JP7216797B1 - ズームレンズ及びその駆動方法、撮影モジュール及び電子機器 - Google Patents

ズームレンズ及びその駆動方法、撮影モジュール及び電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】従来のズームレンズでは小型化の要求を満たすことが困難であった問題を解決するズームレンズ及びその駆動方法、撮影モジュール及び電子機器を提供する。【解決手段】本願の実施例におけるズームレンズは、光軸に沿って物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とを含み、以下の条件式を満足する。-2.5<f3/fw<-1.5-2.0<f1/fr<-1.0-1.0<f2/f3<-0.40.8<f2/fw<1.5f1:前記第1レンズ群の焦点距離f2:前記第2レンズ群の焦点距離f3:前記第3レンズ群の焦点距離fw:広角端の前記ズームレンズの焦点距離fr:前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の広角端無限遠時の合成焦点距離【選択図】図1

Description

本願は、光学素子の分野に属し、特に、ズームレンズ及びその駆動方法、撮影モジュール及び電子機器に関する。
小型装置への搭載を前提とする場合、ズームレンズの全長は、できるだけ短いことが好ましい。しかしながら、従来のズームレンズは、変倍及び合焦の際に、当該ズームレンズを構成するレンズ群のうち少なくとも2つのレンズ群を移動させる必要があるため、これらレンズ群を移動させるための空間をズームレンズ内に確保しなければならない。このような場合、従来のズームレンズでは、小型化の要求に応えることが困難であった。
本願の実施例の目的は、従来のズームレンズでは小型化の要求を満たすことが困難であった問題を解決するズームレンズ及びその駆動方法、撮影モジュール及び電子機器を提供することにある。
第1態様として、光軸に沿って物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とを含み、以下の条件式を満足するズームレンズを提供する。
-2.5<f3/fw<-1.5 (1)
-2.0<f1/fr<-1.0 (2)
-1.0<f2/f3<-0.4 (3)
0.8<f2/fw<1.5 (4)
f1:前記第1レンズ群の焦点距離
f2:前記第2レンズ群の焦点距離
f3:前記第3レンズ群の焦点距離
fw:広角端の前記ズームレンズの焦点距離
fr:前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の広角端無限遠時の合成焦点距離
選択可能な実現方式として、前記ズームレンズは、光軸に沿って前記第1レンズ群の物体側に位置し、前記第1レンズ群に入射する光の進行方向を変更するための光路変更部材を更に含む。
選択可能な実現方式として、前記ズームレンズの広角端から望遠端への変倍及び/又は合焦の際に、前記第1レンズ群は、固定され、前記第2レンズ群は、光軸に沿って物体側へ移動され、前記第3レンズ群は、光軸に沿って物体側へ移動される。
選択可能な実現方式として、前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとを含み、前記少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとが光軸に沿って配列されている。
選択可能な実現方式として、前記第2レンズ群は、少なくとも2枚の正の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズとを含み、前記少なくとも2枚の正の屈折力を有するレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズとが光軸に沿って配列されている。
選択可能な実現方式として、前記第2レンズ群は、4枚のレンズを含み、ここで、前記4枚のレンズは、2枚の正の屈折力を有するレンズと2枚の負の屈折力を有するレンズとを含み、又は、3枚の正の屈折力を有するレンズと1枚の負の屈折力を有するレンズとを含む。
選択可能な実現方式として、前記第3レンズ群は、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとを含み、前記少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとが光軸に沿って配列されている。
選択可能な実現方式として、前記ズームレンズに含まれる全レンズのうち半分以上のレンズにプラスチックレンズが用いられている。
第2態様として、ズームレンズの駆動方法を提供する。前記ズームレンズは、上記のズームレンズである。前記駆動方法は、前記第1レンズ群を不動に保持すると共に、前記第2レンズ群の光軸に沿った物体側への移動及び前記第3レンズ群の光軸に沿った物体側への移動を、駆動装置を利用して駆動することにより、前記ズームレンズの広角端から望遠端への変倍及び/又は合焦を駆動することを含む。
第3態様として、上記のズームレンズと、前記ズームレンズの像側に設けられているイメージセンサとを含む撮影モジュールを提供する。
第4態様として、筐体と、前記筐体に設けられている上記の撮影モジュールとを含む電子機器を提供する。
