JP7229368B2 - 多種の変断面を有する掘削トンネルにおける二次覆工高速施工構造及び方法 - Google Patents
多種の変断面を有する掘削トンネルにおける二次覆工高速施工構造及び方法 Download PDFInfo
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Description
多種の変断面を有する掘削トンネルにおける二次覆工高速施工構造は、型枠移動支保工及び隔壁を含み、前記型枠移動支保工の数量は少なくとも2つであり、二次覆工型枠の支持及び固定に用いられる。前記型枠移動支保工は、セントル及び仮インバート部分支保工を含む。前記セントルはアーチ部支保工、支柱、横梁及びアーチ壁支保工を含み、前記アーチ部支保工の一端は前記二次覆工型枠と固定接続され、もう一端は前記支柱と固定接続される。前記支柱のもう一端は前記横梁の最上部に固定接続される。前記横梁の最下部は前記仮インバート部分支保工の最上部と固定接続される。前記アーチ壁支保工の一端は前記二次覆工型枠と固定接続され、もう一端は前記仮インバート部分支保工と固定接続される。前記アーチ部支保工は前記アーチ壁支保工と固定接続される。それぞれの前記型枠移動支保工の横梁の間に接続梁が設置される。前記隔壁は縦方向隔壁及び横方向隔壁を含み、前記型枠移動支保工を組み立てるとき、前記セントルの高さに適応する縦方向隔壁を撤去する。撤去後の縦方向隔壁に軌道を設け、前記軌道は支持台及びスライド輪を含み、前記支持台は前記撤去後の縦方向隔壁に固定接続され、前記スライド輪は前記支持台に固定接続される。前記スライド輪は前記接続梁と滑合され、二次覆工のコンクリート打設が完了すると、前記セントル重量に基づいて、電動ホイスト又は手動ホイストにより前記セントル全体を次の部分まで牽引して二次覆工を行う。前記支柱及び横梁は様々な規格の寸法が設定され、変断面を有する掘削トンネルにおける二次覆工型枠及び前記セントルの寸法に対する要求に基づき、選択して使用される。
S10、インバート施工を行う。留置線掘削トンネルの掘削が完了し、一次覆工が安定すると、前記インバート施工を行う。
S20、仮インバート下方の全面足場を組み立て、アーチ壁部分の仮インバートを撤去する。
S30、仮インバート上方の全面足場を組み立て、アーチ天井部分の仮インバートを撤去する。
S40、セントル及び仮インバート部分支保工を含む型枠移動支保工を組み立て、二次覆工型枠を取り付ける。
S50、二次覆工コンクリートを打設する。
S60、前記二次覆工型枠を撤去する。
S70、前記セントルを前進させる。
S80、前記二次覆工施工が完了し、仮設支持体を撤去する。
S11、モニタリング状況に基づいて、第1の二次覆工部分におけるインバート部位の仮隔壁のコンクリートを撤去する。
S12、1つおきに仮設支持体を撤去し、インバート防水シート及び保護層を敷設する。
S13、撤去した支持体下方のインバート防水施工が完了してから、残りの支持体を撤去し、同時に間隔を開けて前記すでに撤去した支持体を戻し、その後、後に撤去した支持体下方の防水施工を行う。
S14、施工の安全を満たす前提で、インバート防水の完全性を確実に保証する。設計の要求に応じてインバート鉄筋を組み立て、型枠を取り付け、インバートのコンクリートを打設する。アーチ壁部分に鉄筋及び防水シートの継ぎ目を予め残し、インバートのコンクリート強度が要求を満たすと、インバートの埋戻しコンクリートを打設する。
S21、前記インバート施工が完了すると、仮インバート下部の全面足場を組み立てる。このうち、支保工はクランプ式足場を採用し、支柱の配置間隔は900×750mm、層間は900mmである。
S22、各前記支柱底部に固定ベースを設置し、足場は縦方向材及び横方向材を設置しなければならない。このうち、縦方向根がらみは直交クランプで支柱における鋼管底部から200mm以下の部分に固定するべきであり、横方向根がらみは直交クランプで支柱における縦方向根がらみ下方に近接する部分に固定するべきである。
