JP7268505B2 - リソース予約システム、登録端末、設定方法 - Google Patents

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Description

本発明は、リソース予約システム、登録端末、及び、設定方法に関する。
ネットワーク上の情報処理装置に情報処理端末を登録する作業が行われる場合がある。例えば、情報処理端末が印刷装置であれば、情報処理装置が印刷装置の状態や消耗品の残量などを監視するために、作業者が印刷装置を情報処理装置に登録する作業を行う場合がある。
このような作業の負担を軽減する技術が考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、中継装置の包装箱に印刷されたコードをモバイル端末で読み取って情報処理装置と通信し、認証が成功すると情報処理装置が中継装置を登録する登録方法が開示されている。
しかしながら、従来の登録方法では、会議室などのリソースに設置された情報処理端末の通信に関する設定を管理者が変更することが考慮されていないという問題があった。例えば、情報処理端末の故障時にもサービスを継続できるように、ある会議室に複数の情報処理端末が設置される場合があるが、故障した情報処理端末の通信に関する設定を、例えば通信できないように変更したい場合がある。あるいは、情報処理端末が紛失した場合、情報処理端末は情報処理装置から受信した情報を表示できるので、情報漏洩のおそれがある。このような場合、情報処理端末の通信に関する設定を、例えば通信できないように変更したい場合がある。
本発明は、上記課題に鑑み、会議室などのリソースに設置された情報処理端末の通信に関する設定を管理者が変更することができるリソース予約システムを提供することを目的とする。
上記課題に鑑み、本発明は、リソースの予約情報を管理する情報処理装置と、前記予約情報を前記情報処理装置から取得する情報処理端末とを有するリソース予約システムであって、前記情報処理端末は、前記情報処理装置にリソースの予約情報を要求する予約情報要求部と、前記予約情報要求部の要求により受信した予約情報を表示する表示制御部と、を有し、
前記情報処理装置は、前記情報処理端末からの要求に応じてリソースの予約情報を前記情報処理端末に送信する予約情報送信部と、リソースに対応付けて登録された前記情報処理端末それぞれの前記情報処理装置との通信に関する設定を記憶する記憶部と、前記記憶部に記憶されている前記情報処理端末の通信に関する設定を登録端末が表示するための第1のWebページを生成する設定画面生成部と、前記登録端末が表示した前記第1のWebページに対し前記登録端末が受け付けた前記通信に関する設定の変更を受け付ける設定受付部と、を有し、前記予約情報送信部は、前記情報処理端末の通信に関する設定に応じて、前記情報処理端末からの要求に対し、予約情報を送信するか、又は、予約情報を送信しないかを切り替えることを特徴とする。
会議室などのリソースに設置された情報処理端末の通信に関する設定を管理者が変更することができるリソース予約システムを提供することができる。
リソース予約システムの全体的な動作の概略を説明する図の一例である。 2次元コードを用いた会議室端末の初期設定の概略を説明する図の一例である。 リソース予約システムのシステム構成図の一例である。 会議管理サーバのハードウェア構成図の一例である。 会議室端末の一例のハードウェア構成図である。 予約管理サーバ、チャットサーバ、会議管理サーバ、及び、登録端末の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 端末装置及び会議室端末の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 初期設定部の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。 登録端末が表示する会議室管理画面の一例を示す図である。 登録端末が表示する設置端末一覧画面の一例を示す図である。 画像コードが重畳して表示された会議室管理画面を示す図である。 会議室端末の接続状態の遷移を説明する図である。 会議室端末の端末アプリが表示する画面の一例を示す図である。 リソース予約システムにおける会議室端末の初期設定の手順を説明するシーケンス図の一例である。 リソース予約システムにおける会議室端末の接続拒否の手順を説明するシーケンス図の一例である。 会議室端末が予約情報を取得するまでの処理を説明するシーケンス図の一例である。 会議管理サーバが予約情報を会議室端末に送信するための条件を説明するフローチャート図の一例である。 現在、会議室が空き室の場合に、会議室端末が表示する待ち受け画面Iの一例を示す図である。 現在、会議室が空き室だが、次の会議の開始時刻まで所定時間内の場合に、会議室端末が表示する待ち受け画面IIの一例を示す図である。 現在、会議室が使用中の場合に、会議室端末が表示する待ち受け画面IIIの一例を示す図である。 会議室設定情報DBの接続状態が接続拒否の場合であって、会議室端末が予約情報を要求した場合に、会議室端末が表示する拒否画面の一例を示す図である。 設置端末一覧画面で削除された会議室端末が会議管理サーバに予約情報を要求した場合に表示される非登録画面の一例を示す図である。
以下、本発明を実施するための形態の一例として、リソース予約システムとリソース予約システムにおける情報の設定方法について図面を参照しながら説明する。
本実施形態のリソース予約システムは、管理者が登録端末を操作して会議管理サーバと通信させ、会議管理サーバが提供するユーザインタフェース(Webページ)によって、任意の情報処理端末の通信に関する設定を変更する。
以下、詳細に説明するが、情報処理端末の通信に関する設定の変更の説明に当たって、情報処理端末を会議室などのリソースと対応付ける方法についても説明する。
<リソース予約システムの概略>
始めに図1を用いてリソース予約システム100の概略を説明する。図1はリソース予約システム100の全体的な動作の概略を説明する図の一例である。
A.予約者は自分の端末装置60を操作して予約管理サーバ20と通信し、会議室を予約する。予約管理サーバ20は汎用のクラウドサービス(Office365、G Suite(いずれも登録商標)等)であるが、予約者が所属する企業などの組織が有する会議室が登録されている。
B.会議管理サーバ30は会議室の予約状態に基づいてリソース予約システム100の全体を制御するサーバである。会議管理サーバ30は適宜、予約管理サーバ20と通信して予約情報を取得するので、予約管理サーバ20と予約情報を同期している。
C.リソース予約システム100又は組織側の管理者は会議管理サーバ30に対し、ユーザの登録、及び、各種の設定を行うことができる。ユーザの登録とは、チャットサーバ10(slack、Line、Microsoft Teams(いずれも登録商標)等)を使った各種の通知の対象となるユーザを登録することをいう。また、通知は会議管理サーバ30としてメッセージを送信するボットを介して行われるためチャットサーバが提供するボットも登録される。各種の設定は、会議室端末90の登録(後述する初期設定)、リマインドのタイミングの設定などである。
D.会議管理サーバ30は予約情報における会議の開始時刻の一定時間前になると、予約者に会議の開催をリマインドする。これにより、会議室の空予約を抑制する。また、会議管理サーバ30は必要に応じてユーザに招待コードを通知する。会議の予約者はリマインドを受信することで会議室にチェックインするための情報(会議識別情報)を端末装置60に保存する。チェックインとは会議室の使用を開始することである。
E.各会議室6には会議室端末90が設置されており、定期的にこの会議室で行う会議の予約情報を会議室端末90がダウンロードしている。会議室端末90は当日や直近の会議の予定などを表示して会議の参加者に予定を確認させることができる。会議の開始時刻の少し前になると会議室の予約者は会議室6に赴いてチェックインする。例えば、会議識別情報を会議室端末90に入力する、又は、端末装置60を会議識別情報にかざす(会議識別情報を読み取らせる、通信させるなど)。
F.会議室端末90はチェックイン要求を会議管理サーバ30に送信するので、会議識別情報で認証できれば、チェックインできた旨の応答を会議管理サーバ30から受信する。会議室端末90は(会議中)使用中である旨を表示する。会議の開始時刻に対し決まった時刻までにチェックインを知らせる使用開始通知が確認できない場合、会議管理サーバ30は会議室6の予約をキャンセル(会議室が所定時間利用開始されない場合に予約情報の取り消しを行うこと)して、予約情報に含まれるステータスとしてキャンセル済みを会議室端末90に送信する。この場合、会議室端末90は空室である旨を表示するので、任意のユーザが会議室6を使用できる。
G.会議室端末90は、会議管理サーバ30からの要求により電子機器70を制御する。例えば、会議開始時刻に電源をONし、会議終了時刻に電源をOFFする。こうすることで、会議の参加者による電子機器70の操作時の利便性を向上できる。
H.電子機器70が例えばテレビ会議の機能を有する場合、別の拠点4の電子機器(テレビ会議端末70x等)と通信して、他拠点と会議を開催できる。なお、アプリが動作するPC70yも電子機器70と通信できる。予約情報には予め他拠点を示す宛先情報(宛先の通信ID)が含まれており、電子機器70は自動でテレビ会議端末70x及びPC70yと通信できる。
I.予約者が会議を終了する際、会議室端末90のボタンを押下してチェックアウトするので、会議室端末90は次の予約状況を表示する。これにより、任意のユーザが会議室の予約状況を把握できる。
<会議室端末の初期設定>
図1に示したように、会議室には会議室端末90が設置されている。各会議室に専用の会議室端末90が用意されるリソース予約システム100では、会議室端末90の初期設定が工場出荷時に行われており、管理者等が会議室端末90を初期設定することは不要か又は最小限でよい。しかし、専用の会議室端末90が用意される場合、汎用的な情報処理端末を会議室端末90に転用することができない。
近年ではBYOD(Bring Your Own Device)という情報処理端末の利用形態があり、ユーザが自前のスマートデバイスを会議室端末90として用いることで、低コストで簡単にリソース予約システム100を実現したいユーザも多い。しかし、この場合、ユーザのスマートデバイスを会議室端末90として会議管理サーバ30に登録する初期設定が必要になるが、初期設定が複雑だとユーザの作業負担が大きくなる。
そこで、本実施形態では以下のように画像コード(例えばQRコード(登録商標))などの画像データを会議室端末90で撮像することで初期設定を可能とするリソース予約システム100について説明する。なお、会議室端末90と情報処理端末とは同じものであり、初期設定前は情報処理端末、初期設定後は会議室端末90となる。以下では説明の便宜上、会議室端末90と称する。なお専用の会議室端末90であっても出荷後や初期設定後などにサーバと連携するための設定が必要な端末は本発明を適用できる。
図2は、画像コードを用いた会議室端末90の初期設定の概略を説明する図の一例である。
(1)リソース予約システム100を提供する提供者が予め顧客の会議室に関する各種の設定を会議管理サーバ30に行っている。顧客とはリソース予約システム100を導入する企業などである。各種の設定の中には、会議室名、会議室ID、会議管理サーバ30のURL等が含まれている。また、会議管理サーバ30は予約管理サーバ20と同期した、会議室ごとの予約情報を有している。
(2)情報処理端末を会議室端末90として使用するために管理者Kは情報処理端末に初期設定を行う。初期設定はいくつかの作業を含みうるが、例えば、少なくとも会議室端末90が会議管理サーバ30と通信できるようにすることをいう。通信は会議室を指定して行うことが好ましいため、初期設定には、会議室端末90が設置先の会議室と対応付けて会議管理サーバ30に登録されることも含む。初期設定を行う管理者Kは、提供者側の担当者でもよいし、顧客側のシステム担当者などでもよい。
管理者Kは登録端末50を使用して、会議管理サーバ30にログインして通信を開始する。管理者Kが作業する場所は会議管理サーバ30と通信できる場所であればよい。したがって、会議室でなくてもよい。管理者は各種の設定を行う管理者の画面を表示させる。会議室端末90が登録される会議室を指定して、管理者は会議管理サーバ30に通信設定情報を要求する。これにより、登録端末50は通信設定情報を受信する。通信設定情報は画像コードにエンコードされている。
(3)管理者Kは登録端末50が表示する画像コード110を会議室端末90で撮像する。会議室端末90には端末アプリがインストールされており、会議室端末90は画像コードをデコードして通信設定情報を取得する。これにより、会議室端末90は会議管理サーバ30と通信可能になり、会議室端末90に会議室IDが設定される。すなわち、会議室端末90が設置先の会議室と紐付けて会議管理サーバ30に登録される。
(4)会議室端末90は通信設定情報を用いて会議管理サーバ30と通信を開始する。会議室端末90は定期的に予約情報の取得を開始する。会議管理サーバ30がどのような状態かには関与せずに予約情報の取得を繰り返す。
(5)会議室端末90は設定された会議室IDを送信するので、会議管理サーバ30は会議室IDに対応付けられている予約情報を会議室端末90に送信する。会議室端末90は予約情報を表示する。
(6)このように会議室に対応付けられた会議室端末90の通信に関する設定を管理者は変更できる。詳細は後述されるが、例えば、会議管理サーバ30が予約情報の要求を拒否したり、会議室に対応付けられた会議室端末を削除(対応付けを削除)したりすることができる。
このように、本実施形態のリソース予約システム100は、顧客側が自前の情報処理端末を会議室端末90として使用できる。また、会議室に対応付けられた会議室端末の通信に関する設定を変更できる。