本願の実施例において、光軸に沿って物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群とを含み、以下の条件式を満足するズームレンズとすることにより、ズームレンズの変倍ストロークを短縮し、ズームレンズの全長を短縮することができ、小型化、薄型化、高性能化などに寄与する。
-2.5<f3/fw<-1.5 (1)
-2.0<f1/fr<-1.0 (2)
-1.0<f2/f3<-0.4 (3)
0.8<f2/fw<1.5 (4)
f1:第1レンズ群の焦点距離
f2:第2レンズ群の焦点距離
f3:第3レンズ群の焦点距離
fw:広角端のズームレンズの焦点距離
fr:第2レンズ群と第3レンズ群の広角端無限遠時の合成焦点距離
本願の他の特徴、目的及び利点は、以下の図面を参照してなされた非限定的な実施例の詳細な説明を読むことにより、より明らかになる。
図1は、本開示の実施例によるズームレンズの概略構成図である。 図2A、図2B、図2Cは、それぞれ、本願の実施例1におけるズームレンズの広角端、中間位置、望遠端の概略図である。 図2D、図2E、図2Fは、それぞれ、本願の実施例1におけるズームレンズの広角端の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。図2H、図2I、図2Jは、それぞれ、本願の実施例1におけるズームレンズの中間位置の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。図2L、図2M、図2Nは、それぞれ、本願の実施例1におけるズームレンズの望遠端の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。 図3A、図3B、図3Cは、それぞれ、本願の実施例2におけるズームレンズの広角端、中間位置、望遠端の概略図である。 図3D、図3E、図3Fは、それぞれ、本願の実施例2におけるズームレンズの広角端の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。図3H、図3I、図3Jは、それぞれ、本願の実施例2におけるズームレンズの中間位置の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。図3L、図3M、図3Nは、それぞれ、本願の実施例2におけるズームレンズの望遠端の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。 図4A、図4B、図4Cは、それぞれ、本願の実施例3におけるズームレンズの広角端、中間位置、望遠端の概略図である。 図4D、図4E、図4Fは、それぞれ、本願の実施例3におけるズームレンズの広角端の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。図4H、図4I、図4Jは、それぞれ、本願の実施例3におけるズームレンズの中間位置の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。図4L、図4M、図4Nは、それぞれ、本願の実施例3におけるズームレンズの望遠端の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。 図5A、図5B、図5Cは、それぞれ、本願の実施例4におけるズームレンズの広角端、中間位置、望遠端の概略図である。 図5D、図5E、図5Fは、それぞれ、本願の実施例4におけるズームレンズの広角端の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。図5H、図5I、図5Jは、それぞれ、本願の実施例4におけるズームレンズの中間位置の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。図5L、図5M、図5Nは、それぞれ、本願の実施例4におけるズームレンズの望遠端の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。 図6A、図6B、図6Cは、それぞれ、本願の実施例5におけるズームレンズの広角端、中間位置、望遠端の概略図である。 図6D、図6E、図6Fは、それぞれ、本願の実施例5におけるズームレンズの広角端の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。図6H、図6I、図6Jは、それぞれ、本願の実施例5におけるズームレンズの中間位置の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。図6L、図6M、図6Nは、それぞれ、本願の実施例5におけるズームレンズの望遠端の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。 図7A、図7B、図7Cは、それぞれ、本願の実施例6におけるズームレンズの広角端、中間位置、望遠端の概略図である。 図7D、図7E、図7Fは、それぞれ、本願の実施例6におけるズームレンズの広角端の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。図7H、図7I、図7Jは、それぞれ、本願の実施例6におけるズームレンズの中間位置の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。図7L、図7M、図7Nは、それぞれ、本願の実施例6におけるズームレンズの望遠端の縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図である。
