JP7211675B2 - 情報管理装置および情報管理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、施設監視システムにおいて施設内に設置された機器の監視または制御を行うコントローラに関する情報を管理する情報管理装置および情報管理方法に関するものである。
従来、施設内に設置された1つ以上の機器を監視または制御するための動作ファイルを作成するエンジニアリング装置と、当該動作ファイルをダウンロードして機器の監視または制御を行う複数のコントローラを備える施設監視システムが知られている。例えば、特許文献1には、管理装置が、実行させる制御プログラムを作成するためのエンジニアリングツールの機能を有する管理システムが開示されている(特許文献1)。なお、特許文献1において、「管理装置」は、上記「エンジニアリング装置」に相当し、「制御プログラム」は、上記「動作ファイル」に相当する。また、特許文献1において、「制御装置」は、上記「コントローラ」に相当する。
従来の施設監視システムでは、各コントローラが有する、当該各コントローラの構成に関する情報を、コントローラ単位で管理しており、エンジニアリング装置は、当該各コントローラの構成に関する情報に基づき、エンジニアリングツールを使用して、動作ファイルを作成し、各コントローラに作成した動作ファイルをダウンロードさせている。あるコントローラにて、当該コントローラが有する構成に変更があった場合には、管理者等が、当該変更に伴って、施設監視システムにて管理している、各コントローラの構成に関する情報の変更作業を行う。
一方、施設監視システム内の複数のコントローラについて、当該複数のコントローラ間で、共通する構成を有するようにしている施設監視システムが知られている。
国際公開第2016/157477号
特許文献1に開示されている施設監視システムに代表される従来の施設監視システムでは、複数のコントローラ間で共通する構成を有するようにしている場合でも、コントローラ単位で、共通する構成に関する情報を管理するようにしている。そのため、複数のコントローラ間で共通する構成に変更が発生した場合、管理者等は、コントローラ単位で管理している、共通する構成に関する情報を、それぞれ変更しなければならなかった。その結果、作業漏れ等が発生し、各コントローラにて同じ内容で管理されるべき、コントローラ間で共通する構成に関する情報が、同じ内容で管理されていないという事態が生じ得るという課題があった。各コントローラにて、コントローラ間で共通する構成に関する情報が同じ内容で管理されていないと、例えば、エンジニアリング装置が動作ファイルを作成する際、当該動作ファイルをダウンロードしたコントローラが正しく動作しないような動作ファイルを作成してしまうという問題が生じ得る。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、エンジニアリング装置が作成した動作ファイルをダウンロードして施設内の機器を監視または制御する複数のコントローラが共通する構成を有する施設監視システムにおいて、当該複数のコントローラ間で共通する構成に関する情報を一元管理することが可能な情報管理装置を提供することを目的とする。
この発明に係る情報管理装置は、施設内に設置された1つ以上の機器を監視または制御するための動作ファイルを作成するエンジニアリング装置と、動作ファイルをダウンロードして機器の監視または制御を行う複数のコントローラを備える施設監視システムにおいて、複数のコントローラに関する情報を管理する情報管理装置であって、複数のコントローラが共通して有している共通構成に関する共通構成情報と、共通構成情報をエンジニアリング装置が使用可能なデータ形式に変換した情報であり、かつエンジニアリング装置が動作ファイルを作成する際に用いるエンジ用共通構成情報、とが対応付けられて定義されている共通テーブル、を変更するための変更指示情報を受け付ける変更受付部と、変更受付部が受け付けた変更指示情報に基づき、共通テーブルに変更を反映した変更反映後共通テーブルを作成するテーブル作成部を備えたものである。
この発明によれば、エンジニアリング装置が作成した動作ファイルをダウンロードして施設内の機器を監視または制御する複数のコントローラが共通する構成を有する施設監視システムにおいて、当該複数のコントローラ間で共通する構成に関する情報を一元管理することができる。
実施の形態1に係る情報管理装置を備えた施設監視システムの構成例を示す図である。 実施の形態1において、情報管理装置が管理している、コントローラが有する構成に関する情報を定義したテーブルの内容の一例を説明するための図である。 実施の形態1に係る情報管理装置の構成例を示す図である。 実施の形態1において、テーブル作成部が変更反映後共通テーブルを作成した場合の、変更前の共通テーブルと変更反映後共通テーブルの一例のイメージを説明するための図である。 実施の形態1において、テーブル作成部が変更反映後共通テーブルを作成した場合の、変更前の共通テーブルと変更反映後共通テーブルのその他の例のイメージを説明するための図である。 実施の形態1に係る情報管理装置の動作の一例を説明するフローチャートである。 実施の形態1において、共通テーブルを履歴管理するようにした場合の、情報管理装置の構成例を示す図である。 共通テーブルを履歴管理するようにした情報管理装置において、記憶部15が記憶する共通テーブルの内容の一例を示す図である。 実施の形態1において、共通テーブルを履歴管理するようにした場合の、情報管理装置の動作を説明するためのフローチャートである。
以下、この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
実施の形態1.
