JP7263867B2 - 用紙搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、用紙搬送装置および画像形成装置に関する。
用紙の第1面と第2面との両面に画像を形成する画像形成装置が知られている。このタイプの画像形成装置には、搬送されてきた用紙の第1面に転写部でトナー像を転写して定着部でその用紙に定着し、定着後の用紙の搬送方向を反転させて転写部に再度案内する反転搬送路にその用紙を送り込む構成が備えられている。
ここで、定着部では、用紙が加熱および加圧され、その際に用紙に含まれていた水分が水蒸気となって放出される。その放出された水分が、用紙の、これから画像を形成しようとしている第2面に付着すると、その第2面へのトナー像の転写の際に転写不良が発生するおそれがある。
ここで、特許文献1には、定着装置の略直上に位置し、定着装置とともに両面搬送経路を構成する案内部材を設けた外装カバー部材を有し、案内部材と外装カバー部材との間に、記録材搬送方向の断面形状を、記録材搬送方向に直交する方向における両端部より中央部を小さくした凹形状の箱型構造の空洞部が形成された画像形成装置が開示されている。
特開2006-322994号公報
本発明は、第1面に画像が形成されて搬送方向を反転させた用紙への水分の付着を抑える抑制手段を備えない場合と比べ第2面への転写不良を抑えた用紙搬送装置および画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1は、
搬送されながら転写部で第1面にトナー像が転写されさらに定着部で該トナー像が定着された用紙の搬送方向を反転させて該用紙を前記転写部に再度案内する反転搬送路に送り込む反転手段と、
前記反転手段による反転直前の用紙の後端よりも前記反転搬送路側に設けられ、前記反転搬送路を少なくとも部分的に塞いで水蒸気の流入を抑えるシャッタ手段とを備え、
前記シャッタ手段は、用紙反転前は前記反転搬送路を少なくとも部分的に塞いだ状態にあって前記反転手段により反転した後の用紙で押されて該用紙を該反転搬送路に進入させるシャッタ手段であることを特徴とする用紙搬送装置である。
請求項2は、
前記定着部が、上部に孔が形成されて空気を上方に逃がす開口部材を有し、上方に向かう用紙上のトナー像を定着する定着部であり、
前記反転手段が、前記開口部材を避けて該開口部材の上方にまで用紙を搬送させて該用紙の搬送方向を反転させる手段であって、
前記シャッタ手段が、前記反転手段による反転直前の用紙の後端よりも前記反転搬送路下流側であって、さらに前記開口部材に設けられている開口よりも該反転搬送路下流側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置である。
請求項は、前記シャッタ手段が、フイルム状の部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の用紙搬送装置である。
請求項は、前記フイルム状の部材が、前記用紙が前記反転搬送路に向かって進んできたときの該用紙の前記第1面と対面する側の第1の部材に固定され、該第1面に対する裏面である第2面に面した第2の部材に向かって広がる部材であることを特徴とする請求項に記載の用紙搬送装置である。
請求項は、前記フイルム状の部材が、前記第2の部材に接していることを特徴とする請求項に記載の用紙搬送装置である。
請求項は、前記シャッタ手段が、吸湿性の部材であることを特徴とする請求項に記載の用紙搬送装置である。
請求項は、請求項1からのうちのいずれか1項に記載の用紙搬送装置を備え、用紙の両面に画像を形成することを特徴とする画像形成装置である。
請求項1の用紙搬送装置、並びに請求項の画像形成装置によれば、第1面に画像が形成されて搬送方向を反転させた用紙への水分の付着を抑える抑制手段を備えない場合と比べ、第2面への転写不良が抑えられる。
また、請求項の用紙搬送装置によれば、シャッタ手段を備えない場合と比べ、用紙への水分の付着が抑えられる。
