JP7203261B1 - 木質系床材及びその施工方法 - Google Patents
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Abstract
Description
床施工において、接着剤が、まず、床下地材に塗布され、その後、その上に実結合しながら床材が敷設される。釘を使用する場合は、雄実突条の基部上面角の入隅から床下地材に向かって釘が斜めに打ち込まれて床下地材に固定される。
このような作業を繰り返して敷設された木質系床材は、冬季や空調による乾燥環境、又は雨季の高湿度環境において下記のような伸縮を繰り返す。
実接合床材Bを構成するこの板材100は、一方の側辺には雄実部120が設けられ、他方の側辺には雌実部110が設けられている。
小突条部121は、板材100の表面102側の側辺部分が小突条に残るように削り取られた部分である。
雄実突条125は、小突条部121より下の部分と板材100の底部とが削り取られて側辺の中央部分が板状に突き出すように形成された部分である。
小突条部121と雄実突条125との間の下向き傾斜に形成された面が上側端面123、雄実突条25より下の垂直面が下側端面128である。
上側突条111の上部角部は斜めに切除され、上向傾斜面112が設けられている。そして、この上向傾斜面112の下端から雌実凹溝115に至る、上側突条111の先端面が上側先端面113である。上側先端面113は下向き傾斜面となっており、上記上側端面123とで三角形状の釘頭収納空間117を形成している。
そして実接合時には、上記のように雄実部120側の若干下向き傾に形成された上側端面123と、若干下向斜するように形成された雌実部110側の上側突条111の上側先端面113とがその上端で互いに突き合うように配設される。この突き合う部分は線状に現れるが、雄実部120の小突条部121の下に隠れて装飾V溝103の下方に現れず、それ故、床材Bが収縮して雌実部110の上向傾斜面112と雄実部120の下向傾斜面122との間に小さい隙間が生じても目立たず意匠性を損なうことがないという効果があるとしている。
雌実部110側では雌実凹溝115に雄実突条125が差し込まれているので、雄実部120側が持ち上げられると実接合部分において雌実部110側も持ち上げられ、これによる段差も生じることもある。このような現象は無垢の床材だけでなく、伸縮の大きい木質系床材一般に発生する現象である。
板材1の一方の側辺に雌実部10が形成され、他方の側辺に雄実部20が形成された1方の床材A2の雌実部10に他の床材A1の雄実部20を嵌合することによって接合される木質系床材Aにおいて、
雌実部10には、側辺の中央部分が長手方向に切除されて形成された上側突条11と下側突条18とで雌実凹溝15が設けられ、
前記上側突条11の表面側角部が面取りされて、板材1の表面2から上側突条11の先端面である上側先端面13に至る上向傾斜面12が形成され、
雄実部20には、側辺が長手方向に切除されて形成され、前記雌実凹溝15に実接合する雄実突条25と、板材1の表面2部分に形成され、実接合時に前記上向傾斜面12の一部を上から覆う小突条部21とが形成されており、
前記雌実部10の上向傾斜面12に対向する、下向き傾斜に形成された小突条部21の下面を下向傾斜面22とし、
板材1の表面2と上向傾斜面12との間の角の補角θmが、下向傾斜面22と板材1の表面2との間の角度θoと同じ角度、又は前記補角θmが前記角度θoより小さく形成され、
板材1の表面2からの上向傾斜面12の高さSmが、板材1の表面2からの下向傾斜面22の高さSoと同じ、又は前記高さSmが前記高さSoより大きく形成され、
雄実突条25の基部25kの上面隅部25sは、板材1の底面5に向かって打ち込まれる釘8の打ち込み部分となっており、
