JP7209484B2 - 情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムに関する。
近年、インターネットの飛躍的な普及および配信技術の向上により、インターネットを介して多様なコンテンツの閲覧が可能になっている。例えば、映画やドラマなどの動画コンテンツを、インターネットを介して閲覧する者も多い。
特開2013-142935号公報
しかしながら、動画コンテンツは、テキストなどの静止画のコンテンツに比べて情報量が多いため、Wi-Fi通信環境がない環境においては、動画コンテンツの閲覧が不安定になったり、莫大な通信費用がかかるなど、動画コンテンツを閲覧することが困難となる場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、最適な通信環境が整えられていない環境でも動画コンテンツの閲覧を実現することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することを目的とする。
本願に係る情報処理装置は、予測部と、決定部とを備える。予測部は、ユーザがコンテンツを閲覧する閲覧時間帯を予測する。決定部は、前記予測部によって予測された前記閲覧時間帯に基づいて、ユーザ端末が事前取得する取得データを決定する。
実施形態の一態様によれば、最適な通信環境が整えられていない環境でも動画コンテンツの閲覧を実現することができる情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを提供することができる。
図1は、実施形態に係る情報処理方法の一例を示す説明図である。 図2は、実施形態に係る情報処理システムの構成の一例を示す説明図である。 図3は、実施形態に係る情報処理装置の構成の一例を示す説明図である。 図4は、実施形態に係る学習モデル記憶部の一例を示す説明図である。 図5は、実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す説明図である。 図6は、実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す説明図である。 図7は、実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す説明図である。 図8は、実施形態に係る情報処理装置の動作の一例を示す説明図である。 図9は、実施形態に係る情報処理装置の制御部が実行する処理を示すフローチャートである。 図10は、実施形態に係る情報処理装置の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。
以下に、本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と呼ぶ)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る情報処理装置、情報処理方法および情報処理プログラムが限定されるものではない。また、各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略される。
〔1.情報処理方法〕
まず、実施形態に係る情報処理装置1が行う情報処理方法について説明する。図1は、実施形態に係る情報処理方法の一例を示す説明図である。ここでは、ユーザ端末2が無線通信のネットワークNを介してコンテンツ配信装置3(図2参照)から動画コンテンツであるコンテンツV1を取得して再生する場合に行う情報処理方法について説明する。
なお、コンテンツV1は、図1に示す動画コンテンツに限定されるものではなく、動画が含まれないコンテンツ(例えば、ニュースサイトなど)であってもよい。
ここで、図1の(a)~(c)に示す黒色の三角形は、コンテンツV1全体の中で、ユーザ端末2が取得中の部分を示す取得ポインタDである。また、図1の(a)~(c)に示す白色の三角形は、コンテンツV1全体の中で、ユーザ端末2が再生中の部分を示す再生ポインタPである。なお、図1の(a)~(c)に示す斜線ハッチングの部分は、コンテンツV1全体の中でユーザ端末2がバッファリングしている部分を示している。
図1の(a)に示すように、ユーザ端末2は、例えば、スマートフォンやタブレット端末のように、ネットワークNを介してコンテンツV1を配信するコンテンツ配信装置3からコンテンツV1を取得して再生可能な可搬型の携帯端末装置である。かかるユーザ端末2は、コンテンツV1を順次取得しながら、同時にコンテンツV1の再生を行う。
このため、図1の(a)~(c)に示す例では、ユーザ端末2がコンテンツV1の取得および再生を行う場合、取得ポインタDおよび再生ポインタPは、時間の経過に伴って、左から右へと移動する。
また、ユーザ端末2の通信環境は常時同じではない。具体的には、ユーザ端末2は、可搬型の端末装置であるため、動画再生に最適な通信環境であるWi-Fi通信環境から、動画再生に最適ではないその他の通信環境(例えば、3G(Generation)や4Gなど)へ移動することがあり、また、その逆もある。
そこで、実施形態に係る情報処理装置1は、あらかじめユーザの行動をモデル化し、モデル化されたユーザの行動に基づいて、コンテンツ配信装置3から事前に取得する閲覧コンテンツVの取得データVaを決定する。そして、ユーザ端末2は、決定した閲覧コンテンツVの取得データVaをコンテンツ配信装置3から事前取得する。
