JP7271236B2 - 制御装置、空気調和機、制御方法及びプログラム - Google Patents

制御装置、空気調和機、制御方法及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、制御装置、空気調和機、制御方法及びプログラムに関する。
空気調和機には、様々なセンサが設けられている。室内機と室外機は各センサが検出した情報や、その情報に基づいて算出された指令値などを、互いに通信しながら連携して動作する。例えば、室内機は、室内機の吸い込み温度とユーザが設定した設定温度に基づく圧縮機の回転数などの指令信号を室外機に送信し、室外機は、室内機からの指令に基づいて動作する。一方、室外機は、室外機に設けられたセンサが検出した温度や圧力を室内機へ送信する。
特許文献1には、室内機が備える冷媒の漏洩を検知するセンサについて、周期的に電力供給を行ってセンサを起動することが開示されている。
特開2015-117931号公報
室温が設定温度となると空気調和機は安定運転状態となることが多い。安定運転状態で低電力化を実現する制御が求められている。
そこでこの発明は、上述の課題を解決することのできる制御装置、空気調和機、制御方法及びプログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様によれば、制御装置は、空気調和機の制御装置であって、空気調和機が安定運転状態にあることを判定する判定部と、前記判定部が、安定運転状態にあると判定すると、室内機および室外機が備えるセンサが検出する値の安全性と快適性への影響度の設定に基づいて、前記センサのうち前記安全性又は前記快適性への影響度が大きいと設定されている前記センサへは給電を継続し、それ以外の前記センサへの給電を停止するセンサ給電制御部と、を備える
本発明の一態様によれば、センサ給電制御部は、前記給電の停止後に、所定の時間が経過すると、前記給電を再開する。
本発明の一態様によれば、前記判定部が、安定運転状態にあると判定すると、前記センサ給電制御部は、前記センサへの給電を所定の時間間隔で行う。
本発明の一態様によれば、前記センサ給電制御部は、前記センサ別に異なる時間間隔で給電を行う。
本発明の一態様によれば、前記センサ給電制御部は、前記室外機が備える圧縮機の吐出側のセンサへの給電を停止しない。
本発明の一態様によれば、前記判定部が、安定運転状態であると判定した後に、前記空気調和機が安定運転状態ではなくなったと判定すると、前記センサ給電制御部は、前記センサへ継続的に給電を行う。
本発明の一態様によれば、前記制御装置は、前記センサ給電制御部が前記センサへの給電を停止した後に、前記室内機に設けられた日射センサが検出する日射量に基づいて、室内の温度に与える影響度を算出し、前記影響度が閾値より大きい場合、安定運転状態でなくなると予測する予測部、をさらに備え、前記予測部が安定運転状態でなくなると予測すると、前記センサ給電制御部は、給電を停止した前記センサへ常時給電が行われるよう制御する。
本発明の一態様によれば、制御装置は、空気調和機の制御装置であって、前記空気調和機の運転中に安定運転状態となると、冷媒回路の運転状態を検出する複数のセンサの少なくとも一部について、前記センサ別の当該センサが検出する値の安全性と快適性への影響度の設定に基づいて給電を停止するセンサ給電制御部を備える。
本発明の一態様によれば、空気調和機は、室内機と、室外機と、上記の何れかの制御装置と、を備える。
本発明の一態様によれば、制御方法は、空気調和機の制御方法であって、空気調和機が安定運転状態にあることを判定するステップと、前記判定するステップで安定運転状態にあると判定すると、室内機および室外機が備えるセンサが検出する値の安全性と快適性への影響度の設定に基づいて、前記センサのうち前記安全性又は前記快適性への影響度が大きいと設定されている前記センサへは給電を継続し、それ以外の前記センサへの給電を停止するステップと、を有する。
本発明の一態様によれば、プログラムは、コンピュータを、空気調和機が安定運転状態にあることを判定する手段、前記判定する手段が安定運転状態にあると判定すると、室内機および室外機が備えるセンサが検出する値の安全性と快適性への影響度の設定に基づいて、前記センサのうち前記安全性又は前記快適性への影響度が大きいと設定されている前記センサへは給電を継続し、それ以外の前記センサへの給電を停止する手段、として機能させる。
本発明の実施形態による制御装置、空気調和機、制御方法及びプログラムによれば、空気調和機の低電力化を実現することができる。
本発明の第一実施形態による空気調和機の通信回路の一例を示す概略図である。 本発明の第一実施形態による空気調和機の冷媒回路の一例を示す概略図である。 本発明の第一実施形態によるセンサへの給電制御を説明する図である。 本発明の第一実施形態による制御装置の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第一実施形態による低電力制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の第一実施形態によるセンサへの給電方法を説明する第1の図である。 本発明の第一実施形態によるセンサへの給電方法を説明する第2の図である。 本発明の第二実施形態による制御装置の一例を示す機能ブロック図である。 本発明の第二実施形態による低電力制御の一例を示すフローチャートである。 本発明の各実施形態における制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
