JP7257864B2 - モータ駆動装置及び送風機器 - Google Patents

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Description

本発明は、モータを駆動するモータ駆動回路、モータの動作を指示及び制御するモータ制御回路、モータ駆動回路を備えるモータユニット、モータ制御回路及びモータ駆動回路を備えるモータ駆動装置、モータ駆動装置を備える送風機器、並びにモータを制御するモータ制御方法に関する。
これまで、換気扇、送風機といった送風機器においては、交流電源に直接接続される誘導モータが多く使用されてきた。一方、最近では、広範囲の可変速制御、電力消費量の節約、又は低騒音駆動のために、回転子に永久磁石を有する永久磁石式同期モータを使用した機器が増えている。永久磁石式同期モータは、インバータ回路を備えるモータ駆動回路によって駆動される。具体的に、モータ駆動回路は、インバータ回路をパルス幅変調(Pulse Width Modulation:PWM)制御し、PWM制御によって得られる電圧を永久磁石式同期モータに印加することで、永久磁石式同期モータを駆動する。
下記特許文献1には、交流電圧を直流電圧に変換する交流直流変換部を含むモータ制御回路であるコンバータ部と、インバータ回路を含むモータ駆動回路であるモータ部との間を、5本の電線で接続する構成が開示されている。5本の電線の内訳は、高圧電源線、制御IC(Integrated Circuit)を駆動するための低圧電源線、速度及び電圧を調整するための指令信号線、モータの回転数を伝送するための速度信号線及びグラウンド(GND)端子間を接続するGND線である。
特開2013-158219号公報
上記の通り、特許文献1の技術によれば、モータを制御するためには、5本の電線が必要となる。一方、電線の数が多くなれば、電線を配線するためのスペースも電線の数に応じて増大する。電線といえども、製品の小型化に対する阻害要因となるので、少しでも電線の数を削減して、余分な配線空間を削減したいとの要請がある。また、電線といえども、少しでも電線の数を削減して、材料コストの抑制を図りたいとの要請がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、モータ制御回路との間に配される電線の数を削減することができるモータ駆動回路を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、制御信号線を介して入力される指令信号に基づいてモータを駆動するモータ駆動回路である。モータ駆動回路は、モータの回転速度を示す速度信号を指令信号に重畳した重畳信号を制御信号線に送出する重畳回路と、制御信号線に流れる重畳信号から指令信号を抽出する抽出回路と、を備える。
本発明に係るモータ駆動回路によれば、モータ制御回路との間に配される電線の数を削減することができるという効果を奏する。
本発明の各実施の形態に共通するモータ駆動装置の基本構成図 本発明の各実施の形態に共通するモータ駆動装置内の結線図 比較例として示す一般的なモータ駆動装置内の結線図 実施の形態1に係るモータ駆動回路、モータ制御回路及びモータユニットを含むモータ駆動装置の構成を示すブロック図 実施の形態1におけるVsp信号の例を示す図 実施の形態1におけるFG信号の例を示す図 図5に示すVsp信号と図6に示すFG信号とを重畳させた実施の形態1における重畳信号を示す図 図7に示す重畳信号からVsp信号を復元する様子を示す図 Vsp信号の範囲に制限を設けない場合のVsp信号と指令値との関係を示す図 Vsp信号の範囲に制限を設けた実施の形態2におけるVsp信号と指令値との関係を示す図 図10に示す範囲の指令値によって生成されたVsp×FG信号の波形を示す図 実施の形態3に係るモータ駆動回路、モータ制御回路及びモータユニットを含むモータ駆動装置の構成を示すブロック図 実施の形態3におけるVsp信号、FG信号及びVsp×FG信号の例を示す図 実施の形態4に係る送風機器の一例である換気扇の説明に供する斜視図
