JP7250672B2 - 建具 - Google Patents

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Description

本発明は、引戸障子を有する建具に関する。
従来から引戸障子を有する建具として、例えば、枠と、枠内に引き違い状に開閉自在に収めた外障子及び内障子と、を備えたサッシ(建具)は知られている。このような建具の、 縦枠(竪枠)にはフィンが突出して形成されており、戸先框には戸先側に形成された溝内に引寄部材(戸先引き寄せピース)が保持されている。外障子または内障子を閉めたときに、引寄部材が縦枠のフィンに当接することで、外障子または内障子の戸先部が見込み方向に引き寄せられるように構成されている。
外障子及び内障子はガラスなどの面材を有し重量が大きいため、引寄部材が縦枠のフィンに当接する際には、戸先框及び縦枠に大きな力が作用する。特に、縦枠のように躯体に固定されていない戸先框は、ガラス等の面材と、引寄部材が縦枠のフィンに当接する部位とを、外障子及び内障子の移動方向に並ぶように配置してモーメントが作用しにくい構成とするとともに、面材と、引寄部材とフィンとの当接部と、の間に中空部を備えるなどして剛性を高めている。
特開2013-117128号公報
近年では、より高い意匠性が求められ、窓からの広い視界を確保するために枠や縦骨の見付け幅をより狭くすることが望まれている。しかしながら、上記従来の建具のように、ガラス等の面材と、引寄部材が縦枠のフィンに当接する部位とを、外障子及び内障子の移動方向に並ぶように配置する、或いは、面材と、引寄部材とフィンとの当接部と、の間に中空部を備えると、戸先框の見付け幅が広くなってしまうという課題がある。また、ガラス等の面材と、引寄部材が縦枠のフィンに当接する部位との位置を、単純に見込み方向に異ならせて配置すると、モーメントが作用して戸先框が変形する虞があるという課題がある。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、見付け幅を狭めつつも高い強度を備えた戸先框を有する建具を提供することにある。
かかる目的を達成するために本発明の建具は、周端部が框体に収容される面材を備えた引戸障子と、
前記引戸障子が有する戸先框と、前記面材の面内方向において対向する戸先框対向部を
備える縦枠と、
を有する建具であって、
前記戸先框は、前記面材の端部を収容する面材収容部と、前記面材収容部と見込み方向に並ぶ中空部と、を有し、
前記中空部と前記戸先框対向部との間に、前記戸先框を見込み方向に引き寄せる引寄部を有していることを特徴とする。
本発明の他の特徴については、本明細書及び添付図面の記載により明らかにする。
本発明によれば、見付け幅を狭めつつも高い強度を備えた戸先框を有する建具を提供することが可能である。
本発明の一実施形態にかかる建具が建物に取り付けられた状態を室外側から見た正面図である。 建具の横断面図である。 図2におけるA部の拡大図である。 引寄部の機能を説明する図である。
以下、本発明の一実施形態に係る建具について図面を参照して説明する。
本実施形態の建具は、図1に示すように、FIX窓2と、引戸障子3とを備えた片引き窓タイプの建具1である。
以下の説明においては、建物に取り付けられた建具1を室外側から見た時に、上下となる方向を上下方向、左右となる方向を左右方向、室内外方向である奥行き方向を見込み方向として示す。建具1の各部位であっても、また、建具1を構成する各部材については単体の状態であっても、建物に取り付けられた状態にて上下方向、左右方向、見込み方向となる方向にて方向を特定して説明する。
図1に示すように、建具1は、建物に固定される枠体4と、枠体4の内側の領域を左右方向に仕切る縦骨5と、枠体4と縦骨5とで形成され枠体4内の左側の領域に設けられる複層ガラス6と、枠体4に案内されて左右方向にスライドし縦骨5の右側に形成される開口1aを閉塞可能な引戸障子3と、を有している。
枠体4は、左右に延びる上枠4a及び下枠4bと、上枠4aと下枠4bの左右の端部同士を繋ぐ左縦枠4c及び右縦枠40と、を有し、矩形状に枠組みされている。上枠4a、下枠4b、左縦枠4c、及び、右縦枠40は、いずれも押し出し成形部材である。上枠4a及び下枠4bには、室外側に引戸障子3を案内するレールが設けられている。
