JP7230725B2 - 逆止弁 - Google Patents

逆止弁 Download PDF

Info

Publication number
JP7230725B2
JP7230725B2 JP2019137505A JP2019137505A JP7230725B2 JP 7230725 B2 JP7230725 B2 JP 7230725B2 JP 2019137505 A JP2019137505 A JP 2019137505A JP 2019137505 A JP2019137505 A JP 2019137505A JP 7230725 B2 JP7230725 B2 JP 7230725B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding hole
shaft portion
distal end
tapered surface
valve seat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019137505A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021021428A (ja
Inventor
健介 土井
洋志 堀内
豪人 森下
啓介 塚本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Boshoku Corp
Original Assignee
Toyota Boshoku Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=74574965&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP7230725(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Toyota Boshoku Corp filed Critical Toyota Boshoku Corp
Priority to JP2019137505A priority Critical patent/JP7230725B2/ja
Publication of JP2021021428A publication Critical patent/JP2021021428A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7230725B2 publication Critical patent/JP7230725B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Check Valves (AREA)

Description

本発明は、逆止弁に関する。
特許文献1には、圧縮収納袋用排気具(以下、排気具)が開示されている。排気具には、排気窓と弁室とを有する外側部材と、弁座部を有し、弁座部のみが圧縮収納袋の外側に突出する内側部材とが設けられている。弁座部には、弁保持筒と吸気導入窓とが設けられている。弁室には、弁保持筒の孔(以下、保持孔)に保持される軸部と、軸部の一端に設けられ、外周側ほど弁座側に位置する傘状の弁体とを備える弁部材が設けられている。弁部材の軸部が保持孔に挿入されて弁座に組み付けられることで、弁体によって弁座の吸気導入窓が覆われる。
こうした排気具によれば、電気掃除機等で圧縮収納袋内の空気を吸引すると、まずは、弁室内が負圧になることで弁体が持ち上げられ、圧縮収納袋内部、吸気導入窓、弁室、及び排気窓が連通される。そして、排気が進み、圧縮収納袋が十分に圧縮されたところで吸引を停止すると、圧縮収納袋内部の負圧により弁部材全体が降下するとともに弁体が吸気導入窓に貼り付くことで同吸気導入窓を閉塞する。このとき、上記弁座部及び上記弁部材は、弁室側から吸気導入窓側への空気の流入、すなわち逆流を阻止する逆止弁として機能する。
また従来、内燃機関のブローバイガスのオイル分離装置には、図8及び図9に示す逆止弁110が設けられている。
図8及び図9に示すように、オイル分離装置には、ブローバイガスからオイルを分離するオイルトラップ部(図示略)と、オイルトラップ部の下方に設けられ、分離されたオイルを溜めるオイル溜室140とが設けられている。オイル溜室140の底板120には、保持孔121、及び保持孔121を中心とする周方向において並んで設けられた複数のオイル孔122が設けられている。底板120には、保持孔121に取り付けられる軸部131及び各オイル孔122を開閉する傘部132を有する弁体130が下方から取り付けられている。ここで、弁体130の軸部131を保持孔121に押し込むことで弁体130の組み付けが行われる。
逆止弁110は、底板120と弁体130とにより構成される。こうした逆止弁110によれば、常には傘部132が各オイル孔122を下方から覆うことでブローバイガスがオイル孔122を通じてオイル溜室140に流入することを阻止する一方、オイル孔122を通じて傘部132に作用するオイルの重力により傘部132が弾性変形することによってオイル溜室140内のオイルの排出が許容される。