S23、縦方向水平材を継ぎ足すとき、直線ジョイントで接続するべきである。隣接する2本の縦方向水平材の継ぎ目は同じ層又は同じスパン内に設置するべきではない。異なる層又は異なるスパンにある隣接する2つの継ぎ目が水平方向にずれる距離は500mm以上であるべきである。各継ぎ目の中心から最も近い支柱及び水平材の交点までの距離は縦方向の支柱間距離の1/3以下であるべきである。継ぎ目位置から支柱までの距離は300mm以下である。縦方向水平材に重ね継手を採用する場合、重ね継手長さは1000mm以上である。重ね継手に3つの自在クランプを設置して固定し、自在クランプのカバー縁部から重ね継手材端部までは100mm以上である。
S24、型枠支保工は補強型全面足場に属し、前記支保工の外側及び内側における縦方向、横方向の各5スパンは3m以上である。最下部から最上部まで垂直方向の筋交いが連続して設置され、前記筋交い部材の最下部は地面に緊密に接するべきである。前記筋交いの斜め材及び地面の夾角は45°~60°の間であり、前記斜め材の各スパンは支柱と締結される。前記垂直方向の筋交いにおける最上部交点の平面に水平筋交いを設置し、根がらみの設置層に水平筋交いを設置するべきであり、水平筋交い及び支保工の縦方向又は横方向の夾角は45°~60°の間であるべきである。
S25、前記仮インバート下部の足場の組立が完了すると、モニタリング状況に基づいて、縦方向に1.6m幅の範囲で仮インバートを撤去し、支持体のI形鋼を切断する。
S26、仮インバート上部の全面足場を組み立てる。支保工の構造に対する要求は前記組み立てた仮インバート下部の全面足場と同じである。組立が完了すると、モニタリング状況に基づき、縦方向に2.4m高さの範囲で仮隔壁を撤去し、支持体のI形鋼を切断する。
S41、前記仮インバート下部及び前記仮インバート上部の全面足場の組立が完了すると、アーチ天井及びアーチ壁部分の二次覆工範囲内の仮設支持体を撤去し、前記アーチ壁全体に防水シートを敷設し、アーチ壁に鉄筋を組み立てる。
S42、移動時の二次覆工セントルを組み立てる。前記セントルはI18I形鋼を採用し、地表鉄筋ベンダーで予め曲げて、坑内に組み立てられる。縦梁はI14I形鋼を採用し、横方向は足場の水平間隔900mm及びジャッキ位置に基づいて敷設され、縦方向の間隔は足場の縦方向の間隔750mmに基づいて敷設される。取り付けるとき、支柱を利用してアーチ部支保工を固定してから、水平材でアーチ壁支保工を突っ張るようにして固定する。セントルの間はピンで接続し、セントル端部に間隔を開けてピン用突起が設置される。アーチ及び垂直弦材の間は溶接により板が接続され、垂直弦材及び下部の水平材は高力ボルトで接続される。水平弦材下部に主梁の縦梁が設置される。縦梁は100×100mmを採用し、縦方向の支持点の間隔は750mm、横方向の間隔は900mmであり、縦梁はジャッキ及びパイプにより支持システムを形成する。
S43、前記アーチ壁はQ235鋼製型枠を採用し、鋼製型枠の規格は長さ×幅1500×300mm、1500×200mm、1500×100mmであり、これらの型枠を組み立てる。前記鋼製型枠を組み立てるとき、隣接する型枠のリブはUクリップで接続され、間隔は200mmを超えてはならず、Uクリップは表裏に交互に取り付ける。前記鋼製型枠の縦方向の継ぎ目は「L」ピンで接続される。
S44、妻型枠は木製型枠、木の板又はハイリブを用いて閉じ、角材又は鋼管で型枠を支持して成型する。鉄筋で縦方向配力筋に溶接して内面固定し、角材、鋼管又は木の板の斜柱を結合して堅固に強化する。斜柱の角度は45度以下であるべきであり、型枠を閉じた後、綿で隙間をふさぐ。
本実施例は、側壁導坑先進法又はCRD法による掘削トンネル施工分野に適用される。
