JP7266400B2 - 冷却システム並びにその制御方法、制御プログラム、及び廃熱利用システム - Google Patents
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Description
この点、特許文献1に開示された冷却システムは、上記のような問題を解決するための具体的な構成について何ら開示されていない。
電子デバイスを冷却するための冷却システムであって、
冷媒を貯留するタンクと、
前記タンクと前記電子デバイスとの間で前記冷媒を循環可能な第1冷却ラインと、
前記タンクから前記第1冷却ラインとは別系統で設けられ、前記冷媒を冷却するための第2冷却ラインと、
前記第1冷却ラインにおける前記冷媒の流量を調節可能な第1ポンプと、
前記第2冷却ラインにおける前記冷媒の流量を調節可能な流量調節器と、
を備えている。
前記冷却システムは、前記第1ポンプに接続されたコントローラを備え、
前記コントローラは、前記電子デバイスの発熱量に応じて前記第1冷却ラインを流れる冷媒の流量を調節するように前記第1ポンプを駆動するように構成されていてもよい。
前記コントローラは、前記電子デバイスの通電量に基づき、前記第1冷却ラインを流れる前記冷媒の流量を調節するように前記第1ポンプを駆動するように構成されてもよい。
前記冷却システムは、前記電子デバイスの発熱量を検出可能な第1温度センサを含み、
前記コントローラは、前記第1温度センサからの検出信号に基づき、前記第1冷却ラインを流れる前記冷媒の流量を調節するように前記第1ポンプを駆動するように構成されていてもよい。
冷却システムは複数の前記電子デバイスを備え、
前記第1冷却ラインは、各々が複数の前記電子デバイスを個別に冷却可能、且つ、互いに並列な複数のサブ経路を含み、
各々の前記サブ経路には、前記冷媒の流量を個別に調節可能に前記第1ポンプが配置されていてもよい。
前記第2冷却ラインは、
前記タンクからの前記冷媒を前記タンクに還流させるための1次循環ラインと、
前記1次循環ラインに配置された前記流量調節器としての第2ポンプと、
前記1次循環ラインが通過する第1熱交換器と、
前記第1熱交換器を介して前記1次循環ライン内の前記冷媒を冷却するための2次循環ラインと、
前記2次循環ライン内の前記冷媒を冷却するための第2熱交換器と、を含んでもよい。
前記第2冷却ラインは、
前記タンク内に配置された第1熱交換器と、
前記タンクからの前記冷媒を冷却するための第2熱交換器と、を含んでもよい。
前記タンク内に不凝縮ガスが封入されていてもよい。
前記冷却システムは、前記タンク内の前記冷媒の温度を検出可能な第2温度センサを含み、
前記コントローラは、前記第2温度センサからの検出信号に基づき、前記第2冷却ラインを流れる前記冷媒の流量を調節するように前記流量調節器を駆動するように構成されていてもよい。
前記第1冷却ラインに設けられた、前記電子デバイスを冷却するための冷却部の内部における前記冷媒の圧力を調節するための圧力調節手段を、さらに備える。
前記圧力調節手段は、前記第1冷却ラインにおける前記電子デバイスの下流側と前記タンクとの間に設けられた、上流側の圧力を下流側の圧力よりも高くすることが可能な第1調節手段を含む。
前記第1調節手段は、制御弁である。
前記圧力調節手段は、前記第1冷却ラインにおける前記電子デバイスの上流側と前記タンクとの間に設けられた、下流側の圧力を上流側の圧力よりも高くすることが可能な第2調節手段を、さらに含み、
前記圧力調節手段は、前記第1冷却ラインにおける前記第1調節手段と前記第2調節手段との間の圧力を調節するようになっている。
前記圧力調節手段に接続される第2コントローラを、さらに備え、
前記第2コントローラは、
前記冷却部の内部における前記冷媒の圧力の測定値を取得する圧力取得部と、
前記測定値が規定値以上になるように、前記圧力調節手段を制御する制御部と、を有する。
前記圧力取得部は、前記第1冷却ラインにおける前記電子デバイスの上流側と前記第1調節手段との間に設置された圧力計に接続される。
前記第1冷却ラインにおける前記電子デバイスの下流側を流れる前記冷媒の気相と液相とを分離するための気液分離器を、さらに備える。
電子デバイスを冷却するための冷却システムの制御方法であって、
冷媒を貯留するタンクと前記電子デバイスとの間で前記冷媒を循環可能な第1冷却ラインを流れる冷媒の流量を、前記電子デバイスの発熱量に応じて調節するステップと、
