JP7250264B2 - 防犯装置、自動販売機又は情報提供装置、及びプログラム - Google Patents

防犯装置、自動販売機又は情報提供装置、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、自動販売機や情報提供装置等に代表される、不特定の人に商品やサービスを提供する各種機器に設けることで当該機器周辺での犯罪の発生を抑止する防犯装置、当該防犯装置を備えた自動販売機又は情報提供装置、及びプログラムに関する。
任意の利用者に商品やサービスを提供する各種機器、たとえば自動販売機に設置され、当該設置された自動販売機周辺を監視する防犯装置として、例えば特許文献1の防犯装置が知られている。
特開2017-138678号公報
昨今、自動販売機や情報提供装置のように、任意の利用者に商品やサービスを提供する各種機器は繁華街、住宅街等を問わず、不特定の人が往来するさまざまな場所に設置されている。特許文献1に記載の防犯装置のように、自動販売機に防犯機能を付与すれば、別途防犯装置を設置する場所を確保等することなく、犯罪を未然に防ぎ、或いは、犯罪が発生しても速やかな通報をすることができる。
しかしながら、特許文献1の防犯装置をはじめとする従来の防犯装置は、自動販売機に設けた防犯カメラの映像を常時自動販売機に表示する形態であり、当該防犯装置が設置された自動販売機が防犯機能を備えていることを、自動販売機の周囲に公表するものである。このような従来の防犯装置では、防犯装置が設置された自動販売機等の各種機器が周囲を撮影していることが周囲の人間に察知されるので、防犯カメラの視角に移動して犯罪が行われると効果的に犯罪を防止することができないという問題があった。
この発明は上記の問題に鑑みてなされたものであり、自動販売機や情報提供装置のように、任意の利用者に商品やサービスを提供する各種機器に設けることで、当該各種機器周辺の犯罪行為を防ぐことができる防犯装置、当該防犯装置を備えた自動販売又は情報提供装置、及びプログラムを提供する点にある。
かかる問題を解決するために、請求項1の発明に係る防犯装置は、任意の利用者に対する所定の映像の表示及び前記所定の映像が表示された前記利用者を撮影した映像の取得、及び/又は、前記利用者に対する所定の音声の出力及び前記所定の音声が出力された前記利用者の発話した音声の取得、を行うことで所定の商品又はサービスを提供する対話型サービスを行う各種機器に設けられる防犯装置であって、前記利用者を撮影すると共に前記各種機器の周辺を常時撮影する撮影部と、前記撮影部が撮影した映像をもとに、 前記利用者を撮影した映像に基づく前記対話型サービスの提供に必要な情報を検出すると共に、予め設定された、又は、予め記憶された犯罪行為の有無を判定するための所定の犯罪行為判定基準に基づいた所定の解析を行うことで前記各種機器の周辺における犯罪行為の発生を検出する映像解析部と、前記犯罪行為の発生が検出された場合に、所定の警告処理を行う警告部と、前記対話型サービスに必要な映像を出力すると共に、前記所定の警告処理としての警告映像の出力処理を行う映像出力部と、前記対話型サービスに必要な音声を出力すると共に、前記所定の警告処理としての警告音声の出力処理を行う音声出力部とを備え、前記映像解析部は、過去に犯罪行為を撮影した映像、及び、過去に犯罪行為が行われていない状態を撮影した映像を教師データとして機械学習された判定モデルを前記所定の犯罪行為判定基準に用いて前記撮影された映像を解析することで、前記犯罪行為の発生を検出することを特徴とする。
請求項の発明は、請求項に記載の構成において、前記防犯装置が、さらに、所定の通信ネットワークを介して通信を行う通信部と、前記犯罪行為が検出された場合に該犯罪行為が検出されたことを示す犯罪検出情報を前記通信部により送信する犯罪行為報告部を備えることを特徴とする。
請求項の発明に係る自動販売機又は情報提供装置は、請求項1又は2に記載の防犯装置を備えることを特徴とする。
請求項の発明に係るコンピュータ読み取り可能なプログラムは、コンピュータを請求項1又は2に記載の防犯装置として機能させることを特徴とする。
本発明の構成によれば、任意の利用者に所定の商品又はサービスを提供するための装置としての各種機器に設けられる防犯装置が、当該各種機器の周辺を常時撮影した映像を解析して犯罪行為の発生を検出し、当該犯罪行為の発生を検出した場合に所定の警告処理を行う。この構成により、不特定の人が往来するさまざまな場所に設置される各種機器に本発明の防犯装置を設けることで、当該各種機器周辺における犯罪行為を効果的に防ぐことができる。
