JP7258467B2 - Electronic equipment and its control method - Google Patents
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Description
本発明は、縦列接続した複数のチップを含む電子機器およびその制御方法に関する。 The present invention relates to an electronic device including a plurality of cascaded chips and a control method thereof.
複数のチップを縦列接続したマルチチップシステムがある。各チップにおいては、ウォッチドッグタイマによる監視が行われている。例えばチップに含まれているCPUが暴走するなどして異常状態(例えば、ウォッチドッグタイマーエラー)が発生した場合、そのチップにおいて備えられているウォッチドッグタイマが異常状態を検知して、自動的にそのチップに対するリセット制御が行われる。マルチチップシステムでは、各チップで発生し得る異常状態を互いのチップで共有することが求められる。例えば、チップに含まれているCPUが暴走した場合、記録ヘッドの制御や、モータ制御が正常に行えなくなり、本体の故障につながる可能性があるからである。このため、これらの制御を行う各チップにおいて異常状態を共有し、システムを安全に停止し、リセットすることが求められる。 There is a multi-chip system in which multiple chips are connected in series. Each chip is monitored by a watchdog timer. For example, if an abnormal state (for example, a watchdog timer error) occurs due to the CPU included in the chip running out of control, the watchdog timer provided in the chip detects the abnormal state and automatically Reset control for that chip is performed. In a multi-chip system, each chip is required to share an abnormal state that can occur in each chip. For example, if the CPU included in the chip runs out of control, the recording head control and motor control cannot be performed normally, which may lead to a failure of the main body. For this reason, each chip that performs these controls is required to share an abnormal state and safely stop and reset the system.
特許文献1には、複数のコントロールチップを縦列接続して構成された電子機器が開示されている。そして、外部から入力される他のコントロールチップからのウォッチドッグタイマの割り込み信号と、自チップのウォッチドッグタイマの割り込み信号との論理和信号を、前段のチップへ伝達する技術が開示されている。また、ウォッチドッグタイマが動作した自チップおよびその後段に位置するチップの全てをリセットする技術が開示されている。
特許文献1の技術では、システム全体を安全にリセットすることは可能である。しかしながら、エラーの発生状況を記憶する前にリセットが行われるとエラーの発生状況に関する情報がメモリに格納されていないことがある。このため、エラー発生時の状態の確認が困難となるおそれがある。
With the technique of
本発明は、複数のチップを縦列接続した電子機器において、他のチップでエラーが発生した場合のエラーの発生状態を容易に確認可能にすることを目的とする。 SUMMARY OF THE INVENTION An object of the present invention is to make it possible to easily check the error occurrence state when an error occurs in another chip in an electronic device in which a plurality of chips are connected in series.
本発明の一態様に係る電子機器は、縦列接続した複数のチップを含む電子機器であって、各チップは、後段に位置する他チップから受信したエラーを示すエラー信号、または、自チップで発生したエラーを示すエラー信号を、前段に位置する他チップに伝達する伝達手段と、前記エラーの発生に関する情報をメモリに書き込む書き込み手段と、前記後段に位置する他チップから受信したエラー信号の経路を、前記伝達手段に接続される第一経路と、前記書き込み手段に接続される第二経路との間で切り替える切り替え手段と、を備え、前記切り替え手段は、初期状態においては前記第二経路と接続するように構成されており、前記情報が前記メモリに書き込まれたことに基づいて前記第一経路に接続を切り替えるように構成されていることを特徴とする。
An electronic device according to an aspect of the present invention is an electronic device including a plurality of chips connected in tandem, each chip receiving an error signal indicating an error received from another chip located in the subsequent stage, or an error signal generated in the own chip. transmission means for transmitting an error signal indicating an error that has occurred to another chip located in the previous stage; writing means for writing information about the occurrence of the error into a memory; and a path of the error signal received from the other chip located in the subsequent stage and switching means for switching between a first path connected to the transmission means and a second path connected to the writing means, wherein the switching means is connected to the second path in an initial state. and the connection is switched to the first path based on the fact that the information is written in the memory.
本発明によれば、複数のチップを縦列接続した電子機器において、他のチップでエラーが発生した場合のエラーの発生状態を容易に確認することができる。 According to the present invention, in an electronic device in which a plurality of chips are connected in tandem, it is possible to easily confirm the error occurrence state when an error occurs in another chip.
以下、図面を参照して、本発明の実施形態に係る記録装置について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を限定するものではなく、また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、本実施形態においては、電子機器として、インクジェット記録装置を、その一例として説明する。 A recording apparatus according to an embodiment of the present invention will be described below with reference to the drawings. It should be noted that the following embodiments do not limit the present invention, and not all combinations of features described in the embodiments are essential to the solution of the present invention. Also, in the present embodiment, an inkjet recording apparatus will be described as an example of electronic equipment.