実接合時に、前記上面隅部25s部分に配置される雌実部10の上側突条11の下側角部には釘頭逃げ用の切欠17が形成されており、
前記切欠17は、上側突条11の上側先端面13から雌実凹溝15の天井面15aに沿って雌実凹溝15の奥方向に伸びた切欠天井面17aと、該切欠天井面17aの奥端から雌実凹溝15の天井面15aに至る切欠奥壁17bとで構成されていることを特徴とする。
雄実部20の小突条部21の先端角部が半径R2の突円弧状に面取りされて前記先端角部に面取り面21aが形成され、
前記板材1の表面2と前記上側突条11の上向傾斜面12との境界部分11aが半径R1の突円弧状に形成され、
前記半径R1は前記半径R2よりも大きく形成されていることを特徴とする。
雄実部20の小突条部21の先端角部が上向き傾斜に面取りされて該先端角部に上向に傾斜した面取り面21aが形成され、
前記上向に傾斜した面取り面21aと板材1の表面2との間の面取り角θm’が、前記補角θmと異なる角度に形成されてなることを特徴とする。
切欠天井面17a長さL1は、切欠奥壁17bの下端から上側先端面13の下向延長線13Lに至る長さ(切欠17の底部の切除長さ)L2より大きく形成されており、前記切欠奥壁17bは上向き傾斜に形成されていることを特徴とする。
床下地材50に接着剤9を塗布し、
請求項1~4のいずれかに記載の一方の床材A1を床下地材50上に設置して該床材A1を床下地材50上に接着し、
該床材A1の雄実突条25の基部25kの上面隅部25sから床下地材50に届く釘8を打ち込んで該床材A1を床下地材50に固定し、
該床材A1の雄実部20に請求項1~4のいずれかに記載の他の床材A2の雌実部10を実結合させながら該他の床材A2の上向傾斜面12と固定されている床材A1の下向傾斜面22との間の隙間Hにスペーサ40を挟み込み、該他の床材A2を床下地材50上に接着し、
前記他の床材A2の雄実突条252の基部252kの上面隅部252sから床下地材50に届く釘82を打ち込んで該他方の床材A2を床下地材50に固定し、
スペーサ40を前記上向傾斜面12と前記下向傾斜面22との間の隙間Hから引き抜くことを特徴とする。
床下地材50上に接着剤9を塗布し、
請求項1~4のいずれかに記載の一方の床材A1を床下地材50上に設置して該床材A1を接着剤9にて床下地材50に固定し、
該床材A1の雄実部20に請求項1~4のいずれかに記載の他の床材A2の雌実部10を実結合させながら該床材A2の上向傾斜面12と固定されている床材A1の下向傾斜面22との間の隙間Hにスペーサ40を挟み込み、
前記他方の床材A2を接着剤9にて床下地材50に固定し、
前記スペーサ40を前記上向傾斜面12と前記下向傾斜面22との間の隙間Hから引き抜くことを特徴とする。
特に、装飾V溝3を構成する面取り面21a及び境界部分11aを突円弧状に形成した場合、境界部分11aに形成される面取り面21aの影が柔らかくぼかされてしまい、上記隙間Hをより一層目立ちにくくするという効果もある。
そして、切欠天井面17aの長さL1が、切欠奥壁17bの下端から上側先端面13の下向延長線に至る長さ(切欠17の底面の切除長さ)L2より大きく形成して切欠奥壁17bは上向き傾斜に形成しておけば、釘頭8aの収納スペースを大きくしても雌実凹溝15の天井面15aの切除代を小さくでき、雄実突条25との係合代を大きく損なうことはない。
板材1は、その長手方向の両側辺に、隣接して敷設された床材A1・A2を突き合わせて実接合するための雌実部10と雄実部20とが形成されている。これらの材料で形成された床材Aは、含水量によって反りや変形などの寸法変化が合板に比べて大きい。
そして、上側突条11の表面側角部が長手方向全長に亘って斜めに切落されており、この部分に板材1の表面2から上側突条11の上側先端面13に至る上向傾斜面12が形成されている。