<用語について>
リソースとは資源をいう。会議室、及び、会議室で使用可能な備品、装置、人(受け付け)、仕組みなどがリソースとなりうる。リソースのうち移動しにくいものを設備という。本実施形態では説明の便宜上、リソースの一例として会議室という用語を使用する。
初期設定とは、機器が少なくとも最小限の機能を発揮できるように、人が何らかの設定を行うことをいう。例えば通信に関する設定などである。必要な通信のための情報は、初期設定により設定される情報となる。
予約者は会議室を予約した者であり、参加者は会議への参加者である。予約者は参加者に含まれる場合が多いが、含まれなくてもよい。本実施形態において予約者が行う作業は参加者が行うことができる場合がある。総称して会議室を利用する者を単にユーザという。
会議室端末90が会議管理サーバ30との通信を開始するには、管理者の初期設定により通信設定情報を会議室端末90が記憶する必要がある。これにより予約情報を定期的に要求することを開始するが、要求情報を取得できるかどうかは会議管理サーバ30の設定に依存する。
会議管理サーバ30の後述する稼動状態が「稼動」に設定されると、会議管理サーバ30は会議室の管理の準備が整う。会議管理サーバ30は稼動状態が「稼動」の状態で、会議室端末90から予約情報の要求を受信すると、会議室の管理を開始する。これにより、会議室端末90から要求がある場合に予約情報の送信を開始する。
会議室端末90が会議管理サーバ30から予約情報を取得すると、会議室端末90は会議管理サーバ30との連携を開始する。したがって、連携開始と管理開始は予約情報の要求と予約情報の送信という関連した処理を契機にする。
連携開始又は管理開始により以下の処理が行われる。
・予約情報の表示(チェックイン、チェックアウト、延長、今すぐ利用)
・チェックイン、チェックアウトに連動する電子機器の制御
・予約の自動キャンセル
連携又は管理などを以降では会議室管理サービスという場合がある。
なお、「延長」は会議室の予約の終了時刻を越えて参加者が予約を延長することをいい、「今すぐ利用」は空室の会議室を任意のユーザが予約なしに利用することをいう。
<システム構成例>
図3は、リソース予約システム100のシステム構成図の一例である。リソース予約システム100は、主に社外ネットワークN2と社内ネットワークN1に分けることができる。社内ネットワークN1はファイアウォール73の内側のネットワークをいい、社外ネットワークN2は不特定多数の通信が伝送されるインターネット等のネットワークである。
社外ネットワークN2には、予約管理サーバ20、会議管理サーバ30、及び1つ以上のチャットサーバ10が接続されており、各サーバは必要に応じて通信することができる。社外ネットワークN2に会議の参加者が操作する端末装置60が必要に応じて接続されてよい。
予約管理サーバ20は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現される。予約管理サーバ20が提供する設備の予約に関するシステムを予約管理システムという。予約管理サーバ20はカレンダーシステムを有しており、各種の予定を管理するWebアプリを提供する。具体的には、例えば以下のような機能を有している。
・予定の登録を受け付け、いつでもどこからでも予約者が確認できる
・予定の30分前など、設定した日時に電子メールで通知する
・一人が複数のカレンダー(仕事用、家庭用など)で予定を管理できる
・同じグループの人とカレンダーを共有する
予約管理サーバ20はユーザをアカウントで管理する。アカウントとはユーザがサービスを利用する権利のことである。多くのシステムではユーザはアカウントを使用してシステムにログインする。このため、アカウントはシステムがユーザを一意に特定する機能(識別情報の機能)を有している。本実施形態では、予め登録しておいたアカウント(ドメイン)の予約情報を予約管理サーバ20が会議管理サーバ30に送信する。あるいは、予約管理サーバ20のアカウントを指定して会議管理サーバ30が予約情報を要求することで、会議管理サーバ30が会議室6の予約情報を予約管理サーバ20から取得できる。なお、アカウントは例えば電子メール、ID、電話番号など、ユーザを一意に識別できる情報であればよい。
本実施形態で予定として管理されるのは会議室6の予約であるが、予約管理サーバ20は会議室6に限られず各種の予定を管理できる。会議室6の他、各種の電子機器のレンタル、駐車場の予約など、レンタルオフィス、レンタルスタジオ、レンタルサイクル、レンタカー、ホテル等の宿泊施設、催し物会場・ロッカーなどの貸しスペースなど、各種の設備の予約に利用できる。
なお、予約管理システムとしては、G Suite(登録商標)、Office365(登録商標)等が知られているが、本実施形態で説明する機能を有する予約管理システムであればよい。
また、本実施形態では、社内ネットワークN1の会議室6に関する情報が予約管理サーバ20に予め登録されている。すなわち、リソース予約システム100を利用する企業の社内ネットワークにある各会議室6の会議室名、会議室ID、予約可能時間、各会議室6の定員、及び、予約単位等に応じて予約管理サーバ20のWebアプリがカスタマイズされている。したがって、リソース予約システム100を利用する企業の会議室6と予約情報が結びつけられる。
チャットサーバ10は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる。チャットサーバ10が提供する複数のユーザにおけるテキスト、音声、映像などの情報のリアルタイムな共有システムをチャットシステムという。チャットサーバ10は端末装置60に会議室6の予約に関する情報を通知する。本実施形態では運営主体が異なる複数のチャットサーバ10が含まれてよい。
共有される情報には画像や音声等もありテキストに限られないが、本実施形態では説明の便宜上、通知には主にテキストが用いられるとして説明している。例えば、チャットシステムは、グループ間の音声通話機能を提供してよい。音声通話は1対1でも1対N(≧2)でもよい。したがって、本実施形態でチャットシステムが会議室6の予約に関する情報を通知する際は、テキストの表示の他、音声メッセージの出力でもよい。なお、チャットシステムとしてはLINE(登録商標。以下、省略する。)、slack、Microsoft Teams(登録商標。以下、省略する。)等が知られているが、ボット(事前に決められている処理を実行するプログラム)から1又は複数のユーザに対して通知が可能なチャットシステムであればよい。
チャットサーバ10も同様にアカウント(予約管理サーバ20のアカウントとは異なる)でユーザを管理するが、原則的に会議管理サーバ30はチャットサーバ10のアカウントを意識する必要はない。しかし、会議管理サーバ30はチャットサーバ10の任意のアカウントを指定して通知することができる。
会議管理サーバ30は、一般的なサーバOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる。会議管理サーバ30は社外ネットワークN2に関する処理として、予約管理サーバ20から会議室6の予約情報を取得し、予約情報に設定されている参加予定者を取得し、設定されているタイミングで参加予定者と対応付けられたチャットサーバ10のグループ(又は予約者など個別の者)に通知を送信する。また、社内ネットワークN1に関する処理として、会議室6へのチェックイン及びチェックアウトを管理したり、予約管理サーバ20から取得した会議室6の予約情報に基づいて電子機器70の電源等を制御したりする。
社内ネットワークN1には会議室6、参加予定者の作業場所101、及び、管理者の作業場所102などがあり、参加予定者は各地から社内ネットワークN1を介して社外ネットワークN2にアクセスできる。社内ネットワークN1は例えばLAN(Local Area Network)である。会議室6、参加予定者の作業場所101、及び、管理者の作業場所102は同じ企業内のLANであるとは限らない。
会議室6には会議室端末90、及び電子機器70が設置されている。会議室端末90と電子機器70は小規模なLAN又は専用線で通信することができる。電子機器は会議室端末90を経由することなく社内ネットワークN1及び社外ネットワークN2に接続できる。会議室端末90と電子機器70は無線又は有線のいずれで通信してもよい。なお、社内ネットワークN1はファイアウォール73の内側にあるため、社外ネットワークN2から社内ネットワークN1への直接の通信は困難になっている。
会議室端末90は、会議室6を利用する予約者等の会議の参加者が操作する情報処理装置(設備端末)である。会議室端末90は会議室6の机の上に設置されていたり、会議室6の入り口に設置されたりしている。1つの会議室6に会議室端末90が複数、設置されていてもよい。会議室端末90は、一般的なOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる。
会議室端末90は会議管理サーバ30に会議室IDを送信し、当日の会議室6の予約情報などを表示する。また、電子機器70の電源ON、OFF等の制御情報を会議管理サーバ30から取得する。これにより、会議室端末90は電子機器70の電源をON及びOFFする。
また、会議室端末90はチェックイン、チェックアウトなどのための待ち受け画面を表示し、チェックイン又はチェックアウトを会議管理サーバ30に知らせるために会議管理サーバ30と通信する。チェックインの際、会議室端末90は予約者から入力された会議識別情報と予め保持する会議室IDを会議管理サーバ30に送信するので、会議管理サーバ30は会議識別情報と会議室IDにより、会議室6を予約した予約者が予約した会議室6を使用することを確認できる。
電子機器70は会議室6で使用され得る各種のオフィス機器である。例えば、電子黒板、複合機、プロジェクタ、デジタルサイネージ、デジタルカメラ等である。電子黒板とは、タッチパネル付大型ディスプレイを有しユーザが指示した盤面の座標を検出し座標を接続してストロークを表示する。この他、接続されたPCの映像を表示したり、他拠点の電子黒板と通信してストロークを同期したりすることができる。なお、電子黒板は、電子情報ボード、電子ホワイトボードと呼ばれる場合もある。
複合機は、コピー機、スキャナ、プリンタ、ファクス送受信などの機能を有し、会議中の資料の印刷や資料のコピー、資料の電子化、資料の送信などに利用される。プロジェクタは画像を投影する装置である。例えば、端末装置60がディスプレイに表示する映像をスクリーン等に投影することで参加者の間で共有することを可能にする。デジタルサイネージは大型のディスプレイであり任意の静止画又は動画を表示するために使用される。デジタルカメラは紙の資料や電子黒板に表示された資料を各参加者が撮像して保存するために使用される。
参加予定者の作業場所101には社内ネットワークN1に接続することができる端末装置60が設置されている。端末装置60は有線で通信しても無線で通信してもよい。端末装置60は参加予定者(予約者を含む)が会議室を予約する際に使用される情報処理装置であるが、会議室に持ち込むことも想定されている。参加予定者が携帯する情報処理装置である。
端末装置60は、一般的なOSなどが搭載された1台以上の情報処理装置(コンピュータシステム)によって実現できる。端末装置60は、例えば、スマートフォン、タブレット端末、PC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital Assistant)、ウェアラブルPC(サングラス型、腕時計型など)などである。ただし、通信機能を有しブラウザソフトウェア、又は、チャットサーバ10若しくは予約管理サーバ20に専用のアプリケーションソフトウェアが動作すればよい。例えば、カーナビ、ゲーム機、テレビ受像器なども端末装置60となりうる。
端末装置60ではチャットサーバ10に専用のアプリケーションソフトウェア(以下、チャットアプリという)が動作し、更に、リソース予約システム100に専用のアプリケーションソフトウェア(以下、会議アプリという)が動作する。ただし、これらはブラウザソフトウェアで代用されてよい。
管理者の作業場所102には社内ネットワークN1に接続することができる登録端末50が設置されている。登録端末50は有線で通信しても無線で通信してもよい。登録端末50は管理者が会議室端末90に初期設定するための表示端末である。
登録端末50も端末装置60と同様の情報処理装置でよい。ただし、主に会議管理サーバ30に管理者が設定するために使用されるので、チャットアプリや会議アプリはなくてよい。登録端末50は主にブラウザソフトウェアで会議管理サーバ30と通信し、Webページを表示する。
<ハードウェア構成>
<<会議管理サーバのハードウェア構成>>
図4は、会議管理サーバ30のハードウェア構成図の一例である。会議管理サーバ30の概略的なハードウェア構成図の一例である。会議管理サーバ30は、CPU201と、CPU201が使用するデータの高速アクセスを可能とするメモリ202とを備える。CPU201及びメモリ202は、システム・バス203を介して、会議管理サーバ30の他のデバイス又はドライバ、例えば、グラフィクス・ドライバ204及びネットワーク・ドライバ(NIC)205へと接続されている。
グラフィクス・ドライバ204は、バスを介してLCD(表示装置、ディスプレイの一例)206に接続されて、CPU201による処理結果をモニタする。また、ネットワーク・ドライバ205は、トランスポート層レベル及び物理層レベルで会議管理サーバ30を社外ネットワークN2へと接続して、他の機器とのセッションを確立させている。
システム・バス203には、更にI/Oバス・ブリッジ207が接続されている。I/Oバス・ブリッジ207の下流側には、PCIなどのI/Oバス208を介して、IDE、ATA、ATAP80I、シリアルATA、SCSI、USBなどにより、HDD(ハードディスクドライブ)209などの記憶装置が接続されている。HDD209は会議管理サーバ30の全体を制御するプログラム209pを記憶している。HDD209はSSD(Solid State Drive)でもよい。プログラム209pは記憶媒体に記憶された状態で配布されてもよいし、プログラム配信用のサーバから配信されてもよい。
