JP7255254B2 - 半導体モジュールの製造方法および組立冶具セット - Google Patents

半導体モジュールの製造方法および組立冶具セット Download PDF

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Description

本発明は、半導体モジュールの製造方法および組立冶具セットに関する。
従来、半導体モジュールを組み立てるための冶具を用いた製造方法が知られている(例えば、特許文献1~3参照)。
特許文献1 特開2015-170731号公報
特許文献2 特開2006-093574号公報
特許文献3 特開2005-109416号公報
しかしながら、従来の製造方法では、取り数が増加した場合に、半導体セルを搭載するためのサイクル時間が増加することが課題である。
本発明の第1の態様においては、半導体チップを有する半導体モジュールの製造方法であって、載置用トレイに複数の回路基板を載置する段階と、複数の第1個別冶具を第1トレイ冶具上に載置する段階と、載置用トレイ上に第1トレイ冶具を載置することにより、複数の第1個別冶具を複数の回路基板に載置する段階と、複数の第1個別冶具により、半導体チップの載置面に平行な平行方向における位置を決定して、複数の回路基板のそれぞれに半導体チップを搭載する段階とを備える製造方法を提供する。
複数の第1個別冶具は、第1トレイ冶具により、平行方向における位置が決定されてよい。
半導体チップを搭載する段階において、複数の第1個別冶具は、複数の回路基板により、半導体チップの載置面と直交する直交方向における位置が決定されてよい。
半導体モジュールの製造方法第1トレイ冶具上に、複数の第2個別冶具が載置された第2トレイ冶具を載置する段階と、複数の第2個別冶具により、平行方向における位置を決定して、複数の半導体チップのそれぞれに金属配線板を搭載する段階とをさらに備えてよい。
複数の第2個別冶具は、第2トレイ冶具により、平行方向における位置が決定されてよい。
金属配線板を搭載する段階において、複数の第2個別冶具は、複数の第1個別冶具により、半導体チップの載置面と直交する直交方向における位置が決定されてよい。
本発明の第2の態様においては、半導体チップを有する半導体モジュールの組立冶具セットであって、載置用トレイと、載置用トレイにより、半導体チップの載置面に平行な平行方向における位置が決定された第1トレイ冶具と、第1トレイ冶具により平行方向における位置が決定された複数の第1個別冶具とを備える組立冶具セットを提供する。
組立冶具セットは、第1トレイ冶具により平行方向における位置が決定された第2トレイ冶具と、第2トレイ冶具により平行方向における位置が決定された複数の第2個別冶具とをさらに備えてよい。
第1トレイ冶具は、位置決め用の複数のピンを有してよい。載置用トレイおよび第2トレイ冶具は、複数のピンを受け入れるための複数の窪みを有してよい。
複数の第1個別冶具は、半導体チップを誘導するための傾斜部を有してよい。
なお、上記の発明の概要は、本発明の特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
半導体モジュール300の上面の一例を示す図である。 半導体セル200の上面の拡大図の一例を示す。 半導体セル200のA-A断面部の一例を示す。 組立冶具セット100を説明するための図である。 半導体モジュール300を製造するためのフローチャートの一例を示す。 載置用トレイ10の上面図の一例を示す。 第1個別冶具25の上面図の一例を示す。 第1トレイ冶具20の上面図の一例を示す。 複数の第1個別冶具25が第1トレイ冶具20に載置された状態を示す。 半導体セル200の組み立て時の上面図の一例である。 半導体セル200の組み立て時の上面図の一例である。 第2個別冶具35の上面図の一例を示す。 第2トレイ冶具30の上面図の一例を示す。 複数の第2個別冶具35が第2トレイ冶具30に載置された状態を示す。 半導体セル200の組み立て時の上面図の一例である。 半導体セル200の組立時の断面の拡大図である。 比較例に係る組立冶具セット500の構成の一例を示す。 比較例に係る組立冶具セット500の構成の一例を示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1Aは、半導体モジュール300の上面の一例を示す図である。図1Aの上面視における矩形状の筐体310の長辺方向をX軸とし、短辺方向をY軸とする。Z軸は、X軸およびY軸と右手系を成す。
本明細書において、後述する半導体チップ210の載置面212に平行な方向を平行方向と称する。平行方向は、XY面内の方向である。また、半導体チップ210の載置面212と直交する方向を直交方向と称する。直交方向は、Z軸方向である。
半導体モジュール300は、半導体セル200と、筐体310と、放熱板320とを備える。本例の半導体モジュール300は、3つの半導体セル200を備える。