その第2は、図4(b)に示すように、平坦な上向傾斜面12が板材1の表面2まで続き、表面2と上向傾斜面12の境界に鈍角が形成される場合である。
いずれの場合も、上向傾斜面12と板材1の表面2の間の角度に対する補角をθmとする。
上側先端面13は上側突条11の先端面で、上向傾斜面12の下端から雌実凹溝15の間の面である。この上側先端面13は板材1の表面2に対してほぼ垂直(或いは後述する雄実部20の上側端面23に平行)に設けられている。
そして、切欠17の切欠天井面17a長さL1は、切欠奥壁17bの下端から上側先端面13の下向延長線13Lに至る長さ(切欠17の底部の切除長さ)L2より大きく形成されており、前記切欠奥壁17bは若干上向き傾斜に形成されている。換言すれば、上側突条11の下側角部に切欠17を形成したが、雌実凹溝15の天井面15aの切除幅を出来る限り小さくしている。
また、本実施例(図3参照)では、雌実凹溝15の奥壁15bを基準として、上側突条11の上側先端面13は、下側突条18の下側先端面19より長く形成され、外方(雄実側)に突き出している。
面取りの形状としては、既述の上向傾斜面12に対応して2種類あり、その第1は、雄実部20の小突条部21の先端角部が突円弧状に面取りされており、その半径をR2とする。半径R1と半径R2とは異なるように形成されており、図4(a)では、半径R1が半径R2よりも大きく形成されている(半径R1>半径R2)。
これにより、上記のように境界部分11aに形成される面取り面21aの影が柔らかくぼかされてしまい、床全体の印象が柔らかくなるだけでなく、上記隙間Hをより一層目立ちにくくするという効果もある。
下向傾斜面22の下端22jから垂直下方或いは雌実部10の上側先端面13に平行に上側端面23が垂設され、上側端面23の下端から雄実突条25の基部25kの上面隅部25sに向かて下向き傾斜に形成された上側傾斜端面23aが形成されている。
図3に示すように、実結合時において、雌実凹溝15の奥壁15bと雄実突条25の雄実先端面25aとの間の隙間を隙間D5とし、雌実部10側の下側突条18の下側先端面19と雄実部20側の下側端面29との間の隙間を隙間D9とする。
このようにすることで、後述する施工方法により、雨季のような高湿潤環境で木質系床材Aが幅方向に大きく伸びた時に実接合部分に持ち上がりや段差を乗じさせるようなことがない。
施工の変形例としては、釘8を用いず、接着剤9によって固定する。この場合は釘頭8aの処理は必要がない。接着剤9だけの場合は、接着剤9が施工された床材Aの実接合部分まで出てこないようにしている点に特徴がある。
なお、スペーサ40は、厚さ0.5mm~1mm程度の四角形のシート状部材で、挟まれて押圧されても厚みが変化しない薄板状の部材(例えば、プラスチックシート・和紙、金属シート)である。
スペーサ40の抜き取りにおいて、後述するように、補角θmが角度θoより小さく形成されていると、スペーサ40の挿入先端部分だけが挟み込まれるので、簡単に向き取ることが出来る。
なお、上記のように装飾V溝3を構成する面取り面21aと上向傾斜面12との境界部分11aとを突円弧状に形成しておけば、この部分に物が引っ掛からず破損しにくくなるし、上記のように影がシャープに現れず、床全体の印象が柔らかくなるというだけでなく、上記隙間Hをより一層目立ちにくくするという効果もある。
なお、雌実凹溝15の掘込上下幅は雄実突条25の上下幅より若干大きく、実結合時、雄実突条25の上下に僅かな隙間が形成される。
このような実接合床材Aの表面側の部分は、既に述べたように周囲環境の乾湿によって大きく変形する。
乾燥環境では、本発明の実接合床材Aの表面側の部分は幅方向で大きく縮み、装飾V溝3や隙間H、隙間D3が拡大する。しかしながら、既述したように、半径R2より半径R1が大きく形成され、或いは、面取り角θm’と補角θmと異なる角度に形成されているので、施工された床材Aを上から見ると、これらが非対称に見え、たとえ装飾V溝3の間隔が広がっても上向傾斜面12と下向傾斜面22の間の隙間Hが目立ちにくい。