実施の形態に係る防犯装置、及び、各種機器の一例としての自動販売機の全体構成を概念的に示すブロック図である。 実施の形態に係る防犯装置の処理の流れを概念的に示すフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る防犯装置100、及び、防犯装置100を設置する「各種機器」の一例としての自動販売機200全体の構成を概念的に示すブロック図である。
図1で示すように、防犯装置100は、撮影部101と、映像解析部102と、警告部103と、音声出力部104と、映像出力部105と、通信部106と、犯罪行為報告部107と、記録部108を備えている。
この実施の形態の「各種機器」は、任意の人に商品やサービスを提供するための機器であって、不特定の人が往来する場所に設置されて、この不特定の人の中の任意の利用者に対して自動的に特定の商品やサービスを提供する機器である。「各種機器」は、操作ボタンの押下やタッチパネルへの接触、あるいはマイクロフォンへの音声入力等による利用者の操作、CCDカメラ等の撮影装置により撮影した利用者の顔や表情や唇の動きや動作の解析結果、等を用いて所定の商品やサービスの提供を自動的に行う。
この実施の形態の「各種機器」は、撮影装置で利用者の顔や姿を撮影した画像情報や、マイクロフォンに対して利用者が発話した音声情報や、「各種機器」に設けられた所定の操作手段に対する利用者の操作(例えば、利用者による、「各種機器」のタッチパネルへの接触や「各種機器」の操作ボタンの押下操作や「各種機器」のキーボードの入力操作)の情報を取得して、取得した情報を解析し、利用者に対する回答情報を、画像や文字の表示や、音声の出力等によって提示することで、利用者の所望する商品やサービスを自動的に提供する。「各種機器」は、そのような態様で商品やサービスを提供するための機械的構成や電気的構成や情報処理的構成を備えている。
この実施の形態の「各種機器」は、いわゆる対話形サービスを用いて利用者に商品やサービスを提供する。具体的には、「各種機器」は、ディスプレイ(図示せず)に文字や画像を表示したり、スピーカ(図示せず)から音声を出力することで利用者に質問したり情報入力を促したりする手順と、利用者のタッチパネルへの接触や操作ボタンの押下操作やキーボードの操作情報、利用者の利用者の発話した音声情報を取得して解析する手順とをそれぞれ1回ないし複数回行うことで、利用者の所望する商品やサービスを提供する。
この実施の形態の「各種機器」は、いわゆる人工知能(artificial intelligence、AI)を備えている。そして、「各種機器」は、利用者に対する対話型サービスを行って所定の商品やサービスを提供できるように構成されている。
具体的には、たとえば、「各種機器」は、ディープラーニング等の各種の機械学習の手法を用い、事前に与えられたデータをいわゆる教師データ(たとえば所定の入力データと所定の正解データ)として記録し、この教師データをもとにした所定の訓練手順(たとえば、所定の入力データに対して所定の正解データが正解であることをコンピュータに学習させることを繰り返し行い、コンピュータが未知の入力データに対しても正解を出力できる状態に設定する手順のこと。)を行う「教師あり学習」や、いわゆる教師データなしの所定の訓練手順により、コンピュータが未知の入力データに対しても正解を出力できるようにする訓練手順の「教師なし学習」により、利用者に対する対話型サービスを行って所定の商品やサービスを提供できるように構成されている。
そして、「各種機器」は、対話型サービスを行って所定の商品やサービスを提供するための構成を、防犯装置100として機能させるためにも用いる。たとえば、「各種機器」は、上述の「教師あり学習」や「教師なし学習」により、過去に犯罪行為を撮影した映像、及び、過去に犯罪行為が行われていない状態を撮影した映像を教師データとして上述の訓練手順を行うことで、「各種機器」が「各種機器」の周辺で不特定の人によって行われた犯罪行為を検出できるように設定されている。この設定は、主として後述する映像解析部102に対して行われる。また、上述の「教師あり学習」や「教師なし学習」による犯罪行為の報告の設定が、後述する警告部103や犯罪行為報告部107に対して行われてもよい。