筐体310は、樹脂製の端子ケースである。筐体310は、X軸方向に平行な2つの側壁311およびY軸方向に平行な2つの側壁312を有する。2つの側壁311および2つの側壁312は、半導体セル200を収容する領域を画し、上面視で半導体セル200を囲うように設けられる。
放熱板320は、半導体モジュール300の下面側に設けられる。放熱板320は、XY面と平行な平面を有する板状の金属板であってよい。例えば、放熱板320の材料は、アルミニウムまたは銅を含む金属材料である。放熱板320は、上面視で側壁311および側壁312と重なって設けられる。上面視において、2つの側壁311および2つの側壁312によって画定された矩形状の領域には、放熱板320の上面が部分的に露出している。
半導体セル200は、放熱板320の露出した上面に搭載される。半導体セル200は、はんだ等の接合材料により放熱板320の上面に固定される。これにより、半導体セル200で発生した熱は、放熱板320に伝達される。
なお、筐体310は、主端子313を有する。主端子313は、例えば3相インバータ回路におけるU相、V相およびW相をそれぞれ駆動するための、U相端子、V相端子およびW相端子である。また、主端子313は、例えば3相インバータ回路に電源を供給するための電源端子である。
図1Bは、半導体セル200の上面の拡大図の一例を示す。半導体セル200は、1または複数の半導体チップ210と、回路基板220と、導電性の金属配線板230とを備える構造体である。半導体セル200はさらに放熱ブロック240を備えてよい。本例の半導体セル200は、4つの半導体チップ210を備える。半導体セル200において、2個2組の半導体チップ210、導電板221および金属配線板230は、ハーフブリッジ回路を構成するよう電気的に接続されてよい。
半導体チップ210は、トランジスタおよびダイオード等の縦型のパワー半導体素子である。半導体チップ210は、MOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)、絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ(IGBT)または、IGBTおよび還流ダイオード(FWD:Free Wheel Diode)を1チップ上に形成したRC-IGBT等であってよい。半導体チップ210は、シリコンのほか、炭化ケイ素および窒化ガリウム等の半導体基板を用いて形成されてよい。
回路基板220は、例えば、DCB(Direct Copper Bonding)基板またはAMB(Active Metal Brazing)基板であってよい。回路基板220は、導電板221および絶縁板222を有する。絶縁板222は、アルミナ(Al)、窒化アルミニウム(AlN)、窒化珪素(Si)等のセラミックス材料を用いて形成される。導電板221は、絶縁板222の上方に設けられた導電性の配線パターンである。例えば、導電板221の材料は銅または銅合金などの金属材料である。
金属配線板230は、半導体チップ210と電気的に接続される。本例の金属配線板230は、半導体チップ210のコレクタおよびエミッタを配線する。金属配線板230は、はんだを介して半導体チップ210の電極と接続されてよい。金属配線板230は、半導体モジュール300の外部と接続するための外部接続端子と接続されてよい。金属配線板230は、接合部231と、連結部233と、接合部235とを備える。金属配線板230は、プレス加工などにより金属板を成型した導電性の接続部材であってよい。金属板は銅または銅合金の板であってよい。金属配線板230はニッケルなどのめっき膜を表面に有してよい。金属配線板230の断面(Z-X断面)は矩形の部分を有してよい。
接合部231は、半導体チップ210とはんだ接合される。連結部233は、接合部231および接合部235を連結する。接合部235は、導電板221にはんだ接合される。接合部231のはんだ接合面(即ち、XY平面における面積)は、接合部235のはんだ接合面と大きさが異なる。本例の接合部231の接合面は、接合部235の接合面よりも大きい。
接合部231は、連結部233に対してY方向にずれて設けられている。接合部235は、連結部233に対してY方向にずれて設けられている。接合部231および接合部235は、Y方向において連結部233に対し反対側に設けられている。上面視において、接合部231は連結部233に対し近位の2辺および遠位の2辺を有し、接合部235は連結部233に対し近位の2辺および遠位の2辺を有している。上面視において、近位の4辺は連結部233の外形と交差し、遠位の4辺は、X方向およびY方向において連結部233の外形から離れている。少なくともひとつの金属配線板において、接合部231は連結部233に対しプラスX方向およびプラスY方向に延出する要素を有し、接合部235は連結部233に対しマイナスX方向およびマイナスY方向に延出する要素を有している。即ち、接合部231と連結部233との間や、接合部235と連結部233との間に段差が形成される。金属配線板230を載置するための冶具を、金属配線板230の段差に応じた形状とすることにより、冶具を用いた金属配線板230の載置が容易になる。
