JP7251051B2 - ファイル転送システム、画像処理装置、端末装置、及びブラウザプログラム - Google Patents

ファイル転送システム、画像処理装置、端末装置、及びブラウザプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP7251051B2
JP7251051B2 JP2018056979A JP2018056979A JP7251051B2 JP 7251051 B2 JP7251051 B2 JP 7251051B2 JP 2018056979 A JP2018056979 A JP 2018056979A JP 2018056979 A JP2018056979 A JP 2018056979A JP 7251051 B2 JP7251051 B2 JP 7251051B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
file
page
unit
file transfer
files
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018056979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019168988A (ja
Inventor
伸隆 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2018056979A priority Critical patent/JP7251051B2/ja
Publication of JP2019168988A publication Critical patent/JP2019168988A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7251051B2 publication Critical patent/JP7251051B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Description

本発明は、ファイル転送システム、画像処理装置、端末装置、及びブラウザプログラムに関する。
例えば、特許文献1には、ユーザからの要求に応じて所定の宛先へファイルを転送するファイル転送方法が記載されている。このファイル転送方法では、ユーザによって要求された転送対象となるファイルがシングルページ構成であるか否かを判断し、ファイルがシングルページ構成である場合、ユーザによって複数のファイルが転送対象として要求されているか否かを判断する。そして、このファイル転送方法では、複数のファイルが転送対象となっており、フォルダを作成する設定になっている場合、フォルダを作成して複数のファイルをフォルダ内に格納し、複数のファイルをフォルダと共にアーカイブして所定の宛先に転送する。
特開2006-209372号公報
ところで、HTTP(Hypertext Transfer Protocol)通信を行う場合に、「1回のファイル転送要求に対して、複数のシングルページファイルを個別に転送できない。」という制約がある。ここでいうシングルページファイルとは、予め定められたファイル形式の1ページのみからなるファイルを意味する。この制約に対して、複数回のファイル転送要求を送信して、複数のシングルページファイルを個別に取得する方法、あるいは、1回のファイル転送要求を送信して、複数のシングルページファイルをアーカイブした1つのアーカイブファイルを取得する方法、のいずれかの方法により対応している。しかしながら、これらの方法はいずれも手間がかかるため、手間のかからない方法が望まれている。
本発明は、1回のファイル転送要求に対して、複数のシングルページファイルをアーカイブすることなく、所望のページ数のファイルを複数得ることができるファイル転送システム、画像処理装置、端末装置、及びブラウザプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載のファイル転送システムは、マルチページファイルの分割が指定されたファイル転送要求を受け付けた場合に、複数のページを1つのファイルにしたマルチページファイルを作成する作成部、及び、前記作成部により作成されたマルチページファイルを送信する送信部を含む画像処理装置と、前記送信部から受信したマルチページファイルを、複数の予め定められたページ数のファイルに分割する分割部、及び、前記ファイル転送要求を受け付けるための受付画面を表示部に表示させる制御を行う制御部を含む端末装置と、を備え、前記受付画面は、前記マルチページファイルを前記複数のファイルに分割するか否かの指定を受け付ける。
また、請求項2に記載のファイル転送システムは、請求項1に記載の発明において、前記端末装置が、前記分割部により分割された複数のファイルを指定の格納先に格納する格納部を更に備えている。
また、請求項3に記載のファイル転送システムは、請求項2に記載の発明において、前記格納部が、前記複数のファイルの全てを前記指定の格納先に自動的に格納する。
また、請求項4に記載のファイル転送システムは、請求項2に記載の発明において、前記格納部が、前記複数のファイルのうちユーザにより指定されたファイルのみを前記指定の格納先に格納する。
また、請求項5に記載のファイル転送システムは、請求項4に記載の発明において、前記制御部が、前記複数のファイルのページ毎のサムネイル画像を、前記ユーザにより指定可能に表示部に表示させる制御を更にう。
また、請求項6に記載のファイル転送システムは、請求項5に記載の発明において、前記格納部が、前記表示部に表示された前記複数のファイルのページ毎のサムネイル画像の中で、前記ユーザによりサムネイル画像が指定されなかったファイルを削除する。
また、請求項に記載のファイル転送システムは、請求項1~6のいずれか1項に記載の発明において、前記受付画面が、前記マルチページファイルを前記複数のファイルに分割する場合、前記複数のファイルの各々に割り当てるページ数の指定を更に受け付ける。
また、請求項に記載のファイル転送システムは、請求項のいずれか1項に記載の発明において、前記受付画面が、前記作成部によりマルチページファイルが作成された後に、前記マルチページファイルの送信を要求するか否かを確認するための確認画面を表示させる第1モード、及び、前記作成部によりマルチページファイルが作成された後に、前記確認画面を表示させることなく、前記マルチページファイルを送信させる第2モードのいずれか一方の指定を更に受け付ける。
また、請求項に記載のファイル転送システムは、請求項のいずれか1項に記載の発明において、前記画像処理装置が、複数ページの原稿を読み取って複数ページの画像情報を得る読取部を更に備え、前記読取部が、前記受付画面を介して前記ファイル転送要求を受け付けた場合に、前記複数ページの原稿の読取動作を開始する。
また、請求項10に記載のファイル転送システムは、請求項に記載の発明において、前記マルチページファイルが、前記複数ページの画像情報を含んでいる。
一方、上記目的を達成するために、請求項11に記載の画像処理装置は、請求項1~8、10のいずれか1項に記載のファイル転送システムが備える画像処理装置であって、複数ページの原稿を読み取って複数ページの画像情報を得る読取部を備え、前記読取部は、前記受付画面を介して前記ファイル転送要求を受け付けた場合に、前記複数ページの原稿の読取動作を開始する。
