JP7268764B1 - 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム - Google Patents
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Abstract
Description
そこで、本開示は、審査効率を向上させることができる画像処理装置、画像処理方法及び画像処理プログラムを提供することを目的とする。
図1に示すように、情報処理システム1は、申請者から申請された申請情報を取得し、申請内容の審査を行うための申請情報処理システムとして用いられる。図1では、情報処理システム1の一例として、自治体の内部システムとして申請者からの申請手続きを受け付け、審査担当者による審査の結果を得る申請情報処理システムを図示している。なお、この情報処理システム1は、自治体から依頼を受けた企業等のシステムであっても良いし、サービスの申込者からの申請手続(申込手続)を受け付ける企業の内部システムであっても良い。
情報処理システム1は、自治体内部又は外部の印刷部門のシステムと接続され、印刷装置によって情報処理システム1からの出力に応じた通知状等の印刷物を作成することができる。また、情報処理システム1は、銀行のシステムと接続され、審査に応じた振込等を行ってもよい。
図2に示すように、申請情報処理システムである情報処理システム1は、情報処理装置100を含んで構成される。情報処理装置100は、申請者から申請された申請情報を取得し、申請内容の審査を行うための申請情報処理装置として機能する。本実施形態において情報処理装置100は画像処理部30を備えている。これにより、紙媒体の申請用書類を画像データ化して画像処理を行い、審査に適した画像データを生成する画像処理装置として機能する。すなわち、情報処理装置100は、本実施形態に係る画像処理装置に相当する。
図2に示すように、情報処理装置100(画像処理装置の一例)は、例えばコンピュータである。図2に示す各機能ブロックは、後に図9で説明する演算装置10のプロセッサ101が必要なプログラムを実行し、情報処理装置100の各部の動作を制御することにより実現される。
以下、各機能ブロックについて説明する。
申請情報取得部(画像取得部の一例)11は、申請者からの申請用書類を電子データ化した申請画像データを取得するインタフェースである。情報処理装置100は、図2に示すように、申請情報が記入された申請用書類を読み取って申請用書類を電子データ化し、申請画像データを作成するスキャナ等の読取装置51と接続されている。
申請者から提出される申請用書類は、複数種類の属性に分類される。本実施形態における申請用書類の属性としては、例えば申請者の情報を含む(申請情報が記入された)申請書や、申請書に添付された証明書類が挙げられる。ここで、申請者には申請者本人だけでなく、申請者の家族等が含まれる場合もある。証明書類は、例えば申請者(申請者及び申請者の家族等)の本人確認書類の写しや申請内容の確認のための証明書類等である。
なお、証明書類は、申請書の添付書類として扱われる。添付書類には、上述の証明書類の他に、例えば請求書や注文書のような各種帳票が含まれる場合がある。
このように、本実施形態において申請情報取得部11は、申請画像データは、申請者が提出した申請用書類のうち申請者の申請情報を含む申請書及び前記申請者の証明書類の少なくとも一方の属性の申請用書類の画像データである申請画像データを取得する。
なお、以下の説明では、申請書画像領域710における申請項目領域(例えば申請項目領域711)および証明書画像領域720における証明項目領域(例えば証明項目領域723)を総称して、単に「項目領域」と記載する場合がある。また、申請書画像領域710における申請内容領域(例えば申請内容領域712)および証明書画像領域720における証明内容領域(例えば証明内容領域724)を総称して、単に「内容領域」と記載する場合がある。
また申請画像データは、例えば情報処理装置100に接続された画像データ取得用のコンピュータ装置(不図示)から出力され、申請情報取得部11が取得したものでもよい。画像取得用のコンピュータ装置は、読取装置51と同様に申請用書類を読み取って申請画像データを作成して出力する、スキャナ等の読取装置と接続されていればよい。画像取得用のコンピュータ装置は当該読取装置から出力された申請画像データを取得すると、取得した申請画像データを情報処理装置100に出力する。これにより、申請情報取得部11は、画像取得用のコンピュータ装置から申請画像データを取得することができる。なお、画像取得用のコンピュータ装置が出力した申請画像データは、記憶部12に記憶され、申請情報取得部11が記憶部12から申請画像データを読み込んでもよい。
このように、情報処理装置100(特に申請情報取得部11)は、読取装置51と接続されていない構成(読取装置51と一体でなく独立した構成)であってもよい。
記憶部12は、申請情報取得部11が取得した申請画像データと、申請者を示す申請者情報とを関連付けて記憶する。