以下、第1の場合(補角θm=角度θo、高さSm=高さSo)、第2の場合(補角θm<角度θo、高さSm>高さSo)、及び第3の場合(補角θm=角度θo、高さSm高さ>So)に分けて説明する。
なお、本発明の施工状態では、雄実部20の下向傾斜面22と雌実部10の上向傾斜面12との間にはスペーサ40の厚みに等しい隙間Hが存在する。また、雌実部10側の上側先端面13と雄実部20側の上側端面23との間に前記隙間Hと関連する隙間D3が生じる。
接着下面側は、接着剤9によって拘束され伸縮しないが、梅雨時など高湿度環境では、無垢材を用いた実接合床材Aの表面側は水分を吸って幅方向に大きく伸びる。その結果、床材Aの表面側の膨張によって隙間Hと隙間D3が減少する。
上記同様、実接合床材Aが水分を吸ってその表面部分が大きく伸び、隙間Hと隙間D3が減少する。
この場合、伸びが隙間D3を越えたとしても上向傾斜面12は下向傾斜面22に接触せず、上側先端面13が上側端面23に最初に接触する。従って、図5に示すように当接部分に水平な押圧力F(その反力-F)を生じる。他の隙間H、D5、D9はこの状態でも隙間を保っている。その結果、実接合部分に持ち上がりや段差が生じない。
この場合は第2の場合と同様で、伸びが隙間D3を越えても上向傾斜面12は下向傾斜面22に接触せず、上側先端面13が上側端面23に接触する。従って、図5に示すように当接部分に水平な押圧力F(その反力-F)を生じる。他の隙間H、D5、D9はこの状態でも隙間を保っている。その結果、実接合部分に持ち上がりや段差が生じない。
いずれの場合も、乾湿時の挙動は、上記接着剤9と釘8を用いた場合と同様であり、上記接着剤9と釘8を用いた場合の説明をこれらに援用する。
1:板材、2:表面、3:装飾V溝、5:底面、8:釘、8a:釘頭、9:接着材、10:雌実部、11:上側突条、11a:境界部分、12:上向傾斜面、13:上側先端面、13L:上側先端面の下向延長線、15:雌実凹溝、15a:雌実凹溝の天井面、15b:雌実凹溝の奥壁、17:切欠、17a:切欠天井面、17b:切欠奥壁、18:下側突条、19:下側先端面、20:雄実部、21:小突条部、21a:面取り面、22:下向傾斜面、22j:下向傾斜面の下端、23:上側端面、23a:上側傾斜端面、25:雄実突条、25a:雄実先端面、25k:基部、25s:雄実突条の基部の上面隅部、29:下側端面、40:スペーサ、50:床下地材、82:釘、100:板材、102:表面、103:装飾V溝、108:釘、108a:釘頭、110:雌実部、111:上側突条、112:上向傾斜面、113:上側先端面、115:雌実凹溝、117:釘頭収納空間、118:下側突条、120:雄実部、121:小突条部、121a:上向傾斜面取面、121b:小突条先端面、122:下向傾斜面、123:上側端面、125:雄実突条、128:下側端面、150:床下地材、252:雄実部、252s:上面隅部
Claims (6)
- 板材1の一方の側辺に雌実部10が形成され、他方の側辺に雄実部20が形成された1方の床材A2の雌実部10に他の床材A1の雄実部20を嵌合することによって接合される木質系床材Aにおいて、
雌実部10には、側辺の中央部分が長手方向に切除されて形成された上側突条11と下側突条18とで雌実凹溝15が設けられ、
前記上側突条11の表面側角部が面取りされて、板材1の表面2から上側突条11の先端面である上側先端面13に至る上向傾斜面12が形成され、
雄実部20には、側辺が長手方向に切除されて形成され、前記雌実凹溝15に実接合する雄実突条25と、板材1の表面2部分に形成され、実接合時に前記上向傾斜面12の一部を上から覆う小突条部21とが形成されており、