さらに、請求項1の用紙搬送装置によれば、搬送方向が反転する前の用紙に押されて用紙を通過させるシャッタ手段を備えた場合と比べ、反転後の用紙を案内する反転搬送路への水蒸気の進入が抑えられる。
請求項2の用紙搬送装置によれば、シャッタ手段を開口部材に設けられている孔よりも反転搬送路下流側ではない位置に設けた場合と比べ、反転後の用紙を案内する反転搬送路への水蒸気の進入が抑えられる。
請求項の用紙搬送装置によれば、板状のシャッタ手段を備えた場合と比べ、用紙搬送への抵抗力が抑えられる。
請求項および請求項の用紙搬送装置によれば、シャッタ部材に付着した水分は用紙の第1面に付着し、第2面への付着が抑えられる。
請求項の用紙搬送装置によれば、シャッタ手段が非吸湿性の部材である場合と比べ、用紙への水分の付着が抑えられる。
請求項7の用紙搬送装置によれば、シャッタ手段が、用紙幅方向の全幅に亘っては広がっていない場合と比べ、用紙への水分の付着が抑えられる。
本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの内部構成を示した模式図である。 画像欠陥の模式図である。 反転搬送路の、用紙の第2面を案内する案内部材の用紙案内面を示した図である。 転写不良の縦筋の発生原因の説明図である。 図4に示す円R2の部分の拡大図である。 図5と同様、図4に示す円R2の部分の拡大図である。 図5,図6と同様、図4に示す円R2の部分の拡大図である。 反転搬送路での用紙の第2面への水分の付着を抑える抑制手段を有する案内部材の斜視図である。
以下、本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の一実施形態としてのプリンタの内部構成を示した模式図である。このプリンタには、本発明の一実施形態としての用紙搬送装置が組み込まれている。
このプリンタ20は、1列に配列された4つの像形成部50Y,50M,50C,50Kを有する。これらの像形成部50Y,50M,50C,50Kでは、それぞれ、イエロー(Y),マゼンタ(M),シアン(C),黒(K)の各色トナーによるトナー像が形成される。ここでは、これらの像形成部50Y,50M,50C,50Kに共通の説明については、トナーの色の区別を表わす、Y,M,C,Kの符号を省略し、像形成部50と表記する。像形成部以外の他の構成要素についても同様である。
各像形成部50には、感光体51が備えられている。この感光体51は、駆動力を受けて矢印A方向に回転しながら、その表面に静電潜像が形成され、さらに現像によりトナー像が形成される。
各像形成部50に備えられている各感光体51の周りには、帯電器52、露光器53、現像器54、1次転写器62、およびクリーナ55が備えられている。ここで、1次転写器62は、感光体51との間に、後述する中間転写ベルト61を挟んだ位置に置かれている。この1次転写器62は、像形成部50ではなく、後述する中間転写部60に備えられている要素である。
帯電器52は、感光体51の表面を一様に帯電する。
露光器53は、一様に帯電された感光体51に、画像信号に基づいて変調された露光光を照射して、感光体51上に静電潜像を形成する。
現像器54は、感光体51上に形成された静電潜像を、各像形成部50に応じた色のトナーで現像して、感光体51上にトナー像を形成する。
1次転写器62は、感光体51上に形成されたトナー像を、後述する中間転写ベルト61上に転写する。
クリーナ55は、転写後の感光体51上の残留トナー等を感光体51上から取り除く。
4つの像形成部50の上部には、中間転写部60が配置されている。そして、この中間転写部60には、中間転写ベルト61が備えられている。この中間転写ベルト61は、駆動ローラ63a、従動ローラ63b、張架ローラ63c,63d等の複数のローラに支持されている。そして、この中間転写ベルト61は、駆動ローラ63aに駆動されて、4つの像形成部50に備えられている4つの感光体51に沿う経路を含む循環経路上を、矢印B方向に循環移動する。
