JP7212838B2 - 浴室設備 - Google Patents

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Description

本発明の態様は、浴室に設置された浴室設備に関する。
浴槽本体の洗い場前面を隠蔽するエプロン部に、利便性向上を図るためカウンター部を取り付けることが求められている。
特許文献1には、親子での入浴時において、親が子供の洗体行為を行う際にも使い勝手を良くするために、エプロン部にカウンター部を着脱自在に取り付けられる浴室設備が知られている。
特開2016-158797号公報
しかしながら、特許文献1に記載された浴室設備の構成では、カウンター部をエプロン部材に設けた場合に、カウンター部を使用する意図のないときには、カウンター部を洗い場の限られたスペースに一時的に退避させる必要が発生していた。そのため、浴室空間として限られたスペースである洗い場の空間を圧迫することにより、洗い場の使い勝手が悪くなる虞があった。
本発明は、かかる課題の認識に基づいてなされたものであり、エプロン部にカウンター部を着脱自在に設けた場合であっても、カウンター部を使用する意図のないときには、カウンター部が浴室の使用者の使い勝手に影響を及ぼさない浴室設備を提供することを目的とする。
第1の発明は、洗い場が設けられた浴室設備であって、前記洗い場と並べて設置された浴槽本体と、前記浴槽本体の前記洗い場側に設けられたエプロン部と、前記浴槽本体と前記洗い場とが並ぶ前後方向と直交する左右方向において、前記浴槽本体の上に並べて載置される複数の風呂蓋と、を備え、前記エプロン部は、前記複数の風呂蓋の少なくとも1つを着脱可能に保持する保持部を有し、前記保持部は、前記前後方向及び前記左右方向に延びるように前記少なくとも1つの風呂蓋を保持することを特徴とする浴室設備である。
この浴室設備によれば、少なくとも1つの風呂蓋を前後方向及び左右方向に延びるようにエプロン部に保持することにより、風呂蓋を一時的な物を置くためのカウンター(載置台)として利用することができる。そのため、浴室利用者がカウンターを使用する意図がないときには、風呂蓋として収納することが可能となり、洗い場の使い勝手に影響を及ぼすことを抑制することができる。また、カウンターを追加の部材として設ける必要がないため、カウンターを使用する意図がないときに、別部材として用意したカウンターを洗い場の空間に仮置きすることが不要となり、浴室内の見栄えが低下することを抑制することができる。
第2の発明は、第1の発明において、前記保持部に保持された状態において、前記少なくとも1つの風呂蓋の前記左右方向の長さは、前記少なくとも1つの風呂蓋の前記前後方向の長さよりも長いことを特徴とする浴室設備である。
この浴室設備によれば、エプロン部の左右方向に沿って風呂蓋を幅広くカウンターとして利用しつつ、風呂蓋の洗い場側への前出を短く抑えることができる。
第3の発明は、第2の発明において、前記複数の風呂蓋の数は、3つ以上であり、前記少なくとも1つの風呂蓋は、前記浴槽本体の上に並べて載置された状態において、前記複数の風呂蓋の他の風呂蓋よりも前記左右方向における長さが短いことを特徴とする浴室設備である。
この浴室設備によれば、複数の風呂蓋の数を3つ以上とし、浴槽本体の上に並べて載置された状態において、他の風呂蓋よりも左右方向における長さが短い風呂蓋をカウンターとして用いることにより、カウンターとして利用する際に、風呂蓋の洗い場側の前出をより短く抑えることができる。
第4の発明は、第1~第3のいずれか1つの発明において、前記保持部は、前記エプロン部に設けられた開口部であり、前記少なくとも1つの風呂蓋は、前記開口部に挿入することによって前記開口部に保持されることを特徴とする浴室設備である。