特開2017-109747号公報
ところで、図8及び図9に示すような従来の逆止弁の場合、作業者は弁体の組み付け作業を行う際に、保持孔に対して軸部が正規の押し込み量だけ押し込まれているか否かを判断することが難しい。そのため、弁体の組み付けが完了していないにもかかわらず、組み付けが完了したと判断することで弁体の誤組み付けが生じやすい。
なお、こうした問題は、オイルを排出する排出通路に設けられる逆止弁に限らず、他の液体を排出する排出通路に設けられる逆止弁においても同様にして生じる。
本発明の目的は、誤組み付けを抑制できる逆止弁を提供することにある。
上記目的を達成するための逆止弁は、液体を排出する排出通路に設けられ、円形の保持孔及び前記液体が流れる複数の排出孔を有する弁座と、前記保持孔に挿通される軸部と、前記軸部における前記排出通路の下流側に設けられ、前記軸部を中心に拡径されるとともに外周側ほど前記弁座側に位置する傘部とを有する弁体と、を備え、常には、前記傘部が前記排出孔の各々を閉塞する一方、前記排出孔を通じて前記傘部に作用する前記液体の重力により前記傘部が弾性変形することによって前記液体の排出を許容する。前記軸部の軸線方向における基端側及び先端側を基端側及び先端側とするとき、前記保持孔における基端側の内周縁部には、先端側ほど内径が小さくされた案内面が設けられ、前記軸部における前記保持孔よりも先端側には、前記保持孔の内径よりも大きい外径の最大外径部から先端側に向かって延びるとともに先端側ほど外径が小さくされたテーパ面を有する抜け止め部が設けられ、前記軸部の軸線に対する前記テーパ面の傾斜角度は、前記軸線に対する前記案内面の傾斜角度よりも小さい。
同構成によれば、軸部に抜け止め部が設けられているため、弁座の保持孔からの軸部の脱落を抑制できる。
また、上記構成によれば、作業者が弁体を弁座に組み付けるべく軸部の先端を保持孔に挿入する際に、軸部の先端が案内面に沿って保持孔の中心に向けて案内されるようになる。このため、保持孔への軸部の挿入作業を容易に行うことができる。保持孔への軸部の挿入が進むと、保持孔の内周面と軸部の外周面との間に摩擦力が作用することで弁体に対して挿入荷重が発生するようになる。保持孔への軸部の挿入が更に進むと、軸部の抜け止め部が保持孔内に進入することで同抜け止め部が弾性的に圧縮されるようになる。このため、抜け止め部のうち保持孔内に進入した部分の割合が大きくなるほど上記挿入荷重が増大するようになる。そして、抜け止め部の最大外径部が保持孔内に進入することで上記挿入荷重が最大となる。その後、抜け止め部が保持孔を通過する、すなわち弁体の組み付けが完了すると、上記挿入荷重が減少する。このため、作業者は自身の手指を通じて、上記挿入荷重の変化を感じることにより、弁体の組み付けが完了したことを把握できる。
特に、上記構成によれば、軸部の軸線に対するテーパ面の傾斜角度が、同軸線に対する案内面の傾斜角度よりも小さいため、テーパ面の傾斜角度が案内面の傾斜角度以上である場合に比べて、抜け止め部の軸線方向における長さが長くなるとともに、抜け止め部の剛性が高められる。ここで、抜け止め部の剛性が高められるほど、抜け止め部が変形しにくくなることから、軸部の挿入量の増加量に対する挿入荷重の増大量が大きくなり、同挿入荷重の最大値も大きくなる。これにより、抜け止め部が保持孔を通過した際に、すなわち弁体の組み付けが完了した際に、上記挿入荷重がより大きく減少するようになるため、作業者は上記挿入荷重の大きな変化を自身の手指を通じて感じることができる。したがって、誤組み付けを抑制できる。
本発明によれば、弁体の誤組み付けを抑制できる。
逆止弁の一実施形態について、逆止弁が設けられるオイル溜部の断面図。 同実施形態の弁座と弁体とを互いに分離して示すオイル溜部の断面図。 弁体を弁座に組み付けする途中の状態を示す断面図。 弁体の抜け止め部が保持孔に挿入されて圧縮されている状態を示す断面図。 比較例の逆止弁について、弁体を弁座に組み付けする途中の状態を示す断面図。 比較例の逆止弁について、弁体の抜け止め部が保持孔に挿入されて圧縮されている状態を示す断面図。 弁体を弁座に組み付けする際の軸部の挿入量と弁体に作用する挿入荷重との関係を示すグラフ。 従来の逆止弁について、弁体を弁座に組み付けする途中の状態を示す断面図。 従来の逆止弁について、逆止弁が設けられるオイル溜部の断面図。
以下、図1及び図2を参照して、一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、内燃機関のブローバイガスからオイルを分離するオイル分離装置のオイル溜部に設けられる逆止弁として本発明を具体化している。
図1に示すように、オイル溜部40は、オイル分離装置のオイルトラップ部(図示略)により分離されたオイルを溜める一方、溜められたオイルが所定量以上になると外部に排出するものである。
オイル溜部40は、上下方向に延びる円筒状の周壁42と、周壁42の内部に設けられ、同内部を上下に仕切る円板状の弁座20と、弁座20に対して下方から取り付けられる弁体30とを備えている。なお、オイル溜部40の内部空間がオイルを排出する排出通路41を構成している。オイル溜部40は、例えば硬質の樹脂材料により一体成形されることが好ましい。
