JP7259995B2 - 磁気検知システムおよび磁気検知用の表示方法 - Google Patents

磁気検知システムおよび磁気検知用の表示方法 Download PDF

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Description

本発明は、磁気検知システムおよび磁気検知用の表示方法に関する。
従来、磁気センサによって磁性体の検知を行う磁気検知システムが知られている。このような診断支援方法は、たとえば、特開2013―156225号公報に開示されている。
上記特開2013―156225号公報に記載の磁気検知システムは、磁気センサの近傍を通過する磁性体(検知対象)を検知する。この磁気検知システムは、磁気センサと、コンピュータとを備える。磁気センサは、磁気波形(観測データ)を計測する。コンピュータは、観測データに基づく磁性体の検知判定を行う制御部と、制御部による判定結果や観測波形などを表示する表示部とを含む。そして、制御部は、観測データの磁気波形が磁性体に起因する磁気信号か否かを判定することによって、磁性体に起因する磁気信号を検知したと判定した場合に、磁性体に起因する磁気信号が検知されたことを表示部に表示する。
特開2013-156225号公報
しかしながら、上記特開2013―156225号公報に記載の磁気検知システムでは、現時点において取得した磁気波形(磁気信号)が磁性体に起因する信号か否かということが視認可能に表示されており、過去の時点において取得された判定結果は表示されていない。そのため、ユーザは、磁性体に起因する磁気信号を確認するために、取得される判定結果を常時監視する必要がある。これにより、ユーザにとって、磁性体の通過の有無を監視するために、表示された判定結果を常時監視する作業が負担となる。そのため、磁性体の通過の有無を監視するために、判定結果を常時監視することなく、磁性体に起因する磁気信号か否かを確認することが可能な磁気検知システムおよび磁気検知用の表示方法が望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、判定結果を常時監視することなく、磁性体に起因する磁気信号か否かを確認することが可能な磁気検知システムおよび磁気検知用の表示方法を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の第1の局面における磁気検知システムは、水中に設置され、磁気信号を取得する磁気センサと、磁気センサによって取得された磁気信号に基づいて、磁性体の通過の有無についての判定結果を出力する判定部と、判定部によって出力された判定結果を表示する表示部と、判定結果を時系列に沿って視認可能に表示部に表示する制御を行う制御部と、を備え、判定結果は、磁性体の通過の有無についての確度を表す情報を含む
この発明の第2の局面における磁気検知用の表示方法は、水中において検出された磁気信号に基づく、磁性体の通過の有無についての判定結果を取得するステップと、取得された判定結果を時系列に沿って視認可能に表示するステップと、を備え、判定結果を取得するステップは、磁性体の通過の有無についての確度を表す情報を含む判定結果を取得するステップを含む
上記第1の局面における磁気検知システム、および、上記第2の局面における磁気検知用の表示方法では、判定結果を時系列に沿って視認可能に表示する。そのため、ユーザは、時系列に沿って視認可能に表示されている判定結果を視認することによって、判定結果がどの時点においてどのように変化したかということを時系列に沿って認識することができる。そのため、現時点において表示されている判定結果を視認することによって、過去の時点において取得された磁気信号が磁性体に起因する信号か否かということを容易に確認することができる。その結果、現時点においての判定結果のみが表示されている場合とは異なり、ユーザは、磁性体の通過の有無を監視するために、判定結果を常時監視することなく、磁性体に起因する磁気信号か否かを確認することができる。
一実施形態による磁気検知システムの構成を説明するための図である。 一実施形態による磁気検知システムの構成を説明するためのブロック図である。 一実施形態による定常的なノイズに起因する磁気信号と判定結果との表示について説明するための図である。 一実施形態による磁性体の通過に起因する磁気信号と判定結果との表示について説明するための図である。 一実施形態による識別器について説明するための図である。 一実施形態による表示対象期間の増加について説明するための図である。 一実施形態による表示対象期間の減少について説明するための図である。 一実施形態による表示対象期間の拡大表示について説明するための図である。 一実施形態による表示対象期間の全体表示について説明するための図である。 一実施形態による磁気センサの異常出力について説明するための図である。 一実施形態による磁気検知用の表示方法について説明するための図(フローチャート)である。 一実施形態の第1変形例による磁気検知システムの構成を説明するための図である。 一実施形態の第2変形例による磁性体の検出を2段階によって報知するための表示部の表示について説明するための図であって、(A)は第1段階目の磁性体検出情報を説明するための図であり、(B)は第2段階目の磁性体検出情報を説明するための図である。 一実施形態の第3変形例による磁気信号と判定結果とにおいて時間軸が異なる表示について説明するための図である。 一実施形態の第4変形例による磁気信号と判定結果とを重畳して表示する例について説明するための図である。 一実施形態の第5変形例によるグラフ表示ではない判定結果の表示について説明するための図である。 一実施形態の第6変形例による2つの期間における磁気信号の表示について説明するための図である。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に基づいて説明する。
(磁気検知システムの全体構成)
図1~図10を参照して、本発明の一実施形態による磁気検知システム100について説明する。
本実施形態による磁気検知システム100は、図1に示すように、検知領域Qに設置された複数の磁気センサ1、受信部2、および、コンピュータ3、を備える。本実施形態による磁気検知システム100は、磁性体Pに起因する磁気信号Sを検知することによって、磁性体Pの通過を検知するシステムである。磁性体Pの通過(侵入)を監視するユーザは、磁気検知システム100によって出力される判定結果Rに基づいて(表示部32を視認することによって)磁性体Pの通過の有無を把握することが可能である。また、ユーザは、磁性体Pの通過の有無に応じて、対応策を検討することができる。磁気センサ1は、たとえば、港湾などに設けられている。また、磁性体Pは、船舶およびダイバー(潜水士)などを含む。
磁気センサ1は、海中(海底)に設置されている。本実施形態では、磁気センサ1は、磁性体Pの通過の有無を検知する検知領域Qに複数設置されている。磁気センサ1は、たとえば、第1磁気センサ1a、第2磁気センサ1b、第3磁気センサ1c、第4磁気センサ1d、第5磁気センサ1e、第6磁気センサ1f、第7磁気センサ1g、および、第8磁気センサ1hを含む。複数の磁気センサ1の各々は、互いに離間して設置されており、受信部2と有線接続されている。磁気センサ1は、磁性体Pが通過することに起因する磁気信号Sを取得する。また、磁気センサ1は、たとえば、取得した磁気信号Sを、光信号として、陸上に設置された受信部2に出力するように構成されている。そして、磁気センサ1は、所定のサンプリング周期によって取得した磁気信号Sを出力するように構成されている。磁気センサ1は、たとえば、フラックスゲート型センサを含む。また、本実施形態では、所定のサンプリング周期は、0.5秒として設定されている。なお、所定のサンプリング周期は、任意に変更可能である。
