JP7216062B2 - 鞍乗り型車両 - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗り型車両に関する。
従来、ハーネスとしてのブレーキホースが、左右に操舵される操舵系のステムパイプの周辺に配索される鞍乗り型車両が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1では、上記ブレーキホースは、操舵に伴って移動するブレーキホースが、ステムパイプに設けられた締結部に当たらないように、締結部を迂回するように配索される。
また、特許文献1では、ステムパイプの周辺に配索されるハーネスとしての電線が、可動式のロック機構の近くに配置される。この電線には、電線がロック機構に当接しないように電線を覆う保護部材が設けられる。
特開2013-203189号公報
上記従来の鞍乗り型車両のように、ハーネスを迂回させると、ハーネスが長くなり、ハーネスの配索の効率が低くなる。また、ハーネスに専用の保護部材を設けると部品点数が増加し、構造が複雑になる。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、鞍乗り型車両において、簡単な構造でハーネスを保護し、且つ、ハーネスを効率良く配索できるようにすることを目的とする。
鞍乗り型車両は、ヘッドパイプ、及び前記ヘッドパイプから後方に延びるメインフレームを備える車体フレームと、前記ヘッドパイプによって左右に操舵自在に支持される操舵系と、前記操舵系に支持される第1の電装部品と、前記第1の電装部品から後方に延びるハーネスとを備える鞍乗り型車両において、前記ハーネスを支持するハーネス支持部材が前記メインフレームに取り付けられ、前記ハーネス支持部材は、前記車体フレームに設けられるブラケットに固定され、前記ハーネス支持部材の車幅方向の一方の外側面には、前記ブラケットが固定されるブラケット固定面と、前記ハーネスが固定されるハーネス固定面とが設けられ、前記ハーネス固定面は、前記ブラケット固定面よりも車幅方向外側に位置し、前記ハーネス支持部材は、内部電装部品を支持する箱状の電装品支持部材であり、前記内部電装部品は、前記電装品支持部材の内側に収納されることを特徴とする。
た、上述の構成において、前記ハーネスは、前記電装品支持部材の前後の中間部よりも前方に配置される車両前方部品に接続される第1のケーブルと、前記中間部よりも後方に配置される車両後方部品に接続される第2のケーブルとを備え、前記電装品支持部材の前部には、前記第1のケーブルを前記電装品支持部材の外側から内側に通す第1切り欠き部が設けられ、前記電装品支持部材の後部には、前記第2のケーブルを前記電装品支持部材の外側から内側に通す第2切り欠き部が設けられても良い。
また、上述の構成において、前記ハーネス固定面は、前記電装品支持部材の側壁の一部が車幅方向外側に膨出した膨出部の外側面であり、前記膨出部の底面は、前記電装品支持部材の底壁よりも上方に位置する段部であり、前記第1切り欠き部は、前記ハーネス固定面に隣接し、前記第1のケーブルは、前記段部に支持されても良い。
さらに、上述の構成において、前記ブラケットは、前記車体フレームから延出する板状であり、前記ブラケット固定面に車幅方向外側から当接し、前記ハーネス固定面は、前記ブラケットよりも車幅方向外側に位置しても良い。
また、上述の構成において、前記車体フレームは、前記ヘッドパイプにおいて前記メインフレームよりも下方の位置から後下方に延びるダウンフレームと、前記ダウンフレームと前記メインフレームとを接続する補強フレームとを備え、前記車体フレームは、前記ヘッドパイプ、前記メインフレーム、前記ダウンフレーム、及び補強フレームによって車両側面視で枠状に形成される枠状フレーム部を備え、前記ハーネス支持部材は、前記枠状フレーム部によって車幅方向外側から覆われ、前記ブラケット固定面及び前記ハーネス固定面は、車両側面視で、前記枠状フレーム部で囲まれる空間内に位置し、前記ハーネスは、前記空間内で前記ハーネス固定面に固定されても良い。
また、上述の構成において、前記ブラケットは、前記枠状フレーム部の車幅方向の内側面に固定され、前記内側面から前記空間に延出しても良い。
また、上述の構成において、前記ブラケット固定面及び前記ハーネス固定面は、前後に延びる前記ハーネスに沿って前後に並べて配置されるとともに、互いに隣接していても良い。
鞍乗り型車両は、ヘッドパイプ、及びヘッドパイプから後方に延びるメインフレームを備える車体フレームと、ヘッドパイプによって左右に操舵自在に支持される操舵系と、操舵系に支持される第1の電装部品と、第1の電装部品から後方に延びるハーネスとを備え、ハーネスを支持するハーネス支持部材がメインフレームに取り付けられ、ハーネス支持部材は、車体フレームに設けられるブラケットに固定され、ハーネス支持部材の車幅方向の一方の外側面には、ブラケットが固定されるブラケット固定面と、ハーネスが固定されるハーネス固定面とが設けられ、ハーネス固定面は、ブラケット固定面よりも車幅方向外側に位置する。
この構成によれば、ハーネスが固定されるハーネス固定面は、ブラケットが固定されるブラケット固定面よりも車幅方向外側に位置するため、ブラケットを避けるためにハーネスを迂回させる必要が無く、ハーネスを効率良く配索できる。また、ハーネスをブラケットから離すことでハーネスとブラケットとの接触を回避できるため、簡単な構造でハーネスを保護できる。