放熱ブロック240は、回路基板220上に設けられる。放熱ブロック240は、半導体セル200で生じた熱を拡散して放熱する。例えば、放熱ブロック240の材料は、銅および銅合金などの金属材料である。
図1Cは、半導体セル200のA-A断面部の一例を示す。A-A断面は、接合部231、連結部233および接合部235を含む断面である。金属配線板230は、接合部231と、脚部232と、連結部233と、脚部234と、接合部235とを備えている。
脚部232は、接合部231と接続される。脚部232は、接合部231から半導体チップ210の上面と離れる方向に延伸する。脚部232は、接合部231から任意の角度で折れ曲がった部分である。本例の脚部232は、半導体チップ210の上面と垂直な方向(即ち、Z軸方向)に延伸している。
脚部234は、接合部235と接続される。脚部234は、接合部235から導電板221の上面と離れる方向に延伸する。脚部234は、接合部235から任意の角度で折れ曲がった部分である。本例の脚部234は、導電板221の上面と垂直な方向(即ち、Z軸方向)に延伸している。脚部234のZ軸方向の長さは、例えば、半導体チップ210およびはんだ237の厚みに相当する分、脚部232より長くてよい。
接合部231は、はんだ237により、半導体チップ210とはんだ接合される。半導体チップ210は、はんだ236により、導電板221とはんだ接合される。接合部235は、はんだ238により、導電板221とはんだ接合される。接合部231および接合部235は、接合面の大きさが異なり、かつ、Z軸方向の高さが異なるので、組み立て時のリフローによってはんだが溶融すると、金属配線板230を安定して配置することが困難な場合がある。そのため、金属配線板230を位置決めし、リフロー時に位置を固定するための冶具が用いられる。
図2は、組立冶具セット100を説明するための図である。組立冶具セット100は、載置用トレイ10と、第1トレイ冶具20と、複数の第1個別冶具25と、第2トレイ冶具30と、複数の第2個別冶具35とを備える。
組立冶具セット100は、複数の半導体セル200を組み立てるために用いられる。本例の組立冶具セット100は、16個の半導体セル200を一括で組み立てるために用いられる。半導体セル200の個数はこれに限定されない。
載置用トレイ10は、回路基板220を位置決めする。載置用トレイ10には、複数の回路基板220が搭載される。複数の回路基板220は、載置用トレイ10により平行方向における位置が決定される。載置用トレイ10は、第1トレイ冶具20との位置合わせ用の窪み12を有する。
第1トレイ冶具20は、複数の回路基板220と対応するように複数の第1個別冶具25を位置決めする。第1トレイ冶具20には、16個の第1個別冶具25が載置されている。第1トレイ冶具20は、位置決め用の複数のピン22を有する。ピン22は、載置用トレイ10に設けられた窪み12に挿入される。これにより、第1トレイ冶具20は、載置用トレイ10に対して、平行方向における位置が決定される。本例の第1トレイ冶具20は、片面に3つのピン22を有するが、ピン22の本数はこれに限定されない。
複数の第1個別冶具25は、半導体セル200の部品を回路基板220上に搭載するための位置決め用の冶具である。複数の第1個別冶具25は、第1トレイ冶具20に載置される。複数の第1個別冶具25は、第1トレイ冶具20により平行方向における位置が決定される。
第2トレイ冶具30は、複数の第1個別冶具25と対応するように複数の第2個別冶具35を位置決めする。第2トレイ冶具30は、第1トレイ冶具20により平行方向における位置が決定される。第2トレイ冶具30には、16個の第2個別冶具35が載置されている。第2トレイ冶具30は、ピン22を受け入れるための窪み32を有する。ピン22は、第2トレイ冶具30に設けられた窪み32に挿入される。これにより、第2トレイ冶具30は、第1トレイ冶具20に対して、平行方向における位置が決定される。ピン22の端部には、窪み12,32へ容易に挿入される、テーパーが設けられてもよい。
複数の第2個別冶具35は、半導体セル200の部品を回路基板220上に搭載するための位置決め用の冶具である。複数の第2個別冶具35は、第2トレイ冶具30に載置される。複数の第2個別冶具35は、第2トレイ冶具30により平行方向における位置が決定される。
組立冶具セット100の冶具およびトレイの材料は、それぞれ同一であっても異なっていてもよい。組立冶具セット100の材料は、加工容易性、コスト、伝熱性等の観点から選択される。本例の組立冶具セット100の材料はカーボンであるが、セラミックス等の他の材料であってもよい。
組立冶具セット100は、載置用トレイ10、第1トレイ冶具20および第2トレイ冶具30の平行方向における位置を決定して重ねることにより、半導体セル200を組み立てる。ピン22を用いることにより、第1トレイ冶具20は、載置用トレイ10および第2トレイ冶具30と位置合わせされる。
