JP7239211B1 - ギフトプロモーション支援システム及び実店舗 - Google Patents
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Abstract
Description
このようなサービスは、利用者にとっては気軽にギフト贈呈ができ、便利ではあるが、幾つかの課題を抱えている。その一つは、贈ることができる商品やサービスが限定されていることである。購入して贈ることができるのは、コンビニ等で通常売られている商品であったり、大規模飲食チェーン店での食事券であったりする場合が多い。この点は、贈呈された者が簡単に商品やサービスと交換できるようにするという配慮ではあるものの、個人経営のような店舗や小規模のチェーン店では、この種のサービスを利用することができない。
この出願の発明は、上記のような課題を解決するために為されたものであり、ギフト資産を贈る際に好適に利用できるシステムを提供し、小規模の店舗やチェーン店がギフト資産発行を販売促進策として効果的に実施することができるようにすることを目的としている。
このシステムは、支援サーバーと、記憶部と、ギフト発行記録手段と、使用申請処理手段と
を備えている。
記憶部には、発行されたギフト資産の情報を記録したギフト発行情報ファイルが記憶されている。
ギフト発行情報ファイルには、各ギフト資産を特定するギフトIDが記録されており、各ギフトIDに対応して、各ギフト資産を発行した店舗の店舗事業者を特定可能な情報と、各ギフト資産が発行された後に未使用であるか否かを特定可能な使用有無情報と、各ギフト資産の残額とが記録されている。
ギフト発行記録手段は、支援サーバーに実装されたギフト発行記録プログラムによって構成されており、ギフト発行記録プログラムは、発行されたギフト資産のギフトIDと、ギフト資産を発行した店舗の店舗事業者を特定可能な情報とをギフト資産情報ファイルに記録するとともに、発行されたギフト資産の金額を残額としてギフト発行情報ファイルに記録するプログラムである。
使用申請処理手段は、支援サーバーに実装された使用申請処理プログラムによって構成されており、使用申請処理プログラムは、ギフト資産が使用される店舗の店舗事業者を特定可能な情報とギフトIDと使用金額とが送信されて使用申請がされた際に実行されるプログラムであって、ギフトIDでギフト発行情報ファイルを検索し、該当するギフト資産について記録されている残額が使用金額以上である場合に使用可の戻り値を出力するとともに当該残額から使用金額を減額して残額を更新する処理である更新処理を行うプログラムである。
そして、使用申請処理プログラムは、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用である場合には、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一である場合に使用可の戻り値を出力して更新処理を行うプログラムであり、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用の場合に、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一でない場合には使用不可の旨を戻り値を出力して更新処理は行わないプログラムである。
この実店舗には、インターネットを介して支援サーバーにアクセス可能な店舗端末が設けられている。
この実店舗には、贈り主に対して発行され、店舗において商品もしくはサービスを購入する際に代金として使用可能な権利又は商品もしくはサービスと交換できる権利であるギフト資産を有形化したギフトカードの素材であるギフトカード素材が備えられている。
ギフトカード素材には、店舗端末で読み取られることで支援サーバーにアクセス可能なコードシンボルが印刷されているとともに、発行日記入欄が設けられている。コードシンボルは、ギフトIDを含んでおり、ギフトID及びギフトカード素材が備えられた当該実店舗の店舗事業者を特定可能な情報を支援サーバーに送信して、記憶部に記憶されたギフト発行情報ファイルにプログラムの実行日を当該ギフトIDについての発行日として記録するとともに当該店舗事業者の特定可能情報を記録する支援サーバー上のギフト発行記録プログラムを実行することが可能なコードをシンボル化したものである。
発行日記入欄は、店舗端末によりコードシンボルが読み取られてギフト発行記録プログラムが実行された際にその実行の日がギフトカードの発行日として記入される欄である。
そして、支援サーバーには、使用申請処理プログラムが実装されており、前記コードシンボル又は前記コードシンボルとは別に印刷されたコードシンボルは、ギフトID、ギフト資産を使用して代金の支払いが行われようとしている店舗を特定する店舗ID及び使用金額を支援サーバーに送信して使用申請処理プログラムを実行することができるコードをシンボル化したものである。
使用申請処理プログラムは、ギフトIDでギフト情報ファイルを検索し、該当するギフト資産について記録されている残額が使用金額以上である場合に当該残額から使用金額を減額して残額を更新する処理である更新処理を行うプログラムである。
