JP7244657B2 - 車載ゲートウェイ通信方法、車載ゲートウェイ、及びインテリジェント車両 - Google Patents

車載ゲートウェイ通信方法、車載ゲートウェイ、及びインテリジェント車両 Download PDF

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Description

この出願は、2019年4月23日に中国特許庁に提出され、「車載ゲートウェイ通信方法、車載ゲートウェイ、及びインテリジェント車両」と題された中国特許出願番号2019103285246の優先権を主張し、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
この出願は、通信技術の分野、特に、車載ゲートウェイ通信方法、車載ゲートウェイ、及びインテリジェント車両に関する。
コントローラエリアネットワーク(controller area network, CAN)プロトコルは、ISO国際標準に含まれるシリアル通信プロトコルであり、車両内の車載デバイス間の通信を実装するために、自動車技術の分野に広く適用される。車両内の全ての車載デバイスは、車両の車載ネットワークを形成するためにCANバスに接続され、通信データは、CANバスを利用することによってCANプロトコルに基づいて、車載デバイス間で受信され、送信される。
先行技術では、通信技術及び自動車技術の継続的な発展に伴い、インターネットに接続する機能を提供する車載デバイスの数量が増加し、それによって、車両は、ナビゲーション及びインターネットからのリモートシステム更新などのより多くのアプリケーションを取得する。しかし、インターネットに接続されることができる車載デバイスは、イーサネットプロトコルをサポートしているため、通信プロトコル変換に利用されるゲートウェイが、車両に配置されることを必要とする。従って、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスの通信データが、ゲートウェイを通じて、CANプロトコルをサポートする車載デバイスの通信データに変換された後、変換後のCANプロトコルの通信データは、CANバスに送信される。代替的に、ゲートウェイを通じて、CANプロトコルの通信データが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスの通信データに変換された後、変換後のイーサネットプロトコルの通信データは、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスに送信される。
しかし、既存の車両について、インターネットからの悪意あるデータが、インターネットに接続されることができる車載デバイスを通じてCANバスに侵入することがある。このことは、車両の車載ネットワークにセキュリティ上の脅威をもたらし、車載ネットワークのセキュリティ性能を相対的に脆弱化させる。
この出願は、車載デバイスネットワークのセキュリティ性能を改善するための車載デバイスゲートウェイ通信方法、車載デバイスゲートウェイ、及びインテリジェント車両を提供する。
第1の態様によれば、車載デバイスゲートウェイ通信方法が提供される。方法は、第1のメッセージを第1の車載デバイスから受信するステップであって、第1のメッセージは、第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルに適合し、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、かつ識別情報を含む、ステップと、第1のメッセージ内の識別情報を識別するステップと、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うステップと、マッチングが成功する場合に第2のメッセージを送信するステップであって、第2のメッセージは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、第1のメッセージに基づいて生成され、かつ第2の車載デバイスによってサポートされる第2の通信プロトコルに適合し、第1の通信プロトコルは、第2の通信プロトコルとは異なる、ステップと、を含む。
この実施形態で提供される車載デバイスゲートウェイ通信方法において、車両の車載ゲートウェイ内の事前設定された識別情報セットを利用することによって、第1のメッセージの識別情報が事前設定された識別情報にうまく合致するときのみ、車載ゲートウェイは、第2のメッセージを送信して、第2のメッセージを利用することによって、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示する。しかし、第1のメッセージ内の識別情報が、ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報に合致できないとき、車載ゲートウェイは、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御するための第2の情報を送信しない。このことは、車載ネットワークに対するセキュリティ上の脅威を低減し、車両の車載ネットワークのセキュリティ性能を改善する。
この出願の第1の態様の可能な実装において、第1の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、かつ第2の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、第2のメッセージは、CANパケットである。
この実施形態における車載ゲートウェイ通信方法によれば、車載ゲートウェイによって受信されたイーサネットパケット内の識別情報が、事前設定された識別情報に合致しないとき、それは、イーサネットパケットが、インターネットからの悪意あるデータでありうることを示し、それによって、車載ゲートウェイは、識別情報のマッチングに失敗するイーサネットパケットをCANパケットに変換せず、CANパケットをCANバスに送信しない。このようにして、車載ゲートウェイは、イーサネットパケットのマッチングを行う。このことは、車載ネットワークの外側からのインターネットのリスクを低減し、それによって、悪意あるデータが車載ゲートウェイを通じてCANバスに進入できなくなり、車載ネットワークのセキュリティ性能をさらに改善する。
この出願の第1の態様の可能な実装において、第1の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであり、かつ第2の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージは、CANパケットであり、第2のメッセージは、イーサネットパケットである。
この実施形態で提供される車載ゲートウェイ通信方法によれば、同様に、車載ゲートウェイによって受信されたCANパケット内の識別情報が、事前設定された識別情報に合致しないとき、それは、CANパケットがセキュリティリスクを有しうることを示し、それによって、車載ゲートウェイは、識別情報のマッチングに失敗するCANパケットをイーサネットパケットに変換しない。このようにして、車載ゲートウェイは、CANパケットのマッチングを行う。このことは、CANパケットから、イーサネットプロトコルの車載デバイスへのセキュリティ上の脅威を低減し、車両の車載ネットワークのセキュリティ性能を改善する。
この出願の第1の態様の可能な実装において、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うステップは、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報が、第1のメッセージの識別情報を含むかどうかをサーチすることによって、第1のメッセージの識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うステップであって、車載ゲートウェイは、少なくとも1つの事前設定された識別情報を格納している、ステップを含む。
この出願の第1の態様の可能な実装において、第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、第1のメッセージの識別情報は、以下のもの、即ち、イーサネットパケット内にある、送信元MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、送信先MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、プロトコルタイプ内の事前定義されたフラグビットとのうちの1つ以上を含む。
この出願の第1の態様の可能な実装において、第1のメッセージは、CANパケットであり、第1のメッセージの識別情報は、CANパケット内のCAN IDを含む。
この出願の第1の態様の可能な実装において、マッチングが成功する場合、第2のメッセージを送信するステップは、特に、車載ゲートウェイがマッピング関係を格納しており、かつマッピング関係が、事前設定された識別情報とメッセージ構築情報との間のマッピング関係である、ことと、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングが成功する場合に、うまく合致した事前設定された識別情報に基づいて、対応するメッセージ構築情報が取得される、ことと、第2のメッセージが、メッセージ構築情報及び第1のメッセージを利用することによって生成される、ことと、を含む。
この実施形態で提供される車載ゲートウェイ通信方法によれば、第2のメッセージを決定するとき、第1のメッセージの識別情報と、事前設定された識別情報とがうまく合致した後、車載ゲートウェイは、第1のメッセージに基づいてプロトコル変換を実行した後で第2のメッセージを取得することの代わりに、事前格納されたマッピング関係をクエリすることによって第2のメッセージを取得することができる。このようにして、車載ゲートウェイは、事前設定された識別情報に基づいて、第2のマッピング関係をサーチすることによって、第2のメッセージを直接取得することができる。マッピング関係をサーチする計算量は小さい。このことは、車載ゲートウェイによってプロトコル変換を実行する速度を増加させ、車載ゲートウェイのプロトコル変換効率をさらに改善する。
この出願の第1の態様の可能な実装において、第2のメッセージは、CANパケットであり、メッセージ構築情報は、CANパケット内のCAN IDを含む。
この出願の第1の態様の可能な実装において、第2のメッセージは、イーサネットパケットであり、メッセージ構築情報は、以下のもの、即ち、イーサネットパケットのプロトコルタイプと、イーサネットパケット内の、送信元MACアドレス及び/又は送信先MACアドレスの事前定義されたフラグとのうちの1つ以上を含む。
この出願の第2の態様によれば、車載ゲートウェイが提供される。車載ゲートウェイは、第1のメッセージを第1の車載デバイスから受信することであって、第1のメッセージは、第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルに適合し、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、かつ識別情報を含む、ことを行うように構成されたトランシーバモジュールと、第1のメッセージ内の識別情報を識別するように構成された識別モジュールと、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行い、第1のメッセージ内の識別情報に合致する事前設定された識別情報が、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報内に存在するかどうかを決定し、マッチングが成功する場合、マッチング結果をメッセージ構築モジュールに送信するように構成された決定モジュールと、決定モジュールによって送信されたマッチング結果に基づいて第2のメッセージを生成することであって、第2のメッセージは、第2の車載デバイスによってサポートされる第2の通信プロトコルに適合し、第1の通信プロトコルは、第2の通信プロトコルとは異なる、ことを行うように構成されたメッセージ構築モジュールと、を含み、トランシーバモジュールは、第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される、ことを行うようにさらに構成される。
この出願の第2の態様の可能な実装において、第1の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであり、かつ第2の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージは、CANパケットであり、第2のメッセージは、イーサネットパケットである。
この出願の第2の態様の可能な実装において、第1の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、かつ第2の車載デバイスがCANプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、第2のメッセージは、CANパケットである。
この出願の第2の態様の可能な実装において、決定モジュールは、特に、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報が、第1のメッセージの識別情報を含むかどうかをサーチすることによって、第1のメッセージの識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うことであって、車載ゲートウェイは、少なくとも1つの事前設定された識別情報を格納している、ことを行うように構成される。
この出願の第2の態様の可能な実装において、第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、第1のメッセージの識別情報は、以下のもの、即ち、イーサネットパケット内にある、送信元MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、送信先MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、プロトコルタイプ内の事前定義されたフラグビットとのうちの1つ以上を含む。
この出願の第2の態様の可能な実装において、第1のメッセージは、CANパケットであり、第1のメッセージの識別情報は、CANパケット内のCAN IDを含む。
この出願の第2の態様の可能な実装において、車載ゲートウェイは、第1のマッピング関係を格納しており、第1のマッピング関係は、事前設定された識別情報とメッセージ構築情報との間のマッピング関係である。メッセージ構築モジュールは、特に、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングが成功する場合、うまく合致した事前設定された識別情報に基づいて、対応するメッセージ構築情報を取得し、メッセージ構築情報を利用することによって第2のメッセージを生成するように構成される。
この出願の第2の態様の可能な実装において、第2のメッセージは、CANパケットであり、メッセージ構築情報は、CANパケット内のCAN IDを含む。
この出願の第2の態様の可能な実装において、第2のメッセージは、イーサネットパケットであり、メッセージ構築情報は、以下のもの、即ち、イーサネットパケットのプロトコルタイプ内の事前定義されたフラグと、イーサネットパケット内の、送信元MACアドレスの事前定義されたフラグと、送信先MACアドレスの事前定義されたフラグとのうちの1つ以上を含む。
この出願の第3の態様によれば、車載ゲートウェイが提供される。車載ゲートウェイは、第1の通信インターフェースと、第2の通信インターフェースと、プロセッサと、メモリとを含む。第1の通信インターフェースは、第1のメッセージを第1の車載デバイスから受信し、第1のメッセージをプロセッサへ送信することであって、第1のメッセージは、第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルに適合し、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、かつ識別情報を含む、ことを行うように構成される。メモリは命令を格納しており、プロセッサが命令を呼び出して実行するとき、プロセッサは、第1のメッセージを受信した後、第1のメッセージ内の識別情報を識別し、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うことができるようになる。プロセッサは、マッチングが成功する場合、第2のメッセージを第2の通信インターフェースに送信するようにさらに構成され、第2の通信インターフェースは、第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、第1のメッセージに基づいて生成され、かつ第2の車載デバイスによってサポートされる第2の通信プロトコルに適合し、第1の通信プロトコルは、第2の通信プロトコルとは異なる、ことを行うようにさらに構成される。
この出願の第3の態様の可能な実装において、第1の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであり、かつ第2の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージは、CANパケットであり、第2のメッセージは、イーサネットパケットである。
