JP7230478B2 - 血液浄化カラム - Google Patents
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(1) 血液導入口及び血液排出口を有する容器と、
該容器の内部に、中心パイプと、酸性官能基又は塩基性官能基を含むリガンドが表面に結合した繊維状吸着担体と、を備え、
前記容器は、抗凝固剤を含む水溶液を含み、
上記中心パイプは、側面に複数の孔を有し、
上記繊維状吸着担体は、上記中心パイプの周りに配置され、
上記繊維状吸着担体に吸着している抗凝固剤平均吸着量は、該繊維状吸着担体の乾燥重量1g当たり60~220IUであり、
上記中心パイプに接触する軸線方向における繊維状吸着担体の端面を線分Mとし、中心パイプに非接触で、該容器内部の内壁に接触又は近接している軸線方向における繊維状吸着担体の端面を線分Nとし、繊維状吸着担体の展開長さを線分Kとした場合において、上記線分Mと上記線分Nのそれぞれの中点を結ぶ線分と、上記線分Kの中点から軸線方向に延長した線とが交わる点をAとし、上記線分Mと上記線分Nのそれぞれの中点を結ぶ線分の1/10倍に相当する距離を上記線分Mの中点から展開方向に移動した点をBとしたとき、上記点Aにおける抗凝固剤吸着量を前記点Bにおける抗凝固剤吸着量で除した値(A/B)が0.5~1.0である、血液浄化カラム。
(2) 上記容器の血液容量は、50~220cm3であり、
上記繊維状吸着担体の充填密度は、0.2~0.5g/cm3である、(1)記載の血液浄化カラム。
(3) 上記抗凝固剤の濃度は、2~40IU/cm3である、(1)又は(2)記載の血液浄化カラム。
(4) 上記繊維状吸着担体は、編地又は織物である、(1)~(3)のいずれかに記載の血液浄化カラム。
(5) 上記抗凝固剤は、ヘパリン、メシル酸ナファモスタット又は低分子ヘパリンである、(1)~(4)のいずれかに記載の血液浄化カラム。
(6) 前記繊維状吸着担体を構成する繊維は、海島複合繊維であり、海成分が、ポリスチレン及びその誘導体、ポリスルホン及びその誘導体、並びにそれらの混合物からなる群から選択され、島成分が、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレン共重合体並びにそれらの混合物からなる群から選択される、(1)~(5)のいずれか一項記載の血液浄化カラム。
抗凝固剤平均吸着量(IU/g)=[{抗凝固剤吸着量A(IU/g)}+{抗凝固剤吸着量B(IU/g)}+{抗凝固剤吸着量C(IU/g)}]/3 ・・・式1
繊維状吸着担体を充填した血液浄化カラムに、血液排出口をふさいだ状態で空気が入り込まないように水を充填する。次に、血液排出口を開放してカラム内に充填した水を全てメスシリンダーに取り出し、取り出した水の量を測定することで算出できる。
海成分としてポリスチレン、島成分としてポリプロピレンを用いて別々に溶融計量し、1つの吐出孔当たり704の島成分用分配孔が穿設された海島複合口金が組み込まれた紡糸パックに流入させて、海島複合流とし、溶融吐出した。島比率を50wt%に制御し、海島複合繊維の表面から最外島成分までの距離を2μmに調整し、単繊度が3.0dtex(繊維径20μm)である海島複合繊維(以下、繊維A)を得た。
繊維Aを用いて、筒編み機(機種名:丸編み機 MR-1、丸善産業株式会社)の度目調整目盛りを調整し、目付けが60g/m2、嵩密度が0.20g/cm3の筒編み編地(以下、編地A)を作製した。
N-ヒドロキシメチル-2-クロロアセトアミド(以下、NMCA)117gをニトロベンゼン650cm3と98重量%硫酸423cm3の混合溶液に添加後、NMCAが溶解するまで10℃で攪拌して、NMCA溶液を調製した。次に、ニトロベンゼン50cm3、98重量%硫酸33cm3の混合溶液にパラホルムアルデヒド(以下、PFA)5.0gを添加し、PFAが溶解するまで20℃で攪拌し、PFA溶液を調製した。該PFA溶液85cm3を5℃に冷却後、上記NMCA溶液1100cm3に混合した。該混合液を5分間攪拌したのちに、編地A25gを添加して2時間含浸した。含浸後の編地Aを0℃のニトロベンゼン1100cm3中に浸して反応を停止させた後、該編地Aに付着しているニトロベンゼンをメタノールで洗浄した。