この実施の形態の「各種機器」は、たとえば、飲食物や日用品等を提供するための自動販売機、各種のチケットや切符を販売するための券売機、利用者が行きたい目的地への道案内や利用者の希望条件に沿う施設や商品やサービスを紹介するための「情報提供装置」としての自動インフォメーションサービス提供機器、不特定の利用者に利用させるために設置されたコピー機や印刷機や洗濯機や乾燥機等の機器等が考えられる。
この実施の形態の「各種機器」が設置される、不特定の人が往来する場所とは、例えば、繁華街、住宅街、公園、鉄道の駅構内や駅周辺の広場、空港や港の構内や周辺の広場、商店や百貨店の店内や店舗周辺、映画館や博物館、各種テーマパークや遊園地等の敷地内や敷地周辺、ゲームセンター等のアミューズメント施設の敷地内や敷地周辺、公民館やコンサートホール等の公共施設の敷地内や敷地周辺、公道や私道の路上や道の周辺、高速道路のパーキングエリア、公道沿いのドライブイン、いわゆる「道の駅」を含む公道沿いの商業施設や休憩施設、等が考えられる。
以下、この実施の形態では、説明を簡単に行うため、「各種機器」が自動販売機200であるものとするが、上述のとおり、この実施の形態の「各種機器」がこの自動販売機200のみに限定されないことはいうまでもない。
なお、本実施の形態において、防犯装置100は、自動販売機200の本体内部に設置される組み込み型のコンピュータを用いて構成されている。本実施の形態では、自動販売機200に組み込まれたコンピュータの二次記憶装置に後述する処理を実行するプログラムが予め記憶されており、当該プログラムを二次記憶装置から読み込んでメモリにロードし、CPU(中央演算装置)が実行することにより、コンピュータを本実施の形態に係る防犯装置100として機能させる。
本実施の形態では、前述のように、組み込み型コンピュータを用いて防犯装置100を構成しているが、防犯装置100をどのように構成するかは任意に選択してよい。例えば、防犯装置100と自動販売機200を分離可能な構成とせず、自動販売機200の制御装置(図示せず)が防犯装置100を兼ねるように構成してもよい。
撮影部101は、後述する自動販売機200の撮影装置203を用いて、自動販売機の周辺を常時撮影する。撮影部101が撮影する映像は、静止画であっても動画であってもよい。撮影した映像は、後述する記録部108に記録され、映像解析部102により解析が行われる。
なお、本実施の形態では、防犯装置100の撮影部101により自動販売機200が備える撮影装置203を用いて自動販売機の周辺を撮影するが、自動販売機200が撮影装置203を備えない場合等には、防犯装置100が撮影装置(たとえば、利用者に対し、対話形のサービスを用いて商品の提供を行うために、自動販売機200を利用する利用者の顔や姿を撮影するための撮影装置)を備えるように構成してもよい。
また、撮影部101により撮影する映像は、自動販売機200周辺の音声を含む映像であってもよい。この場合、例えば自動販売機200が備える撮影装置203が音声入力機能を有している場合には、当該音声入力機能により入力した音声を用いてよいし、或いは、防犯装置100又は自動販売機200がさらに音声入力装置を備え、当該音声入力装置から自動販売機周辺の音声を入力し、撮影部101が、撮影装置203が撮影した映像と上記音声入力装置から入力した音声を合成して、音声を含む映像を記録部108に記録するようにしてもよい。
映像解析部102は、前述の撮影部101により撮影された映像を解析することにより、自動販売機200の周辺における犯罪行為を検出する。防犯装置100には、犯罪行為の有無を判定する所定の犯罪行為判定基準が予め設定され、又は、予め記録されており、映像解析部102は当該犯罪行為判定基準に基づいて、上記映像を解析する。
本実施の形態における犯罪行為判定基準は、過去に犯罪行為を撮影した映像、及び、過去に犯罪行為が行われていない状態を撮影した映像を教師データとして、機械学習された判定モデルを用いている。犯罪行為判定基準をどのように作成し、設定又は記録するかについては、任意に周知の技術を選択してよい。
警告部103は、前述の映像解析部102により自動販売機200の周辺に犯罪行為が検出された場合に、所定の警告処理を行う。本実施の形態では、所定の警告処理として、音声出力部104による警告音声の出力処理と、映像出力部105による警告映像の出力処理を行う。
音声出力部104は、自動販売機200が備える音声出力装置202を用いて警告音声を出力する。出力する警告音声は、例えばサイレンのような警報音でもよいし、また、犯罪行為が行われている旨を報知する音声でもよい。また、本実施の形態では、音声出力部104が自動販売機200の音声出力装置202を用いて上記の警告音声を出力するが、自動販売機200が音声出力装置202を備えていない場合等には、防犯装置100が音声出力装置を備えるようにしてもよい。