多種の変断面を有する掘削トンネルにおける二次覆工高速施工構造は、型枠移動支保工及び隔壁を含み、型枠移動支保工の数量は少なくとも2つであり、二次覆工型枠4の支持及び固定に用いられる。型枠移動支保工は、セントル1及び仮インバート部分支保工2を含む。セントル1はアーチ部支保工11、支柱12、横梁13及びアーチ壁支保工14を含み、アーチ部1支保工の一端は二次覆工型枠4と固定接続され、もう一端は支柱12と固定接続される。支柱12のもう一端は、横梁13の最上部に固定接続される。横梁13の最下部は仮インバート部分支保工2の最上部と固定接続される。アーチ壁支保工14の一端は二次覆工型枠4と固定接続され、もう一端は仮インバート部分支保工11と固定接続される。アーチ部支保工11はアーチ壁支保工14と固定接続され、固定接続の形式はヒンジ連結、ボルト接続又は溶接などの機械的接続でよく、好ましくはヒンジ連結である。それぞれの型枠移動支保工の横梁13の間に接続梁9が設置される。隔壁は縦方向隔壁7及び横方向隔壁を含み、型枠移動支保工を組み立てるとき、セントル1の高さに適応する縦方向隔壁7を撤去する。撤去後の縦方向隔壁7に軌道8を設け、軌道8は支持台81及びスライド輪82を含み、支持台81は撤去後の縦方向隔壁7に固定接続され、スライド輪82は支持台81に固定接続される。本実施例において、支持台81は溝形鋼を使用して縦方向隔壁7に固定接続され、固定形式はボルト接続であり、スライド輪82は丸鋼管であり、支持台81の最上部に溶接される。スライド輪82は接続梁9と滑合され、二次覆工3のコンクリート打設が完了すると、セントル重量に基づいて、電動ホイスト又は手動ホイストによりセントル1全体を次の部分まで牽引して二次覆工を行う。支柱12及び横梁13は様々な規格の寸法が設定され、変断面を有する掘削トンネルにおける二次覆工型枠4及びセントル1の寸法に対する要求に基づき、選択して使用される。
S10、インバート施工を行う。留置線掘削トンネルの掘削が完了し、一次覆工が安定すると、インバート施工を行う。
インバート施工は以下の工程を含む。
S11、モニタリング状況に基づいて、第1の二次覆工部分におけるインバート部位の高さ2.2mの仮隔壁のコンクリートを撤去する。
S12、1つおきに仮設支持体を撤去し、インバート防水シート及び保護層を敷設する。
S13、撤去した支持体下方のインバート防水施工が完了してから、残りの支持体を撤去し、同時に間隔を開けて撤去した支持体を戻し、その後、後に撤去した支持体下方の防水施工を行う。
S14、施工の安全を満たす前提で、インバート防水の完全性を確実に保証する。設計の要求に基づいてインバート鉄筋を組み立て、型枠を取り付け、インバートのコンクリートを打設する。アーチ壁部分に鉄筋及び防水シートの継ぎ目を予め残し、インバートのコンクリート強度が要求を満たすと、インバートの埋戻しコンクリートを打設する。
S30、仮インバート上方の全面足場を組み立て、アーチ天井部分の仮インバートを撤去する。
工程S20において仮インバート下方の全面足場を組み立て、アーチ壁部分の仮インバートを撤去し、工程S30において仮インバート上方の全面足場を組み立て、アーチ天井部分の仮インバートを撤去するのは、以下の要求を満たすべきである。
S21、インバート施工が完了すると、仮インバート下部の全面足場を組み立てる。このうち、支保工は直径48.3mm、肉厚3.6mmのクランプ式足場を採用し、支柱の配置間隔は900×750mm、層間は900mmである。
S22、各支柱底部に固定ベースを設置し、足場は縦方向材及び横方向材を設置しなければならない。このうち、縦方向根がらみは直交クランプで支柱における鋼管底部から200mm以下の部分に固定するべきであり、横方向根がらみは直交クランプで支柱における縦方向根がらみ下方に近接する部分に固定するべきである。
S23、縦方向水平材を継ぎ足すとき、直線ジョイントで接続するべきである。隣接する2本の縦方向水平材の継ぎ目は同じ層又は同じスパン内に設置するべきではない。異なる層又は異なるスパンにある隣接する2つの継ぎ目が水平方向にずれる距離は500mm以上であるべきである。各継ぎ目の中心から最も近い支柱及び水平材の交点までの距離は縦方向の支柱間距離の1/3以下であるべきである。継ぎ目位置から支柱までの距離は300mm以下である。縦方向水平材に重ね継手を採用する場合、重ね継手長さは1000mm以上である。重ね継手に3つの自在クランプを設置して固定し、自在クランプのカバー縁部から重ね継手材端部までは100mm以上である。
