JP7237189B2 - 熱交換型換気装置 - Google Patents

熱交換型換気装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7237189B2
JP7237189B2 JP2021555664A JP2021555664A JP7237189B2 JP 7237189 B2 JP7237189 B2 JP 7237189B2 JP 2021555664 A JP2021555664 A JP 2021555664A JP 2021555664 A JP2021555664 A JP 2021555664A JP 7237189 B2 JP7237189 B2 JP 7237189B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchange
exchange element
packing
air
housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2021555664A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021095129A1 (ja
JPWO2021095129A5 (ja
Inventor
雄一 安田
福太郎 長田
庸充 松原
弘樹 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Publication of JPWO2021095129A1 publication Critical patent/JPWO2021095129A1/ja
Publication of JPWO2021095129A5 publication Critical patent/JPWO2021095129A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7237189B2 publication Critical patent/JP7237189B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F12/00Use of energy recovery systems in air conditioning, ventilation or screening
    • F24F12/001Use of energy recovery systems in air conditioning, ventilation or screening with heat-exchange between supplied and exhausted air
    • F24F12/006Use of energy recovery systems in air conditioning, ventilation or screening with heat-exchange between supplied and exhausted air using an air-to-air heat exchanger
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/30Arrangement or mounting of heat-exchangers
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
    • F28D21/0001Recuperative heat exchangers
    • F28D21/0003Recuperative heat exchangers the heat being recuperated from exhaust gases
    • F28D21/0005Recuperative heat exchangers the heat being recuperated from exhaust gases for domestic or space-heating systems
    • F28D21/0008Air heaters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D21/00Heat-exchange apparatus not covered by any of the groups F28D1/00 - F28D20/00
    • F28D2021/0019Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for
    • F28D2021/0035Other heat exchangers for particular applications; Heat exchange systems not otherwise provided for for domestic or space heating, e.g. heating radiators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B30/00Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
    • Y02B30/56Heat recovery units