この浴室設備によれば、カウンターとして利用する風呂蓋を開口部に挿入するだけで、着脱可能とすることができる。
第5の発明は、第4の発明において、前記少なくとも1つの風呂蓋は、前記開口部に挿入された際に前記エプロン部と係合する係合部を有することを特徴とする浴室設備である。
この浴室設備によれば、係合部の係合によって風呂蓋をエプロン部に保持することができ、風呂蓋をエプロン部に適切に保持させつつ、風呂蓋の着脱をより簡単に行うことができる。
第6の発明は、第5の発明において、前記少なくとも1つの風呂蓋の前記係合部は、前記浴槽本体の上に載置された際に、隣接する別の前記風呂蓋に設けられた被係合部と係合することを特徴とする浴室設備である。
この浴室設備によれば、浴槽内を覆うために風呂蓋を使用している際の係合部の露出を抑制することができ、風呂蓋及び浴室設備の意匠性を高めることができる。
第7の発明は、第4~第6のいずれか1つの発明において、前記エプロン部は、前記開口部を開閉するカバーをさらに有することを特徴とする浴室設備である。
この浴室設備によれば、風呂蓋をカウンターとして使用しない際には、エプロン部の開口部が塞がれることにより、意匠性に影響を及ぼし難くすることができる。また、エプロン部の開口部にゴミや水などを入り込み難くすることができる。これにより、例えば、着脱部分のメンテナンスが容易となる。
第8の発明は、第7の発明において、前記カバーは、上端を基準に回動することにより、前記開口部を開閉することを特徴とする浴室設備である。
この浴室設備によれば、カバーを取り外す手間が不要となり、カバーを洗い場の空間に仮置きすることが不要となるので、浴室内の見栄えが低下することやカバーの破損する虞を抑制することができ、また、上端を基準に回動することから、回動部分にゴミや水などが溜ることを抑制し、回動部分の不具合の発生を抑制することができる。
本発明の態様によれば、エプロン部にカウンター部材を着脱自在に設けた場合であっても、カウンター部を使用する意図のないときには、カウンター部が浴室の使用者の使い勝手に影響を及ぼさない浴室設備が提供される。
実施形態に係る浴室設備を示す模式的斜視図である。 実施形態に係る浴槽及び風呂蓋を示す模式的上面図である。 実施形態に係る風呂蓋を示す模式的断面図である。 実施形態に係る浴槽を示す模式的側面図である。 実施形態に係る浴槽を示す模式的断面図である。 実施形態に係る浴槽及び風呂蓋を示す模式的斜視図である。 実施形態に係る浴槽及び風呂蓋を示す模式的平面図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、実施形態に係る浴室設備を示す模式的斜視図である。
図1に示すように、浴室設備1は、カウンター2と、水栓装置3と、浴槽5と、洗い場7と、を備えている。水栓装置3は、例えば金属製の水栓本体(図示せず)を、例えば樹脂製のカバー(図示せず)で覆うことによって形成されている。
浴槽5は、浴槽本体5dと、エプロン部8と、を有する。浴槽本体5dは、例えば繊維強化プラスチック(FRP)で成形されており、浴室設備1に設置された内槽5aと、内槽5aから外方略水平に延出するフランジ5bと、を有する。フランジ5bは、換言すれば、浴槽本体5dの上端である。内槽5aは、フランジ5bから下方に凹む。
浴槽本体5d(浴槽5)は、洗い場7と並べて設置される。エプロン部8は、浴槽本体5dの洗い場7側に設けられる。フランジ5bは、洗い場7の床面よりも上方に位置する。エプロン部8は、換言すれば、浴槽5の洗い場7側を向く側面である。エプロン部8は、例えば、浴槽本体5dの洗い場7側の側面に着脱可能に取り付けられ、浴槽本体5dの洗い場7側の側面を隠蔽する。エプロン部8は、浴槽本体5dと一体的に形成されていてもよい。