以下に説明する、実施の形態1に係る施設監視システムは、複数のコントローラ3を備え、当該複数のコントローラ3が有する構成は、当該構成の一部または全部が、複数のコントローラ3間で共通していることを前提としている。各コントローラ3は、共通して有している構成を基本構成とし、当該基本構成に対して、他の構成を追加等することで、独自の構成を有するようにすることができる。なお、実施の形態1において、コントローラ3が有する「構成」とは、コントローラ3の仕様のことをいい、当該「構成」には、コントローラ3の名称または形番等、コントローラ3の仕様をあらわす具体的な項目(以下「構成項目」という。)が含まれる。
図1は、実施の形態1に係る情報管理装置1を備えた施設監視システムの構成例を示す図である。
実施の形態1において、施設監視システムは、例えば、ビル監視システムまたはプラント監視システム等に適用される。施設監視システムは、通信ネットワークとして、例えば、BACnetを用いる。
施設監視システムは、図1に示すように、情報管理装置1と、エンジニアリング装置2と、コントローラ3と、機器4を備える。
情報管理装置1は、例えば、サーバであり、エンジニアリング装置2およびコントローラ3と、互いにネットワークを介して接続される。
コントローラ3は、ネットワークを介して機器4と接続される。機器4とは、センサ、照明、スイッチ、モータ等であり、施設内に設置される。
なお、図1では、施設監視システムは、3つのコントローラ3を備えるものとしているが、これは一例に過ぎない。施設監視システムは、2つのコントローラ3を備えるものとしてもよいし、4つ以上のコントローラ3を備えるようにしてもよい。施設監視システムは、複数のコントローラ3を備えるようになっていればよい。以下の説明において、複数のコントローラ3を、単に「コントローラ3」ともいうものとする。
また、図1では、各コントローラ3には、2つの機器4が接続されるものとしているが、これは一例に過ぎない。コントローラ3には、1つ以上の機器4が接続され得る。以下の説明において、1つ以上の機器4を、単に「機器4」ともいうものとする。
情報管理装置1は、コントローラ3に関する情報を管理する。
具体的には、情報管理装置1は、コントローラ3が有する構成に関する情報を定義したテーブルを管理する。情報管理装置1は、コントローラ3が共通して有している構成(以下「共通構成」という。)に関する情報(以下「共通構成情報」という。)を定義したテーブル(以下「共通テーブル」という。)と、コントローラ3が独自で有している構成に関する情報を定義したテーブルを、管理する。
ここで、図2は、実施の形態1において、情報管理装置1が管理している、コントローラ3が有する構成に関する情報を定義したテーブルの内容の一例を説明するための図である。図2は、共通テーブルの内容の一例を説明する図としている。
共通テーブルは、コントローラ3が有している共通構成に関する共通構成情報と、共通構成情報をエンジニアリング装置2が使用可能なデータ形式に変換した情報(以下「エンジ用共通構成情報」という。)とが、対応付けられて定義されている情報である。
図2に示すように、共通構成情報には、デバイス名称等、1つ以上の構成項目の情報が含まれる。
また、図2では記載を省略しているが、共通テーブルには、当該共通テーブルの作成日時の情報が付与されている。
エンジ用共通構成情報は、エンジニアリング装置2がコントローラ3を動作させるための動作ファイルを作成する際に、当該エンジニアリング装置2によって用いられる。
エンジニアリング装置2は、共通構成情報に基づいて動作ファイルを作成するが、エンジニアリング装置2とコントローラ3とではハードウェアが異なるため、動作ファイルを作成する際に共通構成情報をそのまま用いることができない。よって、図2に示すように、共通テーブルでは、共通構成情報が、エンジ用共通構成情報に変換された上で、共通構成情報と対応付けて定義されており、エンジニアリング装置2は、エンジ用共通構成情報を用いて動作ファイルを作成する。なお、共通構成情報の、エンジ用共通構成情報への変換は、情報管理装置1が行う。
図2に示すように、共通テーブルにおいて、エンジ用共通構成情報に含まれる各構成項目には、対応フラグ201が付与され得る。対応フラグ201は、エンジ用共通構成情報に含まれる構成項目のうち、エンジニアリング装置2によって、動作ファイルを作成する際に用いられた構成項目であることを示す情報である。エンジニアリング装置2は、動作ファイルを作成すると、当該動作ファイルを作成する際に用いた、エンジ用共通構成情報の構成項目に、対応フラグ201を付与しておく。
また、図2では図示を省略しているが、エンジニアリング装置2は、動作ファイルを作成すると、作成した動作ファイルに関する情報を、当該動作ファイルを作成する際に用いたエンジ用共通構成情報の構成項目に付与しておく。付与された動作ファイルに関する情報から、動作ファイルのバージョンを特定することができる。
情報管理装置1は、施設監視システム内の全コントローラ3に対して、1つの共通テーブルを管理する。例えば、あるコントローラ3にて共通構成に変更があった場合、情報管理装置1は、当該あるコントローラ3における変更を反映した共通テーブルを作成し、作成後の共通テーブルの内容で、現在の共通テーブルを更新する。
なお、ここでは、説明の簡単のため説明を省略するが、情報管理装置1は、図2に示すような共通テーブルの他に、コントローラ3が独自で有している構成に関する情報を定義したテーブルについても管理している。
情報管理装置1の構成の詳細については、後述する。
エンジニアリング装置2は、施設監視システムの構築を行う。エンジニアリング装置2は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。
エンジニアリング装置2は、施設監視システムの構築を行う場合、BACnetの規格にあわせて、コントローラ3の構成情報等の管理情報を記録したJOBファイルを作成する。そして、エンジニアリング装置2は、作成したJOBファイルに基づいて、上述の動作ファイルを作成して、対応するコントローラ3にダウンロードする。具体的には、管理者等が、エンジニアリング装置2から、動作ファイルの作成を行い、作成した動作ファイルを、コントローラ3にダウンロードする。なお、エンジニアリング装置2は、動作ファイルを作成する際、エンジニアリングツールを使用する。エンジニアリングツールは、管理者等によって、適宜、エンジニアリング装置2にインストールされる。
上述のとおり、エンジニアリング装置2は、共通テーブルのエンジ用共通構成情報を用いて動作ファイルを作成する。エンジニアリング装置2は、動作ファイルと、当該動作ファイルを作成する際に用いたエンジ用共通構成情報を対応付けて保持する。