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

本発明は、室外からの空気と室内からの空気との間で熱交換させながら換気を行う熱交換型換気装置に関する。
従来、室外からの空気と室内からの空気との間で熱交換させながら換気を行う熱交換型換気装置が知られている。例えば、特許文献1には、箱状の筐体と、筐体内に挿抜可能に配置されて室外からの空気と室内からの空気との間で熱交換させる熱交換素子と、筐体内において熱交換素子を挟んだ両側に設けられて熱交換素子を保持する複数の保持部とを備える熱交換型換気装置が開示されている。
熱交換素子を筐体内に挿入する際および熱交換素子を筐体内から抜き出す際には、熱交換素子が保持部と接触しながら挿抜される。保持部のうち熱交換素子と接触する接触面は、熱交換素子の挿抜方向の全長に亘って平坦面である。
特開2009-293880号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、保持部のうち接触面が挿抜方向の全長に亘って平坦面であるため、熱交換素子を挿抜する際に熱交換素子と保持部とが常に接触する。その結果、熱交換素子の挿抜時に熱交換素子の接触抵抗が大きくなり、熱交換素子を挿抜する際の作業性が悪いという問題がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、熱交換素子を挿抜する際の作業性を向上させることができる熱交換型換気装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる熱交換型換気装置は、室外からの空気を室内に給気するための給気風路と、室内からの空気を室外に排気するための排気風路とが形成される箱状の筐体と、給気風路内に配置される給気用送風機と、排気風路内に配置される排気用送風機と、筐体内に挿抜可能に配置されて、給気風路内を流れる空気と排気風路内を流れる空気との間で熱交換させる熱交換素子と、筐体内において熱交換素子を挟んで両側に設けられて、熱交換素子を保持する保持部と、を備える。熱交換素子を挟んで設けられる保持部のうち少なくとも一方には、熱交換素子と接触可能な凸部と、凸部が熱交換素子と接触した状態において熱交換素子から離隔する凹部とが熱交換素子の挿抜方向に沿って並んで形成されている。
本発明にかかる熱交換型換気装置は、熱交換素子を挿抜する際の作業性を向上させることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置を示す分解斜視図 図1に示された熱交換型換気装置の組付状態を示す斜視図であって、熱交換型換気装置が建物の壁面に掛けられて設置された状態を示す図 図2に示された熱交換型換気装置から制御基板を筐体外に引き出した状態を示す斜視図 図2に示された熱交換型換気装置から各フィルターおよび各フィルター用蓋を取り外した状態を示す斜視図 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の平面図 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の底面図 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の正面図 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の背面図 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の右側面図 図9に示されたX-X線に沿った断面図 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置の熱交換素子を示す斜視図 図6に示されたXII-XII線に沿った断面図 図7に示されたXIII-XIII線に沿った断面図 図13に示された筐体内から熱交換素子を抜き出した状態を示す断面図 図13に示されたXV-XV線に沿った断面図 図13に示されたXVI-XVI線に沿った断面図 実施の形態1にかかる熱交換型換気装置において天板、正面板、熱交換素子およびフィルターを取り外した状態を示す斜視図 図17に示された熱交換型換気装置に第1のパッキンを設置した状態を示す斜視図
以下に、本発明の実施の形態にかかる熱交換型換気装置を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100を示す分解斜視図である。図2は、図1に示された熱交換型換気装置100の組付状態を示す斜視図であって、熱交換型換気装置100が建物の壁面30に掛けられて設置された状態を示す図である。図3は、図2に示された熱交換型換気装置100から制御基板15を筐体1外に引き出した状態を示す斜視図である。図4は、図2に示された熱交換型換気装置100から各フィルター5,6,7および各フィルター用蓋20,21,22を取り外した状態を示す斜視図である。図1に示すように、熱交換型換気装置100は、筐体1と、熱交換素子2と、給気用送風機3と、排気用送風機4と、外気フィルター5と、排気フィルター6と、給気フィルター7とを備える。また、熱交換型換気装置100は、室外側吸込部8と、室内側吸込部9と、室内側吹出部10と、室外側吹出部11と、ドレンパン12と、ドレン口13と、操作部14と、制御基板15とを備える。熱交換型換気装置100は、室外からの空気と室内からの空気との間で熱交換させながら室内の換気を行う装置である。図2に示すように、熱交換型換気装置100は、建物の壁面30において天井面31付近に掛けられて設置されている。
筐体1は、熱交換型換気装置100の外殻を構成する箱状の部材である。筐体1の形状は、立方体状でもよいが、本実施の形態では直方体状である。筐体1は、天板1aと、底板1bと、正面板1cと、背板1dと、左側板1eと、右側板1fとを有する。本実施の形態では、筐体1のうち壁面30に接する板部を背板1dとし、背板1dを挟んで壁面30と反対側に配置される板部を正面板1cとする。なお、方向を説明する場合は、正面板1cの法線方向を前方とし、背板1dの法線方向を後方とし、正面板1cに対峙したユーザーから見た上下方向を上下方向とし、正面板1cに対峙したユーザーから見た左右方向を左右方向とする。
天板1aの法線は、上方を向く。天板1aの平面視形状は、矩形である。室外側吸込部8、室内側吸込部9、室内側吹出部10および室外側吹出部11は、天板1aに設けられている。室外側吸込部8は、室外からの空気を筐体1内に吸い込むためのダクト接続口である。室外側吸込部8には、室外に繋がるダクト27aが接続される。室内側吸込部9は、室内からの空気を筐体1内に吸い込むためのダクト接続口である。室内側吸込部9には、室内に繋がるダクト27bが接続される。室内側吹出部10は、室外からの空気を筐体1外へ吹き出すためのダクト接続口である。室内側吹出部10には、室内に繋がるダクト27cが接続される。室外側吹出部11は、室内からの空気を筐体1外へ吹き出すためのダクト接続口である。室外側吹出部11には、室外に繋がるダクト27dが接続される。天板1aの上には、室外側吸込部8、室内側吸込部9、室内側吹出部10、室外側吹出部11および各ダクト27a,27b,27c,27dを隠すための意匠材28が配置されている。
図5は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100の平面図である。ここで、天板1aの左右方向の中心を通って正面板1cおよび背板1dと垂直方向に延びる線を中心線Cとする。室内側吸込部9と室内側吹出部10は、中心線Cよりも左方に配置されている。室外側吸込部8と室外側吹出部11は、中心線Cよりも右方に配置されている。室外側吸込部8は、室外側吹出部11の前方に配置されている。室内側吹出部10は、室内側吸込部9の前方に配置されている。室外側吸込部8と室内側吹出部10とは、前後方向において一致する位置に配置されている。室内側吸込部9と室外側吹出部11とは、前後方向において一致する位置に配置されている。
図6は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100の底面図である。底板1bの法線は、下方を向く。底板1bの底面視形状は、矩形である。底板1bは、天板1aの下方に天板1aから離れて配置されている。底板1bには、筐体1の内部と外部とを連通する基板用開口部16が形成されている。基板用開口部16は、筐体1外への制御基板15の引き出しおよび筐体1内への制御基板15の差し込みを行うための開口である。下方から見た基板用開口部16の形状は、矩形である。基板用開口部16は、底板1bの前後方向の中心よりも前方に配置されている。基板用開口部16は、本実施の形態では底板1bのうち正面板1cとの境界部の近くに配置されている。底板1bには、ドレン口13が設けられている。ドレン口13は、本実施の形態では底板1bの右後隅部の近くに配置されている。