映像出力部105は、自動販売機200が備える表示装置201を用いて、警告映像を出力する。出力する映像は任意に選択してよく、例えば、所定の警告マークを表示してもよいし、検出した犯罪行為を映像として表示してもよい。また、表示装置201を点滅させて、自動販売機の周辺で犯罪行為が行われていることを表現するようにしてもよい。なお、本実施の形態では、映像出力部105が自動販売機200の表示装置201を用いて上記警告映像を出力するが、自動販売機200が表示装置201を備えていない場合等には、防犯装置100が表示装置を備えるように構成して、当該表示装置が周辺から視認できるように、防犯装置100を自動販売機200に設置するようにしてもよい。
本実施の形態では、音声出力部104による警告音声の警告と、映像出力部105による警告映像の出力の双方をもって所定の警告処理としているが、所定の警告処理は任意に選択してよく、例えば、音声出力部104による警告音声の警告、或いは、映像出力部105による警告映像の出力のいずれか一方のみとしてもよい。
通信部106は、後述する通信ネットワーク300を介して後述する警備サーバ400との通信を行う。通信部106による通信は有線通信であってもよいし、無線通信であってもよい。
犯罪行為報告部107は、前述の映像解析部102により自動販売機200の周辺に犯罪行為が検出された場合に、当該犯罪行為が検出されたことを示す犯罪検出情報を送信する。本実施の形態における犯罪行為報告部107は、前述の通信部106により、後述する通信ネットワーク300を介して警備サーバ400に上記犯罪検出情報を送信する。なお、犯罪検出情報の形式や内容については任意に選択してよく、例えば犯罪行為を検出した映像に、当該検出した日時と場所をメタデータとして追加した情報であってもよい。
記録部108は、防犯装置100が後述する処理等を行うにあたって、必要な情報を記録するストレージである。本実施の形態は前述のように組み込み型コンピュータを用いて防犯装置100を構成しており、記録部108組み込み型コンピュータが備える二次記憶装置に確保された領域である。なお、記録部108の論理的な構成は周知の技術を任意に選択してよく、例えば、二次記憶装置に確保した領域をファイル又はディレクトリ空間として使用するように構成してもよいし、或いは、当該確保した領域を用いてデータベースを構築するように構成してもよい。
自動販売機200は、任意の利用者に所定の商品又はサービスを提供する自動販売機である。自動販売機200が提供する対象は、例えば缶入り飲料等の食料品や、所定の入場券や乗車券等の商品でもよいし、又は、両替や写真撮影等のサービスでもよい。
本実施の形態における自動販売機200は、表示装置201と、音声出力装置202と、撮影装置203を備えている。
表示装置201は、自動販売機200の本体前面側に設けられたディスプレイ装置であり、任意の映像を表示する。本実施の形態では、前述の映像出力部105により所定の警告映像が出力されるが、映像解析部102が犯罪行為を検出していない状況においては、販売する商品やサービスの内容等を表示する。
音声出力装置202は、自動販売機200に設けられたスピーカー装置であり、任意の音声を出力する。本実施の形態では、前述の音声出力部104により所定の警告音声が出力されるが、映像解析部102が犯罪行為を検出していない状況においては、販売する商品やサービスを紹介、推奨等、又は自動販売機200の操作方法等をアナウンスする音声を出力する。
本実施の形態において、防犯装置100は通信ネットワーク300に接続されている。通信ネットワーク300には、また、警備サーバ400が接続されており、前述したように、防犯装置100の犯罪行為報告部107が通信部106により犯罪検出情報を通信ネットワーク300を介して警備サーバ400に送信する。なお、本実施の形態における警備サーバ400は、所定の警備会社が外部から犯罪情報を受け付ける用途で設けたサーバである。
以上が本実施の形態における防犯装置100、及び、防犯装置100を設ける自動販売機200全体の構成である。
ついで、本実施の形態における防犯装置100の処理の流れについて説明する。図2は、本実施の形態において、自動販売機200に設けた防犯装置100による防犯処理の流れを概念的に示したフロー図である。なお、図2で示す処理の流れは、本実施の形態では防犯装置100の起動に伴って開始され、防犯装置100の停止により終了する。
