JP7242432B2 - 管継手 - Google Patents

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Description

本発明は、管継手に関する。詳しくは、配管同士を接続する管継手に関する。
水栓金具の配管同士の接続にフレキシブルホースが用いられたものが知られている(特許文献1)。フレキシブルホースを用いることにより、各配管の施工位置のズレを適切に吸収することができる。
特開平4-60284号公報
しかし、水栓内部等の狭いスペースでフレキシブルホースを用いると、フレキシブルホースに急激的な曲げによる負荷が生じやすくなる。その結果、通水不良や漏水等の不具合が生じやすくなる。そこで、本発明は、配管同士をより適切に位置ズレ吸収可能に接続することのできる管継手を提供する。
上記課題を解決するために、本発明の管継手は次の手段をとる。
すなわち、本発明の管継手は、配管同士を接続する管継手であって、管軸方向に貫通する貫通孔及び貫通孔と連通する一方の配管との接続口を備えた筒状の本体金具と、本体金具に貫通孔の一方の開口から挿通されて管軸方向に摺動可能なように接続される第1接続管と、第1接続管の挿通された先の接続側端部と接続され、他方の配管と接続される第2接続管と、を有する。第1接続管が、貫通孔と管軸方向に連通する流通路と、貫通孔の内周部に突出して形成された第1係止部との突き当たりにより第1接続管の貫通孔の他方の開口に向けた摺動を第1規制位置に規制する第1規制部と、を有する。第2接続管が、第1規制位置では本体金具に形成された第2係止部から管軸方向に離間し、第2係止部との突き当たりにより第1接続管の貫通孔の一方の開口に向けた摺動を第2規制位置に規制する第2規制部を有する。
上記構成によれば、本体金具と第2接続管とが、第1接続管を介して、互いの成す管軸方向の長さを摺動により調節できる状態に接続される。したがって、これらを曲げたり捩ったりすることなく、配管同士を適切に位置ズレ吸収可能に接続することができる。
また、本発明の管継手は、更に次のように構成されていてもよい。第1接続管が、本体金具に対して、管軸まわりの回転方向にも摺動可能なように接続される。
上記構成によれば、本体金具と第2接続管とが、第1接続管を介して、互いに相対回転可能な状態に接続される。したがって、これらを曲げたり捩ったりすることなく、配管同士をより適切に位置ズレ吸収可能に接続することができる。
また、本発明の管継手は、更に次のように構成されていてもよい。管継手が、更に、本体金具の貫通孔の一方の開口に蓋をするキャップを有する。本体金具の筒壁に、接続口が貫通孔と連通して管軸方向とは交差する方向に開口する形に形成される。
上記構成によれば、管継手により、互いに角度を成す形に設けられる配管同士を適切に位置ズレ吸収可能に接続することができる。
また、本発明の管継手は、更に次のように構成されていてもよい。本体金具の第1係止部が、貫通孔の経路途中に形成された縮径部とされる。そして、この縮径部と突き当たる第1接続管に形成された第1規制部が、第1接続管の貫通孔内に挿通される基端部から鍔状に張り出すフランジ部とされる。
上記構成によれば、第1接続管の第1規制部を、本体金具の第1係止部に対して全周に亘って安定性良く突き当てることができる。
また、本発明の管継手は、更に次のように構成されていてもよい。管継手が、混合水栓の水栓本体内に設けられる。
上記構成によれば、混合水栓の水栓本体内のような狭いスペース内であっても、管継手により、各配管を曲げたり捩ったりすることなく、配管同士を適切に位置ズレ吸収可能に接続することができる。
第1の実施形態に係る管継手が適用された水栓金具の概略構成を表した斜視図である。 水栓本体内に設けられた管継手による配管同士の接続構造を可視化して表した斜視図である。 図2のIII-III線断面図である。 第1接続管が第2規制位置に調整された状態を表した図3に対応する断面図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
