051403号公報
本発明の課題は、自車両を制御して目標位置へ走行させる車両走行方法において、目標位置の入力の利便性を高めることである。
本発明に係る車両走行方法においては、情報通信端末において、目標位置が入力され、その目標位置に関する情報である目標位置関連情報が車両に送信される。また、車両において、受信した目標位置関連情報に基づいて目標位置が設定され、自車両の制御により、自車両が目標位置に走行させられる。このように、目標位置が情報通信端末において入力可能であるため、目標位置の入力の利便性を向上させることができる。
本発明の実施例に係る車両走行方法が実施されるリモート駐車システムを概念的に示す図である。 上記リモート駐車システムに含まれる情報通信端末の構造を概念的に示す図である。上記情報通信端末には、本発明の実施例に係る目標位置入力アプリケーションが記憶され、実行される。 上記情報通信端末と目標位置との関係を概念的に示す図である。 上記情報通信端末のディスプレイの表示を概念的に示す図である。(a)停止枠画像SPがAR表示された図である。(b)停止枠画像SP,自車両画像XがAR表示された図である。(c)停止枠画像SP,破線画像ZがAR表示された図である。 上記情報通信端末の記憶部に記憶された目標位置入力アプリケーションを表すフローチャートである。 上記車両の制御装置の記憶部に記憶されたリモート駐車プログラムを表すフローチャートである。 運転者による撮像状態を概念的に示す図である。
発明の実施形態
以下、本発明の一実施形態である車両走行方法が実行されるリモート駐車システムについて図面に基づいて説明する。また、リモート駐車システムの構成要素である情報通信端末8には、本発明の一実施形態である目標位置入力アプリケーションが記憶され、実行される。
本リモート駐車システムは、情報通信端末8と、車両に設けられた車両制御装置10とを含み、オペレータ(一般的には、運転者であるが、運転者に限定されない。以下、本実施例においては、オペレータが運転者であるとする。)による情報通信端末8の操作により、車両である自車両(本車両制御装置10が搭載された車両をいう。)に運転者が乗車していなくても、自車両を自動で走行させて、入庫(駐車)、出庫させることができるものである。
車両制御装置10は、コンピュータを主体とする複数のECU(electric control unit)12~18等を含む。
そのうちの照合ECU12は、情報通信端末8や携帯キー(以下、スマートキーと称する)22から送信された情報であるリモート情報に含まれる識別情報の照合等を行うものである。PVM(panoramic view monitor)ECU14は、例えば、車両に設けられた複数(本実施例においては、4つ)の車載撮像装置としての車載カメラ24の撮像画像等に基づいてパノラマ画像を作成するものである。車両にはIR灯光器26も設けられるため、暗くてもパノラマ画像を作成することができる。
CSR(clearance sonar)ECU16は、PVMECU14から供給されたパノラマ画像を表す情報、複数のソナー(sonar)28からの情報等に基づいて画像認識を行い、車両の経路、走行計画を作成し、車両の制御指令を作成するものである。運転マネジャ18は、CSRECU16において作成されて供給された車両の制御指令を出力するものである。車両の制御指令は、運転マネジャ18によって、それぞれ、HV/EFI(hybrid vehicle/electronic fuel injection)システム30、EPS(electronic controlled power steer)システム32、SBW(shift by wire)システム34、EPB(electromechanical parking brake)アクチュエータ36act、サービスブレーキアクチュエータ(以下、単に、ブレーキアクチュエータと称する場合がある)38act等に出力される。
HV/EFIシステム30、EPSシステム32、SBWシステム34は、それぞれ、各々のECUであるHV/EFIECU30c、EPSECU32c、SBWECU34cと、アクチュエータ部であるHV/EFIアクチュエータ30act、EPSアクチュエータ32act、SBWアクチュエータ34actとを含む。本実施例において、運転マネジャ18は、ブレーキECUの構成要素であり、ブレーキECU、EPBアクチュエータ36act、ブレーキアクチュエータ38act等によりブレーキ制御システム40が構成される。
情報通信端末8とDCU(data control unit)44とは、ブルートゥースBTを利用した通信を行う。また、DCU44、照合ECU12およびCRECU16の間においては、互いに情報の通信が行われる。例えば、DCU44は、情報通信端末8からの情報、例えば、駐車(入庫)指示情報、出庫指示情報等を照合ECU12、CSRECU16に供給し、目標位置に関する情報である目標位置関連情報等をCSRECU16に供給する。また、照合ECU12、CSRECU16からの情報、例えば、照合結果を表す情報、車両の走行状態を表す情報等を情報通信端末8に供給する。
スマートキー22とアンテナ46とは、予め定められた範囲の周波数を利用して、情報の通信を行う。このスマートキー22とアンテナ46との通信は、スマートキー22が、自車両の周辺の、アンテナ46等の機能等に基づいて決まる予め定められた領域内に位置する場合に可能になる。アンテナ46は、車両の各ドアに設けられた複数(本実施例においては4つ)のドアアンテナ46a、車両の後部に設けられたRrアンテナ46b、前部に設けられたFrアンテナ46c等を含む。アンテナ46が受信したスマートキー22からの情報はチューナを介して照合ECU12に供給される。