<第一実施形態>
以下、本発明の第一実施形態による低電力化について図1~図7を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態による空気調和機の通信回路の一例を示す概略図である。
空気調和機は、室内機100、室外機200を備える。室外機200の端子207は、室内機100の端子107、20ボルト電源の出力端子それぞれに接続される。室内機100の端子108は、室外機200の端子208に接続される。
室内機100は、制御装置10、フォトカプラ102、103、抵抗101、104、106、トランジスタ105等を備える。制御装置10は、受信用のフォトカプラ102の出力ダイオード、送信用のフォトカプラ103の発光ダイオードと接続されている。制御装置10はプロセッサ10aを備えている。
室外機200は、制御装置20、フォトカプラ203、204、抵抗201、202、206、トランジスタ205等を備える。制御装置20は、受信用のフォトカプラ203の出力ダイオード、送信用のフォトカプラ204の発光ダイオードと接続されている。制御装置20はプロセッサ20aを備えている。
20ボルト電源には、抵抗201、接続線301、抵抗101、フォトカプラ102、フォトカプラ103、トランジスタ105、抵抗106、接続線302、抵抗202、フォトカプラ203、フォトカプラ204、トランジスタ205が接続され、通信回路300を形成している。通常、制御装置10はフォトカプラ103の発光ダイオードに電流を流しフォトカプラ103をON(導通)とし、フォトカプラ103およびトランジスタ105を導通状態とする。また、制御装置20はフォトカプラ204をONとし、フォトカプラ204およびトランジスタ205を導通状態とする。つまり、通信回路300には電流が流れている。この状態を基本として、制御装置10はフォトカプラ103のON/OFFを切り替え、制御装置20は204のON/OFFを切り替えることにより、通信を行ってセンサが検出した情報などを送受信する。
具体的には、室内機100から室外機200へ制御情報を送信する場合、室内機100の制御装置10は、フォトカプラ103のON(導通)とOFF(非導通)を切り替える。このとき、室外機200では、制御装置20がフォトカプラ204をON(導通)の状態に維持する。制御装置10がフォトカプラ103のONとすると、20ボルト電源から、抵抗201、接続線301、抵抗101、フォトカプラ102、トランジスタ105、抵抗106、接続線302、抵抗202、フォトカプラ203の発光ダイオード、フォトカプラ203の出力トランジスタ、トランジスタ205の順で電流が流れる。このとき、室外機200の制御装置20には、フォトカプラ203の出力トランジスタから電流が供給される。制御装置20は、これをハイ信号(「1」)として受信する。一方、制御装置10がフォトカプラ103をOFFとすると、上記回路に電流は流れず、制御装置20には、フォトカプラ203から電流が供給されない。制御装置20は、これをロー信号(「0」)として受信する。このように室内機100から室外機200へ信号を送信する場合、通信回路300に電流が流れる状態を基本として、送信用のフォトカプラ103のONとOFFを切り替えることで、通信回路300における電流の非導通と導通を切り替える。すると、「0」と「1」で構成されるデジタル信号が生成され、室外機200の受信用のフォトカプラ203に伝わり、制御装置20に入力される。これにより、制御情報は、デジタル信号として室内機100から室外機200へ伝達される。
また、室外機200から室内機100へ室外機の運転状態を送信する場合、制御装置20は、フォトカプラ204のON(導通)及びOFF(非導通)を切り替える。このとき、室内機100では、制御装置10が、フォトカプラ103をON(導通)の状態に維持する。制御装置20がフォトカプラ204をONとすると、上記と同様にして電流が流れ、室内機100の制御装置10は、ハイ信号(「1」)を受信する。一方、フォトカプラ204をOFFとすると、上記回路に電流は流れず、制御装置10は、ロー信号(「0」)を受信する。このように、室外機200の送信用フォトカプラ204のONとOFFを切り替えることによりデジタル信号が生成され、当該デジタル信号は、通信回路300を通じて室内機100の受信用のフォトカプラ102に伝わり、制御装置10に入力される。これにより、制御情報は、デジタル信号として室外機200から室内機100へ伝達される。
室内機100と室外機200は、例えば、1秒に1回、制御情報の送受信を行う。例えば、制御装置10が、ユーザの設定に基づく運転指令値(例えば、冷房、暖房か、どの程度の強さで運転するか)を含んだ制御情報を上記のようにして送信し、これを制御装置20が受信する。制御装置20は、受信した制御情報に基づいて、圧縮機の回転数制御などを行う。それと並行して、制御装置20は、室内機100から送信された制御情報に対する応答として、室外機200に設けられた各種センサが検出した値を含む制御情報を、上記の方法によって室内機100へ送信する。室内機100では、制御装置10が、この制御情報を受信する。室内機100と室外機200は、室内機100を起点とする制御情報の送受信を1秒に1回(1往復)行う。制御情報を受信した制御装置10は、制御情報に含まれる室外機200のセンサ値に基づいて、室外機200の運転状態を評価し、適切な運転指令値を含む制御情報を生成する。制御装置10は、次の1秒に生成した制御情報を制御装置20へ送信し、その応答を制御装置20から受信する。次に室内機100と室外機200に設けられた冷媒回路およびセンサについて説明する。