また、I/Oバス208には、USBなどのバスを介して、キーボード及びマウス(ポインティング・デバイスと呼ばれる)などの入力装置210が接続され、システム管理者などのオペレータによる入力及び指令を受け付けている。
なお、図示した会議管理サーバ30のハードウェア構成は、会議管理サーバ30が備えていることが好ましいハード的な要素を示す。
予約管理サーバ20、チャットサーバ10、登録端末50、及び、端末装置60のハードウェア構成図は、会議管理サーバ30と同様であるか、又は、異なるとしても本実施形態のリソース予約システム100の説明の上で支障はないものとする。また、会議管理サーバ30、予約管理サーバ20、及び、チャットサーバ10はクラウドコンピューティングに対応するため、これらのハードウェア構成は負荷に応じてハード的なリソースが動的に接続・切断されることで構成されてよい。なお、クラウドコンピューティングとは、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。
<<会議室端末のハードウェア構成>>
図5は会議室端末90の一例のハードウェア構成図である。なお、図5の会議室端末90はタブレット装置が想定されている。会議室端末90は、CPU701、ROM702、RAM703、EEPROM704、CMOSセンサ705、撮像素子I/F706、加速度・方位センサ707、メディアI/F709、GPS受信部711を備えている。
これらのうち、CPU701は、会議室端末90全体の動作を制御する。ROM702は、CPU701やIPL等のCPU701の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM703は、CPU701のワークエリアとして使用される。EEPROM704は、CPU701の制御にしたがって、アプリ等の各種データの読み出し又は書き込みを行う。CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)センサ705は、CPU701の制御にしたがって被写体(主に自画像)を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。なお、CMOSセンサではなく、CCD(Charge Coupled Device)センサ等の撮像手段であってもよい。撮像素子I/F706は、CMOSセンサ705の駆動を制御する回路である。加速度・方位センサ707は、地磁気を検知する電子磁気コンパスやジャイロコンパス、加速度センサ等の各種センサである。メディアI/F709は、フラッシュメモリ等の記録メディア708に対するデータの読み出し又は書き込み(記憶)を制御する。GPS受信部711は、GPS衛星からGPS信号を受信する。
また、会議室端末90は、遠距離通信回路712、CMOSセンサ713、撮像素子I/F714、マイク715、スピーカ716、音入出力I/F717、ディスプレイ718、外部機器接続I/F(Interface)719、近距離通信回路720、近距離通信回路720のアンテナ720a、及びタッチパネル721を備えている。
これらのうち、遠距離通信回路712は、通信ネットワークを介して、他の機器と通信する回路である。CMOSセンサ713は、CPU701の制御にしたがって被写体を撮像して画像データを得る内蔵型の撮像手段の一種である。撮像素子I/F714は、CMOSセンサ713の駆動を制御する回路である。マイク715は、音を電気信号に変える内蔵型の回路である。スピーカ716は、電気信号を物理振動に変えて音楽や音声などの音を生み出す内蔵型の回路である。音入出力I/F717は、CPU701の制御にしたがってマイク715及びスピーカ716との間で音信号の入出力を処理する回路である。ディスプレイ718は、被写体の画像や各種アイコン等を表示する液晶や有機EL(Electro Luminescence)などの表示手段の一種である。外部機器接続I/F719は、各種の外部機器を接続するためのインターフェースである。近距離通信回路720は、NFC(Near Field Communication)やBluetooth(登録商標)等の通信回路である。タッチパネル721は、利用者がディスプレイ718を押下することで、会議室端末90を操作する入力手段の一種である。
また、会議室端末90は、バスライン710を備えている。バスライン710は、図5に示されているCPU701等の各構成要素を電気的に接続するためのアドレスバスやデータバス等である。
<機能について>
図6は、予約管理サーバ20、チャットサーバ10、会議管理サーバ30、及び、登録端末50の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。
<<予約管理サーバ>>
予約管理サーバ20は、通信部21、及び、予約情報管理部22を有する。予約管理サーバ20が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
通信部21は、会議管理サーバ30及び端末装置60と各種の情報を送受信する。通信部21は予約設定画面の画面情報を端末装置60に送信し、端末装置60から予約の設定を受信する。また、予約情報を会議管理サーバ30に送信する。通信部21は、図4のCPU201がプログラム209pを実行しネットワーク・ドライバ205を制御すること等により実現される。
予約情報管理部22は、ユーザが登録した予約情報を管理する。予約情報管理部22は会議管理サーバ30から要求された会議室6の予約情報を予約情報DB291から読み出して、通信部21を介して会議管理サーバ30に送信する。あるいは、予約情報が登録(又は変更)されると要求がなくても予約情報を会議管理サーバ30に送信する。予約管理サーバ20に予約者が会議室6を予約する方法としては一般的なWebアプリが使用されるものとする。予約情報管理部22は、図4のCPU201がプログラム209pを実行すること等により実現される。
予約管理サーバ20は記憶部29を有している。記憶部29は図4のメモリ202及びHDD209等により実現される。記憶部29には予約情報DB291(Data Base)、制約条件DB292、及び、要求条件DB293が記憶されている。
Figure 0007268505000001
表1は予約情報DB291に記憶されている予約情報の一例を示す。予約情報は会議室6の予約状況を管理するための情報である。予約情報には、予約IDに対応付けて予約者アカウント、会議名、会議室ID、開始時刻、終了時刻、及び、参加予定者アカウントの各項目が登録されている。予約IDは予約情報の1レコードを識別する識別情報である。IDはIdentificationの略であり識別子や識別情報という意味である。IDは複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組み合わせをいう。予約ID以外のIDについても同様である。予約者アカウントは会議室6を予約した参加予定者のアカウントである。会議名は参加予定者が任意に付与した会議の名称である。会議室IDは社内ネットワークにある会議室6を識別する識別情報である。開始時刻は会議室6が予約された時間帯の始期(会議が開始される時刻)であり、終了時刻は会議室6が予約された時間帯の終期(会議が終わる時刻)である。参加予定者アカウントは会議に参加する予定の参加予定者のアカウントである。なお、表1のアカウントはいずれも予約管理サーバ20が発行したアカウントである。
<<チャットサーバ>>
チャットサーバ10は、通信部11、及び、テキスト処理部12を有する。チャットサーバ10が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成カテゴリのいずれかが、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
通信部11は、会議管理サーバ30と各種の情報を送受信する。本実施形態では会議管理サーバ30から会議室の予約に関する情報、ボットを識別する情報(後述するトークンなど)、及び、通知先のグループを特定する情報を受信する。このボットを識別する情報は、管理者が会議管理サーバ30のボットを作成した際に予めチャットサーバ10からボットの識別情報として通知されている。更に、予約者などの個人のアカウントが指定される場合もある。また、通信部11は参加予定者が会議室の予約に関する情報を既読した旨、又は、表示された会議室の予約に関する情報に対する参加予定者の応答を会議管理サーバ30に送信する。通信部11は、図4のCPU201がプログラム209pを実行しネットワーク・ドライバ205を制御すること等により実現される。
テキスト処理部12は、会議管理サーバ30から通知されたボットを識別する情報及び通知先のグループを特定する情報に基づき、ボットが発言する情報として、グループに属する参加予定者に会議室6の予約に関する情報を送信する。したがって、通知は参加予定者の数だけ行われる場合と、予約者又は通知先ユーザのみに行われる場合がある。また、特定の通知先にのみ会議室6の予約に関する情報を送信する。
テキスト処理部12はいわゆるプッシュ通知を行うことができる。仕組みとしては、例えば以下のようなものがある。チャットアプリ60aはプッシュ通知用のID(トークン)を、OS(Operating System)のメーカが運営するサーバから受け取る。このサーバではトークンとデバイス(端末装置60)を紐付けておく。チャットアプリ60aはトークンとチャットアプリ60aのアカウントをチャットサーバ10に登録しておく。チャットサーバ10がプッシュ通知を行う場合、チャットアプリ60aのアカウントを特定するので紐付いたトークンを特定できる。チャットシステムはトークンを指定して通知内容をOSのメーカが運営するサーバに送信する。このサーバはトークンに紐付いたデバイス(端末装置60)に対しプッシュ通知する。
また、チャットサーバ10は記憶部19を有している。記憶部19は図4のメモリ202及びHDD209等により実現される。記憶部19にはグループ情報DB191が記憶されている。
Figure 0007268505000002
表2はグループ情報DB191に記憶されているグループ情報の一例を示す。グループ情報は同じグループに属するメンバのアカウントが登録された情報である。グループ情報には、ワークスペースとチャンネルに対応付けて、メンバアカウント1~n(表2ではn=4)、及び、ボットアカウントが登録されている。
ワークスペースは企業や部署などの組織を識別するための識別情報である。本実施形態では複数のメンバがワークスペース(例えばA社)に所属している。ワークスペースは例えばURLであるが、一意性があればよい。更にワークスペースはチャットの目的等に応じた複数のチャンネルを有する。チャンネルは例えば、製品A用のグループ、製品B用のグループ等、共通する情報が交換されるメンバの集まりである。チャンネルにはワークスペースに所属するメンバのうちいずれかのメンバが所属している。つまり、通知先はワークスペースとチャンネルによって特定される。ただし、通知先の特定方法はチャットシステムによって異なるため、グループを一意に特定できる識別情報が存在すれば、その情報のみでも良いし、3つ以上の情報によって特定されてもよい。
チャンネルは一意性が保証されている。メンバアカウント1~nはチャンネルのメンバのアカウントであり、このアカウントはチャットサーバ10により発行されたものである。本実施形態では、会議室6の予約に関する情報を通知するためのメンバとしてボットが登録される。ボットはいわば会議管理サーバ30の代理人又は架空のメンバということができる。ボットの発言(テキスト)がメンバアカウント1~nの端末装置60に送信される。
ワークスペースとチャンネルは、会議管理サーバ30によって管理され、参加者が属するグループを識別するための情報になる。
<<会議管理サーバ>>
会議管理サーバ30は、通信部31、情報対応付部32、予約情報取得部33、通知判断部34、制御情報生成部35、制御情報応答部36、会議情報通知部37、チェックイン管理部38、初期設定部39、認証部40、認証キー検証部41、管理制御部42、端末ID検証部43、及び、予約情報送信部44を有する。会議管理サーバ30が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成カテゴリのいずれかが、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム209pは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
通信部31は、予約管理サーバ20、チャットサーバ10、登録端末50、及び、端末装置60と各種の情報を送受信する。通信部31は送信部31aと受信部31bを有している。受信部31bは予約管理サーバ20から予約情報を受信し、会議室端末90から予約情報の要求を受信する。また、受信部31bは会議室端末90からチェックイン要求を受信する。また、受信部31bは管理者が操作する登録端末50からチャットシステムのグループとアカウントの対応付けを受け付ける。送信部31aはチャットサーバ10に会議室の予約に関する情報を送信し、会議室端末90に予約情報を送信する。通信部31は、図4のCPU201がプログラム209pを実行しネットワーク・ドライバ205を制御すること等により実現される。
情報対応付部32は、主に事前の登録作業に関する処理を行う。すなわち、管理者が操作する登録端末50等からドメインの登録を受けつけ顧客ドメインDB495に登録し、登録端末50等から送信されたチャットシステムのワークスペース及びチャンネルと予約管理サーバ20のアカウントを対応付けて対応付情報DB491に登録する。情報対応付部32は、図4のCPU201がプログラム209pを実行すること等により実現される。
