JP7206721B2 - 電動発電機の制御装置 - Google Patents

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Description

開示する技術は、ハイブリッド車や電気自動車などに好適で、電動機および発電機のいずれにも利用できる電動発電機の制御装置に関する。
自動車の駆動源に電動機を用いる場合、トルクおよび回転数の双方において、幅広い駆動力が要求される。例えば、始動時などの低速時には、エンジンの始動や発進に用いるため、高トルクが必要になる。一方、平地や下りでの高速走行時などには、高トルクは必要ないが、高回転が必要になる。また、上述したハイブリッド車等では、一般的に、電動機は、駆動源としてだけでなく、制動時に、運動エネルギーを電気エネルギーとして回収する発電機としても利用される場合が多い。
このような電動発電機のモータ(通常は永久磁石同期モータ)では、巻線(ステータコイル)の巻き数が多いと、強い磁力を発生できるので、高トルクには有利である。ところが、逆起電力が大きくなるので、高回転には不利となる。一方、巻き数が少ないと、逆起電力が小さくなるので、高回転には有利であるが、出力できるトルクが小さくなる。従って、高トルクには不利となる。すなわち、自動車が要求するような幅広い駆動力は、モータそれ自体で実現するのは難しい。
そこで、モータの巻線の接続状態を切り替えることにより、幅広い駆動力を実現する技術が提案されている(例えば、特許文献1、2)。
特許文献1には、3相交流モータの巻線の接続状態を、電気的に切り替える巻線切替装置が開示されている。その巻線切替装置には、半導体スイッチ、ダイオード、コンデンサなどで構成された電気回路を有する巻線切替部が備えられている。巻線切替部は、一端がインバータに接続されている各相の巻線の他端と、各相の巻線の中間点と、に接続されている。
そして、巻線切替部は、半導体スイッチのオンオフにより、前者が電気的に接続された状態(第1の接続状態)と、後者が電気的に接続された状態(第2の接続状態)とに切り替える。第1の接続状態では、各相の全ての巻線に通電されるので、低速高トルクでの運転に有利となる。第2の接続状態では、各相の半分の巻線に通電されるので、高速低トルクでの運転に有利となる。
特許文献2には、3相交流モータの巻線の接続状態を、機械的に切り替える巻線切替装置が開示されている。その巻線切替装置は、インバータおよび3相交流モータと電気的に接続された装置本体と、装置本体にスライド可能な状態で収容された可動体と、可動体をスライドさせる駆動装置とで、大略構成されている。
可動体の内部には、各相に対応した配線が設けられている。可動体が、駆動装置によってスライドされることにより、各相の巻線の接続状態が、直列状態と並列状態との間で切り替わる。
特開2009-225617号公報 特開2017-70112号公報
特許文献1の巻線切替装置のように、高速に有利な接続状態にするために、各相の巻線の中間点で短絡させると、残りの巻線が使用されない。従って、巻線が無駄になるし、効率が低下する。そこで、このような効率の低下や巻線の無駄を無くすために、特許文献1の巻線切替装置も、特許文献2の巻線切替装置のように、残りの巻線も使用し、巻線を並列に接続することが考えられる。
ところが、巻線切替部でそのような接続状態に切り替えるためには、電気回路が複雑化して、多数の電子部品が必要になる。その結果、巻線切替部が大型化し、部材コストも高額になる。
その点、機械的に切り替える特許文献2の巻線切替装置であれば、比較的安価に、各相の巻線を直列状態と並列状態との間で切り替えることができる。
しかし、特許文献2の巻線切替装置は、構造が複雑なうえ、スライド方向に各相の切替配線を、間隔を隔てて積層する必要があるため、ある程度の大きさが必要になる。従って、設置場所が制限される。また、特許文献2の巻線切替装置は、巻線の切り替え時に、駆動装置で可動体を精度高くスライドさせ、接点の電気的な接続を安定して確保する必要がある。そのため、応答性や安定性の面でも改良の余地がある。
また、特許文献2の巻線切替装置のように、巻線を機械的に切り替える場合には、構造的な違いから、特許文献1の巻線切替装置のように、電気的に切り替える場合よりも切り替えに時間がかかる。そのため、切り替え時に、モータが出力するトルク(出力トルク)が不連続になり、トルクショックが発生し易い。更に、直列状態と並列状態との間で切り替わると、各状態での出力トルクの差によってもトルクショックが発生する。
そこで、開示する技術では、自動車が要求するような幅広い駆動力に対しても、電動発電機が安定して対応できるように、安価かつ簡素な構造で、円滑な巻線の切り替えを実現することを、主たる目的とする。
開示する技術は、複数の異なる巻線群が設けられたモータと、前記巻線群の各々に、位相の異なる交流を供給することによって前記モータを駆動制御するインバータと、前記モータと前記インバータとの間に接続された切替機構部とを含み、電動走行が可能な車両に搭載される電動発電機の制御装置に関する。
前記制御装置は、記モータの運転状態を検知する計測部と、記計測部から入力される信号に基づいて、前記インバータおよび前記切替機構部を制御する制御部と、を備える。
前記巻線群の各々は、複数の巻線要素で構成されている。前記切替機構部は、前記モータの運転状態に応じて、前記巻線要素を直列に接続した直列巻線状態と、前記巻線要素を並列に接続した並列巻線状態との間で、開閉することによって前記巻線群の各々の接続状態を切り替える、複数の接点を有している。そして、前記切替機構部がリレーを含み、前記複数の接点の少なくとも1つが前記リレーの機械式接点によって構成されている。
この制御装置によれば、モータの巻線群の各々が複数の巻線要素で構成されていて、切替機構部が、モータの運転状態に応じて、巻線要素を直列に接続した直列巻線状態と、巻線要素を並列に接続した並列巻線状態との間で接続状態を切り替える。従って、モータに設けられている巻線を効率的に利用しながら、巻線状態を切り替えることにより、トルクおよび回転数の広い範囲にわたってモータ性能を拡大できる。その結果、自動車が要求するような幅広い駆動力に対しても、電動発電機が安定して対応できる。
