JP7252836B2 - 着脱ウイングボデー - Google Patents

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Description

本発明は、トラックのシャーシに着脱自在に積載することができる着脱ウイングボデーに関する。
トラックの貨物室を構成する箱体の側面を跳ね上げるようにしたウイングボデーには、トラックのシャーシに対して着脱自在とした形態がある。この形態の着脱ウイングボデーは、特許文献1に記載されるように、ウイングボデーの下側に収納可能な支持脚が設けられている。トラックのシャーシにウイングボデーを装着して荷物を輸送するときには、支持脚はウイングボデーの下側に収納される。一方、支持脚を立てて地面に固定することにより、着脱ウイングボデーをシャーシから分離させて地面に自立させることができる。これにより、着脱ウイングボデーは鉄道貨車や他のトラックに積み替えることができ、積荷の輸送業務と、着脱ウイングボデーへの積荷の荷役作業とを分離することができる。さらに、ウイングボデー単体でも倉庫として使用することができるという利点がある。
着脱ウイングボデーは左右の側面に跳ね上げ式のウイングが設けられており、手動操作によりウイングの開閉が行われる。ウイングには開放方向の弾性力が加えられており、ウイングを閉じるときには、作業者はロープを引いてウイングを操作する必要がある。
特開2004-142639号公報
ウイングを駆動機構により自動的に開閉操作するには、ウイングを開閉駆動する油圧シリンダ、油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプ、油圧ポンプを駆動する電動モータ等が必要である。トラックのシャーシに固定された形態のウイングボデーにおいては、油圧シリンダに作動油を供給するための油圧ポンプや電動モータ等をシャーシに設けることが可能である。
しかし、脱着ウイングボデーは、上述のように、トラックのシャーシから分離されて自立した状態でも使用されるので、シャーシに開閉機構を設けてウイングを開閉駆動することはできない。そのため、ウイングボデーに駆動機構を設ける必要があるが、ウイングボデーの貨物室内に駆動機構を設けると、貨物室の容積がその分だけ狭くなり、貨物の積載量が減少してしまう。
本発明の目的は、貨物室の容積を狭くすることなく、ウイングを自動的に開閉駆動することができる着脱ウイングボデーを提供することにある。
本発明の着脱ウイングボデーは、開閉扉が設けられた背面フレームと、前記背面フレームに対向する正面フレームと、前記正面フレームおよび前記背面フレームの上側中央部に設けられた縦梁に開閉自在に設けられた左右のウイングとを有し、トラックのシャーシに着脱自在に装着される着脱ウイングボデーであって、前記正面フレームと前記背面フレームにそれぞれ設けられ、前記ウイングを開閉する油圧シリンダと、前記油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプおよび当該油圧ポンプを駆動する電動モータを備え、前記正面フレームにより囲まれる空間の下部領域に配置されるパワーユニットと、前記正面フレームの内部空間に配置され、前記パワーユニットに電力を供給するボデー側のバッテリと、
床板の下面に突出させて設けられ、前記ボデー側のバッテリの端子に接続されるカプラと、を有し、トラックのシャーシに設けられたトラック側のバッテリに接続されるケーブルを前記カプラに接続し、前記トラック側のバッテリにより前記ボデー側のバッテリを充電するようにした。
ウイングを開閉駆動するための油圧シリンダには、パワーユニットに設けられた油圧ポンプから吐出される作動油が供給される。パワーユニットは油圧ポンプと油圧ポンプを駆動する電動モータとを備えており、着脱ウイングボデーの正面フレームの内部空間に配置される。これにより、パワーユニットを構成する部材を着脱ウイングボデーの内部に設けることなく、着脱ウイングボデーの貨物室の容積を狭くすることなく、ウイングを自動的に開閉動作することができる。
電動モータに電力を供給するバッテリを正面フレームの内部空間に配置することにより、バッテリが着脱ウイングボデーの内部に設けられることなく、着脱ウイングボデーの内部容積を確保することができる。