一方、上記目的を達成するために、請求項12に記載の端末装置は、請求項1~10のいずれか1項に記載のファイル転送システムが備える端末装置とされている。
更に、上記目的を達成するために、請求項13に記載のブラウザプログラムは、コンピュータを、請求項12に記載の端末装置が備える各部として機能させるための、Java Script File APIを利用可能とされている。
請求項1、請求項11、請求項12、及び請求項13に係る発明によれば、1回のファイル転送要求に対して、複数のシングルページファイルをアーカイブすることなく、所望のページ数のファイルを複数得ることができる。
また、ファイル転送要求の受付画面を表示させない場合と比較して、より利便性を向上させることができる。
また、マルチページファイルを分割するか否かの指定を受け付けない場合と比較して、より利便性を向上させることができる。
請求項2に係る発明によれば、分割後の複数のファイルを指定の格納先に格納しない場合と比較して、利便性の向上を図ることができる。
請求項3に係る発明によれば、分割後の全てのファイルを自動的に格納しない場合と比較して、より利便性を向上させることができる。
請求項4に係る発明によれば、分割後の全てのファイルを格納する場合と比較して、不要なファイルが格納されることを防止することができる。
請求項5に係る発明によれば、ユーザが必要とするファイルを確認しながら指定することができる。
請求項6に係る発明によれば、指定されなかったサムネイル画像のファイルを削除しない場合と比較して、不要なファイルが格納されることを防止することができる。
請求項に係る発明によれば、複数のファイルの各々に割り当てるページ数の指定を受け付けない場合と比較して、より利便性を向上させることができる。
請求項に係る発明によれば、確認画面を表示させるモード及び確認画面を表示させないモードの選択指定を受け付けない場合と比較して、より利便性を向上させることができる。
請求項に係る発明によれば、ファイル転送要求を受け付けた場合に複数ページの原稿の読取動作を開始させない場合と比較して、より利便性を向上させることができる。
請求項10に係る発明によれば、複数ページの原稿を読み取って得られた複数ページの画像情報を含むマルチページファイルを得ることができる。
第1の実施形態に係るファイル転送システムの構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る端末装置の電気的な構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る端末装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置及び端末装置を用いたファイル転送処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第1の実施形態に係る受付画面の一例を示す正面図である。 実施形態に係るマルチページファイルの分割単位の一例を示す図である。 実施形態に係るマルチページファイルの分割単位の他の例を示す図である。 実施形態に係る分割後のシングルページファイルの一例を示す図である。 実施形態に係る分割後のマルチページファイルの一例を示す図である。 第2の実施形態に係る端末装置の機能的な構成の一例を示すブロック図である。 第2の実施形態に係るページ毎のサムネイル画像の一例を示す図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置及び端末装置を用いたファイル転送処理の流れの一例を示すシーケンス図である。 第2の実施形態に係る受付画面の一例を示す正面図である。 第2の実施形態に係る確認画面の一例を示す正面図である。 第2の実施形態に係る分割確認画面及び格納先指定画面の一例を示す正面図である。 第3の実施形態に係る受付画面、確認画面、及び結果画面の一例を示す正面図である。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための形態の一例について詳細に説明する。
[第1の実施形態]
図1は、第1の実施形態に係るファイル転送システム90の構成の一例を示すブロック図である。
図1に示すように、本実施形態に係るファイル転送システム90は、画像形成装置10と、端末装置40と、を備えている。
本実施形態に係る画像形成装置10は、画像処理装置の一例であり、ネットワークNを介して、端末装置40と接続されている。なお、ネットワークNには、一例として、インターネットや、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等が適用される。また、この画像処理装置は、画像形成機能や画像読取機能等を備えた画像形成装置10に限定されず、例えば、画像読取機能のみを備えた画像読取装置等を適用してもよい。
本実施形態に係る端末装置40は、一例として、パーソナルコンピュータ(PC:Personal Computer)等の汎用的なコンピュータや、スマートフォン、タブレット端末等の携帯型の端末装置等が適用される。
本実施形態に係るファイル転送システム90では、画像形成装置10と端末装置40との間でHTTP通信が行われる。端末装置40には、一般的なOS(Operating System)で動作する所謂Webブラウザがインストールされている。画像形成装置10は、端末装置40のWebブラウザからのHTTPリクエストを受け付け、受け付けたHTTPリクエストに応じたHTTPレスポンスを端末装置40に返す。このHTTPレスポンスには、Webページが含まれており、このWebページには、画像形成装置10からのファイル転送処理を制御するための制御用スクリプトが組み込まれている。端末装置40では、Webブラウザを用いてWebページの制御用スクリプトを実行することで、画像形成装置10からのファイル転送処理を実現する。なお、この制御用スクリプトとしては、一例として、Java Script(登録商標)が適用されるが、これに限定されるものではない。
本実施形態に係る端末装置40は、Webブラウザを用いて画像形成装置10に対して、マルチページファイルの分割が指定されたファイル転送要求をHTTPリクエストとして送信する。このファイル転送要求を受け付けた画像形成装置10は、複数ページの原稿を読み取って得られた複数ページの画像情報を含むマルチページファイルをHTTPレスポンスとして端末装置40に送信する。ここでいうマルチページファイルとは、予め定められたファイル形式の複数ページからなるファイルを意味する。なお、予め定められたファイル形式としては、一例として、PDF(Portable Document Format)、JPEG(Joint Photographic Experts Group)、TIFF(Tagged Image File Format)、XPS(XML Paper Specification)、XDW(DocuWorks(登録商標)文書の拡張子)等が適用される。
次に、図2及び図3を参照して、画像形成装置10及び端末装置40の各々の電気的な構成について説明する。
