JP7239211B1 - ギフトプロモーション支援システム及び実店舗 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ギフト資産を贈る際に好適に利用できるシステムを提供し、小規模の店舗やチェーン店がギフト資産発行を販売促進策として効果的に実施することができるようにする。【解決手段】 店舗で購入代金として使用可能なギフト資産としてのギフトカード3が店舗事業者により贈り主に発行されて被贈呈者に贈呈される。被贈呈者はギフトカード3を店舗で提示し、オンカードコードが店舗端末5で読み取られ、支援サーバー1にギフトIDが送信されて使用申請処理プログラム14が実行される。使用申請処理プログラム14は、ギフトカード3が未使用である場合には、発行した店舗事業者が経営する店舗の店舗端末5からの送信であり使用期限内である場合に限り使用可を返信し、未使用でない場合には他の店舗事業者が経営する店舗の店舗端末5からの送信であっても使用期限内であれば使用可を返信する。【選択図】 図1

Description

この出願の発明は、商品もしくはサービスを購入する際に代金として使用可能な権利又は商品もしくはサービスと交換できる権利であるギフト資産を店舗が発行することで販売促進策とするのを支援する技術に関するものである。
日本人は贈り物が好きな人種であるといわれている。贈り物をすることは、対人関係を円滑にする上で不可欠といってもよく、友人、知人、仕事上の関係者などに盛んに贈り物がされている。このような贈り物に関して、ITの利用も進んできており、カタログ式ギフトをウェブサイトで提供するサービスも登場している。
このような贈り物の種別として、フォーマルギフト、カジュアルギフトという呼び名が用いられることがある。厳密な区別はないが、フォーマルギフトは、お中元やお歳暮、結婚披露宴等、フォーマルな場での贈り物を指し、カジュアルギフトは、お誕生日祝いやバレンタインの贈り物など、日常生活におけるちょっとした贈り物を指している。さらに、安価なギフトについてはプチギフトと呼ばれることもある。以下、この明細書では、「気軽に贈れるギフト」という意味で、プチギフトも含めて「カジュアルギフト」の名称を使用する。
近年、インターネットを利用したカジュアルギフトサービスが登場しており、その一つが非特許文献1として知られている。この種のギフトサービスは、ウェブサイトにおいてギフトをクレジットカード決済等で購入でき、購入したギフトをSNSやメール等で相手方の端末(スマホ等)に送ることができる。ここでのギフトは、商品又はサービスと交換できる権利(債権)であり、相手方に送るのは、交換のためのコードである。コードは、バーコードのようなコードシンボルであり、コードシンボルのイメージがSNS等で送られる。コードシンボルを受け取った相手方(被贈呈者)は、店舗においてコードシンボルを端末に表示して店員に提示し、店員がリーダーでコードシンボルを読み取って権利を確認し、ギフトの対象となっている商品又はサービスを被贈呈者に提供する。
以下、この明細書において、商品もしくはサービスの購入の際の代金として使用できる権利又は商品もしくはサービスと交換できる権利であってギフトとして相手方に贈られるものを「ギフト資産」と呼ぶ。尚、上記のようにSNSを介して贈られるギフト資産は、ソーシャルギフトと呼ばれることもある。
https://giftee.com/
上記のように、ウェブサイトで気軽にギフト資産を購入し、SNS等で相手方に贈ることができるカジュアルギフトサービスが登場しており、利用されている。
このようなサービスは、利用者にとっては気軽にギフト贈呈ができ、便利ではあるが、幾つかの課題を抱えている。その一つは、贈ることができる商品やサービスが限定されていることである。購入して贈ることができるのは、コンビニ等で通常売られている商品であったり、大規模飲食チェーン店での食事券であったりする場合が多い。この点は、贈呈された者が簡単に商品やサービスと交換できるようにするという配慮ではあるものの、個人経営のような店舗や小規模のチェーン店では、この種のサービスを利用することができない。
別の課題は、ギフト資産の売り上げが初期的に店舗には入金されないので、売り掛けの状態が発生することである。ギフト資産はウェブサイトで販売されるため、ギフト資産の販売の代金は、ウェブサイトの運営事業者(カジュアルギフト贈呈サービス提供事業者)が受領する形となる。そして、購入されたギフト資産がSNS等で送られ、被贈呈者が商品又はサービスと交換した後、当該交換が行われた店舗が運営事業者に請求する。その後、運営事業者から店舗に代金が支払われる。このため、交換から代金の支払いまでの間は売り掛けとなる。このため、売り掛け状態を嫌う小規模の店舗にとっては上記カジュアルギフト贈呈サービスの利用のインセンティブは小さい。
また、上記のようなカジュアルギフト贈呈サービスは、多くの店舗で共通して売られている商品が対象になっている場合が多いことから、大規模チェーン店の場合を除いて、来店促進という意味ではあまり効果のないものとなっている。多くの店舗で共通して売られている商品であるので、どの店舗で交換しても良く、ある特定の店舗に行かなければならないという事情は存在しない。ギフト資産自体がウェブサイトで販売されることもあり、特定の店舗への来店促進という目的においては、あまり魅力のないサービスとなっている。
一方、従来から行われているサービスとしてギフト券の発行がある。ギフト券は、基本的には、当該ギフト券を発行した店舗(又は同一チェーンの店舗)で交換ができるギフト資産である。ギフト券によれば、販売の代金は店舗に直接入るので、売り掛け状態の発生はなく、ギフト券の販売や使用は当該店舗に行かなければならない場合が多いので、来店促進にもなる。
しかしながら、個人商店のような小規模の店舗や小規模のチェーン店では、ギフト券の印刷や発行の管理、ギフト券の真正さのチェックなどの煩雑な業務があり、発行や管理にかかるコストの負担が大きい。
この出願の発明は、上記のような課題を解決するために為されたものであり、ギフト資産を贈る際に好適に利用できるシステムを提供し、小規模の店舗やチェーン店がギフト資産発行を販売促進策として効果的に実施することができるようにすることを目的としている。
上記課題を解決するため、この明細書において、ギフトプロモーション支援システムの発明が開示される。開示された発明に係るギフトプロモーション支援システムは、店舗において商品もしくはサービスを購入する際に代金として使用可能な権利又は商品もしくはサービスと交換できる権利であるギフト資産を贈り主に対して発行することで販売促進策とするギフトプロモーションを店舗が実施するのを支援するシステムである。
このシステムは、支援サーバーと、記憶部と、ギフト発行記録手段と、使用申請処理手段と
を備えている。
記憶部には、発行されたギフト資産の情報を記録したギフト発行情報ファイルが記憶されている。
ギフト発行情報ファイルには、各ギフト資産を特定するギフトIDが記録されており、各ギフトIDに対応して、各ギフト資産を発行した店舗の店舗事業者を特定可能な情報と、各ギフト資産が発行された後に未使用であるか否かを特定可能な使用有無情報と、各ギフト資産の残額とが記録されている。
ギフト発行記録手段は、支援サーバーに実装されたギフト発行記録プログラムによって構成されており、ギフト発行記録プログラムは、発行されたギフト資産のギフトIDと、ギフト資産を発行した店舗の店舗事業者を特定可能な情報とをギフト資産情報ファイルに記録するとともに、発行されたギフト資産の金額を残額としてギフト発行情報ファイルに記録するプログラムである。
使用申請処理手段は、支援サーバーに実装された使用申請処理プログラムによって構成されており、使用申請処理プログラムは、ギフト資産が使用される店舗の店舗事業者を特定可能な情報とギフトIDと使用金額とが送信されて使用申請がされた際に実行されるプログラムであって、ギフトIDでギフト発行情報ファイルを検索し、該当するギフト資産について記録されている残額が使用金額以上である場合に使用可の戻り値を出力するとともに当該残額から使用金額を減額して残額を更新する処理である更新処理を行うプログラムである。
そして、使用申請処理プログラムは、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用である場合には、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一である場合に使用可の戻り値を出力して更新処理を行うプログラムであり、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用の場合に、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一でない場合には使用不可の旨を戻り値を出力して更新処理は行わないプログラムである。
また、上記課題を解決するため、この明細書において、実店舗の発明が開示される。開示された発明に係る実店舗は、顧客に対して商品又はサービスを提供する店舗であって、インターネット上の仮想店舗ではない実店舗である。
この実店舗には、インターネットを介して支援サーバーにアクセス可能な店舗端末が設けられている。
この実店舗には、贈り主に対して発行され、店舗において商品もしくはサービスを購入する際に代金として使用可能な権利又は商品もしくはサービスと交換できる権利であるギフト資産を有形化したギフトカードの素材であるギフトカード素材が備えられている。
ギフトカード素材には、店舗端末で読み取られることで支援サーバーにアクセス可能なコードシンボルが印刷されているとともに、発行日記入欄が設けられている。コードシンボルは、ギフトIDを含んでおり、ギフトID及びギフトカード素材が備えられた当該実店舗の店舗事業者を特定可能な情報を支援サーバーに送信して、記憶部に記憶されたギフト発行情報ファイルにプログラムの実行日を当該ギフトIDについての発行日として記録するとともに当該店舗事業者の特定可能情報を記録する支援サーバー上のギフト発行記録プログラムを実行することが可能なコードをシンボル化したものである。
発行日記入欄は、店舗端末によりコードシンボルが読み取られてギフト発行記録プログラムが実行された際にその実行の日がギフトカードの発行日として記入される欄である。
そして、支援サーバーには、使用申請処理プログラムが実装されており、前記コードシンボル又は前記コードシンボルとは別に印刷されたコードシンボルは、ギフトID、ギフト資産を使用して代金の支払いが行われようとしている店舗を特定する店舗ID及び使用金額を支援サーバーに送信して使用申請処理プログラムを実行することができるコードをシンボル化したものである。
使用申請処理プログラムは、ギフトIDでギフト情報ファイルを検索し、該当するギフト資産について記録されている残額が使用金額以上である場合に当該残額から使用金額を減額して残額を更新する処理である更新処理を行うプログラムである。
また、使用申請処理プログラムは、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用である場合には、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一である場合に使用可の戻り値を当該店舗端末に出力して表示させて更新処理を行うプログラムであり、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用の場合に、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一でない場合には使用不可戻り値を当該店舗端末に出力して表示させて更新処理は行わないプログラムである。
そして、各ギフトカード素材に印刷されたコードシンボルは、互いに異なるギフトIDを含んでおり、店舗端末は、コードシンボルを読み取った際にギフトIDを取得してギフトIDを引数として送信してギフト発行記録プログラムを実行する端末である。
また、上記課題を解決するため、この明細書において、ギフトカード素材の発明が開示される。開示された発明に係るギフトカード素材は、贈り主に対して発行され、商品もしくはサービスを購入する際に代金として使用可能な権利又は商品もしくはサービスと交換できる権利であるギフト資産を有形化したギフトカードの素材である。
このギフトカード素材には、端末で読み取られることで支援サーバーにアクセス可能なコードシンボルが印刷されているとともに、発行日記入欄が設けられており、コードシンボルは、ギフトIDを含んでおり、ギフトID及びギフトカード素材が備えられた当該実店舗の店舗事業者を特定可能な情報を支援サーバーに送信して、記憶部に記憶されたギフト発行情報ファイルにプログラムの実行日を当該ギフトIDについての発行日として記録するとともに当該店舗事業者の特定可能情報を記録する支援サーバー上のギフト発行記録プログラムを実行することが可能なコードをシンボル化したものである。
そして、支援サーバーには、使用申請処理プログラムが実装されており、前記コードシンボル又は前記コードシンボルとは別に印刷されたコードシンボルは、ギフトID、ギフト資産を使用して代金の支払いが行われようとしている店舗を特定する店舗ID及び使用金額を支援サーバーに送信して使用申請処理プログラムを実行することができるコードをシンボル化したものである。
発行日記入欄は、店舗端末によりコードシンボルが読み取られてギフト発行記録プログラムが実行された際にその実行の日がギフトカードが発行日として記入される欄である。
使用申請処理プログラムは、ギフトIDでギフト情報ファイルを検索し、該当するギフト資産について記録されている残額が使用金額以上である場合に当該残額から使用金額を減額して残額を更新する処理である更新処理を行うプログラムである。
また、使用申請処理プログラムは、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用である場合には、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一である場合に使用可の戻り値を当該店舗端末に出力して表示させて更新処理を行うプログラムであり、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用の場合に、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一でない場合には使用不可戻り値を当該店舗端末に出力して表示させて更新処理は行わないプログラムである。