コントローラ3は、エンジニアリング装置2からダウンロードされた動作ファイルに基づいて動作し、機器4の監視または制御を行う。
図3は、実施の形態1に係る情報管理装置1の構成例を示す図である。
情報管理装置1は、ソフトウェアに基づくCPUを用いたプログラム処理によって実行される。
情報管理装置1は、受付部11と、変更可否判定部12と、テーブル作成部13と、出力制御部14と、記憶部15を備える。
受付部11は、各種情報を受け付ける。受付部11は、変更受付部111を備える。
変更受付部111は、共通テーブル(図2参照)を変更するための変更指示情報を受け付ける。
管理者等は、コントローラ3の共通構成を、適宜変更することができる。なお、実施の形態1において、共通構成の変更とは、共通構成に含まれる構成項目の内容の変更のみならず、構成項目の追加、または、削除を含むものとする。
管理者等は、例えば、エンジニアリング装置2から、コントローラ3の共通構成の変更指示を入力する。具体的には、例えば、管理者等は、まず、マウスまたはキーボード等の入力装置(図示省略)を操作して、構成変更画面表示指示を入力し、構成変更画面を呼び出す。エンジニアリング装置2において、操作受付部(図示省略)は、管理者等が入力した構成変更画面表示指示を受け付け、当該構成変更画面表示指示を受け付けた旨を、表示制御部(図示省略)に出力する。エンジニアリング装置2の表示制御部は、エンジニアリング装置2の表示部(図示省略)に、構成変更画面を表示させる。例えば、エンジニアリング装置2の表示制御部は、現在、情報管理装置1が管理している共通テーブルの情報を参照し、エンジニアリング装置2の表示部に表示させてもよい。管理者等は、エンジニアリング装置2の表示制御部が表示させた構成変更画面から、入力装置を操作して、変更したいコントローラ3の共通構成に関する情報を入力する。エンジニアリング装置2の操作受付部は、入力された、共通構成に関する情報を受け付け、エンジニアリング装置2の送信部(図示省略)が、操作受付部が受け付けた、共通構成に関する情報を、変更指示情報として、情報管理装置1に送信する。
情報管理装置1の変更受付部111は、エンジニアリング装置2の送信部が送信した変更指示情報を、受け付ける。
なお、ここでは、一例として、管理者等が、エンジニアリング装置2から、コントローラ3の共通構成の変更指示を入力し、変更受付部111は、エンジニアリング装置2から送信された変更指示情報を受け付けるものとしたが、これは一例に過ぎない。例えば、管理者等は、コントローラ3から、共通構成の変更指示を入力し、コントローラ3が、変更指示情報を情報管理装置1に送信し、変更受付部111は、コントローラ3から送信された変更指示情報を受け付けるようにしてもよい。
変更受付部111は、受け付けた変更指示情報を、変更可否判定部12およびテーブル作成部13に出力する。
変更可否判定部12は、変更受付部111が変更指示情報を受け付けた場合、当該変更指示情報が、共通テーブルにおいて、共通構成情報に含まれる構成項目のうち、変更不可とされている構成項目(以下「変更不可項目」という。)を変更するための変更指示情報であるか否かを判定する。変更不可項目は、管理者等によって、予め設定されている。管理者等は、変更が行われると、コントローラ3の設定または動作等に不都合が発生する構成項目を、変更不可項目として設定しておく。例えば、施設監視システムの立ち上げ時に、構成項目「デバイス名称」にて許可されるデータタイプには文字列が設定されていた場合、あるコントローラ3について当該データタイプが数字のみに変更する変更指示情報が送信され、共通構成情報の「デバイス名称」の内容を変更してしまうとする。そうすると、例えば、当該「デバイス名称」を用いて作成された動作ファイルをダウンロードした、その他のコントローラ3において、「デバイス名称」にて許可されるデータタイプは数字のみとなってしまい、当該その他のコントローラ3にて、文字列での「デバイス名称」の設定が行えなくなってしまう。その他のコントローラ3にて、「デバイス名称」は文字で設定したい場合、上述の変更は、その他のコントローラ3において不都合を発生させてしまうことになり得る。そこで、管理者等は、変更が行われると、コントローラ3の設定または動作等に不都合が発生する構成項目を、変更不可項目として設定しておく。
変更可否判定部12は、変更指示情報が、変更不可項目を変更するための変更指示情報であるか否かの判定結果に関する情報を、テーブル作成部13に出力する。
テーブル作成部13は、変更可否判定部12が、変更指示情報は、変更不可項目を変更するための変更指示情報ではないと判定した場合、変更受付部111が受け付けた変更指示情報に基づき、共通テーブルに、指示された変更を反映した共通テーブル(以下「変更反映後共通テーブル」という。)を作成する。具体的には、テーブル作成部13は、現在、記憶部15に記憶されている共通テーブルについて、共通構成情報を、管理者等が指示した変更を反映した共通構成情報とした変更反映後共通テーブルを作成する。
このとき、テーブル作成部13のデータ変換部131は、変更反映後共通テーブルにおいて、共通構成情報を、エンジニアリング装置2が使用可能なデータ形式に変換して、エンジ用共通構成情報を作成し、当該共通構成情報と対応付ける。
テーブル作成部13は、作成した変更反映後共通テーブルを、記憶部15に記憶されている共通テーブルと置き換え、記憶部15で記憶する共通テーブルを更新する。
テーブル作成部13は、変更反映後共通テーブルを作成し、当該変更反映後共通テーブルを記憶部15に記憶させると、共通テーブルが変更された旨を示す情報を、出力制御部14の変更通知部141に出力する。テーブル作成部13は、変更反映後共通テーブルの内容の情報を、共通テーブルが変更された旨を示す情報に付与して、変更通知部141に出力するようにしてもよい。
テーブル作成部13は、変更可否判定部12が、変更指示情報は、変更不可項目を変更するための変更指示情報であると判定した場合は、変更反映後共通テーブルの作成を行わない。
ここで、図4,5は、実施の形態1において、テーブル作成部13が変更反映後共通テーブルを作成した場合の、変更前の共通テーブルと変更反映後共通テーブルの一例のイメージを説明するための図である。
図4は、一例として、変更受付部111が、コントローラ3の共通構成に含まれる構成項目「シリアルNo.」の内容を変更する変更指示情報を受け付けた場合の、変更前の共通テーブル(図4の401参照)と、テーブル作成部13が作成する、「シリアルNo.」の内容を変更した変更後反映後共通テーブル(図4の402参照)のイメージを示している。