また、使用申請処理プログラムは、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用である場合には、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一である場合に使用可の戻り値を当該店舗端末に出力して表示させて更新処理を行うプログラムであり、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用の場合に、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一でない場合には使用不可の戻り値を当該店舗端末に出力して表示させて更新処理は行わないプログラムである。
そして、各ギフトカード素材に印刷されたコードシンボルは、互いに異なるギフトIDを含んでおり、店舗端末は、コードシンボルを読み取った際にギフトIDを取得してギフトIDを引数として送信してギフト発行記録プログラムを実行する端末である。
このギフトカード素材には、端末で読み取られることで支援サーバーにアクセス可能なコードシンボルが印刷されているとともに、発行日記入欄が設けられており、コードシンボルは、ギフトIDを含んでおり、ギフトID及びギフトカード素材が備えられた当該実店舗の店舗事業者を特定可能な情報を支援サーバーに送信して、記憶部に記憶されたギフト発行情報ファイルにプログラムの実行日を当該ギフトIDについての発行日として記録するとともに当該店舗事業者の特定可能情報を記録する支援サーバー上のギフト発行記録プログラムを実行することが可能なコードをシンボル化したものである。
そして、支援サーバーには、使用申請処理プログラムが実装されており、前記コードシンボル又は前記コードシンボルとは別に印刷されたコードシンボルは、ギフトID、ギフト資産を使用して代金の支払いが行われようとしている店舗を特定する店舗ID及び使用金額を支援サーバーに送信して使用申請処理プログラムを実行することができるコードをシンボル化したものである。
発行日記入欄は、店舗端末によりコードシンボルが読み取られてギフト発行記録プログラムが実行された際にその実行の日がギフトカードが発行日として記入される欄である。
使用申請処理プログラムは、ギフトIDでギフト情報ファイルを検索し、該当するギフト資産について記録されている残額が使用金額以上である場合に当該残額から使用金額を減額して残額を更新する処理である更新処理を行うプログラムである。
また、使用申請処理プログラムは、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用である場合には、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一である場合に使用可の戻り値を当該店舗端末に出力して表示させて更新処理を行うプログラムであり、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用の場合に、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一でない場合には使用不可の戻り値を当該店舗端末に出力して表示させて更新処理は行わないプログラムである。
その一方、被贈呈者にとっては、最初の使用は当該ギフト資産を発行した店舗又は同一店舗事業者の店舗に限定されるものの、余った分の額の使用は、他の店舗事業者の店舗においても行えるので、利便性が高い。余った分が他の店舗事業者の店舗でも使用できるということは、相対的に額は少ないものの、当該他の店舗事業者にとっては他の店舗事業者が発行したギフト資産による来店、売り上げが期待できることになり、相乗効果、一石二鳥的な効果が得られる。
また、ギフト資産についての発行の記録や使用申請の処理が支援サーバー上のプログラムによって行われるので、各店舗事業者における管理の手間がかからない。
この際、ギフトカードに印刷されているシンボルコードが、一つのコードで、ギフト発行記録プログラムと使用申請処理プログラムとを実行できるようにしておくと、どちらのシンボルコードを読み取るべきかを判断する必要がなく簡便であり、誤った方のシンボルコードを読み取ってしまってうまく動作しなくなる問題もない、
また、ギフトカード素材が、店舗において商品又はサービスと交換できる権利であるギフト資産を有形化したギフトカードの素材であって、当該商品又はサービスの価格が印刷されている構成によれば、ギフトの習慣においては異例であるものの、価格の安い他の商品又はサービスと交換した場合の残額を被贈呈者が容易に把握することができ、残額の使用が容易になる。
図1は、第一の実施形態のギフトプロモーション支援システムの概略図である。以下の説明において、「ギフトプロモーション」とは、顧客に対するギフト資産の発行及び発行されたギフト資産の店舗での使用を通じて店舗での売り上げ促進を図ることを指している。
記憶部2は、支援サーバー1に設けられたハードディスク等のストレージであるが、ストレージサーバーのように支援サーバー1とは別のサーバーに設けられている場合もある。
この実施形態においては、ギフト資産を有形化した物(以下、ギフト有形化物という。)が購入者に提供される。図2は、実施形態におけるギフト有形化物の一例を示した概略図である。
この他、ギフト有形化物3には、店舗名やギフト金額を印刷した部位が設けられている。さらに、店舗住所、店舗のPR文等が印刷された部位が設けられている。図2の例では、名刺大のカード型であるが、細長い長方形のチケット状のものであったり、ハート型のような特徴点な形状の印刷物であったりする場合もある。
ギフトカード3は、顧客に対して販売されることで発行されて有効となる。この際、発行日記入欄32に発行日(販売日)が記入される。説明の都合上、発行される前のギフトカード30を「ギフトカード素材」と呼び、発行後のギフトカード3を単に「ギフトカード」と呼ぶ。図2(1)がギフトカード素材30を示し、(2)がギフトカード3を示す。いずれにおいても、ギフトIDが印刷されている。