<記録装置の内部構成>
図1は、インクジェット記録装置1(以下、記録装置1)の内部構成図である。図において、x方向は水平方向、y方向は後述する記録ヘッド8において吐出口が配列される方向、z方向は鉛直方向をそれぞれ示す。
<Internal configuration of recording device>
FIG. 1 is an internal configuration diagram of an inkjet recording apparatus 1 (hereinafter referred to as recording apparatus 1). In the drawing, the x direction is the horizontal direction, the y direction is the direction in which ejection ports are arranged in a
記録装置1は、プリント部2とスキャナ部3とを備える複合機であり、記録動作と読取動作とに関する様々な処理を、プリント部2とスキャナ部3とで個別にあるいは連動して実行することができる。スキャナ部3は、ADF(オートドキュメントフィーダ)とFBS(フラットベッドスキャナ)とを備えており、ADFで自動給紙される原稿の読み取りと、ユーザによってFBSの原稿台に置かれた原稿の読み取り(スキャン)とを行うことができる。
The
なお、ここではプリント部2とスキャナ部3とを併せ持った複合機を示すが、スキャナ部3を備えない形態であっても良い。図1は、記録装置1が記録動作も読取動作も行っていない待機状態にあるときを示す。
Note that although the multifunction device having both the
プリント部2において、筐体4の鉛直方向下方の底部には、記録媒体(カットシート)Sを収容するための第1カセット5Aと第2カセット5Bとが着脱可能に設置されている。
In the
搬送ローラ7、排出ローラ12、ピンチローラ7a、拍車7b、ガイド18、インナーガイド19、およびフラッパ11は、記録媒体Sを所定の方向に導くための搬送機構である。搬送ローラ7は、記録ヘッド8の上流側および下流側に配され、不図示の搬送モータによって駆動される駆動ローラである。ピンチローラ7aは、搬送ローラ7と共に記録媒体Sをニップして回転する従動ローラである。排出ローラ12は、搬送ローラ7の下流側に配され、不図示の搬送モータによって駆動される駆動ローラである。拍車7bは、記録ヘッド8の下流側に配される搬送ローラ7及び排出ローラ12と共に記録媒体Sを挟持して搬送する。排出トレイ13は、記録動作が完了し排出ローラ12によって排出された記録媒体Sを積載保持するためのトレイである。
The
記録ヘッド8は、フルラインタイプのカラーインクジェット記録ヘッドであり、記録データに従ってインクを吐出する吐出口が、図1におけるy方向に沿って記録媒体Sの幅に相当する分だけ複数配列されている。記録ヘッド8が待機位置にあるとき、記録ヘッド8の吐出口面8aは、図1のように鉛直下方を向きキャップユニット10によってキャップされている。記録動作を行う際は、後述するプリントコントローラ202によって、吐出口面8aがプラテン9と対向するように記録ヘッド8の向きが変更される。プラテン9は、y方向に延在する平板によって構成され、記録ヘッド8によって記録動作が行われる記録媒体Sを背面から支持する。
The
インクタンクユニット14は、記録ヘッド8へ供給される4色のインクをそれぞれ貯留する。ここで4色のインクとは、シアン(C)、マゼンダ(M)、イエロー(Y)、ブラ
ック(K)のインクを指す。インク供給ユニット15は、インクタンクユニット14と記録ヘッド8とを接続する流路の途中に設けられ、記録ヘッド8内のインクの圧力及び流量を適切な範囲に調整する。記録装置1は循環型のインク供給システムを有し、インク供給ユニット15は、記録ヘッド8へ供給されるインクの圧力と記録ヘッド8から回収されるインクの流量とを適切な範囲に調整する。
The
メンテナンスユニット16は、キャップユニット10とワイピングユニット17とを備え、所定のタイミングにこれらを作動させて、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作を行う。
The
<記録装置の制御構成>
図2は、記録装置1における制御構成を示すブロック図である。記録装置1は、主にプリント部2を統括するプリントエンジンユニット200と、スキャナ部3を統括するスキャナエンジンユニット300と、電源ユニット400と、記録装置1全体を統括するコントローラユニット100とを備える。プリントコントローラ202は、コントローラユニット100のメインコントローラ101の指示に従ってプリントエンジンユニット200の各種機構を制御する。スキャナエンジンユニット300の各種機構は、コントローラユニット100のメインコントローラ101によって制御される。以下、制御構成の詳細について説明する。
<Control Configuration of Recording Device>
FIG. 2 is a block diagram showing a control configuration in the
コントローラユニット100において、CPUを含むメインコントローラ101は、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM106をワークエリアとしながら記録装置1全体を制御する。ROM107は、不揮発性のメモリの例であり、RAM106は、揮発性のメモリの例である。ホストI/F102またはワイヤレスI/F103を介してホスト装置500から印刷ジョブが入力されると、メインコントローラ101の指示に従って、画像処理部108が、受信した画像データに対して所定の画像処理を施す。メインコントローラ101は、プリントエンジンI/F105を介して、画像処理を施した画像データをプリントエンジンユニット200へ送信する。
In the
なお、記録装置1は無線通信や有線通信を介してホスト装置500から画像データを取得しても良いし、記録装置1に接続された外部記憶装置(USBメモリ等)から画像データを取得しても良い。ホスト装置500から読取コマンドが入力されると、メインコントローラ101は、スキャナエンジンI/F109を介してこのコマンドをスキャナエンジンユニット300に送信する。
Note that the
操作パネル104は、ユーザが記録装置1に対して入出力を行うための機構である。ユーザは、操作パネル104を介してコピーやスキャン等の動作を指示したり、印刷モードを設定したり、記録装置1の情報を認識したりすることができる。
The