受信部2は、磁気センサ1と有線接続されており、磁気センサ1によって取得された磁気信号Sを受信する。そして、受信部2は、受信した光信号である磁気信号Sを電気信号に変換する。また、受信部2は、コンピュータ3と有線接続されているとともに、電気信号に変換された磁気信号Sをコンピュータ3に送信する。
コンピュータ3は、図2に示すように、操作部31と、表示部32と、制御部33と、記憶部34とを含む。コンピュータ3は、たとえば、陸上の監視施設においてユーザが用いるコンピュータ端末である。
操作部31は、ユーザによる入力操作を受け付ける。操作部31は、たとえば、キーボードおよびマウスなどのポインティングデバイスを含む。
表示部32は、図3および図4に示すように、制御部33による制御によって、磁気センサ1によって取得された磁気信号Sと、後述する判定部33bによって出力された判定結果Rとを表示する。また、表示部32は、制御部33による制御によって、表示対象期間Tにおいて取得された磁気信号Sと判定結果Rとを表示するように構成されている。表示部32は、たとえば、液晶ディスプレイを含む。また、表示対象期間Tについての詳細は後述する。
記憶部34は、図2に示すように、制御部33による制御によって、磁気信号Sを記憶する。また、記憶部34は、磁気センサ1によって取得された磁気信号Sを含む測定データDを記憶する。測定データDは、磁気信号Sに加えて、検知領域Qにおける磁気センサ1の位置情報Daと、磁気信号Sを取得した時刻についての時刻情報Dbとを含む。また、測定データDは、磁性体Pの通過が有ったことを示す判定結果Rを含む磁性体検出情報Eを含む。また、記憶部34は、制御部33が実行する各種プログラムと、後述する識別器Mとなどを記憶する。記憶部34は、たとえば、HDD(Hard Disk Drive)または不揮発性メモリなどを含む。
制御部33は、機能的な構成として、前処理部33a、判定部33b、記憶制御部33c、および、表示制御部33dを含む。すなわち、制御部33は、プログラムを実行することによって、前処理部33a、判定部33b、記憶制御部33c、および、表示制御部33dとして機能する。制御部33は、たとえば、CPU(Central Processing Unit)、および、GPU(Graphics Processing Unit)などを含む。
(制御部による制御について)
前処理部33aは、磁気信号Sの前処理を行うように構成されている。すなわち、前処理部33aは、取得された磁気信号Sのうちの高周波ノイズ成分を除去する。前処理部33aは、たとえば、ローパスフィルタを含む。
〈判定結果を取得するための制御について〉
判定部33bは、磁気センサ1によって取得された磁気信号Sに基づいて、磁性体Pの通過の有無についての判定結果Rを出力する。具体的には、判定部33bは、磁気センサ1によって、所定のサンプリング周期(0.5秒ごと)によって取得された磁気信号Sに基づいて生成された磁気波形に対して、機械学習によって生成された学習済みモデルである識別器Mを用いて判定を行うことによって、判定結果Rを出力する。
磁気センサ1によって取得される磁気信号Sは、磁性体Pの通過に起因する信号と定常的なノイズ(雑音)とが含まれる。たとえば、図3に示す磁気信号Sは、定常的なノイズのみの磁気信号Sの例である。そして、図4に示す磁気信号Sは、磁性体Pの通過に起因する磁気信号Sを含む例である。磁性体Pに起因する磁気信号Sは特徴的なピーク(図4のSα)を有する波形となる。なお、図3および図4のグラフでは、横軸が時間であり、縦軸が信号強度である。なお、グラフ表示における縦軸は、信号の強度に応じてスケールを可変に構成されている。すなわち、表示されている信号強度の最大値と最小値とが、それぞれグラフの上端と下端とに位置するように、縦軸のスケールを変動させて表示するように構成されている。
識別器Mは、記憶部34に記憶されている。そして、識別器Mは、図5に示すように、磁性体Pに起因する磁気信号Sをシミュレートすることによって作成されたシミュレーション波形と、実測されたノイズ波形とを用いて学習される。すなわち、シミュレーション波形にノイズ波形を重畳した波形が教師入力データとして学習に用いられる。また、シミュレーション波形は、複数のパラメータを種々の値に設定することにより網羅的に作成される。複数のパラメータは、たとえば、磁性体Pの磁気の方向、進行方向、速度、水中深度、および、横距(横方向の距離)などを含む。そして、識別器Mは、複数のシミュレーション波形を教師入力データとし、教師入力データに対応する磁性体Pの有無を教師出力データとして、機械学習によって生成される。識別器Mを学習する方法としては、たとえば、ニューラルネットワーク、サポートベクターマシンなどが用いられる。
判定部33bは、予め設定された判定期間において磁気センサ1によって取得された磁気信号Sに基づいて、判定結果Rを出力するように構成されている。具体的には、予め設定された判定期間である12分間のうちに取得された磁気信号Sに基づいて、判定結果Rを出力する。また、判定部33bは、磁気信号Sを取得する0.5秒ごとに、磁気信号Sを取得した時点から12分間遡った時点までにおいて取得された磁気信号Sに基づいて生成された磁気波形を入力として、識別器Mを用いて、判定結果Rを出力する。なお、判定期間は任意に変更可能である。
また、判定部33bは、判定結果Rとして、磁性体Pの通過の有無についての確度を表す数値を出力する。判定結果Rは、0~1の間の数値によって表される。そして、判定結果Rは、1に近づくほど磁気信号Sが磁性体Pの通過に起因する磁気信号Sである可能性が高いことを意味する。
〈制御部による記憶の制御について〉
記憶制御部33cは、記憶部34に対する情報の記憶について制御する。記憶制御部33cは、取得した磁気信号Sと、磁性体Pの通過が有ったことを示す判定結果Rを含む磁性体検出情報Eとを記憶部34に記憶させる。磁性体検出情報Eは、磁性体Pの通過が有ったことを示す情報である。具体的には、記憶制御部33cは、判定部33bによって出力された判定結果Rが所定のしきい値(たとえば、0.9)以上の値であった場合に、磁性体Pの通過があった可能性が高いとして、磁性体Pの通過があったことを示す判定結果Rを含む磁性体検出情報Eを記憶部34に記憶する。磁性体検出情報Eは、磁気信号S、位置情報Da、および、時刻情報Dbとともに、測定データDに含まれて記憶される。なお、所定のしきい値は任意に変更可能である。
〈制御部による表示の制御について〉
表示制御部33dは、表示部32の表示についての制御を行う。表示制御部33dは、図3および図4に示すように、磁気信号Sを表示部32に表示する。そして、表示制御部33dは、判定結果Rを時系列に沿って視認可能に表示部32に表示する。また、本実施形態では、表示制御部33dは、判定部33bによって出力された判定結果Rのみならず、磁気センサ1によって取得された磁気信号Sも、時系列に沿って視認可能に表示部32に表示するように構成されている。具体的には、本実施形態では、表示制御部33dは、磁気信号Sと判定結果Rとの各々を、共通の時間軸に沿った表示対象期間Tにおいて時系列に沿って視認可能に表示部32に表示する。また、表示制御部33dは、磁気信号Sと判定結果Rとの各々を、横軸を共通の時間軸として、共通の時間軸に沿ったグラフ表示によって時系列に沿って視認可能に上下に並べて表示する。また、表示制御部33dは、たとえば、磁気信号Sを取得する毎に、磁気信号Sを取得した時点から、判定期間である12分遡った時点までにおいて取得された磁気信号Sに基づいて出力された判定結果Rを取得する。そして、表示制御部33dは、表示対象期間Tにおいて、取得された磁気信号Sと判定結果Rとの各々を、磁気信号Sを取得する毎に更新しながら時系列に沿って視認可能に表示部32に表示するように構成されている。なお、ここで言う「時系列」とは、一定の間隔によって取得されたものに限らず、一定ではない間隔によって取得されたものも含む広い概念を意味するものとして記載している。
