JP7210934B2 - 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム - Google Patents
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Description
第1モードをオペレーティングシステムによって実行させる第1制御部と、
前記第1モードよりも少ない消費電力で実行可能な第2モードとして少なくとも第2aモードと第2bモードとのいずれかを前記第1モードの停止時に実行させる第2制御部と、
それぞれ異なるセンサ情報を取得する複数のセンサと、
を備え、
前記第1制御部は、
前記第2モードとして、前記第2aモード又は前記第2bモードを選択し、
前記第2aモード又は前記第2bモードが選択された場合に、前記オペレーティングシステムの動作を停止させることによって前記第1モードを停止させるとともに、前記選択されたモードの動作指示を前記第2制御部に送信し、
前記第2制御部は、前記第1制御部から前記選択されたモードの動作指示を受け付けた場合に、当該選択されたモードにより処理された結果を表示させ、
前記第2制御部により表示される表示情報の種類は、前記第2aモードと前記第2bモードとで異なり、
前記選択されたモードの動作指示は、前記複数のセンサのうち、前記選択されたモードで機能するセンサを動作させるためのセンシング指示を含み、
前記第2制御部は、前記センシング指示により動作対象となったセンサから前記センサ情報を取得する一方で、前記複数のセンサのうち、前記センシング指示により動作対象とならなかったセンサに対しては給電を行わないよう制御する、
ことを特徴とする。
図1は、本発明の一実施形態である情報処理装置1の概略図である。
図1に示すように、本実施形態の情報処理装置1は、所謂スマートウォッチと称される、腕時計型の装置として構成されている。この情報処理装置1は、後述する第1の表示部18及び第2の表示部27を備えており、第1の表示部18の上に第2の表示部27が積層された構成となっている。また、この第2の表示部27は、透過型の表示部であり、第1の表示部18の表示領域が視認可能になるような透過表示と、第1の表示部18の表示領域が視認しづらくなるような非透過表示の双方を行うことが出来る。
このため、情報処理装置1においては、第1の表示部18の少なくとも一部を透過表示とすることにより、第1の表示部18の表示と第2の表示部27の表示とを重ね合わせて表示することが可能となっている。
図2は、情報処理装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。
図2に示すように、情報処理装置1は、第1のCPU(Central Processing Unit)11と、第1のROM(Read Only Memory)12と、第1のRAM(Random Access Memory)13と、第1の記憶部14と、第1のRTC(Real Time Clock)部15と、ドライブ16と、ドライブ16に着脱可能なリムーバブルメディア51と、第1の入力部17と、第1の表示部18と、第2のCPU21と、第2のROM22と、第2のRAM23と、第2の記憶部24と、センサ部25と、第2の入力部26と、第2の表示部27と、電池残量計測IC29と、第2のRTC部30と、ブルートゥース(登録商標)アンテナ31と、ブルートゥースモジュール32と、無線LAN(Local Area Network)アンテナ33と、無線LANモジュール34と、GPS(Global Positioning System)アンテナ35と、GPSモジュール36と、を備えている。
具体的に、第1のCPU11は、OS(Operating System)と、OSの管理下で実行される各種プログラムとに基づいて各種演算処理を行い、演算処理の結果に基づいた各種の処理を実行することにより、情報処理装置1におけるスマートフォンに類する機能を実現する。本実施形態において、第1のCPU11は、ブルートゥースモジュール32或いは無線LANモジュール34を介して受信した電子メールの着信や気象情報に関するメッセージ等を第1の表示部18に表示させたりする。また、第1のCPU11は、第1の入力部17を介して入力される音声を認識したり、その他、スマートフォンに類する機能として実装された各種機能に係る処理を行ったりする。本実施形態において、第1のCPU11は、例えば、Android(登録商標)等の汎用のOSに基づいて演算処理を行う。