図7は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100の正面図である。正面板1cの法線は、正面となる前方を向く。正面板1cは、天板1aと底板1bとの前端部同士を繋いでいる。正面板1cの正面視形状は、矩形である。図4および図7に示すように、正面板1cには、筐体1の内部と外部とを連通する外気フィルター用開口部17、排気フィルター用開口部18および給気フィルター用開口部19が形成されている。
外気フィルター用開口部17は、筐体1内への外気フィルター5の取り付けおよび筐体1外への外気フィルター5の取り出しを行うための開口である。外気フィルター用開口部17は、正面板1cの左右方向の中心よりも右方に配置されている。前方から見た外気フィルター用開口部17の形状は、長方形である。外気フィルター用開口部17は、上方から下方に向かうほど右側板1fに近付くように傾斜している。外気フィルター用蓋20は、着脱により開閉可能である。外気フィルター用蓋20は閉じているときに外気フィルター用開口部17を覆う。正面板1cのうち外気フィルター用開口部17よりも下方には、熱交換型換気装置100の運転開始、停止などを操作するための操作部14が設けられている。操作部14は、本実施の形態では正面板1cの右下隅部の近くに配置されている。
排気フィルター用開口部18は、筐体1内への排気フィルター6の取り付けおよび筐体1外への排気フィルター6の取り出しを行うための開口である。排気フィルター用開口部18は、正面板1cの左右方向の中心よりも左方に配置されており、外気フィルター用開口部17と同じ高さ位置に設けられている。前方から見た排気フィルター用開口部18の形状は、長方形である。排気フィルター用開口部18は、上方から下方に向かうほど左側板1eに近付くように傾斜している。排気フィルター用蓋21は、着脱により開閉可能である。排気フィルター用蓋21は閉じているときに排気フィルター用開口部18を覆う。
給気フィルター用開口部19は、筐体1内への給気フィルター7の取り付けおよび筐体1外への給気フィルター7の取り出しを行うための開口である。給気フィルター用開口部19は、正面板1cの左右方向の中心よりも左方に配置されており、排気フィルター用開口部18の下方に配置されている。前方から見た給気フィルター用開口部19の形状は、長方形である。給気フィルター用開口部19は、上方から下方に向かうほど右側板1fに近付くように傾斜している。給気フィルター用蓋22は、着脱により開閉可能である。給気フィルター用蓋22は閉じているときに給気フィルター用開口部19を覆う。
図8は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100の背面図である。背板1dの法線は、後方を向く。背板1dは、天板1aと底板1bとの後端部同士を繋いでいる。背板1dの背面視形状は、矩形である。
図9は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100の右側面図である。右側板1fの法線は、右方を向く。右側板1fは、天板1aと底板1bとの右端部同士を繋いでいる。右側板1fの側面視形状は、矩形である。図8に示す左側板1eの法線は、左方を向く。左側板1eは、天板1aと底板1bとの左端部同士を繋いでいる。左側板1eの側面視形状は、矩形である。
図10は、図9に示されたX-X線に沿った断面図である。図10に示す実線の矢印Xは、室外から室内に向かう空気の流れ、すなわち給気の流れを示している。図10に示す破線の矢印Yは、室内から室外に向かう空気の流れ、すなわち排気の流れを示している。なお、図10では、説明の容易化のために、室外側吸込部8、室内側吹出部10を断面にしていない。筐体1内には、室外からの空気を室内に給気するための給気風路23と、室内からの空気を室外に排気するための排気風路24とが形成されている。給気風路23は、室外空気を室外側吸込部8から筐体1内に取り入れて、室内側吹出部10から室内に向けて給気する風路である。排気風路24は、室内空気を室内側吸込部9から筐体1内に取り入れて室外側吹出部11から室外に向けて排気する風路である。以下、上流側、下流側とは、給気風路23または排気風路24を流れる空気の流れ方向を基準とする。
給気風路23には、上流側から順に、外気フィルター5と熱交換素子2と給気用送風機3とが配置されている。給気風路23の一部は、結露の発生を抑制するために、図1に示す断熱部品25で形成されている。
排気風路24には、上流側から順に、排気フィルター6と熱交換素子2と排気用送風機4とが配置されている。排気風路24の一部は、結露の発生を抑制するために、図1に示す断熱部品25で形成されている。
熱交換素子2は、給気風路23内を流れる室外空気と排気風路24内を流れる室内空気との間で熱交換させる部材である。熱交換素子2は、筐体1内において、天板1aと台座12aとの間に設置されている。台座12aと底板1bとの間には、制御基板15を収容するためのスペース29が形成されている。熱交換素子2は、筐体1の左右方向の中央に配置されている。熱交換素子2は、本実施の形態では前後方向に対し水平状態、左右方向に対して傾いた状態で設置されているが、いずれの方向に対しても水平または傾いた状態で設置されてもよい。
図11は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100の熱交換素子2を示す斜視図である。熱交換素子2の形状は、多角柱であれば特に制限されないが、本実施の形態では六角柱である。熱交換素子2は、互いに間隔を空けて配置される複数の仕切部材2aと、仕切部材2a同士の間隔を保持する複数の間隔保持部材2bとを備える。仕切部材2aは、平坦に加工されたシート状に形成されている。仕切部材2aと間隔保持部材2bとは、交互に積層されている。隣り合う仕切部材2aの間には、風路が形成されている。熱交換素子2には、室外からの空気が流れる風路と、室内からの空気が流れる風路とが交互に設けられている。熱交換素子2は、本実施の形態では室外からの空気の流れ方向と室内からの空気の流れ方向とが互いに対向する対向流型の熱交換素子であるが、室外からの空気の流れ方向と室内からの空気の流れ方向とが直交する直交流型の熱交換素子でもよい。
仕切部材2aと間隔保持部材2bとを積層させた方向である積層方向は、本実施の形態では前後方向と一致しており、正面板1cおよび背板1dと垂直な方向である。なお、積層方向は、上下方向と一致して天板1aおよび底板1bと垂直な方向でもよいし、左右方向と一致して左側板1eおよび右側板1fと垂直な方向でもよい。仕切部材2aの材料を適宜変更することで、熱交換素子2を、顕熱交換および潜熱交換の両方を行える構成にしてもよいし、顕熱交換および潜熱交換のいずれか一方を行える構成にしてもよい。
図10に示すように、給気用送風機3は、給気風路23内に配置される送風機である。給気用送風機3は、室外側吸込部8から給気風路23内に空気を取り込み、室内側吹出部10から空気を室内へ向けて送風する。給気用送風機3は、熱交換素子2、外気フィルター5および給気フィルター7よりも下流側に配置されている。
排気用送風機4は、排気風路24内に配置される送風機である。排気用送風機4は、室内側吸込部9から排気風路24内に空気を取り込み、室外側吹出部11から空気を室外へ向けて送風する。排気用送風機4は、排気フィルター6および熱交換素子2よりも下流側に配置されている。
外気フィルター5は、給気風路23内に配置されて、室外からの空気中に含まれる塵埃を捕集する部材である。外気フィルター5は、室外側吸込部8よりも下流側で、熱交換素子2よりも上流側に配置されている。外気フィルター5は、熱交換素子2における室外空気の流入口に配置されている。外気フィルター5で塵埃を捕集することによって、塵埃の付着による熱交換素子2の目詰まりを抑制することができる。外気フィルター5は、筐体1の左右方向の中心よりも右方に配置されている。