前記タンクから前記第1冷却ラインとは別系統で設けられている第2冷却ラインであって、前記冷媒を冷却するための第2冷却ラインを流れる冷媒の流量を、前記タンク内の冷媒の温度に応じて調節するステップと、を有する。
電子デバイスを冷却するための冷却システムの制御プログラムであって、
冷媒を貯留するタンクと前記電子デバイスとの間で前記冷媒を循環可能な第1冷却ラインを流れる冷媒の流量を、前記電子デバイスの発熱量に応じて調節するステップと、
前記タンクから前記第1冷却ラインとは別系統で設けられている第2冷却ラインであって、前記冷媒を冷却するための第2冷却ラインを流れる冷媒の流量を、前記タンク内の冷媒の温度に応じて調節するステップと、をコンピュータに実行させるように構成される。
電子デバイスを冷却するための冷却システムであって、
冷媒を貯留するタンクと、
前記タンクと前記電子デバイスとの間で前記冷媒を循環可能な第1冷却ラインと、
前記第1冷却ラインに設けられた、前記電子デバイスを冷却するための冷却部の内部における前記冷媒の圧力を調節するための圧力調節手段と、を備える。
上記(19)の構成によれば、上記(10)と同様の効果を奏する。
電子デバイスを冷却するための冷却システムの制御方法であって、
冷媒を貯留するタンクと前記電子デバイスとの間で前記冷媒を循環可能な第1冷却ラインに設けられた、前記電子デバイスを冷却するための冷却部の内部における前記冷媒の圧力の測定値を取得するステップと、
前記測定値が規定値以上になるように、前記冷却部の内部における前記冷媒の圧力を調節するための圧力調節手段を制御するステップと、を備える。
上記(20)の構成によれば、上記(14)と同様の効果を奏する。
電子デバイスを冷却するための冷却システムの制御プログラムであって、
コンピュータに、
冷媒を貯留するタンクと前記電子デバイスとの間で前記冷媒を循環可能な第1冷却ラインに設けられた、前記電子デバイスを冷却するための冷却部の内部における前記冷媒の圧力の測定値を取得するステップと、
前記測定値が規定値以上になるように、前記冷却部の内部における前記冷媒の圧力を調節するための圧力調節手段を制御するステップと、を実行させる。
上記(21)の構成によれば、上記(14)と同様の効果を奏する。
上記(16)に記載の冷却システムと、
前記冷却システムが備える気液分離器で分離された前記冷媒の気相が供給される蒸気利用装置と、備える。
電子デバイス5は1つ以上含まれていてもよく、上記電子デバイス5を冷却する第1冷却ライン40は、少なくとも一本以上の循環路で構成され得る。なお、ベース5bは、電子デバイス5が設置される基板などである。
上記第1冷却ライン40及び第2冷却ライン50は、冷媒60としての流体(例えば、液体又は気体)を気密又は液密に案内し得るものであればよく、例えば、配管やチューブ等を含んで構成され得る。
流量調節器8は、例えば、第2ポンプ7Bを含み得る。
第1ポンプ7A及び第2ポンプ7Bには、流体を移送可能な種々の構成が適用され得る。
図2は、幾つかの実施形態に係るコントローラ10における制御系の構成を示すブロック図である。
図2に非限定的に例示するように、コントローラ10は、例えば、コンピュータであり、CPU11、該CPU11が実行する各種プログラムやテーブル等のデータを記憶するための記憶部としてのROM(Read Only Memory)13、各プログラムを実行する際の展開領域や演算領域としてのワーク領域として機能するRAM(Random Access Memory)12の他、図示しない大容量記憶装置としてのハードディスクドライブ(HDD)、通信ネットワークに接続するための通信インターフェース、及び外部記憶装置が装着されるアクセス部などを備えていてもよい。
第1熱交換器53は、所謂サブクーラーとして機能し、第2熱交換器54は、所謂チラーとして機能し得る。
第2熱交換器54は、所謂チラーであってもよく、第2冷却ライン50内の冷媒を循環させるとともに、その流量を調節可能な流量調節器8として機能し得る。
図4に非限定的に例示するように、幾つかの実施形態では、上記何れかに記載の構成において、タンク6内に不凝縮ガス65が封入されていてもよい。
なお、本開示の少なくとも一実施形態に係る冷却システム1は、例えば、高密度発熱体(例えば、パワー半導体(パワーデバイス)を含む)の冷却技術に用いて有効である。