以下、本願明細書では、浴槽本体5dから洗い場7に向かう方向を「前方」とし、これと反対の方向を「後方」とする。そして、前方を向いた状態における上方、下方、右側方、左側方を、それぞれ、「上方」、「下方」、「右側方」、「左側方」とする。従って、浴槽本体5dと洗い場7とが並ぶ方向が、前後方向であり、前後方向と直交する方向が、左右方向である。エプロン部8は、換言すれば、浴槽5の前方を向く側面である。エプロン部8は、浴槽本体5dの洗い場7側の前面を隠蔽する。
カウンター2は、例えばFRPで成形されている。洗い場7は、例えば熱可塑性樹脂によって成形されている。洗い場7の表面は、例えば排水性向上及び滑り止めのための凹凸が形成されている。15は浴室設備1における洗い場7の側方の壁面であって、洗い場7の浴槽5と反対側もしくは浴室設備1の壁面15の反対側に浴室設備1の出入り口が設けられる。
浴室設備1の壁面15には水栓装置3が設置されたカウンター2が設置されている。水栓装置3には、可とう性のホースを通じて、例えば熱可塑性樹脂によって成形されたシャワーヘッド4aが接続されている。シャワーヘッド4aは壁面15に設置された、例えば熱可塑性樹脂によって成形された壁側シャワーヘッド保持部材4bに固定することができる。
図2は、実施形態に係る浴槽及び風呂蓋を示す模式的上面図である。
図2に表したように、浴室設備1は、複数の風呂蓋21~23をさらに備える。風呂蓋21~23は、左右方向において浴槽本体5dの上に並べて載置される。風呂蓋21~23は、板状である。浴槽本体5dを上方から見た形状は、例えば、左右方向に延びた長方形状である。なお、図1では、便宜的に、風呂蓋21~23の図示を省略している。
左右方向は、換言すれば、浴槽本体5dの長手方向である。風呂蓋21~23は、浴槽本体5dの長手方向において複数に分割されている。風呂蓋21~23は、いわゆる組蓋である。この例おいて、浴室設備1は、浴槽本体5dの長手方向に3つに分割された3つの風呂蓋21~23を備える。浴室設備1の備える風呂蓋の数は、3つに限ることなく、2つでもよいし、4つ以上でもよい。なお、複数の風呂蓋21~23は、図示のように分離可能に構成されていてもよいし、一部が接続され、折り畳み可能に構成されていてもよい。
風呂蓋21~23には、熱可塑性発泡樹脂が用いられている。熱可塑性発泡樹脂としては、例えば発泡ポリプロピレン、発泡ポリスチレン、発泡ポリエチレン、発泡ポリウレタンなどが挙げられる。
浴槽本体5dの上に載置された状態において、風呂蓋21~23の前後方向の長さは、実質的に同じである。換言すれば、風呂蓋21~23の浴槽本体5dの短手方向の長さは、実施的に同じである。一方、浴槽本体5dの上に載置された状態において、風呂蓋21~23の左右方向の長さL1~L3は、異なっている。風呂蓋21~23の浴槽本体5dの左右方向の長さL1~L3は、異なっている。
風呂蓋21の左右方向の長さL1は、他の風呂蓋22、23の左右方向の長さL2、L3よりも短い。従って、風呂蓋21は、他の風呂蓋22、23よりも風呂蓋の面積が小さく、軽い。なお、風呂蓋22、23の長さL2、L3は、同じでもよいし、異なってもよい。
風呂蓋21は、複数の風呂蓋21~23の中で左右方向の一方の端に位置する風呂蓋である。風呂蓋21の隣接する風呂蓋22と接する側の端部21aは、直線状である。一方、風呂蓋21の端部21aと反対側の端部21bは、凸状に湾曲している。端部21bは、浴槽本体5dの長手方向において外側に丸みを帯びるように凸状に湾曲する。例えば、中央付近の一部分などに直線状の部分が含まれている場合も、凸状に湾曲する状態に含まれるものとする。
図3は、実施形態に係る風呂蓋を示す模式的断面図である。
図3は、図2のA1-A2線断面を模式的に表す。