図1及び図2に示すように、弁座20の中心には、弁座20を厚さ方向(図2の上下方向)に貫通する円形状の保持孔21が形成されている。
弁座20には、複数の排出孔22が保持孔21を中心とする周方向に並んで設けられている。本実施形態では、4つの円形の排出孔22が周方向において等間隔に並んで設けられている。
図1及び図2に示すように、弁体30は、保持孔21に挿通されて保持される軸部31及び軸部31を中心に拡径されるとともに外周側ほど弁座20側に位置する傘部32を有している。弁体30は、弾性部材により一体成形されている。弾性部材としては、例えばゴム材料が好ましい。弁体30は、軸部31を保持孔21に嵌入することで弁座20に取り付けられている。
以降において、軸部31の軸線方向における基端側(図1及び図2における下側)及び先端側(図1及び図2における上側)を単に基端側及び先端側として説明する。
保持孔21における基端側の内周縁部には、先端側ほど内径が小さくされた案内面21aが設けられている。
軸部31における保持孔21よりも先端側には、保持孔21の内径よりも大きい外径の最大外径部33aから先端側に向かって延びるとともに先端側ほど外径が小さくされたテーパ面33bを有する抜け止め部33が設けられている。軸部31におけるテーパ面33bの先端の部分33cは、保持孔21の内径よりも小さい外径を有している。軸部31におけるテーパ面33bの先端よりも先端側の部分31aは、軸線方向全体にわたってテーパ面33bの先端の部分33cと同一の外径を有している。軸線方向におけるテーパ面33bの長さは、軸線方向における保持孔21の長さよりも大きい。
軸部31における基端側の部分には、案内面21aの最大内径よりも拡径されるとともに弁座20の基端側の面20aに対向する対向部34が設けられている。抜け止め部33と対向部34とによって弁座20が軸線方向において挟持されている。
ここで、軸部31の軸線Lに対するテーパ面33bの傾斜角度αは、軸線Lに対する案内面21aの傾斜角度βよりも小さい(図2参照)。
以上説明した弁座20と弁体30とによって逆止弁10が構成されている。
こうした逆止弁10においては、常には傘部32によって各排出孔22が閉塞されている。一方、ブローバイガスから分離されてオイル溜部40内に溜められたオイルの量が所定量以上になると、排出孔22を通じて傘部32に作用するオイルの重力により傘部32が弾性変形することによってオイルの排出が許容される。
次に、本実施形態の作用効果について説明する。
図3に示すように、作業者が弁体30を弁座20に組み付けるべく軸部31の先端を保持孔21に挿入する際、軸部31の先端が案内面21aに沿って保持孔21の中心に向けて案内される。
保持孔21への軸部31の挿入が進むと、保持孔21の内周面と軸部31の外周面との間に摩擦力が作用することで弁体30に対して挿入荷重が発生するようになる。
図4に示すように、保持孔21への軸部31の挿入が更に進むと、軸部31の抜け止め部33が弾性的に圧縮されながら保持孔21に進入する。その後、抜け止め部33が保持孔21を通過する、すなわち弁体30の組み付けが完了すると、上記挿入荷重が減少する。このため、作業者は自身の手指を通じて、上記挿入荷重の変化を感じることにより、弁体の組み付けが完了したことを把握できる。
特に、本実施形態では、テーパ面33bの傾斜角度αが案内面21aの傾斜角度βよりも小さい。このため、図5及び図6に示す比較例の逆止弁210に比べて、すなわちテーパ面233bの傾斜角度α1が案内面221aの傾斜角度β1以上である逆止弁210に比べて、抜け止め部33の軸線方向における長さが長くなるとともに、抜け止め部33の剛性が高められる。なお、比較例の逆止弁210の構成のうち本実施形態の逆止弁10の構成と同一の構成または対応する構成については、本実施形態の各符号「**」に「200」を加算した符号「2**」を付すことにより、重複する説明を省略する。ここで、抜け止め部33の剛性が高められるほど、抜け止め部33が変形しにくくなる。このため、本実施形態の逆止弁10によれば、図7に実線にて示すように、一点斜線にて示す比較例の逆止弁210に比べて、軸部31の挿入量の増加量に対する挿入荷重の増大量が大きくなるとともに、同挿入荷重の最大値も大きくなる。詳しくは、本実施形態の逆止弁10では、保持孔21に対する軸部31の挿入量が、0よりも大きいS1以上に達すると、保持孔21の内周面と抜け止め部33の外周面であるテーパ面33bとの間に摩擦力が作用することに加え、抜け止め部33が弾性的に圧縮されながら保持孔21内に進入するようになる。このため、軸部31の挿入量の増加に略比例して挿入荷重が増大する。そして、軸部31の挿入量がS1よりも大きいS3に達すると、最大外径部33aが弾性的に圧縮されながら保持孔21内に進入することで上記挿入荷重が最大となる。
その後、軸部31の挿入量がS3よりも大きいS4に達すると、抜け止め部33が保持孔21を通過するため、上記挿入荷重が減少する。そして、軸部31の挿入量がS4よりも大きいS5に達すると、軸部31の組み付けが完了する。