S24、型枠支保工は強化型全面足場に属し、型枠支保工の外側及び内側における縦方向、横方向の各5スパンは3m以上である。最下部から最上部まで垂直方向の筋交いが連続して設置され、筋交い部材の最下部は地面に緊密に接するべきである。筋交いの斜め材及び地面の夾角は45°~60°の間であり、斜め材の各スパンは支柱と締結される。垂直方向の筋交いにおける最上部交点の平面に水平筋交いを設置し、根がらみの設置層に水平筋交いを設置するべきであり、水平筋交い及び支保工の縦方向又は横方向の夾角は45°~60°の間であるべきである。
S25、仮インバート下部の足場の組立が完了すると、モニタリング状況に基づいて、縦方向に1.6m幅の範囲で仮インバートを撤去し、支持材のI形鋼を切断する。
S26、仮インバート上部の全面足場を組み立てる。支保工の構造に対する要求は組み立てた仮インバート下部の全面足場と同じである。組立が完了すると、モニタリング状況に基づき、縦方向に2.4m高さの範囲で仮隔壁を撤去し、支持材のI形鋼を切断する。
S41、前記仮インバート下部及び前記仮インバート上部の全面足場の組立が完了すると、アーチ天井及びアーチ壁部分の二次覆工範囲内の仮設支持体を撤去し、前記アーチ壁全体に防水シートを敷設し、アーチ壁に鉄筋を組み立てる。
S42、移動時の二次覆工セントルを組み立てる。セントルはI18I形鋼を採用し、地表鉄筋ベンダーで予め曲げて、坑内に組み立てられる。縦梁はI14I形鋼を採用し、横方向は足場の水平間隔900mm及びジャッキ位置に基づいて敷設され、縦方向の間隔は足場の縦方向の間隔750mmに基づいて敷設される。取り付けるとき、支柱を利用してアーチ部支保工を固定してから、水平材でアーチ壁支保工を突っ張るようにして固定する。支保工の外アーチはピンで接続し、セントル端部に間隔を開けてピン用突起が設置される。アーチ及び垂直弦材の間は溶接により板が接続され、垂直弦材及び下部の水平材は高力ボルトで接続される。水平弦材下部に主梁の縦梁が設置される。縦梁は100×100mmを採用し、縦方向支持点の間隔は750mm、横方向の間隔は900mmであり、縦梁はジャッキ及びパイプにより支持システムを形成する。
S43、アーチ壁型枠はQ235鋼製型枠を採用し、鋼製型枠の規格は長さ×幅1500×300mm、1500×200mm、1500×100mmであり、これらの型枠を組み立てる。アーチ壁型枠表面はでこぼこしていてはならず、平滑度及び規格が施工基準の要求に符合しなければならない。鋼製型枠を組み立てるとき、隣接する型枠のリブはUクリップで接続され、間隔は200mmを超えてはならず、Uクリップは表裏に交互に取り付ける。鋼製型枠の縦方向の継ぎ目は「L」ピンで接続される。
S44、妻型枠は木製型枠、木の板又はハイリブを用いて閉じ、角材又は鋼管で型枠を支持して成型する。Φ18鉄筋で縦方向配力筋に溶接して内面固定し、角材、鋼管又は木の板の斜柱を結合して堅固に強化する。斜柱の角度は45度以下であるべきであり、型枠を閉じた後、綿で隙間を塞ぐ。
S51、コンクリートの打設は連続して行うべきである。間欠的に行わなければならないとき、その間欠時間は短くするべきであり、前の層のコンクリートが初期凝結する前に、次の層のコンクリート打設が完了するべきである。それを超える場合、防水に関する要求に応じて施工継ぎ目を残しておき、「同一の傾斜度で、薄くコンクリート打設を行い、順を追って進め、一度に所定位置に到達させる」の注入方法を採用して、コンクリートの露出面を小さくするべきである。単位時間当たりのコンクリート量を高めて、コンクリート打設時間を短くするなどの処置により、コンクリート打設でコールドジョイントが生じるのを防止し、構造のコンクリートのひび割れ防止、不浸透性を高める。