この出願の第3の態様の可能な実装において、第1の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、かつ第2の車載デバイスがCANプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、第2のメッセージは、CANパケットである。
この出願の第3の態様の可能な実装において、プロセッサは、特に、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報が、第1のメッセージの識別情報を含むかどうかをサーチすることによって、第1のメッセージの識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うことであって、車載ゲートウェイは、少なくとも1つの事前設定された識別情報を格納している、ことを行うように構成される。
この出願の第3の態様の可能な実装において、第1のメッセージがイーサネットパケットである場合、第1のメッセージの識別情報は、以下のもの、即ち、イーサネットパケット内にある、送信元MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、送信先MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、プロトコルタイプ内の事前定義されたフラグビットとのうちの1つ以上を含む。
この出願の第3の態様の可能な実装において、第1のメッセージがCANパケットである場合、第1のメッセージの識別情報は、CANパケット内のCAN IDを含む。
この出願の第3の態様の可能な実装において、車載ゲートウェイは、第1のマッピング関係を格納しており、第1のマッピング関係は、事前設定された識別情報とメッセージ構築情報との間のマッピング関係である。プロセッサは、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングが成功する場合、うまく合致した事前設定された識別情報に基づいて、対応するメッセージ構築情報を取得し、メッセージ構築情報を利用することによって第2のメッセージを生成するようにさらに構成される。
この出願の第3の態様の可能な実装において、第2のメッセージがCANパケットである場合、メッセージ構築情報は、CANパケット内のCAN IDを含む。
この出願の第3の態様の可能な実装において、第2のメッセージがイーサネットパケットである場合、メッセージ構築情報は、以下のもの、即ち、イーサネットパケットのプロトコルタイプと、イーサネットパケット内の、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスの事前定義されたフラグとのうちの1つ以上を含む。
この出願の第4の態様によれば、インテリジェント車両が提供される。インテリジェント車両は、第1の車載デバイスと、第2の車載デバイスと、車載ゲートウェイとを含む。第1の車載デバイスは、第1のメッセージを車載ゲートウェイに送信することであって、第1のメッセージは、第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルに適合し、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、かつ識別情報を含む、ことを行うように構成される。車載ゲートウェイは、第1のメッセージを第1の車載デバイスから受信し、第1のメッセージ内の識別情報を識別するように構成される。車載ゲートウェイは、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うようにさらに構成される。マッチングが成功する場合、車載ゲートウェイは、第2のメッセージを送信することであって、第2のメッセージは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、第1のメッセージに基づいて生成され、かつ第2の車載デバイスによってサポートされる第2の通信プロトコルに適合し、第1の通信プロトコルは、第2の通信プロトコルとは異なる、ことを行う。
この出願の第4の態様の可能な実装において、第1の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであり、かつ第2の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージは、CANパケットであり、第2のメッセージは、イーサネットパケットである。
この出願の第4の態様の可能な実装において、第1の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、かつ第2の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、第2のメッセージは、CANパケットである。
この出願の第4の態様の可能な実装において、車載ゲートウェイは、特に、
ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報が、第1のメッセージの識別情報を含むかどうかをサーチすることによって、第1のメッセージの識別情報と、ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うことであって、ゲートウェイは、少なくとも1つの事前設定された識別情報を格納している、ことを行うように構成される。
この出願の第4の態様の可能な実装において、第1のメッセージがイーサネットパケットである場合、第1のメッセージの識別情報は、以下のもの、即ち、イーサネットパケット内にある、送信元MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、送信先MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、プロトコルタイプ内の事前定義されたフラグビットとのうちの1つ以上を含む。
この出願の第4の態様の可能な実装において、第1のメッセージがCANパケットである場合、第1のメッセージの識別情報は、CANパケット内のCAN IDを含む。
この出願の第4の態様の可能な実装において、車載ゲートウェイは、第1のマッピング関係を格納しており、かつ第1のマッピング関係は、事前設定された識別情報とメッセージ構築情報との間のマッピング関係であり、車載ゲートウェイは、特に、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングが成功する場合、うまく合致した事前設定された識別情報に基づいて、対応するメッセージ構築情報を取得し、メッセージ構築情報及び第1のメッセージを利用することによって第2のメッセージを生成するように構成される。
この出願の第4の態様の可能な実装において、第2のメッセージは、CANパケットであり、メッセージ構築情報は、CANパケット内のCAN IDを含む。
この出願の第4の態様の可能な実装において、第2のメッセージは、イーサネットパケットであり、メッセージ構築情報は、以下のもの、即ち、イーサネットパケットのプロトコルタイプ内の事前定義されたフラグと、イーサネットパケット内の、送信元MACアドレスの事前定義されたフラグと、送信先MACアドレスの事前定義されたフラグとのうちの1つ以上を含む。
結局、この出願は、車載ゲートウェイ通信方法、車載ゲートウェイ、及びインテリジェント車両を提供する。車載ゲートウェイ通信方法は、第1のメッセージを第1の車載デバイスから受信するステップと、第1のメッセージ内の識別情報を識別するステップと、識別情報と車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うステップと、マッチングが成功する場合に第2のメッセージを送信して、第2のメッセージを利用することによって、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するステップとを含む。しかし、第1のメッセージ内の識別情報が、ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報と合致することができないとき、車載ゲートウェイは、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御するための第2の情報を送信しない。この出願は、車載ゲートウェイ通信方法、車載ゲートウェイ、及びインテリジェント車両を提供する。このことは、車載ネットワークへのセキュリティ上の脅威を低減し、車両の車載ネットワークのセキュリティ性能を改善する。
この出願による、アプリケーションシナリオの模式的構造図である。 この出願の車載ゲートウェイ通信方法の実施形態による、ゲートウェイ構造の模式図である。 この出願の車載ゲートウェイ通信方法の実施形態による、ゲートウェイ構造の模式図である。 この出願の車載ゲートウェイ通信方法の実施形態による、模式的フロー図である。 この出願の車載ゲートウェイ通信方法の実施形態による、模式的フロー図である。 イーサネットパケットのパケット構造の模式図である。 CANパケットのパケット構造の模式図である。 この出願の車載ゲートウェイ通信方法の実施形態による、模式的フロー図である。 この出願の車載ゲートウェイの実施形態による、模式的構造図である。 この出願の車載ゲートウェイの実施形態による、模式的構造図である。 この出願のインテリジェント車両の実施形態による、模式的構造図である。
図1は、この出願によるアプリケーションシナリオの模式的構造図である。図1に示すように、現在の自動車技術の分野において、車両10は、様々なタイプの車載デバイス11を搭載しており、車載デバイス11を利用することによって異なる機能を実装する。例えば、車載デバイス11は、電子制御ユニット(electronic control unit, ECU)でありうる。しかし、車載デバイス11のソフトウェア及びハードウェアは、通常、車両10内の車載デバイス11上での一様な管理を容易にするために、車両とは独立しているため、国際標準ISO11898、即ち、国際標準機構(international organization for standardization, ISO)のコントローラエリアネットワーク(controller area network, CAN)プロトコル技術が広く適用される。現在、CANプロトコル技術は、車両内通信のための主要な通信プロトコルである。CANプロトコル技術は、全ての車載デバイス11がCANバスに接続され、CANプロトコルを利用することによって通信を実行することを要求する。図1に示した例では、車載デバイスA、B、…、XそれぞれがCANプロトコルをサポートし、CANバスに接続されており、それによって、CANバスと車載デバイスA、B、…、Xとを含む車載ネットワークが構築されており、車両10内の車載デバイス11は、車載ネットワークを利用することによって管理されることができる。任意選択で、図1に示した実施形態の例において、CANバスは、それに限定されないが、車両10の電力システムCANバス、快適システムCANバス、車体システムCANバス、情報娯楽システムCANバスなどを含む。
加えて、通信技術及び自動車技術の継続的な発展に伴い、インターネットに接続できる車載デバイス11の数量が増加し、車両10の製造業者又は車両10のユーザによって車両10内部の車載ネットワークに接続され、それによって、インターネットに接続される車載デバイスは、車両及び車両のユーザにより多くの機能、例えば、ナビゲーション、リモートシステム更新、及び自動運転を提供する。インターネットに接続できる車載デバイス11は、インターネットにアクセスするためのイーサネットプロトコルをサポートする必要がある。インターネットプロトコルをサポートする車載デバイス11が、車両内部のCANバスに直接接続される場合、インターネットプロトコルをサポートする車載デバイス11は、CANプロトコルをサポートする他の車載デバイスと通信することができない。従って、スイッチ12及びゲートウェイ13が車両10の内部に導入され、インターネットプロトコルをサポートする車載デバイス11と、CANプロトコルをサポートする車載デバイス11との間の通信を実装する。例えば、図1に示した例において、車載デバイス(1)、(2)、…、xは、イーサネットプロトコルをサポートし、車載デバイスA、B、…、Xは、CANプロトコルをサポートし、スイッチ12は、イーサネットプロトコルをサポートするデータ上でのパケット交換機能を実行するように構成される。車載デバイス(1)、(2)、…、xは、スイッチ12を利用することによって、イーサネットプロトコルの通信データをゲートウェイ13に送信した後、ゲートウェイ13は、イーサネットプロトコルの通信データをCANプロトコルの通信データに変換し、次いで、CANプロトコルの通信データをCANバスに送信するように構成され、それによって、車載デバイスA、B、…、Xのうちの対応する車載デバイスは、CANバスを利用することによって、CANプロトコルの通信データを受信することができる。代替的に、車載デバイスA、B、…、Xは、CANプロトコルの通信データをゲートウェイ13に送信してよく、ゲートウェイ13は、CANプロトコルの通信データをイーサネットプロトコルの通信データに変換し、次いで、イーサネットプロトコルの通信データをスイッチ12に送信するように構成され、それによって、スイッチ12は、イーサネットプロトコルの通信データを、車載デバイス(1)、(2)、…、xのうちの対応する車載デバイスに送信する。任意選択で、この出願の実施形態におけるイーサネットは、自動車イーサネット技術を含む。自動車イーサネット技術は、従来のイーサネット技術に基づくものであり、利用されるイーサネットプロトコルは、自動車イーサネットハードウェア標準IEEE802.3bw(IEEE100BASE-TX又はブロードR-Reachとも称される)でありうる。
しかし、図1に示した車両10において、全ての車載デバイス(1)、(2)、…、xは、インターネットに接続されることができ、車載デバイスは、スイッチ12及びゲートウェイ13を利用することによって車両のCANバスに接続されるため、車載デバイスは、車載ネットワークにアクセスすることができる。インターネットに同時に接続されることができる、これらの車載デバイス(1)、(2)、…、xは、入口に、車載ネットワーク外部のインターネットからの悪意あるデータをもたらす。車載デバイス(1)、(2)、…、xを通じて、インターネットからの悪意あるデータがCANバスに侵入すると、セキュリティ上の脅威が車両の車載ネットワークにもたらされ、車両の既存の車載ネットワークのセキュリティ性能は脆弱になる。
従って、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスが導入された後の車載ネットワークのセキュリティをさらに保証するために、この出願は、車載ゲートウェイ通信方法、車載ゲートウェイ、及びインテリジェント車両を提供する。車載ゲートウェイのプロトコル変換機能が満足されることができることに基づき、車載ゲートウェイは、車載ネットワークへのセキュリティ上の脅威を低減するために、そして、車両の車載ネットワークのセキュリティ性能をさらに改善するためにさらに利用される。
以下では、添付の図面を参照しながら、この出願で提供されるゲートウェイ通信方法について説明する。
特に、この出願の実施形態において提供される車載ゲートウェイ通信方法は、図2に示したゲートウェイスイッチによって実行されうるし、又は、図3に示した車載ゲートウェイによって実行されうる。この出願の実施形態では、実行主体が車載ゲートウェイである例が説明のために利用されるが、実装主体を限定することは意図されていない。
図2は、この出願の車載ゲートウェイ通信方法の実施形態による、ゲートウェイ構造の模式図である。図2に示したゲートウェイ構造において、ゲートウェイスイッチ21は、スイッチ機能とゲートウェイ機能との両方を有し、ゲートウェイスイッチ21は、車両10内のイーサネットプロトコルをサポートする車載デバイス(1)、(2)、…、xに接続し、かつ少なくとも1つのCANバスに接続しうる。車載デバイス(1)、(2)、…、xによって送信された通信データ上での、イーサネットプロトコルについてのパケット交換を、スイッチ機能を利用することによって実行し、ゲートウェイ機能を利用することによってプロトコル変換を実行した後、ゲートウェイスイッチ21は、変換を通じて取得されたCANプロトコルの通信データをCANバスに送信し、それによって、CANバス上の対応する車載デバイスは、CANプロトコルの通信データを受信することができる。代替的に、CANバス上のCANプロトコルの通信データを受信し、ゲートウェイ機能を利用することによって、CANバス上のCANプロトコルの通信データ上でのプロトコル変換を実行し、スイッチ機能を利用することによってパケット交換を実行した後、ゲートウェイスイッチ21は、変換後のイーサネットプロトコルの通信データを、対応する車載デバイス(1)、(2)、…、xにさらに送信しうる。言い換えると、この出願の実施形態において提供される車載ゲートウェイ通信方法は、ゲートウェイスイッチ21のゲートウェイ機能が実装されるとき、図2のゲートウェイスイッチ21によって実行されうる。