そして、切替機構部がリレーを含み、開閉することによって巻線状態を切り替える複数の接点の少なくとも1つが、そのリレーの機械式接点によって構成されている。従って、多数の電子部品を用いた複雑な電子回路や、複雑な機械的構造を回避でき、安価かつ簡素な構造で、円滑な巻線の切り替えを実現できる。
前記制御装置はまた、前記複数の接点は、前記直列巻線状態および前記並列巻線状態のいずれか一方に、前記巻線群の各々を切り替える3つの前記機械式接点からなり、前記リレーが、前記3つの機械式接点を構成する、固定端子および可動端子からなる複数の端子と、前記可動端子を支持する可動部と、前記制御部の制御に従って前記可動部を作動させる1つの作用部と、を有し、前記作用部が前記可動部を作動させることにより、前記3つの機械式接点の開閉状態が同時に切り替わる、としてもよい。
そうすれば、作動部を作動させるだけで、3つの機械式接点の開閉状態が同時に切り替わるので、半導体スイッチ等を用いた電気式接点よりも、よりいっそう安価かつ簡素な構造で切替機構部を実現できる。
しかも、一つの動作で、各巻線群が直列巻線状態および並列巻線状態のいずれかに切り替わるように構成されているので、直列巻線状態か並列巻線状態のいずれか一方に、確実に切り替えることができる。従って、制御の安定性の面でも優れる。
前記制御装置はまた、前記制御部が、前記機械式接点が開閉されるタイミングで、当該機械式接点を流れる交流が略ゼロとなるように、前記インバータを制御する、としてもよい。
機械式接点を切り替える場合、接点に電流が流れている状態で機械式接点を開閉すると、過電流などにより、機械式接点が損傷するおそれがある。また、機械式接点の場合、瞬時に切り替えることができる電気式接点と異なり、切り替えに時間を要する。
それにより、その間、モータに電力供給は行われないため、モータが出力するトルクはゼロになる(ゼロトルク期間が発生)。その結果、出力トルクが不連続になり、トルクショックが発現するおそれがある。
それに対し、機械式接点が開閉されるタイミングで、機械式接点を流れる交流が略ゼロとなるように、インバータを制御するようにすれば、電流が略ゼロであるので、機械式接点を開閉しても、その損傷を回避できる。そして、機械式接点を切り替える時間を確保して、出力トルクが不連続になっても、その影響を抑制できるので、トルクショックも抑制できる。
前記制御装置はまた、前記複数の接点は、前記直列巻線状態および前記並列巻線状態のいずれか一方に、前記巻線群の各々を切り替える3つの接点からなり、前記切替機構部が、電気回路で構成された電子切替スイッチを更に含み、前記3つの接点が、前記リレーの機械式接点と、前記電子切替スイッチの電気式接点とによって構成されている、としてもよい。
この場合も、切替機構部の接点の一部が、リレーの機械式接点によって構成されているので、多数の電子部品を用いた複雑な電子回路や、複雑な機械的構造を回避でき、安価かつ簡素な構造で、円滑な巻線の切り替えを実現できる。
しかも、この場合、詳細は後述するが、機械式接点と電気式接点とを所定の配置とすることで、モータの通電中でも、ゼロトルク期間を発生させることなく連続的に、巻線状態を切り替えることが可能になる。また、リレーが損傷した場合でも、モータの駆動を安定して維持できる利点もある。
前記制御装置はまた、前記制御部が、前記機械式接点が開閉されるタイミングで、前記電子切替スイッチを通じて補正電流を供給することにより、前記機械式接点および前記電子切替スイッチと対応している前記巻線群に流れる交流が補正されるよう、前記切替機構部および前記インバータを制御する、としてもよい。
巻線状態の切り替えに伴ってモータのトルク定数が変化する。従って、連続的に切り替えることができても、トルク定数の変化に起因して、トルクショックが発生する。それに対し、この場合、切り替えの過渡時に、電子切替スイッチを通じて巻線群に補正電流を供給することができるので、補正電流によって出力トルクの変動を抑制できる。
開示する技術によれば、安価かつ簡素な構造で円滑な巻線の切り替えが実現できるので、電動発電機で、自動車が要求するような幅広い駆動力に対しても安定して対応できるようになる。
開示する技術を適用した車両の要部を示す概略図である。 制御装置の主な構成を示すブロック図である。 モータおよび切替機構部の構成を示す模式図である。 ステータの巻線構造を示す概略図である。 直列巻線状態を示す概略図である。 並列巻線状態を示す概略図である。 直列巻線状態および並列巻線状態の各々の場合でのモータ特性を示す図である。 切替機構部の構造を示す概略図である。 巻線状態の切替制御の一例である。 モータ通電中の巻線状態の切り替え時(直列巻線状態から並列巻線状態への切り替え)における相電流の一例を示す図である。 図8に対応した切替制御の一例である。 応用例の制御装置における切替機構部の構造を示す概略図である。 応用例の制御装置における、モータ通電中の巻線状態の切替制御(直列巻線状態から並列巻線状態への切り替え)における相電流の一例を示す図である。 図11に対応した切替制御の一例である。 応用例の制御装置における、モータ通電中の巻線状態の切替制御(並列巻線状態から直列巻線状態への切り替え)における相電流の一例を示す図である。 図13に対応した切替制御の一例である。
以下、開示する技術の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
<車載例>
図1に、開示する技術を適用した車両1を示す。例示の車両1は、いわゆるハイブリッド車である。車両1には、エンジン2、電動発電機3、低電圧電源4、PCM5(制御部の一例)などが搭載されている。電動発電機3は、モータ30、切替機構部31、インバータ32などで構成されている。そして、電動発電機3を制御する制御装置は、これら装置30,31,32とともに、PCM5や、後述するセンサ9a~9dなどを含んで構成されている。
エンジン2は、燃料を燃焼することによって車両1の動力を発生させる周知の内燃機関である。エンジン2には、燃料タンクや吸排気システムなどが付設されている(これらは公知であるため、図示は省略)。エンジン2のクランクシャフト2aは、クラッチ6を介してモータ30の回転軸30aに直列した状態で連結されている。モータ30の回転軸30aは、トランスミッション7、デファレンシャルギア8等を介して、車両1の駆動輪1aに接続されている。トランスミッション7は、クラッチとしても機能する。