本願の実施例における技術的解決策は、本願の実施例における図面と併せて明確かつ完全に説明される。説明される実施例は、本願の一部の実施例であり、全ての実施例ではないことが明らかである。本願における実施例に基づいて、当業者が創造的な労働をすることなく得られる全ての他の実施例は、全て本願の保護範囲に属する。
本願の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」などの用語は、特定の順序又は前後順序を記述するために使用されるのではなく、類似の対象を区別するために使用される。このように使用されるデータは、ここで図示又は説明されるもの以外の順序でも本願の実施例が実施できるように、適切な場合には交換できることや、「第1」、「第2」などで区別される対象は、一般的に同類であり、対象の数が限定されず、例えば、第1対象は、1つであっても、複数であってもよいことを理解されたい。本願の教示から逸脱することなく、以下で論じられる第1レンズは、第2レンズ又は第3レンズとも呼ばれる。
図面では、説明の便宜上、レンズの厚さ、大きさ、形状をやや誇張して示している。具体的には、図中に示す球面又は非球面の形状を一例として示している。即ち、球面又は非球面の形状は、図示したものに限定されない。図面は、単なる例示であり、厳密に縮尺通りに描かれていない。
なお、特に断りのない限り、本願の実施例で使用される全ての用語(技術用語及び科学用語を含む)は、本願が属する技術分野における通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。用語(例えば、一般的な辞書で定義された用語)は、関連技術の文脈上の意味と一致する意味を有すると解釈されるべきであり、本願の実施例において明示的に定義されない限り、理想的又は過度に正式的な意味で解釈されないことを理解されたい。
選択可能に、本願の実施例に係るレンズは、液体レンズ、膜レンズ及び/又は液晶レンズなどから選択されてもよいが、これらに限定されない。
分かりやすくするために、以下では、まず、本願の実施例に係る技術用語を解釈し、説明する。
光軸:光学系において光線を導く方向であり、中心視野の主光線を参考する。
焦点:光軸に平行な光線がレンズで屈折された後の集光点である。
焦点距離(focal length)は、焦点の長さとも呼ばれ、光学系における光の集束又は発散を測る度量方式であり、無限遠の被写体がレンズを通過して焦点面で鮮明な像を形成するときの、レンズの光学中心から焦点までの距離を指す。固定焦点レンズの場合、その光学中心の位置が固定されているので、焦点距離は、固定されている。ズームレンズは、レンズの光学中心が変化すると、レンズの焦点距離が変化するので、焦点距離を調整することができる。
物体距離:被写体とレンズとの間の距離である。
像距離:被写体の像とレンズとの間の距離である。
レンズを境に被写体が位置する側を物体側とし、レンズの物体側に近い面を物体側の面と呼ぶ。
レンズを境に被写体の像が位置する側を像側とし、レンズの像側に近い面を像側面と呼ぶ。
以下、本願の実施例によるズームレンズ及びその駆動方法、撮影モジュール及び電子機器について詳細に説明する。
図1は、本開示の実施例によるズームレンズの概略構成図である。図1に示すように、ズームレンズ10は、光軸に沿って物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群11と、正の屈折力を有する第2レンズ群12と、負の屈折力を有する第3レンズ群13とを含む。図1において、第1レンズ群11は、2枚のレンズを含み、第2レンズ群12は、4枚のレンズを含み、第3レンズ群13は、2枚のレンズを含むが、本願の実施例は、これに限定されるものではない。第1レンズ群11、第2レンズ群12及び第3レンズ群13は、実際の要求に応じて設定することができる。
ここで、ズームレンズ10は、以下の条件式を満足する。
-2.5<f3/fw<-1.5 (1)
-2.0<f1/fr<-1.0 (2)
-1.0<f2/f3<-0.4 (3)
0.8<f2/fw<1.5 (4)
f1:第1レンズ群11の焦点距離
f2:第2レンズ群12の焦点距離
f3:第3レンズ群13の焦点距離
fw:広角端のズームレンズ10の焦点距離
fr:第2レンズ群12と第3レンズ群13の広角端無限遠時の合成焦点距離
本願の実施例のズームレンズ10は、広角端から望遠端への変倍及び/又は合焦の際に、負の屈折力を有する第1レンズ群11が固定され、正の屈折力を有する第2レンズ群12が光軸に沿って物体側へ移動され、負の屈折力を有する第3レンズ群13が光軸に沿って物体側へ移動され、即ち、第2レンズ群12及び第3レンズ群13のみが光軸に沿って物体側へ移動され、かつ、上記条件式(1)乃至(4)を満足する。これにより、ズームレンズ10の小型化、薄型化、高性能化等を図ることができるという優れた効果を奏する。
条件式(1)の下限値を下回ると、第3レンズ群13の屈折力が小さくなりすぎ、変倍及び/又は合焦の際の移動量が増大し、光学全長が大きくなり、ズームレンズ10の小型化が困難となる。条件式(1)の上限値を上回ると、第3レンズ群13の屈折力が大きくなりすぎ、第3レンズ群13を構成する各レンズの屈折力が増大し、生産可能なレンズ形状を確保することが困難になるとともに、変倍時の収差変動が大きくなり、高性能を満足できない。条件式(1)を満足することで、ズームレンズ10の小型化、高性能化などの実現が保証される。
