JP7218640B2 - 表示制御装置、表示制御システムおよびプログラム - Google Patents

表示制御装置、表示制御システムおよびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、表示制御装置、表示制御システム、画像形成装置、プログラムに関する。
コピーやスキャン等を行う画像形成装置等の装置では、ユーザが装置の操作を行うために、タッチパネル等を利用した操作画面が設けられることがある。そして、この操作画面でのユーザの操作を補助するために、ポップアップやバナー等によりメッセージを表示することがある。
特許文献1には、所定の文字数の文字列を表示可能な表示装置にメッセージを表示するメッセージ表示装置が開示されている。このメッセージ表示装置は、メッセージの文字列データが使用言語毎に記憶されたメッセージデータ記憶手段と、メッセージ表示に使用する言語を選択して設定しておく言語選択手段とを備える。また、メッセージ表示を行う必要がある状態を検出した場合に、言語選択手段によって設定されている使用言語の文字列データをメッセージデータ記憶手段から読み出す読み出し手段と、読み出した文字列データの文字数をカウントする文字数計数手段とを備える。さらに、文字数に対して、使用言語毎に決められている定数を乗算して文字列データの表示時間を算出する算出手段と、文字列データを表示装置へ表示し、表示時間経過した時点で表示した文字列データを消去する表示制御手段とを備える。
また、特許文献2には、メッセージを表示する画像形成装置が開示されている。この画像形成装置は、ファクシミリ、コピー、スキャナ、プリンタの機能が複数のメッセージを切り換えて表示する場合に、表示するメッセージの長さに合わせて個々のメッセージの表示時間を切り換える機能を有する表示制御サービスモジュールを備える。
特開2006-155369号公報 特開2006-115353号公報
画像形成装置等の装置における操作画面では、ユーザの操作を補助するために、ポップアップやバナー等によりメッセージを表示することがある。このメッセージは、予め定められた表示時間にて表示された後に、消去される。ところが、この表示時間が一定であると、メッセージの内容によっては、ユーザが表示時間内に読み切れなかったり、既に読み終わっているのにもかかわらず表示し続ける場合があり、ユーザが不便を感じることがある。
本発明は、操作画面にメッセージを表示時間を一定で表示する場合と比較して、ユーザが不便を感じにくい表示制御装置等を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、表示装置にメッセージを表示するときの表示時間を、複数のメッセージの各々についてユーザ毎に管理する管理手段と、ユーザの操作に基づき前記表示時間を設定する設定手段と、前記管理手段により管理された前記表示時間に基づきメッセージの表示を制御する制御手段と、を備え、前記設定手段は、ユーザの認証の状態に応じて前記表示時間を設定し、ユーザが認証された状態では、予め定められた最長時間より短い時間であり、予め定められた最短時間より長い時間を当該表示時間として設定し、ユーザが未認証の状態では、当該表示時間を変更するか否かを判断し、認証を行う対象となる装置が複数人で使用するものである場合は、当該表示時間を変更しないことを特徴とする表示制御装置である。
請求項2に記載の発明は、前記設定手段は、ユーザが認証された状態では、メッセージの表示を開始したときからユーザが予め定められた操作を行ったときまでの時間を前記表示時間として設定することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置である。
請求項3に記載の発明は、前記制御手段は、ユーザが予め定められた操作を行ったときにメッセージを消去することを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置である
求項に記載の発明は、前記設定手段は、ユーザが認証された状態では、ユーザの認証の頻度に応じて前記表示時間を設定することを特徴とする請求項に記載の表示制御装置である。
請求項に記載の発明は、前記設定手段は、ユーザが認証された状態では、前回ユーザが認証したときからの期間に応じて前記表示時間を設定することを特徴とする請求項に記載の表示制御装置である。
請求項に記載の発明は、メッセージの表示を行う表示装置と、メッセージの表示を制御する表示制御装置と、を備え、前記表示制御装置は、前記表示装置にメッセージを表示するときの表示時間を、複数のメッセージの各々についてユーザ毎に管理する管理手段と、ユーザの操作に基づき前記表示時間を設定する設定手段と、前記管理手段により管理された前記表示時間に基づきメッセージの表示を制御する制御手段と、を備え、前記設定手段は、ユーザの認証の状態に応じて前記表示時間を設定し、ユーザが認証された状態では、予め定められた最長時間より短い時間であり、予め定められた最短時間より長い時間を当該表示時間として設定し、ユーザが未認証の状態では、当該表示時間を変更するか否かを判断し、認証を行う対象となる装置が複数人で使用するものである場合は、当該表示時間を変更しないことを特徴とする表示制御システムである
求項に記載の発明は、コンピュータに、表示装置にメッセージを表示するときのメッセージの表示時間を、複数のメッセージの各々についてユーザ毎に管理する管理機能と、ユーザの操作に基づき前記表示時間を設定する設定機能と、前記管理機能により管理された前記表示時間に基づきメッセージの表示を制御する制御機能と、を実現させ、前記設定機能は、ユーザの認証の状態に応じて前記表示時間を設定し、ユーザが認証された状態では、予め定められた最長時間より短い時間であり、予め定められた最短時間より長い時間を当該表示時間として設定し、ユーザが未認証の状態では、当該表示時間を変更するか否かを判断し、認証を行う対象となる装置が複数人で使用するものである場合は、当該表示時間を変更しないことを特徴とするためのプログラムである。