図2は、本発明の第一実施形態による空気調和機の冷媒回路の概略図である。
図2に示すように空気調和機は、圧縮機1、室外熱交換器2、膨張弁3、室内熱交換器4、四方弁5、それらを接続する冷媒配管6などを含む冷媒回路を備える。
圧縮機1は、冷媒を圧縮し、圧縮後の高温、高圧の冷媒を吐出する。暖房運転では、圧縮機1が吐出した冷媒は、四方弁5を介して室内熱交換器4に供給され、室内の空気へ放熱し、凝縮する。室内熱交換器4で凝縮した液冷媒は、膨張弁3によって減圧され、低圧の冷媒となる。低圧の冷媒は、室外熱交換器2へ供給され、外気から吸熱して気化する。気化した冷媒は、四方弁5を通過して圧縮機1へ吸入される。圧縮機1は低圧の冷媒を圧縮して高圧の冷媒を吐出する。
冷房運転では、制御装置20は、四方弁5の接続を切り替える。圧縮機1が吐出した高温、高圧の冷媒は、四方弁5を介して室外熱交換器2に供給され、外気へ放熱し凝縮する。凝縮した冷媒は膨張弁3によって減圧され、室内熱交換器4へ供給される。室内熱交換器4では、冷媒は、室内の空気からの吸熱により気化する。気化した冷媒は、四方弁5を通過して圧縮機1へ吸入される。圧縮機1は低圧の冷媒を圧縮して高温、高圧の冷媒を吐出する。図2に示す冷媒回路では、上記の過程が繰り返されて冷媒が循環する。冷媒が上記のように循環することで空気調和機は、暖房または冷房を行う。
室内機100には室内熱交換器4と制御装置10が設けられ、室内熱交換器4の例えば、出入口には、温度センサc11,c12が設けられている。また、室内機100の吸入口には、室内の温度と湿度を検出するための温度センサc13、湿度センサc14が設けられている。また、室内機100には、室内に存在する人を検知する目的で室内へ向けて人感センサc15が設けられている。また、室内への日差しを検出するために日射センサc16が設けられている。制御装置10は、各センサc11~c15の検出した値を取得する。室外機200には、圧縮機1、膨張弁3、室外熱交換器2、四方弁5、制御装置20が設けられる。室外熱交換器2の例えば、出入口には、温度センサc21,c22が、圧縮機1の吐出側には温度センサc23が設けられている。また、室外機200には、外気温を検出する温度センサc24が設けられている。制御装置20は、各センサc21~c24の検出した値を取得する。なお、図3に例示するセンサの数や位置は一例であってこれに限定されない。
図3は、本発明の第一実施形態によるセンサへの給電制御を説明する図である。
図3に、温度センサc21の例を示す。温度センサc21は、例えば、抵抗温度センサである。制御装置20は、トランジスタTrのベースに印加してトランジスタTrをONにする。すると、温度センサc21に電流が流れる。抵抗Rの抵抗値は、温度によって変化し、温度ごとの抵抗値は既知である。そこで、温度センサc21に所定の電流を流し、温度センサc21の前後の電圧を検出することにより、制御装置20は、温度センサc21が検出する温度を取得することができる。通常、制御装置20は、常時、トランジスタTrをONとし、抵抗Rの電圧を検出することにより、温度センサc21が検出する温度を常に監視している。つまり、温度センサc21によって室外熱交換器2の温度を検出する場合、温度センサc21に供給する電力を消費することになる。反対にトランジスタTrをOFFとすると、温度センサc21に電流が流れないため温度の監視ができなくなる。しかし、温度センサc21に供給する電力を削減することができる。他の温度センサc22~c24、c11~c13についても同様である。また、湿度センサc14、人感センサc15、日射センサc16についても、制御装置10からの電力供給を停止することにより電力を削減することができる。
上記の通信処理やセンサへ給電する処理は、制御装置10においてはプロセッサ10aが行い、制御装置20ではプロセッサ20aが行う。空気調和機が安定運転状態となると、制御装置20が送信する温度センサc21~c24による検出値の変動は小さくなる。また、それらの値に基づいて、制御装置10が算出する運転指令値の変動も小さくなる。安定運転状態であれば、同様の運転を維持すればよいので、毎秒、変動の小さい温度情報を送受信する必要性は少ない。また、変動の小さい温度を常時検出する必要性は少ない。上記したように、温度センサc21~c24への電力の供給は、制御装置20によるスイッチ(図3の例では、トランジスタTr)のON/OFFで切り替えることができる。また、温度センサc11~c13、湿度センサc14、人感センサc15、日射センサc16については、制御装置10によるスイッチ制御により、給電の有無を切り替えることができる。そこで、本実施形態では、空気調和機が安定運転状態となり、頻繁に温度等の検出や監視が必要でなくなると、センサへの電力供給を止めてセンサが消費する電力を削減する。これにより、空気調和機の運転中における低電力化を実現する。次に図4を用いて制御装置10および制御装置20の機能について説明する。
図4は、本発明の第一実施形態による制御装置の一例を示す機能ブロック図である。
室内機100の制御装置10は、データ取得部11と、操作受付部12と、判定部13と、送信部14と、受信部15と、記憶部16と、センサ給電制御部17を備える。
データ取得部11は、温度センサc11~c13、湿度センサc14、人感センサc15、日射センサc16が検出した値を取得する。
操作受付部12は、ユーザが、リモコン等で指示した運転モードや設定温度の設定を受け付ける。