各感光体51上のトナー像は、1次転写器62の作用により、中間転写ベルト61上に順次重なるように転写される。そして、中間転写ベルト61上に転写されたトナー像は、その中間転写ベルト61により、2次転写位置T2に搬送される。この2次転写位置T2には2次転写器71が備えられており、中間転写ベルト61上のトナー像は、その2次転写器71の作用により、その2次転写位置T2に搬送されてきた用紙P上に転写される。用紙Pの搬送については後述する。用紙Pへのトナー像の転写後の中間転写ベルト61上に残存するトナー等は、クリーナ64により、その中間転写ベルト61から取り除かれる。
中間転写部60の上部には、各色のトナーが収容されたトナーカートリッジ100が備えられている。現像器54内のトナーが現像により消費されると、対応する色のトナーを収容したトナーカートリッジ100から、トナーが、不図示のトナー補給路を通って現像器54に補給される。トナーカートリッジ100は装置筐体90に対し着脱自在に構成されており、空になると取り出されて、新たなトナーカートリッジ100が装着される。
用紙トレイ21からは、ピックアップローラ23により用紙Pが1枚取り出され、捌きローラ24により1枚のみに分離され、その分離された1枚の用紙Pが搬送ローラ25により、搬送路上を矢印C方向に、タイミング調整ローラ26まで搬送される。このタイミング調整ローラ26まで搬送されてきた用紙Pは、そのタイミング調整ローラ26により、中間転写ベルト61上のトナー像が2次転写位置T2に到達するタイミングに合わせて2次転写位置T2に到達するように、その2次転写位置に向かって送り出される。タイミング調整ローラ26により送り出された用紙Pは、2次転写位置T2において、2次転写器71の作用により、中間転写ベルト61からトナー像の転写を受ける。トナー像の転写を受けた用紙Pは、さらに矢印D方向に搬送されて定着器72を通過する。用紙P上のトナー像は、この定着器72により加熱および加圧を受けて用紙P上に定着される。これにより、用紙P上には、定着されたトナー像からなる画像がプリントされる。定着器72によりトナー像の定着を受けた用紙は、搬送ローラ27によりさらに矢印E方向に搬送され、排紙ローラ28により、排紙口29から排紙トレイ22上に送り出される。
このプリンタ20は、用紙の両面に画像をプリントする機能を有する。用紙の両面に画像をプリントするときは、先ずは上記と同様にして用紙の第1面に画像をプリントし、その用紙を排紙トレイ22上に、この図1に一点鎖線で示す途中位置まで排出する。そして、用紙がその途中位置まで排出された段階で排紙ローラ28が逆回転する。すると、用紙は、今度は矢印Fの向きに進み、2つの案内部材41,42に挟まれた反転搬送路をを通り、搬送ローラ31によりさらに矢印G方向に搬送されて、再度、タイミング調整ローラ26に到達する。そして、その用紙は、中間転写ベルト61上の、第2面用のトナー像が2次転写位置T2に到達するタイミングに合わせて2次転写位置T2に到達するように、その2次転写位置に向かって送り出される。2次転写位置T2では、用紙の第2面にトナー像が転写され、転写後の用紙が矢印D方向に搬送されて定着器72により定着され、さらに矢印E方向に搬送され、排紙ローラ28により、今度は排紙トレイ22上に排出される。この排紙トレイ22上に排出された用紙には、その両面に画像がプリントされている。
図1に示したプリンタ20には、以下に説明する画像欠陥の発生を抑える技術が採用されている。ここでは、先ずは、その技術を採用しなかった場合に発生するおそれのある画像欠陥について説明する。
図2は、画像欠陥の模式図である。
この用紙P上の、第2面にプリントされた画像(不図示)には、この図2に示すような、転写不良の縦筋Hが発生している。この転写不良の縦筋Hは用紙搬送方向に延びている。そして、この縦筋Hは、第2面にプリントされた画像にのみ発生する。
図3は、反転搬送路の、用紙の第2面を案内する案内部材の用紙案内面を示した図である。
