JP7208064B2 - パッケージ型圧縮機 - Google Patents

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Description

本発明は、パッケージ型圧縮機に関する。
特許文献1には、排気ダクト内で排気口に対して傾斜してガスクーラを配置し、排気口を1枚の遮音板で仕切るようにしたパッケージ型圧縮機が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示のパッケージ型圧縮機では、ガスクーラに供給する冷却用の空気の流速のばらつきが、ガスクーラ内を流動する圧縮空気の冷却にどのように影響するのかまでは十分に検討されていない。
特開2017-223177号公報
本発明は、ガスクーラに供給する空気の流速のばらつきを抑制して、内部を流動する圧縮空気を効果的に冷却できるようにしたパッケージ型圧縮機を提供することを課題とする。
本発明は、前記課題を解決するための手段として、吸気口及び排気口を有するパッケージ内に、前記吸気口から流入した空気の一部を圧縮する圧縮機本体と、前記圧縮機本体で圧縮された空気が流動するガスクーラと、前記吸気口から流入した空気の残部を旋回流として、前記ガスクーラに供給した後、前記排気口から排出させる空冷ファンと、前記空冷ファンにより旋回流となり上昇する空気を、該空気が前記ガスクーラに至る前に、前記旋回流の中心側に導くように、前記旋回流の中心を中心とする円の法線方向に対し、前記旋回流との衝突面が傾斜しているフィンと、を備える、パッケージ型圧縮機を提供する。
この構成により、ガスクーラの外部に供給する空気の流速のばらつきを抑制できる。これにより、ガスクーラの内部を流動する圧縮空気を効果的に冷却することが可能となる。また、この構成により、フィンに衝突する旋回流の流動抵抗を抑えて、スムーズな空気流れを得ることができる。この結果、さらに圧縮空気を効果的に冷却可能となる。
前記フィンは、前記旋回流の流れ方向に所定間隔で配置される複数枚で構成されているのが好ましい。
この構成により、さらに旋回流の中心側に空気を導きやすくなり、より一層、ガスクーラの内部を流動する圧縮空気を効果的に冷却できる。
前記フィンは、表面に吸音材を有するのが好ましい。
この構成により、フィンによって旋回流の流れを強制的に方向変換する場合であっても騒音を低減できる。
本発明によれば、ガスクーラに供給する空気の流速のばらつきを抑制して、内部を流動する圧縮空気を効果的に冷却できる。
本実施形態に係るパッケージ型圧縮機の概略断面図である。 図1のI-I線断面図である。 図1のII-II線断面図である。 図1に示すパッケージの開口部の模式的な正面壁図である。 図2に示すようにフィンを設けない場合のガスクーラを通過する常圧空気の速度分布を示す図である。 図2に示すフィンを設けた場合のガスクーラを通過する常圧空気の速度分布を示す図である。 他の実施形態に係るパッケージ型圧縮機の概略断面図である。
以下、本発明に係る実施形態を添付図面に従って説明する。なお、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物、あるいは、その用途を制限することを意図するものではない。
図1から図3に示すように、本実施形態に係るパッケージ型圧縮機(以下、単に圧縮機1と記載する。)は、パッケージ10内に、圧縮機本体20、油回収器30、ガスクーラ40、及び空冷ファン41を備える。なお、ガスクーラ40には、圧縮機本体20に供給する油を冷却するためのオイルクーラ(図示せず)が併設されている。
パッケージ10は、金属製の板(例えば、鋼板)を箱状に形成したものである。以下、図1中、上方に位置する壁を上面壁10a、下方に位置する面を下面壁10b、左側に位置する側面を正面壁10c、右側に位置する側面を背面壁10d、図2中、上方側に位置する側面を左側面壁10e、下方側に位置する側面を右側面壁10fと記載する。