予約情報取得部33は、リソース予約システム100を利用する顧客又は会議室のアカウントを指定して予約管理サーバ20から予約情報を取得して会議管理情報として会議管理情報DB493に登録する。あるいは変更があった予約情報を受信する。したがって、予約管理サーバ20の予約情報の少なくとも一部の予約情報が会議管理情報DB493に記憶される。予約情報取得部33は、予約管理サーバ20が保持する予約情報のうち現在から所定期間未来の予約情報を取得する。所定期間はどのくらい先の会議まで会議室6の予約に関する情報を通知するかによって定まる。予約情報取得部33は、図4のCPU201がプログラム209pを実行すること等により実現される。
通知判断部34は、会議管理情報の中に通知する条件を満たす開始時刻の予約があるか否かを判断する。例えば、通知設定DB496を参照し、予約の開始時刻から逆算して設定された日時になると通知すると判断する。なお、例えばリマインダー用のボット、予約受付用のボット等、役割ごとにボットが分けられている場合、処理に応じてボットを特定する。通知判断部34は、図4のCPU201がプログラム209pを実行すること等により実現される。
会議情報通知部37は、通知判断部34が通知すると判断すると、ボットを識別する情報(例えばslackではトークン)及び通知先のグループを特定する情報を指定して会議室6の予約に関する情報を通知することをチャットサーバ10に要求する。なお、通知は何回に分けて行われるが、そのうちの少なくとも1回の通知に会議識別情報を含める。会議識別情報は、予約された会議室6を予約した時間帯に参加者が使用する権利を有することを会議管理サーバ30が確認するための情報である。会議情報通知部37は、少なくとも最終的な通知の前に会議識別情報を生成する。なお、会議識別情報は会議識別情報DB494に登録される。会議情報通知部37は、図4のCPU201がプログラム209pを実行すること等により実現される。
制御情報生成部35は、会議管理情報を参照して電子機器70の制御情報を生成し、制御情報を制御情報DB497に登録する。例えば、会議の開始時刻の数分前になると電子機器70の電源をONする制御情報を生成し、チェックアウトを検出すると電子機器70の電源をOFFする制御情報を生成する。制御情報は制御情報DB497に記憶される。制御情報生成部35は、図4のCPU201がプログラム209pを実行すること等により実現される。
制御情報応答部36は、会議室6の会議室端末90から制御情報があるかどうかの問い合わせを受け付け、制御情報DB497を参照し、会議室6に対応する制御情報を会議室端末90に送信する。制御情報応答部36は、図4のCPU201がプログラム209pを実行すること等により実現される。
チェックイン管理部38は、会議室へのチェックイン・チェックアウトを管理する。また、主にチェックイン・チェックアウトに伴う会議のステータスを会議管理情報DB493に登録する。チェックインは、予約IDで特定される会議の開始時刻の5~10分前になると認められる。そして、会議室端末90が送信する会議室IDと会議識別情報の組が会議識別情報DB494に登録されている場合にチェックインを許可する。チェックイン管理部38は、図4のCPU201がプログラム209pを実行すること等により実現される。
初期設定部39は、会議室端末90の主に初期設定に関する処理を行うが、初期設定後に会議室端末90の通信に関する設定の変更に関する処理も行う。例えば、リソース予約システム100の管理者の登録端末50に会議室の一覧(後述する会議室管理画面)を提供し、リソース予約システム100の管理者が選んだ会議室の会議室ID、会議室名を特定し、認証キーを生成して、会議管理サーバ30のURL(Uniform Resource Locator。会議管理サーバ30のアドレス情報)を登録端末50に送信する。初期設定部39は、図4のCPU201がプログラム209pを実行すること等により実現される。初期設定部39の機能については図8にて詳細に説明する。
認証部40は、ログイン情報DB499のログインパスワードとユーザIDに基づいて管理者を認証する。
認証キー検証部41は会議室端末90から送信される認証キーが、会議室設定情報DB498に登録されているものと一致するかどうかにより、会議室端末90を認証する。したがって、正しい認証キーを有する会議室端末90しか予約情報を取得できない。
管理制御部42は予約情報を送信してよい状態か否かを判断する。すなわち、会議室端末が対応付けられている会議室の稼動状態(会議室設定情報DB498に登録されている)が「稼動」で、この会議室端末の接続状態(会議室設定情報DB498に登録されている)が拒否設定でない場合に予約情報を送信してよいと判断する。
端末ID検証部43は1つの会議室に決まった数以上の会議室端末90が登録されているか否かを端末IDに基づいて検証する。
予約情報送信部44は、会議室端末90からの要求に対し、会議管理情報DB493に記憶されている予約情報(会議管理情報)を送信する。ただし、認証キーによる認証が成功し、稼動状態が「稼動」に設定され、接続状態が拒否設定でない必要がある。予約情報送信部44はJSON形式、XML形式、CVS(Comma-Separated Values)形式などで送信すればよい。予約情報は繰り返し送信されるので容量が少ない形式が有利である。
また、会議管理サーバ30は記憶部49を有している。記憶部49は図4のメモリ202及びHDD209等により実現される。記憶部49には、対応付情報DB491、会議管理情報DB493、会議識別情報DB494、顧客ドメインDB495、通知設定DB496、制御情報DB497、会議室設定情報DB498、及び、ログイン情報DB499が記憶されている。
Figure 0007268505000003
表3は対応付情報DB491に記憶されている対応付情報の一例を示す。対応付情報は予約管理システムのアカウントとチャットシステムのグループを対応付ける情報である。対応付情報は、ワークスペース、チャンネル及びメンバアカウント1~n(表ではn=4)の各項目を有する。ワークスペースとチャンネルは上記のとおりである。メンバアカウント1~nには予約管理サーバ20が発行した各参加者のアカウントが登録される。また、表3に示すようにチャットシステムのアカウントが登録されてよい。グループに対して通知を行うためには予約管理サーバ20に対して会議を予約したユーザの予約管理サーバ20のアカウントと通知先のグループ及びチャンネルを特定するための情報(本実施形態ではワークスペースとチャンネル名)があればよく、必ずしもグループに所属するすべてのメンバのアカウントが登録されている必要はない。ただし、個人ユーザ宛に通知する場合、それぞれのチャットシステムのアカウント情報が必要なため、表3のように登録されていてもよい。
Figure 0007268505000004
表4は会議管理サーバ30の会議管理情報DB493が記憶する会議管理情報の一例を示す。会議管理情報DB493には予約情報が記憶されるので、表4では表1の予約情報DB291との相違を説明する。表4の会議管理情報はステータスの項目を有する。ステータスは、予約の状況を意味する。例えば、会議室6の予約に関する情報の通知済み、利用確定、チェックイン済み、チェックアウト、又は、キャンセル(取り消し)等の状況が登録される。
Figure 0007268505000005
表5は会議識別情報DB494に記憶されている会議識別情報管理情報の一例を示す。会議識別情報管理情報は会議室6の予約ごとに会議識別情報を管理する情報である。会議識別情報管理情報は、予約ID、会議室ID、及び、会議識別情報の各項目を有する。これらについてはステータスを除き予約情報と同じであり(予約管理サーバ20から受信した予約情報)、既出であるため説明は省略する。なお、予約IDが登録されているのは、同じ会議室6の予約を識別するためである。ステータスは、予約の状況を意味する。例えば、会議室の予約に関する情報の通知済み、利用確定、チェックイン済み、チェックアウト、又は、キャンセル(取り消し)等の状況が登録される。
Figure 0007268505000006
表6は顧客ドメインDB495に記憶されている顧客ドメイン情報の一例を示す。顧客ドメイン情報は顧客のドメインと顧客の管理者のアカウントを管理する情報である。顧客ドメイン情報には顧客のドメイン名と顧客の管理者アカウントが対応付けて登録されている。表6の顧客のドメインは予約管理サーバ20が発行したアカウント(メールアドレス)のドメインである。また、管理者アカウントは、顧客の管理者(代表する)のアカウントである。なお、表6のアカウントは予約管理サーバ20が発行したものである。
Figure 0007268505000007
表7は通知設定DB496に記憶されている通知設定情報の一例を示す。通知設定情報は顧客ごとに通知に関する設定を保持する。通知設定情報には、顧客ドメイン名と通知設定が対応付けて登録されている。通知設定には、会議の開始時刻のどのくらい前に、会議室6の予約に関する情報を通知するかのタイミングが設定されている。あるいは決まった日時が設定されていてもよい。また、タイミングは1つである必要はなく、1つの顧客に複数回の通知設定が登録されていてもよい。
Figure 0007268505000008
表8は制御情報DB497に記憶されている制御情報の一例を示す。制御情報は会議室6の電子機器70を制御するための情報である。制御情報は、会議室ID、及び、制御内容の各項目を有する。制御内容は、電子機器70の具体的な制御方法である。会議管理サーバ30は電子機器70ごとに詳細な制御内容を設定できる。また、制御する時刻が登録されないのは、社外ネットワークの会議管理サーバ30から会議室端末90に送信することが困難であり、会議室端末90が会議管理サーバ30にアクセスし、この時、制御情報が生成されていれば制御内容を送信するからである。
Figure 0007268505000009
表9は、会議室設定情報DB498に記憶されている会議室設定情報の一例を示す。会議室設定情報は会議室ごとの設定に関する情報である。会議室設定情報は、顧客IDに対応付けて、会議室名称、会議室ID、端末ID、接続状態、認証キー、稼動状態、最終アクセス日時、及び、登録できる会議室端末90の数の各項目を有する。
・会議室名称は会議の参加者が認識している会議室の一般的な名称であり、例えば会議室の入り口に提示されているものをいう。
・会議室IDは上記のように会議室を一意に識別する識別情報である。簡易的には、会議室IDは予約管理サーバ20と共通とすることができる。また、変換テーブルを設けることで、予約管理サーバ20と別に管理者が設定することもできる。
・端末IDは会議室端末90を一意に特定するための識別情報である。例えば、端末アプリ90aの識別情報が使用される。
・接続状態は会議室端末90の初期設定が終了したか、通信が可能か等を示す。
接続中:一定期間内に通信が確認できている状態
セットアップ前:初期設定が終わった後から最初の通信までの状態
接続断:一定期間以上、通信がない状態
接続拒否:会議室端末90からの予約情報の要求を拒否する状態
・認証キーは会議管理サーバ30が会議室端末90を認証するための認証情報となる。初期設定により認証キーが会議室端末90に送信される。認証キーは総当たり方式で特定できない程度に長い桁数の数字、アルファベット、記号などの組み合わせである。認証キーは会議管理サーバ30が決定しても管理者が決定してもよい。
・稼動状態は、会議室端末90の初期設定が終わった後に、会議室端末90が対応付けられている会議室の会議室管理サービスを会議管理サーバ30が開始するか否かを示す(稼動:開始する 停止:開始しない)。稼動状態の設定があることで、初期設定が完了してから会議室端末90の設置までのタイムラグで生じる不都合を抑制できる。また、稼動状態は会議室の全体に関する会議室管理サービスのオンとオフの切り替えであるのに対し、接続状態は会議室端末90ごとに設定できる点で異なっている。
・最終アクセス日時は会議室端末90が最後に予約情報を会議管理サーバ30に要求した日時である。
・登録できる会議室端末90の数は、1つの会議室に対応付けられることができる会議室端末90の数である。会議室端末90は1つの会議室に1つあれば支障がないが、会議室端末90に異常が生じた場合、修理する間の会議室へのチェックインが困難になる。このため、管理者が複数の会議室端末90を1つの会議室に対応付けたい場合がある。したがって、認証キーが外部に漏れても、端末IDが一致してかつその数が決まっているので、予約情報が外部に漏れることなどを抑制できる。初期値は1でもよいし複数でもよい。
会議室名称、会議室IDは予め決まっているか、管理者が設定できる。予約管理サーバ20から送信されたものを使用してよい。端末IDは端末アプリが生成して会議管理サーバ30に通知してもよいし(この場合、初期状態は空欄)、会議管理サーバ30が採番して設定してもよい。接続状態の初期状態(管理者の設定直後)はセットアップ前であるが、通信の状況によって遷移する。認証キーは初期設定時に例えば会議管理サーバ30が採番して設定する。稼動状態の初期状態は停止である。登録できる会議室端末90の数は同様に管理者が設定できる。登録できる会議室端末90の数は1以上である場合が多い。1に設定された場合、1つの会議室に登録できる会議室端末90は1つのみになる。
Figure 0007268505000010
表10はログイン情報DB499に記憶されているログイン情報の一例を示す。ログイン情報は管理者が会議管理サーバ30にログインするための情報である。ログイン情報は、顧客ID、ログインパスワード、ユーザID、及び、サーバURLの各項目を有する。管理者がログインパスワード、及び、ユーザIDで会議管理サーバ30にログインし、登録端末50に後述する会議室管理画面を表示させる。ログインにより管理者が会議室端末90を設置する会議室がある顧客が特定される。また、ログイン情報DB499には顧客に割り当てられたサーバURLが登録されており、顧客の会議室端末90が会議管理サーバ30と通信できる。サーバURLは会議管理サーバ30のうち顧客に割り当てられたURLであり、会議室端末90がサーバURLにアクセスすることで顧客の予約情報を取得できる。ただし、サーバURLは複数の顧客に共通でもよい。