また、本実施形態において、第1のCPU11は、第1のRTC部15から所定のタイミングで時刻信号を取得する。
また、本実施形態において、第2のCPU21は、第2のRTC部30から所定のタイミングで時刻信号を取得する。
第1の入力部17は、所謂物理ボタンを備えており、この物理ボタンを介してユーザの入力を受け付ける。或いは、第1の入力部17は、音声を電気信号に変換するマイクを備え、入力された音声(操作のための音声コマンド等)を示す信号を第1のCPU11に出力する。或いは、第1の表示部18の上部に設けるタッチパネルであってもよい。
なお、第1の入力部17は入力の内容を検知する入力検知機能を有してもよい。
ブルートゥースモジュール32は、第1のCPU11の指示に従って、ブルートゥースアンテナ31を介して他の装置に信号を送信する。また、ブルートゥースモジュール32は、他の装置から送信された信号を受信し、受信した信号が示す情報を第1のCPU11に出力する。
無線LANモジュール34は、第1のCPU11の指示に従って、無線LANアンテナ33を介して他の装置に信号を送信する。また、無線LANモジュール34は、他の装置から送信された信号を受信し、受信した信号が示す情報を第1のCPU11に出力する。
GPSモジュール36は、GPSアンテナ35から入力されたGPS信号に基づいて、情報処理装置1の位置(例えば、緯度、経度、及び高度)及びGPSによって示される現在時刻を検出する。また、GPSモジュール36は、検出した位置及び現在時刻を示す情報を第1のCPU11に出力する。第1のCPU11は、この現在時刻を示す情報を用いて、第1のRTC部15が計時する時刻を補正することが可能である。また、第2のCPU21は、第1のCPU11を介してGPSモジュール36から受信した現在時刻を示す情報を用いて、第2のRTC部30が計時する時刻を補正することが可能である。
脈拍センサは、情報処理装置1の裏面側(ユーザの腕に面する側)に設置され、情報処理装置1が装着されたユーザの脈拍を検出し、検出した脈拍を示す情報をサブマイコン20に出力する。
地磁気センサは、地磁気の方向を検出し、検出した地磁気の方向を示す情報をサブマイコン20に出力する。
加速度センサは、情報処理装置1における3軸方向の加速度を検出し、検出した加速度を示す情報をサブマイコン20に出力する。
ジャイロセンサは、情報処理装置1における3軸方向の角速度を検出し、検出した角速度を示す情報をサブマイコン20に出力する。
気圧センサは、情報処理装置1が現在位置する場所での気圧を検出し、検出した気圧を示す情報をサブマイコン20に出力する。
照度センサは、例えば、第1の表示部18の裏面側の所定箇所や、情報処理装置1のベゼル部分の所定箇所等に設置され、情報処理装置1の表示領域における明るさ(照度)を検出し、検出した明るさを示す情報をサブマイコン20に出力する。
第2の入力部26は、各種ボタンで構成され、ユーザの指示操作に応じて各種情報を入力する。
なお、第2の入力部26は入力の内容を検知する入力検知機能を有してもよい。
図3Aは、情報処理装置1の表示領域を示す模式図である。また、図3Bは、図3AにおけるX-X’断面を示す模式図である。
また、図3Bに示すように、情報処理装置1の表示領域は、表面側からカバーガラスCG、第2の表示部27、第1の表示部18、黒色シートBS、メイン基板MBの順に積層された断面構造を有している。これらのうち、黒色シートBSは、第2の表示部27及び第1の表示部18を透過して視認した場合の発色を調整する部材であり、本実施形態では、黒色が視認される構成となっている。また、メイン基板MBには、図2を参照して説明した各ハードウェアが配置されると共に、各ハードウェア間を接続する信号線が配設される。
図4は、図2の情報処理装置1の機能的構成のうち、動作モード切替処理を実行するための機能的構成を示す機能ブロック図である。