パッケージ10の正面壁10cの上方側右半部には吸気口11が形成されている。本実施形態では、吸気口11は、長円形に形成した複数の穴11aを有するパネル11bで覆われている(図4参照)。各穴11aは、円形、四角形等、種々の形態に形成できる。また、パネル11bを設けることなく、開口のままとしたり、パネル11b自体を網目状としたりすることもできる。なお、吸気口11には図示しないフィルタが取り付けられ、ゴミ等の異物が通過できないようになっている。
吸気口11には吸気ダクト12が取り付けられている。吸気ダクト12は板材を筒状に形成したものである。吸気ダクト12は、吸気口11に連通する一端12aから、パッケージ10内で終端する他端12bに向かって流路断面積が徐々に小さくなっている。本実施形態では、吸気ダクト12は断面矩形状で、その上面が一端12aから他端12bに向かって下方側に傾斜することにより、流路断面積が徐々に小さくなっている。これにより、吸気ダクト12の上方に空間が形成される。そして、吸気ダクト12の上方に形成された空間には、後述する移送配管13が配置されている。このように、パッケージ10内の限られた空間を有効利用することにより圧縮機1を小型化している。なお、吸気口11及び吸気ダクト12は、円形、多角形等、任意の断面形状とすることができる。
パッケージ10の上面壁10aの右半部の前後方向中間領域には排気口14が形成されている。排気口14には、後述するファンダクト45が取り付けられている。
圧縮機本体20はスクリュ式であり、パッケージ10内の右側面壁10f側の下方部に配置されている。圧縮機本体20は、吸込口21、フィルタ部22、吸気調整弁23、吐出口24、モータ25、及び圧縮部26を備える。圧縮部26には、モータ25の駆動により回転するスクリュロータ(図示せず)が収容されている。スクリュロータが回転すると、吸気ダクト12の下方側に位置する吸込口21から空気が吸い込まれる。吸い込まれた空気は、フィルタ部22で異物を除去され、吸気調整弁23で吸気量を調整され、圧縮部26で圧縮空気とされた後、吐出口24から吐出される。また、圧縮機本体20は油冷式であり、スクリュロータに潤滑油が供給される。供給された油は、スクリュロータの冷却、潤滑及びシールを行い、圧縮空気と共に吐出口24から吐出される。
油回収器30は、鉛直方向に延びる概略円柱状であり、パッケージ10の左側面壁10e側の前方部に配置されている。油回収器30は、吐出配管27を介して圧縮機本体20の吐出口24に流体的に接続され、圧縮機本体20から吐出された圧縮空気から油分を分離回収する。回収された油分は、油回収器30に溜められ、オイルクーラ通過後に圧縮機本体20に再度供給される。油分を分離された圧縮空気は移送配管13を流動する。
ガスクーラ40は、移送配管13の途中に接続され、パッケージ10の上面壁10aに形成された排気口14に取り付けられている。ガスクーラ40は、詳細については図示しないが、蛇行する配管と、これらに一体化された放熱フィンとを有する熱交換器である。ガスクーラ40では、配管内を流動する圧縮空気と、配管の外部を流動する空気(常圧空気)との間で熱交換が行われ、圧縮空気が冷却される。圧縮空気から吸熱して昇温した常圧空気は、排気口14からパッケージ10の外部へと排出される。