プリントエンジンユニット200において、CPUを含むプリントコントローラ202は、ROM203に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM204をワークエリアとしながら、プリント部2が備える各種機構を制御する。ROM203は、不揮発性のメモリの例であり、RAM204は、揮発性のメモリの例である。コントローラI/F201を介して各種コマンドや画像データが受信されると、プリントコントローラ202は、これを一旦RAM204に保存する。記録ヘッド8が記録動作に利用できるように、プリントコントローラ202は、画像処理コントローラ205に、保存した画像データを記録データへ変換させる。記録データが生成されると、プリントコントローラ202は、ヘッド制御コントローラ211を経て、ヘッドI/F206を介して記録ヘッド8に記録データに基づく記録動作を実行させる。プリントコントローラ202の指示に従って、記録媒体Sの搬送動作に連動して記録ヘッド8による記録動作が実行され、印刷処理が行われる。
In the
ヘッドキャリッジ制御部208は、記録装置1のメンテナンス状態や記録状態といった動作状態に応じて記録ヘッド8の向きや位置を変更する。インク供給制御部209は、記録ヘッド8へ供給されるインクの圧力が適切な範囲に収まるように、インク供給ユニット15を制御する。メンテナンス制御部210は、記録ヘッド8に対するメンテナンス動作を行う際に、メンテナンスユニット16におけるキャップユニット10やワイピングユニット17等のクリーニング機構の動作を制御する。
The head
スキャナエンジンユニット300においては、メインコントローラ101が、ROM107に記憶されているプログラムや各種パラメータに従って、RAM106をワークエリアとしながら、スキャナコントローラ302のハードウェアリソースを制御する。これにより、スキャナ部3が備える各種機構は制御される。例えばコントローラI/F301を介してメインコントローラ101がスキャナコントローラ302内のハードウェアリソースを制御することにより、ユーザによってADFに搭載された原稿を、搬送制御部304を介して搬送し、センサ305によって読み取る。そして、スキャナコントローラ302は読み取った画像データをRAM303に保存する。なお、プリントコントローラ202は、上述のように取得された画像データを記録データに変換することで、記録ヘッド8に、スキャナコントローラ302で読み取った画像データに基づく記録動作を実行させることが可能である。
In the
<複数のチップの接続例>
図3は、コントローラに関する構成を示す図である。図3は、複数のチップを接続した構成を示している。以下、複数のチップを接続した構成をマルチチップシステムともいう。マルチチップシステムは、外部リセットIC701、第1チップ601、第2チップ602、および第3チップ603を有する。その他のチップも含み得るが、ここでは説明を簡便にするため、3つのチップを有するものとして説明する。各チップは縦列接続されている。
<Example of connecting multiple chips>
FIG. 3 is a diagram showing the configuration of the controller. FIG. 3 shows a configuration in which a plurality of chips are connected. Hereinafter, a configuration in which a plurality of chips are connected is also referred to as a multi-chip system. The multi-chip system has an
第1チップ601は、メインコントローラ101に相当するメインコントローラチップである。第1チップ601は、主にI/F処理や電源制御等のシステム全体を管理するメインチップとしての役割を果たす。第2チップ602および第3チップ603は、プリントコントローラ202及び画像処理コントローラ205に相当するプリントコントローラチップである。第2チップ602および第3チップ603は、それぞれ役割を分担した処理を行う。例えば、第2チップ602は、記録ヘッド8の移動、クリーニング動作、インク供給に関するモータ及びセンサの制御、並びに、画像処理の半分の制御を担当する。第3チップ603は、記録媒体Sを搬送するモータの制御、画像処理の半分の制御、及び、記録ヘッド8へのデータ転送を担当する。
A
第1チップ601、第2チップ602、及び第3チップ603は、図3に示すように縦列に接続されている。外部リセットIC701に接続される第1チップ601を前段側(上流側)とする。図3では、第3チップが最後段(最下流)のチップである。各チップは、前段側のチップまたは外部リセットIC701によってリセット制御されることが可能となっている。例えば、第1チップ601に対しては、外部リセットIC701によるリセット制御が行われる。即ち、外部リセットIC701から第1チップ601に対してリセット制御信号が出力され、このリセット制御信号に基づいて第1チップ601がリセットされる。
A
第2チップ602及び第3チップ603に対しては、自チップの前段に位置する他チップの汎用のIO端子を用いてリセット制御が行われる。例えば第2チップ602に対しては、前段のチップである第1チップ601の汎用のIO端子からリセット制御信号が出力され、このリセット制御信号に基づいて第2チップ602がリセット制御される。
Reset control is performed on the
ここで、前段チップが立ち上がるまでの間(即ち、リセット後に前段チップの汎用IO端子を制御可能になるまでの間)、前段チップの汎用IO端子は入力状態になっている。前段チップが立ち上がった後に、前段チップでは、汎用IO端子が制御可能となり、汎用IO端子を出力に切り替えて次段チップのリセット制御を行うことが可能となる。 Here, the general-purpose IO terminals of the preceding-stage chip are in the input state until the preceding-stage chip starts up (that is, until the general-purpose IO terminals of the preceding-stage chip become controllable after reset). After the preceding-stage chip starts up, the general-purpose IO terminal of the preceding-stage chip becomes controllable, and it becomes possible to switch the general-purpose IO terminal to output and perform reset control of the next-stage chip.