図5は、一例として、変更受付部111が、コントローラ3の共通構成に含まれる構成項目に、「シリアルNo.」を追加する変更指示情報を受け付けた場合の、変更前の共通テーブル(図5の501参照)と、テーブル作成部13が作成する、「シリアルNo.」を追加した変更反映後共通テーブル(図5の502参照)のイメージを示している。
なお、以上の説明では、共通テーブルが既に存在し、テーブル作成部13は、既に存在している共通テーブルに対して変更指示情報に基づく変更を反映した変更反映後共通テーブルを作成するものとしたが、これは一例に過ぎない。例えば、テーブル作成部13は、共通テーブルが存在しない状態から、変更指示情報に基づき、新規の共通テーブルを作成することもできる。また、管理者等が、施設監視システムの立ち上げ時に、施設監視システム内に設置されたコントローラ3の共通構成に基づき、共通テーブルを作成して記憶させておくものとし、施設監視システムにおいては、必ず、共通テーブルが存在するものとしてもよい。
出力制御部14の変更通知部141は、テーブル作成部13が変更反映後共通テーブルを作成した場合、言い換えれば、テーブル作成部13から共通テーブルが変更された旨を示す情報が出力された場合、共通テーブルが変更された旨の通知情報を、例えば、エンジニアリング装置2に出力する。変更通知部141は、通知情報に、変更反映後共通テーブルの内容の情報を含めるようにしてもよい。
エンジニアリング装置2では、受信部(図示省略)が、変更通知部141から出力された上記通知情報を受信し、表示制御部に出力する。表示制御部は、通知情報の内容を、表示部に表示させる。例えば、管理者等は、表示部に表示された通知情報の内容を確認し、施設監視システム内のコントローラ3に対して、変更後共通テーブルで定義されている共通構成の内容となるよう、共通構成の変更を行う。
記憶部15は、共通テーブル(図2参照)を記憶する。
なお、実施の形態1では、記憶部15は、情報管理装置1に備えられるものとするが、これは一例に過ぎない。記憶部15は、情報管理装置1の外部の、情報管理装置1、エンジニアリング装置2、および、コントローラ3が参照可能な場所に備えられるようにしてもよい。
実施の形態1に係る情報管理装置1の動作について説明する。
図6は、実施の形態1に係る情報管理装置1の動作の一例を説明するフローチャートである。
変更受付部111は、共通テーブルを変更するための変更指示情報を受け付けるまで待機し(ステップST601の“NO”の場合)、変更指示情報を受け付けると(ステップST601の“YES”の場合)、受け付けた変更指示情報を、変更可否判定部12およびテーブル作成部13に出力する。
変更可否判定部12は、ステップST601にて変更受付部111が変更指示情報を受け付けた場合、当該変更指示情報が、共通テーブルにおいて、共通構成情報に含まれる構成項目のうち、変更不可項目を変更するための変更指示情報であるか否かを判定する(ステップST602)。
ステップST602において、変更可否判定部12は、変更指示情報が、変更不可項目を変更するための変更指示情報であると判定した場合(ステップST602の“YES”の場合)、情報管理装置1は、処理を終了する。変更可否判定部12が、変更指示情報は変更不可項目を変更するための変更指示情報で判定した場合、変更反映後共通テーブルの作成を行わず処理を終了するようにすることで、情報管理装置1は、あるコントローラ3において共通構成に変更が発生した場合に、例えば、当該変更を行うことで、他のコントローラ3にて不都合が発生させてしまうことを防ぐことができる。
変更可否判定部12は、変更指示情報が、変更不可項目を変更するための変更指示情報であると判定した場合、出力制御部14が、当該判定結果を受け、受け付けた変更は不可である旨の情報を、例えば、エンジニアリング装置2に出力するようにしてもよい。エンジニアリング装置2の受信部は、受け付けた変更は不可である旨の情報を受信し、例えば、エンジニアリング装置2の表示制御部が、エンジニアリング装置2の表示部に、「変更不可」等のメッセージ等を表示する。管理者等は、表示部を確認することで、指示した、コントローラ3の共通構成の変更が不可であることを把握することができる。
ステップST602において、変更可否判定部12は、変更指示情報が、変更不可項目を変更するための変更指示情報ではないと判定した場合(ステップST602の“NO”の場合)、テーブル作成部13は、ステップST601にて変更受付部111が受け付けた変更指示情報に基づき、変更反映後共通テーブルを作成する(ステップST603)。
テーブル作成部13は、変更反映後共通テーブルを記憶部15に記憶させると、共通テーブルが変更された旨を示す情報を、出力制御部14の変更通知部141に出力する。
変更通知部141は、ステップST603にてテーブル作成部13から共通テーブルが変更された旨を示す情報が出力されると、共通テーブルが変更された旨の通知情報を出力する(ステップST604)。
このように、情報管理装置1は、施設監視システム内のコントローラ3に対して、1つの共通テーブルを管理し、当該1つの共通テーブルに対し、受け付けた変更指示情報を反映して、変更反映後共通テーブルを作成する。
これにより、施設監視システムにおいて、複数のコントローラ間で共通する構成に関する情報を一元管理することができる。
なお、以上で説明した動作に加え、情報管理装置1は、例えば、共通テーブルに関する情報を出力する指示(以下「共通テーブル情報出力指示」という。)を受け付け、記憶部15に記憶されている共通テーブルに関する情報を出力するようにすることができる。具体的には、受付部11が、例えばエンジニアリング装置2から出力された共通テーブル情報出力指示を受け付け、共通テーブル情報出力指示を受け付けた旨の情報を、出力制御部14に出力する。例えば、管理者等は、エンジニアリング装置2から、入力装置を操作して、共通テーブルに関する情報を出力する指示を入力する。エンジニアリング装置2の操作受付部は、当該指示を受け付け、エンジニアリング装置2の送信部が、共通テーブル情報出力指示を、情報管理装置1に送信する。情報管理装置1の受付部11は、エンジニアリング装置2から送信された共通テーブル情報出力指示を受け付ける。
受付部11が、共通テーブル情報出力指示を受け付けると、出力制御部14が、記憶部15から、共通テーブルに関する情報を取得し、例えば、エンジニアリング装置2に出力する。エンジニアリング装置2の受信部は、共通テーブルに関する情報を受信し、エンジニアリング装置2の表示制御部は、当該情報をエンジニアリング装置2の表示部に表示させる。管理者等は、表示部を確認し、共通テーブルの内容を把握することができる。