たとえば、図3および図4に示すように、表示制御部33dは、0.5秒ごとに磁気信号Sを取得する。そして、表示制御部33dは、磁気信号Sを取得する毎に、取得した時点から12分間遡った時点までの磁気信号Sに基づいて出力される判定結果Rを取得する。すなわち、表示制御部33dは、0.5秒毎に、新たな磁気信号Sと新たな判定結果Rとを取得する。そして、表示制御部33dは、取得した磁気信号Sおよび判定結果Rを、横軸を時間軸、縦軸を磁気信号Sの信号強度および判定結果R(0以上1以下の数値)として、グラフによって表示する。また、表示制御部33dは、グラフによる表示の右端を最新の磁気信号Sおよび判定結果Rの数値として表示する。すなわち、表示制御部33dは、表示対象期間Tの長さを変更せず、0.5秒ごとに表示を更新しながら、所定の表示対象期間T(たとえば、30分)のうちに取得された磁気信号Sおよび判定結果Rを表示部32に表示する。また、表示制御部33dは、磁気信号Sのグラフを上側に表示するとともに、判定結果Rのグラフを下側に並べて表示する。そして、表示制御部33dは、磁気信号Sのグラフと判定結果Rのグラフとの横軸(時間軸)を共通の時間軸として、共通の表示対象期間T(共通の長さの時間)において、磁気信号Sと判定結果Rとを上下に並べて表示する。
また、表示制御部33dは、操作部31に対する入力操作に基づいて、表示対象期間Tを変更するように構成されている。
たとえば、表示制御部33dは、図6に示すように、操作部31に含まれるキーボードに対する入力操作に基づいて、表示対象期間Tの長さを変更する。具体的には、表示対象期間Tが30分である状態において、表示対象期間Tを60分に変更する入力操作が受け付けられた場合に、表示制御部33dは、表示対象期間Tを60分に変更する。すなわち、表示対象期間Tを60分に変更するための入力操作に基づいて、表示制御部33dは、現在の時点から遡って60分前の時点までの磁気信号Sおよび判定結果Rを表示部32に表示する。また、同様に、図7に示すように、表示対象期間Tが30分である状態において、表示対象期間Tを15分に変更する入力操作が受け付けられた場合に、表示制御部33dは、表示対象期間Tを15分に変更する。また、たとえば、操作部31に含まれるマウスに対するドラッグ操作およびホイールボタンの回転操作などによって、表示対象期間Tの長さを変更させるようにしてもよい。
また、表示制御部33dは、操作部31に対する入力操作に基づいて、表示対象期間Tの開始時点と終了時点を任意に変更可能に構成されている。
たとえば、図8に示すように、表示制御部33dは、表示対象期間Tにおいて取得された磁気信号Sおよび判定結果Rが表示部32に表示されている状態において、表示対象期間Tのうちの操作部31に対する入力操作に基づく期間を拡大表示させる制御を行うように構成されている。具体的には、図8の領域Tαが操作部31に含まれるマウスによるドラッグ操作によって選択されたことに基づいて、表示制御部33dは、選択された領域Tαに対応する期間を新たな表示対象期間Tとなるように表示対象期間Tを変更(拡大表示)する。また、操作部31に含まれるキーボードに対する入力操作に基づいて、表示対象期間Tの開始時点と終了時点の時刻を取得するようにしてもよい。
また、図9に示すように、表示制御部33dは、取得した磁気信号Sおよび判定結果Rを詳細表示させるための詳細ボタンAを表示部32に表示する。そして、表示部32に表示された詳細ボタンAの領域に対して、操作部31に含まれるマウスによるクリック操作が行われることに基づいて、表示制御部33dは、記憶部34に記憶されているこれまでに取得した磁気信号Sの全体の表示を行う。たとえば、記憶制御部33cが、24時間ごとに1つの測定データDを記憶部34に記憶するように構成されている場合には、詳細ボタンAに対するクリック操作に基づいて、表示制御部33dは、24時間の間に取得された磁気信号Sと、24時間の間に取得された磁気信号Sに対応する判定結果Rとを表示する。なお、磁気信号Sの全体表示(詳細表示)において、表示対象期間Tは、24時間に限らない。たとえば、3か月間の間に取得された磁気信号Sを一覧で視認可能に表示してもよい。
また、詳細ボタンAに対する入力操作に基づいて、取得された磁気信号Sの全体表示(詳細表示)が行われている状態において、表示制御部33dは、記憶部34に記憶されている判定結果Rを含む磁性体検出情報Eを時系列に沿って視認可能に表示部32に表示する。具体的には、図9に示すように、表示制御部33dは、取得された全体の磁気信号Sおよび判定結果Rと共通の時間軸において、磁性体検出情報Eを取得した時点が磁性体検出情報ボタンE1として視認可能に表示する。また、時系列に沿って表示されている磁性体検出情報Eを取得した時点を表すボタン表示である磁性体検出情報ボタンE1の領域に対するクリック操作に基づいて、表示制御部33dは、クリック(選択)された磁性体検出情報E(磁性体検出情報ボタンE1)に対応する表示対象期間Tにおいて、取得された磁気信号Sと判定結果Rを拡大表示する。たとえば、表示制御部33dは、クリック操作に基づいて選択された磁性体検出情報Eを取得した時点よりも15分前の時点から、選択された磁性体検出情報Eを取得した時点よりも15分後の時点までの30分間を、表示対象期間Tとして取得する。そして、表示制御部33dは、取得された表示対象期間Tにおいて記憶部34に記憶された磁気信号Sと、表示対象期間Tにおいて記憶部34に記憶された磁気信号Sに対応する判定結果Rとの各々を、時系列に沿って視認可能に表示部32に表示する。
上記のように、表示制御部33dは、操作部31に対する入力操作に基づいて、表示対象期間Tを変更することによって、任意の時点から任意の時点までの磁気信号Sおよび判定結果Rを拡大表示させる。
また、表示制御部33dは、判定部33bによって出力された判定結果Rが所定のしきい値(たとえば、0.9)以上である場合には、磁性体Pの通過が有ったことを示す判定結果Rを含む磁性体検出情報Eを報知する。すなわち、表示制御部33dは、たとえば、音声出力によって、判定結果Rの値と、磁性体Pの通過の可能性が高いことを報知する。また、図4に示すように、表示制御部33dは、判定部33bによって出力された判定結果Rが所定のしきい値(たとえば、0.9)以上である場合には、磁性体検出情報Eを報知するための表示と、磁気信号Sおよび判定結果Rについての表示とを表示部32に並べて表示するように構成されている。
また、表示制御部33dは、図10に示すように、磁気信号Sに基づいて、磁気センサ1の出力異常と判定した場合には、磁気信号Sおよび判定結果Rの表示を停止させるように構成されている。具体的には、表示制御部33dは、取得された磁気信号Sの信号強度が強すぎる場合、または、取得された磁気信号Sの信号強度が弱すぎる場合には、磁気センサ1の出力異常であると判定する。表示制御部33dは、磁気センサ1の出力異常であると判断した場合には、磁気センサ1が出力異常であると判定されている期間Tβにおいて磁気信号Sおよび判定結果Rの表示を停止する。そして、磁気センサ1が出力異常であることを報知するための表示Eαを行う。なお、判定結果Rの表示のみを停止させて磁気信号Sの表示は停止させないように、表示制御部33dを構成してもよい。
(磁気検知用の表示方法について)
次に、図11を参照して、本実施形態による磁気検知システム100を用いた磁気検知用の表示方法について説明する。