請求項1の発明によれば、操作画面にメッセージを表示時間を一定で表示する場合と比較して、ユーザが不便を感じにくい表示制御装置を提供できる。
請求項2の発明によれば、ユーザがメッセージの確認を行った時間を、より容易に把握することができる。
請求項3の発明によれば、ユーザがメッセージの確認を行った後に、メッセージが表示し続けることを抑制することができる
求項の発明によれば、ユーザの慣れの程度を考慮して、表示時間を設定することができる。
請求項の発明によれば、ユーザの慣れの程度を予測することができる。
請求項の発明によれば、操作画面にメッセージを表示時間を一定で表示する場合と比較して、ユーザが不便を感じにくい表示制御システムを提供できる。
請求項の発明によれば、操作画面にメッセージを表示時間を一定で表示する場合と比較して、ユーザが不便を感じにくい機能をコンピュータにより実現できる。
画像形成装置のハードウェア構成例を示した図である。 操作パネルに表示される画像の一例を示した図である。 (a)~(b)は、図2で示すホーム画面上にバナーの表示を行ったときの一例を示した図である。 制御手段の機能構成例を示したブロック図である。 第1の実施形態における画像形成装置の動作の第1の例について説明したフローチャートである。 第1の実施形態における画像形成装置の動作の第1の例について説明したシーケンス図である。 第1の実施形態における画像形成装置の動作の第2の例について説明したフローチャートである。 第1の実施形態における画像形成装置の動作の第2の例について説明したシーケンス図である。 第1の実施形態における画像形成装置の動作の第3の例について説明したフローチャートである。 第1の実施形態における画像形成装置の動作の第3の例について説明したシーケンス図である。 記憶部にてメッセージの表示時間について管理するためのメッセージテーブルについて示した図である。 第2の実施形態における画像形成装置の動作について説明したフローチャートである。 第2の実施形態における画像形成装置の動作について説明したシーケンス図である。 第3の実施形態における画像形成装置の動作について説明したフローチャートである。 第3の実施形態における画像形成装置の動作について説明したシーケンス図である。 警告時間について管理するための警告テーブルについて示した図である。
<画像形成装置10の全体構成の説明>
図1は、画像形成装置10のハードウェア構成例を示した図である。
画像形成装置10は、表示制御システムの一例であり、用紙等の記録材に画像を形成し、印刷媒体として出力する装置である。画像形成装置10は、プリンタ機能を備えるが、これに加えて例えば、スキャナ機能、ファクシミリ機能等の他の画像処理機能を備えている。
図示するように、画像形成装置10は、CPU(Central Processing Unit)11と、RAM(Random Access Memory)12と、ROM(Read Only Memory)13と、ストレージ(Hard Disk Drive)14と、操作パネル15と、画像読み取り部16と、画像形成部17と、通信I/F18と、センサ19と、認証部20とを備える。そして、これらがバスBを介して必要なデータのやりとりを行う。
CPU11は、ROM13等に記憶された各種プログラムをRAM12にロードして実行することにより、後述する各機能を実現する。
RAM12は、CPU11の作業用メモリ等として用いられるメモリである。
ROM13は、CPU11が実行する各種プログラム等を記憶するメモリである。
ストレージ14は、画像読み取り部16が読み取った画像情報や画像形成部17における画像形成にて用いる画像情報等を記憶する。ストレージ14は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)などの磁気ディスク装置、SSD(Solid State Drive)である。
操作パネル15は、表示装置あるいは自装置に関する情報を表示する表示手段の一例である。操作パネル15は、各種情報の表示やユーザからの操作入力の受付を行う。操作パネル15は、例えばタッチパネルである。
画像読み取り部16は、原稿の画像を読み取る読取手段の一例であり、原稿に記録された画像を読み取る。ここで、画像読み取り部16は、例えばスキャナであり、光源から原稿に照射した光に対する反射光をレンズで縮小してCCD(Charge Coupled Devices)で受光するCCD方式や、LED光源から原稿に順に照射した光に対する反射光をCIS(Contact Image Sensor)で受光するCIS方式のものを用いるとよい。
画像形成部17は、記録材に画像の形成を行う画像形成手段の一例である。ここで、画像形成部17は、例えばプリンタであり、感光体に付着させたトナーを用紙等の記録材に転写して像を形成する電子写真方式や、インクを記録材上に吐出して像を形成するインクジェット方式のものを用いるとよい。
通信I/F18は、ネットワークを介して他の装置との間で各種情報の送受信を行う。
センサ19は、画像形成装置10に生じる種々の状態を検知する。センサ19は、例えば、記録材や原稿の有無を検知する。また、記録材の詰まりを検知する。あるいは、センサ19は、ユーザによりなされた操作を検知する。例えば、記録材を入れたトレイが引き出されたか否か等を検知する。