《第1の実施形態》
(管継手3の概略構成について)
始めに、本発明の第1の実施形態に係る管継手3の構成について、図1~図4を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。
図1~図2に示すように、本実施形態に係る管継手3は、洗面台の立壁部に取り付けられる混合水栓1の水栓本体2内に設けられている。上記混合水栓1は、外部から供給される湯と水とを内部で混合して吐出することが可能な機能を備える。具体的には、混合水栓1は、上記供給される湯水の混合割合を内部で調節する温調機能や、混合した湯水の吐止水を切り替える切替機能等の各種機能を備える。
上記湯水の混合割合の調節は、図1に示すように、水栓本体2に取り付けられた温調ハンドル2Aの操作によって行われる。また、図示は省略されているが、吐止水の切り替えは、上記水栓本体2に取り付けられた別のハンドルの操作によって行われる。図2~図3に示すように、上記水栓本体2の内部には、その不図示の給湯管から供給された湯を水栓本体2内のサーモカートリッジへと送る湯側の配管経路に、上流側の第1配管4と下流側の第2配管5とを接続する管継手3が設けられている。ここで、上記第1配管4が、本発明の「他方の配管」に相当する。また、第2配管5が、本発明の「一方の配管」に相当する。
(管継手3の具体的な構成について)
上記管継手3は、図3に示すように、水栓本体2内で前後方向に延びる第1配管4と、第1配管4から右前側に外れた位置で左右方向に延びる第2配管5と、を位置ズレ吸収可能に接続することのできる可動構造を備える。具体的には、管継手3は、四角筒形状の本体金具10と、本体金具10の後端部に接続された段付き円管形状の第1接続管20と、第1接続管20の後端部に接続された円管形状の第2接続管30と、本体金具10の前端部を閉じる円板状のキャップ40と、を備える。
(本体金具10について)
本体金具10は、第1配管4の延びる前後方向に管軸方向Dが延びる四角筒形状とされ、第1配管4と同一軸線上の位置に並んで設けられる。上記本体金具10は、管軸方向Dに貫通する丸孔形状の貫通孔11を有する。また、本体金具10は、その後端部に、上記貫通孔11の孔径を段差状に狭める縮径部12を有する。上記縮径部12は、貫通孔11の孔径を同心円状に狭める形状とされる。また、上記本体金具10は、その右側の筒壁に、第2配管5の左端部が接続される接続口14が貫通孔11と連通して形成されている。
(第1接続管20について)
第1接続管20は、前後方向に管軸方向Dが延びる段付き円管形状とされ、本体金具10と同様、第1配管4と同一軸線上の位置に並んで設けられる。上記第1接続管20は、管軸方向Dに貫通する丸孔形状の流通路20Aを有する。上記第1接続管20は、その前端部に、径方向の外側へ鍔状に張り出すフランジ部21を有する。そして、上記第1接続管20は、上記フランジ部21の形成された前端部から後端部に向けて、外形寸法が段階的に縮径される形を成して並ぶ嵌合管部22、延出管部23及び接続管部24を有する。
上記第1接続管20は、前出の本体金具10に対し、前側の開口11Aから貫通孔11内に挿通されることで、同貫通孔11と流通路20Aとが互いに管軸方向Dに連通した状態にセットされる。詳しくは、上記第1接続管20は、上記本体金具10の貫通孔11に対して、接続管部24から順に貫通孔11内へと挿通され、接続管部24が貫通孔11の後側の開口11Bから突き出る位置まで挿通された状態にセットされる。ここで、上記貫通孔11の前側の開口11Aが、本発明の「一方の開口」に相当する。また、後側の開口11Bが、本発明の「他方の開口」に相当する。
上記フランジ部21は、上記本体金具10の縮径部12の内径よりも大きな外径を有し、上記貫通孔11内に前側の開口11Aから挿通されることで、同貫通孔11内にゆるやかに嵌合される構成とされる。上記構成により、第1接続管20の貫通孔11に対する前側からの挿通が、フランジ部21が縮径部12に当たって係止される位置(第1規制位置P1)にて規制されるようになっている。ここで、上記本体金具10の縮径部12が、本発明の「第1係止部」に相当する。また、同縮径部12に突き当って係止される第1接続管20のフランジ部21が、本発明の「第1規制部」に相当する。