まず、ステップ101において、水中に設置された磁気センサ1によって、磁気信号Sが取得される。
次に、ステップ102において、取得された磁気信号Sにローパスフィルタが用いられて、高周波ノイズ成分が除去される。
次に、ステップ103において、取得された磁気信号Sを含む測定データDが記憶部34に記憶される。
次に、ステップ104において、取得された磁気信号Sに基づいて、磁気センサ1の出力異常か否かが判断される。磁気センサ1の出力異常と判定された場合には、磁気信号Sおよび判定結果Rの表示が停止されて、ステップ109に進む。磁気センサ1の出力異常と判断されなかった場合には、ステップ105に進む。
ステップ105では、磁気信号Sを取得した時点から判定期間である12分遡った時点までにおいて取得された磁気信号Sに基づいて出力された判定結果Rが取得される。
次に、ステップ106において、磁気信号Sおよび判定結果Rが時系列に沿って視認可能に表示部32に表示される。
次に、ステップ107において、ステップ106において取得された判定結果Rの値がしきい値以上であるか否かの判断が行われる。取得された判定結果Rがしきい値以上であると判断された場合には、ステップ108に進む。取得された判定結果Rがしきい値よりも小さい値であった場合には、ステップ109に進む。
ステップ108では、磁性体Pの通過に起因する磁気信号Sを取得した可能性が高いことを示す磁性体検出情報Eが取得される。そして、磁性体検出情報Eが測定データDに含まれて記憶される。また、磁性体検出情報Eを報知するための表示が表示部32に表示される。そして、ステップ109に進む。
ステップ109では、表示対象期間Tを変更するための入力操作を受け付けたか否かが判断される。表示対象期間Tを変更するための入力操作を受け付けたと判断された場合にはステップ110に進む。表示対象期間Tを変更するための入力操作を受け付けたと判断されなかった場合にはステップ111に進む。
ステップ110では、操作部31に対する入力操作に基づいて、表示対象期間Tが変更される。そしてステップ111に進む。
ステップ111では、記憶部34に記憶された磁性体検出情報Eを選択するための選択操作を受け付けたか否かが判断される。記憶された磁性体検出情報Eを選択するための選択操作を受け付けたと判断された場合はステップ112に進む。記憶された磁性体検出情報Eを選択するための選択操作を受け付けたと判断されなかった場合には、ステップ113に進む。
ステップ112では、選択操作に基づいて、表示対象期間Tが、選択された磁性体検出情報Eを取得した時点の以前と以後との少なくとも一方を含む表示対象期間Tに変更される。そして、選択された磁性体検出情報Eを取得した時点の以前と以後との少なくとも一方を含む表示対象期間Tおける記憶された磁気信号Sと、表示対象期間Tにおける記憶された磁気信号Sに対応する判定結果Rとの各々が、時系列に沿って視認可能に表示部32に表示される。そして、ステップ113に進む。
ステップ113では、取得された磁気信号Sから、所定のサンプリング周期(0.5秒)経過した後に、新たな磁気信号Sが取得される。そして、ステップ103へと戻る。
なお、ステップ109~112における、入力操作に基づいて表示対象期間Tを変更させる制御と、記憶された磁性体検出情報Eを選択することに基づいて表示対象期間Tを変更させる制御とは、どのタイミングで行われてもよい。また、ステップ104における、磁気センサ1の出力異常の判定は、どのタイミングで行われてもよい。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態の磁気検知システム100では、上記のように、判定結果Rを時系列に沿って視認可能に表示する。そのため、ユーザは、時系列に沿って視認可能に表示されている判定結果Rを視認することによって、判定結果Rがどの時点においてどのように変化したかということを時系列に沿って認識することができる。そのため、現時点において表示されている判定結果Rを視認することによって、過去の時点において取得された磁気信号Sが磁性体Pに起因する信号か否かということを容易に確認することができる。その結果、現時点においての判定結果Rのみが表示されている場合とは異なり、ユーザは、磁性体Pの通過の有無を監視するために、判定結果Rを常時監視することなく、磁性体Pに起因する磁気信号Sか否かを確認することができる。
また、上記実施形態では、以下のように構成したことによって、更なる効果が得られる。
すなわち、本実施形態では、上記のように、表示制御部33d(制御部33)は、判定部33bによって出力された判定結果Rのみならず、磁気センサ1によって取得された磁気信号Sも、時系列に沿って視認可能に表示部32に表示するように構成されている。このように構成すれば、判定結果Rのみならず、磁気信号Sも過去に遡って確認することができる。そのため、過去に取得された判定結果Rが、どのような磁気信号Sによって出力されたものかを確認する際に、過去に出力された磁気信号Sを、表示部32を視認することによって容易に確認することができる。その結果、過去に磁性体Pに起因する磁気信号Sであると判定部33bによって判定された磁気信号Sがどのような磁気信号S(磁気波形)であるかをユーザが表示部32を視認することによって容易に確認することができる。
また、本実施形態では、上記のように、表示部32は、表示制御部33d(制御部33)による制御によって、表示対象期間Tにおいて取得された磁気信号Sと判定結果Rとを表示するように構成されており、表示制御部33d(制御部33)は、磁気信号Sと判定結果Rとの各々を、共通の時間軸に沿った表示対象期間Tにおいて時系列に沿って視認可能に表示部32に表示する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、磁気信号Sと判定結果Rとが共通の時間軸に沿って表示されているため、ユーザは、磁気信号Sを取得した時点と、判定結果Rを取得した時点とを、容易に見比べることができる。そのため、取得された判定結果Rと、判定結果Rを出力した時点に取得された磁気信号Sとを、過去に遡って容易に見比べることができる。その結果、過去の時点における判定結果Rと磁気信号Sとを対比させながら見比べることができるので、過去の時点において取得された判定結果Rがどのような磁気信号Sによって取得されたものであるかを容易に確認することができる。これにより、過去の時点において取得された磁気信号Sについて、磁性体Pに起因する磁気信号Sであるか否かを容易に確認することができる。
また、本実施形態では、上記のように、判定結果Rは、磁性体Pの通過の有無についての確度を表す数値であり、表示制御部33d(制御部33)は、磁気信号Sと判定結果Rとの各々を、共通の時間軸に沿ったグラフ表示によって時系列に沿って視認可能に表示部32に表示する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、判定結果Rが数値および文字などによって表示部32に表示されている場合に比べて、判定部33bによる判定結果R(確度)の大小について表示部32を視認することによってより容易に認識することができる。そのため、磁性体Pが通過したか否かについての情報を時系列に沿ってより容易に認識することができる。
また、本実施形態では、上記のように、表示制御部33d(制御部33)は、磁気信号Sと判定結果Rとの各々を、横軸を共通の時間軸として、時系列に沿って視認可能に表示部32に上下に並べて表示する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、上下に並べて表示されている磁気信号Sについての表示と判定結果Rについての表示とを容易に見比べることができる。そのため、時系列にそって、磁気信号Sと判定結果Rとを容易に見比べながら確認することができる。