縦骨5は、押し出し成形部材であり、矩形状に枠組みされた枠体4の内側に配置され、上枠4aと下枠4bとに接合されている。縦骨5は、上枠4a、下枠4b、及び、左縦枠4cとともに複層ガラス6の周端部を収容してFIX窓2を形成している。
本実施形態の建具1は、FIX窓2及び引戸障子3越しの視界をより大きく確保すべく左右の縦骨5の見付け幅を狭くしているため、図2に示すように、縦骨5は、強度を確保すべく枠体4よりも見込み方向において室内側に大幅に張り出している。
引戸障子3は、上框31、下框32、及び、左右の縦框33、34が矩形状に框組みされた框体30と、外周端部が框体30に収容されて取り付けられている面材としての複層ガラス35と、を有している。上框31、下框32、及び、左右の縦框33、34は、押し出し成形部材である。引戸障子3は、左の縦框33が縦骨5と見込み方向に対向し、右縦框34が右縦枠40に収容されて開口1aを閉塞し、閉塞した状態からFIX窓2の室外側を左方向にスライドして開口1aが開放されるように構成されている。このため、以下の説明では右縦框34を戸先框34として説明する。
図3に示すように、戸先框34は、複層ガラス35の各々の面の端部と室内側または室外側にて対面する一対の面材対面部34aと、一対の面材対面部34aにおいて戸先側となる端同士を連結する面材対面部連結部34bと、一対の面材対面部34aをうちの室内側の面材対面部34aの室内側に室内中空部34cを形成する室内中空形成部34dと、面材対面部連結部34bの戸先側に戸先中空部34eを形成する戸先中空形成部34fと、を有している。
室内中空形成部34dは、見込み方向に長い室内中空部34cを形成しており、室内中空部34cの見込み方向におけるほぼ中央に、引戸障子3の開閉操作時に把持するハンドル36と、ハンドル操作により解除される引戸障子3の係止機構37が設けられている。ハンドル36は、室内中空形成部34dの戸尻側に設けられており、係止機構37は、室内中空形成部34dを左右方向に貫通して設けられており、係止機構37の戸先側の先端から、右縦枠40に設けられている被係止部材39に係止する係止部37aが突出している。引戸障子3は、係止部37aが被係止部材39に係止された状態で右縦框34が右縦枠40に収容されて開口1aを閉塞する。
一対の面材対面部34aと面材対面部連結部34bとは、複層ガラス35の端部が収容される面材収容部34gをなしている。面材収容部34gに収容されている複層ガラス35の端部は、複層ガラス35の各面と一対の面材対面部34aとの間に、バックアップ材3aと、シール材3bとが介在されており、一対の面材対面部34aは複層ガラス35を挟持されている。このため、面材収容部34gは、変形し難い。ここで、室内中空部34cが面材収容部34gと見込み方向に並ぶ中空部に相当する。
一対の面材対面部34aは面材対面部連結部34bよりも戸先側に各々延出された一対の戸先側延出部34hを有しており、戸先側延出部34gの戸先側の端部同士が連結された戸先連結部34iを有している。戸先中空部34eは、面材対面部連結部34b、一対の戸先側延出部34h、及び、戸先連結部34iによって形成されている。戸先中空部34eは、面材収容部34gの見込み方向の幅と同じ幅を有しているが、左右方向の幅は、面材収容部34gの左右方向の幅よりも狭い。
一対の面材対面部34aをうちの室内側の面材対面部34aの室内側には、見込み方向に間隔を空けて対向する框室内壁部34jが設けられており、室内側の面材対面部34aと框室内壁部34jとの戸尻側の端部同士は戸尻側連結34kにより連結されている。框室内壁部34jの戸先側の端には、戸尻側連結34kと間隔を空けて対向する室内壁部34mが設けられている。また、室内側の面材対面部34aからは、框室内壁部34jと間隔を空けて対向する室外壁部34nが設けられている。室外壁部34nは、室内壁部34mよりも戸尻側に位置している。
戸尻側連結34kと室内壁部34mとの間には、室内中空部34cの見込み方向におけるほぼ中央に係止機構37が設けられているので、室内壁部34mは、係止機構37よりも室外側まで設けられている。室内壁部34mの室外側の端部と、室外壁部34nの室内側の端部とは、室内側に向かって戸尻側連結34kとの間隔が広くなる傾斜部を有する傾斜連結部34oにより繋がっている。すなわち、室内中空形成部34dは、ほぼ矩形状をなしているが、室内側の面材対面部34aと隣接する部位が戸尻側に窪む凹部34pを有している。