また、記憶部12は、申請用書類の審査を行う審査担当者等によって、キーボード等の入力装置52を介して入力された情報を記憶する。例えば、後述するように、審査部13は、例えば「本人確認書類の氏名を確認して入力してください」「本人確認書類の氏名が申請書と一致しているか確認してください」等の審査項目が表示された審査画面61を表示装置53に表示し、審査担当者に文字入力やチェックリストの選択等による審査結果を入力させる。記憶部12は、入力装置52を介して審査担当者により入力された審査結果を示す情報を記憶する。また、記憶部12は、入力装置52を介して入力された、各申請データに対応する属性情報(例えば、申請者を示す情報等)を記憶する。
また、記憶部12は、画像処理部30における画像処理において参照される種々の情報を記憶する。また記憶部12は、申請画像データや申請者を示す申請者情報と、画像処理部30が生成した審査用画像データとを関連付けて記憶する。これにより、情報処理装置100において、審査用画像データがいずれの申請者の審査案件に関連するデータであるか、また審査用画像データがいずれの申請画像データから生成されたものであるか、を特定することができる。
審査部13は、申請画像データの内容、すなわち申請用書類の内容を審査するための審査項目が表示された審査画面を生成し、審査画面と申請画像データに基づく審査用画像データとを表示装置53に並べて表示させ、審査結果を取得して記憶部12に記憶させる機能を有している。申請用書類の内容の確認は、審査担当者による審査画面及び審査用画像データの目視によって行われるため、当該機能による審査を目視審査ともいう。
より具体的に、審査部13は、審査画面61の電子データ(審査画面データ)を生成し、審査の際に、審査担当者によって入力装置52から入力された情報(例えば、審査担当者が入力した審査結果)を取得する入力データを取得する。
審査部13は、各審査項目に対する審査結果に対応する入力データ(入力装置52から入力された情報)を取得する。審査部13は、一の審査用画像データに対する全審査項目に対する審査結果に対応する入力データを取得し、一の審査用画像データ(すなわち一申請者)に対する審査データを生成する。
審査部13は、審査データを各申請画像データ(各申請者)と紐づけて記憶部12に出力して記憶させる。
画像処理部30は、申請画像データに対して画像処理を行い、審査部13における申請情報(申請画像データ)の内容の審査に用いる審査用画像データを生成する。例えば画像処理部30は、審査用画像データとして、審査部13が審査画面と並べて表示装置53に表示する画像データ(目視審査向けの審査用画像データ)を申請画像データから生成する。また、画像処理部30は、OCR審査サーバ54に出力される画像データ(後述する自動審査向けの審査用画像データ)を申請画像データから生成可能である。
画像処理部30は、生成した審査用画像データを審査画像記憶部31に出力して保存する。画像処理部30の構成および審査用画像データの詳細は、後述する。
なお、画像処理部30における審査用画像データの生成は、上述のように申請画像データに基づく新たな画像データの生成に限られない。例えば、申請画像データに対し、当該申請画像データが示す申請用書類に応じた情報を付与して審査画像記憶部31に保存することも審査用画像データの生成にあたる。つまり、当該情報を付与した申請画像データを審査用画像データとして扱ってもよい。
審査画像記憶部31は、画像処理部30が生成した審査用画像データを記憶する。具体的には、審査画像記憶部31は、審査用画像データをファイル形式で記憶する所定の記憶領域である。画像処理部30は、審査用画像データを生成すると審査画像記憶部31に審査用画像データを出力して記憶させる。
またこのとき画像処理部30は、審査画像記憶部31内における審査用画像データの保存先(例えばディレクトリ、フォルダ)を示す保存先データを生成し、申請情報取得部11が取得した申請画像データおよび申請者情報の少なくとも一方と関連付けて記憶部12に記憶する。保存先データは、例えばファイルパスやURL(Uniform Resource Locator)であってもよい。これにより、例えば審査部13は、審査画面の生成時において、申請画像データに対応する審査用画像データを取得し、審査画面と審査用画像データとを並べて表示装置53に表示することができる。
表示データ出力部14は、審査部13が生成した表示データおよび画像処理部30が生成した審査用画像データを表示装置53に出力する。
データ出力部15は、入力装置52からの指示に応じて、記憶部12に記憶された申請画像データに対応する審査データを情報処理装置100の外部に出力する。審査データは、例えば、申請者が申請を行った手続き(例えば給付金等の受給手続き)の内容と、各申請者の申請内容の審査結果(例えば可決又は否決)の一覧が含まれる。データ出力部15は、指定された一又は複数の申請者に対する審査データを出力してもよく、記憶部12に記憶されたすべての審査データを一括して出力しても良い。
