JP7230784B2 - 車両用内装品 - Google Patents
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Description
ここで、仮に、チューブの全体が円管状に形成されていると、チューブが高温の環境下におかれる等して、熱等によって収縮(縮径)した場合、同チューブの外径がコイルばねの内径よりも小さくなって、チューブがコイルばねから径方向内方へ離れるおそれがある。
なお、以下の記載においては、車両の進行方向(前進方向)を前方とし、後進方向を後方とし、高さ方向を上下方向として説明する。また、車幅方向(左右方向)については、車両を後方から見た場合を基準として方向を規定する。
図1及び図2に示すように、トレイ15は、両側壁部11間に配置されている。トレイ15は操作されることにより、両側壁部11の配列方向に対し交差する方向である前後方向へ、両レール部13(側壁部11)に沿ってスライド移動することで、上記収納部12を開閉する蓋としての機能を有している。本実施形態では、このトレイ15が可動部材とされている。トレイ15は、上記収納部12に収納される物品よりも高さの低い小物類を置くための載置部16を備えている。トレイ15は、載置部16を車幅方向における両側から挟み込む一対の側板部17を備えている。
図1及び図3に示すように、位置決め機構20は、レール部13毎に3つの突起部21,22,23を備えている。各突起部21~23は互いに同一の形状をなしている。レール部13毎の3つの突起部21~23のうちの前側の2つの突起部21,22は、互いに前後方向に隣接した状態で、同レール部13の前部に形成されている。レール部13毎の残りの1つの突起部23は、同レール部13の後部に形成されている。各突起部21~23は、レール部13の底部24から、トレイ15の移動方向(前後方向)に対し交差する方向(交差方向)として、対向する側壁部11側へ向けて突出している。
図6及び図7に示すように、チューブ37の周方向における一部には、同チューブ37の全長にわたってスリット38が形成されている。なお、チューブ37の周方向におけるスリット38の位置は、同チューブ37がピン本体32に被せられたときの状況に応じて異なる。そのため、図6及び図7では、便宜上、スリット38がチューブ37の上部(軸線L1の上方)に位置するように、同チューブ37がピン本体32に被せられているものとして、スリット38が図示されている。このスリット38の形成により、チューブ37には、同スリット38を挟んで周方向に対向する一対の端末部37aが形成されている。本実施形態では、チューブ37として、外部から力が加えられない自然状態で、同チューブ37の内径がピン本体32の外径よりも大きなものが用いられている。
<チューブ37のピン31への装着作業について>
ここで、仮に、チューブ37にスリット38が形成されておらず、同チューブ37が環状をなしていると、同チューブ37の長さ方向における端部の開口部分からピン31を同チューブ37に挿入することで、チューブ37をピン31に装着することになる。ところが、チューブ37の上記開口部分は小径である。そのため、この小径の開口部分からピン31をチューブ37内に挿入する作業は困難である。
トレイ15が収納部12を全開状態にしているときには、側板部17毎の後側のピン31における頭部33が突起部23に対し後側から係合している。この状態から収納部12を一部又は全部閉塞する場合には、トレイ15に対し前方へ向かう操作力が加えられる。
・コイルばね35の振動を抑制して異音の発生を抑制する上記効果は、ピン本体32とコイルばね35との間にフェルトを介在させることによっても得られる。この場合には、フェルトをピン本体32に巻き付けながら貼ることになるが、ピン本体32が小径であることや、フェルトが小さいことから、作業が大変である。
・コンソールボックスは、レール部13が車両の前後方向とは異なる方向へ延びるように車室に設置されてもよい。
・トレイ15は、ボックス本体10における一対の側壁部11の配列方向に対し交差する方向であることを条件に、前後方向とは異なる方向へスライド移動してもよい。該当する方向としては、例えば、上下方向が挙げられる。