代替的に、図3は、この出願の車載ゲートウェイ通信方法の実施形態による、ゲートウェイ構造の模式図である。図3に示したゲートウェイ構造において、スイッチ31は、車両10内のイーサネットプロトコルをサポートする車載デバイス(1)、(2)、…、xに接続され、少なくとも1つの車載ゲートウェイ32に接続される。各車載ゲートウェイ32は、スイッチ31に接続され、各車載ゲートウェイ32は、1つのCANバスに接続される。図中の任意の車載ゲートウェイ32について、イーサネットプロトコルの、スイッチ31によって送信された通信データを受信した後、車載ゲートウェイ32は、イーサネットプロトコルの通信データをCANネットワークプロトコルの通信データに変換し、次いで、CANネットワークプロトコルの通信データをCANバスに送信する。代替的に、車載32は、CNAネットワークプロトコルの、CANバスを利用することによって受信された通信データをイーサネットプロトコルの通信データに変換し、次いで、イーサネットプロトコルの通信データをスイッチ31に送信する。言い換えると、この出願の実施形態において提供される車載ゲートウェイ通信方法は、代替的に、図3の車載ゲートウェイによって実行されうる。
この出願の技術的解決策について詳細に説明するために特定の実施形態が以下で利用される。以下の様々な特定の実施形態は互いに組み合わされてよく、同じ又は類似の概念又はプロセスは、いくつかの実施形態において繰り返し説明されないことがある。
実施形態1
図4は、この出願の車載ゲートウェイ通信方法の実施形態による、模式的フロー図である。図4に示すように、この実施形態において提供されるゲートウェイ通信方法は、2つのプロトコル間でのメッセージ変換に利用され、変換は、特に、イーサネットプロトコルからCANプロトコルへの変換でありうる。第1の車載デバイスは、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであってよく、第2の車載デバイスは、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであってよい。方法は、特に、以下のステップを含む。
S101:車載ゲートウェイは、第1の車載デバイスから第1のメッセージを受信する。第1のメッセージは、第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルに適合し、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、識別情報を含む。
特に、この実施形態における車載ゲートウェイは、第1の車載デバイスと第2の車載デバイスとの間に配置され、第1の車載デバイス及び第2の車載デバイスが異なる通信プロトコルをサポートするとき、第1の車載デバイスによって、車載ゲートウェイを通じて第2の車載デバイスに送信される第1のメッセージ上でのプロトコル変換を実行するように構成される。第1のメッセージは、イーサネット通信プロトコルに適合し、第1のメッセージは、特に、イーサネットパケットであってよく、イーサネットパケットは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される。S101において、第1の車載デバイスが、車載ゲートウェイを通じて、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示する必要があるとき、第1の車載デバイスは、イーサネットパケットを車載ゲートウェイに送信し、車載ゲートウェイは、イーサネットパケットを第1の車載デバイスから受信する。本明細書では、車載ゲートウェイが図2のゲートウェイスイッチであるとき、車載ゲートウェイによって受信された第1のメッセージは、車載デバイスによってゲートウェイスイッチに直接送信され、車載ゲートウェイは、第1の車載デバイスによって送信された第1のメッセージを直接受信する。代替的に、車載ゲートウェイが図3の車載ゲートウェイであるとき、第1のメッセージは、第1の車載デバイスによって、スイッチを利用することによって車載ゲートウェイに送信されてよく、車載ゲートウェイは、スイッチを利用することによって第1のメッセージを受信する必要がある。本発明のこの実施形態において、第1のメッセージが直接的に受信されるか、又は間接的に受信されるかは本明細書において限定されない。
この実施形態において、第1のメッセージは、識別情報をさらに含む。識別情報は、第1のメッセージによって示された、第2の車載デバイスによって実行されるターゲットオペレーションを決定するために車載ゲートウェイによって利用され、識別情報は、第1の車載デバイスによって送信された第1のメッセージに含まれる情報であってよい。車載ゲートウェイは、第1のメッセージ内の情報を利用することによって、第1のメッセージによって示された、第2の車載デバイスによって実行されるターゲットオペレーションを決定することができる。例えば、第1のメッセージがイーサネットパケットである場合、第1のメッセージの識別情報は、イーサネットパケット内の以下のもの、即ち、送信元MACアドレス内の事前定義された識別子と、送信先MACアドレス内の事前定義された識別子と、プロトコルタイプ内の事前定義された識別子とのうちの1つ以上であってよい。車載ゲートウェイは、イーサネットパケットの送信先MACアドレスが1であるとき、イーサネットパケットが、第2の車載デバイスに、エアコンをオンにするターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用されると決定しうる。代替的に、識別情報は、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される第1のメッセージに、第1の車載デバイスによって特別に追加された情報であってよく、それによって、車載ゲートウェイは、第1のメッセージに追加された情報を利用することによって、第1のメッセージによって示された、第2の車載デバイスによって実行されるターゲットオペレーションを決定することができる。例えば、第1のメッセージがイーサネットパケットであるとき、第1の車載デバイスは、「1」をイーサネットパケット内の特定の位置に追加してよく、それによって、車載ゲートウェイは、イーサネットパケット内の特定の位置の「1」に基づいて、イーサネットパケットが、第2の車載デバイスに、エアコンをオンにするターゲットオペレーションを実行することを指示するために利用されると決定しうる。
任意選択で、この実施形態において、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスは、TSNイーサネット、AVBイーサネット、及び従来のイーサネットをサポートしてよい。CANプロトコルをサポートする車載デバイスは、CAN2.0A、CAN2.0B、及びCAN-FDプロトコルをサポートしてよい。
任意選択で、この実施形態において、イーサネットプロトコルをサポートするデバイスは、ヒューマンマシンインタフェースデバイス、診断インターフェースデバイス、TBoxデバイス、ADASコントローラデバイスなどを含む。CANプロトコルをサポートするデバイスは、電力コントローラ、車体コントローラ、電力管理コントローラ、電力コントローラなどを含む。
S102:車載ゲートウェイは、S101で取得された第1のメッセージに基づいて、第1のメッセージ内の識別情報を識別する。
次いで、S102において、車載ゲートウェイは、S101で取得された第1のメッセージに含まれる識別情報を識別する。可能な実装において、第1のメッセージを受信した後、車載ゲートウェイは、第1のメッセージを解析して第1のメッセージ内の識別情報を決定しうる。例えば、第1のメッセージがイーサネットパケットであり、識別情報がCANパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスである場合、車載ゲートウェイは、イーサネットパケット内の送信元MADアドレス及び送信先MACアドレスが位置するデータビットのデータを解析することによって、イーサネットパケットの送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスを決定しうる。
S103:車載ゲートウェイは、第1のメッセージ内の、S102で識別された識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行う。
続いて、S103において、車載ゲートウェイは、第1のメッセージの、S102で識別された識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行う。車載ゲートウェイは、少なくとも1つの事前設定された識別情報を格納しており、各事前設定された識別情報は、第1の車載デバイスによって車載ゲートウェイに送信された第1のメッセージによって示される、第2のデバイスによって実行されるターゲットオペレーションを示するために利用される。マッチングは、第1のメッセージの識別情報が、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報と同じであるかどうかを決定するステップ、即ち、事前設定された識別情報が、第1のメッセージの決定された識別情報を含むかどうかを決定するステップを含む。
例えば、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報は、「1」及び「2」を含み、「1」は、第1のメッセージによって示された、第2のデバイスによって実行されるターゲットオペレーションが「エアコンをオンにすること」であることを示すために利用され、「2」は、第1のメッセージによって示された、第2のデバイスによって実行されるターゲットオペレーションが「ラジオをオンにすること」であることを示すために利用される。従って、車載ゲートウェイが、第1のメッセージの識別情報が「1」であることを識別する場合、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報が「1」を含むため、第1のメッセージの識別情報がうまく合致すると決定される。しかし、車載ゲートウェイが、第1のメッセージの識別情報が「0」であると識別する場合、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報は「0」を含まないため、第1のメッセージの識別情報はうまく合致しないと決定される。
S104:マッチングが成功する場合、車載ゲートウェイは、第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される。
最後に、車載ゲートウェイが、S103で、第1のメッセージの識別情報を、格納された事前設定された識別情報にうまく合致させるとき、車載ゲートウェイは、S104で、第2のメッセージを送信して、第2のメッセージを利用することによって、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示する。しかし、車載ゲートウェイが、S103で、第1のメッセージの識別情報と事前設定された識別情報とのマッチングに失敗する場合、車載ゲートウェイは、S104で、第2のメッセージを送信しない、即ち、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように第2のメッセージを利用することによって指示することは行わない。第2のメッセージは、車載ゲートウェイによって、第1のメッセージに基づいて生成され、第2のメッセージは、第2の車載デバイスによってサポートされる第2の通信プロトコルに適合し、第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルは、第2の車載デバイスによってサポートされる第2の通信プロトコルとは異なる。
特に、この実施形態において、第1の車載デバイスは、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイスは、CANプロトコルをサポートする車載デバイスである。この場合、第1のメッセージは、イーサネットプロトコルをサポートし、第2のメッセージは、CANネットワーク通信プロトコルをサポートし、第1のメッセージは、イーサネットパケットであってよく、第2のメッセージは、CANパケットであってよい。S104では、イーサネットパケットを受信し、上述したステップに従ってCANパケットを決定した後、車載ゲートウェイが、CANパケットをCANバスに送信しうる。第2の車載デバイスがCANバスからCANパケットを取得した後、第2の車載デバイスは、取得されたCANパケットに基づいてターゲットオペレーションを実行する。本明細書では、車載ゲートウェイが第2のメッセージを送信する。車載ゲートウェイが図2のゲートウェイスイッチであるとき、第2の車載デバイスに送信される必要があるCANパケットを決定した後、車載ゲートウェイは、第2の車載デバイスが位置するCANバスにCANパケットを送信する。車載ゲートウェイが図3の車載ゲートウェイであるとき、車載ゲートウェイは、決定されたCANパケットを、車載ゲートウェイに接続されたCANバスに直接送信してよい。
従って、この実施形態において提供される車載ゲートウェイ通信方法では、第1のメッセージを第1の車載デバイスから受信するとき、車載ゲートウェイは、第1のメッセージ内の識別情報を識別し、識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行う。マッチングが成功するとき、車載ゲートウェイは、第2のメッセージを送信し、第2のメッセージを利用することによって、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示する。従って、車載ゲートウェイは、第1のメッセージの識別情報が格納されているかどうかに基づいて、第1のメッセージが、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御するために、車載ゲートウェイによって利用されることができるかどうかをフィルタリングしうる。車載ゲートウェイが第1のメッセージに、車載ゲートウェイを通じて、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御することを許可するとき、第1のメッセージの識別情報は、事前設定された識別情報として格納されてよく、それによって、第1のメッセージが事前設定された識別情報にうまく合致した後、車載ゲートウェイは、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御するための第2のメッセージを送信する。車載ゲートウェイが第1のメッセージに、車載ゲートウェイを通じて、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御することを許可しないとき、第1のメッセージの識別情報は、車載ゲートウェイ内に格納されない。従って、第1のメッセージ内の識別情報が、ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報に合致することができないとき、車載ゲートウェイは、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御するための第2の情報を送信しない。
この場合、この実施形態は、図1~3に示された車載ネットワークシナリオに適用される。第1の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであるとき、車両の製造業者又はユーザは、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報を利用してよく、それによって、イーサネットパケットを受信した後、車載ゲートウェイは、イーサネットパケット内の識別情報が事前設定された識別情報にうまく合致するときのみ、CANパケットをCANバスに送信して、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御する。従って、車載ゲートウェイによって受信されたイーサネットパケット内の識別情報が事前設定された識別情報に合致しないとき、それは、イーサネットパケットがインターネットからの悪意あるデータでありうることを示す。例えば、CANバス上の第2の車載デバイスは、悪意をもって、ターゲットオペレーションを実行するように制御される。悪意あるデータが車載ネットワークのCANバスに侵入することを回避するため、車載ゲートウェイは、識別情報のマッチングに失敗するイーサネットパケットをCANパケットに変換せず、CANパケットをCANバスに送信しない。このようにして、第1の車載デバイスによって送信された悪意あるイーサネットパケットは、車載ゲートウェイを通じてCANパケットに変換されることができず、CANバスに送信されることができず、それによって、たとえ、車載ゲートウェイが、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスに指示するために利用されるイーサネットパケットを受信しても、車載ゲートウェイは、第2の車載デバイスがターゲットオペレーションを実行可能にするCANパケットを第2の車載デバイスに送信しない。このようにして、車載ゲートウェイのマッチングを通じて、車載ネットワークの外部からのインターネットのリスクが低減され、それによって、悪意あるデータは、車載ゲートウェイを通じてCANバスに侵入することはできない。従って、車両の車載ゲートウェイは、車載ネットワークに対するセキュリティ上の脅威を低減するために、そして、車載ネットワークのセキュリティ性能をさらに改善するために利用される。
