JP7243267B2 - 通貨処理装置 - Google Patents

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この発明は、通貨処理装置に関し、特に、通貨を収納する収納庫を備える通貨処理装置に関する。
従来、通貨を収納する収納庫を備える通貨処理装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、紙幣を鑑別する紙幣鑑別センサと、千円紙幣を収納する千円紙幣収納庫と、千円紙幣以外の複数の金種の紙幣を収納する混合庫と、精査庫と、精査処理を行う精査制御部と、を備える通貨処理装置が開示されている。なお、精査庫は、千円紙幣収納庫および混合庫に収納された紙幣を精査処理の際に一時的に収納する。この特許文献1に記載の通貨処理装置では、入金された紙幣は、紙幣鑑別センサによって鑑別された後、金種に応じて紙幣収納庫内の精査庫、千円紙幣収納庫および混合庫のいずれかに収納されるように構成されている。
特開2018-25923号公報
上記特許文献1の通貨処理装置において、入金された紙幣は、紙幣鑑別センサ(入金鑑別部)によって鑑別された後、金種に応じて、紙幣収納庫内の精査庫、千円紙幣収納庫(千円庫)および混合庫のいずれかに収納される。しかしながら、上記特許文献1の通貨処理装置では、紙幣(通貨)の搬送先の収納庫の収納枚数が上限を超えた場合、入金を行うことはできない。そのため、多数の同一金種の通貨が入金された際に、入金の途中に搬送先の収納庫の収納枚数が上限に達して、入金が完了できずに取引(入金処理)が中断される場合がある。そこで、多数の同一金種の通貨が入金された際に、搬送先の収納庫の収納枚数が上限を超えても、入金が中断されないようにすることが望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、多数の同一金種の通貨が入金された際に、搬送先の収納庫の収納枚数が上限を超えても、入金が中断されないようにすることが可能な通貨処理装置を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面による通貨処理装置は、入金された通貨の金種を鑑別する入金鑑別部と、少なくとも、第1の金種の通貨を収納する第1収納庫、第2の金種の通貨を収納する第2収納庫および通貨をユーザが回収可能に収納する回収庫を含む通貨収納部と、通貨を第1収納庫、第2収納庫および回収庫に搬送する搬送部と、第2の金種の通貨が入金された際に、第2収納庫に収納された通貨の枚数が所定収納枚数以上の場合、第1収納庫に第2の金種の通貨を収納した後に第1収納庫から回収庫に、第2の金種の通貨を収納するように搬送部の制御を行う制御部と、を備える。なお、通貨は、硬貨などの貨幣と、銀行券などの紙幣とを含む。
上記一の局面による通貨処理装置では、上記のように、第2の金種の通貨が入金された際に、第2収納庫に収納された通貨の枚数が所定収納枚数以上の場合、第1収納庫または回収庫に、第2の金種の通貨を収納するように搬送部の制御を行う制御部を備える。これにより、第2の金種の通貨の搬送先である第2収納庫の収納枚数が上限を超えた場合でも、第1収納庫または回収庫に第2の金種の通貨を収納することができる。そのため、搬送先の収納庫の収納枚数が上限を超えた場合でも入金を行うことができる。その結果、多数の同一金種の通貨が入金された際に、搬送先の収納庫の収納枚数が上限を超えても、入金が中断されないようにすることができる。
上記一の局面による通貨処理装置において、好ましくは、制御部は、第2収納庫に収納された通貨としての紙幣の枚数が所定収納枚数以上の場合、第1収納庫に第2の金種の通貨を収納するように搬送部の制御を行うように構成されている。このように構成すれば、多数の同一金種の紙幣が入金された際に、搬送先の収納庫の収納枚数が上限を超えても、紙幣の入金が中断されないようにすることが可能な通貨処理装置を提供することができる。
上記一の局面による通貨処理装置において、好ましくは、制御部は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、第1収納庫に収納された第2の金種の通貨を回収庫に収納するように搬送部の制御を行うように構成されている。このように構成すれば、第1収納庫に収納された第2の金種の通貨は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理の後に、回収庫に収納される。すなわち、第1収納庫に収納された第2の金種の通貨は、入金処理のたびに、回収庫に収納される。これにより、出金の際には、第1の金種の通貨が、第1収納庫において通貨が搬出される側(搬送部に近い側)に常に配置される。その結果、第1収納庫に収納された第1の金種の通貨を出金する際に、第1の金種の通貨を迅速に出金することができる。