図3は、事業者情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。事業者情報ファイル21は、ギフトプロモーション支援サービスの提供を受ける事業者、即ちギフトプロモーションを実施する事業者の情報を記録したデータベースファイルである。以下、この事業者を店舗事業者という。
図3に示すように、事業者情報ファイル21は、「事業者ID」、「パスワード」、「事業者名」、「事業者住所」、「電話番号」、「印刷用イメージファイル名」、「ギフト金額」、「担当者名」等のフィールドから成るレコードを記録したデータベースファイルである。
「パスワード」は、店舗事業者として支援サーバー1にログインする際に必要となる情報が記録されるフィールドである。パスワードは予め決められ、事業者IDとともに店舗事業者に通知される。
「事業者名」は、店舗事業者の名称(会社名等)が記録されるフィールド、「事業者住所」は、店舗事業者の所在地(本社住所等)が記録されるフィールドである。「電話番号」や「担当者名」などは店舗事業者における連絡先の情報である。
「ギフト金額」は、一枚のギフトカード3のギフト資産としての価格(販売額)である。この実施形態では、一事業者で一種類のギフト資産としており、また価格ベースのギフトカード3を発行する例となっている。したがって、発行するギフト資産の額が店舗事業者において予め決定され、支援サービス提供事業者に通知される。これに基づき、「ギフト金額」の値が記録される。商品又はサービスと交換できる権利としてのギフト資産(商品又はサービスベースのギフト資産)が発行される場合も、当該商品又はサービスの価格が店舗事業者から支援サービス提供事業者に通知され、この価格が「ギフト金額」に記録される。
「店舗ID」は、店舗情報ファイル22の各レコードを一意に識別するIDであり、店舗毎に付与されて記録される。
「店舗パスワード」は、各店舗に対して予め与えられるパスワードが記録されるフィールドである。
「店舗名」は、店舗名がテキストで記録されるフィールドである。
「事業者ID」や「事業者名」は、事業者情報ファイル21における情報と同様である。
また、ギフト発行情報ファイル23の各レコードの情報は、ギフトカード素材30が支援サービス提供事業者から各店舗事業者に提供される際に管理用端末4によって予め記録される。支援サービス提供事業者は、店舗事業者からの要請に応じて、要請された枚数のギフトカード素材30を印刷して納品する。この際、事業者ID及びギフトIDを組み込んだ形でオンカードコードを生成し、図2に示すように他の情報とともに印刷が行われる。
ギフト資産発行は、図2に示すようなギフト有形化物3を顧客に販売する行為である。この際、必要な情報が支援サーバー1に送られ、ギフト資産発行手段によってギフト発行情報ファイル23に記録されるようになっている。
ギフトカード3の使用は、インターネット上の仮想店舗(ウェブサイトショップ)で使用される場合と、インターネット上の仮想店舗ではない実店舗で使用される場合とに大別される。まず、実店舗において使用される場合について説明する。
支援サーバー1には、使用可否問い合わせ受付手段を構成するプログラムとして使用可否問い合わせ受付プログラム13が実装されている。使用可否問い合わせ受付プログラム13も、ギフトカード受信プログラム11のサブルーチンとして実装されている。図7に示すように、ギフトカード受信プログラム11は、ギフトIDで検索した際、該当レコードの「発行日」の値がNull値でなければ、当該ギフトIDを引数にして使用可否問い合わせ受付プログラム13を実行するようプログラミングされている。使用可否問い合わせ受付プログラム13の戻り値は、制限種別と使用可能金額である。支援サーバー1は、使用可否問い合わせ結果表示ページをホストしており、これら戻り値は、使用可否問い合わせ結果表示ページに組み込まれて店舗端末5に表示される。制限種別は、当該ギフトカード3に印刷されているオンカードコードに含まれる事業者IDに係る店舗事業者が経営する店舗に使用が限られるという種別(以下、制限ありという。)と、同様にギフトプロモーション支援サービスを受けている他の店舗事業者が経営する店舗でも使用可能であるという種別(以下、制限無しという。)のいずれかである。
図10(1)に示す店舗待機ページにおいてオンカードコードが読み取られると、ギフトカード3の場合、図10(2)(3)に示す使用可否問い合わせ結果表示ページが表示される。図10(2)は制限種別が制限ありの場合の画面であり、図10(3)は制限種別が制限なしの場合の画面である。
図10(2)(3)に示すように、使用可否問い合わせ結果表示ページには、「ギフトを使用する」と表記された使用申請ボタン52が設けられている。支援サーバー1は、使用申請ページをホストしており、使用申請ボタン52は使用申請ページにリンクしている。図10(4)(5)は、使用申請ページの一例をそれぞれ示している。図10(4)(5)に示すように、使用申請ページは、使用金額を入力する使用金額入力欄53と、送信ボタン54とが設けられている。送信ボタン54は、使用申請処理プログラム14の実行ボタンとなっている。
図12は、仮想店舗においてギフトカードが使用される場合の構成について示した図であり、ある仮想店舗における決済ページの一例を示した図である。