例えば、図1に(a)で示すように、情報処理装置1は、ユーザの行動履歴をモデル化した行動モデルMを作成する。かかる行動モデルMは、例えば、ユーザ端末2の位置情報やWi-Fiの観測情報、ユーザ端末2に対する操作の履歴である操作履歴、コンテンツを閲覧した履歴である閲覧履歴などのユーザの行動履歴に基づいて作成することができる。
例えば、図1の(a)に示す例において、行動モデルMには、コンテンツV1の閲覧が開始された時刻T1から時刻T2までは自宅におり、時刻T2から時刻T3までは通勤で移動し、時刻T3以降は会社にいるとモデル化されている。また、図1には図示していないが、行動モデルMには、時刻T2から時刻T3までの通勤時間帯に、動画コンテンツの閲覧履歴が存在している。
そこで、情報処理装置1は、動画コンテンツの閲覧が開始された時刻T1の時点で、移動中である時刻T2から時刻T3までの時間帯を「閲覧時間帯」と予測する(ステップS01)。かかる閲覧時間帯とは、例えば、ユーザ端末2がWi-Fi通信環境下ではなく、動画再生に最適な環境下でないため、動画コンテンツを快適に閲覧することが困難であるとともに、過去に動画コンテンツの閲覧履歴が存在している時間帯のことである。すなわち、閲覧時間帯は、動画コンテンツの閲覧履歴に基づき、ユーザが動画コンテンツを閲覧する可能性が高い時間帯である。
次に、情報処理装置1は、時刻T1の時点で、予測された閲覧時間帯で閲覧されるコンテンツ(以下、閲覧コンテンツVとも呼称する。)を予測する。例えば、図1の(a)に示すように、時刻T1で閲覧中のコンテンツV1が時刻T2から時刻T3まで閲覧可能なボリュームである場合には、ユーザが閲覧時間帯でコンテンツV1の続きを閲覧する可能性が高い。そこで、この場合、情報処理装置1は、かかるコンテンツV1を閲覧コンテンツVとして予測する(ステップS02)。
次に、情報処理装置1は、時刻T1の時点で、図1の(b)に示すように、予測された閲覧コンテンツVおよび閲覧時間帯に基づいて、ユーザ端末2が事前取得する取得データVaを決定する(ステップS03)。例えば、情報処理装置1は、閲覧コンテンツVのうち、閲覧時間帯(すなわち、時刻T2から時刻T3まで)に対応する部分を取得データVaとして決定する。そして、情報処理装置1は、決定された取得データVaを時刻T1の時点から取得するよう、ユーザ端末2に指示する。
すなわち、時刻T1から時刻T2までは動画コンテンツである閲覧コンテンツVを自宅で閲覧済みであるとともに、時刻T2からは閲覧コンテンツVの続きを動画再生する事が予測されるため、情報処理装置1は、時刻T2から移動時間を考慮した時刻T3までの動画データを時刻T1の時点から取得するようユーザ端末2に指示する。
すると、ユーザ端末2は、図1の(c)に示すように、コンテンツV1の再生を行いながら、決定された取得データVaの事前取得を動画コンテンツの閲覧が開始された時刻T1の時点から並行して行う。なお、図1の(c)の中で取得データVaに隣接する黒色の三角形は、閲覧コンテンツV全体のなかで、ユーザ端末2が事前取得中の部分を示す事前取得ポインタDaである。
そして、ユーザ端末2は、取得データVaの取得が完了した場合に、事前取得ポインタDaによって示される取得データVaの事前取得を終了する。なお、ユーザ端末2は、取得データVaの取得中にも、取得ポインタDによって示される視聴中のコンテンツV1の取得は継続する。
これにより、ユーザ端末2は、その後、時刻T2から時刻T3までWi-Fi通信環境ではない環境下におかれたとしても、その時点では、既に取得データVaを取得しているため、動画コンテンツである閲覧コンテンツVを快適に閲覧することができる。すなわち、実施形態によれば、動画再生に最適な環境でない場合でも動画コンテンツの閲覧を実現することができる。
また、実施形態では、定額制のWi-Fi通信環境から従量制で3Gや4G通信環境に移動した場合に、既に取得データVaを取得しているため、通信コストを抑えて閲覧コンテンツVを閲覧することができる。
また、情報処理装置1は、閲覧コンテンツVのうち、閲覧時間帯に対応する部分を取得データVaとして決定する。これにより、事前取得する取得データVaのデータ量を抑制することができることから、ユーザ端末2の限られた記憶領域をムダなく活用することができる。
また、情報処理装置1は、ユーザの行動履歴をモデル化した行動モデルMに基づいて閲覧時間帯を予測する。これにより、ユーザが取る普段の行動に基づいて、閲覧時間帯を予測することができる。
〔2.情報処理システムの構成〕
次に、図2を参照して、実施形態に係る情報処理システム100の構成について説明する。図2は、実施形態に係る情報処理システム100の構成の一例を示す説明図である。図2に示すように、実施形態に係る情報処理システム100は、情報処理装置1、ユーザ端末2、およびコンテンツ配信装置3を含む。
情報処理装置1は、例えば、サーバであり、ユーザの行動履歴をモデル化した行動モデルMを作成する。また、情報処理装置1は、ユーザ端末2からコンテンツ配信装置3へコンテンツV1の閲覧要求があった場合などに、閲覧時間帯および閲覧コンテンツVを予測し、閲覧コンテンツVの取得データVaを決定する。
ユーザ端末2は、スマートフォンやタブレット端末、モバイルPC(Personal Computer)などの携帯型無線端末である。コンテンツ配信装置3は、例えば、PCであり、ユーザ端末2から映画やドラマ、プロモーションビデオなどの動画やウェブページなどの静止画であるコンテンツV1の閲覧要求を取得した場合に、ユーザ端末2へコンテンツV1を配信する。
これら情報処理装置1とユーザ端末2とコンテンツ配信装置3とは、例えば、無線LAN(Local Area Network)通信や、WAN(Wide Area Network)通信、携帯電話通信などによってネットワーク(例えば、インターネット)Nを介して接続され、双方の間で各種情報の通信が可能である。
