JP7212257B2 - 監視システム、画像利用許諾方法、および画像利用許諾プログラム - Google Patents

監視システム、画像利用許諾方法、および画像利用許諾プログラム Download PDF

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Description

この発明は、多くの住民が災害の発生によって避難している地域を監視する技術に関する。
従来、要捜索人物の探索、および要探索人物の移動経路の追跡を、住宅の玄関に取り付けられているカメラ付きインタフォン(ドアフォン)を利用して行うものがあった(特許文献1参照)。要捜索人物は、例えば不審者、失踪者、行方不明者、または指名手配犯である。
この特許文献1に記載されている技術は、複数の住宅の玄関に取り付けられているカメラ付きインタフォンによって撮像された画像を処理し、その画像に要捜索人物が撮像されていれば、この要捜索人物の移動方向を検出する。また、この技術は、検出した要捜索人物の移動方向を基に、この要捜索人物が次に撮像される住宅の玄関に取り付けられているカメラ付きインタフォンを推測する。そして、この技術は、推測したインタフォンによって撮像された画像を処理し、上記した要捜索人物の検出、要捜索人物の移動方向の検出、および要捜索人物が次に撮像されるカメラ付きインタフォンの推測を繰り返すことで、要捜索人物を監視するものであった。
特開2014-187645号公報
しかしながら、地震、台風等による災害の発生にともなって、避難勧告、避難指示等の避難情報が発令された地域は、ほとんどすべての住民が避難するので、人目に付きにくい状況になる。このような状況を利用して行われる犯罪(空き巣、破壊、放火等)を抑制するための対策が求められている。
そして、特許文献1に記載された技術は、カメラ付きインタフォンによって撮像された画像を定期的にアップロードする構成であることから、住人の外出、帰宅、友人の訪問等のプライバシーについての配慮が十分になされていなかった。
この発明の目的は、個人のプライバシーを保護し、避難情報が発令されている地域での犯罪を抑制する技術を提供することにある。
この発明の画像利用許諾装置は、上記目的を達成するため以下に示すように構成している。
検知部が、災害にともなう避難情報が発令されたことを検知する。判定部は、検知部において避難情報の発令が検知されると、対応づけられているカメラで撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかを判定する。画像提供部は、判定部が画像の監視利用を許諾すると判定した場合、センタサーバに対してカメラで撮像された画像を提供する画像提供処理を許可し、反対に、判定部が画像の監視利用を許諾しないと判定した場合、画像提供処理を禁止する。
この構成によれば、避難情報が発令されたことをトリガにして、対応づけられているカメラで撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかの判定が行われる。カメラは、例えば、住宅設備であるインタフォンのカメラ、住宅設備である防犯カメラ、車両に搭載されている車載カメラである。このカメラの所有者は、避難情報が発令されたことによって避難する住人である。そして、画像の監視利用を許諾すると判定された場合に限って、センタサーバに対してカメラで撮像された画像の提供が行われる。したがって、個人のプライバシーを保護し、避難情報が発令されている地域での犯罪を抑制することができる。
また、画像提供部が、カメラの撮像位置を、カメラが撮像した画像に紐づけてセンタサーバに提供する構成にしてもよい。
このように構成すれば、カメラが撮像した画像による犯罪の監視を、位置を特定しながら行える。
また、画像提供部は、カメラが撮像した画像を管理する画像管理装置に対して、カメラの撮像位置をカメラが撮像した画像に紐づけて前記センタサーバに提供することを指示する構成にしてもよい。
この構成でも、カメラが撮像した画像による犯罪の監視を、位置を特定しながら行える。
また、入力操作を受け付ける操作部、および検知部において避難情報の発令が検知されると、カメラで撮像された画像の監視利用の許諾要求を出力する出力部を備え、判定部が、許諾要求に対して、カメラで撮像された画像の監視利用を許諾する旨の入力操作を操作部で受け付けた場合に、カメラで撮像された画像の監視利用を許諾すると判定する。
このように構成すれば、カメラの所有者は、避難情報が発令される毎に、画像の監視利用を許諾するかどうかについての意思を示すことができる。したがって、個人のプライバシーに対する配慮を高められる。
また、画像提供処理は、センタサーバからの画像の送信要求に応じて、カメラが撮像した画像をセンタサーバに送信させる処理にしてもよい。
このように構成すれば、センタサーバに対して、多数のカメラで撮像された画像が一時的に集中して送信されてくるのを防止できる。したがって、トラフィックの増大により通信速度が低下するのを抑制できる。また、特に、犯罪の監視に用いる必要がない画像については、送信要求を行わないことで、画像の送信が無駄に行われるのを防止できる。
この発明によれば、個人のプライバシーを保護し、避難情報が発令されている地域での犯罪を抑制することができる。
この例にかかる監視システムを示す概略図である。 この例にかかる携帯端末の主要部の構成を示すブロック図である。 この例にかかるセンタサーバの主要部の構成を示すブロック図である。 この例にかかるカメラ管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。 この例にかかる携帯端末の動作を示すフローチャートである。 この例にかかるセンタサーバの動作を示すフローチャートである。 この例にかかるカメラ管理装置の動作を示すフローチャートである。 変形例にかかる監視システムを示す概略図である。 変形例にかかるカメラ管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。 変形例のカメラ管理装置の動作を示すフローチャートである。