S80、二次覆工施工が完了し、仮設支持体を撤去する。留置線の全部分においてアーチ壁の二次覆工施工が完了すると、順番に支保工システムを撤去し、残りの仮設支持体を一斉に撤去する。
11 アーチ部支保工
12 支柱
13 横梁
14 アーチ壁支保工
2 仮インバート部分支保工
21 横材
22 支柱
23 斜め材
3 二次覆工
4 二次覆工型枠
5 一次覆工
6 インバート
7 縦方向隔壁
8 軌道
81 スライド輪
82 支持台
9 接続梁
Claims (10)
- 5つの断面(A、B、C、D)及び1つの移行断面(A-B)を有し、断面の寸法が変化するトンネルにおける二次覆工高速施工構造であって、
1つの掘削断面(A)はCRD法によって施工し、4つの掘削断面(B、C、D、E)はいずれも側壁導坑先進法によって施工し、1つの移行断面(A-B)はCRD法から側壁導坑先進法に転換して施工され、
型枠移動支保工及び隔壁を含み、前記型枠移動支保工は数量が少なくとも2つであり、二次覆工型枠の支持及び固定に用いられ、
前記隔壁は、掘削時に施工され、鉄骨及びコンクリートによって形成されており、前記隔壁が2つの縦方向隔壁及び1つの横方向隔壁を含み、
前記型枠移動支保工がセントル及び支保工を含み、
前記セントルが1つのアーチ部支保工、支柱、横梁及び2つのアーチ壁支保工を含み、前記アーチ部支保工の上面に前記二次覆工型枠が固定接続され、下面が前記支柱と固定接続され、前記アーチ部支保工は3分割されており、2つの前記アーチ壁支保工はそれぞれ2分割されており、
前記支柱の下端が前記横梁上に固定接続され、
前記横梁の下面が前記支保工の最上部と固定接続され、
前記アーチ壁支保工の外側面に前記二次覆工型枠が固定接続され、内側面が前記支保工と固定接続され、
前記アーチ部支保工の両端にそれぞれ前記アーチ壁支保工の端部が固定接続され、
トンネルの延伸方向に沿って接続梁が設置され、前記接続梁の上に前記型枠移動支保工の横梁が交差するように配置され、
前記型枠移動支保工を組み立てるとき、前記セントルの高さに適応する縦方向隔壁の上部を撤去し、
撤去後の縦方向隔壁の上端に軌道を設置し、前記軌道が支持台及びスライド輪を含み、前記支持台が撤去後の縦方向隔壁の上端に固定接続され、前記スライド輪が前記支持台に固定接続され、
前記スライド輪が前記接続梁と滑合され、二次覆工のコンクリート打設が完了すると、前記セントル重量に基づいて、電動ホイスト又は手動ホイストにより前記セントル全体を次の部分まで牽引して二次覆工を行い、
前記支柱及び横梁は様々な規格の寸法が設定され、断面の寸法が変化するトンネルにおける二次覆工型枠及び前記セントルの寸法に対する要求に基づき、選択して使用されることを特徴とする、トンネルにおける二次覆工高速施工構造。 - 前記支保工が下部支保工及び上部支保工を含み、前記下部支保工及び前記上部支保工が支柱、水平材、縦方向根がらみ及び横方向根がらみを含み、前記支柱の底部に設置された固定ベースによって前記支柱をインバートに固定し、
前記縦方向根がらみが直交クランプで支柱における固定ベース底部から200mm以下の部分に固定され、
前記横方向根がらみが直交クランプで支柱における前記縦方向根がらみ下方に近接する部分に固定され、
前記支柱の最上部に、前記横梁及び前記支柱を固定接続するのに用いられるジャッキが設置され、
前記アーチ壁支保工は前記水平材と固定接続されることを特徴とする、請求項1に記載の二次覆工高速施工構造。 - 前記支保工がクランプ式足場を採用し、前記支保工の支柱の配置間隔が900×750mm、層間900mmであり、前記セントルを支持し、
前記支保工の外側及び内側における縦方向、横方向の各5スパンは3m以上であり、最下部から最上部まで垂直方向の筋交いが連続して設置され、前記筋交い部材の最下部は地面に緊密に接し、
前記筋交いの斜め材及び地面の夾角が45°~60°の間であり、前記斜め材の各スパンが前記支保工の支柱と締結され、