また、本実施形態では、上記のように、判定部33bは、予め設定された判定期間において磁気センサ1によって取得された磁気信号Sに基づいて、判定期間における磁性体Pの通過の有無についての判定結果Rを出力するように構成されており、表示制御部33d(制御部33)は、磁気信号Sを取得する毎に、磁気信号Sを取得した時点から判定期間遡った時点までにおいて取得された磁気信号Sに基づいて出力された判定結果Rを取得するとともに、表示対象期間Tにおいて取得された磁気信号Sと判定結果Rとの各々を、磁気信号Sを取得する毎に更新しながら、時系列に沿って視認可能に表示部32に表示するように構成されている。このように構成すれば、磁気信号Sを取得する毎に、磁性体Pの通過の有無について判定を行うことができる。その結果、複数の磁気信号Sを取得した後に判定を行う場合に比べて、小さい時間間隔において、磁性体Pの有無について判定を行うことができるので、磁性体Pの通過の見落としを抑制することができる。ここで、判定期間の長さにばらつきがある場合には、出力される判定結果Rの精度にばらつきが生じる。この点を考慮して、本実施形態では、判定部33bを、予め設定された判定期間において磁気センサ1によって取得された磁気信号Sに基づいて、判定期間における磁性体Pの通過の有無についての判定結果Rを出力するように構成する。そのため、出力される判定結果Rの精度のばらつきを抑制することができる。そのため、過去に取得された複数の判定結果Rを比較しながら、検討および分析する際に、精度のばらつきを考慮に入れる必要がないため、容易に検討及び分析を行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、表示制御部33d(制御部33)は、取得した磁気信号Sと、磁性体Pの通過が有ったことを示す判定結果Rを含む磁性体検出情報Eとを、記憶部34に記憶させるとともに、磁性体検出情報Eを取得した時点の以前と以後との少なくとも一方を含む表示対象期間Tにおける記憶部34に記憶された磁気信号Sと、表示対象期間Tにおける記憶された磁気信号Sに対応する判定結果Rとの各々を、時系列に沿って視認可能に表示部32に表示するように構成されている。このように構成すれば、過去の時点において出力された判定結果Rのうちから、磁性体検出情報Eを取得した時点のみを容易に参照することができる。また、磁性体検出情報Eを取得した時点の以前と以後との少なくとも一方を含む表示対象期間Tにおける磁気信号Sを、容易に視認することができるため、過去の期間における磁性体検出情報Eと、磁性体検出情報Eを取得した際に取得されていた磁気信号Sを容易に確認することができる。その結果、記憶部34に記憶されている磁気信号Sが膨大な情報である場合にも、磁性体検出情報Eを取得した磁気信号Sを容易に抽出することができるため、長期間に亘る監視データを分析する際の作業負担を軽減することができる。
また、本実施形態では、上記のように、ユーザによる入力操作を受け付ける操作部31をさらに備え、表示制御部33d(制御部33)は、操作部31に対する入力操作に基づいて、表示対象期間Tを変更するように構成されている。このように構成すれば、表示対象期間Tをユーザの所望の期間に容易に変更させることができる。そのため、表示対象期間Tの長さ、および、時点を容易に変更することができるので、取得された磁気信号Sおよび判定結果Rのうちから、所望の期間を容易に表示させることができる。
また、本実施形態では、上記のように、表示制御部33d(制御部33)は、表示対象期間Tにおいて取得された磁気信号Sおよび判定結果Rが表示部32に表示されている状態において、表示対象期間Tのうちの操作部31に対する入力操作に基づく期間を拡大表示させる制御を行うように構成されている。このように構成すれば、表示部32に表示されている磁気信号Sについての表示と判定結果Rについての表示のうち、より詳しく参照したい部分を容易に拡大させることができる。そのため、取得された磁気信号Sおよび判定結果Rを分析する際に、より容易に詳細を参照することができる。
また、本実施形態では、上記のように、判定結果Rは、磁性体Pの通過の有無についての確度を表す数値であり、表示制御部33d(制御部33)は、判定部33bによって出力された判定結果Rが所定のしきい値以上である場合には、磁性体Pの通過が有ったことを示す判定結果Rを含む磁性体検出情報Eを報知するとともに、磁性体検出情報Eを報知するための表示と、判定結果Rについての表示とを、表示部32に並べて表示するように構成されている。このように構成すれば、磁性体Pの通過が有った可能性が高い場合に、磁性体Pの通過について容易に認識させることができる。そのため、磁性体Pの通過の可能性が高いとされる判定結果Rを取得したことをユーザが見落とすことを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、表示制御部33d(制御部33)は、磁気信号Sに基づいて、磁気センサ1の出力異常と判定した場合には、判定結果Rの表示を停止させるように構成されている。このように構成すれば、磁気センサ1に異常が発生した場合に、不正確な表示を表示部32に表示することを抑制することができる。そのため、磁気センサ1の異常が発生した場合に、誤った表示によってユーザが誤った判断をすることを抑制することができる。
(本実施形態による磁気検知用の表示方法の効果)
本実施形態の磁気検知用の表示方法では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態の磁気検知用の表示方法では、上記のように構成することにより、判定結果Rを時系列に沿って視認可能に表示する。そのため、時系列に沿って視認可能に表示されている判定結果Rを視認することによって、判定結果Rがどの時点においてどのように変化したかということを時系列に沿って認識することが可能なように磁気検知用の表示を行うことができる。そのため、現時点において表示されている判定結果Rを視認することによって、過去の時点において取得された磁気信号Sが磁性体Pに起因する信号か否かということを容易に確認することが可能なように磁気検知用の表示を行うことができる。その結果、現時点においての判定結果Rのみが表示されている場合とは異なり、磁性体Pの通過の有無を監視するために、判定結果Rを常時監視することなく、磁性体Pに起因する磁気信号Sか否かを確認することが可能な磁気検知用の表示方法を提供することができる。
また、本実施形態では、上記のように、磁気信号Sを取得するステップ101をさらに備え、判定結果Rを時系列に沿って視認可能に表示するステップ106は、判定結果Rのみならず、磁気信号Sも、時系列に沿って視認可能に表示するステップ106である。これにより、判定結果Rのみならず、磁気信号Sも過去に遡って確認することができる。そのため、過去に取得された判定結果Rが、どのような磁気信号Sによって出力されたものかを確認する際に、過去に出力された磁気信号Sを視認することによって容易に確認することができる。その結果、過去に磁性体Pに起因する磁気信号Sであると判定部33bによって判定された磁気信号Sがどのような磁気信号S(磁気波形)であるかをユーザが表示部32を視認することによって容易に確認することができる。
[変形例]
なお、今回開示された実施形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく請求の範囲によって示され、さらに請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更(変形例)が含まれる。
(第1変形例)