本実施形態では、外部抵抗を用意し、入力状態の前段チップの汎用IO端子を、出力に切り替えて制御できる状態にするまでの論理レベルを固定している。固定する論理レベルは、前段チップがリセット状態の時に、リセット信号が接続されるチップ(次段チップ)がリセットされる論理レベルとする。こうする事で、例えば、2番目の第2チップ602がリセットされた場合、2番目のチップでリセット制御している3番目の第3チップ603も自動的にリセットすることが可能となる。即ち、第2チップ602がリセットされた場合、そのリセットに応じて、リセット制御に用いられる汎用IO端子の論理レベルが、次段チップがリセットされる論理レベルに固定され、第3チップ603は、この信号を受けて、リセットされることになる。
In the present embodiment, an external resistor is provided to fix the logic level until the general-purpose IO terminal of the previous-stage chip in the input state is switched to the output and is in a controllable state. The fixed logic level is a logic level at which the chip (next-stage chip) to which the reset signal is connected is reset when the previous-stage chip is in the reset state. By doing so, for example, when the
なお、このように前段側のチップがリセットされた場合に、後段側のチップをリセット可能としている理由は、前段側のチップが後段側のチップを制御している場合があり、前段側で生じた異常が後段側に影響を及ぼすことを避けるためである。本実施形態では、第1チップ601がシステム全体を管理しており、その後段側のチップが、第1チップ601の制御を受けて記録ヘッド8やモータの制御等を行っている。第1チップ601に異常が発生し、後段側のチップを正しく制御ができない状態になった場合、後段側のチップをリセットせずにしておくと、記録ヘッド8やモータの制御状態を保障できなくなる恐れがある。
The reason why the subsequent chip can be reset when the preceding chip is reset is that the preceding chip may be controlling the subsequent chip, causing a problem in the preceding stage. This is in order to avoid that anomalies that occur affect the subsequent stages. In this embodiment, the
このように、前段側のチップのリセットに応じて後段側のチップのリセットが行われるので、安全性を保障することは可能である。しかしながら、エラー(異常)が発生した状況を示す情報(以下、エラー情報という)が、リセット処理に起因して適切にメモリに格納されない場合がある。例えば、エラー情報を外部メモリなどに格納する前にリセット処理が開始されてしまう場合がある。この場合、例えば、ユーザやサービスマンは、エラーが発生した状況を把握することができなくなってしまう。以下で示す本実施形態では、エラー情報が把握可能な構成を説明する。 In this way, since the chip on the rear stage is reset according to the reset of the chip on the front stage, it is possible to guarantee safety. However, there are cases in which information indicating the situation in which an error (abnormality) has occurred (hereinafter referred to as error information) is not properly stored in the memory due to reset processing. For example, reset processing may be started before error information is stored in an external memory or the like. In this case, for example, a user or a service person cannot grasp the situation in which an error has occurred. In the present embodiment described below, a configuration capable of grasping error information will be described.
<チップの詳細構成例>
図4は、チップの詳細な構成を示す図である。図4では、第2チップ602を例に挙げて詳細な構成を説明する。第2チップ602は、CPU604を有する。CPU604は、外部メモリ605に接続される。図4では、第2チップ602を例に挙げているが、第1チップ601および第3チップ603も、図4と同等の構成を有する。即ち、各チップには、それぞれ外部メモリが接続されている。なお、前述した図2は、機能的な構成例を示しているものであり、第3チップ603にも、第2チップ602の外部メモリ605とは異なる別個の外部メモリが接続されている。外部メモリ605は、図2のROM203に相当する。外部メモリ605は、RAM204に相当してもよい。
<Detailed Configuration Example of Chip>
FIG. 4 is a diagram showing the detailed configuration of the chip. In FIG. 4, the detailed configuration will be described by taking the
ウォッチドッグタイマ生成部607は、ウォッチドッグタイマ機能によって異常を検知した場合、WDT_INT信号を出力する機能を有する。ウォッチドッグタイマは、例えばクロックをカウントするタイマであり、カウント値をクリアすることは可能であるものの、停止できないタイマであり、所定のタイミングでカウント値がクリアされるものである。異常等によってカウント値がクリアされずにカウント値がオーバーフローした場合、WDT_INT信号が出力される。なお、本実施形態では理解を容易にするため、態様に応じてWDT_INT信号(エラー信号)を、WDT_INT外部入力信号と呼んだり、WDT_INT外部出力信号と呼んだりすることがある。なお、本実施形態では、異常等によってカウント値がクリアされずにカウント値がオーバーフローすることをウォッチドッグタイマエラーと呼ぶ。
