JP7215006B2 - 端子着脱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、端子を着脱可能な端子着脱装置に関する。
配電盤、工作機械、PV(Photovoltaics;太陽光発電)機器等の電装設備において、電力線、信号線等の各種線材の末端に設けられた端子を接続するために端子台が用いられている。端子台に端子を接続するための基本的な技術としては、端子を端子台に螺子止めすることにより固定し、螺子を外すことにより端子を外す構造が一般的である。
そして、螺子止め及び螺子外しに関する操作性を改善するため、様々な端子台が提案されている。例えば、特許文献1では、端子の貫通孔にピンを嵌入させることにより、締付工具が不要な端子台を開示している。
特開平7-22085号公報
しかしながら、作業性の高い端子台は様々な形態が求められている。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、端子を係止部材に係止させる作業等の端子の取付に係る作業性が高い端子着脱装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、本願記載の端子着脱装置は、配線部材の先端に取り付けられた端子を、着脱可能な端子着脱装置であって、導電板と、前記導電板の端部側から内側へ向けて先端が延びる係止部材とを備え、前記係止部材は、前記係止部材の先端側から端子を差し込み可能な差込口を前記係止部材の先端側に形成し、前記導電板の内側から前記導電板の端部の外側へ向けて引き出される配線部材に取り付けられた前記差込口から差し込まれた端子を係止可能な係止部を有することを特徴とする。
また、前記端子着脱装置において、前記導電板の端部近傍に位置し、前記係止部材の先端は、前記導電板を押圧する自由端であり、押圧する前記導電板との間に前記差込口を形成することを特徴とする。
また、前記端子着脱装置において、前記係止部材の係止部は、配線部材の引き出し方向に略直交する方向に間隙が形成されており、形成された間隙は、配線部材の幅より長く、かつ端子の幅より短く、前記間隙を形成する両側の部位により、端子を係止することを特徴とする。
また、前記端子着脱装置において、閉じられた又は一部が開かれた環状孔を有する端子を係止可能であり、係止された端子の環状孔に挿通する挿通部材を備えることを特徴とする。
また、前記端子着脱装置において、前記導電板及び係止部材を固定する固定部材を備え、前記導電板及び係止部材は、前記固定部材から取り外し可能であることを特徴とする。
また、前記端子着脱装置において、前記導電板は、前記端部を複数有し、複数の前記端部に、それぞれ前記係止部材を有することを特徴とする。
また、前記端子着脱装置において、前記係止部材は、前記導電板の片面又は両面に前記差込口を形成することを特徴とする。
また、前記端子着脱装置において、形成された一の前記差込口は、複数の端子を差込可能であることを特徴とする。
本願記載の端子着脱装置は、導電板の内側に形成された差込口から端子を差し込み、配線部材を外側へ引くとこにより、係止部にて端子を係止することができる。
本発明に係る端子着脱装置は、導電板と、導電板の端部側から内側へ向けて先端が延びる係止部材とを備え、係止部材の先端に差込口が形成され、外側へ引き出される配線部材に取り付けられた端子を係止可能な係止部を有している。これにより、配線部材を外側に引くことで、端子が係止部に係止される。従って、本発明に係る端子着脱装置は、端子の取付等の作業に関する作業性が高い等、優れた効果を奏する。
本願記載の端子着脱装置の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子着脱装置の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子着脱装置の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子着脱装置が備える導電板及び係止部材の一例を示す概略断面図である。 本願記載の端子着脱装置に対して使用可能な端子の一例を示す外観斜視図である。 本願記載の端子着脱装置の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子着脱装置の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子着脱装置の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子着脱装置の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子着脱装置の導電板及び係止部材の一例を示す概略正面図である。 本願記載の端子着脱装置の導電板及び係止部材の一例を示す概略正面図である。 