さらに、上述した実施形態に基づいて、この実施形態におけるS104の可能な特定の実装において、車載ゲートウェイは、第1のメッセージ上でのプロトコル変換を実行する方法で第2のメッセージを取得する。ゲートウェイは、第1の通信プロトコルを利用する第1のメッセージを、第2の通信プロトコルを利用する第2のメッセージに変換する。車載ゲートウェイによってプロトコル変換を実行する特定の方法及び原理については、先行技術を参照されたい。車載ゲートウェイのプロトコル変換方法は、この実施形態に限定されない。車載ゲートウェイは、S103で、第1のメッセージの識別情報がうまく合致されるときのみプロトコル変換を実行し、次いで、車載ゲートウェイは、第1のメッセージから第2のメッセージへのプロトコル変換を実行し、そして、プロトコル変換後に取得される第2のメッセージを送信する、ことが強調される。
代替的に、この実施形態におけるS104の他の可能な実装において、車載ゲートウェイのプロトコル変換速度を改善するために、そして、車載ゲートウェイのプロトコル変換効率を改善するために、車載ゲートウェイは、第2のメッセージを決定するために車載ゲートウェイによって利用されるマッピング関係をさらに格納し、マッピング関係は、事前設定された識別情報と、メッセージ構築情報との間のマッピング関係を含む。この場合、S103で、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とがうまく合致した後、車載ゲートウェイは、マッピング関係から、うまく合致した事前設定された識別情報に基づいて、事前設定された識別情報に対応するメッセージ構築情報を取得し、メッセージ構築情報と第1のメッセージとに基づいて、第2のメッセージを生成することができる。任意選択で、車載ネットワークは、表の形式でマッピング関係を格納する。
メッセージ構築情報は、車載ゲートウェイによって、第1のメッセージを利用することによって決定されることができる第2のメッセージを含む。この場合、この実施形態ににおいて提供される車載ゲートウェイは、マッピング関係を利用することによって、先に、異なる事前設定された識別情報に対応するメッセージ構築メッセージを格納しうる。ゲートウェイが、事前設定された識別情報と、第1のメッセージの識別情報とをうまく合致させた後、車載ゲートウェイは、第2のメッセージとして、うまく合致した識別情報に基づいてマッピング関係をサーチすることによって取得されるメッセージ構築情報を直接利用しうる。加えて、この実施形態において、車載ゲートウェイが、マッピング関係を利用することによって、第1のメッセージ上でのプロトコル変換が実行された後に取得される第2のメッセージを決定しうるとき、車載ゲートウェイは、もはや第1のメッセージ上でのプロトコル変換を実行しなくてよい。これは、車載ゲートウェイによって、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを決定する効率を改善する。
代替的に、メッセージ構築情報は、第2のメッセージ内の情報の一部を含み、この実施形態における車載ゲートウェイが、第1のメッセージの識別情報と、事前設定された識別情報とをうまく合致させた後、車載ゲートウェイは、性能の、うまく合致した識別情報に基づいて、マッピング関係をサーチして、第2のメッセージのメッセージ構築情報の一部を取得する。次いで、第2のメッセージは、第1のメッセージとメッセージ構築情報とに基づいて一緒に取得され、それによって、車載ゲートウェイによって、第2のメッセージを取得するために、第1のメッセージ全体上でのプロトコル変換を実行する速度及び効率も、ある程度増加される。
添付の図面を参照しながら、以下では、車載ゲートウェイが、この実施形態におけるマッピング関係に基づいて第2のメッセージを決定する方法について説明する。
図5は、この出願の車載ゲートウェイ通信方法の実施形態による、模式的フロー図である。図5に示した例において、第1の車載デバイスは、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイスは、CANプロトコルをサポートする車載デバイスである。この場合、第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、第2のメッセージは、CANパケットである。車載ゲートウェイは、マッピング関係を格納しており、マッピング関係は、イーサネットパケットの事前設定された識別情報と、CANパケットのメッセージ構築情報との間の対応関係を含む。
この実施形態において、第1のメッセージの識別情報は、イーサネットパケットにおける以下の情報、即ち、送信元MACアドレス内の事前定義されたフラグビットと、送信先MACアドレス内の事前定義されたフラグビットと、プロトコルタイプ内の事前定義されたフラグビットとのうちの1つ以上であり、事前定義されたフラグビットは、イーサネットパケット内のMACアドレス内の特定のビットを参照する。特に、図6は、イーサネットパケットのパケットの模式的構造図である。図6に示すように、イーサネットパケットは、プリアンブル(preamble)、送信先MACアドレス(destination address)、送信元MACアドレス(source address)、仮想ネットワークタグ(VLAN tag)、プロトコルタイプ(ether type)、データフィールド(data field)、及びチェックコード(CRC)を含む。この実施形態において、イーサネットパケット内にある、送信先MACアドレス内の事前定義されたフラグビット、送信元MACアドレス内の事前定義されたフラグビット、及び/又はプロトコルタイプ内の事前定義されたフラグビットは、第1のメッセージの識別情報として利用され、後続のマッチングは、第1のメッセージの識別情報上で実行される。送信元MACアドレスは、イーサネットパケットを送信する第1の車載デバイスのMACアドレスを示すために利用され、送信先MACアドレスは、第2の車載デバイスのMACアドレスを示すために利用され、プロトコルタイプは、イーサネットパケットのプロトコルタイプを示すために利用され、イーサネットパケットのプロトコルタイプは、AVB又はTSNを含む。例えば、車載ゲートウェイ内に格納されているマッピング関係は、「送信元MACアドレス = D1-06-9B-45-98-69 及び 送信先MACアドレス = 00-00-5E-00-01-01」と「第1のメッセージ構築情報」との対応関係を含み、第1のメッセージ構築情報は、車載ゲートウェイによって、CANパケットを構築するために利用される。イーサネットパケット内のプリアンブルの長さは8Bであり、送信先MACアドレスの長さは8Bであり、送信元MACアドレスの長さは8Bであるため、この実施形態において、車載ゲートウェイは、イーサネットパケット内の9~16Bの事前定義されたフラグビットにおいて送信先MACアドレスを決定してよく、イーサネットパケット内の17~24Bの事前定義されたフラグビットに基づいて送信元MACアドレスを決定する。
図5に示すように、スイッチを利用することによって、第1の車載デバイスからイーサネットパケットを受信した後、車載ゲートウェイは、イーサネットパケットを解析する。イーサネットパケットの送信元MACアドレスD1-06-9B-45-98-69と、イーサネットパケットの送信先MACアドレス00-00-5E-00-01-01とを解析するとき、車載ゲートウェイは、イーサネットパケットの識別情報が、うまく合致すると決定し、さらに、マッピング関係に基づいて第1のメッセージ構築情報を決定する。
任意選択で、図5に示された例において、車載ゲートウェイ内に格納されているマッピング関係における第1のメッセージ構築情報が事前設定されたCANパケットである場合、マッピング関係に基づいてCANパケットを決定した後、車載ゲートウェイは、CANパケットをCANバスに送信してよく、第2の車載デバイスは、CANバスを利用することによってCANパケットを取得し、ターゲットオペレーションを実行する。
代替的に、図5に示された例において、車載ゲートウェイ内に格納されているマッピング関係における第1のメッセージ構築情報が、CANパケット内の情報の一部である場合、第1のメッセージ構築情報を決定した後、車載ゲートウェイは、第1のメッセージ構築情報に基づいて、さらにCANパケットを生成する必要がある。例えば、図7は、CANパケットのパケット構造の模式図である。図7に示すように、CANパケットは、フレームの開始(start of frame)と、パケット識別子(CAN ID)と、リモート伝送要件(RTR)コードと、制御フィールドと、データフィールド(data field)と、巡回冗長検査(CRC)と、肯定応答(ACK)と、フレームの終了(end of frame)とを含む。任意選択で、この実施形態において、第1のメッセージ構築情報は、CANパケット内のフレームの開始及びデータフィールドであってよい。従って、マッピング関係を利用することによって、第1のメッセージ構築情報を決定した後、車載ゲートウェイは、第1のメッセージ構築情報に基づいて、CANパケットをさらに生成する。加えて、CANパケットのフレームの開始及びデータフィールドは、第1のメッセージ構築情報において決定されるため、車載ゲートウェイは、第1のメッセージに基づいて、CANパケットの他の部分を決定した後でのみ、CANパケットを決定することができる。このことは、車載ゲートウェイによって、CANパケットのフレームの開始及びデータフィールドを決定するための時間を節約する。
さらに、図5に示した実施形態において、CANパケット内の識別子(CAN ID)は、物理レイヤ実装に関してパケットの伝送優先度も表す。言い換えると、車載ゲートウェイは、同時に、CANバスに送信される必要がある複数のCANパケットを受信する場合、車載ゲートウェイは、小さなCAN識別子の値を有するCANパケットをCANバスに優先的に送信する。従って、この実施形態において、ゲートウェイ内に格納されているマッピング関係における第1のメッセージ構築情報は、CAN IDを含んでよく、それによって、車載ゲートウェイによって決定されるCANパケットは、CANパケットの優先度を示すために、事前設定されたCAN IDを利用することができる。例えば、第1のメッセージが、エンジンに緊急ブレーキを実行するように指示するために利用されるイーサネットパケットであり、車載ゲートウェイが、エンジンに緊急ブレーキを実行させるように指示するために利用されるイーサネットパケットを優先的にCANパケットに変換し、CANパケットをCANバスに送信する必要がある場合、イーサネットパケットの識別情報と事前設定された識別情報とがうまく合致した後で、車載ゲートウェイは、マッピング関係に基づいて、事前設定された識別情報に対応するメッセージ構築情報内のCANパケットのCAN IDが、相対的に小さくなるように設定されると決定する。最後に、メッセージ構築情報に基づいて、車載ゲートウェイによって生成されたCANパケットの優先度は、相対的に高く、車載ゲートウェイによって生成されたCANパケットは、優先的にCANバスに送信されることができる。
図5に示された例において、車載ゲートウェイが、第1の車載デバイスの1つのイーサネットパケットを受信し、第2の車載デバイスに指示するために利用される1つのCANパケットをCANバスに送信する例は、説明のために利用されていることに注意されるべきである。しかし、車載ゲートウェイの実際のアプリケーションにおいて、1つのイーサネットは、複数の異なる第2の車載デバイスに、それぞれのオペレーションを実行するように指示するために利用されうる。この場合、車載ゲートウェイ内のマッピング関係において、1つの事前設定された識別情報は、複数の異なるメッセージ構築情報に対応していてよく、それによって、複数のCANパケットは、1つのイーサネットパケットに基づいて決定されうる。例えば、車載ゲートウェイが、第1の車載デバイスによって送信され、かつ自動運転を指示するために利用されるイーサネットパケットを受信する場合、CANバス上のステアリングモジュールは、ステアリングオペレーションを実行し、CANバス上の減速モジュールは、減速オペレーションを同時に実行する。イーサネットパケットを受信し、イーサネットパケットの識別情報と事前設定された識別情報とをうまく合致させた後、車載ゲートウェイは、マッピング関係を利用することによって、事前設定された識別情報に対応している迂回(diversion)メッセージ構築情報及び減速メッセージ構築情報を決定し、迂回メッセージ構築情報に基づいて、迂回モジュールに迂回オペレーションを実行するように指示するために利用される第1のCANパケットを決定し、減速メッセージ構築情報に基づいて、減速モジュールに減速オペレーションを実行するように指示するために利用される第2のCANパケットを決定しうる。次いで、車載ゲートウェイは、第1のCANパケット及び第2のCANパケットをCANバスに送信し、それによって、1つのイーサネットパケットは、CANパケットを利用することによって、2つの車載デバイスに、それぞれのオペレーションを実行するように指示するために利用される。
結局、この実施形態において提供される車載ゲートウェイ通信方法では、イーサネットパケットの識別情報と事前設定された識別情報とがうまく合致した後でCANパケットを決定するとき、車載ゲートウェイは、イーサネットパケットに基づいてプロトコル変換が実行された後にのみCANパケットを取得することの代わりに、事前格納されたマッピング関係をクエリすることによってCANパケットを取得することができる。このようにして、車載ゲートウェイは、事前設定された識別情報に基づいて、第2のマッピング関係をサーチすることによって、CANパケットを直接取得することができる。マッピング関係をサーチする計算量は、プロトコル変換の間にイーサネットパケット上で実行されるデータ処理のものより非常に小さいため、既存の車載ゲートウェイに比べ、これは、イーサネットパケットからCANパケットへのプロトコル変換における車載ゲートウェイの速度を大きく改善し、車載ゲートウェイのプロトコル変換効率をさらに改善する。
実施形態2
図4は、さらに、この出願の車載ゲートウェイ通信方法の他の実施形態による、模式的フロー図でありうる。特に、CANプロトコルからイーサネットパケットへの変換が実行されうる。第1の車載デバイスは、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであってよく、第2の車載デバイスは、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであってよい。方法は、特に、以下のステップを含む。
S101:車載ゲートウェイは、第1のメッセージを第1の車載デバイスから受信する。第1のメッセージは、第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルに適合し、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、かつ識別情報を含む。
特に、この実施形態における車載ゲートウェイは、第1の車載デバイスと第2の車載デバイスとの間に配置され、第1の車載デバイス及び第2の車載デバイスが異なる通信プロトコルをサポートするとき、車載ゲートウェイを通じて、第1の車載デバイスによって第2の車載デバイスに送信された第1のメッセージ上でのプロトコル変換を実行するように構成される。第1のメッセージは、CAN通信プロトコルに適合し、第1のメッセージは、特に、CANパケットであってよく、CANパケットは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される。S101では、車載ゲートウェイを通じて、第1の車載デバイスが、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示する必要があるとき、第1の車載デバイスは、CANパケットを車載ゲートウェイに送信し、車載ゲートウェイは、CANパケットを第1の車載デバイスから受信する。本明細書では、車載ゲートウェイが、図2のゲートウェイスイッチであるとき、車載ゲートウェイによって受信された第1のメッセージは、第1の車載デバイスによってCANバスに送信され、車載ゲートウェイは、第1のメッセージを、第1の車載デバイスに対応するCANバスから受信する。代替的に、車載ゲートウェイが、図3の車載ゲートウェイであるとき、第1のメッセージは、第1の車載デバイスによってCANバスに送信されてよく、車載ゲートウェイは、第1のメッセージを、車載ゲートウェイに接続されたCANバスから受信する。