上記一の局面による通貨処理装置において、好ましくは、通貨収納部のそれぞれの収納庫に収納された通貨の金種と枚数とを記憶する記憶部をさらに備え、制御部は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、記憶部に記憶された通貨の金種と枚数とに基づいて、第1収納庫に収納された第2の金種の通貨を回収庫に収納するように搬送部の制御を行うように構成されている。このように構成すれば、第1収納庫に収納された第2の金種の通貨の枚数を記憶部が記憶する。これにより、記憶部に記憶された通貨の金種と枚数とに基づいて、入金処理のたびに行われる第1収納庫に収納された第2の金種の通貨を回収庫に収納させる搬送部の制御をより正確に行うことができる。
この場合、好ましくは、制御部は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、記憶部に記憶された通貨の金種と枚数とに基づいて、第2収納庫に収納された出金の際に釣銭として用いない金種の通貨を回収庫に搬送する制御を行うように構成されている。このように構成すれば、第2収納庫に収納された釣銭として用いない金種の通貨は、入金処理のたびに、回収庫に収納される。これにより、釣銭として用いられる金種の通貨が、第2収納庫において通貨が搬出される側(搬送部に近い側)に配置されるので、第2収納庫に収納された通貨を釣銭として用いる出金の際に、釣銭として用いる金種の通貨を迅速に出金することができる。
上記一の局面による通貨処理装置において、好ましくは、第1収納庫は、第2収納庫よりも収納可能な通貨としての紙幣の枚数が多くなるように構成されており、第2収納庫は、第2の金種の通貨を含む複数の金種の通貨としての紙幣を収納する収納庫である。このように構成すれば、第1収納庫に収納可能な通貨の枚数が比較的多くなるので、第2収納庫に収納できない第1の金種の通貨を、容易に、第1収納庫に収納することができる。また、複数の金種の通貨を第2収納庫にまとめて収納することができる。これにより、複数の金種毎に収納庫を設ける必要がないので、第2収納庫に第2の金種の通貨のみを収納する場合に比べて、部品点数の増加を抑制することができる。
上記一の局面による通貨処理装置において、好ましくは、所定収納枚数は、第2収納庫内に収納可能な収納枚数よりも少ない収納枚数である。このように構成すれば、第2収納庫に収納された通貨の枚数が所定収納枚数以上の場合に、第2の金種の通貨と第2の金種の通貨以外の通貨が連続して入金されても、第2の金種の通貨以外の通貨を第2収納庫に収納することができる。これにより、第2の金種の通貨が第2収納庫に収納できても、第2の金種の通貨以外の通貨が第2収納庫に収納できないことにより、第2の金種の通貨以外の通貨の入金が完了できず、取引(入金処理)の中断が発生することを抑制することができる。
上記一の局面による通貨処理装置において、好ましくは、通貨は、紙幣であるとともに、第1の金種の通貨は、最も低額な紙幣であり、第2の金種の通貨は、最も高額な紙幣である。ここで、高額の商品が購入される際には、最も高額な紙幣が多数入金される場合がある。そこで、上記一の局面による通貨処理装置のように構成することによって、高額の商品が購入される際に、最も高額な紙幣が多数入金された場合でも、搬送先の収納庫(第2収納庫)の収納枚数の上限を超えて、最も高額な紙幣が入金される。これにより、最も高額の紙幣が多数入金された場合でも、多数の同一金種の紙幣が入金された際に、搬送先の収納庫の収納枚数が上限を超えても、入金が中断されないようにすることが可能な通貨処理装置を提供することができる。
本発明によれば、上記のように、多数の同一金種の通貨が入金された際に、搬送先の収納庫の収納枚数が上限を超えても、入金が中断されないようにすることが可能な通貨処理装置を提供することができる。
本発明の一実施形態による通貨処理装置を備える通貨処理システムを示したブロック図である。 本発明の一実施形態による通貨処理装置の各部の構成を説明するための図である。 本発明の一実施形態による通貨処理装置の一時拡張処理を説明するための図である。 本発明の一実施形態による通貨処理装置の一時拡張処理後の千円庫の上澄み動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態による通貨処理装置の混合庫の上澄み動作を説明するための図である。 本発明の一実施形態による通貨処理装置の第1変形例による各部の構成を説明するための図である。
以下、本発明を具体化した実施形態を図面に基づいて説明する。
(通貨処理装置の全体構成)
図1および図2を参照して、本実施形態による通貨処理装置100の構成について説明する。