照合ECU12には、リモート情報対応制御部48、盗難防止装置制御部50、電源制御部52、駆動制御部54等が含まれる。リモート情報対応制御部48は、情報通信端末8、スマートキー22から供給されたリモート情報の内容に対応した処理を行うものであり、例えば、リモート情報に識別情報が含まれる場合には、その識別情報が自車両に設定された識別情報と合致するか否かを判定する。また、リモート情報対応制御部48は、スマートキー22の自車両に対する相対位置を取得する。スマートキー22が通信可能な領域内に位置する場合には、スマートキー22と照合ECU12とのアンテナ46を介する通信により、スマートキー22の自車両に対する相対位置を精度よく取得することができる。
なお、スマートキー22の自車両に対する相対位置は、照合ECU12ではなく、CSRECU16等の別のECUにおいて取得されるようにすることもできる。
盗難防止装置制御部50は、盗難防止装置56の作動状態を制御するものである。電源制御部52は、HV/EFIECU30c等の図示しないメインSW(switch)がONに切り換えられた場合に始動させられるアクチュエータのECU(以下、メインSW系ECUと称する場合がある)のON/OFFを制御するものである。駆動制御部54は、HV/EFIアクチュエータ30actの始動、停止を制御するものである。
例えば、情報通信端末8から送信されたリモート情報に出庫指示情報が含まれ、かつ、リモート情報に含まれる識別情報が合致した場合には、盗難防止装置56がアンロックされ、メインSW系ECUがONにされ、HV/EFIアクチュエータ30actが始動させられる。リモート情報が出庫指示情報を含む場合には、メインSWはOFFにあるのが普通である。そのため、メインSW系ECUがONとされ、HV/EFIアクチュエータ30actが始動させられるのである。
また、情報通信端末8から送信されたリモート情報に入庫指示情報が含まれ、かつ、リモート情報に含まれる識別情報が合致した場合には、入庫(駐車)後、盗難防止装置56がロックされ、HV/EFIアクチュエータ30actが停止させられる。
PVMECU14には、画像認識部60、表示制御部62等が含まれる。画像認識部60は、複数の車載カメラ24の撮像画像等に基づいて画像認識を行い、自車両の周辺の物体、歩行者、区画線等を認識する。表示制御部62は、画像認識部60において行われた画像認識情報等に基づいてパノラマ画像を作成する。表示制御部62において作成されたパノラマ画像は車室内に設けられたPVMディスプレイ64に表示される。
CSRECU16には、端末操作検出部72、空間認識部74、経路作成走行計画部76、車両制御部78等が含まれる。端末操作検出部72は、DCU44,照合ECU12との通信により、情報通信端末8からの出庫指示情報、入庫指示情報、目標位置関連情報等、照合ECU12からの識別情報の照合結果を表す情報等を検出する。空間認識部76は、複数のソナー28からの情報、PVMECU14からの情報等に基づいて画像認識を行い、俯瞰画像を作成する。経路生成走行計画部68は情報通信端末8から供給された目標位置関連情報に基づいて目標位置を取得し、俯瞰画像において設定する。そして、自車両を目標位置まで移動させる場合の、自車両の経路を作成し、走行計画を作成する。車両制御部78は、経路作成走行計画部78において作成された走行計画に基づいて、HV/EFIシステム30、EPSシステム32、SBEシステム34、ブレーキ制御システム40等への制御指令値を作成する。車両制御部78において作成された制御指令値は運転マネジャECU18に供給される。
また、CSRECU16にはGPS(global positioning system)受信機80が図示しないナビゲーションECUを介して接続され、GPS受信機80において受信した信号に基づいて自車両の絶対位置(三次元または二次元上の位置をいう)が取得される。絶対位置とは、相対位置に対する用語であり、三次元または二次元の座標で表すことができる位置をいう。
上述のHV/EFIシステム30は、自車両を駆動させるとともに駆動力等を制御可能な駆動制御システムであり、本実施例においては、HV/EFIアクチュエータ30act(駆動源)として電動モータおよび電子制御燃料噴射装置付きのエンジン等を含む。HV/EFIアクチュエータ30actの制御により、アクセル操作部材等の操作が行われなくても、自車両を、自動で走行させ、その走行速度を制御すること等ができる。
なお、駆動源は、電動モータを備え、エンジンを備えていないものとしたり、電動モータを備えず、エンジンを備えたものとしたりすること等もできる。
EPSシステム32は、車両の操舵輪を転舵させるとともに、転舵の向き、転舵力等を制御可能な操舵制御システムであり、本実施例においては、EPSアクチュエータ32actとしての電動パワーステアリング装置等を含む。ESPアクチュエータ32actの制御により、操舵操作部材が操作されなくても、操舵輪を転舵させ、車両を旋回させることができる。
SBWシステム34は、駆動伝達機構のシフト位置(D,R,P等)を制御するシフト位置制御システムであり、SBWアクチュエータ34actとしてのシフトバイワイヤ式のシフト切り換えアクチュエータ等を含む。SBWアクチュエータ34actの制御により、シフト操作部材が操作されなくても、シフト位置を切り換えることができるのであり、シフト位置をパーキング位置に切り換えることができる。
ブレーキ制御システム40は、車両に制動力を加えるとともに、その制動力の大きさを制御可能なものであり、EPB(電動パーキングブレーキ)アクチュエータ36actと、サービスブレーキアクチュエータ38actとを含む。ブレーキ操作部材が操作されなくても、制動力を加えることができ、車両を減速したり、停止させたりすることができる。また、情報通信端末8からの駐車指示に応じて車両が駐車させられた場合には、EPBアクチュエータ36actの制御により、パーキングブレーキが作動させられる。