この実施形態において、第1のメッセージは、識別情報をさらに含む。識別情報は、車載ゲートウェイによって、第1のメッセージによって示される第2の車載デバイスによって実行されるターゲットオペレーションを決定するために利用され、識別情報は、第1の車載デバイスによって送信された第1のメッセージに含まれる情報であってよい。車載ゲートウェイは、第1のメッセージ内の情報を利用することによって、第1のメッセージによって示される第2の車載デバイスによって実行されるターゲットオペレーションを決定することができる。例えば、第1のメッセージが、CANプロトコルをサポートする通信データ、即ちCANパケットである場合、識別情報は、CANパケット内のCAN IDでありうる。車載ゲートウェイは、CANパケット内のCAN IDが1であるとき、CANパケットが、第2の車載デバイスにエアコンをオンにするターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用されると決定しうる。代替的に、識別情報は、第1の車載デバイスによって、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される第1のメッセージに特別に追加された情報であってよく、それによって、車載ゲートウェイは、第1のメッセージに追加された情報を利用することによって、第1のメッセージによって示された、第2の車載デバイスによって実行されるターゲットオペレーションを決定することができる。例えば、第1のメッセージがCANパケットであるとき、第1の車載デバイスは、CANパケット内の特定の位置に「1」を追加してよく、それによって、車載ゲートウェイは、CANパケット内の特定の位置の「1」に基づいて、CANパケットが、第2の車載デバイスにエアコンをオンにするターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用されることを決定しうる。
任意選択で、この実施形態において、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスは、TSNイーサネット、AVBイーサネット、及び従来のイーサネットをサポートしてよい。CANプロトコルをサポートする車載デバイスは、CAN2.0A、CAN2.0B、CAN-FDプロトコルをサポートしてよい。
任意選択で、この実施形態において、イーサネットプロトコルをサポートするデバイスは、ヒューマンマシンインタフェース、診断インターフェースデバイス、TBoxデバイス、ADASコントローラデバイスなどを含む。CANプロトコルをサポートするデバイスは、電力コントローラ、車体コントローラ、電力管理コントローラ、電力コントローラなどを含む。
S102:車載ゲートウェイは、S101で取得された第1のメッセージに基づいて、第1のメッセージ内の識別情報を識別する。
次いで、S102において、車載ゲートウェイは、S101で取得された第1のメッセージに含まれる識別情報を識別する。可能な実装において、第1のメッセージを受信した後、車載ゲートウェイは、第1のメッセージを解析して第1のメッセージ内の識別情報を決定しうる。例えば、第1のメッセージがCANパケットであり、識別情報がCANパケットのCAN IDである場合、車載ゲートウェイは、CANパケット内のCAN IDが位置するデータビットのデータを解析することによって、CANパケットのCAN IDを決定しうる。
S103:車載ゲートウェイは、第1のメッセージ内の、S102で識別された識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行う。
続いて、S103において、車載ゲートウェイは、第1のメッセージの、S102で識別された識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行う。車載ゲートウェイは、少なくとも1つの事前設定された識別情報を格納しており、各事前設定された識別情報は、第1の車載デバイスによって車載ゲートウェイに送信された第1のメッセージによって示される、第2のデバイスによって実行されるターゲットオペレーションを指示するために利用される。マッチングは、第1のメッセージの識別情報が、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報と同じであるかどうかを決定するステップ、即ち、事前設定された識別情報が、第1のメッセージの決定された識別情報を含むかどうかを決定するステップを含む。
例えば、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報は、「1」及び「2」を含み、「1」は、第1のメッセージによって示された、第2のデバイスによって実行されるターゲットオペレーションが「エアコンをオンにすること」であることを示すために利用され、「2」は、第1のメッセージによって示された、第2のデバイスによって実行されるターゲットオペレーションが「ラジオをオンにすること」であることを示すために利用される。従って、車載ゲートウェイが、第1のメッセージの識別情報が「1」であることを識別する場合、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報が「1」を含むため、第1のメッセージの識別情報がうまく合致すると決定される。しかし、車載ゲートウェイが、第1のメッセージの識別情報が「0」であると識別する場合、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報は「0」を含まないため、第1のメッセージの識別情報はうまく合致しないと決定される。
S104:マッチングが成功する場合、車載ゲートウェイは、第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される。
最後に、車載ゲートウェイが、S103で、第1のメッセージの識別情報を、格納された事前設定された識別情報にうまく合致させるとき、車載ゲートウェイは、S104で、第2のメッセージを送信して、第2のメッセージを利用することによって、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示する。しかし、車載ゲートウェイが、S103で、第1のメッセージの識別情報と事前設定された識別情報とのマッチングに失敗する場合、車載ゲートウェイは、S104で、第2のメッセージを送信しない、即ち、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように第2のメッセージを利用することによって指示することは行わない。第2のメッセージは、車載ゲートウェイによって、第1のメッセージに基づいて生成され、第2のメッセージは、第2の車載デバイスによってサポートされる第2の通信プロトコルに適合し、第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルは、第2の車載デバイスによってサポートされる第2の通信プロトコルとは異なる。
特に、この実施形態では、第1の車載デバイスがCANプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージは、CANプロトコルをサポートし、第2のメッセージは、イーサネットネットワーク通信プロトコルをサポートし、第1のメッセージは、CANパケットであってよく、第2のメッセージは、イーサネットパケットであってよい。S104では、CANパケットを受信し、上述したステップに従ってイーサネットパケットを決定した後、車載ゲートウェイが、イーサネットパケットをスイッチに送信しうる。スイッチは、イーサネットパケットの送信先MACアドレスに基づいて、イーサネットパケットを、対応する第2の車載デバイスに送信し、最終的に、第2の車載デバイスは、受信されたイーサネットパケットに基づいて、ターゲットオペレーションを実行する。本明細書では、車載ゲートウェイは、第2のメッセージを送信する。車載ゲートウェイが図2のゲートウェイスイッチであるとき、第2の車載デバイスに送信される必要があるイーサネットパケットを決定した後、車載ゲートウェイは、車載ゲートウェイのスイッチング機能を利用することによって、イーサネットパケットを、対応する第2の車載デバイスに直接送信する。代替的に、車載ゲートウェイが図3の車載ゲートウェイであるとき、第2の車載デバイスに送信される必要があるイーサネットパケットを決定した後、車載ゲートウェイは、イーサネットパケットをスイッチに送信し、スイッチは、イーサネットパケットを、対応する第2の車載デバイスに送信する。本発明のこの実施形態において、第2のメッセージが直接送信されるか、又は間接的に送信されるかは本明細書では限定されない。
従って、この実施形態における車載ゲートウェイ通信方法では、第1のメッセージを第1の車載デバイスから受信するとき、車載ゲートウェイは、第1のメッセージ内の識別情報を識別し、識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行う。マッチングが成功するとき、車載ゲートウェイは、第2のメッセージを送信し、第2のメッセージを利用することによって、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示する。従って、車載ゲートウェイは、第1のメッセージの識別情報が格納されているかどうかに基づいて、第1のメッセージが、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御するために、車載ゲートウェイによって利用されることができるかどうかをフィルタリングしうる。車載ゲートウェイが第1のメッセージに、車載ゲートウェイを通じて、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御することを許可するとき、第1のメッセージの識別情報は、事前設定された識別情報として格納されてよく、それによって、第1のメッセージが事前設定された識別情報にうまく合致した後、車載ゲートウェイは、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御するための第2のメッセージを送信する。車載ゲートウェイが第1のメッセージに、車載ゲートウェイを通じて、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御することを許可しないとき、第1のメッセージの識別情報は、車載ゲートウェイ内に格納されない。従って、第1のメッセージ内の識別情報が、ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報に合致することができないとき、車載ゲートウェイは、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御するための第2の情報を送信しない。
この場合、この実施形態は、図1~3に示された車載ネットワークシナリオに適用される。第1の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであるとき、車両の製造業者又はユーザは、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報を利用してよく、それによって、CANパケットを受信した後、車載ゲートウェイは、CANパケット内の識別情報が事前設定された識別情報にうまく合致するときのみ、イーサネットパケットを第2の車載デバイスに送信して、ターゲットオペレーションを実行するように第2の車載デバイスを制御する。従って、車載ゲートウェイによって受信されたCANパケット内の識別情報が事前設定された識別情報に合致しないとき、それは、CANパケットが悪意あるデータでありうるか、又はCANパケットがセキュリティ上の脅威をもたらすことがあり、外部インターネットに接続されることができる第2の車載デバイスに送信されることが適切ではないことを示す。この場合において、車載ゲートウェイは、識別情報のマッチングに失敗するCANパケットをイーサネットパケットに変換せず、イーサネットパケットを、対応する第2の車載デバイスに送信しない。このようにして、許可されない、第1の車載デバイスによって送信されたCANパケットは、車載ゲートウェイを通じてイーサネットパケットに変換されることができず、また、第2の車載デバイスに送信されることができず、それによって、たとえ、車載ゲートウェイが、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用されるCANパケットを受信しても、車載ゲートウェイは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行することを可能にするイーサネットパケットを第2のデバイスに送信しない。このようにして、車載ゲートウェイのマッチングを通じて、悪意あるCANパケットを利用することによって第2の車載デバイスを制御するリスクが低減され、CANパケットを外部にリークするリスクが低減されることもできる。従って、車両の車載ゲートウェイは、車載ネットワークへのセキュリティ上の脅威を低減するために、さらに、車載ネットワークのセキュリティ性能を改善するために利用される。
さらに、上述した実施形態に基づいて、この実施形態におけるS104の可能な特定の実装では、車載ゲートウェイは、第1のメッセージ上のプロトコル変換を実行する方法で第2のメッセージを取得する。ゲートウェイは、第1の通信プロトコルを利用する第1のメッセージを、第2の通信プロトコルを利用する第2のメッセージに変換する。車載ゲートウェイによってプロトコル変換を実行する特定の方法及び原理については、先行技術を参照されたい。車載ゲートウェイのプロトコル変換方法は、この実施形態に限定されない。車載ゲートウェイは、S103で、第1のメッセージの識別情報がうまく合致されるときのみプロトコル変換を実行し、次いで、車載ゲートウェイは、第1のメッセージから第2のメッセージへのプロトコル変換を実行し、そして、プロトコル変換後に取得される第2のメッセージを送信する、ことが強調される。
代替的に、この実施形態におけるS104の他の可能な実装において、車載ゲートウェイのプロトコル変換速度を改善するために、そして、車載ゲートウェイのプロトコル変換効率を改善するために、車載ゲートウェイは、車載ゲートウェイによって、第2のメッセージを決定するために利用されるマッピング関係をさらに格納し、マッピング関係は、事前設定された識別情報と、メッセージ構築情報との間のマッピング関係を含む。この場合、S103で、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とがうまく合致した後、車載ゲートウェイは、マッピング関係から、うまく合致した事前設定された識別情報に基づいて、事前設定された識別情報に対応するメッセージ構築情報を取得し、メッセージ構築情報と第1のメッセージとに基づいて、第2のメッセージを生成することができる。任意選択で、車載ネットワークは、表の形式でマッピング関係を格納する。
メッセージ構築情報は、車載ゲートウェイによって、第1のメッセージを利用することによって決定されることができる第2のメッセージを含む。この場合、この実施形態ににおいて提供される車載ゲートウェイは、マッピング関係を利用することによって、先に、異なる事前設定された識別情報に対応するメッセージ構築メッセージを格納しうる。ゲートウェイが、事前設定された識別情報と、第1のメッセージの識別情報とをうまく合致させた後、車載ゲートウェイは、第2のメッセージとして、うまく合致した識別情報に基づいてマッピング関係をサーチすることによって取得されるメッセージ構築情報を直接利用しうる。加えて、この実施形態において、車載ゲートウェイが、マッピング関係を利用することによって、第1のメッセージ上でプロトコル変換が実行された後に取得される第2のメッセージを決定しうるとき、また、車載ゲートウェイは、もはや第1のメッセージ上でのプロトコル変換を実行しなくてよい。これは、車載ゲートウェイによって、第1のメッセージに基づいて、第2のメッセージを決定する効率を改善する。
代替的に、メッセージ構築情報は、第2のメッセージ内の情報の一部を含み、この実施形態における車載ゲートウェイが、第1のメッセージの識別情報と、事前設定された識別情報とをうまく合致させた後、車載ゲートウェイは、性能の、うまく合致した識別情報に基づいて、マッピング関係をサーチして、第2のメッセージのメッセージ構築情報の一部を取得する。次いで、第2のメッセージは、第1のメッセージとメッセージ構築情報とに基づいて一緒に取得され、それによって、車載ゲートウェイによって、第2のメッセージを取得するために、第1のメッセージ全体上でのプロトコル変換を実行する速度及び効率も、ある程度増加される。
添付の図面を参照しながら、以下では、車載ゲートウェイが、この実施形態におけるマッピング関係に基づいて第2のメッセージを決定する方法について説明する。
図8は、この出願の車載ゲートウェイ通信方法の実施形態による、模式的フロー図である。図8に示した例において、第1の車載デバイスは、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイスは、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスである。この場合、第1のメッセージは、CANパケットであり、第2のメッセージは、イーサネットパケットである。車載ゲートウェイは、マッピング関係を格納しており、マッピング関係は、CANパケットの事前設定された識別情報と、イーサネットパケットのメッセージ構築情報との間の対応関係を含む。
この実施形態において、第1のメッセージの識別情報は、CANパケット内のCAN IDであり、CAN IDは、CANバス上でCANパケットを識別するために利用される。特に、この実施形態において、図7に示したCANパケットのパケット構造を参照し、CANパケット内のパケット識別子、即ち、CAN IDは、第1のメッセージの識別情報として利用されてよく、後続のマッチングは、第1のメッセージの識別情報上で実行されうる。例えば、車載ゲートウェイ内に格納されているマッチング関係は、「CAN ID = Ox100」と「第2のメッセージ構築情報」との間の対応関係を含み、第2のメッセージ構築情報は、車載ゲートウェイによって、イーサネットパケットを構築するために利用される。