以下に添付図面を参照し、本発明の実施の形態に係るモータ駆動回路、モータ制御回路、モータユニット、モータ駆動装置、送風機器及びモータ制御方法について詳細に説明する。なお、以下の実施の形態により、本発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の各実施の形態に共通するモータ駆動装置の基本構成図である。図2は、本発明の各実施の形態に共通するモータ駆動装置内の結線図である。図3は、比較例として示す一般的なモータ駆動装置内の結線図である。
各実施の形態に共通するモータ駆動装置は、図1に示すように、モータ制御回路1と、モータユニット80とを備える。モータユニット80は、モータ駆動回路2と、モータ50とを備える。モータ50の好ましい一例は、永久磁石式同期モータである。モータ制御回路1は、モータ50の動作を指示及び制御する制御回路である。モータ駆動回路2は、モータ50を駆動する駆動回路である。
モータ制御回路1は、モータ電圧及び速度制御部10を備える。モータ電圧及び速度制御部10は、モータ50への印加電圧及びモータ50の回転速度を制御するための指令信号を生成してモータ駆動回路2に出力する。モータ駆動回路2は、インバータ回路22を備える。インバータ回路22は、モータ制御回路1から指示される指令信号に基づいてモータ50を駆動する。モータ50の駆動は、モータ制御回路1から供給される直流電力を使用して、モータ50の図示しない巻線に駆動電流を供給することで行われる。
モータ制御回路1とモータ駆動回路2との間は、接続線30によって電気的に接続されている。上記[背景技術]の項で説明したように、モータ制御回路1とモータ駆動回路2との間は、高圧電源線、低圧電源線、指令信号線、速度信号線及びGND線という5つの電線で接続される構成が一般的である。この構成の結線態様を示したものが図3である。
図3において、高圧電源線31は、高圧の電源電圧(以下、適宜「高圧電圧」と呼ぶ)Vmを印加するための電線である。高圧電圧Vmの例は280[V]である。低圧電源線32は、低圧の電源電圧(以下、適宜「低圧電圧」と呼ぶ)Vccを印加するための電線である。低圧電圧Vccの例は15[V]である。指令信号線33は、指令信号であるVsp信号を伝送するための電線である。速度信号線34は、速度信号であり、回転パルス信号でもあるFG信号を伝送するための電線である。GND線35は、電源電圧の戻り線及び信号電位の基準線である。なお、Vsp信号及びFG信号の詳細については、後述する。
これに対し、本発明では、接続線30の数を少なくするために、Vsp信号と、FG信号とを重畳して1本の電線、即ち1本の信号線で双方向に信号を伝達することを提案する。図2は、本発明の提案による結線態様を図1の構成に合わせて記載したものである。図2によれば、モータ制御回路1における入出力端子18と、モータ駆動回路2における入出力端子19との間が4本の電線で接続されている。高圧電源線31、低圧電源線32及びGND線35の接続は同様であるが、Vsp信号とFG信号とを伝送するための電線は共用化され、指令信号線33及び速度信号線34の機能を兼ね備えた制御信号線36として配線されている。
制御信号線36は、双方向に信号を伝達する信号線である。具体的に、モータ制御回路1からモータ駆動回路2に対しては、Vsp信号が伝送される。また、モータ駆動回路2からモータ制御回路1に対しては、FG信号が伝送される。これらのVsp信号及びFG信号は、モータ制御回路1とモータ駆動回路2との間において、同時に送受することも可能である。
次に、個別の実施の形態について説明する。
実施の形態1.