クラッチ6を連結した状態で、エンジン2を駆動することにより、車両1は、通常の車両と同様に、燃料の燃焼によって走行することができる。また、クラッチ6を切り離した状態で、モータ30を駆動することにより、電動で走行することもできる。更に、クラッチ6を連結した状態で、エンジン2およびモータ30を駆動することにより、車両1は、燃料の燃焼と電動の双方で走行することができる。
また、車両1の制動時に、例えばクラッチ6を切り離した状態にすることで、駆動輪1aの回転力でモータ30を回転させることができる。それにより、モータ30を発電機として機能させ、運動エネルギーを電気エネルギーとして低電圧電源4に回収することもできる。この車両1は、いわゆるパラレル式のハイブリッド車である。
低電圧電源4は、直流電源である。低電圧電源4の具体例は、例えば、充放電が可能な二次電池であり、48Vの、比較的低い電圧(定格電圧)が用いられている。なお、車両1には、装備されている電装品に電力を供給するため、低電圧電源4とは別に、定格電圧が12Vのバッテリも搭載されている(図示は省略)。
低電圧電源4は、インバータ32および切替機構部31を介して、モータ30と電気的に接続(以下、単に接続ともいう)されている。インバータ32は、直流電力を交流電力に変換して出力する装置(公知の装置であるため、その詳細は省略)である。インバータ32は、PCM5から入力される制御信号に基づいて、低電圧電源4から入力される直流電力を、位相が異なる3相の交流電力(いわゆるU相、V相、およびW相の3相)に変換し、モータ30に出力する。インバータ32は、これら3相の交流電力をモータ30に供給することで、モータ30を駆動制御する。
切替機構部31は、モータ30とインバータ32との間に介在するように接続されている。切替機構部31は、機能的には、モータ30とインバータ32との間に介在していればよいが、この実施形態の切替機構部31は、モータ30と一体的に設けられている。モータ30と切替機構部31を一体的に設けることで、後述するように配線が簡略化され、制御装置の構造を簡素にできる利点がある。他方、切替機構部31をモータ30から分離して配置することで、モータ30の発熱の影響を抑制できるので、切替機構部31に要求される耐熱性を軽減できる利点がある。
PCM5(パワートレイン制御モジュール)は、例えば、エンジン2やモータ30の駆動を制御するなど、車両1の運転を総合的に制御する装置である。PCM5は、周知のマイクロコンピュータをベースとするコントローラーであって、図2に示すように、プログラムを実行するCPU5aと、RAMやROMなどによって構成されていてプログラムおよびデータを格納するメモリ5bと、電気信号の入出力をする入出力バス5c(I/Oバス)と、を備えている。
PCM5には、エンジン2やモータ30の運転状態を検知する各種のセンサ(計測部の一例)が接続されている。例えば、水温センサ9a(エンジン2に取り付けられかつ、その冷却水の温度を計測するセンサ)、クランク角センサ9b(エンジン2に取り付けられかつ、クランクシャフト2aの回転角を計測するセンサ)、アクセル開度センサ9c(車両1のアクセルペダル機構に取り付けられかつ、アクセルペダルの操作量に対応したアクセル開度を計測するセンサ)、モータセンサ9d(モータ30に取り付けられかつ、回転軸30aの回転角を計測するセンサ)などが接続されている。車両1の運転中は、これらセンサから出力される検出信号が、常時、PCM5に入力されるように構成されている。また、インバータ32には、インバータ32を流れる電流値を計測する電流計が設けられている。電流計から出力される信号も、常時、PCM5に入力される(電流計も計測部の一例)。
PCM5は、また、エンジン2とともに、インバータ32および切替機構部31と接続されている。PCM5は、上述したセンサ9a~9dなどから入力される検出信号に基づいて、インバータ32および切替機構部31に制御信号を出力し、これらを制御する。それにより、モータ30は、車両1の運転状態に応じて駆動制御される。
(モータ30)
図3Aに、モータ30および切替機構部31を模式的に示す。本実施形態のモータ30は、いわゆる永久磁石同期モータである。モータ30は、ステータ30bおよびロータ30cを有している。ロータ30cは、回転軸30aと一体に設けられている。ロータ30cには、その全周にわたって複数の永久磁石30dが等間隔に配置されている。これら永久磁石30dは、N極とS極とが周方向および径方向の各々に交互に並ぶように配置されており、ロータ30cの磁極を構成している。
ステータ30bは、略円筒状に構成されており、その内周面が、ロータ30cの外周面と僅かな隙間を隔てて対向するように、ロータ30cの周囲に配置されている。ステータ30bは、磁性体からなるステータコア30eと、複数のコイル30fと、を有している。ステータコア30eは、その全周にわたって複数のスロットが等間隔に配置されている。コイル30fは、これらスロットを通じ、所定の順序で被覆電線を巻回することによって構成されている。
それにより、ステータ30bには、図3Bに示すように、U相群、V相群、およびW相群からなる、3つの異なる巻線群50が設けられている。これら巻線群50は、互いに中性点51で接続されている(いわゆるY結線またはスター結線)。巻線群50の各々は、略同じ巻き数からなる2つの巻線要素(第1巻線要素50aおよび第2巻線要素50b)を有し、これら巻線要素50a,50bを直列に接続して構成されている。各相の巻線群50には、各々の入力端子を通じて、インバータ32から異なる位相で交流が供給される。
(切替機構部31)
切替機構部31は、モータ30からの出力で、車両1の運転に適した幅広い駆動力が得られるように、これら巻線群50の接続状態を切り替える機能を有している。
