JP7204936B2 - 車体構造 - Google Patents

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Description

本発明は、一般に、車体構造に関する。より詳細には、本発明は、サイドルーフレール、Bピラー、ルーフボウ及びブラケットが交差して互いに連結され、ブラケットとルーフボウとの間の取り付け部は、サイドルーフレールとブラケットとの間の取り付け部よりも多い車体構造に関する。
自動車の車体構造は、様々なタイプの衝突事象への応答について常に試験されている。
本開示の1つの目的は、ブラケットをサイドルーフレール、Bピラー、及びルーフボウに取り付けることであり、ブラケットとルーフボウとの間の取り付け部は、サイドルーフレールとブラケットとの間の取り付け部よりも数が多くかつ強く、側部衝突事象に応答してブラケットがサイドルーフレールに隣接する領域で潰れるようにすることである。
公知の技術の状態に鑑みて、本開示の一態様は、サイドルーフレール、Bピラー及びブラケットを有する車体構造を提供することである。サイドルーフレールは、車両長手方向に延びる内側表面を有する。Bピラーは、ルーフレールの内側表面の一部を覆う上端部を有し、Bピラーはルーフレールから下方に延びている。ブラケットは、第1の部分と第2の部分とを有する。第1の部分は、Bピラーの上端部に固定して取り付けられる。ブラケットは、第1のリブと、第1のリブから離間した第2のリブとをさらに有する。第1のリブ及び第2のリブは、ブラケットの第1の部分からブラケットの第2の部分に向かって上方に延びている。ブラケットの第1の部分は、第1のリブと第2のリブとの間に位置するスロットをさらに画定する。
次に、本開示の一部を構成する添付図面を参照する。
例示的な実施形態による、車体構造を有する車両の斜視図である。
例示的な実施形態による、環状交差領域内で交差するサイドルーフレール、Bピラー、ルーフボウ及びブラケットを示すために、車両のトリム及び機械的構成要素を除去した車体構造の斜視図である。
例示的な実施形態による、車体構造の交差領域の斜視図であり、サイドルーフレール、Bピラー、ルーフボウ及びブラケットの間の接続を示す。
例示的な実施形態による、交差領域内のサイドルーフレール、Bピラー、ルーフボウ及びブラケットの部分の分解図である。
例示的な実施形態による、車体構造から取り外されたサイドルーフレールの一部の斜視図である。
例示的な実施形態による、車体構造から取り外されたブラケットの下向き表面の斜視図である。
例示的な実施形態による、車体構造から取り外されたブラケットの上面図であり、ブラケットの下向き表面を示す。
例示的な実施形態による、車体構造から取り外されたブラケットの底面図であり、ブラケットの上向き表面を示す。
例示的な実施形態による、車体構造から取り外されたブラケットの斜視図であり、ブラケットの下向き表面を示す。
例示的な実施形態による、車体構造から取り外されたブラケットの上向き表面の別の斜視図である。
例示的な実施形態による、車体構造から取り外されたルーフボウの外側部分の斜視図である。
例示的な実施形態による、車体構造から取り外されたルーフボウの外側部分の上面図である。
例示的な実施形態による、車体構造から取り外されたBピラーの内側パネルの上端の斜視図である。
例示的な実施形態による、ルーフボウとブラケットの断面を示す交差領域の斜視断面図であり、ルーフボウのリブがブラケットのリブの部分を覆っている。
例示的な実施形態による、ルーフボウとブラケットの断面図であり、ルーフボウをブラケットに取り付ける締結具を示す。
例示的な実施形態による、交差領域の斜視断面図であり、ルーフボウの第1の部分の第1及び第2のリブを示す。
例示的な実施形態による、車体構造の交差領域の断面図であり、完全に組み立てられた状態のBピラー、ルーフサイドレール、ブラケット及びルーフボウを示す。