情報通信端末8は、通信機能等を有する携帯可能な端末であり、情報通信携帯端末、スマートフォンと称することもできる。情報通信端末8は、図2に示すように、コンピュータを主体とする制御部100と、制御部100に接続された通信装置102、端末撮像装置(以下、単に撮像装置と称する)104、端末表示部としてのディスプレイ106、ジャイロセンサ108、方位センサ110、GPS受信機112等を含む。情報通信端末8の絶対位置は、GPS受信機112において受信された信号に基づいて取得され、情報通信端末8の向き(方位)、姿勢(垂直軸に対する傾斜角度)、換言すると、撮像装置104の状態は、方位センサ110、ジャイロセンサ108等の検出値等に基づいて取得される。通信装置102はDCU44との間でブルートゥースBTを利用した通信を行う。ディスプレイ106は、タッチパネル106としての機能を有する。タッチパネル106を介して出庫指示操作、入庫指示操作、目標位置の入力操作等が行われる。
情報通信端末8における目標位置の入力は、撮像装置104の撮像画像に基づいて行われる。
撮像装置104のレンズを向けることにより画像である撮像画像が取得され、ディスプレイ106に表示される。一方、AI(artificial intelligence)により撮像画像に基づいて路面の勾配、高さ制限になり得る物体(以下、単に高さ制限と称する)の有無等が取得され、これら路面の勾配、高さ制限等と、予め入力されている自車両の大きさとに基づいて、自車両が停止可能である位置である停止可能位置が抽出される。そして、その停止可能位置を表す画像SP(以下、停止枠画像SPと称する)が、図4(A)に示すように、AR(Augmented Reality)技術を利用してディスプレイ106に撮像画像に重ねて表示される。なお、図4(A)は、停止枠画像SPが1つの場合を示すが、停止枠画像SPは複数表示される場合がある。
停止可能位置は、駐車位置、出庫位置(一時的に停車する停車位置)等を含む。また、位置とは、場所のことであり、自車両が停止可能な面積を有する。
自車両の大きさは、例えば、自車両の前後方向の長さ、幅方向の長さ、ルーフまでの高さ等で表すことができる。
運転者は、ディスプレイ106に表示された撮像画像上の一部をタッチする等により、目標位置を入力する。AIにより、その入力した目標位置に自車両が停止可能であるか否かが判定される。例えば、入力された目標位置が停止枠画像SPの内部である場合には、停止可能であると判定され、停止枠画像SPの境界線上、または停止枠画像SPの外である場合には、停止不能であると判定されることが多い。
AIにより入力された目標位置に自車両が停止可能であると判定された場合には、図4(B)に示すように、撮像画像上の、その入力された目標位置に自車両を表す画像である自車両画像Xが重ねて表示される。その目標位置に自車両が停止不能であると判定された場合には、図4(C)に示すように、撮像画像上の、その入力された目標位置に自車両の外形を破線で示す画像である破線画像Yが重ねて表示されるとともに、停止できないことを表す画像である停止不可情報画像Zが別の部分に重ねて表示される。
また、情報通信端末8において、目標位置は撮像画像である動画に基づいて入力されるようにしても静止画に基づいて入力されるようにしてもよく、例えば、情報通信端末8において撮像装置104のレンズが目標位置を含む領域に向けられ、シャッター操作が行われることにより得られた静止画に基づいて、停止可能領域の抽出、目標位置の入力、停止可能であるか否かの判定等が行われるようにすることもできる。
さらに、運転者は、自車両画像Xまたは破線画像Yをディスプレイ106において移動させることにより、入力した目標位置を変更することができる。目標位置が移動した場合には、その移動後の目標位置において自車両が停止可能であるか否かが判定される。
また、運転者はAR表示された自車両画像Xの向きをディスプレイ106において変更することにより、目標位置における自車両の向きを変更することができる。
運転者により、目標位置を決める決定操作がタッチパネル106を介して行われることにより、目標位置関連情報が作成され、送信される。目標位置関連情報は、目標位置に関する情報であり、車両において、目標位置関連情報に基づいて目標位置の絶対位置、または、目標位置の自車両に対する相対位置を取得可能な情報である。
GPS受信機112、方位センサ110、ジャイロセンサ108等により、撮像装置104により撮像画像が得られた時点の、情報通信端末8の位置、撮像装置104の向き、垂直軸線に対する傾斜角度が取得される。そして、図3に示すように、撮像装置104の向き、傾斜角度(光軸の傾斜角度)θ、設定倍率、水平方向,垂直方向の各々のレンズの画角(垂直方向の画角をφとする)等に基づいて、目標位置の情報通信端末8に対する相対位置が取得される。
例えば、図3において、距離Laは、高さh、傾斜角度θ、画角φを用いて取得することができ、距離Lsは、レンズの設定倍率、撮像画像上の長さ等に基づいて取得することができ、これら距離La,Lsに基づいて、目標位置Aの情報通信端末8からの距離Lを取得することができる。また、目標位置Aの情報通信端末8に対する撮像装置104の光軸に直交する方向に対する相対位置についても同様に取得することができる。以上により、目標位置の情報通信端末8に対する相対位置(以下、第1相対位置と称する場合がある)を表す情報(以下、第1相対位置情報と称する場合がある)が取得されるのであり、この第1相対位置情報および情報通信端末8の絶対位置を表す情報である絶対位置情報を含む情報が本実施例における目標位置関連情報として作成され、通信装置102を介して送信される。