空冷ファン41は、多翼ファン、ターボファン、ラジアルファン等の遠心ファンであり、支持台42に支持されたファン支持部43に取り付けられている。本実施形態では、空冷ファン41は、モータ41aと、その回転軸に取り付けられて、モータ41aの駆動により回転する多翼ファンとを備える。支持台42は、平面視矩形状の支持台本体42aと、この支持台本体42aの4隅から延びる脚部42bとを備える。支持台本体42aには、冷却空気が通過できるように、中央部分が開放され、ベルマウス48が取り付けられている。脚部42bは、支持台42の下方側に配置される圧縮機本体20と干渉しないようにパッケージ10の下面壁10b(詳しくは、下面壁10b上に固定した支持プレート)に固定されている。ファン支持部43は、天板43aと、この天板43aから延び、支持台本体42aに固定される脚部43bとを備える。空冷ファン41は、ファン支持部43の天板43aに取り付けられている。詳細には、空冷ファン41のモータ41aが、ファン支持部43の天板43aに取り付けられている。この取付状態では、空冷ファン41は天板43aの下面側に位置し、モータ41aは天板43aの上面側に位置する。空冷ファン41は、モータ41aの駆動により、下方側のベルマウス48から吸い込んだ空気を旋回流として上方側へと流動させる。なお、天板43aは、上方に向かう常圧空気が通過できるように複数の通気口を有する構成でもよいし、後述するフィン44を固定できる領域にのみ形成される構成でもよい。要は、空冷ファン41を支持可能な強度を有し、かつ、常圧空気の流動抵抗を小さくできる構成であればよい。本実施例では、天板43aは平面視矩形状に形成されている。すなわち、天板43aは、モータ41aの外径より大きく空冷ファン41の外径よりも小さな幅を有する短辺と、モータ41aの外径と空冷ファン41の外径の両方よりも大きな幅の長辺とを有する。また天板43aは、モータ41aの取付位置以外の部位に、通気口として開口部43c、43dとを有する。
ファン支持部43の天板43aの上面壁には複数のフィン44が固定されている。本実施形態では、フィン44は3枚(第1フィン44a、第2フィン44b及び第3フィン44c)で構成されている。各フィン44は平板状で、空冷ファン41によって旋回流となる空気の流動方向に対して交差するように配置されている。詳しくは、各フィン44の平面(旋回流が衝突する側の面:衝突面))が、空冷ファン41の回転中心を中心とする円(又は旋回流が描く曲線)の径(法線)方向に対し、旋回流の中心側に向かって旋回流の流れ方向に傾斜している。各フィン44は、その下端を天板43aの上面壁に固定され、上端をガスクーラ40の近傍まで延長されている。また各フィン44は、平面視で、外側端が後述するファンダクト45の近傍に位置し、内側端が空冷ファン41のモータ41aの近傍に位置している。径(法線)方向に対する衝突面の傾斜角度は、中心側まで空気を導くことができるように、空気の流速に応じて自由に設定できる。本実施形態では、径(法線)方向に対する衝突面の傾斜角度を45度としている。これにより、旋回流となった空気流れがフィン44に直角に衝突しないため、流動抵抗を増大させることなく、スムーズに旋回中心へと向かわせることができる。また、第1フィン44aと第2フィン44bの間と、第2フィン44bと第3フィン44cとの間は等間隔(空冷ファン41の回転中心を中心として約90度ずつ回転させた位置関係)に配置されている。但し、配置する全てのフィン44は周方向に等間隔で配置するのが好ましい。
空冷ファン41の周囲にはファンダクト45が配置されている。ファンダクト45は平面視矩形の筒状で、その上端開口部がガスクーラ40を囲うようにパッケージ10の上面壁10aに固定されている。また、ファンダクト45の下端開口部は、支持台本体42aの上面壁に固定されている。これにより、支持台42から排気口14へと向かう空気流路(後述する第2流路の一部)が形成される。また、ファンダクト45の1つの側面は、吸気ダクト12の空気流路に対向する仕切パネル45Aとなっている。すなわち、仕切パネル45Aは、吸気ダクト12から吸い込まれた常圧空気を下方側へと案内する役割を果たす。
前記構成の圧縮機1は、パッケージ10内に、圧縮空気を生成して流動させるための第1流路と、冷却空気を流動させるための第2流路とを有する。
第1流路は、吸気口11、吸気ダクト12、圧縮機本体20の吸込口21、フィルタ部22、吸気調整弁23、圧縮部26、吐出口24、油回収器30、及びガスクーラ40を接続した移送配管13によって構成されている。
