JP7217411B2 - 遊技機 - Google Patents

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Description

本開示は、遊技機に関する。
遊技機は、遊技者にとっての有利度を規定する複数の設定値のうち、1つの設定値が店舗スタッフにより指定される(例えば、特許文献1参照)。遊技機は、筐体内部に設定値を指定するための操作部を有する。店舗スタッフが、操作部を操作することで、複数の設定値から所望の設定値を指定する。
特開2020-74992号公報
一部の機種の遊技機に、遊技時に用いられる複数の遊技用設定値だけでなく、検定時に用いられる検定用設定値や、話題のために設けられた話題用設定値が設けられる場合がある。この場合、店舗スタッフは、複数の遊技用設定値から所望の設定値を指定する。しかし、店舗スタッフは、遊技機用設定値を指定するつもりが、操作の誤り又は確認不足によって検定用設定値や話題用設定値を設定してしまう可能性が考えられる。
本開示は、設定値の誤設定を抑制可能な遊技機を提供する。
第1の側面は、複数の設定値のうち指定された設定値に基づいて遊技進行を実行する遊技進行制御部と、少なくとも1つの操作部と、を備え、前記複数の設定値は、複数の第1設定値と、前記複数の第1設定値とは異なる第2設定値とを含み、前記複数の第1設定値からいずれか1つの前記第1設定値を指定するための前記少なくとも1つの操作部に対する第1指定操作と、前記第2設定値を指定するための前記少なくとも1つの操作部に対する第2指定操作とが異なる、遊技機である。
また、第1の側面において、前記少なくとも1つの操作部は、第1操作部を含み、前記第1指定操作は、前記第1操作部に対する第1操作態様での操作であり、前記第2指定操作は、前記第1操作部に対する前記第1操作態様とは異なる第2操作態様での操作であることが好ましい。
また、第1の側面において、前記少なくとも1つの操作部は、第1操作部と、前記第1操作部とは異なる第2操作部と、を含み、前記第1指定操作は、前記第1操作部に対する操作であり、前記第2指定操作は、前記第2操作部に対する操作であることが好ましい。
また、第1の側面において、前記複数の設定値のうちいずれの設定値が設定されるかを示す設定値報知部を備え、前記第1指定操作を行うたびに、前記複数の第1設定値から順に1つの前記第1設定値が指定され且つ指定された前記第1設定値が前記設定値報知部により報知され、前記第2指定操作によって前記第2設定値が前記設定値報知部により報知されることが好ましい。
また、第1の側面において、指定された前記第1設定値を報知する前記設定値報知部の報知態様と、指定された前記第2設定値を報知する前記設定値報知部の報知態様とは、異なることが好ましい。
また、第1の側面において、前記少なくとも1つの操作部は、前記第1指定操作で操作される操作部及び前記第2指定操作で操作される操作部以外の第3操作部を含み、前記第1指定操作又は前記第2指定操作は、前記第3操作部に対する操作がなされた後で操作が有効になることが好ましい。
また、第1の側面において、報知部を備え、前記第2指定操作がなされて前記第2設定値が指定された場合に、前記第2設定値が指定されたことを前記報知部が報知可能に構成されていることが好ましい。
また、第1の側面において、前記設定値は、遊技者にとっての有利度を規定することが好ましい。
本開示によれば、設定値の誤設定を抑制可能な遊技機を提供することができる。
スロットマシンの正面図である。 スロットマシンの構成を模式的に示すブロック図である。 回転リールの図柄の配列の一例を示す図である。 第1遊技状態における状態遷移を説明する図である。 第2遊技状態における状態遷移を説明する図である。 遊技区間の状態遷移を説明する図である。 本実施形態に設けられている複数の設定値と、各々の設定値が実現可能な出玉率と、所定ベットあたりの遊技可能なゲーム数とを表す図である。 設定値1~6を設定する手順を示す図である 特殊設定値(T)を設定する手順を示す図である。 スロットマシンが実行する設定値指定処理ルーチンを示すフローチャートである。
[実施形態]
本開示の遊技機の実施形態にかかるスロットマシン1について、図面を参照して説明する。
<スロットマシンの構成>
図1に示すように、スロットマシン1は筐体10を有する。筐体10の正面には、前面扉100が設けられている。
前面扉100の中央部分には、透明性のリール窓200が設けられている。遊技者は、このリール窓200から、後述する複数の回転リール20それぞれの表面に表示された複数の図柄を視認することができる。
リール窓200の上方には、遊技中の各種の演出を行うための液晶画面3、スピーカ102、および電飾部(図示略)が設けられている。液晶画面3、スピーカ102および電飾部は、報知部に相当する。
液晶画面3は、遊技者の遊技中に各種の演出動画(演出画面)を表示する。
スピーカ102は、所定のBGM(バックグラウンドミュージック)、SE(サウンドエフェクト)および音声を出力する。
電飾部は、例えば期待度の高い演出画面が表示されたり、役が入賞したりした場合に、所定のパターンで点灯または消灯する。
リール窓200の下方には、操作部4が設けられている。操作部4は、複数のストップスイッチ40、投入口が設けられたメダル投入部41、ベットスイッチ42、レバー43、媒体表示部44、精算スイッチ45および演出ボタン46などを含む。
各ストップスイッチ40は、各回転リール20に対応して設けられている。各ストップスイッチ40は、回転リール20が回転している間に、各回転リール20の回転を停止させるための操作を受け付ける。
メダル投入部41の投入口には、遊技媒体に相当するメダルが投入される。投入口付近には、メダルセンサが設けられている。メダルセンサは、投入口へのメダルの投入を検出し、検出信号を制御部6に出力する。
ベットスイッチ42は、メダルをベットする際に用いられる。
レバー43は、各回転リール20を回転させるための操作を受け付けるスタートスイッチとして機能する。
媒体表示部44は、メダルのクレジット数、メダルの払い出し枚数、メダルのベット数などを表示するものであって、例えば複数の7セグメントで構成される。また、媒体表示部44は、遊技区間が有利区間であって特定の条件が満たされている場合に、遊技区間が有利区間であることを表示する。具体的に、媒体表示部44における7セグメントの一部が点灯することにより、遊技区間が有利区間であることが告知される。
精算スイッチ45は、遊技者による遊技が終了して、払出口51からメダルが払い出される際に用いられる。
演出ボタン46は、遊技者が遊技を行う際に、音量設定、遊技データの確認などを行うために用いられるボタンである。また、演出ボタン46は、遊技中、演出に応じて遊技者により押下されることがある。遊技中に演出ボタン46が押下された場合、演出に変化が生じる。
これらの操作部4の各スイッチ付近には、遊技者の操作を検知して制御部6に操作信号を出力するセンサが設けられている。
筐体10のうち、操作部4の下方には、メダルの払出口51と、払出口51から払い出されたメダルを貯留するための下皿52とが設けられている。また、筐体10の内部には、メダルの受け入れおよび払い出しを行うホッパーユニット50が設けられている(図2参照)。