車両において、DCU44において、情報通信端末8から送信されたリモート情報が受信され、DCU44からCSRECU16に、そのリモート情報に含まれる目標位置関連情報が供給される。CSRECU16(車両)において、目標位置関連情報に基づいて、情報通信端末8の絶対位置、目標位置の情報通信端末8に対する第1相対位置が取得される。一方、車両において、GPS受信機80が受信した信号に基づいて自車両の絶対位置が取得される。そのため、自車両の絶対位置と情報通信端末8の絶対位置とに基づき、情報通信端末8の自車両に対する相対位置または自車両の情報通信端末8に対する相対位置(以下、第2相対位置と称する場合がある)を取得することができ、これら第1相対位置と第2相対位置とに基づけば、目標位置の自車両に対する相対位置を取得することができる。そして、車載カメラ24等の撮像画像に基づいて取得された俯瞰画像上において目標位置が設定され、自車両の目標位置への経路および走行計画が作成され、制御指令値が作成される。
なお、車両においては、上述のように、スマートキー22との通信により、スマートキー22の自車両に対する相対位置は精度よく取得することができる。一方、運転者は情報通信端末8とスマートキー22との両方を所持するのが普通である。スマートキー22との通信により取得されるスマートキー22の自車両に対する相対位置は、情報通信端末8の絶対位置と自車両の絶対位置とに基づいて取得される情報通信端末8の自車両に対する相対位置より精度が高い。そのため、スマートキー22の自車両に対する相対位置に基づいて、情報通信端末8の自車両に対する相対位置が補正され、目標位置の自車両に対する相対位置が補正される。
この場合の一例を図5,6に示す。情報通信端末8においては、図5のフローチャートで表される目標位置入力アプリケーションが予め記憶されている。その目標位置入力アプリケーションの実行により、目標位置が設定される。
運転者は自車両を出庫させる場合に、車両の外において、情報通信端末8を操作する。また、入庫させる場合に、スマートキー22を持って車両から降りて、例えば、図7に示すように、運転者Hは位置P1において目標位置である入庫位置(駐車位置)へ情報通信端末8を向けて操作する。
ステップ(以下、単にSと略称する。他のステップについても同様とする)1において、撮像装置104により目標位置を含む領域が撮像され、撮像画像が情報通信端末8のディスプレイ106に表示される。S2において、その時点の情報通信端末8の位置、向き、傾斜角度等が取得される。S3において、撮像装置104により取得された撮像画像について画像認識が行われ、S4において、AIにより停止可能領域が抽出され、停止枠画像SPがAR表示される。S5において、目標位置の入力が待たれる。目標位置の入力があった場合には、S6において、目標位置に自車両が停止可能であるか否かが判定される。判定がYESである場合には、S7において、自車両画像XがAR表示され、判定がNOである場合には、S8において、破線画像Y、停止不可情報画像ZがAR表示される。S9において、目標位置が決定されたか否か、すなわち、決定操作が行われたか否かが判定される。判定がYESである場合には、S10において、目標位置の情報通信端末8に対する相対位置が取得され、S11において、目標位置関連情報が作成されて、S12において送信される。判定がNOである場合、例えば、目標位置が移動させられた場合、または、運転者が移動して撮像し直す場合等には、S1に戻される。
車両においては、図6のフローチャートで表されるリモート駐車プログラムが予め定められた設定時間毎に実行される。
S21において、目標位置関連情報が検出されたか否か(目標位置関連情報を含むリモート情報が受信されたか否か)が判定される。判定がYESである場合には、S22において、車載カメラ24の撮像画像に基づいて俯瞰画像が取得される。また、S23において、スマートキー22の自車両に対する相対位置が取得され、情報通信端末8の自車両に対する相対位置が補正され、S24において、補正された情報通信端末8の自車両に対する相対位置に基づいて、目標位置関連情報に基づいて取得された目標位置の情報通信端末8に対する相対位置が補正され、これら補正された情報通信端末8の自車両に対する相対位置と、目標位置の情報通信端末8に対する相対位置とに基づいて、目標位置の自車両に対する相対位置が取得される。そして、S25において、俯瞰画像において目標位置が設定される。S26において、自車両が目標位置へ走行する経路、運転計画が作成されて、制御指令値が作成されて運転マネジャ18に供給される。S27において、運転マネジャ18は、制御指令値をHV/EFIシステム30、EPSシステム32、SBWシステム34に供給するとともに、制御指令値に基づいて、EPBアクチュエータ36act、ブレーキアクチュエータ38act等を制御する。自車両が制御されるのであり、目標位置へ走行させられる。
このように、運転者は情報通信端末8の撮像装置104の撮像により得られた撮像画像に基づいて目標位置を入力することができる。そのため、車両において車載カメラ24の撮像画像に基づいて取得された俯瞰画像に基づいて入力する場合より目標位置を入力し易くなる。また、俯瞰画像に基づく場合には、路面勾配、高さ制限の有無等が分かり難いが、撮像装置104の撮像画像に基づく場合には、これらを取得することが可能となり、目標位置に自車両を停止可能か否を正確に取得することができる。その結果、停止不能な位置に目標位置が入力され難くすることができる。
また、車載カメラ24の撮像画像に基づいて取得可能な領域から外れた位置に目標位置を入力することもできる。車両において、目標位置の自車両に対する相対位置が取得できれば、それに基づいて経路を作成することができるからである。また、車載カメラ24の撮像画像に基づいて取得可能な領域から外れた位置に目標位置が設定された場合には、車両において、GIS(Geographic information system)情報、Googleマップ等を用いて、目標位置を設定し、自車両の目標位置までの走行経路等が作成されるようにすることができる。そして、自車両が車載カメラ24に基づいて取得可能な領域に達した場合に、経路等が修正されるようにすることも可能である。