〔3.情報処理装置の構成〕
次に、図3を参照して、実施形態に係る情報処理装置1の構成について説明する。図3は、実施形態に係る情報処理装置1の構成の一例を示す説明図である。図3に示すように、情報処理装置1は、通信部11と、記憶部12と、制御部13とを備える。なお、情報処理装置1は、かかる情報処理装置1を利用する管理者等から各種操作を受け付ける入力部(例えば、キーボードやマウス等)や、各種情報を表示するための表示部(例えば、液晶ディスプレイ等)を有してもよい。
(通信部11について)
通信部11は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。通信部11は、ネットワークNと有線又は無線で接続され、ネットワークNを介して、ユーザ端末2や、コンテンツ配信装置3との間で情報の送受信を行う。
(記憶部12について)
記憶部12は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。図3に示すように、記憶部12は、学習データ記憶部121と、モデル122とを有する。
(学習データ記憶部121について)
学習データ記憶部121は、ユーザ端末2から取得したユーザの行動履歴を記憶する。図4は、実施形態に係る学習データ記憶部121の一例を示す説明図である。
図4に示す学習データ記憶部121は、「時間帯」、「行動」、「動画コンテンツの閲覧履歴」、「Wi-Fi通信環境」といった項目を有する。また、図4に示すように、学習データ記憶部121は、ユーザ毎に異なる学習データ記憶部121a、121b、121c・・を有する。
「時間帯」は、ユーザの行動毎の各時間帯を示す。「行動」は、各時間帯毎のユーザの行動を示す。なお、かかる「行動」は、ユーザ端末2の位置履歴から推定したものである。「動画コンテンツの閲覧履歴」とは、各時間帯毎にユーザが動画コンテンツを閲覧した履歴の有無を示す。「Wi-Fi通信環境」とは、ユーザの周囲でのWi-Fi通信環境の有無を示す。
すなわち、図4の例では、「時間帯」が時刻T0から時刻T2まで(以下、「T0~T2」とも呼称する。)のユーザAの「行動」は「在宅」であり、その際には「動画コンテンツの閲覧履歴」が「あり」であり、「Wi-Fi通信環境」が「あり」であることを示している。
また、「時間帯」が時刻T2から時刻T3まで(以下、「T2~T3」とも呼称する。)のユーザAの「行動」は「通勤」であり、その際には「動画コンテンツの閲覧履歴」が「あり」であり、「Wi-Fi通信環境」が「なし」であることを示している。
さらに、「時間帯」が時刻T3から時刻T4まで(以下、「T3~T4」とも呼称する。)のユーザAの「行動」は「会社で勤務」であり、その際には「動画コンテンツの閲覧履歴」が「なし」であり、「Wi-Fi通信環境」が「あり」であることを示している。
なお、図4には図示していないが、かかる「時間帯」のデータには時刻の他に曜日の情報も含まれる。これにより、実施形態では、平日と休日とを区別することが可能であることから、たとえば、休日は通勤しないので、平日は通勤で移動する時間分のデータを取得しないようにすることができる。
また、このようにユーザの行動履歴をまとめた学習データ記憶部121は、ユーザ端末2などから取得されるユーザの位置情報や、Wi-Fi通信の観測情報、ユーザ端末2に対する操作の履歴である操作履歴、コンテンツを閲覧した履歴である閲覧履歴などに基づいて作成することができる。
また、かかる学習データ記憶部121は、公知の種々の手法、例えば、最尤推定や平均化処理、マトリックスファクトライゼーションなどを適用することにより作成することができる。
(モデル122について)
モデル122は、ユーザの行動履歴をモデル化した行動モデルMを記憶する。例えば、モデル122は、SVM(Support Vector Machine)やDNN(Deep Neural Network)等といった任意の分類器により実現される。ここで、DNNは、CNN(Convolutional Neural Network)やRNN(Recurrent Neural Network)であってもよい。また、RNNは、LSTM(Long short-term memory)等であってもよい。
(制御部13について)
制御部13は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等によって、情報処理装置1内部の記憶装置に記憶されている各種プログラム(情報処理プログラムの一例に相当)がRAMを作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部13は、例えば、コントローラであり、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現される。
図3に示すように、制御部13は、受付部131と、モデル作成部132と、予測部133と、決定部134と、指示部135とを備え、以下に説明する情報処理の機能や作用を実現または実行する。なお、制御部13の内部構成は、図3に示した構成に限られず、後述する情報処理を行う構成であれば他の構成であってもよい。
(受付部131について)
受付部131は、各種情報を受け付ける。例えば、受付部131は、ユーザ端末2の位置情報やWi-Fi通信の観測情報など、ユーザの行動履歴に関する各種情報を受け付ける。また、受付部131は、ユーザ端末2からコンテンツ配信装置3へコンテンツV1の閲覧要求があった際に、かかるコンテンツV1の閲覧要求があったことをユーザ端末2などから受け付ける。