図3に表したように、風呂蓋21は、係合部21cを有する。係合部21cは、風呂蓋21の風呂蓋22と接する側の端部21aに設けられる。係合部21cは、浴槽本体5dの上に載置された際に、隣接する別の風呂蓋22に設けられた被係合部22aと係合する。係合部21c及び被係合部22aは、例えば、互いに組み合わさるように形成された凹凸形状である。また、同様に、風呂蓋22は、隣接する別の風呂蓋23に設けられた被係合部23aと係合する係合部22bを有する。
図4は、実施形態に係る浴槽を示す模式的側面図である。
図5(a)~図5(c)は、実施形態に係る浴槽を示す模式的断面図である。
図6は、実施形態に係る浴槽及び風呂蓋を示す模式的斜視図である。
図5(a)~図5(c)は、図4のB1-B2線断面を模式的に表す。
図4~図6に表したように、エプロン部8は、複数の風呂蓋21~23の少なくとも1つを着脱可能に保持する開口部30(保持部)を有する。
開口部30は、例えば、浴槽本体5dの上に並べて載置された状態において、左右方向における長さが最も短い風呂蓋21を保持する。すなわち、開口部30は、最も面積が小さい風呂蓋21を保持する。風呂蓋21は、開口部30に挿入することによって、開口部30に保持される。この開口部30の左右方向における幅は、エプロン部8の許容可能な強度を考慮し、内槽5aの幅より狭く設けられている、換言すると開口部30は内槽5aの前後方向から左右方向にはみ出さないように設けられている。また、開口部30の上下方向における幅は、端部21aの幅より数mm程度広く設けられている。
風呂蓋21の係合部21cは、開口部30に挿入された際に、エプロン部8と係合する。係合部21cは、エプロン部8の被係合部8aと係合する。係合部21cは、熱可塑性発泡樹脂などの樹脂材料からなり、弾性を有する。また、被係合部8aは図5(c)のように、エプロン部8に対し直交する形状でもよいが、挿入容易性を考慮して、エプロン部8に対し奥側に向かって下方傾斜した形状でもよい。
また、風呂蓋21を開口部30に挿入した状態では、被係合部8aと係合部21cとの間には空隙C1が、端部21aと内槽5aとの間には空隙C2が設けられている。このことにより、浴槽5の利用時に熱可塑性の発泡樹脂である風呂蓋21をカウンターとして利用する際には、例えば、風呂蓋21が浴槽5の湯気によって暖められ、膨張した状態となっている虞があるが、端部21aと内槽5aとの間に設けられた空隙C2により、熱膨張による伸縮量を吸収し開口部30にしっかりと挿入できる。
また、例えば、カウンター利用時に風呂蓋21に冷水がかかったり周囲の温度の影響により風呂蓋21が収縮した際には、被係合部8aと係合部21cとの間に設けられた空隙C1により、収縮量を吸収し風呂蓋21が撓むことを抑制することが出来るとともに、開口部30へ風呂蓋21を挿入する際には、空隙C1があるため挿入しやすく、カウンターとして利用する際には、空隙C1が小さくなり保持力がより向上した状態となるカウンター取付構造が実現できる。この風呂蓋21を取り外す時には、係合部21cを弾性変形させながら開口部30から端部21aを取り外すことが出来る。
開口部30は、前後方向及び左右方向に延びるように風呂蓋21を保持する。換言すれば、開口部30は、風呂蓋21を略水平に保持する。これにより、浴室設備1では、エプロン部8及び開口部30に保持された風呂蓋21をカウンター部材として用いることができる。例えば、保持された風呂蓋21の上に、シャンプーボトルなどの物品を載置することができる。
開口部30の保持する風呂蓋は、風呂蓋21に限ることなく、風呂蓋22や風呂蓋23でもよい。また、開口部30は、2つ以上の風呂蓋21~23を保持してもよい。例えば、風呂蓋21~23が折り畳み式の場合などには、風呂蓋21~23の全てを保持してもよい。このように、開口部30は、複数の風呂蓋21~23の少なくとも1つを着脱可能に保持するものであればよい。
