JP7240352B2 - 電動ポンプ - Google Patents

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本発明は、流体を吸込んで吐出する電動ポンプの構造に関する。
車両、特に四輪自動車に搭載される内燃機関は、一般に水冷式になっている。従って、内燃機関の冷却水を吸込み吐出して循環させる冷却水ポンプが、当該内燃機関に付帯している。
既知の電動の冷却水ポンプ(例えば、下記特許文献を参照)は、流体即ち冷却水の吸込口及び吐出口が連通するポンプ室(渦室)を包有するポンプハウジングと、ポンプ室内に配置するインペラを回転軸に固定してなるロータと、ロータを囲繞するステータとを備える。そして、ロータとステータとのうち一方に設けた永久磁石と、他方に設けたコイルとの間で発生させる電磁力により、ロータひいてはインペラを回転駆動し、吸込口から冷却水を吸込み、その冷却水を圧送して吐出口から吐出させる。
特開2020-016182号公報
従来の電動ポンプでは、ポンプハウジングにおける吸込口がロータの回転軸の軸心方向を向いて開口し、吐出口が軸心方向と直交する径方向を向いて開口している。また、ロータとステータとは、機械的に連結していない。ロータを回転させると、吸込口側がより低圧、吐出口側がより高圧となる。その帰結として、ロータが軸心方向に沿って吸込口側に引き込まれ、ステータから迫り出してくる状態となる。
ポンプハウジングに、吸込口側からインペラに当接してロータの迫り出しを抑止するボスを一体成形することも考えられる。しかしながら、そのような形状のポンプハウジングを作製しようとすると、加工工数が増加してコストの高騰を招くきらいがある。
本発明は、電動ポンプの運転中にロータが迫り出すことを適切に抑止し得る構造を、できるだけ低コストで実現しようとするものである。
本発明では、流体の吸込口及び吐出口が連通するポンプ室を包有するポンプハウジングと、前記ポンプ室内に配置するインペラを回転軸に固定してなるロータと、前記ロータを囲繞するステータと、前記吸込口側から前記回転軸の軸心方向に沿って前記インペラに当接する当たり面を有している、前記ポンプハウジングとは別体をなす押さえ部材とを具備し、前記押さえ部材が、内に軸孔を有するボスを備え、前記軸孔に、前記ロータの回転軸の前記吸込口側の一端を挿入してこれを軸受させるとともに、前記ボスにおける、前記回転軸の軸心方向に沿って前記インペラの方を向く面を、前記当たり面としており、前記押さえ部材は、前記回転軸の軸心回りに環状に形成した外郭を備え、その外郭と前記ポンプハウジングの吸込口の周縁部に密着するシール面を有するシール体との間にラビリンスシールを設けた電動ポンプを構成した。
本発明によれば、電動ポンプの運転中にロータが迫り出すことを適切に抑止し得る構造を低コストで実現できる。
本発明の一実施形態の電動ポンプの構造を示す断面図。
本発明の一実施形態を、図面を参照して説明する。本実施形態の電動ポンプ1は、水冷式内燃機関の冷却水を吸込み吐出して循環させるためのものである。図1に示すように、本実施形態の電動ポンプ1は、流体たる冷却水の吸込口21及び吐出口(図示せず)が連通するポンプ室(渦室)を包有するポンプハウジング2と、ポンプ室内に配置するインペラ32を回転軸31に固定してなるロータ3と、ロータ3を囲繞するステータ4と、ロータ3及びステータ4を内在させるモータ室を包有するモータハウジング5と、ポンプハウジング2とは別体をなしポンプハウジング2とインペラ32との間に介在するシール体6及びブッシュ7とを具備する。
ポンプハウジング2において、冷却水の吸込口21は、ロータ3の回転軸31の軸心A方向を向いて開口している。これに対し、冷却水の吐出口は、ロータ3の回転軸31の軸心A方向と直交する径方向、即ち図1の紙面と直交する方向に沿った奥方に開口しており、図1中に表れない。
ロータ3は、回転軸31における吸込口21に臨む一端側に固定して設けたインペラ32と、吸込口21から離反する他端側に固定して設けた永久磁石33とを備える。ロータ3の回転軸31の一端は、ブッシュ7の中心部に形成した軸孔74に挿入して軸受させる。回転軸31の他端は、モータハウジング5の中心部に形成した軸穴51に挿入して軸受させる。回転軸31と、軸孔74及び軸穴51の各々との間には、適宜ベアリングを介設してよい。
ステータ4は、磁性鋼板を積層したコアに導線を巻き回して構成したコイル41を備える。
シール体6は、ポンプハウジング2から別個独立した(即ち、ポンプハウジング2に対して脱着可能な)部材であり、後付けでポンプハウジング2内に挿入し、吸込口21近傍の部位に配置する。シール体6は、回転軸31の軸心A回りに一周連続した環状体であり、ポンプハウジング2の内周面に当接または極近接する外周面61と、回転軸31の軸心A方向を向きポンプハウジング2の吸込口21の周縁部に密着するシール面62とを有している。
ブッシュ7もまた、ポンプハウジング2及びシール体6から別個独立した(即ち、ポンプハウジング2及びシール体6に対して脱着可能な)部材であり、後付けでポンプハウジング2及びシール体6の内に挿入して、吸込口21近傍の部位に配置する。ブッシュ7は、回転軸31の軸心A回りに一周連続した環状の外郭71と、外郭71の内側にあって回転軸31の軸心A回りに一周連続した環状のボス72と、ボス72の外周面から外郭71の内周面に向かって放射状に延びて双方に連接している複数の支持腕73とを備える。上記の軸孔74は、ボス72の中央に位置する。ブッシュ7の外郭71の外周面と、これを収めるシール体6の内周面との間には、ラビリンスシール75を設ける。