吸着担体1に含まれる塩基性官能基の含量は、該吸着担体1中の塩基性官能基を、酸塩基逆滴定することより決定した。200cm3ナスフラスコに吸着担体1を1.5g、乾燥機にて常圧下、80℃で48時間静置することで乾燥処理をした吸着担体1を得た。次に、ポリプロピレン製容器に、上記吸着担体1を1.0g、6M水酸化ナトリウム水溶液50cm3を添加して30分攪拌し、濾紙を用いて吸着担体1をろ別した。次にイオン交換水50cm3に上記吸着担体1を添加して30分間攪拌し、濾紙を用いてろ別した。上記吸着担体1をイオン交換水に添加、洗浄及びろ別操作を、添加したイオン交換水のろ別後の洗浄液のpHが7になるまで繰り返すことで脱塩後の吸着担体1を得た。該脱塩後の吸着担体1を30℃に設定した真空乾燥機で真空条件下、8時間静置した。続いて、ポリプロピレン製容器に、上記吸着担体1を1.0gと0.1M塩酸を30cm3添加し、10分間攪拌した。攪拌後、溶液のみを5cm3抜き取って、ポリプロピレン製容器に移した。次に、抜き取った溶液に対して、0.1Mの水酸化ナトリウム水溶液を0.1cm3滴下した。滴下後10分間攪拌し、溶液のpHを測定した。0.1Mの水酸化ナトリウム水溶液の滴下後10分間の攪拌、pHの測定操作を同様に100回繰り返した。溶液のpHが8.5を越えた際の0.1Mの水酸化ナトリウム水溶液滴下量を1g当たりの滴定量とした。1g当たりの滴定量と以下の式2を用いて、吸着担体1の1g当たりの塩基性官能基の含量を算出した。その結果、吸着担体1の塩基性官能基の含量は1.0mmol/gであった。
テトラエチレンペンタミンの添加量を1.0cm3に変更した以外は吸着担体1の作製方法と同様の操作、同様の測定を行うことで、塩基性官能基の含量が0.2mmol/gの繊維状吸着担体2(目付:95g/m2、厚み:0.32mm、開孔率:6.9%、以下、吸着担体2)を得た。
ヘパリンナトリウムを生理食塩水に溶解させ、4IU/cm3のヘパリンナトリウム生理食塩水溶液を2L調製した。次に、編地サイズが15cm×280cmの吸着担体1を2Lの生理食塩水で洗浄した後、調製した4IU/cm3のヘパリンナトリウム生理食塩水溶液2000cm3に吸着担体1を浸漬させ、37℃常圧条件で30分静置した。静置後、上澄みを取り除くことでヘパリンを固定化した繊維状吸着担体3(目付:100g/m2、厚み:0.30mm、開孔率:7.7%、以下、吸着担体3)を得た。
浸漬させるヘパリンナトリウム生理食塩水溶液の濃度を2IU/cm3に変更した以外は、吸着担体3の作製方法と同様の操作を行うことで、繊維状吸着担体4(目付:100g/m2、厚み:0.30mm、開孔率:7.7%、以下、吸着担体4)を得た。
吸着担体1を吸着担体2に変更した以外は吸着担体3の作製方法と同様の操作を行うことで、繊維状吸着担体5(目付:95g/m2、厚み:0.32mm、開孔率:6.9%、以下、吸着担体5)を得た。
直径12.4cm、直径1.2cmの長手方向の側面に複数の孔を備えた中心パイプに、編地サイズが幅12.4cm、長さ280cm、厚み0.30mmの吸着担体3を巻き付け、ラジアルフローカラム容器に充填した。続いて、4IU/cm3のヘパリンナトリウム生理食塩水溶液をカラム容器の血液導入口から空気が完全に抜けるよう充填させることで、血液浄化カラム1(血液容量:135cm3、以下、カラム1)を作製した。なお、以下の3つの試験を実施するために、同一のカラムを3本作成し、それぞれ、実施例1-1、1-2、1-3とした。実施例2~4及び比較例1~3も同様にカラムを3本準備した。カラムのその他の構成は図1を参照とする。
得られたカラム1内に充填された吸着担体3に吸着したヘパリン量を測定するために、カラム1をパイプカッターで解体、中心パイプに巻き付けられた吸着担体を取り出した。次いで、中心パイプに巻き付けられた吸着担体を解いていき、図3に示す交点A、B、Cにおける吸着担体3をそれぞれΦ8mmの円形に切り出してプラスチック製チューブに入れ、2cm3の生理食塩水を用いて室温ですすぎ洗いした後、テストチームヘパリンS(積水メディカル社)の操作手順に従って反応させ、405nmの吸光度をマイクロプレートリーダー(コロナ電気株式会社、MTP-300)でN=3で測定して、キットの操作手順に従い、交点A及び交点Bでの値並びに交点A、交点B及び交点Cの3点の平均値をそれぞれ算出し、ヘパリン吸着量を求めた。結果を表1に示す(実施例1-1)。