図4は、実施の形態1に係るモータ駆動回路、モータ制御回路及びモータユニットを含むモータ駆動装置の構成を示すブロック図である。なお、図4では、図2に示した4本の電線のうち、制御信号線36のみを示し、他の3本の電線の図示は省略している。また、図4では、電源回路の図示も省略している。また、図4において、図2と同一の構成部には同一の符号を付して、重複する説明は割愛する。
図4に示すように、実施の形態1に係るモータ駆動装置100は、モータ制御回路1と、モータユニット80とを備える。モータユニット80は、モータ50と、モータ駆動回路2とを備える。モータ駆動回路2は、インバータ回路22に加え、抽出回路であるピークホールド回路20と、重畳回路であるパルス重畳回路24とを備える。
モータ駆動回路2において、ピークホールド回路20は、入出力端子19と、インバータ回路22との間に配置される。ピークホールド回路20は、入力される制御信号のピーク電圧を抽出する回路である。パルス重畳回路24は、入出力端子19と、モータ50との間に配置される。パルス重畳回路24は、入力される回転パルス信号であるFG信号を、指令信号であるVsp信号に重畳する回路である。
次に、実施の形態1に係るモータ駆動装置100の動作について、図4に加え、図5から図8の図面を参照して説明する。図5は、実施の形態1におけるVsp信号の例を示す図である。図6は、実施の形態1におけるFG信号の例を示す図である。図7は、図5に示すVsp信号と図6に示すFG信号とを重畳させた実施の形態1における重畳信号を示す図である。図8は、図7に示す重畳信号からVsp信号を復元する様子を示す図である。
Vsp信号は、Vsp電圧に比例した指令速度又はモータ印加電圧を指令する指令信号である。言い替えると、指令信号は、指令速度又はモータ印加電圧を電圧レベルに対応させた信号である。図5に示されるように、Vsp電圧は、Vsp信号の電圧レベルである。Vsp信号の電圧レベルは、最小値である0[V]と、最大値であるVs0[V]との間の範囲に収まるように設定される。
FG信号は、図6に示すような、モータ50の回転速度に比例したパルス繰り返し周波数のパルス列で表される速度信号である。言い替えると、速度信号は、モータ50の回転速度をパルス繰り返し周波数に対応させたパルス信号である。即ち、パルス列のパルス繰り返し周波数の大小によって、モータ50の回転速度の大小が表される。また、各パルスの振幅は、図6の例では、Vsp信号の最大値であるVs0[V]に設定されている。
図4において、モータ制御回路1のモータ電圧及び速度制御部10から出力されたVsp信号は、制御信号線36に送出される。モータ駆動回路2のパルス重畳回路24は、制御信号線36に送出されたVsp信号に対して、上述したFG信号を重畳する。Vsp信号に対するFG信号の重畳は、Vsp信号とFG信号とを信号レベルで掛け合わせることで行われる。これにより、アナログ信号であるVsp信号は、パルス状の信号になり、パルス列信号であるFG信号は、パルス列における各パルスのピーク値が、Vsp電圧に応じて変化することになる。図7には、図5に示すVsp信号に、図6に示すFG信号が重畳された重畳信号が示されている。以下、重畳信号を、適宜「Vsp×FG信号」又は「Vsp×FG」と表記する。
モータ駆動回路2のピークホールド回路20は、制御信号線36に流れる制御信号である重畳信号のピーク値を検出する。図8には、図7に示す重畳信号からVsp信号が復元され様子が示されている。図8に示すように、パルス列であるVsp×FG信号のピーク値をピークホールド回路20でピークホールドすることでモータ制御回路1から指示された指令値であるVsp信号の信号レベルを認識することができる。
また、一般的なモータ制御回路1には、パルスの有無を判定するための閾値レベルの調整機能が具備されている。このため、この機能を利用すれば、特別な回路を付加することなく、パルスの有無を判定することができる。これにより、モータ制御回路1では、パルス列のパルス繰り返し周波数を検出することができ、モータ50の回転速度を認識することができる。
以上説明したように、実施の形態1に係るモータ駆動回路は、モータの回転速度を示す速度信号を指令信号に重畳した重畳信号を制御信号線に送出する重畳回路であるパルス重畳回路と、制御信号線に流れる重畳信号から指令信号を抽出する抽出回路であるピークホールド回路とを備える。これにより、モータ制御回路との間に配される電線の数を削減することができる。また、電線の数の削減により、余分な配線空間を削減でき、材料コストの抑制を図ることができる。
また、実施の形態1に係るモータ制御方法は、モータへの指令信号と、モータの回転速度を示す速度信号とを重畳させた重畳信号を生成するステップと、重畳信号をモータ駆動回路とモータ制御回路との間で相互に伝送するステップと、を含む。重畳信号の使用により、指令信号及び速度信号を伝送するための電線を共用化することができる。これにより、モータ駆動回路とモータ制御回路との間に配される電線の数を削減することができる。また、電線の数の削減により、余分な配線空間を削減でき、材料コストの抑制を図ることができる。
実施の形態2.