給気フィルター7は、給気風路23内に配置されて、室外からの空気中に含まれる塵埃を捕集する部材である。給気フィルター7は、熱交換素子2よりも下流側で、室内側吹出部10よりも上流側に配置されている。給気フィルター7は、熱交換素子2における室外空気の流出口に配置されている。給気風路23内に2枚の外気フィルター5および給気フィルター7を設けることによって、室外からの空気をより一層清浄にすることができる。給気フィルター7は、筐体1の左右方向の中心よりも左方に配置されている。
排気フィルター6は、排気風路24内に配置されて、室内からの空気中に含まれる塵埃を捕集する部材である。排気フィルター6は、室内側吸込部9よりも下流側で、熱交換素子2よりも上流側に配置されている。排気フィルター6は、熱交換素子2における室内空気の流入口に配置されている。排気フィルター6は、筐体1の左右方向の中心よりも左方に配置されている。
ドレンパン12は、筐体1内において熱交換素子2よりも下方に配置されて、筐体1内で発生したドレン水を溜める部材である。ドレンパン12は、底板1bの上に配置されている。
ドレン口13は、ドレンパン12に溜められたドレン水を筐体1外へ排出する部材である。ドレン口13は、上下方向に延びる円筒状に形成されている。ドレン口13は、底板1bおよびドレンパン12を貫通している。ドレン口13の下端部は、底板1bよりも下方に突出している。ドレン口13の上端部は、ドレンパン12の底面と同じ高さ位置に設けられている。本実施の形態では、ドレン口13はドレンパン12と一体に形成されている。
制御基板15は、熱交換素子2の下方において、スペース29内に配置されている。制御基板15は、図示しないケーブルで図1に示す操作部14と電気的に接続されている。図1に示すように、制御基板15は、第1基板15aと、第2基板15bとを有する。第1基板15aは、図示しない電源と接続される基板である。第1基板15aは、下方に開口する箱状の第1基板ケース15c内に収容される。第2基板15bは、図示しないセンサーが接続される接続部、制御設定部などを有する基板である。第2基板15bに接続されるセンサーは、例えば、湿度センサー、COセンサーである。第2基板15bは、第2基板ケース15dに取り付けられている。
図12は、図6に示されたXII-XII線に沿った断面図である。第2基板ケース15dの上端部には、前方または後方に突出するリブ15eが形成されている。第2基板ケース15dの下端部には、基板用蓋15fが取り付けられている。第2基板ケース15dおよび第2基板15bが筐体1内に差し込まれたときに、基板用蓋15fは基板用開口部16を覆う。
底板1bには、第2基板15bを筐体1外へ引出可能な基板用開口部16が形成されている。基板用開口部16を通じて筐体1内から第2基板ケース15dおよび第2基板15bを下方に引き出すことによって、第2基板15bを筐体1外に露出させることができる。基板用開口部16の内壁には、第1壁部16aと、第2壁部16bと、連結壁部16cとが形成されている。第1壁部16aおよび第2壁部16bは、いずれも四角筒状に形成されている。第2壁部16bは、第1壁部16aよりも上方に配置される。第2壁部16bの開口面積は、第1壁部16aの開口面積よりも大きい。連結壁部16cは、第1壁部16aの上端部と第2壁部16bの下端部とを連結する平坦状の部分である。
基板用開口部16には、位置止め枠26が嵌め込まれている。位置止め枠26は、第1枠部26aと、第2枠部26bと、接触部26cとを有する。第1枠部26aは、第1壁部16aに嵌め込まれる四角枠状の部分である。第2枠部26bは、第2壁部16bに嵌め込まれる四角枠状の部分である。第2枠部26bの開口面積は、第1枠部26aの開口面積よりも大きい。接触部26cは、第1枠部26aの上端部と第2枠部26bの下端部とを繋ぐ平坦状の部分である。接触部26cは、連結壁部16cの上に配置されている。接触部26cは、第2基板15bが筐体1外に引き出された状態で、リブ15eに接触する。リブ15eと接触部26cとが互いに接触することで、筐体1内から引き出された第2基板ケース15dおよび第2基板15bが静止状態で保持される。リブ15eと接触部26cとは、筐体1外へ引き出された制御基板15を静止した状態で保持する保持部となる。
ここで、筐体1内に熱交換素子2を保持する構造について説明する。図13は、図7に示されたXIII-XIII線に沿った断面図である。図14は、図13に示された筐体1内から熱交換素子2を抜き出した状態を示す断面図である。図15は、図13に示されたXV-XV線に沿った断面図である。図16は、図13に示されたXVI-XVI線に沿った断面図である。なお、図15および図16では、説明の便宜上、熱交換素子2を破線で図示するとともに、天板1aを省略している。図15では、説明の便宜上、第1のパッキン35が潰れていない状態を図示している。図16では、説明の便宜上、第2のパッキン39が潰れていない状態を図示している。
図15および図16に示すように、熱交換素子2は、筐体1内に前後方向から水平に挿入可能、かつ、筐体1内から抜き出し可能に配置されている。すなわち、筐体1から正面板1cを取り外して、熱交換素子2を筐体1内に前方向から水平に挿入することができるとともに、熱交換素子2を筐体1内から水平に抜き出すことができる。以下、熱交換素子2の挿入方向および抜き出し方向をまとめて、挿抜方向Zと呼ぶ。六角柱状に形成された熱交換素子2は、6つの面2c,2d,2e,2f,2g,2hと、6つの角部2i,2j,2k,2m,2n,2oとを有する。熱交換素子2は、角部2iと角部2jとを繋ぐ面2cを上方に向けて、かつ、角部2kと角部2mとを繋ぐ面2dを下方に向けて、筐体1内に配置されている。面2cは、天板1aの内面と接触する。面2dは、台座12aの上面と接触している。熱交換素子2は、天板1aと台座12aとの間に挟み込まれて保持されている。角部2nと角部2oとを結ぶ対角線は、上下方向と直交している。角部2nは、右側板1fを向いている。角部2oは、左側板1eを向いている。
筐体1内には、第1の部材32と、第2の部材36とが設けられている。第1の部材32と第2の部材36とは、熱交換素子2を挟んで対称位置に設けられている。第1の部材32は、排気用送風機4の上方において、右側板1fの内面に設けられている。第2の部材36は、給気用送風機3の上方において、左側板1eの内面に設けられている。
第1の部材32のうち熱交換素子2を向く面には、熱交換素子2を保持する第1の保持部33と、第1のパッキン35が設置される第1のシール面34とが形成されている。第1の保持部33は、第1のパッキン35の上下に1列ずつ設けられている。図17は、実施の形態1にかかる熱交換型換気装置100において天板1a、正面板1c、熱交換素子2およびフィルター5,6,7を取り外した状態を示す斜視図である。図18は、図17に示された熱交換型換気装置100に第1のパッキン35を設置した状態を示す斜視図である。第1の保持部33のそれぞれには、熱交換素子2の挿抜方向Zに沿って、熱交換素子2と接触可能な第1の凸部33aと、第1の凸部33aが熱交換素子2と接触した状態において熱交換素子2から離隔する第1の凹部33bとが形成されている。
第1の凸部33aと第1の凹部33bとは、挿抜方向Zに沿って交互に繰り返し形成されている。第1の凸部33aは、熱交換素子2に向けて凸となるアーチ形状に形成されている。第1の凸部33aの先端は、第1のシール面34よりも筐体1の内部側に位置している。第1の凸部33aは、第1のパッキン35が潰れた状態において熱交換素子2と接触する。第1の凹部33bは、熱交換素子2と反対に向けて凹となるアーチ形状に形成されている。第1の凹部33bは、熱交換素子2と第1の保持部33との接触面積を減らす役割を果たすとともに、筐体1内において第1の保持部33よりも上方で発生したドレン水を下方に通過させる役割も果たす。図18に示すように、第1のパッキン35を挟んで設けられる一方の第1の保持部33と他方の第1の保持部33とにおいて、第1の凸部33a同士および第1の凹部33b同士は、対称位置に設けられている。すなわち、図18に示す第1のパッキン35を挟んで上下に設けられる第1の保持部33の第1の凸部33a同士は、上下方向で一致する位置に設けられる。また、第1のパッキン35を挟んで上下に設けられる第1の保持部33の第1の凹部33b同士は、上下方向で一致する位置に設けられる。