この例では、凹凸状の係合部21cを示している。係合部21cの形状は、これに限定されるものではない。係合部21cは、例えば、エプロン部8に設けられた凸状の被係合部と係合する凹状の形状でもよいし、反対に、エプロン部8に設けられた凹状の被係合部と係合する凸状の形状でもよい。係合部21cの形状は、エプロン部8と係合可能な任意の形状でよい。
図6に表したように、開口部30に保持された状態において、風呂蓋21の左右方向の長さL11は、風呂蓋21の前後方向の長さL12よりも長い。換言すれば、開口部30に保持された状態において、風呂蓋21の左右方向の幅は、風呂蓋21の前方への突出量よりも長い。
前述のように、風呂蓋21の端部21bは、凸状に湾曲している。風呂蓋21の端部21bは、開口部30に保持された状態において、前方に向かって凸状に湾曲する。すなわち、風呂蓋21は、開口部30に保持された状態において、ラウンド形状を呈する。これにより、風呂蓋21をカウンター部材として用いる際に、風呂蓋21によって洗い場7のスペースを圧迫してしまうことを抑制することができる。また、浴室利用者に風呂蓋21の角部が接触し、浴室利用者に不快感を与えてしまうことなどを抑制することもできる。
開口部30の左右方向の長さは、風呂蓋21の左右方向の長さL11よりも長い。これにより、風呂蓋21を開口部30に沿って摺動させることで、カウンター部材として用いる風呂蓋21の左右方向の位置を調整することができる。
図4~図6に表したように、エプロン部8は、開口部30を開閉するカバー40をさらに有する。カバー40は、上端を基準に回動することにより、開口部30を開閉する。カバー40は、例えば、ヒンジなどを介して回動可能にエプロン部8に取り付けられる。これにより、カバー40は、開口部30を閉じた閉じ位置(図5(a)に表した位置)と、開口部30を開いた開き位置(図5(b)及び図5(c)に表した位置)と、に移動する。さらに、図5(c)のように、カバー40が風呂蓋21の端部21aの上面と当接することで、風呂蓋21をカウンターとして利用した際にカウンターに物品を載せた際に、柔らかい発泡樹脂製の風呂蓋21であっても、風呂蓋21の回転を抑制できる。
なお、カバー40の構成は、上端を基準に回動することにより、開口部30を開閉する構成に限定されるものではない。カバー40の構成は、開口部30を開閉可能な任意の構成でよい。カバー40は、例えば、開口部30に着脱可能に取り付けられることにより、開口部30を開閉する構成などでもよい。また、カバー40は、必要に応じて設けられ、省略可能である。
また、上記実施形態では、複数の風呂蓋の少なくとも1つを保持する着脱可能に保持する保持部として、開口部30を示している。保持部は、開口部30に限ることなく、少なくとも1つの風呂蓋を着脱可能に保持することができる任意の構成でよい。保持部は、例えば、風呂蓋の上下を挟んで保持する一対の突起などでもよい。
図7は、実施形態に係る浴槽及び風呂蓋を示す模式的平面図である。図7に表したように、浴槽5の端部には、簡単に半身浴ができる半身浴ベンチ5eが設けられている。半身浴ベンチ5eは、浴槽5の左右方向の一端に設けられている。半身浴ベンチ5eは、内槽5aの底面5fよりも上方に位置する。半身浴ベンチ5eの高さは、内槽5aの底面5fよりも上方、かつフランジ5bよりも下方に位置する。半身浴ベンチ5eの高さは、例えば、一般的な体格の成人が腰掛けやすい高さに設定される。これにより、半身浴ベンチ5eに腰掛けることで、利用者に半身浴を簡単に行わせることができる。また、半身浴ベンチ5eが設けられることにより、浴槽内に満たされる水量を節約でき、さらに、貯湯のための光熱水費を節約することができる。