第2流路は、吸気口11、吸気ダクト12、空冷ファン41が配置されるファンダクト45、及び排気口14によって構成されている。
次に、前記圧縮機1の動作について説明する。
モータ41aを駆動して空冷ファン41を回転させると、吸気口11からパッケージ10の周囲の常圧空気が流入する(図1の矢印F1参照)。流入した常圧空気は吸気ダクト12を流動し、仕切パネル45Aに衝突して下方に向かう。
また、モータ25を駆動してスクリュロータを回転させると、流入した常圧空気が吸込口21から圧縮機本体20内に吸い込まれる(図1の矢印F2参照)。吸い込まれた常圧空気は、圧縮機本体20で圧縮され、高温高圧の圧縮空気として吐出口24(図3参照)から吐出される。吐出された圧縮空気は、吐出配管27を流動して油回収器30に供給され、油回収器30にて油を分離される。油回収器30にて油を分離された圧縮空気は、移送配管13を流動してガスクーラ40に供給される。
圧縮機本体20に吸い込まれずにそのまま通過する常圧空気は、空冷ファン41へと引き込まれ(図1の矢印F4参照)、旋回流となって上昇し(図1の矢印F5参照)、ファンダクト45を流動してガスクーラ40へと向かう。
空冷ファン41が取り付けられるファン支持部43の天板43aの上面には複数のフィン44が固定されている。このため、旋回流となった常圧空気は、フィン44に衝突してその一部が強制的に旋回流の中心側へと流動方向を変換される。フィン44の傾斜角度は、空冷ファン41の回転中心を中心とする円の径方向に対し、旋回流の中心側に向かって旋回流の流れ方向に45度傾斜している。このため、旋回流となった常圧空気の流れを流動抵抗を増大させることなく、スムーズに旋回中心側へと向かわせることができる。
図5に示すようにフィン44を設けない場合と、図6に示すように3枚のフィン44を設けた場合とで、ファンダクト45を平面視したときの紙面に直交する方向に向かう常圧空気の速度分布を示す。図中、ハッチングの線間隔によって流速の違いを示しており、間隔が広い方が流速が遅くなっている。図5では、旋回流の中心部分で極端に速度の遅い第1速度領域51が広い範囲に形成されている。これに対し、図6では、旋回流の中心部分には第1速度領域51はなく、第1速度領域51よりも速度の速い第2速度領域52が広い範囲を占めている。これらの図面から明らかなように、3枚のフィン44を設けることにより、全く設けない場合に比べて常圧空気の速度分布のばらつきを抑制できることが分かる。
このようにして速度分布のばらつきを抑制された常圧空気はガスクーラ40の外部を通過する。ガスクーラ40の内部では、高温の圧縮空気が蛇行しながら流動しており、外部を通過する常圧空気との間で熱交換が行われる。このとき、ガスクーラ40の外部を通過する常圧空気の流速が場所によって大きく相違すると、次の問題が発生する。すなわち、流速の遅いところでは、常圧空気によるガスクーラ40の内部の圧縮空気の冷却は不十分となる。このため、圧縮空気の冷却状態にばらつきが生じる。前述のように常圧空気の速度分布のばらつきを抑制することにより、このような圧縮空気の冷却状態にばらつきが生じることを抑えることができる。この結果、ガスクーラ40内を流動する圧縮空気を、無駄なく効果的に冷却することが可能となる。
冷却された圧縮空気は、移送配管13を介してパッケージ10の外部の供給先(例えば、図示しない蓄圧タンク)へと供給される(図1の矢印F3参照)。圧縮空気から吸熱して昇温した常圧空気は、排気口14を介してパッケージ10の外部へと排出される(図1の矢印F6参照)。
前記構成の圧縮機1は、次のような特徴を有する。
空冷ファン41による常圧空気の流れ方向の下流側に複数のフィン44を配置しているので、空冷ファン41によって得られた旋回流の一部を内径側へと導くことができる。このため、ガスクーラ40を通過する常圧空気の流動速度にばらつきが少なくなり、ガスクーラ40での熱交換効率を高めることができる。つまり、ガスクーラ40での圧縮空気の冷却能力を向上させることが可能となる。