トラックのシャーシに装着された着脱ウイングボデーを示す側面図である。 地面に自立された状態の着脱ウイングボデーを示す側面図である。 ウイングが閉じた状態の着脱ボデーを示す背面図である。 ウイングが開いた状態の着脱ボデーを示す背面図である。 ウイングが閉じた状態の着脱ボデーを示す正面図である。 油圧シリンダとパワーユニットとの間の油圧配管を示す概略図である。 図5に示されたパワーユニットの内部を示す正面図である。 図7の要部拡大正面図である。 図8の左側面図である。 パワーユニットと油圧シリンダとの間の油圧回路図である。 着脱ウイングボデーに取り付けられたカプラを示す側面図である。 図11におけるA-A線断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。着脱ウイングボデー10は、図1に示されるように、床フレーム14と正面フレーム15と背面フレーム16とを有し、トラック11のシャーシ12に運転席13の後方に位置させて装着される。着脱ウイングボデー10がシャーシ12に装着されると、正面フレーム15は運転席13に対向し、背面フレーム16は正面フレーム15に対向し、シャーシ12の後端部に配置される。この明細書において、着脱ウイングボデー10がシャーシ12に装着されたときに、運転席13側を着脱ウイングボデー10の正面とし、反対側を背面とする。
図2~図5に示されるように、正面フレーム15は左右の支柱15a、15bとその上側の横梁15cとからなり、正面フレーム15の内面には正面壁17が取り付けられている。背面フレーム16は左右の支柱16a、16bとその上側の横梁16cとからなり、背面フレーム16には2枚の開閉扉18が設けられている。横梁15cの中央部と横梁16cの中央部との間には縦梁21が設けられており、縦梁21には左右のウイング22、23が開閉自在に設けられている。つまり左右のウイング22、23は、正面フレーム15と背面フレーム16の上側中央部に設けられた縦梁21に開閉自在に設けられている。それぞれのウイング22、23は、天井部22a、23aと側面部22b、23bとを備えている。床フレーム14の左右には煽り板24が前後に2枚ずつ開閉自在に設けられている。床フレーム14には図示しない床板が取り付けられている。
支柱15a、15bと横梁15cとからなる門形の正面フレーム15の内側には、正面フレーム15により囲まれる空間が形成される。この空間は、正面壁17の外面側に形成され、正面フレーム15の前後方向の厚み寸法に対応した空間容積を有している。この空間つまり内側空間には、図5に示されるように、上下方向の補強部材19aと、水平方向の補強部材19bとが配置されている。
床フレーム14には、前後と中間の左右両側に合計6本の支持脚25が設けられている。図2~図5に示されるように、着脱ウイングボデー10は支持脚25により地面Sの上に自立される。地面Sの上に自立した状態の着脱ウイングボデー10をトラック11のシャーシ12に装着するには、シャーシ12を着脱ウイングボデー10の床面の下方に移動させた状態のもとで、シャーシ12の車高を上昇させてウイングボデー10を持ち上げる。これにより、それぞれの支持脚25は地面Sから離れた状態となる。この状態のもとで、それぞれの支持脚25を水平状態に回動させた後、床板の下面に支持脚25を収納する。これにより、着脱ウイングボデー10のトラック11への搭載は終了し、図1に示されるように、着脱ウイングボデー10はシャーシ12に装着された状態になる。
一方、上述した手順とは逆の手順により、トラック11のシャーシ12に装着された着脱ウイングボデー10は、地面Sの上に自立される。地面Sの上に自立配置された状態のもとで、着脱ウイングボデー10に積荷の搭載作業を行うことができるので、トラック11による積荷の輸送業務と、着脱ウイングボデー10への積荷の荷役作業とを分離することができる。
ウイング22、23を開閉操作するために、図4に示されるように、正面フレーム15の横梁15cには左右2つの油圧シリンダ26a、26bが揺動自在にピン結合されており、同様に、背面フレーム16の横梁16cには左右2つの油圧シリンダ27a、27bが揺動自在にピン結合されている。正面側の2つの油圧シリンダ26a、26bのピストンロッド28a、28bはウイング22、23の天井部22a、23aの正面側の部分にピン結合され、背面側の2つの油圧シリンダ27a、27bのピストンロッド29a、29bはウイング22、23の天井部22a、23aの背面側部にピン結合されている。