図12(1)に示すように、仮想店舗の決済ページには、「ギフトカードを使用する」と表記されたギフト使用ボタン901と、ギフトID入力欄902とが設けられる。決済ページは、支援サーバー1の使用可否問い合わせ受付プログラム13を実行可能とされる。使用可否問い合わせ受付プログラム13は、仮想店舗の決済ページから呼び出される場合も基本的に同様の構成である。ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、該当レコードがなければエラーを返信してプログラムを終了する。該当レコードがある場合、「発行日」がNull値でないことを確認した後、当該レコードから制限種別と残額とを取得する。そして、図12(2)に示すように、決済ページに組み込んで制限種別と残額とを表示する。この際、使用申請ボタン903及び使用金額入力欄904も組み込んで表示する。図12(2)は、制限ありの場合の例である。
支援サービス提供事業者は、自社のウェブサイトでギフトプロモーション支援サービスについて広告宣伝し、利用を募る。また、各店舗事業者に対して営業活動を行ってギフトプロモーション支援サービスを説明し、利用を募る。これらに応じた各店舗事業者は、支援サービス提供事業者と契約する。この際、各店舗事業者は、経営している店舗の情報、ギフトプロモーションとして発行したいギフト資産の金額等を支援サービス提供事業者に伝える。支援サービス提供事業者における担当者は、管理用端末4を操作し、各店舗事業者の情報、各店舗の情報を事業者情報ファイル21、店舗情報ファイル22に記録する。一店舗事業者が複数の店舗を経営している場合、同一の事業者IDについて二以上のレコードが店舗情報ファイル22に記録される。
顧客は、ギフトカード3を友人、知人等に贈呈する。被贈呈者は、例えばギフトカード3を持って店舗に行き、ギフトカード3を店員に提示して使いたい旨を伝える。店員は、提示されたギフトカード3のオンカードコード31を店舗端末5で読み取る。この結果、使用可否問い合わせ受付プログラム13が実行され、図9(3)に示す使用申請ページが店舗端末5に表示される。店員は、ギフトカード3を使って購入したい商品を顧客から聞き取ってその金額を入力するか、又は使用したい金額を顧客から聞き取ってその金額を入力する。その上で、送信ボタン54を押す。
使用実績記録完了の返信を店舗端末5において確認すると、店員は、使用申請額を精算額から減額し、減額後の代金がゼロでない場合、その代金を徴収する。そして、ギフトカード3を使用して購入された商品を顧客に渡す。サービスの場合、サービス提供の前又は後の精算時に上記のような動作を行う。
余った分が他の店舗事業者の店舗でも使用できるということは、相対的に額は少ないものの、当該他の店舗事業者にとっては他の店舗事業者が発行したギフトカード3による来店、売り上げが期待できることになり、相乗効果、一石二鳥的な効果が得られる。
図13は、第二の実施形態のギフトプロモーション支援システムの概略図、図14は、第二の実施形態におけるギフトカード素材の概略図である。
第二の実施形態のギフトプロモーション支援システムは、ギフトカードが贈呈された被贈呈者に対するプロモーションを増進すべく、被贈呈者登録の構成を採用している。被贈呈者登録の目的の一つは、次回以降の商品又はサービスの購入の際に割り引かれる額であるポイントを被贈呈者に対して付与するためである。被贈呈者登録のため、支援サーバー1には被贈呈者登録プログラム15が実装されている。
被贈呈者登録ボタンには61、被贈呈者登録ページの表示プログラムが埋め込まれている。このプログラムは、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、該当レコードの「被贈呈者ID」に値が記録されているかどうか判断し、記録されていない場合には被贈呈者IDを自動生成し、それを組み込んだ状態で被贈呈者登録ページを被贈呈者端末7に表示するようになっている。記録されている場合には、その旨のエラーメッセージを表示してプログラムを終了する。図16は、被贈呈者登録ページの一例を示した概略図である。
そして、図16に示すように、被贈呈者登録ページは、被贈呈者の個人情報の入力欄を表示するページとなっている。この例では、個人情報の入力欄は、氏名入力欄、住所入力欄、性別入力欄、年齢入力欄、メールアドレス入力欄等となっている。また、任意のパスワードを入力するパスワード入力欄も設けられている。
図17に示すように、被贈呈者情報ファイル25は、「被贈呈者ID」、「パスワード」、「氏名」、「住所」、「年齢」、「性別」、「メールアドレス」、「ポイント情報ファイル名」、「共通ポイント残高」、「共通ポイント期限」等のフィールドから成るデータベースファイルである。
「店舗ポイント残高」は、店舗ポイントの残高が記録されるフィールドであるが、この実施形態では、1ポイント=1円として商品又はサービスの購入額から割り引く値が記録されるフィールドになっている。
「店舗ポイント期限」は、店舗ポイントに期限が設定される場合、入力されるフィールドである。例えば、最後に店舗ポイントが更新された日から1年の期間が設定される。「更新された日」とは、店舗ポイントが新たに付与されたり、後述するようにギフト残額から変換されたりして獲得した日であるか、最後に店舗ポイントを使用した日である。