防犯装置100は、撮影部101により、自動販売機200の撮影装置203を用いて自動販売機200の周辺を撮影する(ステップS101参照)。
撮影した映像が所定の条件を満たすと、防犯装置100は当該撮影した映像を記録部108に記録し(ステップS102参照)、再度、撮影部101による撮影が繰り返される。当該繰り返しは防犯装置100が動作している間行われ、結果として、撮影部101は自動販売機200の周辺を常時撮影する。なお、撮影部101による撮影の繰り返しは、ステップS102以降の処理とは非同期に、すなわち、ステップS102以降の処理の完了を待たずに行われる。
上記ステップS102による記録を行う条件は任意に選択してよい。本実施の形態では、撮影時間が1分を超えたことをもって所定の条件としており、自動販売機200の周辺を常時撮影した映像は1分ごとに記録部108に記録され、後続する処理の入力値として使用される。
前述のステップS102により記録された映像は、防犯装置100の映像解析部102により解析され、自動販売機200の周辺において犯罪行為が発生している場合にこれを検出する(ステップS103参照)。
本実施の形態では、前述したように、過去に犯罪行為を撮影した映像、及び、過去に犯罪行為が行われていない状態を撮影した映像を教師データとして機械学習した判定モデルを、犯罪行為の有無を判定するための所定の犯罪行為判定基準として防犯装置100に予め設定、又は、予め記録されている。ステップS103では、当該設定又は記録された犯罪行為判定基準を用いてステップS102により記録された映像を解析して、犯罪行為の発生を検出する。
ステップS103により犯罪行為の発生が検出された場合、防犯装置100は警告部103による所定の警告処理を行う。本実施の形態において、前述の所定の警告処理は、音声出力部104による警告音声の出力処理(ステップS104参照)と、映像出力部105による警告映像の出力処理(ステップS105参照)である。一方で、ステップS103により犯罪行為の発生が検出されなかった場合には、ステップS104以降の処理は行われない。前述したようにステップS101~S102が繰り返し実行されることにより、ステップS102が完了するたびにステップS103が実行され、ステップS104以降が実行されるか否かが判定される。
本実施の形態において、ステップS104では、防犯装置100の音声出力部104により、自動販売機200が備える音声出力装置202に所定の警告音声を出力する。また、ステップS105では、防犯装置100の映像出力部105により、自動販売機200が備える表示装置201に所定の警告映像を出力する。
本実施の形態において、ステップS104による警告音声出力処理と、ステップS105による警告映像出力処理は同一のタイミングにより並列して実行される。なお、警告音声出力処理と警告映像出力処理を並列実行するか、又は、いずれかを先に実行し、次いで他方を実行するかは任意に選択してよいし、両者の開始タイミングを同一とするか否かについても任意に選択してよい。また、ステップS104による警告音声出力処理と、ステップS104による警告映像出力処理は、ステップS103の映像解析の結果犯罪行為が検出されている間実行され、犯罪行為が検出されなくなると上記警告処理は終了する。
ステップS103による犯罪行為の発生が検出された場合に、防犯装置100は、前述のステップS104、S105による警告処理と並行して、犯罪行為報告部107による犯罪検出情報の送信を行う(ステップS106参照)。
前述したとおり、本実施の形態では、防犯装置100が通信ネットワーク300を介して警備サーバ400と接続されており、ステップS106では、犯罪行為報告部107が通信部106を介してステップS103により犯罪行為が検出されたことを示す犯罪検出情報を警備サーバ400に送信する。
犯罪検出情報は前述したとおり、任意の形式の情報でよく、例えば、ステップS102により記録された映像と、当該記録された日時及び場所を示す情報を含む情報であってもよいし、或いは、上記日時及び場所を示す情報のみをもって犯罪検出情報としてもよい。この場合には、例えば、犯罪検出情報を受信した警備サーバ400から必要に応じて防犯装置100に映像の要求が行われ、当該要求に応じて防犯装置100が通信部106を介して当該要求された映像を警備サーバ400に送信するようにしてもよい。