図2に示すように、スロットマシン1は、回転リールユニット2、制御部6、RAMクリアボタン71および設定変更ボタン72を備える。更にスロットマシン1は、電源スイッチ73、設定キースイッチ74および設定表示器75を備える。回転リールユニット2、制御部6、RAMクリアボタン71、設定キースイッチ74、設定表示器75および設定変更ボタン72は、スロットマシン1の主電源をオンおよびオフする電源スイッチ73などとともに、筐体10の内部に配置されている。
回転リールユニット2は、図1および図2に示すように、3つの回転リール20と、3つのステッピングモータ21とを備える。回転リールユニット2は、筐体10の内部において、リール窓200の位置に対応して配置されている。回転リール20それぞれには、図3に示すように、複数の図柄が、当該リール20の周方向に沿って間隔を開けて配置されている。ステッピングモータ21は、各回転リール20に対応して設けられており、対応する回転リール20を駆動させる。
ステッピングモータ21は、回転リール20の回転中にストップスイッチ40が操作されてから190m秒以内に、操作されたストップスイッチ40に対応する回転リール20の回転を停止させる。ステッピングモータ21は、504ステップで1回転する。これにより、回転リール20は、80回転/分の速度で回転する。すなわち、190m秒以内で進めるステップは、127ステップである。
これらの回転リール20およびステッピングモータ21は、制御部6における回転リール制御部611(後述)によって、その回転および停止が制御される。
RAMクリアボタン71は、制御部6を構成するRAMを初期化するための操作を受け付けるためのボタンである。設定キースイッチ74は、設定変更ボタン72を有効にする設定変更モードに切り替えるため及び現在設定されている設定値を確認するための設定確認モードに切り替えるために用いるスイッチである。筐体のドアが開けられ且つ電源スイッチ73がオフの状態にて、設定キースイッチ74がオンにされて電源スイッチ73がオンにされれば、設定変更モードに切り替わり設定変更ボタン72が有効になる。筐体のドアが開けられ且つ電源スイッチ73がオンの状態にて、設定キースイッチ74がオンにされれば、設定確認モードに切り替わる。設定変更モードであれば設定変更ボタン72は有効となるが、設定確認モードであれば設定変更ボタン72は無効となる。設定変更モードにおいて設定キースイッチ74をオフに戻せば設定変更モードは終了する。設定確認モードにおいて設定キースイッチ74をオフに戻せば設定確認モードは終了する。設定表示器75は、数値やアルファベットなどの文字を表示可能なセグメント表示器である。設定変更モード及び設定確認モードにおいて、設定表示器75は現在指定されている設定値を表示する。設定変更ボタン72は、設定変更モードにおいて複数段階の設定値のうちのいずれか1つをスロットマシン1に設定する際に、遊技者以外(例えば店舗スタッフ)によって押下されるボタンである。
すなわち、設定キースイッチ74と設定表示器75は、設定中の設定値を他の設定値に変更する際にも、設定中の設定値を確認するときにも用いられる。設定値を確認するための操作は、設定されている設定値にかかわらず共通(本実施形態では1種類)している(設定キースイッチ74がオンの状態にて、設定中の設定値が設定表示器75に表示される)。
一方、設定変更の操作は、設定したい設定値によって異なる。つまり、何の設定値(第1設定値1~6か、特殊設定値(T)か)を設定するかによって設定値を設定するための操作が異なるが、設定値を確認する操作は、設定値1~6のいずれかまたは特殊設定値(T)、のどちらかが設定されていようと、共通している。これにより、遊技機を管理する店舗スタッフに対して“遊技機の設定値に関する操作が複雑化した”という印象を与えずに、設定値1~6と特殊設定値(T)とを誤って設定してしまう誤設定を抑制又は防止可能となる。
設定値は、スロットマシン1に投入されたメダルの投入総数に対する、ホッパーユニット50から払い出されたメダルの払出総数の割合を示す出玉率、を規定している。また、本実施形態では、設定値は、所定ベットあたりの遊技可能なゲーム数も規定している。設定された設定値は、内部抽せんに影響を与える。設定値に応じて、リプレイやベルなどの、各種役の当せん確率が異なるからである。設定値は、店舗開店前に、店舗スタッフによって設定される。すなわち、設定値は、遊技者にとっての有利度、具体的には遊技者への出玉に関する恩恵、を規定するともいえる。なお、設定値が規定する「出玉率」の値は、実際の遊技において保証されるものではなく、あくまでも、遊技者が得られるであろうメダルの払出総数の目安を、いわば出玉期待値として表したものである。
<遊技者による遊技の流れ>
遊技者は、必要に応じて、演出ボタン46を押下してスピーカ102から出力される音量調整、液晶画面3の光度調整を行う。
遊技者は、メダル投入部41の投入口からメダルを投入しまたはベットスイッチ42を操作することにより貯留(クレジット)されているメダルを使用して、スロットマシン1にメダルをベットする。スロットマシン1に所定枚数のメダルがベットされると、有効ラインLが有効化される。その後、レバー43の操作、すなわち遊技開始が可能となる。
図1では、有効ラインLが、右下がりライン、右上がりライン、中段ラインの3本で構成されている場合を例示する。有効ラインLとは、役の入賞を決定するための仮想ラインである。本実施形態では、MAX BET(マックスベット)となる3枚ベット(3枚掛け)をした場合に、3本のラインLが有効化される。
以下では、ベルやスイカなどのメダルの払い出しのある役が有効ラインL上に揃うことのみならず、特殊リプレイ、チャンス目、ボーナスなどの特定の役に対応する図柄が有効ラインL上に揃うことも、「入賞」と表現する。
本実施形態における1ゲーム(1遊技)とは、遊技者がベットスイッチ42、レバー43およびストップスイッチ40を操作して、メダルの払い出し処理を含む遊技の結果を得る一連の動作を云う。
具体的には、遊技開始可能な状態でレバー43が操作(レバーオン)されると、当せんフラグを決定する内部抽せんが行われるとともに、各回転リール20の回転が開始する。この状態で、ストップスイッチ40のいずれかが操作されると、その操作されたストップスイッチ40に対応する回転リール20が停止する。すべての回転リール20が停止し、有効ラインLに揃った(入賞した)図柄の組み合わせ(役)に応じて、所定枚数のメダルが払い出される。これにより、1ゲームが終了する。
遊技者は、上記ゲームを繰り返し行う。ゲームが繰り返されることに応じて遊技が進行していき、液晶画面3の表示やスピーカ102からの音の出力は、遊技進行に応じて変化していく。
<遊技状態について>
遊技中は、遊技区間および遊技状態の各種類が設定され、設定された遊技区間および遊技状態の各種類に基づいて内部抽せんが行われる。遊技状態には、図4および図5に示すように、第1遊技状態および第2遊技状態が含まれる。なお、第1遊技状態および第2遊技状態は、排他的に成立する遊技状態ではなく、説明の便宜上区別するために分類した状態にすぎない。
第1遊技状態は、図4に示すように、特別役非持ち越し状態、特別役持ち越し状態および特別役実施状態を含む。特別役非持ち越し状態、特別役持ち越し状態および特別役実施状態は、排他的に成立する関係にある。