たとえば、上記実施形態では、ユーザの用いるコンピュータ3の制御部33に、判定部33bが含まれる例を示したが、本発明は、これに限られない。たとえば、図12に示す第1変形例による磁気検知システム200のように、コンピュータ203は、インターネットなどのネットワークNを介して、クラウド(クラウドコンピューティング)上に構築されているデータベース204と通信可能に構成されていてもよい。すなわち、コンピュータ203は、取得した磁気信号Sを、ネットワークNを介して、クラウド上に構築されているデータベース204に含まれる判定部233bに送信する。そして、判定部233bは、送信された磁気信号Sに基づいて、データベース204に記憶されている識別器Mを用いて判定結果Rを出力する。コンピュータ203の制御部233(表示制御部)は、判定部233bの出力した判定結果Rを取得するとともに、磁気センサ1によって取得された磁気信号Sと、判定部233bによって出力された判定結果Rとを、時系列に沿って視認可能に表示部に表示するようにしてもよい。
(第2変形例)
また、上記実施形態では、判定結果Rが所定のしきい値(0.9)以上である場合に、磁性体検出情報Eを取得するとともに、ユーザに対して磁性体Pの検出を報知するための表示を行うように表示制御部を構成する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、2つのしきい値(たとえば、0.7および0.9)を設定することによって、磁性体Pを検出した可能性を2段階に分けて報知する表示を行うように表示制御部を構成してもよい。具体的には、図13(A)に示すように、判定結果Rが0.7以上0.9未満である場合には、第1段階目の磁性体検出情報Eaを表示する。そして、図13(B)に示すように、判定結果Rが0.9以上の場合には、第2段階目の磁性体検出情報Ebを表示するように表示制御部を構成してもよい。
(第3変形例)
また、上記実施形態では、表示部32は、表示制御部33d(制御部33)による制御によって、表示対象期間Tにおいて取得された磁気信号Sと判定結果Rとを表示するように構成されており、表示制御部33dは、磁気信号Sと判定結果Rとの各々を、共通の時間軸に沿った表示対象期間Tにおいて時系列に沿って視認可能に表示部32に表示する制御を行うように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、磁気信号Sと判定結果Rとを共通の時間軸に沿った表示ではないように表示するように表示制御部を構成してもよい。すなわち、図14に示すように、磁気信号Sと判定結果Rとの表示における時間軸のスケールが異なる場合にも、判定結果Rの所定の時点に対応する磁気信号Sを確認可能に表示するように表示制御部を構成してもよい。たとえば、24時間分の判定結果Rを表示させた状態で、表示されている判定結果Rの一部の領域(たとえば、40分)を表示対象期間Tとして選択することによって、選択された判定結果Rの一部の領域に対応する表示対象期間Tに取得された磁気信号Sを表示するように表示制御部を構成してもよい。
(第4変形例)
また、上記実施形態では、表示制御部(制御部)は、磁気信号と判定結果との各々を、並べて表示する制御を行うように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図15に示すように、磁気信号と判定結果とを重畳させて表示する制御を行うように表示制御部を構成してもよい。
(第5変形例)
また、上記実施形態では、判定結果は、磁性体の通過の有無についての確度を表す数値であり、表示制御部(制御部)は、磁気信号と判定結果との各々を、共通の時間軸に沿ったグラフ表示によって時系列に沿って視認可能に表示部に表示する制御を行うように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図16に示すように、グラフではなく、磁性体の通過の有無についての確度を文字または記号などによって視認可能に表示するように表示制御部を構成してもよい。具体的には、所定のしきい値より大きい値の判定結果を取得した時点が、グラフ表示されている磁気信号と共通の時間軸に沿って視認可能に表示されるように表示制御部を構成してもよい。また、数値によって判定結果を表示するようにしてもよい。また、判定結果を色分けによって識別可能に表示するようにしてもよい。
(第6変形例)
また、上記実施形態では、表示制御部(制御部)は、1つの共通の表示対象期間Tにおいて取得された磁気信号と判定結果との各々を、時系列に沿って視認可能に表示部に表示する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、図17に示すように、2つの期間における磁気信号S1および磁気信号S2を表示させるように表示制御部を構成してもよい。具体的には、記憶部に記憶されている全体の磁気信号S1と、設定された表示対象期間Tにおいて取得された磁気信号S2とを、判定結果Rとともに時系列に沿って視認可能に表示するように表示制御部を構成してもよい。また、操作部に対する入力操作に基づいて、全体の磁気信号S1のうちから所定の期間を選択することによって、表示対象期間Tを設定するようにしてもよい。
(その他の変形例)
また、上記実施形態では、磁性体の通過が有った可能性が高い(判定結果の値が所定のしきい値以上の値である)場合に、表示部への表示によって、ユーザに対して磁性体の検出の可能性を報知する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、連続する所定の期間(たとえば、30秒間)に順次取得された判定結果が所定のしきい値以上である場合に、ユーザに対して音声によって磁性体の検出を報知するようにしてもよい。また、ユーザが携帯している端末に対して、メールの送信などによって、磁性体の検出を報知するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、表示制御部(制御部)は、判定部によって出力された判定結果のみならず、磁気センサによって取得された磁気信号も、時系列に沿って視認可能に表示部に表示するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、磁気センサによって取得された磁気信号は、時系列に沿って視認可能に表示されていなくともよい。すなわち、磁気信号を取得した時点における磁気信号のみを表示部に表示するようにしてもよい。また、取得された磁気信号を表示せず、判定結果のみを時系列に沿って表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、表示制御部(制御部)は、磁気信号と判定結果との各々を、横軸を共通の時間軸として、時系列に沿って視認可能に表示部に上下に並べて表示する制御を行うように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、縦軸を共通の時間軸として並べて表示するようにしてもよい。また、上下ではなく左右に並べて表示してもよい。