図15に示す第1のパッキン35は、液体を通して気体を通さない気密性パッキンである。第1のパッキン35は、第1の保持部33と上下方向に並んで設置されている。第1のパッキン35は、熱交換素子2の角部2nと接触している。第1のパッキン35が熱交換素子2と接触していない状態において、第1のパッキン35の先端は、第1の凸部33aよりも筐体1の内部側に位置している。図15および図16に示すように、第1のシール面34は、挿抜方向Zの全長に亘って平坦面である。
第2の部材36のうち熱交換素子2を向く面には、熱交換素子2を保持する第2の保持部37と、第2のパッキン39が設置される第2のシール面38とが形成されている。第2の保持部37は、第2のパッキン39の上下に1列ずつ設けられている。第2のパッキン39を挟んで上方に位置する第2の保持部37は、挿抜方向Zの全長に亘って同一形状に形成されている。上方に位置する第2の保持部37の先端は、第2のシール面38よりも筐体1の内部側に位置している。
第2のパッキン39を挟んで下方に位置する第2の保持部37には、熱交換素子2の挿抜方向Zに沿って、熱交換素子2と接触可能な第2の凸部37aと、第2の凸部37aが熱交換素子2と接触した状態において熱交換素子2から離隔する第2の凹部37bとが形成されている。第2の凸部37aと第2の凹部37bとは、挿抜方向Zに沿って交互に繰り返し形成されている。第2の凸部37aは、熱交換素子2に向けて凸となるアーチ形状に形成されている。第2の凸部37aの先端は、第2のシール面38よりも筐体1の内部側に位置している。第2の凸部37aは、第2のパッキン39が潰れた状態において熱交換素子2と接触する。第2の凹部37bは、熱交換素子2と反対に向けて凹となるアーチ形状に形成されている。第2の凹部37bは、熱交換素子2と第2の保持部37との接触面積を減らす役割を果たすとともに、筐体1内において第2の保持部37よりも上方で発生したドレン水を下方に通過させる役割も果たす。
図15に示す第2のパッキン39は、液体を通して気体を通さない気密性パッキンである。第2のパッキン39は、第2の保持部37と上下方向に並んで設置されている。第2のパッキン39は、熱交換素子2の角部2oと接触している。第2のパッキン39が熱交換素子2と接触していない状態において、第2のパッキン39の先端は、第2の凸部37aよりも筐体1の内部側に位置している。第2のパッキン39の先端は、上方に位置する第2の保持部37の先端よりも筐体1の内部側に位置している。図15および図16に示すように、第2のシール面38は、挿抜方向Zの全長に亘って平坦面である。
第1の保持部33および第2の保持部37は、筐体1内において熱交換素子2を挟んで設けられている。熱交換素子2は、第1の保持部33と第2の保持部37との間に挟み込まれて保持されている。熱交換素子2を挟んで設けられる一方の第1の保持部33と他方の第2の保持部37とにおいて、第1の凸部33aと第2の凸部37aとは熱交換素子2を中心に対称位置に設けられるとともに、第1の凹部33bと第2の凹部37bとは熱交換素子2を中心に対称位置に設けられている。すなわち、第1の凸部33aと第2の凸部37aとは、熱交換素子2の角部2nと角部2oを結ぶ面に対し水平方向で一致する位置に設けられる。第1の凹部33bと第2の凹部37bとは、熱交換素子2の角部2nと角部2oを結ぶ面に対し水平方向で一致する位置に設けられる。
次に、熱交換型換気装置100の効果について説明する。
本実施の形態では、熱交換型換気装置100は、筐体1内において熱交換素子2を挟んで両側に設けられて、熱交換素子2を保持する第1の保持部33および第2の保持部37を備える。第1の保持部33には、熱交換素子2の挿抜方向Zに沿って、熱交換素子2と接触可能な第1の凸部33aと、第1の凸部33aが熱交換素子2と接触した状態において熱交換素子2から離隔する第1の凹部33bとが形成されている。第2の保持部37には、熱交換素子2の挿抜方向Zに沿って、熱交換素子2と接触可能な第2の凸部37aと、第2の凸部37aが熱交換素子2と接触した状態において熱交換素子2から離隔する第2の凹部37bとが形成されている。そのため、熱交換素子2を挿抜する際に、熱交換素子2と第1の凸部33aおよび第2の凸部37aとは接触するが、熱交換素子2と第1の凹部33bおよび第2の凹部37bとは接触しない。したがって、保持部のうち接触面が挿抜方向Zの全長に亘って同一形状である場合に比べて、熱交換素子2と第1の保持部33との接触面積および熱交換素子2と第2の保持部37との接触面積を減らせるため、熱交換素子2の挿抜時に熱交換素子2の接触抵抗が小さくなる。これにより、熱交換素子2を挿抜する際の作業性を向上させることができる。
本実施の形態では、第1の凸部33aと第1の凹部33bとは、挿抜方向Zに沿って交互に繰り返し形成されている。また、第2の凸部37aと第2の凹部37bとは、挿抜方向Zに沿って交互に繰り返し形成されている。そのため、熱交換素子2と接触しない第1の凹部33bおよび第2の凹部37bを設けた場合であっても、熱交換素子2を挿抜方向Zに対し傾くことなくバランスよく保持できる。
本実施の形態では、第1の凸部33aおよび第2の凸部37aは、熱交換素子2に向けて凸となるアーチ形状に形成されている。そのため、熱交換素子2と第1の凸部33aとの接触面積および熱交換素子2と第2の凸部37aとの接触面積を減らしながら、第1の凸部33aや第2の凸部37aの根本強度を確保することができる。これにより、熱交換素子2を挿抜する際の作業性をより一層向上させることができる。
本実施の形態では、第1の凹部33bは、熱交換素子2と反対に向けて凹となるアーチ形状に形成されている。そのため、第1の凸部33aおよび第1の凹部33bをアーチ形状にすることによって、第1の凸部33aおよび第1の凹部33bの加工が容易になる。また、第2の凹部37bは、熱交換素子2と反対に向けて凹となるアーチ形状に形成されている。そのため、第2の凸部37aおよび第2の凹部37bをアーチ形状にすることによって、第2の凸部37aおよび第2の凹部37bの加工が容易になる。
本実施の形態では、熱交換型換気装置100は、第1の保持部33と上下方向に並んで設置されて熱交換素子2と接触する第1のパッキン35と、第2の保持部37と上下方向に並んで設置されて熱交換素子2と接触する第2のパッキン39とを備える。そのため、第1のパッキン35および第2のパッキン39によって、給気風路23と排気風路24との間の気密性を確保できる。
本実施の形態では、第1のパッキン35は、液体を通して気体を通さない気密性パッキンであるため、筐体1内において第1の保持部33よりも上方で発生したドレン水は、上方の第1の凹部33b、第1のパッキン35および下方の第1の凹部33bを通って、ドレンパン12に向けて下方に流れる。これにより、第1の保持部33上にドレン水が滞留することを抑制できる。
本実施の形態では、第1のパッキン35を挟んで上方に位置する第1の保持部33の第1の凹部33bと下方に位置する第1の保持部33の第1の凹部33bとは、上下方向で一致する位置に設けられる。そのため、上方の第1の凹部33bを通ったドレン水が下方の第1の凹部33bを通りやすくなるため、ドレン水を円滑に流すことができる。
本実施の形態では、第2のパッキン39を挟んで上方に位置する第2の保持部37は、挿抜方向Zの全長に亘って同一形状に形成されて、第2のパッキン39を挟んで下方に位置する第2の保持部37には、第2の凸部37aと第2の凹部37bとが形成されている。また、第2のパッキン39は、液体を通して気体を通さない気密性パッキンである。そのため、上方に位置する第2の保持部37の上に溜まったドレン水が、第2の保持部37と熱交換素子2との間の微細な隙間などを通じて垂れた場合でも、ドレン水が第2のパッキン39と第2の凹部37bとを通ってドレンパン12に向けて下方に流れる。これにより、上方に位置する第2の保持部37と下方に位置する第2の保持部37との間にドレン水が滞留することを抑制できる。
本実施の形態では、第1のパッキン35が設置される第1のシール面34は、挿抜方向Zの全長に亘って平坦面であり、第2のパッキン39が設置される第2のシール面38は、挿抜方向Zの全長に亘って平坦面である。そのため、第1のパッキン35および第2のパッキン39を挿抜方向Zの全長に亘って均一に熱交換素子2と接触させることができる。これにより、給気風路23と排気風路24との間の気密性をより一層確保できる。
本実施の形態では、第1の保持部33は、第1のパッキン35の上下に設けられている。そのため、熱交換素子2が上下方向の一方にずれた場合でも、上下の第1の保持部33のうちいずれか一方の第1の凸部33aを熱交換素子2と確実に接触させることができる。また、第2の保持部37は、第2のパッキン39の上下に設けられている。そのため、熱交換素子2が上下方向の一方にずれた場合でも、上下の第2の保持部37のうちいずれか一方を熱交換素子2と確実に接触させることができる。