認証部20は、ユーザの認証を行う装置である。認証部20は、例えば、カードリーダであり、ユーザが所持するIDカード等を読み取ることで認証を行う。また、認証部20は、例えば、近距離無線通信(例えば、NFC:Near Field Communication)装置であり、ユーザが所持するIDカード等をかざすことで無線通信を行い、認証を行う。
また、本実施の形態では、画像読み取り部16、画像形成部17、および通信I/F18で、画像形成装置10で行う処理を実現する処理機構200を構成する。
さらに、本実施の形態では、CPU11、RAM12、ROM13、およびストレージ14で、自装置である画像形成装置10の処理機構200の制御を行う制御手段100を構成する。
<画像形成装置10の動作の説明>
このような画像形成装置10を使用して、ユーザは、例えば、原稿のコピーを行うことができる。即ち、画像読み取り部16によって読み取られた原稿の画像情報を基に、画像形成部17により画像を記録材上に形成することで原稿をコピーすることができる。また、ユーザは、画像形成装置10に接続されたLAN(Local Area Network)等のネットワーク(図示せず)および通信I/F18を介してPC(Personal Computer)等の外部装置(図示せず)から、印刷のジョブを画像形成装置10に送信することでプリントを行うことができる。即ち、印刷のジョブに含まれる画像情報を基に、画像形成部17により画像を記録材上に形成することでプリントすることができる。さらに、ユーザは、ファクシミリの送受信を行うことができる。即ち、画像読み取り部16によって読み取られた原稿の画像情報をネットワークおよび通信I/F18を介して送信できる。あるいは、ユーザは、原稿のスキャンを行うことができる。即ち、画像読み取り部16によって読み取られた原稿の画像情報を、ネットワークおよび通信I/F18を介して外部装置に保存できる。
<操作パネル15の説明>
次に操作パネル15についてさらに詳しく説明を行う。
操作パネル15は、上述したように、例えばタッチパネルである。操作パネル15をタッチパネルにすることで、画像形成装置10の画像形成条件などの各種情報はタッチパネルに表示される。そして、ユーザは、タッチパネルをタッチすることで画像形成条件などの入力操作を行う。また、上述したコピー等の処理を開始するスタートボタンを備えていてもよい。また、操作パネル15では、他に、機能を説明するガイドや機能設定時の禁則といったユーザ操作を補助するメッセージを表示要素として表示する。以下、この事項についてより詳しく説明を行う。
例えば、操作パネル15は、以下のように動作する。
図2は、操作パネル15に表示される画像の一例を示した図である。
この場合、操作パネル15には、画像形成装置10が備える機能を実行するためのアイコンIの一覧が画像として表示されている。この画像は、いわゆるホーム画面である。またこのとき表示されているアイコンIは、予め定められた処理に関連付けられ、選択されることで処理を行う。
図示する例では、操作パネル15は、コピー、ファクス/インターネットファクス、スキャナ(メール送信)、ジョブフロー、どこでもプリント、らくらくファクス、スキャナ(PC保存)、スキャナ(ボックス保存)、ワンタッチコピー、ボックス操作、ジョブメモリ、デジカメプリントのそれぞれの機能を表すアイコンIを表示し、これを一覧としている。
そして、ユーザは、目的の機能を利用するためには、何れかのアイコンを選択する選択操作を行う。
選択操作は、例えば、ユーザがアイコンIをタッチする操作である。ユーザがアイコンIをタッチすると、例えば、アイコンIに関連付けられた機能に対応する設定画面が表示される。例えば、「コピー」のアイコンIをタッチすると、原稿のコピーを行うための設定画面として、コピーを行う枚数、使用する用紙の選択、白黒/カラーの選択、拡大/縮小の設定を行う画面が表示される。そして、設定後、ユーザが、図示しないスタートボタン等を押下すると、実際のコピー動作が開始される。
また操作パネル15において、ユーザに対し、注意喚起を行う場合、警告を行う場合、案内を行う場合など、画面上に他の画像を重ねて表示する場合がある。この他の画像は、例えば、バナーである。
図3(a)~(b)は、図2で示すホーム画面上にバナーの表示を行ったときの一例を示した図である。
図3(a)の例では、ホーム画面(第1の画像)の下端にバナーVの表示がされた例を示している。このように、本実施の形態では、バナーV等のメッセージを表示するときには、ホーム画面等の画像上に重なる状態で表示を行う。即ち、メッセージを表示するときには、ホーム画面等の画像上に重畳状態で表示を行う。
図3(a)の例では、ユーザへの警告として、「トナーの残量が少なくなっています。」のバナーVが表示されている。この場合、バナーVは、いったんホーム画面の下端に表示された後、予め定められた時間の経過後に、表示を変更する動作が行われる。ここでは、バナーVは、アニメーション動作を行いつつ非表示になる。またバナーVは、ユーザがバナーVの内容を確認し、バナーVをタッチするなどの確認操作を行ったときにも同様にアニメーション動作を行いつつ非表示になる。
このときバナーVは、図3(a)のようにホーム画面の下端に表示された後、ホーム画面の下方に向けスライドしつつ移動し、ホーム画面外に隠れるようなアニメーション動作を行うことで非表示になる。図3(b)は、アニメーション動作を行っている最中の状態を示している。そして、完全にホーム画面外に隠れると、図2の通常のホーム画面に戻る。なおここでは、バナーVがアニメーション動作を行うことで非表示になる場合を示したが、アニメーション動作を行わずに、バナーVを非表示にしてもよい。またここでは、バナーをホーム画面の下端に表示したが、表示する画面は、ホーム画面以外のどの画面でもよく、さらに、下端とは限らず、何れの箇所であってもよい。そしてここでは、バナーVをタッチすることで確認操作を行ったが、別途閉じるボタンを用意し、これを押下することで、バナーVを消去してもよい。さらにここでは、バナーVを表示する場合を示したが、表示の形態は特に限られるものではない。例えば、ポップアップ表示であってもよい。