<<登録端末>>
登録端末50は、通信部51、操作受付部52、及び、表示制御部53を有する。登録端末50が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム209pは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
登録端末50は、会議管理サーバ30が提供するWebページを介して管理者が会議室に関する各種の設定を行うための端末である。この設定の1つに初期設定がある。なお、初期設定には端末装置60が使用されてもよい。登録端末50が有する通信部51、操作受付部52、及び、表示制御部53の機能は端末装置60と同様であり、詳細は端末装置60と共に説明する。
<<端末装置>>
図7は、端末装置60及び会議室端末90の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。電子機器70の機能については必要に応じて説明する。
端末装置60は、通信部61a、操作受付部61b、表示制御部61c、チャット通信部62、テキスト表示部63、アプリ通信部64、サーバ通信部65、表示制御部66、アプリ通信部67、及び、端末通信部68を有する。端末装置60が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成カテゴリのいずれかが、HDD209からメモリ202に展開されたプログラム209pに従ったCPU201からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム209pは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。端末装置60ではチャットアプリ60aと会議アプリ60bが動作しているので、プログラム209pにはチャットアプリ60aと会議アプリ60bが含まれる。
通信部61aは、会議管理サーバ30及び予約管理サーバ20と各種の情報を送受信する。通信部61aは、図4のCPU201がプログラム209pを実行しネットワーク・ドライバ205を制御すること等により実現される。
操作受付部61bは、端末装置60に対する参加者の各種の操作を受け付ける。操作受付部61bは、図4のCPU201がプログラム209pを実行し入力装置210を制御すること等により実現される。
表示制御部61cは各種の画面の画面情報を解釈してLCD206に表示する。操作受付部61bと表示制御部61cは例えばブラウザの機能を有し、Webアプリを実行できる。例えば、予約管理サーバ20から受信した予約設定画面を表示し、操作受付部61bは予約者が設定する予約情報を受け付ける。
チャットアプリ60aのチャット通信部62は、チャットサーバ10と各種の情報の送受信を行う。本実施形態ではチャットサーバ10から会議室6の予約に関する情報を受信し、既読であること、会議室6が利用される又はキャンセルされるか、等をチャットサーバ10に通知する。チャット通信部62は、図4のCPU201がプログラム209pを実行しネットワーク・ドライバ205を制御すること等により実現される。
チャットアプリ60aのテキスト表示部63は、チャットサーバ10から送信されたテキスト(会議室6の予約に関する情報)を表示する。例えば、発言元はボットでありボットが入力したかのようにテキストを表示する。テキスト表示部63は、図4のCPU201がチャットアプリ60aを実行すること等により実現される。
チャットアプリ60aのアプリ通信部64は、会議アプリ60bを呼び出すと共に会議識別情報を会議アプリ60bに送信する。チャットサーバ10は、会議室6の予約に関する情報を通知する際、会議アプリ60bを識別する情報を端末装置60に送信しているので、チャットアプリ60aはOSに対し会議アプリ60bを指定し会議識別情報の通知を依頼する。OSは会議アプリ60bを起動することができる。アプリ通信部64は、図4のCPU201がチャットアプリ60aを実行すること等により実現される。
会議アプリ60bのサーバ通信部65は会議管理サーバ30と通信する。会議識別情報を含む2次元コードを会議管理サーバ30から取得することなどを行う。サーバ通信部65は図4のCPU201が会議アプリ60bを実行すること等により実現される。2次元コードはチェックイン時の認証に使用される。認証用の数桁の数字でもよい。
会議アプリ60bの表示制御部66は、会議識別情報が含まれる2次元コード等をLCD206に表示する。表示制御部66は、図4のCPU201が会議アプリ60bを実行しグラフィクス・ドライバを制御すること等により実現される。
会議アプリ60bのアプリ通信部67は、OSを介して、チャットアプリ60aから各種の情報(会議室6の予約に関する情報に含まれる会議識別情報等)を取得する。アプリ通信部67は、図4のCPU201が会議アプリ60bを実行すること等により実現される。
端末通信部68は、会議室端末90と通信し会議識別情報等を送信する。端末通信部68は、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信で会議室端末90の存在を検出し、会議室端末90を検出すると会議識別情報を送信する。また、会議室端末90に対し2次元コードを表示する機能を提供する。端末通信部68は、図4のCPU201が会議アプリ60bを実行すること等により実現される。
<<会議室端末>>
会議室端末90はサーバ通信部91、端末装置通信部92、操作受付部93、表示制御部94、電子機器通信部95、端末認証部96、撮像部97、デコード部98、設定記録部98-2、及び、予約情報要求部98-3を有する。会議室端末90が有するこれら各機能部は、図5に示された各構成カテゴリのいずれかが、EEPROM704からRAM703に展開されたプログラムに従ったCPU701からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラムは、プログラム配信用のサーバから配信されるか又は記憶媒体に記憶された状態で配布される。
サーバ通信部91は、サーバURL993を宛先にして会議管理サーバ30と通信する。会議室端末90は社内ネットワークに存在するため会議管理サーバ30から会議室端末90と通信することは困難である。このため、サーバ通信部91はポーリング(定期的に会議管理サーバ30と通信する)やWebSocketなどの通信技術で会議管理サーバ30と通信する。サーバ通信部91からの通信がない場合、会議室設定情報DB498に接続断が登録される。サーバ通信部91はHTTPなどの通信プロトコルで通信すればよく、通信プロトコルは特に制限しない。
本実施形態のサーバ通信部91は予約情報を受信し、チェックイン時に、端末装置通信部92が端末装置60から受信した会議識別情報又は手で入力された会議識別情報を会議管理サーバ30に送信する。また、サーバ通信部91は会議管理サーバ30から制御情報を受信する。サーバ通信部91は、図5のCPU701がプログラムを実行し遠距離通信回路712を制御すること等により実現される。
端末装置通信部92は端末装置60と通信する。本実施形態では会議識別情報等を受信する。端末装置通信部92は、図5のCPU701がプログラムを実行し近距離通信回路720を制御すること等により実現される。
電子機器通信部95は、電子機器70と通信する。本実施形態ではサーバ通信部91が受信した制御情報を電子機器70に送信する。電子機器通信部95は、図5のCPU701がプログラムを実行し遠距離通信回路712を制御すること等により実現される。
表示制御部94はディスプレイ718に端末アプリ90aが生成する画面を表示する。この画面はチェックイン、チェックアウトなどが可能な待ち受け画面である。表示制御部94は、図5のCPU701がプログラムを実行しディスプレイ718を制御すること等により実現される。
操作受付部93は会議室端末90に対する各種の操作を受け付ける。操作受付部93は図5のCPU701がプログラムを実行しタッチパネル721を制御すること等により実現される。
端末認証部96は、入力された管理者パスワードが正しいか否かに基づいて端末アプリへの管理者のログインを認証する。会議室に設置された会議室端末90は、不特定の参加者により操作可能であるため、認証機能がないと初期設定を変更されるおそれがあるためである。
撮像部97は主に画像コードを撮像する。管理者がCMOSセンサ713の画角に画像コードが入るように会議室端末90を操作すると、撮像部97は画像コードを認識して自動的に画像データを生成する。デコード部98は、撮像部97が撮像した画像コードをデコードして通信設定情報を復元する。
設定記録部98-2は、デコード部98がデコードした通信設定情報(会議室ID、認証キー、サーバURL、会議室名称)を記憶部99に記憶させる。
通信設定情報は、簡単に言うと、会議室端末90が会議管理サーバ30と通信するために必要な情報である。サーバURLは通信先を特定するための情報であり、認証キーは認証を受けるための情報であり、会議室IDはどの会議室からの通信であるかを通知するための情報である。会議室名称は会議室端末90が表示するための情報であるため、通信設定情報に含まれていなくても支障はない。
予約情報要求部98-3は、予約情報を取得する定期的なタイミングになるとサーバ通信部91を介して会議室IDと認証キーを繰り返し会議管理サーバ30に送信する。この応答として、予約情報要求部98-3はサーバ通信部91を介して予約情報を取得する。予約情報は変更があった場合にだけ取得すればよい。タイミングは数秒~数分ごとの周期である。周期が短い方が早期に予約情報を更新できるが、通信負荷も高くなるため、両者を考量して決定される。本実施形態では例えば30秒とする。また、サーバ通信部91を介して少なくとも当日の会議室6の会議管理情報(予約情報)等を受信できる。
また、会議室端末90は記憶部99を有している。記憶部99は図5のROM702及びEEPROM704等により実現される。記憶部99には会議室ID991、認証キー992、サーバURL993、会議室名称994、端末ID995、管理者パスワード996、及び、電子機器70のIPアドレス997が記憶されている。
端末ID995は会議室端末90の識別情報である。端末IDは1つの会議室に複数の会議室端末を対応付けることを可能にする。また、端末IDは1つの会議室で決まった数以上の会議室端末90が会議管理サーバ30に接続することを抑制するため、会議管理サーバ30が会議室端末90を識別するために使用される。端末IDは例えば端末アプリのUUID(Universally Unique Identifier)、MACアドレスなど、一意性があればよい。UUIDは特定の管理がなくても全世界で2つ以上のアイテムが同じ値を持つことがない一意な識別子である。
管理者パスワード996は端末アプリ90aのインストール時又は初回の起動時に管理者が設定する。電子機器70のIPアドレス997は必要に応じて管理者が設定する。
<会議管理サーバの初期設定部について>
図8は、初期設定部39の機能をブロック状に示す機能ブロック図の一例である。初期設定部39は設定画面生成部391、認証キー生成部392、暗号化部393、画像コード生成部394、情報管理部395、及び、設定受付部396を有している。また、記憶部49は図6と同じものである。初期設定部39は各機能を制御して必要な処理を行わせる。
情報管理部395は、記憶部49に記憶されている各種の情報を読み出し、情報を必要とする機能(設定画面生成部391、認証キー生成部392、暗号化部393、画像コード生成部394、設定受付部396)に送出する。
設定画面生成部391は、後述する会議室管理画面や設置端末一覧画面の画面情報を生成し、通信部31を介して登録端末50に送信する。画面情報は、HTML、XML、CSS(Cascade Style Sheet)、及びJavaScript(登録商標)等により作成され、Webページとして表示される。JavaScript(登録商標)によりブラウザ上で動作するWebアプリの一画面として会議室管理画面や設置端末一覧画面が提供される。
設定受付部396は、会議室管理画面や設置端末一覧画面に対して管理者が行った設定を受け付ける。すなわち、受信部31bが受信した稼動状態及び接続状態の変更を受け付けて、情報管理部395を介して会議室設定情報DB498に設定する。接続状態の変更は通信に関する設定の変更に相当する。
暗号化部393は、情報管理部395が記憶部49から取得した通信設定情報を暗号化する。画像コード生成部394は暗号化された通信設定情報を画像コードにエンコードする。
<画面例について>
図9(a)は、登録端末50が表示する会議室管理画面501の一例を示す。管理者は登録端末50から会議管理サーバ30にログインパスワードとユーザIDでログインしている。会議室管理画面501(第1のWebページの一例)は、管理者が会議室に関する設定を変更できる画面であり、例えば、会議室端末90の稼動状態の確認、編集、及び、初期設定等を管理者が行うことができる画面である。
会議室管理画面501は、会議室の管理ボタン508、及び、設置端末一覧ボタン509を有し、会議室管理画面501は会議室の管理ボタン508が押下されると表示される。会議室管理画面501には、チェックマーク欄502、会議室名称欄503、会議室ID欄504、稼動状態欄505、画像コード欄506、及び、編集欄507の各カラムが表示される。
チェックマーク欄502は管理者が選択した会議室にチェックマークを表示するための欄である。会議室名称欄503には会議室名称が表示され、会議室ID欄504には会議室IDが表示される。稼動状態欄505には、会議室管理サービスの稼動状態が表示される。稼動状態については図9(b)で説明する。画像コード欄506には画像コードを表示させるためのアイコンが表示されており、管理者がこのアイコンを選択すると、通信設定情報がエンコードされた画像コードが表示される。画像コードが押下された場合の画面例を図11に示す。