得られたカラム1を用いて、牛新鮮血を用いた血液通液試験による圧力測定を行った。カラム1の血液導入口及び血液排出口にそれぞれ回路を接続し、血液導入口直前と血液排出口直後の回路に圧力計(AP32A、キーエンス社製)を取り付け、37℃(外温)で保温した牛新鮮血を100cm3/minで通液し、血液導入口及び血液排出口の圧力を各々測定した。通液開始後30分の時点の血液導入口圧力から通液開始後30分の時点の血液排出口圧力を引いた値(差圧)を算出した。圧力確認後、通液を停止し、生理食塩水を100cm3/minで5分間通液してカラム内を洗浄した後、カラムを解体して、血餅又は血栓の発生の有無を判定した。カラム内や吸着担体に血餅又は血栓の付着が認められたら「あり」、認められなければ「なし」と判定した。圧力測定結果及び血餅又は血栓判定結果を表2に示す(実施例1-2)。
得られたカラム1を用いて、IL-8の吸着率を測定した。牛胎児血清にヒトIL-8を10ng/cm3の濃度となるよう調製し、カラム1に37℃(外温)で保温したIL-8含有溶液2Lを、50cm3/minで循環させた。IL-8吸着率は、IL-8含有溶液の濃度をC0とし、1時間循環後のIL-8含有溶液の濃度をC1としたとき、以下の式3によって算出した。結果を表3に示す(実施例1-3)。
IL-8吸着率(%)=(C0-C1)/C0×100 ・・・式3
吸着担体4を用いて、実施例1と同様の操作を行うことで、血液浄化カラム2(血液容量:135cm3、以下、カラム2)を作製した。得られたカラム2は実施例1と同様の測定を行うことで、ヘパリン吸着量(実施例2-1)、血液通液時の圧力、血餅又は血栓の付着判定(実施例2-2)、IL-8吸着率(実施例2-3)を測定した。結果を表1、表2及び表3に示す。
編地サイズが幅12.4cm、長さ175cm、厚み0.30mmの吸着担体4を用いて、充填するヘパリンナトリウム生理食塩水溶液の濃度を36IU/cm3に変更した以外は、実施例1と同様の操作を行うことで、血液浄化カラム3(血液容量:200cm3、以下、カラム3)を作製した。得られたカラム3は実施例1と同様の測定を行うことで、ヘパリン吸着量(実施例3-1)、血液通液時の圧力、血餅又は血栓の付着判定(実施例3-2)、IL-8吸着率(実施例3-3)を測定した。結果を表1、表2及び表3に示す。
編地サイズが幅12.4cm、長さ370cm、厚み0.30mmの吸着担体4を用いて、充填するヘパリンナトリウム生理食塩水溶液の濃度を2IU/cm3に変更した以外は、実施例1と同様の操作を行うことで、血液浄化カラム4(血液容量:100cm3、以下、カラム4)を作製した。得られたカラム4は実施例1と同様の測定を行うことで、ヘパリン吸着量(実施例4-1)、血液通液時の圧力、血餅又は血栓の付着判定(実施例4-2)、IL-8吸着率(実施例4-3)を測定した。結果を表1、表2及び表3に示す。
直径12.4cm、直径1.2cmの長手方向の側面に複数の孔を備えた中心パイプに、編地サイズが幅12.4cm、長さ280cm、厚み0.30mmの吸着担体1を巻き付け、ラジアルフローカラム容器に充填した。続いて、生理食塩水をカラム容器の血液導入口から空気が完全に抜けるよう充填させることで、血液浄化カラム5(血液容量:135cm3、以下、カラム5)を作製した。
得られたカラム5を用いて、血液導入口から4IU/cm3のヘパリンナトリウム生理食塩水溶液を100cm3/minで10分間通液させるプライミングを実施した後、カラム5のヘパリン吸着量を、実施例1と同様の操作により測定した結果を表1に示す(比較例1-1)。
得られたカラム5を用いて、牛新鮮血を用いた血液通液試験による圧力測定を行った。カラム5の血液導入口及び血液排出口にそれぞれ回路を接続し、血液導入口から4IU/cm3のヘパリンナトリウム生理食塩水溶液を100cm3/minで10分間通液させるプライミングを実施した。続いて、血液導入口直前と血液排出口直後の回路に圧力計(AP32A、キーエンス社製)を取り付け、37℃(外温)で保温した牛新鮮血を100cm3/minで通液し、血液導入口及び血液排出口の圧力を各々測定した。通液開始後30分の時点の血液導入口圧力から通液開始後30分の時点の血液排出口圧力を引いた値を算出した。圧力確認後、通液を停止し、生理食塩水を100cm3/minで5分間通液してカラム内を洗浄した後、カラムを解体して、血餅又は血栓の発生の有無を判定した。カラム内や吸着担体に血餅又は血栓の付着が認められたら「あり」、認められなければ「なし」と判定した。圧力測定結果及び血餅又は血栓判定結果を表2に示す(比較例1-2)。