本実施の形態では、第1のパッキン35の先端は、第1の凸部33aよりも筐体1の内部側に位置しており、第2のパッキン39の先端は、第2の凸部37aよりも筐体1の内部側に位置している。そのため、筐体1内に熱交換素子2を挿入した際に、第1のパッキン35が第1の凸部33aよりも先に熱交換素子2と接触して、第2のパッキン39が第2の凸部37aよりも先に熱交換素子2と接触する。これにより、第1のパッキン35および第2のパッキン39を確実に潰して、第1の部材32と熱交換素子2との間および第2の部材36と熱交換素子2との間を確実に塞ぐことができる。一方、第1のパッキン35が潰れていくと、熱交換素子2と第1の凸部33aとが接触して、第2のパッキン39が潰れていくと、熱交換素子2と第2の凸部37aとが接触する。熱交換素子2と第1の凸部33aとが接触することによって、第1のパッキン35の過度な変形を抑制でき、熱交換素子2と第2の凸部37aとが接触することによって、第2のパッキン39の過度な変形を抑制できる。
なお、本実施の形態では、熱交換型換気装置100を建物の壁面30において天井面31付近に設置したが、熱交換型換気装置100の設置場所を限定する趣旨ではない。例えば、熱交換型換気装置100は、建物の壁面30において床面付近に設置されてもよい。また、筐体1の天板1aに形成された室外側吸込部8、室内側吸込部9、室内側吹出部10、室外側吹出部11の配置は例示した配置に限られない。
本実施の形態では、熱交換素子2を挟んで設けられる第1の保持部33および第2の保持部37の両方に凸部と凹部とを形成したが、第1の保持部33および第2の保持部37のうち少なくとも一方に凸部と凹部とを形成すればよい。
本実施の形態では、第1のパッキン35の上下に設けられる第1の保持部33の両方に第1の凸部33aと第1の凹部33bとを形成したが、第1のパッキン35の上下に設けられる第1の保持部33のうち少なくとも一方に第1の凸部33aと第1の凹部33bとを形成して、他方を挿抜方向Zの全長に亘って同一形状にしてもよい。
本実施の形態では、第2のパッキン39の上方に設けられる第2の保持部37を挿抜方向Zの全長に亘って同一形状にして、第2のパッキン39の下方に設けられる第2の保持部37に第2の凸部37aと第2の凹部37bとを形成したが、第2の保持部37の構成を限定する趣旨ではない。第2のパッキン39の上下に設けられる第2の保持部37の両方に第2の凸部37aと第2の凹部37bとを形成してもよいし、第2のパッキン39の上方に設けられる第2の保持部37に第2の凸部37aと第2の凹部37bとを形成して、第2のパッキン39の下方に設けられる第2の保持部37を挿抜方向Zの全長に亘って同一形状にしてもよい。なお、上方に位置する第1の保持部33および第2の保持部37を挿抜方向Zの全長に亘って同一形状にして、この第1の保持部33および第2の保持部37を熱交換素子2と全面接触させる場合には、第1のパッキン35および第2のパッキン39を省略してもよい。
また、全ての第1の保持部33に第1の凸部33aと第1の凹部33bとを形成して、全ての第2の保持部37に第2の凸部37aと第2の凹部37bとを形成して、第1の保持部33と第2の保持部37とを熱交換素子2を挟んで対称形状にしてもよい。このようにすると、第1の部材32と第2の部材36とに同一形状の部品を使用できるため、部品点数の削減および製造コストの削減を図ることができる。
本実施の形態では、複数の第1の凸部33aと複数の第1の凹部33bとを交互に繰り返し形成したが、第1の凸部33aと第1の凹部33bとを少なくとも一つずつ形成すればよく、複数の第1の凸部33aや第1の凹部33bの形状が各々異なっていてもよい。また、本実施の形態では、複数の第2の凸部37aと複数の第2の凹部37bとを交互に繰り返し形成したが、第2の凸部37aと第2の凹部37bとを少なくとも一つずつ形成すればよく、複数の第2の凸部37aや第2の凹部37bの形状が各々異なっていてもよい。
本実施の形態では、第1の凸部33aおよび第2の凸部37aを、熱交換素子2に向けて凸となるアーチ形状にしたが、第1の凸部33aおよび第2の凸部37aの形状を限定する趣旨ではない。例えば、第1の凸部33aおよび第2の凸部37aを、熱交換素子2に向けて凸となる三角形状、四角形状にしてもよい。また、第1の凹部33bおよび第2の凹部37bを、熱交換素子2と反対に向けて凹となるアーチ形状にしたが、第1の凹部33bおよび第2の凹部37bの形状を限定する趣旨ではない。例えば、第1の凹部33bおよび第2の凹部37bを、熱交換素子2と反対に向けて凹となる三角形状、四角形状にしてもよい。また、本実施の形態では、第1の凸部33aと第1の凹部33bとを同じアーチ形状にして、第2の凸部37aと第2の凹部37bとを同じアーチ形状にしたが、異なる形状にしてもよい。例えば、第1の凸部33aおよび第2の凸部37aを、熱交換素子2に向けて凸となるアーチ形状にして、第1の凹部33bおよび第2の凹部37bを、熱交換素子2と反対に向けて凹となる三角形状にしてもよい。
本実施の形態では、第1のパッキン35を挟んで上下に設けられる第1の保持部33の第1の凸部33a同士を、上下方向で一致する位置に設けたが、上下方向でずれた位置に設けてもよい。また、本実施の形態では、第1のパッキン35を挟んで上下に設けられる第1の保持部33の第1の凹部33b同士を、上下方向で一致する位置に設けたが、上下方向でずれた位置に設けてもよい。
本実施の形態では、第1のパッキン35を挟んで上下に1つずつ第1の保持部33を設けたが、第1のパッキン35を挟んで上下に2つ以上ずつ第1の保持部33を設けてもよい。また、第1のパッキン35を挟んで上下に設けられる第1の保持部33の数は、同数でも異数でもよい。
本実施の形態では、第2のパッキン39を挟んで上下に1つずつ第2の保持部37を設けたが、第2のパッキン39を挟んで上下に2つ以上ずつ第2の保持部37を設けてもよい。また、第2のパッキン39を挟んで上下に設けられる第2の保持部37の数は、同数でも異数でもよい。
本実施の形態では、右側板1fと別体に形成された第1の部材32に第1の保持部33を設けたが、右側板1fと第1の部材32とを一体に形成して、右側板1fに第1の保持部33を直接設けてもよい。また、本実施の形態では、左側板1eと別体に形成された第2の部材36に第2の保持部37を設けたが、左側板1eと第2の部材36とを一体に形成して、左側板1eに第2の保持部37を直接設けてもよい。
本実施の形態では、第1のパッキン35は第1のシール面34に設置され、第2のパッキン39は第2のシール面38に設置されているが、これらの第1のパッキン35および第2のパッキン39は熱交換素子2に設置されてもよい。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 筐体、1a 天板、1b 底板、1c 正面板、1d 背板、1e 左側板、1f 右側板、2 熱交換素子、2a 仕切部材、2b 間隔保持部材、2c,2d,2e,2f,2g,2h 面、2i,2j,2k,2m,2n,2o 角部、3 給気用送風機、4 排気用送風機、5 外気フィルター、6 排気フィルター、7 給気フィルター、8 室外側吸込部、9 室内側吸込部、10 室内側吹出部、11 室外側吹出部、12 ドレンパン、12a 台座、13 ドレン口、14 操作部、15 制御基板、15a 第1基板、15b 第2基板、15c 第1基板ケース、15d 第2基板ケース、15e リブ、15f 基板用蓋、16 基板用開口部、16a 第1壁部、16b 第2壁部、16c 連結壁部、17 外気フィルター用開口部、18 排気フィルター用開口部、19 給気フィルター用開口部、20 外気フィルター用蓋、21 排気フィルター用蓋、22 給気フィルター用蓋、23 給気風路、24 排気風路、25 断熱部品、26 位置止め枠、26a 第1枠部、26b 第2枠部、26c 接触部、27a,27b,27c,27d ダクト、28 意匠材、29 スペース、30 壁面、31 天井面、32 第1の部材、33 第1の保持部、33a 第1の凸部、33b 第1の凹部、34 第1のシール面、35 第1のパッキン、36 第2の部材、37 第2の保持部、37a 第2の凸部、37b 第2の凹部、38 第2のシール面、39 第2のパッキン、100 熱交換型換気装置、C 中心線、Z 挿抜方向。