実施の形態2では、指令速度及びモータ印加電圧に対応するVsp信号の好ましい範囲について、図9から図11の図面を参照して説明する。図9は、Vsp信号の範囲に制限を設けない場合のVsp信号と指令値との関係を示す図である。図10は、Vsp信号の範囲に制限を設けた実施の形態2におけるVsp信号と指令値との関係を示す図である。図11は、図10に示す範囲の指令値によって生成されたVsp×FG信号の波形を示す図である。
図9及び図10において、横軸はVsp電圧のレベルを示し、縦軸は指令値を示している。指令速度は、モータ50に指示する回転速度の指令値であり、モータ印加電圧は、モータ50に印加する電圧の指令値である。図9の場合、指令値の最小値がVsp電圧の0[V]、即ちVsp電圧として付与可能な範囲の下限値に設定されている。このため、指令値が最小値もしくは最小値に近い値の場合、Vsp×FG信号のレベルが小さく、FG信号のパルス繰り返し周波数又はパルス繰り返し周期を検出することができない。これを防止するため、指令値の各最小値をVsp電圧の0[V]とはせず、例えば図10の例のように、(1/10)×Vs0とする。このときの波形は、図11の下段部に示されるように、Vsp×FG信号のレベルは、FG信号のパルス繰り返し周波数又はパルス繰り返し周期を検出することができるレベルに達している。従って、指令値の最小値から最大値までの全ての範囲において、FG信号の繰り返し周波数又は周期の検出が可能になる。
以上説明したように、実施の形態2に係るモータ制御回路では、指令信号によって与えられる指令値の最小値は、制御信号の電圧レベルとして付与可能の範囲の下限値よりも大きい値に設定されている。これにより、実施の形態1の効果に加え、指令値の最小値から最大値までの全ての範囲において、FG信号の繰り返し周波数又は周期の検出が可能になるという効果が得られる。
実施の形態3.
実施の形態1,2は、電圧レベル信号であるVsp信号に、パルス信号であるFG信号を重畳させる実施の形態であった。これに対し、実施の形態3は、Vsp信号及びFG信号の双方共に、パルス信号とする実施の形態である。但し、Vsp信号のパルスとFG信号のパルスとは、一方を高周波とした場合、他方を低周波として、異なる周波数で構成する。
図12は、実施の形態3に係るモータ駆動回路、モータ制御回路及びモータユニットを含むモータ駆動装置の構成を示すブロック図である。実施の形態3に係るモータ駆動装置100Aでは、図4に示す実施の形態1に係るモータ駆動装置100の構成において、モータ制御回路1がモータ制御回路1Aに変更され、モータ駆動回路2がモータ駆動回路2Aに変更され、モータユニット80がモータユニット80Aに変更されている。モータ制御回路1Aでは、モータ制御回路1の構成において、出力回路12Aと、信号抽出回路14Aとが付加されている。モータ駆動回路2Aでは、モータ駆動回路2の構成において、ピークホールド回路20が信号抽出回路20Aに変更され、パルス重畳回路24が信号重畳回路24Aに変更されている。なお、その他の構成については、実施の形態1の構成と同一又は同等であり、同一又は同等の構成部には同一の符号を付して、重複する説明は割愛する。
