JP7272043B2 - バルブタイミング調整装置 - Google Patents
バルブタイミング調整装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7272043B2 JP7272043B2 JP2019056868A JP2019056868A JP7272043B2 JP 7272043 B2 JP7272043 B2 JP 7272043B2 JP 2019056868 A JP2019056868 A JP 2019056868A JP 2019056868 A JP2019056868 A JP 2019056868A JP 7272043 B2 JP7272043 B2 JP 7272043B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- peripheral wall
- valve body
- rotor
- hydraulic oil
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Valve Device For Special Equipments (AREA)
- Actuator (AREA)
Description
本発明の一態様では、クリアランス形成部(71)は、外周壁がロータ穴部に嵌合するようバルブボディ本体に設けられている。スリーブの外径をD1、クリアランス形成部の外径をD2とすると、スリーブおよびクリアランス形成部は、D1<D2となるよう形成されている。
本発明の別の態様では、クリアランス形成部は、外周壁がロータ穴部に嵌合するようバルブボディ本体に設けられた第1クリアランス形成部(71)、および、外周壁がボルト孔に嵌合するようバルブボディ本体に設けられた第2クリアランス形成部(72)を含む。スリーブの外径をD1、第1クリアランス形成部の外径をD2、第2クリアランス形成部の外径をD3とすると、スリーブ、第1クリアランス形成部および第2クリアランス形成部は、D1<D2、D1<D3となるよう形成されている。
第1実施形態のバルブタイミング調整装置およびその一部を図1~5に示す。バルブタイミング調整装置10は、例えば車両に搭載され、内燃機関としてのエンジン1のクランク軸2に対するカム軸3の回転位相を変化させることによって、カム軸3が開閉駆動する吸気弁4または排気弁5のうち吸気弁4のバルブタイミングを調整するものである。バルブタイミング調整装置10は、クランク軸2からカム軸3までの動力伝達経路に設けられている。クランク軸2は、「駆動軸」に対応する。カム軸3は、「従動軸」に対応する。吸気弁4、排気弁5は、「バルブ」に対応する。
第2実施形態のバルブタイミング調整装置の一部を図6、7に示す。第2実施形態は、クリアランス形成部の構成が第1実施形態と異なる。
第3実施形態のバルブタイミング調整装置の一部を図8、9に示す。第3実施形態は、クリアランス形成部の構成が第1実施形態と異なる。
第4実施形態のバルブタイミング調整装置の一部を図10、11に示す。第4実施形態は、バルブボディ本体41およびスリーブ50の構成等が第1実施形態と異なる。
第5実施形態のバルブタイミング調整装置の一部を図12に示す。第5実施形態は、バルブボディ本体41およびスリーブ50の構成等が第4実施形態と異なる。
上述の実施形態では、スリーブ50が樹脂により形成される例を示した。これに対し、他の実施形態では、スリーブ50は、ベーンロータ30およびカム軸3より硬度の低い材料であれば、例えば金属等、樹脂以外の材料により形成されていてもよい。なお、スリーブ50を、ベーンロータ30およびカム軸3より硬度の低い材料により形成することにより、スリーブ50に遅角供給油路RRsまたは進角供給油路RAsの一部を容易に形成できる。
Claims (7)
- 内燃機関(1)のバルブ(4、5)のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置(10)であって、
遅角室(201)および進角室(202)を有し、作動油供給源(OS)から前記遅角室および前記進角室に供給される作動油により前記内燃機関の駆動軸(2)と従動軸(3)との回転位相を変換し、前記バルブのバルブタイミングを調整可能な位相変換部(PC)と、
前記作動油供給源と前記遅角室とを接続する遅角供給油路(RRs)、および、前記作動油供給源と前記進角室とを接続する進角供給油路(RAs)を流れる作動油を制御することで、前記遅角室および前記進角室に供給される作動油の流れを制御可能な作動油制御部(OC)と、を備え、
前記位相変換部は、
前記駆動軸と連動して回転するハウジング(20)、
前記ハウジングとの間に前記遅角室および前記進角室を形成し、前記従動軸に固定されて前記従動軸と一体に回転するベーンロータ(30)、および、
前記ベーンロータの中央に形成されたロータ穴部(300)を有し、
前記作動油制御部は、
前記ロータ穴部に挿通し、一端が前記従動軸のボルト孔(100)に螺合する筒状のバルブボディ本体(41)、
前記ベーンロータを係止可能なよう前記バルブボディ本体の他端側に設けられ、前記従動軸との間に前記ベーンロータを締め付け固定可能なロータ係止部(42)、
前記ベーンロータおよび前記従動軸より硬度の低い材料により筒状に形成され、前記バルブボディ本体の外側に設けられ、前記遅角供給油路または前記進角供給油路の一部を形成するスリーブ(50)、
前記バルブボディ本体の内側において軸方向に往復移動可能に設けられ、軸方向の位置により前記遅角供給油路または前記進角供給油路を流れる作動油を制御可能なスプール(61)、および、
外周壁が前記ロータ穴部に嵌合するよう、または、外周壁が前記ボルト孔に嵌合するよう前記バルブボディ本体に設けられ、前記スリーブの外周壁と前記ロータ穴部および前記ボルト孔の内周壁との間に筒状のクリアランス(C1)を形成可能なクリアランス形成部(71、72)を有し、
前記クリアランス形成部(71)は、外周壁が前記ロータ穴部に嵌合するよう前記バルブボディ本体に設けられ、
前記スリーブの外径をD1、前記クリアランス形成部の外径をD2とすると、
前記スリーブおよび前記クリアランス形成部は、D1<D2となるよう形成されているバルブタイミング調整装置。 - 内燃機関(1)のバルブ(4、5)のバルブタイミングを調整するバルブタイミング調整装置(10)であって、
遅角室(201)および進角室(202)を有し、作動油供給源(OS)から前記遅角室および前記進角室に供給される作動油により前記内燃機関の駆動軸(2)と従動軸(3)との回転位相を変換し、前記バルブのバルブタイミングを調整可能な位相変換部(PC)と、