本願記載の端子着脱装置の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子着脱装置の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子着脱装置の導電板及び係止部材の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子着脱装置の導電板及び係止部材の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子着脱装置の導電板及び係止部材の一例を示す概略正面図である。 本願記載の端子着脱装置の外観の一例を示す概略斜視図である。 本願記載の端子着脱装置の外観の一例を示す概略平面図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
<適用例>
本願記載の端子着脱装置は、例えば、配電盤、工作機械、PV機器等の電装設備において、電力線、信号線等の各種配線部材の末端に設けられた丸端子等の端子を着脱可能な端子台等の様々な用途に用いることが可能である。
<第1実施形態>
図1及び図2は、本願記載の端子着脱装置1の外観の一例を示す概略斜視図である。図1及び図2は、本願記載の端子着脱装置1の外観を前方斜め上からの視点で示している。図1は、端子2が左右にそれぞれ2本挿入され、挿入された端子2には挿通部材13が挿通された状態を示しており、図2は、端子2が挿入されていない状態を示している。なお、以降の説明において、端子着脱装置1の方向については、図1及び図2に向かって、左手前側を左、右手前側を前(正面)、上側を上として表現するが、説明の便宜上の方向であり、端子着脱装置1の使用の際の方向を限定するものではない。
本願記載の端子着脱装置1は、端子2間を電気的に接続するバスバー等の導電板10及び端子2を係止する係止部材11を備え、導電板10及び係止部材11は、固定部材12に固定されている。固定部材12は、略直方体状をなす固定台120と、固定台120の前部及び後部に立設された直方体状の固定壁121とを備え、全体として略直方体状をなしている。導電板10は、前方の固定壁121及び後方の固定壁121の間に嵌め込まれ、前後の固定壁121に挟まれるようにして固定部材12に固定されている。
図3は、本願記載の端子着脱装置1の外観の一例を示す概略斜視図であり、図4は、本願記載の端子着脱装置1が備える導電板10及び係止部材11を示す概略断面図である。図3は、端子着脱装置1の固定部材12を透過して導電板10及び係止部材11を示している。図4は、導電板10及び係止部材11を図3のA-B面で切断し、正面方向からの視点で示している。導電板10は、導電性金属等の導電性材料にて形成された略長方形の板状をなしている。導電板10のそれぞれの長辺の略中央部には、固定部材12に固定するための固定片100が外側に向けて張り出している。それぞれの固定片100は、固定部材12の前後の固定壁121にそれぞれ刻設された嵌着溝121aに、それぞれ嵌め込まれており、両方の固定片100が嵌着溝121aに嵌着することにより、導電板10は固定部材12に固定されている。導電板10のそれぞれの短辺側の端部の近傍には、挿通部材13を挿通可能な略円形状をなす挿通孔101が開設されている。また、固定部材12の略中央には、略円形状をなす中央孔102が開設されている。
導電板10のそれぞれの短辺となる対向する2つの端部の近傍には、それぞれ係止部材11が取り付けられている。係止部材11は、外力に対して弾性により反発する金属、樹脂等の材料にて形成された略H形状の板状体を、略二等辺三角形状に折り曲げて形成されている。略H形状をなす板状体は、Hの縦棒に相当し、中央近傍から延びる長尺状の延伸片110を、Hの横棒に相当する連結部111で結合した形状をなしている。板状体は、長手方向と略直交する方向に延びる2カ所の折り目で屈曲し、略二等辺三角形状となるように成形されて、係止部材11として成型されている。図4に示す正面方向からの視点で、係止部材11は、二等辺三角形の底辺に相当する連結部111を含む中央部近辺の部位が、導電板10の短辺である端部の外側に、導電板10と直交するように配置されている。二等辺三角形の等辺に相当する係止部材11の延伸片110は、導電板10の上面及び下面に向かって屈曲し、導電板10を上下から挟むように配置されている。即ち、係止部材11は、延伸片110が導電板10の端部側から内側へ向けて先端が延びるように形成されている。導電板10と、係止部材11の延伸片110の先端部分とにより、端子2を差し込むことが可能な差込口14が形成されている。なお、導電板10の上面側の延伸片110の先端部分は、上方へ向けて若干折り返されており、下面側の延伸片110の先端部分は、下方へ向けて若干折り返されている。即ち、ここでいう係止部材11の先端とは、部材としての先端の部位に限らず、折り返し等の加工がなされている場合には、導電板10の端部から遠い部分及びその近傍を示している。延伸片110の先端部分を折り返すことにより、差込口14からの端子2の差し込みが容易になる。また、延伸片110のうち、先端側は、固定されていない自由端であるため、導電板10又は差し込まれた端子2を押圧する押圧部110aとして機能する。延伸片110のうち、連結部111近傍に位置し、二等辺三角形の底辺に相当する部位は、端子2を係止する係止部110bとして機能する。