図5は、他の実施形態に係る冷却システム1の構成例を示す概略図である。図6~図8は、図5の冷却システム1が備える第1冷却ライン40の一部を抜き出して示す概略図である。図9は、冷媒60の温度と飽和圧力との関係を示す例示である。また、図10は、本開示の少なくとも一実施形態に係る第2コントローラ2の機能を示すブロック図である。
すなわち、幾つかの実施形態では、図7~図8に示すように、冷却システム1は、上述した圧力調節手段9に接続される第2コントローラ2を、さらに備える。この第2コントローラ2は、図10に示すように、上述した冷却部44の内部における冷媒60の圧力(上述した冷却部44の内部圧力P)の測定値Pmを取得する圧力取得部21と、この測定値Pmが規定値Pc以上になるように、圧力調節手段9を制御する制御部22と、を有する。なお、第2コントローラ2は、例えば、上述したようなコンピュータである。
なお、他の幾つかの実施形態では、圧力調節手段9の調節は手動であっても良い。
現在、蒸気ボイラを有する工場や大型エンジンを有する船舶等では、ボイラやエンジンの廃熱を利用して低温・低圧の蒸気を生成し、暖房や加湿用途に使用している。今後、世界的なCO2削減要求に伴い再生可能エネルギーの普及が進み、主力のエネルギー源が化石燃料から電力となると(電化社会)、上述のようなボイラやエンジンの廃熱がなくなる。この際、例えば蒸気は専用の装置を用いて生成すると、その分だけコストやエネルギーが必要となる。そこで、パワーデバイスなどの電子デバイス5は200℃から300℃以上に発熱するなど発熱量が高いことから、その廃熱を熱源に蒸気を生成する。
本開示の少なくとも一実施形態に係る冷却システムの制御方法は、電子デバイス5を冷却するための冷却システム1の制御方法であって、冷媒60を貯留するタンク6と電子デバイス5との間で冷媒60を循環可能な第1冷却ライン40を流れる冷媒60の流量を、電子デバイス5の発熱量に応じて調節するステップと、タンク6から第1冷却ライン40とは別系統で設けられている第2冷却ライン50であって、冷媒60を冷却するための第2冷却ライン50を流れる冷媒60の流量を、タンク6内の冷媒60の温度に応じて調節するステップと、を備えている。
また、上述した幾つかの実施形態の各処理を実行するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、当該記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することにより、上述した種々の処理を行ってもよい。
10 コントローラ
11 CPU
12 RAM
13 ROM
14 バス
15 冷媒流量管理プログラム
17 データベース
18 テーブル
2 第2コントローラ
21 圧力取得部
22 制御部
26 圧力計
31 第1温度センサ
32 第2温度センサ
40 第1冷却ライン(電子デバイスの冷却ライン)
42 サブ経路
44 冷却部
5 電子デバイス(被冷却体)
5b ベース
50 第2冷却ライン(冷媒の冷却ライン)
51 1次循環ライン
52 2次循環ライン
53 第1熱交換器(サブクーラー)
54 第2熱交換器(チラー)
6 タンク(冷媒容器)
60 冷媒(冷却流体)
65 不凝縮ガス
7A 第1ポンプ(第2)
7B 第2ポンプ
72 気液分離器
74 蒸気利用装置
8 流量調節器
9 圧力調節手段
91 第1調節手段
91c 制御弁
91m バルブ
92 第2調節手段
S 廃熱利用システム
I 指令値
P 冷却部の内部における冷媒の圧力
Pm 圧力の測定値
Pc 規定値
p 流路
Claims (21)
- 電子デバイスを冷却するための冷却システムであって、
冷媒を貯留するタンクと、
前記タンクと前記電子デバイスとの間で前記冷媒を循環可能な第1冷却ラインと、
前記タンクから前記第1冷却ラインとは別系統で設けられ、前記冷媒を冷却するための第2冷却ラインと、
前記第1冷却ラインにおける前記冷媒の流量を調節可能な第1ポンプと、
前記第2冷却ラインにおける前記冷媒の流量を調節可能な流量調節器と、
前記第1ポンプおよび前記流量調節器に接続されたコントローラと、
前記タンク内の前記冷媒の温度を検出可能な第2温度センサと、
を備え、
前記第1冷却ラインは、前記電子デバイスとの熱交換により温度上昇した前記冷媒を冷却せずに前記タンクに戻すように構成され、