動作モード切替処理とは、ユーザが、メインマイコン10とサブマイコン20とが協働して機能する第1モードと、メインマイコン10において第1モードを実行するOSの動作が停止し、サブマイコン20のみが機能する第2モードとで動作モードを切り替える一連の処理をいう。
ここで、第1モードではメインマイコン10とサブマイコン20との双方が機能する一方で、第2モードではサブマイコン20のみが機能するため、第2モードにおける消費電力は第1モードにおける消費電力よりも低い。
また、第2モードは複数種類の動作モード、例えば、第2aモードと第2bモードとを含み、ユーザは動作モードを第1モードから第2モードに切り替える際、第2aモード及び第2bモードのうちいずれかを選択して動作モードを切り替える。なお、第2モードは、第2aモード及び第2bモードの2種類の動作モードを含むとしたが、これはあくまで例示であり、任意個数の種類の動作モードを含むことが可能である。また、以降では説明の簡略化のため、第2モードは第2aモードと第2bモードとを含むとすることがあるが、これには限られない。
また、第2aモードと第2bモードのうち少なくとも一つは、センサ部25からセンサ情報を取得するモードである。
また、第1の記憶部14の一領域にはセンサ情報記憶部141が設定される。同様に、第2の記憶部24の一領域にはセンサ情報記憶部241及び設定情報記憶部242が設定される。
或いは、第1モードで機能するセンサの種類と数、及び第2モードで機能するセンサの種類と数に基づいて、第2モードへの切り替え時に、第2aモード又は第2bモードの何れに切り替わるかが定まる場合には、この第2aモード又は第2bモードの選択結果が設定情報となる。
具体的には、設定情報は、第2aモード及び第2bモードのうち、各々で機能するセンサの種類及び数が、第1モードで動作中のセンサの種類及び数により類似する方の動作モードを選択することを示す情報であってよい。例えば、第1モードで地磁気センサ及び加速度センサが動作中であると共に、第2aモードでは地磁気センサ及び加速度センサが機能し、第2bモードではジャイロセンサ及び照度センサが機能する場合に、設定情報は、第2モードとして第2aモードを選択することを示す情報となる。
或いは、第1モードの停止前に動作しているセンサが、第2aモードで機能するセンサである場合に、設定情報は、第2aモードを第2モードとして選択することを示す情報であってよい。例えば、第1モードで動作中のセンサが地磁気センサであり、第2aモードで地磁気センサが機能する場合に、設定情報は、第2aモードを第2モードとして選択することを示す情報となる。
或いは、第1モードでの動作中に使用しているセンサが、第2aモードで機能するセンサに含まれない場合には、設定情報は、第2モードとして第2bモードを選択することを示す情報であってもよい。例えば、第1モードで動作中のセンサが地磁気センサであり、第2aモードにおいて地磁気センサが機能しない場合には、設定情報は、第2モードとして第2bモードを選択することを示す情報となる。
より具体的には、第1のモード切替部115は、サブマイコン20に対し、第2aモード又は第2bモードでの動作指示を送信すると共に、第1モードでの動作を終了させる。なお、この動作指示には、第2aモード及び第2bモードのいずれが選択されたかを示す設定情報、及び、第2aモード又は第2bモードの各々で機能するセンサによるセンシング指示が含まれる。
また、第1のモード切替部115は、第1モードを実行するOSの動作が停止されることを契機として、第1モードを停止し第2モードを実行するようにモードを切り替えてもよい。
動作モードの切替処理の詳細についてはフローチャートを用いて後述する。
具体的には、第1のデータ送受信部116は、サブマイコン20からセンサ部25によってセンシングされるセンサ情報を受信し、更に、受信したセンサ情報を逐次センサ情報記憶部141に格納する。
また、第1のデータ送受信部116は、センサ情報記憶部141に記憶されたセンサ情報をサブマイコン20に対し送信する。例えば、第1モードと第2モードの双方で、センサ情報を用いた歩数計機能を利用する場合、第1モードの停止にあたり、第1のデータ送受信部116は、第1モードにおける最新の歩数を示すセンサ情報を、センサ情報記憶部141から抽出すると共に、サブマイコン20に対して送信する。これにより、動作モードが第1モードから第2モードに切り替わっても歩数がリセットされることなく、継続して歩数をカウントすることが可能となる。