ここで、組立冶具セット100は、手動で操作されても、ロボットにより自動で操作されてもよい。手動で操作する場合、第1トレイ冶具20および第2トレイ冶具30を一括で載置することができるので、半導体セル200の取り数が増加しても冶具を載置する時間が増加しない。一方、自動で操作する場合、第1トレイ冶具20および第2トレイ冶具30をロボットアームで扱うので、第1個別冶具25および第2個別冶具35をロボットアームで扱う場合よりも、冶具の破損が生じにくい。
図3は、半導体モジュール300を製造するためのフローチャートの一例を示す。本例では、ステップS100からステップS114により、半導体モジュール300が製造される。載置用トレイ10の上に、第1個別冶具25、半導体チップ210、第2個別冶具35および金属配線板230がこの順に載置される。
ステップS100において、載置用トレイ10に複数の回路基板220を載置する。複数の回路基板220の載置は、個別であっても一括であってもよい。
ステップS102において、複数の第1個別冶具25を第1トレイ冶具20上に載置する。複数の第1個別冶具25は、ステップS100の前に第1トレイ冶具20上に載置されていてもよい。ステップS102に代えて、複数の第1個別冶具25を第1トレイ冶具20上に載置した冶具アセンブリを準備するステップを設けてもよい。また、一度、複数の第1個別冶具25を第1トレイ冶具20上に載置すれば、別の半導体セル200の組立時にもそのまま使用することができる。
ステップS104において、載置用トレイ10上に第1トレイ冶具20を載置することにより、複数の第1個別冶具25を複数の回路基板220に載置する。これにより、複数の第1個別冶具25が一括して、複数の回路基板220に載置される。
ステップS106において、複数の第1個別冶具25により、平行方向における位置を決定して、複数の回路基板220のそれぞれに半導体チップ210を搭載する。半導体チップ210の搭載は、個別であっても一括であってもよい。ステップS106において、第1個別冶具25の直交方向の位置は、回路基板220により決定されている。なお、半導体チップ210に加えて、半導体チップ210用のはんだ、金属配線板230用のはんだ、および銅ブロック等の他の部品が搭載されてよい。
ステップS108において、複数の第2個別冶具35を第2トレイ冶具30上に載置する。複数の第2個別冶具35は、ステップS110の前に第2トレイ冶具30上に載置されていればよい。また、一度、複数の第2個別冶具35を第2トレイ冶具30上に載置すれば、別の半導体セル200の組立時にもそのまま使用することができる。
ステップS110において、第1トレイ冶具20上に第2トレイ冶具30を載置することにより、複数の第2個別冶具35を複数の第1個別冶具25上に載置する。これにより、複数の第2個別冶具35が一括して、複数の第1個別冶具25に載置される。
ステップS112において、複数の第2個別冶具35により、平行方向における位置を決定して、複数の回路基板220のそれぞれに金属配線板230を搭載する。金属配線板230の搭載は、個別であっても一括であってもよい。ステップS112において、第2個別冶具35の直交方向の位置は、第1個別冶具25により決定されている。なお、金属配線板230に加えて、金属配線板230用のはんだ等の他の部品が搭載されてよい。
ステップS114において、半導体セル200をパッケージングする。例えば、複数の半導体セル200が筐体310に収容される。これらのステップにより、半導体モジュール300が製造される。
図4は、載置用トレイ10の上面図の一例を示す。載置用トレイ10は、複数の載置部11を有する。本例の載置用トレイ10の材料はカーボンであるが、これに限定されない。
複数の載置部11は、回路基板220を位置決めするための窪みを有する。載置部11は、半導体セル200の組立およびリフロー時に回路基板220の位置がずれないように位置決めしている。載置部11は、回路基板220を位置決めできるものであれば、窪み以外の他の構造を有してよい。本例の載置部11は、16個の回路基板220に対応した形状を有する。載置部11の形状はそれぞれ回路基板220の外形と相似であってよい。図示するように長方形の2つの角を面取りした形状であってよい。面取りにより組立時のミスを防ぐことができる。載置部11の形状は、回路基板220を収容し、回路基板220の4辺を位置決めできるものであれば任意の形状であってよく、例えば面取りのない長方形であってもよい。
図5Aは、第1個別冶具25の上面図の一例を示す。本例の第1個別冶具25の材料はカーボンであるが、これに限定されない。第1個別冶具25は、1または複数の開口26と、複数の突起部29とを有する。
開口26は、半導体セル200を組み立てるための部品を位置決めするために用いられる。一例において、開口26は、半導体チップ210、半導体チップ210用のはんだ、金属配線板230用のはんだ、および放熱ブロック240の形状に沿って設けられる。例えば、開口26のパターンの角を半導体チップ210の角に沿った形状とすることにより、半導体チップ210の平行方向の位置を決定することができる。開口26の形状は、半導体セル200を組み立てるための部品に応じた形状であればよく、本例に限定されない。
