JP7250030B2 - 採血セット - Google Patents

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Description

本発明は、採血の際に初流血を収容するための初流血バッグを備える採血セットに関する。
例えば、特許第4030682号公報には、採血針から採取された血液を採血バッグに導く採血ラインと、採血ラインから分岐した分岐ラインに設けられた初流血バッグと、を備えた採血セットが開示されている。このような採血セットによれば、皮膚上及び皮下に存在する細菌が混入し易い初流血を初流血バッグに収容することができるため、採血バッグへの細菌の流入を防止することができる。
ところで、病院等では、手術の際の出血に備えて、前もって採血し保存しておいた自分の血液を輸血する自己血輸血が広く行われている。この場合、ドナーは健常者ではない患者であり循環血液量を維持させる必要があるため、手術で用いる自分の血液を採取する自己血採血後に生理食塩水等の輸液剤をドナーに投与(補液)する。
この際、採血針を用いてドナーに対して輸液剤を投与することが好ましいが、初流血が輸液剤とともにドナーに投与されてしまうことを防止しなければならない。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、初流血がドナーに戻されることを防止しつつ輸液剤をドナーに対して採血針を介して投与することができる採血セットを提供することを目的とする。
本発明の態様は、採血針と、血液を収容するための採血バッグと、前記採血針から採取された血液を前記採血バッグに導く採血ラインと、前記採血ラインから分岐した分岐ラインと、前記分岐ラインに設けられ、採血の際に初流血を収容するための初流血バッグと、を備え、前記採血ラインにおける前記分岐ラインの分岐部よりも前記採血針側には、輸液剤を注入するための補液ポートが設けられ、前記採血ラインには、コネクタ本体と前記コネクタ本体に設けられた第1接続ポート及び第2接続ポートとを有する分岐コネクタが設けられ、前記採血ラインは、一端が前記採血針に接続された第1採血流路部材と、前記第1採血流路部材の他端に接続された前記コネクタ本体と、一端が前記コネクタ本体に接続され、他端が前記採血バッグに接続された第2採血流路部材と、を有し、前記補液ポートは、前記第1接続ポートに接続され、前記分岐ラインは、前記第2接続ポートと、前記第2接続ポートに接続された分岐チューブと、を有し、前記第2接続ポートは、前記第1接続ポートよりも前記第2採血流路部材側に位置し、前記第1接続ポートと前記第2接続ポートとは、前記コネクタ本体から同じ方向に突出している採血セットである。
本発明に係る採血セットによれば、採血ラインにおける分岐ラインの分岐部よりも採血針側に補液ポートが設けられているため、分岐ライン及び初流血バッグに存在する初流血がドナーに戻されることを防止しつつ輸液剤をドナーに対して採血針を介して投与することができる。
本発明の一実施形態に係る採血セットの概略図である。 採血セットに輸液セットを接続した状態の説明図である。 採血セットを用いた採血の第1の説明図である。 採血セットを用いた採血の第2の説明図である。 採血セットを用いた輸液剤投与の説明図である。 変形例に係る分岐コネクタの説明図である。
以下、本発明に係る採血セットについて好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
本発明の一実施形態に係る採血セット10は、ドナー200(図3等参照、患者等)から血液(全血)を採取し、その後、当該ドナー200に輸液剤の投与を行うためのものである。具体的には、採血セット10は、例えば、手術で用いる自分の血液を採取する自己血採血の際に用いられる。
図1に示すように、採血セット10は、採血針12、第1採血流路部材14、分岐コネクタ16、第2採血流路部材18、採血バッグ20、分岐チューブ22、初流血バッグ24及び補液ポート26(輸液ポート)を備える。
採血針12は、ドナー200(図3等参照、供血者)の皮膚に穿刺可能に構成され、例えば、ステンレス鋼、アルミニウム又はアルミニウム合金、チタン又はチタン合金のような金属材料で構成されている。採血針12は、円管状に構成され、血液流路となる中空部を有する。採血針12の使用前において、採血針12には、キャップ28が装着されている。
第1採血流路部材14は、採血針12から採取された血液を分岐コネクタ16に導く軟質のチューブである。第1採血流路部材14の一端は、採血針12の基端(基端)に接続されている。