凹部34pには、戸先框34側に設けられ当該戸先框34を右縦枠40に引き寄せるための引寄部材38が嵌合される。このため、室内壁部34mの室外側の端部からは戸先側に延出され引寄部材38の倒れを防止する倒れ防止片34qと、倒れ防止片34qの室内壁部34m側の部位から室外側に突出し、引寄部材38が嵌合される嵌合片34rとが設けられている。引寄部材38については後述する。
右縦枠40は、開口1aを閉じた閉塞状態の引戸障子3の室外側の面材対面部34aと対向する室外枠対向部40aと、閉塞状態の引戸障子3の框室内壁部34jと対向する室内枠対向部40bと、室外枠対向部40aの右端と室内枠対向部40bの右端側とを連結し、閉塞状態の引戸障子3の戸先框34と、複層ガラス35の面内方向において対向する戸先框対向部40cと、戸先框対向部40cの見込み方向におけるほぼ中央から戸先框側に突出する突出部40dと、を有している。
室外枠対向部40a、室内枠対向部40b、及び、戸先框対向部40cは、いずれも板状をなしており、建物の壁7の内側に収容されている。このため、右縦枠40は、壁7に囲まれて変形し難い。
また、引戸障子3にて開口1aを閉じた閉塞状態では、室内中空形成部34dと、室外側の面材対面部34aの戸尻側の縁、室外枠対向部40a及び室内枠対向部40bの戸尻側の縁が見込み方向に沿うほぼ一直線上に配置されており、右縦枠40及び戸先框34は露出しないように構成されている。すなわち、戸先框34は、右縦枠40に係止された状態で、複層ガラス35の面内方向において、戸先框34の戸尻側の縁が、右縦枠40の戸尻側の縁とほぼ同じ位置に位置している。
戸先框対向部40cの突出部40dよりも室内側には、引戸障子3にて開口1aを閉じた閉塞状態で係止機構37の係止部37aが係止される被係止部材39が設けられている。
突出部40dも左右方向に沿う板状をなしており、室外側の面の先端側に止水部材8が嵌合される止水部材嵌合部40eが設けられている。また、突出部40dにおける止水部材嵌合部40eよりも戸先框対向部40cの部位は、厚みが厚く形成されて補強されている。また、突出部40dの先端側の部位は、室内側の面に、突出部40dの先端に向かって厚みが薄くなる傾斜部40fが設けられている。突出部40dは、引戸障子3を閉じる際に戸先框34を右縦枠40に近づけたときに、戸先框34の凹部34pに嵌合されている係合部としての引寄部材38と係合する。
凹部34pに嵌合される引寄部材38は、凹部34pに嵌合された状態で、倒れ防止片34qの先端と繋がって室外側に向かって戸先框対向部40cとの間隔が広がるように傾斜する傾斜面38aと、傾斜面38aと繋がって左右方向に沿う平面をなし、開口1aを閉じた閉塞状態で突出部40dの室内側の面と対面して当接される平面部38bと、閉塞状態で突出部40dの先端が当接される当接部38cと、を有している。
建具1は、引戸障子3を閉じる際に戸先框34を右縦枠40に近づけると、図4(a)に示すように、突出部40dの先端が、まず傾斜面38aに接触し、突出部40dの先端が傾斜面38aを摺動しつつ引戸障子3が移動する。このとき戸先框34は、見込み方向において室外側に引き寄せられる。ここで、引寄部材38と突出部40dとが、建具1が有する、室内中空部(中空部)34cと戸先框対向部40cとの間に戸先框34を見込み方向に引き寄せる引寄部に相当し、引寄部材38が框側引寄部に、突出部40dが枠側引寄部にそれぞれ相当する。
戸先框34をさらに右縦枠40に近づけると、図4(b)に示すように、突出部40dが傾斜面38aを越え、突出部40dの室内側の面が平面部38bと摺動して引戸障子3が移動し、図4(c)に示すように、突出部40dの先端が当接部38cに当接して閉塞状態となる。このとき、突出部40dの室外側に設けられている止水部材8は、室内側の戸先側延出部34hに押圧される。また、係止機構37の係止部37aが被係止部材39に係止されて、引戸障子3の戸尻側への移動が規制されている。
本実施形態の建具1によれば、戸先框34は、面材収容部34gと、室内中空部34cとが見込み方向に並べて設けられているので、戸先框34の見付け幅を狭く抑えつつ強度を備えることが可能である。また、戸先框34を見込み方向に引き寄せる引寄部材38と突出部40dでなる引寄部が、室内中空部34cと、複層ガラス35の面内方向において戸先框34と対向する戸先框対向部40cとの間に設けられている。すなわち、引寄部材38と突出部40dは、面材収容部34gと、見込み方向の位置を異ならせて配置されているので、戸先框34の見付け幅をより狭くすることが可能である。このとき、引寄部材38と突出部40dが設けられているのが、室内中空部34cを形成し剛性が高い室内中空形成部34dと戸先框対向部40cとの間なので、戸先框34の変形を抑制することが可能である。