前記コントローラは、前記電子デバイスの発熱量に応じて前記第1冷却ラインを流れる冷媒の流量を調節するように前記第1ポンプを駆動するとともに、前記第2温度センサからの検出信号に基づき、前記第2冷却ラインを流れる前記冷媒の流量を調節するように前記流量調節器を駆動することで、前記第1冷却ラインと前記第2冷却ラインにおける前記冷媒の流量調節をそれぞれ独立して行うように構成され、
前記コントローラは、前記電子デバイスの前記発熱量が多いタイミングで前記第1ポンプを高出力で駆動して前記第1冷却ラインを流れる冷媒の流量を増やすように構成された
ことを特徴とする冷却システム。 - 電子デバイスを冷却するための冷却システムであって、
冷媒を貯留するタンクと、
前記タンクと前記電子デバイスとの間で前記冷媒を循環可能な第1冷却ラインと、
前記タンクから前記第1冷却ラインとは別系統で設けられ、前記冷媒を冷却するための第2冷却ラインと、
前記第1冷却ラインにおける前記冷媒の流量を調節可能な第1ポンプと、
前記第2冷却ラインにおける前記冷媒の流量を調節可能な流量調節器と、
前記第1冷却ラインに設けられた、前記電子デバイスを冷却するための冷却部の内部における前記冷媒の圧力を調節するための圧力調節手段と、
前記圧力調節手段に接続される第2コントローラと、
を備え、
前記圧力調節手段は、前記第1冷却ラインにおける前記電子デバイスの下流側と前記タンクとの間に設けられた、上流側の圧力を下流側の圧力よりも高くすることが可能な第1調節手段を含み、
前記第2コントローラは、
前記冷却部の内部における前記冷媒の圧力の測定値を取得する圧力取得部と、
前記冷却部の内部における気泡の発生が抑制されるよう、前記測定値が規定値以上になるように、前記圧力調節手段を制御する制御部と、を有する
冷却システム。 - 前記冷却システムは、前記第1ポンプに接続されたコントローラを備え、
前記コントローラは、前記電子デバイスの発熱量に応じて前記第1冷却ラインを流れる冷媒の流量を調節するように前記第1ポンプを駆動するように構成されていてもよいことを特徴とする請求項2に記載の冷却システム。 - 前記コントローラは、前記電子デバイスの通電量に基づき、前記第1冷却ラインを流れる前記冷媒の流量を調節するように前記第1ポンプを駆動するように構成されてもよいことを特徴とする請求項1又は3に記載の冷却システム。
- 前記冷却システムは、前記電子デバイスの発熱量を検出可能な第1温度センサを含み、
前記コントローラは、前記第1温度センサからの検出信号に基づき、前記第1冷却ラインを流れる前記冷媒の流量を調節するように前記第1ポンプを駆動するように構成されていてもよいことを特徴とする請求項4に記載の冷却システム。 - 冷却システムは複数の前記電子デバイスを備え、
前記第1冷却ラインは、各々が複数の前記電子デバイスを個別に冷却可能、且つ、互いに並列な複数のサブ経路を含み、
各々の前記サブ経路には、前記冷媒の流量を個別に調節可能に前記第1ポンプが配置されていてもよいことを特徴とする請求項1~5のいずれか1項に記載の冷却システム。 - 前記第2冷却ラインは、
前記タンクからの前記冷媒を前記タンクに還流させるための1次循環ラインと、
前記1次循環ラインに配置された前記流量調節器としての第2ポンプと、
前記1次循環ラインが通過する第1熱交換器と、
前記第1熱交換器を介して前記1次循環ライン内の前記冷媒を冷却するための2次循環ラインと、
前記2次循環ライン内の前記冷媒を冷却するための第2熱交換器と、を含んでもよいことを特徴とする請求項1~6のいずれか1項に記載の冷却システム。 - 前記第2冷却ラインは、
前記タンク内に配置された第1熱交換器と、
前記タンクからの前記冷媒を冷却するための第2熱交換器と、を含んでもよいことを特徴とする請求項1~7のいずれか1項に記載の冷却システム。 - 前記タンク内に不凝縮ガスが封入されていてもよいことを特徴とする請求項1~8のいずれか1項に記載の冷却システム。
- 前記冷却システムは、前記タンク内の前記冷媒の温度を検出可能な第2温度センサを含み、
前記コントローラは、前記第2温度センサからの検出信号に基づき、前記第2冷却ラインを流れる前記冷媒の流量を調節するように前記流量調節器を駆動するように構成されていてもよいことを特徴とする請求項3に記載の冷却システム。 - 前記第1冷却ラインに設けられた、前記電子デバイスを冷却するための冷却部の内部における前記冷媒の圧力を調節するための圧力調節手段を、さらに備えることを特徴とする請求項1に記載の冷却システム。