以下、この発明の実施形態について説明する。
<1.適用例>
図1は、この例にかかる監視システムを示す概略図である。この監視システムは、携帯端末1と、センタサーバ2と、カメラ管理装置3と、カメラ4とを備えている。携帯端末1と、センタサーバ2と、カメラ管理装置3とは、ネットワーク5を介してデータ通信可能に接続されている。ネットワーク5は、公衆回線網であってもよいし、インタネットであってもよいし、その他の専用ネットワークであってもよい。また、携帯端末1と、センタサーバ2と、カメラ管理装置3とを接続するために、複数のネットワーク5を用いてもよい。
携帯端末1は、個人が所有する携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等である。この例では、携帯端末1が、この発明で言う画像利用許諾装置に相当する。
センタサーバ2は、避難情報が発令されている地域を監視して犯罪を抑制するための処理を行う。
カメラ管理装置3は、接続されているカメラ4で撮像された画像(動画、または静止画)を管理する。この例では、カメラ管理装置3が、この発明で言う画像管理装置に相当する。カメラ4は、携帯端末1の所有者の住戸に設けられているカメラ付きインタフォンのカメラであってもよいし、携帯端末1の所有者の住戸に設けられている防犯カメラであってもよい。また、カメラ4は、携帯端末1の所有者が所有する車両に搭載されている車載カメラ(例えば、ドライブレコーダのカメラ、自動ブレーキ制御用のカメラ)であってもよい。カメラ管理装置3には、対応する携帯端末1が登録されている。ここでは、カメラ管理装置3に接続されているカメラ4が1台である場合を例にして説明する。ただし、カメラ管理装置3に接続されているカメラ4は複数台であってもよい。また、カメラ4は、自治体・町内会・商店街等が所属する団体・組織が設置したものであってもよい。
周知のように、自治体の市町村長が地震、台風等の災害にともなう避難情報を発令する。避難情報には、避難の緊急度に応じて、避難準備・高齢者等避難開始、避難勧告、避難指示の3つの種類がある。図示していない防災管理システムによって、発令された避難情報が対象地域の住人に通知される。この例では、防災管理システムは、発令された避難情報を対象地域内に位置している携帯端末1に配信する処理を行う。また、防災管理システムは、発令された避難情報をセンタサーバ2に配信する処理も行う。
なお、防災管理システムは、上記以外にも、発令された避難情報を対象地域の住人に知らせるための処理を行う。
携帯端末1は、防災管理システムが配信した避難情報を受信することによって、避難情報が発令されたことを検知する。携帯端末1は、受信した避難情報が示す避難の緊急度によっては、避難情報が発令されたことを検知しないように構成してもよい。例えば、携帯端末1は、避難情報を受信しても、その避難情報が避難準備・高齢者等避難開始であれば、避難情報が発令されたことを検知せず、受信した避難情報が避難勧告、または避難指示であれば、避難情報が発令されたことを検知する構成にしてもよい。また、携帯端末1は、避難情報を受信しても、その避難情報が避難準備・高齢者等避難開始、または避難勧告であれば、避難情報が発令されたことを検知せず、受信した避難情報が避難指示であれば、避難情報が発令されたことを検知する構成にしてもよい。
携帯端末1は、避難情報が発令されたことを検知すると、対応づけられているカメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかを判定する。携帯端末1に対応づけられているカメラ4は、携帯端末1のIDが登録されているカメラ管理装置3に接続されているカメラ4である。この例では、携帯端末1は、避難情報が発令されたことを報知し、対応づけられているカメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかについての入力操作を要求する。携帯端末1は、所有者であるユーザが対応づけられているカメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾する旨の入力操作を行うと、このカメラ4で撮像された画像をセンタサーバ2に提供するための画像提供処理を行う。反対に、携帯端末1は、ユーザが対応づけられているカメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾しない旨の入力操作を行うと、このカメラ4で撮像された画像をセンタサーバ2に提供しないと判断し、カメラ4で撮像された画像をセンタサーバ2に提供するための画像提供処理を行わない。
センタサーバ2が、提供された画像を用いて、避難情報の発令により住民が避難した地域の監視を行う。すなわち、センタサーバ2において、避難情報が発令されたことで、ほとんどすべての住民が避難し、人目に付きにくい状況になった地域に対して、犯罪(空き巣、破壊、放火等)の監視が行われる。したがって、避難情報が発令された地域での犯罪を抑制することができる。
また、避難情報が発令されたことをトリガにして、対応づけられているカメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかの判定が行われる。また、カメラ4の所有者でありユーザが、自分の意思で、カメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかを決定するので、個人に配慮したプライバシーの保護が実現できる。