複数の突起部29は、開口26の端部に設けられる。複数の突起部29は、半導体チップ210等の平行方向の位置を所定の位置に誘導する。複数の突起部29を設けることにより、隣り合う突起部29の間に、リフロー時に溶融したはんだの広がる領域を画定することができる。複数の突起部29の断面には、半導体チップ210等を所定の位置に誘導するための傾斜部が設けられてよい。傾斜部については後述する。
図5Bは、第1トレイ冶具20の上面図の一例を示す。第1トレイ冶具20は、複数の載置部21を有する。本例の第1トレイ冶具20は、載置用トレイ10に載置された回路基板220と同じ16個の載置部21を有する。複数の載置部21には、回路基板220に半導体チップ210等の部品を搭載するための開口23が設けられている。本例の第1トレイ冶具20の材料はカーボンであるが、これに限定されない。
図5Cは、複数の第1個別冶具25が第1トレイ冶具20に載置された状態を示す。本例では、16個の第1個別冶具25が第1トレイ冶具20の載置部21に載置されている。
第1個別冶具25は、第1トレイ冶具20により平行方向における位置が決定されている。第1個別冶具25は、載置部21の形状に沿って位置決めされている。第1個別冶具25は、開口23に嵌め込まれてよい。本例の第1個別冶具25は、載置部21に設けられた開口23に沿って取り付けられている。
図5Dは、半導体セル200の組み立て時の上面図の一例である。ここでは、第1個別冶具25を用いることにより、半導体チップ210および放熱ブロック240が回路基板220に搭載されている。また、半導体チップ210の下方には、はんだが設けられている。半導体チップ210用のはんだは、第1個別冶具25を用いて搭載されてよい。
はんだ236は、金属配線板230を取り付けるために搭載される。本例のはんだ236は、第1個別冶具25を用いて搭載される。
第1個別冶具25は、位置決め用の形状として、辺28a、辺28b、辺28cおよび辺28dを備える。本例の辺28a~辺28dで形成される矩形の領域によって、はんだ236を位置決する。半導体チップ210に対し、近位の辺28aと遠位の辺28b、遠位の辺28cと近位の辺28dは、それぞれ上面視において交差してよい。本例の第1個別冶具25は、4つの辺28a~辺28dで位置決めしているがこれに限定されない。本例の辺28a~辺28dには、突起部29が設けられていないが、突起部29が設けられてもよい。また、辺28a~辺28dには、金属配線板230を所定の位置に誘導するための傾斜部が設けられてもよい。
図5Eは、半導体セル200の組み立て時の上面図の一例である。図5Eに示すように、第1個別冶具25は開口26の端部に突起部29を有さなくてもよい。上面視において、開口26の3方の辺は線状であってよい。3辺にはそれぞれ、半導体チップ210を所定の位置に誘導するための傾斜部が設けられてもよい。第1個別冶具25と半導体チップ210との間の接触は、突起部29による点接触でも、辺による辺接触でもよい。第1個別冶具25と半導体チップ210との間の接触は点接触と辺接触の組み合わせでもよい。
図6Aは、第2個別冶具35の上面図の一例を示す。本例の第2個別冶具35の材料はカーボンであるが、これに限定されない。第2個別冶具35は、1または複数の開口36を有する。
開口36は、半導体セル200を組み立てるための部品を位置決めするために用いられる。一例において、開口36は、金属配線板230や、金属配線板230用のはんだの形状に沿って設けられる。例えば、開口36のパターンの角を金属配線板230の角に沿った形状とすることにより、金属配線板230の平行方向の位置を決定することができる。即ち、金属配線板230の形状は、平行方向の位置を決定しやすいように、角部などの位置合わせしやすい形状を含むことが好ましい。
本例の開口36は、1つの開口で4つの金属配線板230に対応した形状を有する。開口36の形状は、半導体セル200を組み立てるための部品に応じた形状であればよく、本例に限定されない。
図6Bは、第2トレイ冶具30の上面図の一例を示す。第2トレイ冶具30は、複数の載置部31を有する。本例の第2トレイ冶具30は、載置用トレイ10に載置された回路基板220と同じ16個の載置部31を有する。複数の載置部31には、回路基板220に金属配線板230等の部品を搭載するための開口33が設けられている。本例の第2トレイ冶具30の材料はカーボンであるが、これに限定されない。
図6Cは、複数の第2個別冶具35が第2トレイ冶具30に載置された状態を示す。本例では、16個の第2個別冶具35が第2トレイ冶具30の載置部31に載置されている。
第2個別冶具35は、第2トレイ冶具30により平行方向における位置が決定されている。第2個別冶具35は、載置部31の形状に沿って位置決めされている。第2個別冶具35は、開口33に嵌め込まれてよい。本例の第2個別冶具35は、載置部31に設けられた開口33に沿って取り付けられている。