条件式(2)の下限値を下回ると、第1レンズ群11の負の屈折力を有するレンズの屈折力が小さくなりすぎ、広角端において逆テレフォト型の屈折力配置が弱まり、バックフォーカスが短くなり、IFフィルター等の部品を配置するスペースの確保が困難となる。条件式(2)の上限値を上回ると、第1レンズ群11の屈折力が大きくなりすぎ、広角端におけるズームレンズ10の屈折力配置が強い逆テレフォト型の配置となるため、バックフォーカスが大きくなり、ズームレンズ10が大型化してしまう。条件式(2)を満足することで、ズームレンズ10の小型化、高性能化などの実現が保証される。
条件式(3)の下限値を下回ると、第2レンズ群12の屈折力が小さくなりすぎ、第2レンズ群12のズームストロークが増大し、ズームレンズ10全体が大型化してしまう。条件式(3)の上限値を上回ると、第2レンズ群12の屈折力が大きくなりすぎ、ズーム全域における球面収差変動を補正するのが困難となる。条件式(3)を満足することで、ズームレンズ10の小型化、高性能化などの実現が保証される。
条件式(4)の下限値を下回ると、第2レンズ群12の屈折力が大きくなりすぎ、ズーム全域での収差補正が困難になる。条件式(4)の上限値を上回ると、第2レンズ群12の屈折力が小さくなりすぎ、所定のズーム比を確保する為にはズーム移動量が増大し、光学全長が大きくなってしまう。条件式(4)を満足することで、ズームレンズ10の小型化、高性能化などの実現が保証される。
選択可能な実現方式として、図1に示すように、ズームレンズ10は、光軸に沿って第1レンズ群11の物体側に位置し、第1レンズ群11に入射する光の進行方向を変更するための光路変更部材14を更に含む。よって、ズームレンズ10への十分な光の進入を確保し、ズームレンズ10の小型化、薄型化、高性能化に有利である。
選択可能な実現方式として、図1に示すように、ズームレンズ10は、IRカットフィルタ15と、結像面16とを更に含む。ただし、これに限定されない。
選択可能な実現方式として、第1レンズ群11は、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとを含み、該少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとが光軸に沿って配列されている。色収差と大きさの関係から、負の屈折力を有する第1レンズ群11を、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとで構成することにより、第1レンズ群11の性能を良好に保つことができる。
選択可能な実現方式として、第2レンズ群12は、少なくとも2枚の正の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズとを含み、該少なくとも2枚の正の屈折力を有するレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズとが光軸に沿って配列されている。これにより、第2レンズ群12を複数のレンズにより構成することで、大口径化を図ることができ、第2レンズ群12は、色収差及び球面収差を良好に補正することができる。
好適な実施形態として、前記第2レンズ群12は、4枚のレンズを含み、ここで、該4枚のレンズは、2枚の正の屈折力を有するレンズと2枚の負の屈折力を有するレンズとを含み、又は、3枚の正の屈折力を有するレンズと1枚の負の屈折力を有するレンズとを含む。
選択可能な実現方式として、第3レンズ群13は、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとを含み、前記少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとが光軸に沿って配列されている。色収差と大きさの関係から、負の屈折力を有する第3レンズ群13を、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとで構成することにより、第3レンズ群13の性能を良好に保つことができる。また、第3レンズ群13が負の屈折力を有することにより、第1レンズ群11及び第2レンズ群12のレンズ径を小さくすることができ、ズームレンズ10を大口径としつつ、高性能化と小型化とを両立させることができる。
選択可能な実現方式として、ズームレンズ10に含まれる全レンズのうち半分以上のレンズにプラスチックレンズが用いられている。このようにプラスチックレンズを大量に用いることで、ズームレンズ10の高性能化と小型化を図りつつ、安価な生産コストを実現することができる。
本願の実施例は、更にズームレンズの駆動方法を提供する。該ズームレンズは、上記のズームレンズ10である。該駆動方法において、第1レンズ群11を不動に保持すると共に、第2レンズ群12の光軸に沿った物体側への移動及び第3レンズ群13の光軸に沿った物体側への移動を、駆動装置を利用して駆動することにより、ズームレンズの広角端から望遠端への変倍及び/又は合焦を駆動することを含む。
本願の具体的な実施例では、必要に応じて各レンズのレンズ面を非球面で形成している。これらレンズ面に採用する非球面形状は、光軸方向の軸をZ、光軸Xに直行する方向の高さをH、円錐係数をK、非球面係数をA,B,C,Dとしたとき次式によりあらわされる。
Figure 0007216797000002
以下、本願の具体的な実施例に係るズームレンズについて、図面を参照して詳細に説明する。
実施例1