前記垂直方向の筋交いにおける最上部交点の平面に水平筋交いを設置し、根がらみの設置層に水平筋交いを設置し、水平筋交い及び前記支保工の縦方向又は横方向の夾角が45°~60°の間であることを特徴とする、請求項2に記載の二次覆工高速施工構造。 - 前記水平材の継ぎ足しは直線ジョイントで接続し、隣接する2本の水平材の継ぎ目は同じ層又は同じスパン内に設置せず、
異なる層又は異なるスパンにある隣接する2つの継ぎ目が水平方向にずれる距離は500mm以上であり、
各継ぎ目の中心から最も近い支柱及び水平材の交点までの距離が縦方向の支柱間距離の1/3以下であり、
継ぎ目位置から支柱までの距離が300mm以下であり、
前記水平材に重ね継手を採用し、このうち重ね継手長さが1000mm以上であり、重ね継手に3つの自在クランプを設置して固定し、自在クランプのカバーの縁部から重ね継手材端部までは100mm以上であることを特徴とする、請求項3に記載の二次覆工高速施工構造。 - 前記アーチ部支保工及びアーチ壁支保工がI形鋼を採用し、地表鉄筋ベンダーで予め曲げて、坑内に組み立てられ、
前記支柱及び横梁がI形鋼を採用し、横方向が足場の水平間隔及びジャッキ位置に基づいて敷設され、縦方向の間隔が足場の縦方向の間隔750mmに基づいて敷設されることを特徴とする、請求項4に記載の二次覆工高速施工構造。 - 請求項1~5のいずれか1項に記載の二次覆工高速施工構造を用いた二次覆工高速施工方法であって、
S10、インバート施工:留置線掘削トンネルの掘削が完了し、一次覆工が安定すると、前記インバート施工を行う工程、
S20、施工済みの仮インバートの下方用の全面足場を組み立て、アーチ壁部分の仮インバートを撤去する工程、
S30、施工済みの仮インバートの上方用の全面足場を組み立て、アーチ天井部分の仮インバートを撤去する工程、
S40、セントル及び支保工を含む型枠移動支保工を組み立て、二次覆工型枠を取り付ける工程、
S50、二次覆工コンクリートを打設する工程、
S60、前記二次覆工型枠を撤去する工程、
S70、前記セントルを前進させる工程、
S80、前記二次覆工施工が完了し、仮設支持体を撤去する工程、
を含むことを特徴とする、トンネル断面の寸法が変化する掘削トンネルにおける二次覆工高速施工方法。 - 前記インバート施工が
S11、モニタリング状況に基づいて、第1の二次覆工部分におけるインバート部位の仮隔壁のコンクリートを撤去する工程、
S12、1つおきに仮設支持体を撤去し、インバート防水シート及び保護層を敷設する工程、
S13、撤去した仮設支持体の下方のインバート防水施工が完了してから、残りの支持体を撤去し、同時に間隔を開けて前記すでに撤去した支持体を戻し、その後、後に撤去した支持体下方の防水施工を行う工程、
S14、施工の安全を満たす前提で、インバート防水の完全性を確実に保証し、設計の要求に応じてインバート鉄筋を組み立て、型枠を取り付け、インバートのコンクリートを打設し、アーチ壁部分に鉄筋及び防水シートの継ぎ目を予め残し、インバートのコンクリート強度が要求を満たすと、インバートの埋戻しコンクリートを打設する工程、
を含むことを特徴とする、請求項6に記載の二次覆工高速施工方法。 - 工程S20において仮インバートの下方用の全面足場を組み立て、アーチ壁部分の仮インバートを撤去し、工程S30において仮インバートの上方用の全面足場を組み立て、アーチ天井部分の仮インバートを撤去するのは、以下の要求を満たす場合であり、
S21、前記インバート施工が完了すると、仮インバートの下方用の全面足場を組み立て、このうち、支保工はクランプ式足場を採用し、支柱の配置間隔は900×750mm、層間900mmである、
S22、各前記支柱の底部に固定ベースを設置し、足場は縦方向材及び横方向材を設置しなければならず、このうち、縦方向根がらみは直交クランプで支柱における鋼管底部から200mm以下の部分に固定し、横方向根がらみは直交クランプで支柱における縦方向根がらみ下方に近接する部分に固定し、
