JP7215161B2 - 光導波路の評価方法および光モジュールの製造方法 - Google Patents
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Description
さらには、輝度そのものには光反射面の角度分布の情報が含まれないため、光反射面と光素子との相互の位置合わせを最適化するための評価としては不十分であるという課題がある。
(1) 線状に延在するコア部と、前記コア部の光路を変換する傾斜面と、を備える光導波路を評価する方法であって、
前記コア部に光を入射し、前記傾斜面で反射されて出射した出射光を検出面で受光し、前記検出面の面内の所定方向における前記出射光の輝度分布曲線を求める工程と、
前記輝度分布曲線を、あらかじめ取得しておいた変換式による変換に供して、前記傾斜面の角度分布曲線を求める工程と、
前記角度分布曲線に基づいて前記光導波路を評価する工程と、
を有することを特徴とする光導波路の評価方法。
前記角度分布曲線において、角度変位が連続して閾値範囲内になっている部分の長さを求め、
前記部分の長さと、前記傾斜面の前記所定方向成分の長さと、に基づいて、前記光導波路を評価する工程である上記(1)に記載の光導波路の評価方法。
(4) 前記傾斜面から光を入射させ、前記コア部から出射した光を撮像して得られた画像から求めた前記コア部の厚さを、前記傾斜面の前記所定方向成分の長さとして求める上記(2)または(3)に記載の光導波路の評価方法。
(5) 前記変換式は、
あらかじめ前記傾斜面のプロファイルを取得した後、前記プロファイルを微小な区間に分けるとともに、前記区間ごとの角度を求め、
前記区間の角度をプロットすることにより、変換式算出用の角度分布曲線を求め、
前記変換式算出用の角度分布曲線と、前記光導波路と同一の光導波路についてあらかじめ取得しておいた出射光の輝度分布曲線と、の差分を最小化する係数およびオフセット量の少なくとも一方を求めて導出された式である上記(1)ないし(4)のいずれかに記載の光導波路の評価方法。
前記光導波路の前記コア部に光を入射し、前記傾斜面で反射されて出射した出射光を検出面で受光し、前記検出面の面内の所定方向における前記出射光の輝度分布曲線を求める工程と、
前記輝度分布曲線を、あらかじめ取得しておいた変換式による変換に供して、前記傾斜面の角度分布曲線を求める工程と、
前記角度分布曲線において、角度変位が連続して閾値範囲内になっている部分の位置を求める工程と、
前記部分の位置に基づいて、前記光導波路の前記傾斜面に対する前記光素子の位置決めを行う工程と、
を有することを特徴とする光モジュールの製造方法。
まず、実施形態に係る光導波路の評価方法の説明に先立ち、この評価方法に供される光導波路の一例について説明する。
次に、実施形態に係る光導波路の評価方法に用いる装置の一例について説明する。
次に、実施形態に係る光導波路の評価方法について説明する。
図3は、実施形態に係る光導波路の評価方法を説明するための工程図である。
まず、光源11から光を出射させ、光入出射面96からコア部94に光を入射させる。コア部94に入射した光は、ミラー97で反射され、光導波路9の上方に向かって光路が90°変換される。そして、カメラ12に入射し、撮像素子122で撮像される。これにより、撮像素子122では、反射光を画像として取得することができる。取得した画像は、制御部14に送信され、制御部14において画像処理を行う。具体的には、画像を構成する各画素には、輝度の情報が付随しているため、制御部14では、2次元的な輝度分布を取得することができる。
次に、輝度分布曲線CLに基づいて、後述する手順で、ミラー97の角度分布曲線を求める。
具体的には、まず、輝度分布曲線CLをそのまま角度分布曲線CA1とする。角度分布曲線CA1の縦軸は、任意単位である。
次に、角度分布曲線CAに基づいて光導波路9を評価する。
図9は、評価工程を説明するための図である。
まず、角度分布曲線CAにおいて、角度変位が連続して閾値範囲Th内になっている部分Aの長さaを求める。角度分布曲線CAは、前述したように、角度θが45°であるときを0°とした場合の角度変位を表している。したがって、角度分布曲線CAが0°よりも大きい場合、その位置におけるミラー97の角度θが45°超であることを意味しており、一方、角度分布曲線CAが0°よりも小さい場合、その位置におけるミラー97の角度θが45°未満であることを意味している。よって、角度分布曲線CAは、角度変位が0°に近いほど、ミラー97の角度θが45°に近いことになり、ミラー97おける光の反射角度が90°に近く、かつ、角度変位が少ないということになる。
続いて、ミラー97の所定方向成分の長さbを求める。ミラー97の所定方向成分の長さbとは、コア層93に対して傾斜しているミラー97をコア層93が広がる面に投影したとき、その投影面の所定方向における長さ、すなわちコア部94の延在方向における長さのことである。この長さbは、あらかじめ取得されていた既知の値であってもよいが、次のようにして求めた値であってもよい。