図1に示す排紙ローラ28が反転すると、用紙は、案内部材41,42に挟まれた反転搬送路を矢印Fの向きに進む。このとき用紙の第2面は、案内部材42側を向いた姿勢となっている。この案内部材42の、用紙側を向いた壁面にはリブ421が形成されている。このため、用紙は、その第2面をリブ421に触れながら反転搬送路を矢印F方向に進む。
図2に示した用紙P上の転写不良の縦筋Hは、用紙Pの第2面の、ちょうどこのリブ421に触れる箇所と一致している。
図4は、転写不良の縦筋の発生原因の説明図である。この図4は、この転写不良の発生を防ぐ技術を導入する前における、図1に示した円R1の部分の拡大図である。
温湿度が高い環境下では、用紙の第1面への画像のプリントの過程で用紙が定着器72を通過する際に用紙の水分が蒸発して水蒸気が発生し、この図3に点線で示すように、その水蒸気が上方に拡散する。ここに示す例における定着器72には、その上方に、開口部材721を備えている。この開口部材721は、両面プリントのときに用紙を2つの案内部材41,42で挟まれた反転搬送路に案内するもう1つの案内部材でもある。この開口部材721には、定着器72で発生する熱で温められた空気を逃がすための複数の孔721aが設けられている。このため、用紙から発生する水蒸気もその孔721aを通って上昇することになる。そして、この水蒸気の一部は反転搬送路に流れ込んで、案内部材41,42に付着して結露する。この現象が両面プリントのときの第1面のプリントのときに発生し、その用紙が反転搬送路に入り込むと、案内部材41,42に接して結露した水分が用紙に付着する。特に、案内部材42は用紙の第2面側であり、案内部材42に接して結露した水分が用紙に付着すると、2次転写位置T2における第2面へのトナー像の転写の際に転写不良を生じさせる。用紙は、反転搬送路を、案内部材42のリブ421に接し、リブ421どうしの間の溝422からは浮いた状態で案内される。このため、リブ421に対応した部分に水分が付着しがちであり、第2面の画像上に図2に示すような転写不良の縦筋Hが現れることがある。
図1に示す、本発明の画像形成装置および用紙搬送装置の実施形態であるプリンタ10には、上記の転写不良を抑えるために、反転搬送路での用紙への水分の付着を抑える抑制手段が設けられている。この抑制手段は、用紙の第2面への水分の付着を抑える手段である。
この抑制手段を実現する実現手段としては、大きく分けて、シャッタ手段を備えることと、吸湿性の部材を用いることとの2種類の実現手段が存在する。シャッタ手段自体が吸湿性の部材であってもよい。以下、順に説明する。
シャッタ手段は、反転搬送路を少なくとも部分的に塞いで水蒸気の流入を抑え、図1に示す排紙ローラ28の反転により矢印Fの方向に進んできた用紙で押されて用紙を反転搬送路に進入させる手段である。
図5は、図4に示す円R2の部分の拡大図である。ただし、図4とは異なり、この図5には、シャッタ手段の第1例が示されている。
この図5に示すシャッタ手段11は、例えばPET等の素材からなるフイルム状の部材である。このシャッタ手段11であるフイルム状の部材は、用紙が反転搬送路に向かって進んできたときの用紙の第1面と対面する側の開口部材721に固定され、その第1面に対する裏面である第2面に面した案内部材42に向かって広がっている。そして、この図5に示すシャッタ手段11は、案内部材42に接している。また、このシャッタ手段11は、図5の紙面に垂直な向き、すなわち、用紙の、矢印Fで示す搬送方向に交わる幅方向の全幅に亘って広がっている。このシャッタ手段11は、案内部材42の、図3に示すリブ421に接し、リブ421とリブ421との間の溝422の部分には空間がある。このため、水蒸気がその空間を通ってシャッタ手段11を通り抜けるおそれがある。ただし、その空間を通ってシャッタ手段11を通り抜けた水蒸気は、主には案内部材42の溝422を濡らすことになり、リブ421は強くは濡れずに済む。このため、図2に示したような転写不良は生じにくい。あるいは、シャッタ手段11の案内部材42側の端縁に切れ目を入れて、リブ421だけでなく、リブ421どうしの間の溝422の底にも接する構成としてもよい。