また、データ出力部15は、画像処理部30から審査用画像データが入力されたことに応じて、入力された審査用画像を情報処理装置100の外部に出力する。なお、データ出力部15は、審査画像記憶部31に記憶された審査用画像データを読み込んで、情報処理装置100の外部に出力してもよい。
データ出力部15は、例えばLANを介して接続された自治体内の所定のコンピュータ等に審査データを出力することができる。また、データ出力部15は、インターネットを介して接続された外部の所定のコンピュータ等に審査データを出力することもできる。このため、情報処理システム1は、自治体の内部で運用されてもよく、自治体から審査を請け負った外部企業において運用されても良い。情報処理システム1が外部企業において運用される場合、当該企業は、申請書の受付、申請データの作成、審査、審査データの作成等を行い、審査データ、又は申請データ及び審査データの双方をインターネットを介して自治体に送信することができる。
つまり、情報処理装置100は、申請用書類の内容の審査として、上述の目視審査と自動審査との2種類の種別の審査を実施することができる。
次に、本実施形態に係る画像処理装置である情報処理装置100において、画像処理部30が実行する画像処理の詳細及び画像処理を実行する機能構成について、図2から図8を用いて詳細に説明する。
図2に示すように、画像処理部30は、申請画像データが示す申請用書類の属性を判定する書類判定部301と、申請画像データが示す申請用書類の属性に応じて申請画像データを分割する書類分割部302と、申請画像データに含まれる画像情報のうち審査の対象となる画像情報を含む領域を抽出する領域抽出部303と、抽出された当該領域を申請画像データ又は申請画像データから生成された画像データから分割する領域分割部304と、を有している。なお詳しくは後述するが、情報処理装置100において領域分割部304は必須の構成ではなく、画像処理部30は領域分割部304を有していなくてもよい。
書類判定部301は、記憶部12から申請画像データを読み出し、読出した申請画像データに対して画像認識を行うことで、申請画像データが示す申請用書類の属性を判定する。ここで、書類判定部301が実行する画像認識処理の一例を説明する。
書類判定部301は、例えば申請画像データと申請用書類のひな型(テンプレート)の画像データ(判定用画像データ)とを用いた画像認識処理を行う。判定用画像データとしては、申請用書類として提出されることが想定される複数種類の申請用書類(例えば申請書、保険証、運転免許証等)のひな型の画像データが用いられる。書類判定部301は、申請画像データと判定用画像データとを比較し、申請画像データが示す申請用書類と類似したひな型を導出する。これにより、申請画像データが示す申請用書類の属性を判定することができる。
例えば、申請書読取画像データ71(図3参照)は、上述のように、申請者が提出した申請書の原本を画像データ化して生成される。このため、申請書読取画像データ71には、申請用書類以外の画像領域がほぼ含まれない。一方、証明書読取画像データ72(図4参照)は、申請者が提出した本人確認書類の写しを画像データ化して生成される。
例えば審査時において、審査画面61と並べて申請書読取画像データ71や証明書読取画像データ72が表示装置53に表示されると、審査担当者は審査画面61における審査項目に対応する画像領域(例えば、申請者の「氏名」に関する画像情報を含む画像領域)を参照するために、マウスなどの入力装置52の操作によって画像の位置や傾きを調整することが必要となる。また証明書読取画像データに複数の証明書類が含まれる場合、いずれの証明書類を参照するか分かりづらいという問題も生じ得る。このようなことに起因して、審査効率が低減してしまう場合がある。したがって、情報処理装置100では、申請画像データが示す申請用書類の属性に応じて適切な画像処理の実行を決定する制御が必要となる。
具体的には、申請画像データに対し、書類判定部301が判定した属性に応じた画像処理を行うことにより、申請画像データから申請内容の審査(目視審査、自動審査)に適した審査用画像データを生成したり、表示装置53における審査用画像データの視認性や、OCR審査サーバ54での文字情報の読み取り精度を向上するための情報(後述する審査用の画像領域の位置情報)を抽出したりすることが可能となる。このため、確認事項ごとに必要な申請用書類データを表示させる手間が低減して審査効率を向上することができる。
また、書類判定部301は、申請画像データが示す申請用書類の属性が証明書類でなく申請書(申請書読取画像データ)である場合、申請画像データ、すなわち申請書読取画像データ自体を審査画像記憶部31に出力して審査用画像データとして記憶させてもよい。このとき、書類判定部301は、申請書読取画像データと、申請書読取画像データに応じた申請用書類の属性(申請書)を示す情報とを、対応付けて審査画像記憶部31に記憶してもよい。これにより、画像分割処理を要しない申請画像データ、つまり申請用書類の属性を付与した申請書読取画像データを、審査部13が表示装置53に表示可能な審査用画像データとして扱うことができる。