分岐コネクタ16は、硬質な樹脂材料の一体成形品である。分岐コネクタ16は、コネクタ本体16a、第1接続ポート16b及び第2接続ポート16cを有する。コネクタ本体16aは、円管状に形成され、血液流となる中空部を有する。コネクタ本体16aの一端には、第1採血流路部材14の他端が接続されている。
第1接続ポート16bは、コネクタ本体16aの一端部から側方に突出した筒状部である。第1接続ポート16bの軸線とコネクタ本体16aの軸線とのなす角度は略直角である。第2接続ポート16cは、コネクタ本体16aの他端部から側方に突出した筒状部である。第2接続ポート16cの軸線とコネクタ本体16aの軸線とのなす角度は略直角である。
第1接続ポート16bと第2接続ポート16cとは、コネクタ本体16aから同じ方向に突出している。換言すれば、第1接続ポート16bと第2接続ポート16cとは、コネクタ本体16aの延在方向に沿って並んでいる。つまり、第1接続ポート16bと第2接続ポート16cとは、互いに平行に設けられている。
分岐コネクタ16において、第1接続ポート16bの軸線とコネクタ本体16aの軸線とのなす角度は鋭角であってもよい。第2接続ポート16cの軸線とコネクタ本体16aの軸線とのなす角度は鋭角であってもよい。第1接続ポート16bと第2接続ポート16cとは、コネクタ本体16aの周方向に互いにずれて設けられていてもよい。つまり、第1接続ポート16bと第2接続ポート16cとは、例えば、コネクタ本体16aから互いに反対方向に突出していてもよい。また、第1接続ポート16b及び第2接続ポート16cは、コネクタ本体16aから側方に突出していなくてもよい。つまり、第1接続ポート16b及び第2接続ポート16cは、コネクタ本体16aに対してどのように設けられていてもよい。
第2採血流路部材18は、採血針12から第1採血流路部材14を介して分岐コネクタ16に流入した血液を採血バッグ20に導く。第2採血流路部材18の一端は、コネクタ本体16aに接続され、第2採血流路部材18の他端は、採血バッグ20に接続されている。第2採血流路部材18は、封止部材30と接続チューブ31とを含む。
封止部材30は、コネクタ本体16aの他端に接続されている。封止部材30は、初期状態で流路が閉塞され破断操作を行うことで流路が開通するものである。接続チューブ31は、封止部材30を流通する血液を採血バッグ20に導く軟質のチューブである。接続チューブ31の一端は封止部材30に接続され、接続チューブ31の他端は採血バッグ20に接続されている。接続チューブ31には、第2採血流路部材18の流路を閉塞及び開放するためのクランプ32が設けられている。換言すれば、第2採血流路部材18のうち封止部材30よりも下流側(採血バッグ20側)には、クランプ32が設けられている。
採血バッグ20は、ドナー200から採取した血液を収容(貯留)するための軟質のバッグである。採血バッグ20内には、予め抗凝固剤が入れられていることが好ましい。この抗凝固剤としては、例えば、ACD-A液、CPD液、CPDA-1液、ヘパリンナトリウム液等が挙げられる。抗凝固剤の量は、予定採血量に応じた適正な量とされる。
分岐チューブ22は、採血針12から第1採血流路部材14を介して分岐コネクタ16に流入した血液を初流血バッグ24に導く軟質のチューブである。分岐チューブ22の一端は、分岐コネクタ16の第2接続ポート16cに接続されている。分岐チューブ22の他端は、初流血バッグ24に接続されている。分岐チューブ22には、分岐チューブ22の流路を閉塞するクランプ34が設けられている。
初流血バッグ24は、採血の際に初流血を収容するための軟質のバッグである。初流血バッグ24には、図示しないサンプリングポートが設けられていてもよい。この場合、初流血を検査に用いることができる。
補液ポート26は、輸液剤を注入するための輸液剤導入部であって、筒状に形成されている。補液ポート26には、輸液セット100(図2参照)が補液ポート26に接続される前の初期状態で補液ポート26の開口を閉塞するように閉塞部27が取り外し可能に設けられている。閉塞部27は、補液ポート26に対して、捩じ切ることができるように一体的に設けられている。
図2に示すように、輸液セット100は、例えば、輸液バッグ102、点滴筒104、輸液チューブ106、クレンメ108及びコネクタ110を備える。輸液バッグ102には、生理食塩水等の輸液剤が収容されている。輸液チューブ106は、点滴筒104とコネクタ110とを互いに連結している。クレンメ108は、輸液チューブ106の流路を開放及び閉塞する。図示例では、クレンメ108は、ローラクレンメである。コネクタ110は、補液ポート26に接続可能に構成されている。
図1に示すように、このような採血セット10において、第1採血流路部材14、コネクタ本体16a及び第2採血流路部材18は、採血針12から採取された血液を採血バッグ20に導く採血ライン36を構成する。第2接続ポート16c及び分岐チューブ22は、採血ライン36から分岐した分岐ライン38を構成する。
補液ポート26は、採血ライン36における分岐ライン38の分岐部(コネクタ本体16aにおける第2接続ポート16cの連結部)よりも上流側(採血針12側)に輸液剤が注入されるように設けられている。封止部材30は、採血ライン36における分岐部に対して採血バッグ20側に隣接する部位を構成している。
次に、このように構成される採血セット10の作用について、以下に説明する。ここでは、採血セット10を用いて患者等のドナー200から血液を採取した後で、当該ドナー200に輸液剤を投与する方法について説明する。
まず、図2に示すように、使用者は、採血セット10(採血バッグ20)を準備し、輸液セット100を採血セット10に取り付ける。具体的には、使用者は、補液ポート26の閉塞部27を補液ポート26に対して捩じ切り、輸液セット100のコネクタ110を補液ポート26に接続する。そして、使用者は、採血セット10及び輸液セット100のプライミングを行う。
続いて、図3に示すように、使用者は、採血針12からキャップ28を取り外し、クランプ34を開けて分岐チューブ22の流路を開放した後で、採血針12をドナー200の静脈に採血針12を穿刺する。
そうすると、採血針12から第1採血流路部材14を介して分岐コネクタ16に流入した初流血は、分岐チューブ22を介して初流血バッグ24に収容される。この際、封止部材30によって第2採血流路部材18の流路は閉塞されているため、初流血が第2採血流路部材18に流入することはない。また、分岐コネクタ16の第1接続ポート16bは輸液剤で満たされているため、初流血が補液ポート26に流入することはない。
所定量の初流血を初流血バッグ24に収容すると、使用者は、クランプ34を閉じて分岐チューブ22の流路を閉塞し、封止部材30の破断操作を行うとともにクランプ32を開けて第2採血流路部材18の流路を開放する。
そうすると、図4に示すように、採血針12から第1採血流路部材14を介して分岐コネクタ16に流入した血液は、第2採血流路部材18を介して採血バッグ20に収容される。この際、クランプ34によって分岐チューブ22の流路が閉塞されているため、初流血バッグ24から分岐チューブ22を介して初流血が第2採血流路部材18に導かれることはない。これにより、皮膚上及び皮下に存在する細菌が混入する可能性のある初流血を含まない血液を採血バッグ20に採取することができる。
そして、所定量の血液を採血バッグ20に収容すると、使用者は、クランプ32を閉じて接続チューブ31の流路を閉塞した後で、クレンメ108を操作して輸液チューブ106の流路を開放する。
そうすると、図5に示すように、輸液バッグ102から点滴筒104を介して輸液チューブ106に導かれた輸液剤は、補液ポート26、第1接続ポート16b、第1採血流路部材14及び採血針12を介してドナー200に投与される。この際、輸液剤は、分岐ライン38を通らないため、分岐ライン38に凝集した血液(初流血)がドナー200に戻されることはない。
輸液剤の投与が終了すると、使用者は、採血針12をドナー200から抜去し、図示しないプロテクタにより採血針12の針先を覆う。
この場合、本実施形態に係る採血セット10は、以下の効果を奏する。
採血セット10によれば、採血ライン36における分岐ライン38の分岐部よりも採血針12側に補液ポート26が設けられているため、分岐ライン38及び初流血バッグ24に存在する初流血がドナー200に戻されることを防止しつつ輸液剤をドナー200に対して採血針12を介して投与することができる。
採血ライン36には、コネクタ本体16aとコネクタ本体16aに設けられた第1接続ポート16b及び第2接続ポート16cとを有する分岐コネクタ16が設けられている。採血ライン36は、一端が採血針12に接続された第1採血流路部材14と、第1採血流路部材14の他端に接続されたコネクタ本体16aと、一端がコネクタ本体16aに接続され、他端が採血バッグ20に接続された第2採血流路部材18と、を有する。補液ポート26は、第1接続ポート16bに接続されている。分岐ライン38は、第2接続ポート16cと、第2接続ポート16cに接続された分岐チューブ22と、を有する。第2接続ポート16cは、第1接続ポート16bよりも第2採血流路部材18側に位置する。このような構成によれば、採血セット10の構成を簡素化することができる。
採血ライン36は、採血ライン36における分岐部に対して採血バッグ20側に隣接する部分を構成し、初期状態で流路が閉塞され破断操作を行うことで流路が開通する封止部材30を有する。このような構成によれば、初流血を初流血バッグ24に採取する際に初流血が採血ライン36における分岐部よりも採血バッグ20側(接続チューブ31)に流入することを効果的に阻止することができる。
分岐コネクタ16は、一体成形品である。このような構成によれば、コネクタ本体16a、第1接続ポート16b及び第2接続ポート16cのそれぞれを別部品として形成する場合と比較して、部品点数を削減することができる。
補液ポート26には、採血セット10の使用前において補液ポート26の開口を閉塞するように閉塞部27が取り外し可能に設けられている。このような構成によれば、採血セット10の使用前の状態で補液ポート26が汚染されることを防止しつつ、採血セット10の使用時に補液ポート26に対して輸液セット100を容易に接続することができる。
採血セット10は、上述した分岐コネクタ16に代えて図6に示す分岐コネクタ17を備えていてもよい。図6に示すように、分岐コネクタ17は、コネクタ本体17a、第1接続ポート17b及び第2接続ポート17cを有する。コネクタ本体17aは、円管状に形成され、血液流となる中空部を有する。コネクタ本体17aの一端には、第1採血流路部材14の他端が接続されている。
第1接続ポート17bは、コネクタ本体17aの一端部から側方に突出した筒状部である。第1接続ポート17bは、コネクタ本体17aの外周面からコネクタ本体17aの軸線方向と直交する方向に向かって第1採血流路部材14の他端が位置する側に傾斜するように突出している。すなわち、第1接続ポート17bとコネクタ本体17aとのなす角度θ1は、鋭角に設定されている。なす角度θ1は使用状況や製造時の条件等を考慮し適宜設定できる。例えば、なす角度θ1は、30°以上60°以下の範囲に設定され、本実施形態では45°に設定される。
第2接続ポート17cは、コネクタ本体17aの他端部から側方に突出した筒状部である。第2接続ポート17cは、コネクタ本体17aの外周面からコネクタ本体17aの軸線方向と直交する方向に向かって第1採血流路部材14の他端が位置する側に傾斜するように突出している。すなわち、第2接続ポート17cとコネクタ本体17aとのなす角度θ2は、鋭角に設定されている。なす角度θ2は使用状況や製造時の条件等を考慮して適宜設定できる。例えば、なす角度θ2は、30°以上60°以下の範囲に設定され、本実施形態では45°に設定される。なす角度θ1となす角度θ2とは、互いに同一である。つまり、第1接続ポート17bと第2接続ポート17cとは、互いに平行に延在している。なす角度θ1となす角度θ2とは、互いに同一でなくてもよく、適宜変更可能である。
本変形例において、第1接続ポート17bは、コネクタ本体17aの外周面からコネクタ本体17aの軸線方向と直交する方向に向かって第1採血流路部材14の他端が位置する側に傾斜するように突出している。
このような構成によれば、コネクタ本体17aと第1接続ポート17bとのなす角度θ1を90°に設定した場合(図1に示す分岐コネクタ16)と比較して、分岐コネクタ17を横方向(コネクタ本体17aの軸線方向と直交する方向)に幅狭にすることができる。これにより、分岐コネクタ17をコンパクトに形成することができる。また、閉塞部27を取り外す動作と輸液セット100のコネクタ110(図2及び図3等参照)を補液ポート26に接続する動作とを行う際に、採血針12にかかるテンション(採血針12がドナー200から抜ける方向のテンション)を緩和することができる。
第2接続ポート17cは、コネクタ本体17aの外周面から前記コネクタ本体17aの軸線方向と直交する方向に向かって第1採血流路部材14の他端が位置する側に傾斜するように突出している。
このような構成によれば、コネクタ本体17aと第2接続ポート17cとのなす角度θ2を90°に設定した場合(図1に示す分岐コネクタ16)と比較して、分岐コネクタ17を横方向(コネクタ本体17aの軸線方向と直交する方向)に幅狭にすることができる。これにより、分岐コネクタ17をコンパクトに形成することができる。
第1接続ポート17bと第2接続ポート17cとは、互いに平行に延在している。
このような構成によれば、分岐コネクタ17をコンパクトに形成しつつ、閉塞部27を取り外す動作と輸液セット100のコネクタ110(図2及び図3等参照)を補液ポート26に接続する動作とを行う際に分岐チューブ22が干渉することを抑えることができる。
本発明は、上述した構成に限定されない。採血セット10は、例えば、複数の成分を含有する血液を比重の異なる複数の成分(例えば、軽比重成分及び重比重成分の2つの成分)に遠心分離し、各成分を異なるバッグに分けて収容及び保存するための血液バッグシステムの一部として構成されていてもよい。