以下に説明する通り、本願のギフトプロモーション支援システムの発明によれば、贈呈されたギフト資産の最初の使用が、当該ギフト資産を発行した店舗又は当該店舗と同一店舗事業者の他の店舗に限られるので、店舗事業者にとって、ギフト資産の発行が顧客の来店促進、購入促進に確実につながり、ギフトプロモーションとして効果の高いものになる。
その一方、被贈呈者にとっては、最初の使用は当該ギフト資産を発行した店舗又は同一店舗事業者の店舗に限定されるものの、余った分の額の使用は、他の店舗事業者の店舗においても行えるので、利便性が高い。余った分が他の店舗事業者の店舗でも使用できるということは、相対的に額は少ないものの、当該他の店舗事業者にとっては他の店舗事業者が発行したギフト資産による来店、売り上げが期待できることになり、相乗効果、一石二鳥的な効果が得られる。
また、ギフト資産についての発行の記録や使用申請の処理が支援サーバー上のプログラムによって行われるので、各店舗事業者における管理の手間がかからない。
また、開示された発明に係る実店舗又はギフトカード素材によれば、上記効果に加え、ギフト資産がギフト有形化物としてのギフトカードの形で発行され、被贈呈者に贈呈されるので、来店促進、販売促進をより効果的に行える。
この際、ギフトカードに印刷されているシンボルコードが、一つのコードで、ギフト発行記録プログラムと使用申請処理プログラムとを実行できるようにしておくと、どちらのシンボルコードを読み取るべきかを判断する必要がなく簡便であり、誤った方のシンボルコードを読み取ってしまってうまく動作しなくなる問題もない、
また、ギフトカード素材が、店舗において商品又はサービスと交換できる権利であるギフト資産を有形化したギフトカードの素材であって、当該商品又はサービスの価格が印刷されている構成によれば、ギフトの習慣においては異例であるものの、価格の安い他の商品又はサービスと交換した場合の残額を被贈呈者が容易に把握することができ、残額の使用が容易になる。
第一の実施形態のギフトプロモーション支援システムの概略図である。 実施形態におけるギフト有形化物の一例を示した概略図である。 事業者情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。 店舗情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。 ギフト発行情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。 ギフト発行をする際の店舗端末の画面遷移について示した概略図である。 ギフトカード受信プログラムの概略を示したフローチャートである。 ギフト発行記録プログラムの概略を示したフローチャートである。 使用可否問い合わせ受付プログラムの概略を示したフローチャートである。 使用可否問い合わせにおける店舗端末の画面遷移について示した概略図である。 使用申請処理プログラムの概略を示したフローチャートである。 仮想店舗においてギフトカードが使用される場合の構成について示した図であり、ある仮想店舗における決済ページの一例を示した図である。 第二の実施形態のギフトプロモーション支援システムの概略図である。 第二の実施形態におけるギフト有形化物の一例を示した概略図である。 被贈呈者サイトトップページの一例を示した概略図である。 被贈呈者登録ページの一例を示した概略図である。 被贈呈者情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。 ポイント情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。 第二の実施形態における事業者情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。 付帯ウェブショップページの一例を示した概略図である。 第二の実施形態において店舗端末からの呼び出しで実行される使用申請処理プログラムの概略を示したフローチャートである。 第二の実施形態におけるポイント使用時の店舗端末の画面遷移を示した概略図である。 使用申請ページの一例を示した概略図である。 残額変換ページの一例を示した概略図である。 店舗ポイント設定ページの一例を示した概略図である。
以下、この出願の発明を実施するための形態(実施形態)について説明する。
図1は、第一の実施形態のギフトプロモーション支援システムの概略図である。以下の説明において、「ギフトプロモーション」とは、顧客に対するギフト資産の発行及び発行されたギフト資産の店舗での使用を通じて店舗での売り上げ促進を図ることを指している。
実施形態のギフトプロモーション支援システムは、支援サーバー1と、記憶部2と、ギフト発行記録手段と、使用申請処理手段とを備えている。支援サーバー1は、インターネット9上のサーバーであり、ウェブサーバーとしても機能するものである。したがって、ウェブサーバープログラムが実装されている。支援サーバー1は、ギフトプロモーションサービスを提供する事業者(以下、支援サービス提供事業者という。)によって運営、管理されている。
記憶部2は、支援サーバー1に設けられたハードディスク等のストレージであるが、ストレージサーバーのように支援サーバー1とは別のサーバーに設けられている場合もある。
まず、実施形態のギフトプロモーション支援システムを利用して発行されるギフト資産について説明する。
この実施形態においては、ギフト資産を有形化した物(以下、ギフト有形化物という。)が購入者に提供される。図2は、実施形態におけるギフト有形化物の一例を示した概略図である。
図2に示すように、この例のギフト有形化物3はカード型となっている。但し、一般的なギフトカードと異なり、ギフト有形化物3は、支援サーバー1にアクセス可能なコードをシンボル化したコードシンボル31が印刷されている。この例では、コードシンボル31はQRコード(登録商標)のような二次元コードとなっている。以下、コードシンボル31を「オンカードコード」と呼ぶ。
この他、ギフト有形化物3には、店舗名やギフト金額を印刷した部位が設けられている。さらに、店舗住所、店舗のPR文等が印刷された部位が設けられている。図2の例では、名刺大のカード型であるが、細長い長方形のチケット状のものであったり、ハート型のような特徴点な形状の印刷物であったりする場合もある。
一般的なギフトカードとは異なるものの、実施形態のギフト有形化物3はカード型であるので、以下、ギフトカードと言い換える。図2に示すように、ギフトカード3は、発行日記入欄32を有している。発行日は、ギフトカード3が販売された日である。発行日記入欄32は、手書き又はゴム印により発行日が記入される欄である。
ギフトカード3は、顧客に対して販売されることで発行されて有効となる。この際、発行日記入欄32に発行日(販売日)が記入される。説明の都合上、発行される前のギフトカード30を「ギフトカード素材」と呼び、発行後のギフトカード3を単に「ギフトカード」と呼ぶ。図2(1)がギフトカード素材30を示し、(2)がギフトカード3を示す。いずれにおいても、ギフトIDが印刷されている。
一方、記憶部2には、事業者情報ファイル21、店舗情報ファイル22、ギフト発行情報ファイル23等が記憶されている。
図3は、事業者情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。事業者情報ファイル21は、ギフトプロモーション支援サービスの提供を受ける事業者、即ちギフトプロモーションを実施する事業者の情報を記録したデータベースファイルである。以下、この事業者を店舗事業者という。
図3に示すように、事業者情報ファイル21は、「事業者ID」、「パスワード」、「事業者名」、「事業者住所」、「電話番号」、「印刷用イメージファイル名」、「ギフト金額」、「担当者名」等のフィールドから成るレコードを記録したデータベースファイルである。
「事業者ID」は、店舗事業者を一意に識別するIDが記録されるフィールドである。店舗事業者は、支援サービス提供会社とギフトプロモーション支援サービスの提供について契約をしてサービスの提供が開始されるが、この際、事業者IDが決められ、事業者情報ファイル31に記録される。
「パスワード」は、店舗事業者として支援サーバー1にログインする際に必要となる情報が記録されるフィールドである。パスワードは予め決められ、事業者IDとともに店舗事業者に通知される。
「事業者名」は、店舗事業者の名称(会社名等)が記録されるフィールド、「事業者住所」は、店舗事業者の所在地(本社住所等)が記録されるフィールドである。「電話番号」や「担当者名」などは店舗事業者における連絡先の情報である。
「印刷用イメージファイル名」は、当該店舗事業者に対して提供されるギフトカード素材30の印刷用のイメージファイルのファイル名である。このイメージファイルは、図2に示すギフトカード素材30のうち、オンカードコード31を除いたイメージデータを記録したファイルであり、予め作成されて記憶部2の所定のパスに記憶される。「印刷用イメージファイル名」の値には、このパスが含まれる場合がある。
「ギフト金額」は、一枚のギフトカード3のギフト資産としての価格(販売額)である。この実施形態では、一事業者で一種類のギフト資産としており、また価格ベースのギフトカード3を発行する例となっている。したがって、発行するギフト資産の額が店舗事業者において予め決定され、支援サービス提供事業者に通知される。これに基づき、「ギフト金額」の値が記録される。商品又はサービスと交換できる権利としてのギフト資産(商品又はサービスベースのギフト資産)が発行される場合も、当該商品又はサービスの価格が店舗事業者から支援サービス提供事業者に通知され、この価格が「ギフト金額」に記録される。
図4は、店舗情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。店舗情報ファイル22は、支援サーバー1において管理されている全ての店舗の情報を記録したデータベースファイルである。店舗情報を店舗事業者ごと(事業者IDごと)のファイルとして作成、記憶することも可能であるが、この実施形態では、異なる事業者(経営者)の店舗についても一つのファイルに全て情報を記録している。
図4に示すように、店舗情報ファイル22は、「店舗ID」、「店舗パスワード」、「店舗名」、「事業者ID」、「事業者名」等のフィールドから成るレコードを記録したデータベースファイルである。
「店舗ID」は、店舗情報ファイル22の各レコードを一意に識別するIDであり、店舗毎に付与されて記録される。
「店舗パスワード」は、各店舗に対して予め与えられるパスワードが記録されるフィールドである。
「店舗名」は、店舗名がテキストで記録されるフィールドである。
「事業者ID」や「事業者名」は、事業者情報ファイル21における情報と同様である。
図5は、ギフト発行情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。図5に示すように、ギフト発行情報ファイル23は、「ギフトID」、「事業者ID」、「素材提供日」、「発行日」、「発行店舗ID」、「使用期限日」、「使用有無」、「残額」、「使用完了日」等のフィールドから成るレコードを記録したデータベースファイルである。
図1に示すように、支援サーバー1に対しては管理用端末4が接続されている。管理用端末4は、支援サービス提供事業者のオフィスに設置された端末である。事業者情報ファイル21や店舗情報ファイル22の情報は、各店舗事業者から提供され、管理用端末4において入力されることで記録される。
また、ギフト発行情報ファイル23の各レコードの情報は、ギフトカード素材30が支援サービス提供事業者から各店舗事業者に提供される際に管理用端末4によって予め記録される。支援サービス提供事業者は、店舗事業者からの要請に応じて、要請された枚数のギフトカード素材30を印刷して納品する。この際、事業者ID及びギフトIDを組み込んだ形でオンカードコードを生成し、図2に示すように他の情報とともに印刷が行われる。
より具体的には、支援サーバー1又は管理用端末4には、上記のような印刷を行うカード印刷プログラムが実装されている。通常、多数のギフトカード素材30の納品が要請される。カード印刷プログラムは、事業者ID及び印刷枚数を引数にして実行されるプログラムである。カード印刷プログラムは、事業者IDで事業者情報ファイル21を検索し、「印刷用イメージファイル名」の値に従って印刷用イメージファイルを取得する。そして、事業者ID及びギフトIDを引数にしたオンカードコードを生成し、印刷用イメージファイルに組み込んでギフトカード素材30用のカード用紙に印刷するようプログラミングされている。カード印刷プログラムは、事業者IDは同一であるがギフトIDがそれぞれ異なる状態でオンカードコードを生成して印刷する。その上で、カード印刷プログラムは、使用された(オンカードコードに組み込まれた)ギフトIDについて、ギフト発行情報ファイル23の「素材提供日」にプログラムの実行日を記録するようプログラミングされている。素材提供日については、ギフトカード素材30の発送日が管理用端末4で入力されて記録される場合もある。
尚、支援サービス提供事業者と各店舗事業者は、ギフトプロモーション支援サービスの提供について予め契約を取り交わす。その上で、各店舗事業者には、事業者ID及び事業者パスワードが付与される。また、各店舗事業者からの申請に基づき、当該店舗事業者が経営する店舗についての情報が店舗情報ファイル22に記録される。そして、各店舗についての店舗ID及び店舗パスワードも予め店舗事業者に通知される。
次に、ギフト資産発行記録手段について説明する。
ギフト資産発行は、図2に示すようなギフト有形化物3を顧客に販売する行為である。この際、必要な情報が支援サーバー1に送られ、ギフト資産発行手段によってギフト発行情報ファイル23に記録されるようになっている。