図6は上述した4つの油圧シリンダとパワーユニット30との間の油圧配管を示す概略図である。パワーユニット30は、図5に示されるように、正面フレーム15により囲まれた内側空間の下部領域に配置されており、正面フレーム15の内側に設けられた正面壁17の外面側に配置されている。パワーユニット30は、左側の前後の油圧シリンダ26a、27aの下降用油室に作動油を吐出するAポート31と、上昇用油室に作動油を吐出するBポート32とを有している。さらに、パワーユニット30は、右側の前後の油圧シリンダ26b、27bの下降用油室に作動油を吐出するCポート33と、上昇用油室に作動油を吐出するDポート34とを有している。
Aポート31は主配管35により分岐継手J1に接続され、主配管35は分岐継手J1を介して分岐配管35aにより油圧シリンダ26aの下降用油室に接続され、分岐配管35bにより油圧シリンダ27aの下降用油室に接続されている。同様に、Bポート32は主配管36により分岐継手J2に接続され、主配管36は分岐継手J2を介して分岐配管36aにより油圧シリンダ26aの上昇用油室に接続され、分岐配管36bにより油圧シリンダ27aの上昇用油室に接続されている。
さらに、Cポート33は主配管37により分岐継手J3に接続され、主配管37は分岐継手J3を介して分岐配管37aにより油圧シリンダ26bの下降用油室に接続され、分岐配管37bにより油圧シリンダ27bの下降用油室に接続されている。同様に、Dポート34は主配管38により分岐継手J4に接続され、主配管38は分岐継手J4を介して分岐配管38aにより油圧シリンダ26bの上昇用油室に接続され、分岐配管38bにより油圧シリンダ27bの上昇用油室に接続されている。図6においては、上昇用油室に接続される配管を太線で示し、下降用油室に接続される配管を細線で示している。
図7はパワーユニット30の内部を示す正面図であり、図8は図7の要部拡大正面図である。図9は図8の左側面図であり、図10はパワーユニットと油圧シリンダとの間の油圧回路図である。
パワーユニット30は、図8に示されるように、内部に作動油を貯留する油室41が形成されたオイルタンク42を有し、オイルタンク42には油圧ポンプ43が取り付けられている。電動モータ44が油圧ポンプ43に取り付けられており、油圧ポンプ43は電動モータ44により駆動される。電動モータ44に電力を供給するためのボデー側のバッテリ45が図5に示されるように、正面フレーム15の内部空間内に配置されており、電動モータ44はバッテリ45に隣接している。
パワーユニット30は油路ブロック46を有し、油路ブロック46には、図9に示されるように、流路を切換制御するための2つの電磁弁47、48が設けられており、それぞれの電磁弁47、48は4ポート3位置方向制御弁である。図10に示されるように、電磁弁47は、油圧ポンプ43の吐出口と左側の前後の油圧シリンダ26a、27aとの間に設けられ、コイル47aに駆動信号が印加されると、配管51に作動油が供給されて油圧シリンダ26a、27aの上昇用油室に作動油が供給され、ピストンロッド28a、29aは突出駆動される。これにより、ウイング22は開かれる。一方、コイル47bに駆動信号が印加されると、配管52に作動油が供給されて油圧シリンダ26a、27aの下降用油室に作動油が供給され、ピストンロッド28a、28bは後退駆動される。これにより、ウイング22は閉じられる。
電磁弁48は、油圧ポンプ43の吐出口と右側の前後の油圧シリンダ26b、27bとの間に設けられ、コイル48aに駆動信号が印加されると、配管53に作動油が供給されて油圧シリンダ26b、27bの上昇用油室に作動油が供給され、ピストンロッド28b、29bは突出駆動される。これにより、ウイング23は開かれる。一方、コイル48bに駆動信号が印加されると、配管54に作動油が供給されて油圧シリンダ26b、27bの下降用油室に作動油が供給され、ピストンロッド28b、29bは後退駆動される。これにより、ウイング23は閉じられる。
配管51はパワーユニット30のBポート32に接続され、配管52はAポート31に接続され、配管53はDポート34に接続され、配管54はCポート33に接続されている。図10においては、それぞれのポートと4つの油圧シリンダとの間の分岐配管は図示省略されている。
配管51にはパイロットチェック弁55が設けられ、配管52にはパイロットチェック弁56が設けられている。パイロットチェック弁55には配管52内の作動油がパイロット圧として供給され、パイロットチェック弁56には配管51内の作動油がパイロット圧として供給される。これにより、油圧ポンプ43から吐出された作動油が配管51により油圧シリンダ26a、27aの上昇用油室に供給されているときには、パイロットチェック弁56は開放され、下降用油室から吐出された作動油は油室41に戻される。一方、