The watchdog
論理回路608は、論理和を演算するORゲートを有する。論理回路608は、自チップのウォッチドッグタイマ生成部607で生成されるWDT_INT信号と、第3チップ603から出力され第2チップ602へ入力されるWDT_INT外部入力信号と、の論理和を演算する。論理回路608は、論理和の結果を、第1チップ601にWDT_INT外部出力信号として出力する。この論理回路608から出力される信号を前段の第1チップ601へ受け渡していく事で、自身よりも下段に位置するチップで発生したウォッチドッグタイマの割り込み信号WDT_INTを、先頭のチップへ供給する事が可能となる。
第3チップ603から出力されて第2チップ602へ入力されるWDT_INT外部入力信号が論理回路608に入力される前段には、セレクタ609が存在している。セレクタ609は、WDT_INT外部入力信号を論理回路608に接続する第一経路と、WDT_INT外部入力信号を割り込み制御部606に接続する第二経路とを切り替えることができるようになっている。セレクタ609は、CPU604からのセレクタ設定信号(設定値)に応じて経路の切り替えを行う。このセレクタ609の設定値の初期状態は‘0’であり、セレクタ609は、WDT_INT外部入力信号を割り込み制御部606に出力する状態である。セレクタ609の設定値が‘1’に設定された場合、セレクタ609は、WDT_INT外部入力信号を論理回路608に出力する状態となる。
A
CPU604は、割り込み制御部606から割り込み検出信号を受けると割り込み要因を確認する。また、CPU604は、外部メモリ605への情報の書き込みを行ったりセレクタ609の設定を変更するセレクタ設定信号を出力したりする。
Upon receiving an interrupt detection signal from the interrupt control unit 606, the
<第3チップ603でのウォッチドッグタイマ割り込み発生の場合>
図5は、3番目に位置する第3チップ603でエラーが発生した場合の処理の流れの一例を示す図である。以下、図4および図5を用いて、3番目に位置する第3チップ603においてエラーが発生し、ウォッチドッグタイマが動作した場合の例を説明する。
<When a watchdog timer interrupt occurs in the
FIG. 5 is a diagram showing an example of the flow of processing when an error occurs in the
S31において第3チップ603でウォッチドッグタイマエラーが発生する。ウォッチドッグタイマエラーが発生すると、S32において第3チップ603は、WDT_INT#3信号を出力する。S21においてWDT_INT#3信号(WDT_INT外部入力信号)が、2番目に位置する第2チップ602内のセレクタ609に入力される。第3チップ603はその後、S33においてチップ全体がウォッチドッグタイマ割り込みによってリセットされることで、安全な状態に変化する。自チップで発生したウォッチドッグタイマ割り込みによるリセット処理の詳細については、後述する。
A watchdog timer error occurs in the
第2チップ602では、S21において第2チップ602内のセレクタ609にWDT_INT外部入力信号が入力される。セレクタ609の設定値の初期値は‘0’のため、セレクタ609は、WDT_INT外部入力信号を、割り込み制御部606に出力する経路に接続されている状態となっている。このため、WDT_INT外部入力信号は、割り込み制御部606に入力される。S22において割り込み制御部606は、WDT_INT外部入力信号の入力を検出し、CPU604へ割り込み検出信号を送信する。
In the
S23においてCPU604は、割り込み検出信号から、第3チップ603からのWDT_INT外部入力信号が入力されたことを確認する。CPU604は、外部メモリ605に、第3チップ603からWDT_INT信号が入力されたという情報、並びに、その時点の第2チップ602の各ステータス及びログ情報などを書き込む。具体的には、第2チップ602と第3チップ603間の通信ログや第2チップ602のシーケンスがどこまで進んでいるか等の情報を書き込む。このように、CPU604は、外部メモリ605に、エラーが発生した状況を示すエラー情報を書き込む。なお、エラーが発生した状況を示すのでステータス情報と呼ぶこともある。外部メモリ605への書き込みが完了すると、S24においてCPU604は、セレクタ設定信号を送信しセレクタ609の設定値を‘1’に変更する。ここまでCPU604が担った役割の一部または全てを専用の制御部が担っても良い。
In S23, the
セレクタ609の設定値が‘0’の間は、論理回路608への信号出力はされない。外部メモリ605への書き込み完了後にセレクタ609の設定値が‘1’に設定されることで、WDT_INT外部入力信号が論理回路608に出力される。このように、本実施形態では、CPU604がエラー情報を外部メモリ605に書き込んだ後に、WDT_INT信号が前段の第1チップ601に伝達されるように構成されている。このため、エラー情報の外部メモリ605への書き込みが完了する前に、前段の第1チップ601の制御によるリセット処理によって自チップ(第2チップ602)のリセット処理が動作してしまうことを抑制することができる。
No signal is output to the
S25において論理回路608は、第2チップ602自身の内部WDT_INT信号とWDT_INT外部入力信号との論理和演算された信号を、WDT_INT外部出力信号(WDT_INT#2信号)として出力する。本例では、ウォッチドッグタイマ割り込みが発生したことを示すWDT_INT外部入力信号が入力されるので、ウォッチドッグタイマ割り込みが発生したことを示すWDT_INT外部出力信号が論理回路608から出力される。論理回路608から出力されたWDT_INT外部出力信号は、1番目に位置する第1チップ601に到達する。それによりシステム全体を管理している第1チップ601は、2番目以降のチップで異常が発生していることを認識する。このように、本実施形態においては縦列接続されている後段のチップでエラーが発生した場合、少なくともそのエラーが発生したチップよりも前段のチップ間では、エラーが発生しているチップが存在していることを共有できる。さらに、エラー情報が外部メモリ605に書き込まれているので、例えば、後述するようにユーザまたはサービスマン等が、エラーが発生した状況をより詳細に把握することができる。
In S25, the
第1チップ601にWDT_INT外部出力信号(WDT_INT#2信号)が入力された後の第1チップ601の処理としては、例えば2つのパターンの処理が挙げられる。
The processing of the