具体的には、図4Aおよび図4Bに示すように、切替機構部31は、U相群、V相群、およびW相群の各相の巻線群50別に、3つの接点を構成する第1のスイッチ61および第2のスイッチ62を有している。第1のスイッチ61は、第1巻線要素50aと第2巻線要素50bとの間に配置されている。各相の巻線群50は、第1巻線要素50aを迂回する第1バイパス配線63を有し、第1のスイッチ61は、第1バイパス配線63とも接続可能に構成されている。
各相の巻線群50はまた、第1のスイッチ61および第2巻線要素50bを迂回するように、第1巻線要素50aと第2のスイッチ62との間の部位と、中性点51との間を接続する第2バイパス配線64を有している。第2のスイッチ62は、この第2バイパス配線64に配置されている。なお、各相の巻線群50の構造は同じである。そのため、これら図では、U相群のみ、具体的な構造を表示し、V相群およびW相群の構造は省略している(以降もU相群を例に説明する)。
切替機構部31は、各相の巻線群50にある2つのスイッチ61,62を所定の状態とすることにより、モータ30の運転状態に応じて、図4Aに示すような、2つの巻線要素50a,50bを直列に接続した状態(直列巻線状態)か、図4Bに示すような、2つの巻線要素50a,50bを並列に接続した状態(並列巻線状態)か、のいずれか一方に、U相、V相、およびW相の各巻線群50の接続状態を切り替える。
図4Aに示すように、各相の巻線群50の接続状態が直列巻線状態になると、供給される交流電力に対して、コイル30fの巻数を実質的に増やしたのと同じ状態になる(インダクタンスが増加)。その結果、これら巻線群50への通電時に発生する磁石との鎖交磁束が増大するので、高トルクが得られる。
一方、巻数の増大に伴って、電磁誘導により、回転するロータ30cの永久磁石30dとの間で、強い逆起電力が発生する。その結果、回転数の増加に伴って、実質的に供給電圧が低下していくのと同じ状態になるので、駆動可能な回転数が低下する。また、強い逆起電力の発生により、磁束を弱めるための電流が増加するため、エンジン2を駆動した場合でも、回転数が高くなると、高い効率が得られない。
一方、図4Bに示すように、各相の巻線群50の接続状態が並列巻線状態になると、供給される交流電力に対して、コイル30fの巻数を実質的に減らしたのと同じ状態になる(インダクタンスが減少)。その結果、これら巻線群50への通電時に発生する磁石との鎖交磁束が減少し、それに伴って逆起電力が抑制されるので、駆動可能な回転数を高めることができ、高回転が可能になる。しかし、磁石との鎖交磁束は減少するので、高トルクが得られない。
図5に、これら直列巻線状態および並列巻線状態の各々の場合でのモータ特性に対応した、モータ30の運転領域を例示する。実線が、直列巻線状態のモータ特性に対応した運転領域を示している。破線が、並列巻線状態のモータ特性に対応した運転領域を示している。
図5において、縦軸は、モータ出力によるトルクの高低を表し、横軸は、モータ出力による回転数の高低を表している。横軸の上側は、電動機としてのモータ30の運転領域、すなわち力行時の領域であり、横軸の下側は、発電機としてのモータ30の運転領域、すなわち回生時の領域である。
直列巻線状態では、低回転で相対的に高いトルクT1(T1’)が出力可能であるが、相対的に低い回転数R1までしか出力できない。対して、並列巻線状態では、相対的に高い回転数R2まで出力可能であるが、低回転でも相対的に低いトルクT2(T2’)までしか出力できない。
それに対し、この電動発電機3では、直列巻線状態および並列巻線状態のいずれか一方を選択して利用できるように構成されている。従って、これら双方のモータ特性を発揮させることが可能になり、モータ30の出力により、低回転高トルクから高回転低トルクまで、車両1の運転に適した幅広い駆動力が得られるようになっている。
(切替機構部31の具体的構造)
本実施形態の制御装置では、切替機構部31がリレー70(いわゆる継電器)を含み、図4A等に示す、第1のスイッチ61および第2のスイッチ62が、1つのリレー70によって構成されている。リレー70は、互いに分離された第1巻線要素50aと第2巻線要素50bとの間に介在して、これらを接続するように構成されている。なお、巻線群50の構成では、便宜上、入力端子が有る方を上流側、中性点51が有る方を下流側として説明する。
図6に、そのリレー70の具体例を示す。リレー70は、電磁石71、揺動板72、フレーム73、コイルバネ74(弾性部材)、第1固定端子75、第2固定端子76、第3固定端子77、第1可動端子78、第2可動端子79などで構成されている。電磁石71は作用部の一例であり、揺動板72、フレーム73、およびコイルバネ74は、可動部の一例である。
第1可動端子78、第1固定端子75、および第3固定端子77は、第1のスイッチ61を構成し、第2可動端子79および第2固定端子76は、第2のスイッチ62を構成している。第1可動端子78は、第2巻線要素50bの上流側に接続されている。第1固定端子75は、第1バイパス配線63を介して第1巻線要素50aの上流側に接続されている。
第3固定端子77は、第1巻線要素50aの下流側に接続されている。第2可動端子79は、第2バイパス配線64の一部を介して中性点51に接続されている。第2固定端子76は、第2バイパス配線64の一部を介して第1巻線要素50aの下流側に接続されている。
揺動板72の主体は、絶縁性の部材からなる。揺動板72の下面(電磁石71の側)には、図示しないが磁性体が取り付けられている。揺動板72の一方の端部(基端部)は、フレーム73に回動可能に支持されている。揺動板72の基端部は、コイルバネ74により、その他方の端部(先端部)が、図6において上向きに回動するように付勢されている。
その揺動板72の先端部の離れた位置に、第1可動端子78および第2可動端子79が取り付けられている。これら第1可動端子78および第2可動端子79と接触して、揺動板72の上向きの回動を阻止するように、第1固定端子75および第2固定端子76が、フレーム73に配置されている。第1固定端子75と第1可動端子78とが互いに接触する接触部位には、第1接点81が設けられている。
第2固定端子76と第2可動端子79とが互いに接触する接触部位には、第2接点82が設けられている。そして、第1固定端子75の下方には、第1固定端子75と対向するように、第3固定端子77が配置されている。