図1に示すように、支援サーバー1に対してインターネット9を介して店舗端末5が接続されている。店舗端末5は、店舗に設置された端末である。支援サーバー1は、各店舗用のウェブページを提供するサーバーとなっている。店舗端末5は、ノートPCやタブレットPCのような汎用端末が使用され得るが、ギフトプロモーションサービス支援用の専用端末が使用されることもある。いずれの場合も、店舗端末5はカメラを備えており、ギフトカード素材30やギフトカード3のオンカードコード31を読み取って実行することが可能な端末が使用される。
店舗端末5において支援サーバー1にアクセスし、店舗ID及びパスワードが正しく入力されて送信されると店舗ユーザーとしてのログインがされる。図6は、ギフト発行をする際の店舗端末5の画面遷移について示した概略図である。このうち、図6(1)には、店舗ユーザーとしてログインした後に表示される待機ページ(以下、店舗用待機ページ)の一例が示されている。
図6(1)に示すように、店舗用待機ページには、ギフトカード素材30のオンカードコード31を読み取って欲しい旨のメッセージが表示され、二次元コード読み取りフレーム51が設けられるようになっている。店舗用待機ページに含まれるプログラム(スクリプト等)は、店舗端末5のカメラが捉える画像を二次元コード読み取りフレーム51内に表示し、二次元コードが正しく捉えられた場合、実装されている二次元コード読み取りAPIを使用してオンカードコード31を実行するようプログラミングされている。
一方、支援サーバー1には、ギフト発行記録手段を構成するものとして、ギフトカード受信プログラム11及びギフト発行記録プログラム12が実装されている。ギフト発行記録プログラムは、ギフトカード受信プログラム11のサブルーチンとなっている。ギフトカード素材30のオンカードコード31は、事業者ID及びギフトIDを引数にしてギフトカード受信プログラム11を実行する実行コードとなっている。
図7は、ギフトカード受信プログラム11の概略を示したフローチャートである。図7に示すように、ギフトカード受信プログラム11は、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索する。そして、該当レコードがなかったり、「素材提供日」の値がNull値であったりした場合、「該当するギフト発行の記録がありません。」というようなエラー表示を店舗端末5にしてプログラムを終了する。レコードがあり、「素材提供日」の値がNull値でなかった場合、ギフトカード受信プログラム11は、ギフトID及び事業者IDを引数にしてギフト発行記録プログラム12を実行する。
図8は、ギフト発行記録プログラムの概略を示したフローチャートである。図8に示すように、ギフト発行記録プログラム12は、渡された事業者IDを該当レコードの「事業者ID」に記録し、「発行日」にプログラムの実行日を記録する。そして、プログラムの実行日から6ヶ月後を「交換期限日」に記録し、「使用有無」に未使用の旨の値を記録する(デフォルト値として未使用が記録されている場合はそのまま)。さらに、事業者IDで事業者情報ファイルを検索し、「ギフト金額」の値を取得してその値をギフト発行情報ファイル23の該当レコードの「残額」に記録する。そして、ギフト発行の記録が完了した旨のメッセージが店舗端末5に表示されるように送信し、プログラムを終了する。図6(2)には、オンカードコードが店舗端末5に捉えられた際の状態が示されており、図6(3)には、記録が完了した旨が表示された状態が示されている。
次に、ギフトカード3の使用のための構成について説明する。
ギフトカード3の使用は、インターネット上の仮想店舗(ウェブサイトショップ)で使用される場合と、インターネット上の仮想店舗ではない実店舗で使用される場合とに大別される。まず、実店舗において使用される場合について説明する。
支援サーバー1には、使用可否問い合わせ受付手段を構成するプログラムとして使用可否問い合わせ受付プログラム13が実装されている。使用可否問い合わせ受付プログラム13も、ギフトカード受信プログラム11のサブルーチンとして実装されている。図7に示すように、ギフトカード受信プログラム11は、ギフトIDで検索した際、該当レコードの「発行日」の値がNull値でなければ、当該ギフトIDを引数にして使用可否問い合わせ受付プログラム13を実行するようプログラミングされている。使用可否問い合わせ受付プログラム13の戻り値は、制限種別と使用可能金額である。支援サーバー1は、使用可否問い合わせ結果表示ページをホストしており、これら戻り値は、使用可否問い合わせ結果表示ページに組み込まれて店舗端末5に表示される。制限種別は、当該ギフトカード3に印刷されているオンカードコードに含まれる事業者IDに係る店舗事業者が経営する店舗に使用が限られるという種別(以下、制限ありという。)と、同様にギフトプロモーション支援サービスを受けている他の店舗事業者が経営する店舗でも使用可能であるという種別(以下、制限無しという。)のいずれかである。
図9は、使用可否問い合わせ受付プログラムの概略を示したフローチャートである。図9に示すように、使用可否問い合わせ受付プログラム13は、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索する。使用可否問い合わせ受付プログラム13は、まず、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、「使用期限日」の値を取得する。そして、プログラムの実行日がこの値を過ぎていれば、期限切れのギフト資産であるので、使用不可である旨のメッセージが使用可否問い合わせ結果表示ページに表示されるように店舗端末5に返信してプログラムを終了する。
使用期限日を過ぎていなければ、使用可否問い合わせプログラムは、該当レコードの「使用有無」の値と「残額」の値を取得する。そして、「使用有無」の値が未使用の旨の値であれば、発行した店舗事業者の店舗に制限される旨、「残額」の値、及び使用期限日を戻り値として店舗端末5上の使用可否問い合わせページに返信する。「使用有無」の値が使用済みの旨の値であれば、店舗制限はない旨、「残額」の値、及び「使用期限日」の値を戻り値として店舗端末5上の使用可否問い合わせ結果表示ページに送信する。
使用可否問い合わせ受付プログラム13は、上記戻り値を使用可否問い合わせ結果表示ページに組み込んで表示する。図10は、使用可否問い合わせにおける店舗端末5の画面遷移について示した概略図であり、図10(2)(3)が使用可否問い合わせ結果表示ページの一例を示している。
図10(1)に示す店舗待機ページにおいてオンカードコードが読み取られると、ギフトカード3の場合、図10(2)(3)に示す使用可否問い合わせ結果表示ページが表示される。図10(2)は制限種別が制限ありの場合の画面であり、図10(3)は制限種別が制限なしの場合の画面である。
次に、使用申請処理手段について説明する。使用申請処理手段は、支援サーバー1には使用申請処理プログラム14が実装されており、使用申請処理手段は使用申請処理プログラム14によって構成されている。図11は、使用申請処理プログラム14の概略を示したフローチャートである。
図10(2)(3)に示すように、使用可否問い合わせ結果表示ページには、「ギフトを使用する」と表記された使用申請ボタン52が設けられている。支援サーバー1は、使用申請ページをホストしており、使用申請ボタン52は使用申請ページにリンクしている。図10(4)(5)は、使用申請ページの一例をそれぞれ示している。図10(4)(5)に示すように、使用申請ページは、使用金額を入力する使用金額入力欄53と、送信ボタン54とが設けられている。送信ボタン54は、使用申請処理プログラム14の実行ボタンとなっている。
使用申請処理プログラム14は、ギフトID、使用金額、店舗ID、制限種別を引数にして実行されるプログラムである。使用可否問い合わせ結果表示ページが表示される際、変数としてギフトID及び制限種別が保持されている。使用申請ページの送信ボタンには、保持されているギフトID及び制限種別と、入力された使用金額と、ログインの際に入力された店舗IDを引数にして使用申請処理プログラム14を実行するコードが埋め込まれている。
図11に示すように、使用申請処理プログラム14は、制限種別が制限ありの場合、店舗IDで店舗情報ファイル22を検索し、該当レコードの「事業者ID」の値を取得する。次に、変数に格納されている事業者IDと該当レコードから取得した事業者IDとが一致するか判断する。一致しなければ、使用不可の旨のメッセージを使用申請ページに表示されるように返信してプログラムを終了する。事業者IDが一致する場合、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索して該当レコードの「残額」の値を取得する。そして、送信された使用金額がこの値を超えていれば、エラーメッセージを返信してプログラムを終了する。送信された使用金額が残額以下であれば、残額から使用金額を差し引いて「残額」の値を更新する。次に、使用申請処理プログラム14は、ギフト発行情報ファイル23の当該レコードの「使用有無」を使用済みの値に変更して更新する。その後、使用実績記録が完了した旨のメッセージと更新後のギフト残額とを店舗端末5に返信して表示させプログラムを終了する。
制限種別がフリーの場合、使用申請処理プログラム14は、そのままギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索して残額を取得し、使用金額が残額以下であれば同様に使用額を差し引いて残額を更新する。その後、使用実績記録が完了した旨のメッセージを店舗端末5に同様に返信して表示させプログラムを終了する。
次に、インターネット上の仮想店舗においてギフトカード3が使用される際の構成について説明する。
図12は、仮想店舗においてギフトカードが使用される場合の構成について示した図であり、ある仮想店舗における決済ページの一例を示した図である。
図12(1)に示すように、仮想店舗の決済ページには、「ギフトカードを使用する」と表記されたギフト使用ボタン901と、ギフトID入力欄902とが設けられる。決済ページは、支援サーバー1の使用可否問い合わせ受付プログラム13を実行可能とされる。使用可否問い合わせ受付プログラム13は、仮想店舗の決済ページから呼び出される場合も基本的に同様の構成である。ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、該当レコードがなければエラーを返信してプログラムを終了する。該当レコードがある場合、「発行日」がNull値でないことを確認した後、当該レコードから制限種別と残額とを取得する。そして、図12(2)に示すように、決済ページに組み込んで制限種別と残額とを表示する。この際、使用申請ボタン903及び使用金額入力欄904も組み込んで表示する。図12(2)は、制限ありの場合の例である。
使用申請ボタン903で実行される使用申請処理プログラム14の構成も、実店舗の場合とほぼ同様である。但し、使用申請ボタン903に埋め込まれた店舗IDは、決済ページを含む仮想店舗の店舗IDである。また、使用申請ボタン52は、ギフトID、店舗ID、使用金額入力欄904で入力された金額(使用額)に加え、決済ページが表示された際にセッション変数に保持された決済額を引数にして使用申請処理プログラム14を実行するようになっている。
使用申請処理プログラム14は、制限種別が制限ありの場合、店舗IDで店舗情報ファイル22を検索して事業者IDを取得し、変数の事業者IDと一致するかどうか判断し、一致しない場合には使用不可の旨を決済ページに表示してプログラムを終了する。一致する場合、使用額が残額を超えている場合にはエラーを表示して終了する。超えていなければ、使用額を決済額から減額した額を決済ページに表示する。図12(3)に、使用申請処理がされた状態の決済ページの一例が示されている。使用申請処理プログラム14は、その後、使用額を残額から差し引いて「残額」の値を更新する。次に、使用申請処理プログラム14は、ギフト発行情報ファイル23の当該レコードの「使用有無」を使用済みの値に変更して更新する。制限種別が制限なしの場合には、同様に、使用額が残額以下であることを確認した後、使用額を決済額から減額した金額を決済ページに表示し、「残額」を更新する。
次に、このような実施形態のギフトプロモーション支援システムの動作について説明する。
支援サービス提供事業者は、自社のウェブサイトでギフトプロモーション支援サービスについて広告宣伝し、利用を募る。また、各店舗事業者に対して営業活動を行ってギフトプロモーション支援サービスを説明し、利用を募る。これらに応じた各店舗事業者は、支援サービス提供事業者と契約する。この際、各店舗事業者は、経営している店舗の情報、ギフトプロモーションとして発行したいギフト資産の金額等を支援サービス提供事業者に伝える。支援サービス提供事業者における担当者は、管理用端末4を操作し、各店舗事業者の情報、各店舗の情報を事業者情報ファイル21、店舗情報ファイル22に記録する。一店舗事業者が複数の店舗を経営している場合、同一の事業者IDについて二以上のレコードが店舗情報ファイル22に記録される。
また、支援サービス提供事業者と各店舗事業者は、ギフトカード素材30のデザインについて打ち合わせを行い、デザインを決定する。そして、支援サービス提供事業者は、決定されたデザインにて印刷用イメージファイルを作成し、記憶部2の所定のパスに記憶する。
その後、各店舗事業者は、用意しておきたいギフトカード素材30の数を支援サービス提供事業者に伝えてギフトカード素材30の納品を要請する。支援サービス提供事業者における担当者は、管理用端末4を操作し、支援サーバー1上又は管理用端末4上のカード印刷プログラムを実行し、要請された数の印刷を行ってギフトカード素材30を製作する。この際、カード印刷プログラムは、要請を行った店舗事業者の事業者IDと各々異なるギフトIDを引数にしたギフトカード受信プログラム11の実行コードを二次元コード化し、そのイメージを印刷してオンカードコード31とする。製作されたギフトカード素材30は、各店舗事業者に納品される。
各店舗事業者は、納品されたギフトカード素材30を店舗に用意しておく。例えば、レジ台(キャッシュレジスターが設置された台)に、「ギフトカード販売中!」といった表記のチラシ(卓上POP)を置き、その付近にギフトカード素材30を積み重ねておく。また、店舗内にある店舗端末5を立ち上げ、支援サーバー1にアクセスしてログインし、店舗待機ページを店舗端末5に表示しておく。