判定部13は、空気調和機が安定運転状態かどうかを判定する。安定運転状態とは、例えば、ユーザが指示した設定温度に変化が無く、各センサc11~c13、c21~c23が検出した値の変動が所定の範囲内で静定していることである。また、判定部13は、室内機100が安定運転状態かどうかを判定する。
送信部14は、データ取得部11が取得した各センサが検出した値や、操作受付部12が取得した設定温度、制御装置20から受信した各センサが検出した値等に基づいて、室外機200に対する運転指令値を算出する。また、送信部14は、フォトカプラ103のON/OFFを制御して、算出した運転指令値を含む制御情報を送信する。
受信部15は、フォトカプラ102を介して制御情報を受信する。受信部15は、受信した制御情報を分析し、温度センサc21~c24が検出した温度などを取り出す。
記憶部16は、データ取得部11が取得した値など種々のデータを記憶する。
センサ給電制御部17は、制御装置10が備える温度センサc11~c13、湿度センサc14、人感センサc15、日射センサc16への給電のON/OFFを制御する。例えば、空気調和機が安定運転状態のときには、センサ給電制御部17は、温度センサc11~c13等への給電が所定の周期で断続的に行われるよう制御する。また、センサ給電制御部17は、それ以外の運転状態のときに温度センサc11~c13等への給電を常時に行うよう制御する。
室外機200の制御装置20は、データ取得部21と、受信部22と、送信部23と、記憶部24と、センサ給電制御部25と、を備える。
データ取得部21は、温度センサc21~c24が検出した値を取得する。
受信部22は、フォトカプラ203を介して制御情報を受信する。受信部22は、受信した制御情報を分析し、運転指令値を取り出す。
送信部23は、フォトカプラ204のON/OFFを制御して、各センサc21~c24が検出した値を含む制御情報を送信する。
記憶部24は、データ取得部21が取得した値など種々のデータを記憶する。
センサ給電制御部25は、温度センサc21~c24への給電のON/OFFを制御する。例えば、安定運転状態のときには、センサ給電制御部25は、温度センサc21~c24への給電が所定の周期で断続的に行われるよう制御する。また、センサ給電制御部25は、それ以外の運転状態のときに、温度センサc21~c24への給電が常時に行われるように制御する。
制御装置10、20は上記した機能以外にも種々の機能を有するが、本実施形態に関係のない機能の説明は省略する。例えば、制御装置20は、制御装置10から受信した運転指令値に基づいて、圧縮機1を制御する。
図5は、本発明の第一実施形態による低電力制御の一例を示すフローチャートである。
前提として、制御装置10と制御装置20は、毎秒1回、制御情報の送受信を行っている。まず、室内機100の制御装置10が、センサの検出値を取得する(ステップS11)。具体的には、データ取得部11が、温度センサc11~c13、湿度センサc14、人感センサc15などが検出した値を取得し、これらを判定部13へ出力する。また、室外機200では、データ取得部21が、温度センサc21~c24の検出値を取得し、これらを送信部23へ出力する。送信部23は、これらの値を含んだ制御情報を生成し、室内機100へ送信する。室内機100では、受信部15が、制御情報を受信する。受信部15は、制御情報を分析して、各温度センサc21~c24が検出した温度を判定部13へ出力する。
次に判定部13は、空気調和機の運転が安定運転状態か否かを判定する(ステップS12)。判定部13は、温度センサc11~c13、温度センサc21~c23等の検出値を、例えば、数分間監視し、温度センサc13が検出した温度と設定温度との差が0.5℃以内で、且つ各センサの値の変動が所定の範囲内(例えば、±0.5℃)であれば安定運転状態であると判定する。また、温度センサc13とユーザが設定した設定温度の差が0.5℃以上乖離したり、数分間における温度センサc11~c13、温度センサc21~c23の検出値が0.5℃以上変動したりする場合、判定部13は、安定運転状態ではないと判定する。判定部13は、判定の結果を送信部14、センサ給電制御部17へ出力する。安定運転状態ではないと判定した場合(ステップS12;No)、ステップS11以降の処理を繰り返す。送信部14は、運転指令値を含んだ制御情報を送信する。
安定運転状態であると判定した場合(ステップS12;Yes)、センサ給電制御部17は、温度センサc11~c13、湿度センサc14、人感センサc15、日射センサc16への給電が常時行われる状態から、所定の時間間隔で給電されるよう制御を切り替える(ステップS13)。例えば、センサ給電制御部17は、10秒を1サイクルとして、各センサに対して9秒間は給電を停止し、1秒間だけ給電が行われるよう制御する。また、送信部14は、空気調和機が安定運転状態であることを示すフラグ(以下、安定フラグと記載する。)を含んだ制御情報を送信する。室外機200では、受信部22が、制御情報に含まれた運転指令値と安定フラグを取り出す。制御装置20は、受信した運転指令値に基づいた制御を行う。また、受信部22は安定フラグを受信した旨をセンサ給電制御部25へ通知する。センサ給電制御部25は、常時、温度センサc21~c24へ給電が行われる状態から、所定の時間間隔で給電されるよう制御を切り替える。例えば、センサ給電制御部25は、10秒を1サイクルとして、各センサに対し9秒間は給電を停止し、1秒間だけ給電が行われるようにする。室内機100と室外機200は、1秒に1回の通信を継続する。