以下、図2A~図2Nを参照して、本願の実施例1におけるズームレンズに関する内容を説明する。図2A、図2B、図2Cは、それぞれ、本願の実施例1におけるズームレンズの広角端、中間位置、望遠端の概略図である。
図2Aに示すように、ズームレンズは、光軸に沿って物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群E1と、正の屈折力を有する第2レンズ群E2と、負の屈折力を有する第3レンズ群E3と、IRカットフィルタE0とを含む。第1レンズ群E1は、2枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表1の1~4である。第2レンズ群E2は、4枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表1の5~12である。第3レンズ群E3は、2枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表1の13~16である。IRカットフィルタE0の物体側面及び像側面の番号は、表1の17~18である。物体からの光は、各レンズ群、IRカットフィルタを順に通過し、最終的に結合面に結像される。
以下の表1に、本願の実施例1におけるズームレンズのレンズデータを示す。ただし、Rは、曲率半径、Thは、面間隔、Ndは、屈折率、Vdは、アッベ数、infinityは、無限大を示す。
Figure 0007216797000003
以下の表2に、本願の実施例1におけるズームレンズの非球面データを示す。
Figure 0007216797000004
本願の実施例1に係るズームレンズの広角端、中間位置及び望遠端における有効焦点距離EFL、絞りFno、各ズーム位置でのTh(即ち表1に示すa、b、c)は、表3に示されている。
Figure 0007216797000005
本願の実施例1において、ズームレンズの広角端における縦球面収差図(LONGITUDINAL SPHERICAL ABER)、非点収差曲線(ASTIGMATIC FIELD CURVES)、歪曲収差図(DISTORTION)は、それぞれ図2D、図2E、図2Fに示されている。ズームレンズの中間位置における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図2H、図2I、図2Jに示されている。ズームレンズの望遠端における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図2L、図2M、図2Nに示されている。FOCUS(MILLMETERS)は、フォーカス調整を示し、フォーカス調整単位は、mmである。これらの図から明らかなように、本願の実施例1のズームレンズは、広角端、中間位置及び望遠端において、収差、像面湾曲及び歪曲収差を共に小さく抑えることができる。
実施例2
以下、図3A~図3Nを参照して、本願の実施例2におけるズームレンズに関する内容を説明する。図3A、図3B、図3Cは、それぞれ、本願の実施例2におけるズームレンズの広角端、中間位置、望遠端の概略図である。
図3Aに示すように、ズームレンズは、光軸に沿って物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群E1と、正の屈折力を有する第2レンズ群E2と、負の屈折力を有する第3レンズ群E3と、IRカットフィルタE0とを含む。第1レンズ群E1は、2枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表4の1~4である。第2レンズ群E2は、4枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表4の5~11である。第3レンズ群E3は、2枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表4の12~15である。IRカットフィルタE0の物体側面及び像側面の番号は、表4の16~17である。物体からの光は、各レンズ群、IRカットフィルタを順に通過し、最終的に結合面に結像される。
以下の表4に、本願の実施例2におけるズームレンズのレンズデータを示す。
Figure 0007216797000006
以下の表5に、本願の実施例2におけるズームレンズの非球面データを示す。
Figure 0007216797000007
本願の実施例2に係るズームレンズの広角端、中間位置及び望遠端における有効焦点距離EFL、絞りFno、各ズーム位置でのTh(即ち表4に示すa、b、c)は、表6に示されている。
Figure 0007216797000008
本願の実施例2において、ズームレンズの広角端における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図3D、図3E、図3Fに示されている。ズームレンズの中間位置における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図3H、図3I、図3Jに示されている。ズームレンズの望遠端における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図3L、図3M、図3Nに示されている。これらの図から明らかなように、本願の実施例2のズームレンズは、広角端、中間位置及び望遠端において、収差、像面湾曲及び歪曲収差を共に小さく抑えることができる。
実施例3