図2に戻って、書類分割部302は、書類判定部301から入力された申請画像データを分割して、審査用画像データを生成する。具体的には、書類分割部302は、証明書読取画像データに対して画像分割処理を実行して、証明書読取画像データ72内の画像領域を、証明書類を示す証明書画像領域720とそれ以外の画像領域とに分割する。これにより書類分割部302は、審査用画像データとして、証明書画像領域720で形成された証明書画像データ(後述する証明書画像データ8)を審査用画像データとして生成する。
つまり、書類分割部302は、申請画像データの画像領域に含まれる複数の前記証明書画像領域を別個に切り出して単数または複数の証明書画像データを生成することができる。
また本例では証明書読取画像データの画像領域に複数の証明書画像領域720が含まれる場合を例にとって説明したが、証明書読取画像データの画像領域に一(単数)の証明書画像領域720が含まれる場合(例えば証明書画像領域720aのみが含まれる場合)、書類分割部302は、証明書読取画像データの画像領域から当該一の証明書画像領域720を切り出して証明書画像データ8aを生成すればよい。
なお、書類分割部302は、証明書画像領域720を証明書読取画像データ72から切り出す前に傾き補正処理を実行し、傾きが補正されてもよいし、証明書読取画像データ72から生成した証明書画像データ8に対して傾き補正を行ってもよい。
証明書画像領域720に対して傾き補正を行う場合、書類分割部302は、証明書読取画像データ72内における証明書画像領域720の傾きを検出し、傾きが生じている場合には傾きを補正して、証明書読取画像データ72内の画像領域からの切り出しを行う。例えば、書類分割部302は、証明書読取画像データ72内の画像領域の外縁部(例えば、印刷機の原稿配置面の外縁)に対する証明書画像領域720の外縁部720cの傾斜角を導出し、当該傾斜角に基づいて証明書画像領域720を回転させてもよい。これにより、証明書画像領域720の傾きを補正することができる。
書類分割部302は、例えば画像認識によって証明書画像データ8内の種別領域722の位置を特定し、証明書類の種別を示す画像情報(例えば文字情報)を抽出してもよい。種別領域722の位置の特定には、書類判定部301による申請用書類の属性の判定に用いた判定用画像データ(申請用書類のテンプレート画像)が用いられてもよい。
図2に戻って、領域抽出部303は、審査用画像データの画像領域内において、申請用書類の内容に関する審査の対象となる画像情報を含む画像領域(審査画像領域)の位置情報を抽出する。本実施形態では、審査用画像データ内の画像情報のうち審査の対象となる画像情報(審査画像情報)は、審査内容(申請者の申請内容)に応じて異なる。
本実施形態に係る画像処理装置である情報処理装置100は、画像処理部30において、予め審査用画像データ内における項目領域や項目領域に対応する内容領域の位置を抽出する領域抽出処理を行う。これにより、目視審査や自動審査の実行時において審査対象となる画像領域を容易に特定でき、審査効率を向上することができる。
審査画面61の表示による目視審査では、審査画面に表示される審査項目(申請用書類の内容を審査するための設問)に対応する審査用画像データの画像情報(目視審査画像情報)を審査担当者が目視で確認する。
そこで領域抽出部303は、目視審査画像情報を含む目視審査画像領域の位置情報として、目視審査画像情報の項目を示す項目領域の位置情報および目視審査画像情報の内容を示す目視内容領域の位置情報を抽出する。これにより、目視審査時において審査部13は、審査項目に対応する審査画像領域の視認が容易な態様で審査用画像データを表示装置53に表示可能となる。また、審査画像領域に項目領域が含まれることにより、審査担当者は審査項目と目視審査画像情報とを容易に対応付けることができる。このため、審査効率を向上することができる。
図6(a)は、図5に示す証明書画像データ8aの画像領域の一部を抜粋して示す図である。例えば領域抽出部303は、審査用画像データである証明書画像データ8aの画像領域内において、目視審査画像情報(ここでは、申請者の本人確認書類である保険証が示す氏名)を含む目視審査画像領域80aの位置情報を抽出する。具体的には、領域抽出部303は、一次抽出処理において、目視審査画像領域80aの位置情報として証明書画像データ8aの画像領域内における証明項目領域723の位置情報および証明内容領域724の位置情報を抽出する。
図6(c)は、図3に示す申請書読取画像データ71の画像領域の一部を抜粋して示す図である。例えば領域抽出部303は、審査用画像データである申請書読取画像データ71の画像領域内において、目視審査画像情報(ここでは、申請者が記載した氏名)を含む目視審査画像領域80cの位置情報を抽出する。具体的には、領域抽出部303は、一次抽出処理において、目視審査画像領域80cの位置情報として申請書読取画像データ71の画像領域内における申請項目領域711の位置情報および申請内容領域712の位置情報を抽出する。