図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置10の電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、制御部12と、記憶部14と、表示部16と、操作部18と、画像形成部20と、原稿読取部22と、通信部24と、を備えている。
制御部12は、CPU(Central Processing Unit)12A、ROM(Read Only Memory)12B、RAM(Random Access Memory)12C、及び入出力インターフェース(I/O)12Dを備えており、これら各部がバスを介して各々接続されている。
I/O12Dには、記憶部14と、表示部16と、操作部18と、画像形成部20と、原稿読取部22と、通信部24と、を含む各機能部が接続されている。これらの各機能部は、I/O12Dを介して、CPU12Aと相互に通信可能とされる。
制御部12は、画像形成装置10の一部の動作を制御するサブ制御部として構成されてもよいし、画像形成装置10の全体の動作を制御するメイン制御部の一部として構成されてもよい。制御部12の各ブロックの一部又は全部には、例えば、LSI(Large Scale Integration)等の集積回路又はIC(Integrated Circuit)チップセットが用いられる。上記各ブロックに個別の回路を用いてもよいし、一部又は全部を集積した回路を用いてもよい。上記各ブロック同士が一体として設けられてもよいし、一部のブロックが別に設けられてもよい。また、上記各ブロックのそれぞれにおいて、その一部が別に設けられてもよい。制御部12の集積化には、LSIに限らず、専用回路又は汎用プロセッサを用いてもよい。
記憶部14としては、例えば、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、フラッシュメモリ等が用いられる。記憶部14には、本実施形態に係るファイル転送処理を実行するための転送処理プログラム14Aが記憶されている。なお、この転送処理プログラム14Aは、ROM12Bに記憶されていてもよい。
転送処理プログラム14Aは、例えば、画像形成装置10に予めインストールされていてもよい。転送処理プログラム14Aは、不揮発性の記憶媒体に記憶して、又はネットワークNを介して配布して、画像形成装置10に適宜インストールすることで実現してもよい。なお、不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、光磁気ディスク、HDD、DVD-ROM(Digital Versatile Disc Read Only Memory)、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
表示部16には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイ等が用いられる。表示部16は、タッチパネルを一体的に有している。操作部18には、テンキーやスタートキー等の各種の操作キーが設けられている。表示部16及び操作部18は、画像形成装置10のユーザから各種の指示を受け付ける。この各種の指示には、例えば、原稿の読み取りを開始させる指示や、原稿のコピーを開始させる指示等が含まれる。表示部16は、ユーザから受け付けた指示に応じて実行された処理の結果や、処理に対する通知等の各種の情報を表示する。
原稿読取部22は、画像形成装置10の上部に設けられた図示しない自動原稿送り装置の給紙台に置かれた原稿を1枚ずつ取り込み、取り込んだ原稿を光学的に読み取って画像情報を得る。あるいは、原稿読取部22は、プラテンガラス等の原稿台に置かれた原稿を光学的に読み取って画像情報を得る。原稿読取部22は、読取部の一例である。
画像形成部20は、原稿読取部22による読み取りによって得られた画像情報、又は、ネットワークNを介して接続された外部のPC等から得られた画像情報に基づく画像を、紙等の記録媒体に形成する。なお、本実施形態においては、画像を形成する方式として、電子写真方式を例示して説明するが、インクジェット方式等の他の方式を採用してもよい。
画像を形成する方式が電子写真方式の場合、画像形成部20は、感光体ドラム、帯電部、露光部、現像部、転写部、及び定着部を含む。帯電部は、感光体ドラムに電圧を印加して感光体ドラムの表面を帯電させる。露光部は、帯電部で帯電された感光体ドラムを画像情報に応じた光で露光することにより感光体ドラムに静電潜像を形成する。現像部は、感光体ドラムに形成された静電潜像をトナーにより現像することで感光体ドラムにトナー像を形成する。転写部は、感光体ドラムに形成されたトナー像を記録媒体に転写する。定着部は、記録媒体に転写されたトナー像を加熱及び加圧により定着させる。
通信部24は、ネットワークNに接続されており、端末装置40との間でネットワークNを介して通信が可能とされる。この例の場合、通信部24とネットワークNとは有線で接続されるが、無線で接続してもよい。通信部24は、CPU12Aからの指示に基づいて、原稿読取部22により原稿を読み取って得られた画像情報を予め指定された宛先(ここでは端末装置40)に転送する。
図3は、第1の実施形態に係る端末装置40の電気的な構成の一例を示すブロック図である。
図3に示すように、本実施形態に係る端末装置40は、制御部42と、記憶部44と、表示部46と、操作部48と、通信部50と、を備えている。
制御部42は、CPU42A、ROM42B、RAM42C、及びI/O42Dを備えており、これら各部がバスを介して各々接続されている。
I/O42Dには、記憶部44と、表示部46と、操作部48と、通信部50と、を含む各機能部が接続されている。これらの各機能部は、I/O42Dを介して、CPU42Aと相互に通信可能とされる。
記憶部44としては、例えば、HDD、SSD、フラッシュメモリ等が用いられる。記憶部44には、本実施形態に係るWebブラウザとしての機能を実現するためのブラウザプログラム44Aが記憶されている。なお、このブラウザプログラム44Aは、ROM42Bに記憶されていてもよい。
ブラウザプログラム44Aは、画像形成装置10の転送処理プログラム14Aと連携して動作する。ブラウザプログラム44Aは、一例として、上述のJava Script(登録商標)に対応しており、Java Script File API(Application Programming Interface)を利用可能なプログラムである。なお、Java Script File APIによれば、Webブラウザを用いて、ローカル(ここでは画像形成装置10)のファイルをJava Script(登録商標)のコードによって制御する機能が実現される。ブラウザプログラム44Aは、例えば、端末装置40に予めインストールされていてもよい。ブラウザプログラム44Aは、不揮発性の記憶媒体に記憶して、又はネットワークNを介して配布して、端末装置40に適宜インストールすることで実現してもよい。なお、不揮発性の記憶媒体の例としては、CD-ROM、光磁気ディスク、HDD、DVD-ROM、フラッシュメモリ、メモリカード等が想定される。