ポンプハウジング2とブッシュ7とは、キー結合(または、スプライン結合)している。即ち、ブッシュ7の外郭71の外周面には、径方向に沿って外側方に突出し軸心A方向に沿って延伸したキーを形成する。翻って、これを収めるポンプハウジング2の内周面には、径方向に沿って外側方に凹み軸心A方向に沿って延伸した凹溝(図示せず)を形成する。ブッシュ7をポンプハウジング2内に挿入したとき、前者のキーが後者の凹溝に係合し、ブッシュ7がポンプハウジング2に対して相対的に軸心A回りに回動することを防ぐ。
しかして、ブッシュ7のボス72における、回転軸31の軸心A方向に沿ってロータ3の方を向く面を、インペラ32に当接する当たり面としている。その当たり面とインペラ32との間には、ワッシャ76を介設する。
既知の電動ポンプと同様、本実施形態の電動ポンプ1でも、コイル41に通電してロータ3とステータ4の間で電磁力を発生させ、ロータ3ひいてはインペラ32を回転させる。さすれば、図1中に矢印で表しているように、冷却水が、ポンプハウジング2の吸込口21からポンプ室内へと流入し、シール体6及びブッシュ7の内空、特に外郭71とボス72との間の領域を通過してインペラ32の周辺に至り、インペラ32により圧送されて吐出口からポンプ室外に流出することとなる。
ロータ3とステータ4とは、機械的に連結していない。従って、ロータ3を回転させて電動ポンプ1を運転するとき、吸込口21側の圧力と吐出口側の圧力との差圧により、インペラ32を含むロータ3が軸心A方向に沿って吸込口21側に引き込まれる。だが、本実施形態では、インペラ32がブッシュ7のボス72の当たり面、より具体的にはワッシャ76に当接することで、インペラ32がワッシャ76に対し摺動して回転しながら、インペラ32を含むロータ3が吸込口21側に変位してステータ4から迫り出すことが抑制される。
既に述べた通り、ブッシュ7の外郭71の外周面とシール体6の内周面との間には、ラビリンスシール75を設けている。このラビリンスシール75の存在により、冷却水がブッシュ7の外郭71の外周とシール体6の内周との間を通じて吐出口側から吸込口21側に漏洩(または、逆流)することが抑制される。さらに、シール体6のシール面62がポンプハウジング2の吸込口21の周縁部に密着することから、冷却水がシール体6の外周とポンプハウジング2の内周との間を通じて吐出口側から吸込口21側に漏洩することも抑制される。総じて、本電動ポンプ1の効率を高く維持することができる。
本実施形態では、流体の吸込口21及び吐出口が連通するポンプ室を包有するポンプハウジング2と、前記ポンプ室内に配置するインペラ32を回転軸31に固定してなるロータ3と、前記ロータ3を囲繞するステータ4と、前記吸込口21側から前記回転軸31の軸心A方向に沿って前記インペラ32に当接する当たり面(ワッシャ76)を有している、前記ポンプハウジング2とは別体をなす押さえ部材(ブッシュ7)とを具備する電動ポンプ1を構成した。
本実施形態によれば、電動ポンプ1の運転中にロータ3が迫り出すことを適切に抑止し得る。しかも、ポンプハウジング2の形状が徒に複雑化せず、ポンプハウジング2を成形するための金型の設計及び型抜き等が容易であり、ポンプハウジング2を作製する際の加工工数が増加せず、コストの高騰を招かずに済む。
ラビリンスシール75の部分は、軸心A方向と直交する径方向に沿った公差の管理、寸法精度を徹底すればよい。即ち、ブッシュ7とシール体6との間、及びブッシュ7とポンプハウジング2との間について、軸心A方向に沿った寸法精度を極端に高める必要がない。これは、シール体6が有するシール面62とポンプハウジング2の吸込口21の周縁部との間で緊密なシールがなされることによる。
なお、本発明は以上に詳述した実施形態に限られるものではない。例えば、本発明に係る電動ポンプが吸込み吐出する流体は、内燃機関の冷却水には限定されない。
その他、各部の具体的な構成や処理の内容は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。
1…電動ポンプ
2…ポンプハウジング
21…吸込口
3…ロータ
31…回転軸
32…インペラ
4…ステータ
7…押さえ部材(ブッシュ)
76…当たり面(ワッシャ)
A…回転軸の軸心

Claims (1)

  1. 流体の吸込口及び吐出口が連通するポンプ室を包有するポンプハウジングと、
    前記ポンプ室内に配置するインペラを回転軸に固定してなるロータと、
    前記ロータを囲繞するステータと、
    前記吸込口側から前記回転軸の軸心方向に沿って前記インペラに当接する当たり面を有している、前記ポンプハウジングとは別体をなす押さえ部材とを具備し、
    前記押さえ部材は、内に軸孔を有するボスを備え、
    前記軸孔に、前記ロータの回転軸の前記吸込口側の一端を挿入してこれを軸受させるとともに、
    前記ボスにおける、前記回転軸の軸心方向に沿って前記インペラの方を向く面を、前記当たり面としており、
    前記押さえ部材は、前記回転軸の軸心回りに環状に形成した外郭を備え、その外郭と前記ポンプハウジングの吸込口の周縁部に密着するシール面を有するシール体との間にラビリンスシールを設けた電動ポンプ。
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