以上の実施の形態1では、情報管理装置1は、コントローラ3間の共通構成に変更があった場合、当該変更を反映した変更反映後共通テーブルを作成し、当該変更反映後共通テーブルの内容で、記憶部15に記憶されている共通テーブルを更新するものとした。つまり、情報管理装置1は、最新の共通テーブルを、1世代分のみ管理するものとした。
しかし、これは一例に過ぎず、情報管理装置1は、共通テーブルを履歴管理するようにしてもよい。情報管理装置1が、共通テーブルを履歴管理するようにすることで、情報管理装置1は、例えば、現在コントローラ3が有している共通構成、または、エンジニアリング装置2にて直近に作成した動作ファイルは、どの時点のエンジ用共通構成情報に対応付くものなのか等を判別可能な情報を提供するようにすることができる。以下、具体的に説明する。
図7は、実施の形態1において、共通テーブルを履歴管理するようにした場合の、情報管理装置1aの構成例を示す図である。
図7において、図1を用いて説明した情報管理装置1の構成と同様の構成については、同じ符号を付して重複した説明を省略する。
情報管理装置1aは、図1を用いて説明した情報管理装置1とは、受付部11aがコントローラ側情報受付部112およびエンジニアリング側情報受付部113を備え、出力制御部14aがコントローラ側判定結果通知部142とエンジニアリング側判定結果通知部143を備え、比較部16を備えるようにした点が異なる。比較部16は、コントローラ側情報比較部161と、エンジニアリング側情報比較部162を備える。
情報管理装置1aは共通テーブルを履歴管理する。そのため、テーブル作成部13は、変更反映後共通テーブルを作成すると、当該変更反映後共通テーブルを、記憶部15に記憶されている共通テーブルと置き換えるのではなく、当該変更反映後共通テーブルを、記憶部15に記憶されている共通テーブルに追加して記憶させるようにする。
図8は、共通テーブルを履歴管理するようにした情報管理装置1aにおいて、記憶部15が記憶する共通テーブルの内容の一例を示す図である。
情報管理装置1aにおいて、記憶部15は、共通テーブルを時系列で記憶する。なお、説明の簡単のため、図8に示す共通テーブルでは、付与されている、当該共通テーブルの作成日時の情報については、図示を省略している。
情報管理装置1aは、例えば、施設監視システム内のコントローラ3のうちの、あるコントローラ3(以下「対象コントローラ」という。)が現在有している共通構成に関する情報(以下「対象共通構成情報」という。)を受け付け、受け付けた対象共通構成情報と、記憶部15に記憶されている共通テーブルの共通構成情報との比較を行うことができる。そして、情報管理装置1aは、対象共通構成情報と、共通テーブルの共通構成情報とを比較した結果に関する情報を、出力することができる。
具体的には、コントローラ側情報受付部112が、対象コントローラが現在有している対象共通構成情報を受け付ける。
例えば、管理者等が、エンジニアリング装置2から、対象共通情報の送信指示を入力する。具体的には、管理者等は、入力装置を操作して、対象共通情報の送信指示を入力する。対象共通情報の送信指示が入力されると、エンジニアリング装置2の操作受付部が、当該対象共通情報の送信指示を受け付け、エンジニアリング装置2の抽出部が、対象コントローラから、対象共通情報を抽出する。そして、エンジニアリング装置2の送信部が、抽出部が抽出した対象共通情報を、情報管理装置1に送信する。
コントローラ側情報受付部112は、例えばエンジニアリング装置2から送信された、対象共通情報を、受け付ける。
コントローラ側情報受付部112は、受け付けた対象共通構成情報を、比較部16のコントローラ側情報比較部161に出力する。
コントローラ側情報比較部161は、コントローラ側情報受付部112から対象共通構成情報が出力されると、受け付けた対象共通構成情報と、記憶部15に記憶されている共通テーブルとの比較を行う。
例えば、コントローラ側情報比較部161は、履歴管理されている各共通テーブルの共通構成情報と、対象共通構成情報とを比較し、一致した共通構成情報から、対象共通構成情報に対応する動作ファイルのバージョンを判定する。なお、コントローラ側情報比較部161は、対象共通構成情報に対応する動作ファイルのバージョンを、対象共通構成情報と対応付けられているエンジ用共通構成情報から判定すればよい。エンジ用共通構成情報には、当該エンジ用共通構成情報を用いて作成された動作ファイルに関する情報が付与されている。
また、例えば、コントローラ側情報比較部161は、履歴管理されている各共通テーブルの共通構成情報と、対象共通構成情報とを比較し、対象共通構成情報と一致する共通構成情報が定義されている共通テーブル(以下「一致共通テーブル」という。)を特定し、さらに、一致共通テーブルの、時系列で前後の共通テーブルで定義されている共通構成情報を判定する。コントローラ側情報比較部161は、一致共通テーブルの、時系列で前後の共通テーブルで定義されている共通構成情報と、対象共通構成情報との差分を判定することもできる。
なお、コントローラ側情報比較部161は、対象共通構成情報と共通構成情報とを比較し、どのような判定を行うかを、コントローラ側情報受付部112から出力された対象共通構成情報から判断すればよい。コントローラ側情報受付部112から出力される対象共通構成情報には、実施する判定を指示する情報が付与されている。管理者等は、対象共通情報を入力する際、当該実施する判定を指示する情報を、あわせて入力する。コントローラ側情報受付部112は、対象共通情報に、管理者等によって入力された、実施する判定を指示する情報を付与して、コントローラ側情報比較部161に出力する。
コントローラ側情報比較部161は、共通テーブルの共通構成情報と、対象共通構成情報とを比較した結果に関する情報(以下「共通構成比較結果情報」という。)を、出力制御部14aのコントローラ側判定結果通知部142に出力する。
上述の例でいうと、コントローラ側情報比較部161は、対象共通構成情報に対応する動作ファイルのバージョンに関する情報、または、共通構成情報と対象共通構成情報との差分に関する情報等を、共通構成比較結果情報として、コントローラ側判定結果通知部142に出力する。
コントローラ側判定結果通知部142は、コントローラ側情報比較部161から出力された共通構成比較結果情報を、例えば、エンジニアリング装置2に出力する。エンジニアリング装置2の受信部は、共通構成比較結果情報を受信し、エンジニアリング装置2の表示制御部は、当該共通構成比較結果情報を、エンジニアリング装置2の表示部に表示させる。例えば、共通構成比較結果情報として、共通テーブルの共通構成情報と対象共通構成情報とを比較した結果に関する情報が表示されると、管理者等は、表示部を確認することで、現在のコントローラ3にダウンロードされている動作ファイルのバージョンを把握することができる。