Claims (8)

  1. 室外からの空気を室内に給気するための給気風路と、室内からの空気を室外に排気するための排気風路とが形成される箱状の筐体と、
    前記給気風路内に配置される給気用送風機と、
    前記排気風路内に配置される排気用送風機と、
    前記筐体内に挿抜可能に配置されて、前記給気風路内を流れる空気と前記排気風路内を流れる空気との間で熱交換させる熱交換素子と、
    前記筐体内において前記熱交換素子を挟んで両側に設けられて、前記熱交換素子を保持する保持部と、
    を備え、
    前記熱交換素子を挟んで設けられる前記保持部のうち少なくとも一方には、前記熱交換素子と接触可能な凸部と、前記凸部が前記熱交換素子と接触した状態において前記熱交換素子から離隔する凹部とが前記熱交換素子の挿抜方向に沿って並んで形成されていることを特徴とする熱交換型換気装置。
  2. 前記凸部と前記凹部とは、前記挿抜方向に沿って交互に繰り返し形成されていることを特徴とする請求項1に記載の熱交換型換気装置。
  3. 前記凸部は、前記熱交換素子に向けて凸となるアーチ形状に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の熱交換型換気装置。
  4. 前記凹部は、前記熱交換素子と反対に向けて凹となるアーチ形状に形成されていることを特徴とする請求項3に記載の熱交換型換気装置。
  5. 前記熱交換素子を挟んで設けられる一方の前記保持部と他方の前記保持部とには、前記凸部と前記凹部とが形成されており、
    一方の前記保持部と他方の前記保持部とは、前記熱交換素子を挟んで対称形状であることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の熱交換型換気装置。
  6. 前記保持部は、上下方向と直交する方向において前記熱交換素子を挟んで設けられており、
    前記保持部と上下方向に並んで設置されて前記熱交換素子と接触するパッキンをさらに備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の熱交換型換気装置。
  7. 前記パッキンが設置されるシール面は、前記挿抜方向の全長に亘って平坦面であることを特徴とする請求項6に記載の熱交換型換気装置。
  8. 前記保持部は、前記パッキンの上下に設けられていることを特徴とする請求項6または7に記載の熱交換型換気装置。
JP2021555664A 2019-11-12 2019-11-12 熱交換型換気装置 Active JP7237189B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2019/044396 WO2021095129A1 (ja) 2019-11-12 2019-11-12 熱交換型換気装置