図6Dは、半導体セル200の組み立て時の上面図の一例である。ここでは、第2個別冶具35を用いることにより、金属配線板230が回路基板220に搭載されている。本例の金属配線板230では、第2個別冶具35により4つの接合部231が位置決めされている。また、金属配線板230は、辺28a~辺28dに加えて、辺28dと辺28eとの間の角部によっても位置決めされている。金属配線板230において、接合部235の近位の2辺が辺28a,28dにより、遠位の2辺が辺28b、28cにより位置決めされてよい。なお、金属配線板230の取り付け用のはんだが第2個別冶具35を用いて搭載されてもよい。
以上の通り、組立冶具セット100では、複数の第1個別冶具25を一括で搭載する第1トレイ冶具20を有するので、第1個別冶具25を載置するための動作回数が減る。第1トレイ冶具20を搭載する1回の動作で16個の半導体セル200に対応することができる。
同様に、組立冶具セット100では、複数の第2個別冶具35を一括で搭載する第2トレイ冶具30を有するので、第2個別冶具35を載置するための動作回数が減る。第2トレイ冶具30を搭載する1回の動作で16個の半導体セル200に対応することができる。
図7は、半導体セル200の組立時の断面の拡大図である。回路基板220は、導電板221と、絶縁板222と、導電板223とを備える。
絶縁板222は、導電板221および導電板223に上下が挟まれて設けられている。回路基板220上には、第1個別冶具25と第2個別冶具35とが設けられている。
接触面27は、第1個別冶具25が回路基板220に載置された状態で、第1個別冶具25が回路基板220と接触する面である。即ち、第1個別冶具25は、回路基板220により、直交方向における位置が決定されている。
接触面37は、第2個別冶具35が第1個別冶具25に載置された状態で、第1個別冶具25が第2個別冶具35と接触する面である。即ち、第2個別冶具35は、第1個別冶具25により、直交方向における位置が決定されている。
載置面212は、半導体チップ210が載置される回路基板220の上面である。載置面212は、回路基板220の上面に設けられてよい。半導体チップ210は、はんだを介して載置面212に搭載されてよい。
ギャップG1は、第1個別冶具25が回路基板220に載置された状態で、第1トレイ冶具20と第1個別冶具25との間に設けられる直交方向の間隔である。ギャップG1を設けることにより、回路基板220または第1個別冶具25に変形が生じた場合であっても、第1トレイ冶具20と第1個別冶具25との間の干渉を抑制することができる。なお、第1個別冶具25を回路基板220へ搭載する前は、ギャップG1が設けられずに第1個別冶具25が第1トレイ冶具20上に載置されている。
ギャップG2は、第1個別冶具25および第2個別冶具35が回路基板220に載置された状態で、第1個別冶具25と第2トレイ冶具30との間に設けられる直交方向の間隔である。ギャップG2を設けることにより、回路基板220または第1個別冶具25に変形が生じた場合であっても、第1個別冶具25と第2トレイ冶具30との間の干渉を抑制することができる。ギャップG2を設けるために、載置用トレイ10、第1トレイ冶具20、第1個別冶具25、第2トレイ冶具30および回路基板220の厚み等の形状が互いに調整される。なお、第1個別冶具25の端部の厚みtは、ギャップG1およびギャップG2が得られるように決定される。
ギャップG3は、第1個別冶具25および第2個別冶具35が回路基板220に載置された状態で、第2トレイ冶具30と第2個別冶具35との間に設けられる直交方向の間隔である。ギャップG3を設けることにより、回路基板220、第1個別冶具25および第2個別冶具35に変形が生じた場合であっても、第2トレイ冶具30と第2個別冶具35との間の干渉を抑制することができる。なお、第2個別冶具35を第1個別冶具25上へ搭載する前は、ギャップG3が設けられずに第2個別冶具35が第2トレイ冶具30上に載置されている。
位置決め間隔P1は、第1トレイ冶具20により、第1個別冶具25が位置決めされる方向の間隔を示す。位置決め間隔P1を設けることにより、第1トレイ冶具20を載置用トレイ10上に載置する際に、第1個別冶具25が平行方向において適切な位置に誘導される。第1トレイ冶具20を載置用トレイ10に載置する際に、第1個別冶具25が平行方向において適切な位置に誘導される。一例において、位置決め間隔P1は、0.05mm以上、0.2mm以下である。例えば、位置決め間隔P1は、0.1mmである。
位置決め間隔P2は、第1個別冶具25により、半導体チップ210が位置決めされる方向の間隔を示す。位置決め間隔P2を設けることにより、半導体チップ210を回路基板220上に載置する際に、半導体チップ210が平行方向において適切な位置に誘導される。一例において、位置決め間隔P2は、0.05mm以上、0.2mm以下である。例えば、位置決め間隔P2は、0.1mmである。
位置決め間隔P3は、第2トレイ冶具30により、第2個別冶具35が位置決めされる方向の間隔を示す。位置決め間隔P3を設けることにより、第2トレイ冶具30を第1トレイ冶具20上に載置する際に、第2個別冶具35が平行方向において適切な位置に誘導される。一例において、位置決め間隔P3は、0.05mm以上、0.2mm以下である。例えば、位置決め間隔P3は、0.1mmである。