店舗を利用して代金を支払った顧客は、チラシを見て興味を持ち、ギフトカード3の購入を申し出る。店員は、ギフトカード素材30を一枚取り上げ、そのオンカードコード31を店舗端末5で読み取る。この結果、ギフト発行記録プログラム12が実行され、そのオンカードコード31に含まれるギフトIDが記録されているギフト発行情報ファイル23のレコードの「発行日」にプログラム実行日が記録される。また、そのオンカードコード31に含まれる事業者IDで事業者情報ファイル21が検索されて「ギフト金額」の値が取得され、その値が当該ギフトIDの該当レコードの「残額」に転記される。
ギフト発行記録が完了すると、ギフトカード素材30はギフトカード3となり、また図6(3)の画面が店舗端末5に表示される。店員は、これを確認すると、そのギフトカード3に発行日(その日の日付)を記入する。その上で、代金と引き換えに顧客に渡す。
顧客は、ギフトカード3を友人、知人等に贈呈する。被贈呈者は、例えばギフトカード3を持って店舗に行き、ギフトカード3を店員に提示して使いたい旨を伝える。店員は、提示されたギフトカード3のオンカードコード31を店舗端末5で読み取る。この結果、使用可否問い合わせ受付プログラム13が実行され、図9(3)に示す使用申請ページが店舗端末5に表示される。店員は、ギフトカード3を使って購入したい商品を顧客から聞き取ってその金額を入力するか、又は使用したい金額を顧客から聞き取ってその金額を入力する。その上で、送信ボタン54を押す。
これにより、使用申請処理プログラム14が実行される。使用申請処理プログラム14は、店舗IDに従って店舗情報ファイル22から「事業者ID」の値を取得する。そして、制限種別が制限ありの場合、変数に格納されている事業者IDと該当レコードから取得した事業者IDとが一致するか判断し、一致しなければ、使用不可の旨のメッセージを店舗端末5に表示する。事業者IDが一致する場合、ギフト発行情報ファイル23の該当レコードの「残額」の値を使用金額が超えているか判断し、超えていればエラーメッセージを店舗端末に表示する。超えていなければ、残額から使用金額を差し引いて「残額」の値を更新する。そして、使用申請処理プログラム14は、ギフト発行情報ファイル23の当該レコードの「使用有無」を使用済みの値に変更し、使用実績記録が完了した旨のメッセージを店舗端末5に表示する。
制限種別がフリーの場合、使用申請処理プログラム14は、ギフト発行情報ファイル23から残額を取得し、使用金額が残額以下であれば使用金額を差し引いて残額を更新し、使用実績記録が完了した旨を店舗端末5に表示する。
使用実績記録完了の返信を店舗端末5において確認すると、店員は、使用申請額を精算額から減額し、減額後の代金がゼロでない場合、その代金を徴収する。そして、ギフトカード3を使用して購入された商品を顧客に渡す。サービスの場合、サービス提供の前又は後の精算時に上記のような動作を行う。
また、被贈呈者が仮想店舗でギフトカード3を使用する場合、PCやスマホ等を操作して仮想店舗のウェブページにアクセスし、任意の商品を選ぶ。そして、ギフトカード3に印刷されているギフトIDを決済ページのギフトID入力欄902に入力し、ギフト使用ボタン901を押す。これにより表示される制限種別や使用可能金額(残額)を確認した後、被贈呈者は、使用金額入力欄904で金額を入力し、使用申請ボタン903を押す。これにより、使用額が減額された決済額が表示され、減額後の金額で決済がされる。そして、同様に、残額から使用額が減額されて残額が更新される。
このような第一の実施形態のギフトプロモーション支援システムによれば、ギフトカード素材30の納品を支援サービス提供事業者に依頼して納品してもらい、納品されたギフトカード素材30のオンカードコード31で支援サーバー1にアクセスして発行日を記入するだけでギフト資産の発行ができるので、各店舗事業者において簡便にギフト資産発行によるプロモーションを行うことができる。従来の一般的なやり方では、ギフトカードを自前で印刷して販売することになるが、偽造されないように印刷する必要があり、またコピーされて使用された場合(一枚の発行価格で複数枚使用された場合)、発見するのが難しい。コピーガード印刷のような手法もあるが、印刷費用が高価となる。実施形態のシステムを利用する場合、オンカードコード31の読み取りによって使用が記録され、ギフト発行情報ファイル23に記録されている残額が減額されるので、ギフトカード3をコピーしたとしても2枚分の使用が可能となるような悪用はあり得ない。
また、ギフトカード3の最初の使用(未使用の場合の使用)が、当該ギフトカード3を発行した店舗か、当該店舗と店舗事業者が同一である他の店舗に限られるので、店舗事業者にとっては、ギフト資産の発行が顧客の来店促進、購入促進に確実につながり、ギフトプロモーションとして効果の高いものになる。
さらに、一般的なギフトカード3を店舗が発行する場合、前払式支払い手段に該当するので、金融庁への届け出又は登録が必要になったり、供託金の支払いが必要になったりする。この実施形態では、使用期限が発行から6ヶ月に制限されているので、このような手続きは不要である。そして、6ヶ月の期限の管理も支援サーバー1におけるプログラム(使用可否問い合わせ受付プログラム13によって行われるので、各店舗や各店舗事業者における管理の手間がかからない。
一方、ギフトカード3が贈呈された被贈呈者にとっては、最初の使用は当該ギフトカード3を発行した店舗又は同一店舗事業者の店舗に限定されるが、余った分の額の使用は、支援サービス提供事業者と契約している他の店舗事業者の店舗においても行えるので、利便性が高い。
余った分が他の店舗事業者の店舗でも使用できるということは、相対的に額は少ないものの、当該他の店舗事業者にとっては他の店舗事業者が発行したギフトカード3による来店、売り上げが期待できることになり、相乗効果、一石二鳥的な効果が得られる。
上記第一の実施形態の構成において、ギフトカード受信プログラム11は、一つのオンカードコード31でギフト発行記録と使用許可問い合わせとをできるようにした意義がある。上述したように、ギフト発行記録のためにはギフトIDを取得して発行日を記録する必要があり、これはギフトカード素材30から取得する必要がある。また、発行済みのギフトカード3については、ギフトIDを支援サーバー1に送信して使用可否を問い合わせる必要がある。これらは、支援サーバー1上の別々のプログラムで行われるので、オンカードコード31も二つ設けることが考えられる。しかしながら、二つのオンカードコード31が設けられていると、どちらのオンカードコード31を読み取るべきかを判断しなければならなくなって煩雑であるし、誤った方のオンカードコード31を読み取ってしまうとうまく動作しなくなる問題もある。上記実施形態の構成では、ギフトカード受信プログラム11が実装され、ギフト発行情報ファイル23に発行日の記録が無ければギフト発行記録プログラム12が実行され、発行日の記録があれば使用可否問い合わせ受付プログラム13が実行される構成が採用されているので、オンカードコード31は一つで足り、簡便な構成となっている。
上述した第一の実施形態において、ギフトカード3には、店舗の紹介のための情報も印刷されているとより好ましい。例えば、お店の場所を探すためにネット検索をする場合に、容易にヒットするキーワードを記載したり、店舗のウェブサイトや店舗の地図を表示するためのQRコード(登録商標)のような二次元コードを印刷したりしても良い。
店舗の紹介のための好適な構成としてギフトカード受信プログラム11に店舗端末5以外からのアクセスを処理するサブプログラムを実装しても良い。上記構成では、店舗IDでログインをしている場合、ギフト発行記録プログラム12や使用可否問い合わせ受付プログラム13が実行される。この場合、店舗IDでログインしていない状態でギフトカード受信プログラム11が呼び出された場合(オンカードコード31が実行された場合)、通常はエラー送信をすることになるが、顧客(又は潜在顧客)からのアクセスであるとして当該店舗のウェブサイト(仮想店舗)にジャンプするコードを実行したり、店舗の紹介ページへのリンクを掲載したページを表示したりするコードが実行されるようにしても良い。ウェブサイトにジャンプする場合、ギフトIDがセッション変数に保持されるようにし、当該ウェブサイトでギフトカード3を使用する場合にはギフトIDの入力を不要にすると好適である。
次に、第二の実施形態のギフトプロモーション支援システムについて説明する。
図13は、第二の実施形態のギフトプロモーション支援システムの概略図、図14は、第二の実施形態におけるギフトカード素材の概略図である。
第二の実施形態のギフトプロモーション支援システムは、ギフトカードが贈呈された被贈呈者に対するプロモーションを増進すべく、被贈呈者登録の構成を採用している。被贈呈者登録の目的の一つは、次回以降の商品又はサービスの購入の際に割り引かれる額であるポイントを被贈呈者に対して付与するためである。被贈呈者登録のため、支援サーバー1には被贈呈者登録プログラム15が実装されている。
また、第二の実施形態でも、実店舗に加え、インターネット9上の仮想店舗でのギフトカードの使用も想定している。したがって、図13に示すように、被贈呈者が操作する端末(以下、被贈呈者端末)7がインターネット9を介して支援サーバー1に接続されている。ギフトカード3がインターネット9上の仮想店舗で使用されるシチュエーションとしては、大きく分けて二種類ある。一つは、そのギフトカード3を発行した実店舗に対応した仮想店舗(実店舗の店舗事業者が運営する仮想店舗)において使用される場合と、そのギフトカード3を発行した実店舗とは異なる店舗事業者が運営する仮想店舗で使用される場合である。後者は、実店舗における使用と同様、使用済みのギフトカード3の残額を使用する場合に限られる。
ギフトカード3を発行した実店舗に対応した仮想店舗については、二つの異なるものが考えられる。一つは、実店舗自身のウェブサイト(実店舗の店舗事業者が運営管理しているサーバー上のサイト)である場合であり、他の一つは、支援サービス提供事業者が運営管理しているサーバーで提供されるウェブサイトである。以下の説明では、一つの具体例として、支援サービス提供事業者が運営管理している支援サーバー1により提供されるウェブサイトでギフトカード3が使用される場合を採り上げる。
具体的に説明すると、第二の実施形態において、支援サーバー1は、各店舗事業者向けのウェブショップページをホストするようになっている。各ウェブショップは、支援サービス提供の付帯サービスとして支援サービス提供事業者が支援サーバー1上で提供するものであり、以下、付帯ウェブショップと呼ぶ。図13に示すように、各店舗事業者のウェブショップページ用のHTMLファイル(以下、付帯ショップページファイル)24が記憶部2に記憶されている。また、店舗情報ファイル22には、付帯ショップページファイル24のファイル名を記録したフィールドが設けられている。
図14は、第二の実施形態におけるギフト有形化物の一例を示した概略図である。図14(1)はギフトカード素材30を示し、(2)は発行されたギフトカード3を示す。図14に示すように、第二の実施形態において、ギフト有形化物としてギフトカード3は、二つのオンカードコード31,311が印刷されている。第一のオンカードコード31は、第一の実施形態におけるオンカードコード31と同様の機能を持つものであり、ギフトカード3の発行や使用申請のためのコードシンボルである。第二のオンカードコード311は、被贈呈者用のサイトにアクセスするためのコードシンボルとなっている。
記憶部2には、被贈呈者用のサイトの各ページを表示するHTMLファイル(不図示)が記憶されている。これらには、トップページ用のHTMLファイルや被贈呈者登録ページ用のHTMLファイルが含まれている。第二のオンカードコード311は、被贈呈者サイトトップページへのログインを行うためのアクセス情報を二次元化したコードシンボルとなっており、ギフトIDをセッション変数に保持した上で被贈呈者サイトトップページを表示するコードが記述されている。ギフトIDは、当該ギフトカード3の第一のオンカードコード31におけるものと同一である。
図15は、被贈呈者サイトトップページの一例を示した概略図である。図15に示すように、被贈呈者サイトトップページには、被贈呈者登録ボタン61、商品・サービス閲覧ボタン62、ギフト残額変換ボタン63等が設けられている。
被贈呈者登録ボタンには61、被贈呈者登録ページの表示プログラムが埋め込まれている。このプログラムは、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、該当レコードの「被贈呈者ID」に値が記録されているかどうか判断し、記録されていない場合には被贈呈者IDを自動生成し、それを組み込んだ状態で被贈呈者登録ページを被贈呈者端末7に表示するようになっている。記録されている場合には、その旨のエラーメッセージを表示してプログラムを終了する。図16は、被贈呈者登録ページの一例を示した概略図である。
図16に示すように、被贈呈者登録ページは、ギフトカード3を発行した店舗の店舗名、ギフト金額等が確認のために表示されるようになっている。被贈呈者サイトトップページが表示された際、ギフトIDがセッション変数に保持されており、被贈呈者登録ページを表示するプログラムは、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、該当レコードからこれらの情報を取得して表示するようプログラミングされている。
そして、図16に示すように、被贈呈者登録ページは、被贈呈者の個人情報の入力欄を表示するページとなっている。この例では、個人情報の入力欄は、氏名入力欄、住所入力欄、性別入力欄、年齢入力欄、メールアドレス入力欄等となっている。また、任意のパスワードを入力するパスワード入力欄も設けられている。
一方、図13に示すように、支援サーバー1には、被贈呈者情報記録プログラムが実装されており、記憶部2には被贈呈者情報ファイル25が記憶されている。図17は、被贈呈者情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。