センサへの給電が所定の時間間隔で行われている間、制御装置10では、ステップS11と同様に、判定部13が、室内機100および室外機200で各センサc11~c13、c21~c24によって検出された値や、ユーザによる設定温度などの情報を取得し(ステップS14)、空気調和機が安定運転状態であるか否かを判定する(ステップS15)。
例えば、判定部13は、各センサの検出値について、前回の検出値と今回の検出値を比較し、その差が閾値以上であれば、安定運転状態ではないと判定する。判定部13は、判定の結果を送信部14とセンサ給電制御部17へ出力する。
安定運転状態が継続している場合(ステップS15;Yes)、ステップS14以降の処理を繰り返す。センサ給電制御部17とセンサ給電制御部25は、センサc21~c24へ一定の周期で断続的に給電を行う。室外機200からは、温度センサc21~c24が検出した温度が10秒ごとに更新されて送信される。室内機100においても、10秒ごとにセンサc11~c13等によって温度などが検出される。一方、安定運転状態ではなくなった場合(ステップS15;No)、センサ給電制御部17は、温度センサc11~c13、湿度センサc14、人感センサc15、日射センサc16への給電が継続的に行なわれるよう制御を切り替える。また、送信部14は、安定フラグを含まない制御情報を送信する。室外機200では、受信部22によって受信された制御情報に安定フラグが含まれていないことに基づいて、センサ給電制御部25が、温度センサc21~c24へ継続的に給電が行われるよう制御を切り替える(ステップS16)。
一般に空気調和機の運転状態にかかわらず、室内機100と室外機200に設けられた各種センサには、常時、電力が供給され、それぞれのサンプリング周期で検出を行っている。しかし、空気調和機が安定した状態で運転している場合、毎回、変動の少ない温度等を検出する可能性がある。各種センサを起動して対象データを検出可能な状態にしておくためには、それだけの電力が必要になる。そこで、本実施形態では、判定部13が、室内機100と室外機200に設けられた各種センサが検出する値に基づいて、空気調和機の運転が安定運転状態であると判定すると、センサへの給電を停止する。そして、ユーザの快適性を損なわず、且つ、圧縮機等の故障を防止するために必要なタイミングでのみセンサを起動し、温度や湿度の検出を行う。これにより、空気調和機の運転中の低電力化を図ることができる。また、空気調和機が安定運転状態を脱すると、すぐにセンサへ常時給電が行われるように制御する。これにより、空気調和機の運転状態に変化が生じたときに対応することができる。
なお、各センサへ給電するタイミングは、全センサについて同じタイミングで給電を行って所定時間、検出を行い、その後、同じタイミングで給電を停止してもよい。あるいは、1つ又は複数の一部のセンサに対して時刻t1から1秒だけ給電を行って、残りのセンサのうち一部のセンサに対して時刻t2から1秒だけ給電を行い、さらに残りのセンサに対しては時刻t3から1秒だけ給電を行うというようにセンサ毎に給電タイミングをずらしてもよい。なお、1サイクルを10秒としたのは一例であって、1サイクルを5秒や20秒に設定してもよい。
上記の実施形態では、図3に例示した全てのセンサへの給電を周期的に行うこととしたが、運転上、停止しても影響が少ないセンサのみを対象とし、安全や快適性の観点から常に監視しておいた方が好ましいパラメータについては、常時センサへの給電を行うようにしてもよい。次に図6、図7を用いて、センサ別に異なる周期で給電を行う設定する場合の設定例を示す。
図6は、本発明の第一実施形態によるセンサへの給電方法を説明する第1の図である。
図6の表の1行目を例に説明する。室内機100の「吸込温度」は、温度センサc13が検出する値である。「吸込温度」に対する「安全性」欄の「小」と「快適性」欄の「大」は、「吸込温度」は、安全性の観点からは検出を休止させても影響が小さいが、快適性の観点からは影響が大きいことを示している。快適性への影響は大きいものの、安定運転状態となった後に温度センサc13が検出する室内温度が短時間で急激に変化することは少ないと考えられる。「1サイクル」欄に矢印で示す区間は、1サイクル(例えば、10秒間)にうちの一部の時間(例えば、1秒間)だけ、給電を行って温度センサc13を起動し、吸込温度を検出可能な状態とすることを示している。
2行目の「熱交換器温度」については、安全性への影響が大きいため、1サイクルの全区間にわたって継続的に給電を行い熱交換器の温度を検出可能な状態とすることを示している。図2の例では、温度センサc11,c12に常時、給電を行う。
3行目の「湿度」については、安全性への影響が小さく、快適性への影響が中程度のため1サイクルのうちの一部の時間(例えば、1秒間)だけ、給電を行って湿度センサc14を起動することを示している。
4行目の「人感センサ」については、安全性への影響は小さいが、快適性への影響が大きい。「1サイクル」欄の矢印は、人感センサc15は、人の出入りを速やかに検出することが望まれるため、常時検出可能な状態に維持しておくことを示している。
室外機200についても同様である。図6の設定例では、外温を検出する温度センサc24と室外熱交換器2の温度を検出する温度センサc21、c22については、1サイクルのうち一部の時間だけ給電するようにする。冷媒回路の運転状態を強く反映し、安全性への影響が大きい圧縮機1の吐出側温度については、温度センサc23へ常時給電を行い、その温度を監視する。