具体的には、領域抽出部303は、画像データに対する文字認識技術(例えば、OCR)によって申請書読取画像データ71の画像情報を文字情報として読取り、当該文字情報と予め定められた条件(項目領域に対する内容領域の繰り返し数や、申請書読取画像データ71内において項目領域が存在し得る位置情報のパターン等)に基づいて申請項目領域711および申請内容領域712の座標を抽出する。これにより、領域抽出部303は、目視審査画像領域80cの座標情報を抽出することができる。領域抽出部303は、抽出した目視審査画像領域80cの座標を記憶部12に記憶させる。なお、申請書読取画像データ71が示す申請書は、書式が一定の定型書類であってもよい。この場合、上述の定型書類に応じた処理によって、申請書読取画像データ71の画像領域内における目視審査画像領域80cの座標を抽出することができる。
また領域抽出部303は、目視審査画像領域80の位置情報として、審査用画像データの画像領域内における目視審査画像領域80の座標を含む情報を抽出する。
これにより、本実施形態に係る画像処理装置である情報処理装置100は、表示装置53において審査画面61の審査項目に対応する目視審査画像領域80の視認性を向上し、審査効率を向上することができる。
二次抽出処理において領域抽出部303は、審査用画像データの画像領域内において、自動審査の対象となる画像情報を含む自動審査画像領域の位置情報を抽出する。
OCR審査サーバ54における自動審査では、審査用画像データのうち内容領域の画像情報に対してOCR処理を実行し、処理結果をデジタルデータ(例えばテキストデータ)として出力して当該デジタルデータを用いて自動審査プログラムによる審査を行う。例えば、OCR審査サーバ54では、証明書画像データ8bにおける証明内容領域724の画像情報「日本 太郎」と申請書読取画像データ71における申請内容領域712の画像情報「日本 太郎」をOCR処理によってテキストデータに変換する。また例えば自動審査プログラムでは、証明内容領域724、申請内容領域712それぞれのテキストデータを比較して、両者が一致するか否かを判定し、申請書に記載の氏名と運転免許証が示す氏名との一致を判定する。
ここでは、以下において二次抽出処理について具体的に説明する。
なお、情報処理装置100がOCR審査サーバ54と接続されていない場合には、領域抽出部303は、二次抽出処理を実行しなくてよい。つまり、情報処理装置100において、領域抽出部303は、少なくとも一次抽出処理を実行可能な構成であればよい。
領域分割部304は、領域抽出部303が抽出した審査画像領域の位置情報(座標情報)に基づいて、審査用画像データの画像領域内から審査画像領域を切り出し、新たな審査用画像データとして当該審査画像領域で形成される領域分割画像データを生成する。
例えば、領域分割部304は、領域抽出部303が抽出した自動審査画像領域81の位置情報(座標情報)に基づいて、審査用画像データの画像領域内から自動審査画像領域81を切り出し、新たな審査用画像データとして自動審査画像領域81で形成される領域分割画像データを生成する。領域分割部304は、生成した領域分割画像を審査画像記憶部31に保存する。
これにより、データ出力部15が領域分割画像をOCR審査サーバ54に出力する。この場合、OCR審査サーバ54は自動審査画像領域81を含む領域分割画像をOCR処理の対象とすればよく、審査用画像データから自動審査画像領域81を抽出する必要がない。これにより、OCR処理での文字情報の読み取り精度が向上され、自動審査の効率および精度がより向上する。
なお、画像処理部30が領域分割部304を有する場合、目視審査画像領域80の切り出しのみを実行し、切り出した目視審査画像領域80を審査画像記憶部31に記憶させてもよい。この場合、審査部13は切り出された目視審査画像領域80を表示装置53に表示する構成であってもよい。
図11は、情報処理装置100の機能部におけるハードウェア構成の一例を示す概略図である。図11に示すように、情報処理システム1は、演算装置10により実現される。演算装置10は、プロセッサ101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random access memory)103及び補助記憶装置(メモリ)104を備える情報処理装置(コンピュータ)である。
演算装置10には、例えば外部インタフェース(I/F)105を介して読取装置51、入力装置52及び表示装置53、並びに外部記憶媒体57が接続されている。外部インタフェース(I/F)105は、例えばUSB(Universal Serial Bus)ポート等である。