次に、実施の形態3に係るモータ駆動装置100Aの動作について、図12に加え、図13の図面を参照して説明する。図13は、実施の形態3におけるVsp信号、FG信号及びVsp×FG信号の例を示す図である。具体的に、図13(a)は、モータ制御回路1Aのモータ電圧及び速度制御部10から出力回路12Aに出力されるVsp信号の波形例であり、図13(b)は、モータ50からモータ駆動回路2Aの信号重畳回路24Aに出力されるFGパルス信号の波形例であり、図13(c)は、モータ駆動回路2Aの信号重畳回路24Aによって重畳された重畳信号であるVsp×FG信号の波形例である。図13(a)と、図13(b)との波形から理解できるように、Vsp信号は、より高周波のパルス繰り返し周波数で変調されたパルス列信号であり、FGパルス信号は、より低周波のパルス繰り返し周波数で変調されたパルス列信号である。なお、以下の記載において、モータ電圧及び速度制御部10から出力されるパルス列信号であるVsp信号を「第一のパルス列信号」と呼び、モータ50から出力されるパルス列信号であるFGパルス信号を「第二のパルス列信号」と呼ぶ場合がある。
モータ電圧及び速度制御部10は、Vsp信号を生成する際に、指令速度又はモータ印加電圧を示す第一の周波数をパルス繰り返し周波数に対応させたパルス列信号を生成する。従って、指令速度又はモータ印加電圧が大きい場合には、パルス繰り返し周波数が高いパルス列信号となり、指令速度又はモータ印加電圧が小さい場合には、パルス繰り返し周波数が低いパルス列信号となる。
モータ電圧及び速度制御部10から出力されたVsp信号は、出力回路12Aに入力される。出力回路12Aは、入力されたVsp信号をそのまま制御信号線36に送出する。モータ駆動回路2Aの信号重畳回路24Aは、制御信号線36に送出されたVsp信号に対して、入力されたFGパルス信号を重畳する。Vsp信号に対するFG信号の重畳は、Vsp信号とFG信号とを信号レベルで掛け合わせることで行われる。従って、制御信号線36には、信号重畳回路24Aにより、Vsp信号とFG信号とが重畳された重畳信号であるVsp×FG信号が送出される。
モータ駆動回路2Aにおいては、信号抽出回路20Aによって、高周波成分と低周波成分とが分離され、高周波成分であるVsp信号が抽出される。インバータ回路22は、抽出されVsp信号によって制御される。これにより、モータ50は、指令速度又は指定のモータ印加電圧となるように駆動される。
また、モータ制御回路1においては、信号抽出回路14Aによって、高周波成分と低周波成分とが分離され、低周波成分であるFGパルス信号が抽出され、モータ電圧及び速度制御部10に伝送される。これにより、モータ電圧及び速度制御部10において、モータ50の回転速度の検出が可能となる。
なお、上記の説明では、Vsp信号をより高周波のパルス繰り返し周波数で変調されたパルス列信号とし、FG信号をより低周波のパルス繰り返し周波数で変調されたパルス列信号としているが、これに限定されない。上記とは逆に、Vsp信号をより低周波のパルス繰り返し周波数で変調されたパルス列信号とし、FG信号をより高周波のパルス繰り返し周波数で変調されたパルス列信号としてもよい。
以上説明したように、実施の形態3に係るモータ駆動回路は、指令速度又はモータへの印加電圧を示す第一の周波数をパルス繰り返し周波数に対応させた第一のパルス列信号と、モータの回転速度を示す第二の周波数をパルス繰り返し周波数に対応させた第二のパルス列信号とを重畳させて制御信号線に送出する。これにより、モータ制御回路との間に配される電線の数を削減することができる。また、電線の数の削減により、余分な配線空間を削減でき、材料コストの抑制を図ることができる。
また、実施の形態3に係るモータ制御回路は、モータへの印加電圧を指令する指令信号を制御信号線に送出する出力回路と、速度信号と指令信号とが重畳されて制御信号線に流れる重畳信号から速度信号を抽出する抽出回路と、を備える。これにより、モータ駆動回路との間に配される電線の数を削減することができる。また、電線の数の削減により、余分な配線空間を削減でき、材料コストの抑制を図ることができる。
実施の形態4.