例示的な実施形態による、Bピラーに対して後方の位置からの交差領域の斜視断面図であり、ルーフボウとブラケットの断面を示し、ルーフボウのリブがブラケットのリブの部分を覆っている。
例示的な実施形態による、図17に類似する車体構造の交差領域の別の断面図であり、ブラケットの一部がサイドルーフレールに隣接する領域及びそれに沿った領域において所定の態様で潰れた衝突事象後のBピラー、ルーフサイドレール、ブラケット、及びルーフボウを示す。
例示的な実施形態による、従来技術の車体構造の交差領域の断面図であり、衝突事象に応答して衝突エネルギーがルーフボウを変形させるように、Bピラーがルーフサイドレールへのより強い取り付け部を有している。
次に、図面を参照して、選択された実施形態について説明する。本開示から当業者には明らかなように、以下の実施形態の説明は、例示のためにのみ提供され、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物によって定義される本発明を限定することを意図していない。
最初に図1を参照すると、第1の実施形態による車体構造12を有する車両10が示されている。
車両10は、サスペンション、ステアリング、パワートレイン、電子及び客室構成要素等の多くの従来の特徴を含む。これらの特徴及び構成要素は従来の特徴であるので、簡潔にするために、さらなる説明は省略する。
図1に示すように、複数の異なる方向が、車両10に対して定義される。これらの方向には、車両の長手方向D、車両の内側方向D、及び車両の外側方向Dが含まれる。車両の内側方向D及び車両の外側方向Dは、車両10の仮想中心線に対して定義され、この仮想中心線は、車両10の車両長手方向Dに延びる。以下の説明における内側及び外側方向、内側向き表面及び外側向き表面への言及は、上記の車両定義方向に関するものである。
図2、図3及び図4に示すように、車両10の車体構造12は、多くの構造要素を含み、その多くが互いに溶接されている。車体構造12の様々な構造要素は、Aピラー14、Bピラー16、Cピラー18及びルーフ構造20を画定する。本明細書の図面及び記載から、Aピラー14は、Aピラー14の各々を画定するように互いに溶接されるか又は他のやり方で固定された複数の金属パネルを含むことが理解されるべきである。同様に、Bピラー16及びCピラー18の各々は、Bピラー16及びCピラー18の各々を画定するように互いに溶接されるか又は他のやり方で固定された複数の金属パネルを含む。同様に、ルーフ構造20は、ルーフ構造20を画定するように互いに溶接されるか又は他のやり方で固定された複数のパネルをさらに含む。
本明細書で以下に説明する車体構造12の特徴は、Bピラー16とルーフ構造20との交差領域22に位置している。これらの特徴は、以下により詳細に説明するように、所定のレベルの強度及び剛性を提供し、かつ車両10への衝突がBピラー16の1つに近接して位置する場合の衝突事象に応答して所定の特性を提供するように構成される。図2に示すように、車体構造12のこのような交差領域22は2つある。交差領域22内の構造は、それらが車両10の両側にある互いの対称鏡像であることを除いて、互いに同一である。交差領域22の1つの説明は、各交差領域22内の構造に等しく適用される。したがって、以下では、簡潔のために、交差領域22のうちの一方の領域内のみの構造について説明する。
図3及び図4は、交差領域22内の車体構造12のこれらの要素を示す。これらの要素は、以下により詳細に説明するように、Bピラー16の内側パネル26と、ルーフ構造20のサイドルーフレール28と、ルーフ構造20のルーフボウ30と、サイドルーフレール28、Bピラー16、及びルーフボウ30に取り付けられるブラケット32とを含む。
本明細書の図面及び記載から、Bピラー16は、従来のやり方で互いに溶接された複数の異なるパネルから構築されることが理解されるべきである。交差領域22内の構造を理解するために、簡略化のために、内側パネル26のみを以下に説明する。同様に、ルーフ構造20は、例えば、溶接技術及び/又は機械的締結具によって互いに接続された複数の異なる従来のパネル及び構造要素を含む。しかしながら、交差領域22内の構造を理解するために、以下では、簡略化のために、ルーフ構造20のサイドルーフレール28及びルーフボウ30についてのみ説明する。