油圧ポンプ43から吐出された作動油が配管52により油圧シリンダ26a、27aの下降用油室に供給されているときには、パイロットチェック弁55は開放され、上昇用油室から吐出された作動油は油室41に戻される。
同様に、配管53にはパイロットチェック弁57が設けられ、配管54にはパイロットチェック弁58が設けられている。それぞれのパイロットチェック弁55~58により、油圧ポンプ43が作動していないときには、油圧シリンダの油室に対する作動油の流入流出が防止され、ウイング22、23は停止された状態を保持する。
配管51にはBポート32と油室41とを連通させる排出配管61が設けられ、配管52にはAポート31と油室41とを連通させる排出配管62が設けられている。同様に、配管53にはDポート34と油室41とを連通させる排出配管63が設けられ、配管54にはCポート33と油室41とを連通させる排出配管64が設けられている。排出配管61には緊急用の手動開放ネジ65が設けられており、この手動開放ネジ65は常時閉じられている。緊急時にこの手動開放ネジを開くと、ウイング22を重力で下降移動させることができる。排出配管62には緊急用の手動開放ネジ66が設けられており、この手動開放ネジ66は常時閉じられている。緊急時にこの手動開放ネジ66を開くと、ウイング22をクレーン等により上昇させることができる。
同様に、排出配管63には緊急用の手動開放ネジ67設けられ、排出配管64には緊急用の手動開放ネジ68が設けられており、上述した手動開放ネジ65,66と同様に機能する。
図5に示されるように、パワーユニット30にはパワーユニットスイッチ71が設けられており、このスイッチ71がオンされると、パワーユニット30は作動可能状態に保持される。図5に示されるように、着脱ウイングボデー10の左側に寄せて、正面壁17には左ウイング開閉スイッチ72が設けられており、このスイッチ72が左のウイング22を開放する方向に操作されると、図10に示したマグネットスイッチ71aがオンされて油圧ポンプ43が駆動されると同時に電磁弁47のコイル47aに駆動信号が印加される。これにより、左側の前後の油圧シリンダ26a、27aの上昇用油圧に作動油が供給される。一方、このスイッチ72が左のウイング22を閉じる方向に操作されると、電磁弁47のコイル47bに駆動信号が印加される。油圧ポンプ43は、バッテリ45から電力が給電される電動モータ44により駆動される。
着脱ウイングボデー10の右側に寄せて、パワーユニット30には右ウイング開閉スイッチ73が設けられており、このスイッチ73が右のウイング23を開放する方向に操作されると、マグネットスイッチ71aがオンされて油圧ポンプ43が駆動されると同時に電磁弁48のコイル48aに駆動信号が印加される。これにより、右側の前後の油圧シリンダ26b、27bの上昇用油圧に作動油が供給される。一方、このスイッチ73が右のウイング23を閉じる方向に操作されると、電磁弁48のコイル48bに駆動信号が印加される。
パワーユニット30は、上述のように、オイルタンク42、油圧ポンプ43、電動モータ44、電磁弁47、48を有し、これらが集合して正面フレーム15の内部の枠内空間に配置されるとともに、正面壁17の外側に位置している。このように、パワーユニット30は、バッテリ45とともに、正面壁17の外側であって、正面フレーム15を構成する支柱15a、15bと横梁15cとにより囲まれる範囲に収容される。したがって、油圧ポンプ43等の部材は着脱ウイングボデー10の内側に突出しておらず、着脱ウイングボデー10の内部の貨物室の容積を狭くすることなく、ウイング22、23の開閉駆動を行うことができる。
パワーユニット30は、着脱ウイングボデー10の外面に運転席13に対向して配置されており、ウイング22、23の開閉操作は、運転席13と着脱ウイングボデー10との間の空間に手を挿入し、スイッチ操作により自動的に行うことができる。また、パワーユニット30は正面壁17の前方の運転席13に向けて露出して配置されているので、パワーユニット30のメンテナンスを外部から容易に行うことができる。パワーユニット30とバッテリ45の前面は、正面フレーム15の前面とほぼ同一面となっている。ただし、運転席13と着脱ウイングボデー10との間には空間が設けられているので、その空間にパワーユニット30とバッテリ45の前面を突出させるようにしても良い。