次に、本願記載の端子着脱装置1に対して使用される端子2について説明する。図5は、本願記載の端子着脱装置1に対して使用可能な端子2の一例を示す外観斜視図である。図5(a)は、丸端子であり、図5(b)は、Y型端子である。図5に示すように端子着脱装置1に着脱可能な端子2は、電力線、信号線等の線材を用いた配線部材3の先端に、例えば、かしめられた状態で取り付けられている。端子2は、図5(a)に例示する閉じられた環状孔20を有する丸端子、図5(b)に例示する一部が開かれた環状孔20を有するY型端子等の端子2が用いられる。なお、環状孔20は、必ずしも円形状である必要は無く、多角形状であってもよい。また、一部が開かれている場合、必ずしも先端側が開かれている必要は無く、先端以外の部分が開かれていてもよい。なお、端子2の幅、即ち、図5に示す端子2の場合、配線部材3の取付方向と略直交する方向の長さは、着脱する端子着脱装置1が備える係止部材11の延伸片110における両方の係止部110b間の間隔より長く、前後の固定壁121間の間隔より短いものが用いられる。また、配線部材3の幅は、両方の係止部110b間の間隔より短いものが用いられる。端子2部分は、金属等の導電体で形成されており、配線部材3部分は、一又は複数本の金属線等の導電体を一重又は多重に絶縁体で被覆して形成されている。
<使用方法>
次に、本願記載の端子着脱装置1の使用方法について説明する。図6乃至図9は、本願記載の端子着脱装置1の外観の一例を示す概略斜視図である。図6乃至図9は、端子着脱装置1の固定部材12を透過して導電板10及び係止部材11を示している。図6は、端子2を取り付ける前の端子着脱装置1を示している。図7は、図6に示す状態から端子2を配置した状態を示している。使用者は、端子2を、端子着脱装置1の上方から、前後の固定壁121の間を通って、導電板10の上面側に当接する程度の位置に配置する。端子2が配置される位置は、導電板10の端部より内側となる中央近傍であり、係止部材11が取り付けられていない位置となる。また、配線部材3は、導電板10の長手方向に沿って、前後の固定壁121に挟まれた2つの延伸片110の間を通り、導電板10の端部の外側へ延びるように配置される。
図8は、図7に示す状態から、係止部材11に端子2を係止させた状態を示している。導電板10の中央近傍に上方から載置した状態の端子2に対し、使用者は、配線部材3を導電板10の長手方向に沿って端部の外側へ引くことにより、端子2が係止部材11に係止される。配線部材3を引く方向は、図7中の白抜き矢印で示す方向であり、配線部材3を引くことにより、端子2が、係止部材11の延伸片110の先端部分及び導電板10にて形成された差込口14から差し込まれる。端子2が差込口14に差し込まれた状態から、更に配線部材3を外側へ引くことにより、端子2が係止部材11の延伸片110の係止部110bに当接し、端子2は、当接した状態で係止部材11により係止される。端子2の上面側に延びる2本の延伸片110により形成される間隙の幅(長さ)は、配線部材3の幅より長く、端子2の幅より短いため、配線部材3を引き出すことは可能であるが、端子2は引き出すことはできない。従って、間隙を形成する両側の延伸片110の係止部110bにより、端子2は、導電板10の端部近傍の位置で係止される。端子着脱装置1に係止された状態において、端子2の環状孔20の位置は、導電板10の挿通孔101の位置と略一致する。
図9は、図8に示す状態から、挿通部材13が挿通された状態を示している。端子着脱装置1に係止された端子2に対し、使用者が、挿通ピン等の挿通部材13を挿通することにより、端子2は、端子着脱装置1に固定される。挿通部材13は、端子2の環状孔20を通って、導電板10の挿通孔101に挿通される。挿通部材13を端子2の環状孔20及び導電板10の挿通孔101に挿通することにより、端子2は、端子着脱装置1に固定される。
以上のようにして、端子2は、端子着脱装置1に取り付けられる。なお、端子着脱装置1に取り付けられた端子2を外す場合、使用者は、挿通部材13を外し、端子2及び配線部材3を、導電板10の内側方向へ押し込むことにより、端子2の係止が解除される。そして、使用者は、係止が解除された端子2を上方へ上げることにより、端子2は端子着脱装置1から外れる。
係止部材11は、導電部材の両端に配設されているので、両端に端子2を取り付けることができ、取り付けられた端子2は、導電部材により電気的に接続される。