特別役非持ち越し状態とは、内部抽せんにより当せんした特別役(一種BBおよび二種BB)の入賞が持ち越されていない状態をいう。特別役非持ち越し状態は、RAMクリアボタン71を用いてRAMが初期化された場合、特別役実施状態に移行してから払い出しメダルの枚数が所定枚数(例えば180枚)を超えた場合などの、所定条件を満たした場合に設定される。特別役持ち越し状態にて特別役が入賞した場合(すなわち所定条件を満たした場合)、第1遊技状態は、一時的ではあるが特別役非持ち越し状態に設定される。
特別役持ち越し状態は、内部抽せんにより特別役が当せんしてはいるものの、当該特別役の入賞が持ち越されている状態をいう。つまり、特別役持ち越し状態とは、内部抽せんによって、特別役のフラグが当せんしたが、当該特別役を示す図柄が有効ラインL上に揃っておらず、よって特別役が未だ入賞していない状態をいう。
ここで、一種BBは、一種特別役物に係る役物連続作動装置であって、ビッグボーナスなどが該当する。一種BBは、3枚掛け時に当せんする可能性のある特別役である。二種BBは、二種特別役物に係る役物連続作動装置であって、例えば2枚掛け時に当せんする可能性のある特別役である。特別役では、任意の特別役(例えば一種BB)の入賞が持ち越された状態にある場合、他の特別役(例えば二種BB)の抽せんは行われない。
第1遊技状態が特別役非持ち越し状態である場合に特別役が当せんすると、第1遊技状態は、特別役非持ち越し状態から、当せんした当該特別役の入賞が持ち越された状態(特別役持ち越し状態)に移行する。
当せんした特別役が入賞すると、第1遊技状態は、特別役持ち越し状態から、特別役非持ち越し状態を一時的に介して特別役実施状態に移行する。一種BBまたは二種BBが入賞したことによって第1遊技状態が特別役実施状態に移行すると、一種BBまたは二種BBによるメダルの払い出し枚数が所定枚数を超えるまで、特別役実施状態が維持される。
更に詳細に、特別役実施状態には、一種BB実施状態、二種BB実施状態、およびRB実施状態が含まれる。一種BBが実施されている一種BB実施状態の間に、内部抽せんによってRBが当せんし入賞した場合、特別役実施状態は、一種BB実施状態からRB実施状態に移行する。RB実施状態において12ゲーム消化または特定役が8回入賞することで、特別役実施状態は、一種BB実施状態に移行する。
第2遊技状態は、遊技中に行われる演出を決定するための状態であり、図5に示すように、一般遊技状態およびAT状態を含む。一般遊技状態とAT状態とは、排他的に成立する関係にある。
一般遊技状態とは、AT状態および特別役実施状態などの有利遊技状態でない状態、つまりアシスト機能が発生しない状態である。例えば、RAMクリア後やAT終了後などからAT抽せんに当せんするまでの間、第2遊技状態は一般遊技状態に設定される。一例として、遊技区間が有利区間である場合に、AT抽せんは、内部抽せんにより当せんした役(レア役など)に応じて行われる。
AT状態とは、内部抽せんにより当せんした特別役以外の役のストップスイッチ40の正解押し順(正解操作順)を、液晶画面3やスピーカ102を介して知らせるアシスト機能(AT機能)、が働いている状態である。遊技区間が有利区間である間に、AT抽せんにてATが当せんした場合や、有利区間でのゲーム数が所定ゲーム数(天井ゲーム数)に到達したり遊技の過程で蓄積してきたポイントが所定数(天井ポイント)に到達したりしたことでAT実施が決定した場合、第2遊技状態は、一般遊技状態からAT状態へと移行する。有利区間への移行時からのゲーム数が所定ゲーム数に到達した場合、または、有利区間への移行時からのメダルの払い出し差枚数(メダル払出枚数から投入枚数を減算したものの累積値)が有利区間における定められた所定枚数に達した場合に(いずれも有利区間の強制終了条件)、第2遊技状態は、AT状態から一般遊技状態へと移行する。また、有利区間の強制終了条件が満たされずとも、決められたATでの遊技期間が経過したものの当該ATの遊技期間の延長が決定されなかった場合にも、第2遊技状態は、AT状態から一般遊技状態へと移行する。これにより、AT状態は終了する。AT状態は、一般遊技状態よりも遊技者にとって有利な遊技状態である有利遊技状態の1つである。
<遊技区間について>
上述した遊技区間とは、アシスト機能に関する処理が行われるか否かを決定するための区間である。アシスト機能に関する処理には、アシスト機能を発揮する処理(即ち、押し順をアシストする処理)の他、ATの実施可否を高確率で決定するCZのように、アシスト機能を発揮させるか否かを決定する処理、が含まれる。図6に示すように、遊技区間は、通常区間と有利区間とを有する。通常区間と有利区間とは排他的な関係にあり、遊技区間は、通常区間または有利区間のいずれかを採り得る。
通常区間とは、アシスト機能に関する処理およびAT抽せんを実行できないが、有利区間への区間移行抽せんが行われる区間である。通常区間にて遊技が行われた結果、内部当せんした役に応じて、遊技区間は通常区間から有利区間へと移行する。なお、第2遊技状態が一般遊技状態である間に、遊技区間は通常区間を採ることができる。
有利区間は、アシスト機能に関する処理およびAT抽せんを実行可能な区間である。有利区間には、第2遊技状態が一般遊技状態で進行する有利区間と、AT状態などの有利遊技状態で進行する有利区間とが含まれる。遊技区間が有利区間に移行してから所定の終了条件を満たすまでの間、遊技区間が有利区間である状態は維持される。有利区間にてATが継続されていた状態で、当該有利区間の強制終了条件が満たされると、遊技区間は有利区間から通常区間に移行される。この際、ATは終了し、第2遊技状態は、AT状態から一般遊技状態に移行する。
<制御部の構成>
図2に示すように、制御部6は、主に、メイン制御部61およびサブ制御部63を有する。メイン制御部61は、内部抽せんや回転リール20の制御など、遊技を進行させるための制御を行う。サブ制御部63は、メイン制御部61から送信された信号や演出ボタン46が押下されたことに基づいて、演出に関する制御を行う。
メイン制御部61およびサブ制御部63それぞれは、CPU、RAMおよびROMで構成される。メイン制御部61およびサブ制御部63それぞれのROMには、遊技進行に必要なプログラムが記憶されている。メイン制御部61のRAMには、遊技進行に必要な遊技データが記憶される。遊技データには、現在ゲーム数の他、各遊技状態および遊技区間がどの状態または区間であるかを示すデータなどが含まれる。サブ制御部63のRAMには、演出制御に関する各種データなどが記憶される。
CPUがROM内のプログラムを読み出して実行することにより、メイン制御部61は、内部抽せん部610、回転リール制御部611、遊技結果判定部612、媒体管理部613、遊技進行制御部614、区間制御部615、遊技状態制御部616、として機能する。サブ制御部63は、演出制御部630として機能する。
―内部抽せん部―
内部抽せん部610は、レバー43の操作に基づいて内部抽せんを行い、複数の役のフラグのうち1つのフラグを当せんフラグとして当せんさせる。具体的に、内部抽せん部610は、レバー43が操作された時の第1遊技状態に基づいて、内部抽せんテーブル(図示せず)およびレバー43が操作された時に取得される乱数に従って内部抽せんを行う。内部抽せん部610は、内部抽せんの結果に基づいて、内部抽せん結果信号を生成する。内部抽せん結果信号は、内部抽せん部610から回転リール制御部611および遊技進行制御部614などに送信される。