<2.構成例>
図2は、この例にかかる携帯端末の主要部の構成を示すブロック図である。携帯端末1は、制御ユニット11と、表示部12と操作部13と、通信部14とを備えている。携帯端末1は、上記したように、携帯電話、スマートフォン、タブレット端末等である。
制御ユニット11は、携帯端末1本体各部の動作を制御する。また、制御ユニット11は、検知部11a、判定部11b、および画像提供部11cを有している。制御ユニット11が有する検知部11a、判定部11b、および画像提供部11cの詳細については、後述する。
表示部12は、液晶、または有機EL(Electro Luminescence)等で構成された表示器を有し、この表示器の画面に表示する画像を制御する。
操作部13は、表示部12が有する表示器の画面上に貼付されたタッチパネル等の入力デバイスを有し、この入力デバイスにおける入力操作に応じた入力を受け付ける。
通信部14は、ネットワーク5を介した他の装置との間でデータ通信を行う。
次に、制御ユニット11が有する検知部11a、判定部11b、および画像提供部11cについて説明する。
検知部11aは、通信部14において避難情報を受信したかどうかを検知する。
判定部11bは、対応づけられているカメラ4で撮像された画像をセンタサーバ2で犯罪監視等の目的で利用することを許諾するかどうかを判定する。
画像提供部11cは、対応づけられているカメラ4で撮像された画像をセンタサーバ2に提供することについての許可、または禁止にかかる処理を行う。
携帯端末1の制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、この発明にかかる画像利用許諾プログラムを実行したときに、検知部11a、判定部11b、および画像提供部11cとして動作する。また、メモリは、この発明にかかる画像利用許諾プログラムを展開する領域や、この画像利用許諾プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット11は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。また、ハードウェアCPUが、この発明にかかる画像利用許諾方法を実行するコンピュータである。
なお、携帯端末1は、自端末の位置を測位するGPS機能、電子メールを送受信する電子メール機能、画像を撮像するカメラ機能等を実現するための構成(特に、図2に示していない構成)を備えていてもよい。
図3は、この例にかかるセンタサーバの主要部の構成を示すブロック図である。センタサーバ2は、制御ユニット21と、表示部22と、操作部23と、通信部24と、画像記憶部25とを有する。
制御ユニット21は、センタサーバ2本体各部の動作を制御する。制御ユニット21は、監視漏れ領域検知部21a、および監視部21bを有している。監視漏れ領域検知部21a、および監視部21bの詳細については後述する。
表示部22は、液晶、または有機EL等で構成された表示器を有し、この表示器の画面に表示する画像を制御する。
操作部23は、キーボード、マウス等の入力デバイスを有し、この入力デバイスにおける入力操作に応じた入力を受け付ける。
通信部24は、ネットワーク5を介した他の装置とのデータ通信を行う。
画像記憶部25は、カメラ4毎に区分して、提供された画像を記憶する。
次に、制御ユニット21が有する監視漏れ領域検知部21a、および監視部21bについて説明する。
監視漏れ領域検知部21aは、避難情報が発令されている地域において、犯罪監視等の目的で利用する画像が提供されていない領域を監視漏れ領域として検知する。例えば、監視漏れ領域検知部21aは、避難情報が発令されている地域のマップ上に、犯罪監視等の目的で撮像画像を利用することが許諾されたカメラ4の撮像位置をマッピングし、画像を提供するカメラ4の台数が設定台数以下の領域を監視漏れ領域として検知する。
監視部21bは、提供されているカメラ4の撮像画像を用いて、犯罪の監視を行う。例えば、監視部21bは、提供されているカメラの撮像画像に撮像されている移動体(人、車、野生動物等)を検出する画像処理を行う。表示部22は、監視部21bが移動体を検出した画像を表示器の画面に表示する。
センタサーバ2の制御ユニット21は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されている。ハードウェアCPUが、カメラ4で撮像された画像を用いて犯罪監視等を行うプログラム(以下、監視プログラムと言う。)を実行したときに、監視漏れ領域検知部21a、および監視部21bとして動作する。また、メモリは、この監視プログラムを展開する領域や、この監視プログラムの実行時に生じたデータ等を一時記憶する領域を有している。制御ユニット21は、ハードウェアCPU、メモリ等を一体化したLSIであってもよい。
図4は、この例にかかるカメラ管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。カメラ管理装置3は、制御ユニット31と、画像入力部32と、通信部33と、画像記憶部34と、を備えている。
制御ユニット31は、カメラ管理装置3本体各部の動作を制御する。制御ユニット31は、接続されているカメラ4の撮像位置を記憶する撮像位置記憶部31aを有する。制御ユニット31は、ハードウェアCPU、メモリ、その他の電子回路によって構成されており、このメモリの一部の記憶領域が、撮像位置記憶部31aとして利用されている。