図6の設定に従う場合、図5のフローチャートのステップS13で、センサ給電制御部17は、温度センサc11~c12、人感センサc15に対しては、常時給電されるよう制御し、温度センサc13と湿度センサc14については、周期的に給電が行われるように制御する。また、センサ給電制御部25は、温度センサc23に対しては、常時給電されるよう制御し、温度センサc21,c22,c24については、周期的に給電が行われるように制御する。
また、ステップS15では、判定部13は、各センサがそれぞれの周期で検出した値の経時的変動に基づいて、安定運転状態か否かを判定する。
また、ステップS16では、センサ給電制御部17は、温度センサc13と湿度センサc14については、常時給電されるように制御を切り替える。また、センサ給電制御部25は、温度センサc21,c22,c24の給電が常時行われるよう制御する。
図7は、本発明の第一実施形態によるセンサへの給電方法を説明する第2の図である。
図6の設定例は、安定運転状態の間、どのセンサについても最低限、所定の時間間隔で検出値を監視できるようにする設定例である。これに対し、図7に例示するのは、安定運転状態時には、人感センサc15の検出値と圧縮機1の吐出管温度だけを常に監視し、それ以外のセンサについては、完全に給電を停止する設定例である。
図7の設定に従う場合、図5のフローチャートのステップS13で、センサ給電制御部17は、人感センサc15に対しては、常時給電されるよう制御し、温度センサc11~c13と湿度センサc14については、給電が停止されるよう制御する。また、センサ給電制御部25は、温度センサc23に対しては、常時給電されるよう制御し、温度センサc21,c22,c24については、給電が停止されるよう制御する。
また、ステップS15では、判定部13は、人感センサc15および温度センサc23が検出した値の経時的変動に基づいて、安定運転状態か否かを判定する。例えば、人感センサc15が人を検出しない状態から人を検出する状態に変化すると、判定部13は、安定運転状態ではないと判定する。例えば、温度センサc23が検出する温度が所定の範囲以上に変動する場合や、所定の閾値を上回るような場合、判定部13は、安定運転状態ではないと判定する。
また、ステップS16では、センサ給電制御部17およびセンサ給電制御部25は、ステップS13で給電を停止した各センサに対して、常時給電が行われるよう制御を切り替える。図7の設定例によれば、必要最低限のセンサのみ給電を行い、他のセンサへの給電を停止するので、さらなる低電力化の効果が得られる。
<第二実施形態>
以下、本発明の第二実施形態による低電力化について図8~図9を参照して説明する。
第二実施形態では、日射センサ16cが検出するデータを利用して、安定運転を継続できなくなるタイミングを予測し、先行的にセンサへの給電が継続的に行われるよう制御を行う。以下、本発明の第二実施形態に係る構成のうち、本発明の第一実施形態と同じ構成、処理には同じ符号を付し、それらの説明を省略する。
図8は、本発明の第二実施形態による制御装置の一例を示す機能ブロック図である。
制御装置10は、第一実施形態の構成に加え、予測部18を備えている。
予測部18は、日射センサ16cの検出値を用いて、近い未来に安定運転状態でなくなることを予測する。例えば、予測部18は、日射センサ16cが検出する日射量の変化を熱量に換算し、換算した熱量が室内の温度に与える影響を、所定の予測式から算出し、その影響が閾値より大きい場合、安定運転状態でなくなると予測する。予測部18は、予測結果を送信部14、センサ給電制御部17へ出力する。
図9は、本発明の第二施形態による低電力制御の一例を示すフローチャートである。
制御装置10と制御装置20は、毎秒1回の通信を行っている。制御装置10は、センサの検出値を取得する(ステップS11)。次に判定部13は、空気調和機の運転が安定運転状態か否かを判定する(ステップS12)。安定運転状態ではないと判定した場合(ステップS12;No)、ステップS11以降の処理を繰り返す。送信部14は、運転指令値を含む制御情報を送信する。
安定運転状態であると判定した場合(ステップS12;Yes)、センサ給電制御部17は、温度センサc11等への給電が周期的に行われるように制御を切り替える(ステップS13)。また、送信部14は、安定フラグを含んだ制御情報を送信する。室外機200では、センサ給電制御部25が、温度センサc21等への給電が周期的に行われるように制御を切り替える。次に制御装置10は、図5のフローチャートのステップS14以降の処理を行う。つまり、実際にセンサが検出した値に基づく安定運転状態か否かの判定を行い、安定運転状態ではなくなった場合、各センサへ継続的に給電が行われるよう制御する。
本実施形態では、その処理と並行して、予測部18が、データ取得部11が取得した日射センサc16の検出値を取得する(ステップS141)。予測部18は、安定運転状態が近い未来に終了するかどうかを予測する(ステップS151)。安定運転状態の終了を予測しない場合(ステップS152;No)、ステップS141以降の処理を繰り返す。センサ給電制御部17およびセンサ給電制御部25は、それまでの各センサへの給電制御を継続する。例えば、センサ給電制御部17およびセンサ給電制御部25は、周期的に給電を行うセンサについては、所定の時間間隔で給電が行われるように制御する。また、常時給電を行うセンサについては、センサ給電制御部17およびセンサ給電制御部25は、常時給電が行われるように制御する。また、給電を停止するセンサについては、センサ給電制御部17およびセンサ給電制御部25は、給電されないよう制御する。