傾斜部24は、第1トレイ冶具20の内壁が傾斜した部分である。傾斜部24を設けることにより、第1個別冶具25の位置決めが容易になる。傾斜部24の角度および長さは、第1個別冶具25の形状等に応じて適宜調整されてよい。また、傾斜部24の角度および長さは、位置決め間隔P1に応じて調整されてもよい。
傾斜部34は、第2トレイ冶具30の内壁が傾斜した部分である。傾斜部34を設けることにより、第2個別冶具35の位置決めが容易になる。傾斜部34の角度および長さは、第2個別冶具35の形状等に応じて適宜調整されてよい。また、傾斜部34の角度および長さは、位置決め間隔P3に応じて調整されてもよい。
傾斜部38は、第1個別冶具25の内壁が傾斜した部分である。傾斜部38を設けることにより、回路基板220に搭載する部品の位置決めが容易になる。傾斜部38の角度および長さは、搭載部品の形状等に応じて適宜調整されてよい。また、傾斜部38の角度および長さは、位置決め間隔P2に応じて調整されてもよい。傾斜部38は、第1個別冶具25の突起部29に設けられてよい。
傾斜部39は、載置用トレイ10において、載置部11の内壁が傾斜した部分である。傾斜部39を設けることにより、回路基板220の載置部11への搭載および第1個別冶具25の載置部11への挿入が容易になる。傾斜部39の角度および長さは、搭載部品の形状等に応じて適宜調整されてよい。
第1個別冶具25の平行方向の位置は、第1トレイ冶具20を基準に決定される。即ち、第1個別冶具25の平行方向の位置は、回路基板220等の他の部品による影響を受けない。したがって、個体毎のばらつきの影響を受けることなく、第1個別冶具25を位置合わせすることができる。
第2個別冶具35の平行方向の位置は、第2トレイ冶具30を基準に決定される。即ち、第2個別冶具35の平行方向の位置は、第1個別冶具25による影響を受けない。したがって、個体毎のばらつきの影響を受けることなく、第2個別冶具35を位置合わせすることができる。
図8Aは、比較例に係る組立冶具セット500の構成の一例を示す。本例では、半導体セルが省略されている。組立冶具セット500は、載置用トレイ510と、第1個別冶具520と、第2個別冶具530とを備える。
載置用トレイ510には、複数の半導体セルが載置される。本例の載置用トレイ510は、16個の半導体セルを一括で組み立てるために用いられる。例えば、載置用トレイ510には、複数の回路基板が載置される。
第1個別冶具520は、半導体セルのそれぞれに対応して設けられる。即ち、1つの載置用トレイ510に対して16個の第1個別冶具520がそれぞれ別個に載置される。したがって、1つの載置用トレイ510に対して、第1個別冶具520を載置する動作を16回繰り返す必要がある。
第2個別冶具530は、半導体セルのそれぞれに対応して設けられる。即ち、1つの載置用トレイ510に対して16個の第2個別冶具530がそれぞれ別個に載置されている。したがって、1つの載置用トレイ510に対して、第2個別冶具530を載置する動作を16回繰り返す必要がある。
例えば、半導体セルの取り数を増やす場合、冶具を載置するための総時間(T)が増加する。総時間(T)は、次式で示される。
T=α×2×t
αは、半導体セルの取り数である。tは、冶具1個を載置するためにかかる時間である。
手動で載置する場合、冶具1個を載置するためにかかる時間tが大きくなるので、総時間Tがさらに増加する。また、自動搭載の場合、ロボットアームによる冶具の破損の恐れがあり、カメラによる位置補正の時間も生じる。そして、カメラおよびシステム等の設備導入のためのコストが発生する。
図8Bは、比較例に係る組立冶具セット500の構成の一例を示す。本例では、半導体セルが省略されている。本例の組立冶具セット500は、載置用トレイ510と、第1個別冶具540と、第1分割冶具550と、第2分割冶具560とを備える。
載置用トレイ510には、複数の半導体セルが載置される。本例の載置用トレイ510は、16個の半導体セルを一括で組み立てるために用いられる。例えば、載置用トレイ510には、複数の回路基板が載置される。
第1個別冶具540は、半導体セルのそれぞれに対応して設けられる。即ち、1つの載置用トレイ510に対して16個の第1個別冶具540がそれぞれ別個に載置される。したがって、1つの載置用トレイ510に対して、第1個別冶具540を載置する動作を16回繰り返す必要がある。
第1分割冶具550は、1つの半導体セルに対して分割された構造を有する。本例の第1分割冶具550は、4つに分割されている。そのため、第1分割冶具550は、1つの半導体セルに対して載置する動作を4回繰り返す必要がある。また、第1分割冶具550は、1つの載置用トレイ510に対して16個設けられているので、全体では載置する動作を64回繰り返す必要がある。