図1に示す本実施形態による通貨処理装置100は、通貨処理システム300に含まれている。通貨処理システム300は、紙幣(銀行券)を処理する通貨処理装置100と、POS(point of sales)レジスタ装置200とを含む。通貨処理装置100は、紙幣を収納可能に構成されている。また、通貨処理装置100は、釣銭として、紙幣を出金するように構成されている。また、通貨処理システム300は、スーパーマーケットなどの店舗に設置されて、POSシステムの一部を構築する装置である。通貨処理システム300は、販売者(ユーザ)が会計などを行う際に用いられる。また、通貨処理システム300は、硬貨を収納し、釣銭として、貨幣を出金するように構成されている硬貨処理装置(図示せず)を含む。
通貨処理装置100は、図1に示すように、通貨収納部1と、搬送部3と、制御部4と、記憶部5とを備える。また、搬送部3には、入金鑑別部31と、出金鑑別部32とが設けられている。また、通貨処理装置100とPOSレジスタ装置200とは通信可能に接続されている。具体的には、通貨処理装置100の制御部4と、POSレジスタ装置200との間において、通信信号の送受信が行なわれる。通信信号の送受信は、有線通信により行われる。なお、通信信号の送受信は、無線通信により行ってもよい。また、通貨収納部1は、千円庫11と、混合庫12と、回収庫13と、精査庫14とを含む複数の収納庫で構成されている。
通貨処理装置100は、図2に示すように、搬送部3は、入金鑑別部31と、出金鑑別部32とを備える。また、通貨処理装置100は、入金口6と、出金口7とを備える。また、通貨収納部1(千円庫11、混合庫12、回収庫13および精査庫14)、入金口6および出金口7は、搬送部3に接続されている。
千円庫11は、千円紙幣21が収納される収納庫である。本実施形態では、千円庫11は、混合庫12よりも収納可能な通貨としての紙幣の枚数が多くなるように構成されている。また、千円紙幣21は、入金時および出金時において、処理される枚数が最も多い。そのため、千円庫11は、通貨収納部1の各収納庫(千円庫11、混合庫12、回収庫13および精査庫14)の中でも紙幣の収納可能枚数が最も多くなるように構成されている。なお、千円庫11は、特許請求の範囲の「第1収納庫」の一例である。また、千円紙幣21は、最も低額な紙幣であり、特許請求の範囲の「第1の金種の通貨」の一例である。
混合庫12は、二千円紙幣24、五千円紙幣23および一万円紙幣22が収納される収納庫である。なお、混合庫12は、特許請求の範囲の「第2収納庫」の一例である。また、一万円紙幣22は、最も高額な紙幣であり、特許請求の範囲の「第2の金種の通貨」の一例である。
回収庫13は、釣銭として用いられない紙幣、たとえば、一万円紙幣22、二千円紙幣24および旧紙幣(図示せず)などが収納される収納庫である。回収庫13は、ユーザが通貨処理装置100に収納されている紙幣を回収可能に構成されている。具体的には、回収庫13は、通貨処理装置100に対して着脱可能に構成されている。これにより、ユーザは、収納された紙幣を回収庫13ごと回収することが可能である。
精査庫14は、精査処理を行う際に、千円庫11および混合庫12に収納されている紙幣を一時的に収納する収納庫である。なお、精査処理とは、千円庫11および混合庫12に収納された紙幣の枚数を再計数する処理である。また、精査庫14には、後述する上澄み動作の際に、破れなどで判別できなかった紙幣(損券)が収納(退避)される。
また、千円庫11、混合庫12および精査庫14の各々に、たとえば、プッシャー板(図示せず)などを設けて、これらの収納庫内を一時保留部と収納部とに区分けできるように構成してもよい。
搬送部3は、搬送機構(図示せず)を含み、制御部4の制御に基づいて、通貨処理装置100内の紙幣の搬送を行う。搬送部3は、通貨処理装置100内において、紙幣を搬送するように構成されている。具体的には、搬送部3は、入金口6から入金された紙幣を、金種に応じて千円庫11または混合庫12に搬送するように構成されている。また、搬送部3は、精査処理時において、千円庫11または混合庫12に収納された紙幣を精査庫14に搬送するように構成されている。また、搬送部3は、出金時において、混合庫12に収納された紙幣を精査庫14または出金口7に搬送するように構成されている。また、搬送部3は、出金時において、千円庫11に収納された紙幣を出金口7に搬送するように構成されている。また、搬送部3は、ユーザが通貨処理装置100に収納されている紙幣を回収する回収時において、千円庫11、混合庫12および精査庫14に収納された紙幣を回収庫13または出金口7に搬送するように構成されている。また、搬送部3は、精査処理終了時において、精査庫14に収容された紙幣を、紙幣が元々収納されていた収納庫(千円庫11または混合庫12)に戻す場合に、精査庫14の紙幣を搬送するように構成されている。また、搬送部3は、後述する上澄み動作時において、千円庫11または混合庫12に収納された釣銭として用いない紙幣(二千円紙幣24および一万円紙幣22)を回収庫13または精査庫14に搬送するように構成されている。
入金鑑別部31は、入金された紙幣(通貨)の金種を鑑別するように構成されている。また、入金鑑別部31は、搬送部3に設けられており、入金された紙幣が通過する際に金種を判別するとともに、正貨であるか否かを鑑別する。