内部抽せんテーブルは、内部抽せんにより当せんする可能性のある役の情報を示したものである。内部抽せん部610は、内部抽せんテーブルを基に、レバー43操作時のRT状態、特定役(ボーナス)中か否か、設定値、の組み合わせに応じて内部抽せんを行う。なお、内部抽せんテーブルに示された役の情報には、図柄の組み合わせと、その組み合わせに対応する役とが、関連付けて1以上設定されている。当該役には、メダルの払い出しが行われないはずれ役の他、メダルの払い出しのある押し順役などが含まれる。
AT状態で遊技が行われる場合には、押し順役が内部抽せんにより当せんする場合がある。押し順役が当せんし、その押し順通りにストップスイッチ40が押下された場合には、当該押し順役が入賞し、その役に応じた複数枚(例えば8枚)のメダルが払い出される。押し順役が当せんしたにも関わらず、押し順通りにストップスイッチ40が押下されなかった場合には、当該押し順役は入賞しないか、またはその他の役(1枚役など)が入賞する。
なお、押し順役は、一般遊技状態中にも当せんしている。一般遊技状態中に押し順役が成立した場合、正解押し順の報知はされないため、押し順役は取りこぼされたり払い出しが1枚となったりする。AT状態中は、正解押し順が報知されるため、複数枚(例えば8枚)のメダルが払い出される。
―回転リール制御部―
回転リール制御部611は、レバー43または各ストップスイッチ40の操作に基づいて、ステッピングモータ21の駆動を制御し、各回転リール20の回転を開始させる回転開始制御または回転を停止させる回転停止制御を行う。
具体的には、回転リール20全ての回転が停止している状態にて、レバー43が操作された場合、回転リール制御部611は、回転リール20全ての回転を開始させる。少なくとも1つの回転リール20の回転中に、回転中の回転リール20に対応するストップスイッチ40が操作された場合、回転リール制御部611は、操作されたストップスイッチ40に対応する回転リール20の回転を停止させる。
回転停止制御では、回転リール制御部611は、ストップスイッチ40の操作に基づいて、当せんフラグが示す役に対応する図柄の組み合わせが、回転リール20の有効ラインL上に配置されることでその役が入賞するように、回転リール20の回転を停止させることができる。
また、回転停止制御では、回転リール制御部611は、当せんした役と、各ストップスイッチ40操作時の回転リール20の位置とに応じて、引き込み制御または蹴飛ばし制御を行う。引き込み制御とは、当せんした役に対応する図柄を有効ラインL上に引き込むようにして、回転リール20の回転を停止させる制御である。蹴飛ばし制御とは、当せんしていない役に対応する図柄が有効ラインL上に揃わないように、回転リール20の回転を停止させる制御である。
―遊技結果判定部―
遊技結果判定部612は、内部抽せんおよび回転リール20の回転停止制御の各結果に基づいて遊技結果を判定する。遊技結果とは、有効ラインL上に揃った図柄に基づいて、当せんした役が入賞したか否かが判定された結果を意味する。具体的には、有効ラインL上に停止した図柄の組み合わせと、予め定められている所定の図柄の組み合わせとが一致した場合に、遊技結果判定部612は、当せん役が入賞したと判定する。
―媒体管理部―
媒体管理部613は、クレジット数の増減制御、およびホッパーユニット50によるメダルの払い出し動作の制御を行う。
具体的に、媒体管理部613は、メダルがベットされた場合には、メダルのベット数に応じてクレジット数を減少させ、メダルがクレジットされた場合には、クレジット数を増加させる。
内部抽せんによって当せんした役が遊技者の操作に基づいて入賞した場合、媒体管理部613は、入賞した役の種類に基づくメダルの払い出し枚数に基づいて、クレジット数を増加させる。
また、媒体管理部613は、遊技結果判定部612が判定した遊技結果の他、精算スイッチ45の操作により出力された操作信号に基づいて、ホッパーユニット50を制御する。
具体的に、当せんした役の入賞により得られたメダルは、先ずはクレジットとして貯留される。メダルを貯留した結果、クレジット数がその上限(例えば50枚)を超えた場合には、上限を超えた分のメダルがホッパーユニット50から払い出される。また、貯留中のメダルが一枚以上ある状態で精算スイッチ45が操作された場合、貯留中のメダルの少なくとも一部がホッパーユニット50から払い出される。
更に、媒体管理部613は、有利区間において、メダルの払い出し枚数からメダルのベット数を差し引いた枚数の累積値であるメダルの差枚数、および差枚数の最大値と最小値との差であるレンジ(MY)を算出する。メダルの差枚数およびレンジ(MY)は、区間制御部615に送信される。なお、媒体管理部613は、有利区間終了後に、メダルの差枚数およびレンジ(MY)をリセットする。
―遊技進行制御部―
遊技進行制御部614は、遊技者の操作に基づいて遊技進行を制御する。その際、遊技進行制御部614は、店舗スタッフにより設定された設定値に基づいて、当該遊技者による遊技進行を制御する。
また、遊技進行制御部614は、RAMクリアボタン71が押下された場合、メイン制御部61のRAMを初期化することで、遊技データをリセットする。遊技進行制御部614は、設定変更ボタン72が押下された場合、現在の設定値を他の設定値に変更する。
―区間制御部―
区間制御部615は、遊技者による遊技の際、複数の遊技区間(通常区間および有利区間)のうちいずれかを設定する。
具体的には、区間制御部615は、遊技区間が通常区間である場合に、通常区間の状態を維持するか、それとも有利区間に移行するかの区間移行抽せんを行う。所定の抽せん対象役が当せんした際に、区間移行抽せんを行うか否かの抽せんが行われ、その結果当せんした場合に、区間移行抽せんが行われる。区間移行抽せんに当せんした場合、区間制御部615は、遊技区間を有利区間に設定(移行)する。
なお、区間移行抽せんの当せん確率は、設定度に応じて異なっている。一例としては、設定値に応じて、前記所定の抽せん対象役の当せん確率が異なっているか、または、前記所定の当せん対象役の当せん時に行われる、区間移行抽せんの当せん確率が異なっている。
また、区間制御部615は、遊技区間が有利区間である場合には、有利区間の状態を維持するか、通常区間に移行するかを決定する。例えば、区間制御部615は、遊技区間が有利区間の時に、第2遊技状態がAT状態から一般遊技状態に移行させることを決定したか否かを判定する。一般遊技状態に移行させると決定された場合、区間制御部615は、遊技区間を有利区間から通常区間に移行させる。
また、区間制御部615は、有利区間の状態での消化ゲーム数が1500ゲームに達した場合、または、有利区間の間にメダルの差枚数が2400枚に達した場合(即ち、有利区間の強制終了条件が満たされた場合)、遊技区間を、有利区間から通常区間に強制的に移行させる。
また、区間制御部615は、遊技データがリセットされた場合、リセット直前の遊技区間いかんにかかわらず、遊技区間を通常区間に設定する。
なお、区間制御部615は、設定(移行)した区間の種類を表す信号を、媒体表示部44に送信する。これにより、媒体表示部44には、有利区間か否かが表示される。
―遊技状態制御部―
遊技状態制御部616は、第1遊技状態および第2遊技状態それぞれの設定を行う。
具体的には、遊技状態制御部616は、第1遊技状態を、特別役非持ち越し状態、特別役持ち越し状態および特別役実施状態のいずれかに設定し、第2遊技状態を、一般遊技状態または有利遊技状態(例えばAT状態)に設定する。