図17に示すように、被贈呈者情報ファイル25は、「被贈呈者ID」、「パスワード」、「氏名」、「住所」、「年齢」、「性別」、「メールアドレス」、「ポイント情報ファイル名」、「共通ポイント残高」、「共通ポイント期限」等のフィールドから成るデータベースファイルである。
図16に示すように、被贈呈者登録ページにはOKボタン64が設けられており、OKボタン64には、入力された個人情報を確認のため表示するページがリンクしている。このページに設けられた送信ボタンは、被贈呈者登録プログラム15の実行ボタンとなっている。被贈呈者登録プログラム15は、被贈呈者情報ファイル25に新規レコードを追加し、被贈呈者IDを「被贈呈者ID」に記録するとともに、入力された各個人情報を各フィールドに記録するようプログラミングされている。さらに、被贈呈者情報記録プログラムは、被贈呈者IDで特定可能なポイント情報ファイル名を生成し、「ポイント情報ファイル名」に記録するようプログラミングされている。
この実施形態では、各店舗事業者が独自に設定するポイントである店舗ポイントと、支援サービス提供事業者が各店舗において使用できる共通のポイント(以下、共通ポイントという。)の二つが付与できるようになっている。このうち、被贈呈者情報ファイル25の「共通ポイント残高」は、当該被贈呈者の共通ポイントの残高を記録したフィールドとなっている。
また、この実施形態では、ギフト発行情報ファイル23は、「被贈呈者ID」のフィールドを有している。被贈呈者登録プログラム15は、被贈呈者情報ファイル25に新規レコードを追加して各情報を記録した後、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、該当レコードの「被贈呈者ID」に自動生成した被贈呈者IDを記録するようプログラミングされている。
図18は、ポイント情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。各ポイント情報ファイル26は、各被贈呈者が保有する店舗ポイントの残高を記録したデータベースファイルである。図18に示すように、ポイント情報ファイル26は、「事業者ID」、「店舗ポイント残高」、「店舗ポイント期限」等のフィールドから成るレコードを記録している。
「事業者ID」は、当該店舗ポイントを付与した店舗事業者の事業者IDが記録されるフィールドである。
「店舗ポイント残高」は、店舗ポイントの残高が記録されるフィールドであるが、この実施形態では、1ポイント=1円として商品又はサービスの購入額から割り引く値が記録されるフィールドになっている。
「店舗ポイント期限」は、店舗ポイントに期限が設定される場合、入力されるフィールドである。例えば、最後に店舗ポイントが更新された日から1年の期間が設定される。「更新された日」とは、店舗ポイントが新たに付与されたり、後述するようにギフト残額から変換されたりして獲得した日であるか、最後に店舗ポイントを使用した日である。
図19は、第二の実施形態における事業者情報ファイルの構造の一例を示した概略図である。図19に示すように、事業者情報ファイル21は、「事業者ID」、「事業者名」、「本社住所」、「店舗ポイント種別」、「ポイント設定値」等のフィールドから成るレコードを記録したデータベースファイルである。「事業者ID」や「事業者名」については、第一の実施形態と同様である。
「店舗ポイント種別」は、店舗ポイントが定額制か購入額に応じた従量制かを記録するフィールドである。例えば、ギフトカード3の使用申請額に関わらず1回につき100ポイントが付与される場合、定額制である。ギフトカード3の使用申請額の例えば5%の額のポイントが不要される場合、従量制である。「ポイント設定値」は、このようなポイントの設定値が記録されるフィールドである。上記の例で定額制の場合には「100」の値が記録され、従量制の場合には「0.05」の値が記録される。
このような店舗ポイント種別やポイント設定値は、支援サービスの提供開始の際に各店舗事業者が決定し、支援サービス提供事業者における担当者が管理用端末4を操作して事業者情報ファイル21に記録する。さらに、後述するように、店舗ポイント種別やポイント設定値は、店舗事業者における担当者(店舗管理者)が支援サーバー1にアクセスすることにより変更可能となっている。
次に、付帯ウェブショップページについて説明する。
図示は省略するが、上述した被贈呈者登録プログラム15は、被贈呈者登録が終了した際、「ギフトカード3で交換可能な商品又はサービスを閲覧しますか?」というようなメッセージとともに、「閲覧する」と表記されたボタンと、「閲覧せずに終了する」と表示されたボタンとが組み込まれたページを被贈呈者端末7に送信して表示するようプログラミングされている。「閲覧する」と表記されたボタンには、被贈呈者IDをセッション変数に追加しつつ付帯ウェブショップページを表示するコードが埋め込まれている。
図20は、付帯ウェブショップページの一例を示した概略図である。付帯ウェブショップページは、支援サービス提供事業者によって提供されるページではあるものの、図20に示すように、特定の店舗の商品又はサービスを紹介するページとなっている。「特定の店舗」とは、当該ギフトカード3が発行された店舗の商品又はサービスが紹介されるページである。
付帯ウェブショップページを表示するプログラムは、セッション変数からギフトIDを取得し、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索する。そして、該当レコードから店舗IDを取得し、店舗IDで店舗情報ファイル22を検索して該当レコードから付帯ショップページファイル24のファイル名を取得する。そして、このファイル名の付帯ショップページファイル24を被贈呈者端末7に送信して表示する。付帯ウェブショップページを閲覧することにより、被贈呈者は、ギフトカード3を使用して得ることができる商品又はサービスを知ることができる。
次に、第二の実施形態におけるギフトカード3の使用について説明する。
第二の実施形態において、被贈呈者登録を促進する観点から、使用申請処理プログラム14は、被贈呈者登録がされているか否かで異なる処理をするようプログラミングされている。以下、この点について実店舗での使用を例にして説明する。図21は、第二の実施形態において店舗端末からの呼び出しで実行される使用申請処理プログラムの概略を示したフローチャートである。
第二の実施形態においても、使用申請処理プログラム14は、ギフトID、使用金額、店舗ID、制限種別を引数にして実行されるプログラムであり、使用申請額を残額から差し引いて更新するか、使用不可もしくはエラーメッセージを表示するプログラムであり、その点は第一の実施形態と同様である。
第二の実施形態の使用申請処理プログラム14が第一の実施形態と異なるのは、使用制限ありの場合(未使用の場合)の処理である。図17に示すように、使用制限ありの場合、使用申請処理プログラム14は、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、該当レコードの「被贈呈者ID」の値を取得する。この値がNull値の場合、被贈呈者登録がされていないことになるので、使用申請処理プログラム14は、ギフト発行情報ファイル23の該当レコードの「ギフト残額」に0を記録する。被贈呈者IDが記録されている場合、被贈呈者登録がされているので、第一の実施形態と同様、使用申請額を差し引いた額を「ギフト残額」に記録する。
つまり、第二の実施形態では、被贈呈者登録がされていない場合、ギフト資産は最初の使用で終了であり、残額は保存されない構成となっている。図14に示すように、被贈呈者登録をしないと残額の使用ができな旨のメッセージがギフトカード3に印刷されている。
また、第二の実施形態では、被贈呈者に対するプロモーションを支援するため、支援サーバー1には、ファイル作成プログラム16、ポイント付与プログラム17、ポイント使用記録プログラム18等が実装されている。
ファイル作成プログラム16は、上記被贈呈者登録の際、ポイント情報ファイル26を新たに作成して記憶部2に記憶するプログラムであり、被贈呈者登録プログラム15から呼び出されて実行される。この際、被贈呈者情報ファイル25の新規レコードに記録したファイル名でポイント情報ファイル26を作成する。
ポイント付与プログラム17は、使用申請処理プログラム14から呼び出されて実行されるプログラムである。使用申請処理プログラム14は、ギフト資産が使用可であるために残額の更新処理を行った際、ギフトID、店舗ID、使用申請額を引数にしてポイント付与プログラム17を実行するようプログラミングされている。
ポイント付与プログラム17は、ギフトIDを引数にしてギフト発行情報ファイル23を検索し、該当レコードの被贈呈者IDを取得する。そして、被贈呈者IDで被贈呈者情報ファイル25を検索し、該当レコードのポイント情報ファイル名を取得し、ポイント情報ファイル26を開く。次に、店舗IDで店舗情報ファイル22を検索し、該当レコードの事業者IDを取得する。そして、取得した事業者IDで事業者情報ファイル21を検索し、該当レコードの店舗ポイント種別とポイント設定値を取得する。
ポイント付与プログラム17は、店舗ポイント種別が定額制の場合には、取得したポイント設定値を付与ポイントとする。従量制の場合、使用申請額に対してポイント設定値を乗算した値を付与ポイントとする。ポイント付与プログラム17は、ポイント情報ファイル26を事業者IDで検索し、該当レコードのポイント残高の値に付与ポイントを加算して更新する。該当レコードがない場合、新規にレコードを追加し、事業者ID及び付与ポイントを記録する。また、「店舗ポイント期限」に所定の期日が記録される。例えば、最後の更新から1年がポイントの有効期限である場合、プログラムの実行日から1年後の日にちが「店舗ポイント期限」に記録される。
ポイント使用記録プログラム18は、実店舗に設けられた店舗端末5からの要求で実行される場合と、仮想店舗(付帯ウェブショップサイト又は他のウェブショップサイト)からの呼び出して実行される場合とがある。いずれの場合も、ギフトカード3が初期使用がされており、残額が使用される場合である。初期使用の場合、ポイントがまだ付与されておらず、残額がゼロだからである。
まず、実店舗におけるギフト残額の使用の際にポイントが使用される場合について説明する。図22は、第二の実施形態におけるポイント使用時の店舗端末の画面遷移を示した概略図である。図22(1)に示す店舗待機ページにおいて第一のオンカードコード31が読み取られると、発行済みのギフトカード3の場合、図22(2)に示す使用可否問い合わせ結果表示ページが表示される。図22(2)に示す使用可否問い合わせ結果ページは、残額の使用であるので制限なしの場合の画面である。制限なしでの使用(ギフト残額の使用)の場合、当該ギフトカード3を発行した店舗での使用の場合と、他の店舗での使用の場合とがあるが、図22(2)に示す例は、当該ギフトカード3を発行した店舗でギフト残額を使用する場合の例となっている。
図22(2)に示すように、第一の実施形態と同様に、制限種別、残額、当該ギフトカード3を発行した店舗事業者、使用期限日が表示されるようになっている。それとともに、第二の実施形態では、使用可否問い合わせを行った店舗名称(店舗端末5が備えられている店舗の名称)と、当該店舗で使用できる店舗ポイント残高と、共通ポイント残高とが表示されるようになっている。また、それぞれのポイントについての使用期限も表示されるようになっている。この実施形態では、店舗ポイント、共通ポイントのいずれについても、最後の更新(ポイント付与又はポイント使用)からの期間が使用期限として設定されるようになっており、この期限が表示される。
即ち、第二の実施形態における使用可否問い合わせ受付プログラム13は、使用期限内である場合、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、被贈呈者IDを取得する。そして、被贈呈者IDで被贈呈者情報ファイル25を検索し、ポイント情報ファイル名を取得し、そのファイル名のポイント情報ファイル26を開く。そして、店舗IDで店舗情報ファイル22を検索して事業者IDを取得し、開いておいたポイント情報ファイル26を事業者IDで検索し、該当するレコードがあれば、その「ポイント残高」のフィールドの値を取得する。そして、取得したポイント残高を、図22(2)に示すように表示するようプログラミングされている。尚、該当する事業者IDが無ければ、ポイント0を表示する。
また、第二の実施形態において、ポイント申請処理手段を構成する使用申請処理プログラム14は、ポイントを使用した場合の処理のためのコードを含んでいる。図22(2)に示すように、第二の実施形態の使用可否問い合わせ結果ページは、ポイント使用なしでのギフトカード3の残額を使用することを選択する使用申請ボタン(以下、ポイント使用なしボタン)52と、ポイントを使用しつつギフトカード3の残額を使用することを選択するボタン(以下、ポイント使用ありボタン)521,522とを含んでいる。ポイント使用ありボタン521は、店舗ポイントを使用して使用申請するボタン(以下、店舗ポイント使用ボタン)であり、ポイント使用ボタン522は、共通ポイントを使用して使用申請するボタン(以下、共通ポイント使用ボタン)である。ポイント使用なしボタン52は、図10(4)に示す使用申請ボタン52と同様のボタンであり、図10(5)に示す使用申請ページと同様のページがリンクしている。
ポイント使用ありボタン521,522には、ポイントを使用しつつ使用申請する使用申請ページがリンクしている。図22(3)に、一例として、店舗ポイント使用ボタン521にリンクしている使用申請ページを示す。図22(3)に示すように、店舗ポイント使用ボタン521が押された場合の使用申請ページは、使用金額入力欄53に加え、使用ポイント入力欄531を有している。使用金額入力欄53や使用ポイント入力欄531は、テンキーでの入力が可能な欄である。
また、使用ポイント入力欄531の横には、全額使用ボタン532が設けられている。全額使用ボタン532は、使用金額入力欄53に入力された値がポイント残高以下である場合に実行可能となるボタンであり、使用金額入力欄53に入力された値と同一の値をポイント入力欄531に入力するスクリプトが記述されている。