用紙が矢印Fの方向に進行してくると用紙がシャッタ手段11を押して反転搬送路の下流側への入口が開き、用紙が反転搬送路の下流側に進むことができる。その際に、用紙はシャッタ手段11に触れながら進み、シャッタ手段11自体に付着していた水分が用紙に移るおそれがある。ただし、シャッタ手段11には用紙の第1面が触れるのであって、第2面は触れず、大きな問題とはならない。
ここで、このシャッタ手段11の素材は、例えばPETであると説明したが、吸湿性の繊維等からなる、吸湿性の素材で構成してもよい。その場合は、用紙の第1面に水分が移ることも抑制される。
図6は、図5と同様、図4に示す円R2の部分の拡大図である。ただし、この図6には、シャッタ手段の第2例が示されている。
この第2例のシャッタ手段12は、板材で構成されている。そして、このシャッタ手段12は、用紙が反転搬送路に向かって進んできたときの用紙の第1面と対面する側の開口部材721に回転自在に支持され、その第1面に対する裏面である第2面に面した案内部材42に向かって広がっている。また、この第2例のシャッタ手段12は、用紙の、矢印Fで示す搬送方向に交わる幅方向の全幅に亘って広がり、用紙の通過の邪魔にならない幅方向両端で、ばね部材122により引っ張られて案内部材42に接している。用紙が矢印Fの向きに進んでくると、その用紙でシャッタ部材62が押されて開き、用紙は反転搬送路を下流側に向かって進むことができる。
ここで、このシャッタ手段12についても、案内部材42側の端縁の形状を、リブ421と溝422の双方に接するように凹凸を持った形状としてもよい。
このように、シャッタ手段は、必ずしもフイルム状である必要はない。
図7は、図5,図6と同様、図4に示す円R2の部分の拡大図である。ただし、この図7には、シャッタ手段の第3例が示されている。
この図7に示したシャッタ手段13は、図6に示したシャッタ手段12と同様、板材で構成されている。そして、このシャッタ手段13は、用紙が反転搬送路に向かって進んできたときの用紙の第1面と対面する側の開口部材721に回転自在に支持され、その第1面に対する裏面である第2面に面した案内部材42に向かって広がっている。また、この第3例のシャッタ手段13も、用紙の、矢印Fで示す搬送方向に交わる幅方向の全幅に亘って広がり、用紙の通過の邪魔にならない幅方向両端で、ばね部材132により引っ張られて案内部材42に接している。用紙が矢印Fの向きに進んでくると、その用紙でシャッタ部材63が押されて開き、用紙が反転搬送路を下流側に向かって進むことができる。
この図7に示したシャッタ手段13は、図5,図6に示したシャッタ手段11,62よりも、反転搬送路の上流側に設けられている。シャッタ手段13をこのように上流側に設けると、反転搬送路内への水蒸気の進入を防ぐ点では有利である。そこで、ここでは、シャッタ部材を反転搬送路のどこまで上流側に設置することが可能かを考察する。
用紙Pは、排紙トレイ22の上に、図1に示した位置まで排出されたタイミングで排紙ローラ28の回転方向が反転して、用紙Pを反転搬送路に送り込む。そこで、先ずは、シャッタ手段は、排紙ローラ28の回転方向が反転する直前の用紙の後端PEよりも反転搬送路下流側に設けられている必要がある。
また、定着器72は、その上部に開口部材721を備えている。そして、排紙ローラ28は、その開口部材721を避けてその開口部材721の上方にまで用紙を搬送させてから、用紙の搬送方向を反転させている。
シャッタ手段は、排紙ローラ28による反転直前の用紙Pの後端PEよりも反転搬送路側に設けられているというだけでは不十分であり、さらに、開口部材721に設けられている孔721aよりも反転搬送路下流側に設けられていることが必要である。シャッタ手段は、この条件を満たす限り、反転搬送路のできるだけ上流側に設けられていることが好ましい。