このように、本実施例においては、目標位置の入力の利便性を向上させることができる。
さらに、運転者は情報通信端末8とともにスマートキー22も携帯するのが普通であり、上述のように、スマートキー22の自車両に対する相対位置は、自車両において精度よく取得することができる。そのため、スマートキー22の自車両に対する相対位置に基づいて、情報通信端末8の自車両に対する相対位置を修正することにより、目標位置の自車両に対する相対位置の精度を向上させることができ、目標位置の精度を向上させることができる。
以上のように、本実施例において、S5の実行が目標位置入力工程に対応し、S11の実行が目標位置関連情報作成工程に対応し、S12の実行が送信工程に対応し、S21~27の実行が車両制御工程に対応する。また、S11が目標位置関連情報作成ステップに対応し、S12が送信ステップに対応する。
なお、運転者は、情報通信端末8において目標位置の入力操作を行う場合に移動しないことが多いため、車両において目標位置関連情報が受信された時点のリモートキー22の自車両に対する相対位置が取得され、目標位置の補正に用いられるようにすることができる。しかし、運転者は、情報通信端末8において目標位置の入力操作を行う場合に移動する場合がある。その場合には、S2において、情報通信端末8の姿勢等の状態を取得するとともに、その情報通信端末8の状態が取得されたことを表す情報が車両に送信されるようにすることができる。車両において、その時点におけるリモートキー22の自車両に対する相対位置が取得されて、記憶され、目標位置の補正に用いられるようにすることができる。
また、情報通信端末8における撮像装置104の撮像画像に自車両が含まれるようにすることができる。その場合には、情報通信端末8において、目標位置の情報通信端末8に対する第1相対位置と、自車両の情報通信端末8に対する第2相対位置とが取得され、これらを表す第1相対位置情報と第2相対位置情報とを含む情報が目標位置関連情報として作成されて、送信される。その結果、自車両において、目標位置の自車両に対する相対位置をより正確に取得することができる。
この場合において、広角レンズを用いることにより、車両と目標位置とが離れていても、1つの撮像画像に車両と目標位置とを含ませることができる場合がある。
それに対して、1つの撮像画像に車両と目標位置とを含ませることができない場合には、例えば、図7に示すように、運転者Hは、位置P2において、撮像装置104により、目標位置が含まれる領域と、自車両Vが含まれる領域とを撮像することにより、自車両Vが含まれないで目標位置が含まれる撮像画像と目標位置が含まれないで自車両Vが含まれる撮像画像とが取得されるようにすることができる。そして、それぞれの撮像画像に基づいて、目標位置の情報通信端末8に対する第1相対位置、自車両の情報通信端末8に対する第2相対位置が取得され、これらの第1相対位置情報および第2相対位置情報を含む目標位置関連情報が作成されて、送信されるようにすることもできる。
なお、図7において、運転者Hは、撮像装置104により位置P1において目標位置が含まれる画像を撮像し、位置P2に移動して自車両Vが含まれる画像を撮像することもできる。本実施例においては、第1相対位置情報および情報通信端末8の絶対位置情報と、第2相対位置情報および情報通信端末8の絶対位置情報とが目標位置関連情報として作成されて、送信される。
さらに、情報通信端末8において目標位置の絶対位置(三次元または二次元上の位置)が取得されるようにすることができる。例えば、情報通信端末8において、情報通信端末8の絶対位置と、目標位置の情報通信端末8に対する相対位置とに基づけば、目標位置の絶対位置を取得することができる。本実施例においては、目標位置の絶対位置を表す情報が目標位置関連情報として作成されて、送信される。
一方、情報通信端末8において、目標位置の情報通信端末8に対する相対位置を取得することは不可欠ではなく、情報通信端末8の位置、方位、傾斜角度等と、決定された目標位置がAR表示された画像データとを含む情報が目標位置関連情報として作成され、車両に送信されるようにすることもできる。車両においては、受信した目標位置関連情報と車載カメラ24の撮像画像に基づいて取得された俯瞰画像とに基づいて目標位置が取得され、設定されるようにすることができる。
さらに、停止可能位置は、車両より大きい寸法(前後方向の長さまたは幅方向の長さ)に基づいて抽出することができる。それに対して、車両の前後方向の長さを、実際より短い長さに設定して、停止可能位置が抽出されるようにすることができる。例えば、車両の前部が目標位置から突出しても差し支えないと考えられる場合もあるからである。この場合には、例えば、強制停止モード(はみ出しモード)と通常停止モードとを選択可能とし、強制停止モードが設定された場合に、前後方向の長さを実際より短い長さとして停止可能位置が抽出されるようにすることができる。
また、情報通信端末8において目標位置が入力され、車両を目標位置まで走行させる技術は、リモート駐車システムに限らず、運転者が乗車していなくても目標位置まで自車両を自動で走行させるシステムや、運転者が乗車した状態で自車両を自動で走行させるシステム、運転者が乗車した状態で目標位置への走行の支援を行うシステム等に広く適用することができる。
さらに、車両制御装置10の構造は上記実施例における構造に限定されない。例えば、上記実施例において、車両制御装置10が複数のECUを含むものであったが、1つのECU等から構成されたものとすることができる等、本発明は、上記実施例の他、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の形態で実施することができる。