図3、図4及び図5に示すように、ルーフ構造20のサイドルーフレール28は、車両長手方向Dに延びる内側表面34を有している。車体構造12の客室内から見て、内側表面34はわずかに凹んでおり、内側表面34の下縁が内側表面34の上縁よりも外側に位置するように垂直に対して傾斜している。サイドルーフレール28の下縁には、一対の突起34a,34bが設けられている。図3に示すように、Bピラー16の内側パネル26がサイドルーフレール28に取り付けられる場合、内側パネル26は、突起34a及び34bの間に位置付けられる。
Bピラー16の内側パネル26は、突出部34a及び34bの間に嵌合し、かつサイドルーフレール28の内側表面34の一部を覆うような形状及び寸法に形成された上端36を有する。Bピラー16の内側パネル26の上端36は、従来のやり方でサイドルーフレール28に溶接される。図3に示すように、Bピラー16は、サイドルーフレール28から下方に延びている。内側パネル26の上端36は、サイドルーフレール28の下縁を覆って接触するように、上端36の残りの部分から角度的にオフセットされた遠位部分36aを備え得る。遠位部分36aは、サイドルーフレール28に溶接されている。以下に説明するように、ブラケット32は、溶接によって遠位部分36aに接続される。
次に、図3-図10を最初に参照して、ブラケット32を説明する。ブラケット32は、第1の部分40と、中央部41と、第2の部分42とを有する。第1の部分40は、第1のリブ44と、第1のリブ44から離間した第2のリブ46とを含む。第1のリブ44及び第2のリブ46は、ブラケット32の第1の部分40からそれに沿ってブラケット32の第2の部分42に向かって上方に延びている。ブラケット32の第1の部分40は、第1のリブ44と第2のリブ46との間に位置する開口又はスロット48をさらに画定する。ブラケット32の第1の部分40のスロット48は、Bピラー32に近接して車両10の横側に作用する側部衝突力に応答してブラケット32に所定の剛性を与えるような寸法を有している。スロット48の全体的なサイズの変化は、第1の部分40及び中央部41の全体的な強度を減衰させる。
第1の部分40は、図3、図14及び図18に示すように、Bピラー16の上端36(上端部)に固定して取り付けられている。図示された実施形態では、第1の部分40の下部40aは、図18に示されるように、4つの溶接部Wによって、Bピラー16の上端部36の遠位部分36aを覆って、そこに固定して取り付けられる。図4、図6及び図17に示すように、ブラケット32の第1の部分40及び第2の部分42が互いに角度的にオフセットされるように、ブラケット32は全体的に弓形又は湾曲した形状を有する。
ブラケット32の中央部41は、サイドルーフレール28の内側表面34を覆っているが、それに対する接続は限定されている。中央部41は、第1の屈曲部41a(中央部41の屈曲又は湾曲部)及び第2の屈曲部41bを含む。第1の屈曲部41aの1つ及び第2の屈曲部41bの1つは、第1のリブ44に隣接するブラケット32の前方部分に位置している。第1の屈曲部41a及び第2の屈曲部41bの他方は、第2のリブ46に隣接するブラケット32の後方部分に位置している。
図9に示すように、第1の屈曲部41aの各々を画定する中央部41の表面は、約160度(プラスマイナス10度)の鈍角によって互いに角度的にオフセットされている。第2の屈曲部41bにおける中央部41の表面も、約135度(プラスマイナス10度)の鈍角によって互いに角度的にオフセットされている。
中央部41は、図18に示すように、第1及び第2の屈曲部41a及び41bの下方の第2のリブ46及び中央部41の後縁に隣接して位置する単一の溶接部Wによってサイドルーフレール28の内側表面34に溶接される。次に、第1の屈曲部41a及び第2の屈曲部41bの目的について説明する。