一例として、図4に示すように、遊技状態制御部616は、メイン制御部61のRAMクリアなどの所定条件が満たされた場合は、第1遊技状態を特別役非持ち越し状態に設定する。内部抽せんにより特別役が当せんした直後、遊技状態制御部616は、第1遊技状態を特別役持ち越し状態に設定する。その特別役が入賞した場合、遊技状態制御部616は、第1遊技状態を特別役実施状態(有利遊技状態)に設定する。
また、図5に示すように、遊技状態制御部616は、AT抽せんの結果に基づいて、第2遊技状態をAT状態に設定するか否か(すなわち、ATに当せんしたか否か)を判定する。有利区間の間にAT抽せんに当せんした場合、遊技状態制御部616は、第2遊技状態をAT状態に設定する。逆に、AT抽せんに当せんしなかった場合、遊技状態制御部616は、第2遊技状態を一般遊技状態に設定することができる。また、ATが終了した場合、遊技状態制御部616は、第2遊技状態をAT状態から一般遊技状態に移行させる。すなわち、遊技状態制御部616は、第2遊技状態を、一般遊技状態および有利遊技状態のいずれにするかを決定する。
―演出制御部―
演出制御部630は、遊技進行に基づいて、複数種類の演出映像の中から選択された演出映像を液晶画面3に表示させるとともに、その演出映像に応じた効果音やBGMなどをスピーカ102から出力させる。例えば、演出制御部630は、ATやボーナスが当せんした場合、その旨を液晶画面3に表示させるための演出パターンを選択し、当該演出パターンに従って液晶画面3の表示制御およびスピーカ102の音声出力制御を行う。
演出制御部630は、AT中、逐次当せんする押し順役の正解押し順の報知を、液晶画面3およびスピーカ102の少なくとも1つに行わせる(アシスト機能)。
<設定示唆演出>
また、遊技中に、設定値を示唆する演出(以下、設定示唆演出ともいう)の報知条件が満たされた場合、演出制御部630は、当該演出の報知を、液晶画面3およびスピーカ102の少なくとも1つに行わせる。この演出を、遊技者は、現在遊技中のスロットマシン1がどのような設定値なのかを、把握する材料の1つとすることができる。報知条件としては、通常区間か有利区間かを問わず一般遊技状態や有利遊技状態でのレア役当せん時、ボーナスゲームの終了時、AT終了時、などが挙げられる。
図7は、本実施形態に設けられている複数の設定値と、各々の設定値が実現可能な出玉率と、所定ベットあたりの遊技可能なゲーム数(以下、「遊技可能ゲーム数」と表記する場合がある)とを表す図である。本実施形態では、複数の設定値は、設定値1~6と、1つの特殊設定値(T)とを含む。各々の設定値ごとに異なる出玉率が予め設定されている。設定値1~6は、設定値の番号が大きくなるにつれて、徐々に出玉率が高くなるように設定されている。したがって、1が最も出玉率が低く、6が最も出玉率が高い。本実施形態では、設定値1~6,Tそれぞれの出玉率が、ある程度の範囲を有する値に設定されている場合を例示している。特殊設定値(T)の出玉率の範囲は、設定値6の出玉率の範囲よりも相対的に高くなっており、特殊設定値(T)の出玉率の範囲における中心となる値(図7では110%)は、設定値6の出玉率の範囲における中心の値(図7では108.5%)よりも高い。設定値1~6の遊技可能ゲーム数の桁数と、特殊設定値(T)の遊技可能ゲーム数の桁数が異なっており、特殊設定値(T)の遊技可能ゲーム数の桁数(4桁)が、設定値1~6の遊技可能ゲーム数の桁数(2桁)よりも大きい。
つまり、特殊設定値(T)が設定されている状態では、設定値1~6のいずれかが設定されている場合よりも出玉期待値が高いことに加え、メダルを50枚投入した際に遊技できるゲーム数が、設定値1~6のいずれが設定されている場合よりも多い傾向となると言える。特に、特殊設定値(T)が設定された状態では、遊技可能ゲーム数が設定値1~6とは桁違いであり、設定値1~6とは異なるゲーム性を遊技者は味わうことができる。特殊設定値(T)が設定されていれば、遊技者は、設定値1~6のいずれかが設定されている場合に比べて少ないメダルの投入枚数で、多くのゲーム数をこなすことができる。しかも、特殊設定値(T)の出玉率は他の設定値1~6のいずれと比べて高いため、設定値1~6のいずれかが設定されている場合よりも、よりも多くのメダルを獲得できることに期待できる。このような特殊設定値(T)は、遊技機への注目を寄せるために設けられた、いわば話題用設定値ともいえる。
このように、特殊設定値(T)の出玉率や遊技可能ゲーム数に鑑みると、遊技者は、特殊設定値(T)が設定されたスロットマシン1での遊技を望むことが考えらえる。一方、店舗側にとっては、特殊設定値(T)に設定したスロットマシン1の台数が多いほど、得られる利益が減少する可能性が増すため、一般的な遊技用設定値である設定値1~6のいずれかを設定することを望むケースが多い。そのため、店舗側では、特殊設定値(T)をスロットマシン1に設定することには、慎重にならざるを得ない。従って、設定値を設定する操作の際、意図せずに特殊設定値(T)に設定してしまう事象の発生は、抑制されることが望まれる。
そこで、本実施形態では、以下に述べるように、特殊設定値(T)を設定するための指定操作と、当該特殊設定値(T)以外の設定値である設定値1~6のいずれかを設定するための指定操作とを、異ならせている。
<設定値の指定手順>
図8は、設定値1~6のいずれかを設定する手順を示す図である。
図8に示すように、まず、手順1として、筐体を開け、電源スイッチ73がオフの状態で、設定キースイッチ74に鍵を差し込んで回し、設定キースイッチ74をオンにする。
次の手順2として、設定キースイッチ74がオンの状態で、電源スイッチ73をオンにする。そうすると、設定変更ボタン72が有効なモード(設定値変更可能モード)になる。設定値変更可能モードでは、設定表示器75が現在設定(指定)されている設定値を表示する。
次の手順3として、設定変更ボタン72を第1操作時間(1秒以内)で押して離す(操作)ことで、複数の設定値(1~6)から順に1つの設定値が指定され、指定された設定値が設定表示器75に表示される。すなわち、設定変更ボタン72を操作するごとに、設定表示器75が表示する数値が「1,2,3,4,5,6」と順に表示され、設定表示器75が「6」を表示している状態で設定変更ボタン72を操作すると、設定表示器75が「1」を表示する。
手順3において、所望の設定値が指定されていれば、次の手順4として、スタートレバー43を操作する。これにより、指定した設定値が確定する。
次の手順5において、電源スイッチ73がオンのまま、設定キースイッチ74をオフにして鍵を引き抜く。そうすると、設定表示器75の表示が消え、遊技媒体(メダル)の投入を受け付ける状態になり、遊技開始状態になる。
図9は、特殊設定値(T)を設定する手順を示す図である。
図9に示すように、まず、手順1,2を行う。手順1,2は、図8に示す設定値1~6を設定する場合と同じである。
手順3として、設定変更ボタン72を第2操作時間(10分以上)長押しすることで、特殊設定値(T)を指定可能である。特殊設定値(T)が設定されると設定表示器75に表示される。長押しする時間は予め設定されている(例えば10分)。
次に手順4,5を行う。手順4,5は、図8に示す設定値1~6を設定する場合と同じである。