以下、図4A~図4Nを参照して、本願の実施例3におけるズームレンズに関する内容を説明する。図4A、図4B、図4Cは、それぞれ、本願の実施例3におけるズームレンズの広角端、中間位置、望遠端の概略図である。
図4Aに示すように、ズームレンズは、光軸に沿って物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群E1と、正の屈折力を有する第2レンズ群E2と、負の屈折力を有する第3レンズ群E3と、IRカットフィルタE0とを含む。第1レンズ群E1は、2枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表7の1~4である。第2レンズ群E2は、4枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表7の5~11である。第3レンズ群E3は、2枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表7の12~15である。IRカットフィルタE0の物体側面及び像側面の番号は、表1の16~17である。物体からの光は、各レンズ群、IRカットフィルタを順に通過し、最終的に結合面に結像される。
以下の表7に、本願の実施例3におけるズームレンズのレンズデータを示す。
Figure 0007216797000009
以下の表8に、本願の実施例3におけるズームレンズの非球面データを示す。
Figure 0007216797000010
本願の実施例3に係るズームレンズの広角端、中間位置及び望遠端における有効焦点距離EFL、絞りFno、各ズーム位置でのTh(即ち表7に示すa、b、c)は、表9に示されている。
Figure 0007216797000011
本願の実施例3において、ズームレンズの広角端における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図4D、図4E、図4Fに示されている。ズームレンズの中間位置における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図4H、図4I、図4Jに示されている。ズームレンズの望遠端における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図4L、図4M、図4Nに示されている。これらの図から明らかなように、本願の実施例3のズームレンズは、広角端、中間位置及び望遠端において、収差、像面湾曲及び歪曲収差を共に小さく抑えることができる。
実施例4
以下、図5A~図5Nを参照して、本願の実施例4におけるズームレンズに関する内容を説明する。図5A、図5B、図5Cは、それぞれ、本願の実施例4におけるズームレンズの広角端、中間位置、望遠端の概略図である。
図5Aに示すように、ズームレンズは、光軸に沿って物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群E1と、正の屈折力を有する第2レンズ群E2と、負の屈折力を有する第3レンズ群E3と、IRカットフィルタE0とを含む。第1レンズ群E1は、2枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表10の1~4である。第2レンズ群E2は、4枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表10の5~11である。第3レンズ群E3は、2枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表10の12~15である。IRカットフィルタE0の物体側面及び像側面の番号は、表10の16~17である。物体からの光は、各レンズ群、IRカットフィルタを順に通過し、最終的に結合面に結像される。
以下の表10に、本願の実施例4におけるズームレンズのレンズデータを示す。
Figure 0007216797000012
以下の表11に、本願の実施例4におけるズームレンズの非球面を示す。
Figure 0007216797000013
本願の実施例4に係るズームレンズの広角端、中間位置及び望遠端における有効焦点距離EFL、絞りFno、各ズーム位置でのTh(即ち表10に示すa、b、c)は、表12に示されている。
Figure 0007216797000014
本願の実施例4において、ズームレンズの広角端における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図5D、図5E、図5Fに示されている。ズームレンズの中間位置における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図5H、図5I、図5Jに示されている。ズームレンズの望遠端における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図5L、図5M、図5Nに示されている。これらの図から明らかなように、本願の実施例4のズームレンズは、広角端、中間位置及び望遠端において、収差、像面湾曲及び歪曲収差を共に小さく抑えることができる。
実施例5
以下、図6A~図6Nを参照して、本願の実施例5におけるズームレンズに関する内容を説明する。図6A、図6B、図6Cは、それぞれ、本願の実施例5におけるズームレンズの広角端、中間位置、望遠端の概略図である。