第2分割冶具560は、1つの半導体セルに対して分割された構造を有する。本例の第2分割冶具560は、4つに分割されている。そのため、第2分割冶具560は、1つの半導体セルに対して載置する動作を4回繰り返す必要がある。また、第2分割冶具560は、1つの載置用トレイ510に対して16個設けられているので、全体では載置する動作を64回繰り返す必要がある。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
特許請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。特許請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10・・・載置用トレイ、11・・・載置部、12・・・窪み、20・・・第1トレイ冶具、21・・・載置部、22・・・ピン、23・・・開口、24・・・傾斜部、25・・・第1個別冶具、26・・・開口、27・・・接触面、28・・・辺、29・・・突起部、30・・・第2トレイ冶具、31・・・載置部、32・・・窪み、33・・・開口、34・・・傾斜部、35・・・第2個別冶具、36・・・開口、37・・・接触面、38・・・傾斜部、39・・・傾斜部、100・・・組立冶具セット、200・・・半導体セル、210・・・半導体チップ、212・・・載置面、220・・・回路基板、221・・・導電板、222・・・絶縁板、223・・・導電板、230・・・金属配線板、231・・・接合部、232・・・脚部、233・・・連結部、234・・・脚部、235・・・接合部、236・・・はんだ、237・・・はんだ、238・・・はんだ、240・・・放熱ブロック、300・・・半導体モジュール、310・・・筐体、311・・・側壁、312・・・側壁、313・・・主端子、320・・・放熱板、510・・・載置用トレイ、520・・・第1個別冶具、530・・・第2個別冶具、540・・・第1個別冶具、550・・・第1分割冶具、560・・・第2分割冶具、500・・・組立冶具セット

Claims (10)

  1. 半導体チップを有する半導体モジュールの製造方法であって、
    載置用トレイに複数の回路基板を載置する段階と、
    複数の第1個別冶具を第1トレイ冶具上に載置する段階と、
    前記載置用トレイ上に前記第1トレイ冶具を載置することにより、前記複数の第1個別冶具を前記複数の回路基板に載置する段階と、
    前記複数の第1個別冶具により、前記半導体チップの載置面に平行な平行方向における位置を決定して、前記複数の回路基板のそれぞれに半導体チップを搭載する段階と
    を備える製造方法。
  2. 前記複数の第1個別冶具は、前記第1トレイ冶具により、前記平行方向における位置が決定されている
    請求項1に記載の製造方法。
  3. 前記半導体チップを搭載する段階において、前記複数の第1個別冶具は、前記複数の回路基板により、前記半導体チップの載置面と直交する直交方向における位置が決定されている
    請求項1または2に記載の製造方法。
  4. 前記第1トレイ冶具上に、複数の第2個別冶具が載置された第2トレイ冶具を載置する段階と、
    前記複数の第2個別冶具により、前記平行方向における位置を決定して、複数の前記半導体チップのそれぞれに金属配線板を搭載する段階と
    をさらに備える
    請求項1から3のいずれか一項に記載の製造方法。
  5. 前記複数の第2個別冶具は、前記第2トレイ冶具により、前記平行方向における位置が決定されている
    請求項4に記載の製造方法。
  6. 前記金属配線板を搭載する段階において、前記複数の第2個別冶具は、前記複数の第1個別冶具により、前記半導体チップの載置面と直交する直交方向における位置が決定されている
    請求項4または5に記載の製造方法。
  7. 半導体チップを有する半導体モジュールの組立冶具セットであって、
    複数の回路基板を載置するための載置用トレイと、
    前記載置用トレイにより、前記半導体チップの載置面に平行な平行方向における位置が決定された第1トレイ冶具と、
    前記第1トレイ冶具上に載置された、前記複数の回路基板のそれぞれに前記半導体チップを搭載するための複数の第1個別冶具であって、前記第1トレイ冶具により前記平行方向における位置が決定された複数の第1個別冶具と
    を備える組立冶具セット。
  8. 前記第1トレイ冶具により前記平行方向における位置が決定された第2トレイ冶具と、
    前記第2トレイ冶具上に載置された、複数の前記半導体チップのそれぞれに金属配線板を搭載するための複数の第2個別冶具であって、前記第2トレイ冶具により前記平行方向における位置が決定された複数の第2個別冶具と
    をさらに備える
    請求項7に記載の組立冶具セット。
  9. 前記第1トレイ冶具は、位置決め用の複数のピンを有し、
    前記載置用トレイおよび前記第2トレイ冶具は、前記複数のピンを受け入れるための複数の窪みを有する
    請求項8に記載の組立冶具セット。
  10. 前記複数の第1個別冶具は、前記半導体チップを誘導するための傾斜部を有する
    請求項7から9のいずれか一項に記載の組立冶具セット。
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