また、上述の構成において、ハーネス支持部材は、内部電装部品を支持する箱状の電装品支持部材であり、内部電装部品は、電装品支持部材の内側に収納されても良い。
この構成によれば、電装品支持部材の外側面を利用して、簡単な構造でハーネスを支持できる。
また、上述の構成において、ハーネスは、電装品支持部材の前後の中間部よりも前方に配置される車両前方部品に接続される第1のケーブルと、中間部よりも後方に配置される車両後方部品に接続される第2のケーブルとを備え、電装品支持部材の前部には、第1のケーブルを電装品支持部材の外側から内側に通す第1切り欠き部が設けられ、電装品支持部材の後部には、第2のケーブルを電装品支持部材の外側から内側に通す第2切り欠き部が設けられても良い。
この構成によれば、車両前方部品に接続される第1のケーブルを電装品支持部材の前部の第1切り欠き部から電装品支持部材の内側に通すことができ、車両後方部品に接続される第2のケーブルを電装品支持部材の後部の第2切り欠き部から電装品支持部材の内側に通すことができる。このため、車両前方部品及び車両後方部品に対応させて、第1のケーブル及び第2のケーブルを前後に分配して配索でき、第1のケーブル及び第2のケーブルを効率的に且つ適切な方向に配索できる。
また、上述の構成において、ハーネス固定面は、電装品支持部材の側壁の一部が車幅方向外側に膨出した膨出部の外側面であり、膨出部の底面は、電装品支持部材の底壁よりも上方に位置する段部であり、第1切り欠き部は、ハーネス固定面に隣接し、第1のケーブルは、段部に支持されても良い。
この構成によれば、膨出部を設ける簡単な構造で、ハーネス固定面をブラケット固定面よりも車幅方向外側に位置させることができる。また、膨出部の段部を利用して、簡単な構造で、第1切り欠き部と第1のケーブルとの接触を低減し、第1のケーブルを保護及び支持できる。
さらに、上述の構成において、ブラケットは、車体フレームから延出する板状であり、ブラケット固定面に車幅方向外側から当接し、ハーネス固定面は、ブラケットよりも車幅方向外側に位置しても良い。
この構成によれば、ハーネス固定面は、ブラケットよりも車幅方向外側に位置するため、ハーネスとブラケットとの接触を回避でき、簡単な構造でハーネスを保護できる。
また、上述の構成において、車体フレームは、ヘッドパイプにおいてメインフレームよりも下方の位置から後下方に延びるダウンフレームと、ダウンフレームとメインフレームとを接続する補強フレームとを備え、車体フレームは、ヘッドパイプ、メインフレーム、ダウンフレーム、及び補強フレームによって車両側面視で枠状に形成される枠状フレーム部を備え、ハーネス支持部材は、枠状フレーム部によって車幅方向外側から覆われ、ブラケット固定面及びハーネス固定面は、車両側面視で、枠状フレーム部で囲まれる空間内に位置し、ハーネスは、空間内でハーネス固定面に固定されても良い。
この構成によれば、ハーネスが、枠状フレーム部で囲まれる空間内でハーネス固定面に固定されるため、枠状フレーム部で囲まれる空間を利用して、ハーネスを車幅方向にコンパクトに配置できる。
また、上述の構成において、ブラケットは、枠状フレーム部の車幅方向の内側面に固定され、内側面から空間に延出しても良い。
この構成によれば、ブラケットを車幅方向内側に寄せて配置できるため、ハーネスとブラケットとの距離を車幅方向に大きく確保でき、ハーネスをブラケットから保護できる。
また、上述の構成において、ブラケット固定面及びハーネス固定面は、前後に延びるハーネスに沿って前後に並べて配置されるとともに、互いに隣接していても良い。
この構成によれば、ブラケット固定面及びハーネス固定面をコンパクトに設けることができる。また、ブラケットに固定されて剛性が高いブラケット固定面に隣接してハーネス固定面が設けられるため、ハーネス固定面によってハーネスを強固に支持できる。
本発明の実施の形態に係る自動二輪車の左側面図である。 車体フレームの前部の左側面図である。 図2の車体フレームをヘッドパイプの軸方向に上方側から見た図である。 図2のIV-IV断面図である。 電装品支持部材の左側面図である。 電装品支持部材を後方から見た図である。 車体フレームの前部及び電装品支持部材の左側面図である。 図2のIV-IV断面図であって、ブラケットの周辺部を拡大した断面図である。 図2のIX-IX断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、説明中、前後左右および上下といった方向の記載は、特に記載がなければ車体に対する方向と同一とする。また、各図に示す符号FRは車体前方を示し、符号UPは車体上方を示し、符号LHは車体左方を示す。
図1は、本発明の実施の形態に係る自動二輪車1の左側面図である。
自動二輪車1は、車体フレーム10にパワーユニットとしてのエンジン11が支持され、前輪2を操舵可能に支持する操舵系12が車体フレーム10の前端部に操舵可能に支持され、後輪3を支持するスイングアーム13が車体フレーム10の後部に設けられる車両である。
自動二輪車1は、乗員がシート14に跨るようにして着座する鞍乗り型車両であり、シート14は、車体フレーム10の後部の上方に設けられる。