また、例えば、共通構成比較結果情報として、共通構成情報と対象共通構成情報との差分に関する情報が表示されると、管理者等は、表示部を確認することで、現在コントローラ3が有している共通構成の構成項目の内容が、どのように変わったかの履歴を確認することができる。
また、情報管理装置1aは、例えば、施設監視システム内のエンジニアリング装置2が現在有しているエンジ用共通構成情報(以下「対象エンジ用共通構成情報」という。)を受け付け、受け付けた対象エンジ用共通構成情報と、記憶部15に記憶されている共通テーブルのエンジ用共通構成情報との比較を行うことができる。情報管理装置1aは、エンジニアリング装置2が現在有している動作ファイルの上布男を、対象エンジ用共通構成情報として受け付けてもよい。そして、情報管理装置1aは、対象エンジ用共通構成情報と、共通テーブルのエンジ用共通構成情報とを比較した結果に関する情報を、提供することができる。
具体的には、エンジニアリング側情報受付部113が、エンジニアリング装置2が現在有している対象エンジ用共通構成情報を受け付ける。
例えば、管理者等が、エンジニアリング装置2から、対象エンジ用共通情報の送信指示を入力する。具体的には、管理者等は、入力装置を操作して、対象エンジ用共通情報の送信指示を入力する。対象エンジ用共通情報の送信指示が入力されると、エンジニアリング装置2の操作受付部が、当該対象エンジ用共通情報の送信指示を受け付け、エンジニアリング装置2の抽出部が、対象エンジ用共通情報を抽出する。そして、エンジニアリング装置2の送信部が、抽出部が抽出した対象エンジ用共通情報を、情報管理装置1に送信する。
エンジニアリング側情報受付部113は、例えばエンジニアリング装置2から送信された、対象エンジ共通情報を、受け付ける。
エンジニアリング側情報受付部113は、受け付けた対象エンジ用共通構成情報を、比較部16のエンジニアリング側情報比較部162に出力する。
エンジニアリング側情報比較部162は、エンジニアリング側情報受付部113から対象エンジ用共通構成情報が出力されると、受け付けた対象エンジ用共通構成情報と、記憶部15に記憶されている共通テーブルとの比較を行う。
例えば、エンジニアリング側情報比較部162は、履歴管理されている各共通テーブルのエンジ用共通構成情報と、対象エンジ用共通構成情報とを比較し、一致したエンジ用共通構成情報から、対象エンジ共通構成情報に対応する動作ファイルのバージョンを判定する。
また、例えば、エンジニアリング側情報比較部162は、履歴管理されている各共通テーブルのエンジ用共通構成情報と、対象エンジ用共通構成情報とを比較し、一致したエンジ用共通構成情報に対応付けられている、共通構成情報を判定する。
また、例えば、エンジニアリング側情報比較部162は、履歴管理されている各共通テーブルのエンジ用共通構成情報と、対象エンジ用共通構成情報とを比較し、対象エンジ用共通構成情報と一致するエンジ用共通構成情報が定義されている共通テーブル(以下「エンジ一致共通テーブル」という。)を特定し、さらに、エンジ一致共通テーブルの、時系列で直前の共通テーブル、で定義されているエンジ用共通構成情報と、対象エンジ用共通構成情報との差分を判定する。
エンジニアリング側情報比較部162は、共通テーブルのエンジ用共通構成情報と、対象エンジ用共通構成情報とを比較した結果に関する情報(以下「エンジ用共通構成比較結果情報」という。)を、出力制御部14aのエンジニアリング側判定結果通知部143に出力する。
上述の例でいうと、エンジニアリング側情報比較部162は、対象エンジ用共通構成情報に対応する動作ファイルのバージョンに関する情報、対象エンジ用共通構成情報と対応付けられている共通構成情報、または、エンジ用共通構成情報と対象エンジ用共通構成情報との差分に関する情報を、エンジ用共通構成比較結果情報として、エンジニアリング側判定結果通知部143に出力する。
なお、エンジニアリング側情報比較部162は、対象エンジ用共通構成情報とエンジ用共通構成情報とを比較し、どのような判定を行うかを、エンジニアリング側情報受付部113から出力された対象エンジ用共通構成情報から判断すればよい。エンジニアリング側情報受付部113から出力される対象エンジ用共通構成情報には、実施する判定を指示する情報が付与されている。管理者等は、対象エンジ用共通情報を入力する際、当該実施する判定を指示する情報を、あわせて入力する。エンジニアリング側情報受付部113は、対象エンジ用共通情報に、管理者等によって入力された、実施する判定を指示する情報を付与して、エンジニアリング側情報比較部162に出力する。
エンジニアリング側判定結果通知部143は、エンジニアリング側情報比較部162から出力されたエンジ用共通構成比較結果情報を、例えば、エンジニアリング装置2に出力する。エンジニアリング装置2の受信部は、共通構成比較結果情報を受信し、エンジニアリング装置2の表示制御部は、当該共通構成比較結果情報をエンジニアリング装置2の表示部に表示させる。
例えば、エンジ用共通構成比較結果情報として、対象エンジ用共通構成情報に対応する動作ファイルのバージョンに関する情報が表示されると、管理者等は、表示部を確認することで、最新の動作ファイルのバージョンを把握することができる。
また、例えば、エンジ用共通構成比較結果情報として、対象エンジ用共通構成情報に対応付く共通構成情報が表示されると、管理者等は、最新の動作ファイルのバージョンに対応する共通構成を確認できる。さらに、管理者等は、表示された共通構成と、あるコントローラ3が現在有している共通構成とを比較することで、例えば、最新の動作ファイルをダウンロードして目的とする機能を使用するために、当該あるコントローラ3の共通構成のバージョンアップが必要であるか否かを判定することができる。
また、例えば、エンジ用共通構成比較結果情報として、エンジ用共通構成情報と対象エンジ用共通構成情報との差分に関する情報が表示されると、管理者等は、表示部を確認することで、最新の動作ファイルにバージョンアップした際に、どのような項目が変わったか等、他の動作ファイルとの間で変更点を確認することができる。
また、情報管理装置1aは、履歴管理されている共通テーブルの情報を表示させる履歴表示指示を受け付け、受け付けた履歴表示指示に基づき、記憶部15から、共通テーブルの情報を取得して、出力することもできる。具体的には、例えば、管理者等が、エンジニアリング装置2から、入力装置を操作して、上記履歴表示指示を入力する。なお、管理者等は、履歴表示させる対象期間を指定してもよい。情報管理装置1aの受付部11aは、上記履歴表示指示を受け付け、出力制御部14aが、記憶部15から共通テーブルの情報を取得し、当該共通テーブルの情報を、エンジニアリング装置2に出力する。