ブラケット32の第2の部分42は、サイドルーフレール28の内側に延び、2つのリブ、第3のリブ50及び第4のリブ52を有する。第3のリブ50及び第4のリブ52は、第2の部分42の遠位端から外側方向に延びている。
以下により詳細に説明するように、第1のリブ50は、第1の開口56を含み、第2のリブ52は、第2の締結具開口58を含み、これらは締結具Fを受け入れるような寸法を有する。また、第1のリブ50は、さらに後述するように、位置合わせピンP(図17)を受け入れるより小さな開口56aを含む。
次に、図3-図4、図11-図12及び図14-図17を参照して、ルーフ構造20のルーフボウ30について説明する。ルーフボウ30は、ルーフ構造20の構造要素である。ルーフボウ30は、車両長手方向Dと直交する車両横手方向(左右方向)に延びている。車体構造12のルーフ構造20内には複数のルーフボウ30がある。しかしながら、本明細書では、一方のBピラー16から他方のBピラー16まで延びるルーフボウ30のみを説明する。
図11-図12、図14-図15及び図17-図18に示すように、ルーフボウ30は、車両10の一方の横側から車両の他方の横側に延びる細長い部材であり、ルーフ構造20の1つ以上のルーフパネルを支持する。ルーフボウ30には、一対のリブ60及び62が形成されている。リブ60及び62は、図11及び12に示すように、ルーフボウ30の全長にわたって延びるが、ルーフボウ30の外側端部ではより幅広である。リブ60は、開口60aと、ねじ付きナットNとを含む。ナットNは、上方でリブ60に溶接され、開口60aと軸方向に位置合わせされ得る。同様に、リブ62は、開口62aと、ねじ付きナットNとを含む。ナットNは、上方でリブ62に溶接され、開口62aと軸方向に位置合わせされ得る。また、リブ60は、位置合わせ開口60bを画定する。図17に示すように、位置合わせピンPは、ブラケット32の第2の部分42の第3のリブ50の開口部56aに圧入される。ルーフボウ30がブラケット32に取り付けられると、位置合わせピンPが開口60bを通って延び、締結具FをナットNに位置合わせして、締結具FをナットNにねじ込むことが容易になる。締結具Fと共に、図18に示すように、ルーフボウ30の外側フランジが溶接部Wによってブラケット32の外側フランジに溶接される。これにより、締結具F及び2つの溶接部Wが、ルーフボウ30をブラケット32に取り付ける。締結具Fは、溶接部Wの外側に配置されている。換言すれば、締結具Fと溶接部Wとは、互いに位置合わせされる必要はないが、別の実施形態では、互いに一列に並んでいてもよい。図示の実施形態では、溶接部Wは、図18に示すように、内側/外側方向に締結具Fからオフセットされている。詳細には、締結具Fは、溶接部Wの内側に配置されている。
ルーフボウ30がブラケット32に取り付けられると、リブ60は、ブラケット32の第2の部分42の第3のリブ50の上面の一部を覆う。同様に、リブ62は、ブラケット32の第2の部分42の第4のリブ52の上面の一部を覆っている。図15に示すように、ナットNにおけるリブ60の幅は、距離Dである。リブ62の幅は、図15に示すように、ナットNにおいて同じ寸法を有する。ナットN(及び締結具F)におけるリブ50の幅は、図15に示すように、距離Dである。ナットNにおけるリブ52の幅も距離Dである。これにより、締結具FとナットNにおいて、リブ60とリブ50(及びリブ62とリブ52)のみが水平面に沿って嵌合する。リブ60の上方に延びる表面は、リブ50の隣接する上方に延びる表面から離間している。同様に、リブ62の上方に延びる表面は、リブ52の隣接する上方に延びる表面から離間している。
したがって、ルーフボウ30のリブ60及び62は、ブラケット32の第2の部分42のリブ50及び52を覆うが、それらと嵌合しない。