使用申請ページに設けられた送信ボタン54は、同様に、支援サーバー1上の使用申請処理プログラム14の実行ボタンとなっている。第二の実施形態の使用申請処理プログラム14は、ギフトID、使用金額(使用金額入力欄53で入力された値)、店舗ID、制限種別に加え、使用ポイント入力欄531で入力された値(以下、使用申請ポイント)を引数にして実行されるプログラムとなっている。
使用申請処理プログラム14は、使用申請ポイントがゼロ(又はNull値)かそうでないかで異なる処理をする。ゼロ(又はNull値)の場合は、第一の実施形態の同様の処理を行う。ゼロ(及びNull値)でない場合、使用申請処理プログラム14は、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、該当レコードから被贈呈者IDを取得する。そして、該当レコードのポイント情報ファイル名を取得し、そのファイル名のポイント情報ファイル26を開く。また、店舗IDで店舗情報ファイル22を検索し、該当レコードから事業者IDを取得する。そして、開いておいたポイント情報ファイル26を事業者IDで検索し、該当レコードの「ポイント残高」の値から使用申請ポイントを減算し、減算後の値で「ポイント残高」を更新する。また、「ポイント使用期限」の値を所定の条件で更新する。例えば、プログラムの実行日から1年後の日にちを「ポイント使用期限」に記録する。
その上で、使用申請処理プログラム14は、ギフト使用金額から使用申請ポイントを減算してギフト使用金額とする。そして、ギフト発行情報ファイル23の該当レコードの「残額」をギフト使用金額で現在して減算後の値で更新する。これらの処理を行った後、使用申請処理プログラム14は、使用実績記録が完了した旨と更新後のギフト残額を店舗端末5に表示して終了する。
共通ポイント使用ボタン522が押された場合の処理も、ポイントの更新処理が異なるのみで、上記店舗ポイントの場合と基本的に同様である。使用申請処理プログラム14は、使用申請ポイントがゼロ(及びNull値)でない場合、被贈呈者IDで被贈呈者情報ファイル25を検索し、該当レコードの「共通ポイント残高」の値から使用申請ポイントを減算して「共通ポイント残高」を更新する。
上記のような処理が行われるよう、使用申請処理プログラム14はプログラミングされている。店舗端末5から送信を行った店舗の店員は、使用申請ポイントが減算されたギフト使用金額を精算額から減額し、減額後の代金がゼロでない場合、その代金を徴収する。
次に、仮想店舗におけるギフトカード3の使用について説明する。
仮想店舗におけるギフトカード3の使用も、使用申請処理プログラム14の実行が支援サーバー1上で又は他のサーバーからの要求により行われることを除き、上記実店舗における使用の場合と同様である。一例として、付帯ウェブショップにおけるギフトカード3の使用について説明する。
図20に例示する付帯ウェブショップページにおいて、各商品又はサービスを紹介したイメージやテキストは、ハイパーリンクになっており、当該商品又はサービスを選択する選択ボタンとなっている。選択ボタンには、ギフトカード3を使用して当該商品又はサービスの提供を受けるための使用申請ページがリンクしている。
尚、記憶部2には、各付帯ショップページファイル24に対応して各付帯ウェブショップページに掲載される商品・サービスの情報を記録したデータベースファイルである商品情報ファイル(不図示)が記憶されている。各商品情報ファイルは、商品・サービスの名称や価格等の情報、当該商品・サービスを紹介するための写真等のイメージファイルのファイル名等の情報が記録されている。
付帯ウェブショップページを表示するプログラムは、まず、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索して該当レコードの「使用期限」の値を取得する。使用期限がプログラム実行日よりも前であれば、ギフトカード3の使用期限が過ぎている旨のメッセージを被贈呈者端末7に返信して表示し、プログラムを終了する。
使用期限を過ぎていなければ、プログラムは、当該レコードの「残額」の値を取得し、価格が当該残額以下である商品又はサービスについてイメージファイルやテキストを取得して付帯ウェブショップページに組み込み、被贈呈者端末7に返信して表示する。即ち、商品情報ファイルを検索して、価格が残額以下の商品又はサービスの情報を取得し、図20に示すようにイメージ表示やテキスト表示をする。
図23は、使用申請ページの一例を示した概略図である。図23に示すように、使用申請ページは、選択された商品又はサービスの名称及び価格を確認的に表示するページとなっている。使用申請ページには、選択された商品又はサービスの提供を申し込む申請ボタン65が設けられている。申請ボタン65は、使用申請処理プログラム14の実行ボタンとなっている。尚、サービスについては、実店舗に訪問しての提供に限られる場合が多く(例えばエステサロンでのサービス)、付帯ウェブショップページでの申し込みの構成は設けられない場合が多い。但し、サービスの提供を受けることができるチケットを商品として提供する場合があり得る。また、有料ソフトの提供のようなウェブでのサービス提供が可能なものについて使用申請ページで申請を受け付ける場合もあり得る。
図23に示すように、使用申請ページには、使用申請が承認された場合の残額を表示した残額表示欄66が設けられている。この残額表示欄66は、被贈呈者登録がされている場合、即ちセッション変数に被贈呈者IDが保持されている場合に表示される欄である。使用申請ページを表示するプログラムは、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、「残額」の値を取得する。選択された商品又はサービスの価格が残額よりも低い場合、プログラムは、その差額を計算して残額表示欄66に表示する。
申請ボタン65は、ギフトID、使用金額、店舗IDを引数にして使用申請処理プログラム14を実行するボタンとなっている。第二のオンカードコード311を被贈呈者端末7で読み取って付帯ウェブショップページを表示した場合、当該付帯ウェブショップページは、当該ギフトカード3を発行した店舗の付帯ウェブショップページになる。また、選択できる商品又はサービスも、ギフト残額以下のものになるし、使用期限を過ぎていないことも確認されているから、当該ギフトカード3の使用有無(制限種別)のチェックや使用期限のチェックは特にされない。即ち、使用申請処理プログラム14は、ギフト残額から使用金額を減算し、ギフト発行情報ファイル23の当該レコードの「残額」を減算後の値で更新する。次に、使用申請処理プログラム14は、ギフト発行情報ファイル23の当該レコードの「使用有無」を使用済みの値に変更して更新する。その後、発送情報入力ページを被贈呈者端末7に表示してプログラムを終了する。
発送情報入力ページは、発送される商品が選択されて使用申請がされた場合に表示されるページである。このページは、通常のウェブショッピングサイトと同様に構成できるので、詳細な説明は省略する。尚、被贈呈者登録の際に入力した情報と送付先が同じ場合には、被贈呈者情報ファイル25の情報をそのまま利用して発送処理がされるようにすることが選択できる。また、被贈呈者登録をしていない被贈呈者について、発送情報入力ページで発送先を入力した場合、その情報をそのまま被贈呈者登録の情報として被贈呈者登録をすることができる旨のメッセージとそのような処理を行うプログラムの実行ボタンとが発送情報入力ページに設けられる場合もある。
尚、付帯ウェブショップページでギフトカード3を使用した場合も、使用申請処理プログラム14は、ポイント付与プログラム17をサブルーチンとして実行する。ポイント付与プログラム17は、実店舗でのギフトカード3の使用の場合と同様であるが、実店舗での使用の場合に比べて付与される店舗ポイントが少ない場合があり得る。これは、各店舗事業者が適宜設定し得る値であるが、実店舗での来店を促すため、実店舗でのギフトカード3の使用の方がポイント付与を多くすることがあり得る。
このような第二の実施形態のギフトプロモーション支援システムは、残額のポイントへの変換のための構成を備えている。以下、この点について説明する。
前述したように、被贈呈者サイトトップページには、残額変換ボタン63が設けられている。記憶部2には残額変換ページのHTMLファイルが記憶されており、支援サーバー1には残額変換ページを表示するプログラムが実装されている。被贈呈者サイトトップページの残額変換ボタン63を押すことでプログラムが実行されて残額変換ページが表示される。
図24は、残額変換ページの一例を示した概略図である。図24に示すように、残額変換ページには、ギフトID、当該ギフトカード3を発行した店舗の店舗名、ギフト残額、ギフト使用期限等が確認のため表示されるようになっている。残額変換ページを表示するプログラムは、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索して各情報を取得し、残額変換ページに組み込む。
この実施形態のギフトプロモーション支援システムは、ギフトカード3を発行した店舗又は当該店舗と店舗事業者が同一である他の店舗で使用できる店舗ポイントと、ギフトプロモーションサービスの提供を受けている他の店舗でも共通して使用可能な共通ポイントとを管理している。図24に示すように、残額変換ページには、変換先のポイントして店舗ポイントと共通ポイントのいずれかを選択させるポイント種別選択欄67が設けられている。この例では、ポイント種別選択欄67は、ラジオボタンとなっている。
支援サーバー1には、残額をいずれかのポイントに変換する残額変換プログラム19が実装されている。残額変換ページに設けられたOKボタン68には、残額変換の確認ページがリンクしており、確認ページに設けられた送信ボタンは、残額変換プログラム19の実行ボタンとなっている。この送信ボタンは、ログオンの際に保持されたギフトID及び被贈呈者IDと、残額変換ページで選択された変換先ポイント種別とを引数にして残額変換プログラム19を実行するボタンとなっている。
残額変換プログラム19は、まず、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、該当レコードの「残額」を取得する。その後の処理は、変換先ポイント種別により異なる。変換先ポイント種別が店舗ポイントの場合、残額変換プログラム19は、被贈呈者情報IDにより被贈呈者情報ファイル25を検索して「ポイント情報ファイル名」を取得してポイント情報ファイル26を開く。そして、ギフトIDでギフト発行情報ファイル23を検索し、該当レコードの店舗IDを取得する。そして、店舗IDで店舗情報ファイル22を検索し、該当レコードの事業者IDを取得する。次に、開いておいたポイント情報ファイル26を事業者IDで検索し、該当レコードの店舗ポイント残高に取得したギフト残額を加算し、店舗ポイント残高を更新する。そして、ギフト発行情報ファイル23の「残額」を0に更新する。
変換先ポイント種別が共通ポイントの場合、残額変換プログラム19は、被贈呈者情報ファイル25の「共通ポイント残高」にギフト残額を加算して更新する。その上で、ギフト発行情報ファイル23の「残額」を0に更新する。
尚、ギフト資産としてのギフトカード3の使用期限は発行から6ヶ月であるが、店舗ポイントや共通ポイントは、6ヶ月を超える期限であり得る。店舗ポイントは、ギフトカード3を発行した店舗又は同一店舗事業者に係る他の店舗で使用できるポイントであり、当該店舗事業者において適宜の期限が設定される。上記の例では、ポイント残高が最後に更新されてから1年であったが、1年半の場合もあり、2年の場合もある。
また、共通ポイントは、ギフトプロモーション支援サービスの提供を受けている全ての店舗事業者の了解の上、サービス提供会社が適宜設定する。したがって、店舗ポイントと共通ポイントとは、使用期限が異なる場合があり得る。例えば、ある店舗事業者については店舗ポイントの使用期限は1年半であるが、共通ポイントは1年の場合もある。
上述した第二の実施形態において、店舗ポイントの設定は、店舗事業者によって変更が可能となっている。以下、この点について説明する。
第二の実施形態において、各店舗事業者に対しては特別の権限を持ったID及びパスワードが発行される。以下、この権限が与えられた者を店舗管理者と呼ぶ。図13に示すように、店舗管理者は、店舗管理者端末8を操作してインターネット9を介して支援サーバー1にアクセスする。
支援サーバー1は、店舗管理者用のサイトをホストしており、店舗管理者としてのID(店舗管理者ID)及びパスワードを入力してログインすると、店舗管理者用サイトのページが店舗管理者端末8に表示される。店舗管理者IDやパスワードは、図19では不図示であるが、事業者情報ファイルにフィールドが設けられて記録されている。
店舗管理者ID及びパスワードでログインすると、店舗管理者IDで事業者情報ファイル21が検索されて事業者IDが取得され、セッション変数に保持され、この状態で店舗ポイント設定ページが表示される。図25は、店舗ポイント設定ページの一例を示した概略図である。
図25に示すように、店舗ポイント設定ページでは、現状の設定が確認のために表示されるとともに、ポイント種別選択欄81、設定値入力欄82が設けられるようになっている。ポイント種別選択欄81は、定額制か従量制かを選択する欄である。設定値入力欄82は、定額制の場合には定額であるポイント値、従量制の場合に購入額に対するポイントの割合を小数点で入力する欄となっている。
店舗ポイント設定ページにはOKボタン83が設けられており、OKボタン83には、入力された情報を確認するページがリンクしている。このページには、送信ボタンが設けられており、送信ボタンは、支援サーバーに実装された店舗ポイント設定プログラム(不図示)の実行ボタンとなっている。
店舗ポイント設定プログラムは、入力された店舗ポイント種別及び設定値と、セッション変数に保持された事業者IDを引数にして実行される。店舗ポイント設定プログラムは、事業者IDで事業者情報ファイル21を検索し、該当レコードの「店舗ポイント種別」「ポイント設定値」を引数で更新するようプログラミングされている。
このような第二の実施形態のギフトプロモーション支援システムの動作について、第一の実施形態と異なる点を中心に以下に説明する。