図8に示すように、CANバスを利用することによって、第1の車載デバイスによって送信されたCANパケットを受信した後、車載ゲートウェイは、CANパケットを解析する。CANパケットのCAN IDがOx100に等しいと解析したとき、車載ゲートウェイは、CANパケットの識別情報がうまく合致されると決定し、マッピング関係に基づいて第2のメッセージ構築情報をさらに決定する。
任意選択で、図8に示した例において、車載ゲートウェイ内に格納されているマッピング関係における第2のメッセージ構築情報が、事前設定されたイーサネットパケットである場合、マッピング関係に基づいてイーサネットパケットを決定した後、車載ゲートウェイは、イーサネットパケットをスイッチに送信してよく、それによって、スイッチは、イーサネットパケットを、対応する第2の車載デバイスに送信し、最後に、第2の車載デバイスが、受信されたイーサネットパケットに基づいてターゲットオペレーションを実行する。
代替的に、図8に示した例において、車載ゲートウェイ内に格納されているマッピング関係における第2のメッセージ構築情報が、イーサネットパケットの一部である場合、第2のメッセージ構築情報を決定した後、車載ゲートウェイは、さらに、第2のメッセージ構築情報に基づいてイーサネットパケットを生成する必要がある。例えば、この実施形態における、図6に示したイーサネットパケットのパケットフォーマットを参照すると、任意選択で、第2のメッセージ構築情報は、イーサネットパケット内のデータでありうる。従って、マッピング関係に基づいて、第2のメッセージ構築情報を決定した後、車載ゲートウェイは、イーサネットパケットを生成するために、第2のメッセージ構築情報にさらに従う。加えて、イーサネットパケット内のデータが、第2のメッセージ構築情報内で決定されるため、車載ゲートウェイは、第2のメッセージ構築情報に基づいて、イーサネットパケットの他の部分を決定した後でのみ、イーサネットパケットを決定することができる。これは、車載ゲートウェイがイーサネットパケット内のデータを決定するための時間を節約する。
さらに、図8に示した実施形態では、車載デバイスによって決定されるイーサネットパケットについて、イーサネットパケットを送信するとき、スイッチは、イーサネットパケットの特定のプロトコル表示に基づいて、イーサネットパケットの優先度を決定しうる。高いリアルタイム要件及び短いデータを有するイーサネットパケットについて、タイムセンシティブネットワーク(time-sensitive network, TSN)イーサネットネットワークプロトコルが表示のために利用される。高いリアルタイム性能及び大きなデータ量を有するイーサネットパケットについて、オーディオビデオブリッジ(audio video bridging, AVB)イーサネットネットワークプロトコルが表示のために利用される。高いリアルタイム要件を有しないイーサネットパケットについて、従来のイーサネットネットワークプロトコルが表示のために利用される。従って、この実施形態において、ゲートウェイ内に格納されているマッピング関係における第2のメッセージ構築情報は、イーサネットパケットのプロトコルタイプを含みうる。例えば、第1のメッセージが、エラー情報をフィードバックするために利用されるCANパケットである場合、第1のメッセージは、処理のために第2の車載デバイスへと優先的に送信される必要があるため、CANパケットの識別情報と事前設定された識別情報とがうまく合致した後、車載ゲートウェイは、マッピング関係に基づいて、事前設定された識別情報に対応する構築情報内のイーサネットパケットのプロトコルタイプがTSNであると決定する。最後に、メッセージ構築情報に基づいて、車載ゲートウェイによって生成されたイーサネットパケットは、TSNプロトコルタイプが利用されるため、相対的に高い優先度を有し、スイッチを利用することによって、対応するイーサネットデバイスに優先的に送信されることができる。
任意選択で、イーサネットパケットの長さはCANパケットの長さより大きいため、図8に示された例において、複数のCANパケットが第2の車載デバイスに送信される必要があると決定した後、車載ゲートウェイは、車載ゲートウェイ内のバッファにCANパケットを格納してよく、バッファ内のCANパケットの数量が事前設定された閾値より大きくなった後、車載ゲートウェイは、バッファ内の全てのCANパケットを、同じイーサネットパケットに変換し、スイッチを利用することによって、イーサネットパケットを第2の車載デバイスに送信する。
同様に、図8に示した例において、車載ゲートウェイが第1の車載デバイスの1つのCANパケットを受信し、1つのイーサネットパケットを第2の車載デバイスに送信する例が説明のために利用されている。しかし、車載ゲートウェイの実際のアプリケーションにおいては、1つのCANパケットが、複数の異なる第2の車載デバイスに、それぞれのオペレーションを実行することを指示するために利用されうる。この場合、車載ゲートウェイ内のマッピング関係において、1つの事前設定された識別情報は、複数の異なるメッセージ構築情報に対応していてよく、それによって、複数のイーサネットパケットは、1つのCANパケットに基づいて決定されうる。例えば、車載ゲートウェイが、第1の車載デバイスによって送信されたCANパケットを受信し、第1の車載デバイスによって送信されたCANパケットが、エラー情報をヒューマンマシンインタフェース及びナビゲーションモジュールに同時に報告するために利用される場合、CANパケットを受信し、CANパケットの識別情報と事前設定された識別情報とがうまく合致した後、車載ゲートウェイは、マッピング関係に基づいて、事前設定された識別情報に対応している、ヒューマンマシンインタフェースのメッセージ構築情報及びナビゲーションモジュールのメッセージ構築情報を決定し、ヒューマンマシンインタフェースのメッセージ構築情報に基づいて、ヒューマンマシンインタフェースに送信される第1のイーサネットパケットを決定し、ナビゲーションモジュールのメッセージ構築情報に基づいて、ナビゲーションモジュールに送信される第2のイーサネットパケットを決定する。次いで、車載ゲートウェイは、スイッチを利用することによって、第1のイーサネットパケットをヒューマンマシンインタフェースに送信し、スイッチを利用することによって、第2のイーサネットパケットをナビゲーションモジュールに送信し、それによって、1つのCANパケットが、2つの車載デバイスに、それぞれのイーサネットパケットを利用することによって、それぞれのオペレーションを実行するように指示するために利用される。
結局、この実施形態において提供される車載ゲートウェイ通信方法では、CANパケットの識別情報と事前設定された識別情報とがうまく合致した後、イーサネットパケットを決定するとき、車載ゲートウェイは、CANパケットに基づいてプロトコル変換が実行される後にのみイーサネットパケットを取得することに代えて、事前格納されたマッピング関係をクエリすることによってイーサネットパケットを取得することができる。このようにして、車載ゲートウェイは、事前設定された識別情報に基づいて第2のマッピング関係をサーチすることによって、イーサネットパケットを直接取得することができる。マッピング関係をサーチする計算量は、プロトコル変換の間にCANパケット上で実行されるデータ処理のものより非常に小さいため、既存の車載ゲートウェイに比べ、これは、CANパケットからイーサネットパケットへのプロトコル変換における車載ゲートウェイの速度を大きく改善し、車載ゲートウェイのプロトコル変換効率をさらに改善する。
異なる車両の内部の車載ネットワークについて、CANパケットの表示モードは同じであることが理解されうる。従って、車両の外部のイーサネットパケットの対応する表示モードも同じである。CANパケットをサポートする車載デバイスが、イーサネットパケットを、車載ゲートウェイを通じて、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスに送信するとき、外部の攻撃者は、逆に、イーサネットパケットを利用することによって、車両の内部のCANバス上のデータ表示モードを決定しうる。結果として、車載ネットワークのセキュリティ性能は相対的に低くなる。しかし、図8に示した実施形態において、車載ゲートウェイは、マッピング関係に基づいてイーサネットパケットを決定する方法で、車両の外部に送信されるべきイーサネットパケットを決定する。異なる車両は、CANバス上の異なるデータ表示モードを利用する。例えば、車両1は、車両故障を示すためにCANパケット「1」を利用し、対応するメッセージ構築情報に基づいて決定されるイーサネットパケットは「ABC」であり、車両2は、車両故障を示すためにCANパケット「2」を利用し、対応するメッセージ構築情報に基づいて決定されるイーサネットパケットも「ABC」である。従って、たとえ、2つの車両のCANパケットのデータ表示モードが異なるとしても、同じイーサネットパケットが、依然として、マッピング関係においてマッピングされた同じメッセージ構築情報に基づいて決定されることができる。たとえ、外部の攻撃者がイーサネットパケット「ABC」を取得するとしても、攻撃者は、マッピング関係が決定されない場合、イーサネットパケットに基づいて、逆に、車両の内部のCANバス上のデータ表示モードを決定することができない。これは、車載ネットワークのCANバスのセキュリティ性能を向上させる。
実施形態1の図5に示した手順は、車載ゲートウェイがイーサネットパケットをCANパケットに変換するものであり、実施形態2の図8に示した手順は、車載ゲートウェイがCANパケットをイーサネットパケットに変換するものであることに注意されるべきである。上述した2つの手順は、2つの異なる車載ゲートウェイによって別々に実装されうる。代替的に、上述した2つの手順は、同じ車載ゲートウェイによって実装されてよく、例えば、図2に示したゲートウェイスイッチ又は図3に示した車載ゲートウェイによって実装されうる。イーサネットパケットが受信されるとき、図5に示した手順が、イーサネットパケットからCANパケットに変換するために実行される。CANパケットが受信されるとき、図8に示した手順が、CANパケットからイーサネットパケットに変換するために実行される。
この出願の上述した実施形態において提供される実施形態において、この出願において提供される方法は、車載ゲートウェイの観点から言及され説明されている。この出願の実施形態において提供される方法の機能を実装するために、車載ゲートウェイは、ハードウェア構造及び/又はソフトウェアモジュールを含み、ハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造とソフトウェアモジュールとの組み合わせの形で機能を実装してよい。上述した機能のうちのいずれの機能がハードウェア構造、ソフトウェアモジュール、又はハードウェア構造とソフトウェアモジュールとの組み合わせの形で実行されるかは、特定のアプリケーション及び技術的解決策のデザイン制約に依存する。
図9は、この出願の車載ゲートウェイの実施形態による、模式的構造図である。図9に示した車載ゲートウェイは、この出願の上述した実施形態における車載ゲートウェイの機能を実装するように構成されうる。特に、図9に示した車載ゲートウェイ90は、トランシーバモジュール901と、識別モジュール902と、決定モジュール903と、メッセージ構築モジュール904とを含む。
トランシーバモジュール901は、第1の車載デバイスから第1のメッセージを受信するように構成され、第1のメッセージは、第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルに適合し、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、識別情報を含む。識別モジュール902は、第1のメッセージ内の識別情報を識別するように構成される。決定モジュール903は、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行い、第1のメッセージ内の識別情報に合致する事前設定された識別情報が、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報内に存在するかを決定し、マッチングが成功する場合、メッセージ構築モジュール904にマッチング結果を送信するように構成される。メッセージ構築モジュール904は、決定モジュール903によって送信されたマッチング結果に基づいて、第2のメッセージを生成するように構成され、第2のメッセージは、第2の車載デバイスによってサポートされる第2の通信プロトコルに適合し、第1の通信プロトコルは、第2の通信プロトコルとは異なる。トランシーバモジュール901は、第2のメッセージを送信するようにさらに構成され、第2のメッセージは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される。
この実施形態において提供される車載ゲートウェイは、図4に示した実施形態における車載ゲートウェイ通信方法を実行するように構成されうる。
実施形態1
第1の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであるとき、第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、第2のメッセージは、CANパケットである。
トランシーバモジュール901は、イーサネットパケットを第1の車載デバイスから受信するように構成される。
識別モジュール902は、イーサネットプロトコルの識別情報を決定するように構成される。イーサネットプロトコルの識別情報は、以下のもの、即ち、イーサネットプロトコル内にある、送信元MACアドレスの事前定義されたフラグビット、送信先MACアドレスの事前定義されたフラグビット、及び/又はプロトコルタイプの事前定義されたフラグビットのうちの1つ以上を含む。
決定モジュール903は、イーサネットパケット内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行い、マッチングが成功する場合、マッチング結果をメッセージ構築モジュール904に送信するように構成される。
メッセージ構築モジュール904は、特に、決定モジュールによって送信されたマッチング結果に基づいてCANパケットを生成し、CANパケットを、第2の車載デバイスが位置するCANバスに送信するように構成され、それによって、第2の車載デバイスは、CANバスを利用することによってCANパケットを受信した後、ターゲットオペレーションを実行する。
任意選択で、マッチングが成功するとき、決定モジュール903は、マッチングが成功したことを示すマッチング結果をメッセージ構築モジュール904に送信してよく、それによって、メッセージ構築モジュール904は、マッチング結果に基づいてCANパケットを生成する。マッチングが失敗するとき、決定モジュール903は、また、マッチングが失敗したことを示すマッチング結果をメッセージ構築モジュール904に送信してよく、メッセージ構築モジュール904は、マッチングが失敗したことを示すマッチング結果に基づいてCANパケットを生成するオペレーションを実行しない。
任意選択で、上述した実施形態において、決定モジュール903は、特に、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報が、第1のメッセージの識別情報を含むかどうかをサーチすることによって、第1のメッセージの識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うように構成され、車載ゲートウェイは、少なくとも1つの事前設定された識別情報を格納している。
任意選択で、上述した実施形態において、車載ゲートウェイは、第1のマッピング関係を格納しており、第1のマッピング関係は、事前設定された識別情報と、メッセージ構築情報との間のマッピング関係である。メッセージ構築モジュール904は、特に、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングが成功する場合、うまく合致した事前設定された識別情報に基づいて、対応するメッセージ構築情報を取得し、メッセージ構築情報を利用することによって、第2のメッセージを生成するように構成される。
任意選択で、上述した実施形態において、第1の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、メッセージ構築情報は、CANパケットのCAN IDを含む。言い換えると、メッセージ構築モジュール904は、特に、メッセージ構築情報内のCAN IDに基づいてCANパケットを生成する。
実施形態2
第1の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであるとき、第1のメッセージは、CANパケットであり、第2のメッセージは、イーサネットパケットである。
トランシーバモジュール901は、CANパケットを第1の車載デバイスから受信するように構成される。
識別モジュール902は、CANプロトコルの識別情報を決定する。CANプロトコルの識別情報は、CANパケットのCAN IDを含む。