また、第2のデータ送受信部214は、センサ情報記憶部241に記憶されたセンサ情報をメインマイコン10に対し送信する。例えば、第1モードと第2モードの双方で、センサ情報を用いた歩数計機能を利用する場合、第2モードの停止にあたり、第2のデータ送受信部214は、第2モードにおける最新の歩数に係るセンサ情報を、センサ情報記憶部241から抽出すると共に、メインマイコン10に対して送信する。これにより、動作モードが第2モードから第1モードに切り替わっても、歩数がリセットされることなく、継続して歩数をカウントすることが可能となる。
また、第2のデータ送受信部214は、メインマイコン10から第2aモード又は第2bモードでの動作指示を受信し、動作指示に含まれる設定情報を、設定情報記憶部242に格納する。
図5及び図6は、図4の機能的構成を有する図1の情報処理装置1が実行する動作モード切替処理の流れを説明するフローチャートである。
より具体的には、動作モードが例えば第2aモードである場合には、センサ情報取得部215は、第2aモードで機能するセンサからのみセンサ情報を取得する。この間、第2aモードでセンサ情報取得の対象とならないセンサには給電されない。
なお、この動作指示には、第1モードで機能するセンサによるセンシングの指示が含まれる。
図7は、第2aモード及び第2bモードで表示される表示画面の例を示す。
図7の例においては、第2aモードとしてユーザがアウトドアで用いる「アウトドアスタイル」の画面例を示し、第2bモードとしてユーザが日常で用いる「日常スタイル」の画面例を示す。
コンパスリング271は、方位を示すリングであり、当該方位は地磁気センサのセンサ情報を用いて算出される。図7の例においては、3つのフラグメントから構成される方向が北を示す。
気圧計272は、情報処理装置1の現在位置における気圧を示し、当該気圧は気圧センサのセンサ情報を用いて算出される。
時刻273は、基本的には現在位置における現在時刻を示すが、現在位置から所定距離以上離れた海外の時刻を表示してもよい。
高度計274は、情報処理装置1の現在位置の高度を示し、当該高度は、気圧センサのセンサ情報を用いて算出される。
電池残量リング275は、電池の残量を示すリングであり、表示されているリングの長さが長いほど電池の残量が多いことを示す。
デイデイト276は、日にちと曜日の表示である。
歩数277は、歩数計機能によって計測される歩数の値であり、加速度センサ等のセンサ値から算出される。
図8は、第1モードでの動作中に、第2モードに含まれる第2aモード及び第2bモードとして、図7で例示した「アウトドアスタイル」及び「日常スタイル」に動作モードを切り替える際の画面遷移の例を示す。
また、ユーザが「[A-2a]シャットダウン最終確認」の画面、及び「[A-2b]シャットダウン最終確認」の画面で、「キャンセル」を選択した場合にも、アプリを終了する。
モード選択部114は、第2モードとして、第2aモード又は第2bモードを選択する。
第1のモード切替部115は、第1モードが実行されている場合に、第1モードを停止し、第2モードを実行するように動作モードを切り替える。
表示部は、選択されたモードにより処理された結果を示し、第2aモードと第2bモードとでは表示部による表示情報の種類が異なる。
これにより、情報処理装置1をより低消費電力で動作させ、ユーザにとって最適な情報表示を可能なものとする。
これにより、ユーザによって事前になされた複数の選択肢からの選択に基づいて、第1モードから移行する第2モードを設定することが可能となる。
このように、情報処理装置1は、オペレーティングシステムの動作を必要としないため、低電力消費での動作が可能な第2モードを実行することが可能となる。
モード選択部114は、設定情報取得部113により取得された第1モードでの設定情報に基づいて、第2モードとして第2aモード又は第2bモードを選択する。
このように、情報処理装置1は、第2モードとして、複数の動作モードから選択することが可能となる。