第二の実施形態においても、贈り主は実店舗においてギフトカード3を購入して発行してもらい、被贈呈者に贈呈する。被贈呈者は、ギフトカード3に印刷されたメッセージを読み、被贈呈者端末7で第二のオンカードコード311を読み取る。この結果、図15に示す被贈呈者サイトトップページが表示される。被贈呈者は被贈呈者登録をしようと思い、被贈呈者登録ボタン61を押す。この結果、図16に示す被贈呈者登録ページが被贈呈者端末7に表示される。
被贈呈者は、被贈呈者登録ページで各情報を入力し、OKボタン64を押して確認ページを表示し、入力内容を確認した後、送信ボタンを押して被贈呈者登録を行う。その後、表示される付帯ウェブショップページで、ギフトカード3を使用して得ることができる商品又はサービスを閲覧する。
被贈呈者は、贈呈されたギフトカード3を使用する。実店舗で使用する場合を例にすると、被贈呈者は、付帯ウェブショップページ又は当該実店舗の公式ホームページ等で場所を確認して当該実店舗を訪れ、ギフトカード3の使用を申し出る。店員は、店舗端末5で第一のオンカードコード31を読み取る。この結果、使用可否問い合わせ受付プログラム13により、図10(2)に示すような制限ありの使用可否問い合わせ結果表示ページが表示される。尚、この時点では店舗ポイント、共通ポイントいずれの残高もゼロ(又はNull値)であるので、使用可否問い合わせ受付プログラム13は、ポイントを使用してギフトカード3を使用するボタンは表示せず、通常の使用申請ボタン52を表示する。
店員が使用申請ボタン52を押すと使用申請処理プログラム14が実行され、ギフト発行情報ファイル23の該当レコードの「残額」が使用金額を減額した値で更新される。また、ギフト発行情報ファイル23の「使用有無」に真値が記録される。そして、店員は、ギフトカード3を使用して取得すると申し出のあった商品又はサービスを被贈呈者に提供する。
被贈呈者は、実店舗ではなくウェブサイトでギフトカード3を使用したいと思った場合、被贈呈者端末7で第二のオンカードコード311を読み取る。この結果、付帯ウェブショップサイトに自動的にログインがされ、セッション変数にギフトID及び被贈呈者IDが保持される。被贈呈者登録の後、そのまま付帯ウェブショップページに移行する場合もある。
付帯ウェブショップページで、被贈呈者は取得可能な商品又はサービスを閲覧した後、任意の商品又はサービスを選択する。この結果、使用申請ページが表示される。この場合も、この時点では店舗ポイントも共通ポイントもゼロ(又はNull値)であるため、使用申請ページには、通常の申請ボタン65のみが表示され、ポイントを使用した上でのギフト残額の使用申請のボタンは表示されない。
被贈呈者が申請ボタン65を押すと、使用申請処理プログラム14が実行され、ギフト残額が更新される。選択されたのが商品であるか、またはサービスの利用券である場合、被贈呈者端末7には発送情報入力ページが表示される。もしくは、被贈呈者は、被贈呈者登録の際の情報と同じ送り先に発送して欲しい旨のボタンを押す。これらにより、当該商品又はサービスの利用券が被贈呈者に送られる。
実店舗での使用、付帯ウェブショップサイトのような仮想店舗での使用のいずれの場合も、使用申請処理プログラム14は、ポイント付与プログラム17を実行し、店舗ポイントを記録する。また、被贈呈者がギフト残額をポイントに変換しようと思った場合、第二のオンカードコード311を読み取って被贈呈者サイトトップページを被贈呈者端末7に表示し、残額変換ボタン63を押す。そして、表示される残額変換ページのポイント種別選択欄67で変換先を選択し、OKボタン68を押す。そして、確認ページで確認をした後、送信ボタンを押す。これにより、残額変換プログラム19が実行され、ギフト発行情報ファイル23におけるギフト残額がゼロになり、その分がポイント情報ファイル26における店舗ポイント又は共通ポイントに加算されて更新される。
被贈呈者は、最初の使用の後、ギフト残額又はポイントを使用して商品又はサービスを取得したいと思った場合、例えば実店舗に行ってギフトカード3を提示する。店員は、同様に第一のオンカードコードを店舗端末5で読み取る。この結果、図22(2)に示す使用可否問い合わせ結果表示ページが表示される。店員は、被贈呈者の意向を伺って、ポイント使用なしボタン52、ポイント使用ありボタン521,522のいずれかを押し、使用申請ページを店舗端末5に表示する。そして、使用金額を入力し、ポイントを使用するとの意向である場合には使用ポイントを入力する。そして、申請ボタン65を押して、ギフト残額の使用及び又はポイントの使用を支援サーバー1に送信する。支援サーバー1では、使用申請処理プログラム14が、ギフト残額及び又はポイント残高の更新を行う。
被贈呈者が最初の使用の後にウェブサイトでギフト残額又はポイントを使用して商品又はサービスを取得したいと思った場合、被贈呈者端末7でギフトカード3の第二のオンカードコード311を読み取り、被贈呈者サイトトップページを表示する。そして、商品・サービス閲覧ボタン62を押し、付帯ウェブショップページを表示する。この際、ギフト残額又はポイント残高以下の商品・サービスのみがページに組み込まれて表示される。被贈呈者は、任意の商品又はサービスを選択し、最初の使用の場合と同様に、使用申請ページで申請ボタン65を押す。必要に応じて発送情報が入力され、商品又はサービスが提供される。
一方、各店舗事業者における店舗管理者は、店舗ポイントの設定を適宜変更する。即ち、店舗管理者端末8を操作して店舗管理者IDでログインし、店舗ポイント設定ページを表示する。そして、ポイント種別入力欄81や設定値入力欄82に適宜の値を入力し、OKボタン83を押して設定を変更する。
このような第二の実施形態のギフトプロモーション支援システムによれば、被贈呈者情報の登録が行われるので、被贈呈者に対して効果的なプロモーションを実施することができ、この点で更なる売上促進が期待できる。即ち、被贈呈者に対してポイント(店舗ポイント又は共通ポイント)を付与することで、被贈呈者による店舗の利用が促進され、売上増加が期待できる。ギフト残額がゼロになってしまった場合でも、それまでのギフト残額の使用によりポイントが貯まっているので、それを使用しての売上げが期待できる。
この際、被贈呈者登録をしないとギフト残額が使用できない(放棄したとみなされる)扱いになっているので、被贈呈者をすることが促進される。このため、被贈呈者に対するプロモーションがより効果的になる。「扱い」とは、そのような扱いがされることの契約がギフトカード3の販売の際に店舗事業者と贈り主との間でされることを意味する。
また、店舗ポイントの設定が各店舗管理者端末8からのアクセスにより変更することができるので、各店舗事業者は、店舗ポイント付与によるプロモーションを適宜変更することができ、プロモーションを最適化することが容易である。
尚、ギフトカード3を発行した店舗でもなく当該店舗と同一の店舗事業者の店舗でもない店舗での使用をウェブサイト(仮想店舗)で行う構成については説明を省略したが、例えば、図20に示す付帯ウェブショップページにおいて、「他の店舗事業者で使用する」というような表記がされたボタンを設けておくことが考えられる。このボタンには、支援サービスの提供を受けている他の店舗事業者の一覧がリスト表示され、そこから特定の店舗事業者を選んでその店舗事業者の付帯ウェブショップページに飛ぶ構成が採用され得る。店舗事業者のジャンルを選択するページを別途設け、ジャンルを選択させてから店舗事業者の一覧をリスト表示するようにしても良い。
最初のギフトカード3の使用ができないことを除き、他店舗でのギフト残額やポイントの使用もギフトカード3の発行店での使用の場合と基本的に同様である。但し、ギフト残額を使用した場合に付与される店舗ポイント又は共通ポイントは、発行店での使用の場合に比べて低く設定される場合があり得る。これは、ギフトカード3の発行店は発行の際に手間がかかっており、発行店でのギフト残額やポイントの使用が優先されるべきであるとの考えによる。
尚、ウェブサイトでのギフトカード3の使用やポイントの使用については、付帯ウェブショップサイト以外の場合もあり得る。例えば、ギフトカード3を発行した店舗の公式ホームページでギフトカード3が使用される場合、「ギフトカードを使用する」のような表記がされたカード使用ボタンが設けられる。カード使用ボタンには、ギフトカード3に印刷されているギフトIDを入力するウインドウ又は第二のオンカードコード311を読み取らせるウインドウがリンクしており、ここでギフトIDを取得し、使用申請ページが被贈呈者端末7に表示される構成が採用され得る。発行店、発行店以外の店舗の場合も含め、ギフトカード3は、複数の異なる店舗事業者が出店している他のウェブショップサイト(付帯ウェブショップサイト以外のサイト、例えばhttps://www.rakuten.co.jp/)で使用できるようにしても良い。
また、被贈呈者端末7からのアクセスにより、ギフト残額やポイント残高を確認できるようにすると好適である。具体的には、図15に示す被贈呈者サイトトップページにおいて、「ギフト残額・ポイント残高確認」のような表記のボタンを設け、このボタンにリンクさせて、ギフト残額やポイント残高を表示するページを支援サーバー1にホストさせるようにする。
上述した各実施形態の説明において、ギフト資産は金額ベースの資産であるというように説明した。店舗において使用できる○○円分のギフトカード、というような形態である。これ以外に、商品やサービスベースの資産としてギフト資産が発行、贈呈される場合もある。例えば、○×スイーツ店の△□ケーキ1個がもらえる権利としてギフト資産が発行される場合もある。このような場合、指定された商品又はサービス以外であっても、それよりも安い商品又はサービスと交換が可能とされ、残額が発生する。そして、その残額は、当該店舗以外であっても同様にギフトプロモーション支援サービスを受けている店舗事業者の店舗において使用することができることとされる。したがって、商品やサービスを指定したギフト資産であっても、その価格が表示されていることが望ましい(ギフトの習慣においては異例であるが)。即ち、商品やサービスベースのギフト資産を有形化したギフトカード3の場合も、その商品又はサービスの価格が印刷されることが望ましい。価格が印刷されていると、当該商品又はサービスより安い他の商品又はサービスと交換した場合の残額を被贈呈者が容易に把握することができ、残額の使用が容易になる。
尚、上記各実施形態の説明において、発行されて使用されるギフト資産は一種類であるというように説明したが、一店舗事業者において二種類以上のギフト資産が発行され使用される場合もある。二種類以上とは、価格ベースの場合には500円のギフトと1000円のギフトというように異なる二つ以上の価格のギフト資産が発行されるということである。商品又はサービスベースのギフト資産の場合、当該店舗事業者の店舗で提供されている商品又はサービスのうち二種類以上のものについてギフト資産が発行されるということである。
複数種のギフト資産が発行される場合、事業者IDに紐付けた形でギフト種別情報ファイルが作成されて記憶部2に記憶される。ギフト種別情報ファイルは、その種別の商品又はサービスの名称、ギフト種別ID、及びその種別のギフト資産の価格(ギフト金額)が記録される。そして、ギフト発行情報ファイル23の各レコードには、ギフトIDに加え、ギフト種別IDが記録される。使用可否問い合わせ受付プログラム13は、未使用の場合、ギフト種別情報ファイルを参照し、その種別の商品又はサービスの名称も併せて店舗端末5(又は被贈呈者端末7)に表示されるようにする。
尚、上記各実施形態において、ギフト資産がギフト有形化物の形で発行され、被贈呈者に贈呈されることは、実店舗における来店、販売促進をより効果的にする意義がある。ギフト有形化物が贈呈された被贈呈者はそれを持って実店舗に来店し、商品又はサービスの提供を受けるが、その際に別の商品又はサービスをついでに購入する場合もあり、全体として実店舗の売り上げを促進する効果がある。
また、ギフト有形化物は、実店舗で販売される以外に、当該実店舗の店舗事業者が運営するウェブサイト(公式ホームページ)でギフト資産を販売する場合もある。この場合、ギフト資産はギフト有形化物の形で贈呈者又は被贈呈者に配送される。この際、ギフト発行を行うプログラムが実装され、このプログラムに含まれる印刷モジュールは発行日を自動的に印刷する構成とされる。
また、ギフト資産が、デジタルデータとして贈呈者に提供されて被贈呈者に贈呈される場合もある。即ち、贈呈者が操作する端末(贈呈者端末)に支援サーバー1からダウンロードされたり、電子メール添付の形で贈呈者端末に送信されたりして、その後に被贈呈者端末7に転送される場合もある。これらの場合も、ギフト資産の販売は店舗事業者の自社サイトで行われるから、売り掛け状態ということにはならない。
尚、支援サービス提供事業者が自社のウェブサイトに各店舗事業者のギフト資産を紹介するページを設ける場合もある。この場合も、紹介されているギフト資産の購入の際にはその店舗事業者のサイトに飛ぶようにページを構成するか、支援サービス提供事業者のページで購入する場合にもその代金はその店舗事業者の口座に入金されるように構成する。このようにしておくと、売り掛け状態にはならず商品又はサービスの提供前に代金を受け取る形になる。
また、上述したようにギフト資産を購入して友人、知人等に贈呈する場合、自分が気に入っている店舗があり、その店舗を友人、知人等に紹介したいという場合がある。そして、紹介を兼ねてギフトを贈呈するという場合がある。このような場合、店舗事業者としては、自社の店舗を紹介してもらっているので、それに対するお礼として贈り主(ギフト資産の購入者)に対して何らかの特典を付与する場合もあり得る。例えば、次回購入の際に金額を割り引くポイントを贈呈者に付与する場合もある。このようなことを実現する場合、贈呈者に会員登録をしてもらい、被贈呈者がギフト資産を使用した段階で、贈呈者の保有ポイントが増加するように顧客情報ファイルや支援サーバー1上のプログラムを実装することになる。
尚、サービス提供事業者と契約している各店舗事業者は、自分のところでのギフト資産の発行により売り上げが入るが、発行されたギフト資産の金額の全てが自分の店舗で使用されるとは限らず、他の店舗事業者の店舗で使用される場合もある。また逆に、自分の店舗で使用されたギフト資産が、他の店舗事業者の店舗で発行されたギフト資産の場合もある(余った分の使用)。この場合、他の店舗事業者の店舗で発行されたギフト資産の使用分については当該他の店舗事業者に代金を請求する必要がある。したがって、これら店舗事業者間のギフト資産の使用代金の精算をする精算プログラムが支援サーバー1に実装される。