前記作動油供給源と前記遅角室とを接続する遅角供給油路(RRs)、および、前記作動油供給源と前記進角室とを接続する進角供給油路(RAs)を流れる作動油を制御することで、前記遅角室および前記進角室に供給される作動油の流れを制御可能な作動油制御部(OC)と、を備え、
前記位相変換部は、
前記駆動軸と連動して回転するハウジング(20)、
前記ハウジングとの間に前記遅角室および前記進角室を形成し、前記従動軸に固定されて前記従動軸と一体に回転するベーンロータ(30)、および、
前記ベーンロータの中央に形成されたロータ穴部(300)を有し、
前記作動油制御部は、
前記ロータ穴部に挿通し、一端が前記従動軸のボルト孔(100)に螺合する筒状のバルブボディ本体(41)、
前記ベーンロータを係止可能なよう前記バルブボディ本体の他端側に設けられ、前記従動軸との間に前記ベーンロータを締め付け固定可能なロータ係止部(42)、
前記ベーンロータおよび前記従動軸より硬度の低い材料により筒状に形成され、前記バルブボディ本体の外側に設けられ、前記遅角供給油路または前記進角供給油路の一部を形成するスリーブ(50)、
前記バルブボディ本体の内側において軸方向に往復移動可能に設けられ、軸方向の位置により前記遅角供給油路または前記進角供給油路を流れる作動油を制御可能なスプール(61)、および、
外周壁が前記ロータ穴部に嵌合するよう、または、外周壁が前記ボルト孔に嵌合するよう前記バルブボディ本体に設けられ、前記スリーブの外周壁と前記ロータ穴部および前記ボルト孔の内周壁との間に筒状のクリアランス(C1)を形成可能なクリアランス形成部(71、72)を有し、
前記クリアランス形成部は、外周壁が前記ロータ穴部に嵌合するよう前記バルブボディ本体に設けられた第1クリアランス形成部(71)、および、外周壁が前記ボルト孔に嵌合するよう前記バルブボディ本体に設けられた第2クリアランス形成部(72)を含み、
前記スリーブの外径をD1、前記第1クリアランス形成部の外径をD2、前記第2クリアランス形成部の外径をD3とすると、
前記スリーブ、前記第1クリアランス形成部および前記第2クリアランス形成部は、D1<D2、D1<D3となるよう形成されているバルブタイミング調整装置。 - 前記スリーブは、周方向に複数に分割されている請求項1または2に記載のバルブタイミング調整装置。
- 前記スリーブは、内周壁に係合部(53)を有し、
前記バルブボディ本体は、前記係合部に係合可能な被係合部(46)を外周壁に有している請求項1~3のいずれか一項に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記係合部は、前記スリーブの内周壁から径方向内側へ突出するよう、または、径方向外側へ凹むよう形成され、
前記被係合部は、前記バルブボディ本体の外周壁から径方向内側へ凹むよう、または、径方向外側へ突出するよう形成されている請求項4に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記係合部は、前記スリーブの軸(Ax1)に対し平行な平面状に形成され、
前記被係合部は、前記バルブボディ本体の軸(Ax2)に対し平行な平面状に形成されている請求項4に記載のバルブタイミング調整装置。 - 前記係合部は、前記スリーブの軸を間に挟んで互いに平行となるよう前記スリーブの周方向に2つ形成され、
前記被係合部は、前記バルブボディ本体の軸を間に挟んで互いに平行となるよう前記バルブボディ本体の周方向に2つ形成されている請求項6に記載のバルブタイミング調整装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019056868A JP7272043B2 (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | バルブタイミング調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019056868A JP7272043B2 (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | バルブタイミング調整装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020159235A JP2020159235A (ja) | 2020-10-01 |
JP7272043B2 true JP7272043B2 (ja) | 2023-05-12 |
Family
ID=72642397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019056868A Active JP7272043B2 (ja) | 2019-03-25 | 2019-03-25 | バルブタイミング調整装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7272043B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012036768A (ja) | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Toyota Motor Corp | ボルト一体型オイルコントロールバルブ |
JP2016035291A (ja) | 2014-08-04 | 2016-03-17 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電磁弁と、内燃機関のバルブタイミング制御装置に用いられる電磁弁並びに電磁アクチュエータ |
JP2016079942A (ja) | 2014-10-21 | 2016-05-16 | アイシン精機株式会社 | 弁開閉時期制御装置 |
JP2016223568A (ja) | 2015-06-02 | 2016-12-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 油圧制御弁及び該油圧制御弁が用いられた内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04107066U (ja) * | 1991-02-25 | 1992-09-16 | ぺんてる株式会社 | インクリボン再生装置 |
JPH112197A (ja) * | 1997-06-11 | 1999-01-06 | Denso Corp | ファン支持構造 |
-
2019
- 2019-03-25 JP JP2019056868A patent/JP7272043B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012036768A (ja) | 2010-08-04 | 2012-02-23 | Toyota Motor Corp | ボルト一体型オイルコントロールバルブ |