図17にも示されるように、ブラケット32の下部40aをB16ピラー16の上端部36の遠位部分36aに固定する4つの溶接部Wがある。ブラケット32をルーフサイドレール28に固定する(第2のリブ46に隣接する)第1の部分40の側部フランジに沿った溶接部Wは1つだけである。より詳細には、ブラケット32とBピラー16との間の取り付けは、ブラケット32とルーフサイドレール28との間の取り付けよりも著しく強い。さらに、ブラケット32の上部40bとルーフレール30との間の取り付け部は、2つの締結具F1と2つの溶接部Wとを含んでいる。したがって、ブラケット32とルーフレール30との間の取り付けは、ブラケット32とルーフサイドレール28との間の取り付けよりも著しく強い。Bピラー16、サイドルーフレール28及びルーフボウ30の各々に対するブラケット32の取り付け位置の間のこれらの異なる強度は、衝突エネルギーがBピラー16に近接して又は一致して車両10の側部に加えられる側部衝突事象中にブラケット32による衝突力の吸収を減衰させる。
詳細には、図19に示すように、衝突力がBピラー16の1つに加えられる側部衝突事象の間、衝突力は、少なくとも部分的にBピラー16を通ってBピラー16の内側パネル26に伝達される。伝達された衝突力の一部は、さらにブラケット32に伝達される。衝突力に応答して、ルーフボウ30は衝突力の一部を受ける。ブラケット32は、単一の溶接部Wによってのみサイドルーフレール28に取り付けられているので、ブラケット32とサイドルーフレール28との間の取り付け結合は、内側パネル26とサイドルーフレール28とブラケット32の下部40aとの間の複数の溶接部に比べて、剪断力に対する抵抗の程度が小さい。さらに、ブラケット32の上部40bとルーフボウ30との間の取り付け結合は、ブラケット32とサイドルーフレール28との間の単一の溶接部よりも著しく強い。これらの異なる取り付け強度、スロット48、及びブラケット32の第1の及び第2の屈曲部41a及び41bの存在の結果として、ブラケット32は、図19に示すように、第1及び第2の屈曲部41a及び41bに沿って潰れて蛇腹状の動きで曲がり得る。さらに、水平衝突力FS1を表す矢印及び上方に向いた衝突力FU1を表す矢印によって示されるように、水平衝突力FS1は、上向きの衝突力FU1を表す矢印に対して大部分を含む。
この構成には利点がある。車体構造12の全体的な変形量は、ほとんどの側部衝突事象に応答して、最小化され且つ交差領域22に限定され得る。このような構成は、例えば、ルーフ構造20に対する変形を制限又は最小化し、場合によってはなくすことができる。
図20は、サイドルーフレール128とブラケット132とを含む車両の交差領域を示しており、ここでブラケット132は複数の位置でサイドルーフレール128に溶接されており、サイドルーフレール128とブラケット132との間の取り付け部の結合強度は、図1-19を参照して上述した構成よりも著しく強い。図20に示すように、ブラケット132は、サイドルーフレール128により強く取り付けられているので、上向きの衝突力FU2は、水平衝突力FS2よりもはるかに大きい。その結果、ルーフボウ130は、特にその中間部(図示せず)において変形し、ルーフボウ130の外側端部が内側方向に上向きに撓むことにより、図示した車体構造のルーフ構造の他の要素に対応する変形が生じる。
車両10は、当技術分野で周知の多くの従来の構成要素を含む。これらの従来の構成要素は当技術分野で周知であるので、これらの構造は、本明細書では詳細に説明又は図示しない。むしろ、構成要素は、本発明を実施するために使用し得る任意のタイプの構造及び/又はプログラミングであり得ることが、本開示から当業者には明らかであろう。
(用語の一般的な解釈)