図7に表したように、風呂蓋21を開口部30に取り付けた際には、左右方向における風呂蓋21の幅W1は、内槽5aに設けられた半身浴ベンチ5eの左右方向の幅W2より広い。また、左右方向における風呂蓋21の幅W1は、内槽5aの左右方向の幅から半身浴ベンチ5eの左右方向の幅W2を除いた幅W3よりも狭い。このことにより、半身浴ベンチ5eに座った利用者からエプロン部8に取付けた風呂蓋21をカウンターとして利用しやすい。また、風呂蓋21の幅W1を、内槽5aの幅W3よりも狭くすることにより、例えば、半身浴ベンチ5eに座った利用者が風呂蓋21をカウンターとして利用するため、風呂蓋21を半身浴ベンチ5e側に取り付けていた場合に、開口部30の左右方向における反対側に風呂蓋21を操作することができる。これにより、利用者が半身浴ベンチ5eから洗い場7へ移動する際に、移動経路上に風呂蓋21が位置し、利用者の移動の妨げとなってしまうことを抑制することができる。例えば、半身浴ベンチ5eに座っている利用者を、そのまま浴槽5から洗い場7側へ移動させることができる。
以上、説明したように、本実施形態に係る浴室設備1では、少なくとも1つの風呂蓋21を前後方向及び左右方向に延びるようにエプロン部8に保持することにより、風呂蓋21を一時的な物を置くためのカウンター(載置台)として利用することができる。そのため、浴室利用者がカウンターを使用する意図がないときには、風呂蓋21として収納することが可能となる。風呂蓋21~23は、例えば、浴槽5の上において、壁面15に立てかけた状態で収納(保持)することができる。これにより、洗い場7の使い勝手に影響を及ぼすことを抑制することができる。また、カウンターを追加の部材として設ける必要がないため、カウンターを使用する意図がないときに、別部材として用意したカウンターを洗い場7の空間に仮置きすることが不要となり、浴室内の見栄えが低下することを抑制することができる。
また、浴室設備1では、エプロン部8に保持された状態において、風呂蓋21の左右方向の長さL11は、風呂蓋21の前後方向の長さL12よりも長い。これにより、エプロン部8の左右方向に沿って風呂蓋21を幅広くカウンターとして利用しつつ、風呂蓋21の洗い場7側への前出を短く抑えることができる。
また、浴室設備1では、エプロン部8に取り付けられる少なくとも1つの風呂蓋21が、他の風呂蓋22、23よりも浴槽本体の上に並べて載置された状態において、左右方向における長さが短い。このように、他の風呂蓋22、23よりも浴槽本体の上に並べて載置された状態において、左右方向が短い風呂蓋21をカウンターとして用いることにより、カウンターとして利用する際に、風呂蓋21の洗い場7側への前出をより短く抑えることができる。
また、浴室設備1では、風呂蓋21が、開口部30に挿入することによって開口部30に保持される。これにより、カウンターとして利用する風呂蓋21を開口部30に挿入するだけで、着脱可能とすることができる。風呂蓋21のエプロン部8への着脱を容易に行うことができる。
また、浴室設備1では、風呂蓋21が、エプロン部8と係合する係合部21cを有する。これにより、係合部21cの係合によって風呂蓋21をエプロン部8に保持することができ、風呂蓋21をエプロン部8に適切に保持させつつ、風呂蓋21の着脱をより簡単に行うことができる。
また、浴室設備1では、風呂蓋21の係合部21cが、浴槽本体5dの上に載置された際に、隣接する別の風呂蓋22に設けられた被係合部22aと係合する。これにより、浴槽5内を覆うために風呂蓋21を使用している際の係合部21cの露出を抑制することができ、風呂蓋21~23及び浴室設備1の意匠性を高めることができる。
また、浴室設備1では、エプロン部8が、開口部30を開閉するカバー40を有する。これにより、風呂蓋21をカウンターとして使用しない際には、エプロン部8の開口部30が塞がれることにより、意匠性に影響を及ぼし難くすることができる。また、エプロン部8の開口部30にゴミや水などを入り込みにくくすることができる。これにより、例えば、着脱部分のメンテナンスを容易にすることができる。