S23、水平材を継ぎ足すとき、直線ジョイントで接続し、隣接する2本の水平材の継ぎ目は同じ層又は同じスパン内に設置するのではなく、異なる層又は異なるスパンにある隣接する2つの継ぎ目が水平方向にずれる距離は500mm以上であり、各継ぎ目の中心から最も近い支柱及び水平材の交点までの距離が縦方向の支柱間距離の1/3以下であり、継ぎ目位置から支柱までの距離が300mm以下であり、水平材に重ね継手を採用する場合、重ね継手長さが1000mm以上であり、重ね継手に3つの自在クランプを設置して固定し、自在クランプのカバーの縁部から重ね継手材端部までは100mm以上である、
S24、型枠支保工が補強型全面足場に属し、前記支保工の外側及び内側における縦方向、横方向の各5スパンは3m以上であり、最下部から最上部まで垂直方向の筋交いが連続して設置され、前記筋交い部材の最下部は地面に緊密に接するようにし、前記筋交いの斜め材及び地面の夾角が45°~60°の間であり、前記斜め材の各スパンが支柱と締結され、前記垂直方向の筋交いにおける最上部交点の平面に水平筋交いを設置し、根がらみの設置層に水平筋交いを設置し、水平筋交い及び支保工の縦方向又は横方向の夾角が45°~60°の間であり、
S25、前記仮インバートの下方用の足場の組立が完了すると、モニタリング状況に基づいて、縦方向に1.6m幅の範囲で仮インバートを撤去し、支持材のI形鋼を切断する、
S26、仮インバートの上方用の全面足場を組み立て、支保工の構造に対する要求は前記組み立てた仮インバートの下方用の全面足場と同じであり、組立が完了すると、モニタリング状況に基づき、縦方向に2.4m高さの範囲で仮隔壁を撤去し、支持材のI形鋼を切断する、
ことを特徴とする、請求項6に記載の二次覆工高速施工方法。 - 工程S40において、型枠移動支保工を組み立て、二次覆工型枠を取り付けるのは以下の
S41、前記仮インバートの下方用及び前記仮インバートの上方用の全面足場の組立が完了すると、アーチ天井及びアーチ壁部分の二次覆工範囲内の仮設支持体を撤去し、前記アーチ壁全体に防水シートを敷設し、アーチ壁に鉄筋を組み立てる、
S42、移動時の二次覆工セントルを組み立て、前記セントルがI形鋼を採用し、地表鉄筋ベンダーで予め曲げて、坑内に組み立てられ、縦梁がI形鋼を採用し、横方向が足場の水平間隔900mm及びジャッキ位置に基づいて敷設され、縦方向の間隔が足場の縦方向の間隔750mmに基づいて敷設され、取り付けるとき、支柱を利用してアーチ部支保工を固定してから、水平材でアーチ壁支保工を突っ張るようにして固定し、セントルの間はピンで接続し、セントル端部に間隔を開けてピン用突起が設置され、アーチ及び垂直弦材の間は溶接により板が接続され、垂直弦材及び下部の水平材は高力ボルトで接続され、水平弦材下部に主梁の縦梁が設置され、縦梁は100×100mmを採用し、縦方向支持点の間隔は750mm、横方向の間隔は900mmであり、縦梁はジャッキ及びパイプにより支持システムを形成し、
S43、前記アーチ壁が鋼製型枠を採用し、鋼製型枠の規格が長さ×幅1500×300mm、1500×200mm、1500×100mmであり、これらの型枠を組み立て、前記鋼製型枠を組み立てるとき、隣接する型枠のリブはUクリップで接続され、間隔が200mmを超えてはならず、Uクリップは表裏に交互に取り付け、前記鋼製型枠の縦方向の継ぎ目は「L」ピンで接続され、
S44、妻型枠は木製型枠、木の板又はハイリブを用いて閉じ、角材又は鋼管で型枠を支持して成型し、鉄筋で縦方向配力筋に溶接して内面固定し、角材、鋼管又は木の板の斜柱を結合して堅固に強化し、斜柱の角度は45度以下とし、型枠を閉じた後、綿で隙間を塞ぐ、
の工程及び要求を含むことを特徴とする、請求項8に記載の二次覆工高速施工方法。 - 前記二次覆工型枠の撤去に対する要求は、前記二次覆工のコンクリート強度について、構造部材表面及び角が型枠の撤去により損傷せず、強度が8MPa以上に達することを保証することであることを特徴とする、請求項6に記載の二次覆工高速施工方法。
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