JP2016035291A (ja) | 2014-08-04 | 2016-03-17 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 電磁弁と、内燃機関のバルブタイミング制御装置に用いられる電磁弁並びに電磁アクチュエータ |
JP2016079942A (ja) | 2014-10-21 | 2016-05-16 | アイシン精機株式会社 | 弁開閉時期制御装置 |
JP2016223568A (ja) | 2015-06-02 | 2016-12-28 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 油圧制御弁及び該油圧制御弁が用いられた内燃機関のバルブタイミング制御装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020159235A (ja) | 2020-10-01 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6439184B1 (en) | Valve timing adjusting system of internal combustion engine | |
JP5574189B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP7226001B2 (ja) | 作動油制御弁およびバルブタイミング調整装置 | |
JP4016020B2 (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP7124775B2 (ja) | 作動油制御弁およびバルブタイミング調整装置 | |
WO2020196404A1 (ja) | 作動油制御弁およびバルブタイミング調整装置 | |
WO2021106890A1 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP7021658B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
WO2021106893A1 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
US11965438B2 (en) | Valve timing adjustment device | |
JP2009185719A (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP2008240735A (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP2010203233A (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP4005068B2 (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置及びその組立方法 | |
JP7272043B2 (ja) | バルブタイミング調整装置 | |
JP4126325B2 (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置用ハウジング | |
US6935291B2 (en) | Variable valve timing controller | |
JP5179406B2 (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP2007247657A (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置及びその組立方法 | |
JP4000137B2 (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP2019124199A (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP2006090142A (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP2008196495A (ja) | 内燃機関のバルブタイミング制御装置 | |
JP2010071165A (ja) | 内燃機関の可変バルブタイミング機構 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210716 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220628 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220705 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220831 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20230110 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230228 |
|
C60 | Trial request (containing other claim documents, opposition documents) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60 Effective date: 20230228 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20230307 |
|
C21 | Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21 Effective date: 20230314 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230328 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230410 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7272043 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |