JP7247304B1 - 病室の空調構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 患者及び医療関係者の両者に対して清浄で安全な病室の空調構造等であり、病室を所望の圧力状態とすることにより、陰圧状態のみならず、陽圧状態とすることも可能な天井固定型の病室の空調構造を提供する。【解決手段】 臥位状態の患者の頭部位置の上方に配された第1の吸気口11、集塵フィルタ12、ファン13、第1の空気調節部15、第2の空気調節部27、排気口16、第1の給気口17、患者頭部位置の上方に配された第2の給気口19、第2の空気調節部27によって第1の吸気口が閉状態に制御された場合に開状態となる隣接空間に配された第2の吸気口18、差圧計31、制御部とを備え、第1の空気調節部は、第1の三方弁、第2の三方弁及び連結管路から構成され、第2の空気調節部は三方弁から構成される。【選択図】図1

Description

本発明は、患者及び医療関係者の両者に対して清浄で安全な病室の空調構造等に関するものであり、特に、病室を所望の圧力状態とすることにより、陰圧状態のみならず、陽圧状態とすることも可能な天井固定型の病室の空調構造関する。
病院等において、感染症患者等が入院する病室は、患者から発生する感染性の病原菌が病室の外へ流出することを防止するべく、病室の内部を空調するための空調設備によって室内への給気量と排気量とを調整し、病室内の圧力を病室外よりも陰圧状態に制御して陰圧室として病室を利用している。
昨今のコロナ禍もあり、病室を陰圧室とする需要はますます増えており、米国疾病予防管理センター(CDC)が推奨している99%以上の換気を短時間で行うためには,室内の換気回数は12回/時間以上に設定されていることが望ましいとされており、また、空気の再循環を行う場合、全換気回数のうち2回/時間以上は外気による換気を行う必要があるとされている。
CDCによれば、病室内の空気圧の圧力差は2.5Pa以上に維持することが推奨されており、これを実現するべく、隣室との圧力差を2.5Pa以上確保できる排気ファンを設けて、24時間運転させることで、常に陰圧室を形成することが行われている。
この場合、陰圧室を形成するべく、種々の工夫が提案されており、例えば、特許文献1においては、陰圧室の空調装置として、陰圧室の異常陰圧を防止する構成が開示されており、特許文献2においては、簡単な工事で陰圧室の形成を実現する陰圧型空気清浄機が開示されており、特許文献3においては、病棟外に容易に陰圧室を形成するべく、排気装置付きトレーラーハウスが開示されている。
一方、周囲の汚染から守る必要のある抵抗力の弱い患者に対しては、病室を陽圧状態として外部からの空気を一切遮断して、浄化した空気のみを病室内に導入して無菌病室とすることが行われており、病室内を陽圧状態に保つべく、病室外への排気量よりも病室内への空気供給量を多くする必要がある。
特公昭62-178839 特開2003-185204 登録実用新案第3229933号公報
上述のようにコロナ禍により、病室を陰圧室とする需要はますます増えており、また、患者のみならず、医師及び看護師といった医療関係者の感染症からの保護が益々重要となってきている。
コロナ収束後も、未知の感染症の発生等に備え、病室を容易に陰圧室とすることができる病室の空調構造が求められており、かつ、平時においては、陽圧室としても使用可能な病室の空調構造が求められている。
今回、本願発明者は試行錯誤の結果、患者及び医療関係者の両者に対して清浄で安全な病室の空調構造等であり、病室を所望の圧力状態とすることにより、陰圧状態のみならず、陽圧状態とすることも可能な天井固定型の病室の空調構造想起するに至ったものであり、本発明はこれら病室の空調構造関する。
上記目的達成のため、本発明の病室の空調構造は、病室内を陰圧状態又は陽圧状態の所望の圧力下に調整可能な病室の空調構造であって、臥位状態の患者の頭部が配される頭部位置の上方に配された第1の吸気口と、当該第1の吸気口に一端側が連通する集塵フィルタと、当該集塵フィルタの他端側に一端側が連通して前記第1の吸気口から吸気した空気を送り出し、かつ、回転数を制御可能なファンと、当該ファンの他端側に連通し、当該ファンから送り込まれた空気を比例制御で、連結される複数の管路に分配可能な第1の空気調節部と、当該第1の空気調節部に前記管路の一である第1の管路を介して連通し、患者の脇で当該患者の処置を行う医療関係者が前記患者に接触可能に位置することが予定される医療関係者予定位置を介して前記頭部位置から離れた位置に配された第1の給気口と、前記第1の空気調節部に前記管路の他の一である第2の管路を介して連通し、当該空気を前記病室が配された建物の外に排出可能な排気口と、前記第1の空気調節部に前記管路のさらに他の一である第3の管路を介して連通し、前記頭部位置の上方に配される第2の給気口と、前記集塵フィルタの前記一端側に配されて前記第1の吸気口の開閉が可能な第2の空気調節部と前記病室の内部と、当該病室に扉を介して接続される前記建物の内部の隣接空間との圧力差を計測可能な差圧計と、前記集塵フィルタの前記一端側に連通し、当該第2の空気調節部によって前記第1の吸気口が閉状態に制御された場合に開状態となる、前記隣接空間に配された第2の吸気口と、前記差圧計の計測結果に基づき、前記ファン、前記第1の空気調節部及び前記第2の空気調節部を制御可能な制御部とを備え、前記第1の空気調節部は、第1の三方弁、第2の三方弁及び連結管路から構成され、 前記第1の三方弁は、電動式の三方弁であり、前記ファンの前記他端側に連結され、他に前記連結管路を介して前記第2の三方弁に連結され、さらに他に前記第1の管路を介して前記第1の給気口に連通し、比例制御により、前記ファンから送り込まれた空気を前記第2の三方弁側と前記第1の給気口側へと風量調節して配分することが可能であり、前記第2の三方弁は、電動式の三方弁であり、前記連結管路を介して前記第1の三方弁に連結され、他に前記第2の管路を介して前記排気口連通し、さらに他に前記第3の管路を介して前記第2の給気口に連通し、少なくとも二位置制御により、前記第2の管路側を開放又は閉塞するとともに、当該第2の管路側の開放又は閉塞に対応して前記第3の管路側を閉塞又は開放することが可能であり、前記第2の空気調節部は、少なくとも二位置制御可能な電動式の三方弁であり、前記病室内を前記隣接空間に対して陰圧状態とする場合、当該制御部は、前記ファン及び前記第1の空気調節部を制御して、設定された所定の陰圧状態を維持し、当該所定の陰圧状態を維持可能な場合は、前記第1の空気調節部を調整して前記第1の給気口への給気を増やし、前記病室内を陽圧状態とする場合、当該制御部は、前記ファン、前記第1の空気調節部及び前記第2の空気調節部を制御して、前記第1の吸気口を閉状態として前記第2の吸気口から吸気した空気を前記第2の給気口から供給することを特徴とする。
また、本発明の前記第1の吸気口、前記集塵フィルタ、前記ファン、前記第1の空気調節部、前記第2の空気調節部、前記第1の給気口及び前記前記第2の給気口は前記病室の天井部に配されることを特徴とする。
本発明の病室の空調構造よれば、患者及び医療関係者の両者に対して清浄で安全な病室を提供可能であり、病室を所望の圧力状態とすることにより、陰圧状態のみならず、陽圧状態とすることも可能となる。
即ち、本発明の病室の空調構造によれば、病室内を隣接空間に対して陰圧状態とする場合、制御部は、ファン及び第1の空気調節部を制御して、設定された所定の陰圧状態を維持し、所定の陰圧状態を維持可能な場合は、第1の空気調節部を調整して第1の給気口への給気を増やすため、所定の陰圧状態を維持しつつも、清浄な空気を病室内に供給することができるため、患者のみならず、病室内の医療関係者が安全な状態で作業可能となる。また、医療関係者側に近い位置に配された第1の給気口から患者側近い第1の吸気口へと清浄な空気の流れができるため、医療関係者側を上流として空気が流れ、医療関係者の安全が確保された状態で作業可能となる。
また、本発明の病室の空調構造によれば、各構成要素が天井部に配されているため、病室内のスペースを有効利用可能であって、医療関係者の作業の障害となることを防止可能であり、かつ、予め天井部に配されることから、いつでも病室を自在に所定の圧力下にすることが可能となる。
また、本発明の病室の空調構造によれば、病室を陰圧状態のみならず、陽圧状態とすることも可能であり、病室内を陽圧状態とする場合、制御部は、ファン、第1の空気調節部及び第2の空気調節部を制御して、第1の吸気口を閉状態として第2の吸気口から吸気した空気を第2の給気口から供給して、病室を陽圧状態として外部からの空気を一切遮断して、浄化した空気のみを病室内に導入して無菌病室とすることが可能である。また、患者側に近い位置に配された第2の給気口から医療関係者側に清浄な空気の流れができるため、患者側を上流として空気が流れ、患者の安全が確保された状態で、病室内の医療関係者が作業可能となる。
本発明の病室の空調構造における病室の平面図である。 図1において患者及び医療関係者の配置の一例を示した図である。 図2を矢印D方向から視た側面図である。 図2について陰圧状態とする場合の空気の流れを示す平面図である。 図2について陽圧状態とする場合の空気の流れを示す平面図である。 本発明の病室の空調構造における変形例を示す病室の平面図である。
以下、図面を参照して、本発明による病室の空調構造及び病室空調用コアユニットを実施するための形態について説明する。尚、本発明の病室の空調構造及び病室空調用コアユニットは、患者及び医療関係者の両者に対して清浄で安全な病室を提供可能であり、病室を所望の圧力状態とすることにより、陰圧状態のみならず、陽圧状態とすることも可能とするものである。
[病室の空調構造及び病室空調用コアユニットの構成]
まず、病室の空調構造及び病室空調用コアユニットの構成を、図1乃至図3を用いて説明する。図1は、本発明の病室の空調構造における病室の平面図である。図2は、図1において患者及び医療関係者の配置の一例を示した図である。図3は、図2を矢印D方向から視た側面図である。尚、図2においては、本発明の理解を促進するため、図1において実線で示した一部構成要素を破線で記載している。
[病室]
まず、病室2の概要について説明する。図1乃至図3に示すように、本発明の病室の空調構造1は、病院等の病室2で利用されるものであり、病室2は、極一般的な構成の病室2を利用可能であり、床等の構造躯体2a(図3)及び壁2bに囲まれた空間であり、壁2bを介して病院外部の外気3から隔てられている。また、壁2b及びそこに設けられた扉6を介して廊下又は前室等から構成される隣接空間7から隔てられている。尚、病室2の内部に風呂やトイレ9が配されている場合もある。
病室2にはベッド5が配され、図2及び図3のように、患者37が臥して(臥位状態)、治療を受ける。ベッド5は通常、矩形状に構成され、長手方向一端側に枕5aが配され、その上に患者37の頭部が配されることとなる(頭部位置5a)。
この場合、図2に示すように医師や看護師等の医療関係者38が患者37の治療を行うにあたり、患者37の脇で患者に接触して治療等の処置が可能なエリアを医療関係者予定位置8と定義する。尚、図2において、医療関係者予定位置8は、片仮名文字の「コ」字状のエリアとなっているが、ベッド5周囲の患者37の頭部側にもスペースがある場合は、ベッド5の周囲全体の4辺を囲むエリアと定義することも当然可能である。
[病室の空調構造を構成するために必要な設備]
次に、病室の空調構造1を構成するために必要な設備(給気口、吸気口、排気口、管路、集塵フィルタ、ファン、空気調節部等)について説明する。これらの設備は、図3に示すように、病室2の天井部2cに配されるものであり、これにより、病室内のスペースを有効利用可能であって、医療関係者38の作業の障害となることを防止可能であり、かつ、予め天井部に配されることから、いつでも病室を自在に所定の圧力下にすることが可能となる。
この場合、天井部2cに各設備が配されるが、図3のように、吊り天井として上階の構造躯体2aと天井板2dとの間に、各設備を配するほか、直天井として、各設備をむき出しのまま配置することも可能である。また、各設備は、天井固定式エアコン等と同様に天井に固定具等の所定の手段により固定されるが、固定方法自体は既知の技術であり、説明を省略する。
患者37の頭部位置5aの上方には、第1の吸気口11が設けられ、患者37の呼気を吸気可能となっている。例えば、図3に示すように、吊り天井の場合は、天井板2dを貫通するように第1の吸気口11が配される。第1の吸気口11は、患者37の頭部位置5aの上方に配されるが、換言すれば、第1の吸気口の直下に患者37の頭部位置5aが来るようにベッド5を配する。
第1の吸気口11には、ダクトたる第4の管路24を介して第2の空気調節部27が連結されている。第2の空気調節部27は、電動式の三方弁によって構成され、図示しない制御部により、少なくとも二位置制御可能となっている。尚、風量調整可能なように比例制御可能な構成することも可能である。三方弁の構成について公知技術であり、種々の構成を利用可能であり、詳細な説明を省略する。以下、第2の空気調節部27の説明以外において記載する三方弁においても同様である。
三方弁からなる第2の空気調節部27には、第1の吸気口11が連結される他、集塵フィルタ12の一端側が連結され、さらに他にダクトたる第4の管路24を介して第2の吸気口18に連結されている。
第2の空気調節部27は、第1の吸気口11へ通じる第5の管路25側を開放又は閉塞可能に構成されるとともに、第5の管路25側の開放又は閉塞に対応して第2の吸気口18へ通じる第4の管路24側を閉塞又は開放することが可能となっている。
集塵フィルタ12は、高性能濾過機能を備え、塵芥やウィルス等を除去可能なフィルタであって、例えば、高性能の集塵濾材からなり、ほとんど無菌状態の空気を吐出可能なHEPAフィルタにより構成される。集塵フィルタ12を空気が通過することにより、除塵及び除菌されて清浄な空気が供給される。
また、集塵フィルタ12はHEPAフィルタに限られるものではなく、また、HEPAフィルタに対して捕捉対象の粒子径が比較的に大きいプレフィルタを組み合わせてHEPAフィルタの上流側(第2の空気調節部27側)に配することによりHEPAフィルタの目詰まりを防止することも可能である。さらに、殺菌灯や光触媒フィルタをさらに組み合わせることも可能である。
第2の吸気口18は廊下や前室からなる隣接空間7に配されて、第4の管路24を通じて隣接空間7の空気を吸気可能に構成されている。例えば、図3に示すように、吊り天井の場合は、天井板2dを貫通するように第2の吸気口18が配される。
集塵フィルタ12の他端側にはファン13の一端側が連結されている。即ち、ファン13は、第1の吸気口11又は第2の吸気口18から吸気し、集塵フィルタ12によって清浄化された空気を送り出し、かつ、図示しない制御部によって回転数を制御可能に構成されている。ファン13は、例えば、低騒音型シロッコファンを用いることが可能であるが、それに限られるものではない。
尚、以後、本発明の病室の空調構造1において、第1の吸気口11側又は第2の吸気口18側を上流側と定義する。
ファン13の他端側には第1の空気調節部15が連結されている。空気調節部15は、ファン13から送り込まれた空気を比例制御で、連結される複数の管路に分配可能となっており、第1の三方弁15a、第2の三方弁15b及び連結管路15cから構成されている。
第1の三方弁15aは、ファン13の他端側に連結され、電動式の三方弁によって構成され、図示しない制御部により、比例制御可能となっている。尚、比例制御は開閉の二位置制御も可能な概念として定義する。
第1の三方弁15aには、ファン13が連結される他、ダクトとしての連結管路15cを介して第2の三方弁15bが連結され、さらに他にダクトたる第1の管路21を介して第1の給気口17が連結されている。
第1の三方弁15aは、比例制御により、ファン13から送り込まれた空気を第2の三方弁15b側と第1の給気口17側へと風量調節して配分することが可能である。さらに、二位置制御の開閉により、第2の三方弁15b側又は第1の給気口17側の一方のみへと送風可能である。
第2の三方弁15bには、電動式の三方弁によって構成され、図示しない制御部により、少なくとも二位置制御可能となっている。尚、風量調整可能なように比例制御可能な構成することも可能である。
第2の三方弁15bには、連結管路15cが連結される他、ダクトたる第2の管路22を介して排気口16が連結され、さらに他にダクトたる第3の管路23を介して第2の給気口19に連結されている。
第2の三方弁15bは、排気口16へ通じる第2の管路22側を開放又は閉塞可能に構成されるとともに、第2の管路22側の開放又は閉塞に対応して第2の給気口19へ通じる第3の管路23側を閉塞又は開放することが可能となっている。
このように、第1の空気調節部15は、第1の三方弁15a、第2の三方弁15b及び連結管路15cから構成されることにより、図示しない制御部により、ファン13から送り込まれた空気を比例制御で、連結される複数の管路として、排気口16が連結される第2の管路22、第2の給気口19が連結される第3の管路23への空気の分配が可能となっている。
第1の給気口17は、ファン13から送り出された清浄な空気を病室2の内部に供給するものであり、医療関係者予定位置8を挟んで(介して)患者37の頭部位置5aから離れた位置に配されている。
また、図1に示すように、第1の給気口17は、平面視において、扉6の内側において扉6に対向するように、かつ、扉6に沿ってライン状に配される。これにより、図3に示すように、扉6が開いた場合に、第1の給気口17から供給される清浄な空気がエアカーテンとなり、病室2からウィルス等を含む空気が隣接空間7に漏れ出ることを防止することができる。図3において大きな破線の矢印Y1は、第1の給気口17から供給される清浄な空気がエアカーテンとなり、実線の矢印Y2に示すように病室2からウィルス等を含む空気が隣接空間7に漏れ出ることが防止される状態を示している。
排気口16は、第2の管路22に連結されて壁2bを貫通して病院等の建物の外部へと至るように配されており、ファンから送り出された空気を外気3に排出可能である。
第2の給気口19は、第3の管路23に連結され、患者37の頭部位置5aの上方に配されて、病室2にファン13から送り出された清浄な空気を供給可能である。
この場合、第2の給気口19は、第1の吸気口11よりも患者37の頭部位置5aから離れた位置であって、かつ、扉6側から患者37が配される位置を介して反対側に配されることにより、病室2を陽圧状態とする場合、抵抗力の弱い患者37に清浄な空気を供給することが可能となる。
また、病室2と隣接空間7との間の壁2bには、病室2の内部と、廊下や前室といった隣接空間7との圧力差を計測可能な差圧計31が配されており、図示しない制御部に計測した圧力差を送信可能となっている。
また、扉6は、扉の開閉センサ(図示せず)を備えており、開閉検知信号を制御部に送信可能となっている。
また、図3に示すように、病室2の内部には、例えば、人の動きを検知することにより、病室2に医療関係者38がいることを検知可能な人感センサ32が配されており、図示しない制御部に医療関係者38の在室検知信号を送信可能である。この場合、人感センサの配置位置やセンサの設定により、ベッド5上の患者37の動きは検知することなしに、医療関係者予定位置8に医療関係者38が存在することのみを検知するように設定することが可能であることは言うまでもない。
また、図示しない制御部は、コントロールパネル等の入出力装置を備え、ファン13、第1の空気調節部15に備えられた第1の三方弁15a及び第2の三方弁15b、第2の空気調節部27を制御して、病室2を所望の圧力状態とすることが可能である。
また、制御部は、差圧計31、扉の開閉センサ(図示せず)、人感センサ32がから送信された情報を基に後述する所定の制御を行うことが可能である。
[病室空調用コアユニット]
また、図1から明らかなように、第1の吸気口11、第5の管路25、第2の空気調節部27、集塵フィルタ12、ファン13及び第1の三方弁15aは、病室2の天井部2cにおいて、平面視において、直線状に配されている。これら第1の吸気口11、第5の管路25、第2の空気調節部27、集塵フィルタ12、ファン13及び第1の三方弁15aといった構成要素を天井部への設置前に予め互いに連結しておき、病室空調用コアユニット10(図1)として用意しておくことが可能である。この予め連結した病室空調用コアユニット10は取り回し良く、また、直線状に各構成要素が配されるため、そのまま天井部に設置するのに適した構造なっており、容易に天井部に設置可能である。この場合、予め互いに連結しておく病室空調用コアユニット10の構成要素は適宜、選択可能であり、例えば、集塵フィルタ12及びファン13の2つの構成要素を天井部への設置前に予め互いに連結しておき、病室空調用コアユニット10とすることも可能である。
[病室の空調構造の作用]
次に、病室の空調構造1の作用を図4及び図5を用いて説明する。図4は、図2について陰圧状態とする場合の空気の流れを示す平面図である。図5は、図2について陽圧状態とする場合の空気の流れを示す平面図である。
[陰圧状態における作用]
図4に示すように、病室2を陰圧状態とする場合、図示しない制御部を通じて、陰圧状態を設定すると、制御部により、第2の三方弁15bを操作して、排気口16へ通じる第2の管路22側を開放して、第2の給気口19へ通じる第3の管路23側を閉塞する。
また、制御部は、第2の空気調節部27を操作して、第1の吸気口11へ通じる第5の管路25側を開放して、第2の吸気口18へ通じる第4の管路24側を閉塞する。
また、制御部は、第1の三方弁15aを操作して、比例制御により、ファン13から送り込まれた空気を第2の三方弁15b側と第1の給気口17側へと風量調節して配分する。これにより、さらに、制御部は、第1の三方弁15aを操作して、二位置制御の開閉操作により、第2の三方弁15b側又は第1の給気口17側の一方のみへと送風することも可能である。
これにより、病室2において、図4に示すような、空気の流れができる。即ち、第1の三方弁15aを操作して、比例制御により、ファン13から送り込まれた空気を第2の三方弁15b側と第1の給気口17側へと風量調節して配分する場合、ファン13の回転駆動により、第1の吸気口11から患者37の呼気を含む病室2の空気が吸気され、集塵フィルタ12により空気が清浄化され、第1の三方弁15aによって、第2の三方弁15b側と第1の給気口17側に空気が配分される。
第1の三方弁15aを介して、第2の三方弁15b側に送り込まれた空気は、第2の管路22を介して排気口16から外気3に放出される。この場合、外気3に放出された空気の量に相当する空気が、扉6と壁2bとの間の隙間等を介して隣接空間7から流入する(矢印Y3)。
第1の三方弁15aを介して、第1の給気口17側に送り込まれた空気は、第1の管路21を介して第1の給気口17から病室2に供給される。第1の給気口17から病室2に供給された空気は、白地の大型の矢印Y5に示すように、第1の吸気口11側へと流れていく。
この場合、第1の給気口17は、医療関係者予定位置8(図2)を挟んで(介して)患者37の頭部位置5aから離れた位置に配されており、かつ、第1の吸気口11は、患者37の頭部位置5aの上方において、患者37の呼気を吸気可能に配されていることから、第1の給気口17から患者側の第1の吸気口11へと清浄な空気の流れができるため、医療関係者38側を上流として空気が流れ、医療関係者38の安全が確保された状態で作業可能となる。
制御部は、ファン13及び第1の三方弁15aを制御して、設定された所定の陰圧状態を維持し、所定の陰圧状態を維持可能な場合は、第1の三方弁15aを調整して第1の給気口17への給気を増やす。これにより、所定の陰圧状態を維持しつつも、清浄な空気を病室2に供給することができるため、患者のみならず、病室内の医療関係者38が安全な状態で作業可能となる。この場合、第1の給気口17への給気を増やすにあたって、第1の三方弁15aの二位置制御により、排気口16に連通する第2の三方弁15b側を完全に閉塞し、第1の給気口17側のみへと送風することも可能である。
一方、制御部は、所定の陰圧状態に満たないとき、又は、扉6が開いたこと等により、予め設定された所定値分圧力が上昇したときは、ファン13及び第1の三方弁15aを制御して、所定の期間、ファン13の回転数を増やし、かつ、第1の三方弁15aを調整して排気口16からの排気を増やす。これにより、早急に所定の陰圧状態を実現することが可能である。この場合、排気口16からの排気にあたって、第1の三方弁15aの二位置制御により、第1の給気口17側を完全に閉塞し、排気口16へ連通する第2の三方弁15b側のみへと送風することも可能である。
また、制御部は、人感センサ32(図3)からの在室検知信号を受けて、ファン13及び第1の三方弁15aを制御して、ファン13の回転数を増やし、かつ、第1の三方弁15aを調整して第1の給気口17への給気を増やす。これにより、清浄な空気を病室2に供給することができるとともに、医療関係者38側に近い位置に配された第1の給気口17から患者37側近い第1の吸気口11へと清浄な空気の流れができるため、医療関係者38側を上流として空気が流れ、医療関係者38の安全が確保された状態で作業可能となる。
また、制御部は、扉6の開閉センサ(図示せず)からの開状態検知信号を受けて、ファン13及び第1の三方弁15aを制御して、所定の期間、ファン13の回転数を増やし、かつ、第1の三方弁15aを調整して排気口からの排気を増やす。これにより、早急に所定の陰圧状態を実現することが可能である。この場合、排気口16からの排気にあたって、第1の三方弁15aの二位置制御により、第1の給気口17側を完全に閉塞し、排気口16へ連通する第2の三方弁15b側のみへと送風することも可能である。
第1の給気口17は、平面視において、扉6の内側において扉6に対向、かつ、沿ってライン状に配されてエアカーテンを形成可能であることから、制御部は、開閉センサからの開状態検知信号を受けて、又は、扉6が開いたこと等により、予め設定された所定値分圧力が上昇したとき、ファン13及び第1の三方弁15aを制御して、所定の期間、ファン13の回転数を増やし、かつ、第1の三方弁15aを調整して第1の給気口17からの給気及び排気口16からの排気を増やす。これにより、第1の給気口17から供給される清浄な空気がエアカーテンとなり(図3の矢印Y1)、病室内からウィルス等を含む空気が隣接空間7に漏れ出ることを防止することができるとともに(図3の矢印Y2)、早急に所定の陰圧状態を実現することが可能である。
[陽圧状態における作用]
図5に示すように、病室2を陽圧状態とする場合、図示しない制御部を通じて、陽圧状態を設定すると、制御部により、第2の三方弁15bを操作して、排気口16へ通じる第2の管路22側を閉塞して、第2の給気口19へ通じる第3の管路23側を開放する。
また、制御部は、第2の空気調節部27を操作して、第1の吸気口11へ通じる第5の管路25側を閉塞して、第2の吸気口18へ通じる第4の管路24側を開放する。
また、制御部は、第1の三方弁15aを操作して、二位置制御の開閉操作により、第2の三方弁15b側を開放して、第1の給気口17側を閉塞して、ファン13から送り込まれた空気を第2の三方弁15b側に送り出す。
これにより、病室2において、図5に示すような、空気の流れができる。即ち、ファン13の回転駆動により、第2の吸気口18を介して、隣接空間7の空気が吸気され、集塵フィルタ12により空気が清浄化され、ファン13から送り出された清浄な空気は、第1の三方弁15a、連結管路15c、第2の三方弁15b及び第3の管路23を介して第2の給気口19から病室2に供給される。この場合、病室2に供給された空気の量に相当する空気が、扉6と壁2bとの間の隙間等を介して隣接空間7に排出される(矢印Y6)。
第2の給気口19から病室2に供給された空気は、白地の大型の矢印Y7に示すように、扉6と壁2bとの間の隙間等を介して隣接空間7へと流れていく。
この場合、第2の給気口19は、患者37の頭部位置5aの上方に配され、かつ、第2の給気口19から病室2に供給された空気は、扉6と壁2bとの間の隙間等を介して隣接空間7へと流れるため、患者37側に近い位置に配された第2の給気口19から医療関係者38側に清浄な空気の流れができるため、患者37側を上流として空気が流れ、患者37の安全が確保された状態で、病室内の医療関係者38が作業可能となる。
また、制御部は、人感センサ32からの在室検知信号を受けて、ファン13を制御して、ファン13の回転数を増やして、第2の給気口19への給気を増やすため、清浄な空気を病室2に供給できるとともに、患者37側に近い位置に配された第2の給気口19から医療関係者38側に清浄な空気の流れができるため、患者側を上流として空気が流れ、患者の安全が確保された状態で、病室内の医療関係者が作業可能となる。
[本発明の変形例]
次に、本発明の病室の空調構造の変形例について、図6を用いて説明する。図6は、本発明の病室の空調構造における変形例を示す病室の平面図である。この変形例は、図1乃至図5に示す病室の空調構造の実施形態と同一の技術的思想に基づくものであり、大きくは第1の空気調節部の構造のみを異にするものである。そのため、図1乃至図5に示す病室の空調構造と同一の部分は同一の符号を用いて説明し、かつ、その説明を省略する。
図1乃至図5に示す病室の空調構造の実施形態においては、第1の空気調節部15が第1の三方弁15a、第2の三方弁15b及び連結管路15cから構成されて、ファン13から送り込まれた空気を比例制御で、連結される複数の管路(第1の管路21、第2の管路22及び第3の管路23)に分配可能となっているものの、本変形例の病室の空調構造50においては、第1の空気調節部55は、ファン13の他端側に連結され、電動式の四方弁によって構成され、図示しない制御部により、比例制御可能となっている。尚、比例制御は、開閉の二位置制御も可能な概念として定義する。
これにより、第1の空気調節部55は、四方弁によって構成されることにより、図示しない制御部により、ファン13から送り込まれた空気を比例制御で、連結される複数の管路として、第1の給気口57が連結される第1の管路21、排気口16が連結される第2の管路22、第2の給気口19が連結される第3の管路23への空気の分配が可能となっており、図1乃至図5に示す病室の空調構造の実施形態における第1の空気調節部15と同様の作用効果を奏する。
その他、本変形例においては、第1の吸気口51と第2の空気調節部56とが一体化した構成となっている。即ち、第1の吸気口51と第2の空気調節部56が一体化されて構成されており、第2の空気調節部56は、電動式の三方弁によって構成され、図示しない制御部により、少なくとも二位置制御可能となっている。尚、風量調整可能なように比例制御可能な構成することも可能である。
三方弁からなる第2の空気調節部56は、第1の吸気口51と一体化された他、集塵フィルタ52の一端側が連結され、さらに他にダクトたる第4の管路24を介して第2の吸気口18に連結されている。
第2の空気調節部56は、第1の吸気口51を開放又は閉塞可能に構成されるとともに、第1の給気口51の開放又は閉塞に対応して第2の吸気口18へ通じる第4の管路24側を閉塞又は開放することが可能となっている。
また、本変形例においては、集塵フィルタ52は、上流側からプレフィルタ52a、殺菌灯52b、光触媒フィルタ52c、HEPAフィルタ52dの順で配されて構成されている。
また、本変形例においては、第1の給気口57は、平面視においてライン上に構成されるものではなく、第2の給気口19と同様に矩形状に構成されている。
このようにして、本変形例においても、図1乃至図5に示す病室の空調構造1と同様の作用及び効果を奏することが可能である。
[病室空調用コアユニット]
また、図5から明らかなように、第1の吸気口51、第2の空気調節部56、集塵フィルタ52、ファン13及び第1の空気調節部55は、病室2の天井部において、平面視において、直線状に配されている。これら第1の吸気口51、第2の空気調節部56、集塵フィルタ12、ファン13及び第1の空気調節部55といった構成要素を天井部への設置前に予め互いに連結しておき、病室空調用コアユニット60として用意しておくことが可能である。この予め連結した病室空調用コアユニット60は取り回しの良く、また、直線状に各構成要素が配されるため、そのまま天井部に設置するのに適した構造なっており、容易に天井部に設置可能である。この場合、予め互いに連結しておく病室空調用コアユニット60の構成要素は適宜、選択可能であり、例えば、集塵フィルタ52及びファン13の2つの構成要素を天井部への設置前に予め互いに連結しておき、病室空調用コアユニット60とすることも可能である。
この発明は、その本質的特性から逸脱することなく数多くの形式のものとして具体化することができる。よって、上述した実施形態は専ら説明上のものであり、本発明を制限するものではないことは言うまでもない。
1 病室の空調構造
2 病室
2a 構造躯体
2b 壁
2c 天井部
2d 天井板
3 外気
5 ベッド
5a 頭部位置(枕)
6 扉
7 廊下(隣接空間)
8 医療関係者予定位置
9 風呂・トイレ
10 病室空調用コアユニット
11 第1の吸気口
12 集塵フィルタ
13 ファン
15 第1の空気調節部
15a 第1の三方弁
15b 第2の三方弁
15c 連結管路
16 排気口
17 第1の給気口
18 第2の吸気口
19 第2の給気口
21 第1の管路
22 第2の管路
23 第3の管路
24 第4の管路
25 第5の管路
27 第2の空気調節部
31 差圧計
32 人感センサ
37 患者
38 医療関係者
50 病室の空調構造
51 第1の吸気口
52 集塵フィルタ
52a プレフィルタ
52b 殺菌灯
52c 光触媒フィルタ
52d HEPAフィルタ
55 第1の空気調節部(四方弁)
56 第2の空気調節部(三方弁)
57 第1の給気口
60 病室空調用コアユニット

Claims (2)

  1. 病室内を陰圧状態又は陽圧状態の所望の圧力下に調整可能な病室の空調構造であって、
    臥位状態の患者の頭部が配される頭部位置の上方に配された第1の吸気口と、
    当該第1の吸気口に一端側が連通する集塵フィルタと、
    当該集塵フィルタの他端側に一端側が連通して前記第1の吸気口から吸気した空気を送り出し、かつ、回転数を制御可能なファンと、
    当該ファンの他端側に連通し、当該ファンから送り込まれた空気を比例制御で、連結される複数の管路に分配可能な第1の空気調節部と、
    当該第1の空気調節部に前記管路の一である第1の管路を介して連通し、患者の脇で当該患者の処置を行う医療関係者が前記患者に接触可能に位置することが予定される医療関係者予定位置を介して前記頭部位置から離れた位置に配された第1の給気口と、
    前記第1の空気調節部に前記管路の他の一である第2の管路を介して連通し、当該空気を前記病室が配された建物の外に排出可能な排気口と、
    前記第1の空気調節部に前記管路のさらに他の一である第3の管路を介して連通し、前記頭部位置の上方に配される第2の給気口と、
    前記集塵フィルタの前記一端側に配されて前記第1の吸気口の開閉が可能な第2の空気調節部と
    前記病室の内部と、当該病室に扉を介して接続される前記建物の内部の隣接空間との圧力差を計測可能な差圧計と、
    前記集塵フィルタの前記一端側に連通し、当該第2の空気調節部によって前記第1の吸気口が閉状態に制御された場合に開状態となる、前記隣接空間に配された第2の吸気口と、
    前記差圧計の計測結果に基づき、前記ファン、前記第1の空気調節部及び前記第2の空気調節部を制御可能な制御部と
    を備え、
    前記第1の空気調節部は、第1の三方弁、第2の三方弁及び連結管路から構成され、
    前記第1の三方弁は、電動式の三方弁であり、前記ファンの前記他端側に連結され、他に前記連結管路を介して前記第2の三方弁に連結され、さらに他に前記第1の管路を介して前記第1の給気口に連通し、比例制御により、前記ファンから送り込まれた空気を前記第2の三方弁側と前記第1の給気口側へと風量調節して配分することが可能であり、
    前記第2の三方弁は、電動式の三方弁であり、
    前記連結管路を介して前記第1の三方弁に連結され、他に前記第2の管路を介して前記排気口連通し、さらに他に前記第3の管路を介して前記第2の給気口に連通し、少なくとも二位置制御により、前記第2の管路側を開放又は閉塞するとともに、当該第2の管路側の開放又は閉塞に対応して前記第3の管路側を閉塞又は開放することが可能であり、
    前記第2の空気調節部は、少なくとも二位置制御可能な電動式の三方弁であり、
    前記病室内を前記隣接空間に対して陰圧状態とする場合、当該制御部は、前記ファン及び前記第1の空気調節部を制御して、設定された所定の陰圧状態を維持し、当該所定の陰圧状態を維持可能な場合は、前記第1の空気調節部を調整して前記第1の給気口への給気を増やし、
    前記病室内を陽圧状態とする場合、当該制御部は、前記ファン、前記第1の空気調節部及び前記第2の空気調節部を制御して、前記第1の吸気口を閉状態として前記第2の吸気口から吸気した空気を前記第2の給気口から供給することを特徴とする病室の空調構造。
  2. 前記第1の吸気口、前記集塵フィルタ、前記ファン、前記第1の空気調節部、前記第2の空気調節部、前記第1の給気口及び前記前記第2の給気口は前記病室の天井部に配されることを特徴とする請求項1に記載の病室の空調構造。
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