また、上記実施形態では、判定部は、予め設定された判定期間において磁気センサによって取得された磁気信号に基づいて、判定期間における磁性体の通過の有無についての判定結果を出力するように構成されており、表示制御部(制御部)は、磁気信号を取得する毎に、磁気信号を取得した時点から判定期間遡った時点までにおいて取得された磁気信号に基づいて出力された判定結果を取得するとともに、表示対象期間において取得された磁気信号と判定結果との各々を、磁気信号を取得する毎に更新しながら、時系列に沿って視認可能に表示部に表示するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、予め設定された判定期間を設けずに、磁気信号を取得する毎に、取得した磁気信号に基づいて判定を行うようにしてもよい。また、ユーザの任意の期間を判定期間として判定を行うようにしてもよい。また、磁気信号を取得する毎ではなく、所定の時間間隔ごとに判定結果を取得するようにしてもよい。また、磁気信号を取得する毎に更新するのではなく、所定の時間間隔毎に、磁気信号と判定結果との表示を更新するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、表示制御部(制御部)は、取得した磁気信号と、磁性体の通過が有ったことを示す判定結果を含む磁性体検出情報とを、記憶部に記憶させるとともに、磁性体検出情報を取得した時点の以前と以後との少なくとも一方を含む表示対象期間における記憶部に記憶された磁気信号と、表示対象期間における記憶された磁気信号に対応する判定結果との各々を、時系列に沿って視認可能に表示部に表示するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、磁性体検出情報を記憶せず磁気信号のみを記憶するようにしてもよい。また、判定結果が所定のしきい値以上であった場合に、磁性体の通過が有ったとして磁性体検出情報を記憶するとともに、取得した磁気信号のうち、磁性体検出情報を記憶した時点の以前と以後との少なくとも一方を含む表示対象期間において取得された磁気信号のみを記憶するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、表示制御部は、クリック操作に基づいて選択された磁性体検出情報を取得した時点よりも15分前の時点から、選択された磁性体検出情報を取得した時点よりも15分後の時点までの30分間を、表示対象期間として取得する例を示したが、本発明はこれに限られない。磁性体検出情報を取得した時点以後の所定の期間を表示対象期間として取得するように表示制御部を構成してもよい。また、磁性体検出情報を取得した時点以前の所定の期間を表示対象期間として取得するように表示制御部を構成してもよい。
また、上記実施形態では、ユーザによる入力操作を受け付ける操作部をさらに備え、制御部は、操作部に対する入力操作に基づいて、表示対象期間を変更するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、表示対象期間を変更させず、予め設定された表示対象期間において取得された磁気信号と検出結果とを表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、表示制御部(制御部)は、表示対象期間において取得された磁気信号および判定結果が表示部に表示されている状態において、表示対象期間のうちの操作部に対する入力操作に基づく期間を拡大表示させる制御を行うように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、表示対象期間を拡大表示させないようにしてもよい。また、表示部に表示されている表示対象期間ではなく、記憶部に記憶されている磁気信号のうちから任意の期間を拡大表示するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、判定結果は、磁性体の通過の有無についての確度を表す数値であり、表示制御部(制御部)は、判定部によって出力された判定結果が所定のしきい値以上である場合には、磁性体の通過が有ったことを示す判定結果を含む磁性体検出情報を報知するとともに、磁性体検出情報を報知するための表示と、判定結果についての表示とを、表示部に並べて表示するように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、磁性体検出情報の報知を行わないようにしてもよい。また、磁性体検出情報の表示のみを行い、音声などの報知は行わないようにしてもよい。
また、上記実施形態では、表示制御部(制御部)は、磁気信号に基づいて、磁気センサの出力異常と判定した場合には、判定結果の表示を停止させるように構成されている例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、磁気センサの出力異常と判定した場合にも、判定結果の表示を停止させないようにしてもよい。
また、上記実施形態では、機械学習によって生成された学習済みモデルを識別器として用いる例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、ルールベースによって判定を行うアルゴリズムを識別器としてもよい。
また、上記実施形態では、磁気センサを海中(海底)に設置する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、磁気センサを河川および湖沼などの沿岸部に設置してもよい。
また、上記実施形態では、検知領域の外周部分を取り囲むように、複数の磁気センサを設置する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、検知領域内の全域に亘って複数の磁気センサを設置してもよい。
また、上記実施形態では、複数の磁気センサを設置する例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、1つの磁気センサを設置するようにしてもよい。
[態様]
上記した例示的な実施形態は、以下の態様の具体例であることが当業者により理解される。
(項目1)
水中に設置され、磁気信号を取得する磁気センサと、
前記磁気センサによって取得された前記磁気信号に基づいて、磁性体の通過の有無についての判定結果を出力する判定部と、
前記判定部によって出力された前記判定結果を表示する表示部と、
前記判定結果を時系列に沿って視認可能に前記表示部に表示する制御を行う制御部と、を備える、磁気検知システム。
(項目2)
前記制御部は、前記判定部によって出力された前記判定結果のみならず、前記磁気センサによって取得された前記磁気信号も、時系列に沿って視認可能に前記表示部に表示するように構成されている、項目1に記載の磁気検知システム。
(項目3)
前記表示部は、前記制御部による制御によって、表示対象期間において取得された前記磁気信号と前記判定結果とを表示するように構成されており、
前記制御部は、前記磁気信号と前記判定結果との各々を、共通の時間軸に沿った前記表示対象期間において時系列に沿って視認可能に前記表示部に表示する制御を行うように構成されている、項目2に記載の磁気検知システム。
(項目4)
前記判定結果は、前記磁性体の通過の有無についての確度を表す数値であり、
前記制御部は、前記磁気信号と前記判定結果との各々を、共通の時間軸に沿ったグラフ表示によって時系列に沿って視認可能に前記表示部に表示する制御を行うように構成されている、項目3に記載の磁気検知システム。
(項目5)
前記制御部は、前記磁気信号と前記判定結果との各々を、横軸を共通の時間軸として、時系列に沿って視認可能に前記表示部に上下に並べて表示する制御を行うように構成されている、項目3または4に記載の磁気検知システム。
(項目6)
前記判定部は、予め設定された判定期間において前記磁気センサによって取得された前記磁気信号に基づいて、前記判定期間における前記磁性体の通過の有無についての前記判定結果を出力するように構成されており、
前記制御部は、前記磁気信号を取得する毎に、前記磁気信号を取得した時点から前記判定期間遡った時点までにおいて取得された前記磁気信号に基づいて出力された前記判定結果を取得するとともに、前記表示対象期間において取得された前記磁気信号と前記判定結果との各々を、前記磁気信号を取得する毎に更新しながら、時系列に沿って視認可能に前記表示部に表示するように構成されている、項目3~5のいずれか1項に記載の磁気検知システム。