図2は、車体フレーム10の前部の左側面図である。図2では、後述の電装品支持部材60及びメインハーネス50等も図示されている。
図1及び図2を参照し、車体フレーム10は、車体フレーム10の前端部に設けられるヘッドパイプ15と、ヘッドパイプ15の上部から後下方に延びる左右一対のメインフレーム16と、ヘッドパイプ15においてメインフレーム16よりも下方の位置から後下方に延びる左右一対のダウンフレーム17とを備える。
また、車体フレーム10は、メインフレーム16の後端部から下方に延びるセンターフレーム(不図示)と、上記センターフレームの後方に配置されるシートフレーム(不図示)とを備える。
さらに、車体フレーム10は、ダウンフレーム17の上部から後方に延出してメインフレーム16の前部に接続される第1補強フレーム21と、第1補強フレーム21の下方でダウンフレーム17とメインフレーム16とを前後に接続する第2補強フレーム22とを備える。第1補強フレーム21及び第2補強フレーム22は、左右の各メインフレーム16に対応して、左右一対で配置される。
車体フレーム10は、ヘッドパイプ15、メインフレーム16、ダウンフレーム17、及び第1補強フレーム21によって車両側面視で枠状に形成される枠状フレーム部23を備える。枠状フレーム部23は、左右一対で設けられる。
車体フレーム10の前部には、車両側面視で枠状フレーム部23によって囲まれる空間Sが形成される。
図1を参照し、操舵系12は、ヘッドパイプ15に回動自在に軸支されるステアリングシャフト(不図示)と、上記ステアリングシャフトの上端部に固定されるトップブリッジ24と、上記ステアリングシャフトの下端部に固定されるボトムブリッジ25と、トップブリッジ24及びボトムブリッジ25に支持される左右一対のフロントフォーク26と、トップブリッジ24に取り付けられる操舵用のハンドル27とを備える。
前輪2は、左右のフロントフォーク26の下端部間に渡される車軸2aに軸支される。
スイングアーム13は、上記センターフレームに設けられるピボット軸28に支持される。ピボット軸28は、スイングアーム13の前端部に挿通される。スイングアーム13は、ピボット軸28を中心に上下に揺動する。
後輪3は、スイングアーム13の後端部に設けられる車軸3aに支持される。
自動二輪車1は、スイングアーム13の前部と車体フレーム10との間に掛け渡されるリアクッション29を備える。
エンジン11は、車両側面視で、メインフレーム16の下方、且つ、ダウンフレーム17と上記センターフレームとの間に配置され、車体フレーム10に固定される。
エンジン11は、内燃機関である。エンジン11は、車幅方向に延びるクランク軸(不図示)を支持するクランクケース31と、クランクケース31の前部の上部から上方に延びるシリンダー部32とを備える。上記クランク軸を回転させるピストン(不図示)は、シリンダー部32内を上下に往復運動する。
エンジン11の排気管33は、シリンダー部32の前面の排気口から後方に延びる。排気管33の下流端にはマフラー34が接続される。
クランクケース31の後部は、変速機(不図示)を収容する変速機ケース部31aである。エンジン11の出力は、上記変速機の出力軸と後輪3とを接続する駆動チェーン35によって後輪3に伝達される。
燃料タンク37は、メインフレーム16の上方でヘッドパイプ15とシート14との間に配置される。
自動二輪車1は、車体カバーとして、ヘッドパイプ15を前方から覆うフロントカバー38と、車体フレーム10の前部及び燃料タンク37を側方から覆うフロントサイドカバー39と、シート14の下方の車体を側方から覆うリアサイドカバー40とを備える。
フロントフェンダー41は、フロントフォーク26に取り付けられる。
ヘッドライト42a及びメーターユニット42bは、ヘッドパイプ15よりも前方に配置される。ヘッドライト42a及びメーターユニット42bは、操舵系12の上部に取り付けられており、操舵系12が操舵される際には、操舵系12と一体に左右に回動する。
ヘッドライト42aは、フロントカバー38の前面から前方に露出する。メーターユニット42bは、車速等の自動二輪車1に関する情報を表示する。
ヘッドライト42a及びメーターユニット42bは、操舵系12に支持される第1の電装部品42である。
図3は、図2の車体フレーム10をヘッドパイプ15の中心軸HCの軸方向に上方側から見たIII矢視図である。
図2及び図3を参照し、左右の各メインフレーム16は、ヘッドパイプ15から後方且つ車幅方向外側に延びる前端部16aと、前端部16aの後端から車両前後方向に沿って後方に延びる後方延出部16bとを備える。
自動二輪車1は、電装系のメインハーネス50(ハーネス)を備える。メインハーネス50は、複数の電線(ケーブル)が一つに束ねられたケーブルである。メインハーネス50は、自動二輪車1に搭載されるバッテリー45(図1)に接続される。メインハーネス50は、自動二輪車1の前端部から車体フレーム10に沿って自動二輪車1の後端部まで延び、自動二輪車1の各部に電力を供給する。
メインハーネス50の前端部50aは、ヘッドパイプ15の前方に位置し、ヘッドライト42a及びメーターユニット42bに接続される。バッテリー45の電力は、メインハーネス50を介し、ヘッドライト42a及びメーターユニット42bに供給される。