これにより、第1モードから第2モードに動作モードを切り替えるにあたり、センシングしているセンサ情報の種類をあまり変えたくない場合に対応することが可能となる。
これにより、第1モードから第2モードに動作モードを切り替えるにあたり、センシングしているセンサ情報の種類をあまり変えたくない場合に対応することが可能となる。
これにより、第1モードから第2モードに動作モードを切り替えるにあたり、センシングしているセンサ情報の種類をあまり変えたくない場合に対応することが可能となる。
使用センサ設定部117は、第1モードでの動作中に使用しているセンサを、第2aモードで使用するセンサとして設定する。
これにより、第1モードでの動作中に、第2aモードでのセンシングの対象を設定することが可能となる。
センサ情報取得部215は、センサ部25からセンサ情報を取得する。
また、第2モードのうち少なくとも一つは、センサ情報取得部215がセンサ部25からセンサ情報を取得するモードである。
これにより、センサ情報を取得する動作モードを低消費電力の動作モードとすることが可能となる。
検出手段は、第2モードの実行中にユーザによる所定の入力を検出する。
第1のモード切替部115及び第2のモード切替部213は、ユーザによる所定の入力を検出した場合に、実行中の第2モード(例えば第2aモード)に代わり、第1モードが停止されている場合に実行される動作モードのうちから第2モードとして選択されなかった他のモード(例えば第2bモード)を実行するように動作モードを切り替える。
これにより、動作モードを第2aモードと第2bモードとの間で切り替えることが可能となる。
表示部は、時刻情報に加えて時刻情報以外のセンサ情報を表示する。
センサ情報取得部215は、時刻情報以外のセンサ情報を取得する。
第2モードでは、センサ情報取得部215により時刻情報以外のセンサ情報を取得する。
情報処理装置1は、第1モードが実行されている場合に、第1モードが停止されることを契機として、時刻情報に加えて第2モードで取得された時刻情報以外のセンサ情報を前記表示手段に表示する。
これにより、情報処理装置1は、ユーザにとって使い勝手を犠牲にすることなくセンサ情報も表示することを可能なものとすることが可能となる。
センサ情報取得部215は、センサ部25から時刻情報以外の情報を取得する。
これにより、情報処理装置1は、時刻情報以外の情報を表示することが可能となる。
第2モードでは、時刻情報取得部216により時刻情報を取得する。
情報処理装置1は、第1モードが実行されている場合に、第1モードが停止されることを契機として、第2モードで取得された時刻情報と時刻情報以外の情報を、表示部としての第1の表示部18及び/又は第2の表示部27に表示する。
これにより、情報処理装置1は、時刻情報以外の情報と時刻情報との双方を表示することが可能となる。
上述の実施形態では、低消費電力動作時にメインマイコン1でOSを停止するとしたが、これに限られない。
他の変形例として、低消費電力動作時に第2の表示部27での表示をOFFとしてもよい。
また、これに関連して、上述の実施形態では、メインマイコン1でOSが停止されることを契機として、動作モードを第1モードから第2モードに切り替えるが、これに限られない。
他の変形例として、メインマイコン1による第2の表示部27での表示がOFFになることを契機として、動作モードを第1モードから第2モードに切り替えてもよい。
上述の実施形態では、情報処理装置1に、第1の表示部18と第2の表示部27との2層からなる表示手段が備わり、第1の表示制御部112が第1の表示部18の表示を、第2の表示制御部212が第1の表示部18と第2の表示部27の表示を制御するとしたが、これに限られない。
他の変形例として、情報処理装置に第1の表示部18又は第2の表示部27のみの1層の表示手段が備わり、第1の表示制御部112と第2の表示制御部212との双方が、第1の表示部18又は第2の表示部27の表示を制御するとしてもよい。
上述の実施形態では、動作モードは、第1モードから、モード選択部114によって選択された第2aモード又は第2bモードに移行するとしたが、これに限られない。
他の変形例として、動作モードは、ユーザによるボタン操作等の所定の入力により、トグル方式(例えば:第1モード→第2aモード→第2bモード→第1モード・・・以降は繰り返し)で移行するとしてもよい。これにより、移行する動作モードを事前に設定する必要なく、動作モードの移行が可能となる。