以上のようにして求めた長さaと長さbとを比較する。
次に、実施形態に係る光モジュールの製造方法について説明する。
まず、製造方法の説明に先立ち、図14に示す光モジュール100について説明する。
まず、光導波路の評価方法と同様にして輝度分布曲線CLを求める。
次に、輝度分布曲線CLに基づいて、ミラー97の角度分布曲線CAを求める。
次に、前述したように、角度分布曲線CAにおいて、角度変位が連続して閾値範囲Th内になっている部分Aの位置を求める。この部分Aは、前述したように、ミラー97の面内において、角度の精度が高く、かつ、ある程度まとまった領域に対応しているといえる。したがって、この部分Aに対応するミラー97の領域による反射光は、ミラー97全体の反射光のうち、光通信に最も寄与する可能性が高い光である。よって、この部分Aに対応するミラー97の領域に、光素子3から放射される放射光が照射されるように光導波路9と光素子3とを互いに位置合わせすることにより、製造される光モジュールの光結合効率を最大限に高めることが可能になる。
次に、特定された部分Aの位置に基づいて、ミラー97に対する光素子3の位置決めを行う。
2 電気基板
3 光素子
4 制御素子
5 レンズアレイ
9 光導波路
10 レンズ付き光導波路
11 光源
12 カメラ
13 アクチュエーター
14 制御部
15 ステージ
21 絶縁基板
22 導電層
23 接点
51 基部
52 壁部
54 レンズ
62 MT型光コネクター
91 クラッド層
92 クラッド層
93 コア層
94 コア部
95 側面クラッド部
96 光入出射面
97 ミラー
100 光モジュール
111 発光部
112 出射部
113 ライトガイド
121 対物レンズ
122 撮像素子
123 筐体
151 粘着層
970 凹部
CA 角度分布曲線
CA’ 角度分布曲線
CA1 角度分布曲線
CL 輝度分布曲線
M 共焦点レーザー顕微鏡
PR プロファイル
S01 輝度分布曲線取得工程
S02 角度分布曲線取得工程
S03 評価工程
S04 特定角度範囲位置取得工程
S05 位置決め工程
S31 特定角度範囲長計測工程
S32 傾斜面長計測工程
S33 長さ比較工程
Th 閾値範囲
θ 角度
Claims (6)
- 線状に延在するコア部と、前記コア部の光路を変換する傾斜面と、を備える光導波路を評価する方法であって、
前記コア部に光を入射し、前記傾斜面で反射されて出射した出射光を検出面で受光し、前記検出面の面内の所定方向における前記出射光の輝度分布曲線を求める工程と、
前記輝度分布曲線を、あらかじめ取得しておいた変換式による変換に供して、前記傾斜面の角度分布曲線を求める工程と、
前記角度分布曲線に基づいて前記光導波路を評価する工程と、
を有することを特徴とする光導波路の評価方法。 - 前記光導波路を評価する工程は、
前記角度分布曲線において、角度変位が連続して閾値範囲内になっている部分の長さを求め、
前記部分の長さと、前記傾斜面の前記所定方向成分の長さと、に基づいて、前記光導波路を評価する工程である請求項1に記載の光導波路の評価方法。 - 前記角度分布曲線の前記部分の形状に基づき、前記光導波路を評価する請求項2に記載の光導波路の評価方法。
- 前記傾斜面から光を入射させ、前記コア部から出射した光を撮像して得られた画像から求めた前記コア部の厚さを、前記傾斜面の前記所定方向成分の長さとして求める請求項2または3に記載の光導波路の評価方法。
- 前記変換式は、
あらかじめ前記傾斜面のプロファイルを取得した後、前記プロファイルを微小な区間に分けるとともに、前記区間ごとの角度を求め、
前記区間の角度をプロットすることにより、変換式算出用の角度分布曲線を求め、
前記変換式算出用の角度分布曲線と、前記光導波路と同一の光導波路についてあらかじめ取得しておいた出射光の輝度分布曲線と、の差分を最小化する係数およびオフセット量の少なくとも一方を求めて導出された式である請求項1ないし4のいずれか1項に記載の光導波路の評価方法。 - 線状に延在するコア部と前記コア部の光路を変換する傾斜面とを備える光導波路、および、光素子を備える光モジュールの製造方法であって、
前記光導波路の前記コア部に光を入射し、前記傾斜面で反射されて出射した出射光を検出面で受光し、前記検出面の面内の所定方向における前記出射光の輝度分布曲線を求める工程と、
前記輝度分布曲線を、あらかじめ取得しておいた変換式による変換に供して、前記傾斜面の角度分布曲線を求める工程と、
前記角度分布曲線において、角度変位が連続して閾値範囲内になっている部分の位置を求める工程と、
前記部分の位置に基づいて、前記光導波路の前記傾斜面に対する前記光素子の位置決めを行う工程と、
を有することを特徴とする光モジュールの製造方法。
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