メインハーネス50は、前端部50aから下方に延びてヘッドパイプ15の下部の側方(左側方)で後方に屈曲し、左右の一方側(左側)の第1補強フレーム21に沿って後方に延び、第1補強フレーム21の後端部近傍で後下方に屈曲し、左右の一方側(左側)のメインフレーム16に沿って後下方に延びる。
自動二輪車1は、内部電装部品52を支持する電装品支持部材60(ハーネス支持部材)を備える。内部電装部品52及び電装品支持部材60は、ヘッドパイプ15よりも後方で、左右のメインフレーム16の間に配置される。
内部電装部品52としては、自動二輪車1の左右の傾斜を検出する角度センサー52a、自動二輪車1の各部を電子的に制御する電子制御ユニット52b、及びリレー52cが設けられる。
また、自動二輪車1の前部には、電装品として、車両前方部品46が設けられる。車両前方部品46は、自動二輪車1のメインスイッチである。このメインスイッチが、メインスイッチに差し込まれるキーによって操作されることで、自動二輪車1の主電源のオン及びオフが切り替えられる。
メインハーネス50は、メインハーネス50の本体50bから分岐して車両前方部品46に接続される第1のケーブル53aと、本体50bから分岐して電子制御ユニット52bに接続される第2のケーブル53bと、本体50bから分岐して角度センサー52aに接続される第3のケーブル53cと、本体50bから分岐してリレー52cに接続される第4のケーブル53dとを備える。
詳細には、第1のケーブル53aは、本体50bから分岐して延びる延出ケーブル部53a1と、車両前方部品46から延びる接続ケーブル部53a2と、延出ケーブル部53a1の端部と接続ケーブル部53a2の端部とを接続するコネクター部53a3とを備える。
図4は、図2のIV-IV断面図である。図4では、メインハーネス50及び内部電装部品52は不図示である。図5は、電装品支持部材60の左側面図である。図6は、電装品支持部材60を後方から見た図である。
図3~図6を参照し、電装品支持部材60は、電装品支持部材60の上面の略全体が開放する箱状のケースである。電装品支持部材60は、燃料タンク37によって上方から覆われる。
電装品支持部材60は、車幅方向よりも車両前後方向に長い箱状である。
電装品支持部材60は、底壁61と、底壁61の左右の側縁からそれぞれ上方に延出する側壁62,63と、底壁61の前縁から上方に延出する前壁64と、底壁61の後縁から上方に延出する後壁65とを備える。後壁65は、前壁64及び側壁62,63よりも低い壁である。
左右の一方側(左側)の側壁62は、車幅方向においてメインハーネス50に近い側の側壁であり、左右の他方側(右側)の側壁63は、車幅方向においてメインハーネス50から遠い側の側壁である。
電装品支持部材60は、内部電装部品52を支持する第1支持部66a、第2支持部66b、及び第3支持部66cを備える。第1支持部66a、第2支持部66b、及び第3支持部66cは、底壁61から上方に延出するリブ状である。
第1支持部66aは、左側の側壁62の下部に設けられる開口62a(図5)から電装品支持部材60の外側に露出する。
内部電装部品52は、箱状の電装品支持部材60の内部に収納される。
詳細には、角度センサー52aは、第1支持部66aに締結具で締結される。電子制御ユニット52bは、第2支持部66bに上方から係合することで底壁61に支持される。リレー52cは、第3支持部66cに上方から係合することで底壁61に支持される。
電装品支持部材60は、左側の側壁62の後部の上端部から車幅方向外側に延出する引っ掛け部67と、右側の側壁63の後部の上端部から車幅方向外側に延出する引っ掛け部68とを備える。
電装品支持部材60は、引っ掛け部67が左側のメインフレーム16に上方から引っ掛けられるとともに、引っ掛け部68が右側のメインフレーム16に上方から引っ掛けられることで、左右のメインフレーム16に支持される。
電装品支持部材60の内側において右側の側壁63の近傍には、車体フレーム10に固定される固定部69が設けられる。固定部69は、右側の引っ掛け部68の前方で電装品支持部材60内の上部に位置する。
車体フレーム10は、右側のメインフレーム16から車幅方向内側に延出する板状の支持片16cを備える。
固定部69は、支持片16cに上方から当接する。電装品支持部材60は、固定部69に上方から挿通されるケース締結具69aによって支持片16cに締結される。
図7は、車体フレーム10の前部及び電装品支持部材60の左側面図である。
図4~図7を参照し、電装品支持部材60の左側の側壁62の前部の上部には、車体フレーム10のブラケット80に固定されるブラケット固定部75が設けられる。ブラケット固定部75は、引っ掛け部67よりも前方に設けられる。
ブラケット80は、第1補強フレーム21の前部から上方に延出する板状部材である。
電装品支持部材60のブラケット固定部75は、ブラケット80及びブラケット固定部75に車幅方向外側から挿通されるブラケット締結具81によって、ブラケット80に締結される。ブラケット締結具81は、例えばボルトである。
すなわち、電装品支持部材60は、ブラケット固定部75、固定部69、引っ掛け部67、及び引っ掛け部68を介して車体フレーム10に固定される。
図4~図7を参照し、電装品支持部材60の左側の側壁62の前部の上部には、側壁62の一部が車幅方向外側に膨出した膨出部70が設けられる。膨出部70は、ブラケット固定部75の後方に位置する。