「店舗ポイント種別」は、店舗ポイントが定額制か購入額に応じた従量制かを記録するフィールドである。例えば、ギフトカード3の使用申請額に関わらず1回につき100ポイントが付与される場合、定額制である。ギフトカード3の使用申請額の例えば5%の額のポイントが不要される場合、従量制である。「ポイント設定値」は、このようなポイントの設定値が記録されるフィールドである。上記の例で定額制の場合には「100」の値が記録され、従量制の場合には「0.05」の値が記録される。
図示は省略するが、上述した被贈呈者登録プログラム15は、被贈呈者登録が終了した際、「ギフトカード3で交換可能な商品又はサービスを閲覧しますか?」というようなメッセージとともに、「閲覧する」と表記されたボタンと、「閲覧せずに終了する」と表示されたボタンとが組み込まれたページを被贈呈者端末7に送信して表示するようプログラミングされている。「閲覧する」と表記されたボタンには、被贈呈者IDをセッション変数に追加しつつ付帯ウェブショップページを表示するコードが埋め込まれている。
付帯ウェブショップページを表示するプログラムは、セッション変数からギフトIDを取得し、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索する。そして、該当レコードから店舗IDを取得し、店舗IDで店舗情報ファイル22を検索して該当レコードから付帯ショップページファイル24のファイル名を取得する。そして、このファイル名の付帯ショップページファイル24を被贈呈者端末7に送信して表示する。付帯ウェブショップページを閲覧することにより、被贈呈者は、ギフトカード3を使用して得ることができる商品又はサービスを知ることができる。
第二の実施形態において、被贈呈者登録を促進する観点から、使用申請処理プログラム14は、被贈呈者登録がされているか否かで異なる処理をするようプログラミングされている。以下、この点について実店舗での使用を例にして説明する。図21は、第二の実施形態において店舗端末からの呼び出しで実行される使用申請処理プログラムの概略を示したフローチャートである。
第二の実施形態においても、使用申請処理プログラム14は、ギフトID、使用金額、店舗ID、制限種別を引数にして実行されるプログラムであり、使用申請額を残額から差し引いて更新するか、使用不可もしくはエラーメッセージを表示するプログラムであり、その点は第一の実施形態と同様である。
つまり、第二の実施形態では、被贈呈者登録がされていない場合、ギフト資産は最初の使用で終了であり、残額は保存されない構成となっている。図14に示すように、被贈呈者登録をしないと残額の使用ができな旨のメッセージがギフトカード3に印刷されている。
ファイル作成プログラム16は、上記被贈呈者登録の際、ポイント情報ファイル26を新たに作成して記憶部2に記憶するプログラムであり、被贈呈者登録プログラム15から呼び出されて実行される。この際、被贈呈者情報ファイル25の新規レコードに記録したファイル名でポイント情報ファイル26を作成する。
ポイント付与プログラム17は、ギフトIDを引数にしてギフト発行情報ファイル23を検索し、該当レコードの被贈呈者IDを取得する。そして、被贈呈者IDで被贈呈者情報ファイル25を検索し、該当レコードのポイント情報ファイル名を取得し、ポイント情報ファイル26を開く。次に、店舗IDで店舗情報ファイル22を検索し、該当レコードの事業者IDを取得する。そして、取得した事業者IDで事業者情報ファイル21を検索し、該当レコードの店舗ポイント種別とポイント設定値を取得する。
使用申請ページに設けられた送信ボタン54は、同様に、支援サーバー1上の使用申請処理プログラム14の実行ボタンとなっている。第二の実施形態の使用申請処理プログラム14は、ギフトID、使用金額(使用金額入力欄53で入力された値)、店舗ID、制限種別に加え、使用ポイント入力欄531で入力された値(以下、使用申請ポイント)を引数にして実行されるプログラムとなっている。
その上で、使用申請処理プログラム14は、ギフト使用金額から使用申請ポイントを減算してギフト使用金額とする。そして、ギフト発行情報ファイル23の該当レコードの「残額」をギフト使用金額で現在して減算後の値で更新する。これらの処理を行った後、使用申請処理プログラム14は、使用実績記録が完了した旨と更新後のギフト残額を店舗端末5に表示して終了する。
上記のような処理が行われるよう、使用申請処理プログラム14はプログラミングされている。店舗端末5から送信を行った店舗の店員は、使用申請ポイントが減算されたギフト使用金額を精算額から減額し、減額後の代金がゼロでない場合、その代金を徴収する。
仮想店舗におけるギフトカード3の使用も、使用申請処理プログラム14の実行が支援サーバー1上で又は他のサーバーからの要求により行われることを除き、上記実店舗における使用の場合と同様である。一例として、付帯ウェブショップにおけるギフトカード3の使用について説明する。
尚、記憶部2には、各付帯ショップページファイル24に対応して各付帯ウェブショップページに掲載される商品・サービスの情報を記録したデータベースファイルである商品情報ファイル(不図示)が記憶されている。各商品情報ファイルは、商品・サービスの名称や価格等の情報、当該商品・サービスを紹介するための写真等のイメージファイルのファイル名等の情報が記録されている。
前述したように、被贈呈者サイトトップページには、残額変換ボタン63が設けられている。記憶部2には残額変換ページのHTMLファイルが記憶されており、支援サーバー1には残額変換ページを表示するプログラムが実装されている。被贈呈者サイトトップページの残額変換ボタン63を押すことでプログラムが実行されて残額変換ページが表示される。