第一の例は、第1チップ601が2番目以降のチップで異常が発生していることを認識した際、安全を確保するため、プリントコントローラ202を含むプリントエンジンユニット200全体を即座に停止する形態である。この場合、第1チップ601は、2番目以降のチップで異常が発生していることを認識した時点で、第2チップ602及び第3チップ603の電源、並びに、それらの制御下にあるモジュールの電源を遮断する処理を行う。あるいは、第1チップ601は、第2チップ602及び第3チップ603をリセットする制御を行う。ここで、本実施形態で説明した構成を採用していない場合、外部メモリ605へのエラー情報の書き込みが行われていない。もしくは、書き込みを行う形態であったとしても、第1チップ601からの制御によって書き込みが中断されてしまうため、外部メモリ605においてエラー情報が格納されていることが保障できない。一方、本実施形態では、上述したように外部メモリ605への書き込みが完了した後に、前段の第1チップ601にWDT_INT#2信号を出力している。このため、外部メモリ605にエラー情報の書き込みが完了した後に、電源が遮断されたりリセット制御が行われたりすることになる。このため、外部メモリ605においてエラー情報が格納されていることを保障することができる。その後は、例えばユーザまたはサービスマン等が、動作確認及び不具合解析のために、遮断した電源を復帰させたりリセット状態からの解除を行ったりする。本例では、第3チップ603でウォッチドッグタイマ割り込みが発生したこと、並びに、第2チップ602の各ステータスやログ情報などが外部メモリ605に格納されている。従って、外部メモリ605に格納されているエラー情報を第1チップ601が読み出して、サービスマンコール時や製品設計フェーズにおける不具合解析をスムーズに行うことができる。なお、第1チップ601は、第2チップ602と不図示のチップ間通信を行っており、第1チップ601は、チップ間通信を介して第2チップ602と接続されている外部メモリ605のエラー情報を読み出すことができる。即ち、第1チップ601は、第2チップ602と接続されている外部メモリ605のエラー情報を取得可能に構成されている。この第一の例では、一旦電源が遮断されるので、外部メモリ605には、不揮発性メモリ(ROM)が用いられることが好ましい。 次に、第二の例を説明する。第二の例は、第1チップ601が2番目以降のチップで異常が発生していることを認識した場合、直ちに後段チップの電源遮断又はリセット処理を行わず、第1チップ601がウォッチドッグ割り込みの発生個所および状況等を確認する形態である。図5のフローは、第二の例を示している。S11において第1チップ601は、後段チップからのウォッチドッグの割り込み信号であるWDT_INT信号を入力する。S12において第1チップ601は、後段チップにおいてウォッチドッグタイマエラーが発生したことを検出する。S13において第1チップ601は、2番目に位置する第2チップ602に接続されている外部メモリ605内に格納されているエラー情報を読み出す。前述したように、第1チップ601は、不図示のチップ間通信を介して第2チップ602にされている外部メモリ605からエラー情報を読み出す。そして、S14において第1チップ601は、読み出したエラー情報から、3番目の第3チップ603でウォッチドッグタイマ割り込みが発生したことを特定することができる。また、第1チップ601は、ウォッチドッグ割り込み発生時の各ステータスおよびログ情報等を読み出すことでエラー発生時の状況を特定することができる。第二の例では、外部メモリ605に不揮発性メモリ(ROM)が用いられても良いし、揮発性メモリ(RAM)が用いられても良い。
In the first example, when the
第一の例および第二の例は、例えば製品仕様に応じて適した例を用いれば良い。なお、第二の例は、第2チップ602と通信が可能な場合を説明している。以下では、第2チップ602でエラーが発生した場合、即ち、第1チップ601が第2チップ602に接続されている外部メモリ605からエラー情報を読み出すことができない形態を説明する。なお、第2チップ602の処理としてS24においてセレクタ設定値が1に変更されているが、その後の第1チップから第2チップへのリセット制御により第2チップ602のセレクタ値は0に戻る。
For the first example and the second example, suitable examples may be used according to product specifications, for example. Note that the second example describes a case where communication with the
<第2チップ602でのウォッチドッグタイマ割り込み発生の場合>
図6は、2番目に位置する第2チップ602でエラーが発生した場合の処理の流れの一例を示す図である。以下、図4および図6を用いて、2番目に位置する第2チップ602においてエラーが発生し、ウォッチドッグタイマが動作した場合の例を説明する。
<When a watchdog timer interrupt occurs in the
FIG. 6 is a diagram showing an example of the flow of processing when an error occurs in the
S51において第2チップ602でウォッチドッグタイマエラーが発生する。すると、第2チップ602のウォッチドッグタイマ生成部607からWDT_INT信号(内部)が論理回路608に送信される。第2チップ602の論理回路608は、WDT_INT信号(内部)と、セレクタ609から入力されるWDT_INT#3信号(WDT_INT外部入力信号)とを論理和演算する。本例では、ウォッチドッグタイマ割り込みが発生したことをしめすWDT_INT信号(内部)が入力されているので、ウォッチドッグタイマ割り込みが発生したことを示すWDT_INT外部出力信号が論理回路608から出力される。S52において第2チップ602からWDT_INT外部出力信号(WDT_INT#2信号)が第1チップ601に出力される。
A watchdog timer error occurs in the
S41において第1チップ601は、WDT_INT#2信号を受信する。S42において第1チップ601は、2番目以降のチップでエラーが発生していることを検出する。また、並行してS53において第2チップ602は、ウォッチドッグタイマ機能によってチップ全体がリセットされることで、安全な状態に変化する。
In S41, the