表示部46には、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)や有機ELディスプレイ等が用いられる。表示部46は、タッチパネルを一体的に有していてもよい。操作部48には、操作入力用のマウスやキーボード等が設けられている。表示部46及び操作部48は、端末装置40のユーザから各種の指示を受け付ける。この各種の指示には、例えば、原稿の読み取りを開始させる指示等が含まれる。表示部46は、ユーザから受け付けた指示に応じて実行された処理の結果や、処理に対する通知等の各種の情報を表示する。
通信部50は、ネットワークNに接続されており、画像形成装置10との間でネットワークNを介して通信が可能とされる。
ところで、上述したように、この種のファイル転送システムでは、HTTP通信を行う場合に、「1回のファイル転送要求に対して、複数のシングルページファイルを個別に転送できない。」という制約がある。この制約に対して、複数回のファイル転送要求を送信して、複数のシングルページファイルを個別に取得する方法、あるいは、1回のファイル転送要求を送信して、複数のシングルページファイルをアーカイブした1つのアーカイブファイルを取得する方法、のいずれかの方法により対応している。しかしながら、これらの方法はいずれも手間がかかるため、手間のかからない方法が望まれている。
このため、本実施形態に係る画像形成装置10のCPU12Aは、記憶部14に記憶されている転送処理プログラム14AをRAM12Cに書き込んで実行することにより、図4に示す各部として機能する。
図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置10の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図4に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10のCPU12Aは、作成部30及び送信部32として機能する。
本実施形態に係る作成部30は、マルチページファイルの分割が指定されたファイル転送要求を受け付けた場合に、複数のページを1つのファイルにしたマルチページファイルを作成する。本実施形態に係るマルチページファイルのファイル形式には、一例として、PDF形式が適用される。また、マルチページファイルは、原稿読取部22により複数ページの原稿を読み取って得られた複数ページの画像情報を含んでいる。本実施形態においては、一例として、後述する端末装置40の受付画面からファイル転送要求を受け付けた場合について説明するが、画像形成装置10のUI(User Interface)画面からファイル転送要求を受け付けてもよい。
本実施形態に係る送信部32は、作成部30により作成されたマルチページファイルを端末装置40に送信する。
一方、本実施形態に係る端末装置40のCPU42Aは、記憶部44に記憶されているブラウザプログラム44AをRAM42Cに書き込んで実行することにより、図5に示す各部として機能する。
図5は、第1の実施形態に係る端末装置40の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図5に示すように、本実施形態に係る端末装置40のCPU42Aは、表示制御部60、送信部62、分割部64、及び格納部66として機能する。なお、表示制御部60は、制御部の一例である。
本実施形態に係る表示制御部60は、ファイル転送要求を受け付けるための受付画面を表示部46に表示させる制御を行う。表示制御部60は、一例として、後述の図7に示す受付画面を表示部46に表示させる。
本実施形態に係る送信部62は、表示部46に表示された受付画面により受け付けたファイル転送要求を画像形成装置10に送信する。つまり、上述したように、ファイル転送要求を受け付けた画像形成装置10は、原稿読取部22及び作成部30によって、複数ページの原稿を読み取って得られた複数ページの画像情報を用いてマルチページファイルを作成する。そして、画像形成装置10は、送信部32によって、作成したマルチページファイルを端末装置40に送信する。
本実施形態に係る分割部64は、送信部32から受信したマルチページファイルを、複数の予め定められたページ数のファイルに分割する。なお、マルチページファイルを分割するか否かの指定、及び、分割後の複数のファイルの各々に割り当てるページ数の指定等の情報は、一例として、図7に示す受付画面から取得される。マルチページファイルの分割が指定され、かつ、ページ数の一例として「1」ページが指定されていれば、複数の1ページ構成のシングルページファイルに分割される。また、ページ数の一例として「2」ページが指定されていれば、複数の2ページ構成のマルチページファイルに分割される。
本実施形態に係る格納部66は、分割部64により分割された複数のファイルを指定の格納先に格納する。本実施形態においては、分割後の複数のファイルの全てが記憶部44の「C:\User\Folder」で表されるフォルダに自動的に格納される。
次に、図6を参照して、第1の実施形態に係る画像形成装置10及び端末装置40の各々の作用を説明する。なお、図6は、第1の実施形態に係る画像形成装置10及び端末装置40を用いたファイル転送処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
まず、端末装置40は、ユーザによる所定の操作入力を受け付けると、ブラウザプログラム44Aを起動させ、以下に示す各ステップを実行する。
図6のステップS1では、表示制御部60が、Webブラウザのホーム画面(図示省略)を表示部46に表示させる制御を行う。このホーム画面には、Webブラウザから実行可能な各種機能の項目が表示されており、その中の機能の1つとして「Webページスキャン」も表示されている。この「Webページスキャン」とは、Webページを用いたスキャン画像のファイル転送機能を表している。
ステップS2では、送信部62が、ユーザの操作より「Webページスキャン」が選択されると、画像形成装置10に対して、スキャン設定情報を含むWebページの送信を要求するためのスキャン設定情報要求を送信する。なお、説明を簡略にするために、ホーム画面の別の機能が選択された場合についての説明は省略する。
一方、画像形成装置10は、端末装置40からスキャン設定情報要求を受信すると、転送処理プログラム14Aを起動させ、以下に示す各ステップを実行する。
ステップS3では、送信部32が、ステップS2で端末装置40から送信されたスキャン設定情報要求に応じて、スキャン設定情報を含むWebページを端末装置40に送信する。このWebページには、上述したように、ファイル転送処理を制御するための制御用スクリプト(ここではJava Script(登録商標)とする。)が組み込まれている。
ステップS4では、端末装置40の表示制御部60が、送信部32から受信した、スキャン設定情報を含むWebページに基づいて、一例として、図7に示す受付画面を表示部46に表示させる。
図7は、第1の実施形態に係る受付画面46Aの一例を示す正面図である。
図7に示すように、本実施形態に係る受付画面46Aには、画像形成装置10の、この時点のスキャン設定の内容が設定項目毎に表示されている。
図7に示す受付画面46Aには、設定項目の一例として、「カラー」、「解像度」、「原稿サイズ」、「フォーマット」、「分割指定」、「分割単位」、及び「画像取得方法」が含まれている。各設定項目は、ユーザの操作により所望の設定値が指定可能とされている。