8:情報通信端末 10:車両制御装置 22:スマートキー 12:照合ECU 14:PVMECU 16:CSRECU 18:運転マネジャ 38:DCU 40:アンテナ 74:空間認識部 76:経路生成走行計画部 78:車両制御部 100:制御部 102:通信装置 104:撮像装置 106:ディスプレイ 108:ジャイロセンサ 110:方位センサ 112:GPS受信機
特許請求可能な発明
(1)情報通信端末と車両との通信に基づいて、前記車両である自車両を制御して目標位置へ走行させる車両走行方法であって、
前記情報通信端末が、端末撮像装置と、その端末撮像装置が向けられることにより得られた画像である撮像画像を表示する端末表示部とを含み、
前記端末表示部に表示された前記撮像画像上に、前記目標位置を入力する目標位置入力工程と、
前記目標位置入力工程において入力された前記目標位置に関する情報である目標位置関連情報を作成する目標位置関連情報作成工程と、
前記目標位置関連情報作成工程において作成された前記目標位置関連情報を前記自車両に送信する送信工程と、
前記情報通信端末から送信され、前記自車両において受信した前記目標位置関連情報に基づいて前記目標位置を設定し、前記自車両を制御することにより前記目標位置へ走行させる自車両制御工程と
を含む車両走行方法。
車両制御工程は、自車両を目標位置へ走行させる経路を作成し、運転計画を作成する経路等作成工程を含むものとすることができる。
目標位置関連情報は、例えば、(i)目標位置の絶対位置を表す情報を含むものとしたり、(ii)目標位置の情報通信端末に対する相対位置を表す情報である第1相対位置情報を含むものとしたり、(iii)自車両の情報通信端末に対する相対位置または情報通信端末の自車両に対する相対位置を表す情報である第2相対位置情報および第1相対位置情報を含むものとしたり、(iii)情報通信端末の位置、姿勢、方位等を表す情報および目標位置が表示された撮像画像情報等を含むものとしたりすること等ができる。
また、撮像画像は、動画であっても静止画であってもよい。
なお、本車両走行方法は、情報通信端末と車両との通信により、運転者が乗車していなくても自車両を目標位置へ自動で走行させるシステムに適用したり、情報通信端末と車両との通信により、運転者が乗車した状態で自車両を目標位置へ自動で走行させるシステムに適用したり、情報通信端末と車両との通信により、運転者が乗車した状態で自車両を目標位置への走行を支援するシステムに適用したりすること等ができる。このように、情報通信端末と車両との通信は、目標位置の入力時に行われる場合、目標位置の入力時および走行中に行われる場合等がある。また、目標位置は入庫(駐車)位置、出庫位置に限らない。
(2)当該車両走行方法が、
前記撮像画像と、予め入力された前記自車両の大きさとに基づいて、前記目標位置入力工程において入力された前記目標位置に前記自車両を停止可能であるか否かを判定する判定工程と、
前記判定工程の判定結果を表す画像を、前記端末表示部に表示された前記撮像画像上に重ねて表示する判定結果AR表示工程と
を含む(1)項に記載の車両走行方法。
例えば、停止可能である場合には、自車両を表す画像を撮像画像上の目標位置に重ねて表示し、停止不能である場合には自車両の外形を破線で表す画像を撮像画像上の目標位置に重ねて表示するとともに、停止不可情報画像を別の位置に重ねて表示することができる。
また、目標位置に自車両を停止可能であるか否かは、自車両の大きさのみならず、路面勾配、高さ制限の有無等に基づいて判定されるようにすることができる。
(3)当該車両走行方法が、前記撮像画像と、予め入力された前記自車両の大きさとに基づいて、前記自車両が停止可能な位置である停止可能位置を抽出し、前記停止可能位置を表す画像である停止可能位置画像を前記端末表示部によって表示された前記撮像画像の前記停止可能位置に重ねて表示する停止可能位置画像AR表示工程を含む(1)項または(2)項に記載の車両走行方法。
停止可能位置が抽出される場合には、路面勾配、高さ制限の有無等も考慮される。また、停止可能位置は、撮像画像上に1つ以上抽出されることが多い。
(4)前記車両制御工程が、前記自車両と、前記情報通信端末とは別のスマートキーとの通信により取得された前記スマートキーの前記自車両に対する相対位置に基づいて前記情報通信端末の前記自車両に対する相対位置を補正し、前記目標位置関連情報に基づいて取得された前記目標位置を補正する補正工程を含む(1)項ないし(3)項のいずれか1つに記載の車両走行方法。
オペレータである運転者は、スマートキーと情報通信端末とを所持していることが多い。そのため、スマートキーの自車両に対する相対位置は情報通信端末の自車両に対する相対位置と同じであると考えることができる。
(5)車両と情報通信端末との通信に基づいて前記車両である自車両を制御して目標位置へ走行させる車両走行システムにおいて、前記情報通信端末に記憶され、実行される目標位置入力アプリケーションであって、
前記情報通信端末が、端末撮像装置と、その端末撮像装置が向けられることにより得られた画像である撮像画像を表示する端末表示部とを含み、
前記端末撮像装置が前記目標位置を含む領域に向けられることにより得られた撮像画像と、前記端末表示部に表示された前記撮像画像上に入力された前記目標位置とに基づいて、前記目標位置に関する情報である目標位置関連情報を作成する目標位置関連情報作成ステップと、
前記目標位置関連情報作成ステップにおいて作成された前記目標位置関連情報を前記車両に送信する送信ステップと
を含む目標位置入力アプリケーション。
本目標位置入力アプリケーションは、(1)項ないし(4)項のいずれかに記載の車両走行方法が実行される場合に、情報通信端末において実行されるようにすることができる。