このように、メッセージを、入力受付用の表示要素の上にバナーVやポップアップ等の形で重畳して表示する場合、下側の入力受付用の表示要素のうち、重畳されたメッセージ用の表示要素に覆われた部分にあるアイコン等の入力部は、ユーザが操作することができない。この例では、図3(a)のようにホーム画面の下端にバナーVの表示を行うと、ホーム画面に表示されているアイコンIのうち最も下の列に配列するアイコンIの一部が隠される。なお、隠されるのは、アイコンIに限られるものではなく、例えば、メニュー等である場合もある。
そこで、メッセージ用の表示要素を、表示開始から予め定められた時間が経過したり、その表示要素内にある消去ボタンが押下されたりした場合に消去することで、覆われた部分にあるアイコンI等を操作できるようにしている。メッセージの内容によっては消去時間内に読み切れず再度同じ操作を実施したり、逆に表示時間が長いため、毎回消去ボタンを押下してから次のユーザ操作を行う必要があるため、ユーザは、メッセージに対し煩わしさを感じる場合がある。
そこで、本実施の形態では、バナーVなどが表示されているときに、メッセージ表示の内容毎に消去時間を可変とし、ユーザがメッセージを読み切ったと機器が判断した時点で自動消去することで、上記問題の抑制を図っている。
以下、これを実現する制御手段100の構成について説明を行う。
<制御手段100の説明>
図4は、制御手段100の機能構成例を示したブロック図である。
なお図4では、制御手段100が有する種々の機能のうち本実施の形態に関係するものを選択して図示している。
本実施の形態では、制御手段100は、メッセージの表示を制御する表示制御装置の一例である。そして、図示するように制御手段100は、各種情報を記憶する記憶部110と、操作パネル15の画面の表示を制御する表示制御部120と、画像形成装置10全体の制御を行う主制御部130とを備える。
記憶部110は、管理手段の一例であり、操作パネル15にメッセージを表示するときの表示時間を、複数のメッセージの各々についてユーザ毎に管理する。また、記憶部110は、表示時間の他、画像形成装置10の設定情報、画像情報、ユーザのIDおよびパスワード等の各種情報を記憶する。記憶部110は、例えば、RAM12、ROM13、ストレージ14により実現することができる。
表示制御部120は、操作パネル15における画像の表示を制御する。即ち、表示制御部120は、図2や図3で説明したような画像の画像情報を作成する。そして、作成した画像情報を出力し、操作パネル15で、図2や図3で説明したような画像が表示される。
表示制御部120は、制御手段の一例であり、記憶部110により管理された表示時間に基づきメッセージの表示を制御する。つまり表示制御部120は、上述したバナーV等の表示時間を制御する。
また、表示制御部120は、設定手段の一例であり、ユーザの操作に基づき表示時間を設定する。ユーザの操作は、例えば、バナーVをタッチするなどの確認操作を行ったときである。詳しくは後述するが、画像形成装置10の処理機構200に対し、予め定められた操作を行ったときである。この場合、画像形成装置10の処理機構200に備えられたセンサ19によりユーザの操作が検知され、表示制御部120に送られる。
主制御部130は、画像形成装置10の処理機構200に対し制御信号を出力し、処理機構200を制御することで画像形成装置10全体の制御を行う。例えば、スキャン処理の場合は、主制御部130は、画像読み取り部16を制御し原稿の画像を読み取る読み取り処理を行なう。さらに、主制御部130は、画像処理を行ない、画像処理後の画像情報を出力する。また例えば、コピー処理の場合は、主制御部130は、画像読み取り部16を制御し原稿の画像を読み取る読み取り処理を行なう。さらに主制御部130は、画像処理を行ない、画像処理後の画像情報を画像形成部17に送り、画像形成部17を制御して印刷を行なう。
表示制御部120および主制御部130は、例えば、CPU11により実現することができる。
次に、制御手段100の動作についてさらに詳しく説明を行なう。ここでは、制御手段100の動作を、第1の実施形態~第3の実施形態に分けて説明を行なう。
[第1の実施形態]
第1の実施形態では、画像形成装置10の処理機構200へユーザが予め定められた操作を行ったときに、この操作の時間を基にメッセージの表示を制御する場合について説明を行う。なお以下、ユーザが画像形成装置10でコピー等のジョブを行うために、スタートボタンを押下し、その際に用紙切れにより、バナーV等により警告のメッセージを表示する場合の動作について、説明を行う。
図5は、第1の実施形態における画像形成装置10の動作の第1の例について説明したフローチャートである。また、図6は、第1の実施形態における画像形成装置10の動作の第1の例について説明したシーケンス図である。
まず、ユーザがコピー等のジョブを行うために、操作パネル15におけるスタートボタンを押下する(ステップ101)。
次に、表示制御部120が、スタートボタンの押下を受けて、主制御部130にジョブの起動指示を行う(ステップ102)。
このとき、用紙切れにより、コピー等のジョブが起動できない場合、主制御部130は、指示されたジョブが起動できないとして、ジョブの起動失敗を表示制御部120に返す(ステップ103)。
そして、表示制御部120は、ジョブが起動できない旨をその原因とともに、操作パネル15にメッセージとして表示する制御を行う(ステップ104)。この場合、例えば、「用紙切れのため、ジョブが実行できません。用紙を補充してください。」のバナーVの表示を行う。