ここで、「分割指定」は、マルチページファイルを複数のファイルに分割するか否かを指定するための項目である。「有」が指定されると、下段の「分割単位」が指定可能となり、「無」が指定されると、「分割単位」はグレーアウト表示され、指定できない状態となる。なお、図中で「有」がこの時点で指定されていることを表している。「分割単位」は、マルチページファイルを複数のファイルに分割する場合に、複数のファイルの各々に割り当てるページ数を指定するための項目である。「分割単位」として、例えば、1ページが指定された場合、図8に示すように分割され、複数ページが指定された場合、図9に示すように分割される。
図8は、本実施形態に係るマルチページファイルの分割単位の一例を示す図である。
図8に示すように、1ページが指定された場合、マルチページファイルは1ページずつ分割されるように設定される。
図9は、本実施形態に係るマルチページファイルの分割単位の他の例を示す図である。
図9に示すように、複数ページが指定された場合、マルチページファイルは複数ページ(図9に示す例では2ページ)ずつ分割されるように設定される。
次に、図6のステップS5では、端末装置40の送信部62が、ユーザの操作により、図7に示す受付画面46Aの「開始」ボタンの入力を受け付けた場合、受付画面46Aで受け付けた設定内容を含むファイル転送要求を画像形成装置10に送信する。
ステップS6では、画像形成装置10の作成部30が、ステップS5で端末装置40から送信されたファイル転送要求に応じて、原稿読取部22により複数ページの原稿を読み取って得られた複数ページの画像情報を用いてマルチページファイルを作成する。
ステップS7では、画像形成装置10の送信部32が、ステップS6で作成されたマルチページファイルを端末装置40に送信する。
ステップS8では、端末装置40の分割部64が、送信部32から受信したマルチページファイルを、図7に示す受付画面46Aで受け付けた「分割指定」及び「分割単位」の設定内容に基づいて、複数のファイルに分割する。
ステップS9では、端末装置40の格納部66が、一例として、図10及び図11に示すように、ステップS8で分割された複数のファイルの全てを、予め指定された格納先に自動的に格納し、本実施形態に係るブラウザプログラム44A及び転送処理プログラム14Aによる一連の処理を終了する。
図10は、本実施形態に係る分割後のシングルページファイル70A~70Cの一例を示す図である。
図10に示す分割後のシングルページファイル70A~70Cは、記憶部44の「C:\User\Folder」で表されるフォルダに自動的に格納される。なお、図10に示す分割後のシングルページファイル70A~70Cは、図8に示すマルチページファイルを分割して得られたファイルである。
図11は、本実施形態に係る分割後のマルチページファイル72A~72Cの一例を示す図である。
図11に示す分割後のマルチページファイル72A~72Cは、図10の場合と同様に、記憶部44の「C:\User\Folder」で表されるフォルダに自動的に格納される。なお、図11に示す分割後のマルチページファイル72A~72Cは、図9に示すマルチページファイルを分割して得られたファイルである。
このように本実施形態によれば、1回のファイル転送要求に対して、複数のシングルページファイルをアーカイブすることなく、所望のページ数のファイルが複数得られる。このため、ユーザに対して高い利便性が提供される。
[第2の実施形態]
上記第1の実施形態では、分割後の複数のファイルの全てを、予め指定された格納先に自動的に格納する形態について説明した。本実施形態では、分割後の複数のファイルのうちユーザにより指定されたファイルのみを選択的に格納する形態について説明する。
図12は、第2の実施形態に係る端末装置41の機能的な構成の一例を示すブロック図である。
図12に示すように、本実施形態に係る端末装置41は、表示制御部61、送信部62、分割部64、及び格納部67を備えている。なお、第1の実施形態に示す端末装置40と同一の機能を有する構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明は省略する。
本実施形態に係る表示制御部61は、一例として、図13に示すような、分割後の複数のファイルのページ毎のサムネイル画像を、ユーザにより指定可能に表示部46に表示させる制御を行う。サムネイル画像は、画像形成装置10で生成して画像形成装置10から取得してもよいし、端末装置41で生成してもよい。
図13は、第2の実施形態に係るページ毎のサムネイル画像の一例を示す図である。
図13に示すように、本実施形態に係るページ毎のサムネイル画像は、ユーザにより指定可能に表示部46に表示されている。
本実施形態に係る格納部67は、表示部46に表示されたページ毎のサムネイル画像のうちユーザにより指定されたサムネイル画像のファイルのみを、記憶部44の「C:\User\Folder」で表されるフォルダに格納する。この場合、格納部67は、ユーザによりサムネイル画像が指定されなかったファイルを削除することが望ましい。
次に、図14を参照して、第2の実施形態に係る画像形成装置10及び端末装置41の各々の作用を説明する。なお、図14は、第2の実施形態に係る画像形成装置10及び端末装置41を用いたファイル転送処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
まず、端末装置41は、ユーザによる所定の操作入力を受け付けると、ブラウザプログラム44Aを起動させ、以下に示す各ステップを実行する。
図14のステップS11では、表示制御部61が、Webブラウザのホーム画面(図示省略)を表示部46に表示させる制御を行う。
ステップS12では、送信部62が、ユーザの操作より「Webページスキャン」が選択されると、画像形成装置10に対して、スキャン設定情報を含むWebページの送信を要求するためのスキャン設定情報要求を送信する。
一方、画像形成装置10は、端末装置41からスキャン設定情報要求を受信すると、転送処理プログラム14Aを起動させ、以下に示す各ステップを実行する。
ステップS13では、送信部32が、ステップS12で端末装置41から送信されたスキャン設定情報要求に応じて、スキャン設定情報を含むWebページを端末装置41に送信する。
ステップS14では、端末装置41の表示制御部61が、送信部32から受信した、スキャン設定情報を含むWebページに基づいて、一例として、図15に示す受付画面を表示部46に表示させる。
図15は、第2の実施形態に係る受付画面46Bの一例を示す正面図である。
図15に示すように、本実施形態に係る受付画面46Bには、画像形成装置10の、この時点でのスキャン設定の内容が設定項目毎に表示されている。
図15に示す受付画面46Bには、設定項目の一例として、「カラー」、「解像度」、「原稿サイズ」、「フォーマット」、「分割指定」、「分割単位」、「モード指定」、及び「画像取得方法」が含まれている。各設定項目は、ユーザの操作により所望の設定値が指定可能とされている。