すなわち、図8および図9に示すように、第1設定値(1~6)を指定するための第1指定操作は、設定変更ボタン72(第1操作部)に対する第1操作態様(押下)であり、第2設定値(特殊設定値T)を指定するための第2指定操作は、設定変更ボタン72(第1操作部)に対する第2操作態様(長押し)である。
操作態様は、操作のタイミングや単位時間内の操作回数などを含む。例えば、操作部がボタンであれば、押下して離すこと、第1操作時間内に複数回操作すること(いわゆる連打)、第2操作時間以上押下し続けること(長押し)、などが挙げられる。第1操作時間は、第2操作時間よりも短い。第1操作時間は、例えば、1~5秒の任意の時間が挙げられる。第2操作時間は、10秒、1分、10分などの任意の時間が挙げられる。本実施形態では、第1操作態様は、第2操作時間(10分;特殊設定用操作時間)を超えず且つ第1操作時間(1秒;通常設定用操作時間)内に押下して離すことであり、第2操作態様は、第2操作時間を超えて押下しつつづけることである。
すなわち、図8に示す手順3の設定変更ボタン72を押してから離すまでの第1操作時間(押下時間;1秒以内)は、図9に示す特殊設定値(T)を設定するための手順3にて設定変更ボタン72を押下する時間(第2操作時間;10分以上)よりも短い。第1操作時間の操作時間(押下時間)の長さは、設定変更をする人が明らかに、特殊設定値(T)を設定する際の第2操作時間(押下時間)とは異なっていると感じらえる程度であればよい。よって、設定変更する人からすれば、第1操作態様と第2操作態様は、明らかに別操作であると認識する。この操作の相違という認識をしたうえで第2操作態様をしない限り、遊技機に特殊設定値(T)を設定することができない。
<スロットマシン1の動作処理の流れ>
図10を用いて、本実施形態にかかるスロットマシン1の動作処理の流れを説明する。
電源が投入されると、メイン制御部61は、ステップST1において、設定キースイッチ74がオンの状態で電源スイッチ73がオンにされて、電源投入されたか否かを判定する。条件に合致しない場合(ST1:NO)には処理を終了する。
ステップST1において、設定キースイッチ74がオンの状態で電源スイッチ73がオンにされたと判定した場合(ST1:YES)には、メイン制御部61は、次のステップST2において、設定表示器75に設定候補の設定値を提示させる。次のステップST3において、メイン制御部61は、スタートレバー43が操作されたか否かを判定する。ステップST3において、スタートレバー43が操作されていないと判定した場合(ST3:NO)には、次にステップST4において、メイン制御部61は、設定変更ボタン72が操作されたか否かを判定する。ステップST4において、設定変更ボタン72が操作されていないと判定した場合(ステップST4:NO)には、ステップST2の処理に戻る。
ステップST4において、設定変更ボタン72が操作されたと判定した場合(ステップST4:YES)には、次のステップST5において、メイン制御部61は、設定変更ボタン72の操作が第2操作時間(10分)以上の長押しされたか否かを判定する。ステップST5において、設定変更ボタン72の操作が第2操作時間以上の長押しされたと判定した場合(ST5:YES)には、メイン制御部61は、次のステップST6において、設定候補の設定値を特殊設定値(T)にし、ステップST2の処理に戻る。これにより、次のステップST2を経ることで設定表示器75に特殊設定値(T)が表示(提示)される。
一方、ステップST5において、設定変更ボタン72の操作が第2操作時間(10分)以上の長押しされていないと判定した場合(ST5:NO)には、メイン制御部61は、次のステップST7において、設定値(1~6)のうち次の設定値を候補として提示し、ステップST2の処理に戻る。これにより、次のステップST2を経ることで設定表示器75に次の設定値が候補として提示される。
ステップST3において、スタートレバー43が操作されたと判定した場合(ST3:YES)には、メイン制御部61は、次のステップST8において、現在の設定値を確定させて、処理を終了する。
以上をまとめると、本実施形態のように、スロットマシン1(遊技機)は、複数の設定値(1~6,T)のうち指定された設定値に基づいて遊技進行を実行する遊技進行制御部614と、少なくとも1つの操作部(設定変更ボタン72,設定キースイッチ74)と、を備え、複数の設定値は、複数の第1設定値(1~6)と、複数の第1設定値とは異なる第2設定値(T)とを含み、複数の第1設定値(1~6)からいずれか1つの第1設定値を指定するための少なくとも1つの操作部(設定変更ボタン72)に対する第1指定操作と、第2設定値(T)を指定するための少なくとも1つの操作部(設定変更ボタン72)に対する第2指定操作とが異なる、としてもよい。
<発明の効果>
本実施形態によれば、店舗営業のための準備時などの通常時において、第1指定操作によって複数の第1設定値(1~6)から所望の第1設定値が指定可能である。第2設定値(T)を指定したい場合には、第1指定操作とは異なる第2指定操作によって指定可能である。よって、第2設定値(T)を意図せずに指定してしまう可能性を低減又は防止でき、設定値の誤設定を抑制可能となる。
また、本実施形態のように、少なくとも1つの操作部は、第1操作部(設定変更ボタン72)を含み、第1指定操作は、第1操作部(設定変更ボタン72)に対する第1操作態様(押下&離す)での操作であり、第2指定操作は、第1操作部(設定変更ボタン72)に対する第1操作態様とは異なる第2操作態様(長押し)での操作である、としてもよい。
この構成によれば、第2指定操作のために新たな操作部を設ける必要がなく、コスト増大を回避可能となる。
また、本実施形態のように、複数の設定値(1~6)のうちいずれの設定値が設定されるかを示す設定値報知部(設定表示器75)を備え、第1指定操作を行うたびに、複数の第1設定値(1~6)から順に1つの第1設定値が指定され且つ指定された第1設定値が設定値報知部(設定表示器75)により報知(表示)され、第2指定操作によって第2設定値が設定値報知部(設定表示器75)により報知(表示)される、としてもよい。
この構成によれば、店舗営業時には、第1指定操作を行うたびに、複数の第1設定値(1~6)から順に1つの第1設定値が指定され、所望の設定値を設定可能となる。よって、第1指定操作とは異なる第2指定操作を知らなければ、第2設定値(T)を設定する可能性を低減可能となる。さらに、第2設定値が設定されれば、設定値報知部(設定表示器75)により報知されるので、誤設定を抑制可能となる。
また、本実施形態のように、少なくとも1つの操作部は、第1指定操作で操作される操作部(設定変更ボタン72)及び第2指定操作で操作される操作部(設定変更ボタン72)以外の第3操作部(設定キースイッチ74)を含み、第1指定操作又は第2指定操作は、第3操作部(設定キースイッチ74)に対する操作がなされた後で操作が有効になる、としてもよい。
この構成によれば、第3操作部(設定キースイッチ74)を操作しなければ、第1指定操作又は第2指定操作が有効にならないので、設定変更する意思を持っていなければ、設定値の指定ができないため、誤操作を防止可能となる。
また、本実施形態のように、設定値(1~6、T)は、遊技者にとっての有利度を規定する、としてもよい。
有利度は、例えば、出玉率を規定するとしてもよいし、所定ベットあたりの遊技可能なゲーム数を規定するとしてもよい。
[他の実施形態]