出金鑑別部32は、搬送部3に設けられており、千円庫11および混合庫12に収納された紙幣が出金もしくは千円庫11および混合庫12以外の収納庫に搬送される際に、通過した紙幣の金種を判別する。
制御部4は、CPUおよびメモリを含み、通貨処理装置100各部を制御するように構成されている。制御部4は、搬送部3を制御し、設定された搬送先に紙幣を搬送するように制御している。
また、制御部4は、通貨収納部1の紙幣の収納枚数を管理(計算)する制御を行うように構成されている。具体的には、制御部4は、千円庫11および混合庫12に収納されている紙幣の枚数を、金種毎に区別して管理している。また、制御部4は、回収庫13および精査庫14に収納されている紙幣の枚数を、金種毎に区別して管理している。制御部4は、後述する記憶部5に記憶された紙幣の金種と枚数とに基づいて、通貨収納部1に収納されている紙幣の枚数を管理するように構成されている。つまり、制御部4は、予め収納されている紙幣の収納枚数(N1)に、新たに収納される紙幣の枚数(N2)を加算するとともに、出金される紙幣の枚数(N3)を減算することにより、現在収納されている紙幣の枚数(N)を算出(N=N1+N2-N3)する。このように、制御部4は、紙幣の枚数を更新しながら管理する。
ここで、本実施形態では、制御部4は、混合庫12の収納枚数が所定収納枚数以上の場合には、千円庫11に、一万円紙幣22を収納するように搬送部3の制御を行っている。また、制御部4は、千円庫11、混合庫12および精査庫14に収納された一万円紙幣22の合計が一定枚数以上となった際に、一定枚数を超えた一万円紙幣22は、回収庫13に収納するように搬送部3を制御する。
記憶部5は、通貨収納部1のそれぞれの収納庫(千円庫11、混合庫12、回収庫13および精査庫14)に収納された紙幣(通貨)の金種と枚数とを記憶する。また、記憶部5は、通貨収納部1の各収納庫(千円庫11、混合庫12、回収庫13および精査庫14)に収納する際の紙幣の順番を記憶する。また、記憶部5は、入金鑑別部31および出金鑑別部32により鑑別された出金枚数情報と金種とを記憶している。
入金口6は、ユーザが取引の際に紙幣を入金するための開口部である。入金口6は、搬送部3と接続しており、入金口6より入金された紙幣は、搬送部3を介して、設定された搬送先である通貨収納部1の各収納庫に搬送される。
出金口7は、ユーザが出金の際に通貨処理装置100より、紙幣を受け取るために、紙幣を出金するための開口部である。出金口7は、搬送部3と接続しており、通貨収納部1に収納された紙幣が搬送部3より搬送され、出金される。
なお、以降の説明において、入金口6および出金口7が設けられている側(図左側)を手前側、手前側と反対側の混合庫12が設けられている側(図右側)を奥側とする。
以下に、通貨処理装置100の動作について説明する。
(入金時の動作)
ユーザにより、紙幣が入金口6に入金されると、搬送部3により紙幣の搬送が行われる。入金された紙幣は、搬送部3により搬送されながら、入金鑑別部31を通過する際に、紙幣の金種(千円紙幣21、二千円紙幣24、五千円紙幣23および一万円紙幣22)と正貨であるか否かとが鑑別される。また、制御部4は、入金鑑別部31の鑑別結果に基づいて、入金された紙幣を定められた搬送先に搬送を行うように搬送部3を制御する。具体的には、千円紙幣21は、千円庫11に収納され、二千円紙幣24、五千円紙幣23および一万円紙幣22は、混合庫12に収納される。この際に、記憶部5は、紙幣の搬送先(収納庫)と、搬送された紙幣の金種と枚数とを記憶する。また、制御部4は、鑑別した媒体が正貨でなければ、出金口7から排出する制御(返却)を行う。
また、制御部4は、千円庫11および混合庫12から紙幣を搬送部3により搬送する制御を行う。たとえば、制御部4は、釣銭として紙幣を出金する場合や、紙幣の枚数を精査する精査処理を行う場合に、千円庫11および混合庫12から紙幣を搬送する制御を行う。また、この場合、記憶部5は、出金鑑別部32により鑑別された千円庫11および混合庫12から送り出される紙幣の枚数を記憶する。具体的には、記憶部5は、出金鑑別部32により、判別された金種とともに、送り出される紙幣の枚数を金種毎に記憶する。
(出金時の動作)
制御部4は、釣銭用の紙幣を千円庫11および混合庫12から繰り出して、出金口7に排出する制御(出金)を行うように構成されている。具体的には、制御部4は、出金鑑別部32により、千円庫11および混合庫12から繰り出される紙幣の種類および枚数を計測して、釣銭に必要な紙幣を搬送部3により出金口7に搬送する制御を行う。なお、混合庫12には、複数の金種(二千円紙幣24、五千円紙幣23および一万円紙幣22)が入金時に、収納されるので、釣銭として用いられない紙幣は、出金時に、回収庫13または精査庫14に搬送される。つまり、出金時に、混合庫12に収納された紙幣は、釣銭として用いられる紙幣(五千円紙幣23)が出金口7に搬送され、払い出されない分は、回収庫13または精査庫14に搬送される。