図14は、実施の形態4に係る送風機器の一例である換気扇の説明に供する斜視図である。図14において、換気扇150は、本体枠81に収容された実施の形態1に係るモータ駆動装置100によって、ファン82が駆動され、ファン82の回転によって気流が発生する。そして、発生した気流によって、換気が行われる。
実施の形態1から3に係るモータ駆動装置によれば、前述した接続線の本数の削減により、小型化及び低コスト化を図ることができる。これにより、換気扇への収容が容易になるという効果が得られる。
また、換気扇に代表される送風機器においては、風量の多段切替等の実現のため、誘導モータに代わって永久磁石式同期モータを搭載する要求が高まってきている。永久磁石式同期モータは誘導モータより消費電力が小さく、制御性が良い反面、駆動回路が必須となりコストアップの要因となっている。その要因を克服する意味で、接続線の本数の削減、接続コネクタの極数の削減、又は基板スペースの削減は、本体の工作性、サイズ、コストの改善などに有効である。従って、実施の形態1から3に係るモータ駆動装置を送風機器に搭載する効果は大きい。
なお、以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1,1A モータ制御回路、2,2A モータ駆動回路、10 モータ電圧及び速度制御部、12A 出力回路、14A 信号抽出回路、18,19 入出力端子、20 ピークホールド回路、20A 信号抽出回路、22 インバータ回路、24 パルス重畳回路、24A 信号重畳回路、30 接続線、31 高圧電源線、32 低圧電源線、33 指令信号線、34 速度信号線、35 GND線、36 制御信号線、50 モータ、80,80A モータユニット、81 本体枠、82 ファン、100,100A モータ駆動装置、150 換気扇。

Claims (6)

  1. 制御信号線を介して入力される指令信号に基づいてモータを駆動するモータ駆動回路と、制御信号線を介して入力され、前記モータの回転速度を示す速度信号に基づいて前記モータの動作を指示するモータ制御回路とを備えたモータ駆動装置であって、
    前記モータ駆動回路は、
    記速度信号を前記指令信号に重畳した重畳信号を前記制御信号線に送出する重畳回路と、
    前記制御信号線に流れる前記重畳信号から前記指令信号を抽出する抽出回路と、を備え、
    前記モータ制御回路は、前記モータの回転速度を指令する指令信号を前記制御信号線に送出する出力回路を備え、
    前記指令信号は、指令速度を電圧レベルに対応させた信号であり、
    前記速度信号は、前記モータの回転速度をパルス繰り返し周波数に対応させたパルス信号であり、
    前記重畳回路は、前記パルス信号を前記指令信号に重畳するパルス重畳回路であり、
    前記抽出回路は、前記重畳信号のピーク値を検出するピークホールド回路であり、
    前記モータ駆動回路及び前記モータ制御回路は、信号の双方向且つ同時伝送が可能となるように構成されている
    ことを特徴とするモータ駆動装置
  2. 制御信号線を介して入力される指令信号に基づいてモータを駆動するモータ駆動回路と、制御信号線を介して入力され、前記モータの回転速度を示す速度信号に基づいて前記モータの動作を指示するモータ制御回路とを備えたモータ駆動装置であって、
    前記モータ駆動回路は、
    記速度信号を前記指令信号に重畳した重畳信号を前記制御信号線に送出する重畳回路と、
    前記制御信号線に流れる前記重畳信号から前記指令信号を抽出する抽出回路と、を備え、
    前記モータ制御回路は、前記モータへの印加電圧を指令する指令信号を前記制御信号線に送出する出力回路を備え、
    前記指令信号は、前記モータへの印加電圧を電圧レベルに対応させた信号であり、
    前記速度信号は、前記モータの回転速度をパルス繰り返し周波数に対応させたパルス信号であり、
    前記重畳回路は、前記パルス信号を前記指令信号に重畳するパルス重畳回路であり、