ここで、読取装置51、入力装置52及び表示装置53は、図2に示す情報処理装置100に接続された読取装置51、入力装置52及び表示装置53である。また、読取装置51、入力装置52、表示装置53及びコンピュータ55は、演算装置10と接続するためのユーザインタフェース(不図示)を備えている。ここで、演算装置10の各部のハードウェア資源が所定のプログラムと協働することにより、情報処理装置100の申請情報取得部11、記憶部12、審査部13、画像処理部30、審査画像記憶部31及び表示データ出力部14及びデータ出力部15の各機能が構築される。
ROM102は、審査用画像データを生成する画像処理を実行する画像処理プログラムと、申請手続きを受け付け、審査担当者による審査の結果を得る申請情報処理方法を実行するプログラムとを格納している。
RAM103は、計算データ、入力装置52を介して審査担当者により入力された各種データ等が一時的に格納されている。
表示装置53は、例えば液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機ELディスプレイ(OELD:Organic Electro-Luminescence Display)であり、外部インタフェース105を介して演算装置10から各種データを受信して表示する。表示装置53は、例えば演算装置10のメモリ上に読み込まれた各データ、プログラム等が実行された結果として得られたデータ、読取装置51がスキャンして得られた申請用書類の画像データに基づく審査用画像データ、審査部13での審査の過程で出力されたデータ等を表示する。
以下、本実施形態に係る情報処理方法の一例について、図12を用いて説明する。図12は、本実施形態に係る画像処理方法の一例を説明するフローチャートである。
申請情報取得部11が読取装置51から申請画像データを取得して記憶部12に記憶すると、画像処理部30の書類判定部301は記憶部12から申請画像データを読み出す(ステップS101)。例えば、書類判定部301は、審査用画像データの保存先を示す保存先データが紐づいていない申請画像データ(対応する審査用画像データが未生成の申請画像データ)を読み出す。
次に、書類判定部301は、読み出した申請画像データが示す申請用書類の属性を判定する(ステップS102)。
続いて、書類判定部301はステップS102で判定した属性に基づいて申請画像データを分割するか否かを判定する(ステップS103)。書類判定部301は、判定した属性が「証明書類」である場合に申請画像データを分割すると判定して書類分割部302に申請画像データを出力する。また、書類判定部301は、判定した属性が「証明書類」でない、つまり「申請書」である場合に、申請画像データを審査画像記憶部31にし、さらに領域抽出部303に出力する。
続いて、書類分割部302は、証明書画像データ8の傾きを補正し(ステップS105)、次いで証明書画像データ8が示す証明書類の種別を分類する(ステップS106)し、画像処理部30の領域抽出部303に証明書画像データの属性を出力する。
本実施形態に係る画像処理装置である情報処理装置100により実行される画像処理プログラムについて説明する。情報処理装置100は、少なくとも以下の(a)~(c)の各動作をコンピュータに実行させるプログラムに従って、画像処理を行う。以下のプログラムは、例えばハードディスクドライブ、メモリ等の記録媒体やDVDディスク又はBlu-ray(登録商標)等の光ディスクに非一時的に記録される。以下のプログラムは、インターネットを介して配布されても良い。さらに、以下のプログラムは、クラウドサーバに記録され、インターネットを介して実行されても良い。
(b)申請画像データが示す申請用書類の属性に基づいて申請画像データを分割するか否かを判定すること
(c)申請用書類の属性に応じて申請画像データに対して画像処理を行い申請情報の内容の審査に用いる審査用画像データを生成する(例えば、申請書読取画像データ71の審査画像記憶部31への保存、証明書画像領域720の切り出し、審査画像領域(目視審査画像領域80、自動審査画像領域81)の切り出しの少なくともいずれかを行う)こと
上述した情報処理装置100では、画像処理部30における画像処理を、AI技術を用いて実行してもよい。例えば、画像処理部30は、申請画像データで示される申請用書類の属性を、申請書と証明書類とのいずれかに分類可能な学習済みモデルを有していてもよい。これにより、画像処理部30は、当該学習モデルに申請画像データを入力し、分類結果に基づいて申請画像データが示す書類の属性を判定することができる。これにより、属性の判定精度を向上することができる。
このように、画像処理部30は、AI技術を用いることにより、画像処理の精度を向上し、結果として審査の効率を向上することができる。
例えば、画像処理部30(領域抽出部303)は申請用書類の属性判定後の申請画像データ(申請書読取画像データ71、証明書読取画像データ72)を用いて、審査用の画像領域の位置情報を抽出してもよい。つまり、本開示の情報処理装置100では、申請画像データから新たな画像データとして審査用画像データ(証明書画像データ8)を生成せずに、申請用書類の属性を付与した申請画像データを審査用画像データとし、当該審査用画像データを用いて、審査用の画像領域の位置情報を抽出してもよい。