次に、ユーザが操作パネル15を操作し、メッセージの確認操作を行う(ステップ105)。この確認操作は、上述したように、バナーVをタッチしたり、閉じるボタンを押下することにより行う。
ユーザの確認操作を受けて、表示制御部120は、メッセージであるバナーVを消去し、非表示にする(ステップ106)。このように、第1の実施形態では、表示制御部120は、ユーザが予め定められた操作を行ったときにメッセージを消去する。
また、表示制御部120は、バナーVを表示してからユーザが、確認操作を行うまでの時間を計測し、その時間を記憶部110にて記憶し、管理する(ステップ107)。
以後、このユーザについて、上述した「用紙切れのため、ジョブが実行できません。用紙を補充してください。」のバナーVの表示を行う際の表示時間は、表示制御部120が計測した時間とする。
図7は、第1の実施形態における画像形成装置10の動作の第2の例について説明したフローチャートである。また、図8は、第1の実施形態における画像形成装置10の動作の第2の例について説明したシーケンス図である。
ここで、ステップ201~ステップ204は、図5のステップ101~ステップ104と同様であるので、説明を省略する。
ステップ205以降は、画像形成装置10について状態変化が生じたときに、その状態変化をセンサ19が検知し、検知信号を主制御部130に送る(ステップ205)。この場合、状態変化とは、例えば、ユーザが用紙を補充するため、ユーザにより、用紙を収容する用紙カセットが引き出された操作である。
主制御部130は、この状態変化について、表示制御部120に通知する(ステップ206)。
通知を受けた表示制御部120は、用紙を収容する用紙カセットが引き出された操作は、この場合、ユーザが予め定められた操作を行った結果であると判断し(ステップ207)、表示制御部120は、メッセージであるバナーVを消去し、非表示にする(ステップ208)。
また、表示制御部120は、バナーVを表示してから、ユーザがこの操作を行い、センサ19が検知するまでの時間を計測し、その時間を記憶部110にて記憶して、管理する(ステップ209)。
図9は、第1の実施形態における画像形成装置10の動作の第3の例について説明したフローチャートである。また、図10は、第1の実施形態における画像形成装置10の動作の第3の例について説明したシーケンス図である。
ここで、ステップ301~ステップ304は、図5のステップ101~ステップ104と同様であるので、説明を省略する。
ステップ305以降は、認証部20がユーザによる認証操作を検知したときは、認証部20が、検知信号を主制御部130に送る(ステップ305)。この場合、認証操作は、例えば、ユーザが認証部20にIDカードをかざした等の操作である。
主制御部130は、認証操作について、表示制御部120に通知する(ステップ306)。
通知を受けた表示制御部120は、認証操作は、この場合、ユーザが予め定められた操作を行った結果であると判断し(ステップ307)、表示制御部120は、すぐにバナーVを消去し、非表示にする(ステップ308)。
また、表示制御部120は、バナーVを表示してから、ユーザが認証操作を行い、認証部20が検知するまでの時間を計測し、その時間を記憶部110にて記憶して、管理する(ステップ309)。
図11は、記憶部110にてメッセージの表示時間について管理するためのメッセージテーブルTmについて示した図である。
図示するメッセージテーブルTmは、次のようなデータ構造を有する。
即ち、メッセージテーブルTmは、メッセージID、ユーザID、および自動消去時間の各項目が設定される。ここで、メッセージIDは、各メッセージに付与されるIDである。また、ユーザIDは、各ユーザに付与されるIDである。そして、自動消去時間は、上述したメッセージの表示時間である。
また、メッセージテーブルTmでは、メッセージID毎およびユーザID毎にそれぞれ自動消去時間が設定される。つまり、記憶部110では、メッセージテーブルTmを使用することにより、操作パネル15にメッセージを表示するときの表示時間を、複数のメッセージの各々についてユーザ毎に管理する。
例えば、メッセージIDがMSG00000001のメッセージについては、ユーザIDがYAMADA_LV10のユーザに対して、自動消去時間が、3秒に設定されている。また、同メッセージIDのユーザIDがAOKI_LV15のユーザに対しては、自動消去時間が、7秒に設定されている。
さらに、メッセージテーブルTmでは、メッセージID毎に初期値の自動消去時間が設定される。図示するメッセージテーブルTmでは、ユーザIDが「-」である行の自動消去時間が初期値であり、メッセージIDがMSG00000001のメッセージについては、12秒、メッセージIDがMSG00000002のメッセージについては、10秒が設定される。この時間は、例えば、メッセージの長さにより設定され、メッセージが長いほど長く設定され、メッセージが短いほど短く設定される。そして、この時間は、ユーザがメッセージを最初に見るときに設定される表示時間である。また、この時間は、各メッセージについて表示時間として設定される最長時間となり、ユーザが慣れるに従い、この予め定められた最長時間より短い時間が設定される。一方、表示時間は、予め定められた最短時間より長い時間で設定されることが好ましい。つまり、この最低時間より短い時間でユーザがメッセージを確認するのは、無理であるという時間を設定し、ユーザにメッセージの確認がおろそかにならないようにする。