電磁石71は、磁性体と対向するように、揺動板72の下方に配置されている。電磁石71は、PCM5と接続されている。PCM5の制御に基づいて電磁石71が通電されると、電磁石71に磁力が発生する。それにより、コイルバネ74の付勢力に抗して揺動板72は下方に揺動する。その結果、第1可動端子78および第2可動端子79は、第1固定端子75および第2固定端子76から離れ、第1可動端子78は第3固定端子77に接触する。第1可動端子78と第3固定端子77とが互いに接触する接触部位には、第3接点83が設けられている。
すなわち、電磁石71が通電されることにより、第1~第3の、3つの機械式接点81,82,83の開閉状態が同時に切り替わる。その結果、図4Bに示す並列巻線状態から、図4Aに示す直列巻線状態に切り替わる。切替機構部31は、無通電状態(いわゆるノーマル状態)では、並列巻線状態となるように設計されている。電磁石71の通電が停止されると、直列巻線状態から並列巻線状態に切り替わる。
このように、1つの電磁石71への通電の有無により、3つの機械式接点81,82,83の開閉状態が同時に切り替わる、切替専用のリレー70を用いることで、半導体スイッチ等を用いた電気式接点よりも、安価かつ簡素な構造で切替機構部31を実現できる。
しかも、各巻線群50が直列巻線状態および並列巻線状態のいずれかに切り替わるように構成されているので、直列巻線状態か並列巻線状態のいずれか一方に、確実に切り替えることができ、制御の安定性の面でも優れる。
更に、図3Aに示すように、切替機構部31とモータ30との間には、巻線群50ごとに、インバータ32から交流を供給する1つの配線と、第1および第2のスイッチ62を制御する2つの配線とからなる、総計6つの配線が設けられる。それに対し、この制御装置では、上述したように、切替機構部31がモータ30と一体的に設けられている。従って、配線が簡略化され、制御装置の構造が簡素化されている。
(巻線状態の切替制御例)
図7に、PCM5によるモータ30の巻線状態の切替制御の一例を示す。例示の切替制御は、エンジン2の始動時等、車両1が停止した状態から走行を開始する場合を示している。
本実施形態の車両1では、モータ30は、主に、エンジン2の始動時、車両1の発進時、および車両1の後退時に駆動される。車両1の発進時や後退時には、エンジン2による駆動をアシストする状態でモータ30が駆動される。エンジン2を使用せず、モータ30単独で車両1の発進や後退を行ってもよい。
車両1が走行している状態では、通常、エンジン2が駆動される。すなわち、主にエンジン2を駆動源として、車両1は走行する。車両1が走行している状態では、モータ30は、必要に応じてエンジン2の駆動をアシストするか、制動時に発電機として用いられる。
上述したように、切替機構部31の機械式接点81,82,83は、無通電状態では、並列巻線状態となるように設計されている。並列巻線状態では、高速に有利なモータ30特性を発揮できる。従って、何らかのトラブルによってモータ30への電力供給が遮断されても、エンジン2の駆動によって車両1を円滑に運転することができる。
車両1の操作が開始されて電源が投入されると、PCM5には、常時、センサ9a~9dなどから検出信号が入力される。そして、車両1が停止した状態から走行を開始する際、PCM5は、モータ30の巻線状態の切り替えを制御するために、クランク角センサ9bやアクセル開度センサ9c等の、所定のセンサの情報を読み込む(ステップS1)。
PCM5は、水温センサ9aから入力される検出信号に基づいて、エンジン冷却水の水温が所定の基準温度T未満か否かを判定する(ステップS2)。すなわち、エンジン2が十分に暖まった状態(暖気状態)であるか否かを判定する。基準温度Tは、任意の設定値であり、予めメモリ5bに設定されている。
エンジン冷却水の水温が所定の基準温度T以上である場合(ステップS2でNo)、PCM5は、並列巻線状態を維持し、リターンする。すなわち、PCM5は、各巻線群50を並列巻線状態のままにして、モータ30を駆動し、エンジン2を始動したり、車両1を発進させたり、車両1を後退させたりする。エンジン2が暖気状態であるので、高トルクが得られない並列巻線状態であっても、モータ30でエンジン2を円滑に始動させることができる。
エンジン冷却水の水温が所定の基準温度T未満にならない限り、並列巻線状態が維持されるので、切替制御の頻度を抑制することができ、効率的な制御が行える。
一方、エンジン冷却水の水温が所定の基準温度T未満である場合(ステップS2でYes)、PCM5は、クランク角センサ9bの検出信号に基づいて、エンジン2が駆動しているか否かを判定する(ステップS3)。エンジン2が駆動している場合には(ステップS3でNo)、並列巻線状態を維持し、リターンする。高トルクが得られなくても、エンジン2と協働して円滑に車両1を発進させたり後退させたりできる。
エンジン2が駆動していない場合には(ステップS3でYes)、各巻線群50を直列巻線状態に切り替える(ステップS4)。モータ30は回転していないので、支障なく切り替えることができる。
そうして、PCM5は、クラッチ6を連結し、エンジン2をモータ30で始動させる(ステップS5)。モータ30は、高トルクが発生できる直列巻線状態であるので、冷間時のエンジン2であっても、安定してエンジン2を始動させることができる。
そして、PCM5は、モータセンサ9dの検出信号に基づいて、モータ30の回転数が所定の低回転領域か否かを判定する(ステップS6)。この低回転領域は、モータ30の運転可能な回転領域を二等分した場合の、低回転側の領域としてもよい。また、低回転領域は、モータ30の運転可能な回転領域を三等分した場合の、最も低回転側の領域としてもよい。
そして、モータ30の回転数が所定の低回転領域に達した場合に(ステップS6でYes)、PCM5は、各巻線群50を並列巻線状態に切り替える(ステップS7)。すなわち、エンジン2が始動して、ある程度の回転数に達すれば、直ちに並列巻線状態に切り替える。
モータ30の巻線状態は、主に、並列巻線状態が用いられ、直列巻線状態は、主にエンジン2の始動などの限られた状態で用いられる。また、モータ30が発電機として使用される場合には、回転数の高低に関係無く、並列巻線状態が用いられる。それにより、巻線状態を切り替える頻度を抑制している。