このように、本開示の情報処理装置100は、少なくとも申請画像データが示す申請用書類の属性を判定可能であればよく、さらに、申請用書類の属性を示す情報が付与された申請画像データについて審査用の画像領域(少なくとも目視審査画像領域80)の位置情報を抽出してもよい。つまり、情報処理装置100における画像処理部30は、少なくとも、申請画像データの読み出し(上記ステップS101)、申請画像データが示す申請用書類の属性判定(上記ステップS102)を実行可能であればよく、さらに審査用の画像領域の抽出(上記ステップS107)を実行可能に構成されてもよい。また、申請用書類の属性を示す情報を付与した申請画像データと、審査用の画像領域の位置情報との組み合わせを審査用画像データとして扱ってもよい。
また同様にして、画像処理部30は、申請用書類の属性を示す情報が付与された申請画像データについて、自動審査画像領域81の位置情報(座標)を抽出してもよいし、さらに領域分割画像データを生成してもよい。この場合も、OCR審査サーバ54は、情報処理装置100から出力された申請画像データと自動審査画像領域81の位置情報との組み合わせ、または領域分割画像データを用いて、高効率且つ高精度での自動審査を行うことができる。
9 ネットワーク
11 申請情報取得部
12 記憶部
13 審査部
14 表示データ出力部
15 データ出力部
30 画像処理部
31 審査画像記憶部
51 読取装置
52 入力装置
53 表示装置
54 OCR審査サーバ
100 情報処理装置
301 書類判定部
302 書類分割部
303 領域抽出部
304 領域分割部
Claims (10)
- 申請者が提出した申請用書類のうち申請者の申請情報を含む申請書及び前記申請者の証明書類の少なくとも一方の属性の申請用書類の画像データである申請画像データを取得する画像取得部と、
前記申請画像データが示す前記申請用書類の前記属性が前記申請書又は前記証明書類のいずれであるかを判定し、該属性に応じて前記申請画像データに対して画像処理を行い、前記申請情報の内容の審査に用いる審査用画像データを生成する画像処理部と、を備え、
前記画像処理部は、
前記画像処理として、前記申請画像データの画像領域から特定の画像領域を抽出し当該特定の画像領域を含む新たな画像データを前記審査用画像データとして生成する処理を実行可能であり、前記属性の判定結果に基づいて前記画像処理を実行するか否かを決定し、
さらに前記画像処理部は、
前記申請画像データが示す前記申請用書類の前記属性が前記証明書類である場合に、前記申請画像データの画像領域から前記証明書類を示す証明書画像領域を前記特定の画像領域として切り出し、前記審査用画像データとなる前記新たな画像データとして該証明書画像領域内の画像情報を含む証明書画像データを生成し、
前記証明書画像データに含まれる画像情報に基づいて前記証明書類の種別を分類し、分類した前記証明書類の種別又は前記申請用書類の前記属性に基づいて、前記審査用画像データの画像領域内において、前記審査の対象となる画像情報を含む審査画像領域の位置情報を抽出し、
所定の記憶領域に記憶された設定ファイルから、前記審査の対象となる画像情報の項目を示す項目領域と該画像情報の内容を示す内容領域とを紐づける紐づけ情報を取得し、前記紐づけ情報に基づいて前記項目領域および前記内容領域を含む領域の位置情報を一次抽出情報として抽出し、前記一次抽出情報から前記項目領域の位置情報を除いた前記内容領域の位置情報を前記審査画像領域の位置情報として抽出し、
前記紐づけ情報には、前記項目領域を基準とした前記内容領域の上下左右の位置と前記内容領域のサイズとが含まれる
ことを特徴とする画像処理装置。 - 前記画像処理には、前記申請画像データの画像領域における前記証明書画像領域と該証明書画像領域以外の画像領域との境界を認識する境界認識処理が含まれ、
前記画像処理部は、前記申請画像データが示す前記申請用書類の前記属性の判定結果に基づいて、前記境界認識処理を実行するか否かを決定する
ことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、
前記申請画像データが示す前記申請用書類の前記属性が前記証明書類である場合に、前記境界認識処理を実行して前記申請画像データの画像領域から前記証明書画像領域を前記特定の画像領域として切り出し、前記審査用画像データとなる前記新たな画像データとして前記証明書画像データを生成する
ことを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、
前記申請画像データの画像領域に含まれる複数の前記証明書画像領域を別個に切り出して単数または複数の前記証明書画像データを生成する
ことを特徴とする請求項3に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、前記証明書画像データの傾きを補正する
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、