第1の実施形態では、表示制御部120は、メッセージの表示を開始したときからユーザが予め定められた操作を行ったときまでの時間を表示時間として設定する。この予め定められた操作は、上記第1の例では、メッセージの確認操作である。また、上記第2の例では、ユーザにより用紙カセットが引き出された操作である。さらに、上記第3の例では、ユーザがIDカードを認証部20にかざす操作である。
つまり、このユーザに対し、このバナーVの表示に関しては、この時間内にて確認が行えることが把握できるため、以後、この時間を表示時間とすればよい。これにより、ユーザがメッセージの確認を行った後であっても、長々とメッセージが表示され続けることが抑制される。また、ユーザが、タッチ等の確認操作を行わなくても、ちょうどよいタイミングで、いわば自動的にメッセージが消去される。即ち、ユーザは、メッセージが表示されても煩わしさを感じにくくなる。
また、ユーザがメッセージを確認する時間は、ユーザが操作に慣れるに従い、短くなるのが通例である。つまり、最初は、メッセージを確認するのに、時間を要するが、メッセージは、同じようなパターンが繰り返し出されることも多く、ユーザは、そのメッセージの表示に慣れてしまい、何回もメッセージを見るうちに、確認の時間が短くなる。本実施の形態では、メッセージが表示されると、ユーザ毎に確認時間を更新し、記憶部110にて管理する。そして、次に同じメッセージが表示されると、更新した確認時間にてメッセージの表示を行う。これにより、ユーザの慣れの程度に応じて、メッセージの表示時間の設定をすることができる。そして、ユーザの操作の慣れの程度に従い、更新毎に確認時間を短く設定していくことが可能となり、ユーザは、メッセージが表示されても煩わしさを感じにくくなる。
[第2の実施形態]
第2の実施形態では、表示制御部120が、ユーザの認証の状態に応じて表示時間を設定する場合について説明を行う。
図12は、第2の実施形態における画像形成装置10の動作について説明したフローチャートである。また、図13は、第2の実施形態における画像形成装置10の動作について説明したシーケンス図である。
ここで、ステップ401~ステップ403は、図5のステップ101~ステップ103と同様であるので、説明を省略する。
ステップ404以降は、表示制御部120は、メッセージを作成する(ステップ404)。この場合、例えば、「用紙切れのため、ジョブが実行できません。用紙を補充してください。」のバナーVの作成を行う。
次に、表示制御部120は、主制御部130に対し、ユーザの認証状態の問い合わせを行う(ステップ405)。これに対し、主制御部130は、表示制御部120に認証を行ったユーザIDを返す(ステップ406)。なお、このとき主制御部130は、ユーザが認証を行っているときは、ユーザIDを返すが、未認証であるときは、未認証である旨を返す。
そして、表示制御部120は、記憶部110を参照し、図11に示したようなメッセージテーブルTmの中からメッセージIDおよび主制御部130から取得したユーザIDに対応する自動消去時間の取得を行う(ステップ407)。なお、ユーザが未認証であるとき、主制御部130は、図11におけるユーザIDが「-」の自動消去時間を返す。即ち、このときの自動消去時間は、各メッセージにおいて予め設定される最長時間となる。そして、表示制御部120は、ユーザが未認証の状態では、各メッセージにおいて予め定められる最長時間を表示時間として設定する。
次に、表示制御部120は、ステップ404で作成したメッセージの表示を行う(ステップ408)。この場合、表示制御部120は、操作パネル15にバナーVの表示を行う。
そして、表示制御部120は、メッセージの表示タイマを起動する(ステップ409)。
次に、ユーザが操作パネル15を操作し、メッセージの確認操作を行う(ステップ410)。この確認操作は、上述したように、バナーVをタッチしたり、閉じるボタンを押下することにより行う。
ユーザの確認操作を受けて、表示制御部120は、メッセージであるバナーVを消去し、非表示にする(ステップ411)。
そして、表示制御部120は、メッセージの表示タイマを終了し(ステップ412)、計測値を取得する(ステップ413)。
さらに、表示制御部120は、ユーザの認証状態として、認証を行っているか否かを判断する(ステップ414)。
その結果、認証を行っていた場合(ステップ414でYes).メッセージの表示タイマの計測値で、記憶部110における自動消去時間を更新する(ステップ415)。
対して、認証を行っていなかった場合(ステップ414でNo).表示制御部120は、図11におけるユーザIDが「-」の自動消去時間を更新するか否かを決定する(ステップ416)。更新する場合としては、例えば、画像形成装置10が1人のユーザにより使用されており、初期値として設定されるユーザIDが「-」の自動消去時間を変更しても問題ない場合である。一方、更新する場合としては、例えば、画像形成装置10が複数人のユーザにより使用されており、初期値として設定されるユーザIDが「-」の自動消去時間を変更するのは問題がある場合である。
その結果、更新する場合、ステップ415に移行する。対して、更新しない場合、一連の処理を終了する。
このように、本実施の形態では、表示制御部120は、ユーザが認証されている場合では、記憶部110におけるメッセージを表示する表示時間を変更する。一方、表示制御部120は、ユーザが未認証の状態では、表示時間を変更するか否かを判断する。
以上説明したように、第2の実施形態では、表示制御部120が、ユーザの認証の状態に応じて表示時間を設定する。即ち、ユーザが、認証を行っている場合、ユーザが未認証の状態では、各メッセージにおいて予め定められる最長時間を表示時間として設定する。これにより、未認証のユーザの場合、操作に不慣れであると想定され、未認証のユーザであっても、予め定められる最長時間を表示時間として設定することで、このユーザに合わせた表示時間を設定することができる。