(精査時の動作)
制御部4は、千円庫11および混合庫12に収納した紙幣の枚数を再計数する精査処理を行うよう制御する。具体的には、千円庫11および混合庫12から搬送部3を介して紙幣が精査庫14に搬送される。この際に、搬送される紙幣の金種および枚数が出金鑑別部32により、計測される。精査庫14に送られた紙幣は、所定のタイミングにおいて、千円庫11および混合庫12に戻される。また、出金鑑別部32により金種を判別できなかった紙幣は出金口7に搬送される。つまり、通貨処理装置100は、千円庫11および混合庫12内に収納されており、出金鑑別部32により金種が判別できた紙幣を出金口7から外に出すことなく、通貨処理装置100内の循環により精査処理を行える。精査処理は、ユーザの操作に基づいて開始される。
(紙幣収納枚数の一時拡張処理)
次に、混合庫12の収納枚数が所定収納枚数以上の場合の入金時に制御部4が行う、紙幣収納枚数の一時拡張処理について、図3を例に説明を行う。
ここで、本実施形態では、制御部4は、混合庫12の収納枚数が所定収納枚数以上の場合には、千円庫11に、一万円紙幣22を収納するように搬送部3の制御を行っている。具体的には、混合庫12に収納された紙幣の枚数が所定収納枚数に達した際に、制御部4は、以降に入金鑑別部31で鑑別された一万円紙幣22の搬送先を混合庫12から千円庫11に切り替える。さらに、制御部4は、搬送部3を制御することにより、一万円紙幣22を千円庫11に収納させる(図3参照)。これにより、一万円紙幣22の紙幣収納枚数が一時的に拡張される処理(一時拡張処理)が行われる。なお、複数枚の一万円紙幣22が連続して入金された場合には、混合庫12に収納された紙幣の枚数が所定収納枚数に達すると制御部4が判断した時点で、一万円紙幣22の搬送先を混合庫12から千円庫11に切り替える。また、搬送先を切り替える紙幣は、予め設定することが可能であり、上記のように一万円紙幣22のみ搬送先を切り替えるようにしてもよいし、混合庫12に設定されたそれぞれの紙幣(一万円紙幣22、五千円紙幣23および二千円紙幣24)の搬送先を個別に切り替えるようにしてもよい。また、紙幣の搬送先を切り替えない(一時拡張処理を行わない)ように設定を変更できるようにしても構わない。
また、本実施形態では、所定収納枚数は、混合庫12内に収納可能な収納枚数よりも少ない収納枚数である。具体的には、所定収納枚数とは、たとえば、通貨収納部1の各収納庫の収納可能な収納枚数の八割を超えた枚数である。つまり、千円庫11の収納可能な収納枚数の上限が、250枚の場合、所定収納枚数は201枚であり、混合庫12の収納可能な収納枚数の上限が、100枚の場合、所定収納枚数は81枚である。また、切り替え後の搬送先の各収納庫(千円庫11、混合庫12、回収庫13および精査庫14)へは、上記の所定収納枚数を超えても収納可能であり、収納可能な収納枚数の上限まで、つまり、収納庫が満杯になるまで収納を行うようにしてもよい。
(上澄み動作)
本実施形態では、混合庫12には、二千円紙幣24、五千円紙幣23および一万円紙幣22が収納される。また、上記の一時拡張処理が行われた場合、千円庫11には、千円紙幣21および一万円紙幣22が収納される。本実施形態では、紙幣は、入金時に千円庫11および混合庫12の手前側(入金口6側)から順に収納され、紙幣は一枚ずつ重ねて収納されていく。また、出金時には、千円庫11および混合庫12の手前側(入金口6側)から順に紙幣は出金される。そのため、千円庫11および混合庫12に収納された釣銭として用いる紙幣(千円紙幣21および五千円紙幣23)に、釣銭として用いない紙幣(二千円紙幣24および一万円紙幣22)が手前側に重なっている場合には、出金時に、釣銭として用いる紙幣(千円紙幣21および五千円紙幣23)が最も手前側に配置するように、釣銭として用いない紙幣(二千円紙幣24および一万円紙幣22)を回収庫13または精査庫14に搬送する動作(上澄み動作)を行うように制御部4は、搬送部3を制御する。
また、本実施形態では、制御部4は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、記憶部5に記憶された紙幣(通貨)の金種と枚数とに基づいて、千円庫11に収納された一万円紙幣22を回収庫13に搬送(退避)するように搬送部3の制御を行う。また、本実施形態では、制御部4は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、記憶部5に記憶された紙幣(通貨)の金種と枚数とに基づいて、混合庫12に収納された釣銭として用いない紙幣(二千円紙幣24および一万円紙幣22)を回収庫13に搬送(退避)するように搬送部3の制御を行う。なお、出金を伴う入金処理とは、会計などの取引を行う際に、入金後に釣銭が発生する取引の処理である。出金を伴う入金処理では、POSレジスタ装置200からの釣銭を出金する指示を受け付けたことに基づいて、制御部4は、釣銭を出金した後に、上澄み動作を行う。また、出金を伴わない入金処理とは、会計などの取引を行う際に、入金後に釣銭が発生しない取引の処理である。出金を伴わない入金処理では、制御部4は、POSレジスタ装置200からの指示に基づいて、釣銭が発生しない取引と判断し、上澄み動作を行う。すなわち、上澄み動作は、出金の有無(釣銭の有無)に関わらず、取引毎に行われる。