嵌合管部22は、上記貫通孔11内に前側から挿通されることで、縮径部12内にゆるやかに嵌合される外径を持つ構成とされる。上記嵌合管部22は、第1接続管20が上記貫通孔11内に第1規制位置P1まで挿通された状態では、本体金具10の後側の開口11Bから僅かに後側に突出する管軸方向Dの長さを有する。
延出管部23は、第1接続管20が上記貫通孔11内に第1規制位置P1まで挿通された状態では、本体金具10の後側の開口11Bから後側に突出する状態にセットされる。接続管部24は、第1接続管20の後端部を成し、第1接続管20が貫通孔11内に挿通された後、その外周部に第2接続管30の前端部を成す接続管部31が螺合締結されて接続される。ここで、上記第1接続管20の接続管部24が、本発明の「接続側端部」に相当する。
上記接続管部24の外周面には、第2接続管30の接続管部31を螺合締結可能な雄ねじが形成されている。上記接続管部24は、上記延出管部23との間に形成された段差により、第2接続管30の接続管部31の螺合締結を延出管部23との段差に突き当たる位置までに留められるようになっている。
上記第1接続管20の嵌合管部22の後端付近の外周部には、縮径部12の内周面との間の隙間を塞ぐOリングO1が装着されている。上記OリングO1は、嵌合管部22の外周部に形成されたリング状の刳り貫き部分に装着されている。また、接続管部24の前端付近の外周部にも、第2接続管30の接続管部31の内周面との間の隙間を塞ぐOリングO2が装着されている。上記OリングO2は、接続管部24の外周部に形成されたリング状の刳り貫き部分に装着されている。
(第2接続管30について)
第2接続管30も、前後方向に管軸方向Dが延びる円管形状とされ、本体金具10及び第1接続管20と同様、第1配管4と同一軸線上の位置に並んで設けられる。上記第2接続管30も、管軸方向Dに貫通する丸孔形状の流通路30Aを有する。上記第2接続管30は、その前端部に、上記第1接続管20の接続管部24と螺合接続可能に内周面に雌ねじが形成された接続管部31を有する。
また、第2接続管30は、その管軸方向Dの中間部に、径方向の外側へ鍔状に張り出す座部32を有する。また、第2接続管30は、その後端部に、第1配管4の前端部内に挿通される円管形状の挿通管部33を有する。上記第2接続管30の接続管部31、座部32及び挿通管部33は、互いに同一軸線上の位置に並んで形成されている。上記接続管部31は、第1接続管20の延出管部23よりもひとまわり大きな外径を有する円管形状に形成されている。
上記第2接続管30は、その接続管部31を第1接続管20の接続管部24に接続することで、第1接続管20と互いの流通路30A,20A同士が連通した状態に接続される。そして、上記接続の後、第2接続管30は、次のようにその後端部が第1配管4の前端部と接続されている。
すなわち、先ず、第2接続管30の後端側の挿通管部33を第1配管4の前端部内に挿通する。そして、第2接続管30の中間部に形成された座部32を、第1配管4の前端部に同じく形成された座部4Aと合わせる。そして、これら座部32,4A同士をクイックファスナ7Aにより締結する。
以上により、第2接続管30の後端部が第1配管4の前端部と接続されている。上記第2接続管30は、その接続される第1配管4との間で施工位置のズレが生じたとしても、そのズレを本体金具10に対する摺動により適切に吸収できるようになっている。
具体的には、第2接続管30は、上記第1接続管20が第1規制位置P1にある状態では、その接続管部31の前端と、同前端と管軸方向Dに対向する本体金具10の後端面部13と、の間に管軸方向Dの間隔Aを空ける構成とされる。同間隔Aにより、第2接続管30は、上記第1規制位置P1と、その接続管部31の前端が本体金具10の後端面部13と当たる第2規制位置P2(図4参照)と、の間で、本体金具10に対する取付位置を管軸方向Dに調整できる構成とされる。ここで、本体金具10の後端面部13が、本発明の「第2係止部」に相当する。また、同後端面部13に突き当って係止される第2接続管30の接続管部31が、本発明の「第2規制部」に相当する。