また、一対の面材対面部34aは、シール材3bを介して複層ガラス35の端部を保持しているので変形し難く、変形し難い一対の面材対面部34aのうちの一方が室内中空部34cを形成しているで、戸先框34全体としても変形し難い。このため、戸先框34の変形をより抑制することが可能である。
また、引寄部材38と突出部40dは、重量が大きな複層ガラス35が保持されている面材収容部34gと、引戸障子3が右縦枠40に係止される係止機構37との間に配置されているので、たとえ戸先框34を引き寄せる際に引寄部材38及び戸先框34に力が作用したとしても、係止機構37により戸先框34の変形を規制することが可能である。
また、引戸障子3を右縦枠40に近づけると、突出部40dと引寄部材38とが係合して戸先框34が突出部40dに設けられた止水部材8を押圧するので、引戸障子3と右縦枠40との間をより確実に止水することが可能である。このとき、引寄部材38と係合する突出部40dに止水部材8が設けられているので、戸先框34が止水部材8に引き寄せられて作用する力を、係合する引寄部材38と突出部40dとの互いに近い位置で作用させることが可能である。このため、効率良く力を作用させることができると共に、戸先框34及び右縦枠40の他の部位に力が作用に難いので戸先框34及び右縦枠40の変形を抑制することが可能である。
また、戸先框34は、右縦枠40に係止された状態で、複層ガラス35の面内方向において、戸先框34の戸尻側の縁が、右縦枠40の戸尻側の縁とほぼ同じ位置に位置しているので、引戸障子3が開口1aを閉じた閉塞状態では、戸先框34、及び、右縦枠40は、壁7の内側に収容されて見込み方向からは視認され難い。このため、より意匠性に優れている。なお、戸先框34の戸尻側の縁が、右縦枠40の戸尻側の縁よりも戸先框対向部40c側に位置していると、戸先框34はより確実に視認され難くなるので、より意匠性に優れた建具を提供することが可能である。
上記実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得ると共に、本発明にはその等価物が含まれることはいうまでもない。
本実施形態には、少なくとも以下の発明が含まれる。
周端部が框体に収容される面材を備えた引戸障子と、前記引戸障子が有する戸先框と前記面材の面内方向において対向する戸先框対向部を備える縦枠と、を有する建具であって、前記戸先框は、前記面材の端部を収容する面材収容部と、前記面材収容部と見込み方向に並ぶ中空部と、を有し、前記中空部と前記戸先框対向部との間に、前記戸先框を見込み方向に引き寄せる引寄部を有していることを特徴とする建具である。
このような建具によれば、戸先框は、面材収容部と、中空部とが見込み方向に並べて設けられているので、戸先框の見付け幅を狭く抑えつつ強度を備えることが可能である。また、戸先框を見込み方向に引き寄せる引寄部が、中空部と、面材の面内方向において戸先框と対向する戸先框対向部との間に設けられている。すなわち、引寄部は、面材収容部と、見込み方向の位置を異ならせて配置されているので、戸先框の見付け幅をより狭くすることが可能である。このとき、引寄部が設けられているのが、剛性が高く中空部を形成する部位と戸先框対向部との間なので、戸先框の変形を抑制することが可能である。
かかる建具であって、前記面材収容部は、前記面材の各々の面の端部と見込み方向に対面し、前記面材の前記端部との間にシール材を介して当該面材を挟持する一対の面材対面部を有し、前記一対の面材対面部のうちの一方は、前記中空部を形成していることを特徴とする。
このような建具によれば、一対の面材対面部は、シール材を介して面材の端部を保持しているので変形し難く、変形し難い一対の面材対面部のうちの一方が中空部を形成しているで、戸先框全体としても変形し難い。このため、戸先框の変形をより抑制することが可能である。
かかる建具であって、前記戸先框が引き寄せられた状態で前記縦枠に係止される係止機構を有し、前記係止機構は、見込み方向において前記引寄部に対して前記面材収容部とは反対側に設けられていることを特徴とする。