以下、第2チップ602において、自身のウォッチドッグタイマ機能によって第2チップ602がリセットされる詳細を説明する。第2チップ602にエラーが発生した場合、ウォッチドッグタイマ生成部607から出力されるWDT_INT信号(内部)に応じて割り込み制御部606から割り込み制御信号がCPU604に出力される。また、ウォッチドッグタイマ生成部607から出力されるWDT_INT信号(内部)に応じてリセット制御部610から第2チップシステムリセット信号がアサートされる。第2チップシステムリセット信号により、CPU604を含む第2チップ602全体がリセットされる。第2チップ602がリセットされると、前述したように、第2チップ602の汎用IO端子が入力状態に変化する。このため、汎用IOの一つに割り付けられている第3チップリセット制御信号が入力状態となる。また、この第3チップリセット制御信号は、外部抵抗によりリセット状態に固定される。この第3チップリセット制御信号は、第3チップ603のリセット制御部(不図示)に入力される。これにより第3チップ603では、第3チップシステムリセット信号がアサートされて第3チップ603全体がリセットされる。
The details of resetting of the
このように、S53において第2チップ602がリセットされると、第2チップ602によってリセットの制御を行っている第3チップ603もS61においてリセットされる。これにより、第3チップ603も安全な状態に変化させることができる。 第1チップ601の処理の続きを説明する。即ち、S42において第1チップ601が、2番目以降のチップでエラーが発生していることを検出した以降の処理を説明する。以降の処理は、前述の第一の例でも第二の例でも、第1チップ601は、第2チップ602に接続されている外部メモリ605に格納されているエラー情報を読み出すことができない点では共通である。例えば、システム全体を即座に停止すべく、電源遮断またはリセット処理が行われる第一の例では、システム再開後に第1チップ601が外部メモリ605内に格納されているエラー情報を読み出すことができない。これは、第2チップ602でエラーが発生した場合には、外部メモリ605へ書き込みが行われることなく第2チップ602のリセット処理が行われているからである。即ち、外部メモリ605にエラー情報が格納されていないからである。また、直ちにシステム全体を停止するのではなく、ウォッチドッグ割り込みの発生個所や状況を先に確認する第二の例でも、第1チップ601が外部メモリ605内に格納されているエラー情報を読み出すことができない。これは、第1チップ601が外部メモリ605内に格納されているエラー情報を読み出そうとしても、第2チップ602との通信を行うことができないからである。
In this way, when the
このように第2チップ602にウォッチドッグ割り込みによるリセットが発生した場合、第1チップ601は、第2チップ602に接続されている外部メモリ605に格納されているエラー情報を読み出すことができない。
When the
したがって、S42でエラーが発生していることを検出した第1チップ601は、S43で第2チップ602に接続されている外部メモリ605に格納されているエラー情報を読み出す処理を行うが、失敗する。ここで、第1チップ601と第2チップ602間の通信が確立していないために読み出し処理が失敗する。また、第1チップ601と第2チップ602間の通信が確立していたとしても、そもそも外部メモリ605に情報が含まれないため読み出し処理が失敗する。このため、S44で第1チップ601は、後段チップで発生したウォッチドッグタイマ割り込みは、第2チップ602で発生したものであると特定することができる。また第1チップ601は、第1チップ601と第2チップ602間の通信ログ、および、第1チップ601のシーケンスがどこまで進んでいるかの情報などを参照することで、ある程度エラー発生時の状況を特定することができる。なお、これらの情報は、第1チップ601の外部メモリに保存されている。
Therefore, the
このように、本実施形態においては、後段のチップでウォッチドッグタイマ割り込みが発生した場合、または、自チップでウォッチドッグタイマ割り込みが発生した場合に、前段のチップに、後段または自チップで割り込みが発生したことを伝達する。後段のチップでウォッチドッグタイマ割り込みが発生した場合、自チップに接続されている外部メモリにエラー情報を書き込む。書き込みが完了した後に、後段または自チップでウォッチドッグタイマ割り込みが発生したことを前段のチップに伝達する。このような構成によれば、後段に位置するチップのいずれかでウォッチドッグタイマ割り込みが発生した際に、いずれのチップでウォッチドッグタイマ割り込みが発生したかを、前段に位置するチップで特定することができる。また、外部メモリに格納されているウォッチドッグタイマ割り込み発生時のログおよびステータス情報などを読み出すことでエラー発生状況を知ることができる。従って、サービスマンの故障対応時や製品設計フェーズにおける不具合解析をスムーズに行うことができる。 As described above, in this embodiment, when a watchdog timer interrupt occurs in the subsequent chip or when a watchdog timer interrupt occurs in the own chip, the preceding chip receives an interrupt in the subsequent stage or the own chip. Communicate what happened. When a watchdog timer interrupt occurs in the subsequent chip, the error information is written to the external memory connected to the own chip. After the writing is completed, the preceding chip is notified that a watchdog timer interrupt has occurred in the next stage or the own chip. According to such a configuration, when a watchdog timer interrupt occurs in any of the chips positioned in the subsequent stage, the chip positioned in the preceding stage can identify in which chip the watchdog timer interrupt has occurred. can be done. In addition, by reading the log and status information stored in the external memory at the time of watchdog timer interrupt occurrence, it is possible to know the error occurrence situation. Therefore, it is possible to smoothly perform failure analysis in the product design phase or when the service engineer responds to a failure.