撮像位置記憶部31aが記憶するカメラ4の撮像位置は、カメラ4が住居に設けられたカメラ付きインタフォン、防犯カメラ等のように固定使用されている場合、通常書き換えられることはない。一方、カメラ4が車両等の移動体に搭載されている場合、GPS等の機能によって車両の位置が測位される度に、今回測位された位置に書き換えられる。すなわち、車両等の移動体に搭載されているカメラ4の場合、撮像位置記憶部31aには最後に測位された移動体の位置が記憶されている。
画像入力部32には、接続されているカメラ4が撮像した画像が入力される。
通信部33は、ネットワーク5を介した他の装置との間でデータ通信を行う。
画像記憶部34は、画像入力部32に入力された、カメラ4の撮像画像を記憶する。画像記憶部34は、例えばハードディスク、SSD(Solid State Drive)、SDカード等の記憶媒体を有する。
なお、カメラ4が撮像する画像は、静止画であってもよいし、動画であってもよい。
<3.動作例>
次に、この例にかかる監視システムが備える、携帯端末1、センタサーバ2、およびカメラ管理装置の動作について説明する。図5は、この例にかかる携帯端末の動作を示すフローチャートである。図6は、この例にかかるセンタサーバの動作を示すフローチャートである。図7は、この例にかかるカメラ管理装置の動作を示すフローチャートである。上記したように、防災管理システムが、発令された避難情報を対象地域内に位置している携帯端末1、およびセンタサーバ2に配信する。
携帯端末1は、避難情報を受信すると、避難情報が発令されたことを報知する(s1、s2)。また、携帯端末1は、表示部12が対応付けられているカメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかを選択する操作を促す画面を表示器に表示し、操作部13においてユーザの入力操作を受け付ける(s3)。
s1では、上記したように、避難情報が避難準備・高齢者等避難開始であれば、避難情報が発令されたことを検知せず(s2以降の処理に進まず)、受信した避難情報が避難勧告、または避難指示であれば、避難情報が発令されたことを検知してもよい(s2以降の処理を実行する。)。すなわち、携帯端末1は、受信した避難情報の種別に基づいて、s2以降の処理を実行するかどうかを判定してもよい。このs1にかかる処理は、検知部11aが実行する。
携帯端末1は、カメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾しない旨の選択がされると(s4)、通信部14でセンタサーバ2から監視の終了を受信するか、または画像提供の補完要請を受信するのを待つ(s9、s10)。センタサーバ2が、携帯端末1に対して補完要請を送信する処理については後述する。携帯端末1は、センタサーバ2からの監視の終了を受信すると、s1に戻る。また、携帯端末1は、センタサーバ2から画像提供の補完要請を受信すると、補完要請があったことを報知し(s11)、s3に戻る。
携帯端末1は、カメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾する旨の選択がなされると(s4)、対応づけられているカメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾する旨を、センタサーバ2に通知する(s5)。センタサーバ2との通信は、通信部14において行われる。s5でセンタサーバ2に通知する許諾の通知には、カメラ4の位置が含まれている。このカメラ4の位置は、携帯端末1が制御ユニット11のメモリに記憶していてもよいし、カメラ管理装置3との通信で、このカメラ管理装置3から取得してもよい。s4にかかる処理は、判定部11bが実行する。
また、携帯端末1は、カメラ管理装置3に対して、接続されているカメラ4で撮像した画像をセンタサーバ2に提供することを許諾したことを通知する(s6)。s6にかかる処理は、画像提供部11cが実行する。
携帯端末1は、s6で、カメラ管理装置3に対して画像の提供を許諾したことを通知すると、センタサーバ2から画像の監視利用の終了を受信するのを待つ(s7)。携帯端末1は、通信部14において、センタサーバ2から送信されてきた画像の監視利用の終了を受信すると、センタサーバ2に対する画像の提供を終了することをカメラ管理装置3に通知し(s8)、s1に戻る。
次に、図6を参照して、センタサーバ2の動作について説明する。センタサーバ2は、避難情報を受信すると(s21)、以下に示す(1)~(4)の4つに対する判定を繰り返し行う。
(1)携帯端末1からの画像利用の許諾通知を受信したかどうか(s22)、
(2)カメラ4で撮像された画像を受信したかどうか(s23)、
(3)監視漏れの領域を確認する確認タイミングになったどうか(s24)、
(4)監視を終了するかどうか(s25)、
センタサーバ2は、画像利用の許諾通知を受信すると、この許諾通知に含まれているカメラ4の位置を登録し(s26)、上記s22~s25の判定を行う。
また、センタサーバ2は、カメラ4で撮像された画像を受信すると、受信した画像を画像記憶部25に記憶し(s27)、上記s22~s25の判定を行う。s27では、カメラ4の位置(すなわち、カメラ4の撮像位置)を画像に紐づけて記憶する。
また、センタサーバ2は、監視漏れ領域を確認する確認タイミングになったと判定すると、監視漏れ領域を確認する処理を行う(s28)。具体的には、センタサーバ2は、今回発令された避難情報の対象地域を、複数の部分領域に分割する。部分領域は、隣接する他の部分領域と一部が重なっていてもよいし、重なっていなくてもよい。センタサーバ2は、例えば、対象地域を、50m×50m程度の大きさの部分領域に分割する。センタサーバ2は、s26で登録したカメラ4の位置を参照し、分割した部分領域毎に、その部分領域内に位置するカメラ4の台数をカウントする。センタサーバ2は、カメラ4の台数が設定台数以下である部分領域があれば、その部分領域を監視漏れ領域として確認する。監視漏れ領域検知部21aが、このs28にかかる処理を実行する。