決定モジュール903は、CANパケット内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行い、マッチングが成功する場合、マッチング結果をメッセージ構築モジュール904に送信するように構成される。
メッセージ構築モジュール904は、特に、決定モジュールによって送信されたマッチング結果に基づいてイーサネットパケットを生成し、イーサネットパケットを第2の車載デバイスに送信するか、又はスイッチを利用することによってイーサネットパケットを第2の車載デバイスに送信するように構成され、それによって、第2の車載デバイスは、受信されたイーサネットパケットを利用することによってターゲットオペレーションを実行する。
任意選択で、マッチングが成功するとき、決定モジュール903は、マッチングが成功したことを示すマッチング結果をメッセージ構築モジュール904に送信してよく、それによって、メッセージ構築モジュール904は、マッチング結果に基づいてイーサネットパケットを生成する。マッチングが失敗するとき、決定モジュール903は、また、マッチングが失敗したことを示すマッチング結果をメッセージ構築モジュール904に送信してよく、メッセージ構築モジュール904は、マッチングが失敗したことを示すマッチング結果に基づいてイーサネットパケットを生成するオペレーションを実行しない。
任意選択で、上述した実施形態において、決定モジュール903は、特に、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報が、第1のメッセージの識別情報を含むかどうかをサーチすることによって、第1のメッセージの識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うように構成され、車載ゲートウェイは、少なくとも1つの事前設定された識別情報を格納している。
任意選択で、上述した実施形態において、車載ゲートウェイは、第1のマッピング関係を格納しており、第1のマッピング関係は、事前設定された識別情報と、メッセージ構築情報との間のマッピング関係である。メッセージ構築モジュール904は、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングが成功する場合、うまく合致した事前設定された識別情報に基づいて、対応するメッセージ構築情報を取得し、メッセージ構築情報を利用することによって、第2のメッセージを生成するようにさらに構成される。
任意選択で、上述した実施形態において、メッセージ構築情報は、以下のもの、即ち、イーサネットパケットのプロトコルタイプ、イーサネットパケット内の、送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスの事前定義されたフラグのうちの1つ以上を含む。
上述した実施形態において提供される車載ゲートウェイは、この出願の上述した実施形態における車載ゲートウェイ通信方法を実行するように構成されうる。車載ゲートウェイ通信方法の実装及び原理は、この出願の上述した実施形態における車載ゲートウェイ通信方法のものと同じである。詳細については再度説明されない。
この出願のこの実施形態におけるモジュールへの分割は例であり、単なる論理的な機能分割であり、実際の実装では他の分割であってよい。加えて、この出願の実施形態における機能モジュールは、1つのプロセッサに統合されてよく、又はモジュールのそれぞれは、物理的に単独で存在してよく、又は2つ以上のモジュールが1つのモジュールに統合される。統合されたモジュールは、ハードウェアの形で実装されてよく、又はソフトウェア機能モジュールの形で実装されてよい。
図10は、この出願の車載ゲートウェイの実施形態による、模式的構造図である。図10に示す車載ゲートウェイは、上述した車載ゲートウェイ通信方法における車載ゲートウェイの機能を実装するように構成されうる。車載ゲートウェイ1000は、第1の通信インターフェース1010と、第2の通信インターフェース1011と、プロセッサ1020と、メモリ1030とを含む。第1の通信インターフェース1010は、トランシーバ、回路、バス、又は他の形のインターフェースであってよく、伝送媒体を利用することによって他のデバイスと通信するように構成される。第2の通信インターフェース1011は、トランシーバ、回路、バス、又は他の形のインターフェースであってよく、伝送媒体を利用することによって他のデバイスと通信するように構成される。第1の通信インターフェース1010、第2の通信インターフェース1011、プロセッサ1020、及びメモリ1030は接続されている。この出願の実施形態における接続は、装置間、ユニット間、又はモジュール間の間接的な接続又は通信接続であり、電気的、機械的、又は他の形で実装されてよく、装置間、ユニット間、又はモジュール間の情報交換に利用される。
第1の通信インターフェース1010、第2の通信インターフェース1011、プロセッサ1020、及びメモリ1030の間の具体的な接続媒体は、この出願のこの実施形態において限定されない。この出願のこの実施形態において、図10では、第1の通信インターフェース1010、第2の通信インターフェース1011、メモリ1030、及びプロセッサ1020は、バス1040を利用することによって接続されている。バスは、図10では太線を利用することによって表現されている。他のコンポーネント間の接続の方法は、単に説明のための例であり、限定を構成しない。バスは、アドレスバス、データバス、制御バスなどに分類されうる。表現を容易にするため、図10では1本の太線のみがバスを表現するために利用されているが、これは、1つのバスのみ又は1つのタイプのバスのみがあることを意味するものではない。
例えば、図10に示した車載ゲートウェイにおいて、第1の通信インターフェース1010は、第1のメッセージを第1の車載デバイスから受信し、第1のメッセージをプロセッサ1020に送信するように構成され、第1のメッセージは、第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルに適合し、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される。メモリ1030は、命令を格納しており、プロセッサ1020が命令を呼び出して実行するとき、プロセッサ1020は、第1のメッセージを第1の通信インターフェース1010から受信した後、第1のメッセージ内の識別情報を識別し、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行い、第1のメッセージ内の識別情報に合致する事前設定された識別情報が、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報内に存在するかどうかを決定し、マッチング結果に基づいて第2のメッセージを生成することが可能になる。プロセッサ1020は、第2のメッセージを第2の通信インターフェース1011に送信するようにさらに構成される。第2の通信インターフェース1011は、第2のメッセージを送信するようにさらに構成され、第2のメッセージは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される。
任意選択で、図10に示した実施形態において、第1の通信インターフェース1010は、車載ゲートウェイ1000によって、第1の車載デバイスと通信するために利用されるインターフェースであってよく、第2の通信インターフェース1011は、車載ゲートウェイ1000によって、第2の車載デバイスと通信するために利用されるインターフェースであってよい。第1の通信インターフェース1010及び第2の通信インターフェース1011は、車載ゲートウェイ1000内の異なる通信インターフェースであってよいし、又は、第1の通信インターフェース1010及び第2の通信インターフェース1011は、車載ゲートウェイ1000内の同じ通信インターフェースであってよい。このことは、この出願において限定されない。
例えば、第1の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージはCANパケットであり、第2のメッセージはイーサネットパケットである。図10に示した車載ゲートウェイにおいて、第1の通信インターフェース1010は、CANバスから、第1の車載デバイスによって送信されたCANパケットを受信し、CANパケットをプロセッサ1020に送信するように構成される。CANパケットを第1の通信インターフェース1010から受信した後、プロセッサ1020は、CANパケット内の識別情報を識別し、CANパケット内の識別情報と、車載ゲートウェイ内の事前設定された識別情報とのマッチングを行い、CANパケット内の識別情報に合致する事前設定された識別情報が、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報内に存在するかどうかを決定し、マッチング結果に基づいてイーサネットパケットを生成する。プロセッサ1020は、イーサネットパケットを第2の通信インターフェース1011に送信するようにさらに構成される。第2の通信インターフェース1011は、イーサネットパケットをスイッチに送信するようにさらに構成され、それによって、スイッチは、イーサネットパケットを、対応する第2の車載デバイスに送信し、イーサネットパケットは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される。
他の例では、第1の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、第2のメッセージはCANパケットである。図10に示した車載ゲートウェイにおいて、第1の通信インターフェース1010は、スイッチから、第1の車載デバイスによって送信されたイーサネットパケットを受信し、イーサネットパケットをプロセッサ1020に送信するように構成されうる。イーサネットパケットを第1の通信インターフェース1010から受信した後、プロセッサ1020は、イーサネットパケット内の識別情報を識別し、イーサネットパケット内の識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行い、イーサネットパケット内の識別情報に合致する事前設定された識別情報が、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報内に存在するかどうかを決定し、マッチング結果に基づいてCANパケットを生成する。プロセッサ1020は、CANパケットを第2の通信インターフェース1011に送信するようにさらに構成される。第2の通信インターフェース1011は、CANパケットをCANバスに送信するように構成され、CANパケットは、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される。
第1のメッセージ及び第2のメッセージの具体的な内容については、方法の例における詳細な説明を参照されたい。詳細については本明細書で再び説明されない。代替的に、例えば、プロセッサ1020は、うまく合致した事前設定された識別情報に基づいて、対応するメッセージ構築情報を取得し、メッセージ構築情報を利用することによって、第2のメッセージを生成するようにさらに構成されうる。詳細については、方法の例における詳細な説明を参照されたい。詳細については本明細書で再び説明されない。
この出願の実施形態において、プロセッサは、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ、特定用途向け集積回路、フィールドプログラマブルゲートアレイ又は他のプログラム可能な論理デバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタ論理デバイス、又はディスクリートハードウェアコンポーネントであってよく、この出願の実施形態において開示された方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装又は実行しうる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサ又は任意の従来のプロセッサなどであってよい。この出願の実施形態に関連して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサによって直接的に実行されてよく、又はプロセッサのハードウェアとソフトウェアモジュールとの組み合わせを利用することによって実行されてよい。
この出願のこの実施形態において、メモリは、ハードディスクドライブ(hard disk drive, HDD)又はソリッドステートドライブ(solid-state drive, SSD)などの不揮発性メモリであってよいし、又は、ランダムアクセスメモリ(random access memory, RAM)などの揮発性メモリ(volatile memory)であってよい。メモリは、期待されるプログラムコードを命令又はデータ構造の形で搬送し又は格納するように構成されることができ、コンピュータによってアクセスされることができる任意の他の媒体である。しかし、メモリはそれに限定されない。この出願の実施形態におけるメモリは、代替的に、ストレージ機能を実装することができ、プログラム命令及び/又はデータを格納するように構成される回路又は任意の他の装置であってよい。
図11は、この出願のインテリジェント車両の実施形態による、模式的構造図である。図11に示すように、この実施形態において提供されるインテリジェント車両110は、第1の車載デバイス1101と、第2の車載デバイス1103と、図9の任意の実施形態による車載ゲートウェイ1102とを含む。第1の車載デバイス1101は、第1のメッセージを車載ゲートウェイ1102に送信するように構成され、第1のメッセージは、第1の車載デバイス1101によってサポートされる第1の通信プロトコルに適合し、第1のメッセージは、第2の車載デバイス1103にターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、第1のメッセージは、識別情報を含む。車載ゲートウェイ1102は、第1のメッセージを第1の車載デバイス1101から受信し、第1のメッセージ内の識別情報を識別するように構成される。車載ゲートウェイ1102は、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ1102内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うようにさらに構成される。マッチングが成功する場合、車載ゲートウェイ1102は、第2のメッセージを送信し、第2のメッセージは、第2の車載デバイス1103にターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、第1のメッセージに基づいて生成され、第2の車載デバイス1103によってサポートされる第2の通信プロトコルに適合し、第1の通信プロトコルは、第2の通信プロトコルとは異なる。詳細については、方法の例における詳細な説明を参照されたい。詳細については本明細書で再び説明されない。
任意選択で、上述した実施形態において、第1の車載デバイス1101が、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイス1103が、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージはCANパケットであり、第2のメッセージはイーサネットパケットである。
第1の車載デバイス1101は、イーサネットパケットを車載ゲートウェイ1102に送信する。第1の車載デバイス1101は、イーサネットパケットを車載ゲートウェイ1102に直接送信してよく、又はスイッチを利用することによってイーサネットパケットを車載ゲートウェイ1102に送信してよい。第1の車載デバイス1101によって送信されたイーサネットパケットを受信した後、車載ゲートウェイ1102は、イーサネットパケット内の識別情報のマッチングを行い、マッチングが成功するとき、CANパケットを生成する。車載ゲートウェイ1102は、生成されたCANパケットを、第2の車載デバイス1103が位置するCANバスに送信し、それによって、CANバスから、車載ゲートウェイ1102によって送信されたCANパケットを受信した後、第2の車載デバイス1103は、CANパケットに基づいてターゲットオペレーションを実行する。
任意選択で、上述した実施形態において、車載ゲートウェイ1102は、特に、ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報が、第1のメッセージの識別情報を含むかどうかをサーチすることによって、第1のメッセージの識別情報と、ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うように構成され、車載ゲートウェイは、少なくとも1つの事前設定された識別情報を格納している。識別情報は、以下のもの、即ち、イーサネットパケット内にある、送信元MACアドレスの事前定義されたフラグビット、送信先MACアドレスの事前定義されたフラグビット、及び/又はプロトコルタイプの事前定義されたフラグビットのうちの1つ以上を含む。