このような建具によれば、引寄部は、重量が大きな面材が保持されている面材収容部と、引戸障子が縦枠に係止される係止機構との間に配置されているので、たとえ戸先框を引き寄せる際に引寄部及び戸先框に力が作用したとしても、係止機構により戸先框の変形を規制することが可能である。
かかる建具であって、前記引寄部は、前記戸先框対向部から前記戸先框側に突出する突出部と、前記戸先框に設けられ前記引戸障子を前記縦枠に近づけたときに前記突出部と係合する係合部と、であり、前記突出部は、見込み方向におけるいずれかの側に止水部材を有し、前記戸先框は、引き寄せられたときに前記止水部材を押圧することを特徴とする。
このよう建具によれば、引戸障子を縦枠に近づけると、突出部が係合部とが係合して戸先框が突出部に設けられた止水部材を押圧するので、引戸障子と縦枠との間をより確実に止水することが可能である。このとき、係合部と係合する突出部に止水部材が設けられているので、戸先框が止水部材に引き寄せられて作用する力を、係合する係合部と突出部との互いに近い位置で作用させることが可能である。このため、効率良く力を作用させることができると共に、戸先框及び縦枠の他の部位に力が作用に難いので戸先框及び縦枠の変形を抑制することが可能である。
かかる建具であって、前記戸先框は、前記縦枠に係止された状態で、前記面材の面内方向において、当該戸先框の戸尻側の縁が、係止されている前記縦枠の戸尻側の縁と同じ位置、或いは、係止されている前記縦枠の戸尻側の縁よりも前記戸先框対向部側に位置していることを特徴とする。
このような建具によれば、戸先框は、縦枠に係止された状態では、係止されている縦枠の戸尻側に露出しないので、より優れた意匠性を備えた建具を提供することが可能である。
1 建具、3 引戸障子、3b シール材、8 止水部材、30 框体、
34 戸先框、34a 面材対面部、34c 室内中空部、34g 面材収容部、
35 複層ガラス、37 係止機構、38 引寄部材、40 右縦枠、
40c 戸先框対向部、40d 突出部、

Claims (5)

  1. 周端部が框体に収容される面材を備えた引戸障子と、
    前記引戸障子が有する戸先框と前記面材の面内方向において対向する戸先框対向部を備える縦枠と、
    を有する建具であって、
    前記戸先框は、前記面材の端部を収容する面材収容部と、全体が前記面材収容部と見込み方向に並ぶ第1中空部と、前記面材収容部の見込幅の全幅にわたる第2中空部と、を有し、
    前記第1中空部と前記戸先框対向部との間に、前記戸先框を見込み方向に引き寄せる引寄部を有していることを特徴とする建具。
  2. 請求項1に記載の建具であって、
    前記面材収容部は、前記面材の各々の面の端部と見込み方向に対面し、前記面材の前記端部との間にシール材を介して当該面材を挟持する一対の面材対面部を有し、
    前記一対の面材対面部のうちの一方は、前記第1中空部を形成していることを特徴とする建具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の建具であって、
    前記戸先框が引き寄せられた状態で前記縦枠に係止される係止機構を有し、
    前記係止機構は、見込み方向において前記引寄部に対し前記面材収容部とは反対側に設けられていることを特徴とする建具。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の建具であって、
    前記引寄部は、前記戸先框対向部から前記戸先框側に突出する突出部と、前記戸先框に設けられ前記引戸障子を前記縦枠に近づけたときに前記突出部と係合する係合部と、であり、
    前記突出部は、見込み方向におけるいずれかの側に止水部材を有し、
    前記戸先框は、引き寄せられたときに前記止水部材を押圧することを特徴とする建具。
  5. 請求項3または請求項4に記載の建具であって、
    前記戸先框は、前記縦枠に係止された状態で、前記面材の面内方向において、当該戸先框の戸尻側の縁が、係止されている前記縦枠の戸尻側の縁と同じ位置、或いは、
    係止されている前記縦枠の戸尻側の縁よりも前記戸先框対向部側に位置していることを特徴とする建具。
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