また、浴室設備1では、カバー40が、上端を基準に回動することにより、開口部30を開閉する。これにより、カバー40を取り外す手間が不要となり、カバー40を洗い場7の空間に仮置きすることが不要となるので、浴室内の見栄えが低下することやカバー40の破損する虞を抑制することができ、また、上端を基準に回動することから、回動部分にゴミや水などが溜ることを抑制し、回動部分の不具合の発生を抑制することができる。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。例えば、浴室設備1が備える各要素の形状、寸法、材質、配置などや、浴室設備1の設置形態などは、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、技術的に可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 浴室設備、 2 カウンター、 3 水栓装置、 4a シャワーヘッド、 4b 壁側シャワーヘッド保持部材、 5 浴槽、 5a 内槽、 5b フランジ、 5d 浴槽本体、 5e 半身浴ベンチ、 5f 底面、 7 洗い場、 8 エプロン部、 8a 被係合部、 15 壁面、 21 風呂蓋、 21a 端部、 21b 端部、 21c 係合部、 22 風呂蓋、 22a 被係合部、 22b 係合部、 23 風呂蓋、 23a 被係合部、 30 開口部、 40 カバー

Claims (7)

  1. 洗い場が設けられた浴室設備であって、
    前記洗い場と並べて設置された浴槽本体と、
    前記浴槽本体の前記洗い場側に設けられたエプロン部と、
    前記浴槽本体と前記洗い場とが並ぶ前後方向と直交する左右方向において、前記浴槽本体の上に並べて載置される複数の風呂蓋と、
    を備え、
    前記エプロン部は、前記複数の風呂蓋の少なくとも1つを着脱可能に保持する保持部を有し、
    前記保持部は、前記少なくとも1つの風呂蓋が前記前後方向及び前記左右方向に延びるように前記少なくとも1つの風呂蓋を保持し、保持した前記少なくとも1つの風呂蓋をカウンターとして利用できるようにし、
    前記保持部に保持された状態において、前記少なくとも1つの風呂蓋の前記左右方向の長さは、前記少なくとも1つの風呂蓋の前記前後方向の長さよりも長いことを特徴とする浴室設備。
  2. 前記複数の風呂蓋の数は、3つ以上であり、
    前記少なくとも1つの風呂蓋は、前記浴槽本体の上に並べて載置された状態において、前記複数の風呂蓋の他の風呂蓋よりも前記左右方向における長さが短いことを特徴とする請求項1に記載の浴室設備。
  3. 前記保持部は、前記エプロン部に設けられた開口部であり、
    前記少なくとも1つの風呂蓋は、前記開口部に挿入することによって前記開口部に保持されることを特徴とする請求項1又は2に記載の浴室設備。
  4. 前記少なくとも1つの風呂蓋は、前記開口部に挿入された際に前記エプロン部と係合する係合部を有することを特徴とする請求項3に記載の浴室設備。
  5. 前記少なくとも1つの風呂蓋の前記係合部は、前記浴槽本体の上に載置された際に、隣接する別の前記風呂蓋に設けられた被係合部と係合することを特徴とする請求項4に記載の浴室設備。
  6. 前記エプロン部は、前記開口部を開閉するカバーをさらに有することを特徴とする請求項3~5のいずれか1つに記載の浴室設備。
  7. 前記カバーは、上端を基準に回動することにより、前記開口部を開閉することを特徴とする請求項6に記載の浴室設備。
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