(6)当該目標位置入力アプリケーションが、前記撮像画像上の前記入力された前記目標位置に前記自車両が停止可能であるか否かを、予め記憶された前記自車両の大きさに基づいて判定する停止可否判定ステップと、
前記停止可否判定ステップにおける判定結果を表す画像を、前記端末表示部に表示された前記撮像画像上の前記入力された前記目標位置に重ねて表示させる判定結果AR表示ステップとを含む(5)項に記載の目標位置入力アプリケーション。
なお、判定結果を表す画像は、目標位置から外れた位置に表示されるようにすることもできる。
(7)当該目標位置入力アプリケーションが、前記撮像画像と、予め入力された前記自車両の大きさとに基づいて、前記端末表示部に表示された前記撮像画像上の前記自車両が停止可能な位置である停止可能位置を抽出し、前記停止可能位置を表す画像を、前記撮像画像の前記抽出された前記停止可能位置に重ねて表示する停止可能位置画像AR表示ステップを含む(5)項または(6)項に記載の目標位置入力アプリケーション。
自車両が停止可能な位置は、例えば、AIを利用して抽出することができる。例えば、路面勾配が小さく、高さ制限がない位置であって、前記自車両の大きさ以上の位置は停止可能位置であると抽出され得る。
(8)前記目標位置関連情報作成ステップが、前記情報通信端末の姿勢を含む状態に基づいて、前記撮像画像上の前記目標位置の前記情報通信端末に対する相対位置である第1相対位置を取得する第1相対位置取得ステップを含み、前記目標位置関連情報を、前記第1相対位置取得ステップにおいて取得された前記第1相対位置を表す情報である第1相対位置情報を含んで作成する(5)項ないし(7)項のいずれか1つに記載の目標位置入力アプリケーション。
目標位置関連情報に、情報通信端末の絶対位置を表す絶対位置情報を含ませることができるが、絶対位置情報は不可欠ではない。車両において、情報通信端末の自車両に対する相対位置が取得可能であるからである。
情報通信端末の状態、換言すると、端末撮像装置の状態は姿勢等取得装置によって取得されるようにすることができる。姿勢等取得装置は、例えば、方位センサとジャイロセンサとの少なくとも一方を含むものとすることができる。方位センサによれば情報通信端末(端末撮像装置)の向きを取得することができ、ジャイロセンサによれば情報通信端末の垂直軸線または水平軸線に対する傾斜角度を取得することができる。
(9)前記目標位置関連情報作成ステップが、前記目標位置関連情報を、前記情報通信端末の垂直軸線または水平軸線に対する傾斜角度、向きを表す情報と、前記入力された目標位置が重ねて表示された前記撮像画像を表す情報とを含んで作成する(5)項ないし(7)項のいずれか1つに記載の目標位置入力アプリケーション。
車両において、車両において取得された画像データに、撮像画像に目標位置が表示された画像を合わせることにより、目標位置を特定し、設定することができる。また、車両において取得された画像には、GIS情報、Googleマップ、車載カメラの撮像画像、その撮像画像に基づいて取得された俯瞰画像等が該当する。
なお、その他、撮像装置の設定倍率、画角等の情報も含ませることができる。
(10)前記目標位置関連情報作成ステップが、前記情報通信端末の位置、垂直軸線または水平軸線に対する傾斜角度、向きを表す情報と、前記撮像画像とに基づいて、前記入力された前記目標位置の絶対位置を取得する目標位置取得ステップを含み、前記目標位置関連情報を前記目標位置取得ステップにおいて取得された前記目標位置の絶対位置を表す情報を含むものとして作成する(5)項ないし(7)項のいずれか1つに記載の目標位置入力アプリケーション。
(11)前記撮像画像に前記自車両が含まれ、
前記目標位置関連情報作成ステップが、前記自車両の前記情報通信端末に対する相対位置である第2相対位置を取得する第2相対位置取得ステップを含み、前記目標位置関連情報を、前記第1相対位置情報と、前記第2相対位置取得ステップにおいて取得された前記第2相対位置を表す情報である第2相対位置情報とを含むものとして作成する(8)項に記載の目標位置入力アプリケーション。
(12)前記撮像装置によって、前記自車両を含まないで前記目標位置を含む領域の撮像画像である目標位置撮像画像と、前記目標位置を含まないで自車両を含む領域の撮像画像である自車両撮像画像とが取得され、
前記目標位置関連情報作成ステップが、前記目標位置関連情報を、前記目標位置撮像画像に基づいて取得された前記目標位置の前記情報通信端末に対する第1相対位置を表す情報である第1相対位置情報と、前記自車両撮像画像に基づいて取得された前記自車両の前記情報通信端末に対する第2相対位置を表す情報である第2相対位置情報とを含むものとして作成する(8)項に記載の目標位置入力アプリケーション。
(13)車両と情報通信端末との通信に基づいて前記車両である自車両を目標位置へ走行させる場合において、前記目標位置を設定する目標位置設定方法であって、
前記情報通信端末の端末撮像装置が前記目標位置を含む領域に向けられることにより得られた画像である撮像画像を取得する撮像画像取得工程と、
前記撮像画像取得工程において取得され、前記情報通信端末の端末表示部に表示された撮像画像上に前記目標位置を入力する目標位置入力工程と、
前記目標位置入力工程において入力された前記目標位置に関する情報である目標位置関連情報を作成して、前記自車両に送信する送信工程と、
前記情報通信端末から送信されて、前記車両において受信した前記目標位置関連情報に基づいて、前記車両において取得された画像データ上に前記目標位置を設定する目標位置設定工程と
を含む目標位置設定方法。
本項に記載の特徴は、(1)項ないし(4)項に記載の車両走行方法、(5)項ないし(12)項に記載の目標位置入力アプリケーション、(14)項ないし(16)項に記載の車両走行システムに適用することができる。
(14)情報通信端末と車両との通信に基づいて前記車両である自車両を制御して目標位置へ走行させる車両走行システムであって、