具体的には、精算プログラムは、他の店舗事業者の店舗で発行されたギフト資産の使用金額を集計期間で集計して請求額とする請求金額集計モジュールと、自分の店舗で発行されたギフト資産の他の店舗事業者の店舗での使用金額を集計期間で集計して被請求額とする被請求額集計モジュールとを含むプログラムとされる。そして、精算プログラムは、請求額と被請求額との差額を当該店舗事業者についての精算額として出力するようプログラミングされる。サービス提供事業者は、請求額が被請求額よりも大きい場合、差額を当該店舗事業者に入金するようにし、被請求額が請求額より大きい場合、当該店舗事業者に差額を請求して支払いをしてもらう。
尚、通常は、支援システムの利用料が各店舗事業者にサービス提供事業者から請求される。この場合、利用料は、上記入金の金額から差し引かれたり、請求の金額に追加されたりする。
1 支援サーバー
11 ギフトカード受信プログラム
12 ギフト発行記録プログラム
13 使用可否問い合わせ受信プログラム
14 使用申請処理プログラム
2 記憶部
23 ギフト発行情報ファイル
3 ギフトカード(ギフト有形化物)
31 オンカードコード(二次元コード)
4 管理用端末
5 店舗端末

Claims (10)

  1. 店舗において商品もしくはサービスを購入する際に代金として使用可能な権利又は商品もしくはサービスと交換できる権利であるギフト資産を贈り主に対して発行することで販売促進策とするギフトプロモーションを店舗が実施するのを支援するギフトプロモーション支援システムであって、
    支援サーバーと、
    記憶部と、
    ギフト発行記録手段と、
    使用申請処理手段と
    を備えており、
    記憶部には、発行されたギフト資産の情報を記録したギフト発行情報ファイルが記憶されており、
    ギフト発行情報ファイルには、各ギフト資産を特定するギフトIDが記録されているとともに、各ギフトIDに対応して、
    各ギフト資産を発行した店舗事業者を特定可能な情報と、
    各ギフト資産が発行された後に未使用であるか否かを特定可能な使用有無情報と、
    各ギフト資産の残額と
    が記録されており、
    ギフト発行記録手段は、支援サーバーに実装されたギフト発行記録プログラムによって構成されており、
    ギフト発行記録プログラムは、発行されたギフト資産のギフトIDと、ギフト資産を発行した店舗事業者を特定可能な情報とをギフト資産情報ファイルに記録するとともに、発行されたギフト資産の金額を残額としてギフト発行情報ファイルに記録するプログラムであり、
    使用申請処理手段は、支援サーバーに実装された使用申請処理プログラムによって構成されており、
    使用申請処理プログラムは、ギフト資産が使用される店舗の店舗事業者を特定可能な情報と、ギフトIDと、使用金額とが送信されて使用申請がされた際に実行されるプログラムであって、ギフトIDでギフト発行情報ファイルを検索し、該当するギフト資産について記録されている残額が使用金額以上である場合に使用可の戻り値を出力するとともに当該残額から使用金額を減額して残額を更新する処理である更新処理を行うプログラムであり、
    使用申請処理プログラムは、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用である場合には、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一である場合に使用可の戻り値を出力して更新処理を行うプログラムであり、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用の場合に、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一でない場合には使用不可の旨を戻り値を出力して更新処理は行わないプログラムであることを特徴とするギフトプロモーション支援システム。
  2. 前記ギフト発行情報ファイルには、各ギフト資産について被贈呈者IDが記録されており、
    前記記憶部には、被贈呈者情報ファイルが記憶されており、
    被贈呈者情報ファイルは、被贈呈者IDと、被贈呈者名を含む被贈呈者の個人情報とが記録されたデータベースファイルであり、
    前記支援サーバーには、被贈呈者登録プログラムが実装されており、
    被贈呈者登録プログラムは、前記ギフト資産が贈呈された被贈呈者が操作する端末である被贈呈者端末からギフトIDが送信された際に実行されるプログラムであって、被贈呈者端末から被贈呈者の個人情報が送信された場合に被贈呈者ID及び当該被贈呈者の個人情報を被贈呈者情報ファイルに記録するとともに、当該ギフトIDについて前記ギフト発行情報ファイルに被贈呈者IDを記録するプログラムであることを特徴とする請求項1記載のギフトプロモーションシステム。
  3. 前記使用申請処理プログラムは、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用ではなく且つ前記ギフト発行情報ファイルに記録された残額が0より大きい場合に、当該ギフトIDについて前記ギフト発行情報ファイルに被贈呈者IDが記録されていない場合には、使用不可の戻り値を出力するプログラムであることを特徴とする請求項2記載のギフトプロモーションシステム。
  4. 前記支援サーバーには、ファイル作成プログラムと、ポイント付与プログラムと、ポイント使用記録プログラムとが実装されており、
    ファイル作成プログラムは、前記被贈呈者登録プログラムにより被贈呈者IDが前記被贈呈者情報ファイルに記録された際、当該被贈呈者IDに対応してポイント情報ファイルを作成して記憶部に記憶するプログラムであり、
    各ポイント情報ファイルは、店舗における次回以降の商品又はサービスの際に割り引く店舗ポイントの残高であるポイント残高が当該店舗の店舗事業者に対応して記録されるデータベースファイルであり、
    ポイント付与プログラムは、前記使用申請処理プログラムが実行されて更新処理が行われた際、店舗ポイントを算出して店舗ポイント残高に加算してポイント情報ファイルでの記録を更新するプログラムであり、
    ポイント付与プログラムは、送信されたギフトIDで前記ギフト発行情報ファイルを検索して対応する被贈呈者IDを取得し、その被贈呈者IDに対応するポイント情報ファイルが前記記憶部に記憶されている場合に、当該ポイント情報ファイルにおいて、送信された前記情報で特定される店舗事業者に対応して記録されている店舗ポイント残高を更新するプログラムであり、
    店舗ポイント使用記録プログラムは、店舗事業者を特定可能な情報と、被贈呈者ID又はギフトIDと、使用する店舗ポイントの情報である使用店舗ポイント値とが送信された際に実行されるプログラムであり、
    店舗ポイント使用記録プログラムは、送信された被贈呈者ID又は送信されたギフトIDで前記ギフト発行情報ファイルを検索して取得した被贈呈者IDに対応するポイント情報ファイルにおいて、送信された前記情報で特定される店舗事業者に対応した店舗ポイント残高から、送信された前記使用店舗ポイント値を減額して更新するプログラムであることを特徴とする請求項2又は3記載のギフトプロモーション支援システム。
  5. 前記支援サーバーは、前記ギフト資産が贈呈された被贈呈者が操作する端末である被贈呈者端末に対して残額変換ページを提供するサーバーであって、残額変換プログラムが実装されており、
    残額変換ページは、前記ギフト資産が最初に使用された後に残額がある場合の当該残額を前記店舗ポイントに変換するためのページであって、ギフトIDを送信して残額変換プログラムを実行するための要素を含んでおり、
    残額変換プログラムは、送信されたギフトIDで前記ギフト発行情報ファイルを取得して対応する店舗事業者の特定可能情報及び残額を取得し、残額変換ページを提供した被贈呈者端末を操作する被贈呈者の被贈呈者IDに対応したポイント情報ファイルを開いて当該店舗事業者に対応する店舗ポイント残高に残額の値を加算して更新し、加算した分の値をギフト発行情報ファイルにおける残額から減算して残額を更新するプログラムであることを特徴とする請求項4記載のギフトプロモーション支援システム。
  6. 前記ギフト資産を発行した店舗事業者が経営する店舗には、当該ギフト資産の使用申請を送信するための店舗端末が設置されており、
    前記ポイント付与プログラムは、前記店舗事業者を特定可能な情報としての店舗ID、前記ギフトID及び前記使用金額とが前記店舗端末から送信されて前記使用申請処理プログラムが実行されて使用可の戻り値が出力された場合には第一の値の店舗ポイントを算出し、前記店舗事業者を特定可能な情報としての店舗ID、前記ギフトID及び前記使用金額が前記店舗端末以外から送信されて前記使用申請処理プログラムが実行されて使用可の戻り値が出力された場合には第二の値の店舗ポイントを算出するプログラムであり、第一の値の店舗ポイントは第二の値の店舗ポイントより多いことを特徴とする請求項4又は5記載のギフトプロモーション支援システム。
  7. 顧客に対して商品又はサービスを提供する店舗であって、インターネット上の仮想店舗ではない実店舗であり、
    インターネットを介して支援サーバーにアクセス可能な店舗端末が設けられており、
    贈り主に対して発行され、店舗において商品もしくはサービスを購入する際に代金として使用可能な権利又は商品もしくはサービスと交換できる権利であるギフト資産を有形化したギフトカードの素材であるギフトカード素材が備えられており、
    ギフトカード素材には、店舗端末で読み取られることで支援サーバーにアクセス可能なコードシンボルが印刷されているとともに、発行日記入欄が設けられており、
    コードシンボルは、ギフトIDを含んでおり、ギフトID及びギフトカード素材が備えられた当該実店舗の店舗事業者を特定可能な情報を支援サーバーに送信して、記憶部に記憶されたギフト発行情報ファイルにプログラムの実行日を当該ギフトIDについての発行日として記録するとともに当該店舗事業者の特定可能情報を記録する支援サーバー上のギフト発行記録プログラムを実行することが可能なコードをシンボル化したものであり、
    発行日記入欄は、店舗端末によりコードシンボルが読み取られてギフト発行記録プログラムが実行された際にその実行の日をギフトカードの発行日として記入される欄であり、
    支援サーバーには、使用申請処理プログラムが実装されており、
    前記コードシンボル又は前記コードシンボルとは別に印刷されたコードシンボルは、ギフトID、ギフト資産を使用して代金が行われようとしている実店舗の店舗事業者を特定可能な情報及び使用金額を支援サーバーに送信して使用申請処理プログラムを実行することができるコードをシンボル化したものであり、
    使用申請処理プログラムは、ギフトIDでギフト情報ファイルを検索し、該当するギフト資産について記録されている残額が使用金額以上である場合に当該残額から使用金額を減額して残額を更新する処理である更新処理を行うプログラムであり、
    使用申請処理プログラムは、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用である場合には、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一である場合に使用可の戻り値を当該店舗端末に出力して表示させて更新処理を行うプログラムであり、送信されたギフトIDで特定されるギフト資産が未使用の場合に、送信されたギフトIDについてギフト発行情報ファイルに記録されている前記情報で特定される店舗事業者と送信された前記情報で特定される店舗事業者とが同一でない場合には使用不可の旨を戻り値を当該店舗端末に出力して表示させて更新処理は行わないプログラムであり、
    各ギフトカード素材に印刷されたコードシンボルは、互いに異なるギフトIDを含んでおり、店舗端末は、コードシンボルを読み取った際にギフトIDを取得してギフトIDを引数として送信してギフト発行記録プログラムを実行する端末であることを特徴とする実店舗。
  8. 前記ギフト発行記録プログラムを実行可能なコードシンボルと前記使用申請処理プログラムを実行可能なシンボルコードは一つのシンボルコードであって、前記支援サーバー上のギフトカード受信プログラムの実行コードをシンボル化したものであり、
    ギフトカード受信プログラムは、送信されたギフトIDについてギフト発行方法ファイルに発行日が記録されていない場合にはギフト発行記録プログラムを実行するプログラムであり、発行日が記録されている場合には使用申請処理プログラムを実行するプログラムを実行するプログラムであることを特徴とする請求項7記載の実店舗。
  9. 前記ギフトカード素材は、店舗において商品又はサービスと交換できる権利であるギフト資産を有形化したギフトカードの素材であって、当該商品又はサービスの価格が印刷されていることを特徴とする請求項7又は8に記載の実店舗。
  10. 前記ギフトカード素材に印刷された前記コードシンボルは前記支援サーバー上の被贈呈者登録ページにアクセスすることが可能なコードシンボルであるか又は前記支援サーバー上の被贈呈者登録ページにアクセスすることが可能なコードシンボルが前記ギフトカード素材に別に印刷されており、
    被贈呈者登録ページは、被贈呈者名を含む被贈呈者の個人情報を入力させるページであって、入力された個人情報を被贈呈者IDとともに記憶部上の被贈呈者情報ファイルに記憶する支援サーバー上のプログラムを実行可能なページであることを特徴とする請求項7乃至9いずれかに記載の実店舗。
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特集 ブランドプリペイドの潜在力,月刊消費者信用,一般社団法人金融財政事情研究会,2014年05月01日,第32巻 第5号,pp.16-21

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