また、表示制御部120は、ユーザが未認証の状態では、表示時間を変更するか否かを判断し、例えば、認証を行う対象となる装置である画像形成装置10が複数人で使用するものである場合は、表示時間を変更せず、1人で使用する場合は、表示時間を変更する。つまり、複数人で使用する場合は、操作に不慣れなユーザが含まれる可能性があるため変更しないが、1人で使用する場合は、表示時間をこのユーザに合わせ表示時間を変更してもかまわないため、変更を行う。
なお、表示制御部120は、ユーザの認証の頻度に応じて表示時間を設定するようにしてもよい。例えば、表示制御部120は、前回ユーザが認証したときからの期間に応じて表示時間を設定する。つまり、前回ユーザが認証したときから、より時間が経過するほどユーザが画像形成装置10の操作を忘れる場合が多くなる。よって、前回ユーザが認証したときから、予め定められた時間が経過していないときは、表示時間の変更をそのまま行うが、予め定められた時間を超えたときは、表示時間の変更の大きさを通常より小さくする。これにより、ユーザの操作の慣れの程度に応じて、メッセージの表示時間の設定をすることができる。また、最近1ヶ月など、予め定められた期間内の認証の回数によって表示時間を設定してもよい。この場合、予め定められた回数を超えているときは、表示時間の変更をそのまま行うが、予め定められた回数以下であるときは、表示時間の変更の大きさを通常より小さくする。
[第3の実施形態]
第3の実施形態では、ユーザにメッセージとして警告を発する場合について説明を行う。ここでは、ユーザが画像読み取り部16において原稿の取り忘れを行ったときに警告を行う場合を例として取り上げ、警告を行うまでの警告時間を管理する場合について説明を行う。
図14は、第3の実施形態における画像形成装置10の動作について説明したフローチャートである。また、図15は、第3の実施形態における画像形成装置10の動作について説明したシーケンス図である。
ここで、ステップ501~ステップ502は、図5のステップ101~ステップ102と同様であるので、説明を省略する。
ステップ503以降は、主制御部130が、処理機構200として画像読み取り部16を動作させ、原稿の読み取りを行う(ステップ503)。
そして、原稿の読み取りが終了した時点で、主制御部130は、警告タイマを起動する(ステップ504)。
また、主制御部130は、処理機構200として画像形成部17を動作させ、読み取った原稿の画像形成を行う(ステップ505)。
そして、主制御部130は、原稿が取り除かれた否かを判断する(ステップ506)。原稿が取り除かれたか否かは、その状態変化をセンサ19が検知し、検知信号が主制御部130に送られたか否かでわかる。
その結果、原稿が取り除かれた場合(ステップ506でYes)、主制御部130は、警告タイマを終了し(ステップ507)、計測値を取得する(ステップ508)。
また、主制御部130は、計測値である原稿の読み取りが終了したときから原稿が取り除かれたときまでの時間を記憶部110にて記憶して、警告時間として管理する(ステップ509)。この管理は、以下に説明する警告テーブルTkにより行う。
図16は、警告時間について管理するための警告テーブルTkについて示した図である。
警告テーブルTkは、警告ID、ユーザID、および警告時間の各項目が設定される。警告IDは、各警告に付与されるIDである。また、ユーザIDは、各ユーザに付与されるIDである。そして、警告時間は、警告を行うまでの時間である。
この警告テーブルTkでは、警告ID毎およびユーザID毎にそれぞれ警告時間が設定される。つまり、記憶部110では、警告テーブルTkを使用することにより、警告時間を、複数の警告の各々についてユーザ毎に管理する。
さらに、警告テーブルTkでは、警告ID毎に初期値の警告時間が設定される。図示する警告テーブルTkでは、ユーザIDが「-」である行の警告時間が初期値である。このように、図16に示した警告テーブルTkは、図11の示したメッセージテーブルTmと類似のデータ構造を取る。
図14および図15に戻り、原稿が取り除かれない場合(ステップ506でNo)、主制御部130は、記憶部110を参照し、警告テーブルTkの中から警告IDおよび主制御部130から取得したユーザIDに対応する警告時間の取得を行う(ステップ510)。なお、ユーザが未認証であるとき、主制御部130は、図16におけるユーザIDが「-」の時間を返す。
次に、主制御部130は、警告タイマが取得した警告時間を超えたか否かを判断する(ステップ511)。
その結果、警告時間を超えていない場合(ステップ511でNo)、ステップ506に戻る。
対して、警告時間を超えた場合(ステップ511でYes)、主制御部130は、例えば、音声にて警告を行う(ステップ512)。この警告は、例えば、原稿が取り除かれていない旨をユーザに通知するものである。なお、音声に換わり、または音声とともに、操作パネル15に警告のメッセージを表示するようにしてもよい。
このように、第3の実施形態では、記憶部110は、メッセージとして、画像読み取り部16における原稿の取り忘れについてユーザに知らせる警告を行う警告時間を管理し、主制御部130は、画像読み取り部16からユーザが原稿を取り除くタイミングにより警告時間を設定する。なお、第3の実施形態では、主制御部130が、ユーザの操作に基づき警告時間を設定する設定手段として機能する。