次に、反転搬送路での用紙の第2面への水分の付着を抑える抑制手段のうちのシャッタ手段以外の実現手段について説明する。
図8は、反転搬送路での用紙の第2面への水分の付着を抑える抑制手段を有する案内部材の斜視図である。この案内部材は、抑制手段のない、図3に示す案内部材42に対応する案内部材である。分かり易さのため、この図8に示した案内部材についても図3に示した案内部材と同じ符号を付して説明する。
この案内部材42は、用紙が反転搬送路に進入してきたときのその用紙の第2面と対面する案内面を有し、その案内面の少なくとも一部が、吸湿性の多孔質部材等からなる吸湿性の部材で構成されている。具体的には、この案内部材42は、用紙を案内する案内面に、用紙搬送方向に延びるリブ421を有し、そのリブ421が吸湿性の部材で構成されている。この案内部材42を採用すると、シャッタ手段を設けることなく、用紙の第2面への水分の付着が抑えられる。ただし、シャッタ手段を併用することがさらに好ましい。
なお、この案内部材42は、そのリブ421が吸湿性の部材で構成されている旨、説明したが、リブ421だけでなく、その案内部材42の全体が吸湿性の部材で構成されていてもよい。
以上のいずれかの、反転搬送路での用紙の第2面への水分の付着を抑える抑制手段を備えることにより、水分の付着による第2面への転写不良が抑えられる。
20 プリンタ
22 排紙トレイ
27 搬送ローラ
28 排紙ローラ
29 排紙口
41,42 案内部材
72 定着器
721 開口部材

Claims (8)

  1. 搬送されながら転写部で第1面にトナー像が転写されさらに定着部で該トナー像が定着された用紙の搬送方向を反転させて該用紙を前記転写部に再度案内する反転搬送路に送り込む反転手段と、
    前記反転手段による反転直前の用紙の後端よりも前記反転搬送路側に設けられ、前記反転搬送路を少なくとも部分的に塞いで水蒸気の流入を抑えるシャッタ手段とを備え、
    前記シャッタ手段は、用紙反転前は前記反転搬送路を少なくとも部分的に塞いだ状態にあって前記反転手段により反転した後の用紙で押されて該用紙を該反転搬送路に進入させるシャッタ手段であることを特徴とする用紙搬送装置。
  2. 前記定着部が、上部に孔が形成されて空気を上方に逃がす開口部材を有し、上方に向かう用紙上のトナー像を定着する定着部であり、
    前記反転手段が、前記開口部材を避けて該開口部材の上方にまで用紙を搬送させて該用紙の搬送方向を反転させる手段であって、
    前記シャッタ手段が、前記反転手段による反転直前の用紙の後端よりも前記反転搬送路下流側であって、さらに前記開口部材に設けられている開口よりも該反転搬送路下流側に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の用紙搬送装置。
  3. 前記シャッタ手段が、フイルム状の部材であることを特徴とする請求項1または2に記載の用紙搬送装置。
  4. 前記フイルム状の部材が、前記用紙が前記反転搬送路に向かって進んできたときの該用紙の前記第1面と対面する側の第1の部材に固定され、該第1面に対する裏面である第2面に面した第2の部材に向かって広がる部材であることを特徴とする請求項に記載の用紙搬送装置。
  5. 前記フイルム状の部材が、前記第2の部材に接していることを特徴とする請求項に記載の用紙搬送装置。
  6. 前記シャッタ手段が、吸湿性の部材であることを特徴とする請求項に記載の用紙搬送装置。
  7. 前記シャッタ手段が、前記用紙の、搬送方向に交わる幅方向の全幅に亘って広がっていることを特徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の用紙搬送装置。
  8. 請求項1から7のうちのいずれか1項に記載の用紙搬送装置を備え、用紙の両面に画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
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