図6Aに示すように、ズームレンズは、光軸に沿って物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群E1と、正の屈折力を有する第2レンズ群E2と、負の屈折力を有する第3レンズ群E3と、IRカットフィルタE0とを含む。第1レンズ群E1は、2枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表13の1~4である。第2レンズ群E2は、4枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表13の5~12である。第3レンズ群E3は、2枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表13の13~16である。IRカットフィルタE0の物体側面及び像側面の番号は、表13の17~18である。物体からの光は、各レンズ群、IRカットフィルタを順に通過し、最終的に結合面に結像される。
以下の表13に、本願の実施例5におけるズームレンズのレンズデータを示す。
Figure 0007216797000015
以下の表14に、本願の実施例5におけるズームレンズの非球面データを示す。
Figure 0007216797000016
本願の実施例5に係るズームレンズの広角端、中間位置及び望遠端における有効焦点距離EFL、絞りFno、各ズーム位置でのTh(即ち表13に示すa、b、c)は、表15に示されている。
Figure 0007216797000017
本願の実施例5において、ズームレンズの広角端における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図6D、図6E、図6Fに示されている。ズームレンズの中間位置における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図6H、図6I、図6Jに示されている。ズームレンズの望遠端における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図6L、図6M、図6Nに示されている。これらの図から明らかなように、本願の実施例5のズームレンズは、広角端、中間位置及び望遠端において、収差、像面湾曲及び歪曲収差を共に小さく抑えることができる。
実施例6
以下、図7A~図7Nを参照して、本願の実施例5におけるズームレンズに関する内容を説明する。図7A、図7B、図7Cは、それぞれ、本願の実施例6におけるズームレンズの広角端、中間位置、望遠端の概略図である。
図7Aに示すように、ズームレンズは、光軸に沿って物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群E1と、正の屈折力を有する第2レンズ群E2と、負の屈折力を有する第3レンズ群E3と、IRカットフィルタE0とを含む。第1レンズ群E1は、2枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表16の1~4である。第2レンズ群E2は、4枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表16の5~11である。第3レンズ群E3は、2枚のレンズを含み、物体側面と像側面の番号は、表16の12~15である。IRカットフィルタE0の物体側面及び像側面の番号は、表16の16~17である。物体からの光は、各レンズ群、IRカットフィルタを順に通過し、最終的に結合面に結像される。
以下の表16に、本願の実施例6におけるズームレンズの基本諸元を示す。
Figure 0007216797000018
以下の表17に、本願の実施例6におけるズームレンズの非球面データを示す。
Figure 0007216797000019
本願の実施例6に係るズームレンズの広角端、中間位置及び望遠端における有効焦点距離EFL、絞りFno、各ズーム位置でのTh(即ち表16に示すa、b、c)は、表18に示されている。
Figure 0007216797000020
本願の実施例6において、ズームレンズの広角端における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図7D、図7E、図7Fに示されている。ズームレンズの中間位置における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図7H、図7I、図7Jに示されている。ズームレンズの望遠端における縦球面収差図、非点収差曲線、歪曲収差図は、それぞれ図7L、図7M、図7Nに示されている。これらの図から明らかなように、本願の実施例6のズームレンズは、広角端、中間位置及び望遠端において、収差、像面湾曲及び歪曲収差を共に小さく抑えることができる。
本願の実施例1~6におけるズームレンズの焦点距離f1、f2、f3、fw、fr、及び満足する条件式を、表19に示す。
Figure 0007216797000021
本願の実施例は、画像センサと、上記のズームレンズ10とを含む撮影モジュールを更に提供し、該画像センサがズームレンズ10の像側に設けられる。該ズームレンズ10は、被写体の光信号を受光してイメージセンサに投光するために用いられ、該イメージセンサは、被写体に対応する光信号を画像信号に変換するために用いられるが、ここではその説明を省略する。