そして、そのような頻度の少ない巻線状態の切り替えを、低回転領域で行うことにより、次に説明するように、モータ30に電流が流れているときに巻線状態を切り替える場合に発生する、ゼロトルク期間の影響を抑制することができる。
(モータ通電中の巻線状態の切り替え)
機械式接点を切り替える場合、接点に電流が流れている状態で機械式接点を開閉すると、過電流などにより、機械式接点が損傷するおそれがある。また、機械式接点の場合、瞬時に切り替えることができる電気式接点と異なり、切り替えに時間を要する。
それにより、その間、モータ30に電力供給は行われないため、モータ30が出力するトルクはゼロになる。すなわち、ゼロトルク期間が発生する。その結果、出力トルクが不連続になり、車両1の走行に違和感を与えるトルクショックが発現するおそれがある。
そこで、この制御装置では、そのような不具合が抑制できるように、モータ30への通電中に巻線状態を切り替える場合の制御が工夫されている。具体的には、機械式接点81,82,83が開閉されるタイミングで、機械式接点81,82,83を流れる交流が略ゼロとなるように、PCM5がインバータ32を制御する。すなわち、各相の巻線群50を流れる相電流がゼロクロスとなるタイミングで、その巻線群50の機械式接点81,82,83を切り替える。
図8に、モータ通電中の巻線状態の切り替え時(直列巻線状態から並列巻線状態への切り替え)における相電流の一例を示す。また、図9に、その切替制御の一例を示す。相電流は交流であるため、巻線群50を流れる電流がゼロになる、ゼロクロスとなるタイミングが周期的に発生する。なお、ここでは直列巻線状態から並列巻線状態への切り替えを例示しているが、その逆である並列巻線状態から直列巻線状態への切り替えも、これと同様の方法で切り替えることができる。
PCM5は、モータ30の回転数が所定の低回転領域に達して、巻線状態の切替要求があった場合(ステップS10でYes)には、インバータ32の電流計から入力される検出信号に基づいて、切替対象となる巻線群50を流れる相電流がゼロクロスとなるタイミングを判定する(ステップS11)。
そうして、PCM5は、切替対象となる巻線群50を流れる相電流が略ゼロとなる、ゼロクロスまたはその近傍のタイミングで、インバータ32を制御し、電流を所定期間(例えば、数ms)、ゼロに維持する(ステップS12)。そうすることで、図8に示すt0の期間(無通電期間)を確保する。
PCM5は、無通電期間中に、切替機構部31を制御して機械式接点81,82,83を開閉し、巻線状態を切り替える(ステップS13)。ゼロクロス又はその近傍のタイミングであれば、巻線群50を流れる電流は略ゼロであるので、電流を円滑にゼロにできる。電流が略ゼロであるので、機械式接点81,82,83を切り替える時間を確保して、出力トルクが不連続になっても、その影響を抑制できる。
更に、直列巻線状態と並列巻線状態とでは、トルク定数が異なる。そのため、図8に仮想線で示すように、直列巻線状態と同じ電流値で並列巻線状態に切り替えると、出力トルクに差が生じる。すなわち、トルクショックが発生するおそれがある。
そこで、PCM5は、無通電期間中に、トルク定数の差に合わせて、インバータ32を制御し、図8に実線で示すように、相電流の大きさを調整する(ステップS14)。その結果、出力トルクは、切り替えの前後で略一定となり、トルク定数の差に起因するトルクショックを抑制できる。
回転数が高いと、相対的にゼロトルク期間が大きくなるため、トルクショックの影響を受け易い。それに対し、この制御装置では、上述したように、回転数が低い状態で切り替えられるので、トルクショックの影響を抑制できる。
(応用例)
上述した実施形態では、切替専用のリレー70を用いることにより、切替機構部31の接点81,82,83を全て機械式接点で構成した制御装置を例示した。この応用例では、リレー70と共に、電気回路で構成された電子切替スイッチ100を用い、切替機構部31の接点を機械式接点と電気式接点とで併用した制御装置を例示する。なお、この応用例でも、上述した実施形態と同じ車両1などに適用するものとして説明する。従って、同じ構成や部材の説明は省略し、異なる内容について具体的に説明する。
図10に、図6に対応した、この制御装置の切替機構部31の具体例を示す。上述したように、切替機構部31は、U相群、V相群、およびW相群の各相の巻線群50別に、第1のスイッチ61および第2のスイッチ62を有している。この切替機構部31では、第1のスイッチ61がリレー70’で構成され、第2のスイッチ62が、電子切替スイッチ100で構成されている。
電子切替スイッチ100は、ダイオードブリッジ、半導体スイッチ、ダイオードなどが配置された電気回路で構成されている。電子切替スイッチ100は、公知の構造であるため、その具体的な説明は省略する。
このリレー70’は、上述した実施形態のリレー70とは基本的構造は同じであるが、第2可動端子79および第2固定端子76が無い点で、上述した実施形態のリレー70と異なる。すなわち、この制御装置では、第1接点81および第3接点83が機械式接点で構成され、第2接点82が電気式接点で構成されている。
この切替機構部31によれば、簡素な構造の機械式リレー70’と、従来の電子切替スイッチ100とで構成できるので、電子切替スイッチ100を用いても、構造の複雑化を回避できる。そして、安価かつコンパクトに実現できる。
更に、このような構造の切替機構部31によれば、モータ30の通電中でも、ゼロトルク期間を発生させることなく連続的に、巻線状態の切り替えが可能になる。そして、この制御装置では、その巻線状態の切り替え時のトルクショックが抑制できるように工夫されている。
具体的には、PCM5は、機械式接点が開閉されるタイミングで、電子切替スイッチ100を通じて補正電流を供給する。そうすることにより、切替対象の巻線群50に流れる交流が補正されるよう、切替機構部31およびインバータ32を制御する。