(一時拡張処理後の上澄み動作)
一時拡張処理後の上澄み動作について、図3および図4を例に説明を行う。制御部4は、上記の一時拡張の際に千円庫11に収納された一万円紙幣22を回収庫13に収納するための制御を行う。たとえば、図3に示すように、一時拡張の際に千円庫11に一万円紙幣22が3枚収納された場合、記憶部5が、収納された金種(一万円紙幣22)と枚数(3枚)を記憶している。そして、制御部4は、記憶部5に記憶された金種と枚数に基づいて、搬送部3を制御し、千円庫11に収納された紙幣を回収庫13に搬送し、回収庫13に収納させる(図4参照)。この際、記憶部5には、千円庫11に一万円紙幣22が3枚収納されたことが記憶されている、つまり、千円紙幣21の手前側には一万円紙幣22が3枚重なって収納されていることがわかる。その結果、制御部4は、図4に示すように、千円庫11に収納された紙幣を3枚、順に回収庫13に搬送する制御を行えばよい。これにより、千円庫11に一時的に収納されていた一万円紙幣22は、全て回収庫13に収納される。
(混合庫の上澄み動作)
また、混合庫12には、釣銭として用いられる五千円紙幣23以外にも釣銭として用いられない一万円紙幣22および二千円紙幣24が収納される(図2参照)。そのため、釣銭として用いる五千円紙幣23より手前側には、釣銭として用いられない一万円紙幣22や二千円紙幣24が重なって収納される場合がある。この場合、出金時の釣銭として用いられるのは、五千円紙幣23であるので、制御部4は、釣銭として用いられない一万円紙幣22および二千円紙幣24を回収庫13などの別の収納庫に搬送させる制御を行う(図5参照)。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、一万円紙幣22(第2の金種の通貨)が入金された際に、混合庫12(第2収納庫)に収納された紙幣(通貨)の枚数が所定収納枚数以上の場合、千円庫11(第1収納庫)または回収庫13に、一万円紙幣22(第2の金種の通貨)を収納するように搬送部3の制御を行う制御部4を備える。これにより、一万円紙幣22(第2の金種の通貨)の搬送先である混合庫12(第2収納庫)の収納枚数が上限を超えた場合でも、千円庫11(第1収納庫)または回収庫13に一万円紙幣22(第2の金種の通貨)を収納することができる。そのため、搬送先の混合庫12(第2収納庫)の収納枚数が上限を超えた場合でも入金を行うことができる。その結果、多数の一万円紙幣22(同一金種の通貨)が入金された際に、搬送先の混合庫12(第2収納庫)の収納枚数が上限を超えても、入金が中断されないようにすることができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4は、混合庫12(第2収納庫)に収納された通貨としての紙幣の枚数が所定収納枚数以上の場合、千円庫11(第1収納庫)に一万円紙幣22(第2の金種の通貨)を収納するように搬送部3の制御を行う。これにより、多数の一万円紙幣22(同一金種の紙幣)が入金された際に、搬送先の混合庫12(第2の収納庫)の収納枚数が上限を超えても、紙幣の入金が中断されないようにすることが可能な通貨処理装置100を提供することができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、千円庫11(第1収納庫)に収納された一万円紙幣22(第2の金種の通貨)を回収庫13に収納するように搬送部3の制御を行う。これにより、千円庫11(第1収納庫)に収納された一万円紙幣22(第2の金種の通貨)は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理の後に、回収庫13に収納される。すなわち、千円庫11(第1収納庫)に収納された一万円紙幣22(第2の金種の通貨)は、入金処理のたびに、回収庫13に収納される。これにより、出金の際には、千円紙幣21(第1の金種の通貨)が、千円庫11(第1収納庫)において紙幣(通貨)が搬出される側(搬送部3に近い手前側)に常に配置される。その結果、千円庫11(第1収納庫)に収納された千円紙幣21(第1の金種の通貨)を出金する際に、千円紙幣21(第1の金種の通貨)を迅速に出金することができる。