膨出部70は、側壁62の上端部に位置しており、膨出部70の底面は、電装品支持部材60の底壁61に対して上方に位置する段部70aになっている。
膨出部70は側壁62の上端部に設けられており、膨出部70は上方に開放する。
膨出部70の車幅方向の外側面は、メインハーネス50が固定されるハーネス固定面71である。ハーネス固定面71には、ハーネス固定面71を車幅方向に貫通する支持孔71aが設けられる。
また、側壁62には、膨出部70の一部が膨出部70の上縁から下方に切り欠かれた第1切り欠き部72が設けられる。第1切り欠き部72は、段部70aよりも上方に位置する。第1切り欠き部72は、支持孔71aの後上方に位置する。
さらに、電装品支持部材60は、後壁65の一部が後壁65の上縁から下方に切り欠かれた第2切り欠き部73を備える。第2切り欠き部73は、車幅方向において左側の側壁62側に寄せて配置される。
図8は、図2のIV-IV断面図であって、ブラケット80の周辺部を拡大した断面図である。
図7及び図8を参照し、ブラケット80は、車両側面視で上下に長い平板であり、板厚方向を車幅方向に指向させて配置される。ブラケット80の下端部は、枠状フレーム部23の下部を構成する第1補強フレーム21の車幅方向の内側面21aに、例えば溶接によって結合される。
ブラケット80は、内側面21aから、車両側面視で枠状フレーム部23内の空間S内に向けて上方に延出する。
ブラケット80の上部には、ブラケット締結具81が挿通される固定孔80a(図8)が設けられる。
電装品支持部材60のブラケット固定部75の車幅方向の外側面は、ブラケット80が固定されるブラケット固定面75aである。
ブラケット80は、車幅方向内側の面がブラケット固定面75aに当接する。ブラケット固定面75aには、ブラケット固定部75を貫通する固定孔75bが設けられる。
ブラケット固定部75の車幅方向の内側面には、ナット81aが配置される。
ブラケット締結具81は、車幅方向外側からブラケット80の固定孔80a及びブラケット固定部75の固定孔75bに挿通され、ナット81aに締結される。これにより、電装品支持部材60の側壁62の前部はブラケット80に締結される。
ブラケット固定面75a及びブラケット80は、図8の上面視では、メインハーネス50に沿うように、後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜している。
図9は、図2のIX-IX断面図である。
図2、図8及び図9を参照し、電装品支持部材60の膨出部70のハーネス固定面71には、ハーネス支持具85を介してメインハーネス50が固定される。
ハーネス支持具85は、ハーネス固定面71の支持孔71aに係合する係合部85aと、メインハーネス50の本体50bの外周に巻かれるバンド部85bとを備える。
係合部85aは、支持孔71aに車幅方向外側から差し込まれる。バンド部85bは、ハーネス固定面71に対し車幅方向外側に延びるリング状である。
ブラケット固定面75a及びハーネス固定面71は、電装品支持部材60の左側の側壁62の前部において、車両前後方向に並べて配置される。
ハーネス固定面71は、ブラケット固定面75aに隣接してブラケット固定面75aの後方に配置される。
ハーネス固定面71は、ブラケット固定面75aの後方で、ブラケット固定面75aに対し車幅方向外側に膨出しており、ブラケット固定面75aよりも車幅方向外側に位置する。ハーネス固定面71は、ブラケット固定面75aに対し、車幅方向外側に距離Dだけ離れている。
ハーネス固定面71とブラケット固定面75aとは互いに略平行であり、後方に向かうに従って車幅方向外側に位置するように傾斜している。
ブラケット固定面75aに固定されたブラケット80は、ハーネス固定面71の前方で、ハーネス固定面71よりも車幅方向内側に位置する。すなわち、ハーネス固定面71は、ブラケット80よりも車幅方向外側に位置する。
図7に示すように、ブラケット固定面75a及びハーネス固定面71は、車両側面視で、枠状フレーム部23に囲まれる空間S内に位置し、空間Sから車幅方向外側に露出する。
図7~図9を参照し、ハーネス支持具85は、ブラケット締結具81に対し、後方且つ下方に位置する。
図2、図8及び図9を参照し、ヘッドパイプ15の側方を通って後方に延びるメインハーネス50は、枠状フレーム部23の空間S内に入り、空間S内でハーネス支持具85を介してハーネス固定面71に固定される。メインハーネス50は、空間S内で、ブラケット固定面75a、ブラケット80、及びハーネス固定面71の車幅方向外側を通る。メインハーネス50は、車両側面視で、車幅方向外側からブラケット80に重なる。
メインハーネス50が枠状フレーム部23の空間Sを通るため、空間Sを利用して、メインハーネス50を車幅方向にコンパクトに配置できる。
また、メインハーネス50は、第1補強フレーム21においてハーネス固定面71の後方に設けられる支持部材21bによって下方から支持される。支持部材21bは、第1補強フレーム21から車幅方向外側に延びるフック状である。
メインハーネス50は、空間Sから後方に延び、左側のメインフレーム16に沿って後下方に延びる。
ブラケット固定面75aは、車体フレーム10のブラケット80に固定される部分であるため、剛性が高い。ハーネス固定面71は、剛性が高いブラケット固定面75aに隣接するため、高い剛性でメインハーネス50を支持できる。