・突起部21~23の数が、上記実施形態とは異なる数に変更されてもよい。
・突起部21~23は、レール部13の延びる方向において、上記実施形態とは異なる箇所に形成されてもよい。
・ピン31におけるピン本体32は、可動部材(トレイ15)の移動方向に対し必ずしも直交する方向に延びていなくてもよく、直交に近い状態で傾斜する方向へ延びるものであってもよい。
・ばねとして、ピン本体32から径方向へ離間した箇所に配置されて、ピン31を、突起部21~23の設けられた固定部(側壁部11)側へ付勢するものであることを条件に、コイルばね35とは異なる種類のばねが用いられてもよい。この場合、ばねの種類によっては、弾性部材として、管状とは異なる形状をなすものが用いられてもよい。
・スリット38を有する上記実施形態のチューブ37のピン31への装着に際し、同チューブ37の長さ方向における端部の開口部分からピン31が同チューブ37に挿入されてもよい。
・チューブ37におけるスリット38及び平坦部39の一方又は両方が省略されてもよい。このように変更された場合であっても、ピン本体32の径方向におけるコイルばね35の動きを規制して、同方向におけるコイルばね35の振動を抑制して異音の発生を抑制することができる。
・位置決め機構20は、トレイ15(可動部材)の位置決め及び位置決め補助の一方のみを行なうものであってもよい。
・車両用内装品は、レール部13が片方の側壁部11のみに形成されたタイプのコンソールボックスにも適用可能である。
・上記車両用内装品は、可動部材を移動させたときに、ばねによって付勢されたピンに、固定部に設けられた突起部を乗り越えさせるものであることを条件に、コンソールボックスとは異なる車両用内装品に適用することが可能である。この場合、可動部材はスライド移動とは異なる態様で移動するものであってもよい。
Claims (3)
- 車両内に配置される固定部と、操作されることにより前記固定部に沿って移動する可動部材と、前記可動部材の位置決め及び位置決め補助の少なくとも一方を行なう位置決め機構とを備え、
前記位置決め機構は、前記固定部から前記可動部材の移動方向に対し交差する方向へ突出する突起部と、
前記可動部材により、前記交差する方向へ往復動可能に支持されたピン本体を有し、前記ピン本体の前記固定部側の端部には、前記可動部材の移動に伴い前記突起部上を摺動する頭部が形成されたピンと、
前記ピン本体から径方向へ離間した箇所に配置されて前記ピンを前記固定部側へ付勢するばねとを備える車両用内装品であって、
前記ピン本体と前記ばねとの間には、弾性材料により形成された弾性部材が、前記ピン本体及び前記ばねに接触した状態で配置されており、
前記弾性部材はゴムにより形成された管状のチューブにより構成され、
前記チューブの周方向における一部には、同チューブの全長にわたってスリットが形成されているとともに、前記チューブの周方向における一部は、同チューブの長さ方向に延びる平坦部により構成されており、
前記平坦部の両側には、断面円弧状の湾曲部分が位置している車両用内装品。 - 前記ばねは、前記ピン本体に巻き付けられた状態で装着されたコイルばねにより構成され、
前記チューブは、前記ピン本体に被せられ、前記コイルばねが装着された状態で、前記ピン本体及び前記コイルばねに接触している請求項1に記載の車両用内装品。 - 前記車両には、互いに離間した状態で配列された一対の側壁部を有するボックス本体と、両側壁部間に配置されて、両側壁部の配列方向に対し交差する方向へスライド移動するトレイとを備えるコンソールボックスが設けられており、
前記固定部は、少なくとも一方の前記側壁部により構成され、前記可動部材は前記トレイにより構成され、
前記突起部は、前記固定部を構成する前記側壁部から対向する側壁部側へ突出しており、
前記ピンは、前記トレイにより、前記配列方向へ往復動可能に支持されている請求項1又は2に記載の車両用内装品。
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JP2015098200A (ja) | 2013-11-18 | 2015-05-28 | 小島プレス工業株式会社 | コンソールボックス |
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