前記実施形態において説明した各種制御手段および処理手順は一例であって、本発明、その適用物、またはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。各種制御手段および処理手順は、本発明の要旨を変更しない範囲で適宜設計変更が可能である。
(1)前記実施形態において、第2設定値は1つの設定値(T)であるが、これに限定されない。第2設定値が複数(2つ以上)あってもよい。第2設定値として、例えば、検定用設定値を設けてもよいし、話題用設定値を設けてもよい。検定用設定値は、遊技機の型式試験を通過することを目的として設定される設定値である。よって、検定用設定値は、型式試験の際に設定されるが、設定値1~6とは異なり、店舗スタッフが遊技者に遊技させるために設定することは実施しないことが想定される。
遊技者に遊技させることを望まない検定用設定値の設定操作態様(第2操作態様)は、遊技者に遊技させることが主目的で設定される設定値1~6の設定操作態様(第1操作態様)と、異なる。よって、検定用設定値が誤って設定された遊技機を、遊技者が遊技してしまう事象の発生を抑制可能となる。
なお、前記実施形態では、第2設定値(特殊設定値T)が誤って設定されれば遊技者にとってうれしい設定値であることを例示しているが、これに限定されない。例えば、特殊設定値(T)が、出玉率が設定値1~6に比べて相対的に低く、店舗側に利益がでやすく、逆に遊技者にとって大負けする可能性があり、遊技者が嬉しくないような設定値であってもよい。
(2)前記実施形態において、第1設定値として6つの設定値を設けているが、2つ以上の設定値があれば、第1設定値の数は可変である。
(3)前記実施形態の設定値報知部は、設定値を表示する設定値表示部としての設定表示器75であるが、これに限定されない。セグメント表示器以外の表示部(液晶などの表示部)でもよいし、音による報知を行う報知部でもよい。また、表示と音とを組み合わせて両方で報知するようにしてもよい。
(4)前記実施形態では、第1指定操作と第2指定操作の操作対象が同じ操作部(設定変更ボタン72)であるが、これに限定されない。例えば、別の操作部を設けるか既存の別の操作部を利用することが挙げられる。すなわち、少なくとも1つの操作部は、第1操作部(設定変更ボタン72)と、第1操作部(設定変更ボタン72)とは異なる第2操作部(新たなボタン、または既存のストップスイッチ40など)とを含み、第1指定操作は、第1操作部(設定変更ボタン72)に対する操作であり、第2指定操作は、第2操作部(新たなボタン、既存のストップスイッチ40)に対する操作である、としてもよい。
この構成によれば、第1設定値(1~6)を設定するための第1操作部(設定変更ボタン72)と、第2設定値(特殊設定値T)を設定するための第2操作部(新たなボタン、または既存のストップスイッチ40など)とが異なるので、誤設定を抑制可能となる。
(5)前記実施形態では、指定された第1設定値(1~6)を報知する設定表示器75の報知態様(セグメント表示)と、指定された第2設定値(T)を報知する設定表示器75の報知態様(セグメント表示)とが同じであるが、これに限定されない。例えば、指定された第1設定値(1~6)を報知する設定表示器75の報知態様と、指定された第2設定値(T)を報知する設定表示器75の報知態様とが異なるようにしてもよい。
報知態様が異なるとは、例えば設定値報知部が設定表示器75のように表示部であれば、点灯表示から点滅表示に変更すること、色の変更などが挙げられる。設定値報知部が音を出力するスピーカであれば、音声の変更、音色の変更などが挙げられる。
この構成によれば、第1設定値が設定されている場合の設定値報知部(設定表示器75)の報知態様と、第2設定値が設定されている場合の設定値報知部(設定表示器75)の報知態様とが異なるので、特殊な第2設定値が設定されていることを認識しやすくなり、誤設定を抑制可能となる。
(5-2)また、次のように、第1設定値(設定値1~6)を設定する通常設定値の設定モードと、少なくとも1つの第2設定値(特殊設定値)を設定する特殊設定値の設定モードとを設けてもよい。具体的には、メイン制御部61が、第2操作態様がなされたと判定した場合(図10のステップST4の操作がなされ、ステップST5にて長押しと判定された場合)には、特殊設定値の設定モードにする。メイン制御部61が、第1操作態様がなされたと判定した場合(図10のステップST4の操作がなされ、ステップST5にて長押しでないと判定された場合)には、通常設定値の設定モードにする。特殊設定値の設定モードと通常設定値の設定モードとでは、設定表示器75(報知部)の報知態様が異なるようにしてもよい。設定表示器75の報知態様は、設定モードが切り替わることを契機として報知開始可能(即ち報知態様の切り替え可能)にしてもよい。この構成によれば、具体的に特殊設定値を指定しなくても、第2操作態様がなされれば報知態様が切り替わり、特殊設定値が指定可能(設定可能)な状態であることを、例えば店舗スタッフは判断可能になる。特に、第2設定値(特殊設定値)が複数ある場合に、いずれかの特殊設定値を指定(設定)する以前に特殊設定値が指定可能(設定可能)な設定モードであることが分かり便利である。
ここでいう報知態様が異なるは、音で報知してもよいし、設定表示器75のセグの色が変化すること、遊技機の下パネルが消灯すること、筐体にある電飾部(LED)の色が変化する、または、液晶画面3にモード名が表示される、などが挙げられる。
(6)また、第2指定操作がなされて第2設定値(T)が指定された場合に、第2設定値(T)が指定されたことを報知可能に構成された報知部を備える、としてもよい。
この構成によれば、第2設定値(T)が指定されたことを報知部が報知可能であるので、誤設定を抑制可能となる。報知部は、前記実施形態における設定値報知部(設定表示器75)であってもよいし、設定値報知部とは別個に設けてもよい。
(7)設定値の指定(変更)は、例えば、設定変更ボタン72への操作のみで実現できてもよいが、図8,9に示す前記実施形態と同様に、複数の操作が一連になされることで設定可能である、としてもよい。図8,9に示すように、設定値の操作は、手順1~5までの一連の手順で構成されている。第1指定操作および第2指定操作は共に一連の複数の手順1~5の中の一つの手順3にかかる操作である。もちろん、第1指定操作および第2指定操作が複数の手順の中の別の手順にかかる操作であってもよい。
また、第1設定値を設定する場合の複数の手順の組み合わせと順序が、第2設定値を設定する場合の複数の手順の組み合わせとその順序が全く異なっていてもよい。
(8)前記実施形態において、第2設定値(特殊設定値T)を設定するための第2指定操作が設定変更ボタン72の長押しであると予め決められているが、店舗側スタッフが設定変更方法をカスタマイズ可能にしてもよい。例えば、第2設定値(特殊設定値T)を設定するための第2指定操作を変更可能にしてもよい。例えば、第2指定操作を、設定変更ボタン72ではなく、ストップスイッチ40を押すことに変更したり、設定変更ボタン72の操作態様を、10分以上の長押しから、1分以上の長押しに変更してもよいし、長押しではなく、第1所定時間(10秒)以内の所定数以上の操作回数(連打)に変更できるようにしてもよい。