上記第1接続管20は、本体金具10に対して、管軸方向Dに摺動可能かつ管軸まわりの回転方向にも摺動可能な構成とされる。それにより、第2接続管30は、その本体金具10に対する取付位置を管軸まわりの回転方向にも調整できる構成とされる。上記第2接続管30の挿通管部33の外周部には、第1配管4の内周面との間の隙間を塞ぐOリングO3が装着されている。上記OリングO3は、挿通管部33の外周部に形成されたリング状の刳り貫き部分に装着されている。
(キャップ40について)
キャップ40は、図3に示すように、上記第1接続管20が本体金具10の貫通孔11内に前側の開口11Aから挿通された後、同前側の開口11Aを閉じるように装着される。上記キャップ40は、その外周面に雄ねじが形成され、上記本体金具10の前側の開口11Aの内周面に形成された雌ねじに螺合締結されて装着されている。また、上記キャップ40の外周部には、本体金具10の前側の開口11Aの内周面との間の隙間を塞ぐOリングO4が装着されている。上記OリングO4は、上記キャップ40の外周部に形成されたリング状の刳り貫き部分に装着されている。
(第2配管5の接続について)
上記本体金具10の右側の筒壁に形成された接続口14には、左右方向に延びる円管形状の第2配管5が接続されている。上記第2配管5は、その右端部に、更にその下流側の配管となる第3配管6が接続されている。
上記第2配管5は、その左端部に、本体金具10の接続口14に螺合接続可能な接続管部5Aを有する。上記接続管部5Aは、その外周面に雄ねじが形成され、本体金具10の接続口14の内周面に形成された雌ねじに螺合締結されて接続される。上記接続管部5Aの右端付近の外周部にも、上記接続口14の内周面との間の隙間を塞ぐOリングO5が装着されている。上記OリングO5は、接続管部5Aの外周部に形成されたリング状の刳り貫き部分に装着されている。
上記第2配管5は、その管軸方向Dの中間部に、径方向の外側へ鍔状に張り出す座部5Bを有する。更に、第2配管5は、その右端部に、第3配管6の左端部内に挿通される円管形状の挿通管部5Cを有する。上記第2配管5の接続管部5A、座部5B及び挿通管部5Cは、互いに同一軸線上の位置に並んで形成されている。
上記第2配管5は、その接続管部5Aを本体金具10の接続口14に接続した後、次のようにその右端部が第3配管6の左端部と接続されている。先ず、第2配管5の右端側の挿通管部5Cを第3配管6の左端部内に挿通する。そして、第2配管5の中間部に形成された座部5Bを、第3配管6の左端部に同じく形成された座部6Aと合わせる。そして、これら座部5B,6A同士をクイックファスナ7Bにより締結する。
以上により、第2配管5の右端部が第3配管6の左端部と接続されている。上記第2配管5の挿通管部5Cの外周部には、第3配管6の内周面との間の隙間を塞ぐOリングO6が装着されている。上記OリングO6は、挿通管部5Cの外周部に形成されたリング状の刳り貫き部分に装着されている。
(まとめ)
以上をまとめると、第1の実施形態に係る管継手3は次のような構成となっている。すなわち、配管(4,5)同士を接続する管継手(3)であって、管軸方向(D)に貫通する貫通孔(11)及び貫通孔(11)と連通する一方の配管(5)との接続口(14)を備えた筒状の本体金具(10)と、本体金具(10)に貫通孔(11)の一方の開口(11A)から挿通されて管軸方向(D)に摺動可能なように接続される第1接続管(20)と、第1接続管(20)の挿通された先の接続側端部(24)と接続され、他方の配管(4)と接続される第2接続管(30)と、を有する。