なお、監視漏れ領域を確認する確認タイミングは、毎正時や、予め定めた時刻、センタサーバ2においてオペレータが監視漏れ領域を確認する旨の入力操作を操作部23で行ったタイミング等である。
センタサーバ2は、s28にかかる処理で、監視漏れ領域を確認すると、通信部24において補完要請を、今回発令された避難情報の対象地域内に位置する携帯端末1に送信し(s29)、上記s22~s25の判定を行う。携帯端末1は、センタサーバ2がs29で送信した補完要請を、上記したs10で受信する。
この補完要請は、上記の説明から明らかなように、監視漏れ領域として確認した部分領域内に設置されているカメラ4の所有者に対して通知すればよいのであるが、この時点では、すでに避難している可能性が高いので、今回発令された避難情報の対象地域内に位置する携帯端末1に送信している。
また、s29で送信する補完要請に、今回監視漏れ領域として確認した部分領域を示す情報を含ませて送信してもよい。このようにすれば、現時点では犯罪の監視が十分に行われていないことをカメラ4の所有者に認識させて、所有しているカメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかを判断させることができる。
また、センタサーバ2は、犯罪の監視を終了すると判定すると、監視終了を携帯端末1に通知し(s30)、s11に戻る。
また、センタサーバ2は、図6に示した処理にくわえて、画像記憶部25に記憶したカメラ4の撮像画像を利用して、今回発令された避難情報の対象地域における犯罪の監視を行う。例えば、オペレータの操作に応じて、画像記憶部25に記憶している画像を表示部22が表示器の画面に表示する。また、センタサーバ2は、画像記憶部25に記憶したカメラ4の撮像画像に対して、行動(動き)が特異である移動体(人、車両等)を検知する画像処理を実行してもよい。この場合、行動が特異である移動体を検知すると、その画像を表示部22が表示器の画面に表示する。
次に、図7を参照して、カメラ管理装置3の動作について説明する。カメラ管理装置3は、通信部33において、携帯端末1から送信されてきた提供許諾(接続されているカメラ4で撮像した画像をセンタサーバ2に提供することを許諾したことの通知)を受信すると(s41)、カメラ4での撮像の開始、および撮像された画像を画像記憶部34に記憶する処理を開始する(s42)。カメラ4は、動画の撮像を開始してもよいし、適当な時間間隔(例えば、3秒、5秒、10秒)で静止画を撮像してもよい。また、画像記憶部34に記憶される画像には、撮像時刻を示すタイムスタンプが付されている。
なお、s42にかかる処理は、この時点において、カメラ4が撮像を停止している、または撮像された画像を画像記憶部34に記憶する処理を停止している場合に行われる。カメラ管理装置3は、カメラ4の撮像を常時行っており、且つ撮像された画像を画像記憶部34に記憶する処理を行っている場合、s42にかかる処理を実質的には行わない(実行している処理を継続するだけである。)。
カメラ管理装置3は、カメラ4で撮像した画像をセンタサーバ2に送信する送信タイミングになるか、携帯端末1からセンタサーバ2に対する画像の提供の終了を受信するのを待つ(s43、s44)。
カメラ管理装置3は、画像の送信タイミングになったと判定すると、画像記憶部34に記憶している画像の中から、s41で提供許諾を受信した以降に撮像された画像であって、センタサーバ2に対して未送信の画像を抽出し、抽出した画像をセンタサーバ2へ送信し(s45)、s43に戻る。s45で送信する画像には、撮像位置記憶部31aに記憶しているカメラ4の位置(すなわち、カメラ4の撮像位置)が紐づけられている。
カメラ4で撮像した画像をセンタサーバ2に送信する送信タイミングは、カメラ管理装置3が携帯端末1、またはセンタサーバ2から画像の送信要求を受信したタイミングにしてもよいし、センタサーバ2に送信する画像の量が所定量に達したタイミングにしてもよいし、これら以外の条件が成立したタイミングにしてもよい。また、s45における画像の送信は、携帯端末1を介して行われてもよいし、携帯端末1を介することなくカメラ管理装置3からセンタサーバ2に直接送信されてもよい。
また、カメラ管理装置3は、携帯端末1からセンタサーバ2に対する画像の提供の終了を受信すると、s42で開始したカメラ4による撮像、および撮像された画像の記憶を終了し(s46)、s41に戻る。
このように、この例にかかる監視システムでは、避難情報が発令されたことをトリガにして、カメラ4の所有者に、カメラ4で撮像した画像の監視利用についての許諾を求め、許諾された場合にのみ、カメラ4で撮像された画像がセンタサーバ2に提供される。また、避難情報が解除されると、速やかに、センタサーバ2が画像の監視利用の終了を携帯端末1に送信する。したがって、カメラ4で撮像された画像がセンタサーバ2に提供される期間は、避難情報が発令されている期間に限られる。さらに、上記の例では、カメラ4で撮像した画像の監視利用についての許諾を、カメラ4の所有者が判断して決めることができる。このため、カメラ4で撮像された画像の提供において、このカメラ4の所有者である個人のプライバシーに対して十分に配慮することができる。
また、センタサーバ2が、上記s24、s28、およびs29にかかる処理を実行し、補完要請というかたちで、画像が提供されるカメラ4の台数が少ない監視漏れ領域の領域数を抑えられる。これにより、避難情報が発令された地域における犯罪の監視が行える。