エンジニアリング装置2の受信部は、出力制御部14aが出力した、共通テーブルの情報を受信し、エンジニアリング装置2の表示制御部は、当該共通テーブルの情報を、エンジニアリング装置2の表示部に表示させる。管理者等は、表示部を確認することで、例えば、開発段階の、コントローラ3の構成情報の変更の経緯を確認することができる。
エンジニアリング装置2は、異なる共通構成に対して、同じ動作ファイルを作成することがある。すなわち、共通テーブルにおいて、異なるエンジ用共通構成情報に対して、同じ動作ファイルに関する情報が付与されることがある。この場合、管理者等は、動作ファイルに関する情報を参照したのでは、変更された共通構成の履歴を把握しきれないことがある。そこで、例えば、管理者等は、開発段階であった期間であって、頻繁にコントローラ3の共通構成の変更を行った期間を指定して、当該期間の共通テーブルを表示させることで、共通構成の、細かい変更履歴を確認することができる。
このように、情報管理装置1aは、共通テーブルを履歴管理するようにすることもできる。共通テーブルを履歴管理することで、情報管理装置1は、現在コントローラ3が有している共通構成、または、エンジニアリング装置2が有しているエンジ用共通構成と、履歴管理された共通テーブルを比較することができる。そして、情報管理装置1は、現在あるコントローラ3が有している共通構成は、どの時点のエンジ用共通構成情報に対応付くものなのか等、様々な情報を出力するようにすることができる。
図9は、実施の形態1において、共通テーブルを履歴管理するようにした場合の、情報管理装置1aの動作を説明するためのフローチャートである。
なお、情報管理装置1aは、図9を用いて以下に説明する動作に加え、図6のフローチャートで示す動作も行う。図6のフローチャートで示す動作については説明済みであるため、重複した説明を省略する。
コントローラ側情報受付部112は、対象コントローラが現在有している対象共通構成情報を受け付けたかどうかを判定する(ステップST901)。
ステップST901において、コントローラ側情報受付部112が対象共通構成情報を受け付けた場合(ステップST901の“YES”の場合)、コントローラ側情報受付部112は、受け付けた対象共通構成情報を、コントローラ側情報比較部161に出力する。
コントローラ側情報比較部161は、ステップST901にてコントローラ側情報受付部112から対象共通構成情報が出力されると、受け付けた対象共通構成情報と、記憶部15に記憶されている共通テーブルとの比較を行う(ステップST903)。
コントローラ側情報比較部161は、共通構成比較結果情報を、コントローラ側判定結果通知部142に出力する。
コントローラ側判定結果通知部142は、ステップST903にてコントローラ側情報比較部161から出力された共通構成比較結果情報を、例えば、エンジニアリング装置2に出力する(ステップST903)。
一方、ステップST901において、コントローラ側情報受付部112が対象共通構成情報を受け付けていない場合(ステップST901の“NO”の場合)、エンジニアリング側情報受付部113は、エンジニアリング装置2が現在有している対象エンジ用共通構成情報を受け付けたかどうかを判定する(ステップST904)。
ステップST904において、エンジニアリング側情報受付部113が対象エンジ用共通構成情報を受け付けていない場合(ステップST904の“NO”の場合)、ステップST901に戻る。
ステップST904において、エンジニアリング側情報受付部113が対象エンジ用共通構成情報を受け付けた場合(ステップST904の“YES”の場合)、エンジニアリング側情報受付部113は、受け付けた対象エンジ用共通構成情報を、エンジニアリング側情報比較部162に出力する。
エンジニアリング側情報比較部162は、ステップST904にてエンジニアリング側情報受付部113から対象エンジ用共通構成情報が出力されると、受け付けた対象エンジ用共通構成情報と、記憶部15に記憶されている共通テーブルとの比較を行う(ステップST905)。
エンジニアリング側情報比較部162は、エンジ用共通構成比較結果情報を、エンジニアリング側判定結果通知部143に出力する。
エンジニアリング側判定結果通知部143は、ステップST905にてエンジニアリング側情報比較部162から出力されたエンジ用共通構成比較結果情報を、例えば、エンジニアリング装置2に出力する(ステップST906)。
このように、情報管理装置1aは、共通テーブルを履歴管理するようにすることができる。共通テーブルを履歴管理することで、情報管理装置1aは、履歴管理している共通テーブルと、現在コントローラ3が有している共通構成情報、または、現在エンジニアリング装置2が有しているエンジ用共通構成情報との比較を行うことができる。その結果、情報管理装置1は、例えば、現在コントローラ3が有している共通構成、または、エンジニアリング装置2にて直近に作成した動作ファイルは、どの時点のエンジ用共通構成情報に対応付くものなのか等を特定可能な情報を提供するようにすることができる。
なお、以上の実施の形態1では、情報管理装置1,1aは、変更可否判定部12を備えるものとしたが、情報管理装置1,1aは、変更可否判定部12を備えることを必須としない。
また、以上の実施の形態1では、情報管理装置1,1aは、サーバを想定していたが、これに限らず、例えば、情報管理装置1,1aは、エンジニアリング装置2に備えられるものとしてもよい。
以上のように、実施の形態1によれば、複数のコントローラ3が共通して有している共通構成に関する共通構成情報と、共通構成情報をエンジニアリング装置2が使用可能なデータ形式に変換した情報であり、かつエンジニアリング装置2が動作ファイルを作成する際に用いるエンジ用共通構成情報、とが対応付けられて定義されている共通テーブル、を変更するための変更指示情報を受け付ける変更受付部111と、変更受付部111が受け付けた変更指示情報に基づき、共通テーブルに変更を反映した変更反映後共通テーブルを作成するテーブル作成部13を備えるように構成した。そのため、エンジニアリング装置2が作成した動作ファイルをダウンロードして施設内の機器を監視または制御する複数のコントローラ3が共通する構成を有する施設監視システムにおいて、当該複数のコントローラ3間で共通する構成に関する情報を一元管理することができる。