- 前記圧力調節手段は、前記第1冷却ラインにおける前記電子デバイスの下流側と前記タンクとの間に設けられた、上流側の圧力を下流側の圧力よりも高くすることが可能な第1調節手段を含むことを特徴とする請求項11に記載の冷却システム。
- 前記第1調節手段は、制御弁であることを特徴とする請求項12に記載の冷却システム。
- 前記圧力調節手段は、前記第1冷却ラインにおける前記電子デバイスの上流側と前記タンクとの間に設けられた、下流側の圧力を上流側の圧力よりも高くすることが可能な第2調節手段を、さらに含み、
前記圧力調節手段は、前記第1冷却ラインにおける前記第1調節手段と前記第2調節手段との間の圧力を調節するようになっていることを特徴とする請求項12または13に記載の冷却システム。 - 前記圧力取得部は、前記第1冷却ラインにおける前記電子デバイスの上流側と前記第1調節手段との間に設置された圧力計に接続されることを特徴とする請求項2に記載の冷却システム。
- 前記第1冷却ラインにおける前記電子デバイスの下流側を流れる前記冷媒の気相と液相とを分離するための気液分離器を、さらに備えることを特徴とする請求項11~15のいずれか1項に記載の冷却システム。
- 電子デバイスを冷却するための冷却システムの制御方法であって、
前記電子デバイスの発熱量が多いタイミングで、冷媒を貯留するタンクと前記電子デバイスとの間で前記冷媒を循環可能な第1冷却ラインを流れる冷媒の流量が増えるように、前記電子デバイスの前記発熱量に応じて前記第1冷却ラインを流れる前記冷媒の流量を調節するステップと、
前記第1冷却ラインにおける前記電子デバイスとの熱交換により温度上昇した前記冷媒を冷却せずに前記第1冷却ラインから前記タンクに戻すステップと、
前記タンクから前記第1冷却ラインとは別系統で設けられている第2冷却ラインであって、前記冷媒を冷却するための第2冷却ラインを流れる冷媒の流量を、前記タンク内の冷媒の温度に応じて調節するステップと、を有し、
前記第1冷却ラインと前記第2冷却ラインにおける前記冷媒の流量調節をそれぞれ独立して行う
ことを特徴とする冷却システムの制御方法。 - 電子デバイスを冷却するための冷却システムの制御プログラムであって、
前記電子デバイスの発熱量が多いタイミングで、冷媒を貯留するタンクと前記電子デバイスとの間で前記冷媒を循環可能な第1冷却ラインを流れる冷媒の流量が増えるように、前記電子デバイスの前記発熱量に応じて前記第1冷却ラインを流れる前記冷媒の流量を調節するステップと、
前記第1冷却ラインにおける前記電子デバイスとの熱交換により温度上昇した前記冷媒を冷却せずに前記第1冷却ラインから前記タンクに戻すステップと、
前記タンクから前記第1冷却ラインとは別系統で設けられている第2冷却ラインであって、前記冷媒を冷却するための第2冷却ラインを流れる冷媒の流量を、前記タンク内の冷媒の温度に応じて調節するステップと、をコンピュータに実行させ、前記第1冷却ラインと前記第2冷却ラインにおける前記冷媒の流量調節をそれぞれ独立して行うように構成されることを特徴とする冷却システムの制御プログラム。 - 電子デバイスを冷却するための冷却システムの制御方法であって、
冷媒を貯留するタンクと前記電子デバイスとの間で前記冷媒を循環可能な第1冷却ラインに設けられた、前記電子デバイスを冷却するための冷却部の内部における前記冷媒の圧力の測定値を取得するステップと、
前記冷却部の内部における気泡の発生が抑制されるよう、前記測定値が規定値以上になるように、前記冷却部の内部における前記冷媒の圧力を調節するための圧力調節手段を制御するステップと、を備えることを特徴とする冷却システムの制御方法。 - 電子デバイスを冷却するための冷却システムの制御プログラムであって、
コンピュータに、
冷媒を貯留するタンクと前記電子デバイスとの間で前記冷媒を循環可能な第1冷却ラインに設けられた、前記電子デバイスを冷却するための冷却部の内部における前記冷媒の圧力の測定値を取得するステップと、
前記冷却部の内部における気泡の発生が抑制されるよう、前記測定値が規定値以上になるように、前記冷却部の内部における前記冷媒の圧力を調節するための圧力調節手段を制御するステップと、を実行させる冷却システムの制御プログラム。 - 請求項16に記載の冷却システムと、
前記冷却システムが備える気液分離器で分離された前記冷媒の気相が供給される蒸気利用装置と、備えることを特徴とする廃熱利用システム。
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