一方、比較例の逆止弁210では、軸部231の挿入量が、上記S1よりも大きいS2以上に達すると、軸部231の挿入量の増加に略比例して挿入荷重が増大する。ただし、このときの軸部231の挿入量の増加量に対する挿入荷重の増大量、すなわち挿入荷重の傾きは、本実施形態の逆止弁10に比べて、抜け止め部233の剛性が低い分だけ小さい。
これにより、本実施形態の逆止弁10では、抜け止め部33が保持孔21を通過した際に、すなわち軸部31の挿入量が上記S3よりも大きいS4に達して抜け止め部33が保持孔21を通過した際に、比較例の逆止弁210に比べて上記挿入荷重がより大きく減少するようになる。このため、作業者は同挿入荷重の大きな変化を自身の手指を通じて感じることができる。
なお、図8及び図9に示す従来の逆止弁110では、弁体130の軸部131が、保持孔121の内径よりも僅かに大きい外径を有している。このため、図7に破線にて示すように、軸部131の挿入量が0よりも大きくなると、軸部131の挿入量の増加に略比例して同挿入荷重が増大する。また、軸部131の挿入量が更に大きくなると、保持孔121の内周面全体が軸部131の外周面と圧接した状態になることで上記挿入荷重が最大となる。その後、軸部131の挿入量が更に大きくなっても、保持孔121の内周面と軸部131の外周面との接触面積は一定であることから、上記挿入荷重は最大値のまま一定となる。
次に、本実施形態の効果について説明する。
(1)軸部31の軸線Lに対するテーパ面33bの傾斜角度αは、軸線Lに対する案内面21aの傾斜角度βよりも小さい。
こうした構成によれば、作業者は抜け止め部33が保持孔21を通過した際、すなわち弁体30の組み付けが完了した際に、弁体30に対して作用する挿入荷重の大きな変化を自身の手指を通じて感じることができる。したがって、弁座20への弁体30の誤組み付けを抑制できる。
(2)軸線方向におけるテーパ面33bの長さは、軸線方向における保持孔21の長さよりも大きい。
上述したように、抜け止め部33の最大外径部33aが保持孔21内に進入することで上記挿入荷重が最大となると、上記最大外径部33aが保持孔21を通過するまでは、上記挿入荷重が一定となる。ここで、保持孔21への軸部31の挿入を進めている際に上記挿入荷重が一定の状態が継続すると、作業者は、弁体30の組み付けが完了していないにもかかわらず、組み付けが完了したと誤った判断をしやすい。
この点、上記構成によれば、軸線方向における保持孔21の長さを短くできるため、抜け止め部33の最大外径部33aが保持孔21内に進入することで上記挿入荷重が最大となってから上記最大外径部33aが保持孔21を通過するまで、すなわち上記挿入荷重が一定となる期間を短くできる。したがって、作業者が、弁体30の組み付けが完了していないにもかかわらず、組み付けが完了したと誤った判断をすることを抑制できる。
(3)軸部31におけるテーパ面33bの先端の部分33cは、保持孔21の内径よりも小さい外径を有している。軸部31におけるテーパ面33bの先端よりも先端側の部分31aは、テーパ面33bの先端の部分33cと同一の外径を有している。
こうした構成によれば、軸部31の先端側の部分が保持孔21に速やかに挿入されるようになる。このため、保持孔21への軸部31の挿入作業が一層容易になる。
(4)軸部31における基端側の部分には、案内面21aの最大内径よりも拡径されるとともに弁座20の厚さ方向下側の面に対向する対向部34が設けられている。抜け止め部33と対向部34とによって弁座20が挟持されている。
こうした構成によれば、抜け止め部33と対向部34とによって弁座20が挟持されているため、弁座20に対して弁体30が安定して保持されるようになる。これにより、逆止弁10としての機能をより安定して発揮することができる。
(5)軸部31に抜け止め部33が設けられているため、弁座20の保持孔21からの軸部31の脱落を抑制できる。
(6)作業者が弁体30を弁座20に組み付けるべく軸部31の先端を保持孔21に挿入する際、軸部31の先端が案内面21aに沿って保持孔21の中心に向けて案内される。このため、保持孔21への軸部31の挿入作業を容易に行うことができる。
<変更例>
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・対向部34を省略することもできる。すなわち、軸部31における基端側の部分が案内面21aの最大内径よりも拡径されていなくてもよい。また、抜け止め部33と対向部34とによって弁座20が挟持されていなくてもよい。
・軸部31におけるテーパ面33bの先端の部分33cが、保持孔21の内径以上の外径を有しているものであってもよい。
・軸部31におけるテーパ面33bの先端よりも先端側の部分31aを先端側に向けて先細形状にすることもできる。また、先端側の部分31aを省略することもできる。
・軸線方向におけるテーパ面33bの長さが、軸線方向における保持孔21の長さ以下であってもよい。
10,110…逆止弁、20…弁座、20a…面、21,121…保持孔、21a…案内面、22,122…排出孔、30,130…弁体、31,131…軸部、32,132…傘部、33…抜け止め部、33b…テーパ面、34…対向部、40,140…オイル溜め部、41…排出通路、42…周壁、120…底板。