編集欄507には稼動状態を管理者が編集するためのアイコンが表示される。編集欄507が押下されると図9(b)に示すように、プルダウンメニューから選択可能な稼動状態を管理者が選択できる。図9(b)の画面は会議室管理画面501から遷移して表示されてもよいし、会議室管理画面501で表示されてもよい。
図9(b)は稼動状態の種類の一例を示す。稼動状態には、稼動、停止、及び、テスト稼動がある。
稼動:会議室管理サービスを開始する
停止:会議室管理サービスを停止する
テスト稼動:会議室管理サービスの一部のみ機能を有効にする
会議室管理サービスとは、
・予約情報の表示(チェックイン、チェックアウト、延長、今すぐ利用)、
・チェックイン、チェックアウトに連動する電子機器の制御、
・予約の自動キャンセル
などをいう。
稼動と停止を選択可能であるため自動キャンセルの不都合を抑制できる。すなわち、管理者が初期設定を完了しても、例えば、管理者の作業場所102が会議室から離れている場合、管理者が会議室端末90を初期設定してから会議室に設定するまでに時間がかかる。初期設定してから会議室に設定するまでの時間に、会議のキャンセル時刻が経過すると参加者がいるのに会議室の予約がキャンセルされ、会議室がダブルブッキングされたり、他人が入ってきたりするなどの弊害が生じうる。管理者が停止を設定しておけば、自動キャンセルしないで済む。
テスト稼動は、会議室管理サービスの一部の機能のみをオンにすることをいう。例えば、会議室端末90への予約情報の配信は行うが、自動キャンセル機能はオフするなどである。したがって、テスト的な設定が可能になる。
図10(a)は登録端末が表示する設置端末一覧画面620の一例を示す。設置端末一覧画面620(第2のWebページの一例)は、設置端末一覧ボタン509が押下されると表示される。設置端末一覧画面620は、各会議室の会議室端末90に関する情報を一覧表示し、また、接続状態の編集を管理者が行うことができる画面である。
設置端末一覧画面620には、チェックマーク欄621、会議室名称欄622、端末ID欄623、接続状態欄624、最終アクセス日時欄625、及び、編集欄626の各カラムが表示される。チェックマーク欄621と会議室名称欄622は会議室管理画面501と同じものである。端末ID欄623には端末IDが表示される。接続状態欄624には、会議室端末90の会議管理サーバ30に対する接続状態か表示され、以下の4つの状態がある。接続状態は、会議室に対する会議室端末90の通信に関する設定に相当する。
接続中:会議室端末90から30秒に1回の予約情報の要求が過去3分間以内に来ている。
接続断:会議室端末90から30秒に1回の予約情報の要求が過去3分間より長く来ていない。
接続拒否:会議室端末90が会議管理サーバ30と通信を開始しているが、会議管理サーバ30は予約情報の送信を拒否する(会議室との対応付けは有効なままである)。
セットアップ前(接続待ち):会議室端末90が会議管理サーバ30と通信を開始する前の状態(初期設定は終わったがまだ予約情報を1度も要求していない)。会議管理サーバ30は会議室端末90からの予約情報の要求を待機し、要求があれば予約情報を返す。
最終アクセス日時欄625は、会議室端末90が最後に予約情報の要求のために会議管理サーバ30にアクセスした(通信した)日時である。編集欄626には管理者が接続状態を編集するためのアイコンが表示される。編集欄626が押下されると図10(b)に示すように、プルダウンメニューから接続状態を管理者が選択できる。図10(b)の画面は設置端末一覧画面620から遷移して表示されてもよいし、設置端末一覧画面620で表示されてもよい。
図10(b)は管理者が設定できる接続状態の種類の一例を示す。プルダウンメニューには選択可能な接続状態が表示される。管理者はセットアップ前、接続拒否、又は、削除の接続状態を設定できる。接続中と接続断の接続状態は自動的に遷移するため、管理者が設定できない。
管理者がプルダウンメニューから削除を選択した場合、会議室設定情報DB498から会議室端末90に関する情報が全て削除される。したがって、削除された会議室端末90と会議室との対応付けが無くなり、設置端末一覧画面620からも消去される。削除後は、会議管理サーバ30からはその会議室端末90が存在しない状態になる。
接続拒否に設定された場合、会議室端末90に関する情報が会議室設定情報DB498に残るため、初期設定なしに、管理者が設置端末一覧画面620から会議室端末90の接続状態をセットアップ前に変更すれば、会議室に設置することができる。したがって、会議室端末90の使用を一時的に中断する場合に有効な設定である。これに対し、削除は、管理者が会議室設定情報DB498に再度、会議室端末に関する情報を設定する必要があるため、会議室端末90が紛失したり、別の会議室と対応付けしたりする場合に有効な設定である。
このように、本実施形態では、管理者が接続拒否をWebページで選択できるため、ある会議室に複数の会議室端末が設置されており、故障した会議室端末の通信に関する設定を、例えば通信できないように変更できる。また、情報処理端末を紛失した場合でも情報漏洩するおそれを低減できる。
ある会議室に複数の会議室端末90が対応付けられている場合に、1つの会議室端末の接続状態を接続拒否にすることの必要性について補足する。予約の自動キャンセルの条件の1つに、「会議室に対応付けられている全ての会議室端末90が接続中である」、という条件がある。これは、故障や通信障害等でユーザがチェックインできない場合に自動キャンセルしないようにするためである。1つの会議室端末90が故障するとこの会議室端末90は接続断となるため、自動キャンセルが作動しなくなってしまう。このため、故障した会議室端末90を接続拒否という状態に設定することで、自動キャンセルを可能にできる。
続いて、画像コードの表示例を説明する。図9に示した画像コード欄506のアイコンを管理者が押下すると、登録端末50の操作受付部52が押下を受け付け、登録端末50が画像コードを会議管理サーバ30に要求する。これにより、通信設定情報が含まれる画像コードを通信部51が受信できる。
図11は画像コードが重畳して表示された会議室管理画面501を示す。図11に示すように、登録端末50の表示制御部53は画像コード110を会議室管理画面501にポップアップ表示する。会議室名称や会議室IDを画像コード110と共に表示してもよい。これにより、管理者はどの会議室の初期設定のための画像コードかを把握できる。
画像コード110をポップアップ表示するのではなく、別のWebページとして表示してもよいし、1つのファイルとしてダウンロードしてもよい。管理者はこの画像コードを初期設定の対象の会議室端末90で撮像する。
<接続状態の遷移例>
図12は、会議室端末90の接続状態の遷移を説明する図である。上記のように、セットアップ前、接続中、接続断、及び、接続拒否の4つの状態がある。また、各状態の遷移条件は以下のようになる。
セットアップ前→接続中:会議室端末90が予約情報を要求する通信を開始する。
接続中→接続断:最後に会議室端末90がアクセスしてから3分が経過。
接続断→接続中:会議室端末90が予約情報の要求を再開した。
接続断→接続拒否:管理者が会議室端末90を指定して接続拒否を設定。
接続拒否→セットアップ前:管理者が会議室端末90を指定してセットアップ前を設定。
<会議室端末の画面遷移>
続いて、図13を用いて、初期設定時に会議室端末90の端末アプリが表示する画面の遷移について説明する。図13は初期設定時に会議室端末90の端末アプリが表示する画面の一例を示す。
まず、管理者が会議室端末90の端末アプリを起動すると図13(a)に示す初期画面510が表示される。初期画面510は登録ボタン511を有しており、管理者が登録ボタン511を押下すると操作受付部93は登録ボタン511の押下を受け付ける。登録ボタン511は会議室端末90を会議管理サーバ30に登録するための(初期設定するための)ボタンである。
登録ボタン511の押下により、図13(b)に示すように、会議室端末90の表示制御部94はパスワード入力画面520を表示する。パスワード入力画面520はパスワード入力欄521とOKボタン522を有する。管理者は、記憶部99に記憶されている管理者パスワードをパスワード入力欄521に入力し、OKボタン522を押下する。操作受付部93はこれらの操作を受け付ける。端末認証部96は入力された管理者パスワードと記憶部99に記憶されている管理者パスワードを比較して、認証成功又は失敗を判断する。これにより、一般ユーザが出入りする会議室に設置される会議室端末90を一般ユーザが任意に設定変更することを防止できる。
管理者パスワードにより認証が成功した場合、図13(c)に示すように会議室端末設定画面525が表示される。会議室端末設定画面525の詳細は図10にて説明する。管理者が後述する設定ボタン403を押下すると、図13(d)に示すように会議室端末90の撮像部97が起動する。図13(d)は起動中画面530を示す。図11の画像コードがCMOSセンサ713の画角に入るように管理者が会議室端末90を操作すると、撮像部97が画像コードを撮像する。
会議室端末90の表示制御部94は撮像の間、管理者が操作しやすいように、図13(e)に示すように撮像されている画像コード(提供する情報の一例)をディスプレイ718(表示手段の一例)に動画のように表示する。図13(e)は撮像中画面540を示す。デコード部98は撮像された画像コードをデコードして通信設定情報を復元する。
画像コードのデコードにより通信設定情報を復元できると、再度、図13(f)に示すように会議室端末設定画面525が表示される。会議室端末設定画面525には通信設定情報の会議室名が自動で表示される。管理者が設定完了ボタン417を押下すると、会議室端末90は予約情報の取得を開始する。設定完了ボタン417を押下した後は、予約情報がない待ち受け画面となる。
会議室端末90のサーバ通信部91は通信設定情報を用いて会議管理サーバ30と通信できる。認証キーによる認証と稼動状態(稼動)の確認が成功すれば、会議室端末90は予約情報を取得できる。
以上により、会議室端末90の初期設定が終わり、かつ、稼動状態が「稼動」になると、会議室端末90は予約情報のダウンロードを開始する。図13(g)はダウンロードされた予約情報の表示画面(待ち受け画面)550を示す。待ち受け画面の表示例については図18~図20にて説明する。
<初期設定の処理の手順>
続いて、図14を用いて、管理者が会議室端末90の初期設定を行う手順を説明する。図14はリソース予約システム100における会議室端末90の初期設定の手順を説明するシーケンス図の一例である。なお、会議室端末90には端末アプリがインストールされているものとする。また、登録端末50は会議管理サーバ30にログインするためのログイン画面を表示しているものとする。
S1:会議管理サーバ30の予約情報取得部33は所定の頻度でリソース一覧要求を予約管理サーバに送信する。リソース一覧要求とは、予約管理サーバに登録されている顧客のリソースの一覧を要求することをいう。リソース予約システム100において会議室はリソースとして扱われるため、リソース一覧要求により、会議管理サーバ30は会議室管理画面501に表示する会議室の一覧を取得できる。所定の頻度とは例えば1日に1回等、比較的低頻度でよい。リソースには会議室の他、電子機器70含まれる。
S2:会議管理サーバ30の予約情報取得部33は繰り返し、予約情報取得要求を予約管理サーバに送信する。予約情報取得要求とは、ドメインを指定してこのドメインをアカウントに有する予約者の予約情報を要求することをいう。これにより、会議管理サーバ30は決まった期間の予約情報を取得できる。繰り返しの頻度は例えば数分おき、30分おき、1時間おきなど、比較的高頻度であることが好ましい。また、予約情報に関しては、新たに登録又は変更された予約情報が、予約管理サーバ20から自動的に送信される場合もある。
S3:一方、管理者は登録端末50にログイン操作を行う。すなわち、ログインパスワードとユーザIDを入力する。登録端末50の操作受付部52はログイン操作を受け付ける。
S4:登録端末50の通信部51はログイン要求(ログインパスワードとユーザID)を会議管理サーバ30に送信する。このような認証先のサーバは会議管理サーバ30とは別に存在してもよい。
S5:会議管理サーバ30の認証部40はログインパスワードとユーザIDがログイン情報DB499に登録されているか否かにより、認証を行う。本実施形態では認証が成功したものとする。会議管理サーバ30の通信部31は認証結果を登録端末50に送信する。
S6:管理者は登録端末50にリソース一覧を表示させる操作を行う。リソース一覧の表示とは図9の会議室管理画面501を表示させることである。登録端末50の操作受付部52はリソース一覧を表示させる操作を受け付ける。なお、認証により会議室管理画面501が自動的に表示されてもよい。また、管理者はログインしているため、管理者が会議室端末90を初期設定しようとしている顧客の顧客IDが特定されている。
S7:登録端末50の通信部51はリソース一覧要求を会議管理サーバ30に送信する。
S8:会議管理サーバ30の通信部31はリソース一覧要求を受信し、設定画面生成部391は会議室設定情報DB498から顧客IDで特定される会議室設定情報を取得して、顧客の会議室(リソース)の一覧を有する会議室管理画面501を生成する。なお、リソースには会議室以外の電子機器70も含まれる。会議管理サーバ30の通信部31は会議室管理画面501の画面情報を登録端末50に送信する。
S9:登録端末50の通信部51は会議室管理画面501の画面情報を受信し、表示制御部53が図9に示すような会議室管理画面501を表示する。
S10:次に、管理者は会議室端末90を登録する会議室を指定して画像コードを表示させる操作を行う。すなわち、画像コード欄506を押下する。登録端末50の操作受付部52は画像コードを表示させる操作を受け付ける。