操舵系12が左右に操舵されると、ヘッドライト42a及びメーターユニット42bは操舵系12と共に左右に移動する。これに伴って、ヘッドライト42a及びメーターユニット42bに接続されたメインハーネス50も左右に移動する。
自動二輪車1では、ハーネス固定面71がブラケット固定面75aよりも車幅方向外側に位置するため、ブラケット固定面75aに固定されるブラケット80は、車幅方向の内側寄りに位置する。このため、左右に移動するメインハーネス50とブラケット80との距離を確保でき、メインハーネス50とブラケット80との接触を回避できる。
図2及び図3を参照し、メインハーネス50の本体50bから分岐する第1のケーブル53aは、側壁62の第1切り欠き部72から電装品支持部材60内に入り、電装品支持部材60に対し上方に延びて車両前方部品46に接続される。
詳細には、第1のケーブル53aは、延出ケーブル部53a1が第1切り欠き部72を通って電装品支持部材60内に入る。第1のケーブル53aのコネクター部53a3は、電装品支持部材60の前部の内部に配置され、第1切り欠き部72の近傍で電装品支持部材60に固定されている。延出ケーブル部53a1の端部は、コネクター部53a3の下部に下方から接続される。
第1のケーブル53aの接続ケーブル部53a2は、コネクター部53a3の上部から上方に延びて車両前方部品46に繋がる。
車両前方部品46は、メインフレーム16の前端部16aに取り付けられており、電装品支持部材60よりも上方に位置する。また、車両前方部品46は、電装品支持部材60における車両前後方向の中間部M(図3)よりも前方に位置する。車両前方部品46は、角度センサー52aの前上方に位置する。
メインハーネス50の本体50bから分岐する第3のケーブル53cは、側壁62の第1切り欠き部72から電装品支持部材60内に入り、角度センサー52aに接続される。
また、メインハーネス50の本体50bから分岐する第2のケーブル53bは、後壁65の第2切り欠き部73から電装品支持部材60内に入り、電子制御ユニット52bに接続される。
また、メインハーネス50の本体50bから分岐する第4のケーブル53dは、後壁65の第2切り欠き部73から電装品支持部材60内に入り、リレー52cに接続される。
詳細には、電子制御ユニット52bに接続される第2のケーブル53bは、電子制御ユニット52bから第2切り欠き部73を通って後方に延び、電子制御ユニット52bをエンジン11及びバッテリー45に接続する。バッテリー45(図1)は、電装品支持部材60の後方に配置される。バッテリー45は、電装品支持部材60の中間部Mよりも後方に位置する車両後方部品である。
第1のケーブル53a、第2のケーブル53b、第3のケーブル53c、及び第4のケーブル53dは、メインハーネス50に沿うように設けられる側壁62に近い位置から電装品支持部材60内に入る。このため、第1のケーブル53a、第2のケーブル53b、第3のケーブル53c、及び第4のケーブル53dを効率良く配索できる。
第1のケーブル53a及び第3のケーブル53cは、第1切り欠き部72の近傍において、膨出部70の段部70aによって下方から支持される。このため、第1のケーブル53a及び第3のケーブル53cを簡単な構造で支持できる。
以上説明したように、本発明を適用した実施の形態によれば、自動二輪車1は、ヘッドパイプ15、及びヘッドパイプ15から後方に延びるメインフレーム16を備える車体フレーム10と、ヘッドパイプ15によって左右に操舵自在に支持される操舵系12と、操舵系12に支持される第1の電装部品42と、第1の電装部品42から後方に延びるメインハーネス50とを備え、メインハーネス50を支持するハーネス支持部材60(電装品支持部材60)がメインフレーム16に取り付けられる。ハーネス支持部材60は、車体フレーム10に設けられるブラケット80に固定され、ハーネス支持部材60の車幅方向の一方の外側面には、ブラケット80が固定されるブラケット固定面75aと、メインハーネス50が固定されるハーネス固定面71とが設けられ、ハーネス固定面71は、ブラケット固定面75aよりも車幅方向外側に位置する。
この構成によれば、メインハーネス50が固定されるハーネス固定面71は、ブラケット80が固定されるブラケット固定面75aよりも車幅方向外側に位置するため、ブラケット80を避けるためにメインハーネス50を迂回させる必要が無く、メインハーネス50を効率良く配索できる。また、メインハーネス50をブラケット80から離すことでメインハーネス50とブラケット80との接触を回避できるため、簡単な構造でメインハーネス50を保護できる。
また、ハーネス支持部材60は、内部電装部品52を支持する箱状の電装品支持部材60であり、内部電装部品52は、電装品支持部材60の内側に収納されても良い。
この構成によれば、電装品支持部材60の外側面を利用して、簡単な構造でメインハーネス50を支持できる。
また、メインハーネス50は、電装品支持部材60の前後の中間部Mよりも前方に配置される車両前方部品46に接続される第1のケーブル53aと、中間部Mよりも後方に配置される車両後方部品であるバッテリー45に接続される第2のケーブル53bとを備え、電装品支持部材60の前部には、第1のケーブル53aを電装品支持部材60の外側から内側に通す第1切り欠き部72が設けられ、電装品支持部材60の後部には、第2のケーブル53bを電装品支持部材60の外側から内側に通す第2切り欠き部73が設けられる。