(9)前記実施形態では、設定値を指定するための操作部が設定変更ボタン72のみであるが、第2の設定変更ボタンを設けてもよい。第1の設定変更ボタン72を押すたびに、設定候補の設定値として、複数の設定値1~6が順に提示される(1→2→3→4→5→6→1→2のように提示)。一方、第2の設定変更ボタンを押すたびに、設定候補の設定値として、複数の設定値1~6および第2設定値(特殊設定値T)が逆順に提示される(6→5→4→3→2→1→T→6→5のように提示)。ここで、第1の設定変更ボタン72を操作しても第2設定値(特殊設定値T)は提示される可能性が無いが、第2の設定変更ボタンを操作すれば第2設定値(特殊設定値T)が提示される可能性がある。この構成によれば、普段の設定作業として第1の設定変更ボタン72のみを用いる運用にしておけば、第2設定値(特殊設定値T)が誤設定されることを防止可能となる。また、戻りボタンとしての第2設定変更ボタンがあるので、所望の設定値の提示を通り過ぎても戻すことができ、迅速な設定値の設定が可能となる。
(10)遊技機は、遊技機と電気的に接続されたデータカウントや、店舗のデータ管理用コンピュータに、特殊設定値が設定されていることを表す情報を送信可能に構成されている、としてもよい。これにより、特殊設定値(T)が誤設定されていることを知ることが可能となる。また、特殊設定値に加えて、設定値1~6についても、データカウントや、店舗のデータ管理用コンピュータに送信可能に構成されていてもよい。
(11)前記実施形態において、設定変更ボタン72を操作する度に、第1設定値(1~6)が順に設定表示器75に提示される(1→2→3→4→5→6)が、例えば、設定変更ボタン72と他の操作部(例、ストップスイッチ40)とを同時に操作することで、第1設定値(1~6)が逆順に設定表示器75に提示されるようにしてもよい(6→5→4→3→2→1)。なお、提示される順番の中には、第1設定値のみならず、第2設定値が含まれていてもよい。提示される順番の中に第2設定値が含まれる際には、第1順(1→2→3→4→5→6)、および、第2順(6→5→4→3→2→1)、の少なくとも1つに第2設定値が含まれていてもよい。
(12)前記実施形態において、メダルを投入する機種であるが、これに限定されない。例えば、メダルレス機(物理媒体レス機)であってもよい。メダルレス機は、物理媒体を用いないため、ホッパーユニット50を設けずともよい。メダルレス機は、所有メダル数のデータがあり、そのからベットされることで遊技可能となる機種である。
前記実施形態では、RT状態の遷移の説明を省略した。AT機では、所定役が当せんしたが入賞していない状態の下でATでの遊技が行われるものであり、その状態の下では、RT状態が遷移しないためである。しかし、所定役が持ち越されていない状態の下では、RT状態は遷移することができることは、言うまでもない。
前記実施形態では、ベットスイッチ42が設けられている場合を例示したが、ベットスイッチ42はなくてもよい。
前記実施形態の一般遊技状態には、CZが含まれてもよい。また、前記実施形態では、有利遊技状態として、ATやボーナスを例示したが、有利遊技状態には、ARTが含まれてもよい。CZとは、ATへの突入確率やリプレイ確率がCZでない場合よりも高い遊技状態である。ARTは、リプレイ確率が一般遊技状態時よりも高く、かつ、押し順役の正解押し順を報知する遊技状態である。そして、設定値に応じて、AT、CZおよびARTの少なくとも1つへの突入確率が変化してもよい。設定値に応じて、AT、CZおよびARTの性能が変化してもよい。
スロットマシン1の機種の仕様によっては、有利区間が最大1500ゲームに至る前や、遊技者の出玉の獲得枚数が2400枚に至るよりも前に、ATなどである有利遊技状態や有利区間が任意のタイミングにて終了することがあってもよい。
設定値を示唆する演出には、画像によるものの他、回転リール20の回転を停止した際に、リール窓200を介して視認できる図柄が特殊な図柄となることなどが、更に含まれてもよい。
前記実施形態では、遊技機がATタイプのスロットマシンである場合を例示した。しかし、遊技機は、ARTタイプのスロットマシン、ボーナスのみを搭載したノーマルタイプのスロットマシン、有利区間および通常区間を有さないタイプのスロットマシンなど、AT機以外であっても実現できる。また、遊技機は、スロットマシンに限定されることはなく、パチンコであっても実現可能である。
これらの他の実施形態を採用した場合においても、本実施形態の作用効果は発揮される。また、本実施形態と他の実施形態、および他の実施形態同士を適宜組み合わせることも可能である。
614…遊技進行制御部
72…設定変更ボタン(操作部;第1操作部)
74…設定キースイッチ(操作部;第3操作部)
75…設定表示器(設定値報知部)

Claims (8)

  1. 複数の設定値のうち指定された設定値に基づいて遊技進行を実行する遊技進行制御部と、
    少なくとも1つの操作部と、を備え、
    前記複数の設定値は、複数の第1設定値と、前記複数の第1設定値とは異なる第2設定値とを含み、
    前記複数の第1設定値からいずれか1つの前記第1設定値を指定するための前記少なくとも1つの操作部に対する第1指定操作と、前記第2設定値を指定するための前記少なくとも1つの操作部に対する第2指定操作とが異なり、
    前記第1指定操作および前記第2指定操作は、前記遊技進行とは別の設定変更モードで行われる、遊技機。
  2. 前記少なくとも1つの操作部は、第1操作部を含み、
    前記第1指定操作は、前記第1操作部に対する第1操作態様での操作であり、
    前記第2指定操作は、前記第1操作部に対する前記第1操作態様とは異なる第2操作態様での操作である、請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記少なくとも1つの操作部は、第1操作部と、前記第1操作部とは異なる第2操作部と、を含み、
    前記第1指定操作は、前記第1操作部に対する操作であり、
    前記第2指定操作は、前記第2操作部に対する操作である、請求項1に記載の遊技機。
  4. 前記複数の設定値のうちいずれの設定値が設定されるかを示す設定値報知部を備え、
    前記第1指定操作を行うたびに、前記複数の第1設定値から順に1つの前記第1設定値が指定され且つ指定された前記第1設定値が前記設定値報知部により報知され、
    前記第2指定操作によって前記第2設定値が前記設定値報知部により報知される、請求項1~3のいずれかに記載の遊技機。
  5. 指定された前記第1設定値を報知する前記設定値報知部の報知態様と、指定された前記第2設定値を報知する前記設定値報知部の報知態様とは、異なる、請求項4に記載の遊技機。
  6. 前記少なくとも1つの操作部は、前記第1指定操作で操作される操作部及び前記第2指定操作で操作される操作部以外の第3操作部を含み、
    前記第1指定操作又は前記第2指定操作は、前記第3操作部に対する操作がなされた後で操作が有効になる、請求項1~5のいずれかに記載の遊技機。
  7. 報知部を備え、
    前記第2指定操作がなされて前記第2設定値が指定された場合に、前記第2設定値が指定されたことを前記報知部が報知可能に構成されている、請求項1~6に記載の遊技機。
  8. 前記操作部は、筐体内部に設けられた操作子を含み、前記操作子は、前記第1指定操作または前記第2指定操作がなされる操作子であって、遊技者が操作できないボタンである、請求項1~7のいずれかに記載の遊技機。
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