変換先ポイント種別が共通ポイントの場合、残額変換プログラム19は、被贈呈者情報ファイル25の「共通ポイント残高」にギフト残額を加算して更新する。その上で、ギフト発行情報ファイル23の「残額」を0に更新する。
また、共通ポイントは、ギフトプロモーション支援サービスの提供を受けている全ての店舗事業者の了解の上、サービス提供会社が適宜設定する。したがって、店舗ポイントと共通ポイントとは、使用期限が異なる場合があり得る。例えば、ある店舗事業者については店舗ポイントの使用期限は1年半であるが、共通ポイントは1年の場合もある。
第二の実施形態において、各店舗事業者に対しては特別の権限を持ったID及びパスワードが発行される。以下、この権限が与えられた者を店舗管理者と呼ぶ。図13に示すように、店舗管理者は、店舗管理者端末8を操作してインターネット9を介して支援サーバー1にアクセスする。
店舗管理者ID及びパスワードでログインすると、店舗管理者IDで事業者情報ファイル21が検索されて事業者IDが取得され、セッション変数に保持され、この状態で店舗ポイント設定ページが表示される。図25は、店舗ポイント設定ページの一例を示した概略図である。
店舗ポイント設定プログラムは、入力された店舗ポイント種別及び設定値と、セッション変数に保持された事業者IDを引数にして実行される。店舗ポイント設定プログラムは、事業者IDで事業者情報ファイル21を検索し、該当レコードの「店舗ポイント種別」「ポイント設定値」を引数で更新するようプログラミングされている。
第二の実施形態においても、贈り主は実店舗においてギフトカード3を購入して発行してもらい、被贈呈者に贈呈する。被贈呈者は、ギフトカード3に印刷されたメッセージを読み、被贈呈者端末7で第二のオンカードコード311を読み取る。この結果、図15に示す被贈呈者サイトトップページが表示される。被贈呈者は被贈呈者登録をしようと思い、被贈呈者登録ボタン61を押す。この結果、図16に示す被贈呈者登録ページが被贈呈者端末7に表示される。
被贈呈者は、被贈呈者登録ページで各情報を入力し、OKボタン64を押して確認ページを表示し、入力内容を確認した後、送信ボタンを押して被贈呈者登録を行う。その後、表示される付帯ウェブショップページで、ギフトカード3を使用して得ることができる商品又はサービスを閲覧する。
付帯ウェブショップページで、被贈呈者は取得可能な商品又はサービスを閲覧した後、任意の商品又はサービスを選択する。この結果、使用申請ページが表示される。この場合も、この時点では店舗ポイントも共通ポイントもゼロ(又はNull値)であるため、使用申請ページには、通常の申請ボタン65のみが表示され、ポイントを使用した上でのギフト残額の使用申請のボタンは表示されない。
また、店舗ポイントの設定が各店舗管理者端末8からのアクセスにより変更することができるので、各店舗事業者は、店舗ポイント付与によるプロモーションを適宜変更することができ、プロモーションを最適化することが容易である。
また、ギフト資産が、デジタルデータとして贈呈者に提供されて被贈呈者に贈呈される場合もある。即ち、贈呈者が操作する端末(贈呈者端末)に支援サーバー1からダウンロードされたり、電子メール添付の形で贈呈者端末に送信されたりして、その後に被贈呈者端末7に転送される場合もある。これらの場合も、ギフト資産の販売は店舗事業者の自社サイトで行われるから、売り掛け状態ということにはならない。
尚、通常は、支援システムの利用料が各店舗事業者にサービス提供事業者から請求される。この場合、利用料は、上記入金の金額から差し引かれたり、請求の金額に追加されたりする。
11 ギフトカード受信プログラム
12 ギフト発行記録プログラム
13 使用可否問い合わせ受信プログラム
14 使用申請処理プログラム
2 記憶部
23 ギフト発行情報ファイル
3 ギフトカード(ギフト有形化物)
31 オンカードコード(二次元コード)
4 管理用端末
5 店舗端末
Claims (10)
- 店舗において商品もしくはサービスを購入する際に代金として使用可能な権利又は商品もしくはサービスと交換できる権利であるギフト資産を贈り主に対して発行することで販売促進策とするギフトプロモーションを店舗が実施するのを支援するギフトプロモーション支援システムであって、
支援サーバーと、
記憶部と、
ギフト発行記録手段と、
使用申請処理手段と
を備えており、
記憶部には、発行されたギフト資産の情報を記録したギフト発行情報ファイルが記憶されており、
ギフト発行情報ファイルには、各ギフト資産を特定するギフトIDが記録されているとともに、各ギフトIDに対応して、
各ギフト資産を発行した店舗事業者を特定可能な情報と、
各ギフト資産が発行された後に未使用であるか否かを特定可能な使用有無情報と、
各ギフト資産の残額と
が記録されており、
ギフト発行記録手段は、支援サーバーに実装されたギフト発行記録プログラムによって構成されており、
ギフト発行記録プログラムは、発行されたギフト資産のギフトIDと、ギフト資産を発行した店舗事業者を特定可能な情報とをギフト資産情報ファイルに記録するとともに、発行されたギフト資産の金額を残額としてギフト発行情報ファイルに記録するプログラムであり、
使用申請処理手段は、支援サーバーに実装された使用申請処理プログラムによって構成されており、
使用申請処理プログラムは、ギフト資産が使用される店舗の店舗事業者を特定可能な情報と、ギフトIDと、使用金額とが送信されて使用申請がされた際に実行されるプログラムであって、ギフトIDでギフト発行情報ファイルを検索し、該当するギフト資産について記録されている残額が使用金額以上である場合に使用可の戻り値を出力するとともに当該残額から使用金額を減額して残額を更新する処理である更新処理を行うプログラムであり、