また、センタサーバ2が、カメラ管理装置3に対してカメラ4で撮像した画像の送信を要求する構成では、多数のカメラ管理装置3からカメラ4で撮像された画像が一時的に集中して送信されてくるのを防止できる。したがって、トラフィックの増大により通信速度が低下するのを抑制できる。
また、センタサーバ2は、特に、犯罪の監視に用いる必要がない画像については、送信要求を行わないことで、画像の送信が無駄に行われるのを防止できる。犯罪の監視に用いる必要がない画像とは、例えば、画像を提供することを許諾したカメラ4の中で、極めて近い位置に設置されている2台のカメラの一方である。
また、センタサーバ2は、犯罪が発生した場合、その犯罪の発生場所付近が設置位置であるカメラ4で撮像した画像の送信要求を、カメラ管理装置3に送信してもよい。このようにすれば、発生した犯罪の捜査も迅速かつ適正に行えるようになる。
また、携帯端末1、またはカメラ管理装置3の一方が、センタサーバ2に対してカメラ4で撮像された画像の提供に要した通信量(例えば、パケット数)をカウントしておき、それに対応する価値を、避難情報を発令した自治体から受け取れるようにしてもよい。
また、上記の例では、携帯端末1の所有者が、カメラ4で撮像した画像の監視利用を許諾するかどうかを、操作部13における入力操作で選択するとしたが、事前に携帯端末1に設定しておく構成にしてもよい。この場合、携帯端末1は、カメラ4で撮像した画像の監視利用を許諾するかどうかの設定を制御ユニット11のメモリに記憶する。携帯端末1は、上記したs3にかかる処理が不要になり、s4ではメモリに記憶している設定に応じて、カメラ4で撮像した画像の監視利用を許諾するかどうかを判定する。また、携帯端末1は、カメラ4で撮像した画像の監視利用を許諾するかどうかの設定を、任意のタイミングで自由に変更できる構成にしておくのがよい。
なお、上記の例では、カメラ4の所有者が、カメラ4で撮像した画像の監視利用を許諾するかどうかについて判断するとしたが、町内会・自治体等の団体・組織代表者が代表によって、各カメラ4で撮像した画像の監視利用を許諾するかどうかについての判断が行われるようにしてもよい。
<4.変形例>
次に、この発明の変形例について説明する。図8は、変形例にかかる監視システムの構成を示す図である。図8に示すように、この変形例にかかる監視システムは、携帯端末1を備えていない点で上記の例と相違する。また、カメラ管理装置3Aの構成が、上記の例におけるカメラ管理装置3と相違する。センタサーバ2、およびカメラ4は、上記の例と同じ構成である。この変形例では、カメラ管理装置3Aがこの発明にかかる画像利用許諾装置に相当する。
図9は、変形例にかかるカメラ管理装置の主要部の構成を示すブロック図である。このカメラ管理装置3Aは、制御ユニット31Aと、画像入力部32Aと、通信部33Aと、画像記憶部34Aと、表示部35Aと、操作部36Aとを備えている。また、制御ユニット31Aは、撮像位置記憶部31p、検知部31q、判定部31r、および画像提供部31sを有している。この変形例にかかるカメラ管理装置3Aは、上記の例における携帯端末1とカメラ管理装置3とを一体化した構成である。
この変形例のカメラ管理装置3Aが備える、画像入力部32Aは、上記した例の画像入力部32同じ構成であり、通信部33Aは、上記した例の通信部33と同じ構成であり、画像記憶部34Aは、上記した例の画像記憶部34と同じ構成である。
また、表示部35Aは、液晶、または有機EL(Electro Luminescence)等で構成された表示器を有し、この表示器の画面に表示する画像を制御する。
また、操作部36Aは、表示部35Aが有する表示器の画面上に貼付されたタッチパネル等の入力デバイスを有し、この入力デバイスにおける入力操作に応じた入力を受け付ける。
また、制御ユニット31Aは、撮像位置記憶部31p、検知部31q、判定部31r、および画像提供部31sを有する。撮像位置記憶部31pは、上記の例と同様に、接続されているカメラ4の位置を記憶する。検知部31qは、通信部33Aにおいて避難情報を受信したかどうかを検知する。判定部31rは、対応づけられているカメラ4で撮像された画像をセンタサーバ2で犯罪監視等の目的で利用することを許諾するかどうかを判定する。画像提供部31sは、対応づけられているカメラ4で撮像された画像をセンタサーバ2に提供することについての許可、または禁止にかかる処理を行う。
すなわち、検知部31q、判定部31r、および画像提供部31sは、上記の例で示した携帯端末1の検知部11a、判定部11b、および画像提供部11cと同様の機能である。
次に、この例にかかる監視システムのセンタサーバ2、およびカメラ管理装置3Aの動作について説明する。センタサーバ2は、上記の例と同様に、図6に示す処理を実行する。
図10は、この変形例のカメラ管理装置の動作を示すフローチャートである。カメラ管理装置3Aは、避難情報を受信すると、避難情報が発令されたことを報知する(s61、s62)。また、カメラ管理装置3Aは、表示部35Aが接続されているカメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかを選択する操作を促す画面を表示器に表示し、操作部36Aにおいてユーザの入力操作を受け付ける(s63)。この変形例のカメラ管理装置3Aは、接続されているカメラ4を対応づけている。
s61では、上記したs1と同様に、受信した避難情報の種別に基づいて、s62以降の処理を実行するかどうかを判定してもよい。このs61にかかる処理は、検知部31qが実行する。