<使用例>
図10は、本願記載の端子着脱装置1の導電板10及び係止部材11の一例を示す概略正面図である。図10は、導電板10の上面側に、2本の端子2を取り付けた使用例を示している。図10に示すように、本願記載の端子着脱装置1は、導電板10の一方の面の一方の端部に、複数の端子2を取り付けることが可能であり、これにより、様々な配線を実現することが可能である。
図11は、本願記載の端子着脱装置1の導電板10及び係止部材11の一例を示す概略正面図である。図11は、導電板10の上面側及び下面側に、それぞれ端子2を取り付けた使用例を示している。図11に示すように、係止部材11は、上下それぞれに延伸片110を有しているため、導電板10の上面側だけでなく、下面側に端子2を取り付けることも可能である。図11に示すように、本願記載の端子着脱装置1は、導電板10の両面にそれぞれ端子2を取り付けることが可能であるので、様々な配線を実現することが可能である。
<第2実施形態>
第2実施形態は、第1実施形態において、導電板10及び係止部材11を固定部材12から取り外し可能に形成した形態である。以降の説明において、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態を参照するものとし、詳細な説明を省略する。
図12及び図13は、本願記載の端子着脱装置1の外観の一例を示す概略斜視図である。なお、図13は、端子着脱装置1の固定部材12を透過して導電板10及び係止部材11を示している。第2実施形態における固定部材12は、固定壁121の内壁面に導電板10の固定片100を嵌合させる嵌合凹部121bが形成されており、前後の固定壁121の嵌合凹部121bに固定片100を嵌合させることにより導電板10が固定される。導電板10は、固定部材12に取り外し可能に固定されているため、導電板10を上方へずらすことにより、固定部材12から外すことが可能である。なお、導電板10を固定部材12に取り外し可能に構成する形態は、適宜設計することが可能であり、例えば、螺子止め等の方法により、固定部材12に取り外し可能に構成することも可能である。
図14は、本願記載の端子着脱装置1の導電板10及び係止部材11の一例を示す概略斜視図である。固定部材12から導電板10及び係止部材11を取り外し可能に構成することにより、図12及び図13に例示したように、導電板10の上下に端子2を取り付ける際の作業性が向上する。図14は、導電板10の上面に端子2を取り付けた後、導電板10及び係止部材11を固定部材12から取り外し、下面側が上を向くように裏返した状態を示している。導電板10及び係止部材11を取り外して裏返すことにより、下面側への端子2の取付作業が容易になる。このようにして上下両面に端子2を取り付けた導電板10及び係止部材11を固定部材12に再度取り付けることにより、導電板10の上下両面への端子2の取付が完了する。なお、取り外した導電板10を固定部材12に取り付ける際、上下を逆にして取り付けることも可能である。
以上のように導電板10及び係止部材11を固定部材12から取り外し可能に構成した端子着脱装置1は、固定部材12が配電盤等の他の装置に既に取り付けられている場合で、配線の接続を変更するとき等の状況下において特に有効である。
<第3実施形態>
第3実施形態は、第2実施形態において、挿通部材13の代わりに、導電板10を固定部材12に固定する機能も備えた取付部材15を用いた形態を示している。なお、第3実施形態において、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については、第1実施形態及び第2実施形態を参照するものとし、詳細な説明を省略する。
図15は、本願記載の端子着脱装置1の導電板10及び係止部材11の一例を示す概略斜視図であり、図16は、本願記載の端子着脱装置1の導電板10及び係止部材11の一例を示す概略正面図である。第3実施形態に係る取付部材15は、導電板10の中央孔102に挿通する固定軸部150と、固定軸部150から左右に延びる腕部151とを備え、腕部151の先端部分から挿通軸部152が上方へ向けて延びている。固定軸部150は、腕部151より下方に圧縮コイルバネ150aを備えており、腕部151より上方に圧縮コイルバネ150aを圧縮状態で固定する留め具150bを備えている。
第3実施形態では、導電板10及び係止部材11を固定部材12から取り外して、端子2を取り付けた後、下方から取付部材15の挿通軸部152を挿通孔101に通し、上方から留め具150bを導電板10の中央孔102に挿通する。そして、端子2を取り付け、取付部材15を挿通した導電板10及び係止部材11を固定部材12の上方から差し込み、圧縮コイルバネ150aが圧縮されるようにして、取付部材15を固定部材12に開設された孔(図示せず)に押し込むことにより、取付部材15は導電板10を挿通して固定部材12に固定される。なお、導電板10を取り外す場合、留め具150bを操作して圧縮コイルバネ150aの固定状態を解除することにより、圧縮コイルバネ150aによる付勢力で導電板10が取り外しやすくなる。