パッケージ10内では、吸気ダクト12(一端12aから他端12bまでの全領域)の側方空間(以下、好適設置空間Sと記載する。)に、吸込口21、吐出口24、及び油回収器30が配置されている。本実施形態では、吸込口21、フィルタ部22及び吐出口24が吸気ダクト12の直下に配置され(図1,3参照)、油回収器30が吸気ダクト12の側方に配置されている。吸込口21、吐出口24、及び油回収器30からは騒音が出やすいが、その音波が吸気口11を介してパッケージ10の外部に伝わるまでに、吸気ダクト12の側方から他端12bまで回り込み、吸気ダクト12内を通り、吸気ダクト12の一端12aに至るまでの長い経路を伝わる必要がある。したがって、音波を十分に弱めることができ、静音性を高めることが可能となる。
吸気ダクト12は、板材を筒状としただけのシンプルな構成であるので、重量はそれほど増大しない。このため、組立時やメンテナンス時に、吸気ダクト12が接続されたままであっても、パッケージ10の取付及び取外作業を容易に行うことができる。
なお、本発明は、前記実施形態に記載された構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
前記実施形態では、フィン44を3枚設ける場合について説明したが、1枚、2枚、あるいは、4枚以上設けることも可能である。2枚、あるいは、4枚以上設ける場合でも、フィン44は空冷ファン41の回転中心を中心として周方向に等角度で配置するのが好ましい。これにより、常圧空気の速度分布のばらつきを抑制してガスクーラ40での熱交換効率を高めやすくなる。
前記実施形態では、フィン44の形状を平板にしたが、これに限らず、旋回流が衝突する部分を湾曲面で構成して流動抵抗を抑制するようにしてもよい。また、フィン44の表面には、吸音材46を貼り付けるようにしてもよい。吸音材46には、例えば、複数の繊維で網目状に形成された不織布や多孔質のウレタンスポンジ等を使用できる。空冷ファン41等から発生した騒音は、その音波が何度も吸音材46で反射することにより低減される。
前記実施形態では、吐出配管27を吸気ダクト12の下方に配置したが、好適設置空間Sに配置してもよい。これにより、吸気ダクト12から流入した常圧空気が直接、吐出配管27の近傍を流動することがなくなる。つまり、常圧空気が圧縮空気によって加熱されにくくなり、圧縮機本体20の圧縮効率の低下を抑制できる。また、ガスクーラ40での冷却効率の低下も抑制できる。
前記実施形態では、仕切パネル45Aの上下端の位置については特に言及しなかったが、上端45aはパッケージ10の上面壁10aに取り付けられ、下端45bは吸気ダクト12の他端12bより低い位置まで延びているのが好ましい。特に、下端45bは、パッケージ10の吸気口11の上端11cと吸気ダクト12の他端12bの下端12cを結ぶ直線Lよりも低い位置にあることが好ましい。すなわち、パッケージ10の吸気口11から吸気ダクト12を介してパッケージ10の内部を見たとき、ガスクーラ40及び空冷ファン41が見えないのが好ましい。
この構成によれば、ガスクーラ40及び空冷ファン41から騒音が発生しても、その音波は仕切パネル45Aの下方を通ってから、吸気ダクト12を介してパッケージ10の外部に伝わる。特に、仕切パネル45Aの下端45bは、パッケージ10の吸気口11の上端11cと吸気ダクト12の他端12bの下端12cとを結ぶ直線Lよりも下方側に配置されている。このため、音波は仕切パネル45Aの下端45bを回り込むことになり、吸気口11側からは外部に伝達しにくい。
仕切パネル45Aは、吸気ダクト12と、ガスクーラ40及び空冷ファン41との間に配置されている。このため、騒音源となるガスクーラ40及び空冷ファン41からの音波が直接、吸気口11から外部に伝わるのを防止できる。