他の変形例として、第2のモード切替部213が、第2aモードと第2bモードとの間で、直接動作モードを切り替えてもよい。
換言すると、図4の機能的構成は例示に過ぎず、特に限定されない。即ち、上述した一連の処理を全体として実行できる機能が情報処理装置1に備えられていれば足り、この機能を実現するためにどのような機能ブロックを用いるのかは特に図4の例に限定されない。
また、一つの機能ブロックは、ハードウェア単体で構成してもよいし、ソフトウェア単体で構成してもよいし、それらの組み合わせで構成してもよい。
本実施形態における機能的構成は、演算処理を実行するプロセッサによって実現され、本実施形態に用いることが可能なプロセッサには、シングルプロセッサ、マルチプロセッサ及びマルチコアプロセッサ等の各種処理装置単体によって構成されるものの他、これら各種処理装置と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field‐Programmable Gate Array)等の処理回路とが組み合わせられたものを含む。
コンピュータは、専用のハードウェアに組み込まれているコンピュータであってもよい。また、コンピュータは、各種のプログラムをインストールすることで、各種の機能を実行することが可能なコンピュータ、例えば汎用のパーソナルコンピュータであってもよい。
また、本明細書において、システムの用語は、複数の装置や複数の手段等より構成される全体的な装置を意味するものとする。
[付記1]
第1モードと、前記第1モードの停止時に実行される前記第1モードよりも少ない消費電力で実行可能な第2モードとして少なくとも第2aモードと第2bモードとを備える情報処理装置であって、
前記第2モードとして、前記第2aモード又は前記第2bモードを選択する選択手段と、
前記第1モードが実行されている場合に、前記第1モードを停止し前記第2モードを実行するように動作モードを切り替える切替手段と、
前記選択されたモードにより処理された結果を表示する表示手段と、を備え、
前記第2aモードと前記第2bモードとでは前記表示手段による表示情報の種類が異なることを特徴とする情報処理装置。
[付記2]
前記切替手段は、前記第1モードが実行されている場合に、前記第1モードを停止し前記選択された第2モードを実行するように動作モードを切り替えることを特徴とする、付記1に記載の情報処理装置。
[付記3]
前記切替手段は、前記第1モードを実行するオペレーティングシステムの動作が停止されることを契機として、前記第1モードを停止し前記第2モードを実行するようにモードを切り替えることを特徴とする付記1又は2に記載の情報処理装置。
[付記4]
前記第1モードで設定情報を取得する第1の取得手段を更に備え、
前記選択手段は、前記第1の取得手段により取得された前記設定情報に基づいて、前記第2モードとして前記第2aモード又は前記第2bモードを選択する、
ことを特徴とする付記1乃至3のいずれか一に記載の情報処理装置。
[付記5]
前記選択手段は、前記第2aモード及び前記第2bモードのうち、各々で機能するセンサの種類及び数が、前記第1モードで動作中のセンサの種類及び数に、より類似する動作モードを第2モードとして選択する、
ことを特徴とする付記3に記載の情報処理装置。
[付記6]
前記選択手段は、前記第1モードの停止前に動作しているセンサが、前記第2aモードで機能するセンサである場合に、前記第2aモードを前記第2モードとして選択する、
ことを特徴とする付記4又は5に記載の情報処理装置。
[付記7]
前記選択手段は、前記第1モードの停止前に動作しているセンサが、前記第2aモードで機能するセンサに含まれない場合には、前記第2bモードを前記第2モードとして選択する、
ことを特徴とする付記4乃至6のいずれか一に記載の情報処理装置。
[付記8]
前記第1モードでの動作中に使用しているセンサを、前記第2aモードで使用するセンサとして設定する設定手段を更に備える、
ことを特徴とする付記1乃至7のいずれか一に記載の情報処理装置。
[付記9]
所定のセンサと、