Claims (4)

  1. 液体を排出する排出通路に設けられ、円形の保持孔及び前記液体が流れる複数の排出孔を有する弁座と、前記保持孔に挿通される軸部と、前記軸部における前記排出通路の下流側に設けられ、前記軸部を中心に拡径されるとともに外周側ほど前記弁座側に位置する傘部とを有する弁体と、を備え、常には前記傘部が前記排出孔の各々を閉塞する一方、前記排出孔を通じて前記傘部に作用する前記液体の重力により前記傘部が弾性変形することによって前記液体の排出を許容する逆止弁において、
    前記軸部の軸線方向における基端側及び先端側を基端側及び先端側とするとき、
    前記保持孔における基端側の内周縁部には、先端側ほど内径が小さくされた案内面が設けられ、
    前記軸部における前記保持孔よりも先端側には、前記保持孔の内径よりも大きい外径の最大外径部から先端側に向かって延びるとともに先端側ほど外径が小さくされたテーパ面を有する抜け止め部が設けられ、
    前記軸部の軸線に対する前記テーパ面の傾斜角度は、前記軸線に対する前記案内面の傾斜角度よりも小さい、
    逆止弁。
  2. 前記軸線方向における前記テーパ面の長さは、前記軸線方向における前記保持孔の長さよりも大きい、
    請求項1に記載の逆止弁。
  3. 前記軸部における前記テーパ面の先端の部分は、前記保持孔の内径よりも小さい外径を有しており、
    前記軸部における前記テーパ面の先端よりも先端側の部分は、前記テーパ面の先端の部分と同一またはそれよりも小さい外径を有している、
    請求項1または請求項2に記載の逆止弁。
  4. 前記軸部における基端側の部分には、前記案内面の最大内径よりも拡径されるとともに前記弁座の基端側の面に対向する対向部が設けられており、
    前記抜け止め部と前記対向部とによって前記弁座が挟持されている、
    請求項1~請求項3のいずれか一項に記載の逆止弁。
JP2019137505A 2019-07-26 2019-07-26 逆止弁 Active JP7230725B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019137505A JP7230725B2 (ja) 2019-07-26 2019-07-26 逆止弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019137505A JP7230725B2 (ja) 2019-07-26 2019-07-26 逆止弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021021428A JP2021021428A (ja) 2021-02-18
JP7230725B2 true JP7230725B2 (ja) 2023-03-01