(モデル作成部132について)
モデル作成部132は、ユーザの行動履歴をまとめた学習データ記憶部121、およびユーザの行動履歴をモデル化したモデル122を作成する。例えば、モデル作成部132は、受付部131で受け付けられたユーザの行動履歴に関する各種情報に基づいて、学習データ記憶部121を作成する。
例えば、モデル作成部132は、ユーザ端末2が時間帯T2~T3で自宅の位置から会社の位置まで移動する行動履歴を受け付けた場合に、ユーザAが自宅から会社まで移動していると推定する。これにより、モデル作成部132は、時間帯T2~T3におけるユーザAの行動が通勤であることを学習データ記憶部121に記憶させることができる。
また、モデル作成部132は、時間帯T2~T3で動画コンテンツを視聴する行動履歴を受け付けた場合に、時間帯T2~T3における動画コンテンツの閲覧履歴を「あり」として学習データ記憶部121に記憶させることができる。
また、モデル作成部132は、学習データ記憶部121に基づいて、モデル122を作成する。具体的には、モデル作成部132は、学習データの時間帯、行動、およびWi-Fi通信環境を示す情報を入力した際に、動画コンテンツの閲覧履歴を示す情報を出力するように、バックプロパゲーション等の技術を用いて、モデル122に行動履歴の特徴を学習させる。
より具体的には、モデル作成部132は、モデル122に対し、ユーザがどのような時間帯において、どのような通信環境において、どのような行動を行っている際に、動画コンテンツを試聴しているかをモデル122に学習させる。
なお、モデル作成部132は、時間帯、行動および通信環境以外にも、ユーザの属性や天候等といった任意の情報と、ユーザが動画像を試聴したか否かの関係性をモデル122に学習させてもよい。
また、モデル作成部132は、上述した情報の一部のみを利用してもよい。すなわち、モデル作成部132は、所定の時間帯においてユーザが動画コンテンツを視聴するか否かを推定するモデルであれば、任意のモデルの学習を行ってよい。
(予測部133について)
予測部133は、ユーザが閲覧する閲覧コンテンツV(図1参照)、およびかかる閲覧コンテンツVを閲覧する閲覧時間帯を予測する。例えば、予測部133は、モデル122に記憶された情報や、受付部131で受け付けられたユーザの行動履歴に関する各種情報を用いることにより、閲覧時間帯を予測する。
例えば、予測部133は、モデル122を用いて、「Wi-Fi通信環境」が「なし」であるとともに「動画コンテンツの閲覧履歴」が「あり」である「時間帯T2~T3」を閲覧時間帯として予測する。なぜなら、「時間帯T2~T3」は、Wi-Fi通信環境がない、すなわち動画再生に最適な環境ではない一方で、過去に動画コンテンツの閲覧履歴があることから、バッファリングの必要性が高いとみなされる時間帯だからである。
また、予測部133は、例えば、ユーザ端末2から閲覧要求があったコンテンツ情報(例えば、コンテンツV1)に基づいて閲覧コンテンツVを予測する。例えば、予測部133は、閲覧時間帯である時間帯T2~T3までコンテンツV1が閲覧可能なボリュームである場合に、コンテンツV1を閲覧コンテンツVとして予測する。
さらに、予測部133は、ユーザーの属性を示す属性情報を取得し、公知の種々の手法を適用することにより、ユーザの属性情報に基づいて閲覧コンテンツVとして予測することができる。
例えば、予測部133は、ユーザの属性情報と対応するコンテンツを閲覧コンテンツVとして予測することができる。例えば、予測部133は、ユーザの属性情報が女性を示す場合に、女性による閲覧履歴が多いコンテンツを閲覧コンテンツVとして選択することができる。
なお、実施形態において、ユーザーの属性情報はデモグラフィック属性であってもよく、サイコグラフィック属性でもよい。また、ユーザの属性情報は、あらかじめ登録されたものであってもよく、公知の種々の推定技術により推定されたものであってもよい。
(決定部134について)
決定部134は、予測部133によって予測された閲覧コンテンツVおよび閲覧時間帯に基づいて、ユーザ端末2が事前取得する取得データVaを決定する。決定部134は、例えば、閲覧コンテンツVのうち、閲覧時間帯である時間帯T2~T3に再生される部分を取得データVaとして決定する。
(指示部135について)
指示部135は、決定部134から取得データVaに関するデータを受け付けた場合に、ユーザ端末2に対してかかる取得データVaを事前取得するよう指示する。例えば、指示部135は、動画コンテンツの閲覧を開始した時刻T1の時点から取得データVaを事前取得するようユーザ端末2に指示する。これにより、動画コンテンツをバッファリングする時間を十分にとれることから、最適な通信環境が整えられていない環境でも問題なく動画コンテンツを閲覧することができる。
なお、指示部135がユーザ端末2に取得データVaの事前取得を開始させるタイミングは、動画コンテンツの閲覧を開始した時刻T1の時点に限られず、かかる時刻T1の時点から通勤を開始する時刻T2の時点までの間であれば、どのタイミングであってもよい。
〔4.情報処理装置の動作〕
次に、図5~図8を参照して、情報処理装置1の動作の一例について説明する。図5~図8は、情報処理装置1の動作の一例を示す説明図である。
〔4-1.別のコンテンツの予測〕
図5の(a)に示すように、時刻T1にユーザ端末2からコンテンツ配信装置3へ動画コンテンツであるコンテンツV1の閲覧要求があった際に、情報処理装置1は、かかるコンテンツV1の閲覧要求があったことをユーザ端末2などから受け付ける。そして、情報処理装置1は、動画コンテンツの閲覧が開始された時刻T1の時点で、モデル122に記憶されたユーザの行動モデルMに基づいて、時間帯T2~T3を閲覧時間帯として予測する(ステップS11)。