以上が、本実施の形態における防犯装置100の処理の流れである。本実施の形態では、自動販売機200の周辺を防犯装置100の撮影部101が常時撮影し、当該撮影した映像を映像解析部102により解析して、犯罪行為の発生を検出すると警告部103により所定の警告処理を行う。この構成により、防犯装置100を設けた自動販売機200の周辺における犯罪行為を効果的に防ぐことができる。
上記において、警告部103による警告処理が行われる際には、自動販売機200の表示装置201に警告映像が出力されるとともに、音声出力装置202に警告音声が出力されるが、当該警告処理が行われない場合、すなわち、犯罪行為の発生が検出されていない状態においては表示装置201、音声出力装置202は通常の自動販売機200の機能として商品やサービスの紹介、推奨や操作説明等を出力する。この構成によれば、犯罪行為が検出されない限り、自動販売機200が防犯機能を有していることは周囲には不明となるため、撮影装置203の死角に移動して犯罪行為に及ぶ等を効果的に防ぐことができる。
本実施の形態の説明は以上であるが、本発明の構成は上記実施の形態に限られるものではない。例えば、本実施の形態において防犯装置100は自動販売機200の本体内部に設けられるが、防犯装置100を自動販売機200の本体外部に設けてもよいし、或いは、通信ネットワーク300を介して自動販売機200と接続するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、対話機能付き自動販売機200の映像解析部102や警告部103や犯罪行為報告部107が、いわゆる人工知能を用いた処理を行うものとしたが、上述の構成以外の構成が、いわゆる人工知能を用いた処理を行ってもよいし、逆に、上述の構成のうちの少なくとも何れか一つがいわゆる人工知能を用いた処理に替えて通常のコンピュータシステムによる処理をおこなってもよい。
その他の具体的な構成も本実施の形態に限られるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において様々な変更が可能である
100 防犯装置
101 撮影部
102 映像解析部
103 警告部
104 音声出力部
105 映像出力部
106 通信部
107 犯罪行為報告部
200 自動販売機(各種機器)
201 表示装置
202 音声出力装置
203 撮影装置
300 通信ネットワーク
400 警備サーバ

Claims (4)

  1. 任意の利用者に対する所定の映像の表示及び前記所定の映像が表示された前記利用者を撮影した映像の取得、及び/又は、前記利用者に対する所定の音声の出力及び前記所定の音声が出力された前記利用者の発話した音声の取得、を行うことで所定の商品又はサービスを提供する対話型サービスを行う各種機器に設けられる防犯装置であって、
    前記利用者を撮影すると共に前記各種機器の周辺を常時撮影する撮影部と、
    前記撮影部が撮影した映像をもとに、前記利用者を撮影した映像に基づく前記対話型サービスの提供に必要な情報を検出すると共に、予め設定された、又は、予め記憶された犯罪行為の有無を判定するための所定の犯罪行為判定基準に基づいた所定の解析を行うことで前記各種機器の周辺における犯罪行為の発生を検出する映像解析部と、
    前記犯罪行為の発生が検出された場合に、所定の警告処理を行う警告部と、
    前記対話型サービスに必要な映像を出力すると共に、前記所定の警告処理としての警告映像の出力処理を行う映像出力部と、
    前記対話型サービスに必要な音声を出力すると共に、前記所定の警告処理としての警告音声の出力処理を行う音声出力部とを備え
    前記映像解析部は、過去に犯罪行為を撮影した映像、及び、過去に犯罪行為が行われていない状態を撮影した映像を教師データとして機械学習された判定モデルを前記所定の犯罪行為判定基準に用いて前記撮影された映像を解析することで、前記犯罪行為の発生を検出することを特徴とする防犯装置。
  2. 前記防犯装置が、さらに、所定の通信ネットワークを介して通信を行う通信部と、前記犯罪行為が検出された場合に該犯罪行為が検出されたことを示す犯罪検出情報を前記通信部により送信する犯罪行為報告部を備える
    ことを特徴とする、請求項1に記載の防犯装置。
  3. 請求項1又は2に記載の防犯装置を備えることを特徴とする、自動販売機又は情報提供装置。
  4. コンピュータを請求項1又は2に記載の防犯装置として機能させる、コンピュータ読み取り可能なプログラム。
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