第3の実施形態では、主制御部130は、原稿の読み取りが終了したときからユーザが原稿を取り除いたときまでの時間を警告時間として設定する。原稿を取り除く際は、原稿の読み取りが終了した時点で原稿を取り除くユーザや、コピー等が終了するまで原稿を取り除かないユーザなど、個人差がある。そして原稿の取り忘れを警告するまでの警告時間を一律に設定した場合、ユーザ毎の個人差を考慮しない。その結果、ユーザが、原稿を取り除く意思があるにも関わらず、警告されるときがあるなど、ユーザが煩わしさを感じる場合がある。本実施の形態では、この個人差を考慮して警告時間を管理する。そして、各ユーザに対し、より適したタイミングで警告を発することができる。その結果、ユーザの原稿の取り忘れを抑制することができるとともに、ユーザは、煩わしさを感じにくくなる。
<プログラムの説明>
ここで、以上説明を行った本実施の形態における制御手段100が行う処理は、例えば、アプリケーションソフトウェア等のプログラムとして用意される。そして、制御手段100が行う処理は、ソフトウェアとハードウェア資源とが協働することにより実現される。
よって、本実施の形態で、制御手段100が行う処理を実行するプログラムは、コンピュータに、操作パネル15にメッセージを表示するときのメッセージの表示時間を、複数のメッセージの各々についてユーザ毎に管理する管理機能と、ユーザの操作に基づき表示時間を設定する設定機能と、管理機能により管理された表示時間に基づきメッセージの表示を制御する制御機能と、を実現させるためのプログラムとして捉えることもできる。
なお上述した例では、表示制御装置として画像形成装置10に適用する場合を例に取り説明を行なったがこれに限るものではない。即ち、メッセージを表示したり、音声により発する装置であれば、本実施の形態の適用が可能である。例えば、携帯電話、スマートフォン、タブレットのような携帯端末やカーナビゲーション装置のようなナビゲーション機器に対しても適用できる。
なお、本実施の形態を実現するプログラムは、通信手段により提供することはもちろん、CD-ROM等の記録媒体に格納して提供することも可能である。
以上、本実施の形態について説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、種々の変更または改良を加えたものも、本発明の技術的範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10…画像形成装置、15…操作パネル、100…制御手段、110…記憶部、120…表示制御部、130…主制御部、Tm…メッセージテーブル、Tk…警告テーブル

Claims (7)

  1. 表示装置にメッセージを表示するときの表示時間を、複数のメッセージの各々についてユーザ毎に管理する管理手段と、
    ユーザの操作に基づき前記表示時間を設定する設定手段と、
    前記管理手段により管理された前記表示時間に基づきメッセージの表示を制御する制御手段と、
    を備え
    前記設定手段は、ユーザの認証の状態に応じて前記表示時間を設定し、ユーザが認証された状態では、予め定められた最長時間より短い時間であり、予め定められた最短時間より長い時間を当該表示時間として設定し、ユーザが未認証の状態では、当該表示時間を変更するか否かを判断し、認証を行う対象となる装置が複数人で使用するものである場合は、当該表示時間を変更しないことを特徴とする表示制御装置。
  2. 前記設定手段は、ユーザが認証された状態では、メッセージの表示を開始したときからユーザが予め定められた操作を行ったときまでの時間を前記表示時間として設定することを特徴とする請求項1に記載の表示制御装置。
  3. 前記制御手段は、ユーザが予め定められた操作を行ったときにメッセージを消去することを特徴とする請求項2に記載の表示制御装置。
  4. 前記設定手段は、ユーザが認証された状態では、ユーザの認証の頻度に応じて前記表示時間を設定することを特徴とする請求項に記載の表示制御装置。
  5. 前記設定手段は、ユーザが認証された状態では、前回ユーザが認証したときからの期間に応じて前記表示時間を設定することを特徴とする請求項に記載の表示制御装置。
  6. メッセージの表示を行う表示装置と、
    メッセージの表示を制御する表示制御装置と、
    を備え、
    前記表示制御装置は、
    前記表示装置にメッセージを表示するときの表示時間を、複数のメッセージの各々についてユーザ毎に管理する管理手段と、
    ユーザの操作に基づき前記表示時間を設定する設定手段と、
    前記管理手段により管理された前記表示時間に基づきメッセージの表示を制御する制御手段と、
    を備え
    前記設定手段は、ユーザの認証の状態に応じて前記表示時間を設定し、ユーザが認証された状態では、予め定められた最長時間より短い時間であり、予め定められた最短時間より長い時間を当該表示時間として設定し、ユーザが未認証の状態では、当該表示時間を変更するか否かを判断し、認証を行う対象となる装置が複数人で使用するものである場合は、当該表示時間を変更しないことを特徴とする表示制御システム。
  7. コンピュータに、
    表示装置にメッセージを表示するときのメッセージの表示時間を、複数のメッセージの各々についてユーザ毎に管理する管理機能と、
    ユーザの操作に基づき前記表示時間を設定する設定機能と、
    前記管理機能により管理された前記表示時間に基づきメッセージの表示を制御する制御機能と、
    を実現させ
    前記設定機能は、ユーザの認証の状態に応じて前記表示時間を設定し、ユーザが認証された状態では、予め定められた最長時間より短い時間であり、予め定められた最短時間より長い時間を当該表示時間として設定し、ユーザが未認証の状態では、当該表示時間を変更するか否かを判断し、認証を行う対象となる装置が複数人で使用するものである場合は、当該表示時間を変更しないことを特徴とするためのプログラム。
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