前記実施形態では特に言及しなかったが、吸気ダクト12の内面と、仕切パネル45Aの吸気ダクト12に対向する側の面とに、前記フィン44に設けたのと同様な吸音材15,47をそれぞれ貼り付けるようにしてもよい。この場合、図3に示すように、吸気ダクト12の4つの内面の全てに薄い吸音材15が貼り付けるのが好ましい。また、仕切パネル45Aの吸気ダクト12に対向する側の面には、概ね全面に吸音材47を貼り付けるのが好ましい。
この構成によれば、吸気ダクト12の内面と、仕切パネル45Aの吸気ダクト12に対向する側の面とは、騒音の音波が伝わる経路となっている。このため、音波の経路に吸音材15,47を貼り付けることで、効率的に低騒音化することが可能となる。
前記実施形態では特に言及しなかったが、パッケージ10の吸気口11の複数の穴11aの開口面積の合計よりも、吸気ダクト12の他端12bの流路面積の方が大きいのが好ましい。
この構成によれば、吸気ダクト12を通ってパッケージ10の吸気口11から漏出する空気(音)の流路面積が、小、大、および小の順に変化する。具体的には、吸気ダクト12の他端12bは吸気ダクト12内で最も流路面積が小さい部分であり、吸気ダクト12内を他端12bから一端12aに進むにつれて流路面積が大きくなる。そして、パッケージ10の吸気口11では、複数の穴11aによって流路面積が再び小さくなる。この流路面積の変化によって、吸気ダクト12内に拡張空間が形成され、当該拡張空間が消音室の役割を果たす。従って、消音効果が得られ、一層低騒音化できる。また、パッケージ10の吸気口11の複数の穴11aの開口面積の合計よりも吸気ダクト12の他端12bの流路面積の方が大きいため、吸気される空気の流路において大きな圧力損失が生じず、効率よく吸気できる。
前記実施形態では、フィン支持部43の天板43aを図2に示す構成としたが、図7に示すように、天板43aを格子状に形成し、フィン44が固定される領域のみを板状に形成してもよい。
1 パッケージ型圧縮機
10 パッケージ
10a 上面壁
10b 下面壁
10c 正面壁
10d 背面壁
10e 左側面壁
10f 右側面壁
11 吸気口
11a 穴
11b パネル
11c 上端
12 吸気ダクト
12a 一端
12b 他端
12c 下端
13 移送配管
14 排気口
15 吸音材
20 圧縮機本体
21 吸込口
22 フィルタ部
23 吸気調整弁
24 吐出口
25 モータ
26 圧縮部
27 吐出配管
30 油回収器
40 ガスクーラ
41 空冷ファン
42 支持台
42a 支持台本体
42b 脚部
43 ファン支持部
43a 天板
43b 脚部
44 フィン
45 ファンダクト
45A 仕切パネル
45a 上端
45b 下端
46,47 吸音材
48 ベルマウス
S 好適設置空間

Claims (3)

  1. 吸気口及び排気口を有するパッケージ内に、
    前記吸気口から流入した空気の一部を圧縮する圧縮機本体と、
    前記圧縮機本体で圧縮された空気が流動するガスクーラと、
    前記吸気口から流入した空気の残部を旋回流として、前記ガスクーラに供給した後、前記排気口から排出させる空冷ファンと、
    前記空冷ファンにより旋回流となり上昇する空気を、該空気が前記ガスクーラに至る前に、前記旋回流の中心側に導くように、前記旋回流の中心を中心とする円の法線方向に対し、前記旋回流との衝突面が傾斜しているフィンと、
    を備える、パッケージ型圧縮機。
  2. 前記フィンは、前記旋回流の流れ方向に所定間隔で配置される複数枚で構成されている、請求項1に記載のパッケージ型圧縮機。
  3. 前記フィンは、表面に吸音材を有する、請求項1又は2に記載のパッケージ型圧縮機。
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