安定運転状態の終了が予測された場合(ステップS151;Yes)、センサ給電制御部17およびセンサ給電制御部25は、全てのセンサについて、常時給電が行われるように制御を切り替える。
本実施形態によれば、空気調和機の運転状態の変化が、実際に温度センサ11c等が検出する温度に現れる前に、安定運転状態から変化することを予測し、先行的に全センサを起動し、検出可能な状態に戻すことができる。これにより、制御の応答遅れを防ぎ、省電力化を達成しつつ、ユーザの快適性を維持することができる。
<その他の実施形態>
判定部13が安定運転状態と判定した場合、センサ給電制御部17およびセンサ給電制御部25が、全センサを10秒ごとに1秒だけ起動し、他の時間は停止させるとする。その場合、送信部14と送信部23が1秒ごとの通信を維持する必要性は低下する。従って、例えば、全センサが起動して、それぞれが検出すべきデータを検出した後にそれらのデータを送信するために10秒ごとに1回のみ制御信号の送受信を行ってもよい。例えば、制御装置10と制御装置20は、9秒間通信を停止し、次の1秒間で1回の送受信を行う。
この制御を行う際、例えば、送信部14は、送受信を行わない時間については、フォトカプラ103をOFFにする。又は、送信部23は、送受信を行わない時間については、フォトカプラ204をOFFにする。図1で説明したように、室内機100と室外機200の間で毎秒、通信を行うため通信回路300は常時通電状態とされている。つまり、通信の維持のため、通信回路300には電流が流れ電力が消費されている。これに対し、センサへの給電の停止期間に合わせて、通信回路300を遮断することにより、通信回路300へ電流が流れることを防ぎ、センサへの給電に加え、通信回路300への給電による消費電力を低減することができる。
また、例えば、図7で例示した給電方法について変更し、圧縮機1の吐出管温度のみを監視するようにしてもよい。さらにこの場合、例えば、制御装置20に温度センサc23が検出する温度に基づいて、冷媒回路が安定運転状態か否かを判定する判定部を設け、判定部13が安定運転状態と判定すると送信部23が、フォトカプラ204をOFFとし、通信回路300を遮断してもよい。そして、通信回路300を遮断している間は、制御装置20に設けた判定部が、圧縮機1の吐出管温度を監視する。吐出管温度の変化を検出すると、送信部23が、フォトカプラ204をONとして通信回路300を通信可能とし、冷媒回路の運転状態の変化を知らせる信号を室内機100へ送信する。また、この信号の送信に基づき、センサ給電制御部17およびセンサ給電制御部25は、全センサに対して、常時給電が行われるように切り替える。
また、例えば、図7で例示した給電方法について変更し、圧縮機1の吐出管温度を室内機の熱交換器温度で代用し、室内機100の人感センサc15、温度センサc11~c12を常時監視するようにしてもよい。さらにこの場合、安定運転状態となると送信部14が、フォトカプラ103をOFFとし、通信回路300を遮断する。そして、判定部13が人感センサc15、温度センサc11~c12の検出値の変動を検出すると、安定運転状態を脱したと判定する。すると、送信部14は、フォトカプラ103をONとして通信回路300を接続し、安定フラグを含む制御情報を送信する。また、センサ給電制御部17およびセンサ給電制御部25は、全センサに対して、常時給電が行われるように切り替えて、毎秒1回の通信を行って、通常の運転状態に戻す。
このように通信回路300の遮断と組み合わせることにより、安定運転状態における低電力化を効果的に行うことができる。
上記の実施形態では、空気調和機が安定運転状態となると、各センサへの給電を停止し、運転に影響のない範囲で断続的に給電を行うこととした。これに対し、空気調和機の運転状態にかかわらず、例えば、図6の設定例のように、センサ毎に異なる周期を割り当てて必要な時間だけセンサを起動し、温度などを検出するようにしてもよい。さらに、上記の実施形態と同様に判定部13による安定運転状態か否かの判定を行い、安定運転状態と判定されると、センサを起動する周期をさらに長くして低電力化を図ってもよい。例えば、図6の設定例の「吸込温度」の場合、安定運転状態ではないときには、5秒を1サイクルとして5秒のうち1秒だけ給電を行い、安定運転状態となると10秒を1サイクルとして10秒のうち1秒だけ給電を行うようにしてもよい。
図10は、本発明の各実施形態における制御装置のハードウェア構成の一例を示す図である。
コンピュータ900は、CPU901、主記憶装置902、補助記憶装置903、入出力インタフェース904、通信インタフェース905を備える。コンピュータ900は、CPU901に代えて、MPU(Micro Processing Unit)などのプロセッサを備えていてもよい。
上述の制御装置10、制御装置20は、コンピュータ900に実装される。そして、上述した各機能は、プログラムの形式で補助記憶装置903に記憶されている。CPU901は、プログラムを補助記憶装置903から読み出して主記憶装置902に展開し、当該プログラムに従って上記処理を実行する。また、CPU901は、プログラムに従って、記憶領域を主記憶装置902に確保する。また、CPU901は、プログラムに従って、処理中のデータを記憶する記憶領域を補助記憶装置903に確保する。