電動モータ44に電力を供給するためのバッテリ45はパワーユニット30に隣接して正面フレーム15の枠内空間に配置されており、着脱ウイングボデー10がトラック11から取り外されて自立した状態においても、油圧シリンダ26a、26b、27a、27bを駆動することにより、ウイング22、23を自動的に開閉動作することができる。
図11および図12に示されるように、床フレーム14には横桁材75が取り付けられ、横桁材75にはカプラホルダ76が取り付けられている。正極と負極の2つのカプラ77がカプラホルダ76に取り付けられ、それぞれのカプラ77は床フレーム14の側面に向けて傾斜して床フレーム14の下方に突出している。それぞれのカプラ77に接続されたケーブル78はボデー側のバッテリ45の端子に接続されている。カプラホルダ76の側面はカバー79により覆われている。
トラック11には図示しないトラック側のバッテリが搭載されており、そのバッテリの端子に接続されたケーブル81のコネクタ82がそれぞれカプラ77に着脱自在に装着される。トラック側のバッテリは、ボデー側のバッテリ45よりも多量の蓄電容量を有している。したがって、着脱ウイングボデー10がトラック11のシャーシ12に装着された状態のもとで、トラック側のバッテリに接続されたケーブル81がカプラ77に接続されると、トラック側のバッテリによりボデー側のバッテリ45を充填することができる。つまり、トラック11が着脱ウイングボデー10内の積荷を輸送しているときに、バッテリ45を充電することができる。
着脱ウイングボデー10がトラック11から取り外されて自立した状態において、ウイング22、23が開閉動作される頻度は少ないので、バッテリ45としては、蓄電容量が少量であって、小型のサイズとすることができる。これにより、正面フレーム15の枠体の内部空間という限られたスペースにバッテリ45を配置することができ、着脱ウイングボデー10の内部の貨物室の容積を確保できる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
10 着脱ウイングボデー
11 トラック
12 シャーシ
13 運転席
14 床フレーム
15 正面フレーム
16 背面フレーム
17 正面壁
18 開閉扉
21 縦梁
22、23 ウイング
25 支持脚
26a、26b 油圧シリンダ
27a、27b 油圧シリンダ
30 パワーユニット
41 油室
42 オイルタンク
43 油圧ポンプ
44 電動モータ
45 バッテリ
47、48 電磁弁
71 パワーユニットスイッチ
72 左ウイング開閉スイッチ
73 右ウイング開閉スイッチ
77 カプラ
82 コネクタ

Claims (4)

  1. 開閉扉が設けられた背面フレームと、前記背面フレームに対向する正面フレームと、前記正面フレームおよび前記背面フレームの上側中央部に設けられた縦梁に開閉自在に設けられた左右のウイングとを有し、トラックのシャーシに着脱自在に装着される着脱ウイングボデーであって、
    前記正面フレームと前記背面フレームにそれぞれ設けられ、前記ウイングを開閉する油圧シリンダと、
    前記油圧シリンダに作動油を供給する油圧ポンプおよび当該油圧ポンプを駆動する電動モータを備え、前記正面フレームにより囲まれる空間の下部領域に配置されるパワーユニットと、
    前記正面フレームの内部空間に配置され、前記パワーユニットに電力を供給するボデー側のバッテリと、
    床板の下面に突出させて設けられ、前記ボデー側のバッテリの端子に接続されるカプラと、を有し、
    トラックのシャーシに設けられたトラック側のバッテリに接続されるケーブルを前記カプラに接続し、前記トラック側のバッテリにより前記ボデー側のバッテリを充電するようにした、着脱ウイングボデー。
  2. 請求項に記載の着脱ウイングボデーにおいて、
    前記パワーユニットは、前記油圧ポンプとそれぞれの前記油圧シリンダとの間に設けられた油路を切換制御する電磁弁と、作動油を貯留するオイルタンクとを有する、着脱ウイングボデー。
  3. 請求項記載の着脱ウイングボデーにおいて、
    前記油圧シリンダの油室と前記オイルタンクとを接続する排出配管に、当該排出配管を開放させる緊急用の手動開放ネジを設けた、着脱ウイングボデー。
  4. 請求項1~のいずれか1項に記載の着脱ウイングボデーにおいて、
    右側の前記ウイングを開閉操作する開閉スイッチを前記正面フレームの内部空間の右側に配置し、左側の前記ウイングを開閉操作する開閉スイッチを前記正面フレームの内部空間の左側に配置した、着脱ウイングボデー。
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