カメラ管理装置3Aは、カメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾しない旨の選択がされると(s64)、通信部33Aでセンタサーバ2から監視の終了を受信するか、または画像提供の補完要請を受信するのを待つ(s71、s72)。センタサーバ2は、上記の例と同様に、監視漏れ領域を確認すると、カメラ管理装置3Aに対して補完要請を送信する。カメラ管理装置3Aは、センタサーバ2からの監視の終了を受信すると、s61に戻る。また、カメラ管理装置3Aは、センタサーバ2から画像提供の補完要請を受信すると、補完要請があったことを報知し(s73)、s63に戻る。
カメラ管理装置3Aは、カメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾する旨の選択がなされると(s64)、対応づけられているカメラ4で撮像された画像の監視利用を許諾する旨を、センタサーバ2に通知する(s65)。センタサーバ2との通信は、通信部33Aにおいて行われる。s65でセンタサーバ2に通知する許諾の通知には、カメラ4の位置が含まれている。このカメラ4の位置は、撮像位置記憶部31pに記憶している。s64にかかる処理は、判定部31rが実行する。
また、カメラ管理装置3Aは、カメラ4での撮像の開始、および撮像された画像を画像記憶部34Aに記憶する処理を開始する(s66)。カメラ4は、上記の例と同様に、動画の撮像を開始してもよいし、適当な時間間隔(例えば、3秒、5秒、10秒)で静止画を撮像してもよい。また、画像記憶部34に記憶される画像には、撮像時刻を示すタイムスタンプが付されている。
なお、s66にかかる処理も、s42と同様に、この時点において、カメラ4が撮像を停止している、または撮像された画像を画像記憶部34に記憶する処理を停止している場合に行われる。
カメラ管理装置3Aは、カメラ4で撮像した画像をセンタサーバ2に送信する送信タイミングになるか、センタサーバ2から画像の提供の終了を受信するのを待つ(s67、s68)。カメラ管理装置3Aは、画像の送信タイミングになったと判定すると、画像記憶部34に記憶している画像の中から、s65でセンタサーバ2に対して提供許諾を送信した以降に撮像された画像であって、センタサーバ2に対して未送信の画像を抽出し、抽出した画像をセンタサーバ2へ送信し(s69)、s67に戻る。s67で送信する画像には、撮像位置記憶部31pに記憶しているカメラ4の位置(すなわち、カメラ4の撮像位置)が紐づけられている。カメラ4で撮像した画像をセンタサーバ2に送信する送信タイミングは、上記の例と同様である。
カメラ管理装置3Aは、s68でセンタサーバ2から画像の提供の終了を受信すると、s66で開始したカメラ4による撮像、および撮像された画像の記憶を終了し(s70)、s61に戻る。
したがって、この変形例においても、上記した例と同様に、個人のプライバシーを保護し、避難情報が発令されている地域での犯罪を抑制することができる。
また、カメラ管理装置3、3Aは、カメラ4で撮像された画像を処理して、移動体を検出する機能を有していれば、移動体を検出した前後数分の画像のみを、画像記憶部34、34Aに記憶するようにしてもよい。このように構成すれば、画像記憶部34、34Aに記憶する画像のデータ量を抑えることができる。また、センタサーバ2に対して送信する画像のデータ量も抑えられる。また、移動体の検出は、画像処理ではなく、赤外線センサ等を用いて行う構成であってもよい。
また、カメラ管理装置3、3Aは、画像の提供を許諾したことによって、画像記憶部34、34Aに記憶した画像については、適当なタイミングで消去してもよいし、センタサーバ2から消去が許可されたときに消去する構成にしてもよい。また、カメラ管理装置3、3Aは、センタサーバ2に対して画像を送信すると、送信した画像を画像記憶部34、34Aから消去するようにしてもよい。
また、カメラ4は、s42、s66で画像の撮像を開始するときに、撮像を開始することを報知する構成にしてもよい。この報知は、例えば、フラッシュを点灯させる方法であってもよいし、音声を放音させる方法であってもよいし、その他の方法であってもよい。
また、自治体等の公共機関が設置した防犯カメラ等によって撮像された画像についても、センタサーバ2に送信されるようにしてもよい。この場合、自治体等の公共機関が設置した防犯カメラ等については、上記した画像の監視利用にかかる許諾を必要としない。
また、センタサーバ2では、避難情報が発令された地域を複数のブロック(このブロックは、上記した部分領域と同じであってもよいし、異なっていてもよい。)に分割し、ブロック毎に、被害状況、過去の犯罪発生頻度、住居密度等を用いて、犯罪が発生する犯罪発生確率を推定し、この犯罪発生確率が高い地域に対して、重点的に監視するようにしてもよい。
なお、上記の説明における各機器の動作説明において、フローチャートに図示した処理の順番は、あくまでも一例であり、その順番を入れ替えてもよい。また、必要に応じて、図示していない処理ステップを付加してもよい。
また、この発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態に亘る構成要素を適宜組み合せてもよい。
さらに、この発明に係る構成と上述した実施形態に係る構成との対応関係は、以下の付記のように記載できる。
<付記>
災害にともなう避難情報が発令されたことを検知する検知部(11a)と、
前記検知部(11a)において前記避難情報の発令が検知されると、対応づけられているカメラ(4)で撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかを判定する判定部(11b)と、
前記判定部(11b)が画像の監視利用を許諾すると判定した場合、センタサーバ(2)に対して前記カメラ(4)で撮像された画像を提供する画像提供処理を許可し、反対に、前記判定部(11b)が画像の監視利用を許諾しないと判定した場合、前記画像提供処理を禁止する画像提供部(11c)と、を備えた画像利用許諾装置(1)。