本願の実施例は、筐体と、上記の撮影モジュールとを含む電子機器を更に提供し、該撮影モジュールは、画像情報を取得するために筐体に設けられる。ここで、電子機器は、ハンドヘルドデバイス、車載デバイス、ウェアラブルデバイス、コンピューティングデバイス、又はワイヤレスモデムに接続された他の処理デバイスを含み、セルラー電話、スマートフォン(smart phone)、携帯情報端末PDA(personal digital assistant)コンピュータ、タブレット型コンピュータ、ラップトップコンピュータ(laptop computer)、ビデオカメラ、ビデオレコーダ、カメラ、スマートウォッチ(smart watch)、スマートブレスレット(smart wristband)、車載型コンピュータ、及び結像機能を有する他の電子デバイスも含む。本願の実施例は、上記電子機器の具体的な形態を特に限定するものではない。スマートフォンを例として場合、本願のズームレンズを搭載することによって、小型化、薄型化、優れた撮影性能などの効果を奏することができる。
以上の説明は、本願の好適な実施例及び用いられる技術原理の説明にすぎない。本願に係る保護範囲として、上記の技術的構成の特定の組合せによる技術的解決策に限られず、対応する発明の思想を逸脱することなく、例えば、上記構成と本願に開示される(それに限られない)類似機能を有する技術的構成の相互の置換による技術的解決策のような、上記の技術的構成及びその同等な構成の任意の組み合わせによる他の技術的解決策もカバーすることは、当業者が理解するべきである。
10:ズームレンズ
11:第1レンズ群
12:第2レンズ群
13:第3レンズ群
14:光路変更部材
15:IRカットフィルタ
16:結像面

Claims (9)

  1. 光軸に沿って物体側から像側へ順に、負の屈折力を有する第1レンズ群と、正の屈折力を有する第2レンズ群と、負の屈折力を有する第3レンズ群と、から構成され、以下の条件式を満足するズームレンズであって、
    -2.5<f3/fw<-1.5 (1)
    -2.0<f1/fr<-1.0 (2)
    -1.0<f2/f3<-0.4 (3)
    0.8<f2/fw<1.5 (4)
    f1:前記第1レンズ群の焦点距離
    f2:前記第2レンズ群の焦点距離
    f3:前記第3レンズ群の焦点距離
    fw:広角端の前記ズームレンズの焦点距離
    fr:前記第2レンズ群と前記第3レンズ群の広角端無限遠時の合成焦点距離
    広角端から望遠端への変倍の際に、前記第1レンズ群は固定され、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群は、互いのレンズ群の間隔を変化しながら、光軸に沿って物体側に移動し、
    前記第2レンズ群は、少なくとも2枚の正の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズとを含み、前記少なくとも2枚の正の屈折力を有するレンズと少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズとが光軸に沿って配列されていることを特徴とするズームレンズ。
  2. 光軸に沿って前記第1レンズ群の物体側に位置し、前記第1レンズ群に入射する光の進行方向を変更するための光路変更部材を更に含むことを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 前記第1レンズ群は、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとを含み、前記少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとが光軸に沿って配列されていることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  4. 前記第2レンズ群は、4枚のレンズを含み、ここで、前記4枚のレンズは、2枚の正の屈折力を有するレンズと2枚の負の屈折力を有するレンズとを含み、又は、3枚の正の屈折力を有するレンズと1枚の負の屈折力を有するレンズとを含むことを特徴とする請求項に記載のズームレンズ。
  5. 前記第3レンズ群は、少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと、少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとを含み、前記少なくとも1枚の負の屈折力を有するレンズと少なくとも1枚の正の屈折力を有するレンズとが光軸に沿って配列されていることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  6. 前記ズームレンズに含まれる全レンズのうち半分以上のレンズにプラスチックレンズが用いられていることを特徴とする請求項1に記載のズームレンズ。
  7. 請求項1~のいずれか1項に記載のズームレンズの駆動方法であって、
    前記第1レンズ群を不動に保持すると共に、前記第2レンズ群の光軸に沿った物体側への移動及び前記第3レンズ群の光軸に沿った物体側への移動を、駆動装置を利用して駆動することにより、前記ズームレンズの広角端から望遠端への変倍及び/又は合焦を駆動することを含むことを特徴とするズームレンズの駆動方法。
  8. 請求項1~のいずれか1項に記載のズームレンズと、前記ズームレンズの像側に設けられているイメージセンサとを含むことを特徴とする撮影モジュール。
  9. 筐体と、前記筐体に設けられている請求項に記載の撮影モジュールとを含むことを特徴とする電子機器。
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