本発明の範囲を理解する上で、本明細書で使用される「含む」という用語及びその派生語は、記載された特徴、要素、成分、群、整数、及び/又はステップの存在を特定するが、他の記載されていない特徴、要素、成分、群、整数、及び/又はステップの存在を除外しない、非限定的な用語であることが意図される。「含む」、「有する」及びそれらの派生語等の同様の意味を有する単語にも、前述のことが適用される。また、単数で使用される場合、「部」、「セクション」、「部分」、「部材」又は「要素」という用語は、単一の部分又は複数の部分の二重の意味を有し得る。また、上述の実施形態を説明するために本明細書で使用される以下の方向用語「前方」、「後方」、「上方」、「下方」、「垂直」、「水平」、「下側」及び「横手方向」、並びに他の同様の方向を表す用語は、車体構造を備えた車両のこれらの方向を指す。したがって、本発明を説明するために使用されるこれらの用語は、車体構造を備えた車両に関して解釈されるべきである。
本明細書において「構成される」という用語は、所望の機能を実行するように構築された構成要素、部分又は部品を説明するために使用される。
本明細書で使用される「実質的に」、「約」及び「略」等の程度の用語は、最終結果が大きく変化しないような変更された用語の合理的な量の逸脱を意味する。
本発明を説明するために選択された実施形態のみが選ばれたが、添付の特許請求の範囲に定義された本発明の範囲から逸脱することなく、種々の変更及び修正が本明細書においてなされ得ることは、本開示から当業者には明らかであろう。例えば、様々な構成要素のサイズ、形状、位置又は方向は、必要に応じて及び/又は所望に応じて変更し得る。互いに直接的に接続又は接触して示される構成要素は、それらの間に配置された中間構造を有し得る。1つの要素の機能は2つでも実行可能であり、その逆も可能である。1つの実施形態の構造及び機能は、別の実施形態で採用し得る。全ての利点が特定の実施形態において同時に存在する必要はない。先行技術に特有の全ての特徴は、単独で又は他の特徴と組み合わせて、そのような特徴によって具現化される構造的及び/又は機能的概念を含めて、出願人によるさらなる発明の別個の説明とみなされるべきである。したがって、本発明による実施形態の前述の説明は、例示のためだけに提供され、添付の特許請求の範囲及びそれらの均等物によって定義される本発明を限定することを意図していない。

Claims (16)

  1. 車両長手方向に延びる内側表面を有するサイドルーフレールと、
    前記ルーフレールの前記内側表面の一部を覆う上端部を有するBピラーであって、前記ルーフレールから下方に延びるBピラーと、
    第1の部分及び第2の部分を有するブラケットであって、前記第1の部分は前記Bピラーの前記上端部に固定して取り付けられ、前記ブラケットは第1のリブ、及び前記第1のリブから離間した第2のリブをさらに有し、前記第1のリブ及び前記第2のリブは、前記ブラケットの前記第1の部分から前記ブラケットの前記第2の部分に向かって上方に延び、前記ブラケットの前記第1の部分は前記第1のリブと前記第2のリブとの間に位置するスロットをさらに画定するブラケットと
    を備え
    前記ブラケットの前記第1の部分は、単一の溶接部によって前記サイドルーフレールの前記内側表面に固定して取り付けられる、車体構造。
  2. 前記ブラケットから横方向に内側に延び、かつ前記ブラケットの前記第2の部分に固定して取り付けられるルーフボウ
    をさらに備える、請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記ブラケットの前記第1の部分は、前記サイドルーフレールの前記内側表面に固定して取り付けられる、請求項1に記載の車体構造。
  4. 前記スロットは、側部衝突力に応答して前記ブラケットに所定の剛性を与えるような寸法を有している、請求項1に記載の車体構造。
  5. 前記ブラケットの前記第1の部分と前記第2の部分とは互いに角度的にオフセットされている、請求項1に記載の車体構造。
  6. 前記ルーフボウは、機械的締結具によって前記ブラケットの前記第2の部分に取り付けられる、請求項に記載の車体構造。