ここで、図5に示す例では、図1の例と異なり、コンテンツV1は時刻T2から時刻T3まで閲覧可能なボリュームではなく、時刻T2より前の時刻T1aで閲覧が終了してしまう。
この場合、情報処理装置1は、時刻T1の時点で、図5の(b)に示すように、コンテンツV1とは別のコンテンツを閲覧コンテンツVとして予測する(ステップS12)。例えば、情報処理装置1は、時刻T1で閲覧要求のあったコンテンツV1に関連するコンテンツ(例えば、コンテンツV1の次回の話や続編のコンテンツ)を閲覧コンテンツVとして予測することができる。
これにより、情報処理装置1は、その後の閲覧時間帯で閲覧する可能性の高いコンテンツを閲覧コンテンツVとしてユーザ端末2に時刻T1の時点から事前取得させることができる。
また、情報処理装置1は、ユーザの属性情報に基づいて閲覧コンテンツVを予測することができる。これにより、情報処理装置1は、予測する際にユーザ端末2でコンテンツが閲覧されていない場合であっても、閲覧コンテンツVを予測することができる。
次に、情報処理装置1は、図5の(b)に示すように、時刻T1の時点で、予測された閲覧コンテンツVおよび閲覧時間帯に基づいて、ユーザ端末2が事前取得する取得データVaを決定する(ステップS13)。そして、情報処理装置1は、決定された取得データVaを時刻T1の時点から取得するよう、ユーザ端末2に指示する。
すると、ユーザ端末2は、図5の(c)に示すように、決定された取得データVaの事前取得を動画コンテンツの閲覧が開始された時刻T1の時点から行う。そして、ユーザ端末2は、図5の(d)に示すように、取得データVaの取得が完了した場合に、事前取得ポインタDaによって示される取得データVaの事前取得を終了する。
これにより、情報処理装置1は、予測する際に閲覧されているコンテンツV1が閲覧時間帯まで閲覧可能なボリュームではない場合でも、ユーザ端末2に閲覧コンテンツVを事前取得させることができる。
〔4-2.ニュースサイトの事前取得〕
ここまで示した例では、閲覧コンテンツVが動画コンテンツである場合について示したが、閲覧コンテンツVは動画コンテンツに限られない。図6では、閲覧コンテンツVの別の例として、閲覧コンテンツVがニュースサイトである場合について説明する。
図6の(a)に示すように、時刻T1にユーザ端末2からコンテンツ配信装置3へニュースサイトNSの閲覧要求があった際に、情報処理装置1は、かかるニュースサイトNSの閲覧要求があったことをユーザ端末2などから受け付ける。そして、情報処理装置1は、モデル122に記憶されたユーザの行動モデルMに基づいて、時間帯T2~T3を閲覧時間帯として予測する(ステップS21)。
そして、情報処理装置1は、時刻T1で閲覧中のニュースサイトNSが時刻T2から時刻T3まで閲覧可能なボリュームである場合に、かかるニュースサイトNSを閲覧コンテンツVとして予測する(ステップS22)。
次に、情報処理装置1は、図6の(b)に示すように、予測された閲覧コンテンツVおよび閲覧時間帯に基づいて、ユーザ端末2が事前取得する取得データVaを決定する(ステップS23)。
図6の(b)に示す例では、時刻T1でニュースサイトNSの「主要」欄を閲覧している場合に、情報処理装置1は、閲覧時間帯(時間帯T2~T3)でニュースサイトNSの「スポーツ」欄および「IT」欄が閲覧されると予測して、かかる「スポーツ」欄および「IT」欄を取得データVaとして決定する。そして、情報処理装置1は、決定された取得データVaを取得するよう、ユーザ端末2に指示する。
これにより、情報処理装置1は、閲覧コンテンツVが動画コンテンツではない場合でも、ユーザ端末2に閲覧コンテンツVを事前取得させることができる。なお、閲覧コンテンツVの例は動画コンテンツやニュースサイトに限られず、ユーザ端末2で事前取得および閲覧が可能なコンテンツであればどのようなコンテンツであってもよい。
たとえば、閲覧コンテンツVは、ポータルサイト、ニュースサイト、オークションサイト、天気予報サイト、ショッピングサイト、ファイナンス(株価)サイト、路線検索サイト、地図提供サイト、旅行サイト、飲食店紹介サイト、ウェブブログなどに関連する各種コンテンツであってもよい。
〔4-3.スケジュールに基づいた閲覧時間帯の予測〕
ここまで示した例では、ユーザの行動履歴をモデル化した行動モデルMに基づいて閲覧時間帯を予測する場合について示したが、閲覧時間帯を予測する情報手段は行動モデルMに限られない。図7および図8では、行動モデルM以外の情報手段に基づいた閲覧時間帯の予測方法について説明する。
図7に示すように、ユーザ端末2などにユーザのスケジュールが登録されている場合に、情報処理装置1は、かかるユーザのスケジュールに基づいて閲覧時間帯を予測することができる。
まず、情報処理装置1は、ユーザ端末2などからユーザのスケジュール情報を取得する(ステップS31)。例えば、図7に示すように、ユーザのスケジュールに「13:00-14:00 本社に電車で移動」と登録されている場合、情報処理装置1は、「電車で移動」というキーワードから、かかるスケジュールの際には動画再生に最適な環境下ではないと予測する。
そこで、情報処理装置1は、かかるスケジュールの時間帯「13:00-14:00」を閲覧時間帯として予測する(ステップS32)。その後、情報処理装置1は、上述のように閲覧コンテンツVを予測し、予測された閲覧時間帯および閲覧コンテンツVに基づいて取得データVaを決定する。