1…携帯端末
2…センタサーバ
3、3A…カメラ管理装置
4…カメラ
5…ネットワーク
11…制御ユニット
11a…検知部
11b…判定部
11c…画像提供部
12…表示部
13…操作部
14…通信部
21…制御ユニット
21a…領域検知部
21b…監視部
22…表示部
23…操作部
24…通信部
25…画像記憶部
31、31A…制御ユニット
31a…撮像位置記憶部
31p…撮像位置記憶部
31q…検知部
31r…判定部
31s…画像提供部
32、32A…画像入力部
33、33A…通信部
34、34A…画像記憶部
35A…表示部
36A…操作部

Claims (7)

  1. 災害にともなう避難情報が発令されたことを検知する検知部と、
    前記検知部において前記避難情報の発令が検知されると、対応づけられているカメラで撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかにかかる選択を受け付ける操作部と、
    前記監視利用を許諾する旨の選択を受け付けると、前記監視利用を許諾する旨の通知を送信する第1通信部と、を備えた画像利用許諾装置、および、
    前記カメラが接続され、前記監視利用を許諾する旨の通知を前記画像利用許諾装置から受信する第2通信部と、
    前記第2通信部で前記監視利用を許諾する旨の通知を前記画像利用許諾装置から受信した場合に、センタサーバに対して前記カメラで撮像された画像を提供する画像提供処理を許可し、反対に、前記第2通信部で前記監視利用を許諾する旨の通知を前記画像利用許諾装置から受信していない場合に、前記センタサーバに対して前記カメラで撮像された画像を前記センタサーバに提供する前記画像提供処理を禁止する画像提供部と、を備えた画像管理装置、
    を有する監視システム。
  2. 前記画像提供部は、前記カメラの撮像位置を、前記カメラが撮像した画像に紐づけて前記センタサーバに提供する、請求項1に記載の監視システム。
  3. 前記画像利用許諾装置は、
    前記検知部において前記避難情報の発令が検知されると、前記カメラで撮像された画像の監視利用の許諾要求を報知する報知部を備えている、
    請求項1,または2に記載の監視システム。
  4. 前記画像提供部は、前記第2通信部で前記監視利用を許諾する旨の通知を前記画像利用許諾装置から受信していることを条件に、前記センタサーバからの画像の送信要求に応じて、前記カメラが撮像した画像を前記センタサーバに提供する前記画像提供処理を実行する、
    請求項1~のいずれかに記載の監視システム。
  5. 前記画像管理装置は、
    前記カメラが撮像した画像を記憶する画像記憶部を備え、
    前記画像提供部は、前記第2通信部で前記監視利用を許諾する旨の通知を前記画像利用許諾装置から受信していることを条件に、前記センタサーバに送信する画像として、前記画像記憶部に記憶している前記カメラで撮像した画像が所定量に達すると、前記画像記憶部に記憶している画像を前記センタサーバに提供する前記画像提供処理を実行する、
    請求項1~4のいずれかに記載の監視システム。
  6. 画像利用許諾装置の第1コンピュータが、
    災害にともなう避難情報が発令されたことを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップで前記避難情報の発令が検知されると、対応づけられているカメラで撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかにかかる選択を操作部で受け付ける選択受付ステップと、
    前記監視利用を許諾する旨の選択を受け付けると、前記監視利用を許諾する旨の通知を第1通信部において送信する通知ステップと、を実行し、
    前記カメラが接続された画像管理装置の第2コンピュータが、
    第2通信部で前記監視利用を許諾する旨の通知を前記画像利用許諾装置から受信した場合に、センタサーバに対して前記カメラで撮像された画像を提供する画像提供処理を許可し、反対に、前記第2通信部で前記監視利用を許諾する旨の通知を前記画像利用許諾装置から受信していない場合に、前記センタサーバに対して前記カメラで撮像された画像を前記センタサーバに提供する前記画像提供処理を禁止する画像提供ステップを実行する、
    画像利用許諾方法。
  7. 画像利用許諾装置の第1コンピュータに、
    災害にともなう避難情報が発令されたことを検知する検知ステップと、
    前記検知ステップで前記避難情報の発令が検知されると、対応づけられているカメラで撮像された画像の監視利用を許諾するかどうかにかかる選択を操作部で受け付ける選択受付ステップと、
    前記監視利用を許諾する旨の選択を受け付けると、前記監視利用を許諾する旨の通知を第1通信部において送信する通知ステップと、を実行させる第1プログラム、および、
    前記カメラが接続された画像管理装置の第2コンピュータに、
    第2通信部で前記監視利用を許諾する旨の通知を前記画像利用許諾装置から受信した場合に、センタサーバに対して前記カメラで撮像された画像を提供する画像提供処理を許可し、反対に、前記第2通信部で前記監視利用を許諾する旨の通知を前記画像利用許諾装置から受信していない場合に、前記センタサーバに対して前記カメラで撮像された画像を前記センタサーバに提供する前記画像提供処理を禁止する画像提供ステップを実行させる第2プログラムからなる画像利用許諾プログラム。
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