第1接続管(20)が、貫通孔(11)と管軸方向(D)に連通する流通路(20A)と、貫通孔(11)の内周部に突出して形成された第1係止部(12)との突き当たりにより第1接続管(20)の貫通孔(11)の他方の開口(11B)に向けた摺動を第1規制位置(P1)に規制する第1規制部(21)と、を有する。第2接続管(30)が、第1規制位置(P1)では本体金具(10)に形成された第2係止部(13)から管軸方向(D)に離間し、第2係止部(13)との突き当たりにより第1接続管(20)の貫通孔(11)の一方の開口(11A)に向けた摺動を第2規制位置(P2)に規制する第2規制部(31)を有する。
上記構成によれば、本体金具(10)と第2接続管(30)とが、第1接続管(20)を介して、互いの成す管軸方向(D)の長さを摺動により調節できる状態に接続される。したがって、これらを曲げたり捩ったりすることなく、配管(4,5)同士を適切に位置ズレ吸収可能に接続することができる。
また、第1接続管(20)が、本体金具(10)に対して、管軸まわりの回転方向にも摺動可能なように接続される。上記構成によれば、本体金具(10)と第2接続管(30)とが、第1接続管(20)を介して、互いに相対回転可能な状態に接続される。したがって、これらを曲げたり捩ったりすることなく、配管(4,5)同士をより適切に位置ズレ吸収可能に接続することができる。
また、管継手(3)が、更に、本体金具(10)の貫通孔(11)の一方の開口(11A)に蓋をするキャップ(40)を有する。本体金具(10)の筒壁に、接続口(14)が貫通孔(11)と連通して管軸方向(D)とは交差する方向に開口する形に形成される。上記構成によれば、管継手(3)により、互いに角度を成す形に設けられる配管(4,5)同士を適切に位置ズレ吸収可能に接続することができる。
また、本体金具(10)の第1係止部(12)が、貫通孔(11)の経路途中に形成された縮径部(12)とされる。そして、この縮径部(12)と突き当たる第1接続管(20)に形成された第1規制部(21)が、第1接続管(20)の貫通孔(11)内に挿通される基端部から鍔状に張り出すフランジ部(21)とされる。上記構成によれば、第1接続管(20)の第1規制部(21)を、本体金具(10)の第1係止部(12)に対して全周に亘って安定性良く突き当てることができる。
また、管継手(3)が、混合水栓(1)の水栓本体(2)内に設けられる。上記構成によれば、混合水栓(1)の水栓本体(2)内のような狭いスペース内であっても、管継手(3)により、各配管(4,5)を曲げたり捩ったりすることなく、配管(4,5)同士を適切に位置ズレ吸収可能に接続することができる。
《その他の実施形態について》
以上、本発明の実施形態を1つの実施形態を用いて説明したが、本発明は上記実施形態のほか、以下に示す様々な形態で実施することができるものである。
1.本発明の管継手は、混合水栓の水栓本体内の他、各種水栓金具への給湯水を行うための配管経路等、様々な配管同士の接続箇所に適用することができるものである。また、管継手は、角管や異形管等の円管以外の管形状を持つ配管同士の接続にも適用することが可能である。
また、管継手は、管軸方向に並ぶ配管同士を接続する構成であっても良い。具体的には、本体金具の貫通孔の一方の開口を一方の配管との接続口とすることで、上記のような構成をとることができる。また、管継手は、管軸方向とは交差する方向に並ぶ配管同士を接続する構成であっても良い。具体的には、本体金具の筒壁に一方の配管との接続口を形成し、第2接続管を他方の配管と接続可能なL字状の管形状とすることで、上記のような構成をとることができる。
2.本体金具に形成される一方の配管との接続口は、本体金具に複数設定されていても良い。接続口を複数設定することで、管継手を、複数の配管同士を繋ぐ多方管継手として構成することができる。また、第2接続管に複数の配管を繋いでも良い。
3.本体金具及び第1接続管は、各々が管軸方向には摺動可能であるが、管軸まわりの回転方向は一体的となるように嵌合される角管形状や異形管形状の組み合わせから成るものであっても良い。なお、そのような構成において、第2接続管を第1接続管に対して管軸まわりの回転方向に摺動可能なように組み付けることにより、同部分において第2接続管を本体金具に対して管軸まわりの回転方向に摺動可能な構成とすることができる。