前記審査画像領域の位置情報として、前記審査用画像データの画像領域内における前記審査画像領域の座標を含む情報を抽出する
ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記画像処理部は、
抽出した前記位置情報に基づいて、前記審査用画像データの画像領域内から前記審査画像領域を切り出し、新たな前記審査用画像データとして該審査画像領域で形成される領域分割画像データを生成する
ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - 前記審査用画像データを記憶する審査用画像データ記憶部を備え、
前記画像処理部は、生成した前記審査用画像データを前記審査用画像データ記憶部に記憶させる
ことを特徴とする請求項1から7のいずれか1項に記載の画像処理装置。 - コンピュータが実行する画像処理方法であって、
申請者が提出した申請用書類のうち申請者の申請情報を含む申請書及び前記申請者の証明書類の少なくとも一方の属性の申請用書類の画像データである申請画像データを取得し、
前記申請画像データが示す前記申請用書類の前記属性が前記申請書又は前記証明書類のいずれであるかを判定し、該属性に応じて前記申請画像データに対して画像処理を行って
前記申請情報の内容の審査に用いる審査用画像データを生成し、
前記画像処理として、前記申請画像データの画像領域から特定の画像領域を抽出し当該特定の画像領域を含む新たな画像データを前記審査用画像データとして生成する処理を実行可能であり、前記属性の判定結果に基づいて前記画像処理を実行するか否かを決定し、
さらに前記画像処理として、
前記申請画像データが示す前記申請用書類の前記属性が前記証明書類である場合に、前記申請画像データの画像領域から前記証明書類を示す証明書画像領域を前記特定の画像領域として切り出し、前記審査用画像データとなる前記新たな画像データとして該証明書画像領域内の画像情報を含む証明書画像データを生成し、
前記証明書画像データに含まれる画像情報に基づいて前記証明書類の種別を分類し、分類した前記証明書類の種別又は前記申請用書類の前記属性に基づいて、前記審査用画像データの画像領域内において、前記審査の対象となる画像情報を含む審査画像領域の位置情報を抽出し、
所定の記憶領域に記憶された設定ファイルから、前記審査の対象となる画像情報の項目を示す項目領域と該画像情報の内容を示す内容領域とを紐づける紐づけ情報を取得し、前記紐づけ情報に基づいて前記項目領域および前記内容領域を含む領域の位置情報を一次抽出情報として抽出し、前記一次抽出情報から前記項目領域の位置情報を除いた前記内容領域の位置情報を前記審査画像領域の位置情報として抽出し、
前記紐づけ情報には、前記項目領域を基準とした前記内容領域の上下左右の位置と前記内容領域のサイズとが含まれる
ことを特徴とする画像処理方法。 - 申請者が提出した申請用書類のうち申請者の申請情報を含む申請書及び前記申請者の証明書類の少なくとも一方の属性の申請用書類の画像データである申請画像データを取得することと、
前記申請画像データが示す前記申請用書類の前記属性が前記申請書又は前記証明書類のいずれであるかを判定することと、
前記属性に応じて前記申請画像データに対して画像処理を行い前記申請情報の内容の審査に用いる審査用画像データを生成することと、
前記画像処理として、前記申請画像データの画像領域から特定の画像領域を抽出し当該特定の画像領域を含む新たな画像データを前記審査用画像データとして生成する処理を実行可能であり、前記属性の判定結果に基づいて前記画像処理を実行するか否かを決定することと、
さらに前記画像処理として、
前記申請画像データが示す前記申請用書類の前記属性が前記証明書類である場合に、前記申請画像データの画像領域から前記証明書類を示す証明書画像領域を前記特定の画像領域として切り出し、前記審査用画像データとなる前記新たな画像データとして該証明書画像領域内の画像情報を含む証明書画像データを生成することと、
前記証明書画像データに含まれる画像情報に基づいて前記証明書類の種別を分類し、分類した前記証明書類の種別又は前記申請用書類の前記属性に基づいて、前記審査用画像データの画像領域内において、前記審査の対象となる画像情報を含む審査画像領域の位置情報を抽出することと、
所定の記憶領域に記憶された設定ファイルから、前記審査の対象となる画像情報の項目を示す項目領域と該画像情報の内容を示す内容領域とを紐づける紐づけ情報を取得し、前記紐づけ情報に基づいて前記項目領域および前記内容領域を含む領域の位置情報を一次抽出情報として抽出し、前記一次抽出情報から前記項目領域の位置情報を除いた前記内容領域の位置情報を前記審査画像領域の位置情報として抽出することと、
をコンピュータに実行させ、
前記紐づけ情報には、前記項目領域を基準とした前記内容領域の上下左右の位置と前記内容領域のサイズとが含まれる
ことを特徴とする画像処理プログラム。
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