また、実施の形態1によれば、情報管理装置1,1aは、変更受付部111が変更指示情報を受け付けた場合、当該変更指示情報が、共通テーブルにおいて、共通構成情報に含まれる項目、または、エンジ用共通構成情報に含まれる項目うち、変更不可項目を変更するための変更指示情報であるか否かを判定する変更可否判定部12を備え、テーブル作成部13は、変更可否判定部12が、変更指示情報は変更不可項目を変更するための変更指示情報であると判定した場合、当該変更指示情報に基づく共通テーブルの作成を行わないようにした。これにより、あるコントローラ3において共通構成に変更が発生した場合に、例えば、当該変更を行うことで、他のコントローラ3にて不都合が発生させてしまうことを防ぐことができる。
また、実施の形態1によれば、情報管理装置1,1aは、テーブル作成部13が、変更を反映した変更反映後共通テーブルを作成する際、当該変更反映後共通テーブルにおいて、共通構成情報を、エンジニアリング装置2が使用可能なデータ形式に変換してエンジ用共通構成情報を作成し、当該共通構成情報と対応付けるデータ変換部131を備えるようにした。これにより、共通構成情報を自動的にエンジ用共通構成情報に変換し、当該共通構成情報と対応付けて一元管理することができる。
なお、本願発明はその発明の範囲内において、実施の形態の任意の構成要素の変形、もしくは実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
1,1a 情報管理装置
2 エンジニアリング装置
3 コントローラ
4 機器
11,11a 受付部
111 変更受付部
112 コントローラ側情報受付部
113 エンジニアリング側情報受付部
12 変更可否判定部
13 テーブル作成部
131 データ変換部
14,14a 出力制御部
141 変更通知部
142 コントローラ側判定結果通知部
143 エンジニアリング側判定結果通知部
15 記憶部
16 比較部
161 コントローラ側情報比較部
162 エンジニアリング側情報比較部

Claims (7)

  1. 施設内に設置された1つ以上の機器を監視または制御するための動作ファイルを作成するエンジニアリング装置と、前記動作ファイルをダウンロードして前記機器の監視または制御を行う複数のコントローラを備える施設監視システムにおいて、前記複数のコントローラに関する情報を管理する情報管理装置であって、
    前記複数のコントローラが共通して有している共通構成に関する共通構成情報と、前記共通構成情報を前記エンジニアリング装置が使用可能なデータ形式に変換した情報であり、かつ前記エンジニアリング装置が前記動作ファイルを作成する際に用いるエンジ用共通構成情報、とが対応付けられて定義されている共通テーブル、を変更するための変更指示情報を受け付ける変更受付部と、
    前記変更受付部が受け付けた前記変更指示情報に基づき、前記共通テーブルに前記変更を反映した変更反映後共通テーブルを作成するテーブル作成部
    を備えた情報管理装置。
  2. 前記テーブル作成部が前記変更反映後共通テーブルを作成した場合、前記共通テーブルが変更された旨の通知情報を出力する変更通知部
    を備えた請求項1記載の情報管理装置。
  3. 前記変更受付部が前記変更指示情報を受け付けた場合、当該変更指示情報が、前記共通テーブルにおいて、前記共通構成情報に含まれる項目、または、前記エンジ用共通構成情報に含まれる項目うち、変更不可項目を変更するための変更指示情報であるか否かを判定する変更可否判定部を備え、
    前記テーブル作成部は、
    前記変更可否判定部が、前記変更指示情報は前記変更不可項目を変更するための変更指示情報であると判定した場合、当該変更指示情報に基づく前記変更反映後共通テーブルの作成を行わない
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載の情報管理装置。
  4. 前記テーブル作成部が、前記変更反映後共通テーブルを作成する際、当該変更反映後共通テーブルにおいて、前記共通構成情報を、前記エンジニアリング装置が使用可能なデータ形式に変換して前記エンジ用共通構成情報を作成し、当該共通構成情報と対応付けるデータ変換部
    を備えた請求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載の情報管理装置。
  5. 複数の前記共通テーブルが時系列で存在し、
    前記複数のコントローラのうちの対象コントローラが現在有している共通構成に関する対象共通構成情報を受け付けるコントローラ側情報受付部と、
    前記コントローラ側情報受付部が受け付けた対象共通構成情報と、時系列の前記共通テーブルで定義されている前記共通構成情報とを比較するコントローラ側情報比較部と、
    前記コントローラ側情報比較部が行った比較結果に関する情報を送信するコントローラ側判定結果通知部
    を備えた請求項1から請求項4のうちのいずれか1項記載の情報管理装置。
  6. 複数の前記共通テーブルが時系列で存在し、
    前記エンジニアリング装置が現在保持している対象エンジ用共通構成情報を受け付けるエンジニアリング側情報受付部と、
    前記エンジニアリング側情報受付部が受け付けた対象エンジ用共通構成情報と、時系列の前記共通テーブルにて定義されている前記エンジ用共通構成情報とを比較するエンジニアリング側情報比較部と、
    前記エンジニアリング側情報比較部が行った比較結果に関する情報を送信するエンジニアリング側判定結果通知部
    を備えた請求項1から請求項5のうちのいずれか1項記載の情報管理装置。
  7. 施設内に設置された1つ以上の機器を監視または制御するための動作ファイルを作成するエンジニアリング装置と、前記動作ファイルをダウンロードして前記機器の監視または制御を行う複数のコントローラを備える施設監視システムにおいて、前記複数のコントローラに関する情報を管理する情報管理方法であって、
    変更受付部が、前記複数のコントローラが共通して有している共通構成に関する共通構成情報と、前記共通構成情報を前記エンジニアリング装置が使用可能なデータ形式に変換した情報であり、かつ前記エンジニアリング装置が前記動作ファイルを作成する際に用いるエンジ用共通構成情報、とが対応付けられて定義されている共通テーブル、を変更するための変更指示情報を受け付けるステップと、
    テーブル作成部が、前記変更受付部が受け付けた前記変更指示情報に基づき、前記共通テーブルに前記変更を反映した変更反映後共通テーブルを作成するステップ
    を備えた情報管理方法。
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