S11:登録端末50の通信部51は会議室IDを指定して画像コード表示要求を会議管理サーバ30に送信する。
S12:会議管理サーバ30の通信部31は画像コード表示要求を受信し、まず、情報管理部395が記憶部49から通信設定情報を取得する。情報管理部395は、顧客IDに対応付けられたサーバURLをログイン情報DB499から取得する。また、登録端末50から送信された会議室IDに対応付けられた会議室名称と認証キーを会議室設定情報DB498から取得する。認証キーはこのタイミングで認証キー生成部392が会議室端末90のための認証キーを生成してもよい。以上の通信設定情報を暗号化部393が暗号化する。
S13:次に、画像コード生成部394が通信設定情報をエンコードして画像コードを生成する。このように、会議管理サーバ30は通信設定情報を要求されたことを契機に通信設定情報を提供する。
S14:会議管理サーバ30の通信部31は画像コードを登録端末50に送信する。
S15:登録端末50の通信部51は画像コードを受信し、表示制御部53が図11に示すように画像コードをディスプレイ718に表示する。
S16:次に、管理者は会議室端末90の登録ボタン511を押下して管理者パスワードを入力する。すなわち、図13(a)に示す初期画面510で登録ボタン511を押下し、図13(b)に示すパスワード入力画面520に管理者パスワードを入力する。会議室端末90の操作受付部93はこれらの操作を受け付ける。
S17:会議室端末90の端末認証部96は、管理者が入力した管理者パスワードが記憶部99に記憶されている管理者パスワードと一致する場合に認証が成功したと判断し、一致ない場合は認証が失敗したと判断する。
S18:認証が成功した場合、管理者は図13(c)に示したように会議室端末設定画面525の設定ボタン403を押下してカメラを起動する。
S19:図13(d)に示すように、会議室端末90の撮像部97が起動する。
S20:管理者がCMOSセンサ713の画角に画像コードが入るように会議室端末90を操作すると、図13(e)に示すように撮像部97は画像コードを認識して自動的に画像データを生成する。
S21:デコード部98は、撮像部97が撮像した画像コードをデコードして通信設定情報を復元する。これにより、図13(f)に示すように会議室端末設定画面525が再度表示される。
S22:設定記録部98-2は通信設定情報を記憶部99に記憶させる。したがって、記憶部99には、会議室ID、サーバURL、認証キー、及び、会議室名称が記憶され、会議管理サーバ30との通信が可能になる。稼動状態が「稼動」であれば予約情報の取得が可能になる。ただし、会議室端末90に関する情報が削除されておらず、接続状態が接続拒否でないことが必要である。このように、会議室端末90は、通信設定情報の記録により自動的に会議管理サーバ30と通信を開始する。
<<接続拒否の設定>>
続いて、図15を用いて、管理者が会議室端末90の接続状態を接続拒否に設定する手順を説明する。図15はリソース予約システム100における会議室端末90の接続拒否の手順を説明するシーケンス図の一例である。図15のステップS31~S39は図14のステップS1~S9と同様でよい。
S40:次に、管理者は登録端末50に設置端末一覧画面620を表示させる操作を行う。すなわち、設置端末一覧ボタン509を押下する。登録端末50の操作受付部52は設置端末一覧ボタン509の押下を受け付ける。
S41:登録端末50の通信部51は顧客IDを指定して設置端末一覧画面620の表示要求を会議管理サーバ30に送信する。
S42:会議管理サーバ30の通信部31は設置端末一覧画面620の表示要求を受信し、設定画面生成部391は会議室設定情報DB498から顧客IDで特定される会議室設定情報を取得して、接続状態等を含む設置端末一覧画面620を生成する。会議管理サーバ30の通信部31は設置端末一覧画面620の画面情報を登録端末50に送信する。
S43:登録端末50の通信部51は設置端末一覧画面620の画面情報を受信し、表示制御部53が図10に示したような設置端末一覧画面620を表示する。
S44:次に、管理者は任意の会議室端末90を指定して接続状態を接続拒否に設定する操作を行う。登録端末50の操作受付部52は接続拒否の設定を受け付ける。
S45:登録端末50の通信部51は管理者が選択した端末IDを指定して接続拒否要求を会議管理サーバ30に送信する。
S46:会議管理サーバ30の通信部31は接続拒否要求を受信し、設定受付部396は情報管理部395を介して会議室設定情報DB498の端末IDで特定される会議室設定情報の接続状態を接続拒否に設定する。
このように、管理者は任意の会議室端末90の接続状態を接続拒否に設定できる。また、同様の手順で会議室設定情報DB498に登録されている会議室端末90を削除できる。
<<予約情報の取得、連携開始、管理開始>>
続いて、図16を用いて、会議室端末90が予約情報を取得する処理について説明する。図16は会議室端末90が予約情報を取得するまでの処理を説明するシーケンス図の一例である。なお、管理者は会議室管理画面501を表示しているものとする。
S51:まず管理者が会議室管理画面501で稼動状態を「稼動」に設定する。この操作は管理開始の操作に相当する(実際は予約情報の要求により管理が開始される)。登録端末50の操作受付部52はこの操作を受け付ける。
S52:登録端末50の通信部51は稼動状態を「稼動」にすることと会議室IDを指定して管理開始要求を会議管理サーバ30に送信する。
S53:会議管理サーバ30の通信部31は管理開始要求を受信する。これにより、設定受付部396は情報管理部395を介して会議室IDで特定される会議室設定情報の稼動状態を「稼動」に設定する。これにより、接続状態が接続拒否でない場合は、予約情報が要求されると会議管理サーバ30が予約情報を送信できるようになる。ただし、会議室端末90に関する情報が削除されている場合はエラーになる。
S54:会議室端末90の予約情報要求部98-3はサーバ通信部91を介して、定期的に会議管理サーバ30と通信する。すなわち、記憶部99のサーバURLを宛先に、会議室IDと認証キーを指定して予約情報を要求する(例えば30秒おき)。会議室の特定には会議室IDがあればよく、端末IDの送信は必須でないが、登録できる会議室端末90の数を会議管理サーバ30が検証するために送信されてよい。
予約情報要求部98-3が継続的に予約情報を取得し続ける仕組みについては、一定時間ごとに会議管理サーバ30に要求する方法の他に、会議室の情報が変更されたときに会議管理サーバ30から会議室端末90に変更があったことを通知し、通知があった場合にのみ会議室端末90が会議管理サーバ30に要求する方法でもよい。予約情報の変更分の取得に会議室端末90が対応できる方法であればよい。
S55:会議管理サーバ30の通信部31は予約情報の要求を受信し、会議室IDで特定される会議室端末90に関する情報が会議室設定情報DB498に登録されているかを判断する。登録されている場合、認証キー検証部41が認証キーを検証する。すなわち、会議室IDで特定される認証キーを会議室設定情報DB498から取得して、会議室端末90から送信された認証キーと一致するか否かを判断する。2つの認証キーが一致すると、初期設定部39は会議室設定情報DB498の接続状態を接続中に変更する。
S56:2つの認証キーが一致した場合、管理制御部42は稼動状態が「稼動」であるか否か及び予約情報の取得が要求されたか否かを確認する。すなわち、会議室IDで特定される稼動状態を会議室設定情報DB498から取得して「稼動」であるか否かを判断する。会議室端末90が1度でも会議管理サーバ30に予約情報を要求し(更に、認証キーが一致し)、稼動状態が「稼動」である場合、管理制御部42は会議室の管理を開始する。
したがって、まず、会議管理サーバ30の予約情報送信部44は予約情報を送信する。ただし、予約情報送信部44は接続状態が「接続拒否」の場合は、予約情報を送信しない。会議室管理サービスは始まっているので、チェックインが検出されないと会議室の予約を自動でキャンセルする。
認証キーが一致するが、稼動状態が「停止」である場合、管理制御部42は会議室の管理を開始しない。予約情報送信部44は予約情報を送信しない。しかし、会議室の管理を開始しない場合も、会議室端末90の予約情報要求部98-3は予約情報の要求を継続する。これは、社外ネットワークから会議室端末90へのアクセスが困難なため、管理開始フラグがTrueになったことを通知できず、会議室端末90から通信を行うことが好ましいためである。
S57:会議管理サーバ30の予約情報送信部44は通信部31を介して予約情報又はエラー(認証キーが一致しない、稼動状態が「停止」、又は、接続状態が「接続拒否」であること)を会議室端末90に送信する。認証キーを確認でき、稼動状態が「稼動」であり、接続状態が「接続拒否」でない(例えば接続中又はセットアップ前)の場合、予約情報が送信される。
S58:会議室端末90のサーバ通信部91は予約情報又はエラーを受信する。予約情報が送信された場合、会議室端末90は会議管理サーバ30との連携を開始する。認証キーを確認できないか、稼動状態が「停止」の場合、又は、接続状態が「接続拒否」の場合、エラーが送信される。この場合は、連携を開始しない。
このように、稼動状態が「稼動」に設定されること、及び予約情報の取得要求が検出されることの両方が揃うことで管理が開始され、連携が開始されるので、初期設定が完了した会議室端末90が会議室に設置されてから管理及び連携を開始できる。予約情報の取得要求が検出されただけでは上記のような自動キャンセルの不都合が生じ、稼動状態が「稼動」に設定されただけでは会議室端末90の初期設定が終わっていない場合に自動キャンセルされてしまうという不都合が生じうる。
また、接続拒否により会議室管理サービスを提供しながら予約情報の送信を拒否できる。
S59:会議室端末90の予約情報要求部98-3が予約情報を取得した場合、表示制御部94は予約情報を表示する。エラーを受信した場合、表示制御部94は例えば予約情報を表示できない旨、及び、その理由を表示する。
S60:認証情報要求と共に端末IDが送信されるので、会議管理サーバ30の端末ID検証部43は端末IDの数が、登録可能な会議室端末90の数を超えたかどうかを判断できる。
<<会議管理サーバが予約情報を会議室端末に送信するための条件>>
会議管理サーバ30が予約情報を会議室端末90に送信するための条件について補足する。図17は、会議管理サーバ30が予約情報を会議室端末90に送信するための条件を説明するフローチャート図の一例である。会議管理サーバ30は端末IDと認証キーを指定して予約情報を要求されると、図17のような各条件を判断する。
まず、管理制御部42は端末IDが一致する会議室端末90が会議室設定情報DB498に登録されているかどうかを判断する(S101)。会議室設定情報DB498に登録されていない場合は、設置端末一覧画面620で会議室端末90が削除された可能性がある。会議室端末90側は初期設定されているので、通信設定情報を記憶しており、会議室端末90は会議管理サーバ30と通信できる。
ステップS101の判断がNoの場合、会議管理サーバ30の予約情報送信部44は会議室端末90が登録されていない旨を会議室端末90に送信する(S106)。
ステップS101の判断がYesの場合、これまで説明したように、認証キー検証部41が認証キーを検証する(S102)。
ステップS102の判断がNoの場合、会議管理サーバ30の予約情報送信部44は認証エラーを会議室端末90に送信する(S107)。
ステップS102の判断がYesの場合、これまで説明したように、管理制御部42は稼動状態が「稼動」であるか否かを判断する(S103)。稼動状態が「稼動」の場合、会議室管理サービスが開始されている。
ステップS103の判断がNoの場合、会議管理サーバ30の予約情報送信部44はサービス開始前である旨を会議室端末90に送信する(S108)。
ステップS103の判断がYesの場合、これまで説明したように、管理制御部42は接続状態が「接続拒否」でないか判断する(S104)。
ステップS104の判断がNoの場合、会議管理サーバ30の予約情報送信部44は予約情報の要求が拒否された旨を会議室端末90に送信する(S109)。
ステップS104の判断がYesの場合、予約情報送信部44は予約情報を送信する(S105)。
<会議室端末が表示する予約情報の例>
図18~図20を用いて、会議室端末90が表示する予約情報について説明する。
図18は、現在、会議室が空き室の場合に、会議室端末90が表示する待ち受け画面Iの一例を示す。図18の待ち受け画面Iには、現在の状況欄561、会議室名称欄562、会議名欄563、開始時刻欄564、終了時刻欄565、利用開始ボタン566、及び、この後の予約欄567、等が表示されている。
現在の状況欄561は、現在、会議室がどのような状況かを示す。会議室端末90の表示制御部94は、予約情報のステータスを現在の状況欄561に表示する。現在の時刻に予約されている予約情報がない場合は、表示制御部94は現在の状況欄561に「空室」(次の予約のチェックインが可能になるまで)又は「入室待ち」(次の予約のチェックインが可能になった後)と表示する。
会議室名称欄562には記憶部99に記憶されている会議室名称が表示される。会議名欄563には予約情報に含まれる会議名を表示する。次の予約のチェックインが可能になるまで、表示制御部94は会議名欄563に「予約はありません」と表示する。
開始時刻欄564、終了時刻欄565には予約情報に含まれる開始時刻、終了時刻をそれぞれ表示する。図18では予約がない時間帯の待ち受け画面なので、最後の会議の終了時刻から次の会議の開始時刻が開始時刻欄564、終了時刻欄565に表示されている。
この後の予約欄567には、予約情報にしたがって、現在よりも後に予約されている各会議の開始時刻と終了時刻を表示する。利用開始ボタン566は、現在の状況欄561が「空室」の場合に表示される。会議室を予約していなくても、ユーザが利用開始ボタン566を押下することで、会議室の利用を開始できる。このボタンの押下は会議管理サーバ30及び予約管理サーバ20に送信され、予約情報におけるこの会議室のステータスが変更される。ステータスの変更は、会議室端末90が予約情報を受信することで待ち受け画面にも反映される。