  7. 前記第1の部分は、前記サイドルーフレールの前記内側表面にさらに固定して取り付けられる、請求項1に記載の車体構造。
  8. 前記ブラケットは、前記第2の部分の遠位端から外側に2つのリブを有し、
    前記ルーフボウは、前記ブラケットの前記第2の部分の前記2つのリブを覆うがそれらと嵌合しない1対のリブを含む、請求項に記載の車体構造。
  9. 車両長手方向に延びる内側表面を有するサイドルーフレールと、
    前記サイドルーフレールの前記内側表面の一部を覆いかつ前記一部に取り付けられる上端部を有するBピラーであって、前記ルーフレールから下方に延びるBピラーと、
    第1の部分及び第2の部分を有するブラケットであって、前記第1の部分は前記Bピラーの前記上端部の内側表面に固定して取り付けられ、前記ブラケットの前記第2の部分は、前記サイドルーフレールの内側に延び、かつ前記第2の部分は、前記第2の部分の遠位端に沿って外側方向に延びる2つのリブを有するブラケットと、
    前記ブラケットの前記第2の部分の前記2つのリブを覆うがそれらと嵌合しない1対のリブを有するルーフボウであって、前記ブラケットから横方向に内側に延び、かつ前記ブラケットの前記第2の部分に固定して取り付けられるルーフボウと
    を備え
    前記ブラケットは、前記第1の部分と前記第2の部分との間の中央部を含み、前記中央部は、単一の溶接によって前記サイドルーフレールに固定される、車体構造。
  10. 前記ブラケットの前記第1の部分は前記Bピラーの前記上端部を覆いかつ前記上端部に溶接される、請求項に記載の車体構造。
  11. 前記ブラケットの前記第1の部分と前記第2の部分とは互いに角度的にオフセットされている、請求項に記載の車体構造。
  12. 前記ブラケットは、第1のリブ及び前記第1のリブから離間した第2のリブを有し、前記第1のリブ及び前記第2のリブは、前記ブラケットの前記第1の部分から前記ブラケットの前記第2の部分に向かって上方に延び、前記第1のリブと前記第2のリブとの間にスロットが画定され、前記スロットは、側部衝突力に応答してブラケットに所定の剛性を与えるような寸法を有する、請求項に記載の車体構造。
  13. 前記ブラケットの前記中央部は屈曲部を含んでおり、前記側部衝突力に応答して、前記ブラケットの前記中央部は、記屈曲部に沿って折り曲げ変形する、請求項12に記載の車体構造。
  14. 車両長手方向に延びる内側表面を有するサイドルーフレールと、
    前記ルーフレールの前記内側表面の一部を覆う上端部を有するBピラーであって、前記ルーフレールから下方に延びるBピラーと、
    互いに角度的にオフセットされた第1の部分、中央部及び第2の部分を有し、前記Bピラーの前記上端部に固定して取り付けられるブラケットであって、前記ブラケットの前記中央部は屈曲部を含んでおり、側部衝突力に応答して、前記ブラケットの前記中央部は、記屈曲部に沿って折り曲げ変形するブラケットと、
    前記ルーフレールから横方向に内側に延び、かつ前記ブラケットの前記第2の部分に固定して取り付けられるルーフボウと
    を備え
    前記ブラケットの前記第1の部分は前記Bピラーの前記上端部に固定して取り付けられ、前記中央部は、単一の溶接によって前記サイドルーフレールに取り付けられる、車体構造。
  15. 前記ブラケットは、第1のリブ及び前記第1のリブから離間した第2のリブを有し、前記第1のリブ及び前記第2のリブは、前記ブラケットの前記第1の部分から前記ブラケットの前記第2の部分に向かって上方に延び、前記第1のリブと前記第2のリブとの間にスロットが画定され、前記スロットは、前記側部衝突力に応答してブラケットに所定の剛性を与えるような寸法を有する、請求項14に記載の車体構造。
  16. 前記ルーフボウは、機械的締結具によって前記ブラケットの前記第2の部分に取り付けられる、請求項14に記載の車体構造。
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