任意選択で、上述した実施形態において、車載ゲートウェイ1102は、第1のマッピング関係を格納しており、第1のマッピング関係は、事前設定された識別情報と、メッセージ構築情報との間のマッピング関係である。車載ゲートウェイ1102は、特に、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ1102内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングが成功する場合、うまく合致した事前設定された識別情報に基づいて、対応するメッセージ構築情報を取得し、メッセージ構築情報及び第1のメッセージを利用することによって、第2のメッセージを生成するように構成される。メッセージ構築情報は、CANパケットのCAN IDを含む。
代替的に、第1の車載デバイス1101が、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、第2の車載デバイス1103が、CANプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、第2のメッセージは、CANパケットである。
この場合、第1の車載デバイス1101は、CANパケットをCANバスに送信する。第1の車載デバイス1101によって、CANバスを利用することによって送信されたCANパケットを受信した後、車載ゲートウェイ1102は、CANパケット内の識別情報のマッチングを行い、マッチングが成功したとき、イーサネットパケットを生成する。車載ゲートウェイ1102は、イーサネットパケットを第2の車載デバイス1103に送信する。車載ゲートウェイは、イーサネットパケットを第2の車載デバイス1103に直接送信してよく、又はスイッチを利用することによってイーサネットパケットを車載ゲートウェイ1103に送信してよく、それによって、第2の車載デバイス1103は、受信されたイーサネットパケットに基づいてターゲットオペレーションを実行する。
任意選択で、上述した実施形態において、車載ゲートウェイ1102は、特に、ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報が、第1のメッセージの識別情報を含むかどうかをサーチすることによって、第1のメッセージ内の識別情報と、ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うように構成され、車載ゲートウェイは、少なくとも1つの事前設定された識別情報を格納している。識別情報は、CANパケットのCAN IDを含む。
任意選択で、上述した実施形態において、車載ゲートウェイ1102は、第1のマッピング関係を格納しており、第1のマッピング関係は、事前設定された識別情報と、メッセージ構築情報との間のマッピング関係である。車載ゲートウェイ1102は、特に、第1のメッセージ内の識別情報と、車載ゲートウェイ1102内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングが成功する場合、うまく合致した事前設定された識別情報に基づいて、対応するメッセージ構築情報を取得し、メッセージ構築情報及び第1のメッセージを利用することによって、第2のメッセージを生成するように構成される。メッセージ構築情報は、以下のもの、即ち、イーサネットパケットのプロトコルタイプ、イーサネットパケット内の送信元MACアドレス及び送信先MACアドレスの事前定義されたフラグのうちの1つ以上を含む。
この出願の実施形態における上述した方法の全て又はいくつかは、ソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせを用いて実装されうる。ソフトウェアが、実施形態を実装するために利用されるとき、実施形態は、完全に又は部分的にコンピュータプログラム製品の形で実装されうる。コンピュータプログラム製品は、1つ以上のコンピュータ命令を含む。コンピュータプログラム命令がコンピュータ上にロードされて実行されるとき、本発明の実施形態による手順又は機能が全て又は部分的に生成される。コンピュータは、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、コンピュータネットワーク、ネットワークデバイス、ユーザデバイス、又は他のプログラム可能な装置であってよい。コンピュータ命令は、コンピュータ可読記録媒体に格納されてよく、又はコンピュータ可読記録媒体から他のコンピュータ可読記録媒体に伝送されてよい。例えば、コンピュータ命令は、有線(例えば、同軸ケーブル、光ファイバ、又はデジタルサブスクライバライン(digital subscriber line, 略してDSL))又は無線(例えば、赤外、無線、又はマイクロ波)方式で、ウェブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタから他のウエブサイト、コンピュータ、サーバ、又はデータセンタに伝送されうる。コンピュータ可読記録媒体は、コンピュータによってアクセス可能な任意の利用可能な媒体、又は、サーバ又はデータセンタなどの、1つ以上の利用可能な媒体を統合しているデータストレージデバイスであってよい。利用可能な媒体は、磁気媒体(例えば、フロッピーディスク、ハードディスク、又は磁気テープ)、光媒体(例えば、デジタルビデオディスク(digital video disc, 略してDVD))、半導体媒体(例えば、SSD)などであってよい。
明らかに、当業者は、この出願の範囲を逸脱することなく、この出願に様々な修正及び変形を加えることができる。それらが以下の特許請求の範囲によって定義される保護範囲及びそれらの等価技術に収まる限り、この出願は、この出願のこれらの修正及び変形をカバーすることが意図されている。

Claims (14)

  1. 車載ゲートウェイ通信方法であって、
    第1のメッセージを第1の車載デバイスから受信するステップであって、前記第1のメッセージは、前記第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルに適合し、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、かつ識別情報を含み、前記第1のメッセージの前記識別情報は、送信元MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、送信先MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、プロトコルタイプの事前定義されたフラグビットとのうちの1つ以上に関する情報を含む、ステップと、
    前記第1のメッセージ内の前記識別情報を識別するステップと、
    前記第1のメッセージ内の前記識別情報と、車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行うステップと、
    前記マッチングが成功する場合に第2のメッセージを送信するステップであって、前記第2のメッセージは、前記第2の車載デバイスに前記ターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、前記第2のメッセージは、前記第1のメッセージ上でのプロトコル変換を実行することによって生成され、前記第2のメッセージは、前記第2の車載デバイスによってサポートされる第2の通信プロトコルに適合し、前記第1の通信プロトコルは、前記第2の通信プロトコルとは異なる、ステップと、
    を含む、車載ゲートウェイ通信方法。
  2. 前記第1の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスであり、かつ前記第2の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、前記第1のメッセージは、CANパケットであり、前記第2のメッセージは、イーサネットパケットである、
    請求項1に記載の方法。
  3. 前記第1の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、かつ前記第2の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、前記第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、前記第2のメッセージは、CANパケットである、
    請求項1に記載の方法。
  4. 前記第1のメッセージ内の前記識別情報と、前記車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行う前記ステップは、
    前記車載ゲートウェイ内に格納されている前記事前設定された識別情報が、前記第1のメッセージの前記識別情報を含むかどうかをサーチすることによって、前記第1のメッセージの前記識別情報と、前記車載ゲートウェイ内に格納されている前記事前設定された識別情報とのマッチングを行うステップであって、前記車載ゲートウェイは、少なくとも1つの前記事前設定された識別情報を格納している、ステップを含む、
    請求項1~3のいずれか1項に記載の方法。
  5. 前記マッチングが成功する場合、第2のメッセージを送信する前記ステップは、特に、
    前記車載ゲートウェイがマッピング関係を格納しており、かつ前記マッピング関係が、前記事前設定された識別情報とメッセージ構築情報との間のマッピング関係である、ことと、
    前記第1のメッセージ内の前記識別情報と、前記車載ゲートウェイ内に格納されている前記事前設定された識別情報との前記マッチングが成功する場合に、うまく合致した前記事前設定された識別情報に基づいて、対応するメッセージ構築情報が取得される、ことと、
    前記第2のメッセージが、前記メッセージ構築情報を利用することによって生成される、ことと、を含む、
    請求項1に記載の方法。
  6. 前記第2のメッセージは、CANパケットであり、前記メッセージ構築情報は、前記CANパケット内のCAN IDを含む、
    請求項に記載の方法。
  7. 車載ゲートウェイであって、
    第1のメッセージを第1の車載デバイスから受信することであって、前記第1のメッセージは、前記第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルに適合し、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、かつ識別情報を含み、前記第1のメッセージの前記識別情報は、送信元MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、送信先MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、プロトコルタイプの事前定義されたフラグビットとのうちの1つ以上に関する情報を含む、ことを行うように構成されたトランシーバモジュールと、
    前記第1のメッセージ内の前記識別情報を識別するように構成された識別モジュールと、
    前記第1のメッセージ内の前記識別情報と、前記車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行い、前記第1のメッセージ内の前記識別情報に合致する事前設定された識別情報が、前記車載ゲートウェイ内に格納されている前記事前設定された識別情報内に存在するかどうかを決定し、前記マッチングが成功する場合、マッチング結果をメッセージ構築モジュールに送信するように構成された決定モジュールと、
    前記決定モジュールによって送信された前記マッチング結果に基づいて、前記第1のメッセージ上でのプロトコル変換を実行することによって第2のメッセージを生成することであって、前記第2のメッセージは、前記第2の車載デバイスによってサポートされる第2の通信プロトコルに適合し、前記第1の通信プロトコルは、前記第2の通信プロトコルとは異なる、ことを行うように構成された前記メッセージ構築モジュールと、を含み、
    前記トランシーバモジュールは、前記第2のメッセージを送信することであって、前記第2のメッセージは、前記第2の車載デバイスに前記ターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用される、ことを行うようにさらに構成される、
    車載ゲートウェイ。
  8. 前記第1の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、かつ前記第2の車載デバイスがCANプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、前記第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、前記第2のメッセージは、CANパケットである、
    請求項に記載の車載ゲートウェイ。
  9. 前記決定モジュールは、特に、前記車載ゲートウェイ内に格納されている前記事前設定された識別情報が、前記第1のメッセージの前記識別情報を含むかどうかをサーチすることによって、前記第1のメッセージの前記識別情報と、前記車載ゲートウェイ内に格納されている前記事前設定された識別情報とのマッチングを行うことであって、前記車載ゲートウェイは、少なくとも1つの前記事前設定された識別情報を格納している、ことを行うように構成される、
    請求項7又は8に記載の車載ゲートウェイ。
  10. 前記車載ゲートウェイは、第1のマッピング関係を格納しており、前記第1のマッピング関係は、前記事前設定された識別情報とメッセージ構築情報との間のマッピング関係であり、
    前記メッセージ構築モジュールは、前記第1のメッセージ内の前記識別情報と、前記車載ゲートウェイ内に格納されている前記事前設定された識別情報との前記マッチングが成功する場合、うまく合致した前記事前設定された識別情報に基づいて、対応するメッセージ構築情報を取得し、前記メッセージ構築情報を利用することによって前記第2のメッセージを生成するようにさらに構成される、
    請求項に記載の車載ゲートウェイ。
  11. インテリジェント車両であって、第1の車載デバイスと、第2の車載デバイスと、車載ゲートウェイとを含み、
    前記第1の車載デバイスは、第1のメッセージを前記車載ゲートウェイに送信することであって、前記第1のメッセージは、前記第1の車載デバイスによってサポートされる第1の通信プロトコルに適合し、第2の車載デバイスにターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、かつ識別情報を含み、前記第1のメッセージの前記識別情報は、送信元MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、送信先MACアドレスの事前定義されたフラグビットと、プロトコルタイプの事前定義されたフラグビットとのうちの1つ以上に関する情報を含む、ことを行うように構成され、
    前記車載ゲートウェイは、前記第1のメッセージを前記第1の車載デバイスから受信し、前記第1のメッセージ内の前記識別情報を識別するように構成され、
    前記車載ゲートウェイは、前記第1のメッセージ内の前記識別情報と、前記車載ゲートウェイ内に格納されている事前設定された識別情報とのマッチングを行い、前記マッチングが成功する場合、第2のメッセージを送信することであって、前記第2のメッセージは、前記第2の車載デバイスに前記ターゲットオペレーションを実行するように指示するために利用され、前記第2のメッセージは、前記第1のメッセージ上でのプロトコル変換を実行することによって生成され、前記第2のメッセージは、前記第2の車載デバイスによってサポートされる第2の通信プロトコルに適合し、前記第1の通信プロトコルは、前記第2の通信プロトコルとは異なる、ことを行うようにさらに構成される、
    インテリジェント車両。
  12. 前記第1の車載デバイスが、イーサネットプロトコルをサポートする車載デバイスであり、かつ前記第2の車載デバイスが、CANプロトコルをサポートする車載デバイスである場合、前記第1のメッセージは、イーサネットパケットであり、前記第2のメッセージは、CANパケットである、
    請求項11に記載のインテリジェント車両。
  13. 前記車載ゲートウェイは、特に、
    前記車載ゲートウェイ内に格納されている前記事前設定された識別情報が、前記第1のメッセージの前記識別情報を含むかどうかをサーチすることによって、前記第1のメッセージの前記識別情報と、前記車載ゲートウェイ内に格納されている前記事前設定された識別情報とのマッチングを行うことであって、前記車載ゲートウェイは、少なくとも1つの前記事前設定された識別情報を格納している、ことを行うように構成される、
    請求項11又は12に記載のインテリジェント車両。
  14. 前記車載ゲートウェイは、第1のマッピング関係を格納しており、前記第1のマッピング関係は、前記事前設定された識別情報とメッセージ構築情報との間のマッピング関係であり、
    前記車載ゲートウェイは、特に、前記第1のメッセージ内の前記識別情報と、前記車載ゲートウェイ内に格納されている前記事前設定された識別情報との前記マッチングが成功する場合に、うまく合致した前記事前設定された識別情報に基づいて、対応するメッセージ構築情報を取得し、前記メッセージ構築情報を利用することによって前記第2のメッセージを生成するように構成される、
    請求項11に記載のインテリジェント車両。
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