この構成によれば、車両前方部品46に接続される第1のケーブル53aを電装品支持部材60の前部の第1切り欠き部72から電装品支持部材60の内側に通すことができ、車両後方部品であるバッテリー45に接続される第2のケーブル53bを電装品支持部材60の後部の第2切り欠き部73から電装品支持部材60の内側に通すことができる。このため、車両前方部品46及びバッテリー45に対応させて、第1のケーブル53a及び第2のケーブル53bを前後に分配して配索でき、第1のケーブル53a及び第2のケーブル53bを効率的に且つ適切な方向に配索できる。
また、第3のケーブル53cは、第1切り欠き部72から電装品支持部材60の内側に通され、第4のケーブル53dは、第2切り欠き部73から電装品支持部材60の内側に通される。このため、第3のケーブル53c及び第4のケーブル53dを前後に分配して効率良く配索できる。
また、ハーネス固定面71は、電装品支持部材60の側壁62の一部が車幅方向外側に膨出した膨出部70の外側面であり、膨出部70の底面は、電装品支持部材60の底壁61よりも上方に位置する段部70aであり、第1切り欠き部72は、ハーネス固定面71に隣接し、第1のケーブル53aは、段部70aに支持される。
この構成によれば、膨出部70を設ける簡単な構造で、ハーネス固定面71をブラケット固定面75aよりも車幅方向外側に位置させることができる。また、膨出部70の段部70aを利用して、第1切り欠き部72と第1のケーブル53aとの接触を低減し、第1のケーブル53aを保護及び支持できる。
また、第3のケーブル53cも第1切り欠き部72を通るとともに段部70aに支持される。このため、段部70aを利用して、第1切り欠き部72と第3のケーブル53cとの接触を低減して、第3のケーブル53cを保護及び支持できる。
さらに、ブラケット80は、車体フレーム10から延出する板状であり、ブラケット固定面75aに車幅方向外側から当接し、ハーネス固定面71は、ブラケット80よりも車幅方向外側に位置する。
この構成によれば、ハーネス固定面71は、ブラケット80よりも車幅方向外側に位置するため、メインハーネス50とブラケット80との接触を回避でき、簡単な構造でメインハーネス50を保護できる。
また、車体フレーム10は、ヘッドパイプ15においてメインフレーム16よりも下方の位置から後下方に延びるダウンフレーム17と、ダウンフレーム17とメインフレーム16とを接続する第1補強フレーム21とを備え、車体フレーム10は、ヘッドパイプ15、メインフレーム16、ダウンフレーム17、及び第1補強フレーム21によって車両側面視で枠状に形成される枠状フレーム部23を備え、ハーネス支持部材60は、枠状フレーム部23によって車幅方向外側から覆われ、ブラケット固定面75a及びハーネス固定面71は、車両側面視で、枠状フレーム部23で囲まれる空間S内に位置し、メインハーネス50は、空間S内でハーネス固定面71に固定される。
この構成によれば、メインハーネス50が、枠状フレーム部23で囲まれる空間S内でハーネス固定面71に固定されるため、枠状フレーム部23で囲まれる空間Sを利用して、メインハーネス50を車幅方向にコンパクトに配置できる。
また、ブラケット80は、枠状フレーム部23の車幅方向の内側面21aに固定され、内側面21aから空間Sに延出する。
この構成によれば、ブラケット80を車幅方向内側に寄せて配置できるため、メインハーネス50とブラケット80との距離を車幅方向に大きく確保でき、メインハーネス50をブラケット80から保護できる。
また、ブラケット固定面75a及びハーネス固定面71は、前後に延びるメインハーネス50に沿って前後に並べて配置されるとともに、互いに隣接している。
この構成によれば、ブラケット固定面75a及びハーネス固定面71をコンパクトに設けることができる。また、ブラケット80に固定されて剛性が高いブラケット固定面75aに隣接してハーネス固定面71が設けられるため、ハーネス固定面71によってメインハーネス50を強固に支持できる。
なお、上記実施の形態は本発明を適用した一態様を示すものであって、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。
上記実施の形態では、操舵系12に支持される第1の電装部品としてヘッドライト42a及びメーターユニット42bを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、第1の電装部品は、ヘッドライト42a及びメーターユニット42bの少なくともいずれかが設けられても良いし、操舵系12に設けられる他の電装部品であっても良い。
また、上記実施の形態では、鞍乗り型車両として自動二輪車1を例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明は、前輪または後輪を2つ備える3輪の鞍乗り型車両及び4輪以上を備える鞍乗り型車両に適用可能である。
1 自動二輪車(鞍乗り型車両)
10 車体フレーム
12 操舵系
15 ヘッドパイプ
16 メインフレーム
17 ダウンフレーム