ここで、「モード指定」は、第1モード及び第2モードのいずれか一方を指定するための項目である。第1モードは、画像形成装置10の作成部30によりマルチページファイルが作成された後に、一例として、後述の図16に示すような、マルチページファイルの送信を要求するか否かを確認するための確認画面を表示させるモードである。一方、第2モードは、作成部30によりマルチページファイルが作成された後に、確認画面を表示させることなく、マルチページファイルを送信させるモードである。なお、図中で「有」及び「第1モード」がこの時点で指定されていることを表している。
次に、図14のステップS15では、端末装置41の送信部62が、ユーザの操作により、図15に示す受付画面46Bの「開始」ボタンの入力を受け付けた場合、受付画面46Bで受け付けた設定内容を含むファイル転送要求を画像形成装置10に送信する。
ステップS16では、画像形成装置10の作成部30が、ステップS15で端末装置41から送信されたファイル転送要求に応じて、原稿読取部22により複数ページの原稿を読み取って得られた複数ページの画像情報を用いてマルチページファイルを作成する。
ステップS17では、画像形成装置10の送信部32が、ステップS16でマルチページファイルを作成した後に、確認情報を含むWebページを端末装置41に送信する。なお、ここでは、第1モードが指定されているため、確認情報を含むWebページが送信される。仮に第2モードが指定されていれば、ステップS17~ステップS19の各処理は不要となる。
ステップS18では、端末装置41の表示制御部61が、送信部32から受信した、確認情報を含むWebページに基づいて、一例として、図16に示す確認画面を表示部46に表示させる。
図16は、第2の実施形態に係る確認画面46Cの一例を示す正面図である。
図16に示すように、本実施形態に係る確認画面46Cは、マルチページファイルの送信を要求するか否かを確認するための画面である。
図16に示す確認画面46Cには、設定確認項目の一例として、「分割指定」及び「サムネイル指定」が含まれている。この時点では「分割指定」が「有」に指定され、「サムネイル指定」も「有」に指定されている。
次に、図14のステップS19では、端末装置41の送信部62が、ユーザの操作により、図16に示す確認画面46Cの「取得」ボタンの入力を受け付けた場合、確認画面46Cで受け付けた設定内容を含むダウンロード要求を画像形成装置10に送信する。
ステップS20では、画像形成装置10の送信部32が、ステップS19で端末装置41から送信されたダウンロード要求に応じて、ステップS16で作成されたマルチページファイルに加え、ページ毎のサムネイル画像を端末装置40に送信する。ここでは、確認画面46Cの「サムネイル指定」が「有」のため、ページ毎のサムネイル画像が生成されマルチページファイルと共に送信される。
ステップS21では、端末装置41の表示制御部61が、ステップS20で画像形成装置10から送信されたマルチページファイル及びページ毎のサムネイル画像の受信に応じて、一例として、図17に示す分割確認画面及び格納先指定画面を表示部46に表示させる。
図17は、第2の実施形態に係る分割確認画面46D及び格納先指定画面46Eの一例を示す正面図である。
図17に示すように、本実施形態に係る分割確認画面46Dは、マルチページファイルを分割して格納してもよいか否かを確認するための画面である。この分割確認画面46Dで「はい」が指定された場合、格納先指定画面46Eが表示される。この格納先指定画面46Eでは、ユーザにより所望の格納先が指定される。
次に、図14のステップS22では、端末装置41の分割部64が、送信部32から受信したマルチページファイルを、図15に示す受付画面46Bで受け付けた「分割指定」及び「分割単位」の設定内容に基づいて、複数のファイルに分割する。
ステップS23では、端末装置41の表示制御部61が、ステップS22で分割された複数のファイルのページ毎のサムネイル画像(一例として図13を参照)を表示部46に表示させる。
ステップS24では、端末装置41の格納部66が、ステップS23で表示部46に表示されたページ毎のサムネイル画像のうちユーザにより指定されたサムネイル画像のファイルを、ステップS21で指定された格納先に格納する。
ステップS25では、格納部66が、ステップS24でユーザにより指定されなかったサムネイル画像のファイルを削除し、本実施形態に係るブラウザプログラム44A及び転送処理プログラム14Aによる一連の処理を終了する。
このように本実施形態によれば、1回のファイル転送要求に対して、複数のシングルページファイルをアーカイブすることなく、分割後の複数のファイルのうちユーザが所望するファイルのみが選択的に得られる。
[第3の実施形態]
上記第1、第2の実施形態では、Webブラウザ(ブラウザプログラム44A)の種別が「Java Script File API」を利用可能な種別である場合の形態について説明した。本実施形態では、Webブラウザの種別が「Java Script File API」を利用できない種別の場合の形態について説明する。
本実施形態に係る画像形成装置10は、一例として端末装置40から送信されてくるHTTPリクエストからWebブラウザの種別を判定する。Webブラウザの種別は、例えば、HTTPリクエストに含まれるUser Agent情報により判定される。画像形成装置10は、User Agent情報から、Webブラウザの種別が「Java Script File API」を利用可能な種別であると判定した場合、例えばPDF形式のマルチページファイルを出力し、Webブラウザの種別が「Java Script File API」を利用できない種別であると判定した場合、例えばJPEG形式の複数のシングルページファイルをアーカイブして得られる1つのアーカイブファイルを出力する。このアーカイブファイルのファイル形式としては、一例として、Zip形式やLZH形式等のファイル形式が適用される。
図18は、第3の実施形態に係る受付画面46F、確認画面46G、及び結果画面46Hの一例を示す正面図である。
図18に示すように、Webブラウザの種別が「Java Script File API」を利用できない種別の場合、端末装置40の表示部46には、画像形成装置10から取得されるWebページに基づいて、受付画面46F、確認画面46G、及び結果画面46Hが順に表示される。
図18に示す受付画面46Fには、画像形成装置10の、この時点でのスキャン設定の内容が設定項目毎に表示されている。ここでは、「フォーマット」の項目には、一例としてJPEGが指定されている。端末装置40は、ユーザの操作により、受付画面46Fの「開始」ボタンの入力を受け付けた場合、受付画面46Fで受け付けた設定内容を含むファイル転送要求を画像形成装置10に送信する。このファイル転送要求を受信した画像形成装置10は、確認情報を含むWebページを端末装置40に送信する。
図18に示す確認画面46Gは、画像形成装置10から受信した、確認情報を含むWebページに基づいて、表示される画面である。端末装置40は、ユーザの操作により、確認画面46Gの「取得」ボタンの入力を受け付けた場合、確認画面46Gで受け付けた設定内容を含むダウンロード要求を画像形成装置10に送信する。このダウンロード要求を受信した画像形成装置10は、一例として、複数のシングルページファイルを1つにまとめた、Zip形式のアーカイブファイルを端末装置40に送信する。