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JPWO2021095129A1 JPWO2021095129A1 (ja) 2021-05-20
JPWO2021095129A5 JPWO2021095129A5 (ja) 2022-02-17
JP7237189B2 true JP7237189B2 (ja) 2023-03-10

Family

ID=75912076

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2021555664A Active JP7237189B2 (ja) 2019-11-12 2019-11-12 熱交換型換気装置

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP4060243A4 (ja)
JP (1) JP7237189B2 (ja)
WO (1) WO2021095129A1 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102022110676A1 (de) 2022-05-02 2023-11-02 Stiebel Eltron Gmbh & Co. Kg Lüftungsgerät

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004211957A (ja) 2002-12-27 2004-07-29 Max Co Ltd 換気装置と熱交換素子と熱交換ユニット
US20060199512A1 (en) 2005-02-07 2006-09-07 Lg Electronics Inc. Ventilating system
JP2014092293A (ja) 2012-10-31 2014-05-19 Max Co Ltd 換気装置
JP2015114013A (ja) 2013-12-10 2015-06-22 三菱電機株式会社 熱交換換気装置
WO2016194260A1 (ja) 2015-05-29 2016-12-08 三菱電機株式会社 熱交換型換気装置
WO2017141445A1 (ja) 2016-02-19 2017-08-24 三菱電機株式会社 熱交換換気装置、熱交換器の取り付け方法および熱交換器の取り外し方法
WO2018225224A1 (ja) 2017-06-08 2018-12-13 三菱電機株式会社 熱交換換気装置
JP2019060552A (ja) 2017-09-27 2019-04-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱交換形換気装置

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3173416B2 (ja) * 1997-04-30 2001-06-04 ダイキン工業株式会社 熱交換換気装置
JP5197167B2 (ja) * 2008-06-06 2013-05-15 三菱電機株式会社 熱交換換気装置
KR101560787B1 (ko) * 2013-12-30 2015-10-16 전희준 환기 유니트의 열교환 소자용 고정장치

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004211957A (ja) 2002-12-27 2004-07-29 Max Co Ltd 換気装置と熱交換素子と熱交換ユニット
US20060199512A1 (en) 2005-02-07 2006-09-07 Lg Electronics Inc. Ventilating system
JP2014092293A (ja) 2012-10-31 2014-05-19 Max Co Ltd 換気装置
JP2015114013A (ja) 2013-12-10 2015-06-22 三菱電機株式会社 熱交換換気装置
WO2016194260A1 (ja) 2015-05-29 2016-12-08 三菱電機株式会社 熱交換型換気装置
WO2017141445A1 (ja) 2016-02-19 2017-08-24 三菱電機株式会社 熱交換換気装置、熱交換器の取り付け方法および熱交換器の取り外し方法
WO2018225224A1 (ja) 2017-06-08 2018-12-13 三菱電機株式会社 熱交換換気装置
JP2019060552A (ja) 2017-09-27 2019-04-18 パナソニックIpマネジメント株式会社 熱交換形換気装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2021095129A1 (ja) 2021-05-20
EP4060243A4 (en) 2022-11-09
EP4060243A1 (en) 2022-09-21
WO2021095129A1 (ja) 2021-05-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6509339B2 (ja) 熱交換型換気装置
JP5606419B2 (ja) 空気調和機
JP6377270B2 (ja) 熱交換型換気装置
JP7237189B2 (ja) 熱交換型換気装置
JP7237160B2 (ja) 熱交換型換気装置
JP7296909B2 (ja) 熱交換型換気装置
JP3747570B2 (ja) 換気装置
JP7305048B2 (ja) フィルター枠および換気装置
JP7482849B2 (ja) 熱交換型換気装置
JP6509337B2 (ja) 熱交換型換気装置
JP7285948B2 (ja) 熱交換型換気装置
JP7237190B2 (ja) 熱交換型換気装置
JP2005098572A (ja) 冷却装置
JP4129792B2 (ja) 空調装置
JP2022016965A (ja) 換気装置
JPH10148370A (ja) 熱交換換気装置
JP2004003858A (ja) 換気装置
CN217685621U (zh) 换气装置
JP2005069573A (ja) シール構造および空気調和機の室内機
JP2005226973A (ja) 空気調和機の室内機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20211118

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230131

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230228

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7237189

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150