これにより、情報処理装置1は、ユーザの行動が普段とる行動とは異なる場合でも、閲覧時間帯を予測することができる。
〔4-4.乗り換え案内に基づいた閲覧時間帯の予測〕
また、図8に示すように、ユーザがユーザ端末2などで各種交通手段の乗り換え案内サービスを利用した場合に、情報処理装置1は、かかる乗り換え案内サービスの検索結果に基づいて閲覧時間帯を予測することができる。
まず、情報処理装置1は、ユーザ端末2などから乗り換え案内サービスの検索結果に関する情報を取得する(ステップS41)。そして、検索結果として「12:00品川発-山手線-12:20新宿着」と出力された場合、情報処理装置1は、かかる移動時間の際には動画再生に最適な環境下ではないと予測する。
そこで、情報処理装置1は、かかる移動時間の時間帯「12:00-12:20」を閲覧時間帯として予測する(ステップS42)。その後、情報処理装置1は、上述のように閲覧コンテンツVを予測し、予測された閲覧時間帯および閲覧コンテンツVに基づいて取得データVaを決定する。
これにより、情報処理装置1は、ユーザが取る可能性が高い具体的な行動に基づいて、閲覧時間帯を予測することができる。
〔4-5.その他の情報に基づいた閲覧時間帯の予測〕
なお、閲覧時間帯を予測する別の情報手段は、スケジュール情報や乗り換え案内サービスの検索結果に限られず、ユーザが行動するより前に生じ、情報処理装置1で取得することができる情報であればどのような情報であってもよい。
例えば、情報処理装置1は、記憶部12にあらかじめ記憶されている時刻表データと、取得したユーザの行動予定とに基づいてユーザの移動時間帯を推定し、かかる移動時間帯を閲覧時間帯として予測してもよい。また、情報処理装置1は、ユーザのカレンダーに登録された予定に基づいて、閲覧時間帯を予測してもよい。さらに、情報処理装置1は、ユーザが送受信するメールの記載内容に基づいて、閲覧時間帯を予測してもよい。
このような種々の情報に基づいて、通常の行動パターンとは異なるユーザの行動パターンを推定し、推定された行動パターンに合わせて閲覧時間帯を予測することにより、通常の行動パターンとは異なる場合でも動画コンテンツ等のバッファリングを実現することができる。
〔4-6.編集された閲覧コンテンツの取得〕
また、実施形態では、動画コンテンツである閲覧コンテンツVのうち、閲覧時間帯に対応する部分をそのまま取得データVaとして取得する例について示したが、編集された閲覧コンテンツVを取得データとして取得してもよい。
例えば、閲覧コンテンツVが長さ1時間のニュース動画である一方、閲覧時間帯の長さが45分と予測された場合に、情報処理装置1は、長さ1時間のニュース動画を45分の長さに編集する。そして、ユーザ端末2は、長さ45分に編集されたニュース動画を取得データVaとして取得してもよい。
〔5.処理手順〕
次に、図9を参照して、情報処理装置1の制御部13が実行する処理について説明する。図9は、実施形態に係る情報処理装置1の制御部13が実行する処理を示すフローチャートである。
図9に示すように、制御部13は、まず、閲覧時間帯を予測する(ステップS101)。例えば、制御部13は、記憶部12のモデル122に記憶されたユーザの行動モデルMに基づいて閲覧時間帯を予測する。
次に、制御部13は、ユーザ端末2で閲覧中のコンテンツがあるか否かを判定する(ステップS102)。そして、ユーザ端末2で閲覧中のコンテンツがある場合(ステップS102,Yes)、制御部13は、かかる閲覧中のコンテンツが閲覧時間帯まで閲覧可能なボリュームを有するか否かを判定する(ステップS103)。
そして、閲覧中のコンテンツが閲覧時間帯まで閲覧可能なボリュームを有する場合(ステップS103,Yes)、制御部13は、かかる閲覧中のコンテンツを閲覧コンテンツVとして予測する(ステップS104)。
次に、制御部13は、予測された閲覧時間帯および閲覧コンテンツVに基づいて、取得データVaを決定する(ステップS105)。そして、制御部13は、取得データVaを事前取得するようユーザ端末2に指示し(ステップS106)、処理を終了する。
一方、ステップS102において、ユーザ端末2で閲覧中のコンテンツがない場合(ステップS102,No)、制御部13は、ユーザの属性を示す属性情報に基づいて閲覧コンテンツVを予測し(ステップS107)、処理をステップS105へ移す。
また、ステップS103において、閲覧中のコンテンツが閲覧時間帯まで閲覧可能なボリュームを有さない場合(ステップS103,No)、制御部13は、処理をステップS107へ移す。
〔6.ハードウェア構成〕
なお、実施形態における情報処理装置1は、例えば図10に示すような構成のコンピュータ50によって実現される。図10は、情報処理装置1の機能を実現するコンピュータの一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ50は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、HDD(Hard Disk Drive)54、通信インターフェイス(I/F)55、入出力インターフェイス(I/F)56、およびメディアインターフェイス(I/F)57を備える。
CPU51は、ROM53またはHDD54に記憶されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM53は、コンピュータ50の起動時にCPU51によって実行されるブートプログラムや、コンピュータ50のハードウェアに依存するプログラム等を記憶する。