また、本実施形態では、上記のように、通貨収納部1のそれぞれの収納庫に収納された通貨の金種と枚数とを記憶する記憶部5をさらに備え、制御部4は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、記憶部5に記憶された紙幣(通貨)の金種と枚数とに基づいて、千円庫11(第1収納庫)に収納された一万円紙幣22(第2の金種の通貨)を回収庫13に収納するように搬送部3の制御を行う。これにより、千円庫11(第1収納庫)に収納された一万円紙幣22(第2の金種の通貨)の枚数を記憶部5が記憶する。その結果、記憶部5に記憶された紙幣の金種と枚数とに基づいて、入金処理のたびに行われる千円庫11(第1収納庫)に収納された一万円紙幣22(第2の金種の通貨)を回収庫13に収納させる搬送部3の制御をより正確に行うことができる。
また、本実施形態では、上記のように、制御部4は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、記憶部5に記憶された紙幣(通貨)の金種と枚数とに基づいて、混合庫12(第2収納庫)に収納された出金の際に釣銭として用いない金種の紙幣(通貨)を回収庫13に搬送する制御を行う。これにより、混合庫12(第2収納庫)に収納された二千円紙幣24および一万円紙幣22(釣銭として用いない金種の通貨)は、入金処理のたびに、回収庫13に収納される。その結果、千円紙幣21および五千円紙幣23(釣銭として用いられる金種の通貨)が、混合庫12(第2収納庫)において紙幣(通貨)が搬出される側(搬送部3に近い手前側)に配置されるので、混合庫12(第2収納庫)に収納された紙幣(通貨)を釣銭として用いる出金の際に、千円紙幣21および五千円紙幣23(釣銭として用いられる金種の通貨)を迅速に出金することができる。
また、本実施形態では、上記のように、千円庫11(第1収納庫)は、混合庫12(第2収納庫)よりも収納可能な通貨としての紙幣の枚数が多くなるように構成されており、混合庫12(第2収納庫)は、一万円紙幣22(第2の金種の通貨)を含む複数の金種の通貨としての紙幣を収納する収納庫である。これにより、複数の金種の紙幣(通貨)を混合庫12(第2収納庫)にまとめて収納することができる。これにより、千円庫11(第1収納庫に)収納可能な紙幣(通貨)の枚数が比較的多くなるので、混合庫12(第2収納庫)に収納できない千円紙幣21(第1の金種の通貨)を、容易に、千円庫11(第1収納庫)に収納することができる。また、複数の金種毎に収納庫を設ける必要がないので、混合庫12(第2収納庫)に一万円紙幣22(第2の金種の通貨)のみを収納する場合に比べて、部品点数の増加を抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、所定収納枚数は、第2収納庫内に収納可能な収納枚数よりも少ない収納枚数である。これにより、混合庫12(第2収納庫)に収納された紙幣(通貨)の枚数が所定収納枚数以上の場合に、一万円紙幣22(第2の金種の通貨)と一万円紙幣22(第2の金種の通貨)以外の紙幣(通貨)が連続して入金されても、一万円紙幣22(第2の金種の通貨)以外の紙幣(通貨)を混合庫12(第2収納庫)に収納することができる。これにより、一万円紙幣22(第2の金種の通貨)が混合庫12(第2収納庫)に収納できても、一万円紙幣22(第2の金種の通貨)以外の紙幣(通貨)が混合庫12(第2収納庫)に収納できないことにより、一万円紙幣22(第2の金種の通貨)以外の紙幣(通貨)の入金が完了できず、取引(入金処理)の中断が発生することを抑制することができる。
また、本実施形態では、上記のように、通貨は、紙幣であるとともに、千円紙幣21(第1の金種の通貨)は、最も低額な紙幣であり、一万円紙幣22(第2の金種の通貨)は、最も高額な紙幣である。これにより、高額の商品が購入される際に、最も高額な紙幣である一万円紙幣22(第2の金種の通貨)が多数入金された場合でも、搬送先の混合庫12(第2収納庫)の収納枚数の上限を超えて、最も高額な紙幣である一万円紙幣22(第2の金種の通貨)が入金される。これにより、最も高額な紙幣である一万円紙幣22(第2の金種の通貨)が多数入金された際に、搬送先の収納庫の収納枚数が上限を超えても、入金が中断されないようにすることが可能な通貨処理装置100を提供することができる。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、通貨が紙幣である例を示したが、本発明はこれに限られない。たとえば、通貨として硬貨の処理を行う通貨処理装置に本発明を適用してもよい。
また、上記実施形態では、混合庫12(第2収納庫)は、二千円紙幣24、五千円紙幣23および一万円紙幣22(第2の金種の通貨)を混在して収納させる例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2収納庫は、第2の金種の通貨のみを収納する収納庫としてもよく、それぞれの金種の通貨毎に収納庫を設けてもよい。