21 第1補強フレーム(補強フレーム)
21a 内側面
23 枠状フレーム部
42 第1の電装部品
45 バッテリー(車両前方部品)
46 車両前方部品
50 メインハーネス(ハーネス)
52 内部電装部品
53a 第1のケーブル
53b 第2のケーブル
60 電装品支持部材(ハーネス支持部材)
61 底壁
62 側壁
70 膨出部
70a 段部
71 ハーネス固定面
72 第1切り欠き部
73 第2切り欠き部
75a ブラケット固定面
80 ブラケット
M 中間部
S 空間

Claims (7)

  1. ヘッドパイプ(15)、及び前記ヘッドパイプ(15)から後方に延びるメインフレーム(16)を備える車体フレーム(10)と、前記ヘッドパイプ(15)によって左右に操舵自在に支持される操舵系(12)と、前記操舵系(12)に支持される第1の電装部品(42)と、前記第1の電装部品(42)から後方に延びるハーネス(50)とを備える鞍乗り型車両において、
    前記ハーネス(50)を支持するハーネス支持部材(60)が前記メインフレーム(16)に取り付けられ、
    前記ハーネス支持部材(60)は、前記車体フレーム(10)に設けられるブラケット(80)に固定され、
    前記ハーネス支持部材(60)の車幅方向の一方の外側面には、前記ブラケット(80)が固定されるブラケット固定面(75a)と、前記ハーネス(50)が固定されるハーネス固定面(71)とが設けられ、
    前記ハーネス固定面(71)は、前記ブラケット固定面(75a)よりも車幅方向外側に位置し
    前記ハーネス支持部材(60)は、内部電装部品(52)を支持する箱状の電装品支持部材(60)であり、前記内部電装部品(52)は、前記電装品支持部材(60)の内側に収納されることを特徴とする鞍乗り型車両。
  2. 前記ハーネス(50)は、前記電装品支持部材(60)の前後の中間部(M)よりも前方に配置される車両前方部品(46)に接続される第1のケーブル(53a)と、前記中間部(M)よりも後方に配置される車両後方部品(45)に接続される第2のケーブル(53b)とを備え、
    前記電装品支持部材(60)の前部には、前記第1のケーブル(53a)を前記電装品支持部材(60)の外側から内側に通す第1切り欠き部(72)が設けられ、
    前記電装品支持部材(60)の後部には、前記第2のケーブル(53b)を前記電装品支持部材(60)の外側から内側に通す第2切り欠き部(73)が設けられることを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
  3. 前記ハーネス固定面(71)は、前記電装品支持部材(60)の側壁(62)の一部が車幅方向外側に膨出した膨出部(70)の外側面であり、
    前記膨出部(70)の底面は、前記電装品支持部材(60)の底壁(61)よりも上方に位置する段部(70a)であり、
    前記第1切り欠き部(72)は、前記ハーネス固定面(71)に隣接し、
    前記第1のケーブル(53a)は、前記段部(70a)に支持されることを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
  4. 前記ブラケット(80)は、前記車体フレーム(10)から延出する板状であり、前記ブラケット固定面(75a)に車幅方向外側から当接し、
    前記ハーネス固定面(71)は、前記ブラケット(80)よりも車幅方向外側に位置することを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  5. 前記車体フレーム(10)は、前記ヘッドパイプ(15)において前記メインフレーム(16)よりも下方の位置から後下方に延びるダウンフレーム(17)と、前記ダウンフレーム(17)と前記メインフレーム(16)とを接続する補強フレーム(21)とを備え、
    前記車体フレーム(10)は、前記ヘッドパイプ(15)、前記メインフレーム(16)、前記ダウンフレーム(17)、及び補強フレーム(21)によって車両側面視で枠状に形成される枠状フレーム部(23)を備え、
    前記ハーネス支持部材(60)は、前記枠状フレーム部(23)によって車幅方向外側から覆われ、前記ブラケット固定面(75a)及び前記ハーネス固定面(71)は、車両側面視で、前記枠状フレーム部(23)で囲まれる空間(S)内に位置し、
    前記ハーネス(50)は、前記空間(S)内で前記ハーネス固定面(71)に固定されることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の鞍乗り型車両。
  6. 前記ブラケット(80)は、前記枠状フレーム部(23)の車幅方向の内側面(21a)に固定され、前記内側面(21a)から前記空間(S)に延出することを特徴とする請求項記載の鞍乗り型車両。
  7. 前記ブラケット固定面(75a)及び前記ハーネス固定面(71)は、前後に延びる前記ハーネス(50)に沿って前後に並べて配置されるとともに、互いに隣接していることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の鞍乗り型車両。
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