HDD54は、CPU51によって実行されるプログラム、および当該プログラムによって使用されるデータ等を記憶する。通信インターフェイス55は、通信部11に対応し、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信してCPU51へ送り、CPU51が生成したデータを、ネットワークNを介して他の機器へ送信する。
CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、ディスプレイやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU51は、生成したデータを、入出力インターフェイス56を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス57は、記録媒体58に記憶されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM52を介してCPU51に提供する。CPU51は、当該プログラムを、メディアインターフェイス57を介して記録媒体58からRAM52上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。記録媒体58は、例えばDVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
例えば、コンピュータ50が実施形態に係る情報処理装置1として機能する場合、コンピュータ50のCPU51は、RAM52上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部13の機能を実現する。また、HDD54には、記憶部12内のデータが記憶される。コンピュータ50のCPU51は、これらのプログラムを記録媒体58から読み取って実行するが、他の例として、他の装置からネットワークNを介してこれらのプログラムを取得してもよい。
〔7.その他〕
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、あるいは、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、実施形態では、自宅でコンテンツV1を閲覧する端末と閲覧時間帯に閲覧コンテンツVを閲覧する端末とを同じユーザ端末2で行った例について示したが、自宅でコンテンツV1を閲覧する端末と閲覧時間帯に閲覧コンテンツVを閲覧する端末とは同じ端末に限られない。
例えば、ユーザがコンテンツV1を自宅に据え付けられた据え付け端末で閲覧する際に、情報処理装置1は、かかる据え付け端末と同じユーザIDを有するスマートフォンに閲覧コンテンツVを事前取得するよう指示してもよい。
また、実施形態では、モデル作成部132が作成したモデル122を用いて閲覧時間帯を予測した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではなく、たとえばルールベースで閲覧時間帯を予測してもよい。たとえば、例えば、平日の9時から10時の間は、通勤中に動画が見られるので、かかる時間帯を閲覧時間帯として予測し、取得データVaを先にダウンロードするルールを設定してもよい。
また、実施形態では、情報処理装置1が自動的にユーザ端末2などから各種情報を受け取り、かかる各種情報に基づいて閲覧時間帯を予測した例について示したが、ユーザが閲覧時間帯を手動で設定してもよい。
また、上述してきた実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔8.効果〕
上述してきたように、実施形態に係る情報処理装置1は、予測部133と、決定部134とを備える。予測部133は、ユーザが閲覧するコンテンツを閲覧する閲覧時間帯を予測する。決定部134は、予測部133によって予測された閲覧時間帯に基づいて、ユーザ端末2が事前取得する取得データVaを決定する。
これにより、情報処理装置1は、最適な通信環境が整えられていない環境でも動画コンテンツの閲覧を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置1において、予測部133は、閲覧時間帯に閲覧される閲覧コンテンツVを予測する。
これにより、情報処理装置1は、最適な通信環境が整えられていない環境でも動画コンテンツである閲覧コンテンツVの閲覧を実現することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置1において、決定部134は、閲覧コンテンツVのうち閲覧時間帯に対応する部分を取得データVaとして決定する。
これにより、事前取得する取得データVaのデータ量を抑制することができることから、ユーザ端末2の限られた記憶領域をムダなく活用することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置1において、予測部133は、ユーザの属性を示す属性情報に基づいて、閲覧コンテンツVを予測する。
これにより、情報処理装置1は、予測する際にユーザ端末2でコンテンツが閲覧されていない場合であっても、閲覧コンテンツVを予測することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置1において、予測部133は、予測する際にユーザが閲覧しているコンテンツを閲覧コンテンツVとして予測する。
これにより、情報処理装置1は、その後の閲覧時間帯で続きを閲覧する可能性の高いコンテンツV1を閲覧コンテンツVとしてユーザ端末2に事前取得させることができる。