また、上記実施形態では、通貨収納部1は、千円庫11(第1収納庫)と、混合庫12(第2収納庫)と、回収庫13と、精査庫14により構成される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、図6に示す第1変形例のように、第1収納庫(千円庫11)および第2収納庫(混合庫12)に入りきれない紙幣を収納するオーバーフロー庫15をさらに備えてもよい。
また、上記実施形態では、一万円紙幣22(第2の金種の通貨)の一時拡張処理の際の搬送先を千円庫11(第1収納庫)に切り替える例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、搬送先を回収庫および精査庫に切り替えてもよいし、図6に示す第1変形例のように、オーバーフロー庫15に切り替えてもよい。
また、上記実施形態では、紙幣は、収納庫より出金する際に入金する際と同じ搬送部3内の経路を通って搬送される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、収納庫に複数の搬送経路が接続されていてもよい。
また、上記実施形態では、紙幣は、最も後に入金された紙幣から順に出金される例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、最も初めに入金された紙幣から順に出金を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、所定収納枚数は、混合庫12(第2収納庫)に収納可能な収納枚数の八割を超えた枚数とする例を示したが、本発明はこれに限られない。本発明では、第2収納庫に収納可能な収納枚数を所定収納枚数としてもよいし、収納可能な収納枚数の八割を超えない枚数でもよい。
1 通貨収納部
3 搬送部
4 制御部
5 記憶部
11 千円庫(第1収納庫)
12 混合庫(第2収納庫)
13 回収庫
21 千円紙幣(第1の金種の通貨)
22 一万円紙幣(第2の金種の通貨)
31 入金鑑別部
100 通貨処理装置

Claims (8)

  1. 入金された通貨の金種を鑑別する入金鑑別部と、
    少なくとも、第1の金種の前記通貨を収納する第1収納庫、第2の金種の前記通貨を収納する第2収納庫および前記通貨をユーザが回収可能に収納する回収庫を含む通貨収納部と、
    前記通貨を前記第1収納庫、前記第2収納庫および前記回収庫に搬送する搬送部と、
    前記第2の金種の通貨が入金された際に、前記第2収納庫に収納された前記通貨の枚数が所定収納枚数以上の場合、前記第1収納庫に前記第2の金種の通貨を収納した後に前記第1収納庫から前記回収庫に、前記第2の金種の通貨を収納するように前記搬送部の制御を行う制御部と、を備える、通貨処理装置。
  2. 前記制御部は、前記第2収納庫に収納された前記通貨としての紙幣の枚数が前記所定収納枚数以上の場合、前記第1収納庫に前記第2の金種の通貨を収納するように前記搬送部の制御を行うように構成されている、請求項1に記載の通貨処理装置。
  3. 前記制御部は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、前記第1収納庫に収納された前記第2の金種の通貨を前記回収庫に収納するように前記搬送部の制御を行うように構成されている、請求項1または2に記載の通貨処理装置。
  4. 前記通貨収納部のそれぞれの収納庫に収納された前記通貨の金種と枚数とを記憶する記憶部をさらに備え、
    前記制御部は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、前記記憶部に記憶された前記通貨の金種と枚数とに基づいて、前記第1収納庫に収納された前記第2の金種の通貨を前記回収庫に収納するように前記搬送部の制御を行うように構成されている、請求項3に記載の通貨処理装置。
  5. 前記制御部は、出金を伴う入金処理に加えて出金を伴わない入金処理においても、前記記憶部に記憶された前記通貨の金種と枚数とに基づいて、前記第2収納庫に収納された出金の際に釣銭として用いない金種の前記通貨を前記回収庫に搬送する制御を行うように構成されている、請求項4に記載の通貨処理装置。
  6. 前記第1収納庫は、前記第2収納庫よりも収納可能な前記通貨としての紙幣の枚数が多くなるように構成されており、
    前記第2収納庫は、前記第2の金種の通貨を含む複数の金種の前記通貨としての紙幣を収納する収納庫である、請求項1~5のいずれか1項に記載の通貨処理装置。
  7. 前記所定収納枚数は、前記第2収納庫内に収納可能な収納枚数よりも少ない収納枚数である、請求項1~6のいずれか1項に記載の通貨処理装置。
  8. 前記通貨は、紙幣であるとともに、
    前記第1の金種の通貨は、最も低額な前記紙幣であり、
    前記第2の金種の通貨は、最も高額な前記紙幣である、請求項1~7のいずれか1項に記載の通貨処理装置。
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