図19は、現在、会議室が空き室だが、次の会議の開始時刻まで所定時間内の場合に、会議室端末90が表示する待ち受け画面IIの一例を示す。図19の待ち受け画面IIでは、現在の状況欄561に「入室待ち」と表示され、入室ボタン568が表示されている。また、予約者名欄570に予約者が表示されている。表示制御部94は予約情報のステータスが「チェックイン可」などに変わると「入室待ち」と表示し、入室ボタン568を表示する。
例えば、開始時刻の10分前になると、ステータスが「チェックイン可」などに変わるので、表示制御部94は「入室待ち」と表示して、チェックインを許可する。つまり、予約者はチェックインが可能になる。また、決まった時刻までに会議室端末90がチェックイン要求を送信しないと、チェックインが検出されないと会議管理サーバ30のチェックイン管理部38が判断し、自動でキャンセルする。このため、表示制御部94は自動でキャンセルされるまでの時間569をカウントダウンし、現在の状況欄561に表示する。自動でキャンセルされる時間は例えば、開始時刻の10分経過後である。
入室ボタン568は、ユーザがチェックインするためのボタンである。このボタンを押下すると、予約者は会議識別情報の入力することができる。予約者名欄570には予約者情報が表示される。この予約者は予約情報に含まれるアカウントでもよいし、会議管理サーバ30から予約者の氏名又はニックネームが送信されてもよい。また、予約者の写真や予約者を表すキャラクターを表示してよい。
図20は、現在、会議室が使用中の場合に、会議室端末90が表示する待ち受け画面IIIの一例を示す。図20の待ち受け画面IIIでは、現在の状況欄561に「使用中」と表示され、退室ボタン571が表示されている。予約者がチェックインすると、会議管理情報DB493のステータスが「チェックイン済み」になる。会議室端末90が予約情報を受信することで、表示制御部94はステータスがチェックイン済みになったことを検出する。表示制御部94はチェックアウトするまで、現在の状況欄561に「使用中」と表示し、退室ボタン571を表示する。また、表示制御部94は終了時刻までの時間をカウントダウンし、現在の状況欄561に表示する。退室ボタン571は、予約者がチェックアウトするためのボタンである。このボタンを押下すると、チェックアウト要求が会議管理サーバ30に送信され、会議管理サーバ30のチェックイン管理部38が会議管理情報DB493のステータスを「チェックアウト済み」に更新する。会議室端末90が予約情報を受信することで、表示制御部94は現在の状況欄561に「空き室」又は「入室待ち」と表示する。
なお、図18~図20に表示される情報を会議室端末90が予約情報に基づいて生成するのでなく、会議管理サーバ30が生成して会議室端末90が表示してもよい。この場合、会議室端末90はブラウザソフトウェアを実行することで、会議管理サーバ30が会議室端末90の待ち受け画面の全体を制御できる。
<<接続状態が接続拒否の場合に表示される拒否画面>>
図21は、会議室設定情報DB498の接続状態が接続拒否の場合であって、会議室端末90が予約情報を要求した場合に、会議室端末90が表示する拒否画面420の一例である。図21の拒否画面420では「現在この会議室は利用対象ではありません。管理者に問い合わせてください。」というメッセージ421とエラーコード422とが表示されている。このメッセージは予約情報の要求が拒否された旨を意味している。このように、接続状態が接続拒否の場合、会議室端末90は待ち受け画面を表示しないので、情報漏洩等を抑制できる。
<<設置端末一覧画面で削除された会議室端末が通信した場合に表示される非登録画面>>
図22は、設置端末一覧画面620で削除された会議室端末90が会議管理サーバ30に予約情報を要求した場合に表示される非登録画面430の一例である。図22の非登録画面430では「この端末は登録されていません。管理者に問い合わせてください。」というメッセージ431とエラーコード432とが表示されている。このように、会議室端末90に関する情報が会議管理サーバ30から削除された場合はその旨が表示されるので、管理者は再度、初期設定が必要であることが分かる。
図21に示した接続状態が接続拒否の場合と、図22に示した会議室端末90に関する情報が会議管理サーバ30から削除された場合とで、メッセージが異なるので、ユーザ又は管理者は状況を判断しやすくなる。
<本実施形態の適用例>
本実施形態の適用例の1つに会議室端末90の故障した場合に会議室端末90を置き換える場合がある。この場合、CE(カスタマーエンジニア)が新しい会議室端末90を会議室がある顧客側に持ち込み、端末アプリ90aのインストールを行う。
次に、CEは管理者に連絡する。管理者は新設する会議室端末90に通信設定情報を設定してセットアップ前の状態にする。この方法としては、本実施形態で説明した画像コードを使用する方法の他、双方向通信装置を使う方法又はマニュアルで設定する方法がある。双方向通信装置を使う場合、登録端末50が双方向通信装置を介して故障している会議室端末90から通信設定情報を取得し、新設する会議室端末90に同じ通信設定情報を設定する。故障した会議室端末90から通信設定情報を取得することが困難な場合、管理者がマニュアルで通信設定情報を設定して会議室端末90に設定する。なお、会議室端末90の通信設定情報は会議室管理画面501などから参照できる。
また、管理者は故障した古い会議室端末90を接続拒否に設定するか又は会議室設定情報DB498から削除する。会議管理サーバ30と会議室端末90が通信しなくなるようにすればよい。本実施形態を利用すれば、会議室端末90の交換が容易になる。例えば、接続拒否又は削除の仕組みがない場合に、会議管理サーバ30が会議室端末90に予約情報を送信しないように管理者が設定するには、会議室端末90の電源をオフするか、又は、端末アプリ90aをアンインストールする必要などが生じる。会議室端末90が手元にあれば可能だが、紛失した場合にはこの作業も困難である。
稼動状態を「停止」に設定することも検討されるが、稼動状態を「停止」にすると、会議室に対応づけられた全ての会議室端末90で会議室管理サービスが受けられなくなってしまう。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
なお、会議管理サーバ30は複数、存在してもよいし、会議管理サーバ30の機能が複数のサーバに分散されていてもよい。また、予約管理サーバ20と会議管理サーバ30が一体でもよい。
また、本実施形態のリソース予約システム100はWebサービスとも称することができる。Webサービスとはインターネット関連技術を応用して提供される各種のサービスである。例えば、会議室貸し出しサービス、各種のレンタルサービスが挙げられる。Webサービスを利用するシステムを利用システムという。
また、以上の実施例で示した図6,図7などの構成例は、リソース予約システム100の処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。しかし、各処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。リソース予約システム100は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
上記で説明した実施形態の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記で説明した各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
6 会議室
10 チャットサーバ
20 予約管理サーバ
30 会議管理サーバ30
60 端末装置60
70 電子機器
90 会議室端末90
100 リソース予約システム100
特開2016‐143140号公報

Claims (9)

  1. リソースの予約情報を管理する情報処理装置と、前記予約情報を前記情報処理装置から取得する情報処理端末とを有するリソース予約システムであって、
    前記情報処理端末は、
    前記情報処理装置にリソースの予約情報を要求する予約情報要求部と、
    前記予約情報要求部の要求により受信した予約情報を表示する表示制御部と、を有し、
    前記情報処理装置は、
    前記情報処理端末からの要求に応じてリソースの予約情報を前記情報処理端末に送信する予約情報送信部と、
    リソースに対応付けて登録された前記情報処理端末それぞれの前記情報処理装置との通信に関する設定を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている前記情報処理端末の通信に関する設定を登録端末が表示するための第1のWebページを生成する設定画面生成部と、
    前記登録端末が表示した前記第1のWebページに対し前記登録端末が受け付けた前記通信に関する設定の変更を受け付ける設定受付部と、を有し、
    前記予約情報送信部は、前記情報処理端末の通信に関する設定に応じて、前記情報処理端末からの要求に対し、予約情報を送信するか、又は、予約情報を送信しないかを切り替えることを特徴とするリソース予約システム。
  2. 前記第1のWebページは、前記情報処理端末の通信に関する設定として、予約情報の送信を拒否する接続拒否、又は、リソースに対応づけられている前記情報処理端末に関する情報を前記記憶部から削除する削除を選択可能に表示し、
    前記設定受付部は、変更された前記情報処理端末の通信に関する設定として前記接続拒否又は前記削除を受け付けることを特徴とする請求項1に記載のリソース予約システム。
  3. 前記情報処理端末の通信に関する設定が前記接続拒否の場合に、前記情報処理端末から予約情報を要求された場合と、
    前記記憶部から前記情報処理端末に関する情報が削除された場合に、前記情報処理端末から予約情報を要求された場合とで、
    前記予約情報送信部は異なるメッセージを前記情報処理端末に送信することを特徴とする請求項2に記載のリソース予約システム。
  4. 前記第1のWebページは、前記情報処理端末の通信に関する設定として、前記接続拒否、前記削除、又は、前記情報処理装置との通信を開始する前であるセットアップ前を選択可能に表示し、
    前記登録端末が前記接続拒否から前記セットアップ前への変更を受け付け、前記設定受付部が前記情報処理端末の通信に関する設定として前記セットアップ前を受信した場合、
    前記情報処理装置は、前記情報処理端末からリソースの予約情報の要求があったことを契機に、前記情報処理端末の通信に関する設定を、予約情報を送信する接続中に変更することを特徴とする請求項2又は3に記載のリソース予約システム。
  5. 前記記憶部には、1つのリソースに複数の前記情報処理端末が対応付けられており、
    前記登録端末は1つのリソースに対応づけられた複数の前記情報処理端末によって異なる通信に関する設定を受け付け、
    前記設定受付部は、前記登録端末が受け付けた前記情報処理端末によって異なる通信に関する設定の変更を受け付けることを特徴とする請求項2~4のいずれか1項に記載のリソース予約システム。
  6. 前記設定画面生成部はリソースに関するサービスが稼動しているか又は停止しているかを前記登録端末が表示するための第2のWebページを生成し、
    前記設定受付部は、前記登録端末が表示した前記第2のWebページに対し前記登録端末が受け付けた前記サービスの稼動又は停止を受け付け、
    前記予約情報送信部は、前記サービスが稼動している状態で、1つのリソースに対応づけられた複数の前記情報処理端末うち、前記情報処理端末の通信に関する設定が前記接続拒否の場合は予約情報を送信せず、前記情報処理端末の通信に関する設定が接続中の場合は予約情報を送信することを特徴とする請求項5に記載のリソース予約システム。
  7. 前記リソースは会議室であることを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載のリソース予約システム。
  8. 通信に関する設定に応じて情報処理端末からの要求に対し、予約情報を送信するか、又は、予約情報を送信しないかを切り替える情報処理装置と、ネットワークを介して通信する登録端末であって、
    前記情報処理装置が記憶部に記憶している、前記情報処理端末の通信に関する設定を表示するための第1のWebページを受信する通信部と、
    前記通信部が受信した前記第1のWebページを表示する表示制御部と、
    前記表示制御部が表示した前記第1のWebページに対し、前記通信に関する設定の変更を受け付ける操作受付部と、を有し、
    前記通信部は、前記操作受付部が受け付けた前記情報処理端末の通信に関する設定を前記情報処理装置に送信することを特徴とする登録端末。
  9. 通信に関する設定に応じて情報処理端末からの要求に対し、予約情報を送信するか、又は、予約情報を送信しないかを切り替える情報処理装置と、ネットワークを介して通信する登録端末が行う設定方法であって、
    通信部が、前記情報処理装置が記憶部に記憶している、前記情報処理端末の通信に関する設定を表示するための第1のWebページを受信するステップと、
    表示制御部が、前記通信部が受信した前記第1のWebページを表示するステップと、
    前記表示制御部が表示した前記第1のWebページに対し、操作受付部が、前記通信に関する設定の変更を受け付けるステップと、
    前記通信部は、前記操作受付部が受け付けた前記情報処理端末の通信に関する設定を前記情報処理装置に送信するステップと、を有することを特徴とする設定方法。
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