<第4実施形態>
第4実施形態は、第2実施形態において、挿通部材13として締結部材133を用いた形態である。なお、第4実施形態において、第1実施形態及び第2実施形態と同様の構成については、第1実施形態及び第2実施形態を参照するものとし、詳細な説明を省略する。
図17は、本願記載の端子着脱装置1の外観の一例を示す概略斜視図である。なお、図17は、端子着脱装置1の固定部材12を透過して導電板10及び係止部材11、並びに挿通部材13を示している。第4実施形態における挿通部材13は、ボルト及びナットを用いた締結部材133により構成されている。固定部材12には、締結部材133を嵌め込むための孔(図示せず)が開設されており、締結部材133により螺子締めされた導電板10及び係止部材11は、固定部材12に固定される。締結部材133による固定は、例えば、仮留めで動作チェックを行った後、設備への最終設置の際に実施される。
<第5実施形態>
第5実施形態は、第1実施形態において、導電板10及び係止部材11の組み合わせを複数組備えた形態である。なお、第5実施形態において、第1実施形態と同様の構成については、第1実施形態を参照するものとし、詳細な説明を省略する。
図18は、本願記載の端子着脱装置1の外観の一例を示す概略平面図である。第5実施形態は、3組の導電板10及び係止部材11を前後方向に連設した構成である。導電板10及び係止部材11を連接することにより、隣接する他の組との間とも配線することが可能になるので、様々な配線を実現することが可能となる。
以上、第1実施形態乃至第5実施形態として示したように、本願記載の端子着脱装置1は、導電板10と、導電板10の端部側から内側へ延びる係止部材11の延伸片110との間に差込口14が形成される。そして、差込口14から端子2を差し込み、配線部材3を引くことにより、端子2が係止されるので、端子2を接続する際の作業性を向上させることが可能である等、優れた効果を奏する。また、例えば、螺子止めにより端子2を固定する従来の端子台と比べ、経時的に螺子が緩まることに起因する螺子の増し締め等の作業が不要である。
しかも、本願記載の端子着脱装置1は、導電板10と簡単な構成の係止部材11とを用いて構成されるため、部品点数の削減及び部品の簡略化が見込めるので、材料コスト、組立コスト、管理コスト等の様々な製造コストを削減することが可能である。また、このように比較的簡単な構成であるため、小型化が容易である等、優れた効果を奏する。
本発明は、以上説明したそれぞれの実施形態に限定されるものではなく、他の様々な形態で実施することが可能である。そのため、上述した実施形態はあらゆる点で単なる例示に過ぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の技術範囲は、請求の範囲によって説明するものであって、明細書本文には何ら拘束されない。更に、請求の範囲の均等範囲に属する変形及び変更は、全て本発明の範囲内のものである。
例えば、第1実施形態乃至第5実施形態は、それぞれ独立した形態ではなく、適宜組み合わせることが可能である。
また、前記実施形態では、略直方体状をなす導電板10の対向する短辺に係止部材11を配置する形態を示したが、本発明はこれに限らず、導電板10をL字状、十字状等の長方形状以外の形状に形成しても良く、導電板10の長辺に係止部材11を配置する等、様々な形態に展開することが可能である。
1 端子着脱装置
10 導電板
11 係止部材
110 延伸片
110a 押圧部
110b 係止部
12 固定部材
13 挿通部材
14 差込口
15 取付部材
2 端子
20 環状孔
3 配線部材

Claims (11)

  1. 配線部材の先端に取り付けられた端子を、着脱可能な端子着脱装置であって、
    導電板と、
    前記導電板の端部側から内側へ向けて先端が延びる係止部材と
    を備え、
    前記係止部材は、
    前記係止部材の先端側から端子を差し込み可能な差込口を前記係止部材の先端側に形成し、
    前記導電板の両面に前記差込口を形成し、
    前記導電板の内側から前記導電板の端部の外側へ向けて引き出される配線部材に取り付けられた前記差込口から差し込まれた端子を係止可能な係止部を有する
    ことを特徴とする端子着脱装置。
  2. 配線部材の先端に取り付けられた端子を、着脱可能な端子着脱装置であって、
    導電板と、
    前記導電板の端部側から内側へ向けて先端が延びる係止部材と
    を分離可能な異なる部材として備え、
    前記係止部材は、