図18に示す結果画面46Hは、画像形成装置10からアーカイブファイルを受信した場合に表示される画面である。このアーカイブファイルには、一例としてJPEG形式の複数のシングルページファイルが含まれている。
上記で取得したアーカイブファイルは、端末装置40に予めインストールされている解凍用のアプリケーション・ソフトウェア(図示省略)を用いて、ユーザの操作に従って、あるいは、自動的に解凍され、複数のシングルページファイルとして取得される。
このように本実施形態によれば、Webブラウザの種別が「Java Script File API」を利用できない種別であっても、1回のファイル転送要求に対して、複数のシングルページファイルが得られる。
以上、実施形態として、ファイル転送システム、画像処理装置の一例としての画像形成装置、及び端末装置を例示して説明した。実施形態は、画像処理装置及び端末装置の各々が備える各部の機能をコンピュータに実行させるためのプログラムの形態としてもよい。実施形態は、このプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体の形態としてもよい。
その他、上記実施形態で説明した画像処理装置及び端末装置の各々の構成は、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において状況に応じて変更してもよい。
また、上記実施形態で説明したプログラムの処理の流れも、一例であり、主旨を逸脱しない範囲内において不要なステップを削除したり、新たなステップを追加したり、処理順序を入れ替えたりしてもよい。
また、上記実施形態では、プログラムを実行することにより、実施形態に係る処理がコンピュータを利用してソフトウェア構成により実現される場合について説明したが、これに限らない。実施形態は、例えば、ハードウェア構成や、ハードウェア構成とソフトウェア構成との組み合わせによって実現してもよい。
10 画像形成装置
12 制御部
12A CPU
12B ROM
12C RAM
12D I/O
14 記憶部
14A 転送処理プログラム
16 表示部
18 操作部
20 画像形成部
22 原稿読取部
24 通信部
30 作成部
32 送信部
40、41 端末装置
42 制御部
42A CPU
42B ROM
42C RAM
42D I/O
44 記憶部
44A ブラウザプログラム
46 表示部
48 操作部
50 通信部
60、61 表示制御部
62 送信部
64 分割部
66、67 格納部
90 ファイル転送システム

Claims (13)

  1. マルチページファイルの分割が指定されたファイル転送要求を受け付けた場合に、複数のページを1つのファイルにしたマルチページファイルを作成する作成部、及び、前記作成部により作成されたマルチページファイルを送信する送信部を含む画像処理装置と、
    前記送信部から受信したマルチページファイルを、複数の予め定められたページ数のファイルに分割する分割部、及び、前記ファイル転送要求を受け付けるための受付画面を表示部に表示させる制御を行う制御部を含む端末装置と、
    を備え、
    前記受付画面は、前記マルチページファイルを前記複数のファイルに分割するか否かの指定を受け付ける
    ファイル転送システム。
  2. 前記端末装置は、前記分割部により分割された複数のファイルを指定の格納先に格納する格納部を更に備えた請求項1に記載のファイル転送システム。
  3. 前記格納部は、前記複数のファイルの全てを前記指定の格納先に自動的に格納する請求項2に記載のファイル転送システム。
  4. 前記格納部は、前記複数のファイルのうちユーザにより指定されたファイルのみを前記指定の格納先に格納する請求項2に記載のファイル転送システム。
  5. 前記制御部は、前記複数のファイルのページ毎のサムネイル画像を、前記ユーザにより指定可能に前記表示部に表示させる制御を更に行う請求項4に記載のファイル転送システム。
  6. 前記格納部は、前記表示部に表示された前記複数のファイルのページ毎のサムネイル画像の中で、前記ユーザによりサムネイル画像が指定されなかったファイルを削除する請求項5に記載のファイル転送システム。
  7. 前記受付画面は、前記マルチページファイルを前記複数のファイルに分割する場合、前記複数のファイルの各々に割り当てるページ数の指定を更に受け付ける請求項1~6のいずれか1項に記載のファイル転送システム。
  8. 前記受付画面は、前記作成部によりマルチページファイルが作成された後に、前記マルチページファイルの送信を要求するか否かを確認するための確認画面を表示させる第1モード、及び、前記作成部によりマルチページファイルが作成された後に、前記確認画面を表示させることなく、前記マルチページファイルを送信させる第2モードのいずれか一方の指定を更に受け付ける請求項1~7のいずれか1項に記載のファイル転送システム。
  9. 前記画像処理装置は、複数ページの原稿を読み取って複数ページの画像情報を得る読取部を更に備え、
    前記読取部は、前記受付画面を介して前記ファイル転送要求を受け付けた場合に、前記複数ページの原稿の読取動作を開始する請求項1~8のいずれか1項に記載のファイル転送システム。
  10. 前記マルチページファイルは、前記複数ページの画像情報を含む請求項9に記載のファイル転送システム。
  11. 請求項1~8、10のいずれか1項に記載のファイル転送システムが備える画像処理装置であって、
    複数ページの原稿を読み取って複数ページの画像情報を得る読取部を備え、
    前記読取部は、前記受付画面を介して前記ファイル転送要求を受け付けた場合に、前記複数ページの原稿の読取動作を開始する
    画像処理装置
  12. 請求項1~10のいずれか1項に記載のファイル転送システムが備える端末装置。
  13. コンピュータを、請求項12に記載の端末装置が備える各部として機能させるための、Java Script File APIを利用可能なブラウザプログラム。
JP2018056979A 2018-03-23 2018-03-23 ファイル転送システム、画像処理装置、端末装置、及びブラウザプログラム Active JP7251051B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018056979A JP7251051B2 (ja) 2018-03-23 2018-03-23 ファイル転送システム、画像処理装置、端末装置、及びブラウザプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018056979A JP7251051B2 (ja) 2018-03-23 2018-03-23 ファイル転送システム、画像処理装置、端末装置、及びブラウザプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019168988A JP2019168988A (ja) 2019-10-03
JP7251051B2 true JP7251051B2 (ja) 2023-04-04

Family