前記所定のセンサから情報を取得する第2の取得手段と、を備え、
前記第2モードのうち少なくとも一つは前記第2の取得手段が前記所定のセンサから情報を取得するモードであることを含む、
ことを特徴とする付記1乃至8のいずれか一に記載の情報処理装置。
[付記10]
前記第2モードの実行中にユーザによる所定の入力を検出する検出手段を備え、
前記切替手段は、前記検出手段によりユーザによる所定の入力を検出した場合は、実行中の前記第2モードに代わり、前記第1モードが停止されている場合に実行される動作モードのうちから前記第2モードとして選択されなかった他のモードを実行するように動作モードを切り替える、
ことを特徴とする付記1乃至9のいずれか一に記載の情報処理装置。
[付記11]
第1モードと前記第1モードの停止時に実行される第2モードとを備える情報処理装置であって、
時刻情報に加えて時刻情報以外のセンサ情報を表示する表示手段と、
時刻情報以外のセンサ情報を取得する取得手段と、を備え、
前記第2モードでは、前記取得手段により時刻情報以外のセンサ情報を取得し、
前記第1モードが実行されている場合に、前記第1モードが停止されることを契機として、時刻情報に加えて前記第2モードで取得された時刻情報以外のセンサ情報を前記表示手段に表示する、
ことを特徴とする情報処理装置。
[付記12]
所定のセンサを更に備え、
前記取得手段は、前記所定のセンサから時刻情報以外の情報を取得する、
ことを特徴とする付記11に記載の情報処理装置。
[付記13]
時刻情報を取得する時刻情報取得手段を更に備え、
前記第2モードでは、更に前記時刻情報取得手段により前記時刻情報を取得し、
前記第1モードが実行されている場合に、前記第1モードが停止されることを契機として、前記第2モードで取得された時刻情報と時刻情報以外の情報とを前記表示手段に表示する、
ことを特徴とする付記11又は12に記載の情報処理装置。
[付記14]
第1モードと、前記第1モードの停止時に実行される第2モードとして少なくとも第2aモードと第2bモードとを備える情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記第2モードとして、前記第2aモード又は前記第2bモードを選択する選択ステップと、
前記第1モードが実行されている場合に、前記第1モードを停止し前記第2モードを実行するようにモードを切り替える切替ステップと、
前記第1モード及び前記第2モードにより処理された結果を表示する表示ステップと、を有し、
前記第2aモードと前記第2bモードとでは前記表示ステップにおける表示が異なることを特徴とする情報処理方法。
[付記15]
第1モードと、前記第1モードの停止時に実行される第2モードとして少なくとも第2aモードと第2bモードとを備えるコンピュータに、
前記第2モードとして、前記第2aモード又は前記第2bモードを選択する選択機能と、
前記第1モードが実行されている場合に、前記第1モードを停止し前記第2モードを実行するようにモードを切り替える切替機能と、
前記第1モード及び前記第2モードにより処理された結果を表示する表示機能と、
を実現し、
前記第2aモードと前記第2bモードとでは、前記表示機能による表示が異なることを特徴とする情報処理プログラム。
Claims (5)
- 第1モードをオペレーティングシステムによって実行させる第1制御部と、
前記第1モードよりも少ない消費電力で実行可能な第2モードとして少なくとも第2aモードと第2bモードとのいずれかを前記第1モードの停止時に実行させる第2制御部と、
それぞれ異なるセンサ情報を取得する複数のセンサと、
を備え、
前記第1制御部は、
前記第2モードとして、前記第2aモード又は前記第2bモードを選択し、
前記第2aモード又は前記第2bモードが選択された場合に、前記オペレーティングシステムの動作を停止させることによって前記第1モードを停止させるとともに、前記選択されたモードの動作指示を前記第2制御部に送信し、
前記第2制御部は、前記第1制御部から前記選択されたモードの動作指示を受け付けた場合に、当該選択されたモードにより処理された結果を表示させ、
前記第2制御部により表示される表示情報の種類は、前記第2aモードと前記第2bモードとで異なり、