PCM5は、直列巻線状態から並列巻線状態へ切り替える時には、ゼロクロスとなるタイミングに限らず、任意のタイミングで、トルクを連続して出力しながら巻線状態を切り替える。PCM5は、並列巻線状態から直列巻線状態への切り替え時は、ゼロクロスとなるタイミングで、トルクを連続して出力しながら巻線状態を切り替える。
(直列巻線状態から並列巻線状態への切り替え)
図11に、モータ通電中の巻線状態の切替制御(直列巻線状態から並列巻線状態への切り替え)における相電流の一例を示す。また、図12に、その切替制御の一例を示す。
PCM5は、モータ30の回転数が所定の低回転領域に達して、巻線状態の切替要求があった場合には(ステップS20でYes)、切替機構部31を制御し、電子切替スイッチ100のスイッチをオンにする(ステップS21)。このタイミングは、ゼロクロスとなるタイミングに限らない任意のタイミングである。図11では、ポイントP1で電子切替スイッチ100のスイッチがオンになる。
それにより、図11に破線で示す左側の模式図のように、第2のスイッチ62が開状態から閉状態になり、第2巻線要素50bが第2バイパス配線64と並列に接続された状態となる。それに伴い、トルク定数が変化するので、PCM5は、その分を補正する補正電流を加えた状態で、相電流が並列巻線状態の電流値に切り替わるように、インバータ32を制御する。
このとき、切替対象の巻線群50は、電子切替スイッチ100を介して中性点51と接続されているので、切替対象の巻線群50に相電流および補正電流を供給することができる。トルクを出力しながら切り替えても、相電流および補正電流により、出力トルクの変動を抑制できる。
PCM5は、電子切替スイッチ100のスイッチをオンにするのと同時か僅かに遅れて、切替機構部31を制御し、リレー70’の機械式接点81,83の切り替えを開始する(ステップS23)。第2巻線要素50bを流れる電流量は小さくなっているので、過電流の発生を回避でき、機械式接点81,83の損傷を抑制しながら切り替えることができる。
そうして、機械式接点81,83が切り替わる所定の切替期間t1を過ぎると、図11に破線で示す右側の模式図のように、第1接点81から第3接点83に切り替わり、機械式接点81,83の切り替えが終了する。図11ではポイントP2で第3接点83が閉になる。
PCM5は、機械式接点81,83の切り替えが終了すると(ステップS24でYes)、それと同時のタイミングでインバータ32を制御し、補正電流の供給を停止する(ステップS25)。それにより、モータ30は、トルクを連続的に出力しながら、機械式接点のみの場合よりも高速で、直列巻線状態から並列巻線状態へと移行する。
(並列巻線状態から直列巻線状態への切り替え)
図13に、モータ通電中の巻線状態の切替制御(並列巻線状態から直列巻線状態への切り替え)における相電流の一例を示す。また、図14に、その切替制御の一例を示す。
PCM5は、モータ30の回転数が所定の低回転領域に達して、巻線状態の切替要求があった場合には(ステップS30でYes)、インバータ32の電流計から入力される信号に基づいて、切替対象となる巻線群50を流れる相電流がゼロクロスとなるタイミングを判定する(ステップS31)。
そうして、PCM5は、切替対象となる巻線群50を流れる相電流が略ゼロとなる、ゼロクロスまたはその近傍のタイミングで、切替機構部31を制御し、機械式接点81,83の切り替えを開始する(ステップS32)。図13では、ポイントP3で機械式接点81,83の切り替えが開始される。
それにより、図13に破線で示す左側の模式図のように、第1接点81が開状態になり、第1巻線要素50aが第2バイパス配線64と直列に接続された状態となる。それに伴い、トルク定数が変化するので、PCM5は、その分を補正する補正電流を加え、出力トルクの変動が抑制されるように、インバータ32を制御する(ステップS33)。
そうして、機械式接点81,83が切り替わる所定の切替期間t2を過ぎると、図13に破線で示す右側の模式図のように、機械式接点81,83の切り替えが終了し、第3接点83が閉になる(図13ではポイントP4のタイミング)。すなわち、第2巻線要素50bが第2バイパス配線64と並列に接続された状態となる。
PCM5は、機械式接点81,83の切り替えが終了すると(ステップS34でYes)、それと同時のタイミングで、切替機構部31を制御し、図13に破線で示す右側の模式図の状態から、第2のスイッチ62をオフにする(ステップS35)。第2のスイッチ62は電子切替スイッチ100なので、瞬時にオフできる。
それと同時に、インバータ32を制御し、相電流の値を直列巻線状態に変更する(ステップS36)。それにより、モータ30は、トルクを連続的に出力しながら、機械式接点のみの場合よりも高速で、並列巻線状態から直列巻線状態巻線状態へと移行する。
この応用例の制御装置の場合、リレー70’が損傷した場合でも、車両1の安定した走行が維持できる利点もある。例えば、第3接点83が固着した場合には、電子切替スイッチ100をオンオフすることで、直列巻線状態と、高回転に有利な巻線状態(減数巻線状態)とに簡易的に切り替えることができる。ただし、減数巻線状態では、第2巻線要素50bは第2バイパス配線64で短絡されるため、第1巻線要素50aのみが使用される。
また、第1接点81が固着した場合、あるいは、第1接点81および第3接点83のいずれにも接触しない状態になった場合には、電子切替スイッチ100をオンの状態に保持することで、並列巻線状態に維持できる。並列巻線状態は、高速に有利なモータ特性を発揮できる。従って、エンジン2の駆動により、車両1を円滑に運転することができる。
なお、開示する技術は、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。例えば、開示する技術が適用できるのは、HEVに限らない。開示する技術は、駆動源としてモータのみを搭載する電気自動車にも好適である。モータの構造も一例である。
1 車両
2 エンジン
3 電動発電機
4 低電圧電源
5 PCM(制御部の一例)
30 モータ
31 切替機構部
32 インバータ
50 巻線群
70 リレー
81 第1接点
82 第2接点
83 第3接点

Claims (5)