(項目7)
前記制御部は、取得した前記磁気信号と、前記磁性体の通過が有ったことを示す前記判定結果を含む磁性体検出情報とを、記憶部に記憶させるとともに、前記磁性体検出情報を取得した時点の以前と以後との少なくとも一方を含む前記表示対象期間における前記記憶部に記憶された前記磁気信号と、前記表示対象期間における記憶された前記磁気信号に対応する前記判定結果との各々を、時系列に沿って視認可能に前記表示部に表示するように構成されている、項目3~6のいずれか1項に記載の磁気検知システム。
(項目8)
ユーザによる入力操作を受け付ける操作部をさらに備え、
前記制御部は、前記操作部に対する入力操作に基づいて、前記表示対象期間を変更するように構成されている、項目3~7のいずれか1項に記載の磁気検知システム。
(項目9)
前記制御部は、前記表示対象期間において取得された前記磁気信号および前記判定結果が前記表示部に表示されている状態において、前記表示対象期間のうちの前記操作部に対する入力操作に基づく期間を拡大表示させる制御を行うように構成されている、項目8に記載の磁気検知システム。
(項目10)
前記判定結果は、前記磁性体の通過の有無についての確度を表す数値であり、
前記制御部は、前記判定部によって出力された前記判定結果が所定のしきい値以上である場合には、前記磁性体の通過が有ったことを示す前記判定結果を含む磁性体検出情報を報知するとともに、前記磁性体検出情報を報知するための表示と、前記判定結果についての表示とを、前記表示部に並べて表示するように構成されている、項目1~9のいずれか1項に記載の磁気検知システム。
(項目11)
前記制御部は、前記磁気信号に基づいて、前記磁気センサの出力異常と判定した場合には、前記判定結果の表示を停止させるように構成されている、項目1~10のいずれか1項に記載の磁気検知システム。
(項目12)
水中において検出された磁気信号に基づく、磁性体の通過の有無についての判定結果を取得するステップと、
取得された前記判定結果を時系列に沿って視認可能に表示するステップと、を備える、磁気検知用の表示方法。
(項目13)
前記磁気信号を取得するステップをさらに備え、
前記判定結果を時系列に沿って視認可能に表示するステップは、前記判定結果のみならず、前記磁気信号も、時系列に沿って視認可能に表示するステップである、項目12に記載の磁気検知用の表示方法。
1 磁気センサ
31 操作部
32 表示部
33、233 制御部
33b、233b 判定部
33d 表示制御部(制御部)
34 記憶部
100、200 磁気検知システム

Claims (13)

  1. 水中に設置され、磁気信号を取得する磁気センサと、
    前記磁気センサによって取得された前記磁気信号に基づいて、磁性体の通過の有無についての判定結果を出力する判定部と、
    前記判定部によって出力された前記判定結果を表示する表示部と、
    前記判定結果を時系列に沿って視認可能に前記表示部に表示する制御を行う制御部と、を備え
    前記判定結果は、前記磁性体の通過の有無についての確度を表す情報を含む、磁気検知システム。
  2. 前記制御部は、前記判定部によって出力された前記判定結果のみならず、前記磁気センサによって取得された前記磁気信号も、時系列に沿って視認可能に前記表示部に表示するように構成されている、請求項1に記載の磁気検知システム。
  3. 前記表示部は、前記制御部による制御によって、表示対象期間において取得された前記磁気信号と前記判定結果とを表示するように構成されており、
    前記制御部は、前記磁気信号と前記判定結果との各々を、共通の時間軸に沿った前記表示対象期間において時系列に沿って視認可能に前記表示部に表示する制御を行うように構成されている、請求項2に記載の磁気検知システム。
  4. 前記判定結果は、前記磁性体の通過の有無についての確度を表す数値であり、
    前記制御部は、前記磁気信号と前記判定結果との各々を、共通の時間軸に沿ったグラフ表示によって時系列に沿って視認可能に前記表示部に表示する制御を行うように構成されている、請求項3に記載の磁気検知システム。
  5. 前記制御部は、前記磁気信号と前記判定結果との各々を、横軸を共通の時間軸として、時系列に沿って視認可能に前記表示部に上下に並べて表示する制御を行うように構成されている、請求項3に記載の磁気検知システム。
  6. 前記判定部は、予め設定された判定期間において前記磁気センサによって取得された前記磁気信号に基づいて、前記判定期間における前記磁性体の通過の有無についての前記判定結果を出力するように構成されており、
    前記制御部は、前記磁気信号を取得する毎に、前記磁気信号を取得した時点から前記判定期間遡った時点までにおいて取得された前記磁気信号に基づいて出力された前記判定結果を取得するとともに、前記表示対象期間において取得された前記磁気信号と前記判定結果との各々を、前記磁気信号を取得する毎に更新しながら、時系列に沿って視認可能に前記表示部に表示するように構成されている、請求項3に記載の磁気検知システム。
  7. 前記制御部は、取得した前記磁気信号と、前記磁性体の通過が有ったことを示す前記判定結果を含む磁性体検出情報とを、記憶部に記憶させるとともに、前記磁性体検出情報を取得した時点の以前と以後との少なくとも一方を含む前記表示対象期間における前記記憶部に記憶された前記磁気信号と、前記表示対象期間における記憶された前記磁気信号に対応する前記判定結果との各々を、時系列に沿って視認可能に前記表示部に表示するように構成されている、請求項3に記載の磁気検知システム。
  8. ユーザによる入力操作を受け付ける操作部をさらに備え、
    前記制御部は、前記操作部に対する入力操作に基づいて、前記表示対象期間を変更するように構成されている、請求項3に記載の磁気検知システム。
  9. 前記制御部は、前記表示対象期間において取得された前記磁気信号および前記判定結果が前記表示部に表示されている状態において、前記表示対象期間のうちの前記操作部に対する入力操作に基づく期間を拡大表示させる制御を行うように構成されている、請求項8に記載の磁気検知システム。
  10. 前記判定結果は、前記磁性体の通過の有無についての確度を表す数値であり、
    前記制御部は、前記判定部によって出力された前記判定結果が所定のしきい値以上である場合には、前記磁性体の通過が有ったことを示す前記判定結果を含む磁性体検出情報を報知するとともに、前記磁性体検出情報を報知するための表示と、前記判定結果についての表示とを、前記表示部に並べて表示するように構成されている、請求項1に記載の磁気検知システム。
  11. 前記制御部は、前記磁気信号に基づいて、前記磁気センサの出力異常と判定した場合には、前記判定結果の表示を停止させるように構成されている、請求項1に記載の磁気検知システム。
  12. 水中において検出された磁気信号に基づく、磁性体の通過の有無についての判定結果を取得するステップと、
    取得された前記判定結果を時系列に沿って視認可能に表示するステップと、を備え
    前記判定結果を取得するステップは、前記磁性体の通過の有無についての確度を表す情報を含む前記判定結果を取得するステップを含む、磁気検知用の表示方法。
  13. 前記磁気信号を取得するステップをさらに備え、
    前記判定結果を時系列に沿って視認可能に表示するステップは、前記判定結果のみならず、前記磁気信号も、時系列に沿って視認可能に表示するステップである、請求項12に記載の磁気検知用の表示方法。
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