    前記抽出回路は、前記重畳信号のピーク値を抽出するピークホールド回路であり、
    前記モータ駆動回路及び前記モータ制御回路は、信号の双方向且つ同時伝送が可能となるように構成されている
    ことを特徴とするモータ駆動装置
  3. 前記指令信号によって与えられる指令値の最小値は、前記指令信号の電圧レベルとして付与可能の範囲の下限値である0[V]よりも大きい
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のモータ駆動装置。
  4. 制御信号線を介して入力される指令信号に基づいてモータを駆動するモータ駆動回路と、制御信号線を介して入力され、前記モータの回転速度を示す速度信号に基づいて前記モータの動作を指示するモータ制御回路とを備えたモータ駆動装置であって、
    前記モータ駆動回路は、
    前記モータの回転速度を示す速度信号を前記指令信号に重畳した重畳信号を前記制御信号線に送出する重畳回路と、
    前記制御信号線に流れる前記重畳信号から前記指令信号を抽出する第一の抽出回路と、
    を備え、
    前記モータ制御回路は、
    前記モータの回転速度を指令する指令信号を前記制御信号線に送出する出力回路と、
    前記重畳信号から前記速度信号を抽出する第二の抽出回路と、
    を備え、
    前記指令信号は、指令速度を示す第一の周波数をパルス繰り返し周波数に対応させた第一のパルス列信号であり、
    前記速度信号は、前記モータの回転速度を示す第二の周波数をパルス繰り返し周波数に対応させた第二のパルス列信号であり、
    前記重畳回路は、前記第一のパルス列信号に前記第二のパルス列信号を重畳するパルス重畳回路であり、
    前記第一の抽出回路は、前記重畳信号から前記第一の周波数の成分を抽出する回路であり、
    前記第二の抽出回路は、前記重畳信号から前記第二の周波数の成分を抽出する回路であり、
    前記モータ駆動回路及び前記モータ制御回路は、信号の双方向且つ同時伝送が可能となるように構成されている
    ことを特徴とするモータ駆動装置。
  5. 制御信号線を介して入力される指令信号に基づいてモータを駆動するモータ駆動回路と、制御信号線を介して入力され、前記モータの回転速度を示す速度信号に基づいて前記モータの動作を指示するモータ制御回路とを備えたモータ駆動装置であって、
    前記モータ駆動回路は、
    前記モータの回転速度を示す速度信号を前記指令信号に重畳した重畳信号を前記制御信号線に送出する重畳回路と、
    前記制御信号線に流れる前記重畳信号から前記指令信号を抽出する第一の抽出回路と、
    を備え、
    前記モータ制御回路は、
    前記モータへの印加電圧を指令する指令信号を前記制御信号線に送出する出力回路と、
    前記重畳信号から前記速度信号を抽出する第二の抽出回路と、
    を備え、
    前記指令信号は、前記モータへの印加電圧を示す第一の周波数をパルス繰り返し周波数に対応させた第一のパルス列信号であり、
    前記速度信号は、前記モータの回転速度を示す第二の周波数をパルス繰り返し周波数に対応させた第二のパルス列信号であり、
    前記重畳回路は、前記第一のパルス列信号に前記第二のパルス列信号を重畳するパルス重畳回路であり、
    前記第一の抽出回路は、前記重畳信号から前記第一の周波数の成分を抽出する回路であり、
    前記第二の抽出回路は、前記重畳信号から前記第二の周波数の成分を抽出する回路であり、
    前記モータ駆動回路及び前記モータ制御回路は、信号の双方向且つ同時伝送が可能となるように構成されている
    ことを特徴とするモータ駆動装置。
  6. 請求項1から5の何れか1項に記載のモータ駆動装置を備えた送風機器。
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