また、エラー原因およびエラー発生時の状況を特定できることから、リセット後の再起動時に状況に応じた設定及びシーケンスを行うことができる。例えば、エラー発生時に記録ヘッド8が、イニシャルポジションでスタンバイ状態であったが、記録媒体Sは搬送途中であった場合を想定する。この場合、記録ヘッド8のイニシャル動作は実施せず、搬送部のイニシャル動作のみ実施する、といったシーケンスを実行可能である。
In addition, since the cause of the error and the situation when the error occurs can be specified, settings and sequences can be performed according to the situation when restarting after resetting. For example, it is assumed that the
また、エラー原因やエラー発生時の状況を特定できるので、第1チップ601は、エラー原因やエラー発生時の状況に基づいて第2チップ602をリセットするか否かを切り替える処理を行っても良い。例えば、メインコントローラ101はリセットする必要はないが、プリントエンジンユニット200の全体をリセットする必要がある場合などである。
Further, since the cause of the error and the situation when the error occurs can be identified, the
以上説明した実施形態では、チップが3列に縦列接続される形態を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。4つ以上の縦列接続構成でも適用が可能である。また、メインコントローラ101とプリントエンジンユニット200とのチップを例に挙げて説明したが、スキャナエンジンユニット300のチップをさらに含む構成としてもよい。また、電子機器として記録装置1を例に挙げて説明したが、これに限られるものではない。複数のチップが縦列接続される構成を備える任意の電子機器を用いることが可能である。
In the above-described embodiments, an example in which chips are connected in series in three columns has been described, but the present invention is not limited to this. Four or more cascade configurations are also applicable. Also, although the chip of the
また、以上説明した実施形態では、最前段のチップがシステム全体のリセットを司る形態を例に挙げて説明したが、この限りではない。例えば4つ以上の縦列接続の構成において、最前段から2番目のチップがシステム全体のリセットを司る形態でもよい。また、この場合、すべてのチップが同等の構成でなくても良く、例えばリセットを司らない最前段のチップは、異なる構成でも良い。この場合、形式的には最前段のチップも縦列接続されているものではあるが、その最前段のチップを除いた複数のチップによって縦列接続されているマルチチップシステムが構成されているとみなして良い。最後段のチップについても同様である。 Further, in the above-described embodiments, an example has been described in which the front-most chip controls the resetting of the entire system, but the present invention is not limited to this. For example, in a configuration in which four or more are connected in series, the second chip from the front may be in charge of resetting the entire system. Also, in this case, all the chips do not have to have the same configuration. In this case, although the front-most chip is formally connected in cascade, it is assumed that a multi-chip system is formed by cascade-connecting multiple chips other than the front-most chip. good. The same applies to the last-stage chip.
601 第1チップ
602 第2チップ
603 第3チップ
605 外部メモリ
601
Claims (7)
各チップは、
後段に位置する他チップから受信したエラーを示すエラー信号、または、自チップで発生したエラーを示すエラー信号を、前段に位置する他チップに伝達する伝達手段と、
前記エラーの発生に関する情報をメモリに書き込む書き込み手段と、
前記後段に位置する他チップから受信した前記エラー信号の経路を、前記伝達手段に接続される第一経路と、前記書き込み手段に接続される第二経路との間で切り替える切り替え手段と、
を備え、
前記切り替え手段は、初期状態においては前記第二経路と接続するように構成されており、前記情報が前記メモリに書き込まれたことに基づいて前記第一経路に接続を切り替えるように構成されていることを特徴とする電子機器。 An electronic device comprising a plurality of cascaded chips,
Each chip
transmission means for transmitting an error signal indicating an error received from another chip located in the subsequent stage or an error signal indicating an error occurring in the own chip to another chip located in the preceding stage;
writing means for writing information about the occurrence of the error to a memory;
switching means for switching between a first path connected to the transmission means and a second path connected to the writing means for the path of the error signal received from the other chip located in the subsequent stage;
with
The switching means is configured to connect to the second path in an initial state, and is configured to switch the connection to the first path based on the fact that the information has been written to the memory. An electronic device characterized by:
前記前段に位置する他チップでリセット処理が行われると、当該他チップから出力されるリセット信号に応じて自チップのリセット処理を行い、自チップの後段に位置する他チップにリセット信号を出力することを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の電子機器。 Each chip is
When reset processing is performed in the other chip located in the previous stage, the reset processing of the own chip is performed according to the reset signal output from the other chip, and the reset signal is output to the other chip located in the subsequent stage of the own chip. The electronic device according to any one of claims 1 to 6, characterized in that:
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