使用申請処理プログラムは、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用である場合には、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一である場合に使用可の戻り値を出力して更新処理を行うプログラムであり、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用の場合に、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一でない場合には使用不可の旨を戻り値を出力して更新処理は行わないプログラムであることを特徴とするギフトプロモーション支援システム。 - 前記ギフト発行情報ファイルには、各ギフト資産について被贈呈者IDが記録されており、
前記記憶部には、被贈呈者情報ファイルが記憶されており、
被贈呈者情報ファイルは、被贈呈者IDと、被贈呈者名を含む被贈呈者の個人情報とが記録されたデータベースファイルであり、
前記支援サーバーには、被贈呈者登録プログラムが実装されており、
被贈呈者登録プログラムは、前記ギフト資産が贈呈された被贈呈者が操作する端末である被贈呈者端末からギフトIDが送信された際に実行されるプログラムであって、被贈呈者端末から被贈呈者の個人情報が送信された場合に被贈呈者ID及び当該被贈呈者の個人情報を被贈呈者情報ファイルに記録するとともに、当該ギフトIDについて前記ギフト発行情報ファイルに被贈呈者IDを記録するプログラムであることを特徴とする請求項1記載のギフトプロモーションシステム。 - 前記使用申請処理プログラムは、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用ではなく且つ前記ギフト発行情報ファイルに記録された残額が0より大きい場合に、当該ギフトIDについて前記ギフト発行情報ファイルに被贈呈者IDが記録されていない場合には、使用不可の戻り値を出力するプログラムであることを特徴とする請求項2記載のギフトプロモーションシステム。
- 前記支援サーバーには、ファイル作成プログラムと、ポイント付与プログラムと、ポイント使用記録プログラムとが実装されており、
ファイル作成プログラムは、前記被贈呈者登録プログラムにより被贈呈者IDが前記被贈呈者情報ファイルに記録された際、当該被贈呈者IDに対応してポイント情報ファイルを作成して記憶部に記憶するプログラムであり、
各ポイント情報ファイルは、店舗における次回以降の商品又はサービスの際に割り引く店舗ポイントの残高であるポイント残高が当該店舗の店舗事業者に対応して記録されるデータベースファイルであり、
ポイント付与プログラムは、前記使用申請処理プログラムが実行されて更新処理が行われた際、店舗ポイントを算出して店舗ポイント残高に加算してポイント情報ファイルでの記録を更新するプログラムであり、
ポイント付与プログラムは、送信されたギフトIDで前記ギフト発行情報ファイルを検索して対応する被贈呈者IDを取得し、その被贈呈者IDに対応するポイント情報ファイルが前記記憶部に記憶されている場合に、当該ポイント情報ファイルにおいて、送信された前記情報で特定される店舗事業者に対応して記録されている店舗ポイント残高を更新するプログラムであり、
店舗ポイント使用記録プログラムは、店舗事業者を特定可能な情報と、被贈呈者ID又はギフトIDと、使用する店舗ポイントの情報である使用店舗ポイント値とが送信された際に実行されるプログラムであり、
店舗ポイント使用記録プログラムは、送信された被贈呈者ID又は送信されたギフトIDで前記ギフト発行情報ファイルを検索して取得した被贈呈者IDに対応するポイント情報ファイルにおいて、送信された前記情報で特定される店舗事業者に対応した店舗ポイント残高から、送信された前記使用店舗ポイント値を減額して更新するプログラムであることを特徴とする請求項2又は3記載のギフトプロモーション支援システム。 - 前記支援サーバーは、前記ギフト資産が贈呈された被贈呈者が操作する端末である被贈呈者端末に対して残額変換ページを提供するサーバーであって、残額変換プログラムが実装されており、
残額変換ページは、前記ギフト資産が最初に使用された後に残額がある場合の当該残額を前記店舗ポイントに変換するためのページであって、ギフトIDを送信して残額変換プログラムを実行するための要素を含んでおり、
残額変換プログラムは、送信されたギフトIDで前記ギフト発行情報ファイルを取得して対応する店舗事業者の特定可能情報及び残額を取得し、残額変換ページを提供した被贈呈者端末を操作する被贈呈者の被贈呈者IDに対応したポイント情報ファイルを開いて当該店舗事業者に対応する店舗ポイント残高に残額の値を加算して更新し、加算した分の値をギフト発行情報ファイルにおける残額から減算して残額を更新するプログラムであることを特徴とする請求項4記載のギフトプロモーション支援システム。 - 前記ギフト資産を発行した店舗事業者が経営する店舗には、当該ギフト資産の使用申請を送信するための店舗端末が設置されており、