Family

ID=74574965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019137505A Active JP7230725B2 (ja) 2019-07-26 2019-07-26 逆止弁

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7230725B2 (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020011265A1 (en) 2000-07-13 2002-01-31 Patrick Ganachaud System for venting a liquid tank
JP2016133132A (ja) 2015-01-15 2016-07-25 トヨタ紡織株式会社 チェックバルブ及びチェックバルブ構造

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS601328Y2 (ja) * 1980-04-10 1985-01-16 エヌオーケー株式会社 チエツクバルブ
JPH083784Y2 (ja) * 1989-08-09 1996-01-31 トヨタ自動車株式会社 チェック弁装置
JP2017044285A (ja) * 2015-08-27 2017-03-02 浜名湖電装株式会社 逆止弁装置及び蒸発燃料供給システム
JP2019032053A (ja) * 2017-08-09 2019-02-28 大豊工業株式会社 逆止弁

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20020011265A1 (en) 2000-07-13 2002-01-31 Patrick Ganachaud System for venting a liquid tank
JP2016133132A (ja) 2015-01-15 2016-07-25 トヨタ紡織株式会社 チェックバルブ及びチェックバルブ構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021021428A (ja) 2021-02-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5947816B2 (ja) オイルミストセパレータのオイルドレイン構造
US10221955B2 (en) Valve device
US9403107B2 (en) Liquid filter having a filter bypass valve and filter insert therefor
US7401619B2 (en) Air valve device for an inflatable article
JP5653528B2 (ja) チェックバルブ
WO2010064475A1 (ja) チェックバルブ
JP2007146719A (ja) オイルミストセパレータ及びシリンダヘッドカバー
US6929025B2 (en) Two-way valve
KR101862958B1 (ko) 플랩 밸브 장치 및 플랩 밸브 장치를 구비한 기액 분리 장치
JP6670594B2 (ja) チェックバルブ
US9416695B2 (en) Non-return valve for an oil return in the crankcase ventilation system of a combustion engine
JP6338996B2 (ja) チェックバルブ
JP7230725B2 (ja) 逆止弁
JP5436232B2 (ja) チェックバルブ
JP6289885B2 (ja) オイルミストセパレータのオイルドレイン構造
JP7152295B2 (ja) バキュームポンプ
JP7293904B2 (ja) 逆止弁
US20080011388A1 (en) Gasoline tank cap structure
JP7227061B2 (ja) 通気弁
US8001992B2 (en) Liquid enclosure with automatic air bleeding valve
EP1378692A2 (en) Valve
US10247068B2 (en) Oil separating module in the crankcase ventilation system of a combustion engine
KR101956350B1 (ko) 에어 클리너
JP5827573B2 (ja) バルブ
JP6569371B2 (ja) 液体燃料捕捉器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220128

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221228

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230130

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 7230725

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151