カラム5のIL-8吸着率を、実施例1と同様の操作により測定した結果を表2に示す(比較例1-3)。
吸着担体4を用いて、充填するヘパリンナトリウム生理食塩水溶液を生理食塩水に変更した以外は、実施例1と同様の操作を行うことで、血液浄化カラム6(血液容量:135cm3、以下、カラム6)を作製した。得られたカラム6は実施例1と同様の測定を行うことで、ヘパリン吸着量(比較例2-1)、血液通液時の圧力、血餅又は血栓の付着判定(比較例2-2)、IL-8吸着率(比較例2-3)を測定した。結果を表1、表2及び表3に示す。
吸着担体5を用いて、実施例1と同様の操作を行うことで、血液浄化カラム7(血液容量:135cm3、以下、カラム7)を作製した。得られたカラム7は実施例1と同様の測定を行うことで、ヘパリン吸着量(比較例3-1)、血液通液時の圧力、血餅又は血栓の付着判定(比較例3-2)、IL-8吸着率(比較例3-3)を測定した。結果を表1、表2及び表3に示す。
2.血液導入口/血液排出口
3.血液排出口/血液導入口
4.中心パイプ
5.繊維状吸着担体
6.プレート
7.プレート
8.容器
9.孔
10.抗凝固剤を含む水溶液
11.蓋材
12.蓋材
A.中点mと中点nを結ぶ線分と、中点kから軸線方向に延長した線とが交わる点
B.中点mと中点nを結ぶ線分の1/10倍に相当する距離を中点mから展開方向に移動した点
C.中点nと中点mを結ぶ線分の1/10倍に相当する距離を中点nから展開方向に移動した点
K.繊維状吸着担体5の展開方向の長さを表す線分
M.中心パイプ4に接触していた軸線方向における端面を示す線分
N.中心パイプ4に非接触であり、容器8内部の内壁に接触又は近接している軸線方向における端面を示す線分
k.線分Kの中点
m.線分Mの中点
n.線分Nの中点
Claims (6)
- 血液導入口及び血液排出口を有する容器と、
該容器の内部に、中心パイプと、酸性官能基又は塩基性官能基を含むリガンドが表面に結合した繊維状吸着担体と、を備え、
前記容器は、抗凝固剤を含む水溶液を含み、
前記中心パイプは、側面に複数の孔を有し、
前記繊維状吸着担体は、前記中心パイプの周りに配置され、
前記繊維状吸着担体に吸着している抗凝固剤平均吸着量は、該繊維状吸着担体の乾燥重量1g当たり60~220IUであり、
前記中心パイプに接触する軸線方向における繊維状吸着担体の端面を線分Mとし、中心パイプに非接触で、該容器内部の内壁に接触又は近接している軸線方向における繊維状吸着担体の端面を線分Nとし、繊維状吸着担体の展開長さを線分Kとした場合において、前記線分Mと前記線分Nのそれぞれの中点を結ぶ線分と、前記線分Kの中点から軸線方向に延長した線とが交わる点をAとし、前記線分Mと前記線分Nのそれぞれの中点を結ぶ線分の1/10倍に相当する距離を前記線分Mの中点から展開方向に移動した点をBとしたとき、前記点Aにおける抗凝固剤吸着量を前記点Bにおける抗凝固剤吸着量で除した値(A/B)が0.5~1.0である、血液浄化カラム。 - 前記容器の血液容量は、50~220cm3であり、前記繊維状吸着担体の充填密度は、0.2~0.5g/cm3である、請求項1記載の血液浄化カラム。
- 前記抗凝固剤を含む水溶液中の前記抗凝固剤の濃度は、2~40IU/cm3である、請求項1又は2記載の血液浄化カラム。
- 前記繊維状吸着担体は、編地又は織物である、請求項1~3のいずれか一項記載の血液浄化カラム。
- 前記抗凝固剤は、ヘパリン、メシル酸ナファモスタット又は低分子ヘパリンである、請求項1~4のいずれか一項記載の血液浄化カラム。
- 前記繊維状吸着担体を構成する繊維は、海島複合繊維であり、
海成分が、ポリスチレン及びその誘導体、ポリスルホン及びその誘導体、並びにそれらの混合物からなる群から選択され、
島成分が、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン/ポリエチレン共重合体並びにそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1~5のいずれか一項記載の血液浄化カラム。
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