前記情報通信端末が、
端末撮像装置と、
前記端末撮像装置が向けられることにより得られた画像である撮像画像を表示する端末表示部と、
前記端末表示部に表示された撮像画像に目標位置を入力可能な端末入力装置と、
前記端末入力装置によって入力された前記目標位置に関する情報である目標位置関連情報を送信する端末送信装置と
を含み、
前記車両が、
前記情報通信端末から送信された前記目標位置関連情報を受信する車両受信装置と、
前記車両受信装置において受信した前記目標位置関連情報に基づいて、前記目標位置の前記自車両に対する相対位置を取得し、前記自車両を制御することにより、前記目標位置へ走行させる車両制御装置と
を含む車両走行システム。
(15)前記車両が、
前記自車両の周辺を表す画像データを取得する画像データ取得部と、
その画像データ取得部によって取得された前記画像データに、前記目標位置関連情報に基づいて取得された前記目標位置を設定する目標位置設定部と
を含み、
前記車両制御装置が、前記目標位置設定部によって設定された前記目標位置まで前記自車両を走行させる経路を作成し、運転計画を作成する経路等作成部を含む(14)項に記載の車両走行システム。
(16)前記車両が、前記情報通信端末とは別のスマートキーと通信可能な通信装置を含み、
前記車両制御装置が、
前記スマートキーとの通信により前記スマートキーの位置を取得し、そのスマートキーの位置に基づいて前記情報通信端末の位置を補正し、前記目標位置を補正する目標位置補正部と
を含む(14)項または(15)項に記載の車両走行システム。

Claims (4)

  1. 情報通信端末と車両との通信に基づいて、前記車両である自車両を制御して目標位置へ走行させる車両走行方法であって、
    前記情報通信端末が、端末撮像装置と、その端末撮像装置が向けられることにより得られた画像である撮像画像を表示する端末表示部とを含み、
    前記自車両が、コンピュータを主体とする車両制御装置を含み、
    前記情報通信端末において実行される、
    (a)前記撮像画像と、予め入力された前記自車両の大きさとに基づいて、オペレータの操作によって前記端末表示部に表示された前記撮像画像上に入力された目標位置に、前記自車両を停止可能であるか否かを判定する判定工程と、
    (b)前記判定工程において前記目標位置に前記自車両を停止可能であると判定された場合と停止不能であると判定された場合とで、異なる画像を前記端末表示部に表示された前記撮像画像上に重ねて表示する判定結果AR表示工程と、
    (c)前記判定結果AR表示工程において表示された画像に基づいて決定された前記目標位置に関する情報である目標位置関連情報を作成する目標位置関連情報作成工程と、
    (d)前記目標位置関連情報作成工程において作成された前記目標位置関連情報を前記自車両に送信する送信工程と、
    前記車両制御装置において実行される、前記情報通信端末から送信され、前記自車両において受信した前記目標位置関連情報に基づいて前記目標位置を設定し、前記自車両を制御することにより前記目標位置へ走行させる自車両制御工程と
    を含む車両走行方法。
  2. 当該車両走行方法が、前記オペレータによって前記目標位置が入力される前に前記情報通信端末において実行される、前記撮像画像と、予め入力された前記自車両の大きさとに基づいて、前記自車両が停止可能な位置である停止可能位置を抽出し、前記停止可能位置を表す画像である停止可能位置画像を前記端末表示部によって表示された前記撮像画像の前記停止可能位置に重ねて表示する停止可能位置画像AR表示工程を含み、前記停止可能位置画像AR表示工程において前記停止可能位置画像が前記撮像画像に重ねて表示された画像上に、前記オペレータによって前記目標位置が入力される請求項1に記載の車両走行方法。
  3. 車両と情報通信端末との通信に基づいて前記車両である自車両を制御して目標位置へ走行させる車両走行システムにおいて、前記情報通信端末に記憶され、実行される目標位置入力アプリケーションであって、
    前記情報通信端末が、端末撮像装置と、その端末撮像装置が向けられることにより得られた画像である撮像画像を表示する端末表示部とを含み、
    前記端末撮像装置が前記目標位置を含む領域に向けられることにより得られた撮像画像と、前記端末表示部に表示された前記撮像画像上に入力された前記目標位置とに基づいて、前記撮像画像上の前記入力された前記目標位置に前記自車両が停止可能であるか否かを、予め記憶された前記自車両の大きさに基づいて判定する停止可否判定ステップと、
    前記停止可否判定ステップにおいて、前記目標位置に前記自車両を停止可能であると判定された場合と停止不能であると判定された場合とで、異なる画像を前記端末表示部に表示された前記撮像画像上に重ねて表示する判定結果AR表示ステップと、
    前記判定結果AR表示ステップにおいて表示された画像に基づいて決定された前記目標位置に関する情報である目標位置関連情報を作成する目標位置関連情報作成ステップと、
    前記目標位置関連情報作成ステップにおいて作成された前記目標位置関連情報を前記車両に送信する送信ステップと
    を含む目標位置入力アプリケーション。
  4. 当該目標位置入力アプリケーションが、前記停止可否判定ステップの前に設けられ、前記撮像画像と、予め入力された前記自車両の大きさとに基づいて、前記端末表示部に表示された前記撮像画像上の前記自車両が停止可能な位置である停止可能位置を抽出し、前記停止可能位置を表す画像を、前記撮像画像の前記抽出された前記停止可能位置に重ねて表示する停止可能位置画像AR表示ステップを含む請求項3に記載の目標位置入力アプリケーション。
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