前記雌実部10の上向傾斜面12に対向する、下向き傾斜に形成された小突条部21の下面を下向傾斜面22とし、
板材1の表面2と上向傾斜面12との間の角の補角θmが、下向傾斜面22と板材1の表面2との間の角度θoと同じ角度、又は前記補角θmが前記角度θoより小さく形成され、
板材1の表面2からの上向傾斜面12の高さSmが、板材1の表面2からの下向傾斜面22の高さSoと同じ、又は前記高さSmが前記高さSoより大きく形成され、
雄実突条25の基部25kの上面隅部25sは、板材1の底面5に向かって打ち込まれる釘8の打ち込み部分となっており、
実接合時に、前記上面隅部25s部分に配置される雌実部10の上側突条11の下側角部には釘頭逃げ用の切欠17が形成されており、
前記切欠17は、上側突条11の上側先端面13から雌実凹溝15の天井面15aに沿って雌実凹溝15の奥方向に伸びた切欠天井面17aと、該切欠天井面17aの奥端から雌実凹溝15の天井面15aに至る切欠奥壁17bとで構成されていることを特徴とする木質系床材。
- 雄実部20の小突条部21の先端角部が半径R2の突円弧状に面取りされて前記先端角部に面取り面21aが形成され、
前記板材1の表面2と前記上側突条11の上向傾斜面12との境界部分11aが半径R1の突円弧状に形成され、
前記半径R1は前記半径R2よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の木質系床材。
- 雄実部20の小突条部21の先端角部が上向き傾斜に面取りされて該先端角部に上向に傾斜した面取り面21aが形成され、
前記上向に傾斜した面取り面21aと板材1の表面2との間の面取り角θm’が、前記補角θmと異なる角度に形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の木質系床材。
- 切欠天井面17a長さL1は、切欠奥壁17bの下端から上側先端面13の下向延長線13Lに至る長さL2より大きく形成されており、前記切欠奥壁17bは上向き傾斜に形成されていることを特徴とする請求項1に記載の木質系床材。
- 床下地材50に接着剤9を塗布し、
請求項1~4のいずれかに記載の一方の床材A1を床下地材50上に設置して該床材A1を床下地材50上に接着し、
該床材A1の雄実突条25の基部25kの上面隅部25sから床下地材50に届く釘8を打ち込んで該床材A1を床下地材50に固定し、
該床材A1の雄実部20に請求項1~4のいずれかに記載の他の床材A2の雌実部10を実結合させながら該他の床材A2の上向傾斜面12と固定されている床材A1の下向傾斜面22との間の隙間Hにスペーサ40を挟み込み、該他の床材A2を床下地材50上に接着し、
前記他の床材A2の雄実突条252の基部252kの上面隅部252sから床下地材50に届く釘82を打ち込んで該他方の床材A2を床下地材50に固定し、
スペーサ40を前記上向傾斜面12と前記下向傾斜面22との間の隙間Hから引き抜くことを特徴とする木質系床材の施工方法。
- 床下地材50上に接着剤9を塗布し、
請求項1~4のいずれかに記載の一方の床材A1を床下地材50上に設置して該床材A1を接着剤9にて床下地材50に固定し、
該床材A1の雄実部20に請求項1~4のいずれかに記載の他の床材A2の雌実部10を実結合させながら該床材A2の上向傾斜面12と固定されている床材A1の下向傾斜面22との間の隙間Hにスペーサ40を挟み込み、
前記他方の床材A2を接着剤9にて床下地材50に固定し、
前記スペーサ40を前記上向傾斜面12と前記下向傾斜面22との間の隙間Hから引き抜くことを特徴とする木質系床材の施工方法。
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