  1. 複数の異なる巻線群が設けられたモータと、前記巻線群の各々に、位相の異なる交流を供給することによって前記モータを駆動制御するインバータと、前記モータと前記インバータとの間に接続された切替機構部とを含み、電動走行が可能な車両に搭載される電動発電機の制御装置であって、
    前記モータの運転状態を検知する計測部と
    前記計測部から入力される信号に基づいて、前記インバータおよび前記切替機構部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記巻線群の各々は、複数の巻線要素で構成され、
    前記切替機構部は、前記モータの運転状態に応じて、前記巻線要素を直列に接続した直列巻線状態と、前記巻線要素を並列に接続した並列巻線状態との間で、開閉することによって前記巻線群の各々の接続状態を切り替える、複数の接点を有し、
    前記切替機構部がリレーを含み、前記複数の接点の少なくとも1つが前記リレーの機械式接点によって構成されてい
    前記モータの通電中に前記巻線状態を切り替える時には、前記制御部が、前記機械式接点が開閉されるタイミングで、当該機械式接点を流れる相電流が略ゼロとなる所定の無通電期間が確保されるように、前記インバータを制御するとともに、当該無通電期間中に前記巻線状態のトルク定数の差に合わせて前記相電流の大きさを調整する、電動発電機の制御装置。
  2. 請求項1に記載の電動発電機の制御装置において、
    前記複数の接点は、前記直列巻線状態および前記並列巻線状態のいずれか一方に、前記巻線群の各々を切り替える3つの前記機械式接点からなり、
    前記リレーが、
    前記3つの機械式接点を構成する、固定端子および可動端子からなる複数の端子と、
    前記可動端子を支持する可動部と、
    前記制御部の制御に従って前記可動部を作動させる1つの作用部と、
    を有し、
    前記作用部が前記可動部を作動させることにより、前記3つの機械式接点の開閉状態が同時に切り替わる、電動発電機の制御装置。
  3. 請求項1または2に記載の電動発電機の制御装置において、
    前記巻線群の各々は、
    第1巻線要素および第2巻線要素と、
    第1バイパス配線および第2バイパス配線と、
    を有し、
    互いに中性点で接続されていて、
    前記切替機構部は、前記モータの運転状態に応じて、前記第1巻線要素および前記第2巻線要素を直列に接続した直列巻線状態と、前記第1巻線要素および前記第2巻線要素を並列に接続した並列巻線状態との間で、開閉することによって前記巻線群の各々の巻線状態を切り替える複数の接点を構成する第1および第2のスイッチを有し、
    前記第1のスイッチは、前記第1巻線要素と前記第2巻線要素との間に配置されるとともに前記第1巻線要素を迂回する前記第1バイパス配線と接続可能に構成され、
    前記第2のスイッチは、前記第1のスイッチおよび前記第2巻線要素を迂回して前記中性点に接続されている前記第2バイパス配線に配置されている、電動発電機の制御装置。
  4. 複数の異なる巻線群が設けられたモータと、前記巻線群の各々に、位相の異なる交流を供給することによって前記モータを駆動制御するインバータと、前記モータと前記インバータとの間に接続された切替機構部とを含み、電動走行が可能な車両に搭載される電動発電機の制御装置であって、
    前記モータの運転状態を検知する計測部と、
    前記計測部から入力される信号に基づいて、前記インバータおよび前記切替機構部を制御する制御部と、
    を備え、
    前記巻線群の各々は、互いに中性点で接続されている複数の巻線要素で構成され、
    前記切替機構部は、前記モータの運転状態に応じて、前記巻線要素を直列に接続した直列巻線状態と、前記巻線要素を並列に接続した並列巻線状態との間で、開閉することによって前記巻線群の各々の接続状態を切り替える、複数の接点を有し、
    前記複数の接点は、前記直列巻線状態および前記並列巻線状態のいずれか一方に、前記巻線群の各々を切り替える3つの接点からなり、
    前記切替機構部が、半導体スイッチを含む電気回路で構成された電子切替スイッチを更に含み、
    前記3つの接点が、前記リレーの機械式接点と、前記半導体スイッチの電気式接点とによって構成されていて、
    前記モータの通電中に前記巻線状態を切り替える時には、前記制御部が、前記機械式接点が開閉されるタイミングで、前記電子切替スイッチおよび前記中性点を通じて補正電流を供給することにより、前記機械式接点および前記電子切替スイッチと対応している前記巻線群に流れる相電流が前記巻線状態のトルク定数の変化に応じて補正されるよう、前記切替機構部および前記インバータを制御する、電動発電機の制御装置。
  5. 請求項4に記載の電動発電機の制御装置において、
    前記巻線群の各々は、
    第1巻線要素および第2巻線要素と、
    第1バイパス配線および第2バイパス配線と、
    を有し、
    前記切替機構部は、前記モータの運転状態に応じて、前記第1巻線要素および前記第2巻線要素を直列に接続した直列巻線状態と、前記第1巻線要素および前記第2巻線要素を並列に接続した並列巻線状態との間で、開閉することによって前記巻線群の各々の巻線状態を切り替える複数の接点を構成する第1および第2のスイッチを有し、
    前記第1のスイッチは、前記第1巻線要素と前記第2巻線要素との間に配置されるとともに前記第1巻線要素を迂回する前記第1バイパス配線と接続可能に構成され、
    前記第2のスイッチは、前記第1のスイッチおよび前記第2巻線要素を迂回して前記中性点に接続されている前記第2バイパス配線に配置されるとともに、前記電子切替スイッチは、前記第2バイパス配線に配置され、
    前記制御部が、前記機械式接点が開閉されるタイミングで、前記第2バイパス配線を通じて補正電流を供給することにより、前記機械式接点および前記電子切替スイッチと対応している前記巻線群に流れる相電流が前記巻線状態のトルク定数の変化に応じて補正されるよう、前記切替機構部および前記インバータを制御する、電動発電機の制御装置。
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