前記ポイント付与プログラムは、前記店舗事業者を特定可能な情報としての店舗ID、前記ギフトID及び前記使用金額とが前記店舗端末から送信されて前記使用申請処理プログラムが実行されて使用可の戻り値が出力された場合には第一の値の店舗ポイントを算出し、前記店舗事業者を特定可能な情報としての店舗ID、前記ギフトID及び前記使用金額が前記店舗端末以外から送信されて前記使用申請処理プログラムが実行されて使用可の戻り値が出力された場合には第二の値の店舗ポイントを算出するプログラムであり、第一の値の店舗ポイントは第二の値の店舗ポイントより多いことを特徴とする請求項4又は5記載のギフトプロモーション支援システム。 - 顧客に対して商品又はサービスを提供する店舗であって、インターネット上の仮想店舗ではない実店舗であり、
インターネットを介して支援サーバーにアクセス可能な店舗端末が設けられており、
贈り主に対して発行され、店舗において商品もしくはサービスを購入する際に代金として使用可能な権利又は商品もしくはサービスと交換できる権利であるギフト資産を有形化したギフトカードの素材であるギフトカード素材が備えられており、
ギフトカード素材には、店舗端末で読み取られることで支援サーバーにアクセス可能なコードシンボルが印刷されているとともに、発行日記入欄が設けられており、
コードシンボルは、ギフトIDを含んでおり、ギフトID及びギフトカード素材が備えられた当該実店舗の店舗事業者を特定可能な情報を支援サーバーに送信して、記憶部に記憶されたギフト発行情報ファイルにプログラムの実行日を当該ギフトIDについての発行日として記録するとともに当該店舗事業者の特定可能情報を記録する支援サーバー上のギフト発行記録プログラムを実行することが可能なコードをシンボル化したものであり、
発行日記入欄は、店舗端末によりコードシンボルが読み取られてギフト発行記録プログラムが実行された際にその実行の日をギフトカードの発行日として記入される欄であり、
支援サーバーには、使用申請処理プログラムが実装されており、
前記コードシンボル又は前記コードシンボルとは別に印刷されたコードシンボルは、ギフトID、ギフト資産を使用して代金が行われようとしている実店舗の店舗事業者を特定可能な情報及び使用金額を支援サーバーに送信して使用申請処理プログラムを実行することができるコードをシンボル化したものであり、
使用申請処理プログラムは、ギフトIDでギフト情報ファイルを検索し、該当するギフト資産について記録されている残額が使用金額以上である場合に当該残額から使用金額を減額して残額を更新する処理である更新処理を行うプログラムであり、
使用申請処理プログラムは、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用である場合には、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一である場合に使用可の戻り値を当該店舗端末に出力して表示させて更新処理を行うプログラムであり、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用の場合に、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一でない場合には使用不可の旨を戻り値を当該店舗端末に出力して表示させて更新処理は行わないプログラムであり、
各ギフトカード素材に印刷されたコードシンボルは、互いに異なるギフトIDを含んでおり、店舗端末は、コードシンボルを読み取った際にギフトIDを取得してギフトIDを引数として送信してギフト発行記録プログラムを実行する端末であることを特徴とする実店舗。 - 前記ギフト発行記録プログラムを実行可能なコードシンボルと前記使用申請処理プログラムを実行可能なシンボルコードは一つのシンボルコードであって、前記支援サーバー上のギフトカード受信プログラムの実行コードをシンボル化したものであり、
ギフトカード受信プログラムは、送信されたギフトIDについてギフト発行方法ファイルに発行日が記録されていない場合にはギフト発行記録プログラムを実行するプログラムであり、発行日が記録されている場合には使用申請処理プログラムを実行するプログラムを実行するプログラムであることを特徴とする請求項7記載の実店舗。 - 前記ギフトカード素材は、店舗において商品又はサービスと交換できる権利であるギフト資産を有形化したギフトカードの素材であって、当該商品又はサービスの価格が印刷されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の実店舗。
- 前記ギフトカード素材に印刷された前記コードシンボルは前記支援サーバー上の被贈呈者登録ページにアクセスすることが可能なコードシンボルであるか又は前記支援サーバー上の被贈呈者登録ページにアクセスすることが可能なコードシンボルが前記ギフトカード素材に別に印刷されており、
被贈呈者登録ページは、被贈呈者名を含む被贈呈者の個人情報を入力させるページであって、入力された個人情報を被贈呈者IDとともに記憶部上の被贈呈者情報ファイルに記憶する支援サーバー上のプログラムを実行可能なページであることを特徴とする請求項7乃至9いずれかに記載の実店舗。
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Non-Patent Citations (1)
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特集 ブランドプリペイドの潜在力,月刊消費者信用,一般社団法人金融財政事情研究会,2014年05月01日,第32巻 第5号,pp.16-21 |
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