4.本体金具の貫通孔内に突出して形成される第1係止部、及び同第1係止部に突き当たって摺動規制される第1接続管の第1規制部は、必ずしも管軸まわりの全周囲に亘って当接する構成でなくても良く、管軸まわりの一部領域において突き当たる構成であっても良い。また、これらの当接は、面当たりの他、点当たりや線当たりの当接であっても良い。また、第1係止部は、貫通孔の縮径部から成るものの他、部分的に突出形成される突起から成るものであっても良い。
第2接続管の第2規制部、及び同第2規制部を突き当てさせて摺動規制する本体金具の第2係止部も同様に、必ずしも管軸まわりの全周囲に亘って当接する構成でなくても良く、管軸まわりの一部領域において突き当たる構成であっても良い。また、これらの当接は、面当たりの他、点当たりや線当たりの当接であっても良い。また、第2係止部は、本体金具の後端面部から成るものの他、本体金具から部分的に突出形成される突起から成るものであっても良い。
1 混合水栓
2 水栓本体
2A 温調ハンドル
3 管継手
4 第1配管(他方の配管)
4A 座部
5 第2配管(一方の配管)
5A 接続管部
5B 座部
5C 挿通管部
6 第3配管
6A 座部
7A,7B クイックファスナ
10 本体金具
11 貫通孔
11A 前側の開口(一方の開口)
11B 後側の開口(他方の開口)
12 縮径部(第1係止部)
13 後端面部(第2係止部)
14 接続口
20 第1接続管
20A 流通路
21 フランジ部(第1規制部)
22 嵌合管部
23 延出管部
24 接続管部(接続側端部)
30 第2接続管
30A 流通路
31 接続管部(第2規制部)
32 座部
33 挿通管部
40 キャップ
O1~O6 Oリング
D 管軸方向
P1 第1規制位置
P2 第2規制位置
A 間隔

Claims (5)

  1. 配管同士を接続する管継手であって、
    管軸方向に貫通する貫通孔及び該貫通孔と連通する一方の前記配管との接続口を備えた筒状の本体金具と、
    該本体金具に前記貫通孔の一方の開口から挿通されて管軸方向に摺動可能なように接続される第1接続管と、
    該第1接続管の挿通された先の接続側端部と接続され、他方の前記配管と接続される第2接続管と、を有し、
    前記第1接続管が、前記貫通孔と管軸方向に連通する流通路と、前記貫通孔の内周部に突出して形成された第1係止部との突き当たりにより前記第1接続管の前記貫通孔の他方の開口に向けた摺動を第1規制位置に規制する第1規制部と、を有し、
    前記第2接続管が、前記第1規制位置では前記本体金具に形成された第2係止部から管軸方向に離間し、前記第2係止部との突き当たりにより前記第1接続管の前記貫通孔の一方の開口に向けた摺動を第2規制位置に規制する第2規制部を有する管継手。
  2. 請求項1に記載の管継手であって、
    前記第1接続管が、前記本体金具に対して、管軸まわりの回転方向にも摺動可能なように接続される管継手。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の管継手であって、
    更に、前記本体金具の前記貫通孔の一方の開口に蓋をするキャップを有し、
    前記本体金具の筒壁に、前記接続口が前記貫通孔と連通して管軸方向とは交差する方向に開口する形に形成される管継手。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載の管継手であって、
    前記本体金具の前記第1係止部が、前記貫通孔の経路途中に形成された縮径部とされ、該縮径部と突き当たる前記第1接続管に形成された前記第1規制部が、前記第1接続管の前記貫通孔内に挿通される基端部から鍔状に張り出すフランジ部とされる管継手。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載の管継手であって、
    当該管継手が、混合水栓の水栓本体内に設けられる管継手。
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