なお、制御装置10、制御装置20の全部または一部の機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより各機能部による処理を行ってもよい。ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータシステム」は、WWWシステムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、CD、DVD、USB等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。また、このプログラムが通信回線によってコンピュータ900に配信される場合、配信を受けたコンピュータ900が当該プログラムを主記憶装置902に展開し、上記処理を実行しても良い。また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能である。また、この発明の技術範囲は上記の実施形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
なお、送信部14、送信部23は、通信制御部の一例である。
1・・・圧縮機
2・・・室外熱交換器
3・・・膨張弁
4・・・室内熱交換器
5・・・四方弁
6・・・冷媒配管
10、20・・・制御装置
11、21・・・データ取得部
12・・・操作受付部
13・・・判定部
14、23・・・送信部
15、22・・・受信部
16、24・・・記憶部
17、25・・・センサ給電制御部
18・・・予測部
100・・・室内機
200・・・室外機
107、108、207、208・・・端子
102、103、203、204・・・フォトカプラ
101、104、106、201、202、206・・・抵抗
105、205・・・トランジスタ
300・・・通信回路
301、302・・・接続線
c11、c12、c13、c21、c22、c23、c24・・・温度センサ
c14・・・湿度センサ
c15・・・人感センサ
c16・・・日射センサ
900・・・コンピュータ
901・・・CPU、
902・・・主記憶装置、
903・・・補助記憶装置、
904・・・入出力インタフェース
905・・・通信インタフェース

Claims (11)

  1. 空気調和機の制御装置であって、
    空気調和機が安定運転状態にあることを判定する判定部と、
    前記判定部が、安定運転状態にあると判定すると、室内機および室外機が備えるセンサが検出する値の安全性と快適性への影響度の設定に基づいて、前記センサのうち前記安全性又は前記快適性への影響度が大きいと設定されている前記センサへは給電を継続し、それ以外の前記センサへの給電を停止するセンサ給電制御部と、
    を備える制御装置。
  2. 前記センサ給電制御部は、前記給電の停止後に、所定の時間が経過すると、前記給電を再開する、
    請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記判定部が、安定運転状態にあると判定すると、前記センサ給電制御部は、前記センサへの給電を所定の時間間隔で行う、
    請求項1に記載の制御装置。
  4. 前記センサ給電制御部は、前記センサ別に異なる時間間隔で給電を行う、
    請求項3に記載の制御装置。
  5. 前記センサ給電制御部は、前記室外機が備える圧縮機の吐出側のセンサへの給電を停止しない、
    請求項1から請求項4の何れか1項に記載の制御装置。
  6. 前記判定部が、安定運転状態であると判定した後に、前記空気調和機が安定運転状態ではなくなったと判定すると、
    前記センサ給電制御部は、前記センサへ継続的に給電を行う、
    請求項1から請求項5の何れか1項に記載の制御装置。
  7. 前記センサ給電制御部が前記センサへの給電を停止した後に、前記室内機に設けられた日射センサが検出する日射量に基づいて、室内の温度に与える影響度を算出し、前記影響度が閾値より大きい場合、安定運転状態でなくなると予測する予測部、をさらに備え、
    前記予測部が安定運転状態でなくなると予測すると、前記センサ給電制御部は、給電を停止した前記センサへ常時給電が行われるよう制御する、
    求項1から請求項6の何れか1項に記載の制御装置。
  8. 空気調和機の制御装置であって、
    前記空気調和機の運転中に安定運転状態となると、冷媒回路の運転状態を検出する複数のセンサの少なくとも一部について、前記センサ別の安全性と快適性への影響度の設定に基づいて給電を停止するセンサ給電制御部
    を備える制御装置。
  9. 室内機と、室外機と、
    請求項1から請求項8の何れか1項に記載の制御装置と、
    を備える空気調和機。
  10. 空気調和機の制御方法であって、
    空気調和機が安定運転状態にあることを判定するステップと、
    前記判定するステップで安定運転状態にあると判定すると、室内機および室外機が備えるセンサが検出する値の安全性と快適性への影響度の設定に基づいて、前記センサのうち前記安全性又は前記快適性への影響度が大きいと設定されている前記センサへは給電を継続し、それ以外の前記センサへの給電を停止するステップと、
    を有する制御方法。
  11. コンピュータを、
    空気調和機が安定運転状態にあることを判定する手段、
    前記判定する手段が安定運転状態にあると判定すると、室内機および室外機が備えるセンサが検出する値の安全性と快適性への影響度の設定に基づいて、前記センサのうち前記安全性又は前記快適性への影響度が大きいと設定される前記センサへは給電を継続し、それ以外の前記センサへの給電を停止する手段、
    として機能させるためのプログラム。
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