本発明に係る採血セットは、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱することなく、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10…採血セット 12…採血針
14…第1採血流路部材 16、17…分岐コネクタ
16a、17a…コネクタ本体 16b、17b…第1接続ポート
16c、17c…第2接続ポート 18…第2採血流路部材
20…採血バッグ 22…分岐チューブ
24…初流血バッグ 26…補液ポート
27…閉塞部 30…封止部材
31…接続チューブ 36…採血ライン
38…分岐ライン

Claims (7)

  1. 採血針と、
    血液を収容するための採血バッグと、
    前記採血針から採取された血液を前記採血バッグに導く採血ラインと、
    前記採血ラインから分岐した分岐ラインと、
    前記分岐ラインに設けられ、採血の際に初流血を収容するための初流血バッグと、を備え、
    前記採血ラインにおける前記分岐ラインの分岐部よりも前記採血針側には、輸液剤を注入するための補液ポートが設けられ
    前記採血ラインには、コネクタ本体と前記コネクタ本体に設けられた第1接続ポート及び第2接続ポートとを有する分岐コネクタが設けられ、
    前記採血ラインは、
    一端が前記採血針に接続された第1採血流路部材と、
    前記第1採血流路部材の他端に接続された前記コネクタ本体と、
    一端が前記コネクタ本体に接続され、他端が前記採血バッグに接続された第2採血流路部材と、を有し、
    前記補液ポートは、前記第1接続ポートに接続され、
    前記分岐ラインは、
    前記第2接続ポートと、
    前記第2接続ポートに接続された分岐チューブと、を有し、
    前記第2接続ポートは、前記第1接続ポートよりも前記第2採血流路部材側に位置し、
    前記第1接続ポートと前記第2接続ポートとは、前記コネクタ本体から同じ方向に突出している、採血セット。
  2. 請求項1記載の採血セットであって、
    前記採血ラインは、前記採血ラインにおける前記分岐部に対して前記採血バッグ側に隣接する部分を構成し、初期状態で流路が閉塞され破断操作を行うことで流路が開通する封止部材を有する、採血セット。
  3. 請求項1又は2に記載の採血セットであって、
    前記分岐コネクタは一体成形品である、採血セット。
  4. 請求項1~のいずれか1項に記載の採血セットであって、
    前記補液ポートには、前記採血セットの使用前において前記補液ポートの開口を閉塞するように閉塞部が取り外し可能に設けられている、採血セット。
  5. 採血針と、
    血液を収容するための採血バッグと、
    前記採血針から採取された血液を前記採血バッグに導く採血ラインと、
    前記採血ラインから分岐した分岐ラインと、
    前記分岐ラインに設けられ、採血の際に初流血を収容するための初流血バッグと、を備え、
    前記採血ラインにおける前記分岐ラインの分岐部よりも前記採血針側には、輸液剤を注入するための補液ポートが設けられ、
    前記採血ラインには、コネクタ本体と前記コネクタ本体に設けられた第1接続ポート及び第2接続ポートとを有する分岐コネクタが設けられ、
    前記採血ラインは、
    一端が前記採血針に接続された第1採血流路部材と、
    前記第1採血流路部材の他端に接続された前記コネクタ本体と、
    一端が前記コネクタ本体に接続され、他端が前記採血バッグに接続された第2採血流路部材と、を有し、
    前記補液ポートは、前記第1接続ポートに接続され、
    前記分岐ラインは、
    前記第2接続ポートと、
    前記第2接続ポートに接続された分岐チューブと、を有し、
    前記第2接続ポートは、前記第1接続ポートよりも前記第2採血流路部材側に位置し、
    前記第1接続ポートは、前記コネクタ本体の外周面から前記コネクタ本体の軸線方向と直交する方向に向かって前記第1採血流路部材の他端が位置する側に傾斜するように突出している、採血セット。
  6. 請求項記載の採血セットであって、
    前記第2接続ポートは、前記コネクタ本体の外周面から前記コネクタ本体の軸線方向と直交する方向に向かって前記第1採血流路部材の他端が位置する側に傾斜するように突出している、採血セット。
  7. 請求項記載の採血セットであって、
    前記第1接続ポートと前記第2接続ポートとは、互いに平行に延在している、採血セット。
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