また、実施形態に係る情報処理装置1において、予測部133は、ユーザの行動履歴に基づいて、閲覧時間帯を予測する。
これにより、ユーザが取る普段の行動に基づいて、閲覧時間帯を予測することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置1において、予測部133は、ユーザ端末2がWi-Fi通信環境下ではなく、かつ動画コンテンツの閲覧履歴がある時間帯を閲覧時間帯として予測する。
これにより、バッファリングの必要性が高いとみなされる時間帯を閲覧時間帯として予測することができる。
また、実施形態に係る情報処理装置1は、決定部134によって決定された取得データを事前取得するようユーザ端末2に指示する指示部135をさらに備え、指示部135は、動画コンテンツの閲覧を開始した時点から取得データを事前取得するようユーザ端末2に指示する。
これにより、動画コンテンツをバッファリングする時間を十分にとれることから、最適な通信環境が整えられていない環境でも問題なく動画コンテンツを閲覧することができる。
以上、本願の実施形態を図面に基づいて詳細に説明したが、これは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上述してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、予測部は、予測手段や予測回路に読み替えることができる。
1 情報処理装置
2 ユーザ端末
3 コンテンツ配信装置
11 通信部
12 記憶部
13 制御部
100 情報処理システム
121 学習データ記憶部
122 モデル
131 受付部
132 モデル作成部
133 予測部
134 決定部
135 指示部
V 閲覧コンテンツ
Va 取得データ

Claims (8)

  1. ユーザがコンテンツを閲覧する閲覧時間帯を予測する予測部と、
    前記予測部によって予測された前記閲覧時間帯に基づいて、ユーザ端末が事前取得する取得データを決定する決定部と、
    を備え、
    前記予測部は、前記閲覧時間帯に閲覧される閲覧コンテンツを予測し、
    前記決定部は、前記閲覧コンテンツのうち前記閲覧時間帯に対応する部分の動画データを前記ユーザ端末が事前取得する前記取得データとして決定し、
    前記予測部は、
    前記ユーザ端末がWi-Fi通信環境下ではなく、かつ動画コンテンツの閲覧履歴がある時間帯を前記閲覧時間帯として予測する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記予測部は、
    前記ユーザの属性を示す属性情報に基づいて、前記閲覧コンテンツを予測する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記予測部は、予測する際に前記ユーザが閲覧しているコンテンツを前記閲覧コンテンツとして予測する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記予測部は、
    前記ユーザの行動履歴に基づいて、前記閲覧時間帯を予測する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  5. 前記予測部は、
    前記ユーザの行動予定に関する情報に基づいて、前記閲覧時間帯を予測する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  6. 前記決定部によって決定された前記取得データを、動画コンテンツの閲覧を開始した時点から事前取得するよう前記ユーザ端末に指示する指示部をさらに備え、
    前記指示部は、動画コンテンツの閲覧を開始した時点から前記取得データを事前取得するよう前記ユーザ端末に指示する
    ことを特徴とする請求項1~のいずれか一つに記載の情報処理装置。
  7. コンピュータが実行する情報処理方法であって、
    ユーザがコンテンツを閲覧する閲覧時間帯を予測する予測工程と、
    前記予測工程によって予測された前記閲覧時間帯に基づいて、ユーザ端末が事前取得する取得データを決定する決定工程と、
    を含み、
    前記予測工程は、前記閲覧時間帯に閲覧される閲覧コンテンツを予測し、
    前記決定工程は、前記閲覧コンテンツのうち前記閲覧時間帯に対応する部分の動画データを前記ユーザ端末が事前取得する前記取得データとして決定し、
    前記予測工程は、
    前記ユーザ端末がWi-Fi通信環境下ではなく、かつ動画コンテンツの閲覧履歴がある時間帯を前記閲覧時間帯として予測する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  8. ユーザがコンテンツを閲覧する閲覧時間帯を予測する予測手順と、
    前記予測手順によって予測された前記閲覧時間帯に基づいて、ユーザ端末が事前取得する取得データを決定する決定手順と、
    をコンピュータに実行させ、
    前記予測手順は、前記閲覧時間帯に閲覧される閲覧コンテンツを予測し、
    前記決定手順は、前記閲覧コンテンツのうち前記閲覧時間帯に対応する部分の動画データを前記ユーザ端末が事前取得する前記取得データとして決定し、
    前記予測手順は、
    前記ユーザ端末がWi-Fi通信環境下ではなく、かつ動画コンテンツの閲覧履歴がある時間帯を前記閲覧時間帯として予測する
    ことを特徴とする情報処理プログラム。
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