    前記係止部材の先端側から端子を差し込み可能な差込口を前記係止部材の先端側に形成し、
    前記導電板の内側から前記導電板の端部の外側へ向けて引き出される配線部材に取り付けられた前記差込口から差し込まれた端子を係止可能な係止部を有し、
    前記係止部材の係止部は、
    前記導電板の端部近傍に位置し、
    前記係止部材の先端は、
    前記導電板を押圧する自由端であり、
    押圧する前記導電板との間に前記差込口を形成し、
    前記係止部材の係止部は、
    配線部材の引き出し方向に略直交する方向に間隙が形成されており、
    形成された間隙は、配線部材の幅より長く、かつ端子の幅より短く、
    前記間隙を形成する両側の部位により、端子を係止する
    ことを特徴とする端子着脱装置。
  3. 配線部材の先端に取り付けられた端子を、着脱可能な端子着脱装置であって、
    導電板と、
    前記導電板の端部側から内側へ向けて先端が延びる係止部材と
    を分離可能な異なる部材として備え、
    閉じられた又は一部が開かれた環状孔を有する端子を係止可能であり、
    係止された端子の環状孔に挿通する挿通部材を更に備え、
    前記係止部材は、
    前記係止部材の先端側から端子を差し込み可能な差込口を前記係止部材の先端側に形成し、
    前記導電板の内側から前記導電板の端部の外側へ向けて引き出される配線部材に取り付けられた前記差込口から差し込まれた端子を係止可能な係止部を有する
    ことを特徴とする端子着脱装置。
  4. 配線部材の先端に取り付けられた端子を、着脱可能な端子着脱装置であって、
    導電板と、
    前記導電板の端部側から内側へ向けて先端が延びる係止部材と
    を分離可能な異なる部材として備え、
    前記導電板及び係止部材を固定する固定部材を更に備え、
    前記導電板及び係止部材は、前記固定部材から取り外し可能であり、
    前記係止部材は、
    前記係止部材の先端側から端子を差し込み可能な差込口を前記係止部材の先端側に形成し、
    前記導電板の内側から前記導電板の端部の外側へ向けて引き出される配線部材に取り付けられた前記差込口から差し込まれた端子を係止可能な係止部を有する
    ことを特徴とする端子着脱装置。
  5. 配線部材の先端に取り付けられた端子を、着脱可能な端子着脱装置であって、
    導電板と、
    前記導電板の端部側から内側へ向けて先端が延びる係止部材と
    を分離可能な異なる部材として備え、
    前記係止部材は、
    前記係止部材の先端側から端子を差し込み可能な差込口を前記係止部材の先端側に形成し、
    前記導電板の内側から前記導電板の端部の外側へ向けて引き出される配線部材に取り付けられた前記差込口から差し込まれた端子を係止可能な係止部を有し、
    形成された一の前記差込口は、
    複数の端子を差込可能である
    ことを特徴とする端子着脱装置。
  6. 請求項1に記載の端子着脱装置であって、
    前記係止部材の係止部は、
    前記導電板の端部近傍に位置し、
    前記係止部材の先端は、
    前記導電板を押圧する自由端であり、
    押圧する前記導電板との間に前記差込口を形成する
    ことを特徴とする端子着脱装置。
  7. 請求項6に記載の端子着脱装置であって、
    前記係止部材の係止部は、
    配線部材の引き出し方向に略直交する方向に間隙が形成されており、
    形成された間隙は、配線部材の幅より長く、かつ端子の幅より短く、
    前記間隙を形成する両側の部位により、端子を係止する
    ことを特徴とする端子着脱装置。
  8. 請求項1、請求項6及び請求項7のいずれか1項に記載の端子着脱装置であって、
    閉じられた又は一部が開かれた環状孔を有する端子を係止可能であり、
    係止された端子の環状孔に挿通する挿通部材を備える
    ことを特徴とする端子着脱装置。
  9. 請求項1、請求項6乃至請求項8のいずれか1項に記載の端子着脱装置であって、
    前記導電板及び係止部材を固定する固定部材を備え、
    前記導電板及び係止部材は、前記固定部材から取り外し可能である
    ことを特徴とする端子着脱装置。
  10. 請求項1、請求項6乃至請求項9のいずれか1項に記載の端子着脱装置であって、
    形成された一の前記差込口は、
    複数の端子を差込可能である
    ことを特徴とする端子着脱装置。
  11. 請求項1乃至請求項10のいずれか1項に記載の端子着脱装置であって、
    前記導電板は、
    前記端部を複数有し、
    複数の前記端部に、それぞれ前記係止部材を有する
    ことを特徴とする端子着脱装置。
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