前記選択されたモードの動作指示は、前記複数のセンサのうち、前記選択されたモードで機能するセンサを動作させるためのセンシング指示を含み、
前記第2制御部は、前記センシング指示により動作対象となったセンサから前記センサ情報を取得する一方で、前記複数のセンサのうち、前記センシング指示により動作対象とならなかったセンサに対しては給電を行わないよう制御する、
ことを特徴とする情報処理装置。 - 前記第1モードは、前記第1制御部と前記第2制御部とが協働して機能するモードであり、
前記第2モードは、前記第1制御部が機能せず、前記第2制御部が機能するモードである、
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記第1制御部は、
前記第1モードで設定情報を取得し、
取得された前記設定情報に基づいて、前記第2モードとして前記第2aモード又は前記第2bモードを選択する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 第1モードをオペレーティングシステムによって実行させる第1制御部と、前記第1モードよりも少ない消費電力で実行可能な第2モードとして少なくとも第2aモードと第2bモードとのいずれかを前記第1モードの停止時に実行させる第2制御部と、それぞれ異なるセンサ情報を取得する複数のセンサと、を備える情報処理装置が行う情報処理方法であって、
前記第1制御部によって、前記第2モードとして、前記第2aモード又は前記第2bモードを選択させるステップと、
前記第2aモード又は前記第2bモードが選択された場合に、前記第1制御部によって前記オペレーティングシステムの動作を停止させることによって前記第1モードを停止させるとともに、前記選択されたモードの動作指示を前記第2制御部に送信させるステップと、
前記第2制御部によって、前記第1制御部から前記選択されたモードの動作指示を受け付けた場合に、当該選択されたモードにより処理された結果を表示させるステップと、
を有し、
前記第2制御部により表示される表示情報の種類は、前記第2aモードと前記第2bモードとで異なり、
前記選択されたモードの動作指示は、前記複数のセンサのうち、前記選択されたモードで機能するセンサを動作させるためのセンシング指示を含み、
前記第2制御部によって、前記センシング指示により動作対象となったセンサから前記センサ情報を取得する一方で、前記複数のセンサのうち、前記センシング指示により動作対象とならなかったセンサに対しては給電を行わないよう制御するステップを更に有する、
ことを特徴とする情報処理方法。 - 第1モードをオペレーティングシステムによって実行させる第1制御部と、前記第1モードよりも少ない消費電力で実行可能な第2モードとして少なくとも第2aモードと第2bモードとのいずれかを前記第1モードの停止時に実行させる第2制御部と、それぞれ異なるセンサ情報を取得する複数のセンサと、を備える情報処理装置のコンピュータに、
前記第1制御部によって、前記第2モードとして、前記第2aモード又は前記第2bモードを選択させる機能と、
前記第2aモード又は前記第2bモードが選択された場合に、前記第1制御部によって前記オペレーティングシステムの動作を停止させることによって前記第1モードを停止させるとともに、前記選択されたモードの動作指示を前記第2制御部に送信させる機能と、
前記第2制御部によって、前記第1制御部から前記選択されたモードの動作指示を受け付けた場合に、当該選択されたモードにより処理された結果を表示させる機能と、
を実現させ、
前記第2制御部により表示される表示情報の種類は、前記第2aモードと前記第2bモードとで異なる、
前記選択されたモードの動作指示は、前記複数のセンサのうち、前記選択されたモードで機能するセンサを動作させるためのセンシング指示を含み、
前記第2制御部によって、前記センシング指示により動作対象となったセンサから前記センサ情報を取得する一方で、前記複数のセンサのうち、前記センシング指示により動作対象とならなかったセンサに対しては給電を行わないよう制御する機能を更に実現させる、
ことを特徴とする情報処理プログラム。
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