ID=68107349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018056979A Active JP7251051B2 (ja) 2018-03-23 2018-03-23 ファイル転送システム、画像処理装置、端末装置、及びブラウザプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7251051B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007086860A (ja) 2005-09-20 2007-04-05 Yokogawa Electric Corp データ転送方法およびデータ転送システム
JP2007299311A (ja) 2006-05-02 2007-11-15 Access Co Ltd 端末装置、及び、端末装置用プログラム
JP2012089953A (ja) 2010-10-15 2012-05-10 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2013186657A (ja) 2012-03-07 2013-09-19 Kyocera Document Solutions Inc 電子機器およびファイル圧縮転送プログラム
JP2016149666A (ja) 2015-02-13 2016-08-18 キヤノン株式会社 情報処理システム、画像形成装置、情報処理システムの制御方法、及びプログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007086860A (ja) 2005-09-20 2007-04-05 Yokogawa Electric Corp データ転送方法およびデータ転送システム
JP2007299311A (ja) 2006-05-02 2007-11-15 Access Co Ltd 端末装置、及び、端末装置用プログラム
JP2012089953A (ja) 2010-10-15 2012-05-10 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2013186657A (ja) 2012-03-07 2013-09-19 Kyocera Document Solutions Inc 電子機器およびファイル圧縮転送プログラム
JP2016149666A (ja) 2015-02-13 2016-08-18 キヤノン株式会社 情報処理システム、画像形成装置、情報処理システムの制御方法、及びプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019168988A (ja) 2019-10-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4544257B2 (ja) 印刷装置、印刷指令プログラム、及び印刷方法
JP4886437B2 (ja) 画像処理装置、ジョブ処理方法、記憶媒体、プログラム
JP2007042023A (ja) 印刷管理方法、プログラム及び印刷管理装置
JP2007148580A (ja) 画像形成装置、画像形成システム、及び画像形成プログラム
US20090284779A1 (en) Image processing system, image processing method, image processing apparatus and control method thereof
JP5300206B2 (ja) 情報処理装置、機能制限方法、記憶媒体及びプログラム
US8427663B2 (en) Image outputting apparatus holding output request for image data
US7882125B2 (en) Document managing system, method and apparatus, printing apparatus and information processing apparatus for the system, program for implementing the method, and storing medium storing the program
JP2007053556A (ja) 複合機
JP2007018030A (ja) 情報処理装置およびジョブ処理方法および認証情報生成方法およびコンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム
JP7251051B2 (ja) ファイル転送システム、画像処理装置、端末装置、及びブラウザプログラム
JP2005231158A (ja) ジョブ処理装置およびジョブ処理システム
JP2008289130A (ja) コピーされた文書の電子的記憶及び再呼び出しが可能なコピー機
JP2007144674A (ja) 画像処理装置、出力制御方法、記憶媒体、プログラム
JP7328009B2 (ja) 画像形成装置、その制御方法およびプログラム
JP2007026123A (ja) 文書管理システム
JP7199857B2 (ja) 情報処理装置、および、情報処理装置の制御方法とプログラム
JP2006333302A (ja) 画像処理システム、データ処理装置、画像処理装置、画像処理方法、コンピュータが読み取り可能なプログラムを格納した記憶媒体およびプログラム
JP2007235748A (ja) 画像形成装置
JP4922836B2 (ja) 画像形成装置及びアプリケーション構築方法
JP6988392B2 (ja) 画像形成システム、プリンタドライバ、および情報処理装置
JP2024053185A (ja) 画像形成装置、画像形成装置の制御方法、及びプログラム
JP2007087399A (ja) 画像形成装置の表示調整方法
JP2007300392A (ja) ファクシミリ装置、ファクシミリデータ送受信方法、及びコンピュータプログラム
JP2008210401A (ja) 印刷管理方法、プログラム及び印刷管理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20210226

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20220118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220301

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220906

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221101

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230221

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230306

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7251051

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150